833 : 1/17 - 2010/11/16 15:58:10.40 .qXWb/A0 1/69

土御門「カミやんはパン作ったことあるかにゃー?」

上条「ああ、もちろんあるぜ」

土御門「え、パンツ食ったことあるの? マジ引くわー……。なんてにゃー、いまどき中学生でもこんな冗談……」

上条「そうか? 普通にパン作ったりするだろ?」

土御門「え?」

上条「え?」

土御門「……マジでパンツ食ったことあるのかカミやん」

上条「ああ。インデックスがな、どうしてもって言うから試してみたんだけど、コレがなかなか美味くてさー」

クラスメート「…………!?」

姫神「なにそれ。こわい」

元スレ
▽ 【禁書目録】「とあるシリーズSS総合スレ」-16冊目-【超電磁砲】
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4gep/1288428782/
▽ 【禁書目録】「とあるシリーズSS総合スレ」-17冊目-【超電磁砲】
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4gep/1290001348/

834 : 2/17 - 2010/11/16 15:59:51.76 .qXWb/A0 2/69

姫神「今の話。本当なの?」

上条「なんだ姫神まで。上条さんは嘘なんかついてませんよ」

姫神「じゃあ。私のも食べてくれる?」

クラスメート「…………!?」ザワザワ

上条「おっ! 姫神もパン作ったりするのか?」

姫神「わ、わたしは。まだ未経験」

上条「そっかそっか、初体験を俺にくれるのか。いやー光栄だなー」

姫神「その言い方は。……誤解を招くと思う///」

835 : 3/17 - 2010/11/16 16:02:18.79 .qXWb/A0 3/69

姫神「上条くんは。どんなのが好きなの?」

上条「んー? そうだなー。ジャムを塗ったりバターを塗ったり、色んな食べ方をしてきたけど」

姫神(ジャム。バター。べたべたになりそう)ドキドキ

上条「でも最近は何もつけずに食べるのが一番かなー。素材本来の味を楽しむのが通なんですよ」キリッ

姫神(上条くんが。いつも以上に格好良くみえる)キュン

姫神「それで。学校ではさすがに恥ずかしいから。今度の休みに上条くんの家に行ってもいい?」

上条「いいですとも。出来立てホっカホカのを頼むぜ」

姫神(彼が好きなのは。脱ぎたて……)ポッ

上条「いやぁ、しかし嬉しいなあ。きっとインデックスも喜ぶぞ」

姫神「!?……あの子も。パンツ食ったりするの?」

上条「いんや? アイツは食べる専門だぜ?」

姫神「え?」

上条「え?」

836 : 4/17 - 2010/11/16 16:05:38.36 .qXWb/A0 4/69

放課後。

小萌「上条ちゃん。どうして呼び出されたのか分かりますか?」

上条「まさか……また補習ですか!? それとも留年確定とか……不幸だあぁ」

小萌「とぼけないでください! クラスの皆から話は聞いたのです!」

上条「え……なんだっけ」

小萌「まだシラを切るつもりなのですか上条ちゃん! 姫神ちゃんのことですよ!」

上条「姫神……今度パン作ってくれる約束しただけですけど」

小萌「なっ……! さも当然のことのように言わないでほしいのです!」

上条「え? あ、もしかして先生は年頃の女子が男子の家に上がり込むのが心配だとか? ははは。大丈夫ですよ、この上条さんがそんな不純な関係になるわけが……」

小萌「パンツ食ったりするような関係が不純じゃないとでも言うんですか上条ちゃんは!?」

上条「……パン作ってもらうだけですよ。俺もお返しにパン作ってあげるつもりですし……何が悪いんですか」

小萌「なにが悪いってそんなの決まってるのです! だいたい上条ちゃんは……」

上条「――――ふざけんな!!」

小萌「!?」

上条「さっきから悪いことだなんだと決め付けてばっかりで、話が全然進まねぇじゃねえか!」

837 : 5/17 - 2010/11/16 16:07:48.09 .qXWb/A0 5/69

小萌「それは上条ちゃんが……」

上条「姫神はいいヤツだから……厚意で俺なんかのためにパン作ってくれるって言ってくれたんだ!! それなのに何だよ、小萌先生はさっきから不純だのなんだのって……!!」

小萌「あ、あたりまえじゃないですかそんなの!」

上条「……先生。……オレ、ガッカリしました」

小萌「え?」

上条「確かに小萌先生は厳しいところもあるけど、それはオレたち生徒のためを想ってしてくれてることだって……そう信じてたのに」

小萌「え? え?」

上条「正直、失望しました。先生が、他人の厚意をそんなふうに悪く言う人だったなんて…………」

小萌「か、上条ちゃん……その、あのですね」

上条「……オレ、先生のこと、好きだったのに」(信頼できる教師という意味で)

小萌(!!!?)ドキューン!

小萌「……う、うう……」

上条「……小萌先生?……」

838 : 6/17 - 2010/11/16 16:09:23.99 .qXWb/A0 6/69

小萌「ごめんなさい、ごめんなさい上条ちゃん……先生が悪かったのです、だから、だから、先生のこと嫌いにならないでください、うう……」

上条「先生……」

小萌「うう、うえぇぇん……」

上条「……すみませんでした、先生。オレ……調子に乗っちゃって、偉そうなこと言って……」

小萌「ぐす……ううん。先生が悪かったんです……もう一度よく話し合いましょう? ……ぐす」

小萌「……上条ちゃんは、その、姫神ちゃんにパンツ食ってもらうつもりなんですね?」

上条「はい。せっかくアイツがそう言ってくれたのに、無下に断るなんてできません」

小萌「そ、そうですか。もう上条ちゃんを止めるつもりはありませんけど、でもやっぱり先生には理解できません」

上条「……先生は、パン作ったことはないんですか?」

小萌「……ありませんよ、もちろん」

上条「じゃあ! 今度一緒にやりましょうよ!! 先生もパン作ってください!」

小萌「え……」ドキッ

839 : 7/17 - 2010/11/16 16:10:57.49 .qXWb/A0 7/69

小萌「でも、先生は初めてですし、上手く出来るかどうか……」

上条「大丈夫ですよ先生! オレだって最近始めたばっかりだし、姫神だって今度が初めてなんですよ?」

小萌「そ、そうなんですか……?」

上条「そうだ! それなら日曜に姫神が来るときに先生も一緒にやりましょう! オレが基礎から教えますから!」

小萌「そんな! それは姫神ちゃんに悪いですよ」

上条「大丈夫です、こういうのは皆でやったほうが楽しいんですよ。きっと姫神のヤツも喜びます」

小萌「でも……やっぱり先生には上手に出来ないかもしれないし」

上条「先生! 大丈夫ですって! 昔からよく言うじゃないですか!」

上条「『料理は愛情』だって!」

小萌「上条ちゃん……!!」ジュン

840 : 8/17 - 2010/11/16 16:13:11.34 .qXWb/A0 8/69

日曜日。

上条「よーし、今日は約束していた日曜日だ!」

禁書「とうまのだけじゃなくて、こもえやあいさのパンも食べられるなんて幸せかも!」

上条(うんうん。インデックスも喜んでくれているようで何よりだ!)

