紬「私ゲームするの初めてー♪」
律「唯んち集まって何するかと思えばゲームかよー」
澪「ゲームは今までやったことがないな」
唯「今回の企画はね、あずにゃん主催なんだよ」
梓「皆さん、本日はようこそお集まりくださいました」
唯「よっ!あずにゃーん!」パチパチ
梓「ありがとうございます、唯先輩」
律「夏なんだから、部屋こもってないでプールとか行こうぜ」
梓「律先輩シャラップです!」
唯「りっちゃんシャラップ!」
梓「部屋に引篭って冷房ガンガンにきかせながらホラーゲームをする。これこそ夏の醍醐味です」
紬「わー♪」
澪「ホラー!?」
元スレ
唯「夏だ!海だ!ホラーゲームだ!」
http://hibari.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1308498753/
律「唯んちってゲーム機あったっけ?」
梓「ムギ先輩が全部そろえてくれました」
紬「そろえました!」
梓「ソフトは私が持ってきています。さぁまずはどれからやりましょうか」
唯「いっぱいあるねー。迷っちゃいねー」
律「みんなでワイワイやったら怖くないんじゃないか?」
梓「律先輩いいところに気がつきました!」
律「え?ああ……」
梓「ホラーゲームは本来ならば一人でやるべきなのです!」
梓「時間帯は皆が寝静まった深夜!どんな音も聞き漏らさぬよう当然ヘッドフォン!」
梓「これが100%ホラーゲームを楽しむスタイルと言えます」
律「そ、そうなんだ……」
唯「あずにゃんすごーい!先生みたいだよー」
梓「ホラゲリストとして当然です」
律(ホラゲリストって初めて聞いた)」
紬「先生!私も立派なホラリストになりたいです!」
梓「ホラゲリストです!」
紬「す、すみません!」
梓「今日は私がみっちり鍛えてやるです!語尾にはサーイエッサーをつけるです!」
唯「イエッサー!」
紬「サーイエッサー!」
律(帰りたいな……)
梓「本日やるゲームはこの5本です」
・バイオハザード
・零~紅い蝶~
・サイレントヒル2
・デッドスペース2
・アラン ウェイク
唯「よりどりだねー」
紬「迷っちゃうわー」
律「待てよ、2とか続編ものが多いみたいだけど、ストーリー分からないんじゃないか?」
梓「デッドスペース2以外は話が独立してるので問題ありません」
唯「うーん、どれからやればいいのかな」
梓「やりたいものからでかまいませんよ」
唯「むむ……」
唯「>>10に決めた!」
10 : 以下、名... - 2011/06/20(月) 01:11:56.84 ATOHcXBD0 5/82へいへい
唯「へいへい!」
梓「そんなゲームはありません」
唯「そ、そーりー」
梓「ムギ先輩はどれが気になりますか?」
紬「そうね……」
紬「>>25が気になるわ!」
25 : 以下、名... - 2011/06/20(月) 01:32:16.87 CqgKAYQo0 7/82・サイレントヒル2
紬「サイレントヒル2が気になるわ!」
梓「なかなかのチョイスです。では早速プレイしましょう」
紬「私が遊んでもいいのかしら?」
梓「はい。唯先輩はふざけたのでダメです」
唯「そんなー」
律「聡に借りてゲームしたことあるけど、私もこれは初めてやるな」
紬「楽しみね♪」
紬「……霧で何も見えないわ」
梓「ゲームの舞台はサイレントヒルというアメリカの架空の町です」
唯「サイレントヒル……。静岡だね!」
律「そうやって馬鹿にしてると、中野教官に怒られるぞ?」
梓「唯先輩にしていいところに気がつきましたね」
梓「サイレントヒルは直訳すると静かな丘。転じて静岡とも呼ばれています」
律(うそーん……)
紬「い、今足音がしなかった?」
唯「後ろに何かいるのかな?」
律「霧で視界が悪いからちょっと先でも注意して進まないといけないんだな」
紬「あ!ラジオを見つけたわ」
唯「聞いてみようよ」
『ザー…ザー…』
律「変なノイズが聞こえるぞ」
唯「なんだろーねー」
梓「油断しないほうがいいですよ」
紬「きゃっ!」
唯「ムギちゃん後ろにトコロテンが!」
紬「きゃー!!」
律「ムギ落ち着け!」
