1 : 以下、名... - 2016/04/24 09:02:03.40 Xzn1WEOn0 1/107

ちなつ「よいしょっと」

ちなつ「お掃除おしまいっ!」

ちなつ「次は……」

ちなつ「あれ? もうすることがない?」

ちなつ「ちょっと暇になっちゃった、何かしようかな?」



何する? >>2


元スレ
【安価】ちなつ「暇だし何かして遊ぼうかな」【ゆるゆり】
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1461456123/

2 : 以下、名... - 2016/04/24 09:03:40.59 2CFiOtFDO 2/107

殺人

3 : 以下、名... - 2016/04/24 09:25:32.79 Xzn1WEOn0 3/107

ちなつ「そうだ! 結衣先輩に喜んでもらうためにお料理の練習でもしようかな!」

ちなつ「そうと決まったら、早速行動ね!」


台所

ちなつ「食材準備よし、何をつくろうかな?」

ちなつ「肉じゃがでいっか。それじゃあ……」トントントン

ちなつ「じゃがいも切って~、にんじん切って~」トントン

ちなつ「次は……」

ちなつ「……ん?」

クロイノカサカサ

ちなつ「き、きゃあああああああああ!? ゴ、ゴキ!?」スポーーーン

ガチャッ

ともこ「ちなつ~、お姉ちゃん今からちょっと……」ドスッ

ともこ「……? ……こぽっ」

ちなつ「きゃーーーーーー!? あっちいってあっちいって!!」

ちなつは気がつかなかった、すっぽ抜けた包丁が運悪くドアを開けた自分の姉の喉元に吸い込まれるように深々と突き刺さったことに。
ともこは何が起きたかもわからず、ちなつに声をかけようとするが、自分の口から出てきたのは多量の血であった。
そのままともこは床に吸い込まれるように崩れ落ち、ともこが倒れる音を聞き漸くちなつは台所に自分の姉が来ていたことに気がつく。


5 : 以下、名... - 2016/04/24 09:32:26.27 Xzn1WEOn0 4/107

ちなつ「! お、お姉ちゃん! 助けて! 黒いのがっ!」

ちなつ「……お姉ちゃん?」

ちなつ「え……? 何、これ……?」

ちなつ「赤い液体? お姉ちゃん?」

ともこ「」

ちなつ「えっ?」

ちなつ「な、なに? お姉ちゃんの首に何かが……」

ちなつ「え? え?」

ちなつ「これ、包丁?」

ともこ「」

ちなつは気がつく、ともこの首に刺さった包丁の存在に。
そして今自分が包丁を持っていないことに。

ちなつ「え? だって、私、さっき……」

ちなつ「包丁を、持ってて」

ちなつ「あっ…… 投げちゃったの?」

6 : 以下、名... - 2016/04/24 09:42:44.82 Xzn1WEOn0 5/107

ちなつは真っ白になった頭で自分の姉の首にある異物を見ていた。
そして、何を思ったのかその異物に手を伸ばし始めた。
現実逃避だったのかもしれない、自分の目に映る現実を認めたくなかったからか、それとも包丁ではなくて何か違うものと思いたかったのかもしれない。
ちなつは、ともこの首にある異物を手に取り、引き抜いてしまった。

ともこ「ごぽっ!?」ブシューーーー

ちなつ「あれ?」

ともこ「」ビクンビクン

ちなつ「あれっ? あれ……?」ビシャビシャッ

ちなつに降りかかる大量の血。
ともこの首から噴出す血を浴びながらちなつはともこを見続けた。
何が起きているか理解も出来ずに、ただ見続けていた。
やがてともこは動かなくなり、吉川家の台所には真っ赤に染まり包丁を片手持ったちなつが荒い息をして座り込んでいた。



次の行動 >>8

7 : 以下、名... - 2016/04/24 09:43:17.09 EQuOyieyo 6/107

死体を隠そう

8 : 以下、名... - 2016/04/24 09:43:41.38 Vwdtzy3so 7/107

↑+証拠隠滅

9 : 以下、名... - 2016/04/24 09:52:52.23 Xzn1WEOn0 8/107

ちなつ「…………」

ちなつ「わ、わたし……」

ちなつ「……お、おねえちゃんを」

ともこが動かなくなり数十分後。
ちなつは自分がしてしまったことを理解してしまった。
台所で横たわるともこはピクリとも動かない。
ちなつは震える手でともこの胸に手を当てる。
ともこの口からはもう血も流れていない、息もしていないことに気付いてはいたがもしかしたらまだ心臓が動いているのではと思い手を当てた。
だが、ともこの心臓の鼓動は止まっていた。
死んでいる。

ちなつ「………………うそ」

ちなつ「…………うそよ」

ちなつ「…………」

10 : 以下、名... - 2016/04/24 10:11:15.84 Xzn1WEOn0 9/107

ちなつはともこの顔を見た。
見開いた目はちなつを見ていない。
焦点すら合っていない目だったが、ちなつはその目に射抜かれ、現実を実感させられた。

ちなつ「わ、わわ、わたし……」

ちなつ「おおお、おおねえちゃんを……」

ちなつ「こここころし……」

動揺していた。
自分が姉を殺してしまったことに動揺していた。
だが、頭のどこかで冷静で冷酷な思考が巡りまわっていた。

ちなつ(……隠さないと)

ちなつ(違うっ! 救急車をっ!)

ちなつ(……まずはこの血のついた服を脱いで、台所に飛び散った血を拭き取らないと)

ちなつ(まだ間に合うかもしれないっ! 早くしないとっ!)

ちなつ(……その後はこの死体をどこかに隠して)

ちなつ(すぐに、呼ばないと……)

ちなつ(……もう無理、心臓も止まってるし、生きてるわけない)

ちなつ(それ、でも……)

ちなつ(……それなら、証拠を消して、死体もどこかに隠してしまえばいい)

ちなつの頭の中で正常な思考と狂った思考がせめぎあっていた。
数秒だったのかもしれない。
だが、ちなつの中ではとてつもなく長い時間思考をめぐらせていた。
そして、ちなつは、


狂った思考に囚われてしまった。


ちなつ「……証拠を消して、死体を隠さないと」

ちなつ「……まずはこの服で血を拭いて、後で切り刻んで少しずつ燃やす」

ちなつ「……血は拭けばいい、服も処分すればいい」

ちなつ「……この死体」

ちなつ「……どうする? >>12」

11 : 以下、名... - 2016/04/24 10:20:46.64 Vwdtzy3so 10/107

複数のゴミ袋で包んで埋めよう

12 : 以下、名... - 2016/04/24 10:27:35.53 AlhaZTz1O 11/107

↑+ごらく部のみんなに手伝わせる

13 : 以下、名... - 2016/04/24 10:42:08.46 Xzn1WEOn0 12/107

ちなつ「……小さくしてゴミ袋に入れて少しずつ運んで埋めれば怪しまれないはず」

ちなつ「……でも、あまり時間はかけれないわね」

ちなつ「……お父さん、お母さんが帰ってくるのは夕方。それまでに全部片付けないといけない」

ちなつ「……大丈夫、私ならできるわ」

ちなつ「……やらないと、やるしかないの……」

それからちなつの狂った作業は始まった。
まずちなつはともこの死体を風呂場に運び浴槽に入れ、台所の処理を始めた。
血に濡れた服であらかた拭いた後は、きれいな雑巾で丹念に拭き1時間もしないうちに台所は一滴の血もない状態に戻っていた。

その後、ちなつはシャワーを浴びた。
ともこの死体がある風呂場で。
それと同時に浴槽にお湯を注ぎ始める。
暖かい湯を張るが、それはともこの身体を柔らかいままにしておくための処置だった。
死後硬直と言うものがどれくらいで起きるかわからない、だがちなつはこの後に自分がやるであろう行為を考えたら、死体は柔らかいほうがいいと考る。

14 : 以下、名... - 2016/04/24 11:01:27.12 Xzn1WEOn0 13/107

ちなつは風呂場から出て、自分の部屋に戻り新しい服に着替える。
そして、一旦家の外に出て、家の横にある物置に姿を見られないように移動した。

ちなつ「確かこの辺りに……」

ちなつ「……見つけた」

ちなつが手に取ったものは鉈だった。
手入れがされており切れ味のよさそうな鉈。
それと一緒に大きな鋏も手に取り慎重に家に戻った。

風呂場の前に鉈と鋏を置き、ちなつは真っ黒なゴミ袋を数十枚用意する。
そして服を脱ぎ再び風呂場に入ってともこの死体の前に立った。

ちなつ「……柔らかい。これなら大丈夫ね」

ちなつ「慎重にやらないと、お風呂を傷つけないように……」

血走った目をしたちなつは鉈を手に持ち呟き続ける。
ちなつにとってともこは大事な姉であり、大好きで、尊敬する姉であった。
だが、今この瞬間、ちなつの目に映るものは、ちなつにとってただのゴミでしかなかった。
すでにちなつの心は壊れていた。

そして、ちなつがともこの身体に自分の意思で鉈を振り下ろしたとき、
ちなつの心は木っ端微塵に砕け散り、鉈と鋏を使い死体を解体するたびに歪な形で心のピースは組み合わさり、
数時間かけて全ての作業が終わり、数十の真っ黒なゴミ袋を持ち自分の部屋に戻ったときに、


怪物が生まれてしまった。

15 : 以下、名... - 2016/04/24 11:14:04.76 Xzn1WEOn0 14/107

ちなつ「以外に早くできたわね」

ちなつ「このゴミの個数…… 34個か、少し多いわね」

ちなつ「一気に運ぶのは流石に目立つ……」

ちなつ「…………」

ちなつ「ふふっ、いいことを思いついたわ」

ちなつ「一番簡単に騙せそうなのは、あかりちゃんね」

ちなつはあかりに電話をかけ始めた。

あかり『もしもし、ちなつちゃん?』

ちなつ「あかりちゃん、今大丈夫?」

あかり『うん、どうしたの?』

ちなつ「今から私の家に来てほしいんだけど大丈夫かな?」

あかり『大丈夫だよぉ。ちょうど何しようかなって思ってたんだぁ』

ちなつ「よかった。それじゃ、早めに来てね。待ってるから」

あかり『うん、わかったよぉ』

ちなつはあかりとの電話を切り、これから行う作業を考え始める。


16 : 以下、名... - 2016/04/24 11:27:41.22 Xzn1WEOn0 15/107

数十分後


ちなつの家のチャイムがなり、ちなつは足早に玄関に向かい訪問者を確認した。
そして、玄関の窓に映る人影を見て怪訝な顔をする。

ちなつ(……3人?)

ちなつ(あのシルエット……)

映りこむ人影が誰か当たりをつけたちなつは玄関を開け、訪問者の顔を見た。

ちなつ(やっぱり、ね)

京子「ちなつちゃーん! やっほー!」

結衣「やあ」

あかり「お待たせぇ、そこでみんなと会っちゃって一緒に来ちゃったんだぁ」

ちなつ(…………予定外ね)

京子「ちなちゅー! 遊ぶんなら私たちも呼んでよー!」ダキツキッ

結衣「おい、京子。ちなつちゃん、私たちも押しかけちゃって大丈夫だったかな?」

ちなつ(…………)

あかり「ちなつちゃん?」

ちなつ(あかりちゃんは大丈夫、結衣先輩も大丈夫。だけど京子先輩……)

ちなつ(あかりちゃんだけならゴミ捨てを手伝ってって言えたけど、京子先輩はゴミの中身を見てしまう可能性がある……)

ちなつ(そうなったら……)

ちなつ(何か違う方法を考えないと……)

17 : 以下、名... - 2016/04/24 11:33:02.54 Xzn1WEOn0 16/107

京子「あれ? ちなつちゃーん? どったのー?」

結衣「お前が抱きつくから機嫌が悪いんだろ……」

京子「えー? そんなことないよね? ちなつちゃん」

ちなつ(……考えながらも普段どおりにしないと)

ちなつ「もうっ、京子先輩! やめてくださいよ! 離して下さい!」

結衣「ほら」

京子「離さないよー! 私たちを除け者にしようとしたちなつちゃんにはお仕置きをしないといけないからね!」

ちなつ「結衣センパーイ! 助けてくださーい!」

ちなつは普段どおりの顔をしながら、3人の相手をして3人を自分の部屋ではなく居間に通す。
3人に少し待つように言ったちなつは自分の部屋に戻り、少しだけ考え再び3人の元に向かった。

18 : 以下、名... - 2016/04/24 11:47:44.83 Xzn1WEOn0 17/107

ちなつ「ごめんなさい、お待たせしました」

京子「んーん、待ってないよー。そんじゃ、何して遊ぶ?」

ちなつ「えっと、遊ぶ前に私がしたいことを手伝ってほしいんですけど大丈夫ですか?」

京子「?」

結衣「手伝ってほしいこと?」

あかり「どうしたのぉ?」

ちなつ「実はですね、こっそりタイムカプセルを埋めようと思って準備していたんですよ」

京子「え! 何ソレ!?」

ちなつ「で、準備したのはいいんですけど、かなりの量になっちゃってあかりちゃんに手伝ってもらって埋めようと思っていたんです」

あかり「そうだったんだぁ」

京子「ずるい! そんな事私に黙ってやろうとするなんてずるいっ!」

ちなつ「だって、京子先輩に手伝ってもらったら中身を見ちゃうじゃないですか」

京子「ソ、ソンナコトシナイヨー?」

結衣「目が泳いでるぞ」

京子「うっ…… で、でも、教えてくれたってことは今からタイムカプセルを埋めに行くの!?」

ちなつ「埋めるのは私がやります」

京子「えー」

ちなつ「だけど、運んでもらいたいんですよ。部室まで」

19 : 以下、名... - 2016/04/24 11:54:37.37 Xzn1WEOn0 18/107

結衣「部室まで?」

ちなつ「はい。私一人じゃもてないくらい作っちゃったんで」

あかり「そうなんだぁ、あかりは大丈夫だよっ!」

ちなつ「ありがとう、あかりちゃん。結衣先輩も手伝ってもらってもいいですか?」

結衣「うん、大丈夫だよ」

京子「ちょ、私は!?」

ちなつ「中身を絶対に見ないって約束してくれますか?」

京子「ウン」

ちなつ「見たら京子先輩ともう口聞きませんよ?」

京子「!? わ、わかったよー、見ないから信じて!」

ちなつ「京子先輩が見たらすぐ分かるように、私の前を歩いてくださいね」

京子「!? わ、私、どこまで信頼されてないの?」

結衣「普段の行動のせいだろ」

ちなつ「それじゃ、準備しますんでもう少し待っててください」

京子「ほいほーい」

ちなつは少し大きなドラムバックを4つ用意し、その中に黒いゴミ袋を数個入れた。
ギリギリ運べる量を入れてもゴミ袋は一度に3個しか入らなかった。
数度運ぶことを覚悟したちなつは、3人に説明し部室まで3往復をして全てのゴミ袋を運びきることに成功した。

