2 : ◆9l/Fpc6Qck - 2016/04/28 10:47:53.43 SVTkSqQb0 1/39





古鷹「…………」サクサク



提督「……」クネクネ

提督(自室に一人籠り、乾パンを手にし)

提督(栄養摂取に勤しむ古鷹も中々ぁ……)

提督(愛いのぉ……ウイヤツ……)チュパチュパ


提督「おおぉぉぉ…………」スゥーッ


提督「うふぅ……」フシュー





元スレ
【艦これ】提督「古鷹のお口周りについてるものを拭き取ってあげたいよぉ」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1461808037/

3 : ◆9l/Fpc6Qck - 2016/04/28 10:49:02.77 SVTkSqQb0 2/39





古鷹「……ん、こふっこふっ……!」ゴホゴホ



提督(おぉ……えづいたぞ……)ポポポ

提督(ガハハ、これだからNOZOKIはやめられんわい)


提督(それにしても……口周りに黒いお零れなど付けおって)

提督(はしたない女子じゃのう……)ジュルリ

提督(……ンまったく、仕方のないッ)

提督(麻呂の超絶手技により……もれなく拭き取ってくれよう)

提督(そして、許されるのなら……それを麻呂の口に運びたい……)ハァハァ





4 : ◆9l/Fpc6Qck - 2016/04/28 10:49:53.49 SVTkSqQb0 3/39





古鷹「……うぅ……」ポロ…ポロ…



提督(んぬぅ?何やら涙を流し始めたではないか……)

提督(かわいそうに……かわいそうにのう……)クネクネ

提督(理由は分からぬが……しかし好都合なのじゃあ~↑)

提督(入る→宥める→心許す→口を拭く)

提督(これでゆくぞ)コクッ





5 : ◆9l/Fpc6Qck - 2016/04/28 10:50:36.93 SVTkSqQb0 4/39





ガチャンッ!


古鷹「ひゃっ!?」グスッ

提督「やぁ、古鷹」ニコッ


提督「おかしいかな、君の部屋の前をたまたま通ったら……」

提督「なにやら、あどけない乙女の歔欷が耳に入ってね」キリッ

提督「はははっ、遠慮はいらないよ」

提督「私で良ければ胸を貸s」
古鷹「こ、来ないでくださいっ!」ゴシゴシ



提督「おうふ」





6 : ◆9l/Fpc6Qck - 2016/04/28 10:51:18.45 SVTkSqQb0 5/39





意を決して古鷹の部屋を訪れた私は、予期せぬ事態を迎えることとなった。
それまで拒むことを知らなかった、穏健で優しい彼女に……私は拒絶されたのだ。

刹那、私の身を動悸が襲い、内の臓がきゅうと収縮してゆくような息苦しい痛みを覚える。
今思えば、それすら生きていることの証拠だったのだろう。

私に失態などなかった。拒まれる道理もなかった。
何故なのか、私が何をしたというのか。

こころはもはや“生きる希望”を失う、その寸前の境地にまで達していたのだ。



やがて私は自棄となった。


獣と化した。





7 : ◆9l/Fpc6Qck - 2016/04/28 10:52:52.92 SVTkSqQb0 6/39





年齢相応のあどけなさを残した眼前の彼女は、今まさに目を見開き、震えている。
私の姿がその目にどう映っていたか、今では知りようもない。

本能は獣の眼光を以ち、その全身を舐めるように見回すことのみ促した。
恐れと確固たる意志を隠さぬ顔、震える肩、中破により素肌を覗かせし腹部、抵抗に備え構えを崩さない細い足、腹部、腹部。

だが、私の眼差しはやがて彼女の手元に行きつく。
古鷹は咄嗟に、大切そうに持っていたそれを背後に隠したが、見逃すはずもない。

こいつが……こいつが古鷹を……!


