797 : ヘタ錬金術師 - 2010/07/27 12:56:06.93 fGUevsA0 1/62

アウレオルス「…慄然、納期が今日までなのに2つ依頼が残っている。」

アウレオルス「『演算銃器』は今まで作ったことがない、だが材料は揃っているし、成功率も問題あるまい。…『シャケ弁』は何度か作っている、レシピも材料もある。…これは、インデックちゅ!!」

インデックちゅ「ちゅ?」

アウレオルス「すまんが、『シャケ弁』の調合を頼む、今日中にだ!」

インデックちゅ「わかったんだよ!」

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

インデックちゅ「…けぷ。」

アウレオルス「…当然、こうなることは予測するべきであった。」

麦のん「ブ・チ・コ・ロ・シ・か・く・て・い・ね。」

元スレ
【禁書目録】「とあるシリーズSS総合スレ」-10冊目-【超電磁砲】
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4gep/1279299041/
▽ 【禁書目録】「とあるシリーズSS総合スレ」-11冊目-【超電磁砲】
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4gep/1280324048/
▽ 【禁書目録】「とあるシリーズSS総合スレ」-13冊目-【超電磁砲】
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4gep/1282585289/
▽ 【禁書目録】「とあるシリーズSS総合スレ」-15冊目-【超電磁砲】
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4gep/1285633664/




833 : アウレオルスのアトリエ~学園都市の錬金術師~ - 2010/07/27 20:40:08.94 fGUevsA0 3/62

ヘタ錬金「悄然、最近の若い女性はビームを撃てるとは…、やはり三年間のひきこもり生活は世の流れと著しい乖離を生んでいるようだな。」

ヘタ錬金「…まあ、とはいえ、ビームも黄金錬成でなんとかなったし、シャケ弁も黄金錬成でなんとかなった、…というか必然、最初っからこうしておくべきだった。」

インデックちゅ「zzz…。」

ヘタ錬金「…まあ、いい、次の仕事に取り掛かろう。次は、『サバ缶』か…。」

ヘタ錬金「当然、黄金錬成で作ろう、サバ缶を机の上に、材料はサバ及びその他、用途は保存及び食用、数は一つで十二分。」

ヘタ錬金「(それにしても、心底恐ろしい女性であったな、彼女は…、シャケ弁を渡したらケロリと忘れて帰っていったが…。)」

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

フレンダ「結局、サバ缶が~、う~ま~い~ぞ~、なわけよ。」パクッ

フレンダ「………。」

フレンダ「これサバやない!シャケや!」

この後、フレンダによる未曾有のクレームを受けたアウレオルスさんは、以後、緊急時以外は黄金錬成を使用しなくなったそうな。

インデックちゅ「シャケ缶おいしいんだよ!」

ヘタ錬金「依然、いっぱいあるからたんとお食べ。シャケ缶を机の上に、材料はシャケ及び…」←緊急時

835 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage saga] - 2010/07/27 20:45:58.10 fGUevsA0 4/62

終わり

あ、ついでに分かる人は分かるだろうけど、アトリエの妖精ポジがインデックちゅです。

原作完全無視です。使ってるのはキャラだけ。

あと、錬金術師がシャケ弁とか作ってんじゃねーよとか思った方は、↓でも読んできてください。

http://gnusoku.blog41.fc2.com/blog-entry-1942.html

もしくは読まずに、俺に批判を浴びせてください。若干死にたくなったあと喜びます。

さ、トトリのアトリエやろう。




101 : アウレオルスのアトリエ~存亡の危機~1/2 - 2010/07/29 22:22:02.05 lTbuUrk0 6/62

アウレ「…憮然、少々失敗が多すぎた。このままでは前スレで言われたように嫌われ者エンドまっしぐらになってしまう。」

アウレ「俄然、依頼の数をこなすしかない、次の依頼は…、御坂美琴のクローン「妹達」の2万体作成、か。」

アウレ「自然、数が数だから、黄金錬成を使うしかないが…、何にせよ大元がないことにはどうにもならん。」

アウレ「当然、本人の了解を得ることなど到底かなうまい。となると…、インデックちゅ!!」

インデックちゅ「ちゅ?」

アウレ「すまないが、『御坂美琴』の髪の毛の採取を頼む!数は一本で十二分!!」

インデックちゅ「まかちぇておくんだよ!」

アウレ「コレがターゲットのデータだ、よろしく頼む。」

インデックちゅ「行ってくるんだよ!」

アウレ「当然、夕方6時までには帰ってくるんだぞ!」

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

インデックちゅ「とってきたんだよ!ついでにご飯もご馳走になってきたんだよ!」

アウレ「うわっ、ずーずーしぃ~、当然、今度なんかもってかんとなぁ…、ともあれ、でかした!」

インデックちゅ「ふふふなんだよ。」

102 : アウレオルスのアトリエ~存亡の危機~2/2 - 2010/07/29 22:24:06.76 lTbuUrk0 7/62

アウレ「悠然、調合完了だ、途中、なぜか片腕と片足をもってかれるような気がしたが、当然、気のせいだった。」

ミサカ「………。」

アウレ「ホムンクr…じゃなくてクローンの完成だ!…とはいえ現然、外見以外は生まれたての赤子と変わらぬのだが…。」

インデックちゅ「全裸なんだよ!早く何か着ちぇてあげないとかわいちょうなんだよ!」

アウレ「うむ、必然、このままでは風邪を引くしな…。確か依頼で作った女物の服の余りがここらに…。」

ミサカ「ふぇ…、ビェーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!」

アウレ「慄然、ああ、こらこら泣くでない…、すまんインデックちゅ、その辺の女物の服を探してくれ。おーよしよし…。」

ガチャ

黄泉川「ちわーっ!黄泉川でーすっ!いやー、炊飯器を酷使しすぎて壊れちゃったじゃん、先生、ちょっと直しt…。」

アウレ「」

ミサカ「ふぇぇぇぇぇぇん!」

インデックちゅ「あった!バニーちゅーちゅがあったんだよ!早くきちぇてあげるんだよ!」

黄泉川「…先生、話は(警備員の詰め)署できくじゃん。」ガチャコ

アウレ「いや、ちょ、ま、ご…誤解だ!当然、誤解なのだぁぁぁぁぁぁ!!」ズルズルズル

インデックちゅ「アウレオルちゅーーーー!!!!」

ミサカ「うえぇぇぇぇぇん!!」

103 : - 2010/07/29 22:25:33.16 lTbuUrk0 8/62

終わり。

ホントは美琴がインデックちゅを連れてアトリエに来るとか考えてたんだけど、面倒だったからやめた。




243 : アウレオルスのアトリエ~家族がふえるよ!~1/2 - 2010/07/30 22:43:48.55 CIGgmYo0 10/62

アウ「…インデックちゅ、判然、今の私はなんと見える?」

ミサカ「ばーぶー」

インデックちゅ「…忌憚ない意見を言わちぇてもらえば、JCに赤ちゃんプレイをちゃちぇている変態にちか見えないんだよ…」

アウ「フフ、フフフ、それもコレも、全然、あの『絶対進化能力実験』とやらのせいだ、まったく…。2万人の『妹達』による新たな形態の発電所を作るとかなんとか言っていたから依頼を受けたというのに…。連中は捕まったが、おかげで共犯を疑われ、警備員にパクられかける羽目になってしまった…、おーよしよし」

ミサカ「あばー」

インデックちゅ「今回は、依頼内容が依頼内容だったのに、相手を疑わずに依頼を受けたアウレオルちゅも悪いんだよ!」

アウ「う…、だ、だって果然、嫌われ者エンド、いやだったんだもん…」

インデックちゅ「まったく…、まあ、あの状況になったおかげで、その子も今こうしていられるわけだち、悪いことばっかりじゃないんだよ。まあ、どんな依頼でも、こっちが原因で依頼主の仕事をはちゃめちゃにちちゃった訳だち、仕事としては最悪だけどね。ほら~、べろべろば~」

ミサカ「きゃっきゃ♪」

アウ「うう…、ま、まあしかし、必然、その通りだな…。私としても、己の娘のような存在があのような実験に使われるのは我慢ならん。ほら、たかいたかーい、…ぐう、ちょっと重い」

ミサカ「うーぶー」

アウ「当然、黄泉川先生に、『男なら責任取るじゃんよ!』と言われたように、今後、この子の面倒を見るのは全く問題ない。…しかし、このままではいかん、恟然、ご近所さんにでも見られたら、また評判が落ちる。色んな意味で」