20 : 以下、名... - 2016/04/24 12:05:28.97 Xzn1WEOn0 19/107

ごらく部


京子「つ、つかれた……」

結衣「結構キツかったね」

あかり「肩がパンパンだよぉ~」

ちなつ「ありがとうございます。本当に助かりました」

京子「いいよいいよ。そんじゃ、埋め……」

ちなつ「それは私がやります」

京子「ちぇー」

ちなつ「開けるのはみんなでやりますから、その時まで我慢してください」

ちなつ(ダミーも用意しておかないといけないわね)

京子「おっけー! 先に見ちゃうとあけたときの楽しみもなくなっちゃうし仕方ないよね!」

あかり「あっ、もうこんな時間になっちゃってる」

結衣「ほんとだ、そろそろ帰ろうか」

ちなつ「あ、私はちょっとだけ残っていきますね。先に帰っちゃって大丈夫ですから」

結衣「そう? それじゃ、私たちは先に帰るね」

あかり「またねぇ、ちなつちゃん」

京子「そんじゃねー」

ちなつ「はい、それじゃあ、また」

ちなつは3人が帰ったことを確認し、学校の裏の森にゴミ袋とスコップをもち移動した。
怪しまれない時間を考えると全てのゴミ袋を埋めることは難しい。
だから数個だけちなつは埋めて、残りのゴミ袋はごらく部の押入れ、その天井裏に運んだ。
怪しまれないよう、数回にわたり埋めなければならないと考えながら。

21 : 以下、名... - 2016/04/24 12:16:59.42 Xzn1WEOn0 20/107

吉川家


ちなつ「ただいまー」

ちなつ母「おかえりなさい。ちなつはともこがどこに行ったか知らないかしら? あの子ったら携帯も忘れてどこかに行っちゃったみたいで」

ちなつ「知らないよ?」

ちなつ母「そう、もう夕飯ができるって言うのに……」

ちなつ「それなら私お姉ちゃんが戻るまで待ってるよ。お姉ちゃんと一緒にご飯食べたいし」

ちなつ母「あらあら、それじゃあ、少し遅く準備しましょうか」

ちなつ「私も手伝うね」

その日、吉川家ではともこを待ち続けたが、ともこは戻ることは無かった。
次の日もともこは戻らず、2日目の夜ちなつの両親はともこの捜索願を警察に出し、警察はともこの捜索を開始した。
そして、ちなつはごらく部に隠したゴミ袋を数日かけて人気の無い場所に埋め、全てのゴミ袋を処理することに成功する。


今後の行動 >>23

23 : 以下、名... - 2016/04/24 12:25:01.04 2tgb04jIO 21/107

凶器処分

24 : 以下、名... - 2016/04/24 12:40:20.66 Xzn1WEOn0 22/107

ちなつはともこが行方不明になってから、かなり落ち込み、精神的に参っている……フリをしていた。
全てのゴミ袋を処理したと同時に学校を休み家で眠っているフリをして、証拠を隠滅する為に行動をしていた。

ちなつ(台所と、風呂場を酸性の洗剤を使って毎日掃除する)

ちなつ(どこまで効くか分からないけど、もしかしたら警察が家の中を調べ始めるかもしれない)

ちなつ(ネットで調べたけどやらないよりはマシ、可能性は全て潰しておかないと)

ちなつ(残りは…… 凶器の隠蔽)

ちなつ(凶器としての包丁はどこにでもある包丁、これなら変わっていても気がつかれない)

ちなつ(そして、ごらく部にある包丁とまったく同じもの)

ちなつ(ごらく部にある包丁と、家の包丁を交換して、交換した後凶器の包丁はどこかに埋める。これで凶器は処分できる)

ちなつ(ごらく部に包丁を持ってきてほしいと京子先輩に言われて、家の包丁と同じほうが使いやすいと思って用意した事がこんなところで役立つなんてね)

ちなつ(明日は学校に行って、交換したらすぐ早退ね)

25 : 以下、名... - 2016/04/24 12:53:16.67 Xzn1WEOn0 23/107

翌日 朝 ごらく部


ちなつ(包丁…… よし、これで大丈夫)

ちなつ(鞄に入れて…… 後は一度教室まで行ったら早退して、家に帰る前にどこかに埋めておかないと)

ちなつ(これで大丈夫、凶器も無くなる)

ちなつ(警察がどれだけ捜しても見つかるわけが無い、バラバラにしたゴミはかなり深く掘った穴に埋めた)

ちなつ(そうすれば行方不明扱い、家宅捜索なんてそうそう無いだろう)

ちなつ(それに、私が殺したなんて誰一人想像もしない)

ちなつ(今後も行方不明になった姉を心配する妹を演じ続ければいい)

ちなつ(とても簡単、やりきってみせるわ)

ごらく部を後にし、ちなつは学校を早退した。
あかりや向日葵、櫻子とちなつを心配し声をかけたが、ちなつは涙を流すフリをして足早に教室を去った。
学校には出たが、やはりまだ来るのは無理だと印象付ける為に。


今後の行動 >>26

26 : 以下、名... - 2016/04/24 13:23:13.06 AlhaZTz1O 24/107

結衣と京子を捕まえて拷問

27 : 以下、名... - 2016/04/24 13:51:04.31 Xzn1WEOn0 25/107

数週間後


ともこは行方不明という形で捜索は続いていたが、一向に見つかる気配は無かった。
ちなつは疑われることもなく、月日は流れ傷心の妹を演じきり数週間が経っていた。
その間ちなつは学校にも行かずに、ずっと眠っているフリをしていたが、ここ数日ある思いがちなつの心に湧き上がるようになっていた。

ちなつ(あの時のお姉ちゃん、綺麗だった……)

ちなつ(吹き上がる血、私の身体に降り注いだあったかい血)

ちなつ(私を見つめるあの顔、何が起きているのかも分からず、死んでいったお姉ちゃん)

ちなつ(……あの時どんな気持ちだったのか知りたかったな、でも仕方ないか首を刺しちゃったんだから喋れるわけないもんね)

ちなつ(ああ…… あの時の事を思い出すと…… 身体が熱くなる……)

ちなつ(もう一度……)

ちなつ(……駄目、折角ここまでやったのよ。また誰かがいなくなってしまったら今度こそ警察は本格的に事件として動き出すかも)

ちなつ(我慢よ、我慢……)

28 : 以下、名... - 2016/04/24 14:01:35.10 Xzn1WEOn0 26/107

さらに数日後


ちなつは真っ暗な部屋で布団を被り、ベットの上で丸くなっていた。
その布団の中でブツブツと呟き続けるちなつ。

ちなつ「……だめ。だめなのに」

ちなつ「がまん…… がまんしないと……」

ちなつ「がまん…… 結衣先輩……」

ちなつ「結衣先輩は私に刺されたらどんな声で叫ぶんだろう……?」

ちなつ「だめ…… 京子先輩……」

ちなつ「京子先輩の血はどんな味がするんだろう……?」

ちなつ「いけないのにぃ…… あかりちゃん……」

ちなつ「あかりちゃんは私に殺されるときにどんな顔をしちゃうんだろう……?」

ちなつ「はぁっ…… はぁっ…… はぁっ……」

ちなつ「もう…………」

ちなつ「げんかいぃぃぃぃぃ」

真っ暗な部屋に外からの光が差し込み、暗闇の中ちなつの両眼が煌いた。
その瞳は完全に狂いきり、狂気の光を携えていた。

29 : 以下、名... - 2016/04/24 14:19:43.18 Xzn1WEOn0 27/107

翌日 結衣の家


ピンポーン

結衣「はーい。いらっしゃい、ちなつちゃん」

ちなつ「……おはようございます、結衣先輩」

結衣「京子ももう少ししたら来るって」

ちなつ「……そうですか」

結衣「あかりは家族と出かけちゃってるから今日はお泊り会は出来ないけど、今日明日と私達がちなつちゃんと一緒にいてあげるからね」

ちなつ「…………」

結衣「……正直ちなつちゃんから、電話があったときは驚いたんだ。あんな事があってずっとちなつちゃんは学校を休んでいたしさ、私達がお見舞いに行っても会ってもくれなかったから」

ちなつ「……ごめんなさい」

結衣「あっ、せ、責めてないよ!? ただ私たちもどうやったらちなつちゃんが私たちと会ってくれるかって考えていた時に、ちなつちゃんのほうからお泊り会をしたいって連絡があったから驚いただけで!」

ちなつ「…………」

結衣「私たちは「結衣先輩」 ……えっ?」

結衣が振り向き見た光景は、
ちなつが少女とは思えないような妖艶な笑い顔をして、布に包まれた棒を振り上げて自分に振り下ろす瞬間だった。

30 : 以下、名... - 2016/04/24 14:28:35.95 Xzn1WEOn0 28/107

数十分後 結衣の家


ピンポーン


ちなつ「はい」

京子「あっ、ちなつちゃん?」

ちなつ「そうです」

京子「ご、ごめんね遅くなっちゃって。少し寄り道していて……」

ちなつ「大丈夫ですよ。今扉開けますね」

京子「う、うん」

結衣の家の扉が開き、京子は数週間ぶりにちなつの姿を見た。
その姿は何一つ変わっていなかったが、ちなつの表情に少しおかしな印象を受けることになった。
ちなつの表情は嬉しそうな感情が見えたからだ。
京子はその表情を見て違和感を感じたが、今日のお泊り会を楽しみにしてくれたのかと結論づける。

京子「ごめんね、これを買いに行っていたら遅くなっちゃって」

ちなつ「……なんですかそれ?」

京子「駅前のケーキ屋さんの一日限定10個のケーキなんだ。みんなで食べようと思って買ってきたんだけど思いのほか時間がかかっちゃってさ」

ちなつ「……そうだったんですね」

京子「ちなつちゃんに何をすれば一番いいかなって考えてたけどさ…… 結局思いつかなくって……」

ちなつ「…………」

京子「あんなことになっちゃって、ちなつちゃんは今とても辛いと思うけど、何かおいしいものを食べれば少しでも気分が変わるかなって思ってさ」

ちなつ「…………」

ちなつ「……ありがとうございます。嬉しいです、とっても」

31 : 以下、名... - 2016/04/24 14:38:19.38 Xzn1WEOn0 29/107

ちなつ「とりあえず入ってくださいよ。結衣先輩も待っていますよ」

京子「あ、うん」

京子は結衣の部屋に足を踏み入れた。
そして、見てしまった。
椅子に縛られて動けない状態になっている結衣の姿を。

京子「え?」

京子「結衣? ち、ちなつちゃん、これって……」

京子が振り向き、結衣と同じように見た。
ちなつが手に持った鈍器を振りかぶり、舌なめずりをしながら自分に振り下ろす瞬間を。

京子「」ドサッ

結衣「」

ちなつ「ふ、ふふふ、ふふふふふ…………」

ちなつ「ゆいせんぱ~い…… きょうこせんぱ~い……」

ちなつ「やっと…… やっとできる……」

ちなつ「もう…… がまんなんて…… できないよぉぉぉ」



拷問の種類 >>32

32 : 以下、名... - 2016/04/24 14:39:24.42 6sfmYSPjO 30/107

丁寧に指を一本ずつ関節の逆方向に折っていく

34 : 以下、名... - 2016/04/24 15:07:17.52 Xzn1WEOn0 31/107

結衣「ん……」

京子「うぅ……」

京子と結衣はほぼ同時に目を覚ました。
目を覚まして、最初に気がついたのは自分が椅子に縛られて身動きできない状態になっていることだった。
それと同時に、口をタオルで縛られて声も出せない状態になっていることに気付く。

京子「んん!? んー!! んーーっ!!」

結衣「んぐっ! んーー!」

ちなつ「あっ、先輩達やっと目を覚ましたんですね」

部屋の外からちなつがやってきて二人に声をかける。
二人は一体何が起きているのか理解できずに、くぐもった声をあげるしか出来なかった。

ちなつ「ごめんなさい、今外しますからね」

結衣「ぷはっ! ち、ちなつちゃん? これって一体!?」

京子「ぷはっ! そ、そうだよ、一体何が起きてるの!?」

ちなつ「あっ、ごめんなさい。今から説明しますね」

にこやかに笑うちなつ。
普段と変わらない様子のちなつを見たせいか、二人はこの異常事態に若干落ち着きを取り戻しちなつの言葉を待った。

ちなつ「実は先輩達を拷問したくって、こうやって動けなくしたんですよ」

結衣「は?」

京子「へ?」

35 : 以下、名... - 2016/04/24 15:12:56.81 Xzn1WEOn0 32/107

ちなつ「もう、この数日間気が狂いそうでした…… 最初は駄目だって、そんな事しちゃ駄目だって我慢してたんですけど、我慢なんて出来なかったみたいです」

ちなつ「みんなが泣き叫ぶところや私に殺されちゃうところばっかり想像しちゃって夜も眠れなかったんですよ? 私は凄く我慢したんですからもういいですよね? 我慢しなくてもいいですよね?」