梓「さっき拾った鉄パイプで攻撃してください」
紬「分かったわ!えいっ!えいっ!」
唯「やっちゃえー!そこでアッパーだー!」
梓「そんな技はありませんよ」
紬「どうだ!どうだ!」
紬「とどめよー!」
梓「もう倒しましたよ!オーバーキルです」
紬「あ、ほんとだ……」
唯「うねうねしてて気持ち悪かったね」
律「びっくり系のホラーかと思ったけど、生理的にくるものがあるな」
梓「サイレントヒルはジャパンホラーに近いものがあるかもしれませんね」
唯「トコロテンもやっつけたことだし、先に進もう!」
紬「おー!」
『ザー……ザー……』
紬「あら?またラジオからノイズがするわ」
唯「なんだろう?」
律「ムギ後ろ!」
紬「ひぇ!?」
唯「また出たー!」
紬「あっちいってー!」
律「空ぶってる空ぶってる」
梓「ぐふふ」
紬「はぁ……はぁ……」
唯「あぶなかったね」
律「かなり体力もっていかれたな」
梓「瀕死状態ですね。たぶん後一撃でゲームオーバーですよ」
紬「ええ!?どうすればいいのかしら」
唯「あそこにベンチがあるよ!座って休憩すれば治るんじゃないかな!?」
紬「それだわ唯ちゃん!」
梓「治りませんよ!」
唯「そんなぁ」
梓「体力を回復させるためのアイテムが何処かに落ちてるはずです。それを探しましょう」
紬「サーイエッサー!」
紬「きゃあ!」
律「げ、車の下から這って出てきたぞ」
唯「ゴキブリみたい」
梓「死んじゃいましたね」
紬「ぐすん」
唯「どんまいだよ、ムギちゃん。このカタキは私が……!」
梓「次は律先輩です」
律「私か?」
唯「ひどい!」
梓「律先輩はうまいですね。誰かさんと違ってサクサク進みます」
律「ゲームは聡に借りてたまーにやるからな」
唯「りっちゃんすごーい!」
紬「わ、私も仇をとってね!」
律「へへ、任せとけ」
梓「この次は病院のステージですね」
律「いかにも何か出そうだな」
唯「きっと人体模型がボスだよ!」
梓「そんなもん出ません」
紬「あ、看護婦さんだわ」
唯「でも動きがおかしいよ?」
律「こいつ顔がねーじゃん。敵かよ」
梓「バブルヘッドナースたんです」
紬「たん?」
唯「うんたん♪うんたん♪」
律「襲ってきたー!」
紬「きゃー!!」
律「あっぶねー。あのボインナース何気に強かったな」
唯「動きがくねくねしてて怖かったよー」
紬「でもさすがりっちゃんね!倒しちゃうんだもん」
律「ま、私にかかればちょろいぜ!」
梓「ふふ、せいぜい強がってるがいいです」
律「よし、先に進むぜ!」
律「……ん?」
唯「街がおかしくなっちゃったよ!」
紬「みんなサビついた世界なのね。怖いわ」
梓「裏世界です。ここからが本番ですよ」
律「うわ!なんだこいつ!」
唯「頭に三角定規乗せてるよ!」
梓「定規じゃありません!」
紬「おっきな剣持ってるわ!」
律「あれに当たったらやべーな」
梓「サイレントヒルと言えばこの人、三角頭君です」
梓「正式名称はレッド・プラミッド・シングといいます」
律「それどころじゃねー!」
律「あー!やれたー」
梓「さすがの律先輩も初見ではつらかったようですね」
律「もっかいやれば勝てるぜ!」
唯「次は私だよりっちゃーん」
律「頼む唯!もっかいだけ!な?」
紬「私もやりたいー」
梓「次は唯先輩がやってみましょうか」
唯「やたー!」
律「ちぇー」
梓「他にもソフトはいっぱいあるので、違うゲームにしましょうか」
唯「はーい!」
憂「みなさん、お茶いかがですかー?」
律「お!助かるよ。サンキュー憂ちゃん」
紬「いただきます♪」
唯「次はどれにしよーかなー♪」
憂「お姉ちゃん楽しそうだね」
梓「憂も一緒にどう?けっこう面白いよ」
憂「えー。ゲームしたことないからうまくできないよ」
梓「やったことない人同士でビクビクしながらする。これもホラーゲームの魅力なんだよ」
憂「そ、そうなんだ」
律(梓ってほんとにゲーム好きなんだな……)
律「そーいや澪がいないな。どこいったんだ?」
紬「ゲーム始めたときにはもういなかったわ」
梓「澪先輩謎の蒸発!これはホラーな予感です」
律「人間が蒸発するかっての」
憂「澪先輩ならキッチンにいましたよ」