インデックちゅ「最初、あいほの誤解をとくのも大変だったんだよ…、マジで」

アウ「ということで必然、あまり気は進まんのだが、この子のためにも私のためにも、黄金錬成で原作のミサカ連中と同じ人格を植えつけようと思う。」

ミサカ「うー?」

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

244 : アウレオルスのアトリエ~やったねアウレオルス!~2/2 - 2010/07/30 22:44:55.83 CIGgmYo0 11/62

アウ「さて、歓然、無事に終わったわけだが、…ミサカ、私がわかるか?」

インデックちゅ「わたちもわかる?」

ミサカ「はい、ミサカの創造主にてお父さん、アウレオルス=イザード、そしてインデックちゅですね、とミサカは素直に応答してみます」

アウ「…お父さん?」

ミサカ「はい、先程、ミサカのことを、『娘のような存在』と言っておりましたので、お父さんと判別しました、とミサカは脳内での決定事項を打ち明けます」

アウ「…むう、隠然、少々気恥ずかしいな、お父さん、か」

インデックちゅ「ということは、わたちがお母ちゃんだね!」

アウ「いや、現然、お前はどちらかと言えば…、ペット?」

インデックちゅ「うるちゃいんだよ!このヘタ錬!」

ヘタ錬「ヘ、ヘ、ヘ、ヘ、ヘタ錬ちゃうわ!」

ミサカ「ううむ、DNA的には御坂美琴お姉さまがお母さんということになるのでしょうか、とミサカはお父さんの醜態を見物しつつひとりごちます」

アウ「…愕然、それはやめてくれ、倫理的にも対外的にもガチでまずすぎる、原作でもJCをお母様と呼ばせるわけにはいかんかったんだろう」

ミサカ「まあそんなことはどうでもいいとして、今後とも宜しくお願いします、とミサカは強引にまとめに入ります。」

インデックちゅ「無理矢理過ぎるんだよ!」

ミサカ「仕方ありません、ミサカの存在自体が、前回の逮捕オチのために無理矢理用意されたようなものなのですから…、とミサカは世の無常を嘆いてみます」

アウ「…惨然、そんな悲しいことを言わないでおくれ娘よ!!」ギュ

ミサカ「…うう、ヒック、おとうさーん!!」ギュウ

インデックちゅ「イイハナシナンダヨー」

ガチャ

姫神「アウレオルス、魔法のステッキ二刀流、してみたい、もう一本つくっt…」

アウ「」

ミサカ「うぇ、ヒック、うぇぇぇん!!」

姫神「ごめん、邪魔した」バタン

アウ「…茫然、結局またこういうオチなのかぁぁぁ!!」

245 : アウレオルスのアトリエ - 2010/07/30 22:48:03.35 CIGgmYo0 12/62

終わり

ヘタ錬!ミサカ!テメエら口調めんどくさすぎんだよ!かまちーマジ尊敬するわもう…。

病気ネタと採集ネタはもうちょいまってください…。

病気ネタはできてるんです…。採集は…、どうしよう。

253 : - 2010/07/30 23:47:15.52 CIGgmYo0 13/62

皆様、乙ありです、そして白頭巾のかた乙
ツンデレで名高い闇咲さんがでとるな、しれっと

>>244
一個訂正というか蛇足補足

一応ミサカはアトリエにおけるホムンクルスポジです。

つかもともと設定に無理があるから今更どうでもいいけど。

あ、今後はタイトル出来る限り統一します。




295 : - 2010/08/01 12:18:28.26 woU3pL20 15/62

俺も禁書15巻がどっか行ってる、お陰で垣根ネタが書けない。

まあいいや、しばらくはアウレオルスのアトリエを書こう。

ってことで2レス使って投下します、病気ネタ。

296 : アウレオルスのアトリエ ~病気ネタ~ - 2010/08/01 12:19:57.81 woU3pL20 16/62

姫神「私、姫神秋沙、アウレオルスの幼なじみ、いわゆるシアポジ」

アウレ「爽然、おはよう秋沙、今日も素晴らしい朝だな」

姫神「アウレオルス、なんの用?残念ながら、私のフラグは、既に上条くんに立っている。あなたの入り込む余地など、ない」

アウレ「当然、そんなことはどうでもいい。そんなことよりも秋沙、君の病気を治す方法が見つかったのだ」

姫神「…どうでもいいって…、ちょっと傷つく。それに私、病気なんかしてない」

アウレ「悄然、何を言う。以前から吸血鬼に噛まれて困る、と言っていたではないか」

姫神「…それは病気じゃなく、能力。というよりも、以前あなたに『歩く教会』を作ってもらったおかげで、問題はなくなった」

アウレ「騒然、これが、吸血鬼から秋沙を守る薬、『能力体結晶(エリキシル剤)』だ!一晩で作った!」

姫神「ああ、ぜんぜん聞いてない。そして、ものっそい不穏な漢字が見えたんだけど、今。」

アウレ「快然、さあ飲め、…飲むんだ!」

イートイン

姫神「フォォォォ、ォォォォォ!!!」

ボンッ

アウレ「凝然、気分はどうだ?秋沙」

姫神「私は、神の代理人
   神罰の地上代行者

   私の使命は
   我が神に、逆らう愚者を
   その肉の、最後の一片までも絶滅すること

   Amen」

アウレ「爛然、完成だ…、ローマ正教、最強の切り札、マジカル☆シャーマン・あいさ…」

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

姫神「う~ん、それがどうした吸血鬼、まだ腕がちぎれただけじゃねえか…、ハッ」

姫神「…夢、そうか夢か。よかった、空気キャラ脱却のためとは言っても、あのキャラ付けはないわ」

姫神「…でも、マジカル☆シャーマン・あいさの衣装は可愛かった。あと、魔法のステッキの、アンデルセン持ちもなかなか…」

姫神「…今日、アウレオルスに作ってもらおう、幼なじみのよしみで、相場の半額くらいで」

297 : - 2010/08/01 12:21:18.75 woU3pL20 17/62

終わり

ごめん2レスとか言ったけど、1レスに収まった。

時系列(笑)は前回の朝です。




456 : アウレオルスのアトリエ~採集ネタ~1 - 2010/08/03 23:30:24.75 ikgb9H.0 19/62

アウレ「…憮然、秋沙の誤解はとけたが、口止め料としてステッキと衣装を作らされてしまった。無料で…。昂然、あの空気女め!だいたいあいつは昔から…」

ミサカ「…インデックちゅ、あの姫神秋沙という少女は、お父さんとどんな関係ですか?とミサカはお父さんに聞こえないように質問します」

インデックちゅ「あいちゃはアウレオルちゅの幼なじみなんだよ! 」

ミサカ「幼なじみ…なるほど、ということはあの少女のフラグがお父さんにたてば、未だ宙ぶらりんのミサカのお母さんポジが埋まるのですね、とミサカは納得します」

アウレ「…唖然、それはなwwwwwwwwwいwwwwwwwwwwwわwwwwwwwwwwwwwww」

ミサカ「…ところで、本日は学園都市を出て、電車に乗っているのですが、どちらへ向かっているのですか、と若干キモいお父さんをシカトしつつ、インデックちゅに尋ねます」

アウレ「愕然、…娘にキモいって言われた…、死にたい…」グスン

インデックちゅ「海なんだよ!美味ちいものが食べれるんだよ!」

ミサカ「海?とミサカは首をかしげます」

アウレ「そうだ、今日は…、騒然、お前に錬金術の基礎を叩き込んでやろう!!」

ミサカ「おお…、ついにミサカにも錬金術をお教えくださるのですね、とミサカは興奮します!」

アウレ「うむ、当然、まずは基礎中の基礎!『うに』の採集だ!!!」

ミサカ「…え、うに?とミサカは首をかしげます」

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~その頃、学園都市では~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

上条「ふぁーあ、今日も補習かー、不幸だー…」ゾクッ

上条「!!? な、なんだ今の感覚…、誰かに髪の毛を狙われてるかのような感覚は…」

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

457 : アウレオルスのアトリエ~採集ネタ~2 - 2010/08/03 23:32:52.75 ikgb9H.0 20/62

インデックちゅ「というわけで、海についたんだよ!」

ミサカ「おおう、絶景かな!!これが海ですか!とミサカは感動を隠しきれず叫びます!やっほー!!」

アウレ「…ふふ、しかし厳然、はしゃぎすぎてもらっては困るぞ?今日は遊びに来たのではなく、修行に来たのだからな」

ミサカ「それなんですが、なぜにうにを?もうちょっと錬金術らしいモノのほうが、テンションも上がるんですが、とミサカは少々不満をあらわにします」

アウレ「何をいう、当然、うに以上に錬金術らしいものなどないだろう」

ミサカ「???」

インデックちゅ「…アウレオルちゅ、流石にそれは分かりづらいと思うんだよ…」

アウレ「必然、うには近くの森だろうと街道だろうと取れるのだが、夏だし、分からない人を置いてけぼりにするのもなんなので海に来た」

インデックちゅ「お前もう黙るんだよ」

458 : アウレオルスのアトリエ~採集ネタ~3 - 2010/08/03 23:34:13.42 ikgb9H.0 21/62

アウレ「さて、俄然、只今よりうにの採集を始めるのだが、その前に…、インデックちゅ!!」

インデックちゅ「ちゅ?」

アウレ「お小遣いあげるから、海の家でお腹いっぱい食べてきなさい。あ、知らないおじさんにはついていかないように!!」

インデックちゅ「まかせておくんだよ!!」タタタ

ミサカ「…やはり、危ないから採集はさせられない、ということですか?とミサカは今のインデックちゅへの対応に関しての質問をします」

アウレ「否然、インデックちゅは私の三倍の速度で採集をこなす、完璧に、だ」

ミサカ「シャ…否、何でもありません。しかし、それならば何故?とミサカは更なる疑問をいだきます」

アウレ「…慄然、そのままの速度でうにを食い尽くす。漁師さんたちが涙目になるから、食料系統の採集は任せられない」

ミサカ「…なるほど、とミサカは恐怖を感じつつも頷きます」

アウレ「あ、当然、錬金術士はうに漁業を許可されている。その辺は心配しなくていい」

ミサカ「…もう錬金術士じゃなくてうに漁師でいいんじゃないですかお父さん、とミサカは胡散臭い職業よりも、カタギの仕事をすすめてみます」

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~その頃、学園都市では~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

上条「うう、なんか今日は頭部を中心に寒気がする…、新種の病気だろうか、不幸だ…」

   …ウニヲソマツニスルコハイネガァー…

上条「…はっ、何だ今の声は…、恐ろしい、そしてとても懐かしいような…」

青ピ「せんせー、なんかカミやんが厨二臭い台詞吐いとりまーす」

小萌「上条ちゃーん?授業中に厨二妄想とはいい度胸ですねー?」

上条「…不幸だ…」

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

459 : アウレオルスのアトリエ~採集ネタ~4 - 2010/08/03 23:35:25.93 ikgb9H.0 22/62

アウレ「粛然、えー、貴重な時間を割いてこの文を見ていただいている方々に、ここで一つ謝罪を」

ミサカ「うに採集時の描写は省かせていただきます、誠に申し訳ございません、とミサカは深々と謝罪をします」

アウレ「必然、理由としては、めんどくs…ゲフンゲフン、うに漁とか見たこと無いんで、どうしても想像がつかなかった、すまない」

ミサカ「ちなみに、実際のうに漁とは、小舟より漁師が覗き眼鏡で海底を視認しながら同時に櫂を操り、ウニを探す。ウニを見付けると玉網(タモ)と呼ばれる柄付きの網で捕獲するが、水深に合わせタモの柄を接ぎ足さねばならない。単純にして非常に熟練を要する漁法である。…らしいです、とミサカはウィキペディアに載ってた文をそのまま転載します」

