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【ローゼンメイデン】薔薇の香りのガーデンパーティ0【ラジオSS】

208 : ◆w1MAf1o5YCsy - 2016/02/11 22:05:50.35 BpbiY62D0 174/387

 
【薔薇の香りのガーデンパーティ0 第8回目】


真紅「真紅と」

ジュン「ジュンの」

真紅 ジュン「「薔薇の香りのガーデンパーティ0」」


真紅「第8回目始まりました。今日も喋っていきたいと思います」

ジュン「もう8回目かぁ。よくもったよ」

真紅「あら、まだ8回目よ。それにまだ呼んでない人がいっぱいいるもの」

ジュン「げっ…、まさか全員呼ぶつもりじゃないだろうな…」

真紅「全員は無理よ。主要な人物だけよ」

ジュン「たしか全10回だよな。あとちょっとだ。頑張れ僕!」

真紅「今回は一癖も二癖もある人達よ。しっかりラジオをしていきましょう」

ジュン「今日は誰が来るんだ?」

真紅「では呼びましょうか。今日のゲストの皆さんよ」

209 : ◆w1MAf1o5YCsy - 2016/02/11 22:09:25.68 BpbiY62D0 175/387

薔薇水晶「こんにちは」

「来てやったぞ」

ラプラスの魔「これはこれは、坊ちゃんに真紅嬢。この兎をご所望とお聞きしましたよ」


ジュン「おいっ!このメンツはヤバすぎるだろ!僕たちで御しきれるのか?」

真紅「大丈夫よ。……たぶん」

ラプラスの魔「トリビャアル!何を悩んでおいでですか?無意識の海の波打ち際のように安らぎを与える事もまた必要かと」

ジュン「無意識の海の波打ち際とか安らげるわけないし…」

ラプラスの魔「あべこべ言葉ですよ。坊ちゃん」

ジュン「無理だろこれ…。どうやって会話していけばいいんだ…」

真紅「……任せるわ」

ジュン「丸投げかよ…」

ラプラスの魔「ククッ…、雲雀を携えた旅人のようにさぞ心地よい調べを奏でるでしょう」

ラプラスの魔「いえいえ、どうして。雲雀などおりません。それは声」

ラプラスの魔「声は誰しもの耳に届く。ですが、ウサギの声を聞いたことはありますか?」

ジュン「知らないよ!……なぁ真紅。こいつを野放しにしてラジオを進めるのは無理だぞ…」

真紅「そうね。ラジオを聞いてる人達もつまらないでしょうし」

ラプラスの魔「卵が先か鶏が先か。この兎が手取り足取り声とりお力添えをと致しましょうに」

薔薇水晶「ラプラス気持ち悪い…」

ラプラスの魔「おやおや…」

210 : ◆w1MAf1o5YCsy - 2016/02/11 22:12:02.19 BpbiY62D0 176/387

ラプラスの魔「気分が悪い…と。これは大変。水晶の薔薇も枯れてしまう」

薔薇水晶「違います。キモいって事です」

「あぁ、たしかにキモい。まだ白崎の方がマシだ」

ラプラスの魔「これは手厳しい。愉快なお茶会になればと思ったのですが。旅人は服を脱ぐことを拒み続けたのです」

ジュン「あのさ、僕も白崎のキャラの方がいいと思うんだ。ゲストの半分以上がアニメオリジナルだし」

ラプラスの魔「なるほど、さすが坊ちゃん。そういう事ですか。……なら」スゥ

白崎「これでどうかな。桜田くん」ポン!

「あぁ、いつものキモさだ」

薔薇水晶「安定のキモさ」

真紅「キモくて安心するわ」

ジュン「キモいな」


白崎「みんなひどいよ!」ガビーン

211 : ◆w1MAf1o5YCsy - 2016/02/11 22:14:13.02 BpbiY62D0 177/387

ジュン「ラプラスの魔と会話できるようになった事だしふつおた始めるか」

真紅「そうね」


ジュン「このラジオは『ふつおた』、『僕の時間に巻き返す』、『ジュン、忘れないでね』の3つのコーナーをやっていきます」

真紅「あなたも私達に質問したかったら手紙を送りなさい。この真紅が直々にお答えするわ」


ジュン「では最初のお便り。R.N.幻想世界の第8ドールさんから。ありがとな」

真紅「ありがとう」

薔薇水晶「…ありがと」


ジュン「『皆さんこんにちは。質問なのですが、ラプラスの魔って何者なんですか。
     もしかして、私と同じ幻想世界の住人?是非教えてほしいんだから!』……ラプラスへの質問みたいだ」


真紅「そういえば私たちもよく知らないわ。どうなの?ラプラス」

白崎「う~ん…、なんだと思う?」

真紅「質問を質問で返すのはナンセンスよ」

白崎「あぁ、ごめんよ。とりあえず、ローゼンとは古い仲って事だけは教えておくよ」

ジュン「質問の答えになってないじゃないか」

白崎「謎は謎。ミステリアスなまま終わる事も時には必要なんだよ」

212 : ◆w1MAf1o5YCsy - 2016/02/11 22:16:19.54 BpbiY62D0 178/387

「僕が会った時からこいつは謎の存在だった」

薔薇水晶「謎すぎる…」

白崎「謎めいた男っていいものでしょ」

真紅「あなたは謎すぎて苦手なのよ…」

ジュン「僕の予想なんだけど、ローゼンに造られた人形って説と本当にデウス・エクス・マキナ(機械仕掛けの神)って説を考えたんだ」

白崎「ふむふむ」

真紅「Deus ex machine……演出技法だと思っていたわ」

ジュン「普通はそう思うよな。こんなウサギが神とか誰が信じるかよ」

白崎「あっ!言ったな。僕ってけっこうすごいんだぞ」

薔薇水晶「知ってるから黙って」

ジュン「それで前者だけど、アリスゲームを見守る者が必要でローゼンが造った」

ジュン「後者は、ローゼンに錬金術や不死の技法を教えた神か悪魔。この二つが有力な線かな」

「後者だとしたら間違いなく悪魔だな。神じゃない」

真紅「ゲオルク・ファウストが悪魔メフォストフィレスを呼び出したお話みたいね」

薔薇水晶「それなら代償は……ローゼンさんは魂をあげちゃったの?」

真紅「お父様は私達をお造りになったのだからそれはないわ」

ジュン「契約の代わりに体を造ってやったんじゃないか?」

白崎「ほう」

213 : ◆w1MAf1o5YCsy - 2016/02/11 22:18:55.65 BpbiY62D0 179/387

ジュン「悪魔は退屈していた。そこでローゼンが面白いものを見せる代わりに力を貸すように言ったんじゃないかな」

ジュン「面白いものを見るためには体が必要だ。だから体を造ってやった。
    その悪魔は舞台の中から舞台を観る事ができたって妄想」

真紅「妄想なのね。でも、それって私達にとってあまりいい話ではないわね。…というか不愉快だわ」

ジュン「そうだろうな。もしそうならローゼンもそう思うかもな。それでも、娘たちの安全が最優先だった」

「娯楽感覚だろうと見守ってくれる者がいる。動けない自分よりは遥かにマシって事か」

ジュン「たぶんね」

薔薇水晶「さすがお父様。一流は一流を知るってことですね」

「そうかい?」テレ

真紅「それでどうなの?この話は的を射ているのかしら?」

白崎「なかなか面白い話だとは思うよ。聞き入っちゃったからね」

ジュン「それでどうなんだ?」

白崎「だから秘密だってば!ミステリアス男子の称号を失うわけにはいかないよ」

「なんだそれは…」

真紅「結局教えてはくれないのね」

白崎「ごめんよぉ」

ジュン「あぁぁ…!僕が妄想を喋ってただけになっちゃったよ…」

薔薇水晶「…ドンマイ」

ジュン「えっ?…う、うん」

214 : ◆w1MAf1o5YCsy - 2016/02/11 22:25:57.76 BpbiY62D0 180/387

ジュン「続いてのお便り。R.N.カナ大大だーい好きさんから。ありがとな」

真紅「ありがとう」

薔薇水晶「…ありがと」


ジュン「『こんにちは。今回も質問します。
     薔薇水晶ちゃんはなんで壊れちゃったんですか。
     そして、槐先生は本当にローゼンさんのお弟子さんなんでしょうか。
     そこんとこどーなの。あとお店またやってほしいです!』……だってさ」


「弟子だよ!意思ある人形を造れるのは世界広しと言えど僕と師匠だけだって!」

ジュン「鳥海も一応造れるじゃん」

「いや、あれは造るってより創るだから。それに僕の美意識ではあれは認めない」

ジュン「そうなのか?ドールマニアのそういうのってよくわからないな」

「人形師だからな。ドールマニアじゃない」

ジュン「はいはい」

「………。そういえば、お前はローゼンを継いだのだろう。将来は人形師になるのか?」

ジュン「えっ?う~~ん…、そんな先のこと考えてないよ」

「勿体無いな。それだけの腕があればいくらでも需要はあるというのに」

ジュン「だからまだ考えてないってだけだから!それよりまだ質問は続いてるぞ」

「…そうだな。薔薇水晶が壊れたのはローザミスティカ6つに耐えられなかったとしかいいようがない。僕としたことが…」

薔薇水晶「お父様。私が至らないばかりに…」

「いいや!薔薇水晶は完璧だった。ローゼンの人形を6体も倒したじゃないか。だから落ち度は僕にある」

薔薇水晶「そんな…。お父様はいつだって完璧です」

「そ、そうかい?」テレテレ

薔薇水晶「はい」ニッコリ


ジュン「照れすぎだろ…」

215 : ◆w1MAf1o5YCsy - 2016/02/11 22:34:43.25 BpbiY62D0 181/387

真紅「なんていうのかしら。そもそも薔薇水晶の強さは人形としての常識を超えているのよ」

「それは僕が造った人形だからな。当たり前だ」

真紅「そうではなくて。貴方の求めるものは強さなの?」

ジュン「あー…、そこか。ローゼンは醜くも美しい存在。生きた少女を目指していたもんな」

真紅「えぇ。お父様は私達が生きていけるようにと願いを込めながら生み出した。貴方はなぜ人形を造っているの?」

「僕は……ローゼンを超えたくて…」

白崎「認められたかったって事でしょ。ローゼンもけっこう無愛想だからなぁ」

真紅「では、貴方はお父様に勝ちたいという気持ちだけで薔薇水晶を造ったの?」

「違う…!僕は薔薇水晶を愛している。ローゼンに負けないくらい自分の娘を愛しているんだ!!」

真紅「ふふ、そうでしょう。なら大丈夫。貴方の事はお父様だってきっと認めているわ」

「何故だ…?」

真紅「だって薔薇水晶の傍にいるから。彼女が寂しい思いをしていないということは、貴方はある意味お父様を超えたのよ」

薔薇水晶「そう。お父様が一番なの」

「そうか…。そうなのかな…」

真紅「それにさっきの話だけれど、ローザミスティカはお父様の中の思い出……夢の少女から造られている」

真紅「ローゼンメイデン以外で受け止めるのは最初から無理だったのよ。だから貴方が気に止む必要はないわ」ニッコリ

「…!」


「真紅…。やはり美しい」

薔薇水晶「…………お父様…?」ゴゴゴ…

「い、いや、なんでもない!店はそのうち営業再開すると思うぞ」

216 : ◆w1MAf1o5YCsy - 2016/02/11 22:44:08.67 BpbiY62D0 182/387

ジュン「話は変わるけど…。さっきさ、僕がローゼンを継いだって話ししたよな」

「あぁ、したな」

ジュン「アニメだとお前に『何も作り出す事のできないやつ』とか『ただ力を与えるだけの存在』って言われたんだけど」

「……」

ジュン「あと、ラプラスの魔からも『真紅の螺子を巻いただけの少年』って言われたな。あれって原作のネタバレ防止だったのか?」

白崎「それもあるけど、1期と2期は桜田くんの不登校の原因が違うだろ。だから設定も少し違うんだよ」

薔薇水晶「…つまりどういう事?」

白崎「アニメの桜田くんはマエストロとしてはそこまで活躍してないかなって」

真紅「私の腕を直したりブローチを付けてくれたりしたじゃないの」

白崎「原作みたいに圧倒的な才能を見せたり、ドール服を作ったりしてないよね。ローゼンとの関わりもなかったし」

薔薇水晶「あなた…原作ならジュンが指輪を失っても助けに行くのにね」

白崎「主役が退場したら観客がガッカリするだろ。アニメの時の桜田くんも原作に影響が出ない程度に助けてたよ」

ジュン「なるほどな。一応ネタバレにならないように気にはしてたのか」

白崎「そりゃね。あの段階で桜田くんがアリスゲームに不可欠だと知られるのはまずかったんだ」

白崎「劇を楽しむなら先を知らないのが一番ってわけ」


「……僕はそういうつもりはなかった」

217 : ◆w1MAf1o5YCsy - 2016/02/11 22:47:07.67 BpbiY62D0 183/387

「単に真紅の螺子を巻いただけの奴かと思っていたのだがな。他の媒介同様に軽視していたのは確かだ」

「だが筋は良いとは思っていた。……まさかローゼンを継承するまでになるとは…」

真紅「私もホーリエの選択に疑問を持った時期があったわ。そして、その後の展開はとても予想できなかった」

ジュン「予想されても困るけどな」

薔薇水晶「そっちだとローゼンさんの部屋を渡していましたよね。あれはいつから決まっていたの?」

白崎「ひ・み・つ!」

薔薇水晶「………」

真紅「お父様のお部屋…。今ではジュンの部屋。…成長とは不思議なものね」

「不思議…か。僕はローゼンになりたかった訳じゃない。超えたかったんだ。だけど何故だろう。継承できなかった事を悔しく思うよ…」

ジュン「悔しく思わなくていい。あれは継いで嬉しくなるようなものじゃないから…。それに覚悟も必要なんだ」

ジュン「アリスゲームを終わらせる覚悟と彼女たちの希望を繋ぐ覚悟」

ジュン「だから悔しく思わなくていいんだ。それに槐の腕も超一流だろ」

「上から目線でムカつく…」


白崎「ところで、桜田くんはあの部屋使ってるのかい?nのフィールドは頻繁に使ってるみたいだけど」

真紅「まるでどこでもドアなのだわ」

ジュン「部屋は使ってないよ。あの部屋に居るだけで色んなものが視えちゃうし…」

白崎「もったいないなぁ。せっかく君だけが使えるのに宝の持ち腐れじゃないか」

ジュン「ちゃんと使いこなせるようになるまで使わないって決めたんだよ」

白崎「桜田くんがそう言うなら仕方ないな。柏葉さんのお風呂とか覗いたりすると思ってたのに…」

ジュン「そ、そんな事するわけないだろッ!!」

218 : ◆w1MAf1o5YCsy - 2016/02/11 22:52:38.51 BpbiY62D0 184/387

ジュン「『最後のお便りだ。R.N.白い茨の乙女さんから。ありがとな』

真紅「ありがとう」

薔薇水晶「…ありがと」


ジュン「『皆様こんにちは。また質問のお手紙を送ります。
     薔薇水晶さんに質問なのですが、薔薇水晶さんはローザミスティカもないのにどうやって動いているのですか?
     やっぱりボディがあればなんとかなるのでしょうか。』……この質問もよく見かけるよな」


真紅「そうね。実際はどうなの?薔薇水晶」

薔薇水晶「えっ、えっ?どうなのでしょう…?お父様どうしてですか?」

「んっ、想いがあればローザミスティカなんて不要だよ」

薔薇水晶「だそうです」

真紅「答えになっていないのだわ…」

ジュン「そういえば、雪華綺晶もローザミスティカ必要ないって言ってたよな」

真紅「雪華綺晶は特殊なのよ。それでも元々持ってるローザミスティカを手放すということは、本質を失うということと同義よ」

白崎「みんな勘違いしてるかもしれないけど、ローザミスティカがすべてって訳じゃないよ」

真紅「そうね。雛苺なんてボディもローザミスティカも無いのにジュンを起こしに行ったもの」

ジュン「僕が『まかなかった世界』に行く前の時か。あれは後から知ったけど泣きそうになったよ」

真紅「あらそうなの?」

ジュン「わ、笑うなよ…!感動したんだから仕方ないだろ…」

薔薇水晶「感動的なシーンでしたね」

「たしかになぁ。不覚にも涙腺が緩んだよ。もう歳かな?」

219 : ◆w1MAf1o5YCsy - 2016/02/11 22:59:34.54 BpbiY62D0 185/387

ジュン「真紅の新しいローザミスティカを探しに行った話なんだけどさ」

真紅「鉱山に行った話ね」

ジュン「そこは省くけど、要するにローザミスティカの代わりがあれば目覚めるんだよ」

白崎「そうだよね。意識は『9秒前の白』に行ってるんだから呼び戻せばいい訳だし」

ジュン「人形に死はない。欠損したら迷子にはなるけど」

ジュン「ローゼンメイデンの場合、ローザミスティカが無くなった状態って言えばわかるかな」

ジュン「つまり、人形がここに居るって思える事が重要なんだ。そうだろ」

「まぁな。それと造り手の想いと錬金術だな」

ジュン「やっぱそこか。槐はボディ自体に何かしてるって事かな?」

「ここからは秘密だけど大体そんな感じだ」

ジュン「なるほどな。人形は皆魂を持ってる。そこを術で意識化したのか」

真紅「そんなところでしょうね。白い茨の乙女さん、そんな感じらしいわよ」

220 : ◆w1MAf1o5YCsy - 2016/02/11 23:01:26.25 BpbiY62D0 186/387

ジュン「今度は僕が巻き返す…!ローゼンの時間を 僕の時間に…!」

ジュン「『僕の時間に巻き返す』」

ジュン「このコーナーはローゼンメイデンでやってみたい場面を実際にやってみようってコーナーなんだ」


白崎「はい!!」

ジュン「うわっ、びっくりした…。どうしたんだよ、ラプラス」

白崎「そこは白崎って呼んでよ。僕前々からやってみたかったシーンがあるんだよ」

ジュン「マジかよ。そういうの無さそうだと思ったんだけど」

真紅「たしかに…。ラプラスの魔がやってみたい事……想像できないわ」

白崎「正確に言うと、ラプラスの魔としてやってみたい場面と白崎としてやってみたい場面の2つあるんだ」

「……白崎の方のやってみたい場面ってなんだ?」

白崎「えんじゅぅ、決まってるじゃないか。僕が望むもの。それは…!」

白崎「薔薇乙女 女王様計画!!」


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221 : ◆w1MAf1o5YCsy - 2016/02/11 23:04:15.60 BpbiY62D0 187/387

薔薇水晶『おーほっほっほ。この鞭で叩いてあげる』ビシッ! バシッ!

白崎『あぅッ!も、もっと!!』

水銀燈『まったく…汚らわしいったらないわぁ』ビシッ!

白崎『あひゅん!』

金糸雀『気持ち悪いかしら…』

白崎『その蔑んだ目いいね!』

翠星石『お前なんて縛られちまえですぅ!』スィドリーム

蒼星石『ラプラスの魔。僕が君のいらない部分を切ってあげよう』

白崎『ああっ!拘束プレイ…!ど、どこを切ってくれるのかな?』ドキドキ

真紅『………』ビシッ!バシッ!ビシッ!

白崎『ああッ…!!いばらの鞭!無言で叩いてくるのも好感触だよ!』

雛苺『えぇぇ……』

白崎『ドン引きしてて可愛いね!金糸雀とは違う感じの眼差しだよ!』

雪華綺晶『わたくしが吸い尽くして差し上げましょう』

白崎『ウヒョォォォォォ!!マーベラスぅぅぅ!!!!』


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白崎「これ!こんな感じ!これを全ドールにやってもらいたい!」

222 : ◆w1MAf1o5YCsy - 2016/02/11 23:06:43.73 BpbiY62D0 188/387

真紅「………」ドンビキー

ジュン「おい、白崎。真紅がドン引きしてるぞ」

白崎「なんで!?どうして!!あぁ、でもその眼差しが心地よい…」

白崎「ふふ、天使な雛苺が僕にだけ蔑んだ目で罵ってくれるとかもいいな。むしろ最高じゃないか!」

真紅「ち、近寄らないでちょうだい…!そんなウサギだったなんて……」

「兎っていうより豚だ」

薔薇水晶「ウサギなのに豚? お父様面白いです」


ジュン「あのさ…、このラジオは小さな子も聞いてるみたいだからそういうのはちょっと…」

白崎「そんなぁ…!」ガックシ…

真紅「無様ね。個人的にはラプラスの魔の方の願望も少し怖いのだけれど…」

「こいつの願望など見るに値しないのは確かだな」

薔薇水晶「そうですね」

白崎「みんなさっきから酷すぎるって!今度はまともだから!まともだからやらせてよ!」

ジュン「わかったよ。じゃあ始めろよ」

白崎「さすが桜田くん!そうこなくっちゃ…!」


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【ローゼンメイデン TALE 20】


ジュン『こんな所が第42951世界… 雪華綺晶のアジトか』

ジュン『雛苺の世界とは全然違うんだな…』

223 : ◆w1MAf1o5YCsy - 2016/02/11 23:13:35.23 BpbiY62D0 189/387

ジュン『…はぁ…金糸雀があっちに行ってから どうも独り言が多いや…』


ラプラスの魔『おや、坊ちゃん。お喋りの相手をお求めですか?』


ジュン『ラプラスの……魔ぁぁぁぁぁ!!!?』

ラプラスの魔『ククッ…、そんなに驚かれてどうしたのですか?』

ジュン『いや、なんで!?なんで半裸なんだよ!!』

ラプラスの魔『半裸と言っても全身毛に包まれていますよ』

ジュン『そんなのどうでもいいよ!よりにもよってビキニパンツだし…』

ラプラスの魔『それは坊ちゃんが喜ぶと思いまして』

ジュン『どう考えたら僕が喜ぶと思ったんだよ!』

ラプラスの魔『坊ちゃんの トリビャルハートにロックオン(ハート)』キュンキュン

ジュン『う、うわぁぁぁああああああ!!!!』ダッシュ!


――――――



ジュン『はぁ…はぁ……、こ、ここまで来れば…!』

ラプラスの魔『おやおや、行き止まりのようですね』

ジュン『で、出たぁぁぁぁ!!』

ラプラスの魔『坊ちゃん。私を置いていくなんてヒドイじゃないですか』

ジュン『逃げたんだよ!それくらい気付け!』

ラプラスの魔『それはそれは』

224 : ◆w1MAf1o5YCsy - 2016/02/11 23:16:11.38 BpbiY62D0 190/387

ジュン『んっ、なんだ?底の方で何か光って…』

ラプラスの魔『私の鏡を覗けば見られますよ。もしかしたら、あれが坊ちゃんの探し物かもしれませんね』

ジュン『なんだって…!おい、その鏡ってどこにあるんだ?』

ラプラスの魔『ここにありますよ。この中に』

ジュン『この中って……パンツの中!!?』

ラプラスの魔『ククッ…、如何にも左様にも』

ジュン『なんでそんな所に鏡を……もういいから出せよ!』

ラプラスの魔『出してください』

ジュン『………なんだって…?』

ラプラスの魔『坊ちゃんが取り出してください』

ジュン『はぁぁ!?なんで僕が…!』

ラプラスの魔『使うのは坊ちゃんですから。何か得るためには犠牲も付き物かと』

ジュン『そ、そんな…。あぁ、もうッ!お前が付けてる手袋貸せよ……って付けてないし…』

ラプラスの魔『さぁ!坊ちゃん早く早く!』クネクネ

ジュン『うぅ……』

225 : ◆w1MAf1o5YCsy - 2016/02/11 23:18:20.63 BpbiY62D0 191/387

ジュン『こ、こんなのすぐ取り出せばいいじゃないか…!』

ラプラスの魔『そうですね』

ジュン『やってやる!あっちの僕も頑張ってるんだ。僕も負けてられるか!』グィッ!

ラプラスの魔『ブラボォォォォ!!!!』

ジュン『ひぃッ!?』ビクッ!