上条「よし、それじゃあ小萌先生と姫神が来るまでに材料を買い揃えたり準備しなきゃな!」

禁書「うん! 前日のうちに準備しておけよ! なんてツッコミは野暮だから禁止なんだよ!」

上条「オレはコレとコレを買いに行くから、インデックスはコレを買いに行ってくれ」

禁書「分かったんだよ! 美味しいパンのために頑張るんだよ!」

841 : 9/17 - 2010/11/16 16:14:29.75 .qXWb/A0 9/69

禁書「ぢーんせいは、パンツーぱんちぃー♪」

御坂「ねぇ、ちょっとアンタ!」

禁書「あ、短髪。どうかしたの? わたしは今おつかい帰りで忙しいんだよ」

御坂「ちょっとだけ、聞きたいことがあるんだけど、その……アイツのことで」

禁書「アイツって、とうまのこと?」

御坂「うん、ちょっと変な噂を耳にして……」

禁書「なにかな?」

御坂「その……アイツ――――アンタのパンツ食ってるって本当?」

842 : 10/17 - 2010/11/16 16:15:57.02 .qXWb/A0 10/69

禁書「うん、そうなんだよ! 今日もそのための準備をしているところなんだよ!」

御坂「なっ、なんですって!?」

御坂(こ、こんな午前中から準備を始めて……いったい何時間パンツ祭するっていうの!?)

禁書「あ、でも少し訂正させてもらうと、とうまだけがパン作ってる訳じゃないんだよ」

御坂「え、つまりそれって……え? どういうことよ?」

禁書「最近はわたしも、とうまのパン作ってるんだよ!!」

御坂「なっ……そんな!? (アイツのパンツ食ってるですって……?)」

御坂(すっごく羨ましい!!)

843 : 11/17 - 2010/11/16 16:19:09.18 .qXWb/A0 11/69

御坂(とうまのパンツ……トランクスかな意外とブリーフなのかな)

御坂(おしっこの染みがついてたりするのかしらペロペロしたい)

御坂(そ、それどころか夢精した後だったりしたら……らめぇぇ赤ちゃん出来ちゃうぅぅ!)

御坂「うへへ、うへ」

禁書「た、短髪? なんだか不気味なんだよ」

御坂(しかし問題は)

御坂「このクソシスターが独占してやがるということよね……うふふふふ!」

禁書「なに……顔が怖いんだよ、何をする気なの短髪?」

844 : 12/17 - 2010/11/16 16:21:49.74 .qXWb/A0 12/69

御坂「その買い物袋を寄越しなさい!」ガバッ

禁書「あっ! 返して! 返してほしいんだよ!」

御坂「ふふん、コレが今日のパンツ祭りに必要なんでしょう?」

禁書「パン祭り? うん、そうなんだよ! だから返してほしいんだよ!」

御坂「コレがなかったら当麻もガッカリするでしょうねぇ」

御坂「アンタのこと嫌いになって、もうパンツ食ってくれなくなるかも……ふふ」

禁書「ひどい、ひど過ぎるんだよ!」

御坂(あれ、でもコレよく見ると……)ガサゴソ

御坂(何かパンでも作る材料にしか見えないんだけど……)

御坂(パンツ食ってる……ぱんつくってる……パン……)

御坂「あ」

845 : 13/17 - 2010/11/16 16:23:38.50 .qXWb/A0 13/69

御坂「ままままま、まさかそういうわけ?」

禁書「……急にどうかしたの?」

御坂「ねえ、アンタ。コレ何の材料なの?」

禁書「なにって、決まってるんだよ」

禁書「パンの材料なんだよ!」

禁書「今日はお客様も来るから多めに買ってあるんだよ!」

禁書「簡単なレーズンパンも作る予定なんだよ!」

御坂「あ、あはは」

御坂(なるほど、そういうことか――――)




御坂(自家製パンに当麻のパンツを乗せて食べるつもりなのね!!)

846 : 14/17 - 2010/11/16 16:25:37.05 .qXWb/A0 14/69

御坂(当麻のパンツパン……トーストかな、それともサンドイッチ? ああなんて素敵なパンツパン……略してパンパン)

禁書「ねえ短髪、いい加減に返して欲しいんだよ」

御坂「だ、駄目よ! 当麻パンパンは譲れないわ!」

禁書「……パンパン? あ……もしかして、短髪もとうまにパン作ってもらいたいの?」

御坂「いや、私はどちらかと言えばパンツ食ってあげたいほうなんだけど」

禁書「あ、そうなんだ!それなら早く言ってくれればよかったんだよ!」

御坂「え?」

禁書「パン作ってみたいんでしょ? なら一緒にやろうよ!」

847 : 15/17 - 2010/11/16 16:27:11.25 .qXWb/A0 15/69

御坂「え、いいの……?で、でもそんなことしたらアンタの分が……」

禁書「大丈夫なんだよ! 業務用買ったから、材料は余分にあるんだよ!」

御坂「本当に、いいの?」

禁書「もちろんなんだよ! シスターに二言はないんだよ!」

御坂「あ、ありがとう! うれしい……私もパンツ食ってあげられるのね?」

御坂「私……アンタのこと誤解してたみたい。てっきり独り占めして、全部食べちゃうつもりなのかと思ってた」

禁書「そ、そんなことしないんだよ! これでも聖職者なんだから、迷える子羊に救いの手を差し延べるのは当然なんだよ!」

御坂「ふふっ……そうね」

禁書「そんなことより、早く行こ! とうまが待ってるんだよ!」

848 : 16/17 - 2010/11/16 16:28:38.00 .qXWb/A0 16/69

男子寮前。

姫神「ついに。この日が来てしまった」

小萌「なんだかドキドキするのです……上条ちゃんは優しく教えてくれるんでしょうか」

姫神「大丈夫。私も初めてだから」

小萌「そ、そうですよね! 姫神ちゃんもいるから、怖くなんかないのです!」

姫神「うん。……ところで。今日はどんなパンツを履いてきたの?」

小萌「せ、先生は縞パンなのです……姫神ちゃんは?」

姫神「シンプルな白。彼は純粋に素材の味を楽しむのが通だと言っていたから」

小萌「そうなのですか! うう、先生もまだまだ勉強不足なのです」

849 : 17/17 - 2010/11/16 16:29:28.24 .qXWb/A0 17/69

姫神「ついた。ここが彼の家」

小萌「……あれ? 中から知らないコの声が聴こえますね」

『どうして!? 私がパンツ食べてあげるって言ってるのに!』ビリビリ

『いや意味が分からないぞビリビリ!? インデックス、お前なにを吹き込んだんだ!?』

『知らないんだよ! パン作ってみたいっていうから連れてきただけなんだよ!』

姫神「どうやら。修羅場のよう」

小萌「そうですね! こうなったら突撃です、行きますよ姫神ちゃん!」ドアバターン!

