1 : ◆2oFOuw3W8s - 2013/07/26 11:36:48.99 gt0r5nbd0 1/239

放課後 屋上にて

小鷹「はぁはぁ、理科お前やるな」

理科「先輩こそ」


小鷹「なぁ、理科」

理科「はい?なんですか?」




小鷹「俺とセッ○スフレンドになってくれ」

理科「え?なんだって?」



小鷹「いや、だから俺とセッ○ス」

理科「聞こえましたよ!?聞こえた上で聞き返したんですよ!なんで今、このタイミング、この瞬間にそんなことを言うんですか!?」

小鷹「いや、お前が頼ってくれって言ったし、それに俺自身が我慢する事無いって言ってくれたじゃねぇか」

理科「言いましたよ!言いましたけど、理科がほしかったのはそんなセリフじゃ無いんですよ!」

小鷹「じゃあどんな言葉だったらよかったんだよ?」

理科「どう考えたって【友達になってくれ】しかないでしょうが!!」


元スレ
小鷹「理科、俺とセッ○スフレンドになってくれ」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1374806208/

2 : ◆2oFOuw3W8s - 2013/07/26 11:37:43.03 gt0r5nbd0 2/239

テレビ放送からだいぶ経ちますが最終回の屋上の決闘シーンの後です

3 : ◆2oFOuw3W8s - 2013/07/26 11:40:14.69 gt0r5nbd0 3/239

小鷹「じゃあセッ○ス友達になってくれ」

理科「まったく変わってねぇよ!!セッ○ス友達ってセッ○スフレンドとナニが違うんですか!?
   私たちは屋上で、今!一対一のタイマンを果たしたんですよ!?そのボロボロになった二人の間に芽生えるのは友情!もしくは愛情じゃないんですか!?
   それをあなたはこともあろうか【セッ○スフレンドになってくれ】ってムードもへったくれもあったもんじゃないですね!」

小鷹「理科。セッ○ス友達っていうのはな、セッ○スもしちゃうような友達の事を言うんだ。通常のセッ○スフレンドの関係というのはすごくドライだ。
   セッ○スをするだけの関係ってやつだ。だがセッ○ス友達は相手に友情を持ちながらもセッ○スをしてしまう関係なんだ。もちろん恋人とは違う。
   俺は理科とそんな関係を築いていきたいと思っている」

理科「なにもっともらしい事言ってんですか!?ていうかそれ嘘ですよね!?リア充の流行に疎い理科でも騙されませんよ!?」

小鷹「っち、ばれたか」

理科「ばれたか。じゃねえよ!!大体星奈先輩の事放っておいて何で今理科とセッ○スフレンドなんですか?」


小鷹「理科、まず星奈の事だが、これから部室に行って話をつけてこようかと思ってる」

理科「え?そうだったんですか」

小鷹「ああ。俺にとっては隣人部の存続は最優先事項だからな」

理科「それは理科も同じです。隣人部が無ければ今の理科はありません」

小鷹「そのあとは理科、俺とセッ○スし」

理科「なんでそうなるんだよ!?」


小鷹「いや、お前散々俺とやりたいやりたいって言ってたじゃねえかよ」

理科「確かにそうですが・・・そもそも何で今更理科と肉体関係を持ちたいと思ったのですか?」

小鷹「今更ってわけじゃねぇよ。前にも言ったけど俺から見て理科はかわいいし、そういう目で見てなかったといえば嘘になる。
   俺が今一番抱きたいと思ってるのがお前だ。理科」

理科「」カァァァ

小鷹「どうした理科?顔真っ赤だぞ?」

理科「そんなこといきなり言われたら誰だって照れるに決まってるじゃないですか!」

4 : ◆2oFOuw3W8s - 2013/07/26 11:41:45.25 gt0r5nbd0 4/239

小鷹「珍しく本音をまっすぐぶつけてみたんだが」

理科「本編でそれを言ってください!まったく!それで、どうしてセッ○スフレンドが欲しいんですか?」

小鷹「お前あんだけの同世代の女の子に囲まれてるんだぞ・・・
   夜空は黒髪正統派美少女、星奈はその名が表すとおり肉感が半端ねぇし、幸村は自分が女だと自覚してから妙に距離が近いし、
   理科はことあるごとに下ネタ連発してくるし、ぶっちゃけ溜まってるんだよ!」


理科「えらくぶっちゃけましたね。それでは理科ではなく他の方でもいいのでは?正直隣人部員ならほぼ確実に落とせるかと思いますよ」


小鷹「そうかもな。でも考えてみろよ。
   まず星奈とセッ○スしたとしよう。あいつは理事長の娘で、俺の幼馴染で、親が決めた許嫁だ」

理科「それに加えてあのルックスですか・・・これでもかと言わんばかりの重装甲フルスペックですね」

小鷹「あいつの親父さん、つまり理事長はどうやら俺と星奈を本気で結婚させようと思ってるらしい。
   俺と星奈が一回でもセッ○スしたと知ればあれよあれよ言う間に婚約させられ学生結婚だろうな」

理科「親馬鹿そうですもんね~星奈先輩のお父さん」

小鷹「ん?お前会ったことあるのか?天馬さんと」

理科「ええ。入学の際にお話させていただきました」

小鷹「そうだったのか。じゃあ話を戻すぞ。星奈も星奈で俺と関係を持ったことを隠せるとも思えない。
   おそらくどっかでボロがでるだろうな。そうなった時に周りの人間は今回以上に動揺して隣人部は自然消滅だ」

理科「周りの人間といいますか夜空先輩ですけどね」

小鷹「ああ、これでは俺のしてきた優柔不断な朴念仁ライフが無駄になる」

理科「やっぱり自覚はあったんですね・・・」

小鷹「まあな」

理科「ドヤ顔しないでください。ムカつきます」

小鷹「すまん」

5 : ◆2oFOuw3W8s - 2013/07/26 11:44:10.52 gt0r5nbd0 5/239

小鷹「んで、次は夜空だ」

理科「夜空先輩はすぐですよ!すぐ!」

小鷹「そう思うだろ?実際そうかもしれないが関係を持った後が大変だ」

理科「と、言いますと?」

小鷹「まずたかが一回のセッ○スで恋人面するだろうな」

理科「ひっど!してもいないのになんて事言うんですか!?」

小鷹「俺のプライベートまで管理してきそう。何かにつけて会う口実を見つけては会いに来そう。あと現時点でも若干重い」

理科「これ夜空先輩が聞いたらこれが原因で隣人部が廃部になりますよ・・・」

小鷹「それでいてつまんねぇセッ○スするのな!」

理科「したことないんですよね!?」



小鷹「まあ冗談はさておき。おそらく俺と夜空が関係を持ったら隣人部は夜空にとって用無しだ。
   俺はまだ隣人部でみんなと楽しく友達やっていたいんだ」

理科「綺麗にまとめたつもりかも知れないですけど途中最低な発言ばっかりでしたよ」

小鷹「え?なんだって?」

理科「まだ言うか!」

小鷹「要約すると夜空はヤンデレ化しそうで怖いって事だ」

理科「ごめんなさい夜空先輩。否定ができません」



小鷹「ま、こんな所かな」

理科「まだ幸村君とマリアさんと小鳩さんが残ってますよ?」

小鷹「マリアはまだ子供だし小鳩は俺の妹だ。幸村は・・・なんか気がひける」

理科「幸村君だけ理由になってないですよ!
   じゃあ理科はどうなんですか!?理科をセッ○スフレンドにしたいと思った理由は?」

6 : ◆2oFOuw3W8s - 2013/07/26 11:45:41.47 gt0r5nbd0 6/239

小鷹「俺が隣人部を大切にしたいって思ってるのはお前も分かってくれてると思うんだが、理科となら他のみんなにばれずにうまくやっていけそうだと思ったんだ」

理科「先輩・・・」



小鷹「それに隣人部で最も俺の股間を熱くさせてくれたのがお前だからな」

理科「ふぇっ!?いきなり何いってるんですか!?」

小鷹「しょうがないだろ。お前ほかの奴らと違ってボディタッチ多いんだから」

理科「いや、でもそんなにハッキリ言われると、嬉しいような、恥ずかしいような」


小鷹「じゃあセッ○スするか」

理科「しねえよ!!ていうか小鷹先輩キャラ変わりすぎじゃないですか!?もしかしてさっきの理科の攻撃で変なとこ打ちました?」

小鷹「いや、普段の俺がほとんどこんな感じなんだよ。隣人部にいるときやお前といるときは自制してるんだ」

理科「にしたってキャラ変わりすぎですよ」

小鷹「ハイテンションな変態を演じてたお前に言われたくねえよ」

理科「あ、あれはあくまでも理科の持ちうる人格の一つであって決して嘘では無いと言いますか、なんと言いますか・・・」

小鷹「いいよ。気にしなくて。あれはお前なりの精一杯の頑張りだったのを俺は知ってるよ」

理科「小鷹先輩。そう言ってくれると助かります」



小鷹「俺は隣人部で誰よりも周りが見えて、誰よりも空気が読めて、誰よりもやさしい理科を知ってる。
   だからこそ俺はお前に惹かれてお前を隣人部で誰よりも好きになったんだ」

理科「せんぱぁい・・・」ウルウル





小鷹「だから理科。俺とセッ○スフレンドになって」

理科「言わせねぇよ!!」

7 : ◆2oFOuw3W8s - 2013/07/26 11:47:32.48 gt0r5nbd0 7/239

小鷹「この流れだとイケる気がしたんだがなぁ・・・」

理科「危うく理科も落とされかけましたよ!」




小鷹「まあ。でもこの前の星奈の告白で大きく状況が変わった。俺は逃げ出す事しか出来なかった・・・」

理科「先輩・・・」

小鷹「だけど今日決心がついたよ。理科お前のおかげだ。ありがとな」

理科「いえいえ!隣人部員として当然のことをしたまでですよ!」

小鷹「とりあえずこれから星奈のところに行ってくる。セッ○スフレンドのことはひとまず置いておいてすべてが解決した後だな」

理科(忘れはしないんですね)

小鷹「じゃあな。星奈の所行ってくるわ。
   今夜どうなったかだけ連絡してもいいか?」

理科「はい!よろこんで!お待ちしてますよ。頑張ってくださいね小鷹先輩!」




小鷹「よし!じゃあ行ってくるか!」

8 : ◆2oFOuw3W8s - 2013/07/26 11:48:12.85 gt0r5nbd0 8/239

今回はこれで終わりです。
また書きたまったら来ます

16 : VIPに... - 2013/07/26 15:17:05.32 178+9U9Ho 9/239

ハーレム物の主人公がクズ化すると何故か好感度が上がる不思議

17 : VIPに... - 2013/07/26 15:43:29.54 H0NLzSzT0 10/239

これは持論だが、なあなあでヘラヘラしてる奴よりぶっちゃけてる奴の方が違和感ないからな

18 : VIPに... - 2013/07/26 16:34:16.22 Yk2ElGcDO 11/239

というかああいう環境に居て下心出さないとか女の子に手を出さないとか一般人である俺たちには不可能な話だからな
好感度があがるというより親近感が湧いてるってことなんじゃないかね

27 : ◆2oFOuw3W8s - 2013/07/27 07:04:38.84 TrvXtRPW0 12/239

短いですがちょっとした補足みたいなおまけ書きました。

28 : ◆2oFOuw3W8s - 2013/07/27 07:05:43.09 TrvXtRPW0 13/239

屋上にて




夜空(もうやめてくれ、理科。小鷹をそれ以上傷つけないでくれ・・・)


「あなたが我慢してちゃしょうがないじゃないですか!!」


夜空(私たちのせいで小鷹を苦しめていたのか。だけど好きになってしまったものはしょうが無いじゃないか)


「お前は一体どうしたいんだよ!?」


夜空(私は・・・)


「僕は友達が欲しいんだよ!!!」


夜空(小鷹お前さえいればそれで)




「やるなぁ、お前」

「先輩こそ」




夜空(私は今まで何をしてきただろう。
   変な意地を張らずに今の理科のように正面からぶつかれば小鷹は受けれいれてくれたのだろうか)


「ははは、はははは」


夜空(なんて私はみっともなくて、浅ましいのだ)


「なぁ理科」

「はい?なんですか?」


夜空(やめて。聞きたくない)


夜空はその場から逃げ出した。



「俺と――――フレンドになってくれ」


夜空は風に消えた言葉を背中で聞いた。



夜空(よく聞こえなかったけど○○○フレンドって言ってたな。なんて言っていたんだろう)



夜空(おそらく【ベストフレンド】に違いない。もう私ではお前の隣にいる事は出来ないのか、小鷹)



その日
【旅に出ます。探さないでください】
そんな簡素なメールを残して三日月夜空は隣人部から姿を消した。

29 : ◆2oFOuw3W8s - 2013/07/27 07:07:56.40 TrvXtRPW0 14/239

小鷹と理科との会話は聞かれて無かったんだ!
そうじゃないと夜空さん社会復帰が出来なくなってしまう!
自分の文章力じゃ風呂敷を畳めなくなる!
書いてる時は夜空が聞いてるって事すっかり忘れて書いてたんだ!

だからご都合主義だけど勘弁してください。

32 : VIPに... - 2013/07/27 09:36:01.60 +8voq1F/0 15/239

そういや容姿だけでいえば理科が一番好みみたいなこと言ってなかったっけ?ただ中身がアレだから対象外になるとも言ってたみたいだが

34 : VIPに... - 2013/07/27 14:06:44.43 sRmDI/mf0 16/239

年齢=彼氏なしで貧乳のステラさんにも救いをください

39 : ◆2oFOuw3W8s - 2013/07/29 08:35:39.64 p6YwwqLO0 17/239

再開します。
ステラやケイトは?とありましたが忘れてました。ごめんなさい

今更ですが注意事項

小鷹がまるで別キャラ
今回に関してはオ○ニーとセッ○スという単語がいっぱい出てくる
エロい単語は出ますがエロくない
ご都合主義

それとは別に何かあれば言って下さい

40 : ◆2oFOuw3W8s - 2013/07/29 08:38:39.38 p6YwwqLO0 18/239

べんべんべん べんべんべん←三味線の音

幸村「みなさまご無沙汰しております。わたくし活弁士役の楠幸村と申します」


べんべん


幸村「この度はこのような拙い物語にお付き合いいただき誠に感謝申し上げます」


幸村「本日はわたくしが僭越ながらこれまでのお話とこのSSでは語られないであろうストーリーの概要を説明させていただきたく、
   馳せ参じました次第であります」


幸村「兄貴と理科殿がお互いの意地と誇りをかけて決闘を繰り広げ、夜空の姉御が失踪した後、
   理科殿の科学力と星奈の姉御の経済力でどうにか姉御を連れ戻しました」


べんべん


幸村「そして兄貴は隣人部存続の為に我ら部員全員を前にして思いの丈をぶつけて下さるのでありました」


べんべん


幸村「今から始まるのは夜空の姉御失踪事件解決から数日後のお話です。
   物語の根幹に関わるお話はもうすぐ発売される《僕は友達が少ない 第9巻》にてご確認ください。
   このSSではその辺の話をすっとばしていきたいと思います。ご了承ください」

べんべん


幸村「屋上での一件があった後、兄貴がありのままの自分をさらけ出せるのは理科殿といる時だけでした。
   そんな兄貴は度々息抜きの為に理科室に訪れているようです。そして今日も兄貴は理科室に訪れ理科殿にセクハラする事と思われます」


べんべん


幸村「それでは本編では絶対に見る事が出来ないであろう、
   セクハラ満載のどこかぶっとんだ兄貴と全力でツッコミを飛ばす理科殿をどうぞごゆっくりとご鑑賞ください」




べんべんべん

41 : ◆2oFOuw3W8s - 2013/07/29 08:41:37.76 p6YwwqLO0 19/239

~~理科室~~

コンコン

理科「はい、どうぞ~鍵は開いてますよ」

小鷹「おじゃましまーすっと」

理科「いらっしゃいませ、小鷹先輩。今お茶出しますから」

小鷹「いいよ、そんな気使わなくても」

理科「いいんです。先輩はお客さんなんですから」

小鷹「悪いな」

理科「はいどうぞ」コト

小鷹「理科室だし、まさかと思ったけどビーカーにお茶淹れたのか・・・」

理科「嫌なら飲まなくて結構ですよ?」

小鷹「いやいや!頂きます」ズズズ




理科「今日は隣人部に顔出すんですか?」

小鷹「んん~こないだの一件があってから顔を出しにくい」

理科「また逃げるんですか?せっかくみんな隣人部に戻って来てくれたのに」

小鷹「戻って来てくれたのはいいんだけど皆がやけに仲良さげで男一人では居ずらいんだよ」

理科「それは小鷹先輩が皆を説得して、部員全員がお互いにもう友達だって自覚した結果じゃないですか」

小鷹「それはそうなんだけどな」

理科「なんやかんやありましたけど夜空先輩も戻ってきてくれて、隣人部も元通りになってよかったですよね」

小鷹「そうだな。でもこれからも気は抜けないけどな」



理科「それにしてもまさか解決方法が皆さんに向かって【俺たちもう友達だろ!】で押し通すとは」

小鷹「恋だの恋愛だの言わせるよりこっちから向こうの出鼻を挫いてやるぜ作戦だ」


理科「星奈先輩や夜空先輩の気持ちを考えるとなんとも言えないですね」

小鷹「俺だって出来る事なら全員と恋人になって皆を幸せにしたいけどそうはいかないだろ?」

理科「それこそエロゲの世界ですね。現実にはありえないです」

小鷹「だろ?だから俺は皆に俺たちは最高の友達、親友だ!って言ってやったんだ」


理科「あの時はあの場にいた全員があっけに取られてなんとなく納得してしましたけど、要は
   【俺は皆の事好きだけど、LOVEじゃなくてLIKEだぜ】って事ですよね」
   
小鷹「みんなの中に友情が芽生えたんだからいいだろ」

理科「まぁそうかもしれないですけど・・・」

42 : ◆2oFOuw3W8s - 2013/07/29 08:44:28.86 p6YwwqLO0 20/239

小鷹「それに、友情が恋愛感情を紛らわせてくれるかもしれないだろ?」

理科「それが一番の狙いなんじゃないですか?」

小鷹「まあな」ニヤ

理科「相変わらず理科と二人で話す時だけはクズいですね」

小鷹「俺なりの処世術だよ」



理科「当人たちが聞いたらどう思うか」

小鷹「うまくやるよ。
   いざとなったら【難聴スキル】と【健忘スキル】と【急性腹痛スキル】を同時発動させていったんその場から撤退してみせるさ」

理科「結局逃げてるじゃないですか!あと何気に新しい逃げ技習得しないでください」

小鷹「他には【家事を思い出すスキル】と【急に親父が帰ってくるスキル】と【もう面倒くせえから片っ端から全員肉奴隷にするスキル】とかがあるな」

理科「最後の何ですか!?そのハーレムルート一直線なヤツ!」


小鷹「ちなみに俺の脳内ではほぼ毎日発動してるぞ【もう面倒くせえからry】」

理科「ああ脳内スキルですか。それなら理科もありますよ。
   【リア充を無差別に爆破させるスキル】や【自分よりスタイルが良い女のチチをもぐスキル】です」


小鷹「自分のオリジナルの技作っちゃうなんてかわいい所あるんだな」

理科「先輩が言い始めたやつじゃないですか!!」

小鷹「ははは、怒るなよ。お詫びにセッ○スしょうぜ?」


理科「まだ言いますか。確かに理科は以前セッ○スフレンドになりましょうなどと言いましたが、
   あの、その・・・先輩が本気にするとか、思っていなくて・・・ですね。だから、その・・・ごめんなさい!」

43 : ◆2oFOuw3W8s - 2013/07/29 08:47:37.59 p6YwwqLO0 21/239



小鷹「なんだ?そういうプレイか?」


理科「ちげえよ!!なんで素の先輩はそんなに頭の中ピンク色なんですか!?そういうのは理科の役目でしょうが!」


小鷹「俺だって色々あるんだよ!俺が言う下ネタとお前が言う下ネタでは皆の受けとらえ方が違うんだ、
   二人っきりの時くらいいいだろ?俺だって下ネタとか言いたいんだよ」


理科「ま、まぁ、あれですよ、理科しか知らない皆さんには秘密の小鷹先輩っていうのも悪くないですし良いですけど・・・」


小鷹「じゃあ俺は今から理科の秘密の花園を拝ませてもらおうかな」ゲヘヘ

理科「おっさんか!全くもう。これじゃ理科の中で小鷹先輩の好感度がだだ下がりですよ?」

小鷹「そうなったら【もう面倒くせえからry】発動でお前以外の隣人部の女抱きまくって理科が俺に嫉妬するように仕向ける」

理科「ゲスい!さすが裏小鷹先輩、ゲスいですわ~普段は朴念仁なくせして裏の顔は真っ黒ですね~」


小鷹「裏表の話でお前にとやかく言われる筋合いないです~」

理科「うっ!痛い所を突いてきますね」

小鷹「僕は友達が欲しいんだよ!!!(裏声)」

理科「お、お願いです。やめてください」


小鷹「ん?今なんでもするって」

理科「言ってねえよ!!」


小鷹「怒ったか?」

理科「怒ってないです」

小鷹「ほっぺたふくれてるぞ」ツンツン

理科「うひっ」ゾク

小鷹「可愛い声出たな」

理科「いきなり過ぎるんですよ。もう!」

小鷹「ははは。すまんすまん。部室にいる時の理科と違うから面白くなってな」

44 : ◆2oFOuw3W8s - 2013/07/29 08:52:52.55 p6YwwqLO0 22/239

理科「違うのは小鷹先輩です。普段からそのキャラでいけばいいんじゃないですか?」

小鷹「小鳩もいるのにそれはできねぇよ。実の妹相手に下ネタできるほどうちの兄妹はオープンじゃないし」

理科「それが出来るご兄妹がいればぜひお会いしたいですね」


小鷹「だからオ○ニーするのも一苦労なんだ」

理科「ほうほう。それは実に興味深い話ですね~今後の参考に聞かせていただいてもよろしいですか?」

小鷹「・・・お前本当に下ネタに怯まないのな」


理科「いちいち恥ずかしがってたら小鷹先輩の思う壺じゃないですか。そもそも隣人部において理科のキャラをお忘れですか?」

小鷹「恥ずかしがり屋でボッチの乙女が自分の居場所を確立するために無理してビッチキャラ演じてるのがお前だろ?」


理科「な、なに言ってるんですか!まさか!そ、そんな事あるわけ無いじゃないですか」ハハハ

小鷹「声震えてるぞ」


小鷹「理科」ジー

理科「」プイ

小鷹「目をそらすな」


理科「・・・いつから気づいてたんですか?」

小鷹「CONNECT読んだ」

理科「ぶっちゃけすぎですよ!」

小鷹「やさぐれ理科かわいかったなぁ」

理科「もう許してください」

小鷹「涙声だぞ」

理科「これ以上は勘弁してください」

小鷹「おとなしく俺とセッ○スフレンドになって俺の性欲の捌け口になってくれたらな」

理科「鬼畜すぎますよ・・・」

小鷹「でもそれが逆にイイ!みたいな?」

理科「ありませんから!そんな事!」




理科「くそう。なんで皆さんはこんな男を好きになったんだろう」

小鷹「他の皆はともかく理科はどうなんだよ?俺の事嫌いか?」

理科「嫌いではないです」ゴニョゴニョ

小鷹「え?セッ○スしたくてたまらないって?」

理科「言ってねぇよ!!せめて【え?なんだって?】にしてください」


小鷹「なぁ、嫌いではないって裏を返せば濡れない事も無いって事でいいのか?」

理科「そんな拡大解釈されても困りますよ。
   それよりも早く小鷹先輩のオ○ニーのやり方教えてください!!」

45 : ◆2oFOuw3W8s - 2013/07/29 08:57:21.13 p6YwwqLO0 23/239

小鷹「結局そこに戻るのか」

理科「変態キャラは演じていましたが趣味や興味や趣向は本物ですから」

小鷹「・・・俺のオ○ニーのやり方を話してもいいがお前のオ○ニーのやり方も教えろよ」

理科「え!?理科のですか?もう~先輩ったら理科のそんな恥ずかしい所聞いてどうするつもりですか?」

小鷹「ズリネタにする」

理科「ストレートすぎる・・・この小鷹先輩ブレないな~」

小鷹「で?どうすんだ。教えてくれるのか?それとも秘密にするのか?どっちでも俺は妄想が捗るぞ?」

理科「ぐ・・・わかりました。教えましょう。ではまずは言いだしっぺの先輩からお願いします」


小鷹「ん、そうだな~そもそもお前ってオ○ニーするの?俺が話した後に実はしてませんとか言われても困るんだが」

理科「もちろんしますよ!だって理科ですよ!?この天才発明家志熊理科は、毎日のように自分の発明した自慰グッズで充実したオ○ニーライフですよ」

小鷹「それならいいんだが俺が話した後にちゃんと聞かせてくれよ?」

理科「はい。それはもちろんです。なんならここで実践してもいいくらいですよ」

小鷹「よし。言ったな?じっくりと女性器の構造を観察させてもらうからな」

理科「嘘です!嘘つきました!ごめんなさい!!」

小鷹「今の俺はちょっとしたエロジョークをスルーできないから発言に気をつけたほうがいいぞ?」

理科「肝に銘じておきます」


小鷹「よし、じゃあ俺のオ○ニーかぁ。つっても大した事ないぞ?」

理科「いいんですよ。理科は小鷹先輩がどういう風に性欲を処理しているか興味があるだけですから」
   

理科(ふっふふふ。かかりましたね小鷹先輩。ここがどこかお忘れですか?
   そう!ここは理科室なのです!言わば理科の城!ホームな訳です!
   ノリノリで話を進めていますがこんな事もあろうかと盗撮カメラ&マイクで今までの会話をばっちり撮っています。
   これを使ってゆすれば裏羽瀬川小鷹の優位に立てます!
   そんでもってお昼のお弁当を作ってもらったり、研究疲れをマッサージで癒してもらったり・・・)ゲヘヘ