ラプラスの魔『いやはや、少し触れただけでこの衝撃。流石マエストロの指先。計り知れません』

ジュン『え…?…あ……、えっ?』

ラプラスの魔『さぁ坊ちゃん。早く続きを。どうぞ遠慮なさらず…!』ズイッ!

ジュン『ぁ…ぁぁ……金糸雀――!!早く来てくれーーーーー!!!!』


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真紅「ローズテイル!!」

白崎「ぐはぁっ!!」


ジュン「うわぁ………うわぁ…」

薔薇水晶「ジュン、大丈夫?」

「流石にこれはないわ。いくらなんでもあんまりだわ」

226 : ◆w1MAf1o5YCsy - 2016/02/11 23:20:57.72 BpbiY62D0 192/387

白崎「なんで!?こっちは自信あったのに!」

真紅「なんの自信よ!こっちの方がおぞましいじゃないの!」

ジュン「あ、あの時こんな奴と二人きりだったのか…」ガクブル

白崎「でも、あの時微笑ましかったでしょ?坊ちゃんの後ろをピョンピョン付いて来てて」

ジュン「そんな訳ないだろ!!…ていうか、あの時そんな事考えてたの!?」

白崎「いやぁ、さすがに考えてないよ。いくら兎は性欲強いって言っても、僕はその辺の分別はしっかりできてるからね」

薔薇水晶「でもしたいのでしょう?」

白崎「ラプラスの魔の時にね」

ジュン「何言ってんの!?こいつ何言ってんの!!」

薔薇水晶「あなたはジュンの事が好きなの?」

白崎「愚問だね」

ジュン「聞きたくなかった!!聞きたくなかったぁぁぁ!!」

「そういえば、ドラマCDでくんくんにも手を出していたな」

真紅「なんですって!?塵にしてやるのだわ!」



薔薇水晶「ラプラスの魔×ジュン………ぽっ///」ポッ

227 : ◆w1MAf1o5YCsy - 2016/02/11 23:22:53.99 BpbiY62D0 193/387

ジュン「もう早く終わらそう……パパッとやっちゃおう…」

真紅「そうね」

「薔薇水晶、何かやりたい場面はあるかい?」

薔薇水晶「はい、あります。ですが、お父様からお先にどうぞ」

「そうかい?なら僕から――――…」


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【ローゼンメイデン トロイメント 最終回】


『これで…!これで僕の人形が優れている事が証明された!ローゼンの人形より僕の人形の方が…!』

ジュン『なんだって…!?じゃあ、お前は……!』

『おめでとう、薔薇水晶』

薔薇水晶『お父様…』

『残るはあと一体。今の薔薇水晶の敵ではないぞ!』

薔薇水晶『アリスになるのはこの私』

『そうだ。その通りだ。いくぞ、薔薇水晶』

薔薇水晶『はい、お父様』


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ジュン「薔薇水晶が壊れなかったらってこと?」

「そういう事だ」

228 : ◆w1MAf1o5YCsy - 2016/02/11 23:25:22.39 BpbiY62D0 194/387

真紅「なんていうか……予想通りね」

ジュン「そうだな。予想通りだ」

白崎「えんじゅぅ、もっと面白いシーンにすれば良かったじゃないかぁ」

「お前と一緒にするな」

ジュン「次は薔薇水晶だけど、やってもいい?」

薔薇水晶「お願いします」

「もしかしたら、僕と被るかもしれないなぁ」フフフ


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薔薇水晶『雛苺の髪の毛難しい…』チクチク

『おや?何をしているんだい。薔薇水晶』

薔薇水晶『お父様。今みんなのぬいぐるみを作ってるんです』

『へぇ、上手いじゃないか』

薔薇水晶『えへへ。……………できました!』

『8体分も。大変だったろう』

薔薇水晶『はい。今から皆さんに渡しに行ってきます』

『暗くなる前に帰っておいで』

薔薇水晶『はい、お父様』

229 : ◆w1MAf1o5YCsy - 2016/02/11 23:29:19.14 BpbiY62D0 195/387

薔薇水晶『こんにちは』

雛苺『あっ!薔薇水晶なの!いらっしゃい』

真紅『久しぶりね、薔薇水晶。ちょうど呼びに行こうと思っていたの』

雪華綺晶『うふふ、久しぶりと言っても三日ぶりですよ。お姉さま』

翠星石『三日も顔を出さねーとはふてー奴ですぅ』

蒼星石『薔薇水晶にだって都合があるからそんな事言っちゃダメだよ』

雛苺『そーなのよ。水銀燈も金糸雀ももうすぐ来るから、それまでお茶会しましょ!』

薔薇水晶『はい』ニッコリ



……



金糸雀『こんにちはかしらー』

水銀燈『ちょっと……腕引っ張らないでよぉ』

雛苺『あっ!水銀燈に金糸雀!いらっしゃいなのー』

真紅『遅かったわね』

金糸雀『水銀燈を連れてくるのに時間が掛かったかしら』

水銀燈『はぁ?あなたの飛ぶスピードが遅いからでしょ』

翠星石『またお決まりの言い合いが始まったですぅ』


薔薇水晶『あの…!実は今日は渡したいものがあって…』

231 : ◆w1MAf1o5YCsy - 2016/02/11 23:32:16.25 BpbiY62D0 196/387

金糸雀『えっ?渡したいもの?』

薔薇水晶『はい、これ…』

水銀燈『なによこれ。私の人形?』

薔薇水晶『はい。前は壊しちゃったから…。今度は雪華綺晶のも作ったの』

雪華綺晶『まぁ!かわいい。ばらしーちゃん、ありがとうございますわ』

真紅『あの時の事を思い出すけど……一応もらっておくわ』

雛苺『真紅!そんな事言っちゃダメなのよ。薔薇水晶が一生懸命作ってくれたんだから!』

蒼星石『そうだよ。薔薇水晶、ありがとう。大切にするよ』

薔薇水晶『えへへ』

翠星石『確かによくできてるです。それはそれとして、そろそろお茶会の準備するですよ』


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――――――――
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真紅「薔薇水晶……あなた…」

薔薇水晶「……こんな世界があってもいいと思って…」

「………」プルプル

ジュン「槐…?」

232 : ◆w1MAf1o5YCsy - 2016/02/11 23:35:31.07 BpbiY62D0 197/387

「僕は…今まで薔薇水晶に悲しい思いをさせていた…?」

薔薇水晶「いいえ、違います。私の意思はお父様の意思。私も戦いを望んでいました」

「…アリスゲームとさっきの団欒ならどっちがいい?」

薔薇水晶「団欒です」

「ほらっ!ほらやっぱり!僕は…僕は……!」

ジュン「今までの考えがダメなら改めればいいじゃん」

「簡単に言うけどな…。僕は薔薇水晶を自分の私怨のためにアリスゲームに参加させてたんだぞ!」

ジュン「だからさ、間違ってたと思うんならやり直せばいいよ。お前は薔薇水晶の傍にいるんだから」

真紅「そうよ。私もさっき言ったでしょ」

「そう…だったな…」

薔薇水晶「お父様、私は満足しています。だから間違っていたなんて思わないで…」

「………僕は幸せ者だな…」

真紅「気付けて良かったわね。それと薔薇水晶。私達はいつでも歓迎するわ。だから、たまには遊びに来なさい」

薔薇水晶「真紅……いいの…?」

真紅「いいも何も呼びに行くわ」

薔薇水晶「真紅…ありがとう」


白崎「ねー、もう次のコーナーに移ろうよー!」

「こいつ…」

ジュン「空気読めよな…」

233 : ◆w1MAf1o5YCsy - 2016/02/11 23:39:11.20 BpbiY62D0 198/387

真紅「過去はいくつもの未来へと繋がっている。あなたの未来も無限に広がっているのだから」

真紅「『ジュン、忘れないでね』」

真紅「このコーナーは、今月から始まる新連載【ローゼンメイデン0-ゼロ-】の意気込みや予想をしていくコーナーよ」


ジュン「毎回ゲストから新連載について聞いていく感じなんだ」

「なぁ…、新連載って僕たちは出ないんじゃないか?」

真紅「わからないわよ。もしかしたら、お父様の弟子として登場するかもしれないわ」

「なるほど!それなら僕も出番があるかもしれないぞ!」

薔薇水晶「お父様…、私は?」

「僕が出るなら薔薇水晶も出るハズさ!」

薔薇水晶「嬉しいです」


ジュン「そもそも、槐がローゼンの弟子になったのっていつだったんだ?」

「真紅が造られた頃かな」

真紅「えっ」

「真紅の美しさに感動してね。それから先生の弟子になったんだ」

ジュン「真紅、雛苺、雪華綺晶を造ってる所を見た事あるのか」

白崎「薔薇水晶が雪華綺晶に似てるのも、雪華綺晶製作時に槐も薔薇水晶を造ったからだよね」

「まぁそうだな」

234 : ◆w1MAf1o5YCsy - 2016/02/11 23:41:05.28 BpbiY62D0 199/387

「そんな訳で、僕と薔薇水晶は箱庭時代から始まると予想する」

薔薇水晶「原作に出られるといいですね。お父様」

真紅「過去なら可能性もあり得るものね」

ジュン「可能性あるのか…?」

ラプラスの魔「ククッ…、傘を裏返せばまた新たな世界が開くのと同じということ」

ジュン「うわぁッ!ラプラスが元に戻ってる…!」

真紅「いつの間に…」

ラプラスの魔「知っていますか?時計の針を巻き戻せば過去へと戻る」

真紅「時間のゼンマイは無機物しか巻き戻せないのだわ。それもほんの少しだけよ」

ラプラスの魔「果たしてそうでしょうか。時計の針は人によって違うものです」

真紅「もうっ…。何が言いたいのよ」

「ラプラス、なぜ元の姿に戻った?」

ラプラスの魔「あの姿では格好がつきませんからね」

235 : ◆w1MAf1o5YCsy - 2016/02/11 23:49:08.36 BpbiY62D0 200/387

ラプラスの魔「私が最初に語るもの。それは人を辞めた一人の男の物語」

ラプラスの魔「消えてしまった自分の心。気づいた時にはもぬけの殻」

ラプラスの魔「それでも男は求めて止まず」

ラプラスの魔「ウサギの穴にも、お城の中にも、果ては世界の深淵にさえ」

ラプラスの魔「それでも失せ物見つからず」

ラプラスの魔「いつしか自身も壊れてしまう」

ラプラスの魔「そんな彼を救ったのは………はて、…一体誰なのでしょうね」

ジュン「………」


ラプラスの魔「豆の木を登るとどうなるか。それは登ってからのお楽しみというもの」

ジュン「なぁラプラス」

ラプラスの魔「おや、坊ちゃん。如何いたしましたか」

ジュン「突然だけどさ…、前回の雛苺じゃないけど……いろいろありがとな」

ラプラスの魔「…そのお言葉が聞けただけでこのラジオに参加した甲斐があったというもの。目に余る光栄です」


ラプラスの魔「それでは、皆様。また近いうちに」スゥ


真紅「消えた…。照れたのかしら?」

「あのウサギが照れるだろうか?」

薔薇水晶「ラジオなのに勝手に居なくなっていいの…?」

ジュン「よくないけど…、お礼も言えたしあいつは放っとこう」

「あぁ、それがいい」

236 : ◆w1MAf1o5YCsy - 2016/02/11 23:52:06.39 BpbiY62D0 201/387

ジュン「さて、そろそろお時間になりました」

真紅「本日のゲストである、薔薇水晶、槐、お疲れ様」

薔薇水晶「楽しかったです」

「あぁ、たまにはこういうのも悪くないな」

ジュン「途中ラプラスの魔が居なくなったけどなんとかなったな」

真紅「ホントよ。協調性がないのだわ」

「終わる間際で良かったな」


薔薇水晶「ラジオってまだ続くの?」

ジュン「あとちょっとだけ続くと思う。やる日は不定期だからまたネットで放送日を連絡するよ」

薔薇水晶「わかりました。楽しみにしてます」


真紅「それでは、お相手は第5ドール真紅と」

薔薇水晶「薔薇水晶です」

「槐だ」

ジュン「桜田ジュンでした」



【薔薇の香りのガーデンパーティ0 第8回目】END
 

239 : ◆w1MAf1o5YCsy - 2016/02/12 20:34:37.94 YTMCS7aJ0 202/387

山口店長「………」ポチポチ

ジュン「あの…、課長。まだ始まってないんだけど…」

山口店長「課長じゃねーよ。来いって言われたから来ただけだし」

ジュン「いや…、待っててもらわないと困るっていうか…」

山口店長「………」ポチポチ


ジュン「なぁ真紅。部長がもう来てるんだけど…」

真紅「そうね」

ジュン「まだゲストルームに居てもらうはずなんだけど…」

真紅「なら早く注意しなさい」

ジュン「したよ!したけど言うこと聞いてくれないんだ」

真紅「まったく、使えない下僕ね。私が手本を見せてあげるわ」


山口店長「……」ポチポチ

真紅「スマホをポチポチと…」

山口店長「…んっ?」

真紅「人の話を聞きなさいッ!!」ドゴォ!!

山口店長「ぐぼぁッ!!?」


ジュン「殴っ!!?」

240 : ◆w1MAf1o5YCsy - 2016/02/12 20:37:47.63 YTMCS7aJ0 203/387

 
【薔薇の香りのガーデンパーティ0 第9回目】


真紅「真紅と」

ジュン「ジュンの」

真紅 ジュン「「薔薇の香りのガーデンパーティ0」」


真紅「第9回目始まりました。今日も喋っていきたいと思います」

ジュン「…OPでゲスト殴るって大丈夫なのかな…」

真紅「あのオスがいけないのよ。スマホをポチポチポチポチしていたのだもの」

ジュン「そうだけどさぁ…」

真紅「過ぎた事をいくら言ってもしょうがないでしょ。もうゲストを呼ぶわよ」

ジュン「すぐ呼ぶんならここに居てもらってもよかったんじゃ…」

真紅「それではゲストを呼ぶわ。本日のゲストはこの三人です」


斉藤さん「中学生のジュンくん、真紅ちゃん、こんにちは!」

山口店長「いてて…」

鳥海「やあ、ジュンに真紅」

241 : ◆w1MAf1o5YCsy - 2016/02/12 20:39:34.66 YTMCS7aJ0 204/387

ジュン「今回も多いな……疲れるよ…」

斉藤さん「大変だろうけど私もお手伝いするよ!一緒に頑張ってこ」

ジュン「…ふ、フンッ!」プイッ

斉藤さん「あははっ、中学生のジュンくんは可愛いなぁ」

山口店長「単に生意気なだけだって。斎藤ちゃん」

鳥海「へー、おじさんって今時のDQNって感じだね」

山口店長「お兄さんって言え!桜田ジュニアもそうだけどムカつくガキばっかだな」

ジュン「ジュニアってなんだよ。千○ジュニアみたいに言うなよな」

真紅「単純に年少者って意味でしょ。そのまんますぎるわね」

山口店長「あーっ!ムカつく!なんなんだこいつら!特に赤いの」

真紅「私の事かしら?」

山口店長「お前以外に誰がいるかっての!いきなり殴りやがって!」

真紅「貴方がいけないのだわ。呼んでもないのにスタジオに入って」

山口店長「だからって殴るか普通?人形には常識がないのかよ。このクソ人形!」

真紅「口が過ぎる!」ドゴォ!!

山口店長「ぎゃぼっ!!?」

242 : ◆w1MAf1o5YCsy - 2016/02/12 20:42:11.24 YTMCS7aJ0 205/387

山口店長「恐ぇ…、こいつこえぇよぉ……」ガクブル

真紅「ローズテイルじゃなかっただけ有り難いと思いなさい」

鳥海「綺麗な右ストレートだったな」

ジュン「お腹はやめてやれよ、真紅」

山口店長「ジュニア!お前あいつのご主人様だろ!なんとかしろよ」

真紅「ジュンは私の下僕よ」

山口店長「…! と、とんでもない人形だ…」

ジュン「それは同意する」

斉藤さん「うふふ、店長ったらおかしい。それにしても、あのお人形さんが意思を持っていたなんて」

真紅「あなたとは何度か会ったわね」

斉藤さん「うん!一緒に共演したりご飯食べたりしたよね」

真紅「そうね。女優仲間よ」

ジュン「ただの小道具だろ」ボソッ…

真紅「うるさいわね」ビシッ!

ジュン「いったぁ!!」

斉藤さん「あははっ、こういう感じなんだね。ドールとマスターの関係っていいなぁ。
      私たちってあまりローゼンメイデンと関わらないから、こういう機会があって嬉しいよ」

山口店長「もう関わりたくないんだけど…」

243 : ◆w1MAf1o5YCsy - 2016/02/12 20:47:41.99 YTMCS7aJ0 206/387

鳥海「それにしても濃いメンバーだな。ジュン大丈夫か?」

ジュン「もっとヤバイ時あったから…。って、お前も濃いだろ」

鳥海「俺は普通だって!今時の中学生じゃん」

ジュン「最初はな」

鳥海「そうそう。最終回付近とか俺病んでたよな」

ジュン「病んでたってレベルじゃないだろ…」

鳥海「あー…、ネットで色々言われてたのが懐かしい。
    2年くらい前は、ジュンになりたいって言うと『鳥海がいるぞ!○せ!』ってよく言われてたなぁ」シミジミ

ジュン「そんなネタもあったな。翠星石ファンはガチで怒ってたけど」

鳥海「そりゃ怒るよな。俺も今見るとないわって思う」アハハ

ジュン「笑い事…なのか?」


真紅「世間話もそのくらいにしてふつおたを始めるわよ」

ジュン「はいはい」

鳥海「おっけ!」

244 : ◆w1MAf1o5YCsy - 2016/02/12 20:49:56.93 YTMCS7aJ0 207/387

ジュン「このラジオは『ふつおた』、『僕の時間に巻き返す』、『ジュン、忘れないでね』の3つのコーナーをやっていきます」

真紅「あなたも私達に質問したかったら手紙を送りなさい。この真紅が直々にお答えするわ」


斉藤さん「でも、このラジオってすごいよね。『まいた世界』と『まかなかった世界』のどちらでも聞けるんだもん」

真紅「PEACH-○ITワールド全体で聞けるはずよ」

ジュン「えっ?その話ってマジだったのか?」

真紅「マジよ。今のところ『DearS』、『ZOMBIE-LOAN』、『しゅごキャラ!』の世界で確認済みよ」

ジュン「初耳だよ!どこ情報だそれ!」

真紅「くんくんから聞いたのよ。くんくんはその3つの作品にも出演してるから詳しいの」

ジュン「……くんくんってすごかったんだな…」

鳥海「えっ?じゃあなに?他の世界の人達も俺たちの活躍を知ってるわけ?」

真紅「たぶんね」

斉藤さん「ホント!?それなら名前を売り出すチャンスだわ!」

山口店長「斎藤ちゃん…女優魂に火が付いちゃってるよ…」

真紅「それはそうと、いい加減お便りを読むわよ」

245 : ◆w1MAf1o5YCsy - 2016/02/12 20:53:02.25 YTMCS7aJ0 208/387

真紅「R.N.カナ大大だーい好きさんから。ありがとう」

ジュン「ありがとな」

鳥海「サンキュー」


真紅「『皆さん、こんにちは。いつも楽しく聞いています。
    ゲストのみんなに質問なんだけど、もしドールのマスターになれるなら
    誰のマスターになりたいですか?理由も教えてね♪』……だそうよ」


ジュン「これはゲスト全員に向けてのお便りって事だな」

鳥海「どのドール……どのドールかぁ。迷うなぁ…」

ジュン「鳥海は雪華綺晶じゃないのか?」

鳥海「雪華綺晶は身内だからなぁ…。ちょっと考えさせて」

ジュン「わかった。二人はどうだ?」

斉藤さん「実を言うとね。『まかなかった世界』組でそういう話をした事あるの」

ジュン「えっ、そうなのか?じゃあ、あっちの僕も?」

斉藤さん「うん、こっちのジュンくんともこの話題で盛り上がるんだ~」

山口店長「まさか桜田と斉藤ちゃんが同じドールを選ぶとは思わなかったぜ」

ジュン「へー、好きなドールが被ったのか。あっちの僕の事だから真紅とか?」

山口店長「違う違う。こんな赤だるま誰も選ばないって」

真紅「……」ギロッ!

山口店長「す、素晴らしすぎて選ぶ側が萎縮するっていうか……」

ジュン「うーん…、なら雪華綺晶かな?」

斉藤さん「私とジュンくんは第4ドールの蒼星石ちゃんを選んだんだよ」※




※…『ローゼンメイデン ヴェヘゼルン ジー ヴェルトアップ』5日間連続キャストインタビュー
 

246 : ◆w1MAf1o5YCsy - 2016/02/12 20:56:28.93 YTMCS7aJ0 209/387

ジュン「蒼星石も造ったから思い入れがあるのかな?蒼星石大人気だ」

真紅「なんで蒼星石なのかしら?」

山口店長「そりゃあ、ドールの中で一番言うこと聞いてくれそうだろ?場合によっちゃエロい事も許してくれそうだし!」

鳥海「何言ってるんだよ。そういうあんたは誰がいいのさ」

山口店長「山口店長って言え!俺がマスターになるとしたら雪華綺晶ちゃんだな」

鳥海「えっ!?意外だな。山口店長も蒼星石かと思ったのに」

山口店長「蒼星石ちゃんもいいけど俺はやっぱり雪華綺晶ちゃん一択だな」

ジュン「そういえばドラマCDで雪華綺晶に告白してたよな」

真紅「あっさり断られていたわね」

斉藤さん「人形の館でのりさんのご飯を食べた時ですよね」

山口店長「そうそう、あん時の。俺は一途なんだぜぇ」

ジュン「僕の姉ちゃんにデレデレしてたくせに…」

鳥海「……なんで雪華綺晶なんだよ…」

山口店長「わからないのか?あの足を見てみろ。あのエロそうな足。あの足で色々されたら別の意味で昇天しちゃうかも!」

真紅「さっきから穢らわしい!ローズテイル!!」

山口店長「ぎゃああああああ!!!!」

247 : ◆w1MAf1o5YCsy - 2016/02/12 21:01:56.71 YTMCS7aJ0 210/387

山口店長「」



ジュン「で、なんで蒼星石なんだ?」

斉藤さん「えっとね、蒼星石ちゃんに『マスター』って言われるのが私の夢なの!
      それに蒼星石ちゃんって宝塚の王子様みたいでしょ?セリフの練習もしてくれそう!」

真紅「蒼星石なら一緒に練習してくれるでしょうね」

ジュン「あいつマスターの言ったことならなんでも聞くからなぁ…」

鳥海「よし!決めた!」

ジュン「うわっ!びっくりした…。いきなり大声出してどうしたんだよ」

鳥海「俺、翠星石のマスターになる!」

ジュン「なんでだよ…。よりにもよって翠星石とか。またファンが怒るぞ」

鳥海「俺って翠星石に酷い事したじゃん。だからその罪滅ぼしも兼ねて下僕になりたいなって思ってさ」

ジュン「翠星石にそんなの必要ないから。下僕とか言ってるの真紅だけだから」

鳥海「どのドールも可愛いよな。その中でも翠星石は真のツンデレだと思うんだよ。
    さすがツンデレオブザイヤー2005の優勝者は伊達じゃないってわけだ」

真紅「ツンデレなのはジュンにだけよ」

鳥海「とにかく!俺は翠星石のマスターになる!そして可愛くしてあげるんだ」

ジュン「……どんな風に…?」

鳥海「目とか縫ってあげたりとか」

ジュン「なんでだよ!今自分の行いを改めようとしたばかりじゃないか!
    それにあれってジュディカの代わりでやったんだろ?やる必要ないじゃん」

鳥海「俺ほどのマエストロにならないとわからないか。勝った!帰りにジュンの家に寄らせてもらうからな」

ジュン「………真紅、頼む…」

真紅「わかったわ。ローズテイル!!」

鳥海「ぶはッ!!?」



ジュン「ホントなんなんだ…」

斉藤さん「ふふ、ジュンくんってツッコミ職人なんだね」

ジュン「なにそれ…」

248 : ◆w1MAf1o5YCsy - 2016/02/12 21:07:21.86 YTMCS7aJ0 211/387

真紅「それでは続いてのお便り。R.N.剣道少女さんから。ありがとう」

ジュン「ありがとな」

斎藤さん「ありがとね!」


真紅「『こんにちは。いきなりですが相談に乗ってくれたら嬉しいです。
    いつもお世話になってる男の子にお礼としてチョコレートを贈りたいのですが、
    男の子ってあまり甘いものは苦手なのでしょうか。』……これは男性陣に聞いた方が良さそうね」