梓「……つまんないです」
律「澪のやつキッチンで何してるんだ?」
憂「えっと……あはは……」
律「?」
澪「怖い怖い怖い怖い……」ガクガクブルブル
梓「唯先輩、次にやるゲームは決まりましたか?」
唯「今話しかけないで!」
律(やけに真剣だな……)
紬「……」ドキドキ
唯「決めました!」
律「で、どれやるんだ?」
唯「>>65にします!」
65 : 以下、名... - 2011/06/20(月) 02:31:28.50 9aLEE52TO 26/82デッド
唯「このお面被った人のゲーム!」
梓「デッドスペース2ですか……」
律「何か問題でもあるのか?」
梓「いえべつに。それも面白いかもしれませんね」
紬「これって外国のゲームなのね」
唯「ほんとだ!説明書が映画だよー」
梓「日本では発売禁止になったゲームですからね」
律「なんで日本じゃ発売禁止なんだ?」
梓「……」
律「梓?」
梓「さぁ始めましょう」
律(無視された)
唯「むー。字幕がないから何言ってるかさっぱりだよー」
紬「ふんふん……」
律(ムギは理解してそうだな)
梓「そろそろ操作できるようになりますよ、唯先輩」
唯「うん!頑張るよ!」
紬「あら?主人公は捕まってるみたいね」
律「ライトを持ったおじさんは主人公を助けにきたみたいだな」
唯「いい人なんだね!おじさんありがと~」
梓「ぐふふ」
律「うおっ!」
紬「エイみたなお化けがおじさんの頭をー!」
唯「おじさんの頭に穴があいちゃったよー!」
梓「それだけじゃありませんよ」
律「ん?なんだか様子がおかしいな」
紬「みて!おじさんの背中から腕みたいなものがはえてきたわ!」
唯「ひぃ!?おじさんがお化けになっちゃった!」
梓「いよいよです」
唯「わわ!おじさんを頭突きで倒したよ!」
紬「唯ちゃんすごい!」
梓「今のはイベントですから」
律「おい、操作できるみたいだぞ」
唯「ほんとだ!」
紬「周りはお化けだらけよー」
唯「ど、どうすればいいのー!?」
律「逃げろ!ダッシュだダッシュ!」
唯「ダッシュってどうやるのー!?」
紬「お化けきたー!!」
唯「ふぅ、ひと段落。このゲーム難しいよ」
律「それにこのゲームやたらグロいな」
梓「それがこのゲームのウリでもあります」
梓「四肢切断が攻略にもかかわってきますからね。それに人間の遺体損壊行為もできますよ」
律(ひでぇゲームだな……)
唯「……」
紬「どうしたの唯ちゃん?」
唯「手術してた人助けられなかったぁー」ビエーン
梓「あれはもともと助けられないんですよ」
唯「でも、でも首がとれちゃったよー」ビエーン
紬「唯ちゃん泣かないで?あの人のためにも私たちが頑張りましょう?」
唯「うん……」
唯「わ!またお化けだ!」
律「とりあえず頭だ!頭撃つんだ唯!」
唯「とりゃー!」
紬「頭取れても生きてるわ!」
唯「むちゃくちゃに暴れだしたよー!?」
律「なら足!足狙って動きとめろ!」
唯「どうだー!」
紬「足ちぎれちゃったー!?」
唯「ご、ごめんなさいー!」
律(結局敵をバラバラにしてしまった……)
唯「私なんだか手足が痛くなってきたよ」
紬「私もあるはずのない傷みが」
梓「感情移入しすぎですよ。今後は赤さんも出てくるんですから」
律「赤さん?」
梓「新生児の敵です」
紬「それって赤ちゃんじゃ」
唯「ええ!?私赤ちゃんも倒さないといけないの!?」
梓「敵なんだから仕方ありません。ちなみにデッドスペースはこれらの敵をネクロモーフといいます」
梓「人間の死体(Necro)を変質(Morph)させて誕生することからこの名前がついています」
唯「プークスクス」
律「ど、どうした?」
唯「このお化け見てよ。手に歌舞伎揚げつけて遊んでるよー」
紬「わー。これが歌舞伎揚げっていうの?大きいのねー」
唯「よっぽど歌舞伎揚げが好きなんだねー。これ食べられないのかな?」
律「おい、近くまで来てるぞ?離れたほうがいいんじゃないか?」
唯「ププ!歌舞伎揚げはおいしいから安全だよー」
梓「ぐふふ」
『ビチャーン!』
唯「……え?」
紬「歌舞伎揚げが」
律「爆発した……」
梓「プークスクス」
唯「私バラバラになって死んじゃったー」ビエーン
