夜空「おい肉、もう少しテレビの音を小さくしろ」
星奈「嫌よ!今大事な告白シーンなんだから」
夜空「うるさくて読書に集中できん…」ペラ
小鷹「まあまあ」
理科「いつも通りの隣人部に戻りましたね」
小鷹「ああ……一時はどうなることかと思ったが」
理科「主に小鷹先輩が原因じゃないですか」ジト…
小鷹「お、俺が望んでああいうことになったわけじゃないぞ」
理科「またまたぁ。両手に花で満更でもなかったんでしょ?」
小鷹「どっちを選んでも悲惨な結末しか待ってないと思っただけだ…」
元スレ
星奈「あたしは夜空となら」
http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1366117912/
幸村「しかし…結局お二人のどちらも選ばなかった兄貴はヘタレとしか言い様がありません…」
小鷹「残った方が不幸になってほしくなかった。それだけだ」
理科「まあ、隣人部が離散するような展開にならなかったのは幸いです」
小鷹「…ああ」
星奈「ああん!可愛すぎるぅ!」クネクネ
夜空「…」ガタッ
理科「おや、さすがに目に余ったんでしょうか」
夜空「肉、せめて周りに気を使え」
星奈「ちょっと邪魔しないで」カチカチ
夜空「…」サワ
星奈「んな!?い、いきなりお尻触らないでよ!」
夜空「だらしない尻だ…。さすが肉だけあって厚みがある」サワサワ
星奈「なによ、それっ…///」ピク
小鷹「…………なにやってんだ?」
夜空「なに…肉が人目をはばからずにエロゲをやり込むものだからペナルティとしてな…」フニフニサワサワ
星奈「ちょっ……手つきがヤラシイわよぉ///」ピクピク
夜空「分かったらもう少し抑えろ」パッ
星奈「はあ…はあ…」ヘナ
小鷹「今まで夜空はあんなことしなかったよな」ヒソヒソ
理科「わたしも少し驚きました」ヒソヒソ
夜空「…」ペラ
星奈「……///」フイ
小鷹「普通に席に戻ったが…」
理科「表情は変わらずですね」
夜空(…ああ…肉の尻は揉みごたえがあったな……、おそらく胸も同じような感触なのだろう…。興味を駆り立てられる)
あくる日
星奈「ねえ夜空ぁ、せっかくだからガールズトークでもしましょうよー」
夜空「その脂ぎった頭を乗せるな、鬱陶しい」
星奈「脂ぎったとはなによぉ」
夜空「それにこのうざったい長い髪……早くどけろ」
星奈「この髪は時間かけて手入れしてるのよ、シャンプーだってこだわってるし。まあ庶民の夜空には想像もつかないだろうけど」フフン
夜空「言ってくれたな…」ガシ
星奈「いた!髪掴まないでよ!」
夜空「まったくどうでもいい髪だ…。そこまで手入れするほど価値のある髪だとは思えん」クンクン
星奈「か、嗅がないでよ…///」
夜空「それにこの甘ったるい香り……私はどうも好きになれないなまったく」スーハースーハー
星奈「ちょ、ちょっと…///」ドキドキ
理科「とても苦手そうには見えませんよ…がっつり嗅いでるし…」
小鷹「どこか恍惚とした顔に見えるが気のせいか」
星奈「夜空って意外と体つきいいわよね。あたしに見劣りしないくらい」
夜空「それは嫌味か……。貴様が異常なだけだ」
星奈「あたしはよく食べてよく運動するから保てるのよ」
夜空「肉は陰で努力してるのか…見かけによらず」