山口店長「いてて…」

ジュン「あっ、復活した」

山口店長「こんの薔薇人形!ローゼンメイデンは人間に危害を加えないんじゃなかったのかよ!」

真紅「正当防衛なら話は別よ」

山口店長「こっちからは危害加えてないだろっ!…それはそうと、これってバレンタインの相談だよな?」

斉藤さん「もうすぐ2月14日ですもんね」

ジュン「あぁ、バレンタイン…。道理で…」

山口店長「剣道少女ちゃん、俺はいっぱいもらった事あるからアドバイスできるよん」

ジュン「ほんとかよ…」

山口店長「うるせぇ!そういう桜田ジュニアはもらったことあんのかよ!」

真紅「ジュンはむしろ作る側ね。dolls talkを見ればわかると思うけどあんな感じよ」

山口店長「ぷぷーっ!作らされてやんの。ダッセぇ!」

ジュン「うわぁ…、こういう感じ久しぶりだ。うざい」

山口店長「うざいってなんだ!うざいって!」

斉藤さん「ジュンくんって本当になんでもできるんだね!男の子がチョコ作ってくれるなんて素敵かも」

山口店長「えぇっ!?斎藤ちゃんなんで!?」

斉藤さん「だってプレゼント交換みたいで素敵じゃないですか。こういうのって友チョコって言うんでしたっけ?」

鳥海「友チョコかぁ。それすごくいい」

ジュン「あっ、こっちも復活した」

250 : ◆w1MAf1o5YCsy - 2016/02/12 21:11:17.80 YTMCS7aJ0 212/387

鳥海「俺もジュンにチョコレートあげようかな」

ジュン「なに言ってんの!?気持ち悪いんだけど!」

鳥海「またまたぁ、照れるなって」

ジュン「照れてないよ!本心だってば!」


山口店長「ていうか、別に男はホワイトデーであげればいいんじゃね?」

斉藤さん「ホワイトデーはホワイトデーでもらいたいですけど、交換もしたいじゃないですか。一度で二度おいしいわけです」

山口店長「黒っ!斎藤ちゃんなんか黒いよ!」

斉藤さん「えー、そうですかぁ?」

真紅「それで、男性としてはどうなの?」

ジュン「もらって嬉しい奴もいっぱいいるんじゃないか?」

真紅「ジュンの意見を聞いてるのよ。毎年のりや翠星石からもらっているでしょう」

ジュン「姉ちゃんたちが勝手に作ってるだけだって!僕個人としてはチョコなんていらないよ!」

山口店長「はぁ…、これだから桜田はモテないんだよ」

真紅「あら、そういう貴方はどうなのかしら?」

山口店長「あれは女からの気持ちなんだよ。チョコが好き嫌いの問題じゃないんだぜ?」

斉藤さん「店長はチョコもらった事あるんですか?」

山口店長「あるある!毎年けっこうもらってるから俺」

斉藤さん「でも去年、店長がバレンタインにチョコ買ってるの見かけましたよ」つ携帯

山口店長「なんで撮ってるんだよ……斎藤ちゃん…」

251 : ◆w1MAf1o5YCsy - 2016/02/12 21:15:45.30 YTMCS7aJ0 213/387

鳥海「ま、もらって嬉しくない人はいないと思うぜ。なぁ、ジュン」

ジュン「さぁね」

鳥海「こいつ照れてるだけなんで。剣道少女さんも想い人に思い切ってドーン!っと渡しちゃいないよ」

真紅「男性陣の意見は以上よ」

斉藤さん「真紅ちゃんはチョコ作ったりしないの?」

真紅「私も作るわよ。くんくんに贈るの。ついでにジュンたちにも渡してるわ」

斉藤さん「結局、真紅ちゃんもジュンくんにあげてるんだね!」

真紅「結果的にね。下僕を労わる事も主人の努めよ」

ジュン「よく言うよ」

斉藤さん「へー、じゃあジュンくんっていっぱいチョコもらってるんだ。見かけによらずモテ男なんだね。このっこのーっ!」

ジュン「姉ちゃんと人形にしかもらった事ないけどな。…肘で突くのやめてよ」

斉藤さん「そっかぁ…。今年は私も贈ろうかな」ウフフ




真紅「最後のお便りを読むわね。R.N.紫の水晶さんから。ありがとう」

ジュン「ありがとな」

山口店長「サンキューだぜ!」


真紅「『こんにちは。鳥海皆人に質問します。
    鳥海皆人の消え方がデジャヴなのですが、結局彼らはどうなったのですか。』
    ……鳥海皆人へのお便りのようだわ」


鳥海「あー…、これかー…」

252 : ◆w1MAf1o5YCsy - 2016/02/12 21:22:06.54 YTMCS7aJ0 214/387

斉藤さん「これ私けっこうショックだったの」

山口店長「どこが?手が取れてたとこ?」

ジュン「そうじゃないって。自分が人間だと思ってたら実は雪華綺晶から創り出された存在だったって所だよ」

山口店長「あぁそれか。アリスゲームってのが終わったら普通に謝って、またダチに戻るのかと思ってたわ、俺」

鳥海「あの時はビビったよ。まさか俺自身が創り出された人形だったなんてなぁ…」

鳥海「結論から言うと、ただ消えた訳じゃないんだよ。雪華綺晶の中に戻ったっていうか…」

ジュン「そう、元ある形に還ったんだ」

鳥海「そう!それ。ジュディカもマデュリンもアレニエも薔薇の女王様もみんな同じだ」

真紅「少し解説するわ。アニメ1期の水銀燈、アニメ2期の薔薇水晶と槐は『9秒前の白』で迷子になっていたの」

真紅「けれど、この鳥海皆人は元から幻影。迷子になる事もできず、雪華綺晶も力を失って……」

鳥海「ほぼ消滅って訳だ」

斉藤さん「そんな…、ジュンくんとお友達になれると思ったのに…。嫌われてたけどかわいそう…」

鳥海「一言余計だよ!」

ジュン「まぁ、雪華綺晶が『まいた世界』に来れば、鳥海も勝手に出て来れるけどな」

斉藤さん「そうなの!?」

ジュン「だってここ『まいた世界』だし。鳥海も現に居るじゃん」

山口店長「『まいた世界』ってマジで!?じゃあもう一人の俺に会ってくるわ」

ジュン「ここに来れるのは収録の間だけだから。終わったら強制送還だぞ」

斉藤さん「あれ?でも、それだと雪華綺晶ちゃんは『まいた世界』に居るってことに…」

ジュン「僕の家に来てるよ。次は雪華綺晶がゲストだからな」


真紅「紫の水晶さん、これで疑問は解決されたかしら?」

253 : ◆w1MAf1o5YCsy - 2016/02/12 21:25:22.90 YTMCS7aJ0 215/387

ジュン「今度は僕が巻き返す…!ローゼンの時間を 僕の時間に…!」

ジュン「『僕の時間に巻き返す』」

ジュン「このコーナーは、ローゼンメイデンでやってみたい場面を実際にやってみようってコーナーなんだ」


斉藤さん「おーっ!ジュンくんカッコイイ!もっと練習すればさらに演技が光るかも」

ジュン「演技とかそういうのはちょっと…」

鳥海「やってみたい場面かぁ。俺からやってもいいの?」

山口店長「あっ!ガキ、ずりぃぞ!」

鳥海「早い者勝ちさ。いいだろ、ジュン」

ジュン「いいよ。鳥海の事だから僕になりたいとかだろ」

鳥海「違うって!見てろよ―――…」

254 : ◆w1MAf1o5YCsy - 2016/02/12 21:29:40.78 YTMCS7aJ0 216/387

 
―――――
――――――――
―――――――――――

【ローゼンメイデン TALE 64】


マイスタージュン『――でも 今はもうすべてが見える』

マイスタージュン『鳥海はお前が作り出したんだな?雪華綺晶』

鳥海『な……、何を言ってる…!?僕が創りものだと……!?
    いっ…いや、鳥海はお前だ。ローゼンを継いだのはこの僕だ!』

鳥海『創り出すのは僕の方だ!僕こそがローゼン……あ…?』ぼろ…

雪華綺晶『…もう…お終いですわ。「お父様」…』

雪華綺晶『私はマスターも姉妹たちも欲しかった…。でも、私には誰もいない』

雪華綺晶『だから…創ってしまうことにしたのです。
      私だけの世界を 私だけの姉妹を 私だけのお父様を……』

鳥海『そん…な…、それが…僕だって言う…のか…』

マイスタージュン『思い起こせば出会いからそうだった。
           図書館でも学校でもいつだって。僕らが話す時は二人だけだった…』

マイスタージュン『ほころびはそこから始まっていた。
           鳥海の存在を起点に現実の世界へ雪華綺晶(おまえ)は浸食してきた』



そして―――


 

255 : ◆w1MAf1o5YCsy - 2016/02/12 21:35:20.78 YTMCS7aJ0 217/387

 
―――すべては彼女の 鳥かごの中のゆめ…


マイスタージュン『(あれは君自身の内に向かう叫びだったんだ。気付いてあげられなかった…)』

マイスタージュン『柿崎…めぐ』


せめて君は 羽ばたいていけた…?



鳥海『そんな…僕は作られた人形だったと?
    すべてが幻…?じゃあ僕の作ったこの世界も……美しい人形たち……も…』

鳥海『……そうか…僕はまだ何も生み出せて…いなかったのか…』

鳥海『僕はジュンじゃない……ローゼンでもない…。だけど……、
    だけど、まだこの世界に居たい!今度こそちゃんと生み出してみたいんだ!!』


マイスタージュン『それに気付ただけでもお前はよくやったよ。おめでとう』

真紅『おめでとう』

256 : ◆w1MAf1o5YCsy - 2016/02/12 21:38:12.63 YTMCS7aJ0 218/387

めぐ『私からもおめでとう』ムクッ

水銀燈『フンッ………おめでと』

雪華綺晶『おめでとうございますわ』

大ジュン『なにこれ……お、おめでとう』

金糸雀『おめでとうかしらー』

みっちゃん『鳥海くんおめでと!』

翠星石『おめでとですぅ。……ジュン、早く瞼の糸を…』

蒼星石『おめでとう』

ネズミの隊長『おめっとさんであります!』

雛苺『おめでとなのー!』

『おめでとう』

258 : ◆w1MAf1o5YCsy - 2016/02/12 21:40:48.68 YTMCS7aJ0 219/387

コドウグ『ウん、オメデトウ』

マデュリン『お父様がおめでとウだって』

ジュディカ『じゃあおめでとウしとこ』

アレニエ『お、オオめデとウ、オ父様』

薔薇の女王様『そんな事よりパァァァァァァアイ!!!!』


ローゼン『おめでとう』

ジュン『おめでとう』



ジュンに、ありがとう

ローゼンに、さようなら



そして、すべての薔薇乙女たちに




おめでとう


―――――――――――
――――――――
―――――

 

259 : ◆w1MAf1o5YCsy - 2016/02/12 21:50:30.64 YTMCS7aJ0 220/387

ジュン「長いよ!!無駄に長いって!しかも雑ッ!」

鳥海「えー、俺も改心したって事でいい感じだろ」

山口店長「パクリじゃん。もろパクってんじゃん、お前」

鳥海「パクリじゃない。俺が色々気付いてみんな祝福してくれるって描写だよ」

山口店長「バカじゃね?これパクリじゃなかったら何がパクリなの?」

鳥海「俺の想像にケチつけるなよ。おじさん」

山口店長「言ったなクソガキ。また右手ぶっ壊すぞ」

ジュン「あー、あー、もういいから。つぎ店長やってよ」

山口店長「ったく。これだからガキは。あいよ、やってやるよ―――…」



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―――――――――――

――――BOOKSタキワ


『店長さ~ん。これってどうやるんでしたっけ?』

山口店長『ここはこうだって。ちゃんと覚えてよ~、鈴木ちゃん』

『あ~ん、私にも教えてください。店長~』

山口店長『しょうがないな~。………おい、桜田!桜田はいるか?』

大ジュン『はっ!ここに』シュタッ!

260 : ◆w1MAf1o5YCsy - 2016/02/12 21:53:00.02 YTMCS7aJ0 221/387

山口店長『店長補佐のお前に命じる。あれ買ってこい。テレビでやってるやつ』

大ジュン『しょうがジンジャーですね』

山口店長『そうそれ。間違ってもコーヒー買ってくるなよ、俺飲めねぇから。あと5分以内にな』

大ジュン『御意!』ビュン!

山口店長『奴も使えるようになってきたな。時期店長は奴しかいねーわ』

山口店長『俺も本社移動になったし、あとは頼んだぞ。桜田』


―――――――――――
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―――――



山口店長「どう?俺の完璧な想像に酔いしれただろ」

ジュン「いや、…なにこれ?」

261 : ◆w1MAf1o5YCsy - 2016/02/12 21:55:43.58 YTMCS7aJ0 222/387

山口店長「ばっか!ジュニア。あっちのお前を立ててんだよ。それぐらい気づけ!」

ジュン「気づけるか!それになんだあの僕の動きは!人間の動きじゃなかったぞ」

真紅「ジュンがジャパニーズ忍者だったのだわ」

斉藤さん「あははっ!店長やっぱりおもしろーい」

山口店長「おっ!斉藤ちゃんには高評価じゃん。俺も昇進して桜田も店長になる。誰も傷つかない優しい世界だろーが」

鳥海「どこがだよ。職場の女の子たちからモテてジュンをこき使って、挙句の果ては栄転って。全部自分本位じゃないか」

山口店長「なんだとっ!おめーの方が自分本位だっつーの」

鳥海「あんたよりはマシだって」

ジュン「あー、もういいから。どっちもどっちだから」


真紅「本当に人間のオスは野蛮ね。斉藤さんは何かやってみたい場面はあるかしら?」

斉藤さん「あるある!私、蒼星石ちゃんのマスターになってみたい!」

真紅「ふつおたの時に言ってたわね。台詞回しの練習をしたいとか」

斉藤さん「そうなの!ちょっとやってみていい?」

真紅「いいわよ。私もどんな感じか見てみたいわ」

斉藤さん「オッケー!では、本番…スタート!」

262 : ◆w1MAf1o5YCsy - 2016/02/12 21:59:42.48 YTMCS7aJ0 223/387

 
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蒼星石『何故きみがここにいる、ティターニア』

斉藤さん『あら、その言葉そっくりお返しするわ、オーベロン。行きますわよ。私、もうあの人に近づかないと決めましたの』

蒼星石『待て、ティターニア。僕は君の夫なんだよ』

斉藤さん『じゃあ私はあなたの妻でなくっちゃいけないわけね』

蒼星石『何故そうやって僕に逆らうんだい?ティターニア。
     僕はただ、あの可愛いインドの少年を僕のお小姓さんに欲しいといっただけではないか』

斉藤さん『……変態』

蒼星石『変態…。心外だな。僕のどこが変態なんだい?僕はいつだってマスターのためを思っているというのに』

蒼星石『さっき言った言葉も君が言わせてるんじゃないか。僕にこんな格好までさせて…』

斉藤さん『ストップ、ストーップ!蒼星石ちゃん違うから!さっきの変態発言はセリフだから!』

蒼星石『そうだったの?びっくりした…』

斉藤さん『ごめんね、蒼星石ちゃん。私の台詞回し手伝ってなんて言ったから…』

蒼星石『僕こそごめんなさい。マスターの期待に応える事ができなかった…』

斉藤さん『違うよ!蒼星石ちゃんは役になりきってたもの。いきなりそんな事できてすごいよ!』

蒼星石『そうかな?』

斉藤さん『男役もいいけど…、今度は妖精の役やってみる?』

263 : ◆w1MAf1o5YCsy - 2016/02/12 22:04:30.76 YTMCS7aJ0 224/387

斉藤さん『畜生、馬鹿にしおって。パック、そこにいるのだろう?』

蒼星石『あちゃー、バレてたか。ボクに何か用かい?』

斉藤さん『ここから西に向かっていくと小さな花畑がある。そこに白い花が咲いているはずだ。
      それで惚れ薬を作ろうと思うのだが、その材料になる白い花をつんで来てくれ』

蒼星石『わかりました。マスター』

斉藤さん『あ、そこは「面白そう!ボク行って来るよ!」ってセリフよ』

蒼星石『…難しいな』

斉藤さん『最初は誰だってそうだよ。練習あるのみ!さ、続きやろ』

蒼星石『はい、マスター』


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斉藤さん「こんな感じだったらいいなー」

真紅「シェイクスピアの『真夏の夜の夢』ね」

斉藤さん「さすが真紅ちゃん!最近は学校の演劇でも選ばれてるらしいの」

真紅「このお話は私も好きよ。あの大混乱っぷりはハラハラしたのだわ」

斉藤さん「パックもおっちょこちょいだよね。わたし的には―――…」



山口店長「ついていけないんだけど…」

ジュン「それにしても、あんな蒼星石は見た事ないな」

鳥海「パックの役の時ってなんかアニメ第1期の蒼星石っぽくない?」

ジュン「そうかな?…どうだろ」

山口店長「もう次行こうぜ。次」

264 : ◆w1MAf1o5YCsy - 2016/02/12 22:09:37.37 YTMCS7aJ0 225/387

真紅「過去はいくつもの未来へと繋がっている。あなたの未来も無限に広がっているのだから」

真紅「『ジュン、忘れないでね』」

真紅「このコーナーは、今月から始まる新連載【ローゼンメイデン0-ゼロ-】の意気込みや予想をしていくコーナーよ」


山口店長「今月からやるんだよな?過去とか俺出ねぇじゃん!」

真紅「この時代の人間は基本出てこないかもしれないわね」

山口店長「なんだよそれ。主人公の俺無しとかこの漫画成り立たなくね?」

真紅「心配しなくても誰も貴方を主人公だと思っていないわ」

山口店長「んだよ、赤だるま。ちょっと長く出てるからって…」

真紅「またローズテイルを浴びたい様ね」フワッ

山口店長「すんまっせんっしたーー!!!!」ピョンッ


斉藤さん「あははっ!もうっ、店長笑わせないでくださいよー」

鳥海「ジャンピング土下座とか初めて見たよ、俺」

ジュン「それで新連載はどうなっていくと思う?」

斉藤さん「うーん…、蒼星石ちゃんは翠星石ちゃんとずっと一緒だって事くらいしかわからないかな」

鳥海「今までのゲストは、ローゼンの過去、箱庭、人形たちが旅立った後の予想をしてたよな?」

ジュン「あぁ、大体そんな感じだった」

鳥海「もうちょっと深く予想してみようぜ」

265 : ◆w1MAf1o5YCsy - 2016/02/12 22:16:50.89 YTMCS7aJ0 226/387

ジュン「深くって…、もうほとんど出尽くしたぞ」

鳥海「そうじゃなくて、もっとこう…登場人物同士の接触みたいな」

真紅「それももう話したわ。お父様が人間の頃とその娘。箱庭では私達の生活。旅立ちの頃だって…」

鳥海「その旅立ったあとのドールズってどうだったの?例えば、水銀燈と雛苺が出会った場合とか」

真紅「それは……、あの二人だけで会っていた事なんてあるのかしら?」

鳥海「なっ?真紅も知らない話とかきっとあるって!
    真紅は人間の世界に旅立って、最初に出会った姉妹が水銀燈だったんだよな」

真紅「えぇ、そうよ」

鳥海「じゃあ金糸雀は?翠星石と蒼星石は?雛苺は?」

真紅「……そういえば聞いていなかったわ」

鳥海「新連載ではそういう再会の話とかやるんじゃないか?」

斉藤さん「たしかに見てみたいかも」

真紅「…なるほど」


ジュン「鳥海の話で思ったんだけどさ。水銀燈と金糸雀って戦った事あるのかな?」

真紅「あの二人は仲がいいから戦ったりしないと思うけど…」

鳥海「いいや、わからないぞ。もしかしたら戦った事があるのかも。水銀燈が『金糸雀は厄介』って言ってたじゃないか」

ジュン「あっ!そういえば言ってたな」

真紅「あの二人は元々アリスゲームに積極的だったものね。そう言われると心当たりがあるわ」

266 : ◆w1MAf1o5YCsy - 2016/02/12 22:22:29.45 YTMCS7aJ0 227/387

鳥海「過去ならアリスゲームはまだ始まってないから、基本水銀燈が仕掛ける形になるんだよ」

鳥海「それで仕掛けたら金糸雀の逆鱗に触れて…!」

ジュン「金糸雀の逆鱗?お菓子取られたりとかか?」

斉藤さん「もしかしたら、マスターに危害を加えたとか?ほら、金糸雀ちゃんってマスターを大事にしてるから」

真紅「当時の水銀燈でも人間を傷つけるような事は………したわね…」

ジュン「したのかよ…」

真紅「傷つけるというか…力を吸い取ると言った方がいいわ」

ジュン「あー、最初に僕がやられたみたいなやつか。あれ力抜けるんだよなぁ」

斉藤さん「じゃあ、水銀燈ちゃんも基本は無害なんだね」

真紅「無害と言えるのかしら…?」



山口店長「なぁー、予想ばっかで飽きねぇの?お前ら」

ジュン「そういうコーナーだから。あんたも予想しろよ」

山口店長「人形の事なんか詳しくないんだよ」

鳥海「この人なんでこのラジオに呼ばれたんだろう…?」

267 : ◆w1MAf1o5YCsy - 2016/02/12 22:30:09.99 YTMCS7aJ0 228/387

ジュン「さて、そろそろお時間になりました」

真紅「本日のゲストである斉藤さん、山口店長、鳥海皆人 お疲れ様」

斉藤さん「皆さんもお疲れ様です!」

山口店長「斉藤ちゃんはいつでも可愛いねぇ。それに比べて、こいつらは……
      生意気なガキ二人に赤だるま。赤だるまも黙ってたら可愛いのにな…」

真紅「褒め言葉として受け取っておくわ。ただ、赤だるまと言った罰は受けなさい」ビシッ! バシッ!