紬「よしよし」ナデナデ
律「歌舞伎揚げじゃないとは思ってたけど、爆弾だったとは」
梓「あのネクロモーフは近寄って主人公と一緒に自爆するんです」
梓「攻略法は近づかれる前に叩くのが一番安全でしょう」
唯「バラバラになっちゃったよー」ビエーン
律「主人公の死に方もグロかったな」
梓「他にも腕がもげたり、頭がとれたり多種多様です」
紬「わ、私具合が悪くなってきたかも」
律「違うゲームやろうぜ」
唯「めそめそ」
憂「みなさーん、スイカはいかがですかー?」
唯「スイカー♪」
律「あのゲームの後によく物が食えるな……」
紬「憂ちゃん塩はないかしら!?」
律「ムギまで!?」
梓「律先輩は意外とナイーブなんですね」
律「そ、そんなんじゃねーやい」
澪「スイカおいしいな!」
梓「澪先輩いつの間に!?」
梓「さて、次は何やりましょうか」
澪「ひっ!」
律(あ、逃げた)
梓「唯先輩、ムギ先輩!」パチン
唯「アイサー!」ガシッ
紬「逃がさないわよ澪ちゃん♪」ガッチリ
澪「はーなーせー!」ジタバタ
梓「次は澪先輩の番ですよ」
澪「やだやだやだー!」
唯「往生際が悪いんだよ!」
紬「澪ちゃんも立派なホラゲリストになりましょう」
澪「そんなのなりたくないー!」
律「ゲームだから大丈夫だって」
梓「そうです。所詮ゲームですから」
澪「でも……」グズグズ
梓「大丈夫です。私がしっかりサポートしますよ」
唯「私もあずにゃんのお陰でとってもうまくなったんだー♪」
紬「梓ちゃんのおかげで身長が2cm伸びたわ♪」
澪「そ、そうなんだ」
律(見え見えの嘘に食いついたよ)
梓「私もホラゲリストになってからいくら食べても太らない体になりましたよ」
澪「すごい……!」
律(澪しゃん気づけー)
澪「わ、私もなれるかな?」
梓「はいです!私も最初は怖くて怖くて仕方なかんですよ」
梓「ですが何度もやるうちに今では立派なホラゲリストです!」
唯「すごい!」
紬「最高よ!」
澪「分かったよ、梓……。私頑張る!」
梓「その域です!」
澪「私やるよ!立派なホラゲリストになるんだ!」
唯「澪ちゃん!」ガシッ
紬「頑張ろうね!」ガシッ
澪「ああ!」
梓(ぐふふ、チョロイもんです)
澪「私はどれをやればいいのかな?」
梓「そうですね、これなんかおすすめです」
唯「零?」
紬「紅い蝶?」
梓「ジャパンホラーゲームと言えばこれです。主人公の名前も澪先輩と一緒なんですよ」
澪「そうなのか……」
唯「つまり澪ちゃんが主人公なんだね!?」
紬「素敵ー♪」
梓「他はバイオハザードとアラン・ウェイクがありますね」
澪「うーん……」
律「私はアラン・ウェイクが気になるな」
梓「こっちも中々の良作です。ちなみにこれは洋ゲーなんですよ」
唯「よげー?」
梓「外国のゲームということです。さきほどのデッドスペース2もそうですね」
紬「へぇ。ゲームって日本だけで作られてるんじゃないのねー」
澪「どうしよう……」
律「まだ決まらないのか?」
唯「じゃあこの零にしましょう、お嬢さん!」
紬「こっちのバイオハザードも捨てがたいわ!」
梓「さぁさぁ!どうするんですか!?」
澪「>>100にする!」
100 : 以下、名... - 2011/06/20(月) 04:07:04.61 CqgKAYQo0 42/82零
澪「零にする!」
梓「了解です。ではPS2の準備をしましょう」
律「零は次世代機じゃないんだな」
梓「グラフィックは次世代機には劣りますが、怖さはTOP10に入るといっても過言ではありません」
澪「そ、そんなに怖いのか?」
唯「澪ちゃんファイトだよ!」
紬「頑張ってね!」
澪「二人とも目を開けて応援してくれよ!」
『地図から消えた村……』
律「日本が舞台なんだな」
梓「ジャパンホラーですからね。日本家屋とホラーはよく合いますです」
唯「主人公の側にいる女の子はお姉ちゃんなんだよね?」
梓「はいです。この二人は双子なんですよ」
紬「唯ちゃんと憂ちゃんみたいね♪」
律「この二人かわいすぎてやしないか?ホラーっぽくないぞ」
梓「主人公がかわいいのは仕方がないのです」
梓「零シリーズは全部女の子が主人公なんですよ」