古鷹が叫ぶ。

「や、やめてください!」

だが、私は奪うことにした。

彼女の大切なものを。





8 : ◆9l/Fpc6Qck - 2016/04/28 10:53:41.88 SVTkSqQb0 7/39





華奢な乙女の抵抗など、限りなく虚しく、脆い。

私は古鷹の腹部を見つめながら、愉悦のうちにそれを無理やり奪い取った。
片手に収まらぬ大きさの瓶の中に、黒い何かが入っていた。
このようなもの、初見となる。だが、関係など無い。

おもむろに蓋をこじ開け、私はペースト状となった中身を指で掬い、彼女の目の前でベロリと舐めて見せた。
たちまち顔面の筋肉が痙攣をはじめる。


辛い。
燃えるように塩辛い。


次第に意識が黒く塗りつぶされてゆく……。
私は、負けたのだ。




提督「おえっ!ヴぉえッ……!」ゲホゲホッ

古鷹「あぁっ、だからお止めしたのに……」オロオロ





9 : ◆9l/Fpc6Qck - 2016/04/28 10:54:31.82 SVTkSqQb0 8/39





提督「ごほっ、ごふっ!」ハァハァ

古鷹「提督、お水です……」スッ…

提督「アリガゴクゴクゴクッ」

提督「プハァーっ!」



提督「あれ何!?」

提督「すんごい不味かったんですけどっ!」

古鷹「うぅ……やっぱりお口にあいませんでしたか……」


古鷹「実は……」


……
…………
………………




10 : ◆9l/Fpc6Qck - 2016/04/28 10:55:06.85 SVTkSqQb0 9/39





古鷹『ふんふ~ん♪』テクテク

古鷹『……ん?』



金剛『……』トボトボ…





11 : ◆9l/Fpc6Qck - 2016/04/28 10:55:53.42 SVTkSqQb0 10/39





古鷹『金剛さん、どうしたの?』

金剛『……あ……』

金剛『は、Hi古鷹!』アハハ…

金剛『実は英国に一時帰国したから、皆にお土産を買ってきたノー!』

古鷹『本当!?嬉しいっ』ニコッ

金剛『フフーン!』エッヘン


金剛『……デモ』シュン

古鷹『でも?』

金剛『どうやらJapaneseの皆さんの舌には、Muchしないみたいネー……』スッ





12 : ◆9l/Fpc6Qck - 2016/04/28 10:57:35.84 SVTkSqQb0 11/39





古鷹(瓶詰の黒いペースト?)

古鷹『これは……チョコレートなの?』

金剛『ふふっ、違いマース』

金剛『これは“マーマイト”という、Beer酵母を使った英国の食品デース』

古鷹『へぇー……』ジーッ


金剛『……試しに、少し食べてみてヨー』

古鷹『え、いいの?』

金剛『Yes!このトーストにバターと一緒に塗っていただいてネ!』スッ

古鷹『うん!』

ヌリヌリ

古鷹『いただきまーすっ』





13 : ◆9l/Fpc6Qck - 2016/04/28 10:58:24.59 SVTkSqQb0 12/39





古鷹『…………』サクサク

金剛『……』ドキドキ


古鷹(うっ、こ……これは……)モグモ…

古鷹(塩辛い……元のパンの味が感じられないよ……)グ…

古鷹(うぅん……正直、美味しくは……)モ…グ…


金剛『……ウゥ、やっぱり皆同じ反応デース……』シュン

金剛『……ごめんなサイ……』

古鷹『!』





14 : ◆9l/Fpc6Qck - 2016/04/28 10:59:43.63 SVTkSqQb0 13/39





金剛(皆の喜ぶ顔が見たかったけど、それは敵わないみたいデース……)