小鷹「理科どうした?」

理科「いえ!なんでもありませんよ。続けてください」

小鷹「そうだなぁ、基本トイレでやる事が多いかな~」

理科「トイレですか?ご自身のお部屋とかじゃないんですか?」

小鷹「自分の部屋でエロ本とか見てると小鳩がたまに寝ぼけて俺の部屋に入って来るんだよ」

理科「ああ~なるほど。さすがの変態小鷹さんも妹にはオ○ニーを見せられないと?」

小鷹「実の妹に手を出すほど落ちぶれちゃいねぇよ」

理科「でも中学2年生って言えばそういう事に興味を持ち始めるお年頃ですし、
   小鷹先輩はそう思っていても小鳩さんは違うと思いますよ?」

小鷹「小鳩がどう思っていようが俺たちは兄妹だ
   性に興味を持つのはいいけど性の対象を俺に定められるのは困るんだよ」

理科「やっぱりそういう所は小鷹先輩ですね。で、続きは!?」

小鷹「続きつったて、自分の部屋でする時は小鳩が寝静まったのを確認して、エロ本とかエロ動画でやるのと、
   トイレにこもる時は隣人部の誰かで妄想するとかだな」

理科「・・・隣人部員でもされてたんですね」

小鷹「お前なにちょっと引いてるんだよ」

理科「いえ実際そう言われますと心に来る物がありまして」

小鷹「お前が聞いたんだから責任もって最後まで聞けよ?」

理科「それはもちろん!ちなみに妄想で登場する人ランキング1位だれですか?
   星奈先輩ですか?夜空先輩ですか?それとも幸村君ですか?」

46 : ◆2oFOuw3W8s - 2013/07/29 09:00:23.14 p6YwwqLO0 24/239


小鷹「理科」


理科「へ?」

小鷹「だから理科だっての」

理科「えええ!?理科ですか!?」カァァァ

小鷹「ああ。理科が俺を調教しようと思って作ったエログッズを俺が奪って逆に俺に色んな道具で犯されるみたいな感じの妄想で」

理科「」カァァァ

小鷹「急にうつむいてどうした?」

理科「なんで本人の目の前で妄想ネタを話せるんですか!?小鷹のメンタルの強さどうなってるんですか!?」

小鷹「いやあ、ここまで来るともうどうでもいいかなって思ってさ。
   隣人部や家では話せない事も理科の前では話せると思ったら嬉しくなっちゃってついな。
   それにお前だって俺と幸村が受けだの攻めだの言ってたじゃねぇか」

理科「まあ確かに理科も幸村君の事を男だと思ってるときにそんな話をしましたけど・・・」

小鷹「俺の気持ちがわかったか?」

理科「痛いほど理解できました。以後気をつけます」


小鷹「んじゃ、場所とシュチエーションはこんなもんだな。やり方だけど
   俺は全裸になって仁王立ちで自分のチンコを割と強めに握ってしごくのが好きなんだが」

理科「」パクパク

小鷹「理科どうした?口パクパクさせて?」

理科「いえいえ!なんでも無いです!どうぞ続けてください!」

理科(この人自分の性癖をさらす事に躊躇無さすぎでしょ!?なんでこんな事平然と話せるんですか!?)


小鷹「その痛いような、苦しいような感じを味わいつつしごくって感じかな。
   どうだ理科。参考になったか?」

理科「はい!とっても参考になりました。ていうか小鷹先輩って実はMなんですか?
   そうじゃなきゃそんなちょっと痛いオ○ニーなんてしないと思いますし、こんな話も出来ないと思うのですが」

小鷹「どうだろうな~隣人部でかなり我慢してたからなぁ。それでMになったのかもしれん」

理科「我慢と言うのは性欲的な意味ですか?」

小鷹「もちろん」

理科「それでそんな性癖になっちゃったんですね」ボソ


小鷹「え?なんだって?」

理科「いえ!なんでもないです!さあ次は理科の番ですね~」

小鷹「??」


理科(何はともあれ小鷹先輩の恥ずかしい性癖と手淫方法をカメラとマイクに収める事ができた。
   あとは理科のオ○ニー話の後にこれをばらせば小鷹先輩の弱みを握れる!)





理科(弱みを握るなんてやり方したくないけど
   好きな人とセッ○スフレンドの関係なんてもっと嫌だ)


47 : ◆2oFOuw3W8s - 2013/07/29 09:04:07.44 p6YwwqLO0 25/239

小鷹「どうした?お前の番だぞ?」


理科「ああ、はい。理科のオ○ニーはですね、まず理科オリジナルのディルドを用意します。
   次にお気に入りの声優さんのボイスCDを用意します。
   そして生体電磁波と脳波を感知できるブレスレットとヘッドセットを用意します」

小鷹「ふむふむ」

理科「まず理科オリジナルディルドは気持ちいい場所をピンポイントで攻める形と、ピストン運動に注目です!
   床置きタイプなので横になったまま使用します。
   そしてこちらのボイスCDをセット。こちらは攻めのセリフが収録されている物です」

小鷹「ふむふむ。で次は?」

理科「焦らないでくださいよ小鷹先輩。さらに理科の発明した生体電磁波と脳波を感知できるブレスレットとヘッドセットに
   ディルドとボイスCDを連動させます。するとどうなるか!?」

小鷹「どうなるんだ?」

理科「初めはゆっくり動いていたディルドも自分の感度に合わせ徐々に速度をあげていきます。
   さらに、最初はささやきかけていた声も自分が感じ始めたと同時に【ここがいいのか?】などのセリフが自動で流れてきます」

小鷹「おお!でそれで!?」

理科「さらには自分が絶頂を迎えそうな時にはCDの音声も【俺もいきそうだ】などといった絶頂用ボイスが自動で流れてきます。
   すなわち自分の好きな声を聞きながらほどよい速度で攻められ、尚且つ自分が絶頂するタイミングで音声の方も同時に絶頂を迎える
   そういった代物なのです!」

小鷹「それはすごいな!
   自分は横になったままで、さながら自分の理想の男にしてもらうシチュエーションを再現し、
   尚且つ同時絶頂を迎えてお互いが満足できるという最高のセッ○スを擬似体験できるって訳か!」

理科「そうなのです!いままでは何かを見ながらの行為が主流でした。
   ですがそれだとどうしてもこちらがネタに合わせなきゃいけませんでした。 
   ですがこれは違います。自分のタイミング、自分のペースで、そして相手と一緒にイク!と3拍子揃った理想のオ○ニーを実現したのです!」

小鷹「なるほどなぁさすが天才発明家の名は伊達じゃないな!」

理科「えへへ。それほどでも無いですよ」

48 : ◆2oFOuw3W8s - 2013/07/29 09:06:53.17 p6YwwqLO0 26/239



小鷹「で、実際はどうやってるんだ?」



理科「へ?」



小鷹「いや、お前こんなの普段やってないだろ?普段やってるやり方を教えてくれ」

理科「いやいや!何を仰いますか。理科はいつもこれですばらしいオ○ニーライフを満喫していますよ!」


小鷹「俺とお前の二人きりなんだから恥ずかがる事ないんだぞ?ほら言ってみろ」

理科「ちょっと!理科が嘘ついてるみたいに話を進めないでくださいよ!」

小鷹「いや、実際嘘だろ?」

理科「そんなはず無いじゃないですか。ははは。いやだなー小鷹先輩ったら」

小鷹「どうしても認めないんだな?」

理科「ええ。理科は実際これでオ○ニーしていますから」


小鷹「理科。お前自分の癖に気づいてないみたいだから教えてやるよ」

理科「え?癖ですか?」


小鷹「ああ。お前自分の核心に迫られた質問された時、得意の変態キャラといつもよりちょっとだけ大きな声出してごまかすよな?」

理科「いや~?そんなことありましたかね~?ちょっと身に覚えがありませんね」

小鷹「あと誤魔化した後に目を合わせようとしない」

理科「う!?」ギク

小鷹「お前俺が途中話に乗っかった時に安心したんだろ?だいぶ目が泳いでたぞ?」

理科「ううう・・・」

小鷹「怒らないから言ってみろ」

理科「・・・ごめんなさい」


小鷹「実際のオ○ニーのやり方を教えてくれたら許してやるよ」ニヤ


理科「鬼ですかあなたは!?」

小鷹「俺が本当の事言ったのにお前が嘘つくからだろ?」

理科「それもそうですが、そもそもよく理科の癖なんてわかりましたね。自分でも気がついてなかったのに」

小鷹「俺は皆が思ってるよりも隣人部の事をよく見てるつもりだよ。
   それにお前小鳩と同じような嘘のつき方するのな」ハハハ


49 : ◆2oFOuw3W8s - 2013/07/29 09:10:19.85 p6YwwqLO0 27/239



理科「悔しい・・・絶対騙し通せると思っていたのに」


小鷹「ほれ。諦めてオ○ニー実演しろよ」

理科「いつの間にか実演になってる!?しませんよ!絶対に!」


小鷹「お前は俺といるときだけは本当にガード硬いのな」

理科「理科だって恥じらいぐらいあります」

小鷹「じゃあ恥じらいを持ったまま普段のオ○ニー教えてくれ」


理科「・・・マジですか?」

小鷹「マジです」

理科「ちょっと待っていただく事は?」

小鷹「却下。俺だってマジ暴露だったんだから早く言いなさい」


理科「はい・・・」


理科(これはマジで言わなきゃいけないやつだなぁ。小鷹先輩こういう所ホントに良く気がつくんだもんなぁ
   服装だとか髪型だとかはその場では褒めてくれないのに)



理科「理科の事よく見ててくれたから良しとするか」

小鷹「ん?何の話だ?」

理科「なんでもないですよーだ」

小鷹「??」


理科「さて、理科のオ○ニーですか・・・
   実はさっき言ってた方法とほとんど同じです。このディルドは使用した事ないですけど」

小鷹「で?その続きは?」

理科「いや、続きと言われましても、さっき嘘付いちゃったのは謝りますけど、実際はディルドを使うか使わないかだけなんですよね」

小鷹「それは理解した。で、お前のプレイの概要じゃなくて詳細を聞きたいんだが」

理科「詳細と言いますと・・・どこを、どうして、どうするか、みたいな事・・・ですか?」

小鷹「YES!」

理科「そ、それはさすがにねぇ」ハハハ


小鷹「理科」ジー

理科「うっ」プイ

小鷹「理科こっちを見ろ」

理科「はい・・・」


  
小鷹「」

理科「」



理科「ああ!もうわかりました!!言いますよ。だから睨まないでください。本気で怖いんですから」

小鷹「睨んでるつもりは無かったんだが・・・」ボソ

理科「え?なんだって?」

50 : ◆2oFOuw3W8s - 2013/07/29 09:16:02.02 p6YwwqLO0 28/239

小鷹「っく、そんな事より早く教えてくれよ」


理科「まず横になった状態で足を閉じて、あの・・・わ、割れ目をなぞるように指でこすります」

小鷹「それだけか?」

理科「それから感じてきたら、ク・・・クリトリスをつまんだりして刺激します」

小鷹「指は中に入れないのか?」

理科「ゆ、指を入れるのはまだ怖くて・・・」

小鷹「もしかしてそれでさっきのディルドも使ってなかったのか?」

理科「はい・・・」

小鷹「そこからさっきのCDの声と一緒にお前も絶頂すると?」

理科「そうです・・・」

小鷹「ちなみにお前イク時声出すか?」

理科「いえ、そ、そういうのは恥ずかしくて、あの、声を出してイッたことはありません」



小鷹「理科ありがとな」

理科「ふえ?」

小鷹「これで今夜のおかずができた」b

理科「親指立てないでください!」


小鷹「ていうかお前大丈夫か?顔真っ赤だし涙目だぞ?」

理科「誰のせいだと思ってるんですか!?本当にもう・・・いくら理科でも限度ってものがあるんですよ?」

小鷹「いやーいいもん見せてもらったわ。お前なら更なる高みを目指せると思うぞ?」

理科「目指しませんから!それに今日はその限度って物を越しちゃいましたよ?覚悟してくださいね。小鷹先輩」

小鷹「な、なんだよ?」

51 : ◆2oFOuw3W8s - 2013/07/29 09:19:24.89 p6YwwqLO0 29/239



理科「ふっふふふ!驚くなかれ!実はこの部屋には複数のカメラとマイクが隠されていたのです!
   もちろん今までの会話をばっちり撮らせていただきましたよ!」


小鷹「ぐ、何・・だと?」


理科「残念でしたね小鷹先輩!これで先輩の優位に立つことが出来ました!覚悟は出来てますか?」

小鷹「・・・」

理科「今日は散々セクハラされましたからね!こっからは理科のターンですよ!」

小鷹「・・・」

理科「安心してください。悪用なんてしませんから。ただ理科のちょっとお願いを聞いて欲しいだけですので」

小鷹「・・・」

理科「あの・・・小鷹先輩?もしかして怒ってます?」

小鷹「・・・」

理科「ええっと、盗撮は理科もやりすぎたかなぁって思ってますし、あの・・・だから何かしゃべってくれませんか?」

小鷹「・・・」

理科「わ、わかりました!消します!今日撮った物に関して全部消去しますから!だから、許してください!この通りです!」ペコリ



小鷹「ふぃ~」

理科「え!?小鷹先輩・・・?」

小鷹「ん?なんだ?」

理科「なんだ?じゃなくて!怒ってたんじゃないんですか?」

小鷹「いや?怒ってないぞ?むしろ盗撮とか想定内だな。お前には前科があるし」

理科「じゃあなんで黙ってたんですか?」

小鷹「お前がボロ出すのを待ってたんだよ」

理科「ボロって・・・あ!まさか」

小鷹「フッ」ニヤ

理科「でも、ほら所詮は口約束ですし、まだデータはこっちにあるんですよ!?それに理科は変な事言った覚えなんてありませんよ~?」



小鷹「理科。これを見ろ」スッ

理科「っげ!?ボイスレコーダー・・・いつの間にそんな物持ち歩くようになったんですか」

小鷹「前にBL小説朗読を録音されたからな、そのお礼をいつかしようと思っててな」

理科「・・・あ、あの~ちなみに質問なんですが、それいつから録音してましたか?」

小鷹「お前が恥じらいMAXで普段してるオ○ニーについて語ってる所からだ。聞くか?」

理科「いやいやいや!聞きたくないです!」

小鷹「遠慮するな、ホレ」ポチ


「まず横になった状態で足を閉じて、あの」ピッ


理科「本当に録音してるじゃないですか!?実は嘘でした~とか期待してたのに!」

小鷹「そんな生ぬるい事、理科と一緒にいる時の俺がするかよ」

理科「・・・小鷹先輩。取引しましょう」


52 : ◆2oFOuw3W8s - 2013/07/29 09:21:58.07 p6YwwqLO0 30/239

小鷹「ほう?どんな取引内容だ?」

理科「現状はお互いの弱みを握りあっている状態です。だからその弱みを今ここで無くしましょう」

小鷹「それだと俺に得が無いような気がするんだが」

理科「それは理科も同じです。一旦状態をリセットするんです。それに理科にはCV:羽瀬川小鷹のBL小説朗読も手札としてあるんですよ?
   それも今ここで消去しましょう。悪くない取引だと思いますが?」


小鷹「そうだな~ぶっちゃけ今日話した内容ぐらいならバレてもいい気がしてきたなぁ~」

理科「いやいや!ダメでしょ!?隣人部の皆さんにバレたら小鷹先輩、隣人部にいられなくなりますよ!?」

小鷹「あいつらなら意外といけるんじゃね?」

理科「無理ですって!普段下ネタ連発してる理科でさえドン引きする場面が何回かあったんですよ!?
   それに理科の技術力をもってすればお昼の校内放送で全校中にたれ流しする事もできるんですよ!?そうなったら嫌でしょ!?」



小鷹「んん~ていうかお前必死だな」

理科「逆に先輩はなんでそんなに落ち着いていられるんですか?」



小鷹「理科なら俺が困るような事しないって信じてるからかな」



理科「え?」ドキッ

小鷹「お前は優しくて恥ずかしがり屋で人に対して思いやりが持てる子だろ?」

理科「うう・・・それは・・・」

小鷹「お前がどういうつもりで盗撮なんてしてたかわからないし、聞かないけど悪用するつもりなんて初めから無いんだろ?」

理科「はい・・・」

小鷹「じゃあここで言うべきは取引とかそういう言葉じゃないだろ?」



理科「ほんと・・・かないませんね。
   先輩。お願いですからそのボイスレコーダーの中身を消去してください。お願いします」

53 : ◆2oFOuw3W8s - 2013/07/29 09:26:18.92 p6YwwqLO0 31/239


小鷹「どーしよーかなー」

理科「うおおい!!ここまでやらせてそれは無いでしょう!?」


小鷹「ははは。冗談だよ。ホレ。消していいぞ。やり方わかるか?」スッ

理科「え?いいんですか?」

小鷹「あたりまえだろ?さすがの俺も弱みを握ってまでお前とこの先やっていこうだなんて思ってねぇよ」

理科「先輩。ありがとうございます。では消しちゃいますね」ピッピ



理科「これでよしっと。こちらも今日撮った分とこの前のBL朗読分は消しちゃいますね」

小鷹「ん?別にいいぞ?消さなくても?」

理科「え、いいですか?」

小鷹「おお。だって悪用する気なんて無いんだろ?」

理科「ええ、それはまぁ。そうですけど」

小鷹「じゃあいいよ。その代わり今日の出来事が他の奴らに少しでも知れ渡ったら、わかるよな?」

理科「はい。それはもう重々承知です」

理科(最後に脅し入った!)