山口店長「いってー!……最後まで可愛くねぇ…」


鳥海「ジュン、このラジオ番組ってまだ続くのか?」

ジュン「たぶん次でラストだと思う。もう10回目だし」

鳥海「ちぇー、楽しみが減っちゃうな」

真紅「そう言ってもらえると こちらもやってきた甲斐があったのだわ」

ジュン「だな。次回放送日は次の休みに放送するよ」

真紅「いつもより早いから忘れずにチェックしておきなさい」


真紅「それでは、お相手は第5ドール真紅と」

斉藤さん「斉藤と!」

山口店長「山口ッス」

鳥海「鳥海皆人。そして、」

ジュン「桜田ジュンでした」



【薔薇の香りのガーデンパーティ0 第9回目】END
 

273 : ◆w1MAf1o5YCsy - 2016/02/13 20:21:18.93 ovdEB9990 229/387

ジュン「もう10回目か。長いようで短かったな」

真紅「あら、ジュン。名残惜しいの?」

ジュン「ち、違うって!清々したってこと」

真紅「そう。私は少しさみしいわ」

ジュン「真紅…?」

真紅「あなたとこうしてラジオをやるのもこれで最後だもの」

ジュン「それは……僕も少しは感慨深く思うけどさ」

真紅「ジュン。あなたは最初嫌々ながらやっていたわね」

ジュン「そりゃ嫌だったよ。何が悲しくてラジオなんて…」

真紅「それは最初だけ。途中からスタジオの掃除やお茶菓子の支度。どうやったらラジオが面白くなるか勉強していたでしょう」

ジュン「し、知ってたのか…」

真紅「下僕の事ですもの。すべて知っているわ」

274 : ◆w1MAf1o5YCsy - 2016/02/13 20:23:17.92 ovdEB9990 230/387

ジュン「まぁ…、……僕も少しだけ楽しかった……かな…」

真紅「ふふ、いい子ね。ジュン」

ジュン「真紅に無理やりやらされていたけど、スタッフの人やゲストの人と話せたのは良かったと思ってる」

真紅「私もよ。人との繋がりは話すことから。それを絆とも言うわ」

ジュン「リスナーの人達とも絆ができたのかな…?」

真紅「それはわからないわ。ただ、あなたの真剣な姿は伝わった事でしょう」

ジュン「そうなのかな?」

真紅「そうよ。そして私も。だって楽しかったから」

ジュン「真紅…」

真紅「さあ!最後のラジオよ。今回も気合を入れなさい」

ジュン「そうだな。真紅も気合入れろよな!」

真紅「誰に物を言ってるの。私は元から気合充分なのだわ」

ジュン「はは、そうだったな。なら始めるぞ」

真紅「えぇ、お願いね。ジュン」





【薔薇の香りのガーデンパーティ0 第10回目】



 

275 : ◆w1MAf1o5YCsy - 2016/02/13 20:26:01.44 ovdEB9990 231/387

真紅「真紅と」

ジュン「ジュンの」

真紅 ジュン「「薔薇の香りのガーデンパーティ0」」


/ 茨の茎を 伸ばして撓めて~♪ \


真紅「第10回目始まりました。今日はいつにも増して喋っていきたいと思います」

ジュン「今日で最後かぁ。そう思うとやっぱり寂しいかな…」

真紅「あら、急に素直になったわね」

ジュン「まぁね。学校でみんな楽しみにしてるって言ってくれてさ。なんだか僕も感情移入してきちゃって…」

真紅「ジュンの事だから学校でその話をされたら嫌がると思っていたのだけど」

ジュン「最初は嫌だったよ。だけど生で応援の声を聞くと元気になるっていうか…」

真紅「そういえば、このラジオは聞いてる人に元気になってもらうために始めたのよね」

ジュン「新連載の宣伝のためだろ?こんなラジオで新規読者なんて獲得できる訳ないよ。専門用語ばっかでリスナー置いてきぼりにするし」

真紅「新連載の宣伝はともかく、リスナーのみんなに元気を分けてあげたかったのは本当よ」

ジュン「……そうだよな。それなのにパーソナリティの僕が逆に元気をもらっちゃって…」

真紅「私もよ。なんだか逆になってしまったわね」

ジュン「うん。本当にリスナーのみんなには感謝してるよ」

真紅「そんな訳で、今日も皆さんに元気が出るように私たちもやっていくわ」

ジュン「よかったら聞いていってください」

277 : ◆w1MAf1o5YCsy - 2016/02/13 20:31:46.09 ovdEB9990 232/387

ジュン「それでは、最後のゲストを呼ぼうか」

真紅「最後のゲスト。大トリはこの二人なのだわ!」


雪華綺晶「ごきげんよう。ローゼンメイデン第7ドールの雪華綺晶です」

大ジュン「こ、こんにちは。まかなかった世界の桜田ジュンです…」


真紅「さっきぶりね。雪華綺晶」

雪華綺晶「はい、お姉さま。さっきぶりです」

ジュン「雪華綺晶は今僕の家に泊まってるんだ。それはそうと、お前緊張しすぎだろ」

大ジュン「だ、だって…、僕こういう公の場に出るの苦手なんだよ。こ、声が震える…」

ジュン「気持ちはわかるけどな。でもそんなの慣れっこだろ?最近はすごく活躍してるって聞いたぞ」

大ジュン「えっ?活躍って劇団の大道具で?」

ジュン「テーマパークの清掃員でパフォーマンスをしてるって聞いたぞ」※1

大ジュン「それ別人だから!他人の空似だから!いくら掃除好きだからってあそこまでマニアじゃないよ」

ジュン「掃除好きなのは認めるのか。店長っぽい人も出てたって聞いたし同一人物じゃないの?」

大ジュン「違うって!そういうお前も右手にミギー生やしてたって聞いたぞ!」※2

ジュン「誰が寄○獣の主人公だ!全然似てないだろ!」

大ジュン「ももたね先生絵だと似てるって巷じゃもっぱらの噂だぞ」

ジュン「巷ってどこだよ!」


真紅「何を戯れあっているのかしら?」

雪華綺晶「うふふ、マスターたち仲良しですわ」




※1…ワンダリングワンダーワールド 鉄心

※2…ネオ寄○獣No.8 教えて!田宮良子先生 新一

279 : ◆w1MAf1o5YCsy - 2016/02/13 20:35:53.69 ovdEB9990 233/387

ジュン「このラジオは『ふつおた』、『僕の時間に巻き返す』、『ジュン、忘れないでね』の3つのコーナーをやっていきます」

真紅「あなたも私達に質問したかったら手紙を送りなさい。この真紅が直々にお答えするわ」


大ジュン「おおっ…!なんかラジオっぽい」

ジュン「いや、ラジオだし」

雪華綺晶「ふつおた!ふつおたを読むんですよね。どちらが読むの?」

真紅「いつも交代で読んでるわ。今回はこの真紅が読むわ」

ジュン「あぁ、任せた」

真紅「任されたわ。それでは読んでいきましょう」


真紅「R.N.カナ大大だーい好きさんからよ。ありがとう」

ジュン「ありがとな」

雪華綺晶「ありがとうございますわ」

大ジュン「ありがとう」


真紅「『ダブルジュンジュン、真紅ちゃん、きらちゃん こんにちは!またお手紙送っちゃいます。
    雪華綺晶ちゃんに質問です。雪華綺晶ちゃんはまかなかった世界のジュンジュンが大好きよね。
    そこで思ったんだけど、まいた世界のジュンジュンの事はどう思ってるんですか?なんだか気になっちゃうわ!』
    ………だそうよ、雪華綺晶」


雪華綺晶「私!?私への質問なのですか?」

ジュン「だからそうだってば」

281 : ◆w1MAf1o5YCsy - 2016/02/13 20:42:16.97 ovdEB9990 234/387

雪華綺晶「わぁー!ドキドキします。わたくしへの質問だなんて…」

真紅「それで雪華綺晶。答えはどうなの?」

雪華綺晶「そんなの簡単です。どちらもジュン様に変わりはありません」

真紅「…つまりどういうこと?」

雪華綺晶「どちらも大切ですし大好きってことです。あっ、マスターとは一緒に暮らしているのでその差はあるかもしれませんが」

真紅「あなた、まいた世界にもよく来ているじゃないの」

雪華綺晶「だって、ジュン様が居ないと動けないんですもの」

真紅「ジュンは貴女とも心が繋がっているものね。これも立派な絆よ」

雪華綺晶「そうなんですよ!それにマスターもわたくしを受け入れてくれましたし」

雪華綺晶「さらにお姉様たちとの絆もできました。わたくし今とっても幸せですわ」

真紅「ふふ、そうね」



ジュン「そっちだとうるさくなくていいだろ。羨ましいよ」

大ジュン「いや、やっぱり少しは喋ってもらった方が暇つぶしになるっていうか…」

ジュン「隣の芝は青く見えるって事なのかな?」

大ジュン「ははっ、そうかもしれない」

282 : ◆w1MAf1o5YCsy - 2016/02/13 20:44:42.15 ovdEB9990 235/387

真紅「続いてのお便りよ。R.N.ノリスさんから。ありがとう」

ジュン「ありがとな」

雪華綺晶「ありがとうございますわ」

大ジュン「ありがとう」


真紅「『ジュンくんにおっきなジュンくん。真紅ちゃんと雪華綺晶ちゃんもこんにちは。
    実はね、お姉ちゃんはジュンくんの将来がとっても心配です。
    だから、おっきなジュンくんに聞いちゃおうと思います。
    おっきなジュンくんは今彼女さんとかいるのかしら?
    いたら是非お姉ちゃんにも教えてほしいなぁ。』……これは仮下僕への質問のようね」


大ジュン「なぁ、まいた僕。このお便りってまさか…」

ジュン「そのまさかだよ。まかなかった僕」

雪華綺晶「のり様大丈夫です!マスターの彼女はこの私ですわ!」

ジュン「え゛?そうなの…?」

大ジュン「いやいやいや!違うから!」

雪華綺晶「えぇっ!?そんなぁ……あんなに愛を確かめ合ったのに…」ヨヨヨ

ジュン「お前……人形相手に何やってるんだよ…」

真紅「不潔なのだわ」

大ジュン「違うって言ってるだろ!雪華綺晶も誤解を生むような発言はやめて!」

283 : ◆w1MAf1o5YCsy - 2016/02/13 20:46:22.50 ovdEB9990 236/387

大ジュン「そういうお前だって翠星石といい仲だろ」

ジュン「はぁ!?そんなわけないだろ!」

大ジュン「僕もラジオ聞いて知ってるんだからな。第5回で翠星石とキスしてただろ」

ジュン「あれは蒼星石の妄想だって!なに聞いてたんだよ!」

大ジュン「まんざらでもなさそうだったけどなぁ」

ジュン「だ、誰があんな性悪人形なんかと…!」

真紅「その辺にしときなさい。翠星石が悲しむのだわ」

ジュン「真紅…」

大ジュン「ごめん…悪かったよ。僕」

ジュン「僕の方こそ…。煽って悪かったよ。僕」


雪華綺晶「わ、私をマスター達が取り合う感じにしようと思ったのに……まさか翠のお姉様に飛び火するなんて…」アワワ…

真紅「そんな事を考えてたの…。少し反省しなさい」ビシッ!

雪華綺晶「きゃん!」

284 : ◆w1MAf1o5YCsy - 2016/02/13 20:47:54.18 ovdEB9990 237/387

真紅「雪華綺晶の冗談はさておき。そっちのジュンのガールフレンドの話ね」

ジュン「そういう人いるのか?僕」

大ジュン「な、なんでそんな話しなきゃいけないんだよ…。自分の交友関係を世界に拡散とか無理だって」

ジュン「そりゃそうだよな。最もな意見だ。じゃあこの話はこれで辞めに…」

真紅「斉藤さんは?あの子はどうなの?」

雪華綺晶「!」

大ジュン「な、なんで斉藤さんが出てくるんだよ…」

真紅「あの子は恐らくジュンに気があるでしょうね。見ていてわかるもの」

大ジュン「そ、そんなことラジオで言うなよな!斉藤さんにも迷惑だろ」

雪華綺晶「むーっ!マスター照れてる」プクーッ

大ジュン「照れてないって!」

ジュン「斉藤さんかぁ。お前も隅に置けないんだな」

真紅「中学生の貴方とは違うってことよ」

ジュン「僕は別に彼女とか興味ないし」

真紅「ホントかしらね?」

285 : ◆w1MAf1o5YCsy - 2016/02/13 20:53:04.71 ovdEB9990 238/387

ジュン「それにしてもガールフレンドか。予め謝っとく。ごめんな、僕」

大ジュン「えっ?何が?」

ジュン「前回斉藤さんに聞いたんだけど、マスターになるなら蒼星石がいいんだって?」

大ジュン「そ、それは僕じゃないって!僕の中の人の話だから!」

ジュン「調べてきたよ。本人の話だと――…」


……


逢○さん『蒼星石がいちばんですね。
      いちばん常識人というか、マスターをちゃんとマスターと思ってくれるので……(笑)。
      あと、本当、台本読んだときかわいいなと思いました!』


……


大ジュン「なんでそんなの持ってくるんだよ!今はこれ地雷にしかならないだろ」

ジュン「ホントごめん。最初に謝ったのはそんな訳なんだ。
    僕もこれどうなのかなって聞いてみたくてさ。今のタイミングでしか聞けないと思ったんだ」

大ジュン「それはそうかもしれないけど…」

真紅「これ…、一番好きなドールは?って質問じゃないの」

雪華綺晶「私も聞こうと思っていたの。マスターどうなんですか?」ムー

大ジュン「だからこれは逢○くんの場合だよ。僕、桜田ジュンが答えたら雪華綺晶が一番って答えるからな」

雪華綺晶「マスターならそう言ってくれると信じていました。でも、もし浮気をしたら……」

大ジュン「し、したら…?」

雪華綺晶「最後は私の元に戻ってくるように調教します」ウフフ…

大ジュン「雪華綺晶さん!?なんか笑顔こわいよ!」ガビーン

真紅「バーズ版の頃のような笑顔ね」

ジュン「よし、無事に解決したな」

大ジュン「どこが!?余計ややこしくなっただけだよ!」

286 : ◆w1MAf1o5YCsy - 2016/02/13 20:57:14.52 ovdEB9990 239/387

真紅「続いてのお便りはR.N.蒼の精霊さんからよ。ありがとう」

ジュン「ありがとな」

雪華綺晶「ありがとうございますわ」

大ジュン「ありがとう」


真紅「『こにちハ。いつも聞てます。マスター言つてました。
    まちなかったジュンさまは、カシバワさんをエッチなな目で見てたて。
    ホントでさか…?』……なんだかミミズが這ったような字ね」


ジュン「カシバワさんって柏葉のことか?」

雪華綺晶「トモエ様をエッチな目で…?マスター…言った傍からですか?」

大ジュン「ち、ち、違う!違うから!あの時は制服懐かしいなって思っただけだから!」

雪華綺晶「問答無用です!」

大ジュン「うわぁあああ!!?」


ジュン「おーっ、縛られてる縛られてる。デジャヴだなぁ」

真紅「スタジオは壊さないでほしいわ」


< お前ら助けろってーー!!




大ジュン「だから誤解だよ!制服が珍しかっただけだから!」

雪華綺晶「そうなのですか?なら私が制服を着て差し上げましたのに」

大ジュン「…お前ちょっとムキになると性格がアリスゲーム時代に戻るよな」

雪華綺晶「だって…、マスターを取られたくないんですもの……。マスター…、私のこと嫌いになった…?」

大ジュン「嫌いになんてならないよ。約束しただろ。僕がちゃんと受け止めるって」

雪華綺晶「マスター…!」




真紅「もういいから降りてきなさい」

287 : ◆w1MAf1o5YCsy - 2016/02/13 20:59:33.44 ovdEB9990 240/387

真紅「気を取り直して、R.N.劇団少女さんからのお便りよ。ありがとう」

ジュン「ありがとな」

雪華綺晶「ありがとうございますわ」

大ジュン「ありがとう」


真紅「『二人のジュンくんと真紅ちゃん、雪華綺晶ちゃん こんにちは。
    雪華綺晶ちゃんに質問です。雪華綺晶ちゃんは二人のジュンくんを縛り上げた時に
    こういうプレイが好きだと言っていました。
    それはいつもジュンくんを縛り上げてるってことでしょうか。』……どうなの?雪華綺晶」


雪華綺晶「あら、また私なのですね。お答えしましょう」

雪華綺晶「縛ったり目隠ししたり監禁するのは好きなのですが、今では自分がされる方が好きですわ。マスター限定ですけどね」

ジュン「さっきも縛ってたもんな」

真紅「あなたたち いつもあんな事をしているの?」

大ジュン「してないって!だからこっちの世界だと雪華綺晶は動けないの知ってるだろ」

雪華綺晶「動けないわたくしにイタズラしてもいいのよ。マスター」

大ジュン「そ、そんな変態みたいな事するわけないだろ!」

288 : ◆w1MAf1o5YCsy - 2016/02/13 21:01:39.69 ovdEB9990 241/387

ジュン「えっと、…劇団少女さんが言ってるのはドラマCDの話だよな」

真紅「二人のジュンを同時に縛り上げたのなんてその時だけだもの」

大ジュン「人形の館の話か。斉藤さんも店長も妙にドールに興味持ってたよなぁ」

ジュン「その店長だけど、雪華綺晶に告白して断られてたよな。あれってなんで振ったんだ?」

雪華綺晶「えっ?だって、わたくしの欲しかった人は店長さんではなくて『桜田ジュン』なんですもの。断って当然ですわ」

大ジュン「そうなのか?あの時は苗床になるなら誰でもいいみたいな感じだったけど」

雪華綺晶「もうっ!失礼しちゃう。そんなに尻軽な女ではありません」プイッ

大ジュン「あはは、ごめんごめん」

雪華綺晶「あれは苗床じゃなくてパートナーとしてお断りしたのです。私のマスターは貴方だけなんですよ」

大ジュン「そ、そう言われると照れちゃうな…」


ジュン「またイチャつきだしたぞ」

真紅「仲睦まじいわね」

大ジュン「だから違うってば!」

雪華綺晶「♪」

289 : ◆w1MAf1o5YCsy - 2016/02/13 21:13:56.79 ovdEB9990 242/387

真紅「続いてはR.N.翠の庭師さんからのお便りよ。ありがとう」

ジュン「ありがとな」

雪華綺晶「ありがとうございますわ」

大ジュン「ありがとう」


真紅「『チビジュンにデカジュン、真紅に雪華綺晶こんにちはです。
    私は前々から思っていたのですが、YJ最終巻の表紙は順番通りなら第3ドールが表紙なのではないのですか?
    だから本来ジュンに抱っこされていたのは翠星石だったのでは?
    そこの所はどうなのでしょうか。』……あの表紙は前々から決まっていたのよ」


大ジュン「えっ、そうなのか?」

真紅「コミック&アニメ公式ガイドBOOKの表紙は私と貴方だったでしょ?」

大ジュン「そういえばそうだったかも」

真紅「その対比として、物語の最終巻は主人公とヒロインでいくと決まっていたの」

ジュン「僕は別に表紙にならなくてもよかったけど、主役だからって言われて……」

真紅「せっかくマイスターローゼンになったジュンと、アリスを模した私が居るからって話だったわよね」

雪華綺晶「いいなぁ…。わたくしもマスターとカラーでツーショットしたいですわ」

大ジュン「カラーかぁ。新連載で僕は……出ないから無理か」


ジュン「それにしても…、前に翠星石にも同じこと言われたよ。同じこと思う人もいるんだな」

真紅「そうね。少なくとも0ではないわ」

290 : ◆w1MAf1o5YCsy - 2016/02/13 21:17:46.30 ovdEB9990 243/387

真紅「続いてのお便りよ。R.N.死は甘美な響きさんから。ありがとう」

ジュン「ありがとな」

雪華綺晶「ありがとうございますわ」

大ジュン「ありがとう」


真紅「『こんにちは、こんばんは。以前ラジオを聞いていて疑問に思ったから質問するわ。
    5回目の時にR.N.紫の水晶さんの質問で『薔薇の誓い』について答えていたけど、
    Phase 6を読むと、誓いを解いたドールはアリスゲームの棄権を意味すると書いてあったの。
    もしかして、まだ私の知らないルールがあるのかしら。』……えっと…5回目といったら……」


ジュン「翠星石達が来た時だよ。またけっこう前の質問だな。5回前とか狙ったようにタイミングだ」

ジュン「一応あの時の音声があるから聞いてみようか」


……



真紅『私達は薔薇乙女としての誇りと信念。そして、お父様への想いを胸に闘ってきたの』

真紅『負けを認めない限り薔薇の誓いは解いてもいい。想いが続く限り負けではないの』

翠星石『雛苺は負けを認めたですからね。読者が薔薇の誓いを解く=リタイアと勘違いしても仕方ないです』



……


大ジュン「………えっ?薔薇の誓いを解く=棄権って言ってるのにリタイアじゃないっておかしいだろ」

ジュン「『指輪を失ったら二度と媒体を使えない』とも言ってるな」

雪華綺晶「えっと…それは……」

真紅「……」

291 : ◆w1MAf1o5YCsy - 2016/02/13 21:21:56.99 ovdEB9990 244/387

ジュン「僕の指輪も柏葉の指輪みたいに砕け散ったんだ」

大ジュン「蒼星石の指輪も結菱さんから離れたって聞いたし…、オディールさんの指輪だって雪華綺晶が回収したんだろ?」

大ジュン「なぁ真紅。ルールって途中で変わったのか?」

真紅「これは言いたくなかったのだけど……説明するわ」

真紅「正直に言うと、Phase 6の時点で私もルールを把握しきれていなかったの」

真紅「あの頃は、薔薇の誓いを解く=リタイアだと思っていたのよ」

真紅「この時代でついにアリスゲームが始まり、ドールとマスターの絆を結んでいくうちに気づいていったの」

大ジュン「なるほど、そういう事だったのか」


ジュン「まぁ、ぶっちゃけた話。ローゼンの目的は薔薇乙女たちに幸せに生きてほしいって事だったからな」

ジュン「だから、ある程度ローゼンが助けたりしてたのはそのため。ルールも薔薇乙女を助けるためなら捻じ曲げてたんだよ」

雪華綺晶「わたくしがオディールから指輪を取り外せたのもそういう事だったんですね」

ジュン「うん。実は僕の指輪も見えてないだけで復活してたんだ。
    翠星石は蒼星石の指輪を今も持ってるって言ってたけど、僕の指輪からは蒼星石の存在もたしかに感じられた」

大ジュン「指輪が復活…。アリスゲームを続ける意志があれば薔薇の契約を解いてもいいって事なのか?真紅」

真紅「た、たぶんそうよ」

大ジュン「なんかわかってなさそう…」

292 : ◆w1MAf1o5YCsy - 2016/02/13 21:24:49.77 ovdEB9990 245/387

ジュン「翠星石がローゼンに助けられた時に、一緒に蒼星石の指輪をもらったみたいでさ。それで蒼星石を助ける作戦を思いついたらしいんだ」

真紅「ジュン!あなたそこまでわかっていたのなら何故5回目の時に言わなかったの?」

ジュン「あんまり説明するとリスナーが混乱すると思って…。今回はこれで最後だから説明したんだよ」

大ジュン「僕も少し混乱してるんだけど…」

雪華綺晶「では、本当に負けたと思わない限り負けではなかったのですね」

ジュン「言ってしまえばそうだよ。そうしないとローザミスティカは劇薬になってしまうから」

ジュン「水銀燈だって、『巻かなかった世界』に来て初めてアリスゲームの在り方を知ったじゃないか」

ジュン「ドールによってアリスゲームの在り方が違うように、状況によってアリスゲームは変化する」

ジュン「そんな過酷で理不尽なゲームを経験して強かに生きてほしい。アリスゲームが終わった後も」

ジュン「闘っていけるように。…これからも 生きていけるように…」

真紅「…そうね。私達は生きていく。姉妹たちとマスターたちと一緒に」

真紅「闘うことって生きるってこと。生きていきましょう。雪華綺晶」

雪華綺晶「はい…!お姉さま」


大ジュン「アリスゲームにはそんな意図があったんだな…」

ジュン「それにしても……空っぽになって限界が来てたとはいえ、不器用な愛だよな」

大ジュン「僕にはなんとなくわかるよ。それしかなかったんだよな」

ジュン「まぁな。……ローゼンも闘ってたんだ」

雪華綺晶「お父様…」



真紅「…………次のお便りを読みましょう」

293 : ◆w1MAf1o5YCsy - 2016/02/13 21:33:39.14 ovdEB9990 246/387

真紅「これが最後ね。R.N.逆十字の乙女さんからのお便りよ。ありがとう」

ジュン「ありがとな」

雪華綺晶「ありがとうございますわ」

大ジュン「ありがとう」


真紅「『雪華綺晶に質問よ。あなたバーズとYJでキャラが違わないかしら。
    もしかして、キャラ変えてたの?』……どうなの?雪華綺晶」


雪華綺晶「あ、あの……あれは…その……、キャラを変えたって言いますか…理想の自分に近づこうと頑張ったというか…」

ジュン「雪華綺晶の理想ってああいうキャラなのか?さっき少しだけキャラ戻ってたようだけど」

雪華綺晶「さっきのはマスターを想う一心だったので…」

真紅「バーズでは、知的で策略家といった感じだったわね」

大ジュン「へー、雪華綺晶って最初はそんな感じだったのか」

雪華綺晶「は、恥ずかしい…!このお話しはもうやめにしませんか?」

真紅「ダメよ。リスナーからの質問なのだからちゃんと答えなさい」

雪華綺晶「あの…、黒薔薇のお姉様に対抗するためにいっぱい練習したり……その…」

ジュン「へー、練習してたのか」

雪華綺晶「ぁ…ぁぅ……ラプラスの魔にも助言してもらったり…とか…」

真紅「ラプラスの魔からも協力してもらってたのね」

雪華綺晶「…マザー・グースの歌も練習して……」

大ジュン「雪華綺晶が時々口ずさんでる駒鳥さんの歌だよな」

雪華綺晶「…ぅぅ……すみませーん!キャラ作ってましたぁ!うわぁぁぁん、マスター!」ダキッ

大ジュン「ごめんごめん、恥ずかしかったよな」


ジュン「なんか微笑ましいな」

真紅「まるで保父さんね」

294 : ◆w1MAf1o5YCsy - 2016/02/13 21:41:40.98 ovdEB9990 247/387

真紅「メタ的な発言だけれど、最初のキャラは薔薇水晶と被るように敢えてのキャラ設定だったわね」

ジュン「そうそう。どっちも同一人物だって読者に思わせるためとか大掛かりな計画だったよな」

雪華綺晶「あぁそういう…。アニメが終わった後に原作で私が自己紹介し始めたのはそういう事だったのですか。
      あまりにタイミングが良すぎたのでおかしいとは思っていたのです」