結衣「な、何言ってるの?」

京子「そ、そうだよ。一体何を……」

ちなつ「だから言ってるじゃないですか。二人を拷問するんだって。まずはですね、このペンチで指を一本ずつ折っていこうと思います」

結衣「じょ、冗談だよね? わ、笑えないよ、ちなつちゃん」

京子「そ、そうだよ。こんな冗談笑えないし、怖いよ……」

ちなつ「どっちからいこうかな……」

ちなつ「……それじゃあ、京子先輩からにしましょう!」

38 : 以下、名... - 2016/04/24 15:26:06.29 Xzn1WEOn0 33/107

ちなつの視線は京子に向かった。
京子はちなつから出る異様な雰囲気に身体を震わせる。
ペンチを片手にゆっくりと近づいてくるちなつに京子は呼びかけ続けた。

京子「ち、ちなつちゃん。怖いよ、やめてよ」

結衣「ちなつちゃん! どうしちゃったんだよ!?」

ちなつ「…………」

京子「ほ、ほんとにやめて。笑えないよこんなこと」

結衣「ちなつちゃん!! 何か言ってよ!!」

ちなつ「…………」

京子「い、いつもの冗談が気に障ったんなら謝るから。だ、だからもうやめて、ほ、ほらみんなでケーキ食べよ? ねっ」

京子との距離が0になり、ちなつは京子の手に優しく触れる。
綺麗な手だとちなつは思った、そして今からこの手を指を滅茶苦茶に壊すのだと思ったら言いようの無い気持ちが溢れ出して来る。

ちなつ「大丈夫ですよ。とっても痛いと思いますけど、どんな気持ちか教えてくださいね」

京子「やめ、やめて……」

結衣「や、やめろーーーー!!」

ちなつは京子の人差し指をペンチで挟み、関節の逆側まで持っていき。
その指を折った。

京子「いぎっ!? いだぁぁぁぁぁぁぁぁ!?」

ちなつ「あっ………… はぁぁぁ…………」

結衣「き、京子ぉぉぉぉ!!!!」

39 : 以下、名... - 2016/04/24 15:41:42.55 Xzn1WEOn0 34/107

京子「いだいぃぃ!! いだぁぁぁぁ!!」

ちなつ「う…… うぅぅぅ…………」

結衣「京子っ!! 京子っ!!」

京子「いやぁぁ…… いだいよぉぉ……」

ちなつ「あっ…… はぁん……」

結衣「ちなつちゃん!!!! 何考えてんだよっ!!!! もうやめろよっ!!!!」

ちなつは京子が痛みを訴え、泣き叫ぶ姿を見た瞬間に下腹部に熱を帯び、全身に信じられないくらいの快感が襲った。
いつも元気な先輩、泣き叫ぶ姿なんて見たことも無かった。
しかし、他ならぬ自分の手で今京子は苦しんでいる、泣き叫んでいる。
京子が苦痛で顔を歪めるたびに、苦痛を訴えるたびに、ちなつの脳内で何かがスパークし続ける。
ちなつはもう止まらなかった。

ちなつ「す、すごいです…… 私が思っていたより…… ずっと……」

京子「いだぃぃぃ…… いやぁぁ……」

ちなつ「も、もっと、もっと聞かせてください!」

ちなつ「京子先輩のっ! 声をっ!」

ちなつ「見せてくださいっ! その苦しんでる顔をっ!!」

結衣「ちなつちゃん!!!! やめろっていってるだろ!?」

ちなつ「…………折角いい気分だったのに、水を刺さないでくださいよ」

ちなつは結衣を冷たい目で睨んだ。

ちなつ「後で、ゆっくりと結衣先輩もやってあげますから待っててくださいね」

ちなつ「それまでは黙っててください」

結衣「や、やめっ!! もがっ!?」

再び結衣は口をタオルで縛られ声を出せない状態にされてしまった。

40 : 以下、名... - 2016/04/24 15:56:27.96 Xzn1WEOn0 35/107

ちなつ「京子先輩、お待たせしましたぁ」

京子「ひぎっ!? こ、こないでぇ……」

再びペンチを片手に京子との距離をつめる。
既に指を一本折られてしまった京子は、また同じように指を折られてしまうのではないかと恐怖し動かせない身体を必死によじって逃げようとする。
しかし、ちなつはそんな京子を抱きしめるように覆いかぶさり、耳元で呟いた。

ちなつ「……今だけは、私は京子先輩が一番好きですよ……」

京子「っ!?」

ちなつ「……だからぁ、もっと聞かせてくださいねぇ、京子先輩の鳴き声をぉぉぉ!!」

京子「い、いやぁぁぁぁあああぁぁぁぁああぁああああぁ!!」

数十分京子の地獄は続いた。
一本ずつ指を折られ、両手の指を折られ、10本の指があらぬ方向に向いていた。
その間京子は泣き続けていた。
早くこんな悪夢から覚めてと願いながら叫び続けていた。

しかし、絶え間なく続く痛みが、これは現実だと京子に突き付ける。
そして、10本指が折られたときに京子はやっとこの地獄から開放されるのかと少しだけ安堵した。
だが、京子の地獄は終わらなかった。

全ての指を折った後にちなつは指の第一関節を折り始めた。
再び襲い掛かる痛みに京子は白目をむき気絶しかけるが、次々襲い掛かる痛みに気絶することも出来ずに生き地獄を味わっていた。

京子の叫びも喉が潰れたのかなくなり、
ちなつが全ての指と指の関節を折り終わったところで、京子は開放された。

42 : 以下、名... - 2016/04/24 16:11:05.63 Xzn1WEOn0 36/107

ちなつ「はぁっ…… はぁっ…… す、すごすぎます……」

京子「」

ちなつ「こんな気持ち始めてです…… 私、本当に京子先輩のことを好きになっちゃったのかもしれないです……」

京子「」

ちなつ「……? 京子先輩?」

京子「」

ちなつ「もうっ、酷いですよっ! 折角私の気持ちを言ったのに聞いてくれないなんて」

京子「」

ちなつ「まぁいいです。さてと……」

ちなつは結衣を見た。

ちなつ「あれ? 結衣先輩?」

結衣はちなつに見られた瞬間に、顔を真っ白にして硬直した。

ちなつ「どうしたんですか? 顔が真っ白ですよ?」

結衣も最初はちなつに対して怒りの感情しか感じなかった。
京子に対して酷いことをし続けるちなつ。
許せない気持ちが心を渦巻いていた。
だが、笑いながら淡々と京子に拷問を続けるちなつを見るうちにひとつの感情が結衣の心に生まれた。

それは本能的な恐怖。
京子に対して拷問するちなつは確かに言った。
自分にも後で京子と同じことをすると。
それを考えてしまった結衣は、京子を見てしまった。
自分の未来を見るかのように。

そこにいた京子は白目をむき、泡を吹きながらも痛みを訴え続けている。
京子の悲惨な姿は結衣の恐怖を煽り、結衣の心は既に怒りは小さくなり、恐怖が際限なく膨れ上がり続けていた。
そして、京子の拷問が終わり、ちなつは自分を見た。
そう、次に拷問されるのは自分だと言う様に。



結衣に対するちなつの行動 >>44

44 : 以下、名... - 2016/04/24 16:16:25.77 W4pTuno00 37/107

結衣をレイプする

49 : 以下、名... - 2016/04/24 16:46:39.56 Xzn1WEOn0 38/107

ちなつ「結衣先輩? 大丈夫ですか?」

結衣「」ガタガタガタガタ

ちなつ「どうしちゃったんですか? とりあえず口のタオルを外して……」

結衣「はぁっ…… た、たすけて…… やめて……」

ちなつ「?」

結衣「お、おねがい。こんなこともうやめて……」

ちなつ「こんな事って、お二人を拷問することですか?」

結衣「そ、そう。おねがいだから正気に戻ってよ……」

ちなつ「私は正気ですよ?」

結衣「ち、違うっ! ちなつちゃんは今おかしくなってるんだよ! お姉さんがいなくなって精神的に参ってるんだって!」

ちなつ「お姉ちゃんですか……?」

結衣「おねがい…… 早くこの縛った紐を解いて…… それで、京子を病院に連れて行かないと……」

ちなつ「ああ、そういうことですね。結衣先輩勘違いしてますよ」

結衣「え……?」

ちなつ「お姉ちゃんを殺したのは私なんです。行方不明なんかじゃなくって、私が殺してバラバラにして死体を隠したんですよ」

結衣「…………は?」

50 : 以下、名... - 2016/04/24 16:58:53.70 Xzn1WEOn0 39/107

ちなつ「今までは精神的に参ったフリをしてたんですけど、結衣先輩も私の演技に騙されてたんですね! ふふふ、私女優の才能もあるのかも?」

結衣「……ころし? えっ?」

ちなつ「だから、結衣先輩が思ってるように私がおかしくなったんじゃなくって、私は自分の意思で先輩達にこんな事をしてるんです。先輩達の苦しんでる顔を見たくって」

結衣「な、なんで?」

ちなつ「? なんでって? ……ああ、拷問の理由ですか? う~ん…… なんて言えばいいんですかね?」

ちなつ「如いて言えば、私がお姉ちゃんを殺しちゃったときに言いようの無い何かを感じたんです。それを考えていたら、みんなの顔が浮かんできたんです」

ちなつ「結衣先輩、京子先輩、そしてあかりちゃん」

ちなつ「みんながお姉ちゃんと同じようになったらどうなるのかなって、どんなことを私に言うのかなって、私はその時どんなことを思うのかなって」

結衣「わ、わけわかんないよ、やっぱりおかしいよ……」

ちなつ「だからおかしくないですって。私は私がやりたいことをやってるんですから」

ちなつ「だから…… 結衣先輩……」

結衣「っ!?」

ちなつ「次は、結衣先輩の番ですよぉ」

結衣「ひぃぃぃぃぃっ!?」

51 : 以下、名... - 2016/04/24 17:07:07.85 Xzn1WEOn0 40/107

結衣は先ほど見た京子に対する拷問を想像し、必死に暴れ始めた。
全身を動かし、指は握りこみ、ちなつが近づけないように暴れまわっていたが、縛り付けられた状態ではその動きも最小限になり、難なくちなつに押さえ込まれてしまった。

ちなつ「ふふふ、先輩赤ちゃんみたいですね?」

結衣「いやっ!! いやぁぁぁぁぁぁっ!!」

ちなつ「ほら、手を開いてくださいよ」

結衣「やだっ!! 絶対に嫌だぁぁぁっっっ!!」

ちなつ「わがまま言わないでくださいよ」

ちなつは結衣の手を開かせようと、結衣にお願いをしていたが、
結衣がそんなお願いを聞くわけもなく、手を握りこんで指を守り続けた。

ちなつ「もう…… 結衣先輩、なんで私のお願い聞いてくれないんですか?」

結衣「聞くわけ無いだろっ!? もう止めて離してっ!!」

ちなつ「……あの間接をポキッって折れる感触も心地よかったんだけどなぁ。違う方法にしようかな」

結衣「!?」ゾクリ

ちなつの発言に結衣は再び身体を強張らせる。

ちなつ「お姉ちゃんと同じように刺してみようかな? でもそれじゃまた後の処理がめんどくさいし……」

結衣「」ガタガタガタ

ちなつ「……あ、そうだ。やっぱり私の好きな結衣先輩には苦しんでいる姿より、気持ちよくなってもらいたいな」

結衣「」ガタガタガタ

ちなつ「だから、結衣先輩」

ちなつ「結衣先輩を今からレイプしちゃいますね」

結衣「っっっ!?」

52 : 以下、名... - 2016/04/24 17:19:39.33 Xzn1WEOn0 41/107

結衣はちなつに服を切り刻まれ全裸に近い状態にされた。
その状態になり、恥ずかしさもあったが若干安堵する結衣。
性の知識もあり、これからされるであろうことも予想はついていた。
実際嫌でたまらなかったが、京子のような痛みを味わうよりは遥かにマシだと思い結衣は抵抗もせずにちなつのされるがままとなる。

ちなつ「結衣先輩? 反応が無いんじゃつまらないですよ?」

結衣「…………」

それはせめてもの抵抗だった。
何も出来ない今、結衣に出来る抵抗はちなつに何の反応も返さないこと。
先ほどからちなつは自分や京子が泣き叫ぶたびに笑っていた。
そして、今こうやって無反応でいると、つまらなそうな顔で自分を見続けている。

自分の胸をちなつに舐められながら結衣ははやく終わってほしいと考え続け、
ちなつの責めに反応すらせずにされるがままになっていた。
ちなつはそんな結衣を見ながら、結衣の身体を味わっていた。
反応が無いのはつまらなかったが、憧れの先輩が自分の好きに出来ている今、
京子を拷問していたときとは違う感覚がちなつの胸に湧き上がっていた。

ちなつ「結衣先輩…… 結衣先輩の身体、綺麗ですね……」

結衣「…………」

ちなつ「それじゃ、結衣先輩の初めて、私の手でもらっちゃいますね」

結衣「っ……」ピクン

ちなつの言葉に結衣は反応を見せる。
やはり嫌だった、こんな形で奪われるなんて思っていなかった。
だが、あんな目にあうくらいならと、あんなむごい仕打ちを受けるくらいならと、
結衣は目を瞑り、これから訪れるであろう痛みに覚悟した。