小鷹「ふぃ~もうこんな時間かぁ。理科今日は楽しかったよ。ありがとな」

理科「理科も楽しかったです。でも理科は何か大切な物を失った気がします」

小鷹「そんな事ないぞ。今日の理科もすごい可愛かったし」

理科「本当ですか!?小鷹先輩!!」

小鷹「顔を真っ赤にしながら自分のオ○ニーついて語る理科なんて部室じゃ絶対見れないもんな」

理科「忘れてください!お願いですから!」

小鷹「いや、今日のおかずにするから無理。マジで無理」

理科「じゃ、じゃあ小鷹先輩がオ○ニー語ってる所も絶対忘れてやらないですから!」


小鷹「お、お前俺でオ○ニーしてくれるのか?」


理科「しないです!・・・とも言えないですけど感激しながら言わないでください!」

小鷹「理科が俺の事を想いながら股を濡らすんだぞ?感激せずにはいられないだろ!」

理科「そんな事力説しないでください!全くもう」




54 : ◆2oFOuw3W8s - 2013/07/29 09:30:57.51 p6YwwqLO0 32/239


小鷹「怒ったか?」

理科「怒ってないです」

小鷹「怒ってるだろ?」

理科「怒ってないですってば」

ギュッ

小鷹「今日は悪かったな。理科」

理科「先輩!?あの急に抱きつかれると、あの、その」

小鷹「隣人部も楽しいけどさ、お前とエッチで下品な会話してる時が一番リラックス出来るんだ」

理科「小鷹先輩?」

小鷹「いつもと違って言葉選びが下品だったり、エロに歯止めがかからなかったり、いつも気をつけてた事も理科と会話してたら忘れちまうんだ。
   やっぱりそういうの嫌か?」

理科「嫌じゃないですよ、先輩。前に言ったじゃないですか。理科を頼ってくださいって。でも今はひとつだけ気になる事があります」

小鷹「なんだ?」



理科「理科のお腹のあたりに何かカタイ物が当たってるんですよ!!」



小鷹「残念それは、俺のオチンチンだ!」

理科「知ってるわ!!!馬鹿みたいな事言ってないで早く離れてください!」

小鷹「もう少しこのままいさせてくれよ~!理科の髪の毛すげーいい匂いするし、抱き心地いいし、ああ~超セッ○スしてぇ」

理科「もーーう!!いい加減にしろよ!ド変態プリン野郎!!」


バチバチ


小鷹「あががが・・・」

理科「もう!せっかくいい感じに終われると思ったのに」

小鷹「いってぇーまだ持ってたのか、そのスタンガン」

理科「闇鍋以来の登場ですね。理科を怒らせるとどうなるかわかりましたか?小鷹先輩?」

小鷹「ああ、文字通り痛いほどな。こりゃ当分セッ○スはお預けだなぁ」

理科「ほら!そんな事言えるぐらい元気なら早く帰ってください。ご夕飯作らなきゃいけないんでしょう?」

小鷹「ああ、そうだった!悪いな理科。俺もう行くわ、特売の時間逃しちまう」

理科「主夫業頑張ってくださいね。小鷹先輩!」


小鷹「ああ。今日は本当にありがとな!今度はちゃんとセッ○スしようぜーー!」タッタッタッタ

理科「しないですよーだ!!」


理科「はぁ、嵐のような人だな。あれがあの人の素の姿なんて誰が信じるだろうか」
   




理科「何で僕はあんな人の事好きになっちゃったんだろうな」




理科(それにしても小鷹先輩のアソコ大きかったな・・・)

55 : ◆2oFOuw3W8s - 2013/07/29 09:32:22.57 p6YwwqLO0 33/239

今回はここまでです。

次は隣人部の話とかになるかも?
全く考えてないのでよくわからないです。


70 : ◆2oFOuw3W8s - 2013/08/01 12:30:45.11 zWiGCqaH0 34/239

再開します。

今回の注意事項
小鷹が普通
内容はあっさりテイスト
エロい発言無し。エロい出来事なし

重ねて言います。
エロは無しです

タイトルで釣られて来ちゃった人とかいるのかな?
そんな人いたらサーセンwwwwwww

71 : ◆2oFOuw3W8s - 2013/08/01 12:32:16.59 zWiGCqaH0 35/239

~~昼休み 教室にて~~

夜空「小鷹、今日は部活に出れるのか?」

小鷹「ああ、そのつもりだけど」

夜空「そうか。わかった。また放課後な」

小鷹「ああ」


~~放課後 隣人部へ向かう途中~~


夜空「なぁ小鷹」

小鷹「ん?なんだ?」

夜空「今日は久々に隣人部らしい活動をしようと思うんだが」

小鷹「お、いいじゃないか。それでどんな事をするんだ?」

夜空「いやそれは今日みんなで決めようかと思ってる」

小鷹「久しぶりだな。部活動」

夜空「最近色々あって出来てなかったからな」

小鷹「それは夜空が失踪した事も含めてか?」ニヤニヤ

夜空「小鷹!あの、その事はもう言わないでくれ」カァァァ

小鷹「ははは、悪かったっての。でも、もういなくなったりしないでくれよ?」

夜空「ああ」

夜空(小鷹は理科の事をどう思っているんだろうか。屋上での事聞きたいけど・・・)

小鷹「夜空?どうした?」

夜空「いや、何でもない」



~~隣人部~~

ガチャ

小鷹「うーっす」

幸村「兄貴と姉御。お勤めご苦労さまです」

小鷹「おっす。幸村」

夜空「ああ、早いな幸村」


理科「先輩方。こんにちわ」

小鷹「おう」

夜空「おい、理科。今日のその髪型はなんだ?」

理科「あ!気づきました?チョット巻いてみたんですよ!」

夜空「いやそれ巻くってレベルじゃない気がするんだが」



小鷹「コロネが2個付いてるみたいだな」

理科「な!?いわゆる《巻き髪でウルトラハッピー》ってヤツですよ!これだから女心とオシャレの分からない人は!」


夜空「いや、それは無いだろ」

幸村「わたくしもどうかと」


理科「幸村君まで!?ひどいです」

73 : ◆2oFOuw3W8s - 2013/08/01 12:33:33.74 zWiGCqaH0 36/239

星奈「私は理科の今日の髪型嫌いじゃないわよ?」

理科「本当ですか!?星奈先輩!」

星奈「ええ。だってスマ○○プリ○ュアに出てくるみゆきちゃんみたいじゃない」

理科「わかってくれますか!そうなんです。今日はそのみゆきちゃんをイメージしてセットしてみました。
   みゆきちゃんはちょっとドジっ娘ですが人一倍優しくて慈愛に溢れる女の子なんです!」

星奈「しかも友達思いで敵でさえも受け入れてしまうような包容力の持ち主なのよね!」


夜空「その話長くなるか?」

星奈「何よ。夜空ここからがいい所なのに。あんたも一回見てみると良いわ、スマプリ」

夜空「遠慮しておく」

星奈「あらそう?面白いのにスマプリ」


小鷹「もう最初に伏字した意味がねぇよ・・・」



ガチャ、バン!


マリア「やっほーお兄ちゃんいるか!?ああ!お兄ちゃんいたのだ」

小鷹「よ!マリア元気そうだな」

マリア「私はいつも元気いっぱいなのだ!今日もお兄ちゃんのお弁当おいしかったぞ!」

小鷹「おう!そうか、マリアはちゃんとお弁当全部食べてくれるから、作り甲斐があるよ」

マリア「ん?私はシスターだからな。すべての生きとし生けるものと食材にに感謝を込めて頂きますなのだ」

小鷹「うんうん!偉いな。マリアは」



ガチャ

小鳩「クックク。今日も我(われ)が下賎な人間風情が巣食う下界へと舞い降りてやったぞ」


マリア「あ、ウンコ吸血鬼!」

小鳩「クーックククそういう貴様は神の使いではないか。わが親愛なる闇の眷属から離れてくれないか?」

マリア「いやなのだ!お兄ちゃんは私のお兄ちゃんなのだ!」

小鳩「そう何度も言わせるでない。さっさとその者から離れるのだ」

マリア「うっさいこのウンコ!お兄ちゃんと一緒にいていいのは神の使いである私だけなのだ」

小鳩「まだそんなこと言うか!あんちゃんはうちのあんちゃんじゃ!」

マリア「ウンコ吸血鬼にお兄ちゃんはもったいないのだ!」

小鳩「うっさい!アホー!」

74 : ◆2oFOuw3W8s - 2013/08/01 12:36:09.79 zWiGCqaH0 37/239

小鷹「あー、その辺にしとけよ?あんまりうるさくしてると弁当のおかずなくしちゃうからな?」

小鳩「あ、あんちゃん!?」

マリア「それはいやです!私はシスターだけど今だけはウンコ吸血鬼と仲良しです」

小鳩「クーックククしかたが無いな。我が血肉となる供物が減るのは吝かでは無い。ここは手を組んでやるとしよう」

小鷹「おお、友達同士仲良くなぁ」


夜空「さすが小鷹だ。幼女の扱いがうまいな」

星奈「ええ。日に日に上達してるわね」

理科「理科なんだか危ない匂いがしてちょっと怖いです」

幸村「さすがは兄貴です」


小鷹「お前ら聞こえてんぞ?」



夜空「さて、ロリコンは放っておいて隣人部の活動会議を始めるぞ」

小鷹「おま!」

理科「わー」パチパチ

星奈「なんだか久しぶりね」

小鷹「聞けよ・・・」

幸村「兄貴ドンマイです」


星奈「で?活動会議って今日の議題は何?」

夜空「私たちは今まで友達作りを目標に活動してきた、だが私たちは先日小鷹が言ってくれたようにもう既に
   と、友達だから、その、友情を深めるために何かしたいと思うのだが今日はそれを話合おうと思う」

理科「要約すると友達なった記念にパーっとやりましょう!って事ですか?」

夜空「ま、まあ。そういう事だ。お前たち何かやりたい事はあるか?」

マリア「ハイハイ!私美味しいもの食べたいです!」

夜空「・・・皆でご飯か。他は何かあるか?」


星奈「はい!私は」

夜空「却下。他は?」

星奈「ちょっと夜空!まだ何も言ってないじゃない!」

夜空「貴様の言いたい事など聞かなくとも分かる。どうせギャルゲーだろ?」

星奈「ち、違うわよ。確かにそれもやりたいけど、ゲームはゲームでもゲームセンターに行きたいのよ」

夜空「ゲーセンか。それもありだな」

星奈「でしょ!?それに今ならあのギャルゲーのアーケード版が出てるし前々から興味あったのよ」

夜空「結局ギャルゲーじゃないか・・・相変わらずだな、にく、・・・星奈」

星奈「あんたねぇ。私の事名前で呼ぶかあだ名で呼ぶかどっちかにしなさいよ」

夜空「仕方ないだろ!もうすっかり肉で定着したんだから!
   そもそも私が仕方なく貴様の事を友達として認定してやったのだから呼び方など私の好きにさせてもらう」

星奈「ああ、そう。ていうか肉でも良いわよ?・・・別に嫌じゃないし」


小鷹「そこは嫌がれよ。夜空も名前呼びにするって言ったのは自分からだったろうに・・・」

理科「結局はいつもと同じ所に落ち着くんですよ」

75 : ◆2oFOuw3W8s - 2013/08/01 12:37:46.24 zWiGCqaH0 38/239

夜空「アホ肉は放っておくとして。ゲーセンは保留だな」

星奈「な!?」


小鳩「あんちゃん!」

小鷹「どうした小鳩?」

小鳩「うちもゲームセンター行きたい」

星奈「そうよね!?そうよね!?小鳩ちゃんも行きたいわよね!?」


小鷹「どうしたんだよ?今まで興味無かったろ?」

小鳩「クーッククク、近頃我の姿を模した遊戯が巷で流行っていると聞いたのだ。戯れにどのような物か一度見てやろうかと思ってな」

小鷹「ああ、そいやあクロネクのアーケード版が出たんだったな」

小鳩「うん。うちもそれやりたいけん」

小鷹「そうだな。なぁ、夜空」


夜空「なんだ?」

小鷹「最近のゲーセンでみんな遊べる機種も増えてるみたいだからさ、ちょっとでいいから行ってみないか?」

夜空「ま、まぁ。そういう事なら。いいか。リア充っぽいし」

小鷹「ありがとな夜空」

夜空「ん」


理科(相変わらず夜空先輩ちょろいなぁ。顔真っ赤じゃないですか)


夜空「他に何か案はあるか?」

理科「それなら、理科はまたカラオケに行きたいです」

夜空「カラオケか・・・」

小鷹「前に行った時は夜空も星奈も別の部屋に入っちまったから、歌ってる所見てないんだよな」

星奈「そういえばそうだったわね・・・」

夜空「あの時は、に・・・星奈と張り合ったせいでちっとも楽しくなかった」

星奈「肉って言いかけたでしょ!?まぁいいわ。もう好きに呼んでよ。それより私は小鳩ちゃんの歌声が聞きたい!」

小鳩「や!」

76 : ◆2oFOuw3W8s - 2013/08/01 12:40:57.63 zWiGCqaH0 39/239

マリア「なぁカラオケって楽しいのか?」

小鷹「なんだマリア。カラオケ行った事無いのか?」

マリア「無いぞ~?そんな所に行く時間があれば勉強させらてましたから」

小鷹「お、おう!そうか。じゃあ皆でカラオケ行くか?」

マリア「行くのだ~」


夜空「じゃあ、今まで出てきた案をまとめると
   1.みんなでご飯を食べる
   2.(全員同じ部屋で)カラオケ
   3.ゲームセンター
   となったが他に意見のある者はいるか?」

小鷹「幸村、お前はどうなんだ?どこか行きたい所とか無いのか?」

幸村「わたくしは兄貴のお傍にいられるのでしたらどこでもかまいません」

小鷹「そ、そうか」


夜空「それではこれで決定だな。で、場所なのだが、カラオケは前回行った場所ではなく別の場所にしようかと思う」

星奈「え?どうしてよ?」

夜空「せっかくだから団体様割引が適用できる場所にしよう。一回使ってみたかったし」

小鷹「お前ずっと一人でカラオケ行ってたもんな」

夜空「一人ではない!トモちゃんも一緒だ」

小鷹「トモちゃんは一人としてカウント出来ねぇだろ・・・」


星奈「で?そこのカラオケはどこにあるのよ?」

夜空「遠夜駅近くだ」

理科「では、遠夜駅集合でいいですか?」

夜空「ああ。時間だが、その店のフリータイムが12時からだから、遠夜駅に12時までに集合だ」

マリア「ご飯はどうするのだ?」

小鷹「各自済ませておくか?」

理科「それではカラオケ後にお食事ですか?」

小鷹「それじゃ帰りが遅くならないか?」

星奈「マリアがいるのに遅くなるのはどうなの?」

夜空「そうだな、なら少し早めに集まって昼食を取ってからカラオケに行くか」

小鷹「そうだな。じゃあ集合は11時ぐらいか?」

夜空「よし、それでいいだろう。では今度の日曜日に遠夜駅に11時集合。それでいいか?」


小鷹「うし。11時な了解」

星奈「オッケー」

理科「了解しました」

幸村「承りました」

マリア「わかったのだ」

小鳩「クーッククク。我(われ)が彼の地へ降り立つのも何年ぶりか」

77 : ◆2oFOuw3W8s - 2013/08/01 12:41:35.44 zWiGCqaH0 40/239

小鷹(ああ、ケイトに連絡しとこうか)



ヴーヴーヴー

ケイト「お、お兄ちゃんからだ。なになに?」


From:お兄ちゃん

今度の日曜日マリア連れてカラオケ行ってくるから、遠夜駅までマリアの送り迎え頼む。
昼飯も出先で食べる事になったから、詳しい事はマリアに聞いてくれ。



ケイト「誘われてない・・・誘ってくれてもいいじゃんか。お兄ちゃん・・・」

78 : ◆2oFOuw3W8s - 2013/08/01 12:42:37.71 zWiGCqaH0 41/239

今回はここまでです。

次は飯食ってカラオケぐらいまでを目標にする

86 : ◆2oFOuw3W8s - 2013/08/04 01:01:49.81 cFPKgGFm0 42/239

再開します。
ご飯パート終了まで

ケイトさん人気なんだな
でも出番無いんだ。ごめんねwwww

87 : ◆2oFOuw3W8s - 2013/08/04 01:03:25.35 cFPKgGFm0 43/239

~~土曜日の夜~~


ケイト「マリア、明日の用意できたの?」

マリア「うーん。大丈夫なのだ」

ケイト「じゃあ集合時間言ってみな」

マリア「遠夜駅に11時」

ケイト「ん、ちゃんとわかってるみたいだね」

マリア「そんな事いちいち言われなくてもわかるわ。ババア」

ケイト「おいおい。今何て言ったのかな?」

マリア「ババア、違います、違います!!お姉さんです」

ケイト「わかればよろしい」

マリア「っけ!ババアが!!」

ケイト「コラ!マリアー」

マリア「ギャハハハ!」

ケイト「待て!逃げるな!」



ケイト「全くもう。あ、そうだ。お兄ちゃんに連絡しとくか」


To:お兄ちゃん

明日の事だけどマリアにいくら位持たせればいい?
私もそういうの疎くてよく分からなくてね~
私もお兄ちゃんの歌聞きたかったなぁ!


ケイト「送信っと。はぁ、自分から【行きたい】とはさすがに言えないよなぁ」


ピロリロリン♪


ケイト「お、返事返ってきた!」


From:お兄ちゃん

2000円持たせときゃいいよ。


ケイト「メール淡白すぎんだろ!!」


マリア「どうしたのだ?」

ケイト「なんでも無いよ。ほら早く寝な。寝坊するぞ」

マリア「はぁい」


ケイト「はぁ、脈無しなのかなぁ~」

88 : ◆2oFOuw3W8s - 2013/08/04 01:04:46.52 cFPKgGFm0 44/239

~~土曜夜 羽瀬川家~~

小鷹「小鳩~あんまり夜更かしするなよ~」

小鳩「うん」

小鷹「明日起きられなくなるぞ」

小鳩「うん」

小鷹「ゲーセンに向けて家庭用ゲーム機で練習するのはいいけど、寝坊しちゃしょうがないぞ」

小鳩「うん」


ピロリン♪

小鷹「ん?メールだ」


From:ケイト


小鷹「ケイトか。うーん・・・」



小鷹「」ポチポチポチ



小鷹「送信っと。多分あいつ誘って欲しかったんだろうなぁ。でもこれ以上人数増えるのはなぁ。
   今の時点で俺入れて7人だぞ?これ以上人数増やすとセリフ割とか大変なんだよ。
   フラグをぶち折るのも主人公の役目だ。うん!」


小鳩「あんちゃん?何言ってるん?」

小鷹「いや、何でもねぇよ。ほらもう寝ろよ?」

小鳩「うーん。あと少し」



小鷹「こりゃ、マジで寝坊だな。あ!理科にメールしよ」

小鷹「ええっと」



To:理科


小鷹「」ポチポチポチ


小鷹「これでよし。送信っと」

89 : ◆2oFOuw3W8s - 2013/08/04 01:05:38.40 cFPKgGFm0 45/239

~~土曜夜 理科自宅にて~~


ピロリン♪


理科「ん?メール?小鷹先輩?」



From:羽瀬川 小鷹

明日は下着付けてくんの?

もし付けて来る場合は色と形教えて。
写メでもいいぞ!返事待ってるからな



理科「・・・」


ポチポチポチポチ

送信 OK


理科「ふぅ~明日に備えて寝よ」




~~羽瀬川家~~

ピロリン♪

小鷹「お、返事きたな」


From:理科

お答えする理由が御座いませんのでお教えすることができません。


小鷹「最近理科が冷たい・・・」

90 : ◆2oFOuw3W8s - 2013/08/04 01:07:09.84 cFPKgGFm0 46/239

~~日曜日 遠夜駅~~


次は遠夜~遠夜~


小鷹「ほら小鳩ついたぞ?起きろ」

小鳩「ふえ?」

小鷹「お前昨日夜更かしして寝不足じゃねぇか」

小鳩「クーッククク。我は闇と共に生きるもの。貴様ら人間共とは生きる時間軸が異なるのだ」

小鷹「はいはい。どうせ楽しみで眠れなかっただけだろ?」

小鳩「そ、そんなことないもん!!」

小鷹「ゲームやめた後も熱心にゲーム雑誌読んでたな。あれアーケード版クロネク情報載ってるやつだろ?」

小鳩「クーッククク。我はアカシックレコードにコンタクトしこの世のあらゆる理を閲覧していただけよ」

小鷹「それで寝坊しちゃ世話ないけどな」

小鳩「あんちゃん!?」

小鷹「間に合ったからいいけどな」




夜空「お、来たな」

星奈「遅いわよ?二人とも」

小鷹「すまない。小鳩が寝坊してさ」

星奈「あら?そうだったの?なら仕方ないわね。それに11時まであと2分あるしね」

マリア「だらしないな~ウンコ吸血鬼」

小鳩「う、うるさいわ!あほ!」



幸村「おはようございます。兄貴、妹ぎみ」

理科「おはようございます。小鷹先輩。小鳩さん」

小鷹「おう。おはよ」

小鳩「お、おはよう」




夜空「では、全員揃ったな。じゃあ行くか」

星奈「おお!ってどこに?」

夜空「・・・どこへだ?」

マリア「ご飯食べに行くんじゃないのか?」

夜空「それはそうなんだが、こういう時はどこへ行けばいいんだ?」

理科「んん~こういう友達同士でのお食事だとファミレスやファーストフードが定番じゃないでしょうか?」

小鷹「まあ、そうなるわな」

星奈「じゃあファミレス行きましょ。どこにあるの?」


小鷹「確かこっちの方にあったはずだぞ?」

91 : ◆2oFOuw3W8s - 2013/08/04 01:09:18.03 cFPKgGFm0 47/239

~~ファミレス~~

店員「申し訳ございません。ただいま満席となっておりまして・・・」


小鷹「だってさ。どうする待つか?」

星奈「ええ~待たされるのなんて嫌よ」

夜空「私も同感だ」

理科「では、場所を変えますか」



~~ファーストフード店~~

店員「7名様ですとご相席となりますが」


幸村「と申されていますが如何いたしますか?」

マリア「私はお兄ちゃんと食べたい!」

小鳩「またお兄ちゃんゆうた!あんちゃんは私のあんちゃんじゃ」


小鷹「・・・じゃあ次いくぞ」



夜空「さて、どうした物か。時間的に次の店で食べられないとどんどん時間が押していくぞ」

小鷹「もうこの際だからファミレスやファーストフードに拘らなくてもいいんじゃないか?」

夜空「そうだな。よし!人が少なそうな所を探してそこに入ろう」

理科「理科もそれに賛成です」

小鷹「お前ら人込み苦手だからそんな事言ってるだけだろ・・・」


マリア「そんな事よりおなかすいたのだ」


幸村「姉御どこへ行かれますか?」

夜空「そうだなぁ・・・誰か目ぼしい店を知ってるか?」


星奈「私はそういうのわからないわね」

理科「理科もです」

幸村「わたくしも恥ずかしながら」

マリア「私もしらないのだ」

小鳩「クーッククク。我には必要ない知識よ」

小鷹「俺もさっぱりだ。・・・ん?」

92 : ◆2oFOuw3W8s - 2013/08/04 01:11:02.80 cFPKgGFm0 48/239

夜空「どうした?小鷹?」

小鷹「いや、あそこのお店からだと思うんだけどいい匂いがしたからさ」

星奈「どのお店よ?」

小鷹「あの真ん中の店だ」



【食事処 ○○】


理科「またえらくベタな大衆食堂ですね~」

夜空「よし。あの店にしよう」

星奈「ちょ!?夜空?」

夜空「普段主夫をやってる小鷹が言うんだ、そこまでハズレでも無いだろう」

小鷹「いや。その理屈はおかしい」


マリア「で、どうするのだ?あそこで食べるのか?私はおいしければなんでもいいぞ~」


理科「理科はオッケーですよ。ああいう一見普通のお店が実は凄腕の店主で。みたいな事ってよくあるじゃないですか」

幸村「兄貴がお選びになったお店です。わたくしも構いません」

星奈「まあいいんじゃない?なかなかいい匂いしてるし」

夜空「さすがは肉星奈。食材の匂いを嗅ぎ分ける能力に長けているな」

星奈「肉星奈ってなによ!?好きに呼んでいいとは言ったけどどっちかにしなさいよ!」

夜空「だまれ、肉星奈。どっちつかずなら両方呼んでしまったほうがいいだろう?」

星奈「どんな理屈よそれ・・・」


小鷹「じゃあ店入るぞー」


店員「いらっしゃいませー何名様ですか?」

小鷹「あ、7人なんですけど大丈夫ですか?」

店員「大丈夫ですよー今ですと円卓でのご案内になりますがよろしいですか?」

小鷹「まぁいいよな?」

夜空「私は構わないぞ」

星奈「私もいいわよ」

理科「理科も大丈夫です」

幸村「兄貴がご決定した事であれば何なりと」

小鳩「クーックククようやく我の魔力供給に相応しい場所が用意されたか」

小鷹「ん?マリアは?」


マリア「あははは!真ん中に何かクルクル回る物ある」

小鷹「もう座ってんのかよ」

93 : ◆2oFOuw3W8s - 2013/08/04 01:13:52.98 cFPKgGFm0 49/239

店員「ではお座りになってお待ちください。ただ今メニューの方お持ちいたしますので」

小鷹「はい。わかりました」


夜空「さて、ようやく落ち着いたな」

小鷹「ああ。何だかんだ歩きまわっちまったもんな」

夜空「誰かがもう少し早く来てくれればな」

小鷹「だから俺のせいじゃねえっての」

小鳩「うう・・・」

星奈「ちょっと小鳩ちゃんの悪口言わないでよ」

夜空「冗談だ。それに楽しみだったんだろ?小鷹の妹」

小鳩「・・・うん」

夜空「それなら私も一緒だ。今日を楽しみにしていたのは私もだ」

小鳩「!」パァァァ


理科「夜空先輩」ニヤ

幸村「夜空の姉御」ニヤ


夜空「う!?いいから、早く注文を決めるぞ」

星奈「ツンデレ夜空可愛いわぁ~」

夜空「ツンデレとか言うな肉星奈!」

星奈「それやっぱ定着しちゃうんだ・・・」


小鷹「で、お前ら注文は決まったのか?」

星奈「ああ、私はエビチリ定食」

理科「理科は酢豚定食で」

幸村「わたくしは親子丼で」

マリア「私はスタミナ定食!ご飯は大盛りで!」

夜空「カレイの煮付け定食」

小鷹「小鳩は決まったか?」


小鳩「うう~」

小鷹「何と迷ってるんだ?」

小鳩「コレとコレ」

【和風チキンステーキ定食】【から揚げ定食】

小鷹「両方鶏肉かよ・・・」


小鷹「そうだな・・・お!小鳩。お前チキンステーキ定食にしろ」

小鳩「え!?あんちゃん!?」

小鷹「で、それとは別に単品でから揚げ頼んでみんなで食おうぜ?団体客用に単品で注文できるみたいだ」

小鳩「うん!そうする!」

星奈「で?あんたは何にするのよ?」

小鷹「俺は天丼だな」


夜空「よし。全員決まったな」

94 : ◆2oFOuw3W8s - 2013/08/04 01:16:19.53 cFPKgGFm0 50/239

スイマセーン


ハーイ

――――――――
――――――
――――
――


店員「ご注文は以上でよろしいですか?」

小鷹「あ、から揚げ取り分けたいんで小皿ください」

店員「かしこまりました」


――――――――
――――――
――――
――


店員「お待たせいたしました。ご注文の品すべてお揃いでしょうか?」

小鷹「はい。大丈夫です」

店員「では失礼します」


――――――――
――――――
――――
――




小鷹「ふう食べたなぁ」

マリア「私もおなかいっぱいなのだ!」

夜空「さて、そろそろいい時間だ。出るか」

星奈「そうね」



店員「ありがとうございましたー」


理科「いやーおいしかったですけど。裸にはなりませんでしたねぇ」

小鷹「お前はなんの話をしてるんだよ」

理科「知らないんですか?最近の料理物のお話だと、食べた時のリアクションは裸になるのが定番となりつつあるんですよ?」

小鷹「それは漫画の話だろうが」


星奈「え?おいしい物食べた時って裸にならなきゃいけないの?」

夜空「え?」

星奈「え?」

小鷹(こっち見られても困るんだが)