小萌「こらー! 上条ちゃん!!」

上条「ああ二人とも! 悪いな、ちょっと今騒がしいけど」



上条「――――美味しいパン、焼けてるぜ!!!」

851 : 完。 - 2010/11/16 16:33:27.29 .qXWb/A0 18/69


以上です!

純愛ラブストーリーを書くのは初めてだからとっても緊張しました!

それでは、失礼します!

852 : 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします - 2010/11/16 16:34:12.13 WOwWiJYo 19/69

じゅんあ…え?えっ?

857 : 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします - 2010/11/16 16:53:20.70 l6mmK36o 20/69

ま、まあジャンル分けは作者の自由だよな




939 : 1/12 - 2010/11/17 16:04:09.42 HvZA7fg0 22/69

絹旗「……超ヒマです。観たい映画もないですし」

打止「あーあ、ヒマだなあ、あの人は出かけちゃったし……ってミサカはミサカはため息ついてみる」

ドンッ

打止「きゃっ!」

絹旗「……何かチビが超ぶつかりました」

絹旗「どこ見て歩いてんですか。その目は超飾りなんですか?」

打止「そ、そっちこそ不注意だったじゃない、ってミサカはミサカは怒ってみる!」

絹旗「ぐぬぬ」

打止「ぐぬぬ」

940 : 2/12 - 2010/11/17 16:05:00.93 HvZA7fg0 23/69

上条「おやアレは……よお打ち止め。こんなところでどうしたんだ?」

打止「あ、ちょうどいいところに助け舟! ってミサカはミサカは喜んでみる!」

絹旗「なんか超ウニ頭が出てきました。超めんど臭いです」

打止「この人がぶつかっておいて失礼なの、ってミサカはミサカは自分を棚にあげてみる!」

絹旗「自分を棚にあげてみるって……超自覚してんじゃねーですか」

打止「全く非を認めないあなたよりはマシだよね、ってミサカはミサカは非難してみる!」

絹旗「生意気です超チビのくせに」

打止「あなただって子供のくせに! ってミサカはミサカは……」

絹旗「語尾長いです、超マヌケです」

打止「そっちこそ超超うるさい町長なの!? ってミサカはミサカは言い返してみるっ」

941 : 3/12 - 2010/11/17 16:06:16.46 HvZA7fg0 24/69

上条「まあまあ落ち着けよ打ち止め……そっちのお前も許してやってくれよ」

二人「ムカムカイライラ」

上条(ところでこっちのコは誰だ? 打ち止めの友達かな)

上条「……まあ、大体の事情は分かった。不注意でぶつかっちまったんだよな?」

上条「でもなあ、それくらいでケンカするなんて。……さてはお前ら、腹減ってるんだろ?」

二人「……は?」

上条「腹ぺこはいかんよな、腹ぺこは。ウチのシスターも腹が減るとイライラしだすからな」

上条「と、いうわけでだ」



上条「――――お前ら、オレの家でパン作ってけ」

打止(パンツ――――!?)

絹旗(――――食ってけ!?)

942 : 4/12 - 2010/11/17 16:07:50.43 HvZA7fg0 25/69

打止(ヤバいよヤバいよこの人が変態だったなんてミサカネットワークにも書いてなかったよ、ってミサカはミサカはとりあえず新情報を一斉送信してみる)ガクブル

絹旗(キモいです超キモいですガキにぶつかっただけなのにこんな超変態が出てくるなんて超キモいです)ガクブル

上条(うむ、いがみ合う二人を共同作業させることで仲直りさせつつ、美味しい物で思い出づくりさせる……素晴らしい作戦じゃないか)

絹旗「キモいです! 超近づかないでください!」

上条「なっ――!?」ガーン

打止「さすがのミサカもそれは無理かもってミサカはミサカは後ずさり……」

上条「ななっ――――!?」ガガーン

上条「……そうか、お前らも『男のくせにパン作っちゃうなんてキモい』とか言う気だな?」

絹旗「それ以前の問題だって気がついてない辺りが超キモいです」

打止「男も女も関係無しにパンツ食ったら変態かも……ってミサカはミサカは想像しただけでおぇっぷ」

上条「馬鹿な。パン作って何が悪いっていうんだ?」

打止「むしろ何でパンツ食っちゃうなんて発想になったのか分からないってミサカはミサカは混乱してみる……」

絹旗「超食べ物じゃない物を口に運ぶ神経が超理解出来ないです。この超変態」

943 : 5/12 - 2010/11/17 16:08:59.16 HvZA7fg0 26/69

上条「……オレもな、同居人にせがまれて初めてパン作ったときは面倒クセェなぁと思ったよ」

絹旗「何いきなり超語りだしてんですか」

上条「しかもいざ挑戦してみると大失敗だ。とても食べられたもんじゃなかった」

打止「当たり前だと思うよってミサカはミサカは呆れてみたり」

上条「でもな……その同居人は美味しい美味しいって、オレのを食べてくれたんだよ」

絹旗「やべぇ超キモイです」

上条「オレは止めたよ。無理すんなって。でもアイツはさ『とうまが一生懸命パン作ってくれたんだから、美味しくないはずがないんだよ』って言ってくれたんだ」

上条「それでようやく分かったんだ。重要なのは、味とか食感なんかじゃなくて……大切な人を想う気持ちなんだよ!」

944 : 6/12 - 2010/11/17 16:10:14.67 HvZA7fg0 27/69

打止「うん……よく分かるよ。大切なのは気持ちだもんね……ってミサカはミサカは納得してみる」

絹旗「あれ? 超納得しちゃうんですか? 超急展開です」

上条「なあ、お前らにはいないのか? 大切に思う大好きな人っていうのが」

打止「み、ミサカはあの人とか、それに、あなたとか大好きだよってミサカはミサカは言ってみる」テレテレ

絹旗「なに超告白してんですか。超毒されちゃったんですか」

上条「そうか、そいつは嬉しいな。じゃあオレと一緒にパン作ってくれるか?」

打止「う、うん! 愛情たっぷり込めてパンツ食ってあげるってミサカはミサカは承諾してみる!」

絹旗「ちょっと意味わかんないです」

945 : 7/12 - 2010/11/17 16:11:08.04 HvZA7fg0 28/69

上条「そっちのお前はいないのか? 一緒にパン作ってくれる大切な人ってのがさ」

絹旗「……超いないですよそんなの」

絹旗(一瞬、シャケ弁パンツとか鯖缶パンツとか超わけのわからない光景が浮かびましたけど)

上条「分かった。ならこうしよう」

上条「――――俺がありったけの思いを込めて、お前のパン作ってやる!」

絹旗「え…………?」ドキッ

上条「だからお前は俺のためにパン作ってくれ!!」

絹旗「ええええっ!?」ズキュゥゥン

絹旗(そ、そんな――そんな超思ってくれる人なんて超初めてです)

絹旗(俺のためにパンツ食ってくれ、だなんて)

絹旗(これはいわゆる、超、プ、プロポーズというやつですか!?)