ちなつ「……やっぱり、反応ないのって駄目ですよね」

結衣「…………」

ちなつ「だからぁ、ちょっと激しくいっちゃいますねぇ」

結衣「え……?」

ちなつは結衣の秘部にあてがった指を離し、
指を握りこんで、拳を作り、
そのまま結衣の秘部に突っ込んだ。

結衣「うっ…… ぎぃぃぃやぁぁぁああああぁぁぁああぁぁぁぁぁあああぁぁぁぁ!!」

53 : 以下、名... - 2016/04/24 17:33:52.70 Xzn1WEOn0 42/107

ちなつ「~~~~~~っっっ!! こ、これっっっ!! すごいぃぃぃっ!!」

ちなつ「私の手っ! 全部結衣先輩に包まれてるっ!!」

手を動かし続けるちなつ。
信じられないくらいの痛みに結衣は一瞬で意識を飛ばしてしまった。

結衣「がはっ……」ガクン

ちなつ「あれ? 結衣センパ~イ、寝ちゃ駄目ですよ~」

そしてちなつは結衣の中で手を開き掴める肉を思い切り握り締めた。

結衣「ぎっ!? うぎあ”ぁぁぁぁぁぁあああぁぁああぁぁ!!」

ちなつ「おはようございます! ほら、凄いです! 見てくださいよ結衣先輩!」

結衣「あ”あ”あ”あ”あ”あ”っっっ!!」

ちなつ「いい声…… んぁっ!!」ビクン

ちなつ「んっ…… またイっちゃった……」

ちなつ「もっと、もっと、一緒に気持ちよくなりましょうねぇ、結衣せんぱぁい」

結衣「あ”あ”ぁぁぁっっっ!! うぎぁぁぁあ”あ” あ”あ”っっっ!!」

54 : 以下、名... - 2016/04/24 17:38:43.52 Xzn1WEOn0 43/107

1時間後


結衣の部屋は無残な光景が広がっていた。
両手の指があらぬ方向を向き、白目で泡を吹きながら気絶している京子。
全裸で椅子に縛り付けられ、京子と同じように白目をむき気絶し、その秘部よりおびただしい量の血を流す結衣。

そしてその二人を見ながら顔を赤らめるちなつ。
結衣の家に来てから、どれだけ絶頂を味わったか分からないくらいに達し続けたちなつは二人を見て何を考えているのか。
無言で二人を見続けるちなつは、次の行動を起こした。



次の行動 >>56

56 : 以下、名... - 2016/04/24 17:56:00.74 IXu+jGp+o 44/107

あかりは後回しにして綾乃ちゃん呼ぼうか

57 : 以下、名... - 2016/04/24 18:13:09.11 Xzn1WEOn0 45/107

ちなつ「はぁ~~~~っ、すごかったぁ」

ちなつ「夢中になって結衣先輩も京子先輩もこんな状態になっちゃった」

ちなつ「また二人が起きたら遊んでもらわないといけないわね」

ちなつ「その間は…… あかりちゃんがいてくれたら、あかりちゃんで遊べたんだけどなぁ……」

ちなつ「家族でお出かけって、もう……」

ちなつ「二人を無理矢理起こしてもいいけど…… う~ん……」

ちなつ「…………」

ちなつ「あ、そうだ」

ちなつ「ごらく部のみんな以外の人にこんな事をしたら私はどう思うんだろう?」

ちなつ「……想像してみようかな」

ちなつ「…………」

ちなつ「…………」

ちなつ「……だめ、全然来ない。みんなをお姉ちゃんと同じにするって考えただけであんなにキてたのに。他の人だと何も感じない」

58 : 以下、名... - 2016/04/24 18:23:04.81 Xzn1WEOn0 46/107

ちなつ「……私が大切にしてる人じゃないと駄目なのかな?」

ちなつ「ううん、物は試し、私たちと仲のいい生徒会のみんなで想像してみよう……」

ちなつ「…………」

ちなつ「…………んっ」

ちなつ「……ちょっと ……よかった」

ちなつ「……決めた。生徒会の誰かを呼ぼう」

ちなつ「誰にしようかな? やっぱり向日葵ちゃんか櫻子ちゃん……」

ちなつ「ううん、違う……」

ちなつ「この二人の姿を見せて、一番ショックを受ける人……」

ちなつ「……杉浦先輩」

ちなつ「んっ! 今、想像したらかなりよかった」

ちなつ「呼ぶのは杉浦先輩に決定ね」

ちなつ「ふふふ…… じゃあ、京子先輩のスマホを使って……」

59 : 以下、名... - 2016/04/24 18:29:59.02 Xzn1WEOn0 47/107

数十分後 結衣の家の前


綾乃「もうっ! 歳納京子ったら、いきなり呼んで遊ばないかって」

綾乃「船見さんの家に呼び出して、すぐきてって言ったっきり連絡もくれないなんて、ほんと自分勝手なんだから!」

綾乃「で、でも、休日に歳納京子と朝から遊べるなんて……」カァァァァ

綾乃「……この服変じゃないかしら?」ドキドキ

綾乃「……髪型も変じゃないわよね?」ワタワタ

綾乃「……」スーハースーハー

綾乃「よしっ! いくわよっ!」ピンポーン

ちなつ「は~い」ガチャッ

綾乃「あら? 吉川さん?」

ちなつ「あっ、杉浦先輩! お待ちしてましたぁ!」

綾乃「もしかして、ごらく部のみんなが集まって何かしてるのかしら?」

ちなつ「いえ、あかりちゃんはいませんよ。京子先輩と結衣先輩で遊んでたんですよ~」

綾乃(? 今何か変だったような……?)

ちなつ「二人とも中にいますんでどうぞ上がってください」

綾乃「そ、それじゃあ」

ちなつ「はい、こちらにどうぞっ」グイッ セナカオシ

綾乃「きゃっ!?」

綾乃(私の背中を押して歩かせようとするなんて、吉川さんってこんな子だったかしら?)

60 : 以下、名... - 2016/04/24 18:50:10.87 Xzn1WEOn0 48/107

綾乃「お、押さないで、そんなに急かさなくても大丈夫よ?」

ちなつ「あ、ごめんなさい。早く見てもらいたいものがあったのでつい」

綾乃「? 私に?」

ちなつ「そうですよ」

綾乃(何かしら? もしかして歳納京子がなにか変ないたずらでも仕掛けているのかも……)

綾乃「船見さん、おじゃましま……」ガチャッ

綾乃「な…… なに、これ?」

綾乃は自分の目に映る光景に絶句する。
ドアの開けた正面に椅子に縛られて京子と結衣がそこにいた。
だが、二人は綾乃が見たこともない苦悶の表情で気絶しており、結衣にいたっては全裸で椅子の周りに血が滴る状態だったからだ。
しばし立ち尽くしていた綾乃だったが、自分の背後から抱きつかれるような感触を感じ、意識を後ろに向けた。

ちなつ「二人の姿、どう思いますか?」

綾乃「ど、どう思うって…… 一体何なの? は、早く救急車を呼ばないと、船見さん怪我してるじゃないっ!」

ちなつ「結衣先輩だけじゃないですよ? 京子先輩もよく見てくださいよ」

綾乃「え……? な、何? 歳納京子の手が……?」

ちなつ「そうですよ、京子先輩の手は、今全部の指の骨と間接が折れてぐちゃぐちゃな状態なんです」

綾乃「なっ!?」

ちなつ「凄かったですよ? 泣き叫んで、あんな京子先輩初めて見たなぁ……」

綾乃「よ、吉川さん? あなた一体何を?」

ちなつ「結衣先輩もとてもよかったんです。結衣先輩の初めてを貰っちゃいましたし、私も凄く気持ちよかったですしとても素敵な一時でした」

綾乃「え? な、なんで私縛られて……?」

ちなつ「でも、思ったんです。ごらく部のみんなで遊ぶのはとても素敵な気分になれるんですけど、他の人たちだったらどうなのかって?」

綾乃「何? 何なの?」

ちなつ「杉浦先輩はどうしようかな?」



綾乃に対するちなつの行動 >>61

61 : 以下、名... - 2016/04/24 19:58:13.51 GnVniWa/0 49/107

洗脳

62 : 以下、名... - 2016/04/24 20:18:22.22 Xzn1WEOn0 50/107

いつの間にか縛られていた綾乃は、この惨場を生み出したのはちなつだということに気がつく。

綾乃「よ、吉川さん、まさか、あなたが、ふ、二人を?」

ちなつ「はい、そうです」

綾乃「何を考えているのよっ!? 早く二人を解放しなさいっ!!」

ちなつ「あれ? さっきの話を聞いていなかったんですか? そんな事できるわけないじゃないですか」

綾乃「馬鹿なこと言ってないで早くしなさいっ!!」

ちなつ「……あの、杉浦先輩。自分の立場分かっていますか? 杉浦先輩もこれから二人みたいになるんですよ?」

綾乃「っ!」

ちなつ「大人しくしていれば、あんまり痛めつけないようにするかもしれませんよ?」

綾乃「…………」

ちなつ「そうそう、そうやって今は黙ってくださいね。後からいくらでも泣き叫んでくれればそれで……」

綾乃「……さいよ」

ちなつ「?」

綾乃「私はどうなってもいいわ、だから二人を解放しなさいよ!!」

63 : 以下、名... - 2016/04/24 20:34:01.99 Xzn1WEOn0 51/107

ちなつ「えっと…… 杉浦先輩が二人の代わりになるってことですか?」

綾乃「……そういってるの」

ちなつ「この後結構キツイのを京子先輩にしようと思ってたんですけど?」

綾乃「二度も言わせないで、私が二人の代わりになる。だから二人を解放して」

ちなつ「…………」

ちなつ(ふぅん…… 杉浦先輩ってこういうときでも真面目な人なんだ……)

ちなつ(なんだか覚悟も決めちゃってるし、こんな人を責めてもあんまり面白く無さそう……)

ちなつ(…………)

ちなつ(……そうだ)

ちなつ(ふふふ、いいことを思いついちゃった)

64 : 以下、名... - 2016/04/24 20:40:34.10 Xzn1WEOn0 52/107

ちなつ「杉浦先輩って京子先輩のことを好きなんですよね?」

綾乃「!? 急に何を……」

ちなつ「私と同じニオイが杉浦先輩からするんですよ。女の子しか愛せないっていうニオイが」

綾乃「……訳の分からないこと言ってはぐらかさないで。早く二人を……」

ちなつ「いいんですか? このままだと京子先輩は杉浦先輩のモノには絶対になりませんよ?」

綾乃「……何を言ってるのよ」

ちなつ「京子先輩は結衣先輩を好きだってことです。二人とも意識もしてないですけど、両思いなんですよ?」

綾乃「……黙りなさい」

ちなつ「かわいそうな杉浦先輩…… 杉浦先輩はあんなに京子先輩のことを想っているのに…… 京子先輩は杉浦先輩を見ることなんてありえないんです」

綾乃「……それ以上何かいったら本当に怒るわよ」

ちなつ「私は知っているんです。杉浦先輩が京子先輩に近づきたくて、ああやってちょっかいを出していることに…… いつも杉浦先輩は京子先輩に思いを伝えたいのに一歩踏み出せないことに……」

綾乃「黙りなさいって言っているの!!」

ちなつ(……まだ、駄目か)

ちなつ(それなら精神的に弱らせてから)

65 : 以下、名... - 2016/04/24 20:50:54.48 Xzn1WEOn0 53/107

ちなつ「分かりました、それじゃあ、二人を解放することは出来ませんけど、一人だけなら解放してあげますよ」

綾乃「!!」

ちなつ「ただし、杉浦先輩が選ばなかったほうは殺しますけど」

綾乃「!? ま、まちなさい、吉川さん、あなた今……」

ちなつ「選ばないほうを殺します。選ばなかったら二人とも殺します。選択権はありません、時間は3分、はい、スタート」パンッ

綾乃「ま、待ちなさいっ! どこに行くの!?」

ちなつ「包丁をもってきます。すぐ戻りますし、その間もカウントは続けますからね」

綾乃「待ちなさいって言ってるのよ!! ちょっと!!」

ちなつは言葉どおりキッチンからすぐ戻ってきた。
その手に2本の包丁を持ち。
そして、叫び続ける綾乃を無視し、京子と結衣の背後に立ち綾乃に見せ付けるように二人の頭上に包丁を構えた。

66 : 以下、名... - 2016/04/24 20:57:03.55 Xzn1WEOn0 54/107

綾乃「や、やめなさい。冗談でもそんなことは……」

ちなつ「冗談でもなんでもないですって。はい、後1分30秒ですよ?」

綾乃「二人はあなたの先輩でしょ!? あんなに仲良かったのになんでこんな!?」

ちなつ「二人とも大事で大好きな先輩ですよ。だからこうなってるんです、残り1分15秒」

綾乃「お、おかしいわ。吉川さん、あなた頭がおかしいわ……」

ちなつ「そんなことないですよ? 残り1分」

綾乃「…………」

ちなつ「選ばなかったら二人とも殺すって言ってるんですけど? 残り45秒」

綾乃「あなたにそんな事できるわけがないわ……」

ちなつ「できますよ。だってもう私一人殺してますから。残り30秒」

綾乃「なっ……」

ちなつ「ほら、残り20秒」

綾乃「ま、まって……」

ちなつ「待ちません。残り10秒」

綾乃「い、いや……」

ちなつ「5」

ちなつ「4」

ちなつ「3」

ちなつ「2」

綾乃「ま、まって! 歳納京子! 歳納京子を選ぶからぁっ!!」

67 : 以下、名... - 2016/04/24 21:11:17.14 Xzn1WEOn0 55/107

ちなつ「…………」

ちなつ「ふふふ、安心しましたよ。てっきり二人とも見殺しにするんじゃないかって思っちゃいました」

綾乃「うぅ…… うぅぅぅぅ……」

ちなつ「でも、杉浦先輩は酷い人ですね。さっきの私の言葉を聞いて、自分の邪魔になる人を殺そうと思ったんですよね?」

綾乃「なっ!? ちが……」

ちなつ「違わないですよ? 杉浦先輩は、京子先輩を選んだんですから。結衣先輩は死んでもいいって思ったんですよね。そうじゃないと選べませんよね?」

綾乃「こ、こんな選択、あなたが無理やり……」

ちなつ「私は杉浦先輩に選んでもらっただけですよ? 杉浦先輩は自分の意思で結衣先輩を殺そうって思ったんじゃないですか」

綾乃「違う…… 違う……」

ちなつ「それじゃあ、選ばれなかった結衣先輩はかわいそうですけど死んでもらいます」

綾乃「!?」

ちなつ「結衣先輩、大好きですよ」

68 : 以下、名... - 2016/04/24 21:21:02.20 Xzn1WEOn0 56/107

ちなつは包丁を振りかぶり結衣に振り下ろした。
その包丁は結衣の肩に食い込んで半分程刃がめり込んだところで止まった。
それと同時に結衣は目を覚まし苦悶の叫びをあげた。