夜空「星奈。これからは貴様を赤の他人だと思ってもいいか?」

星奈「ちょっと夜空!冗談よ!本気にしないで!哀れむような目もやめてお願いだから!」

夜空「あぁ、柏崎さんは今日はどちらへ行かれるんですか?」

星奈「ちょっと夜空~」

95 : ◆2oFOuw3W8s - 2013/08/04 01:17:32.80 cFPKgGFm0 51/239

マリア「わたしお兄ちゃんが次にお弁当作ってくれたときはちゃんと裸になります」

小鷹「冗談だからな?やんなくていいぞ」

幸村「ではわたくしが一肌脱ぎましょう」

小鷹「やらなくていいぞ~」

幸村「うう」シュン

理科「では、理科が!」

小鷹「夜空~こっからカラオケ屋って近いのか?」


夜空「ああ、歩いて数分だ」

小鷹「ん。じゃあ行こうぜ」


理科「ああそうですか。理科なんて所詮モブですか」


小鷹「理科~何やってんだ。行くぞー」

理科「あ、ちょっと待ってくださいよ!」

小鷹「馬鹿やってると置いてくからな」

理科「そんな!理科はこんなに先輩の事想ってるのに」

小鷹「アリガトーゴザイマス」

理科「超棒読みですね」


小鷹「じゃあ本気にしてもいいのかよ?」ボソ

理科「へ?」



夜空「着いたぞここだ。ん?理科どうした?顔が赤いぞ?」

理科「いえ!なんでもないです!ちょっとトランスモード入っただけです!」

小鷹「」ニヤニヤ



理科(やられた。本当にあの人は油断ならないなぁ)

96 : ◆2oFOuw3W8s - 2013/08/04 01:19:40.50 cFPKgGFm0 52/239

今日はここまで。
ご飯のパートが短いのはごめんなさい。

食戟のソーマみたく裸にしたかったけど料理知識が乏しいので


108 : ◆2oFOuw3W8s - 2013/08/08 12:12:52.28 Hce7N3Q20 53/239

夜空の姉御ageは誰かがやってくれると信じて
再開します。

今回の注意事項
カラオケパート突入
既存の歌を歌います
懐メロ多数
一部でっちあげあり

109 : ◆2oFOuw3W8s - 2013/08/08 12:14:00.32 Hce7N3Q20 54/239

~~カラオケ屋 受付~~

夜空「7人でフリータイムでお願いしたいのだが」

店員「はい。かしこまりました。それでは303号室のお部屋へおすすみください」

――――――
――――
――


303号室


小鷹「ふう。カラオケも久々だな」

理科「前回皆さんと来たとき以来ですか?」

小鷹「そうだな」

幸村「兄貴とまたこの場所に来られた事を光栄に思います」

小鷹「お前はなんでいつも言う事が重々しいんだよ」

幸村「それは兄貴を思うがゆえ」

小鷹「そうか」


星奈「で、誰が最初に歌うの?もちろん私よね?」

夜空「勝手にしてろ。私たちは飲み物を先にドリンクバーに取りに行って来る」

星奈「ちょっと私も行くわよ」

夜空「遠慮しなくていいぞ?星奈が歌っている間に貴様の分の飲み物も持ってきてやる」

星奈「それじゃ誰も私の歌聞いてくれないじゃない!私も行くわよ」

夜空「はぁ仕方が無い。さっさと行くぞ星奈」

星奈「う、うん」


理科「なんだか素直ですね。今日の夜空先輩」

小鷹「あいつも何だかんだ言って楽しみだったんだろ」

理科「呼び方も星奈になってますし」

小鷹「同姓の友達が出来て接し方が分かってなかっただけなのかもな」


夜空「何してる?さっさと飲み物取りにいくぞ」

小鷹「ああ。行くぞ。マリア、小鳩」

マリア「うん!」

小鳩「クーッククク。永久に湧き出ると言われる魔の泉か。待っておれ、今行くぞ」

小鷹「ドリンクバーは無限って訳じゃねぇだろ」

110 : ◆2oFOuw3W8s - 2013/08/08 12:16:58.45 Hce7N3Q20 55/239

~~ドリンクバー~~

理科「こういう時にいろんな飲み物を混ぜるのも定番ですよね~」

小鷹「やめとけよ。飲めなくなったらもったいない」

夜空「小鷹はそういう所ホントにジジくさいな」

小鷹「ほっとけ!常識だろうが」

星奈「そうかもしれないけど楽しみが無いわよね」

幸村「堅実な所も兄貴の魅力のひとつです」

マリア「ギャハハハオレンジジュースが無限に出てくるぞ!」

小鳩「クーッククク。我の特殊調合によって魔界の雨を再現してやろう」

小鷹「だから飲み物や遊んじゃ駄目だっての。ほれ早く戻るぞ」


~~303号室~~

座席表

  マ
夜 リ 小
空 ア 鳩
―――――    入
テーブル │理科 口
―――――
星 幸 小
奈 村 鷹



夜空「よし。飲み物も持ってきた事だ。歌うぞ」

小鷹「誰からだ?」

星奈「もちろん私よね!」

夜空「ならさっさと入れろ」
星奈「ちょ、急かさないでよ!ん・・・とこれでよし!!」


星奈「♪~♪~」


夜空「何か食べ物はいるか?」

マリア「ハイ!私はこのフライドポテトが食べたいです!」

小鳩「クーッククク。我は甘美な供物を求めるぞ」


星奈「♪~♪~」



理科「このロシアンたこ焼きとかどうですか?」

小鷹「こういうのって本当に辛いのか?」

夜空「よし。試しに注文してみるか。丁度7個あるみたいだし」


星奈「ってあんたたち聞きなさいよ!!」


112 : ◆2oFOuw3W8s - 2013/08/08 12:18:34.16 Hce7N3Q20 56/239

夜空「どうしたのだ?私たちは軽食メニューを注文しようとしていただけだぞ?」

星奈「だからってあからさまに無視しないでよ!」

夜空「はぁ、わかったからさっさと続きを歌え。まだ半分あるだろ」

星奈「わ、わかったわよ」


♪~♪~


夜空「他に注文ある者はいるか?」

幸村「とりあえずは大丈夫じゃないでしょうか?」

理科「では電話してしまいますね」


星奈「聞け~~!!」


夜空「マイクを通すな。耳に響く・・・」

星奈「あんた達が全く聞かないからいけないんでしょうが!」


小鷹「悪かったよ星奈。とりあえずさっきの歌もう一回聞かせてくれよ」

星奈「歌えるか!もういいわ。誰か次歌って頂戴」

理科「じゃあ夜空先輩お願いします!前回歌ってる所聞けなかったんで」

夜空「う、わ、分かった・・・・じゃあこれで」ッピ


夜空「♪~♪~」


小鷹「夜空うめぇなぁ」

星奈「ふん!私だってこれぐらい」


ガチャ

店員「失礼しま~す。ご注文の品お持ちいたしました」

夜空「・・・」


店員「ご注文の品以上です。ではごゆっくりどうぞ」

幸村「はい。ありがとうございます」


夜空「なんなのだ!人が歌ってる最中に入ってきよって!」

小鷹「そういうシステムなんだからしょうがないだろ・・・」

113 : ◆2oFOuw3W8s - 2013/08/08 12:19:56.93 Hce7N3Q20 57/239

マリア「そんな事よりもご飯きたぞ!」

夜空「ふう。この曲もういいや。消す」ッピ

理科「消しちゃうんですか?もったいない」

夜空「いいよ別に。それよりもロシアンたこ焼きがあるだろう?それにあたった人は罰ゲームというのはどうだ?」

星奈「いいわねそれ」

小鷹「激辛たこ焼きで十分罰ゲームだろ」

理科「で、罰ゲームとは何をするんですか?」

夜空「そうだな・・・皆が一回づつ歌い終わって一巡したらピンクレディーのUFOを振りつきで歌う。というのはどうだ?」

小鷹「振り付けなんて覚えてねぇよ!」

夜空「知らなければ頑張ってその場で考えろ」

小鷹「鬼か!」

理科「しかもこれ7個中2個が激辛なんですね。二人でデュエットという点においては最適かもしれません」

小鳩「クーッククク。このような物、我の邪王心眼にかかれば一目瞭然よ」

マリア「ギャハハハなんだかわからないけど食べていいのか?」


夜空「では全員選んだな?」

小鷹「ああ」

星奈「いいわよ」


「せーの」

パク


理科「おいしいです」

幸村「わたくしもです」

小鳩「クーッククク人間が食する物も悪くないな」

マリア「おかわりなのだ!」

小鷹「俺もセーフっと。てことは?」



夜空「ぐああああ」

星奈「ぎゃーーー」


小鷹「やっぱりお前らか」

理科「ベタですけどやっぱそうなりますよね~」

114 : ◆2oFOuw3W8s - 2013/08/08 12:21:51.39 Hce7N3Q20 58/239

夜空「くっそ・・・ジョーク食品と言ってもある程度の限度ってもんがあるだろ!」

小鷹「そんなに辛いのか?」

夜空「・・・うん」

小鷹「ほら。俺のミルクティー飲むか?」

夜空「小鷹の!?う、うん。頂く」ゴク


星奈「夜空だけずるい。私も辛いのに」

小鷹「お前にも分けてやるよ」

星奈「うん。夜空私にもそれちょうだい」

夜空「ん。ほら」スッ

星奈(これってもしかして小鷹と夜空の間接キスで2倍美味しいってやつ!?やったわ!)

夜空「どうした星奈?なんだか気持ち悪い顔してるぞ?」

星奈「な!?失礼な!まったく何でも無いわよ」ゴクゴク


小鷹「俺のミルクティ無くなった・・・」


理科「じゃあ次は誰が歌いますか?」

小鷹「マリア、どうだ?歌うか?」

マリア「う~ん歌いたいけど歌いたい曲が決まってないのだ」

小鳩「クーックククならば我が音撃がごとく歌を聞かせてくれよう」

星奈「キャー!小鳩ちゃん歌うの?早く歌って!聞かせて!」

小鷹「・・・あんちゃんこいつイヤ」

星奈「ひどい小鳩ちゃん」ガーン


理科「小鳩さんはなにを歌うんですか?」

小鳩「・・・闇より集いし気高き魔物」

理科「それって鉄のネクロマンサーのレイスのキャラソンですよね?」

小鳩「知っとるん?」

理科「はい。クロネクは玩具の商品開発に携わった事があってその時にアニメなど色々勉強したんです」

小鳩「そうなんだ」

理科「よかったら一緒に歌いませんか?その曲ゲルニカのパートもありますし理科がどっちか歌いますよ」

小鳩「ええの!?じゃあうちレイスがいい!」

理科「はい。じゃあ理科がゲルニカパートですね」


星奈「迂闊だったわ・・・小鳩ちゃんと一緒に歌うためにキャラソンまで網羅するべきだったわね」

小鷹「お前そんなだから小鳩に避けられるんだよ・・・」

115 : ◆2oFOuw3W8s - 2013/08/08 12:23:26.88 Hce7N3Q20 59/239

小鳩「♪~♪~」

理科「♪~♪~」


マリア「ほぇ~うんこ吸血鬼の癖に中々やるな」


小鳩「♪~♪~」

理科「♪~♪~」



理科「ふう。小鳩さんお上手ですね」

小鳩「あ、ありがと」


星奈「小鳩ちゃん最高!!小鳩ちゃんマジ天使!小鳩ちゃんペロペロ!!」

夜空「やめろ!見苦しい!」スパーン

星奈「うぐっ」イタタタ


理科「小鷹先輩どうでした?小鳩さんと理科のデュエット」

小鷹「中々決まってたぞ」

小鳩「ほんま!?」

小鷹「ああ。うまくなったな小鳩」

小鳩「あんちゃん・・・く、クーッククク我にかかればこの程度の事など動作もないわ」

理科「小鷹先輩、理科は?理科はどうでした?」

小鷹「ヨカッタゾ」

理科「なんだか小鳩さんの時と反応違いません?」

小鷹「そんな事ないだろ」

理科「もういいですよーだ。やさしくしてくれなきゃ理科グレちゃいますよ?」



小鷹「昨日のメール冷たかった」ボソ


理科「へ?」


小鷹「今日の下着の写メ見たかったなぁ」ヒソヒソ

理科「小鷹先輩!聞かれますよ!?」ヒソヒソ

小鷹「下着の詳細教えてくれたらいくらでもやさしくしてやんよ」ヒソヒソ


夜空「ん?どうした小鷹?」

小鷹「ああ。理科にリモコンの使い方聞いてたんだよ。色々機能あるみたいだけどよくわからなくてな」

夜空「ああ、そうか」


理科(また油断してた。この人スリルとエロスを両方楽しむつもりだ)

小鷹「」ニヤニヤ

理科(ニヤついてんじゃねぇよ!!)

116 : ◆2oFOuw3W8s - 2013/08/08 12:25:46.87 Hce7N3Q20 60/239

マリア「次はわたしが歌うのだ!」


【キッチンはマイステージ】


理科「これは・・・」

小鷹「これって教育テレビのやつだよな?」

理科「知ってるんですか?」

小鷹「料理番組として見てた」

理科「ホントですかそれ?」

小鷹「・・・まいんちゃん目当ての時もあった」

理科「小鷹先輩ってやっぱりロリコンなんですか?」

小鷹「性の対象として見た事ねぇよ。愛玩動物的な意味でだ」

理科「どうだか」

小鷹「なんなら今ここでロリコンじゃない証明してやろうか?」

理科「・・・どうするつもりです?」

小鷹「理科をぶち犯す」

理科「他の皆さんに聞こえちゃいますよ!?」

小鷹「大丈夫じゃね?マリアがノリノリで歌ってるから隣のヤツの声以外聞こえないだろ」


マリア「キッチンはマイステ~ジ~~♪」


幸村「さすがですマリア殿」

マリア「へへん!」

小鳩「クーッククク中々の腕前ではないか」


夜空「コレは何の歌なんだ?」

マリア「料理番組の歌なのだ!」

理科「教育テレビでやっているヤツですよ」

夜空「私には縁遠い物だな。小鷹知ってたか?」

小鷹「いや、さすがにしらねぇな」

理科(しれっと嘘つきやがった)

117 : ◆2oFOuw3W8s - 2013/08/08 12:27:09.58 Hce7N3Q20 61/239

星奈「次はだれ?」

小鷹「幸村。歌っていいぞ」

幸村「よいのですか?兄貴」

小鷹「ああ、いいぞ」


幸村「では。これで」ピッピピピピ


【北酒場/細川たかし】


小鷹「相変わらず演歌なのな」


幸村「北の~酒場通りには~♪」


夜空「幸村の歌はなんといか想像通りだな」

星奈「普段の語り口調とあまり変わりないわね」

マリア「これ聞いた事あるぞ!」


――――
―――
――



幸村「ありがとうございました」

小鷹「よかったぞ」

幸村「お褒めに頂き光栄です」

理科「次は小鷹先輩ですね」

小鷹「ん~じゃあこれで」ピピピ


【FLOWER】


理科「おお前回カラオケに来たときに歌ってたやつですね」


夜空「小鷹の歌か」

星奈「初めて聞くわね」


小鷹「♪~♪~」

――――
―――
――



理科「さすがお上手ですね」

小鷹「いや~そう言われると照れるな」


夜空「小鷹、なかなかうまいじゃないか」

星奈「そうね。よかったわ」



小鷹「さて、次はお前らのUFOだぞ?」

118 : ◆2oFOuw3W8s - 2013/08/08 12:30:02.34 Hce7N3Q20 62/239

夜空「っげ!?」

星奈「マジでやるの?」

理科「そういう決まりでしたしね~」

マリア「決めた事はちゃんと守らないと怒られるぞ」


夜空「っぐ、仕方ない。やるぞ星奈」

星奈「ちょっと夜空!?」

夜空「・・・やるしかないだろ」

星奈「ああ、もう!わかったわよ!やってやるわ!歌も振り付けも完璧にこなしてやろうじゃない」


理科「わー」パチパチ

幸村「わー」パチパチ


小鷹「」トントン

理科(え?)

小鷹「」パクパク

理科(なんて言ってるんだろう。ム、ビ・・・ムービー!分かりました盗撮ですね!)b

小鷹「」b


【ピンクレディー/UFO】


テーレーテーレーテー♪


夜空星奈「UFO!」


理科「素敵ですよ!お二人とも」



夜空(クソ!どうしてこうなった!)

星奈(何で私がこんなこと・・・)


夜空「手を合わせて見つめるだけで♪」

星奈「愛し合える話も出来る♪」


マリア「ギャハハハ!あいつら変な踊りだな~」


夜空(やりたくてやってるわけないだろ!)

星奈(少し楽しくなってきたのがツライ)


夜空「口付けするより甘く♪」

星奈「囁ききくより強く、私の心を揺さぶるあなた♪」


119 : ◆2oFOuw3W8s - 2013/08/08 12:32:12.19 Hce7N3Q20 63/239

――――
―――
――

夜空星奈「信じ~られない~♪事ばかりあるの~♪」


小鷹「すげえなあいつらちゃんとハモってるぞ」

幸村「姉御がたパネェです」


夜空(もうこうなったらやりきってやる)

星奈(デュエットっていいわね)

――――
―――
――



夜空「それでもいいわ♪」

星奈「近頃少し♪」


夜空「地球の」

星奈「男に」


夜空星奈「飽きたところよ。AH」



理科「お二人とも最高でした!!」

夜空「こっちは最悪だ!!」

星奈「何よあの恥ずかしい踊り!」


小鷹「ていうかなんでお前ら振り付け完璧だったんだよ」

夜空「やってみたら意外と出来てしまったんだしょうがないだろ」

星奈「身体が勝手に・・・」


小鳩「ほぇぇぇ」キラキラ

星奈「やだ!小鳩ちゃんがキラキラした目でこっち見てる!どうしたの!?もしかして一緒に踊りたいの!?」

小鳩「や!そんなんじゃなか!」

小鷹「良かったんなら良かったって素直に言ってやれよ小鳩」

小鳩「う!よかった・・・」

夜空「さっきの歌と踊りで感激されても素直に喜べないのはなぜだ・・・」

星奈「きゃーーー!小鳩ちゃんに褒められるなんて歌いきった甲斐があるわ!」


夜空「そ、そんな事よりも次は誰だ?さっさと曲を入れろ」

理科「はい!それでは次は理科が歌わせていただきます!」


理科(理科のキャラに合わせた選曲をせねば!という事で選んだこの曲。さて、どうでるか)


理科「小鷹先輩!この曲あなたにささげます!」

小鷹「お前なに歌うつもりだよ」

120 : ◆2oFOuw3W8s - 2013/08/08 12:34:03.37 Hce7N3Q20 64/239



【最強○×計画】


理科「子づくりしましょ♪」


小鷹「ブッ」


夜空「なんだこの曲は!!」

理科「アニメすもももももも~地上最強のヨメ~のOPテーマです。あ、Aメロ始まりますね」


理科「お慕い申しております♪一生尽くしてゆきます♪」

小鷹(この野郎・・・こっちがエロに関して身動き取れないのをいい事に)

理科「殿方好みの女へ♪磨きをかけてゆきます♪ゆきます♪」


理科(ふっふふふ。読んだ通りです。小鷹先輩はこの場では鈍感紳士を貫き通すつもりのようですね。
   日頃のセクハラのお返しです。身悶えてください。耐え忍んでください)

――――
―――
――


理科「たった一つのこの操 す・も・も♪」


理科「あなた様へ捧げます♪」


理科(どうです?小鷹先輩?楽しんでますか?僕は超楽しいです!)

小鷹(今度学校で覚えてろよ?乳首つまむぐらいじゃ済まさねぇからな)ギロ


理科「ッヒ!」

幸村「理科殿どうかなさいましたか?」

理科「いいえ!なんでも無いです・・・」

小鷹「・・・」


理科(あ、これ僕、近いうちロストヴァージンするな)

――――
―――
――


理科「すももも ももも♪」


理科「ありがとうございました」

幸村「なかなか赴きのある歌でした」

理科「ははは・・・ありがとうございます幸村君」

星奈「どうしたの理科?途中からテンション落ちてたように見えたけど」

理科「いえ!何でも無いです!久しぶりのカラオケなんでペース配分間違えちゃいました」

星奈「そう」

121 : ◆2oFOuw3W8s - 2013/08/08 12:37:39.62 Hce7N3Q20 65/239

理科「小鷹先輩!どうでしたか!?理科の求愛ソングは?」

理科(こうなれば攻めあるのみ!)