絹旗「で、でも、パンツ食ったことなんて超ないですし」

打止「ミサカも……あなたのためならパンツ食ってもいいかもって思うけど。……したことがないのってミサカはミサカはしょんぼりしてみる」

上条「大丈夫だ!」

上条「――いいぜ、お前らがパン作ったことないっていうのなら」

上条「まずはそのふざけた幻想をこんがり焼き上げます」

打止「やだ……すっごくカッコイイよってミサカはミサカは……身体が火照っちゃう///」ポーッ

絹旗「こ、こんな気持ちになるなんて超初めてです……超パンツが台なしになりました///」ジワッ

946 : 8/12 - 2010/11/17 16:12:41.39 HvZA7fg0 29/69

上条「ところで、お前の名前まだ聞いてなかったな。俺は上条当麻、よろしくな!」

絹旗「き、絹旗最愛です。ふつつか者ですが超よろしくお願いします」

打止「ミサカは打ち止めって呼ばれてるよ!よろしくねキヌハタ!ってミサカはミサカはお辞儀してみる!」

絹旗「私はチビに言ったんじゃないんですけど。超ちがいます」

打止「ぶぅーっ! せっかく名乗ったのにその態度はないかもってミサカはミサカは……」

上条(あ、アレ? 二人は知り合いじゃなかったんだ……まあいいか)

上条「じゃあ自己紹介も済んだし、俺の家に行くぞー」

二人「おー」

絹旗(上条当麻、絹旗最愛……結婚したら、上条最愛……)

打止「ねえねえキヌハタ……ってミサカはミサカはコッソリ耳打ちしてみる」

絹旗「何ですか……って顔が超近いですよ」

打止「ミサカが先なんだからね……ってミサカはミサカは権利を主張してみる」

絹旗「先……?」

打止「だから……ミサカが先にあの人のパンツ食ってあげる約束したんだからねってミサカはミサカは念を押してみる」

絹旗「超そういうことですか……先にパンツ食ってあげるのは自分だと言いたい訳ですね?」

打止「うん!」

947 : 9/12 - 2010/11/17 16:13:56.67 HvZA7fg0 30/69

絹旗(まあ、お互いにパンツ食ったことない超初心者ですし……)

絹旗(当麻は超優しく教えてくれるでしょうけど、やっぱり自信ないですし……)

絹旗「……打ち止めが先で超かまいませんよ」

打止「やったあ! これであの人の脱ぎたてパンツの温もりはミサカ独占だね! ってミサカはミサカは口を滑らせ……あ」

絹旗「……な!! 超そういうことだったんですね!?」

絹旗(私も打ち止めも、当麻のパンツ食ってあげる約束をしました)

絹旗(しかし、実際には当麻の脱ぎたてパンツは一枚しか存在し得ない!)

絹旗(後手に回れば、冷めきった残り物パンツか、洗濯済みの鮮度の悪いパンツを食べることになる……)

絹旗(初心者のくせに、そこまで頭が回るなんて……まさかこのチビ)

絹旗(暗部の人間!?)

948 : 10/12 - 2010/11/17 16:15:12.81 HvZA7fg0 31/69

絹旗「……私としたことが、どうやら敵の実力を超見誤っていたようですね」

打止「ミ、ミサカが先にパンツ食ってあげるんだからね! キヌハタも承諾したんだから文句は言わせないよってミサカはミサカは……」

絹旗「なら私は、まだ洗濯していない脱ぎっぱなしパンツを超いただきます」

打止「なっ……!?」

絹旗「昨晩脱いでから、一晩寝かして風味が熟成されたパンツ……その深い味わいは超私のものです」

打止「そ、それは……」

絹旗「おやおや? まさか両方とも欲しいなんて超浅ましいことは言いませんよね?」

絹旗「どうしても超熟パンツが食べたいのなら……脱ぎたてパンツと交換です」

打止「くっ、ううう」

打止「そ、その手には乗らないよ! 大体そんな超熟パンツがあるかどうかも分からないもん! ってミサカはミサカは騙されかけたり!」

絹旗(くっ……こうも簡単にブラフを見抜かれるとは……私も超マヌケですね)

打止「キヌハタがそんな汚い手を使ってくるなら……ミサカだって実力行使するよ! ってミサカはミサカはダッシュ!」

949 : 11/12 - 2010/11/17 16:18:09.28 HvZA7fg0 32/69

打止「ねえねえ! ミサカが一番にあなたのホカホカパンツ食ってあげるからね! って抱きつきアピールしてみる!」ダキッ

上条「わっ!? どうしたんだ急に」

絹旗「ず、ずるいですよ! 超ズルいです! 私が先に超ホカホカパンツ食ってみたいです!」

上条「オイオイまたケンカか? いい加減にしろよ」

二人「がうがう」

上条「やれやれ……どっちが先だなんて関係ないだろ」

上条「二人一緒に……いや俺達全員でパン作って、仲良くお腹いっぱいの幸せを堪能すればいいんじゃないか!」

二人「あ……!」

打止(やっぱりこの人……)ドキドキ

絹旗(超ステキ過ぎます……)ヌレヌレ

打止「……ごめんなさい、キヌハタ。ミサカは独り占めすることばっかり考えてたの……ってミサカはミサカは」

絹旗「いえ、私のほうこそ超済みませんでした……」

打止「一緒に食べようね! ってミサカはミサカは仲直りの握手!」

絹旗「はい。……なんだか握手って、照れ臭いですけど……超わるくないです」

上条「うんうん良かった良かった」

上条「それじゃあ改めて、俺の家に行くぞー」

二人「おー」

950 : 12/12 - 2010/11/17 16:18:57.14 HvZA7fg0 33/69

上条(いやー、この前は何故だかパンツを脱がされかけたり…)

上条(パンツを口に突っ込まれそうになったり、半脱ぎパンツをペロペロしたり色々あったけど……)

上条(今日は楽しくパンづくりができそうだ!)

上条(ケンカする二人を仲直りさせることも出来たしな!)