大ジュン「えっ?なんでそんな事を…?」

ジュン「原作とアニメで双方のサプライズをしたかったからだろ。サプライズは大切だってももたね先生言ってたし」※1

真紅「TALE63の水銀燈リタイアからの翌日のまいてはいけないローゼンメイデン9まきでのめぐ銀回。
    狙ってやってるとしか思えなかったわ。サプライズ好きというのは本当かもしれないわね」

大ジュン「サプライズ好き…。そうか、確かに雪華綺晶と薔薇水晶って似てるもんな」

真紅「そうね。薔薇水晶と雪華綺晶は翠星石と蒼星石同様で一緒に生まれたとも聞いたわ」※2

雪華綺晶「そうなのですか!?私とばらしーちゃんって双子だったのですか?」

真紅「ある意味そうね」

雪華綺晶「わぁあ!どっちが姉でどっちが妹なのでしょうか?」キラキラ

ジュン「デザインは雪華綺晶が先らしいよ」

雪華綺晶「本当ですか!?やったー!今度ばらしーちゃんに『白薔薇のお姉様』って呼んでもらいますわ!」

真紅「頼めば言ってくれそうね」




※1…月刊ヤングジャンプ 2009 1/13増刊 vol.008 インタビュー

※2…Rozen Maiden Kunstwerk

295 : ◆w1MAf1o5YCsy - 2016/02/13 21:44:43.29 ovdEB9990 248/387

ジュン「今度は僕が巻き返す…!ローゼンの時間を 僕の時間に…!」

ジュン「『僕の時間に巻き返す』」

ジュン「このコーナーは、ローゼンメイデンでやってみたい場面を実際にやってみようってコーナーなんだ」


雪華綺晶「わぁあ!このセリフ生で聞いてみたかったの。感動しましたわ」

大ジュン「そういえば、ずっとラジオ出たいって言ってたもんな」

雪華綺晶「はい!やっと出ることができて嬉しく思います」

真紅「あなたたちは順番的に後半だものね。仕方ないわ」

ジュン「話を戻すけど、やりたいシーンはあるか?」

雪華綺晶「やりたいシーンと言いますか…。第7回目の放送を聞いてて思ったのですが」

ジュン「うんうん」

雪華綺晶「あの場面でジュン様に覚醒されると、わたくし為す術がなくなるのですが…」

真紅「雛苺が襲われる前のシーンだったわね」

雪華綺晶「蒼のお姉様のボディでもよかったのですけど…、もう一つボディがないと『まかなかった世界』に行けないですし…」

雪華綺晶「そうなると、私とマスターは出会わなかった事になってしまいます」

ジュン「いや、あれはもしもの話だからそんなに真剣に考えなくても…」

雪華綺晶「いいえ、ジュン様。ちょっとした事でパラレルワールドは分かれてしまうの」

雪華綺晶「例えば…、もしあのままバーズで連載していたらまた違った結末になっていた…とか」

ジュン「おい、ちょっと待て!なに危険なこと言い始めてるんだ!?」

296 : ◆w1MAf1o5YCsy - 2016/02/13 21:47:50.01 ovdEB9990 249/387

雪華綺晶「そしたら新アニメも作られず、わたくしの声も決まらなかったでしょう…」

大ジュン「たしかにそうだ…。僕も出て来なかったと思う。ももたね先生もそんなこと言ってたらしいし…」※

真紅「そうね。あのまま続いていたら雪華綺晶は我が家で引き取っていた事でしょうね。ドールの人口の方が多くなるわ」

ジュン「元から人形の方が人口多いよ!それにお前の家じゃないから!」

雪華綺晶「それでなんのお話しだったでしょうか?」

ジュン「だからやってみたいシーンはあるのかって話だよ!」

雪華綺晶「うふふ、さすがジュン様。ナイスツッコミです」

真紅「からかい甲斐があるのだわ」

大ジュン「見てて飽きないよな」

ジュン「もうやだこいつら…」

雪華綺晶「やってみたいシーンではないのですが……、せっかくなのでこのシーンをお願いします」




※…KERA 2013/10 Vol.182 宝野ア○カ×PEACH-○IT スペシャル対談

297 : ◆w1MAf1o5YCsy - 2016/02/13 21:49:28.11 ovdEB9990 250/387

 
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【ローゼンメイデン TALE 28】


みっちゃん『今の戦況 こんな感じ…かな?』

ジュン『……』

みっちゃん『ジュンくん?』

ジュン『何か……何か忘れているような…』

みっちゃん『ジュンジュン、じたばたしても始まらないわ。じっくり考えてこ』

ジュン『うん…。でも、なんかが引っかかるんだ…』


のり『ただいまー』

みっちゃん『のりちゃん、お邪魔してます』

のり『みっちゃんさん、こんにちは。ゆっくりしていってくださいねぇ』



――――――


のり『あの…、お姉ちゃんずっと気になってた事があるの…』

ジュン『なんだよ、姉ちゃん。話に割り込んでくるなよ』

みっちゃん『まぁそう言わずに。何がアリスゲームのヒントになるかわからないぞ。ジュンジュン』

ジュン『絶対関係ないことだろ…』

のり『昔ジュンくんが描いてくれたこの絵って…真紅ちゃんたちよね?』

真紅『なんですって?』

298 : ◆w1MAf1o5YCsy - 2016/02/13 21:52:41.77 ovdEB9990 251/387

翠星石『ホントです!この赤いドレスは真紅に違いねぇですぅ!』

蒼星石『…僕と翠星石の絵もある』

みっちゃん『こっちにはカナと雛苺ちゃんの絵もあるわ!』

真紅『水銀燈に雪華綺晶まで…!全ドールの絵があるわね。ジュン、これはどういう事かしら?』

ジュン『し、知らないよ!そんな大昔の事なんて覚えて……。…っ!?』

金糸雀『ど、どうしたの?ジュン、大丈夫?』

ジュン『そういえば…、僕は……どうして忘れてたんだろう…』

みっちゃん『えっ?ジュンジュン、その紙芝居…どこから……』


マイスタージュン『話してあげる。始まりの物語を―――…』


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雪華綺晶「こうしてジュン様はお姉様たちに始まりの物語を聞かせてあげるのでした~」

ジュン「なんてご都合的な展開なんだ…。そして、なんでどいつもこいつも僕を覚醒させたがるんだ…?」

雪華綺晶「みんなジュン様が好きなんだと思います。それに、どうせ覚醒するならYJ版の中盤の方がいいです」

ジュン「いや、よくないし」

真紅「二度ある事は三度あると言うじゃないの」

ジュン「知らないよ!僕はもうあんな姿になるのはごめんだからな!」

大ジュン「そんなこと言うなよ。似合ってたぞ。僕」

ジュン「自分に言われても嬉しくない…」

299 : ◆w1MAf1o5YCsy - 2016/02/13 21:55:12.98 ovdEB9990 252/387

ジュン「雪華綺晶出てこなかったけどあれがやりたかった所なのか?」

雪華綺晶「いいえ、違います。さっきのは雛苺のボディをもらう前に阻まれたら困るなって思いまして…」

真紅「じゃあ他にやりたいシーンがあるのね。なら早く聞かせてちょうだい」

大ジュン「あんまり急かすなよ。ゆっくりやっていこう」

雪華綺晶「わかりました。こんな感じです―――…」


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大ジュン『ただいまー』

雪華綺晶『マスターおかえりなさい。お仕事お疲れ様です』

大ジュン『ふぅ、今日も疲れたよ』

雪華綺晶『お夕飯はもう少しかかるの。ご飯まで待ちますか?先にお風呂に入るのもいいですよ。そ、それとも…、わたくしを戴くという手も……』

大ジュン『あー…、それなら料理手伝いうよ』

雪華綺晶『もうっ!マスターったらいつもガードが硬いんですから』

大ジュン『あのセリフ言われて最後のを選ぶ奴っているのかな?』

雪華綺晶『さあ…?どうなんでしょう』

大ジュン『ま、いいや。早く作っちゃおう』

雪華綺晶『はい、マスター』

300 : ◆w1MAf1o5YCsy - 2016/02/13 21:57:00.67 ovdEB9990 253/387

大ジュン雪華綺晶『『いただきまーす』』

大ジュン『雪華綺晶って料理上手いよなぁ』

雪華綺晶『マスターが手伝ってくれたおかげですわ』

大ジュン『そうかな?』

雪華綺晶『マスター!マスター!あーんっ』

大ジュン『いや、それはちょっと…』

雪華綺晶『え~、夫婦ですのに…。なら、わたくしがあ~んっ』

大ジュン『………』モグモグ

雪華綺晶『無視するなんてひどい!私ずっと口を開けていたのに…』

大ジュン『なんか雛鳥みたいで面白かったよ』

雪華綺晶『うぅ…、マスターのシャイボーイ…』

大ジュン『なんだよそれ。しょうがないな。ほらっ』

雪華綺晶『あっ、あむっ』パクッ

大ジュン『どうだ?』

雪華綺晶『んん~~!マスターのあーんで食べるお料理は格別おいしいです!』

大ジュン『味変わらないと思うんだけど』

雪華綺晶『えへへ、気持ちですよ。気持ち』

大ジュン『気持ちかぁ。たしかに大事かも』

雪華綺晶『ほら、次はマスターにあ~んっ』

大ジュン『仕方ないなぁ』


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301 : ◆w1MAf1o5YCsy - 2016/02/13 22:00:30.66 ovdEB9990 254/387

真紅「あまぁぁぁぁあい!!甘いのだわ!まるで新婚ホヤホヤのようだわ!」

雪華綺晶「こ、こうなれたらいいなって思って…」テレテレ

ジュン「えっ?これって結婚してる的なそんななの?」

大ジュン「いやいや!ドールだから結婚とかないし!そもそも雪華綺晶はあっちだと動けないし!」

雪華綺晶「もう、マスターったら照れちゃって。でもそんな所がとっても可愛いですよね」

真紅「わかったから…続きを話して頂戴」

雪華綺晶「はい。マスターの言う通りたしかに動けないんですよねぇ…。せっかくのり様にお料理を教えてもらったのに…」

ジュン「あー…、どうりで姉ちゃんの手伝いよくしてると思ったよ」

真紅「その話はいつの話かしら?」

ジュン「真紅のローザミスティカを造るために鉱石探してる時だよ。あの時は1年くらい僕ん家に居たんだっけ?」

雪華綺晶「はい。あの時はお世話になりました」

真紅「相変わらず人形の人口は多かったのね」

雪華綺晶「翠のお姉さまにもスコーンの焼き方を教えてもらって…マスターにも食べてもらいたい一心で頑張ったのですが…」

大ジュン「そっか……。よし!なら一緒に『まいた世界』に遊びに行こう。その時まで楽しみにしてるよ」

ジュン「この収録終わったらうちに来ればいいじゃん。こっちの姉ちゃんもお前の存在知ってるし」

大ジュン「そういえばそうだったな。じゃあ一緒に行こうか」

雪華綺晶「はい!よぉし、腕によりをかけて作りますわ!」

302 : ◆w1MAf1o5YCsy - 2016/02/13 22:02:56.55 ovdEB9990 255/387

ジュン「それで、まかなかった僕は何かやりたいシーンあるか?」

大ジュン「うーん…、前はやり直したいってずっと思ってたんだけど、今はそういうのはないかな」

ジュン「そっか。成長したんだな」

大ジュン「なにそれ…。僕の方が年上なんだけど」

ジュン「同一人物なんだからいいじゃん」

大ジュン「そうだけどさぁ。……やりたい場面かぁ。普通に学校に行って普通に働いて普通に過ごす。これが一番だ」

ジュン「だよな。普通が一番だ。目立ちたくないし」

大ジュン「ホントホント。僕は静かに暮らしたいよ」


真紅「この二人は向上心があるのかないのかわからないわね」

雪華綺晶「ふふ、そこがジュン様の魅力でもあります」

真紅「そうなのだけど……まったく…主人泣かせな性格だわ」


大ジュン「あっ、ならちょっとだけ…」

ジュン「あるんじゃん。遠慮なんてするなよ。どんどんやってよ」

大ジュン「わかったよ、僕。少し短いけど……」

303 : ◆w1MAf1o5YCsy - 2016/02/13 22:04:26.85 ovdEB9990 256/387

 
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『おーい、ジューン!早く学食行こうぜ』

『一緒に行こうよー』

大ジュン『あぁ、すぐ行く』


……



山口店長『やればできるじゃん。最初からそれでいけよな』

大ジュン『あはは…』


……



斉藤兄『ふ』

斉藤さん『わぁ!お兄ちゃんがすっごく褒めてるよ!』

大ジュン『えっ!?これが?ちょっと笑ったようにしか見えないんだけど…』

斉藤さん『家ではこんなに笑わないもん。さすがジュンくん!なんでもできてすっごく頼りになるなぁ』

大ジュン『そ、そうかな』テレテレ


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大ジュン「これって実際にやってみると恥ずかしいな」

304 : ◆w1MAf1o5YCsy - 2016/02/13 22:06:31.47 ovdEB9990 257/387

真紅「これはどういう事かしら?いつもの日常ってことなの?」

ジュン「褒められたりしてるからいつもより順調な感じって事じゃないか?」

雪華綺晶「誰かに褒められるのっていくつになっても嬉しいですものね」

大ジュン「そんなつもりはないけど…、今は店長以外はこんな感じだと思う」

雪華綺晶「店長さん。最初はちょっとアレなキャラでしたけど、最近は面白い人になりましたよね」

ジュン「そうかぁ?僕は今でも苦手だよ」

真紅「言葉遣いも下劣で話す内容も褒められたものではないわ。だけど、独特な雰囲気があるのも確かよ」

雪華綺晶「うふふ、新アニメの次回予告やドラマCDの店長さんは面白かったですよね」

真紅「あのコミカルさで友達も多いみたいだし、極希に確信をついた事を言ってくるわね」

真紅「ただ、前回私を赤だるまと呼んだことは許さないわ」

大ジュン「前回なら僕も聞いてたよ。真紅の攻撃をあれだけ受けてたのに次の日はケロッとしてたぞ」

真紅「タフさだけなら一級品ね」

ジュン「みっちゃんとは別の意味でタフだよなぁ」

305 : ◆w1MAf1o5YCsy - 2016/02/13 22:09:18.00 ovdEB9990 258/387

真紅「過去はいくつもの未来へと繋がっている。あなたの未来も無限に広がっているのだから」

真紅「『ジュン、忘れないでね』」

真紅「このコーナーは、今月から始まる新連載【ローゼンメイデン0-ゼロ-】の意気込みや予想をしていくコーナーよ」


雪華綺晶「………」ズーン…

大ジュン「ど、どうしたんだ?雪華綺晶」

雪華綺晶「わたくし…過去では出番がないと思いまして……」

ジュン「みんなの前に現れたのが現代からだもんな」

雪華綺晶「はい…。もしかしたら出番があるかもしれませんが、覗き見してるシーンだけだと思います」

真紅「そうかしら?あなたが誕生するお話しもやるかもしれないわ」

ジュン「ローゼンがどうやってアストラルの体を創ったかって話か?」

真紅「えぇ、そうよ」

雪華綺晶「え…、でもそれだと私の裸が……」

真紅「あなた何度もヌードを晒してカラーページで乳首まで見せていたじゃないの」

雪華綺晶「それを言いますか!?お姉様だって腕が取れた時にカラーで乳首が写っていましたよ!」

真紅「あれは下着を身に付けていたからセーフよ」

雪華綺晶「えぇ!?そうなのですか?」



ジュン「乙女の会話とは思えないな」

大ジュン「うん…、居づらい…」

306 : ◆w1MAf1o5YCsy - 2016/02/13 22:14:13.85 ovdEB9990 259/387

雪華綺晶「乳首のお話しは置いておいて……私が出るとしたら荒れ果てた箱庭でのシーンもあるかもしれません」

ジュン「そのシーンってYJ版でもあったな。……切なかった…」

雪華綺晶「やっぱりそう思います?あれは寂しかったですよ…」

真紅「だからこそ、気を許せるマスターが見つかって本当に良かったわ」

雪華綺晶「はい。今はとっても幸せです」ウフフ

大ジュン「ホント照れくさい…。まぁ雪華綺晶が嬉しそうだからいいけどさ」



ジュン「まかなかった僕の方は 新連載で何か予想とかあるか?」

大ジュン「えっ?予想かぁ…。うーん…、予想じゃないけどいいかな?」

真紅「いいわ。何か気づいたなら言ってごらんなさい」

大ジュン「アリスゲームが終わる時にローゼンの声を聞いて思ったんだよ。とにかく娘たちを気にかけてるんだなって」

真紅「私達をnのフィールドのどこかから見守っていたのは知っていたわ」

大ジュン「それなんだけど、ローゼンって雪華綺晶を特に見守ってたんじゃないか?」

雪華綺晶「えっ、そうなの?」

真紅「どうしてそう思ったの?」

大ジュン「まいた僕から聞いたけど、ローゼンは天涯の大時計に居たんだよな?」

ジュン「居たって言えば居たけど居ないって言えば居ないかな」

大ジュン「とにかく箱庭に居たんだよな?なら雪華綺晶を見守ってたんじゃないか?」

雪華綺晶「たしかに私のフィールドは箱庭があった場所ですけど…、どうなのでしょう?」

真紅「見守っていたのは確かだと思うわ」

307 : ◆w1MAf1o5YCsy - 2016/02/13 22:25:47.61 ovdEB9990 260/387

ジュン「全体を見渡せる場所。広大なnのフィールドを見渡すためにはあの大時計は打って付けだったんだ」

ジュン「真紅と翠星石を雪華綺晶から救ったのもあの場所に居たからできた事だ。『居た』って表現はちょっと違うけどな」

雪華綺晶「私の罠からお姉さま方が抜け出した時ですよね。
      あの時、お父様はえこひいきって思ったのですが、アリスゲームの真意を知った後だとなるほどって思いますね」

真紅「そうね。それに、あの時はどちらも雪華綺晶が関わっていて本人が居ない時だった。
   お父様が干渉するならあの場面は打って付けだったわ」

ジュン「なら本当に雪華綺晶の近くにいたかもしれないな」

大ジュン「やっぱりそう思うよな」


真紅「私としてはPhase 5でラプラスの魔が言ってた言葉が気になったわ」

真紅「『とても近くにいるけど会えない』…ジュンの中からアリスゲームを見ていると思っていたの」

ジュン「うん、僕の目線から見ていたってのもあると思うよ。『居た』わけじゃないけど」

雪華綺晶「お父様もどこにも居るし、どこにも居なかったんですね」

ジュン「そういうこと」

大ジュン「なんだかややこしくなってきたな。要は見守ってたって事だろ」

真紅「要約するとそうね」


大ジュン「つまり新連載ではローゼンから見たドールズが見られるかもしれないってこと」

308 : ◆w1MAf1o5YCsy - 2016/02/13 22:30:19.22 ovdEB9990 261/387

真紅「お父様から見た私たち…?」

大ジュン「うん。『真紅は今日も紅茶飲んでるなぁ』とか『雪華綺晶はまた漂ってるな』とか」

ジュン「ローゼン目線のドールズか。ローゼンが主役って意見はあったけど、その発想はなかったな」

真紅「旅立ってからは絶対ドールの誰かが主役だと思っていたものね」

雪華綺晶「つまり、お姉さま達を覗いてる私をお父様がさらに覗いてるって事ですか?」

大ジュン「なんかそう聞くとちょっとホラーだ」

ジュン「そもそもお前たちの行動とかずっと見てたんじゃないのか?何せ世界中の少年少女を見ていたらしいし」

大ジュン「なにそれこわい」

真紅「変な言い方はやめなさい。お父様はドールを作る上でそれが必要だっただけよ」

ジュン「リラックス乙女も見られてたんじゃないか?」

真紅「な、なんですって…?そ、そんな事は……」

雪華綺晶「えっ?わたくし見てましたけど」

大ジュン「それならローゼンも見てたかもな」

真紅「そ、そんな…!しまったのだわ……」orz

ジュン「リラックス乙女か。僕としてはアニメでもやってほしかったけどな」

真紅「や、やめて頂戴!」

309 : ◆w1MAf1o5YCsy - 2016/02/13 22:32:28.44 ovdEB9990 262/387

大ジュン「僕の予想はこんな所かな」

雪華綺晶「わたくしはお姉さま方の過去を見ていたので ここまでにしておきます」

真紅「えぇ、ネタバレはダメよ。私の前のマスターがホームズのネタバレをしてきて……」

ジュン「はいはい。もう時間だから話はその辺でな」

真紅「あらもうそんな時間なのね。楽しい時間はあっという間に過ぎていく」

ジュン「そうだな。10回とか多いと思ったけどあっという間だったよ」

雪華綺晶「あっ、もうこれで最終回なんでしたっけ…」

大ジュン「僕たちが最後のゲストだって言ってたもんな」

ジュン「うん。僕も柄にもなくパーソナリティなんてやっちゃったけどなんとかなって良かった」

真紅「ふふ、機会があったらまたやってみる?」

ジュン「……そうだな。機会があったら」

真紅「…そうね」

310 : ◆w1MAf1o5YCsy - 2016/02/13 22:43:27.81 ovdEB9990 263/387

真紅「本日のゲストである 雪華綺晶。まかなかったジュン。お疲れ様」

大ジュン「ふぅ、僕もゲストとしてなんとかやれたかな?」

ジュン「うん。いい感じだったよ。僕」

大ジュン「そっか。ありがとう、僕」

雪華綺晶「あぁ…、楽しみがなくなってしまう…」ポロポロ…

真紅「ちょっと…、泣かなくてもいいじゃないの」

雪華綺晶「だ、だって……」グスン

ジュン「ここまで聞いてくれてありがとな。雪華綺晶」

雪華綺晶「こちらこそ……ジュン様、真紅お姉様。本当にお疲れ様でした」

真紅「ありがとう。雪華綺晶」



真紅「では、名残惜しいけれどこれでお別れよ」

ジュン「今まで聞いてくれてありがとう!何か情報があったらネットに掲載するからな」

真紅「みんな悲しまなくていいわ。子供の頃の記憶と共に ローゼンメイデンはいつも傍にいるの」

真紅「あなたが覚えていてくれたらいつだって。世界が見えない選択肢で満ちているようにね」


真紅「それでは、お相手はローゼンメイデン第5ドール真紅と」

雪華綺晶「同じくローゼンメイデン第7ドール雪華綺晶と」

大ジュン「『まかなかった世界』の桜田ジュンと」

ジュン「『まいた世界』の桜田ジュンでした」



【薔薇の香りのガーデンパーティ0 第10回目】END
 

317 : ◆w1MAf1o5YCsy - 2016/02/14 20:41:11.12 zdFH51bD0 264/387

 
「ローゼンメイデン。それは至高の少女候補」

「アリスに最も近く、そして遠い存在…」



「アリス。お父様の中だけに生きる少女。夢の少女」


「それはどんな花よりも気高くて どんな宝石よりも無垢で 一点の穢れもない」

「世界中のどんな少女でも敵わない程の 至高の美しさを持った少女」



「このラジオは そんな少女たちの想いや闘い、これからの予想を話していく番組」


「そう…!薔薇の香りのガーデンパーティ0!!始まっちゃうんだから!」





【薔薇の香りのガーデンパーティ0 FINAL】



 

318 : ◆w1MAf1o5YCsy - 2016/02/14 20:44:38.20 zdFH51bD0 265/387

 
/ 茨の茎を 伸ばして撓めて~♪ \


「薔薇の香りのガーデンパーティ0 FINAL始まりました!」

「パーソナリティはこの………あら?わたしを知らないの?それなら自己紹介からいきましょう!」

「幻のローゼンメイデンシリーズのさらに幻!幻想世界の薔薇乙女!」


珪孔雀「ローゼンメイデン第8ドール珪孔雀なんだから!」ジャーン!