小鷹「どうもこうもねぇよ。なんつう歌だ全く」

理科(よかった。怒ってないみたいだ)フウ


小鷹「」つ携帯 ッス


理科(ん?携帯電話をこっそり見せてきた?なにか文章が打ってありますね)

――――――――――――
本気と受け取ったからな。
覚悟しとけよ
――――――――――――

理科「・・・」


小鷹「次はだれだ?小鳩か?」

マリア「はいはい!私歌いたいです!」

小鳩「次はうちの番じゃ!」

マリア「ウンコ吸血鬼はだまっとれ!」

小鳩「なんじゃとこのアホー!」

マリア「アホ言うほうがアホじゃ!」


小鷹「二人とも喧嘩すんな。ていうか同じ歌曲歌えばいいだろ」

マリア「いやじゃ!誰がこんなウンコ吸血鬼なんかと!」

小鳩「神の使いと手を組むなど闇の住人にあるまじき事だ」


小鷹「明日からお前らの弁当ごはんですよだけな。もちろんご飯なし」


小鳩「あんちゃん!?それは嫌や!せめてご飯を入れてくれんと!」

マリア「真っ黒いドロドロした味の濃いだけの弁当は嫌です!ウンコ吸血鬼、ここは手を組むぞ!」

小鳩「クーックククよかろう。神界の力を授かりし者と闇に見初められし我が手を組もうではないか」


小鷹「で?何歌うんだ?」


マリア「ええっとな~・・・これ!!」

小鷹「なになに?・・・DANZEN!ふたりはプリキュアか」

小鳩「え!?うちソレ歌わなきゃいけんの!?」

小鷹「嫌なのか?」

小鳩「うちも中学生やし、恥ずかしい・・・」

小鷹「普段の行動に恥ずべき点があるだろ」

小鳩「うう、それでも・・・」


理科「いいじゃないですか。丁度お二人の色合い的に、キュアブラックとキュアホワイトみたいですよ?」

小鳩「ほんと?」

理科「ええ。本当です。光の使者って感じでかっこいいですよ」

小鳩「じゃあ歌う・・・」


マリア「じゃあ入れるぞ~」

122 : ◆2oFOuw3W8s - 2013/08/08 12:38:51.63 Hce7N3Q20 66/239



【DANZEN!ふたりはプリキュア】


マリア小鳩「プリキュア♪ プリキュア♪」 

星奈「キャー!小鳩ちゃんかわいい!キュアコバト素敵!」

小鷹「キュアコバトってなんだよ・・・」


小鳩「プリキュア♪プリキュア♪」

マリア「プリキュア♪プリキュア♪」


マリア小鳩「プリティでキュアキュア ふたりは プリッキュア~♪」


マリア「一難去ってまた一難ぶっちゃけありえない♪」

小鳩「制服着てても二人はめちゃくちゃタフだしぃ♪」


小鷹「小鳩のやつなんだかんだで楽しそうに歌ってるじゃねぇか」

理科「友達と歌うアニメソングは格段に楽しいって研究結果が出てるぐらいですから」

小鷹「へぇ~それでか」

理科「ごめんなさい。嘘です」


小鷹「・・・こんど学校でな?覚えとけよ?」

理科「・・・」ゾクッ

――――
―――
――


マリア小鳩「生命の花♪咲かせて 思いっきり♪ もっとバリバリ!」


マリア「プリキュア♪プリキュア♪」

小鳩「プリキュア♪プリキュア♪」


マリア小鳩「ふたりは プリッキュア~♪」



マリア「はははは!お兄ちゃんどうだった!?」

小鷹「おお!マリアよかったぞ」

マリア「えへへ。お兄ちゃんに褒められたのだ!」

小鳩「もうまたお兄ちゃんて言うた!あんちゃんはうちだけのあんちゃんじゃ!」



小鷹「お前ら歌以外の所で喉つぶすなよ~?」

123 : ◆2oFOuw3W8s - 2013/08/08 12:41:29.11 Hce7N3Q20 67/239

今回はここまでです。

近いうちまた来ます

128 : ◆2oFOuw3W8s - 2013/08/11 01:25:36.73 FRJTG5Az0 68/239

再開します。

129 : ◆2oFOuw3W8s - 2013/08/11 01:26:59.64 FRJTG5Az0 69/239

理科「次は誰ですか?小鷹先輩ですか?幸村君ですか?」

小鷹「お、じゃあ俺いってもいいか?」

幸村「どうぞ兄貴。その美声をお聞かせください」

小鷹「いや美声ってほどでもないんだが・・・んじゃあ、これでっと」


【ギザギザハートの子守唄】


夜空「ヤンキーソングの定番だな」

小鷹「誰がヤンキーだ!」

星奈「自覚あったのね」

小鷹「あるか!」



小鷹「ちっちゃな頃から悪ガキで15で不良と呼ばれたよ♪」

小鷹「ナイフみたいにとがっては 触るものみな傷つけた♪」


幸村「兄貴、かっこいいです!」

マリア「お兄ちゃんかっこいいぞ!」

小鳩「クーッククク我が半身もようやく力に気が付いたようだな」


小鷹「ああ わかってくれとは言わないが そんなに俺が悪いのか♪」

小鷹「ララバイ ララバイ おやすみよ♪」

小鷹「ギザギザハートの子守唄♪」

――――
―――
――



幸村「すばらしい歌声でした兄貴。まるで兄貴の生き様そのものでした」

夜空「生き様って・・・15で不良と呼ばれた所しか合ってないだろ」

小鷹「うるせぇな!15どころかもっと前から不良って言われてるよ!」

星奈「自虐ネタに出来るようになったのね。これも立派な成長だわ」

小鷹「はぁ・・・もういいよ。次は幸村か?」


幸村「では私がいかせて頂きます」

130 : ◆2oFOuw3W8s - 2013/08/11 01:29:56.02 FRJTG5Az0 70/239



【難破船/中森明菜】


理科「先輩、知ってます?」

小鷹「いや、わからん」

夜空「さすがに私もわからないぞ」

マリア「これ知ってるのだ!うちのババアが歌ってた!」

小鷹「ケイトの趣味がよくわからん」


~~そのころ ケイトは~~

ケイト「今ごろ、カラオケだろうなぁ。行きたかったなぁ~」

ケイト「あなたと 越えたい 天城越え~~♪つってね」

ケイト「・・・悲しくなってきた」


幸村「たかが恋なんて 忘れればいい 泣きたいだけ 泣いたら」

幸村「目の前に違う愛が見えてくるかもしれないと」


夜空(それが出来ればどんなにいいか・・・)

星奈(なんというかずしっと来る歌詞ね)


幸村「そんな強がりを言って見せるのは あなたを忘れるため」

幸村「さびしすぎて壊れそうなの 私は愛の難破船」


夜空「・・・」

星奈「・・・」

理科「・・・」


小鷹(やべぇ・・・空気がやべえ)

マリア「ギャハハハ幸村うまいなー」

小鷹(マリアがいてくれて良かった)


幸村「折れた翼 広げたまま あなたの上に落ちて行きたい」

幸村「海の底へ 沈んだなら 泣きたいだけ抱いて欲しい」

――――――
―――――
――――
―――

幸村「ひとりぼっち 誰もいない 私は愛の難破船」


131 : ◆2oFOuw3W8s - 2013/08/11 01:30:56.73 FRJTG5Az0 71/239

幸村「お耳汚し申し訳御座いませんでした」

小鷹「そんなことねぇよ!すげえいい曲だったぞ」

幸村「お褒めに頂き光栄です」

マリア「ババアよりうまかったぞ」


夜空「・・・」

星奈「・・・」

理科「二人ともどうかしましたか?」


夜空「いや、なんでも無い。懐メロという物もいい物だな。よかったぞ幸村」

幸村「ありがとうございます。夜空の姉御」

星奈「あんたの歌、心に染みたわ」

幸村「星奈の姉御まで。感謝感激です」

理科(染みたのは歌声じゃなくて歌詞じゃないんですかねぇ)


夜空「よし。私も懐メロにしよう」

星奈「あら、奇遇ね私もそう思ってたところよ」


理科「懐メロブーム来ちゃいましたね」

小鳩「うちの分からん歌ばっかりや」

小鷹「好きなの歌えばいいからな?小鳩」

小鳩「うん」


夜空「よし、決まった」

132 : ◆2oFOuw3W8s - 2013/08/11 01:32:34.11 FRJTG5Az0 72/239


【待つわ/あみん】


小鷹「この曲ならある程度知ってるな」

理科「理科もです。想い人の帰りを待ってる歌ですよね?」

夜空「・・・聞いていればわかる」

小鷹「?」

理科(あまりいい予感がしない)



夜空「可愛いふりしてあの子 わりとやるもんだねと」

夜空「言われ続けたあの頃 生きるのがつらかった」


理科(いきなり歌詞が重いんですが・・・)

小鷹(あれぇ?胃が痛いぞぉ?なんでだぁ?)


夜空「行ったり来たりすれ違い あなたと私の恋」

夜空「いつかどこかで結ばれるって事は 永遠(とわ)の夢」


星奈(夜空のやつ、感情丸出しじゃない)


夜空「青く広いこの空 誰の物でもないわ 風にひとひらの雲」

夜空「流して流されて」


理科(ようやくサビですか。歌がうまいだけに歌詞が心にささります。小鷹先輩生きてますか?)

小鷹「」

理科(なんか憔悴しきった顔してる!!)


夜空「わたし待つわ いつまでも待つわ たとえあなたが振り向いてくれなくても」

夜空「待つわ いつまでも待つわ」



夜空「他の誰かにあなたが振られる日まで」


小鷹「」ゾクッ

理科「」ゾクッ


理科(今、絶対小鷹先輩の方見ましたよ!)

小鷹(理科・・・分かってる。分かってるから変にリアクションするな・・・)


理科(僕が想像していたよりもカラオケってのは精神力が必要なようだ)

134 : ◆2oFOuw3W8s - 2013/08/11 01:35:45.50 FRJTG5Az0 73/239

―――――
――――
―――
――

夜空「わかりきってる強がり 平気で言っても ひとりぼっちの時には」

夜空「そっと涙を流す」


理科(もうやめて夜空先輩!小鷹先輩のライフはもう0よ!)

小鷹(母さん、もうちょっとで再会できそうだ)

―――――
――――
―――
――

夜空「わたし待つわ いつまでも待つわ たとえあなたが振り向いてくれなくても」

夜空「待つわ いつまでも待つわ」


夜空「他の誰かにあなたが振られる日まで」


パチパチ パチパチ

夜空「どうしたのだ?拍手などして」

理科「いえ、なんと言いますか自然に」

幸村「すばらしかったです。夜空の姉御。姉御の心が表れているようでした」

夜空「べ、別に私の心境など関係ない。ただ単にこの歌が気に入ってるだけだ」

小鷹(そういう風には見えなかったんだが)


星奈「さて、次は私ね。私も懐メロね・・・これで、送信っと」



135 : ◆2oFOuw3W8s - 2013/08/11 01:38:26.65 FRJTG5Az0 74/239


【うらみ・ます/中島みゆき】


小鷹「お前もかよ!」

星奈「え?小鷹どうしたのよ!?」

小鷹「いや、なんでもない・・・」

理科(我慢できなくなっちゃったんですね。その気持ち痛いほど分かります)


星奈「うらみます うらみます あたしやさしくなんかないもの」

星奈「うらみます いいやつだと 思われなくていいもの」


ブツッ

【演奏を停止しました】


星奈「あ、ちょっと!夜空!なにすんのよ!」

夜空「やめろ!これ以上この部屋の空気を重くするな!」

星奈「あんただってかなり重くしてくれたじゃない!」

夜空「それは私も反省してる!なんなら謝ってもいい。すまなかった。
   だが貴様のその曲はやりすぎだ」

星奈「う!?わかったわよ。じゃあせめて別の曲で歌いなおしさせてよ」

夜空「それぐらいなら、皆かまわんよな?」


小鷹「おお。そうしてくれると助かる。できれば明るい曲で」

星奈「時間はまだたっぷりありますし」


星奈「そう?じゃあ・・・これ!」


【irony/ClariS】


理科「お、割と最近のアニメソングですね!」

星奈「ええ、そうよ!私の妹(小鳩ちゃん)がこんなにかわいいのは当たり前だ!の主題歌よ」

小鷹「ぜってぇそんなタイトルじゃねぇ」


星奈「そんな優しくしないで どんな顔すればいいの?」

星奈「積み重ねた言葉で見えないよ 君の横顔」

―――――
――――
―――
――



星奈「どう?私の本気は?」

夜空「ああ。よかったぞ」

星奈「全然感情がこもってない!」

夜空「曲はよかったな。曲は」

星奈「私の評価を聞いてるの!」

136 : ◆2oFOuw3W8s - 2013/08/11 01:39:47.09 FRJTG5Az0 75/239

小鳩「クーッククク。ではここで我が今一度歌声を響かせるとしよう」


【ゆけゆけゲルニカちゃん!】


小鷹「お、前にも歌ってたやつだな」


小鳩「♪~♪~」

―――――
――――
―――
――


小鳩「ふう。少し本気を出しすぎたか」

星奈「小鳩ちゃんってば歌声も超ラブリー」

小鳩「・・・もうこいつ嫌や」

理科「星奈先輩、小鳩さん泣き入ってますよ」


小鷹「さて、次は誰だ?」

理科「小鷹先輩!理科とデュエットしましょう!」

小鷹「ええ~」

理科「あからさまに嫌そうな顔しないでください」

小鷹「お前の事だからろくでもない歌なんだろ?」

理科「違います!コレです」

小鷹「これなら、多分歌えるぞ」

理科「では、一緒に歌いましょう!」


夜空(デュエットだと!?)

星奈(その手があったか・・・でも男女のデュエットの曲なんて知らないわよ)

137 : ◆2oFOuw3W8s - 2013/08/11 01:40:49.09 FRJTG5Az0 76/239



【愛が生まれた日】


理科「恋人よ 今 受け止めて あふれる思い あなたの両手で」

小鷹「恋人よ 今 瞳(め)を閉じて 高鳴る胸が2人の言葉」

理科「キャンドルの炎にゆれてるプロフィール 世界で一番素敵な」

小鷹理科「夜を見つめている」

小鷹理科「愛が生まれた日 その時に真実は一つだけ」

理科「あなたとならば 生きてゆける」

小鷹理科「愛が生まれた日 この瞬間(とき)に永遠が始まるよ」

小鷹「君とだったら 生きて行ける」

小鷹理科「・・・めぐり逢えた」


―――――
――――
―――
――



理科「どうでしたかみなさん!?理科と小鷹先輩の完璧なデュエットは!」

幸村「最高でした。理科殿」

理科「本当ですか!?ありがとうございます幸村君」


小鷹「・・・」

夜空「どうした小鷹?」

小鷹「いや、なんか悪くないなって思ってしまった」

夜空「・・・そうか。ならば次は私とデュエットだ」

小鷹「え?俺休みなし?」

夜空「あたりまえだ!小鷹、この曲歌えるか?」

小鷹「え、歌えるけど、この曲って」

夜空「気にするな。私はいける」

小鷹「夜空がそういうなら」

138 : ◆2oFOuw3W8s - 2013/08/11 01:42:13.18 FRJTG5Az0 77/239


【青春アミーゴ】


理科「おお!これ、男の子同士の歌ですよね?みなぎってきた!!」

夜空「黙って聞いていろ、変態が」


夜空「鳴り響いた携帯電話 嫌な予感が胸をよぎる 冷静になれよ ミ・アミーゴ」

小鷹「情けないぜ 助けてくれ例の奴等に追われてるんだ もうダメかもしれない ミ・アミーゴ」

夜空小鷹「2人を裂くように電話が切れた」


夜空小鷹「SI 俺達はいつでも2人でひとつだった 地元じゃ負け知らず そうだろ」


マリア「2人ともなんかかっこいいぞ!!」

幸村「兄貴と姉御素敵です」

星奈(夜空の事をよく知ってる訳じゃないけど、あんたらしい歌だわ)


―――――
――――
―――
――



理科「お2人とも最高でした!理科妄想でどうにかなっちゃいそうです!」

夜空「そういう歌じゃない!」

小鷹「お前の頭にはどういうフィルターがかかってるんだよ・・・」

139 : ◆2oFOuw3W8s - 2013/08/11 01:43:52.45 FRJTG5Az0 78/239



~~なんやかんや歌い続けてフリータイム終了10分前~~


夜空「ふむ、時間的に最後の曲か」

星奈「じゃあ私歌いたい!」

夜空「誰か最後に歌っていくか?」

星奈「ちょっと夜空無視しないでよ!」

夜空「貴様の歌は聞き飽きた」

星奈「私は歌い足りない!」


マリア「私はお兄ちゃんの歌が聞きたいぞ!」

小鳩「あんたがお兄ちゃん言うなって何べんも言うとるやろ!」

幸村「わたくしも兄貴の歌で締めるのが一番よろしいかと」

小鷹「え、俺が締めるの?」

夜空「そうだな。小鷹。最後に歌っておけ」

星奈「ああ、もういいわよ。小鷹最後にバシッと決めちゃって!」

小鷹「いや、そう持ち上げられると歌いにくいんだが」

理科「お願いしますよ。小鷹先輩!」

小鷹「だから歌いづらいっての」


小鷹「じゃあ、ちょっと古いけど。これで」

140 : ◆2oFOuw3W8s - 2013/08/11 01:46:30.59 FRJTG5Az0 79/239



【Calling/B'z】


夜空「これも懐メロだな」

小鷹「名曲なんだぞ?」



小鷹「この声が聞こえるかい wow wow wow wow」

小鷹「今なら聞こえるかい どうか苦しまないで」


小鷹「あっという間 時間は積もり 何も見えなくなりそう」

小鷹「街の色も 変わりつづける中で なんだか今もいっしょにいる」

―――――
――――
―――
――


小鷹「君がいるなら戻ってこよう いつでもこの場所に」

小鷹「けがれ無き想いが 僕らを読んでる I can hear the callig」


星奈「・・・」


小鷹「どれだけ離れ 顔が見えなくても 互いに忘れないのは 必要とし」

小鷹「必要とされている事 それが全て 他には何もない」


夜空「・・・」


小鷹「君といる時 僕は僕になれる そういう気がする」 


理科(小鷹先輩、それは理科に対しての言葉と受け取ってもいいですか?・・・それにしても)チラッ

星奈「・・・」

夜空「・・・」

理科(先輩方思い詰めすぎです。このお2人はどういう気持ちで聞いているんでしょうね)


小鷹「言葉より早くわかりあえる 輝く瞬間 鮮やかに」

小鷹「今までもこれからも 約束などする事は無いだろう 誰にも真似できない 同じ夢を見よう」

小鷹「Can you hear the calling?」


小鷹「この声が聞こえるかい」

全員「WOW WOW WOW WOW」

小鷹「」ビクッ


小鷹「今なら聞こえるかい どうか苦しまないで」

141 : ◆2oFOuw3W8s - 2013/08/11 01:49:49.41 FRJTG5Az0 80/239

小鷹「最後みんなどうしたんだよ?いきなり合唱してびっくりしたぞ?」

理科「いや~なんだか先輩の歌声が素敵過ぎて感極まったと言いますか」ヘヘヘ

夜空「あそこはみんなで歌うべきだ」

星奈「そうね。思わず拳を掲げてしまったわ」

小鳩「クーッククク。さすが我が半身よ。大衆の精神を掌握するとはな」

マリア「お兄ちゃんすげーかっこよかったぞ!!」

幸村「さすが兄貴です。感動いたしました」

小鷹「そこまで褒められると逆に怖いんだが」


夜空「よし、行くか。忘れ物は無いな?」

小鷹「ん、大丈夫だ」

星奈「前回来た時よりも歌えなかったわね」

小鷹「そりゃ、お前ら2人は個別に入ったからな」

理科「それでも理科は楽しかったですよ?」

夜空「そうだな。友達とのカラオケは楽しかった」


星奈「夜空、あんた今日デレすぎじゃない?」

夜空「うるさい!デレとかでは無く、そう思ったからで、あの」

星奈「はいはい。わかったから会計するわよ」

夜空「話を最後まで聞け!」


理科「あらあら。いつもと立場逆転ですね~」

小鷹「これぐらいが丁度いいだろ」

――――
―――
――


店員「ありがとうございました」


マリア「このあとはどうするのだ?」

夜空「予定ではゲーセンだな」

星奈「それならこの先にあるらしいわ!」

夜空「そういう事だけはちゃんと調べたんだな」

星奈「あたりまえじゃない。私のお気に入りのキャラが待ってるんだもの」

夜空「はいはいそうですか~」

星奈「ちょっと話聞きなさいよ!」

夜空「貴様もさっき聞かなかったでは無いか」

星奈「ちょっと夜空~」


142 : ◆2oFOuw3W8s - 2013/08/11 01:52:22.37 FRJTG5Az0 81/239

今回はここまで
カラオケパート終了です。
夜空に待つわを歌わせるためにカラオケに行かせたような物なので色々見にくかったりしたらごめんなさい

147 : VIPに... - 2013/08/12 04:01:04.41 2hr3AR6Co 82/239

大丈夫なのか、これ?
なんつーか色々

150 : ◆2oFOuw3W8s - 2013/08/15 13:21:54.52 zpMEhUuu0 83/239

大丈夫じゃない部分も多いかと思いますが再開します。

151 : ◆2oFOuw3W8s - 2013/08/15 13:23:14.11 zpMEhUuu0 84/239

小鷹「とりあえず移動するか。小鳩まだ元気か?」

小鳩「・・・うん。ちょっと眠いけど大丈夫」

理科「よかったら理科特性栄養ドリンクありますよ?」

小鷹「やめろ。小鳩にそんなもん飲ませたらただじゃおかないぞ?」

理科「ははは、冗談ですよ?ホントに。だからそんな怖い目しないでください」

小鷹「睨んでないのに・・・」

マリア「ギャハハハ。お兄ちゃんはちょい悪だからな~」


幸村「みなさんどうやら到着したようです」


~~ゲームセンター~~


マリア「おお!なんかすげーキラキラしてるぞ!」

小鷹「あんまりはしゃぎ回るなよ?」

理科「なんだか機械に囲まれてるとテンションあがりますね」

小鷹「それお前だけだろ」


星奈「ええと、あったわ!」

夜空「さっさと行って来い」

星奈「ええ!」

夜空「なんであいつはあんなに元気なんだ?」

小鷹「さあな。7人で行ったとはいえカラオケ6時間歌った後なのにな」

小鳩「あんちゃん!あれ!」


【鉄の死霊術師~アーケード~】


小鷹「お、ちゃんと稼動してるな」

小鳩「やっていい!?」

小鷹「あんまり無駄遣いするなよ?」

小鳩「うん!」

小鷹「じゃあ一緒に並んで待ってるか」


夜空「むさい男の列にならぶ金髪美少女とその横にいるヤンキーか」

理科「なかなかカオスな画ですね」

152 : ◆2oFOuw3W8s - 2013/08/15 13:24:36.58 zpMEhUuu0 85/239

マリア「なぁ幸村?」

幸村「どうなさいましたか?マリア殿」

マリア「あのジャンケンするヤツやりたんだけどどうすればいいんだ?」

幸村「あれはお金を専用のコインと交換して遊ぶのです」

マリア「おお、じゃあ交換してこよう」

幸村「ご一緒します、マリア殿」


夜空「さて、星奈はギャルゲー、小鷹と小鷹の妹は格ゲー、幸村とマリアは子供向けコインゲームか」

理科「理科達はどうしましょうか?」

夜空「少し見て回ろう」


~クレーンゲームコーナー~


夜空「これ、取れるのか?」

理科「んん~?どうでしょうね。さすがにクレームに繋がるので取れない事は無いでしょうけど
   獲得するのは骨が折れそうですね」

夜空「天才の頭脳とやらでちゃちゃっと取れないのか?」

理科「こればかりは難しいですね~
   お店側もあの手この手で消費者から搾取出来るよう設定されているようです」

夜空「具体的にはいくらかければ取れそうだ?」

理科「おそらく1回100円で15回ぐらいかと」

夜空「・・・買ったほうが早いな」

理科「ですね。ただこのゲームはクレーンを動かすという遊びですから。
   クレーン遊びで100円。それとは別に景品代がかかると考えれば妥当かと」

夜空「それでも腑に落ちないがな」

理科「でもやってみると意外とはまっちゃうんですよね」

夜空「それだけ分かっていてプレイしてしまうとは消費者の鑑だな」

理科「運動力学VSお店の策略って燃えません?」

夜空「燃えません」

理科「つれないですね~」

夜空「で?今日はやっていかないのか?」

理科「ん~・・・見渡しても目ぼしい景品が無いんですよねぇ・・・」

夜空「じゃあ次行くか」

153 : ◆2oFOuw3W8s - 2013/08/15 13:26:48.95 zpMEhUuu0 86/239


~キッズメダルコーナー~

ジャンケン ポン フィーバー ヤッピー

マリア「また1枚なのだ」

幸村「減っていないので良しとしましょう」

マリア「このルーレット20枚とかホントにあたるのかぁ?」

幸村「確立的にはかなり低いかと」

マリア「んん・・・じゃあ20枚あたるまでやるぞ!」

幸村「お付き合いいたします」
   
ジャンケン ポン ガ

マリア「負けた!」

幸村「どんまいです。マリア殿」

マリア「うう~幸村!次のコイン!」

幸村「はい。お待ちください」



~格ゲーコーナー~


小鷹「お、順番回ってきたぞ小鳩」

小鳩「クーッククク。ついに我の力を解放できるのか。待ちくたびれたぞ」

小鷹「お前待ってるときソワソワしすぎなんだよ」

小鳩「ううう、もうあんちゃん!」

小鷹「ホレ。100円早く入れろ」

小鳩「うん」


小鷹「どのキャラにするんだ?」

小鳩「我の姿を模したであろうこの者だ」


小鳩 使用キャラ
レイス


「おお、あの娘レイス使いか」

「見たまんまレイスだしな」

「となりのヤンキーはどういう関係だ?」


小鷹「なんか外野がうるさいな」

小鳩「クーッククク。我の力とくと見せてやるわ」

小鷹「おー頑張れよ」


「一人目は難なく勝ったみたいだな」

「あの娘うまくね?」

「あんな妹欲しい・・・」

「となりのヤンキーは兄貴か?」


小鷹「余裕だったな」

小鳩「クーッククク我にかかれば動作も無い事」

154 : ◆2oFOuw3W8s - 2013/08/15 13:27:58.27 zpMEhUuu0 87/239


「誰か乱入してこいよ」

「嫌だよ。となりのヤンキーにからまれるぞ」


小鷹(ヤンキーじゃねぇっての)