上条「ただいまーインデックス」

禁書「お帰りなさいなんだよ当麻! もう準備は出来てるんだよ!」

上条「サンキュー! よおしそれじゃあ、絹旗、打ち止め!」



上条「美味しいパン、作ろうぜ!!」

951 : - 2010/11/17 16:19:34.32 HvZA7fg0 34/69

以上です!

まだまだ未熟者ですが、能力者同士の熱いバトルがクールに描写できるよう頑張りました!

それでは失礼します!

953 : 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします - 2010/11/17 16:22:44.53 CwKuAjw0 35/69


く、くーる…………?




22 : 1/6 - 2010/11/18 15:52:32.87 aL0WdT20 37/69

佐天「うーいーはーるぅー」

初春「いやっ……来ないでください……!」

佐天「やっと追いついた、もう逃げられないよー?」

初春「どうしちゃったんですか佐天さん!! 正気とは思えません!」

佐天「初春こそどうしたの? 上条さんから逃げ出すなんて。上条さん、傷ついてたよ?」

初春「当たり前ですよ! あんな変態に、あんなこと言われたら、逃げるのが当然じゃないですか!」


初春「あんな――――『パンツ食ってあげる』だなんて!!」


佐天「んー? なんでさ。上条さんがパン作ってくれるならいいじゃん」

初春「やっぱりおかしいです……佐天さんはあの人に何をされたんですか?」

佐天「別に何もされてないよ? これからサービスしてもらうんじゃない……私も、初春も」

初春「いやっ! 絶対に嫌です!」

初春(おかしい……やっぱり変……もしかしたら精神に干渉する類の能力で操られているのかも)

23 : 2/6 - 2010/11/18 15:54:03.89 aL0WdT20 38/69

初春「佐天さん、ごめんなさい!」ドンッ

佐天「きゃっ!?」

タッタッタ……

佐天「逃げられちゃった……あ、上条さん!」

上条「佐天、あの子は?」

佐天「……あっちに行っちゃいました」

上条「うーん、そりゃ残念だ。そんなに嫌だったなんて上条さんはショックですよ」

上条「上条さんとしては迷惑かけたお詫びにパン作ってあげたかっただけなんだけどなあ」

佐天「……それが、何だか様子がおかしくて」

上条「ん? どういうことだ?」

佐天「初春、人が変わったみたいに大声だして……私のことも、何ていうか、汚らわしいものを見るような目で……」

佐天「……私、なにか初春に嫌われるようなことしたかなあ……」

上条(……能力者に操られているのか? それともまさか――――魔術師が!?)

佐天「私もう一度、初春を追い掛けてきますね。すみません、ご迷惑をおかけして……それじゃあさようなら」

上条「待てよ。俺も手伝う」

佐天「……えっ? でも……」

上条「俺が何とかしてやる! だからさ……」


上条「――――そんな泣きそうな顔するなよな」


佐天「そうですか、ありがとうございます。手分けして探しましょう」

24 : 3/6 - 2010/11/18 15:55:06.94 aL0WdT20 39/69

初春「はあっ、はあっ……一応は、逃げられた、みたい……」

初春(でもどうしよう、能力者に操られているなら私なんかじゃ手の出しようがない……)

初春「とりあえず、ジャッジメントに……白井さんに連絡しよう」

プルプルプルガチャ

白井『もしもし、どうかしたんですの初春?』

初春「あ、白井さん! 力を貸してください! 佐天さんの様子が変なんです!」

白井『佐天さんが!? 詳しく話して頂けます?』

初春「は、はい実は――――」

初春「――――と、いうわけで佐天さんは、パンツ食ってもらうとか言って喜んでて……明らかにおかしいんです」

初春「きっと佐天さんは能力か何かで操られているんじゃないかと……白井さん? 聞いてますか?」

白井「……佐天さんはパン作ってもらうと、そう言っていたんですの? それだけ?」

初春「あ、他にも『お返しに私もパンツ食ってあげる』とか、すごい楽しそうにはしゃいでて……私もう怖くて――――」

白井「初春……落ち着いて聞いていただきたいのだけれど」

初春「は、はい」

白井「それは貴女の方がおかしいと思いますわ」

初春「――――え……?」

25 : 4/6 - 2010/11/18 15:56:18.71 aL0WdT20 40/69

白井「操られているのだとしたら、それはむしろ貴女の方ですわ。今からそちらへ向かいますから――――」

初春「っ……嫌っ!」

ブチッツーツーツー(通話終了)

初春「そ、そんな……白井さんまでおかしくなってる……!?」

プルプルプル

初春「ひっ! 白井さんから電話が……!」

初春「!!……携帯電話を持っていたらGPSで居場所を割り出されちゃう……!」

初春「これはここに捨てて……早く逃げなきゃ!」

初春「あの様子じゃ、白井さんに捕まっても何をされるか分からない……いったい誰を頼れば良いの?」

初春「……何だか道行く人が皆、おかしくなってるんじゃないかって思えてきた……」

初春「怖いよ……どうしてこんなことになっちゃったの……?」

初春「……あっ……あそこにいるのは!」

初春「御坂さん!! 力を貸してください!」

御坂「えっ!? そんなに慌ててどうしたの?」

初春「佐天さんが……白井さんが……とにかく皆が変なんです!」

御坂「落ち着いて? ちゃんと話してくれなきゃ分からないわ」

初春「は、はい……」

26 : 5/6 - 2010/11/18 15:58:02.73 aL0WdT20 41/69

初春「――――というわけで……って御坂さん? あの、そんな怖い顔してどうしたんですか?」

御坂「貴女は何故、当麻を拒絶するの」

初春「え?」

御坂「当麻にパンツ食ってもらえるなんて最高のご褒美じゃない」

初春「……そん……な……御坂さんも……おかしく……?」

御坂「それは違うわ」

御坂「――――おかしいのは、貴女なのよ」

初春「……おかしいのは、わたし……?」

初春「………………あれ?」

初春「あはあはあはは――――?」

初春「パンツくってもらえるのは、シアワセ?」

初春「おかえしに、パンツくってゴホウシ?」

御坂「そうよ、それが正しいの」

初春「あはは、なんだ、そうだったんですかぁー」

初春「パンツくってもらって、パンツくってあげる」

初春「あはは、なんだかかんがえただけでポカポカしてきました、ほおんされてるみたいです」

御坂「……あ、ほら、ちょうど当麻が向こうから来たわ。ちゃんとパンツ食ってもらって、一人前になってね?」

初春「いいんですか? 御坂さんもたべてもらいたいんじゃないんですか?」

御坂「いいのよ、だって私たち――――友達でしょ?」

27 : 6/6 - 2010/11/18 15:59:13.17 aL0WdT20 42/69

佐天「おーい初春ー!」

上条「ようやく見つかったか! ってアレ、今ビリビリがいたような……?」

初春「あ、当麻さん……ごめんなさい、逃げまわったりなんかして」

佐天(当麻さん? 急に下の名前で呼ぶなんて……?)

