ガヴ「いやあ、悪いねヴィーネ。最近よく夕ご飯まで作ってもらって」
ヴィーネ「仕方ないわよ。だってアンタ、私が作んないといつもおかしばっかりでロクなもの食べないんだもん」トントン
ガヴ「ホント世話焼きだねヴィーネは。ま、おかげで助かってるけど」
ヴィーネ「………」トントン
ヴィーネ「…ところで、ガブ。私といつ結婚する?」
ガヴリール「…え?」
元スレ
ヴィーネ「ところで、ガブ。私といつ結婚する?」ガブリール「え?」
http://viper.2ch.sc/test/read.cgi/news4vip/1487072932/
ヴィーネ「…まあ、こっちの世界じゃ学生での結婚は難しいみたいだし…」
ガヴ「……ん?」
ヴィーネ「けどまあ、卒業まで待つにしても…いずれにしても3年後くらいよね」
ガヴ「ん…ん??」
ヴィーネ「けど…それまでにはガヴも少しは自立してよ?未来の旦那さんが引きこもりなんて、私やだからね?」
ガヴ「…………」
ガヴ「ん……んんん?」
ヴィーネ「式はそんなに派手でなくてもいいから…けどまあ…共通の友人として、サターニャとラフィくらいは最低…」
ガヴ「ええっと…あの…ヴぃ、ヴィーネさん?」
ヴィーネ「けど、スピーチなんて2人に頼めないわよね…ふふっ…だって、サターニャは何言うかわからないし…ラフィだって…」
ガヴ「ちょ、あ、あの!ヴぃ、ヴィーネ!?」
ヴィーネ「何よガブ…そんな突然大声だして…びっくりするじゃない」
ガヴ「いやいやいやいや…それはこっちのセリフなんだけどヴィーネ。突然何いいだすかと思えば…変な冗談はやめてよ…ヴィーネらしくもない」
ヴィーネ「……え?」
ガヴ「いや…え?じゃなくて…」
ヴィーネ「……冗談って……なんのこと?」
ガヴ「いやだから…け、結婚とかなんだのとか…突然そんな変な冗談はやめてって…言ってんの」
ヴィーネ「……え?結婚が……冗談??」
ガヴ「え?いや、だからそうじゃん?急に変な冗談は…え…冗談……だよね?ヴィーネ…え?」
ヴィーネ「え?」
ガヴ「え?」
ヴィーネ「え?え?ガ、ガブのほうこそ変な冗談はやめてよ…?だって、するでしょ?私と結婚?」
ガヴ「はあああ!?いやいやいやいやいや何言ってんの!?全然意味わかんない、するわけないじゃん!ちょ、ど、どうしたの今日のヴィーネ、ほんと変だよ!?」
ヴィーネ「ガヴのほうこそ、変じゃない!?結婚しないとか…いまさら変な冗談やめてよ!付き合ってどれくらいたつと思ってんの!?」
ガヴ「ふぁ!?つ、付き合っ…、ふぁあ!?」
ヴィーネ「人間界で初めてあった時から、付き合いだして…ずっと、ずっと、愛をはぐくんできたじゃない!忘れたなんて言わせないわよ!」
ガヴ「は、はあああああ!??」
ガヴ「あ、あ、愛…って何!?何言ってんのヴィーネ!ば、ばっかじゃないの!?ばっかじゃないの!?何それ、
わ、私とヴィーネが…愛とか…はあ!?ばかじゃないの!?ば、ばーかばーか、この、え、エッチ!バーカ!」
ヴィーネ「はああ!?な、ガヴのほうこそバカじゃないの!?あんなに愛しあったのに…い、いい加減にしてよ!私初めて…だったのに!」
ガヴ「な、なにがあ!?初めてって、何があ!?全然記憶にないんだけど…、ほんと何言ってんだよヴィーネ!」
ヴィーネ「………」
ヴィーネ「……あー、何だそういうこと…わかったわ…ガヴ…私をびっくりさせようと思って言ってるんでしょ…
はあ…もういいから…そんなたちの悪い冗談…、さ、早くご飯食べちゃって…さめちゃうから」
ガヴ「いやいや…もう冗談とかじゃないから!ヴィーネと、あ、愛?なんて知らないし、結婚なんて、全然身に覚えないから!!
そっちこそ、そろそろ冗談やめてよ、マジで!!」
ヴィーネ「」
ガキィ!
ガヴ「ひっ!?」
ヴィーネ「………何言ってるのかしらねえ…このおバカ天使は…ふふ」
ガヴ「ちょ、ヴぃ、ヴィーネ!急にえ、えもの出すなんてこ、怖…、え、て、てか…か、顔ちか…近いって…ちょ……」
ヴィーネ「顔…?近いと何がダメなの…ねえ…?もしかして恥ずかしいの…?いまさら?くすくす…ガヴったら…ほんとウブね」
ガヴ「は、はああ!?い、い、いまさらってなんだよヴィーネ!私たち今までも、そんな関係じゃなかっただろ!ふ、普通に友達として宿題みせあったり、一緒に海いったり…」
ドンッ!