「おお!ラズボスまでいったぞ」

「頑張れよー」

「キャー小鳩ちゃん可愛い!マジ天使!」



小鷹「星奈のやつ外野に混ざってなにやってんだよ・・・」

小鳩「ふう。よし!」

小鷹「これがラスボスみたいだな。がんばれよ小鳩」

小鳩「うん!」



小鳩「ぐぬぬ、どりゃ!」


K.O YOU WIN


小鳩「やった!勝った!」

小鷹「やったな。小鳩」


「まだだ!」


小鳩「へ?」

小鷹「っげ!?こいつあと1ラウンドあるぞ」

小鳩「わわわ」


K.O YOU LOSE


小鳩「負けてもうた・・・」

小鷹「惜しかったな。次また頑張ろうな」

小鳩「・・・うん」


パチパチパチパチ


小鷹「え!?なんで拍手されてんの?」

小鳩「あんちゃん、うちなんか怖い」


星奈「小鳩ちゃん惜しかったわね!でも次があるわ。それまで私と特訓しよ!」

小鷹(こいつが率先して拍手してたのか)

155 : ◆2oFOuw3W8s - 2013/08/15 13:31:22.10 zpMEhUuu0 88/239

星奈「小鳩ちゃんお疲れ様。よかったら一緒に見て回らない?」

小鳩「うう」

小鷹「ていうかお前お目当てのゲームはどうだったんだよ?」

星奈「ああ、とっくにやってきたわ。音楽に合わせて踊って歌って最高だったわ!」

小鷹「その割には早かったな」

星奈「1回しかやってないからね。今度筐体ごと買うつもりだし。今日はその下見がしたかったの」

小鷹「金持ちの発想はこれだから・・・」

星奈「ん?何か言った?」

小鷹「なんでもねぇよ。どうだ、3人で見て回らないか?」

星奈「うん。いいわよ」

小鷹「よし。小鳩もそれでいいな?」

小鳩「うん」


~メダルゲームコーナー~


理科「夜空先輩ってこういう場所って来る事あるんですか?」

夜空「全くないな。騒がしい場所は嫌いだ」

理科「やってみると以外とはまっちゃうかもしれないですよ?」

夜空「それは無いな。そもそもこんなメダル集めて何になるというのだ」

理科「ギャンブルよりもリスクが無く、手を出しやすいですからねぇ。集める意味よりも獲得する喜びなんじゃないでしょうか」

夜空「くだらないな」

理科「みなさん時間かかりそうですし、ちょっとやっていきましょうか」

夜空「時間つぶしには丁度いいか」


~競馬ゲームコーナー~


夜空「こい!ここだ!3番・・・よし!」

理科「ははは。来ましたね。どうですか理科の読みは」

夜空「なかなかすばらしいぞ。馬単で7倍、10枚投資したから今ので70枚か。競馬も案外簡単だな」

理科「実際の競馬はどうかわかりませんが、これはあくまでもゲーム内のシステムですからね。
   この天才科学者志熊理科をもってすれば開発者のくせを見抜き、レースのあたりを導き出すなんて朝飯前です!」

夜空「よし!この調子で次のレースだ。次は思い切って3連複あたり狙ってみるか?」

理科「いやいや、ここはドーンと3連単で」

夜空「ふっふふふ。そうだな。今私たちは乗りに乗ってるからな。行ってやろうではないか」

理科「さすがですね!夜空先輩」

―――――
――――
―――
――



夜空「またはずれた・・・」

理科「おかしい。こんなはずでは、途中まで理科の読みはあたってたはず、それなのにどうして」ブツブツ

156 : ◆2oFOuw3W8s - 2013/08/15 13:33:33.39 zpMEhUuu0 89/239


小鷹「おーいたいた、ってどうしたんだよ。2人とも」

夜空「私が育てたヨゾラブライアンが勝てなくなった」

小鷹「はぁ?」

理科「この競馬ゲーム自分で馬を育てることが出来るのですが、夜空先輩が育てた馬が育成費ばかりかかって
   一切レースで勝てないんです」

夜空「途中まではよかったんだ・・・レースの順位だってほぼ確実に当てられたし、この馬を買ってからおかしくなったんだ・・・」

理科「結局、それまで獲得したメダルのほとんどをこの馬につぎ込んだのですが・・・」

小鷹「ダメだったと」

理科「はい」

夜空「ヨゾラブライアン・・・どうして・・・」

小鷹「はぁ、いくらゲーム内で育てたからって入れ込みすぎだろ」

理科「ははは、途中までは本当によかったんですよ?理科の読みが次々と当たって」

小鷹「へぇ」

理科「興味なさげですね」

小鷹「興味ねぇもん」

理科「ぶー」

小鷹「拗ねんなよ。ほら夜空も、まだやってくのか?」

夜空「いや。もうメダルも無くなった。これでお別れだ。ヨゾラブライアン」

小鷹「じゃあみんなと合流しようぜ」



マリア「おお!お兄ちゃんだ!見てみて!こんなにメダルいっぱい!」

小鷹「おお!すごいじゃないかマリア。どうしたんだこれ?」

幸村「マリア殿がじゃんけんゲームで当てたのです」

マリア「ジャンケンマンをぶちのめしてやったのだ」

小鷹「そうかすごいなマリア」

マリア「えへへへ」

小鳩「むぅ」

マリア「どうだ?ウンコ吸血鬼、私はやさしいから貴様にこのメダルを少し分けてやってもいいぞ?」

小鳩「誰が神の使いの施しなど受けるか!」

マリア「じゃあお兄ちゃんに分けてあげるのだ!」

小鷹「お、いいのか?マリア」

マリア「うん!お兄ちゃんにはいつもお弁当作ってもらってるからそのお礼なのだ!」

小鷹「じゃあありがたく頂くとするよ」

小鳩「ぐぬぬ」

157 : ◆2oFOuw3W8s - 2013/08/15 13:36:27.38 zpMEhUuu0 90/239

小鷹「小鳩、お前も遊びたいんだろ?素直にお願いしろよ」

小鳩「せやけど・・・」

小鷹「我慢してちゃ楽しめないぞ?」

小鳩「・・・わかった。憎き神の使いよ。貴様の所有している汚らわしき硬貨をよこすがいい。我が無に還してやろう」

マリア「いやだ」

小鳩「っな!?」

マリア「素直に分けてくださいって言えば分けてあげるぞ」

小鷹「小鳩。あんまり意地張らないほうがいいと思うぞ?」

小鳩「うううう。遊びたいです!分けてください!これでいいやろ!?」

マリア「それが人に物を頼む態度か!?」

小鳩「言えばくれるって言ったのはどこのどいつじゃ!」

マリア「ふん!まあいいや。今の私は気分がいいからくれてやるわ」

小鳩「ふえ?いいの?」

マリア「ん。早く受け取れ」

小鳩「・・・ありがと」

マリア「無駄に使ったら承知しないからな」

小鳩「ふん。誰に申しておるか」


小鷹「さて、キッズメダルコーナーじゃ俺達やる事ないな」

星奈「え?」チャリンチャリン

夜空「ん?」チャリンチャリン

理科「へ?」チャリンチャリン

小鷹「お前らもやんのかよ・・・」

幸村「兄貴もどうですか?」

小鷹「いや、遠慮しとく」

――――
―――
――


小鷹「よし、みんなメダル使いきったな」

マリア「結局無くなってしまった」

小鳩「クーッククク。所詮は児戯よ。戯れにもならなかったわ」

小鷹「その割りには真剣だったな」

小鳩「っく、それは我は何事にも真剣勝負だから・・・」

小鷹「そういう事にしといてやるよ」


理科「これからどうしましょうか?まだ時間的に大丈夫そうですが」

小鷹「そうだな・・・何かやりたいゲームある人いるか?」

幸村「あの、兄貴」

小鷹「ん?どうした?幸村?」

幸村「わたくしはあちらのマシンで兄貴の腕っ節が見たいです」

小鷹「腕っ節って、ああ。パンチングマシーンか」

158 : ◆2oFOuw3W8s - 2013/08/15 13:39:38.34 zpMEhUuu0 91/239

星奈「あれってどういう遊びなの?」

理科「起き上がってくる的を思い切り殴ってその威力を数値で競う物です」

星奈「へぇおもしろそうじゃない」

夜空「ああいうのは男が好む物じゃないのか?」

星奈「私は何事においても頂点に立ちたいのよ。勝負事とあっちゃ黙っていられないわ」

夜空「乳だけで無く頭の中まで肉だったか」

星奈「何よそれ!私少しはヤルのよ?」

夜空「それでも限度があるだろう」

星奈「あら、男の小鷹には負けるかもしれないけど夜空になら負けないわよ?」

夜空「なぜ私がやるという前提なのだ」

星奈「自信ないのね?」

夜空「下手な挑発にはのらないぞ?」

星奈「つまらない女ね」

夜空「なんとでも言え」


星奈「・・・ホントにやらないの?」

夜空(っぐ、なぜ星奈は上目使いでお願いポーズなのだ)

星奈「夜空?」

夜空「・・・わかった。その勝負乗った」

星奈「やったわ!じゃあ負けた人は「罰ゲームは無しだ」


星奈「へ?」

夜空「勝敗に関わらず罰ゲームは無しだ」

星奈「なんでよ?」

夜空「貴様に勝てるイメージが沸かない」

星奈「へぇ。夜空がそんな弱音を吐くなんて初めてじゃない?」

夜空「ああ、こういうのは体重が軽いと不利なのだろう?じゃあ私に勝ち目など無いではないか」

星奈「・・・ちょっと!それどういう意味!?」

夜空「そのままの意味だが?」

星奈「体重だけ見れば女子高生の平均体重よ!」

夜空「2012年度17歳女子の平均体重は確か・・・」

星奈「ぎゃー!何言ってんのよ!夜空ぁ!」

夜空「まだ何も言ってないが?」

星奈「絶対ぶちのめしてやる・・・」

夜空「いや・・・星奈の体重を言ったわけでは無いだろ?」

星奈「そうかもしれないけど言ったも同然じゃない!」

夜空「・・・そうか、すまん。適当にしらばっくれるだろうと思って軽はずみな発言をしてしまった」

星奈「え?そうね。うまく白を切れば誤魔化せたのか・・・」

夜空「お前やっぱりバカだな」

星奈「な!?夜空!?と、とりあえず。パンチ力勝負よ!」

夜空「はぁ・・・しかたないな」

159 : ◆2oFOuw3W8s - 2013/08/15 13:43:20.54 zpMEhUuu0 92/239

マリア「おお!夜空と星奈が殴り合いか!」

小鷹「ちげえよ」

マリア「え?ちがうの?」

小鷹「そんな物騒な事しないっての」


小鳩「では拳と拳で語り合うという肉体言語を用いた対話か」

小鷹「どこの東方不敗だよ」


理科「もしかしてオラオラですかーッ!?」

小鷹「NOだ。バカ」

理科「なんか理科にだけ突っ込み厳しくないですか?」

小鷹「気のせいです」


幸村「機械を用いてパンチ力の具体的な数値を割り出し、3発殴った合計数値で勝負するのですね」

小鷹「・・・なんか正解を言われるとしっくりこないな」

幸村「突っ込み役に遵守しすぎた結果ですね」

小鷹「俺もこのポジションに長居しすぎたな」


理科「さて、ここからは実況:志熊理科、解説:羽瀬川小鷹氏で進めて行きたいと思います」

小鷹「え?何はじめてんの!?」

理科「小鷹先輩、この勝負先ほど夜空先輩が言っていた通り星奈先輩有利なのでしょうか?」

小鷹「俺の意向は無視かよ・・・ん~そうだな、確かに星奈は体育祭で各部門のトップを掻っ攫うほどのポテンシャルを持ってるけど
   夜空だって小さい頃は俺と一緒に近所の悪ガキ数人と殴り合いの大喧嘩した事もある。
   だから一概に夜空が圧倒的不利という訳でも無いだろうな」

夜空「ちょ!?小鷹!今そんな事言わなくてもいいだろ!」

星奈「夜空あんた意外とやんちゃだったのね」

夜空「うるさい!バカ肉」


理科「それでは、お2人とも先行はどちらになさいますか?」

星奈「もちろん私よ!この世の全てにおいてのナンバー1はこの私でなくっちゃね」

理科「夜空先輩は後攻で大丈夫ですか?」

夜空「ああ。かまわないぞ。はぁ・・・どうしてこうなったんだ全く」

160 : ◆2oFOuw3W8s - 2013/08/15 13:44:16.95 zpMEhUuu0 93/239

今回はここまで。
次は夜空と星奈のパンチ力対決からです。
なるべく早く再開します

162 : ◆2oFOuw3W8s - 2013/08/17 22:43:12.14 xFtjX5MR0 94/239

需要が無いような気がしますが再開します

163 : ◆2oFOuw3W8s - 2013/08/17 22:44:53.25 xFtjX5MR0 95/239

理科「さて、始めていきましょう。ええっと、今入りました情報によりますとこのパンチングマシーンの女性平均は120ptだそうです。
   まずは2人ともこの数字を目指して頑張っていただきましょう」

小鷹「どこから入った情報だよ」

理科「幸村君が店員さんから聞いてきてくれました」

幸村「僭越ながらわたくしもこの大一番に華を添えたいと思いまして」

理科「それでは星奈先輩、100円を投入して始めちゃってください」


星奈「ええ。やってやるわ」

小鷹「星奈のやつ張り切ってるなぁ~」

理科「勝負脳ですから。さあ注目の一発目、どうぞ!」


星奈「どぉぉりゃあ!!」

バン!


理科「さぁ気になる数字は?」


142pt


星奈「ま、一回目は肩慣らしでこんなもんね」


幸村「星奈の姉御さすがです」

夜空「ふん、うまく体重が拳に乗っていたな」

星奈「だから体重の事は言うな!」


小鷹「星奈のやつ身体ごと叩きつけるように殴ったぞ。あれ手首傷めないのか?」

理科「お、さすが解説役ですね。
   そういった技術面での切り口のお話をしてくれるとは見ている方を楽しませるコツを心得ていますね」

小鷹「見てる人って誰だ・・・ってうわ!観客沙汰になってるじゃねぇか!」

理科「ちなみにギャラリーのお客さんの中には動画を撮っている人が何人かいますね。
   そういう人は見つけ次第店員さんに突き出しますから」ニッコリ

小鷹「その笑顔が怖えよ。あとここの店員さん全面協力なのな」

理科「これだけの人だかりとあの2人のルックスですからねぇ。
   止めるよりはエンターテイメントとして盛り上げちゃおうって事でしょうね」


店員A「」b

店員B「」b


小鷹「あ、どうも」ペコリ

理科「ご協力感謝いたします」ペコリ

164 : ◆2oFOuw3W8s - 2013/08/17 22:47:32.44 xFtjX5MR0 96/239

星奈「さぁ次行くわよ!刮目しなさい!」


ウォオオオ!


小鷹「なんであいつは観客を煽ってるんだよ」

理科「根っからの目立ちたがり屋ですからね。さぁ星奈先輩2発目お願いします!」


星奈「どぉおりゃ!」

バン!

理科「さあ結果は!?」


145pt


星奈「まぁまぁね」


理科「先ほどの142ptからさらに数値を上げてきました!ここまでの星奈先輩のパンチを見てどうですか?小鷹先輩」

小鷹「さすがと言うべきか、恐ろしいというべきかあいつ格闘技経験なんて無いはずなんだがなぁ」

理科「それでも女性平均を大きく上回ってくるというのはそのボディポテンシャルがなせる技ですね」

小鷹「ああ、これは夜空にとってもプレッシャーになってくるだろうな」

夜空「・・・なんでお前ら2人はそこまでノリノリなんだ?特に小鷹」

小鷹「いやぁ~なんだか見てると楽しくなってな。で、どうなんだ?勝つ自信はあるのかよ?」

夜空「ふん、あんな重量級クズ肉に負けてたまるか」

星奈「だれが重量級よ!」


理科「さぁ次はラスト1発です!星奈先輩お願いします!」

星奈「さぁ!行くわよ!見てなさい!」


イケー ヤレー オッパイヤベェ ウォオオオ


星奈「どおりゃああ!」


バン!


理科「さあどうだ!?」


143pt


星奈「ッチ」

理科「星奈先輩思わず舌打ちが出た。ですが結果は143ptと悪くない結果でした。まもなく集計結果がでます」


合計:430pt


理科「出ました!3発の合計430ptです!」

ウォォォォ!

理科「それにしてもどうして最後の記録は伸び悩んだのでしょうか?」

小鷹「多分、疲れとフォームが毎回微妙に違っていたせいだろうな」

理科「小鷹先輩ホントに解説が板についてきましたね」

小鷹「やらせてるのはお前だろうが」

165 : ◆2oFOuw3W8s - 2013/08/17 22:49:18.40 xFtjX5MR0 97/239

星奈「ま、こんなもんでしょ!どう、夜空?これを越えられるかしら?」

夜空「ふん、くだらない。越える越えないの話では無く貴様など常に私の下だ」

星奈「っぐ、そこまで言うなら見せてごらんなさいよ!」

夜空「言われなくともやってやるわ」


理科「んん~なんだか夜空先輩が前のツン状態に戻っちゃいましたね」

小鷹「多分自分を鼓舞するために強気を振舞ってるんじゃないかな。あいつにとっての戦闘モードなんだろ」

理科「なるほど。それでは先程まで競技に参加していた星奈先輩にお話を聞いてみましょう」

星奈「・・・あんた達さっきから何やってるの?」

小鷹「う!星奈にまで言われた・・・そ、それよりも星奈、どこも傷めて無いか?無茶な殴り方しやがって」

星奈「へ?どこも痛くなんかないわよ?」

小鷹「お前すげえな」

星奈「?」


理科「天はこの人にいくつの才を与えるんでしょうね」

小鷹「現時点で数え切れねぇよ」

星奈「ちょっとなんの話?私の事褒めてくれてるのよね?」

小鷹「なんでもねぇよ。夜空、もう始めちゃっていいぞ」

夜空「ああ」


理科「さあ、先行星奈先輩の記録を塗り替える事が出来るのでしょうか?では、お願いします!」


夜空「ふう・・・よし!」

イケー ヤッタレー 

夜空「だぁああ!」

バン!

理科「さあ、行きました!結果は!?」


136pt


夜空「チッ!」

理科「おっと!136ptだ!女性平均よりは越えてきましたが今ひとつ星奈先輩に届かない!
   小鷹先輩、夜空先輩のパンチをごらんになってどう思われますか?」

小鷹「星奈と違って軸がしっかりとしてるな。しっかりと腕を伸ばして力が拳にちゃんと伝わるように殴ってる」

ナルホド カイセツオツ

理科「小鷹先輩もういっそこのまま解説キャラとして生きていけるんじゃないですか?」

小鷹「勘弁してくれ。こんなのは今回だけだ」

理科「もったいないですねぇ。さて、夜空先輩!2回目行っちゃってください!」

167 : ◆2oFOuw3W8s - 2013/08/17 22:51:12.89 xFtjX5MR0 98/239



夜空(ねじるように腕をたたみ、勢いよく踏み込み、腰を回し、腕をねじ込み、叩き込む!)


夜空「だぁぁあ!」

バン!!