佐天(あ、そっか! きっと初春ったら上条さんのこと……ふふっ)

佐天「なーんだ、心配するほどのことじゃなかったみたいですね?」

上条「ああ、良かった……(魔術師の仕業じゃなかったのか、ふう)」

初春「それであの……当麻さん、今からでもパンツ食ってもらえますか?」

初春「私も、お返しにパンツ食ってみますから。初めてだから下手、かも、しれないですけど、頑張ますから」

上条「お、上条さん的にはそいつは嬉しいですよ! 佐天とどっちが上手く出来るか勝負してみてもいいな!」

佐天「ふふん、初春には負けないよ? 上条さんが腰抜かすくらい上手にパン作っちゃうんだから!」

初春「うふふ、こっちこそ負けませんよ」

上条「よおし、それじゃあウチに帰って――――」



上条「美味しいパン、作ろうぜ!!」

28 : 完。 - 2010/11/18 15:59:53.34 aL0WdT20 43/69

以上です!

拙い文章でしたが初恋のドキドキが少しでも皆さんに伝われば嬉しいです!

それでは失礼します!

31 : 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします - 2010/11/18 16:44:12.96 QzqoSwAO 44/69

お前のジャンル分け能力はレベル6だと思うよ

33 : 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします - 2010/11/18 16:54:57.58 uNuz4Oo0 45/69


……はつこい?は、一兆歩譲っていいとして、どきどき……?




47 : 1/7 - 2010/11/19 15:58:13.38 ixtxJGs0 47/69

神裂「上条当麻から手紙が届きました。イギリス清教の皆様へ……と日本語で書かれています」

オルソラ「まあ、初めてのことでございますね。どんな内容なのでございますか?」

神裂「では読み上げますね……ええと」

ルチア「シスター・カンザキ。少し待っていただけますか」

神裂「いいですよ。どうかしましたか?」

ルチア「その手紙を、シスター・アンジェレネに読ませてあげてほしいのです」

アンジェレネ「ええ!? な、なんでですか?」

オルソラ「何か理由があるのでございますか?」

ルチア「彼女は日本語による会話は問題なくこなせるのですが、……実は日本語の文章を読むのが不得手なのです」(※脳内設定です)

アンジェレネ「に、苦手だって知ってるならなんで読ませようとするんですかっ」

神裂「……なるほど、愛の鞭というやつですか?」

ルチア「はい。これを機に、自身の不勉強さを反省してもらおうかと思います。……では読みなさい、シスター・アンジェレネ」

アンジェレネ「そんなぁ……」

神裂(まあ、最大教主の日本語よりはマシでしょう)

48 : 2/7 - 2010/11/19 15:59:30.23 ixtxJGs0 48/69

アンジェレネ「――――『というわけで、最近は何事もなく過ごしているんだ……』」

神裂「ふむ。案外きちんと読めていますね」

ルチア「上条当麻が難解な単語を用いなかったからでしょう。これでは勉強になりません」

オルソラ「平和な日々を過ごしていらっしゃることが分かって、なによりでございますわ」

アンジェレネ「『ところで最近、オレは新しい趣味にのめり込んでいて、毎日――――』って、……ええっ!?」

神裂「どうしたのですか?」

ルチア「正確に読み上げなさい、シスター・アンジェレネ」

アンジェレネ「いえ、あの、その、これは……私には……////」

ルチア「ごまかしは通用しませんよ。続けなさい」

アンジェレネ「は、はい……ま、『毎日、インデックスと』……」

アンジェレネ「『毎日、インデックスと一緒にパンツ食ってるんだ』」

全員「…………………」

49 : 3/7 - 2010/11/19 16:00:47.00 ixtxJGs0 49/69

アンジェレネ「『最初はオレがインデックスのパンツ食って、それから病み付きになって』……////」

神裂「な、なななな……」

アンジェレネ「『今ではインデックスもオレのパンツ食ってる――――』」

神裂「――――七閃ッ!!」

アンジェレネ「きゃあっ!?」

オルソラ「あらあら、手紙がバラバラございます」

神裂「七閃七閃七閃!!」

ルチア「……バラバラどころか粉末状になりましたね」

神裂「かかかか上条当麻!! 許せません、あの子にそんな訳の分からないものを食べさせるなんて――――!!」

オルソラ「訳の分からないものではなくパンツでございますよ」

ルチア「それはそうですが……尚更食べる訳がわかりません」

アンジェレネ「……美味しいんですか? パンツって……」

神裂「馬鹿なことを言わないでください!! こんなのただの悪戯に決まっています!」

ルチア「……そうですね。質の悪い冗談でしょう」

神裂「さ、さあ、今日はもう遅いですし、解散しましょう!」

50 : 4/7 - 2010/11/19 16:01:23.01 ixtxJGs0 50/69

その夜。

神裂(うう……ああ……止めてください上条当麻……)

オルソラ(そ、それを食べるのでございますか……)

ルチア(んんっ……そんなの……食べられません……)

アンジェレネ(上条さんのパンツ……甘くて……美味しいです……)