星奈「そんなに疑うなら触ってみなさいよ」
夜空「うむ…」スス
星奈「え!ちょっと直に触るの!?」
夜空「でないと確かめられないだろ」
星奈「…お腹だけよ」
夜空「…………」ペタペタペタ
星奈「な…なんかネットリ触ってない…///?」
夜空「気のせいだ…///」ハアハアハアハア
星奈(鼻息荒い…)
夜空「ん……誰もいないのか」ガチャ
夜空「あれは肉の鞄か…鞄の中身が机に散乱している…」
夜空「たく…世話の焼ける」ゴソゴソ
夜空「…これは…………肉の…体操着……?」ピタ
夜空「派手に転んだのか…土で汚れてるな」
夜空「……………」
夜空「…」キョロキョロ
夜空「…」ヌギヌギ…パサッ…
夜空「…」ゴソゴソ
夜空(に……肉の体操着を…着てみたが…///)ハアハア
夜空(まるで肉に抱きしめられてるような感覚だ…///)ハアハアハア
夜空(こ……この底から湧きあがるなんとも言えない高揚感は何物にも代え難い…///)
夜空(今まで邪魔者としか思わなかった肉の…体操着を着てるわたし………///)ハアハア
夜空(こんなところ…誰かに見られたら…///)ビクン
夜空「……も、もう…脱いだ方がいいな」ゴソ
星奈「…あ」ガチャ
夜空「!?」ビク
星奈「ちょ!夜空、それあたしの体操着でしょ!?」
夜空「こ、これはだな!肉の汚れにまみれた体操着を破いてやろうと思ったんだ///!!」
星奈「でも一瞬…………満面の笑みが見えた気がしたわよ」
夜空「!!」ビクーン
星奈「本当は、なに…してたの…?」
夜空(くそ…!わたしが肉にドンビキされる日が来ようとは…///)
夜空「ほ、ほら、返すぞ!」バサ
星奈「待って夜空!一体なにを…」
夜空「きょ…今日は解散だ!各自帰ってよし!」ダダ
星奈「…行っちゃった…」
マリア「んー………うるさくて起きてしまった」ムクリ
星奈「マリア居たの…?」
夜空の家
夜空「くそ……最近のわたしはどうかしてる」
夜空(わたしが家出をして……真っ先に捜しに来てくれたのは肉だった…)
夜空(授業を抜け出してまで心配をしてくれたのは…純粋に嬉しかったんだ…)
夜空(私をここまで思ってくれる存在がいることに感謝したと同時に……肉を見る目が変わってきたのも事実だ)
夜空(肉を見ると…なにかこう……今までと違う感情が芽生えて来た)
夜空(それをどう表現したらいいのか……)ハア
夜空「……あれこれ考えても仕方がない。もう遅いし……寝るか」パチ
夜空「…」
夜空「………///」
夜空「…いかん……久しくシていないせいか…どうにも我慢できない///」モジ…
夜空「手早く済ませるか…」ゴソゴソ
夜空(もう…濡れ始めている…)クチ…
夜空(はあ……はあ………んんっ…//)クチュクチュ
夜空「お……オカズを…///」ゴソ
夜空(隣人部のメンバーで撮った写真…)クチュクチュ
夜空「あ………もう……あ、んあっ……!」クチュクチュクチュ
夜空「あっふぁっは……イク…!!」クリクリ
星奈『夜空のヤラシイ顔…もっと見せて…?』
夜空「!!!」ビクンビクン…
夜空「……………はあ……」
夜空「…なんで……最後に……肉の顔が浮かんだんだ」
夜空「こ…これじゃまるで…肉にムラムラしてるみたいじゃ………」
夜空(ムラムラ……?)