アウレ「当然、素潜りによる漁も行われているようだ、まあ、アトリエシリーズでは近くの森に行って1日経っただけで9個とか手に入るから、そんなノリで考えていただければ幸いだ」

インデックちゅ「…いい加減メタな話題はやめた方がいいと思うんだよ」

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

アウレ「爛然、そんなこんなで9個取れた。すごいぞミサカ! 流石私の娘だ!!」

ミサカ「そ、そうですか?エヘヘ…、とミサカは嬉し恥ずかしな感情を抱えつつ頬をポリポリ掻きます」

アウレ「さて、それでは、そろそろインデックちゅを迎えに行くか…」

インデックちゅ「アウレオルちゅ~」

アウレ「判然、インデックちゅではないか、どうした?もうお腹いっぱいになったのか?」

インデックちゅ「お金がたりないんだよ!お店の人があと三万円いるって言ってたんだよ!!」

アウレ「」

ミサカ「…まぁ、こうなるだろうな、とは思っていました、とミサカはオチを読んでいたことに関して会心の笑みを浮かべます」

アウレ「呆然、電車賃ギリギリか…、足りただけよしとするか…」

460 : アウレオルスのアトリエ~採集ネタ~5 - 2010/08/03 23:36:33.08 ikgb9H.0 23/62


帰りの電車

ミサカ「それで、このうには食べるんですか?とミサカはお父さんに質問します」

アウレ「否然、食用ではなく、それを元に『うにLv.1』を作成してもらう、練習だな。」

ミサカ「う、うにLv.1ですか…、世の中にはそんなものがあるんですね、とミサカは錬金術士の無駄に豊富なうに事情にひきつった笑みを浮かべます」

アウレ「淒然、馬鹿にしてはいかんぞ?最高位の『うにLv.99』など、黄金錬成を完成させた私ですら、未だ作成できない、それほど、うには奥が深い…」

ミサカ「は、はあ…、でも、食べれないと知ったら、インデックちゅが暴れだしそうですね、とミサカは懸念を口に出してみます」

インデックちゅ「zzz、…まだ八分目なんだよ~」

アウレ「愁然、…まあ、この仔の食料は黄金錬成でなんとかしよう…、というよりそうでもせんと食費が…」

ミサカ「…あ、あの、お父さん」

アウレ「ん、なんだ?」

ミサカ「今日は、とっても楽しかったです、お父さんや、インデックちゅと一緒に海に行けて…、とミサカは心境を吐露します」

アウレ「…必然、私も楽しかったよ」

ミサカ「また、どこかに連れていってくれますか?とミサカは可愛い顔でおねだりします」

アウレ「…そうだな、今日は修行の一環だったし、今度は休みに、街へ服やら何やらを買いに行くとするか」

ミサカ「わ、ほんとですか!?ならミサカはセブンスミストという店に…」

461 : アウレオルスのアトリエ~採集ネタ~6 - 2010/08/03 23:37:28.58 ikgb9H.0 24/62

海の家店員A「今日さ~、例の緑髪のイケメンが来たんだけど~」

海の家店員B「え、あのたまに来て、うにとっていく人?」

海の家店員A「そうそう、あの人が~、中学生くらいの女の子ときてたよ~、あんま似てなかったから、彼女とかじゃないかな~?」

海の家店員B「ええ!…あの人って30くらいだよね?…ロリコンだったんだ…、うわぁ…」

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

アウレ「憮然、私はまだ18だ!!!」

ミサカ「お、お父さん?どうしたんですか?とミサカは質問します」

アウレ「いや…、漠然、どっかで老け顔と言われた気がしてな…、そしてなんだろう、この評判が下がった時の心境…」

ミサカ「???」

462 : - 2010/08/03 23:38:43.60 ikgb9H.0 25/62

終わりー

つか~~付けるの適当すぎだな俺、まあいいや




706 : アウレオルスのアトリエ ~白くて細くてキュートなアンチクショウ~1 - 2010/08/07 01:02:35.33 U6tU8kw0 27/62

アウレ「快然、今日は休みだったのでこないだミサカとした約束通り、セブンスミストやその他諸々に行ってきた」

ミサカ「お洋服を結構な数買いました、とミサカはホクホク顔です」

インデックちゅ「ご飯もいっぱい食べたんだよ!」

アウレ「当然、また私の財布は空になったがな…、まあそれはいい、問題は……」

ミサカ「はい、今現在、私たちはアトリエの前にいるわけですが、アトリエ内部から人間の反応がするのです、とミサカは緊張感をはらみつつ状況説明をします」

アウレ「愁然、せっかく楽しい休日を過ごしてきたというのに、気分が台無しではないか……」

インデックちゅ「警備員に連絡ちゅる?」

アウレ「否然、これ以上面倒を負うのはゴメンだ、まあ『倒れ伏せ』、『すべて忘れろ』、『帰れ』、『(盗まれたものとか)元に戻れ』のコンボで問題ないだろう」

ミサカ「…前々から思ってましたが、お父さんって存在自体が結構なチートですよね、とミサカは尊敬半分呆れ半分の発言をします」

アウレ「ふふふ、そう思うかミサk」

インデックちゅ「でもヘタレだから丁度プラマイゼロなんだよ」

アウレ「」ズーン

インデックちゅ「ほら、こういう所が」

ミサカ「……お父さん……」

アウレ「……が、俄然、気を取り直そう!扉を開ける前に『倒れ伏せ』の命令をかける!ミサカ、扉の開閉を頼む!」

ミサカ「おっと合点承知の助!とミサカは扉に手をかけます」

アウレ「それでは…、『倒れ伏せ、侵入者共』!!」

ガン!!

???「いってェ!なンだァ!?」

アウレ「猛然、かかった!!」

707 : アウレオルスのアトリエ ~白くて細くてキュートなアンチクショウ~2 - 2010/08/07 01:03:26.87 U6tU8kw0 28/62

ガチャ

アウレ「冷然、人の留守中に勝手に入り込むとは……、見下げ果てたやつ!この私が成敗してくれるわ!」

インデックちゅ「なんでちょっと時代劇調なんだよ……、って、ちょっと待って!?」

一方「あーいってェ、なンだったンだ今の……、一瞬、体がクッソ重くなったンですけどォー……、って、お前ら……?」

アウレ「(……な、愕然、私の黄金錬成を受けて、立ち上がっているだと……?)」

ミサカ「(……この男……!)」

一方「……緑髪のオールバックにィ、『超電磁砲』のクローンとォ……、えらくちっこいなンだかわかンない奴……、話通りだなァ、お前らがここの住人ってわけですかァ?」

アウレ「……憤然!空き巣め、前もってウチの家族構成を調べ上げているとは!!」

一方「……空き巣ゥ?おいおい、勘違いすンなよ?俺は急ぎで依頼したい仕事があったンでェ、ちょっくら留守中にお邪魔させて頂いただけですゥ。……まァ、外で待つのもヤだったから勝手にあがらせてもらいましたけどねェ?ぎゃは」

アウレ「貴様…!!」

ミサカ「待ってくださいお父さん! その男は危険です!」

アウレ「……なに?この男を知っているのかミサカ!!」

ミサカ「ええ、今の気持ち悪いァィゥェォン口調……、まるでモヤシのように貧弱な体躯……、滲み出る厨二臭……、データと完全に一致! 間違いありません! この男こそ、学園都市第一位にして、『絶対能力進化実験』の中核……、『一方通行』です! とミサカは断言します!!」

インデックちゅ「じゃ、じゃあこの男が例の実験で……、って……」

一方「」ズーン

インデックちゅ「……なんかヘコんでるんだよ」

ミサカ「ええと、もしかして今のモヤシ呼ばわりが効いた?とミサカは心当たりを探します」

アウレ「呆然、……まあなんだ、コーヒーでも飲むか?」

一方「……うン」

709 : アウレオルスのアトリエ ~白くて細くてキュートなアンチクショウ~3 - 2010/08/07 01:06:03.76 U6tU8kw0 29/62

一方「コーヒーうめェ」

アウレ「唖然、もう機嫌よくなってやがる。……で、なんの用だ、急な依頼とはいえ、休日に押しかけられるのは流石に困るのだが」

一方「オイオイ、オマエそれが客に対する態度かァ?ちょォっと傷つくぜェ?」

インデックちゅ「世間一般では、留守中に勝手に鍵を開けて家に入ってくる奴を客とは呼ばないんだよ!」

ミサカ「全くです、せっかくお買い物から帰ってきていい気分だったのに、このモヤシのせいで最悪の気分ですよ、とミサカはさらに追い込みをかけます」

一方「ぐ……、わ、悪かったよォ……」

アウレ「厳然、お前らもちょっと黙れ、私としてもさっさと依頼を聞いて、さっさと帰ってもらいたいのだ」

一方「お前らァ!しまいにゃ泣くぞォ!?」

アウレ「黙れモヤシ、さっさと依頼言え」

インデックちゅ「帰れ」

ミサカ「死ね」

一方「ぐぬぬゥ……、……依頼ってのはァ、そこのクローンをもう一人つくって欲しいってェ事だ」

ミサカ「!!!」

一方「……勘違いすンなよ、あンなクソ実験、たち消えになったンなら俺だってやりたくねェよ」

アウレ「……ならば、何故?」

一方「決まってンだろ?打ち止めとのフラグも実験とともに折れちまったンでなァ、まあ実験はやりたかねェが、打ち止めのいない世界も耐えられねェってこった」

アウレ「……は?」

一方「あ、そうだ、言い忘れてたわ、そこのやつよりも若く作ってくれよなァ?中学生はババァだからな、10才前後だなァ、もち、性格は原作準拠で頼む」

ミサカ「」

インデックちゅ「」

一方「報酬ならたンまり出せるぜェ、まぁ打ち止めとのキャッキャウフフは金なンぞでは買えないもンなンだが……」

アウレ「『帰れ、全部忘れろ、二度と来んな』」

一方「お邪魔しましたァ~」

710 : アウレオルスのアトリエ ~白くて細くてキュートなアンチクショウ~4 - 2010/08/07 01:06:43.20 U6tU8kw0 30/62

バタン

インデックちゅ「……GJなんだよ、アウレオルちゅ」

アウレ「……脱然、頭いってえ……」

ミサカ「お父さーん、あのセロリはともかく、ミサカも妹が欲しいです、とミサカは空気を読まずにおねだりします」

アウレ「……すまないミサカ、今の私にはボケに突っ込む気力が……」

バタン!!

