※とても汚いため閲覧注意
※食事中、および、食事前後の方は特に閲覧注意
元スレ
星奈「夜空のゲロ、家に持って帰ってきちゃったわ」
http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1365099136/
柏崎邸
天馬「ん? 星奈、帰ったのなら挨拶くらいせんか」
星奈「パ、パパ!」
星奈「えっと、ただいま」
天馬「その手に持ってるビニル袋は一体なんだ?」
星奈「べ、別に大したもんじゃないの。じゃあ私、部屋戻るから」
星奈の部屋
星奈「ふぅ。危なかった」
星奈「闇鍋パーティの後、どさくさに紛れてこっそり袋詰めして」
星奈「夜空のゲロ持って帰ってきちゃったわ」
星奈「あ、あたしったら何してるのかしら……」
星奈「いくらなんでもゲロなんて。そんな汚物を自分の部屋に持ち込むなんて」
星奈「持ち込むなんて……」
星奈「……」
星奈「ええい、やっぱ捨てるわ。こんな汚物」
星奈「……」
星奈「で、でも捨てる前に一度だけ嗅いでおこうかしら……」
星奈「他人のゲロなんてそうそう嗅げる機会ない訳だし」
星奈「例えあのカス夜空のゲロでも貴重は貴重な訳だし」
星奈「一度嗅いだらすぐに捨てるわ。それなら文句ないわよね」
星奈(一体誰に言い聞かせているのかしら……あたし)
星奈「じゃあ、開封っと」
フゥ゚~ン
星奈「うっ」
星奈「うっげ……おえ」
星奈「鼻がひん曲がるわ、コレ」
星奈「何これ、また吐きそう……」
星奈「ク、クサすぎ。サイテー……うぇぷっ」
星奈「……」
星奈「で、でもあともう一度だけ」
プゥ~~ン
星奈「ううぇおぇ」
星奈「ダ、ダメ。これ以上、嗅いだら絶対吐くわ……こほっこほっ」
星奈「もうやめるわ」
星奈「さてと」
星奈「……」
星奈「捨てるつもりだったけど念のため、取っておこうかしら」
星奈「特に捨てる理由はないし」
星奈「ま、まあ、こんな汚物でも、この神々しいあたしの手にかかれば」
星奈「何かしらいい使い道が見つかるかもしれないわ。そう、あたしは慈悲深いの」
星奈「って、ことで保存保存っと」
翌日
部室
星奈(結局、あのままビンに移し替えて)
星奈(あたしの部屋のクローゼットに閉まったけど)
星奈(どうしようっかな、アレ)
小鷹「おい、星奈。どうしたんだ、ボサーッとして」
星奈「べ、別にしてないわよ! 失礼ね!」
夜空「どうせまたエロゲのことでも考えてたんだろう」
夜空「本当に単純な奴だ」
星奈「そんなんじゃないわよ!」
夜空「それにしても昨日の闇鍋パーティは最低だったな」
小鷹「まったくだ。あんなバカなことやるもんじゃないな」
夜空「二度とやらん」
星奈(いい気になってるんじゃないわよ、カス夜空)
星奈(こっちはあんたが吐いたゲロを持ってるんだからね)
星奈(見てなさいよ。あんたが吐きだした汚物にも満たないその液体を)
星奈(あたしの手でうんと有効活用してやるんだから)
夜空「何だ、今度はニタニタと薄ら笑い浮かべて。いつも以上に気持ちの悪い」
星奈「う、うるさいわね!」
星奈(実は夜空のゲロ、別の小瓶にもちょっぴり入れ替えて)
星奈(学校に持ってきたのよね~)
星奈(うーん、何に使おうかしら)
幸村「星奈のあねご、おちゃです」
星奈「ありがと」
星奈「あ、そうだ。お茶に入れて飲んでみよっと~」
チョポチョポ
星奈「これでよし、っと。後はかき混ぜて~」
小鷹「ん? 星奈」
小鷹「今、お茶に何入れたんだ?」
星奈「え、あ、えっとね……」
星奈「混ぜて飲む青汁、みたいな?」
小鷹「へぇ。健康食品か。いいな」
小鷹「ちょっと俺も拝借していいか?」
星奈「べ、別にいいけど」
小鷹「ありがとな。このビンに入ってる奴だな」
プ~~ン
小鷹「うぇっ」
小鷹「そ、そうだよ。この臭い。いかにも健康に良さそうな臭いしてるじゃんか」
