星奈「ね、小鷹ー」
小鷹「ん?」
星奈「ちょっと今占いの本読んでるんだけどさ」
小鷹「へぇ」
星奈「察し悪いわね。さっさと星座教えなさいよ」
小鷹「命令口調かよ……別にいいけど」
小鷹「それでどんなことがわかるんだ?」
星奈「えっとねー、ラッキーパーソンとラッキー行動って書いてあるわね」
小鷹「なんだその微妙な占いは……もっとましなもの載せろよ」
元スレ
星奈「小鷹ーあんたって何座だっけ?」
http://yuzuru.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1284390110/
星奈「それで、えっと今日の小鷹は…っと。ラッキーパーソンが金髪でラッキー行動がスキンシップってあるわね」
小鷹「……ッサ」←自分の頭を触る
星奈「あっ!自分のじゃ駄目だって!」
小鷹「本当にそんなこと書いてあんのかよ……」
星奈「か、書いてあるわよっ!」
星奈「べ、別にあんたがどーしてもって言うなら触らせてあげないこともないわよ」
小鷹「へいへい。お願いします」
星奈「たっくしょうがないわね…」
ポフッ
サワサワ
星奈「んうっ」
小鷹「お前の髪ってすげーさらさらなのな」
星奈「あ、当たり前でしょっ!セットとか大変なんだからね!」
小鷹「おうなんかいまさら感のあるツンだな」
星奈「ね、ねぇ…… スキンシップて言うくらいだし頭なでるだけじゃ駄目じゃないかな?」
小鷹「んーそっか? スキンシップって言ってもどんなことしていいかよくわからんよな」
星奈「確かにそうよね~」
小鷹「星奈は普段スキンシップとかしないのか?」
星奈「え!?べ、別にしてないわよ!」
小鷹「ん?どうした急に? いやさ、お前って女友達はからっきしだけど男友達?奴隷?はいるじゃん」
星奈「あークラスのやつらのことね。スキンシップなんて得にないわよ。しいて言うならご褒美に踏んであげるくらいかな?
星奈「なに?小鷹も踏んでほしかったの?」
小鷹「馬鹿言え。んな訳あるか」
星奈「小鷹はそうよねー。んースキンシップも難しいわね」
小鷹「そうだな。案外ここが非リアとリア充の境界線なんじゃ……」
星奈「それはありえるわね。ゲームでもさりげなくスキンシップを含めたコミュニケーションをとってる気がする……」
小鷹「またエロゲーか……」
星奈「ち、違うわよ!今思い浮かべたのはアイマスDSで女の子として女の子と友情を深め合いつつ切磋琢磨しあいアイドルの頂点を目指すって言う推敲なゲームなのよ!」
星奈「それにCEROだってCだしタッチペンを使ってタッチするのがスキンシップと結びついたって言うか……」
小鷹「あーはいはい。すまんすまん。それじゃ具体的に考えてみるか」
星奈「そうね……とりあえず疲れたわ……」
小鷹「いくらスキンシップって言っても男と女なわけだから下手なところに触るわけにはいかないからな」
星奈「別に小鷹にならどこを触られてもいいけど……」ボソッ
小鷹「ん?」
星奈「べ、別になんでもないわよしっかり考えなさい!」
小鷹「いやお約束で聞き返してみたけどしっかり聞こえてたから」
星奈「え!?」
小鷹「まさか星奈がそんなに大胆な発言をするなんて…」
星奈「え?え!? 聞こえてたのっ!?」
小鷹「いや嘘だ。聞こえてない。ちょっとかまかけてみただけだ」
星奈「……え?」
小鷹「いや直接触らずともこういう会話もスキンシップに入るかな~なんて」
星奈「小鷹の馬鹿あああー!アホエッチバカ痴漢妊娠ゴキブリうんこ変態鬼畜エロゲー主人公!」
小鷹「お、おい!どこ行くんだよ! からかったのは悪かったって!」
10分後
星奈「……自分の占い見るの忘れてただけなんだからね!」
小鷹「お、戻ってきたか。さっきは悪かったな」
小鷹「星奈の困った顔って可愛くてついからかいすぎちったわ。すまん」
星奈「ふ、ふんっ!まぁ反省してるって言うならこの寛大な星奈様が許してあげなくもないわ」
小鷹「そっかサンキュな」
星奈「それじゃ私の占いでもチェックしてみようかな」
小鷹「てかまだ自分の見てなかったのかよ……普通一番最初に見るだろ」
星奈「ちょっと忘れてただけじゃない。それでえーっとラッキーパーソンは……っえ?」
小鷹「ん?どうした?」チラッ
占い本「ラッキーパーソンはプリン髪の人!(できれば天然物) ラッキー行動はずばりキス!」
小鷹「っぶ!」
星奈「な、な、な……」
星奈「……よし!小鷹!キスするわよ!」
小鷹「はぁ?マジですんのか?」
星奈「と、当然でしょ!あんたのラッキー行動にも協力したんだし私にも協力しなさいよ!」
小鷹「でもお前も声震えてるぞ大丈夫なのか?」