翌日。

神裂「……変な夢を見たせいで眠れませんでした」

オルソラ「あらあら……そうなのでございますか? 恥ずかしながら私もでございます」

ルチア「なんであんな夢を……」

アンジェレネ「……美味しかったなあ……上条さんのパンツ」

『ええっ!?』

神裂「わ、私は上条当麻のパンツなんて食べてません!! ましてやオカワリなどしていませんよ!!」

オルソラ「上条さんが優しく教えてくださいましたから、私はいくらでも食べられる気がしたのでございます」

ルチア「だ、大体、私が上条当麻の夢を見るだなんてそれだけでもおかしいのです、そのうえなんでパンツを……」

アンジェレネ「あれ……もしかして皆さん同じような夢を見たんですか?」

全員『………………』

神裂「いったいどうしてしまったのでしょう……私の頭は……」

ルチア「夢は願望を映し出すといいますが……」

アンジェレネ「わ、私の願望は、上条さんと甘くて美味しいパンツ食べちゃうことだったんですか?」

51 : 5/7 - 2010/11/19 16:02:31.39 ixtxJGs0 51/69

オルソラ「……あら? これは……」ヒョイ

神裂「? なんですかその紙切れは」

オルソラ「昨日の上条さんの手紙……の破片でございますね」

ルチア「……ちょうど一文だけ読めますね」

アンジェレネ「わ、私にもみせてください。なになに……」


『愛情こそが最高のトッピングなんだぜ!!』


全員「…………」

神裂「そう、ですか……愛情ですか。愛さえあればパンツを美味しく食べられるんですね……」

オルソラ「それならば私も上条さんのパンツを美味しく頂けるのでございますね」

アンジェレネ「何だか我慢出来なくなってきました……上条さんのパンツが、パンツが食べたいです……」

ルチア「は、はしたないですよシスター・アンジェレネ……でも……私も……」

神裂「私だって……パンツ食ってみたいです」

神裂「こうなれば……」

52 : 6/7 - 2010/11/19 16:05:13.67 ixtxJGs0 52/69

土御門「ハイもしもし土御門だにゃー……おう、ねーちんかどうしたんだにゃー?」

神裂『……土御門っ! 貴方に急いでこなしてほしい仕事があるんです……!!』ハアハア

土御門「……いったい何があった? 息が荒いぞ」

神裂『そんなことはどうだっていい!! ……んっ……はあっ……早く、早く持ってきてほしいモノがあるんです!』

土御門「落ち着け、ねーちん。今はイギリスか? 何を持って行けっていうんだ?」

神裂『決まっているでしょう!?――――上条当麻のパンツですよ!!』

土御門「おいふざけてるなら切るぞ」

神裂『良いから持って来いって言ってんだろうがド素人がああああああ!!』

土御門「ハイすぐに持って行きますにゃー。土御門さんにお任せだぜぃ」


土御門(というわけで、カミやんの家までやってきたんだが……なかなかその話を出せない)

上条「大事な話があるって言うから入れてやったのに……話してくれないのか?」

土御門「あ、ああ……それがだにゃー」

上条「……無理に話さなくたって良いんだぜ?」

土御門「え?」ドキッ

上条「何が悩みでもあるんだろ? オレとお前の仲じゃないか、それぐらい分かるさ」

土御門(やだカミやん……ぜんぜん見当ハズレなこと言ってるのにカッコイイ……)ドキドキ

上条「良いぜ、お前が悩んでクヨクヨしてるってなら――――」

上条「まずはそのふざけた苦悩を、オレが半分背負ってやる!」

土御門(もうっ……カミやんが格好良すぎて腹筋濡れちゃう!)ビクンビクン

53 : 7/7 - 2010/11/19 16:06:15.01 ixtxJGs0 53/69

上条「ところで土御門には前にも話したけど……最近オレ、パン作ってるんだ」

土御門「あ、ああ知ってるにゃー。インデックスのパンツ食ってるんだろぅ?」

上条「最近はインデックスもパン作ってるんだけどな。せっかくだから食べてけよ」

土御門「え?」

上条「遠慮すんなって、オレのとインデックスのがあるけど、どっち食べる?」

土御門「じゃあ、そ、その……か、カミやんのが……」

上条「え? どっちだって? もっと大きな声で言ってくれよ」

土御門(カミやんたら分かってるくせに……意地悪なんだから////)

土御門「か、カミやんのが食べたいんだぜぃ……////」カァ

上条「よおし分かった! それじゃあ土御門――――」



上条「美味しいパン、食わせてやるよ!」

54 : 完。 - 2010/11/19 16:06:57.12 ixtxJGs0 54/69

以上です!

ガールズトークってこういうのを言うんですよね!

それでは失礼します!

60 : 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします - 2010/11/19 17:00:38.62 j8xCu7c0 55/69