紬「そうなんだー」
梓「ゲームをクリアすると衣装を変えられるんですが、水着に着替えられたりもします」
律「それはだめじゃないのか……」
律「澪、もう操作できるみただぞー?」
唯「澪ちゃん?」
紬「澪ちゃん白目むいてるわ!」
唯「カムバーック!」
澪「はっ!?」
梓「まだ始まったばかりですよ」
澪「ご、ごめん……」
梓「ささ、気を取り直して始めましょうか」
澪「うん」
梓「まずは坂を下って村に行きましょう」
唯「レッツゴー!」
『お姉ちゃん……』
澪「……」
紬「ね、ねぇ。今の手……」
唯「お姉ちゃんの手じゃなかったね」
澪「じゃあ誰が……」
梓「ぐふふ」
律「このゲームはじめっとした怖さなんだな」
梓「そうですね。首筋にまとわり付くようなネッじめっトリとした怖さが特徴です」
唯「せ、背筋が寒くなってきたよー」
紬「私もー」
澪「家の中に入ったぞ」
唯「歩くたびに床がギシギシなって怖いよー」
紬「昔ながらの日本家屋って不気味ね」
梓「零はヘッドフォンプレイを強く勧めます」
律「なんでだ?」
梓「霊の小さな囁き声を聞き漏らさないためです」
紬「このゲームは幽霊と戦うの!?」
唯「そ、そんなの勝てっこないじゃん!」
澪「わわわ、私はどうすれば!?」
梓「落ち着いてください。霊と戦うための武器がのちのち手に入りますか」
澪「カメラを拾ったぞ」
唯「早速お姉ちゃんを撮ろうよ!」
梓「ちなみにそれが霊と戦うための武器です」
律「へー、カメラが武器なのか。かわってんだな」
梓「カメラで霊を撮影することによって除霊するんですよ」
澪「それじゃあ嫌でも幽霊を見なきゃいけないじゃないか!」
梓「はいです。幽霊を無理矢理見せられる怖さもまた零のウリですよ」
唯「私見たくないよー」ビエーン
紬「私もやだー」メソメソ
澪「泣きたいのは私だ!」
唯「ひっ!」
澪「な、なんだ!?」
唯「あ、本が落ちてきただけだった」
紬「きゃっ!」
澪「ひゃえ!?」
紬「机の上のお茶碗がカタカタいってるわ」
澪「ポルターガイスト……」ガタガタ
律「細かい仕掛けが多いんだな」
梓「ヘッドフォンをつけるとさらに臨場感アップで楽しめるんですけどね」
梓「あ、いよいよ霊との初バトルですよ」
律「みーおー?フラフラ歩いてどうしたんだよ」
唯「酔っ払ってるみたいだね」
紬「み、澪ちゃんまた白目むいてるわ」
澪「あば……あばば……」
梓「しっかりしろです!」パコン
澪「はっ!?」
梓「そんなんじゃ立派な零リストにはなれーねーですよ!」
澪「面目ない……」
紬「気を取り直して頑張ろ、澪ちゃん」
唯「応援してるんだよ!」
律「どっち見て応援してるんだよ」
唯「だって怖いんだもん」
紬「もん!」
澪「私だって怖いんだぞ!!」
澪「で、でたああああああ!!」
澪「怖い怖い怖い怖い!!」ガタガタブルブル
梓「画面見ろです!」
唯「ひぇえ、澪ちゃんつかまれちゃったよ!」
律「ボタン連打してふりほどくんだ!」
澪「わああああ!」カチカチカチ
紬「振りほどいたわ!」
唯「……あれ?いなくなっちゃったよ?」
紬「何処にいったのかしら?」
梓「幽霊ですからね、壁の中でしょう」
澪「壁!?」
唯「ほ、ほんとに壁すりぬけてきたよー!!」
紬「今度はお姉ちゃんがつかまれちゃったわ!」
梓「澪先輩、カメラで撮影して助けるんですよ!」
澪「うう、このー!」パシャ
紬「やったわ!ひるんだ!」
律「また壁の中に入っちゃったぞ」
澪「どこからくるかわからないー」ビエーン
梓「落ち着くです。霊を正面に捉えればフィラメントが強く光りますから」
紬「フィラメントってなーに?」
梓「レーダーみたいなもんです。フィラメントを頼りに霊を探すです」
澪「わ、分かった」
梓「ぐるぐる回りすぎです!落ち着いて!」
澪「あわわわわ……」
律(完全にパニクってるな)
澪「フィラメントが強く光った!」
梓「正面からくるですよ!カメラを構えるです!」
唯「き、きたー!」
澪「えい!えい!」パシャパシャ
梓「距離が遠すぎます!もっと近づいて撮影しないと!」
澪「こんな怖いもの近くで見れないよー」ビエーン
律「あー、またつかまれた」