珪孔雀「ふふふ、キマったんだから!……えっ、知らない!?スタッフも知らないってどういうことなんだから!」

珪孔雀「パーソナリティとして呼んでくれたのにそれはないんだから!もーっ!」


珪孔雀「…コホン、取り乱してごめんなさい。せっかく呼んでもらったのにこの仕打ちはあんまりだと思って…」

珪孔雀「………」

珪孔雀「えっと…えっと……ラジオ…!ラジオって何話せばいいの?どうしよう…どうしよう…」アタフタ

珪孔雀「あの…その……、薔薇の香りのガーデンパーティ0の最終回でパーソナリティとして呼んでくれて光栄と言うか…なんていうか……」

珪孔雀「うぅ…、語っ苦しくなっちゃうよぉ…。私一人じゃ無理…。もうゲストを呼ぶんだから!いいですよね!?…いいよね?」


珪孔雀「……呼んじゃいます!最後のゲストはこのお二人です!どうぞ!」

319 : ◆w1MAf1o5YCsy - 2016/02/14 20:48:43.22 zdFH51bD0 266/387

真紅「ごきげんよう。ローゼンメイデン第5ドールの真紅なのだわ」

ジュン「こんにちは。『まいた世界』の桜田ジュンです」

珪孔雀「こ、こんにちは。ジュンさん、真紅お姉さま」

真紅「こんにちは、珪孔雀。どうしたの?緊張しているようだけど」

珪孔雀「だ、だって…!ラジオだし大先輩のお二人は居るしで…もう何がなんだか…!」

ジュン「落ち着けよな。よくそれでパーソナリティに選ばれたものだよ」

珪孔雀「ご、ごめんなさい…」

真紅「ジュン、そんな言い方はないでしょ。最初は誰しも不慣れなのだわ。私達はゲストとして彼女をサポートしていきましょう」

ジュン「ま、そうだな。そういえばゲストで呼ばれるのは初めてだよ」

真紅「私もそうよ。珪孔雀も気にしないで自然体でやればいいわ」

珪孔雀「………」

真紅「珪孔雀?」

珪孔雀「ジュンさんと真紅お姉様…。原作のままのやり取りなんだから…!感っ動!!」キラキラ

真紅「もうすでに自然体のようね…」

ジュン「こいつ案外大物なんじゃないか…?」

321 : ◆w1MAf1o5YCsy - 2016/02/14 20:53:16.68 zdFH51bD0 267/387

ジュン「それにしても まさか続くとはなぁ」

真紅「私達は前回の収録で最終回だと聞いていたの。ゲストで呼ばれて驚いたわ」

珪孔雀「はい。みんなに内緒ってお話でした。二人へのサプライズです」

ジュン「はぁ…、この作品ってサプライズ好きだよなぁ」

真紅「そこがいい所でもあるわ。私はまたラジオができて嬉しく思うわよ」

ジュン「まぁ……僕も少しはそう思うけど…」

珪孔雀「おおっ!少し生意気だけどこの素直さ!ジュンさんのツンデレいただきましたー!!」キャー!

ジュン「……ローゼンメイデンってムカつく奴しかいないのか…?」

真紅「それは私もムカつくと言っているの?」

ジュン「………」

真紅「肯定と見たわ」ビシッ!

ジュン「あいてっ!」

珪孔雀「出たんだからー!真紅お姉様の巻き毛ウィップ!!原作の通りだわ!」

珪孔雀「あぁ、巻き毛ドリルの方も見たいんだから~」ウットリ

ジュン「巻き毛ドリルってなんだよ…」

真紅「こう片足を軸にして体ごと回転を入れて…」

ジュン「やらなくていいから!」

322 : ◆w1MAf1o5YCsy - 2016/02/14 20:57:40.30 zdFH51bD0 268/387

珪孔雀「今までずっとパーソナリティをしていたお二人が居るのだから もう安心ね」

真紅「えぇ、大船に乗った気でいなさい」

珪孔雀「はい!とっても頼もしい…!」

ジュン「なんだかなぁ…」

珪孔雀「ジュンさん、ジュンさん。次なんでしたっけ?」

ジュン「えっ?忘れたのか?しょうがないな…」


ジュン「このラジオは『ふつおた』、『僕の時間に巻き返す』、『ジュン、忘れないでね』の3つのコーナーをやっていきます」


珪孔雀「きゃー!本当に言ってくれた!面倒見がいいんだからー!」

ジュン「それを知るためにわざわざ言わせたのかよ…」

珪孔雀「そ、そんな事ないんだから…!……あっ…!」

珪孔雀「みんなも私達に質問があればお手紙を送ってね。今からでもギリギリ間に合うと思うよ」

真紅「私のセリフを言われたのだわ…」

珪孔雀「えっ?真紅お姉さまどうしたの?」

真紅「……なんでもないわ。ふつおたを始めましょう」

珪孔雀「はい!お姉さま。えっと、お手紙どこだっけ?…あれ?……あれ?」ガサゴソ

ジュン「……珪孔雀って天然なのか…」

323 : ◆w1MAf1o5YCsy - 2016/02/14 21:00:51.89 zdFH51bD0 269/387

珪孔雀「よかった…、見つかったわ。今のところ12通来てるんだから!」

ジュン「12通!?そんなにあるのか…」

真紅「くんくんの時以上だわ。時間は大丈夫?」

珪孔雀「最終回スペシャルなので時間は大丈夫です。それでは読んでいきます!」


珪孔雀「R.N.カナ大大だーい好きさんからのお便りよ。ありがと!」

ジュン「ありがとな」

真紅「ありがとう」


珪孔雀「『ケイちゃん、ジュンジュン、真紅ちゃん、こんにちは。
     最終回すっごく楽しみにしてたわよー!気合を入れて聞いてるからね。
     そして質問!ケイちゃんは姉妹の中ではどのドールと一番仲が良いの?』……ケイちゃんって私のことかな?」


真紅「十中八九そうでしょうね」

ジュン「珪孔雀と仲の良さそうな姉妹ってことか。誰と仲がいいんだ?」

珪孔雀「こ、これは悩むんだから…。全員好きじゃダメなのかな」

真紅「一人を選ぶとしたらって事でしょうね」

珪孔雀「よ、よーし!スバっと答えちゃうんだから!」

324 : ◆w1MAf1o5YCsy - 2016/02/14 21:05:02.20 zdFH51bD0 270/387

ジュン「スバっとって…」

珪孔雀「き、緊張して噛んじゃったの……。
     えっと、一番気が合うお姉さま。それは、金糸雀お姉さまなんだから!」

ジュン「あー…、キャラ似てるもんな」

真紅「名前、口癖、ドジっ子なところ。たしかに似ているわね」

珪孔雀「ど、ドジっ子!?今噛んじゃったから?」

真紅「違うわ。姉妹全員に会いに来た時に盛大に転んでいたでしょ」

ジュン「あったあった。水銀燈なんて大爆笑してたよな」

真紅「金糸雀は複雑な表情を浮かべていたわ。『自分を見ているようかしら』って言ってたもの」

珪孔雀「わーわー!ラジオでその話はやめてー!恥ずかしいんだからー」

真紅「ふふ、ごめんなさいね。それで、金糸雀と気が合う話だったわね」

珪孔雀「あっ、そうだった。お姉さま達みんなに良くしてもらったけど、一番印象に残ってるのは金糸雀お姉さまなの」

珪孔雀「策士としてのアドバイスとか薔薇乙女の心得とか。いっぱい教えてもらったのよ」

ジュン「アドバイスって……それが原因でドジっ子になったんじゃないのか?」

真紅「否定はできないわね」

珪孔雀「そ、そんな事ないんだからー!」

325 : ◆w1MAf1o5YCsy - 2016/02/14 21:08:57.27 zdFH51bD0 271/387

珪孔雀「続いてのお便りよ。R.N.いちごだいすきさんから。ありがと!」

ジュン「ありがとな」

真紅「ありがとう」


珪孔雀「『じゅん!しんく!けいくじゃく!こんにちはなの。
      けいくじゃくにしつもんよ。けいくじゃくのすきなたべものってなんなの?
      ひな、まえにおしえてもらったけどわすれちゃったの。またしりたいのよ。』……これって雛苺お姉さま?」


真紅「そうでしょうね」

ジュン「相変わらずひらがな多いな」

珪孔雀「今度は忘れないでね。お姉さま。わたしの好きな食べ物はマシュマロなんだから」

珪孔雀「あの甘くてふわふわな食感。大好きなの!」

ジュン「本当に金糸雀みたいなこと言うよな。なんか金糸雀と珪孔雀って親子みたいだ」

珪孔雀「そうですか?金糸雀お姉さまはお母様じゃなくてお姉様です。でも、たまご焼きも美味しいんだから」


真紅「珪孔雀はマシュマロで金糸雀はたまご焼き。雛苺は苺でこの真紅は紅茶が好物よ」

ジュン「他の5人は?」

真紅「基本みんな好き嫌いが無いわね。水銀燈は悪態はつくけど食べ物を残したりしないわ」

ジュン「へぇ、意外だな。一番好き嫌い多そうなのに」

真紅「見かけに寄らないとはこの事ね。あと、翠星石はスコーンなどのお菓子が好物な印象よ」

珪孔雀「水銀燈お姉様って言ったらヤクルトなんだから!」

ジュン「それどうなんだろうな。原作の水銀燈も好きなのかな?」

真紅「以前聞いたら『別に』と言っていたわ。病院でめぐと一緒に飲んでたから嫌いではないと思うのだけど…」

ジュン「あいつ好きな食べ物でも絶対おいしいって言わないもんなぁ」

真紅「単に素直じゃないだけよ」

326 : ◆w1MAf1o5YCsy - 2016/02/14 21:12:16.18 zdFH51bD0 272/387

珪孔雀「続いてのお便りよ。R.N.白い茨の乙女さんから。ありがと!」

ジュン「ありがとな」

真紅「ありがとう」


珪孔雀「『ジュン様、真紅お姉様、珪孔雀、こんにちは。
     珪孔雀に質問します。幻想世界のドールと説明されたのですが、正直よくわかりません。
     アストラルという訳でもないですよね?わた……初期の雪華綺晶とも違うみたいですし。
     よろしければ詳しく教えてください。』……詳しくお答えしますね」


珪孔雀「私は幻想、つまり『心に思い描いた』世界。『現実には存在しない世界』で生まれたの」

ジュン「えっ?じゃあ珪孔雀って存在してないのか?今僕たちが話してる珪孔雀は……」

珪孔雀「存在してますよ。存在しているけど存在していない」

珪孔雀「ローゼンメイデンはどこにもいるし、どこにもいない。それを特化したのが私なの」

珪孔雀「近い存在ではラプラスの魔とか。あとは、H○LLSINGのシュ○ディンガー准尉がいい例だってラプラスの魔から聞いたんだから」

ジュン「ラプラスってH○LLSING読んでるのか…」

真紅「ラプラスの魔に近い…。それってどうなのかしら?」

珪孔雀「近いって言っても性格は似てないよ」

ジュン「それは誰が見てもわかるよ」

327 : ◆w1MAf1o5YCsy - 2016/02/14 21:16:27.12 zdFH51bD0 273/387

珪孔雀「続いてのお便りよ。R.N.蒼の庭師さん。ありがと!」

ジュン「ありがとな」

真紅「ありがとう」


珪孔雀「『やあ、ジュンくんに真紅。それに珪孔雀。こんにちは。
      僕には姉がいるのですが、その姉に犬っぽいと言ったら犬を敵視するようになりました。
      そこで質問です。みんなから見てドールズを動物に例えるとどんな動物になるかな。
      是非教えてよ。』……だそうです」


真紅「姉妹を動物に例えると水銀燈と金糸雀、そして雛苺は鳥類でしょうね。箱庭でもよく一緒に居て仲が良かったもの」

珪孔雀「はい!はい!わたしも孔雀からきてるから鳥類なんだから!仲良し4人組だね」

ジュン「でもさ、水銀燈って鳥っていうより猫なイメージなんだよな」

真紅「あの自分勝手な性格。たしかに猫に似ているかもしれないわね」

ジュン「水銀燈が野良猫なら真紅は飼い猫ってとこかな」

真紅「ちょっと!!なんで私も猫なのよ!猫なんて絶対に認めないわ!」

珪孔雀「でもなんとなくイメージできるかも。お姉様って優雅な飼い猫って感じするもの」

ジュン「だよな。ジッと読書してるのも紅茶淹れろって命令してくるのも飼いネコっぽいっていうか…」

真紅「だから…!私は!!猫じゃないって言ってるでしょ!!!!」ギュルルルル!!

ジュン「うわぁあ!!?」

珪孔雀「こ、これが噂の巻き毛ドリル…!?きゃあッ!!」

328 : ◆w1MAf1o5YCsy - 2016/02/14 21:18:57.83 zdFH51bD0 274/387

ジュン「いてて…。ひどい目にあった」

珪孔雀「痛いけど感動したんだから」

真紅「二人共いいこと?ドールズのイメージアニマルは……つまりこうなるわ」


水銀燈→グリフォン

金糸雀→カナリア

翠星石→キツネ

蒼星石→犬

真紅→ペガサス

雛苺→雛鳥

雪華綺晶→クモ

薔薇水晶→狼

珪孔雀→孔雀


ジュン「大体予想通りだけど、ちょっとだけツッコんでいいか?」

真紅「なによ」

ジュン「ペガサスとグリフォンは伝説上の生き物だから!動物じゃないから!」

329 : ◆w1MAf1o5YCsy - 2016/02/14 21:23:16.39 zdFH51bD0 275/387

真紅「いいえ、この真紅に相応しい生き物はペガサスしかいないわ」

真紅「水銀燈はカラスか猫を想像したのだけど、かわいそうだからグリフォンにしてあげたのよ」

ジュン「なんでお前はそんな上から目線なんだよ…」

真紅「ならカラスでいいわ。黒い羽が似てるもの」

ジュン「やめてやれよ!水銀燈は自分の羽にコンプレックス持ってるんだぞ」

真紅「なら猫ね。猫しかいないのだわ」

珪孔雀「『まかなかった世界』でもネコちゃんと一緒に眠ってましたもんね」

ジュン「もうそれでいいよ…。だけどペガサスはないって……」

真紅「わかったわ。実際にいる動物ならいいのでしょう?そうなるとこれしかないわ」


水銀燈→猫

真紅→犬


真紅「これで納得したかしら?犬と猫なら水銀燈とも仲が悪いのも頷けるわ」

ジュン「……なんかしっくり来ないな…。それに仲が良い犬と猫もいるし」

珪孔雀「うん…。やっぱり真紅お姉さまは飼い猫。キプロスアフロディーテのイメージなんだから」

ジュン「じゃあ、やっぱりこうだな」


真紅→猫


真紅「だから猫じゃないのだわ!!」

331 : ◆w1MAf1o5YCsy - 2016/02/14 21:30:43.97 zdFH51bD0 276/387

ジュン「水銀燈と真紅のイメージアニマルは一旦置いとこう」

真紅「不本意だけどそうね。時間がいくらあっても足りなくなるわ」

ジュン「金糸雀と珪孔雀はそのまんまだよな。金糸雀は賑やかでそんな感じだし、珪孔雀もなんかイメージできる」

珪孔雀「孔雀もけっこう鳴くものね。私もおしゃべりなんだから」

ジュン「雛苺は人懐っこいから雛鳥。雪華綺晶は蜘蛛の巣を張ったりするからそのまんま」

ジュン「薔薇水晶は狩人ってイメージだから狼なのもわかる。だけど翠星石がキツネなのはなんでだ?」

真紅「キツネは人を化かすと言うでしょう。翠星石はよくイタズラするからそのイメージよ」

ジュン「人を化かすならタヌキでもいいと思うけど……たしかにキツネって感じするな。ここにきて今までの行いが仇になったか」

真紅「あらジュン。キツネはとても賢い生き物なのだわ。イヌ科に属する動物で狼に似たハントをする優秀な狩人よ」

ジュン「へー、そうなのか。知らなかったな」

珪孔雀「犬と言えば最後は蒼星石お姉さま。ジャーマン・シェパード・ドッグのようにカッコイイのを想像しますね」

ジュン「あの犬はカッコイイからな。なんとなくイメージできるよ」

真紅「イケワンぶりならくんくんの右に出る犬はいないわ」

ジュン「それで水銀燈はメインクーンとか」

真紅「もう猫の話はやめてちょうだい…」

332 : ◆w1MAf1o5YCsy - 2016/02/14 21:33:33.24 zdFH51bD0 277/387

珪孔雀「続いてのお便りは動物繋がりよ。R.N.翠の庭師さんから。ありがと!」

ジュン「ありがとな」

真紅「ありがとう」


珪孔雀「『ジュン、真紅、珪孔雀。しっかりやっていますか?
     今のうちに真紅に聞いておきたい事があります。
     真紅はなぜ猫が嫌いなのですか?よかったら教えてくださいです。』……真紅お姉さまへの質問ね」


真紅「………」

ジュン「真紅、どうなんだ?」

真紅「そ、それを言えというの!?おぉなんて質問なの…!」

珪孔雀「たしかアニメだとゼンマイを食べられてましたよね」

ジュン「そういやそんな場面あったな。真紅もあんな感じだったのか?」

真紅「……黙秘するわ」

ジュン「違うっぽいぞ。原作とアニメで違うのかな」

珪孔雀「うぅ…どうしよう。質問に答えられないよぅ…」

ジュン「………」

333 : ◆w1MAf1o5YCsy - 2016/02/14 21:37:24.06 zdFH51bD0 278/387

ジュン「あのさ、僕ネットでこの手の考察を見た事あるんだけど、すっごい予想をする人が居てさ」

ジュン「その人が言うには、『ドールズの鞄は猫のトイレに似てる』って話をしてたんだ」

真紅「!!」

珪孔雀「!?」

ジュン「それで、改めて見てみたら確かにそんな感じもするんだよ。あの大きさなら猫も入れるし」

ジュン「もし鞄関係だったら寝床にされて毛を付けられたかトイレにされたかのどっちかかなって思って」

珪孔雀「そ、それは真紅お姉さまじゃなくても嫌なんだから…」

ジュン「あとは、真紅本人が何かされたかアニメみたいに所有物を持ってかれたとか」

珪孔雀「急に猫ちゃんが怖くなってきたんだから……」

ジュン「それで結局どうなんだ?真紅」

真紅「私は言わないわ…!思い出したくもない……」ガクブル

ジュン「これ以上は無理っぽいな。そんな訳で、翠の庭師さんには悪いけどここまでだ」

ジュン「もしかしたら、新連載でそのエピソードがやるかもしれないから楽しみにしててよ」


真紅「あ、あの恐怖を再び体験しなければならないというの…?…あぁ、お父様……」

珪孔雀「うぅ……聞かなきゃよかったんだから…」

334 : ◆w1MAf1o5YCsy - 2016/02/14 21:51:59.03 zdFH51bD0 279/387

珪孔雀「続いてのお便りよ。R.N.犬の探偵さんから。ありがと!」

ジュン「ありがとな」

真紅「ありがとう」


珪孔雀「『ジュンくん、真紅ちゃん、珪孔雀ちゃん こんにちは。いつもラジオ聞いてるよ。
      実は今回お手紙を送ったのは、原作第1部2巻を読んで気になる事があったからなんだ。
      僕の目が正しければPhase 9でローザミスティカが8つもある。
      この8つ目のローザミスティカは珪孔雀ちゃんのものなのかな。』……えっと…、Phase 9はっと…」


ジュン「あっ、確かにあるな。小さいのか遠近法で遠くにあるかのどっちかだけど」

真紅「私はももたね先生が間違って一つ余分に描いたものかと思っていたわ」

ジュン「そうかな?もしかしたら第8ドールも考えてたかもしれないじゃん」

珪孔雀「そういえば、最初は9~12人くらいまで薔薇乙女を考えていたって聞いたわ」※1

ジュン「僕も聞いた事あるよ。結局多すぎるから7人に落ち着いたんだよな」

真紅「珪孔雀はゴシック&ロリータバイブル合同企画から生まれたのよね。別の第8ドールもいたかもしれないわ」※2

ジュン「そうだな。だけどこればっかりは僕たちにもわからないよ。ももたね先生に聞いてくれとしか言い様がない」




※1…ローゼンメイデン コミック&アニメ公式ガイドBOOK

※2…ゴシック&ロリータバイブル 2013 Vol.48~50

335 : ◆w1MAf1o5YCsy - 2016/02/14 21:57:37.16 zdFH51bD0 280/387

珪孔雀「でも不思議ね。私にもお姉さま達みたいにローザミスティカがあるなんて」

真紅「あなたも歴としたローゼンメイデンだもの。もっと誇りを持ちなさい」

珪孔雀「りょーかいなんだから!」


ジュン「………」

真紅「あらジュン。どうしたの?」

ジュン「こう見るとローザミスティカって色んな形があるんだなって思ってさ」

ジュン「ラジオだとわからないと思うけど、この少し小さくて同じ形のが翠星石と蒼星石のローザミスティカか」

真紅「あの子たちのローザミスティカは双子石だもの。それで間違いないわ」

珪孔雀「…姉妹全員のローザミスティカ。この8つ目が私のローザミスティカだったらいいなぁ」

珪孔雀「もしそうなら、わたしも原作に出ている事になるもの」

真紅「そうね。そうだといいわね」

ジュン「画集で出てるからもう原作に出てるって事でいいんじゃないか?」

珪孔雀「えっ、そんな感じでいいの?」

ジュン「細かいこと抜きならそれでいいと思う」

珪孔雀「えへへ、なんだか嬉しい。ありがと、ジュンさん」

ジュン「別にお礼を言われるような事なんてしてないよ」

真紅「ツンデレなのだわ」

336 : ◆w1MAf1o5YCsy - 2016/02/14 22:00:05.55 zdFH51bD0 281/387

珪孔雀「お次はR.N.黄色の策士さんからです。ありがと!」

ジュン「ありがとな」

真紅「ありがとう」


珪孔雀「『みんなこんにちは!早速だけど珪孔雀に質問よ。
      珪孔雀はマスターを選ぶとしたら誰がいいのかしら?
      ローゼンメイデンの登場人物から選んでほしいのかしらー。』……これはいっぱい想像したんだから!」


真紅「へぇ、シミュレーション済みなのね。一体誰かしら?」

珪孔雀「はい。そのパートナーとは!ズバリ、桜田のりさんなんだからー!」

ジュン「えっ!?なんで姉ちゃんを…」

珪孔雀「それはね、一緒にいて優しい気持ちになれそうだからなの」

珪孔雀「引きこもりの弟も呪い人形たちも…桜田家のすべてを包み込む。まるで聖女よ」

珪孔雀「そんなのりさんと一緒に居られたらなぁって思うんだから!」

ジュン「おい、今禁句を言わなかったか?」

真紅「呪い人形とも聞こえたわ」

珪孔雀「き、気のせいなんだから!とにかく、わたしだったらのりさんを選びます」

真紅「果たしてそう上手くいくかしらね」

珪孔雀「えっ?」

337 : ◆w1MAf1o5YCsy - 2016/02/14 22:10:19.33 zdFH51bD0 282/387

真紅「媒介は人工精霊が選ぶのよ。つまり、私達自身でマスターを選ぶのは希なの」

ジュン「そうなのか。翠星石も苦労したんだな」

真紅「絶対とは言わないけれど、初めては人工精霊に選ばせてあげてほしいわ」

真紅「それに人工精霊はマスターを見る目があるのよ。ホーリエがジュンを選んでくれたようにね」

ホーリエ「」エッヘン!

