鳴上『本気か?』
陽介『マジもマジ、大マジだ!』
鳴上『……』
陽介『分かってる、分かってるぜ。お前も言いたいこと色々あんだろーけど…』
鳴上『応援する』
陽介『遠距離だとか、そもそもラビリスはロボットだとか!でも俺は……へ?』
鳴上『どうした?』
陽介『悠…お前今なんて…』
鳴上『俺は応援するよ』
陽介『!』
鳴上『美鶴さんとアイギスさんの連絡先は知ってるから、ラビリスもなんとかなる』
陽介『あ、相棒~!!』
元スレ
鳴上「ラビリスが気になる?」陽介「ああ!」
http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1368593880/
陽介『なら早速美鶴さんに連絡とってそっからラビリスに…』
陽介『でもなんてつって代わってもらえばいい!?急に電話して変に思われねーかな!?』
鳴上『仲間なんだから、久しぶりに話がしたいとでも言えばいい』
鳴上『ラビリスもきっと喜んでくれる』
陽介『だ、だよな!仲間なんだからそれぐらいフツーだもんな!』
鳴上『……あ』
陽介『あ?』
鳴上『そういえば明日ラビリス遊びにくるんだった』
陽介『そ、そっか、明日ラビリスがなー…』
鳴上『ああ』
陽介『……』
鳴上『……』
陽介『ちょっと待て』
陽介『んでそんな大事なこと言わねーんだよ!』
鳴上『サプライズサプライズ』
陽介『驚いたけど!すっげー驚きましたけども!!』
鳴上『……』
陽介『……?』
鳴上『次があるさ』
陽介『まだ告白もしてねーし、フラれてもいねーよ!』
鳴上『陽介はラビリスとどうしたいんだ?』
陽介『どうって…有体に言や付き合いたい…』
鳴上『恋人同士として?』
陽介『と、とーぜんだろ!?』
鳴上『なら作戦会議をしよう』
陽介『作戦会議?』
鳴上『明日にはラビリスがくる。それまで陽介がラビリスと上手くいくように二人で考えよう』
陽介『……悠』
鳴上『それでいいか?』
陽介『ああ!恩にきるぜ、相棒!』
鳴上『今からジュネスのフードコートに来られるか?』
陽介『すぐ行く!ソッコー行きます!!』
鳴上『よし、じゃあ…』
陽介『あぁー!!』
鳴上『…陽介?』
陽介『今日バイト入ってたんだ…』
鳴上『……』
陽介『で、でも昼過ぎには終わるから!それからなら大丈夫だ!』
鳴上『ならバイトが終わった後にしよう』
陽介『すまん!昼飯食ったらフードコート集合で頼む!』
鳴上『2時でいいか?』
陽介『その時間なら多分オッケーだ!それじゃあな!』
>そこで電話は切れてしまった…
鳴上「……」
鳴上「陽介と二人きりもいいが、もう一人呼んで力になってもらおう」
鳴上「>>15に頼んでみるか」
15 : 以下、名... - 2013/05/15(水) 14:22:37.41 ftlWQK7Q0 7/42菜々子
陽介「……」
鳴上「……」
菜々子「ぺろぺろ」
鳴上「ソフトクリームおいしい?」
菜々子「うん!すっごくおいしーよ!」
鳴上「良かったな、菜々子」ナデナデ
菜々子「えへへ」
陽介「おい」
陽介「なんで?なんで菜々子ちゃんいんの?」ヒソヒソ
鳴上「菜々子にも相談にのってもらおうと思って」
陽介「そもそも菜々子ちゃんはラビリスのこと知らねーだろ!?」
鳴上「ジュネスに来る前に説明はしたさ」
陽介「お、おまっ!まさか俺がラビリスが気になってることも話したのか!?」
鳴上「当然です」
菜々子「陽介お兄ちゃんは>>20さんのことが好きなんだよね!」
20 : 以下、名... - 2013/05/15(水) 14:35:33.35 G4kgJyMK0 10/42菜々子