小鷹「きっとこの臭いの中に栄養がたっぷり含まれてるんだろうな、うぷっ」
チョポチョポ
小鷹「あはは。お茶がまがまがしい色に変色してきた」
小鷹「おもしれー! これぞ健康食品って感じだな!」
星奈「そ、そうよね」
夜空「……」
小鷹「夜空、どうした?」
星奈(ドキッ! もしかして、夜空のゲロってバレたのかしら)
夜空「別に何でもないっ」
小鷹「?」
小鷹「あ、そうか。お前もこれ飲みたいんだろ」
夜空「そ、そんな訳あるか! だ、誰が肉の持ってきた物なんか欲しがるか!」
小鷹「遠慮するなよ。お前も素直に星奈に頼んで分けてもらえって」
夜空「……」
夜空「まあ、小鷹がそこまでいうなら私も試飲してやらんこともない」
星奈「えっ、夜空も飲むつもり?」
小鷹「いいだろ? 星奈」
星奈「まあ、あたしは構わないけど」
小鷹「だってさ。よかったな、夜空」
夜空「ふんっ///」
星奈(口に入れたら自分のゲロだって気づくのかしら)
夜空「どれどれ、早速入れてみるか。うっ、確かにものすごい鼻をつく臭いだな」
夜空「どうにかならないのか、生ゴミがさらに腐ったようなこの臭い」
小鷹「文句言うな」
夜空「もはや、この世のものとは思えんな」
夜空「下手すれば昨日の闇鍋にも匹敵する臭いだ」
星奈(何言ってるのよ。あんたが今けなしてる汁は)
星奈(あんたが昨日吐いたゲロそのものなんだから当然でしょ)
星奈(それがまた夜空のお腹の中に戻るんだから傑作ね。あー、いい気味)
小鷹「言われてみればこの臭い昨日も嗅いだ気がしなくもないような」
星奈「偶然でしょ。ほら早く飲みましょう」
夜空「そうだな」
小鷹「ちょっと、待ってくれ」
星奈「何よ?」
小鷹「よく見たら、ちらほら変な物体が浮いてないか」
夜空「本当だな。肉、何だこれは」
星奈「ええと、粒状のサプリのようなものよ」
小鷹「へぇ。何か本格的だなー」
夜空「では飲むか」
グビグビ
夜空「んっ!?」
小鷹「んくっ……」グビ
小鷹(や、やべぇ、クソまじいー。今にも飲んだの戻したい気分だ……)
小鷹(でも星奈にせっかく分けてもらった手前、そんなことできねえよな)
星奈「んぅ……んく」グビ
星奈(予想はしてたけど、マジで最低な味ね……ゲロ)
星奈(お茶で薄めてもこんなゴミカスな味なんだから、そのまま飲んだらどうなるのかしら)
星奈(でも、これが夜空の味なのよね……夜空の……んん)
小鷹・星奈「ぷはー」
小鷹「……う、うぇ」
小鷹「何ていうか、強烈な味だったな」
星奈「そ、そうでしょ、うおぇ」
小鷹「で、でも、まあ良薬口に苦しって言うし」
小鷹「おかげでなんか健康になった気分、おぇ、だよ。さんきゅな、星奈」
星奈「い、いいのよ。これくらい」
夜空「……んぐ」
小鷹「夜空? 大丈夫か」
星奈「別に無理して飲み干さなくてもいいのよ」
夜空「……んんぅっ」
小鷹「夜空?」
夜空「うぷっ……うぼ、うおえええ゛ぇ゛ぇ」
ビチョビチョビチョ
小鷹「うわああ、夜空が吐いた。幸村、早くビニル袋を!」
幸村「はい、ただいま」
数分後
小鷹「やれやれ。無理せずに途中で飲むのをやめればよかったものを」
夜空「き、貴様らが……うげぇ」
夜空「全部飲み干したというのに、私だけが、うぷぉ」
夜空「残すわけいくか……おぇ」
星奈「で、結局全部戻してたら世話ないじゃない」
夜空「だ、黙れ、駄肉……」
小鷹「いいから、お前はしゃべるな。えっと、床は一通り掃除したし」
小鷹「後は袋にたまったブツを捨ててくるか」
幸村「ではわたくしがせきにんをもって処分してまいります」
星奈「あ、待って。あたしが捨ててくるわ!」
幸村「よいのですか、星奈のあねご」
星奈「え、ええ。あたしの持ってきた青汁もどきのせいでこうなっちゃった訳だし」
幸村「そうですか。それでは夜空のあねごのげろ、どうかおねがいします」
星奈「まかせといて。じゃあ、ちょっと捨ててくるわ」
ガチャ
星奈「……」