結衣「いぎぃぃぁぁぁぁぁぁぁぁぁああぁぁぁぁ!?」

綾乃「い、いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

ちなつ「……はぁん き、気持いい……」

ちなつは蕩けるような顔をして結衣を見続けた。
そして綾乃は地獄のような光景を目に焼きつけたあと、目を閉じ震え始めた。
だが、目を閉じても聞こえる結衣の苦悶の声と、ちなつの喘ぎ声は綾乃の心を浸食し始め、綾乃の精神は弱り始める。

綾乃「いや、いや、いや…… こんなのうそ、うそよ……」

ちなつ「…………」

ちなつは目を閉じ呟き続ける綾乃の元に歩み寄り、耳元で囁くように話し始めた。

ちなつ「はぁっ…… 杉浦せんぱぁい…… 正直になりましょうよぉ……」

綾乃「ひぃっ!?」

囁かれた綾乃は目を見開きその声の主を見てしまった。
そしてまた悲鳴を上げる。
顔中を血で染め上げたちなつを見て。

綾乃「いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?」

ちなつ「そんなに怯えないでくださいよぉぉ、杉浦先輩が選んだ結果なんですよぉ?」

綾乃「ち、ちち、ちが…… わ、わわわわたしは…………」

ちなつ「よぉく見てくださいね。今の結衣先輩の姿」

綾乃「うぁぁぁぁぁ………… あぁぁぁぁぁぁ…………」

69 : 以下、名... - 2016/04/24 21:32:11.89 Xzn1WEOn0 57/107

綾乃「うぁぁぁぁぁ………… あぁぁぁぁぁぁ…………」

綾乃は無理矢理目を開かされ、結衣の姿を見る。
結衣も血で染まりきっており、とても生きているような状態ではなかった。

綾乃「ぃゃ………… ぃゃぁぁぁぁ…………」

ちなつ「結衣先輩はあんな状態でもう助からないです」

綾乃「ぅぁぁぁぁ…………」

ちなつ「普通なら」

綾乃「ぇ…………?」

綾乃は既にまともな思考が出来なくなっていた。
ただ無垢な子供のようにちなつの言葉を聞き続ける。
ちなつは再び結衣に近づき、その唇にキスをした。
すると結衣は咳き込みながら目を開き、再び苦悶の声を上げ始めた。

ちなつ「見てくれましたか? 杉浦先輩」

綾乃「ぁぁぁ……」

ちなつ「私がどんなことをしても結衣先輩は死なないんです」

綾乃「な、ん、で…………?」

70 : 以下、名... - 2016/04/24 21:43:12.34 Xzn1WEOn0 58/107

綾乃は既にまともな思考が出来なくなっていた。
ただ無垢な子供のようにちなつの言葉を聞き続ける。
ちなつは再び結衣に近づき、その唇にキスをした。
すると結衣は咳き込みながら目を開き、再び苦悶の声を上げ始めた。

ちなつ「見てくれましたか? 杉浦先輩」

綾乃「ぁぁぁ……」

ちなつ「私がどんなことをしても結衣先輩は死なないんです」

綾乃「な、ん、で…………?」

ちなつ「これが本当の愛なんです。愛する人が与える痛みでは人は死なないんです。むしろ二人の絆は深まるんですよ」

綾乃「…………あい?」

ちなつ「そうです、私と結衣先輩は愛し合えたんですよ。私が結衣先輩に痛みを与えることによって」

綾乃「……いたみ?」

ちなつ「ええ、最初は結衣先輩も私の想いに答えてくれませんでした。ですけど、こうやって結衣先輩に痛みを与え続けるうちに結衣先輩は私の想いに答え始めてくれたんです!」

綾乃「……おもい」

ちなつ「とても嬉しかった、こんなに嬉しいことはなかった…… 今まで秘めていた想いに答えてくれたんですよ? 私の好きな、愛している人がっ!」

綾乃「…………あいして ……としのーきょーこ」

ちなつ「……」ニィィィッ

71 : 以下、名... - 2016/04/24 21:48:12.36 Xzn1WEOn0 59/107

ちなつ「その後に気付いたんです! 私が与える痛みは、私の想いに答えてくれた結衣先輩にとって絆となることに!」

綾乃「……きずな」

ちなつ「そうです! 私たちは真実の愛を手に入れたんですよ! 杉浦先輩もほしくないですか? 想いに答えてもらいたくないですか? 京子先輩を自分のモノにしたくないんですか!?」

綾乃「…………」

ちなつ「私は、杉浦先輩にも…… 私と同じ思いをしていた杉浦先輩だからこそこうやって真実の愛を見つける方法を教えたんです! 一人で秘めた想いを伝えられなくて辛い思いをする気持は私が一番よく分かるんです!」

綾乃「……」

ちなつ「杉浦先輩…… 私たちは一緒なんです…… だから、すぎうらせんぱいも、わたしといっしょに、なりましょうよ?」

綾乃「……」

ちなつ「さぁ、わたしの、てをとってください」

綾乃は差し出された手を、

掴んだ。

72 : 以下、名... - 2016/04/24 22:04:09.62 Xzn1WEOn0 60/107

綾乃「……わたしもほしい」

ちなつ「はい」

綾乃「としのーきょーこに気持ちを伝えて答えてもらいたい」

ちなつ「はい」

綾乃「愛してもらいたい」

ちなつ「大丈夫です」

綾乃「愛したい」

ちなつ「できますよ、杉浦先輩なら」

綾乃「ずっと一緒に」

ちなつ「杉浦先輩なら京子先輩と永遠の愛を手に入れることが出来ますよ」

ちなつ「だから、杉浦先輩……」

綾乃はちなつが指差す方、京子に目を向ける。
綾乃はちなつに拘束を解かれ、ふらふらと京子に向かって歩き始める。
その手に包丁を持ち。

73 : 以下、名... - 2016/04/24 22:06:44.21 Xzn1WEOn0 61/107

ちなつ「うまくいったわね」

綾乃の姿を見ながらちなつは思う。
全てがうまくいったと笑いながら。

ちなつは結衣に包丁を突き立てたが、それは結衣を殺すためのものではなかった。
全ては綾乃の正常な思考を奪うため、異常な状況を作り上げるためのフェイクだった。

包丁を突き立てた後、ちなつは綾乃の姿を見た、目を瞑りこちらを見ていないことを確認し、結衣を再び気絶させる。
そしてちなつは結衣の血で自分と結衣を真っ赤に染め上げ、綾乃に見せ付けた。
綾乃は二人の悲惨な姿、特に結衣は刃を突き立てられ死んだものと思ってしまう。

その後、ちなつは結衣にキスをする際に、結衣の舌を少しだけ噛み切った。
その痛みで結衣は目覚め、綾乃にとってはまるで死人が生き返ったかのように見えた。
そして綾乃は完全に正常な思考を破壊されてしまうこととなったのだった。

後はちなつが話す言葉が吸い込むように綾乃の脳裏に刻まれていく。
どんなにおかしな言葉だったとしても正常な思考を奪われた状態の綾乃にとってはそれが正しく思えてしまった。

こうして、綾乃はちなつの手に堕ちることとなる。

ちなつ「ふふっ、これで杉浦先輩が京子先輩を殺しちゃったら、杉浦先輩に全ての罪を擦り付けてしまえばいいわね」

ちなつ「本当に馬鹿な人、ふふふふふ……」


今後の行動 >>74

74 : 以下、名... - 2016/04/24 22:09:24.14 bdea4bqvo 62/107

姉を埋めた場所を訪問

76 : 以下、名... - 2016/04/24 22:38:17.08 Xzn1WEOn0 63/107

ちなつは綾乃と京子を見ながら考えていた。

京子「うぅ……」

綾乃「としのーきょーこ……」

ちなつ(杉浦先輩を責めて私がどんな気持ちになるか試したかったんだけど、思いもがけず変なことになっちゃったわね)

京子「ぁ…… あやの?」

綾乃「ふふっ、どうしたの? としのーきょーこ?」

ちなつ(これはこれで面白いし、罪を擦り付ける駒が出来たって考えればいいわね)

京子「た、たすけて…… ちなつちゃんが……」

綾乃「大丈夫、としのーきょーこは私が愛するんだから」

ちなつ(……それならお姉ちゃんを殺したのも杉浦先輩に擦り付けちゃえばいいか)

京子「え? 綾乃? な、なんで、包丁を……?」

綾乃「最初は痛いみたい。でも我慢してね。すぐに痛みが私たちの絆になるんだから」

ちなつ(それじゃあ、お姉ちゃんの頭部を持ってきておけばいいか)

京子「い、いや…… やめて、綾乃……」

綾乃「まずはその手に私の愛を刻んであげるわね。いくわよ、としのーきょーこ」

ちなつ(そうと決まったら、血を流して埋めた場所までいかないとね)

京子「やめ…… いぎぁっぁぁぁぁぁぁぁぁ!! いだぁぁぁぁあああああっぁ!!」

綾乃「ああ…… としのーきょーこが私の愛に答えてくれてる…… 嬉しい……」

ちなつ(ふふふ、杉浦先輩は完全にこっち側になったわね。念のためにここまで見ていたけど、もう本当に大丈夫ね)

77 : 以下、名... - 2016/04/24 22:47:22.21 Xzn1WEOn0 64/107

ちなつ「杉浦先輩、私少しだけ外に行ってきますね」

綾乃「あら? 分かったわ、それじゃあ私はこのままとしのーきょーこと愛を語り合っているから」

ちなつ「はい、でもあんまり無茶しないでくださいね。まだ杉浦先輩と京子先輩は真実の愛を得てないんですから、無茶しちゃうと京子先輩と愛を語れなくなってしまいますからね」

綾乃「わ、分かっているわよ。今はあなたがとしのーきょーこにつけた愛を私の愛で上書きしてるだけなんだからっ!」

ちなつ「あ、そうでしたね。あのときは私も京子先輩と愛し合ってしまって…… でも、京子先輩が私の想いに答えてくれなかったからこそ、京子先輩に本当に相応しいのは杉浦先輩だって気付けたんです。だから、私のつけた愛は杉浦先輩が消してくださいね」

綾乃「そんなこと、分かってるわ! さあ、としのーきょーこ! 私の愛を受けとめてっ!」

京子「ぃゃ…… ゃぁぁ……」

ちなつ「それじゃ、結衣先輩、ちょっとシャワー借りますね」

結衣「」

ちなつは京子の悲鳴を聞きながら、バスルームへ向かい血を流した後にともこの頭部を埋めた場所に向かい結衣の家を後にした。

79 : 以下、名... - 2016/04/24 23:03:47.57 Xzn1WEOn0 65/107

学校裏の森


ちなつ「えっと…… 確かこの辺りに……」

ちなつ「あ、あった。この石の下だったわね」

ちなつは自分の記憶を頼りに、ともこの頭部を埋めた場所にたどり着き、
スコップで土を掘り起こし始めた。
掘ること数十分、数メートルに達したところでちなつはスコップに何かが当たる感触を感じ手を止めた。

ちなつ「あ、見つけ……」

ちなつ「あーー、やっぱり腐ってるわよね」

ちなつ「それを見越してゴミ袋を持ってきたけど、ちょっと臭いがきついわね……」

ちなつはともこの頭部を見ながらため息をつく。

ちなつ「もう、だめだよお姉ちゃん。こんなに酷い臭いを出しちゃ、お姉ちゃんの好きな人に振り向いてもらえないよ?」

ちなつ「私がちょっとだけお手入れしてあげるからね。ちゃんとしないと駄目だよ?」

ちなつは頭部を何重にもしたゴミ袋に入れた後、持ってきていた消臭剤を無造作にゴミ袋に入れる。
そのままゴミ袋を何重にも縛り、臭いが漏れていないことを確認すると持ってきていた鞄に入れその場所を後にした。

ちなつ「こうやってお散歩をするのって久しぶりだね」

ちなつ「私が小さい頃はこうやってよくお姉ちゃんに連れて行ってもらったっけ」

ちなつ「あ、今は私がお姉ちゃんを連れて行ってるよね?」

ちなつ「あはは、どうでもいっか。こうやってのんびりお姉ちゃんとお散歩できるのなんてもう無いかもしれないし今を楽しまないとね」

ちなつはにこやかに笑いながら鞄を持ち歩き始めた。


今後の行動 >>81

81 : 以下、名... - 2016/04/24 23:15:11.92 Tmioiqreo 66/107

あかりがあらわれる

82 : 以下、名... - 2016/04/24 23:41:01.47 Xzn1WEOn0 67/107

ちなつが歩いていると後ろから声をかけられた。

「ちなつちゃん!」

ちなつ「? あ……」

ちなつ「あかり、ちゃん? あれ? あかりちゃんは家族と旅行に行っていたんじゃ……?」

あかり「ちなつちゃんがみんなとお泊り会をしたいって聞いて飛んで戻ってきたんだよぉ」

ちなつ「私の為に?」

あかり「うん…… あかりはちなつちゃんの為にできることなんて殆どないけど、でも一緒にいてあげることはできるから……」

あかり「あんな事があってちなつちゃん、すごい落ち込んじゃって…… あかりはそんなちなつちゃんの為に何かしたいのに何も出来なかったから……」

あかり「だから、ちなつちゃんがあかりに何かしてほしいことがあるんだったらあかりはちなつちゃんの為になんでもするって決めたんだ。だから…… うぅ、なんだかうまく伝えれないよぉ……」