菜々子「陽介お兄ちゃんは菜々子のことが好きなんだよね…」
鳴上「何っ!?」ガタッ
陽介「全然伝わってないじゃん。伝えた本人驚くのおかしくね?」
菜々子「な、菜々子ね、最初はびっくりしたけど嬉しかったよ?」
陽介「な、菜々子ちゃん…」
菜々子「でもね、菜々子には、えと、うんと…」チラッ
鳴上「…?」
菜々子「お、お兄ちゃんがいるから…ごめんね…?」
陽介「ちくしょぉおおおおおおおおおおお!!」
>友達と約束があるというので菜々子は帰ってしまった
陽介「……ハァ」
鳴上「……」
陽介「俺なんで小学生にフラれてんだよ…」
鳴上「次があるさ」
陽介「もういいわ!!」
陽介「ラビリスが来るのは明日だってのに、これからどーすりゃいいんだよ…」
>陽介は頭を抱えて困っている
鳴上「実はとっておきの作戦がある」
陽介「マジか!?……って期待させて落とすんだろ」
鳴上「そんなことはしない。作戦名も考えてあるんだ」
陽介「い、一応聞いといてやるよ。で、作戦名は?」
鳴上「オペレーション>>27だ!」
27 : 以下、名... - 2013/05/15(水) 15:01:56.53 v5R+009lO 14/42イザナミ
鳴上「オペレーションイザナミだ!」
陽介「…イザナミか」
鳴上「イザナミだ」
陽介「……」
鳴上「……」
陽介「で、そのオペレーションイザナミ?はどーゆー作戦なんだよ」
鳴上「……」
陽介「…悠?」
鳴上「待て、今考えてる…」
陽介「…嗚呼」
鳴上「俺たちはラビリスのことをほとんど知らない」
陽介「言われてみりゃそうだな…」
鳴上「例えると霧がかかってはっきりとした像が見えない状態だ」
陽介「……」
鳴上「仮にそれがシャドウだったとしたら、陽介はどう思う?」
陽介「そりゃこえーよ。だって相手の姿が見えないんだろ」
鳴上「ならどうする?」
陽介「眼鏡をかけりゃいい。そうすりゃ霧が晴れてシャドウも見えるからな」
陽介「んん?待てよ、シャドウをラビリスに置き換えて考えると…」ブツブツ
>陽介は何やら考えてこんでいる…
陽介「つまりラビリスを知るために誰かに協力してもらおうってことか」
鳴上「彼を知り己を知れば百戦殆うからず、だ」
陽介「ならラビリスのことをよく知ってる人がいいな。でも俺たちの周りにそんなやついねーぞ…」
鳴上「……」スッ
>携帯を取り出して見せた
陽介「アイギスさんか!」
鳴上「連絡先は知ってるからな。早速協力を要請しよう」
アイギス『もしもし?鳴上さんでありますか?』
>アイギスに事の経緯を説明した
アイギス『そうですか…花村さんが姉さんのことを…』
鳴上『陽介は本気です。俺からもお願いします』
アイギス『是非力になりたいのですが丁度立て込んでおりまして』
鳴上『シャドウワーカーの仕事ですか?』
アイギス『真田さんのプロテインの調合であります』
鳴上『……』
アイギス『こちらのアイちゃん特性プロテインは他のメンバーの方々にも大変好評を頂いております』
鳴上『味の種類は?』
アイギス『コーヒー牛乳、いちごミルク、ココアなど5種類が各2個づつ。計10袋入りであります』
鳴上『何っ!?』
アイギス『今なら大好評の限定3フレーバーがセットになったお得なセットも』
鳴上『なんてお得なんだ!一つお願いします』
鳴上「陽介分も頼もうか?」
陽介「頼むよ、ほんと頼むから真面目にやってくれよ…」
鳴上「すみません、お得セット二つに変更で」
陽介「いらねぇよ!!」
アイギス『――姉さんの好きな物でありますか』