理科「おお!これは今までのどのパンチよりも期待が持てそうです!」


150pt

星奈「な!?」

夜空「・・・よし!」


理科「出ました!150pt!星奈先輩でも到達できなかった150pt台です!さすがです。勝負強い」

小鷹「ああ、ここぞという時に力が出せるのはさすがだな。
   ていうか俺、女の子がコークスクリュー打つのを始めてみたんだが」

理科「ええ、理科もびっくりしました。コレが女子力ってやつなんですね」

小鷹「ちげえだろ」

理科「女子力(物理)」

小鷹「カッコをつけるなよ」

理科「女子力1000万パワー」

小鷹「お前そろそろやめた方がいいぞ?」

理科「え?」

夜空「」ギロ

小鷹「夜空が睨んでるから」

理科「そ、それを早く言って下さいよ!」


理科「さ、さぁ。それではこれで泣いても笑っても最後です!夜空先輩いっちゃって下さい!」

夜空「・・・」

小鷹「夜空?どうした?」


星奈「あんた手を傷めたんじゃない?」

夜空「・・・よくわかったな」

星奈「伊達にあんたのことよく見てないわよ」

夜空「貴様いつも私の事を見ていたのか・・・?」

星奈「そ、そういう意味じゃなくて!」

夜空「ふ、冗談だ。という訳だ。最後は左手で殴るぞ」

小鷹「夜空。あんまり無理すんなよ?」

夜空「大丈夫だ。左手ならば問題ない」

169 : ◆2oFOuw3W8s - 2013/08/17 22:54:14.53 xFtjX5MR0 99/239

理科「それでは夜空先輩!右手を痛めるというトラブルがありましたが三回目は左手で挑戦です!どうぞ!」


ガンバレー ワァァァ


夜空「ふう・・・せい!」

バン!


104pt
   

夜空「・・・っく!」

理科「利き手では無い為記録は伸びませんでしたが夜空先輩ナイスファイトでした!」

パチパチパチパチ

夜空「・・・ふん」

小鷹「なんだこの空間・・・」


理科「さあ集計結果がでます」

合計
390pt


理科「とういう訳でこの勝負星奈先輩の勝利です!」

ワァァァ! オッパイハセイギ ワァァァ! 


夜空「ふう。最初の予想通り負けたか」

星奈「なに言ってんのよ。あんたの二回目のパンチはあたしのパンチよりもいい数字叩き出したじゃない。
   実質引き分けみたいなもんよ」

夜空「あくまでも自分の負けではないのだな」

星奈「そりゃあ私はこの通りピンピンしてるからね」

夜空「最高数値の勝負なら私の勝ちだ」

星奈「何よ!合計数値での勝負だったはずでしょ!?」

夜空「私だって右手を痛めていなければ貴様の記録を超えていた!」

ギャース ギャース

170 : ◆2oFOuw3W8s - 2013/08/17 22:57:27.35 xFtjX5MR0 100/239

理科「にぎやかですねぇ」

小鷹「だな」

理科「こんな時間がいつまでも続いてくれればいいのに」

小鷹「何のフラグだよそれ」

理科「いや、念のため隣人部崩壊フラグを立てておこうかと思いまして」

小鷹「回収できないからやめとけ」

理科「立て捨てられたフラグや複線なんていくらでもありますよ」

小鷹「そういう事言うんじゃありません」

理科「小鷹先輩が守ろうとした世界はきっと、いつまでもそこに在り続けますよ」

小鷹「だから止めろっての。絶対そんな面倒くさいフラグ回収しねぇからな」

理科「じゃあ今日色々あった理科とのフラグも」

小鷹「それはきっちり回収する」

理科「マジスカ」



幸村「それでは前座も終わった事ですし、兄貴の番です」

夜空星奈「前座って言うな!!」

小鷹「マジで俺やるの?」

マリア「お兄ちゃんのパンチ見てみたいのだ!」

小鳩「クーッククク。我が半身よその力を解き放ってみるがいい」

小鷹「じゃあ、やるか」


「なんだ?」「次はヤンキーだって」「ロリパンチはよ!」

カイサン テッシュウ オツカレー


理科「ギャラリーの方々が散っていきますね」

幸村「兄貴の本気を見ないなんて・・・」

小鷹「いいよ、別に見られなくても」
 
夜空「理科、男の平均数値はいくつなんだ?」

理科「170ptぐらいだそうですよ。200ptいけば良いほうかと思います」

星奈「そう。なら最低でも200ptは出してもらわなきゃね」

夜空「そうだな」


小鷹「なんでそうなるんだよ」

夜空「私は手首を痛めるまでやったんだ。貴様も頑張れ」

小鷹「そんなトゲのある応援ねぇよ」

幸村「兄貴頑張ってください」

小鷹「おお。とりあえずあんま期待すんな」

171 : ◆2oFOuw3W8s - 2013/08/17 23:00:03.95 xFtjX5MR0 101/239

理科「ではちゃっちゃとやってください」

小鷹「わかってるよ」

小鳩「クーッククク。我が半身がその力を解放するのもいつぶりか」


小鷹「・・・だりゃあ!」

バン!

211pt


理科「おお!200ptを余裕で越えてきましたね!」

星奈「へぇやるじゃない」

夜空「当然だ」


小鷹「よし、次・・・うりゃ!」

バン!

223pt


理科「早!余韻とかないんですか!?」

小鷹「ねぇよ。ちゃっちゃと終わらせるって言ったろ」

幸村「過去を振り返らない男。さすがです」


小鷹(星奈と夜空にあれだけ見せられちゃ頑張らない訳にはいかないよなぁ)


マリア「はははは!お兄ちゃんすげーのだ!」

小鳩「お兄ちゃん言うな!あんちゃん頑張れ!」


小鷹(夜空がやってたコークスクリューはこんな感じだったな、あとは星奈みたいに身体ごと叩きつける!)


小鷹「ふう・・・おりゃあ!」

バァン!

241pt


理科「おお!今日の最高数値ですよ!さすがですね小鷹先輩!」

夜空「なんちゃってヤンキーじゃなくて腕も立つヤンキーだったか」

小鷹「そもそもヤンキーじゃねぇよ!」

星奈「じゃあチンピラね」

小鷹「お前らいい加減泣くぞ?」

理科「男泣きですか!?それはそれで中々・・・」グヘヘヘ

小鷹「お前は泣かすからな」ボソ

理科「・・・」



172 : ◆2oFOuw3W8s - 2013/08/17 23:02:29.50 xFtjX5MR0 102/239

夜空「もうそろそろ時間か・・・」

星奈「ねぇ夜空」

夜空「なんだ?」

星奈「私プリクラ撮ってみたい」

夜空「ああ。行って来い。待っててやる」

星奈「じゃあ行って来る・・・って違う!皆で撮りたいの!友達同士で!」

夜空「そう面と向かって友達と言われると照れるな・・・」

星奈「そうね・・・」エヘヘ

小鷹「お前らラブコメみたいになってるぞ」


マリア「で、プリクラってなんだ?」

理科「あそこにある機械の中で写真を撮ってそれをシールにしてくれるんですよ」

マリア「おお!じゃあお兄ちゃん一緒にやろう!」

小鳩「クーッククク。残念だったな神の使いよ。
   我が親愛なる闇の眷属は我と共にその姿を世に残すと既に決まっておる」

マリア「そんなん知らんわ!このウンコ吸血鬼!」

小鳩「なんじゃとこのアホンダラ!」

マリア「黙れウンコ!」

小鳩「アホー!」


小鷹「はいはい。皆で撮ろうな~」

夜空「それにしてもプリクラと言っても色々機種があってよく分からないな」

小鷹「そうだなぁ。どの機種にしたって変わりは無さそうだけど・・・ん?」

幸村「兄貴どうかしましたか?」

小鷹「いや、あの【∑】のマークついてるやつって理科と関係あるのか?」

理科「ああ、あのマーク覚えててくれたんですね。そうですよ~
   以前技術提供と製作のお手伝いをした企業の筐体です」

小鷹「お前そんな事もしてたのか」

理科「伊達に天才科学者を名乗ってないですから」

小鷹「じゃあ、あの機種の使い方も分かるか?」

理科「ええ。もちろんです」

小鷹「じゃあ【∑】のマークが付いたプリクラで撮ろうぜ」

夜空「わかった」

星奈「いいわよ」

173 : ◆2oFOuw3W8s - 2013/08/17 23:05:06.40 xFtjX5MR0 103/239

~~プリクラ内~~

マリア「へぇ、こうなってるのか」

小鷹「この中に7人はギリギリだな」

理科「じゃあ2人きりで撮りましょう!いや・・・この際プリクラじゃなくてもいいです!」

小鷹「」ニッコリ

理科「あ・・・すいませんでした」

星奈「私も小鳩ちゃんと2人で撮りたい!」

小鳩「や!」


幸村「もうお金を入れてもよろしいですか?」

小鷹「ああ、悪いな後で返すよ」

幸村「お気になさらないでください」

小鷹「いや、気にするだろ普通」

幸村「わたくしの全てを兄貴に捧げますゆえ」

小鷹「お、おう・・・」


夜空「で、どうすればいいんだ?」

理科「まずは背景を選びましょう」

小鷹「背景なんて選べるのか」

理科「はい。凝った物から簡素な物までバリエーション豊かですよ」

星奈「じゃあまずはシンプルなやつでいかない?」

夜空「ああ、いいぞ」

理科「では、カメラが中央にありますのでみなさんそこに目線を合わせてください」


星奈「私がもちろんセンターね!」

夜空「勝手にしろ。私は後ろでいい」

夜空(小鷹の隣は確保したぞ)

星奈「いいじゃないあんたも前に来なさいよ!」

夜空「やめろ、ひっぱるな!」

星奈「抜け駆けなんて許さないんだから」ボソ

夜空「な!?」


理科「じゃあ理科は小鷹先輩の隣で!」


星奈「あ!?」

夜空「・・・おい」


理科「・・・と思いましたが、ここは先輩方を立てて、小鷹先輩もホラ!前に言ってください!」

理科(やっべぇ・・・キャラを守ろうとしたら命を落としかけたでござるの巻き。ってやつだ)


小鷹「おい理科、押すなっての」

理科「先輩方3人が並んでるのは画になるんですよ。ホラ早くしないとシャッター下りちゃいますよ」

小鷹「ああ。じゃあここでいいか」

174 : ◆2oFOuw3W8s - 2013/08/17 23:08:07.80 xFtjX5MR0 104/239

星奈(よし!)

夜空(よくやった理科)

マリア「私よりも目立つな!ウンコ吸血鬼!」

小鳩「クーッククク。所詮、神の真似事をしてるに過ぎない者はここで朽ち果てるがいい!」

小鷹「お前らちゃんとカメラ見とけよ~」


イキマース 3・2・1! パシャ


小鷹「お、いい感じに撮れる・・・いや、幸村お前目閉じちゃってるじゃねえか」

幸村「カメラのフラッシュを見ると魂を抜かれると聞きましたので」

小鷹「ねぇよ!そんな迷信まだ信じてるの!?」

幸村「ふふ。冗談です。今のはたまたま目を閉じてしまっただけです」

夜空「あの幸村が・・・」

星奈「冗談を・・・言った?」

理科「珍しい事もあるもんですね」


マリア「なぁ今ので終わりか?」

理科「いえ、あと何枚か撮れますよ。ついでに今のも撮りなおしましょうか」

小鷹「そうだな」


イキマース 3・2・1! パシャ


夜空「ふむ。今度は全員大丈夫だな」

星奈「さて、次はどうやって撮ろうかしら」

理科「じゃあ次は機内の照明をいじってみましょうか」

小鷹「そんな事もできるのか?」

理科「ええ。左サイドから暗めの照明を当てますね。小鷹先輩真ん中に立ってもらっていいですか?」

小鷹「ああ、ここでいいか?」

理科「はい、大丈夫です」

パッ

星奈「こわ!ヤンキー面と照明が合わさっていつもより人相悪くなってる!」

夜空「照明の効果という物は予想以上の結果をもたらすな」

小鷹「俺だってやりたくてやってるわけじゃねぇよ!理科、照明かえてくれよ」

理科「ええ、いいじゃないですか!むしろダークヒーローって感じでかっこいいですよ」

小鷹「え?そ、そうか?」ニヤ

理科「先輩だってまんざらでも無いじゃないですか」

マリア「ギャハハ!お兄ちゃんカッケー!」

小鳩「クーッククク。我が半身も真の姿を表すときが来たようだな」


理科「では、皆さん小鷹先輩の後ろに立ってください」

夜空「ここでいいのか?」

理科「ええ、それではいきますよ~小鷹先輩も何かポーズ取ってください」

小鷹「ポーズって言われても・・・」

175 : ◆2oFOuw3W8s - 2013/08/17 23:11:20.46 xFtjX5MR0 105/239

理科「ほら小鷹先輩!早くしないとシャッター下りちゃいますよ!

小鷹「ああ、もう!じゃあこれでどうだ!」


イキマース 3・2・1! パシャ


理科「なかなかの名悪役ですよ。小鷹先輩」

小鷹「悪役かよ・・・」

星奈「ノリノリでポーズ取ってたじゃない」

小鷹「適当にやっただけだよ」


小鳩「あんちゃんいいなぁ」ボソ

理科「小鳩さんもやってみますか?」

小鳩「ふえ?いいの?」

理科「ええ。ぴったりのがありますよ」

小鳩「うちもやってみたい」

理科「では真ん中に立ってください」

小鳩「ここでええの?」

理科「はい。まずはクロネクっぽい背景にします」

小鳩「おお!」

小鷹「あくまでもそれっぽいだけなんだな」

理科「許可が下りなかったのでギリギリセーフな魔界をイメージした背景にしました」

小鳩「クーッククク。我に相応しい場所ではないか」

理科「で、照明をちょいっといじって」


パッ


理科「これでより一層雰囲気が出たかと」

小鳩「おお!すごいんじゃ!」

星奈「きゃー小鳩ちゃん可愛い!さすがだわ!ツーショットで撮りましょ!」

小鳩「や!」

星奈「そんな・・・」

マリア「ウンコ吸血鬼は一人で写ってるのがお似合いだ」

小鳩「貴様こそ高尚なこの場に相応しくないのではないか?」

マリア「なんだと!?」

小鳩「では我が半身よ共にこの場に立つがよい」

マリア「お兄ちゃんはわたしと一緒にいるのだ」

小鳩「お兄ちゃん言うなアホ!」

マリア「うっさいウンコ吸血鬼!」

理科「あの~もうシャッター降りちゃうんですけど」

小鳩「え!?」

マリア「うわ!?」

小鷹「もうお前ら2人センターで撮っちまえ。俺らは後ろだ」

176 : ◆2oFOuw3W8s - 2013/08/17 23:19:27.11 xFtjX5MR0 106/239

小鳩「クーッククク。しかたが無い。神の使いよ、我の隣に立つことを許そう」

マリア「っげ!ウンコ吸血鬼と一緒か・・・しかたがないな!」

理科「お2人ともちゃんとポーズ取って下さい」


イキマース 3・2・1! パシャ


小鷹「お、上手く撮れてるじゃねぇか」

小鳩「ふん、まあまあだな・・・」ニヤニヤ

マリア「うーん。悪くないかなぁ」ニヤニヤ

小鷹「お前ら顔ニヤついてるぞ」

小鳩「う、あんちゃん!」

マリア「やば!」


夜空「次で最後か?」

理科「はい。幸村君どうですか前で撮ってみますか?」

幸村「よいのですか?」

小鷹「皆センターで撮ってるんだ順番って事でいいんじゃないか」

幸村「ありがたきお心遣い感謝いたします」

小鷹「おう、理科もどうだ?前で撮っといたらいいんじゃないか?」

理科「じゃあお言葉に甘えさせていただきますね。背景はこれでいいでしょう」

小鷹「シンプルなやつにしたんだな」

理科「先輩!理科と幸村君の間に入ってください!」

小鷹「っげ!?なんでだよ」

理科「あからさまに嫌そうな顔されると傷つくんですけど」

幸村「わたくしからもお願いします。兄貴」

小鷹「幸村がそういうならしかたないな」

理科「理科の事は無視ですか!?」

小鷹「さっさと撮るぞ~」

理科「ちくしょう・・・あんまりだぜ」


小鷹「今ここではこうするのが自然だろ?」ボソ

理科「へ?」


理科(小鷹先輩、僕のことも考えてそういう事言ってくれてるのかな・・・)

小鷹「ん?どうした?」

理科「いえ!ほら、先輩。カメラ目線ですよ!」


イキマース 3・2・1! パシャ


夜空「よし。あとは印字されるのを待てばいいのか」

理科「まだ落書きが残ってますよ」

177 : ◆2oFOuw3W8s - 2013/08/17 23:21:29.44 xFtjX5MR0 107/239

~~落書きコーナー~~


夜空「さて、ここで色々書き込めるわけだな」

理科「はい」

星奈「じゃあ何書こうかしらって、夜空!」

夜空「なんだ?」

星奈「なんだじゃないわよ!なんで私の額に【肉】とか書いてるのよ!」

夜空「こういうのは定番だろ?」

星奈「消しなさいよ!」

夜空「まったく仕方ない。じゃあこれでどうだ?」

星奈「肉の位置が背景にずれただけじゃない!まぁ顔に書いてないだけ良しとするわ」


小鷹「うわ~自分で言うのもなんだが俺、悪人面だなぁ」

理科「じゃあ更に・・・こうすれば・・・」

小鷹「お前、赤いスプレーみたいので血を表現すんなよ!」

マリア「ギャハハハ!超おっかねぇ!」

小鳩「クーッククク。我の半身としてこれぐらいは当然のこと」


夜空「なぁ理科」

理科「なんですか?」

夜空「星奈の乳を小さくしたいんだがそういう機能は無いのか?」

理科「ははは、巨乳補正はあっても貧乳化する機能は無いですね」

夜空「っち。つまらん」

星奈「ちょっと夜空。あんたなにしようとしてるのよ」

夜空「貴様の無駄乳を写真の中だけでも無くしてやろうと思ってな」

星奈「余計なお世話よ」


理科「さて、落書き終了です」

小鷹「じゃあ出来たの見てみようぜ」

星奈「へぇ中々綺麗に印字されるのね」

理科「せっかくなので切り分けちゃいましょう」

――――
―――
――

178 : ◆2oFOuw3W8s - 2013/08/17 23:23:02.10 xFtjX5MR0 108/239

小鷹「ふう。もうこんな時間か」

星奈「ん~!楽しかったわ!念願の小鳩ちゃんとのプリクラも手に入ったし」

夜空「皆で撮った物だろうが」

星奈「家宝にするわね小鳩ちゃん」

小鳩「うう、あんちゃんやっぱこいつ嫌」


星奈「小鳩ちゃんなぜ・・・」

夜空「普段の行動を鑑みてみろ。貴様が嫌われない要素が一つもないぞ」

星奈「こんなに愛してるのに」

夜空「そういう一方的な愛情は単なる狂気だという事を覚えておけ」

星奈「相思相愛のはずなのに・・・」

夜空「貴様にはもう何も言わん」

星奈「小鳩ちゃん・・・」


幸村「皆様、わたくしはこちらですので」

星奈「あ、私もステラが迎えにくる頃だわ」

夜空「私もここまでだ、じゃあな」

マリア「そろそろババアが来る頃だ」


理科「じゃあ今日はここまでですね」

小鷹「ああそうだな。また明日な」

理科「はい。また学校で」

小鷹「じゃあな。みんな気をつけて帰れよ」

ハーイ


理科(さて、僕も帰るとするかな。ん?あ、そうだ。ヤッベェ・・・小鷹先輩の事どうしよう・・・
   今日散々煽っちゃったからなぁ・・・)

ピロリン♪

理科(メール?小鷹先輩だ)


From:羽瀬川 小鷹

明日の放課後理科室でセッ○スな!



理科「・・・これはこちらも対策を練らねば」

179 : ◆2oFOuw3W8s - 2013/08/17 23:24:31.61 xFtjX5MR0 109/239

今回はここまでです。
次はまた理科室でなんやかんやします。
肉食系小鷹兄貴復活の予定です

184 : VIPに... - 2013/08/18 01:59:27.54 w6Pitu8DO 110/239

小鷹頑張ったのに幸村反応薄いな

191 : ◆2oFOuw3W8s - 2013/08/21 00:45:51.85 5JPaZpBJ0 111/239

レス読んで気合入ったので再開します。
ゲスエロ兄貴人気だな~

>>184
言われてから初めて気が付きました。
確かに幸村だけじゃなくて他の部員の反応もイマイチでした。
胸キュンからの股潤イベントだったのに。ごめんなさい。
特に追記とかはしないので部員全員の好感度が上がったって事にしておいて貰えるとありがたいです。

192 : ◆2oFOuw3W8s - 2013/08/21 00:49:19.76 5JPaZpBJ0 112/239

~~月曜日放課後 理科室~~

コンコン


理科「どうぞー」


ガラッ


小鷹「よ!」ニコニコ

理科「こんにちは小鷹先輩。やけにご機嫌ですね」

小鷹「まぁな」


ぎゅ


理科「うぇ!?ちょ、小鷹先輩!?」


理科室に入ってくるなり笑顔を崩さなかった小鷹に対して理科は警戒心を解いていた。
だからこそ彼の真意が見えず、近づく事を許してしまった。
そんな無防備な理科の後ろから抱きつく事は小鷹にとって容易な事だった。
理科の後ろから抱きついた小鷹は理科の綺麗な黒髪に頬を寄せた。


理科「なに地の文章とか入れてるんですか!」


「なぁ理科。今日こそいいだろ?」

そういうと小鷹は理科が着ている制服のシャツのボタンに手を伸ばす。
理科は彼の行動を拒もうと身体をよじろうとするが、
自身の腹部から腰にかけて回されている小鷹の左腕がそれをさせない


「こ、小鷹先輩。お願いです。待って下さい」

動揺している理科の言葉を無視して小鷹は第二ボタン、第三ボタンを空けシャツの中に手を入れた。
純白のブラジャーがシャツの隙間から見えた。
ブラジャーの上から彼女の左の乳房に触れると「ん・・・」という吐息交じりの声が漏れると同時に理科の身体がほんの少し震えた。
小鷹はブラジャーの形をなぞるようにまさぐった。


「くぅ・・・」


思わず理科の口から吐息まじりの矯正がもれる。
小鷹はその声を聞くと理科の身体を左腕で強く抱き寄せ、さらにブラジャーに指をかける。
ブラジャーの下に指を滑り込ませ、ブラジャーを上にずらすと小鷹の右手の指先が理科の乳首に触れた
小鷹は指先で乳首の先端を優しく撫で回しながらシャツの中を覗き込み、理科に微笑みながら言った


「お前の乳首綺麗な色してるな」


理科は羞恥に顔を赤らめながら声を張り上げる


理科「だから何なんですかこの地の文は!?」

194 : ◆2oFOuw3W8s - 2013/08/21 00:50:36.44 5JPaZpBJ0 113/239

小鷹「こうした方が臨場感出るだろ?」

理科「いいんですよそんなの出さなくて!」

小鷹「まぁいいじゃねぇか。こうしてる間にもお前の左乳を弄んでるんだけどな」

理科「あ、もう・・・本当に、待ってください」ハァハァ

小鷹「待たねぇっての」

理科「小鷹先輩には言ってませんでしたが、今日は他にもお客さんが来る予定なんです」ハァハァ

小鷹「乳いじくられてハァハァ言ってる理科可愛いな」

理科「もう!小鷹先輩にとっても重要な話なんですよ!?」

小鷹「で?誰が来るんだよ?」

理科「小鷹先輩にとってのウィークポイントであり理科にとってのリーサルウェポンです」

小鷹「俺にそんなやついるか?」

理科「あなたの最も身近な人物です」


小鷹「・・・小鳩か?」

理科「察しがいいですね。あとやっと手を止めてくれましたね」

小鷹「一つ聞きたいんだが、いいか?」

理科「はい、なんでしょう?」

小鷹「お前、自分の身の安全のために小鳩を呼んだのか?」

理科「ち、違います!多少はそういう気持ちもありましたが、それとは別件でお呼びしただけです。信じてください!」

小鷹「じゃあそういう事にしてやるよ」スッ

理科「やっと開放された・・・」


小鷹「はぁ・・・今日こそセッ○スパーリィーだと思ったのになぁ・・・」

理科「もうそろそろ小鳩さん来ますから頭切り替えてくださいね」


小鷹「ていうかよぉ~理科のパイオツ揉んでいきり立ってる俺のポンコチはどうしてくれるんだよ」

理科「ポンコチって!そんなの知らないですよ!勝手に揉んできて何言ってるんですか。
   あと股間をこっちに向けないで下さい。その股間のテントに向かってスタンガンぶちかましますよ?」