ガヴ「ひっ!」
ヴィーネ「ふーん、ガヴ…友達とか…そんなこと言っちゃうんだあ…へー」
ガヴ「ちょ……いやいやヴィーネ、ちょ、顔…近いって、い、息あたってる…
ヴぃ、ヴィーネ!だって…友達じゃん…私とヴィーネは…!」
ヴィーネ「ガヴ……、私もしまいには怒るわよ?」
ガヴ「いやもう既に激おこじゃん…いろんな意味で怖いよ!」
ガヴ「そ、それに…それにさあ!私とヴィーネが結婚なんて……そもそも無理じゃん!」
ヴィーネ「はああ?何でよ?」
ガヴ「いやいや無理でしょどー考えたって!だって私とヴィーネは…」
ヴィーネ「ああ、そんなこと今更気にしてたの?大丈夫よガヴ。今時、天使と悪魔の壁なんてあってないようなものよ」
ガヴ「いやそっちじゃねーよ!!」
ガヴ「女の子じゃん!私達、どっちも!!無理じゃん生物学上!結婚なんて絶対…ひい!!」ドンッ
ヴィーネ「いい加減、ごちゃごちゃうるさいわよガヴ」
ガヴ「い、いちいち壁たたくのやめてよ…こ、怖…ホント、怖…!!って、え」
ヴィーネ「ああもう、ほんとうるさいわね…いいからこっち向きなさいよガヴ…」
ガヴ「え…ちょ…や、…う、うそで…しょ、ヴィーネ…ま、まさか…いやいや近い近い…やめ…ちょ」
ヴィーネ「くすくす…顔真っ赤にしてガヴかわいー…けど、ガヴが悪いんだからね…私との愛を知らない…とか言ったから…」
ガヴ「ちょ、や、やだ…やめ…」
ヴィーネ「だから…今から…もう一回、教えてあげるね…ガヴ…その体に」
ガヴ「」
ガヴ「うわあああああああああ!!!」
ガヴ「はあはあ…あ、あれ?私…ここは…、私の家?…あ、あれ…ヴィーネは?」
ピンポーンピンポーン
ヴィーネ「ガヴー!?いるんでしょー!アンタまた私と買い物行く用事すっぽかして!
どーせ、まだ寝てるんでしょー!ったく、もう、勝手に入るわよ!」
ガヴ「ひいっ、ヴぃ、ヴィーネだ!」
ヴィーネ「はいるわよガ…」がちゃ
ガヴ「ヴぃ、ヴィーネ!ちょ、落ち着いて!落ち着いて!は、話し合おう!」
ヴィーネ「はあ?」
ガヴ「そ、そりゃ、ヴィーネにはいつも感謝してるよ!?いつも宿題みせてくれるし、何かと世話焼いてもらって…
私、悪魔の友達はヴィーネが初めてだったけど、ヴィーネふつうに好きだし!?ほんとであえてよかったと思ってるよ!?」
ヴィーネ「……はあ?」
ガヴ「け、け、けど…だめだから…友達なんだから…、あ、愛とか…き、き、キキッスとかダメじゃん…エッチだし、ダメだから…
ま、まして、け、け、結婚なんて…だ、ダメだから…お、女同士で…そんなんだ、ダメだから!!そんなエッチなの…だ、だめ…この…バカたれがアああ!」
ヴィーネ「……………………ガヴ……、アンタ、頭大丈夫?」
ガヴ「いやだから…だから…結婚だけは」
ヴィーネ「いや…何よそれ…、誰と、誰が結婚すんのよ」
ガヴ「いやだから私とヴィー……あ、あれ?ヴィーネ?…あ、あれ?」
ヴィーネ「……………。どーしたのよガヴ…もしかして寝ぼけてるの?…たく……アンタってやつは…私との約束すっぽかしといて……」
ガヴ「…え?もしかして…………ゆ、夢……?」
ヴィーネ「…にしても相変わらず汚い部屋ねえ…あーもう、いいわ…今日は買い物中止して…ガヴ、アンタの部屋の掃除を…」
ガヴ「よかったああああああ!!」
ヴィーネ「きゃああああああああああ!」
ガヴ「よ、よかったああ、い、いつものヴィーネが返ってきたああ!いやあ、よかったあああ、マジあせったああ!」
ヴィーネ「ちょ、ちょっと、急に何抱き着いてきてんだお前!あ、暑苦しいでしょ!やめてったらっ!」
それから……、2人で掃除中のガヴヴィネ
ガヴ「いやあ、それにしても、ほんとよかったよ、元のヴィーネに戻ってくれてさあ」
ヴィーネ「何よそれ…ったく、今日のアンタ、全然意味わかんないんだけど…」
ガヴ「いやあ…いつものヴィーネが一番いい、ってことだよ…やー、よかったよかった」
ヴィーネ「ああもーいいわ…全然わけわかんないし……ったく…、あ、ガヴ、ちょっとトイレ借りるわよ」
ガヴ「うーい」
………
ばたん
ヴィーネ「……」
ヴィーネ「~~~~~~!」じたばた
ヴィーネ「(え…何々…ど、ど、どーいうことなの、ガヴ…!急に抱き着いてきて…え?
って、てかその前…結婚とかなんとか……私とヴィー…って、え?な、な、何言ってんのガヴ?ど、どーしちゃったの!?
いつものヴィーネが一番…だ、とか……えええええ、ちょ……わ、私たち…お、女の子どうしなのに…だ、だめじゃない!?だめなんじゃないの!?
わ、私、どーしたら……い、一体ど、どーしたらあああああああ!!)」
おしまい
50 : 以下、\... - 2017/02/14 22:06:35.178 F1U4f85Tx.net 18/18あれ。もうちょっとエッチなの書こうとしたらいつの間にか夢堕ちになってた
まあこれで勘弁