珪孔雀「なるほどぉ!それなら……ティアドロップ!」

ティアドロップ「」キュルン!

ジュン「おおっ!珪孔雀の人工精霊か」

珪孔雀「うん、ティアドロップっていうの」

ティアドロップ「♪」

珪孔雀「『よろしく』だって」

真紅「ちゃんと躾ができているのね。見直したわ」

珪孔雀「ありがとう、お姉さま。ティアドロップはとっても優秀なの」

珪孔雀「ほら、ティアドロップ。この登場人物の中で私のマスターを見つけてちょうだい」

ティアドロップ「!?」

338 : ◆w1MAf1o5YCsy - 2016/02/14 22:12:56.10 zdFH51bD0 283/387

ティアドロップ「(汗)」


ジュン「困ってる困ってる」

真紅「大丈夫よ。マスターを見つける事に関しては人工精霊の十八番なの。それより誰を選ぶのか見ものね」

珪孔雀「ティアドロップがんばって!」


ティアドロップ「!」


ジュン「見つけたみたいだぞ」

真紅「誰を選んだのかしら?」

珪孔雀「その写真の上で止まってて、ティアドロップ」


ジュン「………げっ」

真紅「あら」

珪孔雀「……梅岡…先生…?」

ティアドロップ「」コクコクッ

339 : ◆w1MAf1o5YCsy - 2016/02/14 22:16:31.62 zdFH51bD0 284/387

珪孔雀「なんで!?どうして!?」

ジュン「あの空回ってそうな所が似てるからじゃないか?」

珪孔雀「そんな理由なの!?」

真紅「ねぇ、気づいていて?マスターになる人はみんな名前に植物の字が付くのだわ」

ジュン「僕…桜田ジュン、柏葉巴、草笛みつ、結菱一葉、柿崎めぐ…、梅岡先生?」

真紅「そう。木辺の漢字が多いでしょ?つまりそういう事よ」

珪孔雀「ちょっと待って!木辺や植物の字がないマスターもいるから、それはおかしいんだから!」

真紅「あら、何か不満なの?梅岡先生はああ見えて人格者よ」

珪孔雀「で、でもぉ……」

ジュン「ドラマCDみたいな感じのままだったらアレだけど、今の先生ならアリかもな」

真紅「そうね。せっかくだから『まきますか まきませんか』のDMを送りましょう。ティアドロップお願いね」

ティアドロップ「」コクンッ カキカキ

ジュン「いつの間にかラプラスの魔の手袋使ってる…」

珪孔雀「や、やめてーー!!」

340 : ◆w1MAf1o5YCsy - 2016/02/14 22:21:00.10 zdFH51bD0 285/387

珪孔雀「続いてのお便りを読みます。R.N.紫の水晶さんから。ありがと!」

ジュン「ありがとな」

真紅「ありがとう」


珪孔雀「『ジュン、真紅、珪孔雀。ラジオお疲れ様。
      珪孔雀に質問します。珪孔雀だったらどんな風にアリスゲームをするの?
      よかったら教えて。』……これは難しい質問なんだから」


真紅「そうね。アリスゲームを知らない貴女には少し酷なのではなくって?」

珪孔雀「だ、大丈夫よ。お姉さま。これでも原作を読みながら色々考えたんだから」

ジュン「アリスゲームを経験してない薔薇乙女ってのも貴重でいいと思うけどな」

珪孔雀「でも……前回の放送でも言われてた事だけど、『闘うことって生きるってこと』だから…」

ジュン「この作品のテーマでもあるよな。生きている。それだけでもう闘ってるんだよ」

珪孔雀「お、奥が深いんだから…!」

真紅「それで?どんな風に戦ってどんなアリスゲームをしていくのかしら」

珪孔雀「はい。まず戦い方はこんな感じです」



珪孔雀「ティアドロップ!」

 

341 : ◆w1MAf1o5YCsy - 2016/02/14 22:30:12.78 zdFH51bD0 286/387

ジュン「うわっ!?至る所から無数のリボンが…!」

真紅「水色のリボン…。これが貴女の力なのね」

珪孔雀「はい。この無数のリボンを操って戦うんだから!」

ジュン「これで相手を縛るってことか。雛苺や雪華綺晶に近い戦い方なのかな?」

真紅「けれど姉妹の誰とも違う。薔薇乙女の中でも異質な能力よ。このリボンは幻想世界から具現化されているのかしら?」

珪孔雀「さすが真紅お姉さま!そのとおりです」

ジュン「このリボン……綿なのか。なら、このリボンを創造してる珪孔雀って裁縫の才能があるかも」

珪孔雀「えっ!?本当?」

ジュン「あるかもって話だ。興味があるなら教えてやってもいいよ」

珪孔雀「マイスターローゼン直々のご指導…!テンション上がるんだから!!」

珪孔雀「これでわたしもジュンさんみたいに魔法の指先を…」ウフフ

真紅「それはいいけどアリスゲームの方はどうなったの?」

珪孔雀「わ、忘れてたんだから。えっと……その…」

342 : ◆w1MAf1o5YCsy - 2016/02/14 22:34:02.65 zdFH51bD0 287/387

珪孔雀「アリスゲーム…。やっぱり、お父様が戦えとおっしゃるなら戦っちゃうかも…」

珪孔雀「だってお父様のお願いは断れないの…。ローザミスティカを奪うのは無理かもしれないけど…」

ジュン「まぁそうだろうな」

真紅「懸命な判断よ」

珪孔雀「とても真紅お姉さまの様な考えはできないの。お姉さまはどうしてあの考えに至ったの?」

真紅「正直、今でもあの選択が正しかったのか自信はないわ。迷っていたからこそ雛苺のローザミスティカを奪わなかったの」

真紅「姉妹を傷つけずにアリスゲームを終わらせる方法を模索したわ。けれど……」

ジュン「そう、それはあの現状では不可能だった」

真紅「……いくらお父様がアリスゲームを望まなくても…、いくら私が犠牲を出さない選択を導き出しても……」

真紅「アリスゲームは止まらない。…いいえ、止められない」

真紅「それでも私は抗い続ける。お父様に抗っても…アリスゲームのルールに抗っても……」


真紅「『誰も置き去りにしないこと』 それが私のアリスゲームだから」

343 : ◆w1MAf1o5YCsy - 2016/02/14 22:37:28.71 zdFH51bD0 288/387

ジュン「人形たちが真紅を選んだのもわかる気がするだろ?」

珪孔雀「はい。私がアリスゲームに参加していても真紅お姉さまを選んでいたと思います」


ジュン「要約すると、ローゼンは自分に抗ってほしかったんだよ」

ジュン「自分で考えて行動する。生きる上で一番必要なことだ。それを学ぶ事こそがアリスゲームの本当の目的だったんだ」

ジュン「アリスゲームに人間…マスターが不可欠なのもそのためだ」

真紅「そう…、『マスター』 マスターに寄り添う事で私達の『個』は大きく揺さぶられた」

真紅「愛されることしか知らない私たちにとって……それは成長と言えるものだったの」

真紅「その時代を精一杯に生きる人間たち……彼らはいつだって抗っていたわ」

真紅「時に折れそうになっても 立ち止まる日もあっても また歩き出す…進み続ける。
   そんな姿をずっと見守ってきた――――…」

真紅「抗う事を教えてくれたのは いつだって『マスター』たちだった」


珪孔雀「ぶ、ブラボーなんだからーー!!」パチパチパチ!!

真紅「ふふ、この話をしたのは姉妹では金糸雀と貴女だけなのだわ」

ジュン「実際大したものだよ。アリスになって自分のアリスゲームを叶えたんだからなぁ」

真紅「その願いを聴いてくれたのはお父様、そしてジュン。貴方のおかげよ」

ジュン「ま、そのせいで自分のローザミスティカが砕けて置いてきぼりになったけどな」

真紅「一言余計なのだわ」

珪孔雀「アリスゲームの経験を直に聞くってすっごくためになるんだから!」

真紅「そうでしょう。それでは、まずは梅岡先生をマスターとしてやっていきましょうか」

珪孔雀「そのお話しまだ続いてたの!?」

344 : ◆w1MAf1o5YCsy - 2016/02/14 22:40:29.93 zdFH51bD0 289/387

珪孔雀「続いてのお便りを読みます。R.N.逆十字の乙女さんから。ありがと!」

ジュン「ありがとな」

真紅「ありがとう」


珪孔雀「『ローゼンメイデンは…お父様の求める少女になれたと思う?』……これは即答速攻大肯定なんだから!」


ジュン「即答そっこ……なに…?」

真紅「さっきも話したけれど、アリスゲームは私たちに生きる術(すべ)を教えるためのものだった」

真紅「箱庭の時ならともかく、今の私達はお父様の望んでいた存在になれたはずよ」

ジュン「人間……欠けた存在こそ求めたものだった…か。人でなくなってから気づくなんて………」

ジュン「ローゼン。真紅たちに出会ったばかりの頃の僕なら色々言ってただろうな」

ジュン「勝手に産み出しといて…闘わせて…後はほったらかしなんて……ふざけた奴だってな」

ジュン「だけど、そんな事はローゼンだって自覚してる。それでも造らずにはいられない」

ジュン「『至高の少女を創る―――…』それだけが彼の存在理由だった」

345 : ◆w1MAf1o5YCsy - 2016/02/14 22:43:40.94 zdFH51bD0 290/387

ジュン「ローゼンメイデンは生きている。楽しい事があれば心躍り、時には悩む。人と変わらない」

ジュン「彼は満足していたよ」

珪孔雀「お父様……良かった…」

真紅「そう。姉妹たちはそれを知っているわ。私の体でアリスになったけど、みんなあの場に居たのだから」

珪孔雀「あーん…、わたしもお姉さま方と一緒にいたかったなぁ」

真紅「その必要はないわ。今では誰もがアリスなのだから」

ジュン「そういえばさ、前にアリスに一番相応しいのは水銀燈って言ってたよな」

真紅「えぇ、言ったわ」

珪孔雀「えっ?えっ!?真紅お姉さまが水銀燈お姉さまを?」

真紅「水銀燈が一番少女っぽくて生々しいんですもの」

珪孔雀「あぁ…、そういう……」

真紅「勿論それだけではないわ。私は水銀燈から色んな事を教わったの。紅茶の淹れ方からアリスゲームの在り方まで…」

真紅「私の世界に深みを与えてくれたのは彼女だった」

真紅「ローゼンメイデンの中で一番アリスに近い姉妹。あの子が一番最初に造られたのも頷けるのだわ」

珪孔雀「真紅お姉さまって水銀燈お姉さまを尊敬してるんですね」

真紅「尊敬とはまた違うわね。姉妹の絆なのだわ」

珪孔雀「姉妹の絆…。それって私にもあるかな…?」

真紅「ふふ、もちろんよ」

346 : ◆w1MAf1o5YCsy - 2016/02/14 22:46:17.66 zdFH51bD0 291/387

珪孔雀「続いてはR.N.劇団少女さんからのお便りです。ありがと!」

ジュン「ありがとな」

真紅「ありがとう」


珪孔雀「『中学生のジュンくん、真紅ちゃん、珪孔雀ちゃん。こんにちは。
      中学生のジュンくんに質問です。今好きな異性はいますか。
      いなかったら好きな女性のタイプを教えてください。
      やっぱり巴ちゃんみたいな子が好みなのかな。』……ジュンさんへのお便りみたいです」


ジュン「やっぱりってなんだよ…。前回、まかなかった僕にもそんな質問来てたよな」

真紅「そういえばあったわね。今日がバレンタインだからかしら?」

ジュン「言いそびれたけど、こういう質問って『ももたね一問一答』の解答編でも答えてるから」

珪孔雀「公式で答えてたの!?わたしそれ知らなかったんだからー」

ジュン「わかったよ。じゃあ、掻い摘んで説明するけど……そもそもそんなこと世界に配信するつもりないから」

真紅「まかなかったジュンと同じことを言っているわね」

ジュン「とりあえず、ローゼンメイデン以外なのは確かだな」

珪孔雀「えっ!?それだと翠のお姉さまが……」ボソッ

ジュン「えっ、今何か言ったか?あと姉ちゃんみたいの以外。あんなの二人以上いても困るからな」

珪孔雀「えぇ!?それもショックなんだから…」

ジュン「なんでお前がショック受けてるんだよ…」

347 : ◆w1MAf1o5YCsy - 2016/02/14 22:54:12.65 zdFH51bD0 292/387

ジュン「あと柏葉の事もよく言われるけど、なんで柏葉が出てくるんだ?そんなの考えたこともないよ」

真紅「公式で公言しているだけあって、見事なフラグ建築っぷりなのだわ」

珪孔雀「えっ?じゃあ、ジュンさんは結婚とかしないの?」

ジュン「僕はまだ中学生だぞ。そんな先のこと考えられるわけないだろ」

珪孔雀「そ、そうなのかな…?つまり、好きな異性のタイプとかは…」

ジュン「だからそんなの考えたこともないって。恋人だって作るつもりないからな」

珪孔雀「こ、これは喜んでいいの…?悲しんだ方がいいの…?どっちなの?」

真紅「私個人としてはどっちもよ。ジュンにパートナーができるのは喜ばしいのだけど…、淋しくもあるわ」

珪孔雀「ジュンさんのドールとしては複雑ですよね」

ジュン「もういいからさ、次のお便りに移ろうよ」

真紅「そうね。繊細な質問だったものね」

珪孔雀「わかりました。R.N.劇団少女さん、そういう感じみたいです」

348 : ◆w1MAf1o5YCsy - 2016/02/14 22:56:38.94 zdFH51bD0 293/387

珪孔雀「続いてはR.N.ノリスからのお便りです。ありがと!」

ジュン「ありがとな」

真紅「ありがとう」


珪孔雀「『ジュンくん、真紅ちゃん、ケイちゃん。こんにちは。
      時々翠星石ちゃん達が飛ぶのを見て思ったの。
      真紅ちゃんたちってみんなお空を飛べるのかしら。
      お姉ちゃんそれが気になって最近眠れないのよぅ。』……これはドールズへのお便りなんだから」


真紅「そうね。媒介から力をもらえば全ドール飛べるのだわ」

ジュン「えっ?お前やチビ苺が飛んでる所なんて見た事ないぞ」

真紅「私と雛苺はマスターから力をもらえば飛べるわ。でも普段は飛べないのよ」

珪孔雀「水銀燈お姉さまは翼。金糸雀お姉さまは傘」

珪孔雀「翠星石お姉さまと蒼星石お姉さまは鞄。雪華綺晶お姉さまは……あれ?」

真紅「雪華綺晶はアストラルだから浮いていられるだけよ。今はエーテルだから無理でしょうけどね」

349 : ◆w1MAf1o5YCsy - 2016/02/14 23:04:40.85 zdFH51bD0 294/387

ジュン「僕さ、水銀燈が鞄を持って飛ぶのを見た事あるんだ。重そうだったから鞄で飛べばいいのにって思ったけど…」

真紅「媒介から力をもらえば鞄でも飛べるわ。だけど、自力でなら翼で飛ぶしかないはずよ」

珪孔雀「羽に乗ってる水銀燈お姉さま格好良かったんだから」

真紅「あの羽の操作も疲れている時はできないらしいわ。鞄で飛ぶためにわざわざマスターから力をもらうなんてしないはずよ」

ジュン「だろうな。柿崎さん病気だったし」

珪孔雀「私も幻想を使えば飛べるかな?」

真紅「よくわからないけど…、今度試してみてはどうかしら?」




珪孔雀「えっと…これが最後のお便りなのかな?」



お便り安価>>350


お便り安価。

最近あったこと、今の気持ち、猫の鳴き声をやってほしいなど
ローゼンメイデンに関係ない内容でもOKです。

350 : 以下、名... - 2016/02/14 23:25:22.12 23RgAdmUP 295/387

ローゼンメイデンの皆々様に質問です。
あなたにとってのローゼンメイデンとは?

355 : ◆w1MAf1o5YCsy - 2016/02/15 06:59:00.60 2ScAyOWy0 296/387

珪孔雀「続いてはR.N.ID:23RgAdmUPさんからのお便りです。ありがと!」

ジュン「ありがとな」

真紅「ありがとう」


珪孔雀「『ローゼンメイデンの皆々様に質問です。
      あなたにとってのローゼンメイデンとは?』……究極の質問が来たんだから!」


ジュン「これって薔薇乙女に聞いてるのか?それとも僕も含めてなのかな?」

真紅「一応あなたも答えた方がいいわ」

珪孔雀「姉妹としてのローゼンメイデン。作品としてのローゼンメイデン。両方の意味で答えていきます」



珪孔雀「まずは私から」

珪孔雀「私は薔薇乙女の一番新しい姉妹としてこの時代に生まれました」

珪孔雀「お姉さま達とは違った産まれ方だったけど、そんな私をお姉さま達は受け入れてくれたの」

珪孔雀「そんなみんなが大好き。本当に大好きなの」

珪孔雀「ローゼンメイデンはわたしの大切な家族なんだから」

356 : ◆w1MAf1o5YCsy - 2016/02/15 07:03:13.63 2ScAyOWy0 297/387

珪孔雀「作品としてのローゼンメイデンももちろん好きよ。だけど、この作品に出てみんなと触れ合ってみたかったなぁって気持ちもある」

珪孔雀「そう思うのは仕方のない事なの。
     私は『ローゼンメイデンが好き』って気持ちから生まれたのだから」

珪孔雀「出られないのは少し淋しいけど、わたしは幻想世界からお姉さまたちを見守っている」

珪孔雀「新連載が始まっても……ずっと…ずっと……」



珪孔雀「こんな感じです」

真紅「なんだか胸にくる内容だったわね」

ジュン「そうだな。ちょっと切なくなった」

珪孔雀「えっ?そうかな」

ジュン「僕のは珪孔雀ほど立派じゃないんだよなぁ…。このコメントの後だと言いづらいよ」

真紅「主人公らしいコメントを期待しているわ」

ジュン「プレッシャーかける言い方をするなよな」

357 : ◆w1MAf1o5YCsy - 2016/02/15 07:06:51.97 2ScAyOWy0 298/387

ジュン「僕にとってのローゼンメイデン。……最初は鬱陶しかったな」

ジュン「真紅は小姑みたいだし、雛苺はうるさいし、翠星石は性悪だし…」

ジュン「水銀燈は色んな意味でおそろし人形で、蒼星石はウザったくて、金糸雀も一言余計で……」

ジュン「雪華綺晶なんて命に関わる事をしてくるからな。たまったもんじゃないよ」

ジュン「でも……、いつの間にか悪くないと思えるようになってたんだ」

ジュン「あんな事が起きて…不登校になって……僕のこと誰も覚えていなければいいのにって何度も思ったけど……」

ジュン「それでもまた立ち上がる事ができた。復学も果たせた。それは真紅たちがいたから…」

ジュン「必死に闘う彼女たちの姿を見ていたから……だから僕も立ち上がる事ができたんだ」

ジュン「弱い僕でも闘ってる。生きてるんだって 真紅たちは僕に教えてくれた」

ジュン「ローゼンメイデンはいつの間にか僕の中でかけがえのない存在になっていた」

ジュン「たぶん、まかなかった僕も同じ気持ちだと思う。…そんな感じ」

358 : ◆w1MAf1o5YCsy - 2016/02/15 07:15:42.98 2ScAyOWy0 299/387

ジュン「あと…作品としてのローゼンメイデンは僕の成長物語みたいで恥ずかしいよ…」

ジュン「Rozen Maiden 1巻の頃とローゼンメイデン 10巻で僕全然違うし…」

ジュン「『引きこもりの中学生が神にでもなるような勢いだった』とか言われてなんとも言えない気持ちになったよ…」

真紅「クワガタに乗り始めた頃からすごかったものね。あれは驚いたわ。出会った頃は『死むぅ~~』と叫んでいたのが嘘のよう」

ジュン「おいっ!恥ずかしいからやめろよ!」

珪孔雀「たしかに…。バーズ版では薔薇乙女の方が頼りになる感じだったのに、
     YJ版ではいつの間にかジュンさんの方が頼りになる感じでしたよね」

珪孔雀「これって立場が逆転してるんだから。最初の頃の頼り無さからは想像もできないわ」

ジュン「頼りなくて悪かったな」

真紅「今のジュンは頼りになるわ。だって、なんでもできるもの」

真紅「原作の方でも私を復活させてくれると信じているわ」

ジュン「それなら大丈夫だよ。僕ならできる。みんなも居るしな」

真紅「期待しているわ」

359 : ◆w1MAf1o5YCsy - 2016/02/15 07:17:44.02 2ScAyOWy0 300/387

真紅「最後は私ね。私にとってのローゼンメイデン……」

真紅「それは、もう一人の自分。いいえ、この場合七人と言うのかしら?」

真紅「元々1つだったローザミスティカは8つに分かれた。1つは8つに。8つは1つに」

真紅「自分とは違う自分。そんな姉妹一人ひとりの事を、私は私以上に大切に想っている」

真紅「もちろん、ローザミスティカだけが姉妹の証ではないわ。薔薇水晶だってそう。本当の姉妹ではないけれど、彼女の事も大切なの」

真紅「時に憎しみあった事もあったけど、私達はそれ以上に姉妹としての絆で繋がっていたのよ」

真紅「私はそれを大切にしたい。大切な姉妹たちとずっと一緒にいたい」

真紅「だから私は姉妹を…誰も独りぼっちにしない……置き去りにしないと決めたの」

真紅「自分以上に大切な存在。それが私にとってのローゼンメイデンよ」

360 : ◆w1MAf1o5YCsy - 2016/02/15 07:30:09.09 2ScAyOWy0 301/387

真紅「そんな私達が描かれたローゼンメイデン。この作品には色んな想いが詰まっているわ」

真紅「小さな事から大きな事。喜ばしい事や悔しくて仕方なかったこと」

真紅「原作者のお二人。私達の事が世の中に広まって、不思議で嬉しくて怖くて…二人で唖然としていたと言っていたわね」

真紅「貴女たち二人しか知らなかった私たちの名前。今では多くの人が口にするようになりました」

真紅「あれから12年。3度目の連載が決まったのは原作者のお二人、ローゼンメイデンに携わった会社、スタッフ。そして、応援している読者」

真紅「みんなこの作品が好きだから起きた奇跡なの」

真紅「『また人形たちをお届けしたい』と言っていた桃種先生。それを実現させたと知った時、…私はもう……」

真紅「もうね…、もう………胸がいっぱいで……張り裂けそうだったわ…」グスッ…

真紅「素敵な想いが詰まったローゼンメイデン」

真紅「この想いを大切にして……ずっと守っていきたい…」


ジュン「真紅…」

珪孔雀「お、お姉さま…!」グスン

361 : ◆w1MAf1o5YCsy - 2016/02/15 07:36:21.04 2ScAyOWy0 302/387

珪孔雀「わ、わたし…!か、かんど……感動したんだから…!」ブワッ

真紅「珪孔雀、美人が台無しよ。ほら、ハンカチ」つハンカチーフ

珪孔雀「ありがどう、お姉さま゛………チーン!」



ジュン「みんなの想いが詰まった物語か。まるで願いを集めたような作品だよな」

真紅「あらジュン。ずいぶんロマンティックな事を言うのね」

ジュン「お、思ったんだから仕方ないだろ。そういうお前だってさっき泣いてたじゃないか」

真紅「私としたことが少し感傷的になってしまったわ」

ジュン「だけどそうだよな。僕たちは多くの人に支えられてるんだ」

真紅「その期待に応えられるように私達も今まで以上に闘っていきましょう」

ジュン「僕は今まで通りでいいと思うんだけど…」

真紅「そんな事を言っていてはダメよ。ほどほどなのもいいけど、時には頑張らないと。若い時の無謀は買ってでもするものよ」

ジュン「なんか年寄りじみてる…」

真紅「なにか言ったかしら?」

366 : ◆w1MAf1o5YCsy - 2016/02/15 21:25:16.32 2ScAyOWy0 303/387

珪孔雀「あら スタッフさんどうしたの?……お便りがもう一通来てる?」

珪孔雀「なら、これが最後のふつおたね。それじゃあ張り切って読んでいくんだから!」


珪孔雀「R.N.まかなかった世界の大学生さんからのお便りです。ありがと!」

ジュン「ありがとな」

真紅「ありがとう」


珪孔雀「『こんにちは。少し聞きたい事があるんだけど、いいかな。
      新アニメでマトリョーシカって人形が出ていましたよね。
      女の子があの人形にお願いしていた最後の願いって結局なんだったんですか。』
      ……これはわかる人いるのかな…?」