澪「ひー!」
紬「澪ちゃーん!」
澪「うう、やられちゃった……」
梓「ちゃんと画面見ないからです」
澪「だって怖いんだもん」メソメソ
律「近くで撮影したほうが威力があがるのか?」
梓「はい。それにボーナスポイントもつくんです」
唯「そのポイントでカメラを強化したりするんだね!」
梓「その通りです」
紬「怖いものを無理矢理見せられる怖さ……」
唯「なんかやだねー」
澪「もうこんなゲームやらないもん」メソメソ
梓「そんなんじゃ一流の零リストにはなれねーですよ!」
澪「なれなくていーもーん!」タタッ
律(また逃げた……)
唯「ふぅー、零も怖かったねー」
紬「背筋がゾクっとしたわ」
梓「やがてそれが快感に変わるです!」
律(危ない顔してるな……)
唯「もう全員やったから、また戻ってムギちゃんの番かな?」
紬「梓ちゃんはやらなくていいの?」
梓「私は一通りクリアしていますので」
唯「さすがあずにゃんだよー」
梓「当然です!」
紬「私も早く一流のホラゲリストになりたいわー」
唯「私も私もー!」
梓「では授業を再開するですよ!」
律「あと残ってるのはこの二つだな」
唯「バイオハザードと……」
紬「アラン・ウェイクね」
律「バイオは知ってるけど、アラン・ウェイク聞いたことないな」
梓「箱○専用ですからね。雰囲気はサイレントヒルに近いかもしれません」
紬「教官!箱○ってなんどす!?」
唯「私も気になってました!なんどす!?」
梓「箱○というのはXbox360のことです」
紬「なるほどなー」
律「で、どっちやるんだ?」
唯「バイオ!」
梓「唯先輩は次ですよ」
唯「ぶー」
律「ムギ、どっちがやりたい?」
紬「そうね……」
紬「>>175にするわ!」
175 : 以下、名... - 2011/06/20(月) 15:35:39.77 EgC8Ii/eO 58/82バイオー
紬「バイオハザード2にするわ!」
梓「了解です」
律「懐かしいな。たしかこれってPSだったっけか?」
梓「そうですね。グラフィックはショボショボですが色あせない面白さがありますよ」
唯「なるほどなー!」
紬「楽しみー♪」
梓「舞台はウィルスで市民がゾンビになってしまったラクーンシティです」
唯「周り中ゾンビだらけなの!?」
紬「早くも自信がなくなってきたわ……」
唯「わっ!ほんとにゾンビだからけだよ!」
紬「何か武器はなにのー!?」
梓「初期装備でハンドガンを持ってますよ」
律「早速使ってみ」
紬「アイマン!構えて……撃つ……!」
『オァアア……』
唯「やった!倒したよ!あ!もう一匹きた!」
紬「次はあなたよー!くらなさーい!」バンバン
梓「ぐふふ」
律(いちいち相手してるとあっという間に弾切れになるからな。たぶんそのうち……)
紬「あれ!?あれれ!?」カチッカチッ
唯「どうしたのムギちゃん!?」
紬「弾が切れちゃったー!」
唯「ええ!?またゾンビはいっぱいいるよー!」
梓「ゾンビは数が多いんですから、弾が少ないうちは戦わずに逃げるのが上策ですよ」
唯「なんだってー!?」
律「と、とにかく逃げたほうがいいぞ」
紬「分かったわ!」
唯「ムギちゃんグルグル回ってるよ!」
紬「うう!操作が難しいのー!」
梓「十字キーの上で前進、下で後退。右で右旋回、左で左旋回です」
唯「え?え?」
梓「ちなみにプレイヤーの向きが変わってもこの操作方法は変わりません」
律「バイオはこの操作に慣れるまで大変だよな」
紬「なんとか逃げ切ったわ」
唯「ご苦労様でした……」
紬「頑張りました!」
梓「ほらほら、ちゃっちゃと進んでください」
紬「はい、教官!」
唯「お店に入ったねー。ここは何屋さんなのかな?」
律「ガンショップだよ」
紬「鉄砲屋さんね」
『Freeze!Who are you!?』
紬「な、なに!?」
唯「このおじちゃんゾンビじゃないね!おじちゃん、私は味方だよー!」
唯「おー誤解がとけたみたいだよ?」
紬「このおじさんもきっと苦労したのね……」
唯「家族をゾンビに殺され……」
紬「娘もゾンビに!」
唯「おじさーん!」ビエーン
紬「うう!」メソメソ
律(そんな背景はない!)