一方「って帰るわけねェだろうがクソッタレェェェ!!!」

アウレ「んな!?がががが愕然、私の黄金錬成が効いていないだと!?」

一方「そりゃァコッチの台詞だァ!俺の『反射』が一時でも適応されないだとォ!?お陰で脳内の打ち止めが綺麗サッパリ居なくなるとこだったじゃねェか!!」

インデックちゅ「……これは、アレだね、原作でいうヴォジャノーイの水の槍と似た感じの現象なんだよ」

ミサカ「解説GJ、とミサカは惜しみない賞賛をインデックちゅに送ります」

一方「と・も・か・くゥ!さっさと打ち止め出せやこの野郎ォ!!」

アウレ「当然!貴様のようなロリコンの所にみすみす幼女を差し出せるか!!」

一方「ンだとォ!?こうなったら実力行使だ!泣きわめいて自分からヤラせてくださいっておねだりするまで痛めつけてやっからよォ!!」

アウレ「……泰然、やってみろ、出来るものならな」

一方「……上等ォ」

ミサカ「え、何この流れ、とミサカは……」

 ……ミサカは、それ以上言葉を続けることができなかった。

 その瞬間、アウレオルスと一方通行から、名状しがたい殺気が噴出したからである。

711 : アウレオルスのアトリエ ~白くて細くてキュートなアンチクショウ~5 - 2010/08/07 01:07:31.20 U6tU8kw0 31/62

ゆるりとした動きで、アウレオルスが懐より細い鍼を取り出し、己の首筋に突き立てる。

『アトリエとその外部の空間を隔絶、インデックちゅ、ミサカ両名も同様』

「ちょ……!」

「ちゅ……!」

 アウレオルスがそう唱えた瞬間、ミサカとインデックちゅは、強制的にアトリエの外に排出された。

「へェ……?精神操作だけじゃなく、面白いことできンだなテメェ」

 一方通行がアトリエの壁をコツコツと叩きながら言う。

「錬金術士っつゥのは皆こういう事出来る訳?」

 軽口をたたきつつも、その細い体躯からは、おぞましいほどの殺気が溢れでていた。

「豪然、錬金界広しといえども、『黄金錬成』を使えるのは私だけだろう」

 返答と共に、アウレオルスも、圧倒的な威圧感をもって、それを受け止める。

「ふゥん……?まァ、どっちにしろ今からテメェをギッタンギッタンにすることにゃァ変わりないんですけどねェ!!」

 そう言い放った一方通行の軸足が木製の床を踏み抜く。
 次の瞬間、踏み抜かれた床の木片が散弾銃のようにアウレオルスへと襲いかかった。

 だが……

『防壁を展開、あらゆる攻撃を遮断』

 例のごとくアウレオルスが鍼を首に刺し、つぶやくと、彼の眼前に半透明の防壁が顕現し、木片の散弾を弾き飛ばした。

「チィッ……」

 はじかれた木片を視認し、次の行動に移ろうとする一方通行だったが、それよりも早くアウレオルスの言葉が続く。

『奈辺より槍を射出、致命傷を避けつつ、四肢を串刺しにせよ』

 その言葉と共に、どこからともなく現れた4本の槍が、正確に一方通行の四肢を狙い、射出される。

 先ほどの精神操作が、……一時的とはいえ……、絶対防御であるはずの『反射』をかいくぐって来たことから、たたらを踏む一方通行。

 しかし槍はその四肢を貫通することなく、一方通行の斜め後方に滑るように弾かれ、……そして虹色の光条となって消滅した。

712 : アウレオルスのアトリエ ~白くて細くてキュートなアンチクショウ~6 - 2010/08/07 01:08:12.01 U6tU8kw0 32/62

「……チっとビビりはしたが、一応、『反射』は適応されているみてェだなァ? ……ならァ!!」

 言うが早いか、一方通行は豹のごとき速度で『防壁』へ肉薄し、触れる、すると『防壁』から虹が溢れ出、みるみるその形状を無くしてゆく。

「完全なベクトル操作はできねェが、こうやってりゃァいつかは消えちまうってこったァ!!」

 無論、それをやるためには、『防壁』に触れ続けていなければいけないのだが、物理攻撃を『反射』した今、アウレオルスからの攻撃はさしたる意味を持たない。

 ……あ、精神攻撃は別ね?アレをこの設定でやっちゃうとあまりにもあっさり終わっちゃうから使わせないです、はい。

 つーか、「お邪魔しましたァ~」やらせたかっただけですから、アレ。

 眼前で消滅していく防壁を、しかし慌てるでもなく見つめ、

「なるほど、真説その能力、私の『黄金錬成』も例の外に漏れず弾き飛ばすらしい。……しかしながら、完全に弾いているわけでもあるまい、ならば……」

 余裕の表情を崩さず、アウレオルスは鍼を己の首筋に突き立てる。

『奈辺より万力を召喚、一方通行の四肢を潰せ、消滅した部品はその場にて再生を』

 その刹那、一方通行の四肢に万力が装着され、ギリギリと音を立てながら圧潰を開始した。

 一方通行の表情が、驚愕へと変わる。
 『反射』を行っても、その万力が消滅しないからだ。
 否、消滅はしている。問題なのは、消滅した部分が、消滅を上回る速度で再生していることだ。
 もともと中途半端に『反射』を行っていた反射膜が、対応しきれずに悲鳴を上げ始めている。

 もちろん、宙空に浮かんでいる状態の万力であるため、装着した状態でも動けるはずである。
 しかしいかなる力が働いているのか、その万力は前後左右、どの方向へ動こうとしても頑として動かず、虹を撒き散らしながら再生を繰り返し、ゆっくりと、しかし確実に圧力を強めていった。

 身動きが取れなくなったことに歯噛みしつつ、一方通行はアトリエ中の空気の流れを暴風の刃へと変化させ、アウレオルスにぶつけたが、

『防壁を再展開、刃より我を守れ』

 通常ならば、アトリエごと人体を薙ぎ払えるであろう暴風は、しかしアウレオルスが再展開した『防壁』によって阻まれた。

「これならどうだァ!!?」

 圧縮された空気がプラズマへと変貌し、アウレオルスへ襲いかかるも、『防壁』に触れた瞬間に霧散する。

「必然、無駄だ」

 アウレオルスが、つまらなそうにつぶやく。
 『反射』による消滅には耐えれなかったが、『防壁』には、この世のあらゆる物理法則が通用しないように設定がしてある。
 『反射』以外の攻撃は完全に無意味なのだ。

713 : アウレオルスのアトリエ ~白くて細くてキュートなアンチクショウ~7 - 2010/08/07 01:08:44.79 U6tU8kw0 33/62

 そして、一方通行が無駄な攻撃をつづけている合間にも、万力は圧力を強めていた。
 
 事実、一方通行の四肢からは、少量ではあるが血が流れ始めていた。
 このまま圧潰を続ければ、反射膜ごと一方通行の四肢を粉砕するだろう。
 身動きを封じられた今、一方通行に打つ手はない。

「……当然、詰みだな。依頼を諦めるならば、その万力を外してやってもいい」

 嘆息しつつ、アウレオルスが一方通行に提案した。

 もちろん、外した瞬間に反撃されることも考慮してはいたが、これまでの攻防で、実力差ははっきりしていた。

 たとえ奇襲をかけられたとて、瞬時には破れない防壁、そして今度こそ粉砕されるであろう四肢。

 それがわからんほど、馬鹿な男でもあるまい、と考えての発言であった。
 
 提案を受けた一方通行は、既に攻撃をやめていた。

 万力の圧力が激痛を生んでいる為だろうか、額には脂汗が浮かび、顔は苦痛に歪んでいる。

「わ……、わかったよォ……、諦めるから、コイツを外してェ……」

 その言葉を聞き、ようやく屈したか、とアウレオルスが万力を外すために、首筋に鍼を刺した瞬間、

「……なァんて言うとでも思ったかよ。あァ!?」

714 : アウレオルスのアトリエ ~白くて細くてキュートなアンチクショウ~8 - 2010/08/07 01:09:41.58 U6tU8kw0 34/62

 ぐちゃり、と歪んだような笑みを浮かべる一方通行。

 その笑みに、一瞬、本能的な恐怖を覚えたアウレオルスは、反射的に、

『跳べ!!』

 と叫び、先程まで一方通行がいた位置の背後、……先程まで自分がいた位置の正面だが……、に空間転移した。

 空間転移時のタイムラグに、何が起こったかを確認したアウレオルスは、言葉を失う。

 先程まで一方通行を捕縛していた万力が、粉々に粉砕されていたのだ。

 否、万力だけではない。絶対的な防御力を誇るはずの『防壁』さえも粉砕され、もはや原型を留めていない。

 そして、先程まで自分がいた位置に、今度は一方通行が立っている、拳を振り抜いた姿勢で。

「ったく……、空間転移まで出来やがるたァ……、ほんとに何でもありなンですねェ、奥さン?」

 振り返った一方通行に、もはや先程までの苦痛の表情はない、あるのはただ、狂気を含んだ笑顔。

「まァでも、流石に焦ったわ、反射膜ごと俺の両腕両足潰してくるとかなァ…、俺をここまで追い詰めたのって、お前が初めてなンじゃねェの?ぎゃは」

 言葉とは裏腹に、愉しそうに笑う一方通行をみて、驚愕の色を隠さずアウレオルスが叫ぶ。

「愕然、なぜ私の『黄金錬成』が効かぬ!」

「ああ、そのことだけどよォ、確かに最初、お前の能力……、『黄金錬成』だっけか?なンか訳わかンねェベクトルが混ざっててさァ、『反射」しきれなかったンだわ。けどよォ……、あンだけ反射膜に密着されてたら、そりゃァ分析も完了するぜェ?あとはそのベクトルに『反射』のフィルターを設定するだけだ、そういうこと」