星奈「なによ。減らすつもりがまた増えちゃったじゃない」
星奈「とにかく、嫌だけどまた家に持って帰るしかないわよね」
星奈「……」
星奈「え、えへへ」 スリスリ
柏崎邸
星奈「あーあ、どうしようかしら」
星奈「今日の分でまた増えて」
星奈「いつまでもこんなの、ずっと置いておく訳にもいかないし」
星奈「かといって、捨てるのも……なんかもったいない」
星奈「夜空のゲロの臭いでも嗅ぎながら何か使い道考えましょ」
プ~ン
星奈「……うぅげ」
星奈「でも、二日も続けて嗅ぎ続けてたら何か……少し……んぁはーん」
ステラ「何だかお嬢様の部屋から究極に腐りきった生ゴミのような臭いが立ち込めます」
星奈「ちょ、ちょっと! ノックくらいしなさいよ!」
ステラ「申し訳ありません」
星奈「何の用?」
ステラ「お風呂が沸きましたのでご報告をと」
星奈「ええ、わかったわ。今すぐ入……あ、そうだ!」
星奈「いいこと考えちゃったー♪」
ステラ「?」
浴場
星奈「ウチの浴槽は結構広いから」
星奈「今日夜空が戻した分全部入れれば、丁度いいじゃない」
星奈「そうすればゲロも一気に減るし、無駄もない」
星奈「いいことずくめ。こんな天才的なこと思いつくなんて、さすがあたし」
星奈「それー」
ドボドボドボドボドボ
星奈「ちょっとずつ色が変わってきたわねー」
星奈「早く浸かりたいわ」
星奈「よ~くかき混ぜて、これでよし!」
星奈「それじゃあ、さっそく入ろうかしら」
ピチャ ピチャ ザバァ
星奈「んー」
星奈「いいお湯ねぇ」
星奈「いつもより、濃度が濃いのを肌で感じるわぁ~」
星奈「ちょっと、両手でお湯をすくってみましょ」
トロトロ プ~~ン
星奈「んげぇ……やっぱ、この臭い無理ぃ、うぇ」
星奈「まさか、お風呂場で吐き気に催されるなんてね」
星奈「で、でも、あたし、今、夜空を全身で感じてるのよね……」
星奈「おげぇっ」
星奈「いけない、ちょっと長風呂しちゃったかしら」
星奈「あんまり気持ちよかったものだから」
星奈「早く出ないと、パパがうるさいしね」
スタスタ
天馬「今日はいつもより風呂の時間が長ったな」
星奈「そういう日もあっていいでしょ」
天馬「まあな。さてと、私も入ってくるかな」
浴場
チャポ
天馬「んー」
天馬「あー、いい湯だ」
天馬「何か今日の湯はいつもと少し違うな」
天馬「若干臭いもきつい気がする」
天馬「硫黄か」
天馬「ステラめ、高級な入浴剤を使ったようだな」
天馬「悪い気はしない、はぁーーー。疲れが吹っ飛ぶな」
バチャ バチャ
翌日
ガチャ
小鷹「うーっす」
プーン
小鷹「うぇっ。何か、この部室臭くないか?」
理科「厳密に言うと、部室自体が臭いのではなく星奈先輩から臭ってるようですよ」
星奈「あ、やっぱり、臭う?」
小鷹「逆にお前はこの臭い何も感じないのか?」
星奈「ま、まあ、感じるかって言われれば感じるけど」
理科「一体、何の臭いなんですか?」
星奈「香水よ。今日付けてきたの」
星奈(夜空のゲロ香水をね)
小鷹「こんなキツイ臭い香水ってあるんだな……」
理科「しかもこのキツさ、香水の匂いとはちょっと違う気がします」
星奈「そ、そんなはずないわよ!」
ガチャ
夜空「うげっ! 何だ、この悪臭は」
小鷹「ほらな……」
理科「こんな悪臭のする香水をありがたがってつける星奈先輩の感性がおかしいのかと」
夜空「何だ。この臭いは肉のせいなのか? ついに本当に腐り始めたか。迷惑な腐れ肉が」
星奈「な、何よ! そもそも、この臭いはあんたの!」
夜空「あん?」
星奈「あ、いや!」
夜空「何だ? 私がどうかしたか」
星奈「何でもない……」
夜空「とにかく肉は今すぐゲロの臭いがするような香水を落としてこい」
星奈「ゲ、ゲロじゃなくて香水よ!」
夜空「そんなのはどうでもいい。いいから早く落としてこい」
夜空「それが嫌ならそのまま帰れ。二度とその匂いがする体でこの部屋に入るな!」