鳴上『ええ、アイギスさんなら何か知っていると思って』
アイギス『ふむむ…』
陽介「悠、電話かわってくれないか?」
鳴上『陽介が話したいそうなのでかわります』
陽介『アイギスさん?お久しぶりっす』
アイギス『花村さん。いつぞやは姉さんを助けるために尽力して頂きありがとうございます』
陽介『ラビリスは大切な仲間だから、当然のことをしたまでっすよ』
アイギス『……花村さんは』
陽介『はい?』
アイギス『…姉さんの何処に惚れたんですか?』
陽介『はは、いきなり直球っすね…』
アイギス『困らせてしまってすみません。ふと気になったものですから』
陽介『やっぱこういうことは言わなきゃですよね…俺がラビリスを好きなった理由は…』
アイギス『花村さん、そのことについてはやはり後日話しましょう』
陽介『え?』
アイギス『お互いに時間もないですし、またの楽しみにとっておきます』
陽介『プロテイン作りですか?』
アイギス『ええ、プロテインであります』
アイギス『姉さんの好きなこと、物についてでしたね』
陽介『そうです。何か知ってる範囲であったら教えてください!お願いします!』
アイギス『……』
陽介『……』ドキドキ
アイギス『姉さんは…』
陽介『ラビリスは…?』
アイギス『>>46することが好きであります!』
46 : 以下、名... - 2013/05/15(水) 16:14:54.36 dqYeAnU50 23/42ナゾナゾ
アイギス『姉さんの好きなことはナゾナゾであります!』
陽介『…な、なぞなぞ?』
真田『アイギス、プロテインはまだなのか?』
アイギス『すみません、間もなく出来上がるのでもうしばらくお待ちください』
アイギス『そういうことなので私はこれで失礼しますね。陽介さん、グッドラック!であります』
陽介「……」
>そこで電話は切れてしまった
鳴上「アイギスさんは何て?」
陽介「ラビリスの好きなことはナゾナゾだとよ」
鳴上「なぞなぞ?」
陽介「俺もわけが分からん」
鳴上「……」
陽介「……」
鳴上「アイギスさんの言ってること自体がナゾナゾになってるんじゃないか?」
陽介「そんな風には聞こえなかったけどなぁ。つか電話かける前より迷走してねーか、これ」
鳴上「……」
陽介「よっ、ラビリス」
ラビリス「花村君!久しぶりやんねー、迎えにきてくれたん?」
陽介「おう!それにラビリスには早く会いたかったからな」
ラビリス「ふふ、ありがとー」
陽介「さぁここで問題です!」
ラビリス「!?」
陽介「俺の一番好きな人は誰でしょーかっ!?」
ラビリス「あ、ナゾナゾ?ウチナゾナゾめっちゃ好きやねん!」
ラビリス「花村君の好きな人かー。難しーなー」
陽介「ヒント!最初の一文字はラです!」
ラビリス「わーかったぁ!」ポンピン
陽介「はい、ラビリスさん!」
ラビリス「ポリバケツ!」
陽介「……ファイナルアンサー?」
ラビリス「ふぁ、ふぁいなるあんさー…」
陽介「……」
ラビリス「……」ドキドキ
陽介「残念!」
ラビリス「嘘ぉ!?」
陽介「正解は……」スッ
>陽介はラビリスをそっと指差した
ラビリス「…えっ…ウチ?」
陽介「俺の一番はいつだってラビリスだ」
ラビリス「……花村君」
陽介「…ラビリス」
ラビリス「う、ウチも…花村君のこと…」
陽介「……」
ラビリス「す、すすす好きやで?」
陽介「ラビリス!」
ラビリス「花村君!」
無慈悲な言葉だ~け~が~♪(ED)
鳴上「――みたいな?」
陽介「みたいな、じゃねーよ。絶対ありえねーだろ!」
鳴上「駄目かな」
陽介「駄目、絶対駄目!」
