キンコンカンコーン
小鷹「やっと授業終わったかー。さて、部室に行こうかな」
夜空「こ、小鷹!」
小鷹「ん?ああ、夜空か、どうした?」
夜空「あ、あの…今から部室に行くのか…?」
小鷹「ああ、そうだけど」
夜空「そ、そうか!なら一緒に行こう」
小鷹「おう、じゃあ行くか…っ!?」ギュッ
元スレ
小鷹「付き合い始めてから夜空が積極的過ぎてヤバイ」
http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1361618203/
夜空「///」
小鷹「よ、夜空…流石に腕絡めながら校内歩くのは恥ずかしいんだけど…」
夜空「い、嫌なのか…?」
小鷹「嫌なわけない!…けど…ほら、周りも見てるし」
夜空「だって……出来るだけ小鷹の近くに居たかったから……」
小鷹「夜空…(うわあ、なんだこの夜空、可愛過ぎる…)」
夜空「…小鷹がそんなに嫌なら…しょうがな…え?」ギュッ
小鷹「あー、わかったわかった、それで良いから行こうな」
夜空「……うん///」
ガチャ
小鷹「あれ?誰も居ないな」
夜空「こ、小鷹、あの、実は今日、他の部員には部活動は休みだと伝えたんだ」
小鷹「え!?じゃあもう誰も来ないのか?でも、何で…」
夜空「そ、そんな理由なんて分かるだろ…?」
小鷹「夜空…」
夜空「お互いの家だと邪魔も入りそうだったし…こうすれば2人っきりでいられると思って……それに、今日は肉も理科も用事があるようだったし…」
小鷹「そ、そうか……うん、わかったよ。じゃあ…」ギュッ
夜空「あ…小鷹ぁ…///」
小鷹「今日はこうやってくっついてような///」
夜空「うん…小鷹ぁ、好きぃ…///」
三時間後…
小鷹「ん…」ムク
夜空「……」スゥ
小鷹「あ、あれ?もうこんな時間か…」チラ
夜空「……」
小鷹「寝顔も、可愛いなあ…」スリスリ
夜空「ん…んぅ…」
小鷹「けど流石にこのままじゃ、学校が閉まっちゃうな。そろそろ起こさなきゃ…おい、夜空」
夜空「ん~…こ、こだかぁ?」
小鷹「ほら、寝ぼけてないで起きろ。学校閉まっちゃうぞ」
夜空「うん…えへへ、小鷹~」ギュ
小鷹「お、おい…まだくっつき足りないのか?」
夜空「そ、それは当たり前だ。授業中だってくっついてたいぐらいなんだぞ?」
小鷹「なんかキャラが崩壊している様な気がするんだが…まあいいや、取り敢えず俺の上からどいてくれ」
夜空「仕方が無いなあ…では行くとするか」
~夜空の家がある通り~
夜空「うん、もうここまでで良いぞ。送ってくれてありがとうな」
小鷹「そりゃ、可愛い彼女を1人で夜道を歩かせたくないからな」
夜空「も、もう小鷹は…何でそんな離れたくなくなる様な事をいちいち言うんだ///」
小鷹「あ、ごめん…」
夜空「ほ、本当に悪いと思ってるのか?私はこれから明日小鷹に会うまで、ずっと小鷹の事だけしか考えられなくなってしまったんだぞ?」
小鷹「そんなに俺の事を思ってくれているのか///」
夜空「うん///……って、話を逸らすんじゃない!とにかく、小鷹は私にお詫びをする必要がある。言葉じゃなくて、行動でだ」
小鷹「行動………(とは言っても…具体的に何をすれば良いのかが良く分からないんだが…)」
夜空「………(何だと…分からないのか?相変わらず鈍い奴だなあ…さっきは結構積極的だったのに…)」