ちなつ「あかりちゃん……」

ちなつ「あかりちゃぁん」ダキッ

あかり「きゃっ! ち、ちなつちゃん?」

ちなつ「私の為に来てくれたんだよね?」

あかり「うん、そうだよぉ」

ちなつ「う・れ・し・い」

ちなつはあかりに抱きついたままあかりの肩に頭を乗せ心の底から出た言葉を呟いた。
あかりもちなつが嬉しいといってくれたことに喜び笑った。
ちなつも笑っていた。
あかりには見えなかったが、歪みきった顔で笑っていた。
その笑顔は獲物を見つけた肉食獣のような笑顔だった。

83 : 以下、名... - 2016/04/24 23:46:20.92 Xzn1WEOn0 68/107

あかり「それじゃあ、結衣ちゃんの家にいく?」

ちなつ「そうね…… どうしようかな」

あかり「あれ? 鞄も持っているし結衣ちゃんの家に行こうとしてたんじゃないの?」

ちなつ「あ、これは違うの。別の物が入った鞄、お泊り用の鞄は家にあるのよ」

あかり「そうなの?」

ちなつ「うん。結衣先輩の家に行くのも……」

あかり「?」

ちなつ(あかりちゃんで遊ぶのにも杉浦先輩と京子先輩の声が聞こえてたんじゃ、気が散るからね……)

ちなつ(どうしようかな……)


ちなつとあかりの今後の行動 >>84

84 : 以下、名... - 2016/04/24 23:51:18.23 A9vmmQUMO 69/107

あかりの家で遊びながら色々考えてみよう

86 : 以下、名... - 2016/04/25 00:15:27.33 Qm9Uh66E0 70/107

あかり「それじゃあ、あかりのお家に来て少し遊ぶ?」

ちなつ「え?」

あかり「みんな旅行に行ってるから今あかりのお家は誰もいないんだぁ、だからいろんなことが出来るよぉ?」

ちなつ「……そうね、そうしましよっか」

あかり「うんっ!」ニコニコ


あかりの家


あかり「それじゃあ、何して遊ぶ~?」

ちなつ「あかりちゃんがやりたいことでいいよ?」

あかり「駄目だよっ! 今日はちなつちゃんに付き合って一日遊ぶって決めたんだから!」

ちなつ「そう? それなら……」

ちなつ(あかりちゃんで遊ぶのは後でもできるし)

ちなつ「トランプでもする?」

あかり「いいよぉ~」ニコニコ

ちなつ「それじゃ、ババ抜きね」

あかり「うん、トランプ持って来るねぇ」

ちなつ「はーい」

その後、ちなつはあかりの家で遊んでいた。
最初はあかりに拷問をかけてあかりの反応を楽しもうと思ったちなつだったが、なぜか普通に遊び様々なことを考えていた。

87 : 以下、名... - 2016/04/25 00:23:46.54 Qm9Uh66E0 71/107

ちなつ(……なんだろう? こうやって普通に遊ぶのは何年も前のことのように感じる)

ちなつ(さっきまでの胸の奥から湧き上がってくる何かが止まっちゃった……)

ちなつ(あかりちゃんとこうやって普通に遊んでいるのが…… 楽しい……)

ちなつ(他愛もないゲームをしたり、おしゃべりしたり、こうやってお菓子を一緒に作っているのが楽しい……)

あかり「ちなつちゃ~ん、もうちょっとで焼けるねぇ」ニコニコ

ちなつ「うん、いい香りがしてきたね」

あかり「えへへ、楽しみだねぇ」ニコニコ

ちなつ「うん」

ちなつ(この気持ち…… 私の胸の奥で何かが叫んでる……)

ちなつ(さっきまでとは違う何か、あの時…… 私がお姉ちゃんを、……しちゃったときにどこかに行っちゃった気持ちが……)

ちなつ(耳障り…… じゃない……)

ちなつ(私、どうしたいの……?)

ちなつ(あかりちゃんに、どうすればいいの?)


ちなつの次の行動 >>88

88 : 以下、名... - 2016/04/25 00:26:27.00 j99OfASIo 72/107

もしもの話としてぼかしながら自分の所業をあかりに相談

89 : 以下、名... - 2016/04/25 00:38:08.33 Qm9Uh66E0 73/107

ちなつ(あかりちゃんに、聞いてもらいたい)

ちなつ(私の、やってしまったことを)

ちなつ(ううん、そんな事は駄目…… でも……)

ちなつ(あかりちゃんなら、私を、ゆる……くれるのかな?)

ちなつ(全部は話すことなんて出来ないけど…… だけど……)

ちなつ「…………」

あかり「上手に焼けたよねぇ~、おいしいよぉ」ハムハム

ちなつ「ねぇ、あかりちゃん。ちょっと私の話を聞いてくれないかな?」

あかり「? どうしたのぉ?」

ちなつ「もしも、もしもの話なんだけど……」

あかりはちなつの顔を見て、顔色を変えて姿勢を正しちなつの話を聞き始める。
それもちなつが今までに見せたことの無いような真剣な顔で話し始めたからだった。

ちなつ「私が誰かを殺しちゃったら、あかりちゃんはどう思うかな?」

あかり「え……」

ちなつ「もしもの話だよ、私が事故でも故意でも誰かを殺したとき、あかりちゃんは私の事をどう思うかなって」

あかり「……えっと」

ちなつ「…………」

あかり「……あかりは、そんな事になったらちなつちゃんと一緒に泣いちゃうかも」

90 : 以下、名... - 2016/04/25 00:50:10.79 Qm9Uh66E0 74/107

ちなつ「え?」

あかり「だって、ちなつちゃんが誰かを、その…… ころしちゃうって、事故をおこしちゃうかよっぽどのことが無い限りないよね」

あかり「どっちにしてもちなつちゃんはとっても傷ついちゃうと思うんだ…… それで、あかりはそんなときにちなつちゃんにしてあげれることなんて…… 上手に慰めることもできないと思うし…… だから泣いちゃうと思うちなつちゃんと一緒に……」

ちなつ「人を殺しちゃうんだよ? あかりちゃんはそんなときでも私を責めないの?」

あかり「あかりはちなつちゃんを責めたりしないよ…… ちなつちゃんが傷ついて、苦しんでるってわかるもん。そんなちなつちゃんを責めるなんてあかりにはできないよぉ……」

ちなつ「そっか…… それならさ、私が誰かを、例えば結衣先輩や京子先輩に酷いことをしたらあかりちゃんはどう思うかな?」

あかり「え……」

ちなつ「私がおかしくなってさ、二人を傷つけちゃうの。もうどうしようもない位に、元の関係に戻れないくらいに」

あかり「な、なんでそんな事聞くのぉ?」

ちなつ「例えばの話だよ。そんなときだったらあかりちゃんは私を責める? それとも……」

あかり「……そんな事、わかんないよぉ」

ちなつ「…………ふぅん、分からない、か」

あかり「……でも」

91 : 以下、名... - 2016/04/25 00:59:38.16 Qm9Uh66E0 75/107

あかり「もしも、そんな事になったらあかりはもう一度みんなが元の関係に戻れるように頑張るよ」

ちなつ「……無理だって」

あかり「そんなことないよぉ」

ちなつ「絶対に無理よ」

あかり「そんなことないもん! だって、京子ちゃんも結衣ちゃんも昔からあかりがどんなことしても笑って許してくれたもん!」

あかり「だから、ちなつちゃんが二人に酷いことしても二人は許してくれるよ!」

ちなつ「……」

あかり「……ちなつちゃんが二人に何かしちゃったならあかりも一緒に二人に謝るよ?」

ちなつ「え?」

あかり「しちゃったんだよね?」

ちなつ「た、たとえ話だよ? たとえ話! 早とちりしすぎよあかりちゃん!」

あかり「だって、ちなつちゃん…… 泣いてるよ?」

ちなつ「え……」

あかりに言われてちなつは気付いた。
自分の頬に涙が伝っていることに。
その涙はいったい何なのか、今のちなつには分からなかった。


ちなつの今後の行動 >>92

92 : 以下、名... - 2016/04/25 01:01:27.05 oGwq0UDco 76/107

力はこめないままあかりの首に両手を添えて「これでも?」

94 : 以下、名... - 2016/04/25 01:15:55.25 Qm9Uh66E0 77/107

ちなつ「涙? あれ?」

あかり「二人とケンカしちゃったのかな? だからさっき悲しそうに歩いてたんだよね?」

ちなつ「悲しそう? 私が?」

あかり「うん、さっきのちなつちゃんすごく悲しそうにしてた。顔は笑ってたけど、だけどとっても悲しそうだった……」

ちなつ「うぅ……」

あかり「ちなつちゃん?」

ちなつ「ううぅぅぁぁぁぁぁぁ!!」

あかり「!?」

ちなつは頭を抱え、唸るような声を出し始め、
あかりはそんなちなつを心配しちなつの肩に手をかけ背中を擦る。
ちなつは心配そうに自分を覗き込むあかりから目を離せずにいた。

ちなつ(頭が痛い、キモチワルイ)

ちなつ(あかりちゃんを見ていないと頭がオカシクなりそうになる。でも、あかりちゃんを見ているとあかりちゃんを壊したくなる)

ちなつ(あかりちゃんも先輩達みたいに、ぐちゃぐちゃにしたい!!)

ちなつ(…………ちがう)

ちなつ(あかりちゃんの泣き叫ぶところを見たい、聞きたいっ!!)

ちなつ(…………いや)

ちなつ(あかりちゃんを、壊したいっ!!!!)

ちなつ(だめっ!!!!)

ちなつ「うぁぁぁぁああああああぁぁ!!!!」

あかり「っ!?」

ちなつはあかりの首を両手で掴み、そのままあかりを押し倒した。

95 : 以下、名... - 2016/04/25 01:21:15.04 Qm9Uh66E0 78/107

ちなつ「わたしはぁっ!! こんなことを!! やっちゃったのよっ!?」

あかり「…………」

ちなつ「結衣先輩もっ!! 京子先輩もっ!! 私の手でぐちゃぐちゃにしたのっ!!」

あかり「…………」

ちなつ「これからぁ! あかりちゃんもぉ! わたしのてでぇ! めちゃくちゃにぃぃぃ!!」

あかり「…………」

ちなつ「これでもっ! あかりちゃんはっ! わたしをしんじるのっ!?」

ちなつ「これでも!?」

あかり「ちなつちゃん……」

ちなつ「っ!?」

あかり「ちから、入ってないよ?」

あかり「震えてるよ…… ちなつちゃん……」

ちなつ「うっ…… うぅぅぅ……」

ちなつ「うぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」



ちなつは正気に戻る? 戻らない? >>96

96 : 以下、名... - 2016/04/25 01:21:50.36 sSN0ts3nO 79/107

戻る

97 : 以下、名... - 2016/04/25 01:39:02.66 Qm9Uh66E0 80/107

ちなつはあかりの首を絞めることが出来なかった。
手が自分のものじゃないように震えていた。
そして、自分を信じ続けてくれたあかりを、壊すことができなかった。
歪に組みあがったパズルのピースが元に戻っていく。

ちなつの頭の中に罹っていたモヤが消えていく。
思い出す記憶。

大好きな姉を殺してしまった、姉の身体をバラバラにしてしまった。
心に焼き付けられるような痛みが襲い掛かる。

京子と結衣に取り返しのつかないことをしてしまった。
かけがえの無い先輩、二人とも憧れた先輩。
自分が傷つけ、壊した。
再び心が砕け散るような痛みを感じる。

そしてあかりを壊そうとした。
嬉々として、想像の中では何回も壊し、殺しつくしていた。
再びちなつの心は粉々に砕け散りそうになるが、
自分の手にあかりの手の感触を感じあかりの顔を見る。

あかりが少しだけ微笑んだ顔を見て、
ちなつの心は元の形に戻り、ちなつは姉が死んでから始めて悲しみの涙を流した。

98 : 以下、名... - 2016/04/25 01:49:52.33 Qm9Uh66E0 81/107

ちなつ「うわぁぁぁぁぁん! わたし、わたしぃぃぃぃ!!」

あかり「大丈夫、何があったかはわからないけど、あかりはちなつちゃんを信じるから……」

ちなつ「わた、わたし…… とんでもないことを……」

あかり「大丈夫、大丈夫だよ」

ちなつ「うぁぁぁぁぁぁん! わぁぁぁぁぁぁん!」

あかり「ね、一緒に謝りにいこ? 二人に酷いことをしちゃったんだよね? あかりと一緒に」

ちなつ「っっっ!!」

ちなつの脳裏に二人と共にいる人物の姿が浮かび上がった。

ちなつ「だ、だめ……」

ちなつが結衣の部屋を出て行くときに、綾乃は京子に狂った刃を突き立てていた。
既にちなつが結衣の家から出て数時間。
今、どうなっているのか分からない。
京子だけではない、結衣も碌に手当てもせずに放置してきている。
ちなつは跳ねる様に立ち上がり、結衣の家に向かい駆け始めた。