星奈「ぜ、ぜんぜん平気よこれくらい! あ、……そんなにあたしとキスしたくないって言うの……?」
小鷹「(お前のルックスでその上目遣いは反則だろ)いや、そんなことはないけど……」
星奈「そうなの!?じゃ、じゃあ小鷹……キス、して?」
小鷹「本当にいいのか?」
星奈「うん……小鷹にしてほしい……」
小鷹「じゃあ・・・…失礼します……(なんだこの異様な緊張はあああああああああああ)」
星奈「うん……」
・・・・・・
…・・・
……チュッ
星奈「ん、っはあ」
小鷹「(キスしてしまった……)これでよかったのか?」
星奈「うん、すごくあたってたよこの本。今小鷹にキスしてもらってすっごく幸せだから」
小鷹「そ…か…俺のほうも当たってるかな?星奈にキスしてすごく幸せだった」
星奈「本当に?嬉しい……」
小鷹「星奈、あのさ……もう一回、してもいいかな?」
星奈「うん……いいよ」
小鷹「星奈……」
ガラッ
マリア「あははーここならババアにもきづかれないだろーお昼寝するのだー」
星奈「っ!?」
小鷹「マリア!?」
マリア「おーおにいちゃんと星奈じゃないかーもうきてたのか早いなー」
小鷹「お、おう。マリアは仕事は大丈夫なのか?」
マリア「大丈夫じゃないけどサボってるから大丈夫なのだー あははー」
小鷹「それは要するに大丈夫じゃないだろ……」
小鷹「それじゃあマリア、夜空たちに伝えといてくれないか?俺と星奈はちょっと用事ができたから先に帰るって」
星奈「え?」
マリア「わかったのだ!ちゃんと伝えられるのだ!ワタシはおとなだからな!」
小鷹「ありがとうなマリア」ナデナデ
マリア「ぅぇへへー それじゃさよならなのだ!」
小鷹「おうまた明日な。 いこう、星奈」
星奈「う、うん」
帰り道~
小鷹「悪いな、急に連れ出したりして。」
星奈「いや、別にいいわよ。それより何の用なの?」
小鷹「いやさ、キス……しちゃっただろ?」
星奈「うん……」
小鷹「俺としてははい、これで終わりってしたくなくてさ」
星奈「どういうこと?」
小鷹「星奈、単刀直入に言わせてもらう。お前が好きだ。付き合ってくれ」
星奈「…………え?」
小鷹「今までずっと気にはなっていたんだけどキスしたことで自分の中ではっきりわかったんだ。お前のことが好きなんだって」
小鷹「絶対に泣かせたり悲しい思いはさせない。必ず星奈を幸せにするって誓う。だから俺と付き合ってくれないか?」
小鷹「隣人部にいるのってさ友達がほしいからだったけど今一番ほしいのは10000人の友人よりも、100人の親友よりも1人の星奈なんだ」
小鷹「友達よりも先に恋人がほしいなんて生意気かもしれないけどさそれでも星奈がほしいんだ。付き合ってくれないか?」
星奈「……」ポロッ
小鷹「お、おいなんで泣いてるんだ。もし変なこといっちゃったんだったら謝るよ。すまん。」
星奈「ち、ちがうの。嬉しくて……小鷹に好きだって言ってもらえたことが……」
小鷹「……」
星奈「あたしも小鷹のことが好き。大好き。」
小鷹「そっか……ありがとうな……」
星奈「うん、うんっ。」
小鷹「にしてもあの占いの本すごいよくあたるんだな。ラッキー行動どおりに動いたら本当に今までの人生で一番幸せな日になったよ」
星奈「そうね。まぁあたしの本だし当然よね!」
小鷹「お、元気出てきたな。ついさっきまで号泣してたのに」
星奈「っ!べ、別に泣いてなんかいなかったわよ!」
小鷹「流石にそれは厳しいだろ」
星奈「う……ごめんなさい……」
小鷹「素直でよろしい!」
星奈「なんで上から目線なのよ!」
小鷹「はは 今最高に嬉しいからかテンションが尋常じゃなくあがってるからな。許してくれ」
星奈「やだ。絶対許さない。泣かせないって言った直後に泣かされたことも許さない」
小鷹「あ、あれは……すまん」
星奈「だーめ。そんなんじゃ絶対許さないんだから。一生かけて償ってもらうわよ!」
小鷹「!」
小鷹「あぁわかったよ。一生そばで星奈に許しを請い続けるよ。だから星奈も残りの人生で俺を許してくれよな」
星奈「うん……嬉しい……」
星奈「あ、こうじゃなかった!」
小鷹「え?」
星奈「素直でよろしい!」
完
28 : 以下、名... - 2010/09/14(火) 00:24:50.96 DmTCrdY10 18/18わかった人もいるかもだけどこれはこの間の夏コミででてた本のifストーリです
序盤は引用ちょいあるけど後半はオリジナルなんで本家のほうの本もみてみてね!
おもしろいから!http://shop.melonbooks.co.jp/shop/sp_212001034117_nt_riazyu.php
サークルはNtypeだからわかる人多いと思うけど