梓「とりあえず店内を捜索してみてはどうですか?ガンショップですから弾があるかもです」
唯「そ、そうだね!私たちも強く生きないと!」
紬「あ!ハンドガンの弾があったわ!」
唯「ゲットだぜー!」
律「店内の商品を持ち出すのは万引きです。絶対に真似しないでね!」
紬「うえっへっへ……私のハンドガンが息を吹き返したぜぇ……」
唯「ムギちゃんのリロードはレボリューションだね!」
梓「ぐふふ、ではおじさんにさよならを言って先に進みましょう」
律(たしかこの後って……)
『ガシャーン!』
唯「ああ!?お店のショウウィンドウを割ってたくさんのゾンビが入ってきたよー!」
『Noooooooo!!』
紬「おじさーん!!」
唯「お、おじちゃんが食べられちゃったー」ビエーン
紬「よくもおじさんを!」
律「ゾンビの数が多いぜー?裏口から逃げたほうがいいんでないか?」
紬「うう!悔しいけどりっちゃんの言う通りよ……」
唯「そんな!でもおじちゃんが」
紬「おじさんはもう……」
唯「うわーん!」
紬「おじさんを失った悲しみを乗り越えて、警察署まできました!」
唯「ました!」
梓「そろそろですね」
唯「なにがー?」
紬「ひっ!?い、今なにかが窓の外を横切ったような」
唯「ほんと!?」
紬「一瞬だったけど……」
唯「ゾンビかな……」
紬「分からないわ」
梓「さぁさぁ先に進みましょう」
紬「怖いけど、行くしかないわね」
唯「ファイトだよ、ムギちゃん!」
『ポタリ……ポタリ……』
紬「なんの音かしら?」
唯「あれだよ!あの血が滴り落ちてる音!」
紬「うう、なにか出そうで怖いわ」
唯「上からお化けがふってきたー!」
紬「このお化け目がないわ!舌が長くて気持ち悪いー!」
唯「ハンドガンで蜂の巣にしちゃえー!」
紬「任せて!」バンバン
唯「舌を伸ばして反撃してきたよ!?」
紬「ゾンビより強いー!」
唯「ここは一旦引いて体勢を立て直そうよ!」
紬「そうね、撤退よー」
梓「距離をあけないほうがいいですよ」
紬「え?」
『ギョオオオオー!!』
唯「飛び掛ってきたー!?」
紬「きゃああ!」
律「……死んだ」
梓「飛び掛り引っかき攻撃は攻撃力高いですからね」
梓「ちなみに今のはリッカーといいます。目が見えないので音を立てなければ襲ってきません」
紬「そうだったの!?」
梓「触れるぐらい近づくとさすがにばれてしまいますが」
律「ハンドガンだとあいつはきついよな。ショットガンがあれば楽だけどさ」
梓「ちなみにリッカーは右利き。ハンターは左利きなんですよ」
律「へぇ」
梓「すり抜ける際は利き手とは逆側を走りぬけるといいです」
律「バイオは面白いけど、ホラーじゃないよな」
梓「1とリメイク1はホラーしてるんですけどね。今のはただのアクションゲームです」
律「走りうちできればいいのに、いまだに止まらないと撃てないしなぁ」
梓「それはよく言われてますね。ただアクションゲームとしては面白いですよ」
律「たしかになー。5は協力プレイが熱いぜ」
梓「ネットを繋がなくても、画面分割で協力プレイができるのもいいですね」
律「ああ、あれは盛り上がるぜ!」
唯「ムギちゃんムギちゃん。話が全然分からないんだよ」
紬「私もさっぱり」
唯「ホラーゲームって深いんだね……」
紬「私もっとホラーゲームのことが知りたくなったわ!」
梓「次で最後ですね」
律「アラン・ウェイクだな。これ気になってたんだよ」
梓「主人公は作家でスランプのために湖と森林の囲まれた田舎町を訪れます」
梓「事件と怪異に巻き込まれながら何者かに誘拐された妻を救出するのが大まかなストーリーですね」
唯「最愛の人を救い出す!主人公かっこいーねー」
紬「素敵な旦那さんだわー♪」
梓「このゲームのコンセプトは光と闇になっています。敵も闇に支配された者たちなんですよ」
律「闇に支配されたって、どういうわけだよ?」
梓「ぐふふ、やれば分かるです」
唯「レッツプレイプレイ!」
唯「むむ?奥さんが湖で溺れちゃったから、助けに行ったら……」
紬「主人公が壊れた車の中で目覚めたわ。奥さんはどこに行っちゃったの?」
律「どういうことだ?」
梓「まぁまぁ。話を進めましょう」
唯「そうだね!」ピコピコ
紬「夜だから真っ暗ねー。懐中電灯の灯りだけが頼りだわ」
梓「その通りですね」
律「懐中電灯が物語りにかかわってくるのか?」
梓「ぐふふ。あとのお楽しみです」
梓「奥さんの安否を確認するためにさきほどの湖まで戻りましょうか」
唯「イエッサー!」
紬「この暗い山道を通るの?何か出てきそうで怖いわ」
律「木の陰からぐわーっとな」
唯「や、やめてよりっちゃーん!」
律「あはは」
唯「あれ?人がでてきたよー?」
紬「でも様子が変ね」
律「鎌持ってるじゃん!こいつら敵だろ!」
梓「その通りです」