あかり「ち、ちなつちゃん!?」

ちなつ「あかりちゃん、すぐ戻るからっ、ここで待ってて!」

あかり「ま、まって」

ちなつはあかりの家を飛び出し、結衣の家へ全力で駆け抜けた。

99 : 以下、名... - 2016/04/25 02:18:14.13 Qm9Uh66E0 82/107

結衣の家


ちなつ「はぁっ! はぁっ! はぁっ!」バーン

綾乃「としのーきょーこ、ふふふ、としのーきょーこぉ」

ちなつ「す、杉浦先輩……」

綾乃「あら? 吉川さんじゃない? ほら見て、としのーきょーこが私の愛を漸く受け入れてくれたのよ?」

京子「あやの、好きだよ…… だからもう、いたいの、やだぁ……」

綾乃「あら? としのーきょーこったら、まだ私の愛で気持ちよくなれないなんて」

綾乃「もっと私の愛が必要なようね?」

京子「ひぃぃっ!?」

ちなつ「っ!」

ちなつは綾乃に近づき綾乃が持った包丁を取り上げた。
綾乃はちなつの行為に怪訝な顔をするが、少しはなれたところに倒れている結衣に刺さった包丁を見つけると、その包丁を手にする為に立ち上がる。

綾乃「もうっ、どうしたのよ吉川さん? あなたの愛を刻む道具はここにあるでしょ? 私ととしのーきょーこの愛の営みを邪魔しないでほしいのだけど?」

ちなつ「……私が、こんな事をしたわたしが言う言葉じゃないと思います」

綾乃「?」

ちなつ「でも、もう止めてください…… こんなの駄目なんです……」

綾乃「止めるって? なんで止めるの? 嫌よ、折角としのーきょーこが私を見てくれているのに」

ちなつ「お願いです…… 杉浦先輩も元の杉浦先輩に戻ってください……」

綾乃「もう、本当に邪魔ねっ! これ以上邪魔するようなら、私にも考えがあるわよ?」

綾乃はちなつに掴みかかると、ちなつが奪った包丁を奪い返し再び京子に向き直る。

100 : 以下、名... - 2016/04/25 02:19:09.71 Qm9Uh66E0 83/107

綾乃「ごめんなさい、邪魔が入っちゃったわね…… 吉川さん? 本当に邪魔なんだけど?」

ちなつは京子の前で手を広げ綾乃の凶刃から京子を守る為に立ちふさがる。

ちなつ「さっき話した私の話、全部デタラメなんです!」

綾乃「はぁ?」

ちなつ「杉浦先輩を…… 私と同じようにおかしくするためについた嘘なんです!」

綾乃「……」

ちなつ「だから、こんな事もう止めてください! こんな事をしても京子先輩は……」

綾乃「あなた、消えて」

ちなつは綾乃が包丁を自分に向けて振りかぶる瞬間を見た。
その時の綾乃の目は、ここ数週間の間、鏡に映った自分の目と同じ色をしていた。
スローモーションに見える光景の中、ちなつは諦めにも似た笑いを浮かべ、自分の首筋を切り裂くであろう包丁を見ながら考える。

ちなつ(……どうしてこんな事になったのかな?)

ちなつ(あの時に、お姉ちゃんをすぐに病院に連れて行っていれば……)

ちなつ(あの時に、現実逃避せずに自分がしでかしたことに向き直っていれば……)

ちなつ(あの時に、みんなを壊したいなんて狂った妄想に取り付かれていなければ……)

ちなつ(ううん、あの時とか考えちゃだめ……)

ちなつ(私がやってしまったことなんだ…… 全部私が……)

ちなつ(みんなを巻き込んで、杉浦先輩なんて私と同じようにおかしくなって……)

ちなつ(……でも、もうこれで終わり)

ちなつ(お姉ちゃん…… 私もそっちに……)

ちなつ(……あは、そうだった、私がお姉ちゃんと同じところになんかいけないよね)

ちなつ(結衣先輩、京子先輩、杉浦先輩ごめんなさい)

ちなつ(お姉ちゃん、ほんとうにごめんなさい)

ちなつ(そして……)


選択肢
1. あかりが来て助けてくれる。
2. キュートなちなつは綾乃の刃をかわし、綾乃を取り押さえることができる。
3. ちなつは綾乃に首を切られる。現実は非常である。


101 : 以下、名... - 2016/04/25 02:19:51.76 Qm9Uh66E0 84/107

>>102

102 : 以下、名... - 2016/04/25 02:22:25.32 IiwHMtzzo 85/107

3と1の複合がいいどす
だめなら2

103 : 以下、名... - 2016/04/25 02:50:19.16 Qm9Uh66E0 86/107

ちなつ「あかりちゃんに、最後に会いたかったな……」

ちなつの望みは声に出ていた。
そしてその瞬間、結衣の家の扉が開き、誰かが中に入ってきた。
綾乃はそれに気を取られ、ちなつへの一撃を外してしまった。
そして、乱入してきた人物はちなつの姿を見ると声を上げていた。

あかり「ちなつちゃん!!」

ちなつ「!?」

ちなつはあかりの姿を目にした瞬間、身体中から力がわきあがってくることを感じた。
そして気がつく、綾乃があかりを見ながら何を思っているのかと。
綾乃はあかりを殺すつもりだ。
それに気付き、ちなつは綾乃に飛び掛り、二人はもつれ合いながら床に転がっていた。

綾乃「っ!?」

ちなつ(絶対に、あかりちゃんは、あかりちゃんはぁぁぁっ!!)

あかり「ち、ちなつちゃん!?」

綾乃「いい加減に…… してっ!!」

ちなつ「うぁぁぁぁぁぁ!!」

ちなつは綾乃をつかみ、そのまま床に後頭部をたたきつけた。
綾乃は後頭部を強く叩きつけられて、そのまま意識を飛ばした。
だが、それと同時に綾乃が突き出した包丁は、ちなつの首に吸い込まれるように、何かに導かれるように突き刺さった。
その位置は、ちなつがともこに刺した位置と寸分たがわず同じ位置であった。

104 : 以下、名... - 2016/04/25 02:56:29.93 Qm9Uh66E0 87/107

ちなつ「え……?」

あかり「いっ!? いやぁぁぁぁぁぁぁ!?」

綾乃「」

ちなつ「けほっ…… こぽっ……」

あかり「ま、まって、だめ、あ、うあ……」

ちなつ(あはは…… こうなっちゃったのか……)

あかり「だめぇ…… だめだよぉ……」

ちなつ(あかりちゃん…… こんな私の為に泣かないで……)

あかり「ど、どうしよう…… どうしよう……」

ちなつ(焦った顔をしたあかりちゃんもかわいいな…… あはは、こんなときなのに変なこと考えちゃってる……)

あかり「そ、そうだ、救急車、救急車を呼ばないとっ」プルルルガチャツ

ちなつ(うん、それでいいよ、京子先輩や結衣先輩、杉浦先輩を病院に……)

あかり「あのっ! 凄い怪我をしてるんですっ! お願いです! はやく、早く来てくださいっ!」

ちなつ(それじゃあ、わかんないよ…… 住所とか言わないと……)

ちなつはあかりが慌てふためいて救急車を呼ぶ姿を見ながら、ぼんやりと考えていた。

ちなつ(このまま、私が死んじゃったら、杉浦先輩が私を殺した犯人になっちゃうよね……)

ちなつ(あかりちゃんに…… 言わないと、伝えないと……)

ちなつ(悪いのは全て私…… みんな犠牲者なんだって……)

ちなつ(でも、喋れない、刃が邪魔して喉を動かせない……)

ちなつ(それなら…………)

ちなつは最後の力を振り絞り身体を起こした。
急に起き上がったちなつにあかりは目を丸くして驚き、動かないようにちなつを止めるが、ちなつはあかりの静止を聞かずに自分の喉に刺さった包丁の柄をもち、
引き抜いた。

105 : 以下、名... - 2016/04/25 03:06:23.32 Qm9Uh66E0 88/107

あかり「ひっ!? な、なんでっ!? 何やってるのちなつちゃぁぁぁん!?」

ちなつ「げぽっ…… ずごじだけ、じゃべれる……」

あかり「やだっ! こんなに血がぁっ!? 止まってよぉっ!」

ちなつ「あがりぢゃん…… ぎいで…… げほっ」

あかり「し、喋らないで! 血が、血が……」

ちなつ「いいがら…… わだぢのざいごのおねがび……」

あかり「やだぁ、やだぁぁぁ、そんな事いわないでよぉぉ」

ちなつは泣き喚くあかりの頬に血で濡れていない手で触れ微笑みかけた。
あかりはちなつの顔をみて、普段と変わらない笑い顔のちなつを見て、言葉を失ってしまう。

ちなつ「わだじ、びんなをぎずつけだのは、ぜんぶわだしなの」

あかり「傷つけた……?」

ちなつ「う”ん…… あがりぢゃん”がはなじで…… ぞうじないど、ずぎうらぜんぱいが……」

あかり「わかんないよ…… わかんないよぉ……」

ちなつ「……こうしで、これはぜんぶじご…… わだじがこうなっだのもぜんぶじごなの…… げほっ! ごぽっ!」

あかり「ちなつちゃん!?」

ちなつ(伝わらない…… もっと時間があれば……)

あかり「だめっ、目を閉じないでっ!」

ちなつ(これだけ、伝えないと…… あかりちゃんなら、できるはず……)

ちなつ「ゆいぜんぱい、ぎょうこぜんばい、ずぎうらせんばいを…… 救ってあげて」

あかり「救う? 助ければいいの? みんなを助ければいいの!?」

ちなつ「…………」コクン

106 : 以下、名... - 2016/04/25 03:11:44.70 Qm9Uh66E0 89/107

ちなつ(何て自分勝手なお願いなんだろ? あかりちゃんは関係ないのに巻き込んで、私のせいで起きた事をあかりちゃんに押し付けようとしている)

ちなつ(ほんとうに救いようの無い女ね、私って……)

あかり「みんな助ける! たすけるからぁ! ちなつちゃん! 目を閉じないでぇ!!」

ちなつ(もう声も出せない、動けない、目もかすんできた)

あかり「だめぇぇぇ、おきてぇぇぇ」

ちなつ(あかりちゃん…… 泣かないで……)

あかり「ちなつちゃぁぁぁぁぁん!!」

ちなつ(あかりちゃん…… さよなら)

ちなつ(………とう)

ちなつ(…き)

ちなつ()

107 : 以下、名... - 2016/04/25 03:19:21.22 Qm9Uh66E0 90/107

エピローグ



あかりは今日も病院に来ています。
この病院にはあかりの大事な人たちが入院している病院です。
いつもの病室へあかりは足を運びます。

京子「あ、あかりちゃん。今日も来てくれたんだ……」

あかり「うん、お見舞いにきたよぉ」

京子「いつもありがとね。私うれしいよ……」

京子ちゃんはあの時の記憶を失ってしまっています。
それどころか中学生になった記憶も無い状態です。

あかり「今日はね、こんな事があったんだぁ」

京子「わぁ~、すごいね~」

京子ちゃんはあかりの話を聞くのが好きでいつも学校の話をしてほしいって言ってくれます。
京子ちゃんはもう少ししたら退院できるって話です。
そうしたら、京子ちゃんとあかりは同級生です。

1時間くらい話したのかな?
あかりは次の病室に行くのに京子ちゃんとお別れをします。
京子ちゃんは決まって寂しそうな顔をしますが、また明日というと笑って手を振ってくれます。
傷だらけの手で。

108 : 以下、名... - 2016/04/25 03:34:44.47 Qm9Uh66E0 91/107

次に訪れた病室は、結衣ちゃんの病室です。
結衣ちゃんはまだ起き上がれない状態です。
あの日から1年近く経ったのですが、結衣ちゃんは8ヶ月以上眠ったままでした。
血を流しすぎたことによる後遺症だということとお医者さんには聞いています。

それでも、今はリハビリを行いながら少しずつ起き上がる訓練をしているそうです。
あかりもそんな結衣ちゃんのお手伝いをしています。

あかり「結衣ちゃん、こんにちは」

結衣「あかり、毎日悪いね」

あかり「ううん、気にしないで、あかりがやりたいからやってるんだから」

あかりは結衣ちゃんの身体をマッサージしています。
結衣ちゃんが眠っているときにお医者さんに教えてもらったマッサージです。
寝たままだと筋肉が衰えていくので、毎日マッサージをすれば大分違うと聞いてからは毎日やっています。
だけどやっぱり素人がやることですから、結衣ちゃんが起きてすぐ動けるなんてことは無かったです。

結衣「あかりは、京子のところに行ってきたの?」

あかり「うん、元気そうだったよ」

結衣「そっか……」

109 : 以下、名... - 2016/04/25 03:39:00.98 Qm9Uh66E0 92/107

結衣ちゃんはあの日の事を覚えているみたいです。
最初はちなつちゃんの名前を出したとたんに錯乱状態になってしまいました。
あかりがちなつちゃんがやってしまったことを知ったのはそのときでした。
凄くショックでした。
でも、あかりにはちなつちゃんを、恨めませんでした。
最後に見たちなつちゃんは、みんなのことを助けてといっていました。
ちなつちゃんはあのときにはみんなに対して後悔の気持ちでいっぱいだったんだと思います。
結衣ちゃんはちなつちゃんのことを許せないみたいですけど、あかりはいつか結衣ちゃんとも、京子ちゃんともちなつちゃんのことを話したいと思っています。

あかり「あっ、もうこんな時間。ごめんね、結衣ちゃん、今日は行かなきゃ行けないところがあるの」

結衣「……ん、そっか。また、来てね、あかり……」

あかり「うん、また来るよ、結衣ちゃん」

結衣ちゃんは利き腕じゃない左手で手を振ってくれました。
後遺症が残り、まともに動かせない利き腕を庇いながら。

110 : 以下、名... - 2016/04/25 03:54:49.69 Qm9Uh66E0 93/107

最後に訪れたのは、一般病棟とは違い、隔離された病棟です。
ここに入る許可を得るのに1年近くもかかってしまいました。
あかりはお医者さんと一緒にある病室の前にたどり着きます。