夜空「はあ…仕方が無い、今日だけは特別に教えてやるぞ」
小鷹「ああ、すまん夜空、教えてくれるとありがたいよ」
夜空「じゃ、じゃあ小鷹…もっとこっちに寄ってくれ」
小鷹「こうか?」ズイ
夜空「ダメだ…もっと、もっと近くに…///」ズイ
小鷹「けど、これ以上近くだと…ん!?んぅ…」
夜空「んぅ…ん…」クチュ、チュル
小鷹「…………ぷはぁ!よ、夜空…」
夜空「はぁっ…わ、分かったか?でも、本当はこれでも足りないくらいなんだぞ///」
小鷹「わ、わかったよ…(こんな事されたら我慢が…)」
夜空「じゃあ、また明日な///……え?」ギュッ
小鷹「夜空…もう一回だけ、しても良いか?」
夜空「もう///小鷹ぁ…」チュッ
小鷹「ん…(もう舌まで入れてくる…ならこっちも…!)」
夜空「…!?ぁ、こだ…ん、んぅ…(こんな事されたら…力が抜けて……立ってられないよぉ…)」クチュッ、クチュリ
夜空「ん……んはぁ!も、もうストップ!」
小鷹「あ…(しまった、ついやり過ぎてしまった…)」
夜空「……ば、ばか///」タッタッ
小鷹「あ……(やべ…怒らせちまったかな…)」
~~~
~夜空の部屋~
夜空「ま、全く小鷹ときたらあんなに激しく…あんなことまでされたら…ここまで変に、ん///」クチュ
夜空「ん、んぁ…こだかぁ…きもち、ゃぁっ、良いよぉ…」クチュ
~朝~
小鷹「(なんか…付き合ってから夜空の印象がガラリと変わったなあ)」
小鳩「くっくっく!さあ我が眷属よ、朝の供物を我が前に差し出すのだ!」
小鷹「(あんなに「女の子」って感じだったっけなあ…少なくとも昔はそんな事全然無かったけど)」
小鳩「眷属よ!何をぼけっとしておる!早く用意をしないと、我が呪いをそなたの全身に染み渡らせるぞ!」
小鷹「(まあ、嫌ではないけどな。ただちょっと可愛過ぎて歯止めが効かなくなりそうなのが怖いよなー)」
小鳩「あんちゃん…」グスッ
小鷹「ん?ああ小鳩!悪いな、少し考え事をしてて……」
~~~
キンコンカンコーン
小鷹「と、もう放課後か。(最近やけに時間が過ぎるのが早い気がするな、やっぱ夜空の事考えてると時を忘れちゃうよ)取り敢えず夜空と一緒に部室でも……って、あれ?夜空が居ない。……先に行っちゃったのかな…」
~部室~
星奈「ふんふんふ~ん」ピコピコ
ガチャ
星奈「ん?誰…って、やだ、小鷹じゃないの!」
小鷹「何で顔合わせてそうそう嫌な顔されなきゃならないんだよ…」
星奈「だって、あんたと夜空がここに来ると、見ててブン殴りたくなる程ベタベタイチャイチャしてるんだもの。そんなもの見せられている私達の身にもなりなさいよね!」
小鷹「それは主に夜空が…ってまあ良いよこんな話…星奈」
星奈「何よ」ピコピコ
小鷹「少し、相談があってさ…」
~~~
~小鷹達の教室~
夜空「ふぅ…(いきなり先生に呼ばれたと思ったら、どうでも良い雑用に使われてしまった)」チラッ
小鷹の席「」
夜空「あれ?小鷹が居ないな…(先に部室に行ったんだろうか)」
~~~
~~~
小鷹「~っていうわけで、夜空が最近やけに積極的なんだよなあ」
星奈「はいはい!ラブラブで良かったですね!(こうもあからさまに惚気て恥ずかしく無いのかしら!)…で?それの何がいけないのよ?」