金剛『食事は美味しく頂けないと意味がないネ……』

金剛『だからこれはセキニンとって、私一人で……』グスッ


古鷹『こ、これ、すごく美味しいっ!』オロオロ

金剛『!!』

古鷹『私す、好きかもっ、あはは……!』ニコッ

金剛『古鷹……!』パァァ


……
…………
………………




15 : ◆9l/Fpc6Qck - 2016/04/28 11:00:37.36 SVTkSqQb0 14/39





提督「なるほどなぁ」

提督「それで残った分のほとんどを引き取って……」

提督「誰かを巻き込むわけにもいかず、密かに一人で食べきろうとしていたと」

古鷹「はい……」

提督「だからって、泣くほどキツイなら無理しなくても……」ガクッ

古鷹「で、でもっ」

古鷹「あんなに悲しそうな金剛さんの顔を見たの、初めてで……」





16 : ◆9l/Fpc6Qck - 2016/04/28 11:01:52.86 SVTkSqQb0 15/39





古鷹「それに、“好きな人は好きな味”って言っていたので」

古鷹「きっと……いつか良さもわかるんじゃないかって思って……」

提督「あはは、古鷹らしい理由だなぁ」


提督「しかし、それにしたって皆に食べてもらった方が楽だし、金剛のためにもなるだろ」

提督「だったら、誰でも食べられるようになる方法を考えようや」

提督「乗りがかった船だし、私も付き合うよ」フフン

古鷹「え!?そ、そんなっ、悪いです!」オロオロ





17 : ◆9l/Fpc6Qck - 2016/04/28 11:02:26.86 SVTkSqQb0 16/39





提督「ははは、いけないなぁ」

提督「そうやって一人で抱え込もうとするのは、君の良い所だけど短所でもある」

提督「艦隊運用も人間関係も、チームワークがすべてだゾ☆」

古鷹「てい……とく……」

提督「よし決まりだ、さっそく始めよう」

古鷹「……はいっ」ニコッ



提督(そしてあわよくば古鷹の口周りを拭きにかかる)

提督(うむ)ニヤ


……
…………
………………




18 : ◆9l/Fpc6Qck - 2016/04/28 11:03:12.98 SVTkSqQb0 17/39





提督「さっき口にしたこの……マ、ま……?」

古鷹「“マーマイト”だそうです」

提督「それだ、このマーマイトだが……」

提督「とにかく塩辛いっ」

提督「そして、後を引く焦げ臭さにより、コメントすら難しい次元に昇華している」

古鷹「うぅ、あながち否定はできません……」

提督「それを踏まえ、私なりに一応策は講じた」

古鷹「」ワクワク





19 : ◆9l/Fpc6Qck - 2016/04/28 11:03:50.08 SVTkSqQb0 18/39




○その1


古鷹「これは……お砂糖ですか?」

提督「うむ、そうだ」コク

提督「それに加え、わが軍の金鵄ミルク(練乳)と市販のビスケットも用意した」

古鷹「なるほど……甘いもので塩辛さを誤魔化すということですね!」

提督「さすが古鷹、その通り!」

提督「賢い!」

提督「天才!」

提督「才女!」

古鷹「えへへっ」ニコッ





20 : ◆9l/Fpc6Qck - 2016/04/28 11:04:28.64 SVTkSqQb0 19/39





古鷹「ビスケットにマーマイトを塗りましたっ」

提督「よし、次に砂糖をまぶし……」パラパラ

提督「更にミルクを塗って……」ヌリヌリ

提督「最後にもう一枚のビスケットを……」

提督「じゃんくくらーっしゅ!」ペチャ

古鷹「わぁ……!」ワクワク

提督「できた!マーマイトクッキーサンド!」





21 : ◆9l/Fpc6Qck - 2016/04/28 11:05:21.58 SVTkSqQb0 20/39





古鷹「いただきますっ」サクサク

提督「いただきまーす」サクサク



古鷹「……」サク…サ…

提督「……」サクサ…ク…



古鷹「……コフっ、ごほっ!」

提督「…………ママァ…………」ポロ…ポロ…





22 : ◆9l/Fpc6Qck - 2016/04/28 11:05:56.83 SVTkSqQb0 21/39





提督「なんだこれは、更にひどくなってしまったぞ!」

古鷹「なんというか……塩辛さが消えるどころか、甘みと辛さが際立って……」

古鷹「もう食べたくありません……」ゲッソリ

提督(古鷹の口元を涎が伝っている……)

提督(舐めてぇなぁ)