夜空「う、うわああああああああああ///」ジタバタジタバタ
夜空「わ、わたしはレズなのかぁ!?」ジタバタ
夜空「い、いやいや…わたしはあれだけ小鷹が気になってたのに…」
夜空「……それって……」
夜空「もしやバイなのかぁ!!」ジタバタ
夜空「明日………肉に会わせる顔がない///」カアア
夜空「…」
次の日
夜空(誰も居ませんように…)ソロー
星奈「あ、夜空」
夜空「!!」ビク
星奈「な、なによ……そんなに会いたくなかったの?」
夜空「…いや…その逆とでもいうか……///」
夜空「…」モジモジ
星奈「…珍しく落ち着きがないわね」
夜空「貴様のせいだ…」
星奈「何よそれ。あたしがいつ夜空に迷惑をかけたのよ」
夜空「……鈍いのにも限度があるぞ肉」
星奈「いつも以上につっかかってくるじゃない。相手にしてらんないわ」ハア
夜空「…!」ムカ
星奈「なによ」
夜空「いつもいつも鬱陶しいのは貴様のほうだ!!わたしのオ○ニーの妄想にまで出しゃばる馬鹿肉が!!」
星奈「……………えっ」
夜空「あ…///」
星奈「え、その…………今、なんて…」
夜空「うぐ…///」
星奈「き…聞き間違いかなー、なんて…」ハハ…
夜空「…」
星奈「その、あ…、その……本当、に…」
夜空「…」グス
星奈「……へ、へえー………そうなんだ///」
夜空「…とんでもない羞恥プレイだ…、穴があったら入りたいっ///」
星奈「びっくりしたけど……嬉しい」
夜空「……は……?」
星奈「あたしは…………夜空となら、付き合えるかなぁ///」
夜空「…頭がおかしくなったか」
星奈「んー……実をいうとね…小鷹のことはもうどうでも良くなっちゃったのよ、ね…」
夜空「な、なに?」
星奈「いつまでも返事くれないし…その挙句があれでしょ?そしたらさ……今までの情熱が一気に冷めたみたい」
夜空「…!」
星奈「今は………夜空が、好き///」モジモジ
夜空「肉……」キュン
星奈「もう………星奈って、呼んでよ///」
夜空「…わたしたちは……女同士だぞ…」
星奈「きっと周りがとやかく言うけど…あたしが夜空を守ってあげる」ニコ
夜空「随分頼もしいな…」
星奈「そ……それでさ…、き……キス、なんて、どうかな///」
夜空「こ…ここでか?」ドキ
星奈「恋人の証が、欲しいって、あたし思ってる///」
夜空「……言っとくが…初めてだからな。上手く出来るかどうか」
星奈「いい、わよ…」ドキドキドキ
夜空「目を閉じてろ///」
星奈(あ……腰に手が回されて……)
チュ……
星奈「ん…………もう、終わり…///?」
夜空「こ…こんな恥ずかしいことを長く出来るか///」
星奈「じゃああたしから…」チュッ
夜空(…ああ……、心の芯まで…温かくなるようだ…///)
数週間後
星奈「ねえ夜空ー構ってよぉ」グイグイ
夜空「引っ張るな。横で大声を出されるとかなわん」
小鷹「ギスギスした空気がなくなって過ごしやすくなったな」
理科「ですが……ソファーで肩を並べる二人…」ジー…
小鷹「なんだどうした」
理科「なにやら怪しい……そう思うんです」
小鷹「怪しいって…」
理科「これはこの発明品の出番ですね!」ジャジャーン
小鷹「なんだそりゃ」
理科「名付けて!『リッスン・トゥ・ザ・ブレイン』です!」
小鷹「そのヘルメットをどうするんだ?」
理科「あのお二人に装着して心の中を読むんですよ」ムフフ
理科「ちょっとお時間よろしいですか?」
星奈「何?」
理科「わたしの発明品のテストに協力してもらいたいんです」
夜空「まあ………暇つぶしに良いだろう」
理科「それではこれを付けてもらいます」ゴソ
夜空「なにやらコードがたくさん繋がれてるな」カチリ
星奈「面白そうじゃない」カチリ
理科「…では行きますよー」ポチ