 ……つまるところ、原作で垣根帝督に行った戦法を、今回はアウレオルスの『黄金錬成』に適応させた、それだけのことである。

 SS的には余りひねりのない結果で申し訳ないが、しかし、もはや形成は完全に逆転した。

「くっ…、『銃をこの手に、弾丸は魔弾、用途は射出、人間の動体視力を超える速度にて、射出を開始せよ』!!」

 アウレオルスの手元に件の暗器銃が握られ、一方通行に向かって魔弾が射出された。

「あはぎゃは!!無駄だってンだよォ!!!」

 しかし魔弾は一方通行によって反射され、アウレオルスの頬をかすめる。

715 : アウレオルスのアトリエ ~白くて細くてキュートなアンチクショウ~9 - 2010/08/07 01:11:11.78 U6tU8kw0 35/62

「今度はこっちからいくぜェ!!」

 そう言い放ち、一方通行が壁を殴ると、アトリエ中の瓦礫やガラス片などが、一斉にアウレオルスに襲いかかったが、

『意味なき投石は、すべて消滅せよ!』

 アウレオルスの号令とともに、襲いかかる瓦礫の雨が、綺麗サッパリ消失した。

 したのだが、そもそも瓦礫の雨自体が隙を作るための目眩ましだったのか、間を置かず、白い弾丸と化した一方通行が突撃を開始していた。

 一瞬にて眼前まで迫った一方通行に対し、間一髪、アウレオルスの、

『跳べ!』

 の命令が間に合った。またも一方通行から離れた距離に転移するアウレオルス。
 それを見て、うんざり、といった顔で一方通行が語りかける。

「ったくよォ、ピョンピョンピョンピョン、カエルみてェに跳びまわりやがって、……ああ、髪も緑だなテメェ、ちょっと似てンじゃねェの?なンだっけほら……ゲブ太?」

 某超電磁砲が聞いたら発狂しそうな間違いを犯しつつ、一方通行は言葉を続ける。
 
「まァそれはそれとして、もうわかったろ? オマエじゃ俺にゃァ勝てねェよ。……俺としてもさァ、さっさと打ち止めちゃンを出してくれれば、こンなメンドクセェ事せずにすむンですけどォ。……そういやさっき、テメェ俺の両腕両足もぎとろうとしてやがったなァ……?このまま続けンなら、そっくりそのままやり返してやってもいいンですけどねェ?」

 先程のアウレオルスと同様、……こちらはやや恫喝の色が濃いが……、提案をおこなう一方通行。

 それを受け、しかしアウレオルスは、

「瞭然、何を言っているのか? 私が貴様に勝てないだと? 思い違いも甚だしいことだな」

716 : アウレオルスのアトリエ ~白くて細くてキュートなアンチクショウ~10 - 2010/08/07 01:11:51.84 U6tU8kw0 36/62

「…あァ?」

 絶体絶命の状況にかかわらず、全く動じていないアウレオルスを訝しげに見つめる一方通行。

「漫然、少々物分りが悪いようだな。よろしい、教育しなおしてやるとしよう」

『一方通行の全周を囲むよう、うにを召喚、数は400、物理法則を無視し、その場に留まれ』

 その言葉通り、一方通行の周囲を立体的に、400個のうにが取り囲む。

「ぎゃははは!何なンですかァこりゃァ!! うにィ!? 追いつめられて気でも触れやがりましたかァ?」

 あまりにもシュールな光景を見た一方通行は、爆笑しつつも、暴風を発生させ、うにを吹き飛ばそうとする、だが……

「……ァン?なンで吹き飛ばねェンだよ?」

「必然、物理法則を無視すると言ったろう、貴様がそれを排除するためには、己の体で触れるしかない」

 先程と同じく、つまらなそうにつぶやくアウレオルス。

「そして……、次の一手で、貴様の負けが確定する」

 瞬間、ようやく合点がいったのか、攻撃のために暴風の刃を巻き起こそうとする一方通行。

『先のうにに効果を付随、接触起爆にてとげを散乱させよ、散乱の起点は接触部、全弾、自動追尾にて一方通行へ突撃を開始せよ』

 しかし、それよりも一足早く、アウレオルスの言葉が発せられた。

717 : アウレオルスのアトリエ ~白くて細くてキュートなアンチクショウ~11 - 2010/08/07 01:12:20.44 U6tU8kw0 37/62

アウレオルス家の庭

ミサカ「お父さん!開けてください!とミサカはドンドンとアトリエの扉をたたきます!!」

インデックちゅ「……無駄だよみちゃか、今、アトリエとココは完全に空間を隔絶ちゃれている。アウレオルちゅには届かないよ」

ミサカ「でも! 相手はあの一方通行ですよ!?とミサカは声を荒らげます!!」

インデックちゅ「……大丈夫なんだよ、なんちぇアウレオルちゅは、実力だけなら禁書界で最強なんだから」

ガチャ

アウレ「悚然、実力だけ、とはご挨拶だなインデックちゅ」

ミサカ「お父さん!!」

インデックちゅ「おー、早かったんだよ」

アウレ「喧然、少々てこずったがな、……とミサカ、何を怖い顔をしている?」

ミサカ「……心配したんですからね、とミサカは涙目になりつつもお父さんを睨みつけます」

アウレ「……粛然、勝手に外に出してすまなかった。未然、お前たちを危険に晒したくなかったのでな」

ミサカ「……ん、無事に出てきたことだし、許してあげます、とミサカはお父さんの胸板に頭をグリグリしながら答えます」

インデックちゅ「……ところで、アウレオルちゅ」

アウレ「ん?何だ?」

インデックちゅ「首筋に鍼が刺ちゃりっぱなしなんだよ」

アウレ「……」

インデックちゅ「……どのあたりから?」

アウレ「……最初の空間転移の時から」

インデックちゅ「……取れば?」

アウレ「否然、今これを取ると、足がガクガクになり、汗と涙と鼻水と尿が吹き出る」

ミサカ「……お父さん……」

インデックちゅ「……締まらない男なんだよ」

718 : アウレオルスのアトリエ ~白くて細くてキュートなアンチクショウ~12 - 2010/08/07 01:14:21.20 U6tU8kw0 38/62

アトリエ内
ミサカ「うわ、予想はしてましたが、これほどメチャクチャになっているとは……、とミサカは我が家の惨状を解説します」

アウレ「眩然、そうだった、元に戻さなければな……」

インデックちゅ「ちょういえば、あくちぇられーたはどこに?」

アウレ「ああ、そこ」

うにセロリ「うう……、全身がチクチクするゥ……」

ミサカ「ブフォッ!!なwwんwwwwwでwwwうwwにwwwwwまwwみwwwwれ、とミサカは余りの光景に…プ、ククク…」

アウレ「当然、一番アトリエらしいフィニッシュブローだからだ!」

インデックちゅ「……というか、どこをどうちたらこんな状態に?外見がほぼうに魔人なんだよ……」

アウレ「ああ、まあ有り体に言えば、木原神拳爆弾バージョンだ、接触面を起点として、うにのとげを撒き散らした結果だ」

インデックちゅ「……その爆発方法だと、普通はこんなふうにはならないんだよ……良くてカちゅリ傷なんじゃ……?」

アウレ「必然、『黄金錬成』ならば通常の物理法則を無視することも可能だからな、問題ない」

ミサカ「さwwwwwすwwwwwがwwwwwwwwちwwwwwwwwいwwwwwwとwwwwwww」

インデックちゅ「笑いちゅぎなんだよ!」

うにセロリ「まったく、だ、ぜェ…、ぎゃああああああああン!!足の裏のとげがあああああああ!!!」

インデックちゅ「そんな状態でたつからなんだよ!!ってか動けんのかよ!!」

ミサカ「うwwwwwwwwwwにwwwwwwがwwwwwww、うwwwwwwにwwwwwwがwwwwwww」

アウレ「愕然……、貴様、その状態で立ち上がれるとは、これもロリコンの業のなせるわざか……」

うにセロリ「うう……、いってェ……、だが、負けるわけには……、いかねェんだよォ……!!」

アウレ「……唖然、貴様は馬鹿だ、大馬鹿野郎だ、もう痛みで演算もろくにできないくせに、まだ立ち上がるか、馬鹿め!!」

インデックちゅ「……馬鹿ってところは賛成ちゅるけど、なんでちょっとカッコよく言うんだよ……」

アウレ「……必然、そのままでは死ぬぞ、一方通行」

うにセロリ「やか……ま……しィ……、俺は……、俺は勝って、あいつと……」

ミサカ「うwwwwwにwwwwwwwwwwカッコつけるwwwwwwうwwwwwwwwにwwwwwwwwww」

アウレ「……」

???「あれ?ここはどこ?ってミサカはミサカは疑問をもってみる」

719 : アウレオルスのアトリエ ~白くて細くてキュートなアンチクショウ~13 - 2010/08/07 01:16:18.80 U6tU8kw0 39/62

一方「ハァ……?ラ……打ち止めァ……?ァ、治ってる、ってかうにが取れてる……?」

打ち止め「わ!!みつけたよーってミサカはミサカはあなたに抱きついてみる!!」

一方「ォ、おい。……こ、こりゃァ一体、どういう風の吹き回しだァ?」

アウレ「……ふん。淡然、貴様はここで断っても、今度は研究機関を恫喝しに行くのだろう? ならばここで創ってやったほうが研究員さんの仕事を増やさずに済む。まぁ、それに」