提督「しかし、めげている場合じゃない」ブンブンッ

提督「次、行こうかっ」

古鷹「はいっ!」





23 : ◆9l/Fpc6Qck - 2016/04/28 11:06:31.54 SVTkSqQb0 22/39




○その2


提督「なんかこれ、すっげーのり佃煮みたいじゃん」

提督「ご飯に合いそうじゃん」

古鷹「そ、それは……ちょっと……」

提督「……」


提督「いいんだいいんだっ」

提督「私一人でマーマイト入りの握り飯をにぎっていれば……」ツーン

古鷹「ご、ごめんなさい、お付き合いしますからいじけないで……っ」オロオロ





24 : ◆9l/Fpc6Qck - 2016/04/28 11:07:00.58 SVTkSqQb0 23/39





提督「……」ニギニギ

古鷹「……」ニギニギ


提督「ねぇ」

古鷹「はい、なんでしょう?」

提督「……なんで入渠してないの?」

古鷹「そ、それは……ふふっ」

古鷹「提督が……この姿が好きだと言ってくれたので……」カァー…

提督「古鷹ぁ……」ジーン…





25 : ◆9l/Fpc6Qck - 2016/04/28 11:07:47.63 SVTkSqQb0 24/39





古鷹「いただきます……っ」

提督「いただきますぅ……」



古鷹「……」モグモグ

提督「……」モグモグ



古鷹「塩は……つけない方がよかったですね……」

提督「そうだな……オエッ……」





26 : ◆9l/Fpc6Qck - 2016/04/28 11:08:16.83 SVTkSqQb0 25/39





提督「でも、さっきよりはまだ食える……かな?」

古鷹「案外……悪くは……?」

提督「……でも美味しくもないな」

古鷹「はい……」シュン


提督「それに、なんか味覚がおかしくなってきた……」

古鷹「私も……そろそろ限界が来そう……」





27 : ◆9l/Fpc6Qck - 2016/04/28 11:08:50.97 SVTkSqQb0 26/39




○その3


提督「最後はお茶に溶かして飲む方法だゾ」

古鷹(なんだか一番不安な方法です……)