小鷹「いや…別にいけないわけじゃないんだけどさ、何か、前とのギャップがあり過ぎて少し戸惑ってるんだよなー」
小鷹「だってさ、元々夜空ってあんなに「女の子」って感じじゃなかったから、ちょっと…」バサッ
星奈「こ、小鷹!後ろ!」
小鷹「え?……夜空!」
夜空「…………なのか…」
小鷹「よ、夜空?」
夜空「私が「女の子」でいるのが…そんなに…そんなに変なのか…?」
小鷹「いや、そういうわけじゃ…っておい、夜空!」
~~~
タッタッタ
夜空「はぁっ、はぁっ………グスッ」
夜空「やっぱり…私みたいな子じゃ、ダメなのかなぁ……星奈みたいな「いかにも」な子じゃなきゃ…」
小鷹「夜空!」
夜空「!?」ダッ
小鷹「ま、待ってくれ夜空!!」ガシッ
夜空「!!…こだ…か?」
小鷹「話を聞いてくれ!」
夜空「話も何も…どうせ、私って…「女の子」なんて似合わないよな……昔から愛想は悪かったし、服だって適当だし……でもな、でも…小鷹が喜ぶと思ったから…私も変わろうと思って…」グスッ
小鷹「だから、違うんだ!」
夜空「違うって、何が…」
小鷹「別にお前が「女の子」っぽいのが嫌なわけじゃない!」
夜空「え……?」
小鷹「その…今までとのギャップに戸惑ってただけなんだ。それに…寧ろ可愛過ぎて、どうにかしたくなるぐらいだし…」
夜空「小鷹…?」
小鷹「だからっ!「私なんか」なんて言うな!夜空は…可愛いんだ!…世界で一番可愛い「女の子」だから!」
夜空「うっ…うぇぇっ…こだかぁ…」ダキッ
小鷹「ごめんな、変な心配させちゃって」ナデナデ
…………
夜空「……私、小鷹にもっと見て欲しい…」
小鷹「え…?(見せる…ってまさか…)」
夜空「私の「女の子」な所、小鷹にもっと…知ってもらいたいんだ……その、今日は両親が家に居ない、から…///」
~~~
~夜空の部屋~
夜空「ん…んぁ///こだかぁっ」
小鷹「あ、ごめん、痛かったか?」
夜空「違うんだ…そのっ…気持ち良くて……ぁっ!も、もっと…そこ触ってぇ…」
小鷹「ここ、気持ち良いんだな…良いよ、もっと気持ち良くなって」クチュクチュ
夜空「やぁっ!そこ、ぁん…そんなにしたら、きちゃうよぉ…」
小鷹「…ダメだ!も、もう我慢出来ないよ夜空!」バッ
夜空「あ……も、もしかして…もうしたいのか…?」
小鷹「いやならやめても良いんだ、なんて今更言えないよ…」
夜空「うん…良いぞぉ…やめてなんて…私だって言いたくない…」
小鷹「夜空…じゃあ、いくよ…」
夜空「う、うん……っ!?ぐっ……あっ…!」
小鷹「よ、夜空…大丈夫、か?」
夜空「大丈夫…大丈夫だから…小鷹は、気持ち良く、なってぇ…」
小鷹「…出来るだけ、優しくするな!」グッ
~~~
小鷹「もう、しちゃったんだな」
夜空「うん…もう私の全て、小鷹に知られちゃったな…///」
小鷹「そう、だな…だから、もう決めた」
夜空「ん?何をだ?」
小鷹「夜空が教室で腕組んできても、道中でキスを求めてきても、全部夜空の真っ正面から受け入れるから、これからもずっと」
~~~
~通学路~
夜空「こだかっ!」ギュッ
小鷹「夜空、お早う」
夜空「小鷹、あったかいな…」ギュゥ
小鷹「寒いか?なら、ずっとくっついていような///」
夜空「そんな事言ったら、遠慮しないぞ?」
小鷹「良いぞ、夜空のする事なら…何でも受け止めるから」
END