一方「……?」

アウレ「……先程の気概、見事だった。……娘を、頼むぞ?」

一方「……ォ、お義父さン……、……任せてください。……イエスロリコン・ノータッチ、ですから」

打ち止め「ねー、なんのおはなししてるのーってミサカはミサカはあなたの袖をグイグイ引っ張ってみる!」

一方「……なンでもねェよ、さァ、帰ろうぜ?俺達の家に」

打ち止め「うん!ってミサカはミサカは元気よく頷いてみる!」

一方「……それじゃァお義父さン達、……お世話に、なりました」

打ち止め「またねーお父様、ってミサカはミサカは手を振ってみる!」

アウレ「当然、では、また」

バタン

インデックちゅ「……ゼンゼンイイハナシジャナインダヨー」

アウレ「まぁ、あの様子なら問題はあるまいよ。多分、きっと」

インデックちゅ「凄まじく不安なんだよ…」

アウレ「さて、整然、アトリエをもとに戻すか…、む、ミサカ?何をワナワナバチバチしている?」

ミサカ「ミサカが頼んでも、妹をつくってくれなかったくせに……、とミサカは震えます」

アウレ「え、ちょ、ま」

ミサカ「お父さんの馬鹿、大っ嫌いっ!!っとミサカは思いっきりお父さんにビンタをかまして家を飛び出しますっ!!」

バチーン
ダダダダ

インデックちゅ「ちょ、みちゃかー!!?アウレオルちゅ、早く追うんだよ!!」

アウレ「……愀然、娘に、殴られて、嫌いって、言われた……。死にたい……」

インデックちゅ「ああもう!本当に締まらない男なんだよー!!」

720 : - 2010/08/07 01:20:31.41 U6tU8kw0 40/62

終わり

あ、それとアウレオルスのアトリエ、ネタが切れたんでしばらく書きません

また思いついたら書くかもしれないけど、基本適当なんで書かないかもしれない




799 : アウレオルスのアトリエ~仲直り?編~1/2 - 2010/08/09 22:20:28.04 Z76Kd2A0 42/62

学園都市、夜の繁華街的な何か

ミサカ「うう……、勢いで家を飛び出してしまったのですが、冷静に考えるとやっぱりまずかったですね、とミサカはひとりごちます」

ミサカ「……お父さんだって(セロリ相手とはいえ)仕事だったわけだし、全面的に悪いのは、やっぱりミサカですよね、とミサカは反省します」

ミサカ「……帰りづらいなぁ、うう……、とミサカは……、ううー」

???「あれ? ビリビリ中学生じゃねーか、何やってんだ?」

ミサカ「……む?ビリビリ中学生とはミサカのことですか?とミサカは振り向き……、ブフォッ!!」

上条「ど、どうしたんだよいきなり吹き出したりして?」

ミサカ「い、いえ、お気になさらず、とミサカは何かを耐えつつ返答します」

上条「?? ……ってか、今日はやけに口調が丁寧……、っつーかヘンだな、なんか悪いもんでもくったか?」

ミサカ「ああ、あなたはお姉さまの知り合いでしょうか?とミサカはプルプル震えつつも返答します」

上条「お姉さま? あー、アイツの妹さんね……、そっくりだなほんとに……」

ミサカ「DNAレベルで同一ですので、とミサカは返答しつつ、自分の腕をつねります。耐えろ、ミサカよ……」

上条「?? ……双子ってことか?」

ミサカ「ええ、まあ、エフッ、そんなところです、エフッ、人違いだったようですので、エフエフ帰りますね。とミサカはこの場からの脱出を図ります」

上条「あ、その制服ってことは、常盤台の寮だろ? こんな時間だし、送っていくよ」

ミサカ「いえ、私の家は常盤台の寮ではありませんし、これ以上は耐える自信がありません、とミサカは何かを耐えつつそっぽを向きます」

上条「?? いえいえ、女の子をこんな時間に一人で帰らせたとあっては、上条さんの名折れなのですよ」

ミサカ「お構いなくー!!とミサカはダッシュで逃亡しますー!!!」

ダダダダダ

上条「……いっちまった、姉と一緒で変なやつだなぁ……」

800 : アウレオルスのアトリエ~仲直り?編~2/2 - 2010/08/09 22:21:08.78 Z76Kd2A0 43/62

ミサカ「ふ、ふぅ、ここまで来れば、大丈b……、wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」

ミサカ「だwwwwだめだwwwwwwwwwwwうにがwwwwwwあたまにうにがwwwwwwwwwwwwwwww」

ミサカ「ちwwwwくしょwwwwうwwwwwせwwwwwろwwwwwwwwりwwwwwwwwめwwwwwwww」


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~しばらくお待ちください~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


ミサカ「…………あー、笑った笑った、思い出し笑いでここまで笑えるとは……、とミサカは爽快な脱力感を感じつつ、正気に戻ります」

ミサカ「……帰ろう、なんだかどうでもよくなってきちゃったし……、とミサカは決心がつきました」

ミサカ「帰ったら、まずはお父さんに謝って、……ああでも、お父さんミサカを探してるかなぁ…、とミサカは…」



そのころ

アウレ「ミ゙ザガァァァ!!! 必然、お父ざんがわ゙る゙がっだぁぁぁ!!ゆ゙る゙じでぐでぇぇぇ!!!」

美琴「私はアンタの娘じゃなーーーい!!!」

ビリビリ

アウレ「あばばばばば」

801 : - 2010/08/09 22:22:59.60 Z76Kd2A0 44/62

終わり

やっつけですいません

そして続きは思いついていない




190 : アウレオルスのアトリエ~依頼 ナース服と分娩台~ 1 - 2010/08/25 21:32:33.93 2LzxNwc0 46/62

アウレ「眩然……、前回は酷い目にあった、まさか御坂美琴本人だったとは……、まぁ色々バレなかっただけましだが……」

インデックちゅ「帰ってこなかったから探しにいったら、アフロ状態で泣き崩れてたからビビったんだよ……」

ミサカ「……色々すいませんでした、とミサカは深々と頭を下げます」

アウレ「ああ、気にするな、前回の回想みたいなものだからな、……無事に帰ってきてよかった。さて、快然、気を取り直して依頼をこなすとするか」

ミサカ「……はいっ! ええと、今日の依頼は、『冥土返し』様からの依頼ですね! 『ナース服』5着と『分娩台』1台の納品だそうです! とミサカは元気よく報告します」

インデックちゅ「……えらく久しぶりな気がちゅるんだよ、こういう依頼」

ミサカ「ほんとですね、……しかし、こういう品目はウチに依頼せずに、専門店から購入した方が色々都合がいいんじゃなかろうか? とミサカは前々からの疑問をつい口にします」

アウレ「うむ、当然、もっともな疑問だミサカ。しかし、それはこの品目が通常のものだった場合に限る」

ミサカ「……なるほど、こういう品目を錬金術士に依頼するメリットがあちら側にある、ということですね、とミサカは合点がいきます」

アウレ「うむ、錬金術士は調合した物品に『特性』を付けることが出来る。私もトトリのアトリエをやって初めて気づいたがな」

インデックちゅ「……メタ発言自重なんだよ」

アウレ「しかし蕩然、トトリたんの格好は少々狙いすぎなのでは、と慣れてきた今でも思う。ツェツィお姉ちゃんの乳揺れとか」

インデックちゅ「黙れ」

ミサカ「……ほうほう、それを考慮して注文書をみると、なるほど『特性』に関しても記述が……、なになに?……『エロい』?」

アウレ「凝然、そのとおりだ!今回の依頼は、『エロい』特性付きの『ナース服』と『分娩台』を作るのだ!!」

ミサカ「……学園都市には変態しかいないんでしょうか、とミサカは原作での恩人を容赦なくdisります」

191 : アウレオルスのアトリエ~依頼 ナース服と分娩台~ 2 - 2010/08/25 21:33:27.25 2LzxNwc0 47/62

アウレ「ということで俄然、『エロい』特性を付けるために、ナースもののエロ本を買っておいた」

インデックちゅ「ほほう、どれどれ……? うん、こんなもんでいいと思うんだよ!」

ミサカ「え、ちょ、ま……、お、お父さん?インデックちゅ?いいい一体なにを……、とミサカはエロ本を覗き込む二人を動揺しつつ観察します」

アウレ「む?必然、魔術的な特性『エロい』を求めるならば、材料は『エロ本』や『エロDVD』を使用しなければなるまい?」

インデックちゅ「魔術なんて、ちょんなもの。まぁ大昔は美女の陰毛とか愛液とかを使ったりもちたらしいけど、『用途』が合っているならエロ本でも十分なんだよ?」

ミサカ「アーアーきこえなーい、とミサカは可憐なインデックちゅの可憐な口から聞こえた可憐な淫語を必死にかき消します、……あと『用途』は合ってないからな?あくまでもナース服だからなそれ?」