唯「よーし!私のマグナムが火をふくぜー!」バンバン
紬「全然きいてないわ!」
律「無敵か!?」
梓「彼らは闇のシールドをまとっているのですよ」
紬「そういえばモヤモヤと黒いもので体が包まれているわ」
唯「どーすればいいの!?」
律「そうか!懐中電灯だ!」
梓「ビンゴです。懐中電灯を当て続ければ闇のシールドが剥がせます」
『ぐあっ!』
唯「はがれたー!」
律「これで攻撃がきくんじゃないか?」
唯「どっせー!」バンバン
『ぎゃああ!!』
紬「やっつけたわー♪」
唯「ふふ!ざっとこんなもんだよー」
梓「懐中電灯や発炎筒などの強い光を発するものが武器になるんですよ」
紬「なるほどー」
唯「あ!あそこに街灯があるよ」
梓「街灯の下は安全ポイントです。影に支配された者たちも中には入れません」
唯「ふぃー休憩休憩ー」
律「おい、街灯が……」
紬「き、消えちゃったわ!」
唯「ひぇー!影のお化けがきちゃうよ!」
梓「もうきてます」
唯「わわ!」
紬「落ち着いて懐中電灯を当てるのよ!」
唯「この!このー!」
律「よし、闇のシールドがはがれたぞ」
唯「こいつをくらいな!」バンバン
『ぎゃああ!』
唯「はぁ……はぁ……焦ったよ」
紬「急に消えちゃうんですものね。びっくりしたわ」
『ここまでのアランウェイク……』
唯「むぉ?」
紬「急にナレーションが入ったわ」
律「アメリカのドラマみたいだな」
梓「はいです。ドラマのような演出が入るのもこのゲームの特徴です」
唯「さっきテレビつけたら変な番組が見れたり、ラジオが聞けたりしたね」
紬「内容もしっかりしてて面白かったわ」
律「テレビでやってたのはナイトスプリングスだっけ?あのB級ホラーな感じがよかったな」
梓「私もナイトスプリングスは大好きです。ついつい見ちゃいます」
律「NHKであんな感じのアメリカのドラマやってたよな。名前忘れちまったけどさ」
梓「ありましたね。懐かしいです」
唯「あ!もうそろそろお夕飯の時間だよー」
紬「あらあら、もうそんな時間なのね」
律「案外面白かったな」
梓「楽しんでいただけたようでなによりです」
唯「うー、もっとやりかったな」
紬「また今度やりましょうね♪」
梓「はいです!一流のホラゲリストへの道はまだまだ遠いですよ」
唯「サーイエッサー!」
律「んじゃま、帰るか。そういや澪何処行ったんだ?」
梓「キッチンあたりで震えてるんじゃねーですか?」
律「仕方ないな……」
唯「……」ジー
紬「どうしたの、唯ちゃん?」
唯「ねぇ、あずにゃん。このゲームはやらないの?」
梓「え?」
唯「これまだやってないよー」
梓「おかしいですね、ゲームは5本しか持ってきてないんですけど」
律「またまた。怖がらせようとしたってそうはいかないぜー」
梓「……」
律「じょ、冗談だよな?」
紬「やってみる?」
梓「ちょっと貸すです!」
律「梓が持ってきたゲームなんだろ?なぁ?」
梓「……四十八(仮)……聞いたこともないです」
梓「……」ゴソゴソ
律「お、おい。帰るんじゃないのかよ」
梓「私がやったことがないホラゲがあるなんてホラゲリストのプライドに関わるです!」
律「いーのかよ、唯?」
唯「ちょっとだけならいいよー。私もなんだか気になるし!」
紬「私もちょっとだけなら」
律「はぁ……仕方ないな……」
梓「セットOKです。スイッチを入れますよ」パチン
唯「ドギマギ」
紬「わくわく」
『……………………』
律「なんもうつらねーじゃん。バグか?」
梓「……くく」
律「?」
唯「あ、あはは……」
紬「うふふ!」
律「何がおかしいんだよ。何もうつってないだろ?」
梓「あはははははは!!」
唯「ひひひひひ!!」
律「なんで笑ってんだよ!」
紬「ふふふふ!」
律「お、おまえらには何が見えんだよおおおお!!」
………
……
…
澪「そ、そろそろ帰ろうよ。もうご飯の時間じゃないか」
澪「あれ?みんな何処行ったんだ?」
憂「ただいまー。今日ね、お姉ちゃんの好きなカニクリームコロッケが安かったんだよー」
澪「憂ちゃん。みんな何処に行ったか知らないか?」
憂「私は買い物に行ってたので。みなさん一緒だったんじゃないんですか?」
澪「わ、私はトイレに行ってたんだ。戻ってきたらいなくなってた」
憂「何処かに出かけたんでしょうか」
澪「分からない……」
憂「とにかく探しましょう」
澪「そうだね」
探し人
平成2×年の8月以降、行方が分からなくなりました
もし見かけた方がいましたらご一報下さるよう、よろしくお願いします
・平沢唯
・田井中律
・琴吹紬
・中野梓
連絡先 ×××-×××-××××
222 : 以下、名... - 2011/06/20(月) 18:30:33.58 65bOmulS0 82/82おしまい
某スレと一緒なのはオマージュなんです。本当です
以下、このスレはホラゲ談義スレになります