がーるずとーく……? いや、確かに女子達喋ってたけどガールズトークって、もっと、こう……




106 : 1/10 - 2010/11/20 08:02:06.18 446p25U0 57/69

上条「よし、書けたぞー」

禁書「あれ? とうまが手紙書いてる。珍しいんだよ、誰宛てなの?」

上条「ああ、イギリスの皆にだよ。神裂とかオルソラとか……」

禁書「ふぅん、どうして急に?」

上条「ああ、何か土御門の奴が、たまには手紙の一つでも書いてやれって言うからさ」

禁書「そうなんだ。それでどんなこと書いたの?」

上条「別に大したことは書いてないぜ? ここのところ、こっちも平和なもんだからな……ほら読んでみるか?」

禁書「なになに?『――――俺は最近、新しい趣味にのめり込んでて……』」

禁書(あ、この一文だけ読むと、とうまと私が恋人同士みたいに聞こえるかも……うふふ)テレテレ


『毎日、インデックスと一緒にパンつくってるんだ』

107 : 2/10 - 2010/11/20 08:02:56.76 446p25U0 58/69

――――私、アニェーゼ=サンクティスが異常に気が付いた時には、もう、手遅れになっちまってたんです。

その暗い闇は密かに女子寮の面々を浸蝕し、同僚たちの正気を奪っていきやがりました。

あの神裂火織ですら……やられちまいました。オルソラも、アンジェレネも、ルチアも……

かろうじて正気を保っていたのは少数のシスターと、私だけ、というふざけた状況でして。

そいつらもやがては耐え切れなくなって、私を裏切りやがったんですよ。

まあ、裏切りを責める気には、なれやしませんでした。

仲間達が次々と狂っていくのを見ていたら、あちら側に堕ちるのも仕方がないと思っちまいましたよ。

正気じゃあいられねぇです。そう、あんな光景を見せられたら、誰だって――――

108 : 3/10 - 2010/11/20 08:03:36.46 446p25U0 59/69

「いいかげん、この縄ほどいてくれませんかね?」

女子寮の食堂で私は拘束されちまいました。必死に冷静を装ってはいましたが、そんなもんクソの役にも立ちゃしません。

目の前の聖人、神裂火織に対して、虚勢など何の意味も成さないのは当たり前でした。

「駄目ですよ、シスター・アニェーゼ。貴女はこれから私達の手で洗礼を受けるのです」

神裂火織がそう言うと、私の周りを取り囲むシスター達がクスクスと笑い声をあげやがります。

私には……そいつらを睨みつけてやる気力もありませんでした。

そうです。ビビっちまったんですよ。

目を合わせたら、あちら側に引きずり込まれそうで、怖かったんです。

109 : 4/10 - 2010/11/20 08:04:16.01 446p25U0 60/69

かつては私も数百人のシスターを束ねた指揮官でしたが、そんな実績なんかが武器になりゃ苦労しません。

助けを期待するのも無駄。私以外の全員が、既に狂ってしまっているんですから。

以前、私のせいで集団暴行を受けたオルソラも、こんな心境だったんでしょうかね……

そのオルソラも、今は私を取り囲む壁の一人。

「心配する必要はございませんよ。ええ、始めてみれば簡単なことでございますから……」

彼女がどんな表情をしているのか確認する勇気もありゃしませんでしたが、きっといつも変わらぬ聖母のような笑顔を浮かべてやがるのは容易に想像がつきました。

110 : 5/10 - 2010/11/20 08:04:56.34 446p25U0 61/69

つい先日までは仲間だった何人かのシスター達も……嫌だ、助けてください、と悲鳴をあげていた仲間達も……

今ではもう狂宴の虜。人壁の向こうから彼女らの嬌声が聞こえてきやがりました。

宴の会場は、女子寮の食堂。

以前は寮の仲間達と、温かな食事を取る安らぎの空間だったその場所も、今ではもう悪魔たちの巣窟みたいなもんで。

ただ一つ。以前と変わらないのは、そこが食事をする場所だということ。


――――奴らは、パンツ食っていやがったんです。

111 : 6/10 - 2010/11/20 08:05:45.67 446p25U0 62/69

「あぁん……しすたー・るちあぁ……早く一緒にパンツ食ってくださぃい……」

猫撫で声をあげ同僚に甘えるのは、アンジェレネ。

まだあどけなさの残る彼女が、艶っぽくおねだりする様は、聖職者というよりも小さな淫魔のようでした。

私も幼さという意味では人のことを言えないんですが、その、アンジェレネの様子を見ていると――――

少しずつ、身体が火照っていくような気がしました。

「駄目ですよ、シスター・アンジェレネ。今はシスター・アニェーゼにパンツ食っていただいて、その喜びを理解していただくのが先決です」

いつものようにルチアは厳しくアンジェレネを律するんですが……私は何故だか残念に思っちまいました。

――――私は、アンジェレネとルチアが、パンツ食ってるところを見てみたかった――――

(違う! なに考えてんですか私は!)

112 : 7/10 - 2010/11/20 08:06:24.87 446p25U0 63/69

そんな正気を失いかけた 私を見透かすかのように、神裂火織は言葉で私をなぶります。

「ふふ……少しずつ理解しはじめたようですね。パンツ食ってみたくなったでしょう?」

「そ、そんなことあるわけが……!」

私は反論しますが、説得力のねえ言葉など無視して聖人は続けます。

「試してみれば分かりますよ……あの人が言ってました……ふふ、こうやってこね回すとですね、とても楽しいんですよ……」

神裂火織は何かを揉むような動作をしてみせました。

滑らかな手つきで、しなやかな指先をくねらせるその様は、再び私の身体を疼かせるには充分過ぎました。

「いったい……どうしてこんなことになっちまったんですか!? 何が原因で変わってしまったんですか!?」

無我夢中で私は叫びました。自身の身体の変化を認めたくなくて、何でも良いからごまかそうとしていたんです。

神裂火織から返ってきたのは、ほんの少し驚いた表情。

「ああ――そういえばそうでしたね。あなたはあの時いなかったから、知らなかったんですね」

113 : 8/10 - 2010/11/20 08:07:12.10 446p25U0 64/69

「きっかけは一通の手紙でした」

楽しそうに聖人は語ります。

それはまるで無垢な少女が神と出会い、奇跡によって救われた体験談を語るかのような――――

――――清らかなるもんでした。

「あの方がこの素晴らしさを教えてくれたのでございますよ」

神裂火織の言葉を継いで、オルソラが恍惚の表情で告げました。

「誰だと思いますか、シスター・アニェーゼ……私達にパンツ食って喜びを分かち合うことを教えてくれたのは」

今度はルチア。次々と繋がる言葉は良く訓練された聖歌隊の輪唱のようでした。

私も歌に魅了されちまったのでしょうか。自然と胸の鼓動が早くなります。

このカノンを最後まで聴いたら、私はいったいどうなっちまうんでしょうか?

――――『期待』で胸が膨らみました。

そして最後の一小節を歌い、聖歌を完成させたのは、その場にいたシスター達全員でした。

『そう、我等に喜びを与えてくださったのは――――上条当麻さま』

114 : 9/10 - 2010/11/20 08:08:05.30 446p25U0 65/69

「あ……あうっ……!」

私の理性を支えていた何かが壊れていく音を聞きました。

せき止められていた欲望が一気に溢れ出し、身体はそれを求めます。

上条当麻が私のためにパンツ食っているところを想像して……

私が上条当麻のためにパンツ食っているところを想像して……

「……んっ……あっ……なんで……? どうして、考えただけで、こんなにも切なくなるんですか……?」

「ふふふ、ようやく素直になれたようですね、シスター・アニェーゼ」

誰かの声が耳に届きましたが朦朧とした意識では判断ができませんでした。

「……っあ、ああっ……食べたいんですっ……当麻のパンツ食っちまいたいんですっ!!」

私は恥も外聞も構わず、はしたなくおねだりしました。

「私たちも同じ気持ちでございますよ。ですが今はその願いは叶わないのでございます」

「ええ、ですから……今はお互いにパンツ食って我慢しましょう……いつかその願いが叶う日まで」

誰かがそう言うと私の前にパンツを差し出しました。

ああ、パンツパンツパンツ!!

当麻のじゃないのが残念でしたが、私は涎を垂らすのも構わずソレにむしゃぶりつきました――――

115 : 10/10 - 2010/11/20 08:09:16.91 446p25U0 66/69

――――そして。

「アニェーゼじゃないか!? どうして学園都市に?」

部屋から出てきた当麻が驚くのも嬉しくて、その一挙一動が私を遥かな高みへと導きました。

「おい、おいアニェーゼ? どうかしたのか?」

「ぁん……あ、いえ大丈夫です。軽くイッちまってただけですから」

当麻が心配してくれていることに気がつき、嬉しさあまりのまた意識を失いかけちまいましたが。

「まあ、こんなとこで立ち話も何だし、中に入れよ」

当麻に誘われ、私は楽園へと足を踏み入れます。

マンション周囲で待機している2000人ほどのシスターたちの怨嗟が聞こえたような気がしましたが構いません。

「そうそう最近オレさ、趣味でパン作ってるんだよ。せっかくだからアニェーゼも食ってくか?」

「はい、あの、当麻……私、今日はパンツ食ってあげたくて、来ちまったんですよ……」

「ええ!? ホントにそれだけのためにわざわざ来たのか!? 

いやー、嬉しいなあ、とうとう上条さんのパン交流はグローバル化するんですね!」

ああ、こんなにも罪深い私の訪問を、当麻が喜んでくれている!

しかし私の太股を伝う汚らわしい液体が、当麻に気付かれたらどう思われるでしょうか。

内心ヒヤヒヤしましたが、それもまた私を天国へと上り詰めさせる一つの要素でありました。

「よぉし、それじゃあアニェーゼ!」

ああ、張り切る当麻が好き。私の名前を呼んでくれる当麻が好き。



「お前にパン、作ってもらおうかな!!」

116 : 完。 - 2010/11/20 08:09:48.13 446p25U0 67/69

以上です!

カーチャンがこれ読んで泣いてました! ちょっと家族会議してきます!

今までありがとうございました!!

119 : 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします - 2010/11/20 09:20:21.87 NxeHouYo 68/69

乙wwwwwwww
116先生の次回作にご期待下さい!!!

120 : 以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします - 2010/11/20 10:13:33.32 OMYIQbco 69/69

おいww
カーチャンは感動して泣いてたわけじゃないからなww

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