小鷹「お前恐ろしい事言うな・・・おかげですこし萎えたわ」

理科「そりゃどうも」

195 : ◆2oFOuw3W8s - 2013/08/21 00:52:44.75 5JPaZpBJ0 114/239

小鷹「昨日はハメ撮り中出しセッ○スしようって言ってくれたから期待してたんだけどなぁ」

理科「言ってねぇよ!!理科がいつそんな事言いましたか!?」


小鷹「子作りしましょ→中出し 2人っきりで(プリクラ)撮りましょう→ハメ撮り」

理科「なんという都合のいい解釈だ」

小鷹「お前だって今日は破瓜の覚悟ぐらいはしてきたんだろ?」

理科「してません。そもそも小鷹先輩とはしばらくセッ○スしませんから」

小鷹「という事は時間かければヤレるって事か」

理科「ま、まぁ。そうですね!でもいつになるか分からないですよ?理科の気分次第です」

小鷹「気長に攻略していくよ」

理科「理科は難攻不落ですよ?」

小鷹「地雷を踏むよりはマシだ」


理科「・・・地雷って誰のことですか?」

小鷹「夜空と星奈」

理科「ホント刺されますよ!?」

小鷹「だってよぉ~前にも言ったけどあの二人付き合ったら大変だって」

理科「ああ、屋上で話したヤツですね。ほ、ほら、お2人とも一途ですから」

小鷹「正直に重いって言えよ」

理科「せっかく言葉を濁したのに・・・」

小鷹「その言葉から察するにお前もあいつらと付き合うと面倒な事になるとか思ってんの?」

理科「さぁ?どうでしょうね。理科、男の人の考えとかよく分からないんで」

小鷹「そこは男になったつもりで答えてくれよ」

理科「ん~それでもよく分からないです。恋愛経験無いんで」


小鷹「チッ。ボロ出さねぇな。せっかく録音準備したのに」つボイスレコーダー

理科「そんな事だと思いましたよ」ハァ

小鷹「気づいてたのか?すげぇなお前」

理科「裏小鷹先輩の行動パターンが読めてきたんですよ。これでも天才なんで」

小鷹「綺麗な乳首してたもんな」

理科「話聞いてました!?天才と関係ないでしょ!
   それで?理科の弱み握ってどうするつもりだったんですか?・・・あ、やっぱいいです。なんとなく分かったんで」

小鷹「なんだよ聞いてきたくせに。
   何するかって、そりゃあもちろん理科の弱み握って俺のチンコ握ってもらおうとしたんだよ」


理科「・・・これ出るトコ出れば勝てるな」

小鷹「その前にチンコに負けちゃうけどな」

理科「エロ同人みたいに!ってアホか!」

小鷹「今日も突っ込みが冴えてるな」

理科「誰かさんがエロイおかげでね!まったく」

196 : ◆2oFOuw3W8s - 2013/08/21 00:55:01.59 5JPaZpBJ0 115/239

小鷹「はぁ。おっぱいだけとか生殺しもいい所だろうがよぉ」

理科「理科は揉んでいいなんて一言も言ってないんですよ?」

小鷹「柔らかかったなぁ・・・」

理科「ちゃんとこっちを見てくれますか?」

小鷹「正面からちゃんと見たかったなぁ」

理科「天井を見上げながらブツブツ言うのやめてくださいよ」


小鷹「よし、わかった」

理科「へ?」

小鷹「理科、今日はセッ○スしなくていいから裸になって俺の今日のオカズになってくれ!」ペコリ

理科「うわぁ・・・女子に頭を下げて言う事ですか」

小鷹「駄目か?」

理科「駄目です」

小鷹「どうしても?」

理科「どうしても」

小鷹「俺もチンコ見せるからさ」

理科「結構です!」

小鷹「ちゃんとエレクトさせるから」

理科「そこ重要ですか!?」

小鷹「仕方が無いな。柔らかい感触だけを思い出してオ○ニーだな」

理科「それ理科本人が目の前にいるのによく言えますね」

小鷹「なんでだ?」

理科「なんでだ?じゃなくてそれって『今日は理科でオ○ニーするぜ』って事ですよね?」


小鷹「いつから今日のズリネタが理科だと錯覚していた?」


理科「おっぱいまで揉んでおいて理科をオカズにしないんですか!?」

小鷹「どうするかは俺次第だな。ていうかお前自分をズリネタにしてもらいたいの?」

理科「え、いや、あの・・・それは、まぁ。おっぱい揉まれちゃいましたし。理科でしてくれるのはちょっっとだけ嬉しいかなぁって」

小鷹「よし。今日のオカズは顔は夜空で感触は理科のおっぱいだな」

理科「ちょっとぉ!!それはあんまりじゃないですか!」

小鷹「冗談だよ。ちゃんと最初から最後まで理科でオ○ニーしてやるからな」

理科「あ、ありがとうございます。ってなに照れてるんだ僕は!?」

197 : ◆2oFOuw3W8s - 2013/08/21 00:57:39.26 5JPaZpBJ0 116/239

小鷹「はははは。ふう、たのしいな」

理科「え?まぁそうですね。こういうのも悪く無いです。隣人部とはまた違った良さがあります」

小鷹「隣人部でこんな会話できねぇもんな」

理科「隣人部でこんな会話してたらとっくにやりまくりですよ。生徒会にばれて即刻廃部です」

小鷹「葵がそんな光景みたら目ん玉飛び出るんじゃねぇか」ハハハハ

理科「・・・葵って生徒会の人ですよね?」

小鷹「おお。そうだぞ」

理科「相変わらず、下の名前で呼んでるんですね」

小鷹「そうしてくれって頼まれたからな」

理科「ふ~ん」

小鷹「妬いてんの?」

理科「だ、だれが!」

小鷹「俺は理科が他の男と仲良くしてたら嫉妬するかもな」ボソ

理科「え?」


コンコン


小鷹「ほら客だぞ」

理科「あ、ああ、はい。小鳩さん来ましたね」ハーイ

理科(本気なんだか冗談なんだか・・・本当に振り回されっぱなしだなぁ。嬉しかったけど)


小鷹「あ、そうそう。理科、胸直しとけよ」

理科「へ?」

バッ

理科(胸元はだけたままだった!この人知ってて黙ってたな!)

小鷹「」ニヤニヤ

理科(ちくしょう!ニヤニヤしやがって!)


ガラッ

理科「どうぞ」

小鳩「おじゃまします・・・ってあんちゃん?」

小鷹「よ、小鳩」

小鳩「どうしてここにいるん?」

小鷹「お前こそどうしたんだよ?理科室に来るなんて初めてだろ?」

小鳩「そ、それは今日呼ばれたから・・・」

理科「ふふふ。そこから先は理科が説明いたしましょう」

198 : ◆2oFOuw3W8s - 2013/08/21 01:01:08.26 5JPaZpBJ0 117/239

理科「小鳩さん、鉄のネクロマンサーに出てくるナインライブス・ブレイカーってご存知ですよね?」

小鳩「クーッククク。もちろんだ。我が編み出した秘術よ」

理科「そのナインライブス・ブレイカーを理科の科学力を持って現代に再現しました。
   それを小鳩さんに差し上げようかと思いまして」

小鳩「ほんま!?」

小鷹「ちょっと待て!あんな物騒なモン小鳩に持たせるな!」

理科「ご安心ください小鷹先輩。この度小鳩さんにお渡しするために改良と改造を施しました」

小鷹「本当か?」ジロ

理科「ホントですって!試しに持ってみて下さい」スッ


小鷹「本当だ。大きさや見た目は前と同じだけどピンポン球みたいに軽いな」

小鳩「これ、ホントにナインライブス・ブレイカーなん?」

理科「ええ、もちろんです。と、言うわけで屋上へ行きましょう。ここだと狭くて遊べないですから」



~~屋上~~


理科「では小鳩さん。この手袋をしていただいてもいいですか?」

小鳩「う、うん」

小鷹「あれ?前はそんな手袋してなかったろ」

理科「今回は誰にでも簡単に操作できるように手袋型コントローラーを発明したのです」


小鳩「あんちゃん、前にもコレ見たことあるん?」

小鷹「あ、あれだ。理科がお遊びで作って俺が実験台になったんだ」

理科「ま、まぁ。確かにそれに近いですかね」

小鳩「そうなんだ」


理科「では小鳩さん。まず電源を入れますね」


フワッ


小鳩「おお!我がナインライブス・ブレイカーが宙に浮いた!」

理科「ふふふ。それだけでは無いですよ。弾を飛ばしたい方向へ人差し指を向けてください」

小鳩「う、うん。これでええの?」


スー


小鳩「動いた!あんちゃん見て、動いた!」

小鷹「おお、見てるよ」

小鷹(ていうかそれの何倍もの速さと威力で喰らったんだよな。俺)

理科「人差し指を向けた方へ弾が飛んでいきますので、お好きな方向へ指を向けてみて下さい」


クイッ クイッ


小鳩「すごい!あんちゃん!曲がった!ナインライブス・ブレイカー曲がった!」

小鷹「そうだな。うまいぞ小鳩」

199 : ◆2oFOuw3W8s - 2013/08/21 01:04:24.36 5JPaZpBJ0 118/239

理科「中指の曲げ伸ばしで速度を変えられますので中指をゆっくり伸ばしてみて下さい」


スーッ・・・ヒュン


小鳩「加速した!これがナインライブス・ブレイカーの真の力よ!」

理科「操作説明は以上です。
   10m以上離れると制御から離れその場に停止しますのであまり離れないように気をつけてください」

小鳩「わかった!」


ヒュン! ヒュン!

小鷹「楽しそうだな小鳩」

理科「ええ、喜んでもらえたようで何よりです」


小鳩「わははは!これぞ我の力よ!」


小鷹「なんていうかこんな事言ったら失礼かもしれないけどさ」

理科「なんですか?」


小鳩「魂ごと打ち砕け!ナインライブス・ブレイカー!!」


小鷹「アレ繰気弾にしか見えないんだが」

理科「ああ、確かに。人差し指と中指を立てて、空中に浮く弾を操作するって言ったらそうなりますね」

小鷹「もう繰気弾として商品化しちまえば?売れると思うぞ」

理科「それもいいですね~
   ついでにもろもろの特許も取って理科の不労所得をさらに増やしましょうかね」

小鷹「お前と結婚すると働かなくて済みそうだな」

理科「結婚する気なんて無いくせに」ボソ

小鷹「俺は理科とだったら結婚してもいいぞ?」

理科「ふえ!?こういう時だけばっちり聞こえてるんですか!」

小鷹「エセ難聴を舐めるなよ?
   重要な部分で聞こえてないフリするって事は裏を返すと、一言一句よく聞いてなきゃいけないって事なんだぜ?」

理科「カッコいいセリフに聞こえますけどやってる事は最低ですね」

小鷹「お前といる時は正直に話してるだろうが」

理科「正直なのは性欲だけなんじゃないですか?」

小鷹「ははは。かもな」

理科「まったく。今日だって理科はレイプされかけたんですよ?」

小鷹「それはお前が昨日誘ってきたからだろ?だから和姦だ」

理科「理科室にはまだ隠しカメラとマイクがあるんですよ?それを皆さんに見せたらどういう反応しますかねぇ。
   小鷹先輩が性欲に任せて理科を襲ったようにしか見えないと思いますよ?」

小鷹「『理科の発明でおかしくなった小鷹が自分の意思とは関係なく理科を襲ってる』って反応じゃね?」

理科「えぇ・・・理科ってそこまでマッドサイエンティストなイメージあります?」

小鷹「あるんじゃね?それに俺いつもはお前に興味無いそぶりしてるし、理科に欲情する発想に繋がらないんじゃないか?
   普段のお前のイメージ+俺の理科に対する普段の態度=薬で豹変 みたいな」

理科「悔しいですがそう言われるとしっくりきますね。
   もしかしていつも理科に対してつれないのはみなさんに理科達の関係を感付かれない為ですか?」

小鷹「いや?理科いじり楽しすぎワロスなだけだぞ」

理科「さいでっか・・・」

200 : ◆2oFOuw3W8s - 2013/08/21 01:06:57.42 5JPaZpBJ0 119/239

小鷹「ちょっと期待してたか?」

理科「いいえ?全然です!」

小鷹「本当は?」

理科「・・・ちょっと残念です」

小鷹「ははは、素直でよろしい」ナデナデ

理科「うわ!?なにナチュラルに頭なでてるんですか!?」

小鷹「ああ、お前頭触られるの嫌なんだっけ?」

理科「そ、そういう訳じゃ無いですけど・・・小鳩さんに見られますよ?」

小鷹「大丈夫だろ。あいつ夢中で遊んでるから回り見えてないぞ」


小鳩「ほ!おりゃ!そい!」

ヒュン! ヒュン! ヒュン!


理科「ていうか上達早いですね」

小鷹「あいつ運動神経いいからな」

理科「開発者の理科よりも使いこなしてますよ」

小鷹「勉強もあれぐらい物覚えよければいいんだがな」

理科「小鷹先輩お兄さんっていうよりもお父さんって感じですね」

小鷹「しょうがねぇだろ。父さんは留守にしがちなんだから。俺が親代わりになるしかないだろ」

理科「家事までこなしちゃうんですもんね。立派だと思いますよ」

小鷹「奥さんがいてくれればなぁ」チラチラ

理科「もういっそ星奈先輩と結婚しちゃえばよかったんじゃないですか?」

小鷹「スルーですか」

理科「なんの事ですか?」ニッコリ

小鷹「なんでも無いです」

理科「ははは。たまには理科攻めもいいものでしょう?」

小鷹「ベットの上でならな」

理科「それはずっっとおあずけです」

小鷹「そんな躾してたら仕舞いには噛み付くぞ」

理科「ちゃんといい子にしてたらご褒美あげますよ」

小鷹「・・・獣姦か」

理科「なんでそうなるんですか!?」

小鷹「さすがの俺でも引くわぁ」

理科「勝手に完結しないでくださいよ!」

小鷹「いや、いいんだ。好みは人それぞれだからな。な?」

理科「な?じゃないですよ、もう。・・・駄目だ、どうあがいても主導権を握れない」

201 : ◆2oFOuw3W8s - 2013/08/21 01:08:27.57 5JPaZpBJ0 120/239

小鷹「まだまだ甘いな理科。俺はお兄ちゃん属性だけで無く、お父さん属性とお母さん属性までカバーしてるんだぞ?
   年下の可愛い女の子との会話でそう簡単に主導権を渡すかよ」

理科「お母さん属性までとはやりますね」

理科(さらっと可愛いって言われた)


小鷹「まぁ、あとは理科単純だし」ニヤニヤ

理科「なんですとぉ!?」

小鷹「はははは。こういう簡単な挑発に乗るところが単純なんだよ」

理科「ぐぬぬぬ・・・」


小鷹「はぁ、理科イジリまじ楽しいな」

理科「理科は楽しくないです」

小鷹「まぁ今日はハシャギすぎたな。悪かった」

理科「え?急に真面目にされると逆に悪いですよ」

小鷹「じゃあ今後もこのイジリスタイルは継続って事で!」

理科「いやいや!ちょっと!?」

小鷹「ほら、やっぱり主導権は俺の物。お前の処女も俺の物」

理科「本当にあなたって人は・・・」


小鷹「おっと、もうそろそろ小鳩に感付かれるな」

理科「ああ、そういえば理科達ほったらかしにしちゃってましたね」

小鷹「いいんだよ。あいつ集中してると周り見えないし、俺達がいるとアレにぶつかるだろ」


小鳩「はははは!滅せよ!朽ちよ!塵となれ!」

ビュン!ビュン!ビュン!


理科「すっげぇ。理科が想像してたよりも大幅に動き回ってますよ」

小鷹「だから言ったろ?いくら軽くなって威力が無くなったとはいえあれに当たると結構痛いんだぞ?」

理科「経験者は語るってやつですか。その節はすみませんでした」

小鷹「いいよ、謝らなくて。
   理科とこうしてバカみたいな下ネタで盛り上がったりできるのは、あの日のおかげなんだから。むしろ感謝してるぐらいだ」

理科「やっぱり先輩は先輩ですね」

小鷹「どういう意味だよ?」

理科「なんでも無いですよ~ふふふ」ニコニコ

小鷹「??」

202 : ◆2oFOuw3W8s - 2013/08/21 01:10:08.34 5JPaZpBJ0 121/239

理科「小鳩さん」

小鳩「ふえ?」

理科「もうそろそろ充電が切れる頃です。一旦理科室に戻りましょう」

小鳩「ううう。もう少し遊びたかったのに」

小鷹「しょうがないだろ?それにもう結構寒くなってきた。早く戻ろうぜ」

小鳩「うん。わかった」


~~理科室~~


理科「さて、ナインライブス・ブレイカーの充電の前にちょっと調整しちゃいますね」

小鳩「壊れたん?」

理科「いいえ。小鳩さんの操作が思いのほかお上手でしたので駆動系の設定を変えようかと思いまして」

小鷹「何から何まで悪いな」

理科「いえいえ。お茶でも飲んで待っててください。カップ出しますね」

小鷹「マグカップ用意したんだな」

理科「以前ビーカーにコーヒー淹れたら色気が無いみたいな事言われたので」

小鷹「気にしてたのか」

理科「自分でもどうかなって思っただけです。お客さん用ぐらいは用意しておこうかなと」

小鷹「なんか悪いな。あとは俺がやるよ」

理科「ありがとうございます」


小鷹「小鳩、なに飲む?紅茶とコーヒーがあるみたいだぞ」

小鳩「紅茶」

小鷹「ん。理科はどうする?」

理科「じゃあコーヒーをお願いします」


小鷹「ほれ、おまち」コト

理科「ありがとうございます。こちらももう少しで終わりますので」

小鷹「ほら小鳩も」コト

小鳩「ん、ありがと」

203 : ◆2oFOuw3W8s - 2013/08/21 01:11:25.17 5JPaZpBJ0 122/239

小鳩「ねぇあんちゃん」

小鷹「なんだ?」

小鳩「あんちゃんはよくここに来るの?」

小鷹「最近はそうだな」

小鳩「ふ~ん」

小鷹「どうしたんだよ?」

小鳩「・・・うちも遊びに来てもええ?」

小鷹「俺じゃなくて理科に言え」


小鳩「うう。あの、たまに、ここに遊びに来てもいい?」

理科「ええ。大歓迎です。その時はクロネクのお話でもしましょう」

小鳩「ホント!?」パァァァ

理科「はい。お待ちしてますよ」

小鷹「よかったな。小鳩」

小鳩「うん」

―――――
――――
―――
――



小鷹「さて、帰るか」

小鳩「もう帰るん?」

小鷹「もう外も暗くなって来てるだろ。【ソレ】の調整も終わったんだよな?」

理科「ええ。ナインライブス・ブレイカーも調整完了です。もし何かあればこちらへ持ってきてください。修理しますので」

小鳩「うん。わかった」


小鷹「悪かったな今日は」

理科「いえいえ。こちらこそ喜んでもらえて何よりです。また遊びに来てくださいね」

小鷹「ほら、小鳩。最後にちゃんとお礼言っとけ」

小鳩「あ、うん。今日はありがとう。また遊びに来るけん」

理科「はい。お待ちしてますよ小鳩さん」

小鷹「俺は待ってないのか?」

理科「まぁ小鷹先輩はねぇ・・・」

小鷹「なんだよ?」

理科「なんでも無いですよ~」

小鷹「はぁ。まあいいや。じゃあな理科」

理科「はい。さよなら小鷹先輩、小鳩さん」

204 : ◆2oFOuw3W8s - 2013/08/21 01:13:24.45 5JPaZpBJ0 123/239

小鳩「あの!」

理科「はい?どうしました?」


小鳩「さ、さよなら、り、理科・・・お姉ちゃん」


小鷹「理科・・・」

理科「・・・お姉ちゃん?」

小鳩「うん。いつもあんちゃんと一緒にいるし、やさしいから。嫌だったと?」


理科「ユ、ユ、ユニバァァァス!!!」


小鳩「」ビクッ

小鷹「久々に聞いたなそれ」


理科「はぁはぁ、取り乱してしまいました。でも小鳩さん。理科なんかがお姉さんでいいんですか?」

小鳩「うん」コク

理科「ありがとうございます。理科も妹が出来たみたいで嬉しいです」

小鳩「ホンマ!?」

理科「ええ。これからもよろしくお願いしますね」

小鳩「うん!じゃあまた今度遊びにくるけんね。理科お姉ちゃん!」タッタッタッタ

理科「はーい。待ってますよ」

小鷹「あーあ。小鳩のやつ先行っちまったよ。それにしてもあの小鳩がここまで懐くとはな」

理科「えへへ。理科お姉ちゃんか。ふへへへ」

小鷹「お前笑い方が星奈と同じだぞ」

理科「星奈先輩の気持ちが理解出来ました。お姉ちゃん・・・へへへ」

小鷹「あんまり小鳩に変な事吹き込むなよ?」

理科「小鳩さんが興味を持っちゃったら理科に止める権利は無いですからねぇ」

小鷹「お前ホントこれは冗談とかじゃないからな?」

理科「善処しますよ」

小鷹「信用できねぇ~」


小鳩「あんちゃ~ん!早く帰るとよ!」

小鷹「おお!今行く!じゃあな理科」

理科「はーい。お2人とも気をつけて」


理科「ふう。今日は色々あったなぁ・・・小鷹先輩におっぱい揉まれたり、小鳩さんからはお姉ちゃん認定ですか。えへへへ」

理科(同姓から好かれるのは初めてだ。小鳩さんの事を自分の身の安全の為にダシに使ってしまったなんて言えないよなぁ)

   
理科「こんなお姉ちゃんでごめんなさい。小鳩さん・・・」




――その頃 星奈は

ピキーン!

星奈「は!?なんだろう・・・今私の大事な物がまた一つ失われた気がするわ」

夜空「お前は何を言ってるんだ?」

205 : ◆2oFOuw3W8s - 2013/08/21 01:16:59.51 5JPaZpBJ0 124/239

ここまでです。
個人的な好みで理科と小鳩をくっつちゃいました。
もしそういうの駄目な人いたらごめんなさい。
あと地の文とかよくわからずやったので読みづらかったらごめんなさい。

この続きは全然考えつかないので気長に待ってもらえると嬉しいです


続き
小鷹「理科、俺とセッ○スフレンドになってくれ」【後編】

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