提督「これまた市販の緑茶に混ぜれば、昆布茶みたいな感じに……」

提督「……なりそうじゃん」

古鷹「……ノーコメントです……」

提督「ふえぇ」





28 : ◆9l/Fpc6Qck - 2016/04/28 11:09:45.29 SVTkSqQb0 27/39





提督「うっ、なかなか溶けないぞこれ!」クルクル

古鷹「すごく粘度が高くて……匙にくっついてしまいます……」クルクル

提督「うおおおおっ」クルクル


提督「なんとかものになったけど……」

提督「なんだろう……舌が麻痺して、飲んでも味がしなくなってしまった」

古鷹「うぅ、私もです……」





29 : ◆9l/Fpc6Qck - 2016/04/28 11:10:38.90 SVTkSqQb0 28/39





提督「このままじゃ、判断すら難しいな……」

提督「仕方がない、他の子にも飲んでもらおう」

古鷹「えぇっ!?でも、そんなことしたら……っ」

提督「いずれは為さなくちゃいけないことだ」

提督「それに、案外飲めるかもしれないだろ?」

古鷹「……分かりました」

提督「よし、では……二手に分かれよう」

提督「健闘を祈る」


……
…………
………………




30 : ◆9l/Fpc6Qck - 2016/04/28 11:11:31.50 SVTkSqQb0 29/39





鹿島「えっ、お茶を頂けるのですか?」

提督「うむ、遠慮せず飲んでほしい」

提督「横須賀軍需部が仕入れた新商品だよ(大嘘)」

鹿島「ありがとうございますっ」ニコッ


鹿島「いただきま~す!」

鹿島「……」ズズズ…

提督「……」ドキドキ





31 : ◆9l/Fpc6Qck - 2016/04/28 11:12:15.57 SVTkSqQb0 30/39





鹿島「……うっ」バタン

提督「!」


鹿島「」ピクッピクッ

提督「気を失ったか……」

提督「すまない、鹿島……!」グッ…

スタスタ…



ピラッ

提督「白か」


……
…………
………………




32 : ◆9l/Fpc6Qck - 2016/04/28 11:12:53.12 SVTkSqQb0 31/39





提督「だめだった」

古鷹「他の皆も、やっぱり美味しくないって言っていました……」

提督「ぐむむむっ」

提督「一体、マーマイトはどうすれば美味しくなるんだ……!」

古鷹「……」



古鷹「提督……ありがとうございます」ニコ

提督「……え?」





33 : ◆9l/Fpc6Qck - 2016/04/28 11:14:26.11 SVTkSqQb0 32/39





古鷹「私達のために、ここまでして頂いて……」

古鷹「それに、一人で困っていた私に声を掛けて頂けて……古鷹、とても嬉しかったんです」

提督「!」

古鷹「でも、これ以上提督が苦しい思いをする必要なんてありません」

古鷹「マーマイトも、私が少しずつ食べて行きますから……」

古鷹「あとは、私一人に任せてくださいっ!」ニコッ

提督「古鷹ぁ~」ジーン…



「みなさん、お夕食の準備ができましたよ~」


古鷹「あ、鳳翔さんの声ですねっ」

古鷹「提督、行きましょう?」

提督「……あぁっ」





34 : ◆9l/Fpc6Qck - 2016/04/28 11:15:27.09 SVTkSqQb0 33/39





提督「ウメーウメー」モグモグ

提督「そうか、今日はカレーの日だったなぁ」

古鷹「えへへ、なんだかいつも以上に美味しく感じますね」

鳳翔「ふふふ、ありがとうございます」ニコニコ


鳳翔「いつも同じレシピでは飽きが来てしまうので……」

鳳翔「実は今日、いつもと違う隠し味を使ったんです」

提督「隠し味?」





35 : ◆9l/Fpc6Qck - 2016/04/28 11:16:05.01 SVTkSqQb0 34/39





鳳翔「金剛さんが持ってきてくださった、マーマイトです」ニコッ

提督「!?」

古鷹「ほ、本当!?」

鳳翔「えぇ、少し入れるだけでも良いコクが出るので……私もびっくりしました」

鳳翔「皆さんのお口に合うかどうか心配でしたが、喜んでいただけてうれしいです」

提督「すげぇ……私達があれだけ苦戦したベジマイトが、こうも簡単に生まれ変わるとは……」

古鷹「はい、私もびっくりですっ」

提督「さっすが鳳翔さん!」

鳳翔「??」





36 : ◆9l/Fpc6Qck - 2016/04/28 11:17:20.70 SVTkSqQb0 35/39





霧島「金剛お姉さまのお土産が入ってるんですって、このカレー!」

榛名「うふふ、とても美味しいですっ」ニコッ

比叡(私も今度入れてみようかなぁ……)モグモグ

金剛「えへへ……」グスッ

比叡「……」ジーッ

金剛「……フ、フッフーン、それは当然デース!」

比叡「お姉さま、どうして涙目になってるんですか?」

金剛「ムグッ、そ、それは……っ」オロオロ

アハハハ…!


古鷹「ふふっ、金剛さんも嬉しそうですっ」

提督「あぁ、そうだなぁ」





37 : ◆9l/Fpc6Qck - 2016/04/28 11:18:00.43 SVTkSqQb0 36/39





提督(結局、私は最後まで古鷹の口を拭くことはできなかった……)

提督(何より、力にもなれなかった……)

提督(情けない男だな、私は)フッ

古鷹「……あっ」



古鷹「提督!」

提督「ん?」





38 : ◆9l/Fpc6Qck - 2016/04/28 11:19:02.22 SVTkSqQb0 37/39





古鷹「お口周りに、お米がついてますよ?」


ヒョイ

古鷹「あむっ」パクッ

提督「!?」





39 : ◆9l/Fpc6Qck - 2016/04/28 11:19:30.85 SVTkSqQb0 38/39





古鷹「えへへ……美味しいっ」ニコッ

提督「古鷹……」



提督「ふるたかーっ!」ガバッ

古鷹「きゃーっ♪」バタン

鳳翔「あらあら」ウフフ



この後滅茶苦茶マーマイト舐め取った。



――――――――――fin―――――――――――




40 : ◆9l/Fpc6Qck - 2016/04/28 11:20:25.87 SVTkSqQb0 39/39

キン肉マンの更新が待ち遠しくてむせび泣きながら書きました。

ここまで読んでいただいた方、楽しく書かせていただきありがとうございました。

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