ゴウンゴウンゴウン
小鷹「この音、大丈夫なのか…?」
理科「心配ありません。解析中の音です」カタカタ
『解析、終了しました』
理科「さてさて…………結果は」
『夜空:星奈を愛してる』
『星奈:夜空を愛してる』
夜空「なな!?」
星奈「よ、読まれた!?」
パンパカパーン
理科「おめでとうございます!理科の予想通り、お二人は交際してるんですね!?」
理科「一目会ったその日から!恋の花咲くこともある、パンチDEデートです!!」ユニバース
小鷹「なんだそりゃ………」
小鷹「…いや……それより…お前らが付き合ってるって……」
星奈「は…!」
夜空「こ、ここ、これはだな!言葉のアヤというのか…///」アセアセ
小鷹「星奈は…………俺に告白したよな…?」
星奈「……なによ、今更その話を持ち出すわけ?優柔不断なアンタにはもう興味ないわよ」
小鷹「んな…」ガーン
星奈「今はもう夜空一筋なんだから///」ダキッ
夜空「よ、よせ…///」カアア
幸村「兄貴……………ご愁傷様です」
理科「自業自得ですよ」
小鷹「…」
翌日、学校の教会
星奈「夜空……とっても似合ってるわよ///」
夜空「なんで…ウエディングドレスを着せられているんだ…?」
理科「やだなあ。お二人を祝福するためにわたしたちが用意したんじゃないですかー」
夜空「星奈……わたしに内緒で…」
星奈「でも今の夜空、すごく綺麗よ」
夜空「う…///」
小鷹「日本じゃ同性は結婚できないんじゃなかったか……?」
星奈「いざとなればお金の力で法律を変えてみせるわよ!」フフン
小鷹「滅茶苦茶な…」
マリア「おおー、馬子にも衣装だなー」
夜空「…それ、褒めてないぞ」
理科「ほらほら、二人ともそこに立って」
星奈「…」ドキドキ
夜空「緊張、しているか?」
星奈「なんだか本番に思えて…」
ケイト「…えー、こほん。三日月夜空」
夜空「は、はい…」
ケイト「汝はこの星奈を妻とし、良き時も悪き時も、富める時も貧しき時も、病める時も健やかなる時も、共に歩み、他の者に依らず、死が二人を分かつまで愛を誓い、妻を想い、妻のみに添うことを、神聖なる婚姻の契約のもとに誓いますか?」
夜空「はい…」
ケイト「柏崎星奈」
星奈「はい」ドキ
ケイト「汝はこの夜空を……妻、とし…?どっちも妻じゃややこしいな。えー……なんたらかんたらで誓いますか?」
星奈「…はい」
理科「適当に端折りましたね」
ケイト「じゃあ、誓いのキスどうぞ」
夜空「や………やっぱり、皆の前でするのか…///?」
星奈「いつもの強気な姿勢はどうしたのよ……度胸ないわね」フフ
夜空「…後悔するなよ…」グイ
星奈「ん、んん///」
小鳩「わわ…///」
理科「ご、強引ですね///」
星奈「ぷは!よ…夜空……んむぅ///!?」
夜空「れろ……んっ…んんっちゅる…///」チュパッチュウッ
小鷹「し……舌まで///」
理科「ゆ…………ユニバース!!」
幸村「純白のドレスを着た姉御たちが美しいです///」
ステラ「あー………そろそろその辺で///」
夜空「ん…んぐ…………ぷはぁ///」チュパッ
星奈「ふわぁ…///」ドキドキドキ
ステラ「みんな、拍手―」パチパチ
小鷹「お…おめでとう」パチパチ
理科「いい話です」パチパチ
夜空「み、みんな………ありがとう///」
理科「で、お二人は初夜はどちらで?」ニヤニヤ
星奈「な、な、何言ってるのよ!まあ……それはいずれ…///」ゴニョゴニョ
夜空「な!わ、わたしは…まだ心の準備が///」カアア
小鷹「あんまりからかうなよ、理科」
理科「これは失敬」テヘ
星奈「ねえ夜空……、あたし…夜空となら、どこでも行けるわ」
夜空「そうだな…。どこまでも行けそうだ///」ギュ
終わり