お医者さんが病室の鍵を開けて病室に入ると、そこにはベットに縛り付けられるように拘束された杉浦先輩の姿がありました。

綾乃「あら? 赤座さんじゃない?」

杉浦先輩は目だけを動かしてあかりを見つめます。

あかり「杉浦先輩、こんにちは」

綾乃「ええ、こんにちは。といっても私には今が何時かもわからないのだけどね」

あかり「…………」

杉浦先輩は心の病に罹ってしまっています。
それも恐ろしい病に罹っているってお医者さんは言っていました。

綾乃「私、赤座さんと話したいわ。私と一緒の病室になる人はみんなどこかに行ってしまうのよ? お医者様も私の話を聞いてくれないし」

あかり「はい…… あかりも杉浦先輩とお話をしたいです」

綾乃「本当に? うふふ、嬉しいわ」

綾乃「それじゃあ、何から話しましょうか? 年頃の私たちなら恋の話でもどうかしら?」

杉浦先輩がそういうと、あかりと杉浦先輩の間にお医者さんが割って入り話を途切れさせられてしまいました。
杉浦先輩はお医者さんを怖い目で見たかと思うと、あかりに笑いかけながら言ってくれました。

綾乃「もう、酷いわねっ! 赤座さん、また来てくれると嬉しいわ」

あかり「はい、また来ます…… 絶対に来ますから……」

綾乃「お願いね、来ないと、私、寂しいんだから」

杉浦先輩の心の病が治るまで、あかりは杉浦先輩に会いに行くつもりです。
お医者さんには止められ続けています。
杉浦先輩に罹った心の病は移るんだって、あかりにも移るかもしれないから止めておくように言われます。
だけど、ちなつちゃんの最後の約束、みんなを助けるという約束。
あかりはみんなを助ける為にこれからもこの病院に通い続けるつもりです。

111 : 以下、名... - 2016/04/25 04:15:22.65 Qm9Uh66E0 94/107

最後にあの日……
いえ、ちなつちゃんのお姉さんが失踪してからの事件のことですが、
事件の内容は報道されることはありませんでした、ただ失踪事件と、傷害事件が起きたということだけが記録されているだけです。

あまりにも凄惨な、恐ろしい事件だったらしいです。
社会的な影響が凄いという理由で報道されず、事件の内容は一部の関係者にしか知られていません。

ちなつちゃんがなんであんな事件を起こしてしまったのか。
あの日あかりの家でちなつちゃんがあかりに相談した言葉。
もっと早くちなつちゃんと話し合っていればと後悔の念はつきません。

でも、あかりには最後にちなつちゃんと交わした言葉、あかりがみんなを助ければいいのかと聞き返したときにちなつちゃんは確かに頷いてくれました。
あかりはあの時からみんなを救うことを考えて行動しています。

お姉ちゃんや、あかりの近しい友達にこの事を話したことがあります。
だけど、死んだ人の言葉に囚われないでといわれてしまいました。
そのときに少しだけ怒った気がします。

ちなつちゃんが最後に、あかりにお願いしてくれた言葉。
その言葉を無碍にすることなんてあかりにはできません。
だから、あかりは明日もみんなの為に、この病院に足を運びます。


いつか、きっと、みんな元の生活に戻れる日が来るその時まで。

112 : 以下、名... - 2016/04/25 04:19:33.49 Qm9Uh66E0 95/107

あかり END

\オッワリ~ン/

ちかれました。
後半何を書いているか分からなくなってきてました。
ここまで長くなるとは思っていなかった…
安価ありがとうございました。
それではー。




あ、最後の選択肢、実は最初に考えていたENDがあります。
リクエストがあれば明日書いておきます。

選択肢4.別次元のあかりを召還する

どうする? >>114

114 : 以下、名... - 2016/04/25 04:32:19.84 oLXBGborO 96/107

4で

121 : 以下、名... - 2016/04/25 21:55:14.45 Qm9Uh66E0 97/107

乙コメありがとうございます。

き、期待してもらっていて申し訳ないですけど、本当にぶち壊しになるENDになります。
全部無かったことにしちまえーって考えたENDなんで。
あ、別の作品とクロスします。

では、投下しちゃっていきますね。

122 : 以下、名... - 2016/04/25 21:56:07.13 Qm9Uh66E0 98/107

Warning  Warning  Warning

この先、別作品とのクロス、全ての安価無視などの要素を含んでいる可能性があります。



4. 別世界のあかりを召還する



ちなつ「あかりちゃんに、最後に会いたかったな……」

ちなつの望みは声に出ていた。
そしてちなつはゆっくりと目を閉じ、すぐに訪れるであろう痛みに覚悟する。
だがいつまで経ってもその時は訪れず、閉じた目を開き何が起きているのかを確認しようとしたその時、
ちなつの全身に急激な脱力感が襲った。

ちなつは立っている事もできずに崩れ落ちそうになるが、
ちなつの身体を誰かが受け止めた。

「おっと」

聞いたことも無い声。
まぶたを開けることにも億劫になったちなつだったが、
自分を支えるのは一体誰なのかと鉛のように重いまぶたを開け、
ぼやけた視界に人影を見た。

「無理しないほうがいい、君は今動くことすら出来ないはずだ」

ちなつは口を開こうとするが、声は出せず自分を助けた人物は一体誰なのかと聞くことすら出来なかった。

123 : 以下、名... - 2016/04/25 22:03:13.05 Qm9Uh66E0 99/107


「お前、こんな小さな子にとんでもねえことしやがって……」

明らかに怒っている口調。
ちなつはもう一度目を開き、今度はその人物の姿を瞳に捉えた。

白いコートを羽織り
コートの内側には、特殊な背広とネクタイ
手にはグローブを嵌め
凛とした風貌の青年

「イワンと同じチョウセンアサガオの能力か、念のために中和剤を持ってきて正解だったな」

青年が言葉を発する先から何かの鳴き声が聞こえた。

「じょうじ」

首すら動かせなかったちなつはそれが一体何から発せられた声かは分からなかったが、
その声を聞いた瞬間に全身に身の毛もよだつ悪寒が走る。
ちなつが震えだしたことに気がついた青年は、優しくちなつに言った。

「大丈夫、君は守る。君の家族、お姉さんも俺の後ろにいる」


124 : 以下、名... - 2016/04/25 22:09:27.75 Qm9Uh66E0 100/107


あなたは誰? とちなつは聞きたかった。
今、自分は綾乃に殺されようとしていたはずなのにと混乱し続ける。
すると青年はちなつが聞きたいことを察したのか、優しい声色で話し始めた。

「君は今まで幻覚を、恐らく悪夢を見せられていたはずだ。チョウセンアサガオの能力で幻覚を見せて動けなくした後に人間を攫っていた、ヤツの役割はそういったところだろう」

青年が何を言っているのか分からなかった。

「忌々しいヤツらだ、白昼堂々と料理をしていた女の子の背後から襲うなんてな」

ちなつの脳裏に浮かび上がった光景。
ともこに包丁を刺してしまう直前、小さなゴキブリを見た光景が何故か浮かび上がった。

「知ってるか? そういうのってこの地球ではフジョボーコーってので死刑なんだとさ」

青年の頭に触覚のようなものが現れる。

「だがな、テメェには聞きたいことが山ほどあるんだ」

青年が叫ぶ。

「行くぞ! 一警護・警邏課・課長。膝丸燈! テラフォーマーを捕獲する!」

ちなつ(あかり…… ちゃん……?)

ちなつは青年の名乗りを聞きながらその意識を手放した。
あかりという青年に守られながら、ちなつは目を閉じた。

125 : 以下、名... - 2016/04/25 22:12:34.13 Qm9Uh66E0 101/107




『現在! 2621年! 
日本の地方都市における一年間の“行方不明者人数8711人”

まだ騒がれてはいないが、この人数はその前の一年間と比べ

“2,1”倍にもなる』



126 : 以下、名... - 2016/04/25 22:16:10.87 Qm9Uh66E0 102/107

2621年 七森市 七森病院


ちなつ「うぅ……」

ちなつ「……あれ? ここは?」

ちなつは真っ白な病室で目を覚ました。
窓が開け放たれ、心地よい風が入り、ちなつの髪を撫でた。

ちなつ「私…… 結衣先輩の家で……」

病室を見渡していたちなつは病室のドアが開いた音を聞き、ドアに目を向けた。
そして、そこにいた人物を目にし、目を見開きながら口を押さえる。

ちなつ「お…… おねえちゃん……」

ともこ「! ちなつ! よかったわ、目を覚ましたのね!」

ちなつ「な、なんで……? お姉ちゃんは…… 私が……」

ちなつはともこが生きて自分の前にいることに混乱していた。
自分は夢を見ていて、これはすぐ覚めてしまう夢なんではないかと思ったが、
ともこが自分を抱きしめ、ともこの体温を鼓動を感じたときに、
ちなつはこれが夢でもなんでもなく現実なんだと理解することが出来た。

127 : 以下、名... - 2016/04/25 22:20:11.52 Qm9Uh66E0 103/107


ちなつ「うぁ…… うぁぁぁ……」

ともこ「ちなつ?」

ちなつ「あああああぁぁぁぁ! おねえちゃぁぁぁぁん!!」

ともこ「ど、どうしたのちなつ?」

ちなつはともこに抱きつき涙を流し続ける。
先ほどまで見ていた自分の悪夢で死んでしまった姉が生きている。
あまりにもリアルな夢を見続けていたちなつは、ともこが生きていると理解した瞬間に全ての枷が外れ、大粒の涙を零しともこを抱きしめ続けた。

数十分、いや一時間近くそうしていたのかもしれない。
ちなつは漸く落ち着き、ともこから離れ話し始めた。

ちなつ「ご、ごめんね、お姉ちゃん。みっともないところ見せちゃって」

ともこ「ふふふ、いいのよ? 久しぶりにちなつが泣いているところを見ちゃったわ」

ちなつ「うぅ~~~、恥ずかしい……」

顔を赤らめていたちなつだったが、病室にまた別の人間が入ってきたことに気付きそちらに目を向けた。

128 : 以下、名... - 2016/04/25 22:25:34.84 Qm9Uh66E0 104/107

するとそこには、気を失う寸前に見た青年が立っていた。

ともこ「あっ、膝丸さん」

「やあ、妹さんが目を覚ましたって聞いて来たんだ」

ともこ「はい、膝丸さんのおかげでちなつも私もこの通り無事でなんてお礼を言っていいか……」

「イヤ、礼なんて…… ハハハ」

ちなつ「お姉ちゃん? この人は……?」

ともこ「ああ、そうね。この人は膝丸燈さん。家に不審者が入ってきて、私とちなつを攫おうとしていたところを助けてくれた人なのよ」

ちなつ「え? あかりちゃん?」

「お、おいおい。ちゃんづけって……」

ともこ「あら、そういえば赤座さんの妹さんと同じ名前だったわね。凄い偶然ね~」

ちなつ「あっ! ご、ごめんなさい。私の友達にもあかりちゃんって子がいて、それで……」

「ああ、そういうことか。気にしなくていいさ」

129 : 以下、名... - 2016/04/25 22:29:41.88 Qm9Uh66E0 105/107

「さて、目を覚ました矢先で悪いけど、君はあの時に何かを見た記憶はあるかな?」

ちなつ「? あの時って…… えっと……?」

「覚えていないようならいいんだ。無理に思い出すことも無い」

「あの時、君達の家に不審者が侵入するのを偶然見かけてね。俺はそいつを捕まえて警察に突き出し、君達を病院まで運んだってわけだ」

ちなつ「そう…… なんですか?」

「ああ、だけど君がなかなか目を覚まさずに心配でこうやってこの町に留まっていたが、これでもう大丈夫のようだ」

「それじゃあ、俺は行くよ」

二人の姿を確認しに来ただけなのか、話も途中で燈は席を立つ。

ともこ「あ、お礼も碌に出来ていないのに……」

「礼なんていいさ、俺は自分の仕事をやったまでだからな」

燈はそのまま病室の出口まで歩き、ドアに手をかけた。

ちなつ「あ、あのっ!」

「ん?」

ちなつ「本当にありがとうございますっ!」

ちなつはなぜかは分からなかったがちゃんと御礼を言っておかないと駄目だと思い、燈に声をかけた。
燈はちなつに振り向きもしなかったが、右手を上げて左右に振りながら病室を出て行った。

130 : 以下、名... - 2016/04/25 22:38:27.80 Qm9Uh66E0 106/107

ちなつ「……不思議な人だね」

ともこ「そうね、なんだかこの世界の人じゃないみたい」

ちなつはもう一度ベットに戻ると、ともこの姿をまじまじと見た。
視線に気付いたともこはちなつに「どうしたのか?」と聞くがちなつは「なんでもない」と答える。
もうちなつの中で、先ほどまで見ていた悪夢は小さくなっていた。
生きている姉が目の前にいて自分を見てくれている。

ちなつはそれだけで十分幸せで、嬉しかった。
ともこは自分をみながら嬉しそうに笑うちなつを不思議そうな顔で見ていたが、
病室の外から聞こえてきた声に気付き、ちなつに笑いかけた。
それと同時に病室のドアが開いた。

あかり「おじゃましま…… ちなつちゃん!?」

京子「おい、あかり、病院ででかい声を出すなよ…… あああーーーー!!!!」

結衣「二人とも一体…… っ!!」

ちなつは自分に近づいてくる3人に声をかけようとしたが、
自分が声をかけるより先にあかりに呼びかけられた。

あかり「ちなつちゃん…… よかったねぇ……」

131 : 以下、名... - 2016/04/25 22:43:47.84 Qm9Uh66E0 107/107

燈 END

\オッワリ~ン/

完全な蛇足になりましたが、収拾つかなかったらこれで逃げる予定でした。
何とか終わりましたので使いませんでしたが、最初に考えたENDはこれでした。

とりあえず完結と言うことで落としておきます。
全ENDリクもありましたが、書ければ書きたいと思いますが確約はできませぬ。
それでは、またー。

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