星奈「どうでもよくないわよ!」
星奈「これはあたしの大事な香水なんだからああぁぁ!!」
夜空「う……。な、なんなのだそんなムキになって」
星奈「あ、ごめん」
星奈「あたしったら、つい……」
夜空「……」
小鷹「ま、まあ、星奈の気持ちもわかるんだがな」
理科「少なくとも私たちには合わないみたいなんですよね」
理科「ほ、ほら、隣に座ってる幸村君も失神寸前になってますし」
幸村「……」
星奈「そうね、多数派の意見じゃ仕方ないわ。ちょっと落としてくる」
夜空「初めから素直にそうすればよかったのだ。ふんっ」
洗面所
星奈「……」
星奈「何よ」
星奈「夜空のゲロなのに。当の本人が散々言っちゃってさ」
星奈「せっかくあたしなりにあいつのことをもっとわかろうと思って」
星奈「ゲロまで持ち帰って、飲んだり浴びたりしてるのに」
星奈「汚いってわかってても、あんたのだからガマンして色々とやってきたのに」
星奈「結局、バカやってるのってあたしだけってことじゃん」
星奈「……」
星奈「もういいや。家に帰ったら全部捨てよ……」
部室
星奈「……」ピコピコ
理科「何か、戻ってきてから急におとなしくなっちゃいましたね」
理科「星奈先輩」
小鷹「ああ。あんな臭いでも相当お気に入りの香水だったようだな」
理科「のようですね。私たち少し悪いことしてしまったかもしれませんね」
夜空「ふ、ふんっ」
夜空「ただふてくされてるだけだろ。放っておけばいいんだ」
数時間後
小鷹「さて、そろそろ帰るか」
小鷹「星奈、お前はどうするんだ」
星奈「今やってるゲームの章終わってから帰るわ」
星奈「気にしないで先帰ってて」
小鷹「おう、わかった。じゃあな」
ガチャ バタン
星奈「なんだ。部室に残ってるの、あたしだけじゃん」
星奈「あたしも帰ろうかな」
星奈「その前に、今日小ビンに入れて学校に持ってきた分も捨ててかないと」
星奈「……」
夜空「それか、お前が今日塗ってた香水とやらは」
星奈「よ、夜空!? あんた、まだいたの!」
夜空「ちょっと貸せ」
パシッ
星奈「あ、ちょっと! 勝手に人の持ってる物を盗らないでよ!」
夜空「なんだこれ? どうみても香水っぽい液体には見えないではないか」
夜空「やたら濁ってるし、ビン越しでも十分気持ち悪い色をしている」
星奈「そ、そんなこと知らないわよ! こ、これはそういう香水なのよ!」
夜空「というか、これ。昨日お前が持ってきた青汁もどきに似てるな」
星奈「偶然でしょ! ほら、早く返しなさいよ!」
星奈「聞いてるの? 夜空!」
夜空「どれ。試しに塗ってみるか」
ペタペタ
星奈「え?」
夜空「じ、自分でも塗ってみないと十分に批判できないからな……ふんっ///」
星奈「あ、あっそう///」
夜空「お、おげぇ。やはり尋常じゃない臭いだ」
夜空「こんな香水のどこがいいというのだ。付けてる奴の神経を疑う」
星奈「あんただって今付けてるじゃないの!」
夜空「言っただろうが。批判するためにいやいや付けているのだ」
夜空「しかし、もう十分だな。落として帰るか」
星奈「何よ。せっかくだから塗ったまま帰りなさいよ」
夜空「そうするくらいなら死んだ方がマシだ」
夜空「じゃあな、駄肉」
星奈「あ、ちょっと! 待ちなさいよ!」
星奈「夜空ってばー!」
星奈「ふふん」
柏崎邸
星奈「ごちそうさま」
天馬「食べ終わったのなら、風呂に入ってくるといい」
天馬「もう湧いてるらしい」
星奈「はーい♪」
スタスタスタ
天馬「まさか、昨日の入浴剤はステラではなく娘のモノだったとはな」
ステラ「そのようですね」
天馬「今晩もあの入浴剤、使ってくれるだろうか」
ステラ「さあ、どうでしょう」
おわり
163 : 1 - 2013/04/05(金) 07:44:40.94 tZKFeLq50 39/39こんな汚いスレに付き合ってくれてあんがと
おやすみ