アウレ「ふむ? ……まぁいい、それでは二人とも、ナース服の作成を頼む、私は隣の部屋の魔鍋で、『エロ本』を溶かさねばならないのでな?」

インデックちゅ「わかったんだよ!」

ミサカ「……了解です、とミサカはこれからの錬金術士生活にガチで不安を感じ始めつつ、作成を始めます」


ミサカ「出来ました!とミサカはナース服の会心の出来に思わずガッツポーズします」

インデックちゅ「こっちも出来たんだよ!」

ミサカ「うわ、インデックちゅ、もう3着もつくったんですか?とミサカはインデックちゅの仕事の速さに驚愕します」

インデックちゅ「ふふふなんだよ」

ガチャ

アウレ「おお、4着完成したか、混然、その分の調合を始めるとしよう、……その前に、と」

ガタン

ミサカ「おおぅ、これが分娩台……、ミサカには今のところ全く縁がない物体ですね、とミサカは自らの出生が錬金術によるものだったことを思い出します」

インデックちゅ「ほほー、なかなかエロくできてるんだよ」

ミサカ「ええー……?ぜんっぜんわかんねえ、とミサカは分娩台を舐め回すように見ましたが、やはりわかりません」

アウレ「雑然、調合が終わったのでな?隣に置くには少々手狭なので、一旦こちらに置かせておいてくれ。ああ、それとインデックちゅ」

インデックちゅ「ちゅ?」

アウレ「融然、こちらの部屋で特性付けの手伝いを頼む、ミサカは残り一着の作成を続けてくれ」

インデックちゅ「わかったんだよ!」

ミサカ「了解しました、とミサカは返答しつつ縫い縫いします」

192 : アウレオルスのアトリエ~依頼 ナース服と分娩台~ 3 - 2010/08/25 21:34:53.69 2LzxNwc0 48/62

ミサカ「ふぅ、これで一丁上がり!とミサカは仕事の完了をひとりごとにて報告します」

ミサカ「……しかし、『エロい』特性ということは、やっぱこれ使ってエロいことすんの?とミサカはひとつの懸念を口にします」

ミサカ「……ううむ、やはりアレか、ナース服着て分娩台に座って、『先生、ミサカのココ、診察してください』……、とミサカはなにいってんだ、おい」

ミサカ「……ん?あ、分娩台になんかはさまって……、あーこれエロ本の切れっ端か、とミサカは拾うために、……うわぁっと!!」

ドシーン

ミサカ「いたた……、うう、滑って転んだ……、って!なんで分娩台の上に!?しかもご丁寧に足は足台の上に乗ってるし!!とミサカはあまりのミラクルに驚愕し……」

ガチャ

アウレ「粛然、ミサカ、大きい音がしたが、大丈……」

ミサカ「お、お父さん!? ち、違うんです! これは滑って転んでこんななった訳で、決してわざと乗ったわけでは……」

アウレ「みぃ~さぁ~かぁ~……」

ミサカ「ひぃっ! お、お父さんが顔を真赤にして震えている! なにこれ近親相姦フラグ? とミサカは血はつながってないけど確実に実父な人の凶相に怯えます!」

アウレ「厳然、売り物で遊ぶとは何事かぁっ!!! そこになおれ! その根性をたたきなおしてくれるわぁっ!」

ミサカ「ひぃぃ! そっち!? というかお父さん、ミサカは遊んでたわけではないし、そもそも根性云々は第七位の独壇場では!?とミサカは……」

ガチャ

佐天「すいませーん、ここって色んなモノ作ってくれるって聞いてきたんですけどー」

美琴「うう……、おじゃまします、あ、あの!その話が本当なら、その、生きてるゲコ太人形を……」

……その瞬間、御坂美琴と佐天涙子の視界に映ったのは、薄暗い部屋の中で、分娩台に足を広げて寝かされている御坂美琴そっくりの少女と、……顔を真赤にして、今まさに彼女に襲いかからんとする(ように見える)緑髪の男の姿であった。

美琴「な、ななななにしてんのさー!!!」

バチバチバチ

アウレ「いぎゃああああああああああああああ!!!」

ミサカ「おとうさーん!!」

193 : - 2010/08/25 21:36:47.59 2LzxNwc0 49/62

終わり

ちなみに、アウレオルスが毎回最後に酷い目にあうのは、数スレ前に「嫌われ者エンド」について言及があったせいです

……正直上条さんとかぶってしまってる気がするがどうだろう、まあいいか、オ○ニーだし




667 : 「アウレオルスのアトリエ ~土下座~」 1/5 - 2010/09/01 22:41:52.97 TE5Mdqs0 51/62

ミサカ「皆さんこんばんは、早速ですがアトリエ内の空気が最悪です、とミサカは現状の報告を行ないます」

ミサカ「どのくらい最悪なのかというと、お父さんがアフロ状態+電撃によって焼けたセクシー半裸スーツで御坂美琴お姉さまに土下座してるとこから察してください、とミサカは他人事のように実況を続けます」

ミサカ「……いやーしかしお父さんセクシーだわー、今ならアフロ状態を差っ引いても阿部さんにホイホイ食われちゃうんじゃないの?とミサカは父の横乳を見つつ感嘆します」

佐天「うーむ、横乳もいいけど、あれだね!鎖骨もなかなかいいと思うよ?」

ミサカ「おお、お嬢ちゃん、なかなかいい目をしとるのぉ、とミサカは四十男のような感想を漏らします」

佐天「いえいえ、お代官様にはかないませぬわ」

ミサカ「はっはっは、とミサカは……」

美琴「うるさいだまれ」

ミサカ「すいません」

佐天「すいません」

アウレ「すいません」

668 : 「アウレオルスのアトリエ ~土下座~」 2/5 - 2010/09/01 22:42:33.37 TE5Mdqs0 52/62


美琴「……で、その『絶対能力進化実験』ってのが潰れて、その前に唯一造られてたのがこの娘で、責任取って育ててるってことなのよね?」

アウレ「必然、そのとおりだ! ……です」

美琴「……うう~、もうちょっと悪そうな理由なら遠慮無く黒焦げに出来たのに、……これじゃ怒るに怒れないじゃない……」

アウレ「……愕然、黒焦げにするつもりだったのか」

インデックちゅ「みことはちょっと怖い思考をちゅるんだよ!」

ミサカ「眩然、『ちょっと』じゃないよね?『かなり』だよね?とミサカはしれっとお父さんの真似をしてみます。ふへっ」

美琴「……もっかい聞くけど、変なことはしてないのよね?」

アウレ「当然、どこの親が子に欲情するというのか?」

ミサカ「……まぁ、さっきのもミサカが商売道具で遊んでるかと思ってキレてただけですしね、とミサカはフォローを入れつつ、ある意味ピンチだったのな、と思い出しガクブル」