鳴上「…あまり面白くなかったか」
陽介「判断基準おかしーでしょ!?面白い、面白くないじゃねーんだよ!」
>陽介は怒っている
陽介「だー!もう埒があかねぇ!こうなったら腹くくるぜ!でたとこ直球勝負だ!」
鳴上「どうするんだ?」
陽介「>>60する!!」
60 : 以下、名... - 2013/05/15(水) 16:56:38.56 v5R+009lO 30/42自作ポエムを添えたラブレターを贈る
鳴上「…自作ポエムか」
陽介「お、おう…」
鳴上「いいじゃないか?」
陽介「悠ならそう言ってくれると思ったぜ!」
鳴上「肝心のポエムはどうしようか」
陽介「あんまし長すぎてもあれだしな、短いのでグッとくるのがいい」
鳴上「短く、かつ心に残るポエムか…」
陽介「悠もポエム作りに協力してくれ、頼む!」
鳴上「分かった」
陽介「いいフレーズを思いついたらどんどん口に出していこうぜ」
鳴上「そうだな」
鳴上「短いポエムなら三行ぐらいが丁度いいかな」
陽介「それぐらいが打倒だわな」
鳴上「…ジュネスは毎日がお客様感謝デー」
陽介「おい」
鳴上「店内放送で聞こえてきたから」
陽介「真面目に頼むぜ?」
鳴上「任せろ」
鳴上(まず一行目は>>67…二行目は>>68…)
鳴上(一番最後のフレーズ…これは重要だ…)
鳴上(よし、三行目は>>71だ!)
67 : 以下、名... - 2013/05/15(水) 17:18:46.27 QgBeVz6w0 33/42月がきれい!君もきれい!
68 : 以下、名... - 2013/05/15(水) 17:20:14.83 v5R+009lO 34/42たまごクラブ♪ひよこクラブ♪こっこクラブ♪ダチョウクラブ♪
72 : 以下、名... - 2013/05/15(水) 17:24:23.14 dqYeAnU50 35/42私は怪人ゾナー!!
鳴上「月がきれい!君もきれい!」
陽介「たまごクラブ♪ひよこクラブ♪こっこクラブ♪ダチョウクラブ♪」
鳴上&陽介「私は怪人ゾナー!!」
鳴上「…このポエムは」
陽介「ど、どうなんだ?」
鳴上「イケル!」
陽介「ひゃっほう!明日はホームランだい!!」
――翌日 八十稲羽駅前
ラビリス「……」
陽介「そのポエムにラビリスへの思いを全部ぶちまけたつもりだ!」
ラビリス「う、ウチに?」
陽介「ああ!」
ラビリス「え、えーとぉ…」
陽介(思いよ届け!ラビリスに届け!!)
ラビリス「座布団一枚ぼっしゅー?」
陽介「…ざ、座布団?」
ラビリス「え?これ大喜利ちゃうの?」
陽介「……」プルプル
ラビリス「…?」
陽介「ちくしょぉおおおお!!」ダダッ
ラビリス「花村くん!?」
>陽介は目に涙を浮かべ走り去っていった
鳴上「やはりこうなったしまったか…」
ラビリス「鳴上くん!あんな、さっき花村くんから変な手紙渡されて…」
鳴上「それを読んでどう思った?」
ラビリス「…んー、あんまおもろなかった」
鳴上「俺もまだまだだな」
ラビリス「?」
鳴上「なんでもない。せっかくこっちに来たんだ、早速稲羽市を案内するよ」
ラビリス「ホンマ!?」
鳴上「何処か行きたいところある?」
ラビリス「ジュネス!ジュネス行きたい!」
無慈悲な言葉だ~け~が~♪(ED)
81 : 以下、名... - 2013/05/15(水) 17:48:35.03 v5R+009lO 41/42まぁ当然だわな
82 : 以下、名... - 2013/05/15(水) 17:59:53.22 IeGm9Asy0 42/42まぁこれでおしまいだわな