美琴「……仕方ない、ホントは色々言いたいこともあったけど、いいわ、水に流します」

アウレ「……いいのか?」

美琴「……まぁ、さっきその娘が必死にアンタをかばってたとことか見てたらね、嘘ついてる訳でもなさそうだし」

佐天「決して展開を考えるのが面倒になったわけじゃないからね!?」

インデックちゅ「……るいこはメタ担当なんだね」

佐天「分娩台エロいなぁ」

インデックちゅ「話を逸らすな」

669 : 「アウレオルスのアトリエ ~土下座~」 3/5 - 2010/09/01 22:43:36.67 TE5Mdqs0 53/62

アウレ「……そうか、ありがとう。自然、そうだな、お詫びとして何か無料で請け負わせていただこう」

美琴「あ、じゃあ『生きてるゲコ太人形』を作ってもらったりとか……、できます?」

アウレ「必然、朝飯前だが、どこまでする? 動くだけか? 喋れるようにもするか?」

美琴「うえっ!? ……どうしようかなー、喋れるゲコ太か……」

アウレ「当然、喋れるようにするには性格設定が必要だな。ツンデレ、兄弟姉妹、妖怪首おいてけ、ミカサなど、何でもござれだ」

佐天「あの~、『生きてる系』の寿命って30日だし、あんまり情が移ると別れが辛いんじゃないですか?」

アウレ「快然、黄金錬成黄金錬成」

佐天「そりゃあ安心だ!さっすがチート!!」

インデックちゅ「……もうツッコミたくないんだよ……」

ミサカ「ドンマイ、インデックちゅ、とミサカはインデックちゅの肩をポンポンと叩き……、あ、体格差で無理だわ、指でトントンってなる」

インデックちゅ「というか、みことはこのメタネタの嵐についてこられてるんだよ?」

美琴「……アイツの性格を……、ハッ!な、何考えてんのよ私ったら!!」

ミサカ「……ああこりゃきいてねーな、とミサカはお姉さまの百面相を観察しつつ、ため息混じりに報告します」

アウレ「まぁ、公然、とりあえずは動くだけにしておこう」

美琴「……わっ、ゲコ太が動いてる~、可愛い~」

インデックちゅ「ぬぅ、わたちと同じちゃイズなんだよ……」

美琴「……インデックちゅと並べて、即☆お持ち帰り……」

アウレ「落ち着け、他に要望があったら持ってきなさい」

美琴「はーい」

アウレ「俄然、で、そちらのお嬢さんは……、なにかあるかな?」

佐天「うーん、正直御坂さんに引っ付いてきただけだし、あんまり思いつかないんで……、今度来る時までに考えとくってことでいいですかね?」

アウレ「当然、全く問題ない」

佐天「まぁ本当は展開考えるのが面倒だっただけなんだけどね」

670 : 「アウレオルスのアトリエ ~土下座~」 4/5 - 2010/09/01 22:45:47.21 TE5Mdqs0 54/62

コンコン

ミサカ「むぅ?このタイミングでお客さんですか?とミサカはまたも力技なエンディングになりそうな予感を孕みつつ、応対に出ます」

ガチャ

麦のん「あ……あの……」

ミサカ「いらっしゃいませ、アウレオルスのアトリエへようこそ、とミサカは、あれ、これ初めてまともに応対したんじゃね?」

アウレ「凝然、麦野さんではないですか」

インデックちゅ「……アウレオルちゅ、セクシー半裸スーツでお客ちゃんの前に出ないでほちいんだよ」

アウレ「おっと騒然、これは失礼した、『元に戻れ』、……それで麦野さん、本日はどんなご要件で?」

671 : 「アウレオルスのアトリエ ~土下座~」 5/5 - 2010/09/01 22:46:45.38 TE5Mdqs0 55/62

麦のん「あの……、私……、あなたの(シャケ弁の味)が忘れられなくて、お願い! もう一回だけでいいの! 私に(シャケ弁を黄金錬成で)出して食べさせて頂戴!!」

ミサカ「」

美琴「」

佐天「ほ~、なんと情熱的なアプローチなことか」

アウレ「ははは、快然、もちろん一回だけと言わず、何度でも結構ですよ? すぐに(シャケ弁を)用意しますね?」

ミサカ「」

美琴「」

佐天「ありゃ~、こりゃ私等はおじゃま虫だねぇ、それじゃ、失礼しました~」

バタン

アウレ「さて、と……、む?皆、何故にジト目になって……ハッ!!否然、 コレはそういう意味ではなくだな!!そうだ、アレだ!……なんでこんな時に限って主語が思い出せんのだああぁぁ!」

美琴「……やっぱアンタには任せておけないわ、行きましょう、二人とも」

ミサカ「」

インデックちゅ「え、わたちも?」

美琴「ウチに来ればご飯いっぱい食べれるよ~?」

インデックちゅ「行くんだよ!」

アウレ「インデェェェックちゅ!! 頼む、君から説明して誤解を解いてくれ!!」

インデックちゅ「アウレオルちゅったらふけちゅなんだよ!!」

アウレ「惨然、飯につられてんじゃねぇぇぇぇ!! また評判が……あ、まって、行かないでぇぇぇぇ!!」

バタン

アウレ「……愕然、どうしてこうなった」

麦のん「フヒヒwwwwwサーモンwwwww」

672 : - 2010/09/01 22:48:59.80 heRI8sA0 56/62

サーモンくそわろたwwwwwwwwwww
ちくしょうww見事にひっかかった…乙

676 : - 2010/09/01 23:03:33.50 BYqnFMEo 57/62

麦のん絶対わざとだwwwwwwwwwwwwww




125 : アウレオルスのアトリエ ~バニーの件~ 1 - 2010/10/04 00:44:14.05 Yazn1aI0 59/62

ミサカ「皆さんこんばんは、お久しぶり……でもないですね、ミサカ姉妹的には、とミサカは丁寧にあいさつをしてみます」

ミサカ「前回、お姉さまに拉致られましたが、色々あってお父さんの誤解は溶けましたよー、とミサカは適当な説明をおこないます」

インデックちゅ「具体的には、みちゃか達を見たくろこが暴走ちて、みことがくろこを黒焦げにちて、みことにご飯をもらったあと、誤解をといたんだよ」

インデックちゅ「ついでにアウレオルちゅの淫行を信じたみちゃかは、グレかけて番外個体コスに挑戦ちたんだよ」

ミサカ「ちょ……」

インデックちゅ「まぁ、胸カパ状態で大変残念なことに……、ムグッ」

ミサカ「わーわー! インデックちゅシャラップシャラップ!! とミサカは自らの恥部の隠蔽に走ります!!」

インデックちゅ「むーむー!!」

ミサカ「ええと、ちなみにお父さんは、ミサカ達が帰った時、部屋にこもってトトリのアトリエをやっていました!! とミサカは話題のすり替えを試みます!!」

インデックちゅ「プハァ、……あの時のアウレオルちゅは、……キモかったんだよ……」

ミサカ「……『艶然、トトリたん、かわいいよトトリたんハァハァ』とかつぶやいてましたもんね……、とミサカは正直その時もグレそうだったな、と思い直します」

インデックちゅ「……まあ、今回はわたちたちが原因なんだち、ちかたないんだよ、うんうん」

ミサカ「や、ミサカは被害者ですからね? 胸カパなったのも、ミサカのまっさらな経歴に黒歴史の一ページ目が刻まれたのもインデックちゅのせいなんですからね? とミサカは……ん?」

インデックちゅ「どうしたんだよ?」

ミサカ「いえ、ちょっと気になることが……、あ、おはようございますお父さん、とミサカは挨拶をかまします」

アウレ「ああ、快然、おはよう」

ミサカ「今日の朝ごはんは、コッペパンとピーナッツマーガリン、トマト味の野菜スープ、牛乳、バナナです、とミサカはシャバじゃお目にかかれん朝ごはんを作ったことを報告します」

アウレ「ふふ、必然、ここは刑務所じゃないんだから」

インデックちゅ「お前らマジで自重な? ……んだよ」

126 : アウレオルスのアトリエ ~バニーの件~ 2 - 2010/10/04 00:45:04.64 Yazn1aI0 60/62

アウレ「瞭然、うまかった、ご馳走様でした」

ミサカ「お粗末様でした……、っと、そういえばお父さん、ちょっと聞きたいことがあるんですが、とミサカはかねてからの疑問を今まさにぶつけようとします」

アウレ「なんだ? ミサカ」

ミサカ「ミサカ誕生時に着せようとしてたバニースーツあったじゃないですか? アレは一体どんな依頼の余りだったんですか? とミサカは今更これやんなくてもいいだろ、と思いつつ展開の為に質問をします」

アウレ「……呆然、あったなーそんなこと……、いや、あれは某学園都市下部組織の末端構成員からの極秘依頼でな……」

アウレ「何でも、組織の新しいコスチュームを考案中だから、試作品として4着作ってくれ、との事でな、整然、ずいぶんと細かくサイズ指定がされていたのだが……」

ミサカ「ふむふむ、それが何でまた余ることになったんですか、とミサカは続けて問います」

アウレ「うむ、爽然、一着以外は必要なくなった、とのことでな、代金は支払うから店で使ってくれ、と言われたが、必然、狭い趣味な為だろう、未だ売れ残っているのだ」

インデックちゅ「ちなみにちゃいず的には巨乳、普通乳、貧乳、貧乳の4着だったけど、普通乳だけもってったんだよ」

ミサカ「……なるほど、つまりミサカが貧乳だから貧乳のがあってよかったね、と結ぶんですねわかります、よしお前らそこに直れ、とミサカは……」

麦のん「面白そうな話してるねえ」

ミサカ「うっわぁ!! なんでいるんですか麦野さん!? そしてそんなにミサカのちっぱいが気になりますがコンチクショー!! とミサカは……泣くよ!?」

麦のん「やー、今日もシャケ弁が食べたくなってさー、あと、ミサカちゃんの胸の件じゃなくて……、その前の依頼者の話、気になるなー、教えてよ」

アウレ「必然、依頼者に関しましての一切の事項は話すことが出来ませんよ、麦野さん」

麦のん「……愉快なオブジェに……」

アウレ「ひ、ひぃっ!! い、いやいや!! 当然、そんなこと言ったらシャケ弁作りませんよ!!」

麦のん「ちぃっ……、じゃあさー、ちょっと例のバニースーツ見せてもらっていい? 三着とも」

アウレ「そ、それなら一向に構いませんよ、インデックちゅ、すまないが案内を、私はシャケ弁を作っておく」

インデックちゅ「まかちぇておくんだよ!!」

127 : アウレオルスのアトリエ ~バニーの件~ 3 - 2010/10/04 00:45:53.83 Yazn1aI0 61/62

麦のん(バニー)「……やっぱし、明らかにウチらの体のサイズに合わせてあるねー……、ぴったりだし、これ」

インデックちゅ「うおー……、バニーを着たむぎの、いろっぺー……んだよ」

アウレ「完然、シャケ弁が完成しましたよ、麦野さん……、ってうおっ!! な、何故にバニーを着ていらっしゃるので!?」

麦のん(バニー)「あー、ありがと、……うん、今日のシャケ弁もおいしそうだね。あとこのバニー、三着とも買ってくね」

アウレ「は、はぁ……、まいどー」

麦のん(ノーマル)「さて、と……、待ってなよ……、はーまづらぁぁぁぁっ!!!!」

ミサカ「ありがとざっしたー、とミサカは能力でロケットのように飛んでいく麦野さんに届かないと知りつつ挨拶をー……、あ、もう見えねえわ」

インデックちゅ「……ちかち今回はこっちには被害がなちゃそうでなによりなんだよ」

アウレ「……どうだろうな」

ミサカ「何か引っかかることでも? とミサカはお父さんに問います」

アウレ「……わからん、わからんが必然、何故か評判が下がるような……、そんな気がする」


どっかの工場にて

麦のん(バニー)「はーまづらぁー? アンタの好きなバニーだよー? 出ておいでよー」

絹旗(バニー)「超出てきた瞬間、その超汚い愚息を超たたき潰してあげますからー」

フレンダ(バニー)「結局、浜面は滅殺しないといけない訳よ」

浜面「(あ、あの野郎、バラさないって言ったのに、バラさないって言ったのにぃぃ!! これ俺がバラされる側じゃねーか畜生!!)」ガクガクブルブル

滝壺(バニー)「大丈夫、私はそんな浜面を応援している」

128 : - 2010/10/04 00:49:22.96 Yazn1aI0 62/62

終わりー

色んな意味でいまさらかよ、とは自分でも思うが、一応終わらせたいんで……す……

原作買わにゃあならんな……1、2、8、15、SS1、SS2以外の

古本屋に売ってねーんだ……他が……、新品でかなわきゃ、なー……

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