ジュン「それって、まかなかった僕が買ってきたっていうあの絵本のこと?」

珪孔雀「うん。一番くじの商品にもなったあの絵本なんだから」

ジュン「まかなかった僕が買ったんならまかなかった僕しか知らないんじゃないか?」

真紅「この真紅も読んだわ」

ジュン「そういえば、何かメッセージを書いてたよな」

真紅「えぇ、そうよ。あっちのジュンにも私達のことを覚えていてほしかったから…」

珪孔雀「なんだかロマンチックなんだから」

ジュン「えっ?そういうものなのか…?」

真紅「そういうものよ。それで願いの内容だったわね」

367 : ◆w1MAf1o5YCsy - 2016/02/15 21:27:22.29 2ScAyOWy0 304/387

真紅「たしか……私の大切な人たちがこれからも幸せでありますように……みたいな内容だったわ」

ジュン「うろ覚えかよ…」

真紅「でもね、気持ちはわかるのよ。私もマトリョーシカ人形に似たような願いをしたもの」

ジュン「へぇ、姉妹みんな幸せでありますように…とか?」

真紅「………違うわ」

ジュン「違うのか?じゃあ一体……」

真紅「秘密なのだわ」

ジュン「秘密ってなんだよ。気になるじゃんか」

珪孔雀「わたしも気になるんだからー」

真紅「今度教えてあげるわ」



――――――


真紅『マトリョーシカの一番小さなお前に…一番大きな願いを託した』

真紅『それは、ジュンには……私のマスターには決して死んでほしくない…という願い』

真紅『私は今まで幾人ものマスターが天に旅立つのを見送ってきた』

真紅『人間には寿命がある。わかってる。だけど…、だけど今だけは……一緒にいさせて…』

真紅『お願いよ。小さなマトリョーシカ。私の願いを叶えてちょうだい』


―――――――――――
――――――――
―――――

 

368 : ◆w1MAf1o5YCsy - 2016/02/15 21:29:34.92 2ScAyOWy0 305/387

珪孔雀「今度はわたしが巻き返す…!お父様の時間を 珪孔雀の時間に…!」

珪孔雀「『私の時間に巻き返す』」

珪孔雀「このコーナーは、ローゼンメイデンでやってみたい場面を実際にやってみようってコーナーよ」


ジュン「ちょ、ちょっと待てって!これって僕のコーナーじゃないか」

珪孔雀「はい、そうですよ。私がパーソナリティなので少し変えさせて頂きました」

ジュン「………まぁいいけどさ…」

珪孔雀「それでね、それでね。わたしこのコーナーずっとやってみたかったんだから!」

ジュン「これってゲスト主体のコーナーじゃなかったっけ?」

真紅「あら、何かやってみたいシーンがあるの?」

ジュン「そう言われると特にないかも。珪孔雀のやってみたいシーンも気になるし、珪孔雀がやっていいんじゃないか?」

真紅「そうね」

珪孔雀「そうこなくっちゃ!じゃあ始めるわ」

369 : ◆w1MAf1o5YCsy - 2016/02/15 21:39:17.01 2ScAyOWy0 306/387

 
―――――
――――――――
―――――――――――

【ローゼンメイデン TALE 57】


金糸雀『もう何度目のお茶会かしら…』

翠星石『ふぁ~~、よく飽きないですねぇ。真紅』

真紅『仕方がないわ。他にやることがないんだもの』


真紅『ねぇ、知ってる?人間はね、毎日のお茶の時間の他にも誕生日にもっと特別なパーティをするのですって』

水銀燈『あらぁ素敵!でも私達には誕生日がないじゃない』

水銀燈『なんでもない日を祝いましょう。なんでもない日おめでとうって!』

真紅『それは物語の話でしょ?いかれ帽子屋のセリフだわ。あまりからかわないで頂戴』

水銀燈『どうして?いいじゃない。ここにいる私達がイカれてないとでも?』

水銀燈『ここにいる全員!長すぎる退屈にとっくにおかしくなってるんだわ!』

金糸雀『水銀燈…』

水銀燈『だってそうでしょ!?本当はみんなわかってるんでしょう』

真紅『…お父様はお忙しいのよ…。今にきっと第7ドールを連れていらっしゃるわ。…きっと…もうすぐ…』

水銀燈『第7ドール? ふふっ、そんなもの本当にいるのかしら? だって姿も影も誰も見たことがないじゃない』

水銀燈『ねぇドールズ。いい加減認めなさいよ』

水銀燈『私達もうとっくにお父様に捨てられたの。この箱庭に転がされているガラクタ達とかわらない』

水銀燈『ただのジャンクなのよ!』

真紅『違う…!違うわ。 わ、私達にだって 生まれてきた意味があるはずよ…!』




カツン… カツン…! カツン…!


 

370 : ◆w1MAf1o5YCsy - 2016/02/15 21:41:37.22 2ScAyOWy0 307/387

真紅『……足音?』

金糸雀『このお茶会会場に近づいてくるかしら』

雛苺『お父様なの…?』グスン

蒼星石『そうだろうね。ここに来れるのはお父様しかいないはずだ』

翠星石『お父様にお会いするのはずいぶん久しぶりです』

水銀燈『……フンッ』


カツン……カツン………



マイスタージュン『やあ、ドールズ』

雪華綺晶『ごきげんよう、お姉さま方』

珪孔雀『はじめまして、お姉さま達』


真紅『だ、誰…?』

371 : ◆w1MAf1o5YCsy - 2016/02/15 21:43:52.85 2ScAyOWy0 308/387

真紅『あ、あなたたち一体誰なの…!?』

マイスタージュン『僕はジュン。君たちのお父さんの助手をしている者だよ』

真紅『助手…?お父様以外の男性が居たなんて……』

マイスタージュン『そしてこの子達は君たちの新しい姉妹』

雪華綺晶『ローゼンメイデン第7ドールの雪華綺晶と申します』

珪孔雀『ローゼンメイデン第8ドールの珪孔雀です』

水銀燈『なんですって?』

真紅『ま、またなの…』

翠星石『一緒に来るなんてあの子たちも双子ですかね?』

蒼星石『どうだろうね』

雛苺『うゅ……、…お父様は…?』

マイスタージュン『ローゼンは訳あって来れないんだ』

雛苺『………』グスッ…

マイスタージュン『ごめんな』




マイスタージュン『いきなりで悪いけど、君たちには旅に出てもらいたい』
 

372 : ◆w1MAf1o5YCsy - 2016/02/15 21:45:54.89 2ScAyOWy0 309/387

真紅『…旅?』

マイスタージュン『今すぐの話じゃない。雪華綺晶と珪孔雀も来たばかりだから』

マイスタージュン『君たちは人間の世界で人間と出会い、色んな事を知ってもらいたい』

マイスタージュン『この世界をどう感じたか僕とローゼンに教えてくれないか』

真紅『それは……お父様が仰っていたの?……』

マイスタージュン『そう』

水銀燈『あははっ!ジャンクだから出て行けって事かしら?いいわ、出て行ってあげる』

翠星石『水銀燈!さっきからジャンクって……お父様に失礼ですよ』

水銀燈『うるさいわね。この箱庭から出られるのならなんだっていいのよ』

水銀燈『お父様の籠の鳥でいるのは もううんざりよ!』

マイスタージュン『ごめんな、水銀燈。だけどローゼンは君たちを愛している』

水銀燈『愛してるならなんで姿を見せないのよ!私達に見切りをつけたいい証拠じゃないの!』

マイスタージュン『姿を見せない理由…。それは言えないんだ………ごめん』

373 : ◆w1MAf1o5YCsy - 2016/02/15 21:48:50.85 2ScAyOWy0 310/387

水銀燈『話にならないわね。いいわ、今から出て行ってあげる。どこが入口なの?』

マイスタージュン『……額の中の扉が入口だよ』

水銀燈『…この世界がどんな風に見えるかですって?そんなに知りたいなら見てきてあげる』

水銀燈『絶望に満ちた世界をね!』バサッ!

金糸雀『水銀燈…』




金糸雀『私も旅立つわ』

真紅『そんな…!金糸雀まで…!?』

金糸雀『ねぇ、あなた。……ジュン…だったわね。お父様は何を考えてるの?』

マイスタージュン『彼はいつだって君たちの幸せを考えてる。みんな一番大切なんだ』

金糸雀『…………そう……』

金糸雀『お父様が旅立てと仰るのなら旅立ちます。世界を見てくるかしら』

金糸雀『また会いましょう。姉妹たち』フワッ



蒼星石『…僕も行くよ』

翠星石『蒼星石!?このジュンとか言う奴の言葉を信じるですか!?』

374 : ◆w1MAf1o5YCsy - 2016/02/15 21:52:03.92 2ScAyOWy0 311/387

蒼星石『彼はお父様の助手。僕は信じるよ』

翠星石『そ、それはここに来れるほどですから、嘘は言ってないとは思いますけど……』

蒼星石『お父様はアリスを望んでいる。姉妹を造り、また造り……それでも届かなかった』

蒼星石『人間の世界にはアリスになれるヒントがあるのかい?』

マイスタージュン『それは自分の目で確かめてみてほしい。蒼星石』

蒼星石『わかりました。僕も旅立ちます』

翠星石『そ、そんな………それなら翠星石だって付いて行くですよ!』

蒼星石『箱庭から離れて怖くないのかい?』

翠星石『こ、怖くない……わけないですけど…、蒼星石と離れる方がよっぽど怖いですよ』

蒼星石『そう…。僕もだよ』クスッ

マイスタージュン『詳しい話はウサギが伝達してくれる。無理をしないようにな』

翠星石『べー!ですぅ』

蒼星石『行くよ、翠星石』



真紅『………』

375 : ◆w1MAf1o5YCsy - 2016/02/15 21:54:56.16 2ScAyOWy0 312/387

マイスタージュン『みんな急だな。君たちはどうする?真紅』

真紅『わ、私は……私も…』

雛苺『ヒナ…怖いの……』

真紅『!…………私はまだ行かないわ』

雛苺『ほ、本当…?』

真紅『本当よ。それに、新しい姉妹にまだ自己紹介をしていないものね』

雪華綺晶『うぅ…、ハラハラしました』

珪孔雀『みんな旅立っちゃったらどうしようかと思ったんだから…』

真紅『見苦しい所を見せてごめんなさい。姉妹を代表して謝るわ』

真紅『そして……ジュン…と言ったわね。お父様はまだここにいらっしゃるの?』

マイスタージュン『ローゼンはもういない。彼も出かけたよ』

真紅『そう…』


真紅『自己紹介をしましょう。私は誇り高きローゼンメイデンの第5ドール』

真紅『真紅なのだわ』


―――――――――――
――――――――
―――――

 

376 : ◆w1MAf1o5YCsy - 2016/02/15 21:56:49.90 2ScAyOWy0 313/387

珪孔雀「これなら私も原作に出られるんだから!」

ジュン「もうツッコまない。僕はツッコまないぞ…!」

真紅「なんであの時代にジュンがいるのかしら?」

珪孔雀「『マイスターローゼン』の力を使って未来から来てる設定なんだから!」

ジュン「未来!?マイスターローゼン万能すぎだろ!そんな能力ないから」

珪孔雀「あっ、ツッコんでくれた。さすがローゼンメイデン唯一のツッコミ職人ね」

真紅「まかなかったジュンもツッコミはするけど、大人になってツッコミ力が弱まっているものね」

珪孔雀「ツッコミ力って大人になると弱まるのね。なるほどなるほど」

ジュン「そんなわけあるかーーー!!」

珪孔雀「うふふ、話していて楽しいんだから」

ジュン「もういいや…、次行こうよ」

珪孔雀「はい。では私の想像をもう一つやります」

ジュン「まだあるのかよ!?」

377 : ◆w1MAf1o5YCsy - 2016/02/15 21:58:12.88 2ScAyOWy0 314/387

 
―――――
――――――――
―――――――――――


水銀燈『水銀燈よぉ』

金糸雀『金糸雀かしら♪』

翠星石『翠星石ですぅ』

蒼星石『蒼星石!』

真紅『真紅なのだわ』

雛苺『雛苺なのー』

雪華綺晶『雪華綺晶ですわ』

薔薇水晶『薔薇水晶…』

珪孔雀『そして私が 珪孔雀なんだから!』


『『『『『『『『『九人そろって!ローゼンメイデン!!』』』』』』』』』キュピーン!


のり『素敵すてき~!一度これを聞いてみたかったのよねぇ』パチパチパチ!

ジュン『いや、一人ローゼンメイデンじゃない奴いるじゃん』

真紅『「誰も置き去りにしないこと」 それが私のアリスゲームよ』

大ジュン『その名言をここで使わなくても……』


―――――――――――
――――――――
―――――

 

378 : ◆w1MAf1o5YCsy - 2016/02/15 22:01:19.17 2ScAyOWy0 315/387

珪孔雀「どう?どうなんだから。お姉さま達が孔雀の羽のように私の後ろでポーズを取るの」

真紅「色とりどりで綺麗ではありそうだけど…」

ジュン「色とりどりなのはオスの孔雀だろ」

珪孔雀「あっ!あぁぁ~~…、わ、わたしったらなんてミスを……」



ジュン「ふぅ…、そろそろ次のコーナーに行かないか?」

真紅「あらジュン。あなたやりたいシーンはないの?」

ジュン「特にないかな」

真紅「嘘を言いなさい。私にはちゃんと伝わっていてよ」

ジュン「えっ…、あっ!久しぶりに心読まれた…」

珪孔雀「えっ?ジュンさんにもやってみたい場面があるの?」

真紅「あると言えばあるし、ないと言えばないわ」

ジュン「おい、真紅。恥ずかしいからやめろよな」

真紅「いいじゃないの。あなたの願いは私と一緒の願いだもの」

珪孔雀「ジュンさんとお姉さまの願いが一緒…?」

真紅「見てみた方が早いわね。始めるわよ」

379 : ◆w1MAf1o5YCsy - 2016/02/15 22:03:29.98 2ScAyOWy0 316/387

 
―――――
――――――――
―――――――――――

BGM 【自分の居場所】


――――ジュンの部屋


ジュン『買いっと…』カチカチッ

真紅『………』ペラッ

ジュン『……真紅、居たのか』

真紅『もちろん居るわよ。私の部屋だもの』

ジュン『僕の部屋だ!』


のり『ジュンくーん!真紅ちゃーん!おやつよー』ガチャッ

ジュン『あーもう、ドア開けるとまた運動会が…』


ドタドタ キャッキャッ


雛苺『のりぃー、翠星石がいじわるするのー』

翠星石『違うですぅー、ちび苺が翠星石のレースを…ホラホラ』リボン結び

雛苺『自分でやったのよ。翠星石のすかぽんたん。蒼星石も見てたよねー』

蒼星石『まったく…、君たちったら』クスッ

380 : ◆w1MAf1o5YCsy - 2016/02/15 22:06:20.36 2ScAyOWy0 317/387

のり『みんな仲良しねぇ。お姉ちゃん嬉しくなっちゃう』

翠星石『ジュンー、翠星石のレース直してですぅー』

雛苺『ジュンダメェーー』

蒼星石『賑やかだね』

真紅『いつもこんな感じよ。それはそうと、のり。ここでお茶にしましょう。ジュンも手伝いなさい』

ジュン『なんで僕が…』


――――――



翠星石『のりが作ったケーキ美味しいですぅ』

蒼星石『本当だ。美味しい』

のり『ありがとう。翠星石ちゃん、蒼星石ちゃん』

雛苺『のりはお料理の天才なのよー』

のり『うふふ、いっぱいあるからどんどん食べてね。雛ちゃん』

真紅『ジュン、紅茶を淹れなさい。ミルクも忘れてはダメよ』

ジュン『はいはい』

真紅『はいは1回にしなさい』

ジュン『…ほら』

真紅『…うん。だいぶ上手になった。いい子ね、ジュン』


―――――――――――
――――――――
―――――
 

381 : ◆w1MAf1o5YCsy - 2016/02/15 22:11:00.00 2ScAyOWy0 318/387

真紅「こんなところかしら」

珪孔雀「これは……いつもの日常…?」

真紅「そうよ。この日常こそが何ものにも代え難い大切なものなの」

珪孔雀「さっきジュンさんも同じ事言ってましたよね」

ジュン「ずっとこの生活をしてたんだ。今さらあいつらが居なくなったら静かになりすぎて逆に落ち着かないっていうか…」

真紅「ふふ、そういう事にしておくわ」

ジュン「なんとでも言えよ」

珪孔雀「一緒の考え…一緒の願い…。これがドールとマスターの絆」

珪孔雀「なんて美しい関係なんだから!二人は本当に繋がり合ってるんですね」

真紅「怖がりな所とか…似た者同士なのは確かよ。だけどそれだけではないわ」

真紅「ジュン、貴方だから寄り添っていられるの」

ジュン「は、恥ずかしい事を真顔で言うなよな」

珪孔雀「あっ、照れてる。可愛いんだからー」キャー

ジュン「このノリ……薔薇乙女って感じがすごくする…」

382 : ◆w1MAf1o5YCsy - 2016/02/15 22:14:22.37 2ScAyOWy0 319/387

珪孔雀「誓って。薔薇の指輪に……わたしのローザミスティカを護ると…」

珪孔雀「『プチアリスゲーム』」

珪孔雀「このコーナーは、パーソナリティの私とゲストがゲームをして対決するコーナーです」


ジュン「なんか知らないコーナーが始まったぞ」

真紅「だけど どこかで聞いた事があるコーナーね」

ジュン「なぁ珪孔雀。ゲームってなにするんだ?」

珪孔雀「説明しちゃいます!今から始めるゲーム。それは……」


珪孔雀「どっちが姉妹でSHOW!」


ジュン「どっちが姉妹でSHOW?…なにそれ」

珪孔雀「簡単に言うと、他のローゼンメイデンになりきってどっちが似てるか競うゲームなの」

ジュン「僕やりたくないんだけど…」

珪孔雀「そう言うと思ってました。ジュンさんは審判役でお願いします」

ジュン「別にいいけど…、審判って僕だけか?」

珪孔雀「そこはご安心。ホーリエ!ティアドロップ!」


ホーリエ「」パァ

ティアドロップ「」チッカチッカ


珪孔雀「ジュンさんとホーリエ、そしてティアドロップが審判なんだから」

383 : ◆w1MAf1o5YCsy - 2016/02/15 22:17:02.78 2ScAyOWy0 320/387

真紅「つまり、この私と一騎打ちをしたいってことね」

珪孔雀「そ、そんな物騒な感じじゃないんだから……あくまで楽しむのが目的なの」

珪孔雀「景品もあるんだから。これよ!」ジャジャーン!


【ローザミスティカ型特大チョコ】

【巨大くんくんぐるみ】


真紅「!!?」

ジュン「なんだあれ?あの茶色い塊ってなんだ?」

珪孔雀「バレンタイン特性ローザミスティカチョコレートよ!」

ジュン「ローザミスティカって…。デカ過ぎてただの石にしか見えないんだけど」

真紅「なんてことなの…。これは負けられないのだわ!!」

ジュン「えっ、そんなにあのチョコ欲しいのか?」

真紅「違うわよ。もうひとつの景品を見なさい」

ジュン「もう一つの……あぁ、あのベロマーク50枚のやつか」

真紅「もう二度と手に入らないと思っていたのに…。これもお父様のお導きかしら?」

ジュン「それはない」

384 : ◆w1MAf1o5YCsy - 2016/02/15 22:21:38.10 2ScAyOWy0 321/387

珪孔雀「それでは早速やっていくんだから!」

真紅「フフ、あなたは肝心な事を忘れている」

珪孔雀「えっ!?真紅お姉さま…?」

真紅「私の中の人は女性から少年まで幅広い声が出せる七色の声優なのよ」

珪孔雀「!!」

真紅「この勝負もらったわ」

ジュン「完全にくんくんに目がくらんでる。中の人が優秀でも、肝心の本人がこれじゃどうしようもないだろ」

ホーリエ「」オロオロ

真紅「いいこと、ホーリエ。いくら私の人工精霊だからって私に贔屓せず公平なジャッジをするのよ」

珪孔雀「ティアドロップもね」

ティアドロップ「」コクコクッ

真紅「ジュン。合図を」

ジュン「えっ?僕がするのか?」

真紅「審判なんだから当たり前でしょ」

ジュン「そっか。えっと……、アリスゲーム…スタート!」

385 : ◆w1MAf1o5YCsy - 2016/02/15 22:23:27.32 2ScAyOWy0 322/387

 
【お題1:水銀燈】


真紅「いきなり水銀燈だなんて…。でもいいわ、完璧にこなしてあげる」


真紅「『珪孔雀、あなたのローザミスティカ。わたしにちょうだぁい!』」


珪孔雀「!!」

ジュン「な…!?似すぎだろ今の…!」

珪孔雀「つ、次は私の番…。…いくんだから…!」


珪孔雀「『ジャンクにしてあげるわぁ!』」


ジュン「あー…、なるほどな。じゃあ判定するぞ。勝者は……」



ジュン【真紅】

ホーリエ【真紅】

ティアドロップ【真紅】

386 : ◆w1MAf1o5YCsy - 2016/02/15 22:26:21.11 2ScAyOWy0 323/387

珪孔雀「この結果…わかってはいたけれど……」

真紅「少し複雑だけど、ここは喜んでおきましょうか」

ジュン「ていうか似すぎだろ!沢○さんより似てたぞ」

真紅「どのくらいの時を一緒にいたと思ってるの。このぐらい余裕よ」

珪孔雀「一日の長どころの騒ぎじゃないんだから…。でも次は自信あるんだから!」



【お題2:金糸雀】


真紅「金糸雀は難しいのよ」

真紅「『楽してズルしていただきかしらー!』……なにか違うわね」


ジュン「似てなくはないよな」

ホーリエ「」コクッ

珪孔雀「次は私ね。金糸雀お姉さまのはいっぱい練習したんだから」


珪孔雀「『そこまでよ!かしら!これ以上私のマスターに手出しは無用かしら』」


ジュン「おっ!似てる似てる」

ホーリエ「」コクコクッ

387 : ◆w1MAf1o5YCsy - 2016/02/15 22:28:05.15 2ScAyOWy0 324/387

ジュン「じゃあいくぞ。せーのっ」


ジュン【珪孔雀】

ホーリエ【珪孔雀】

ティアドロップ【真紅】


真紅「くっ…、さすがに無理があったわね」

珪孔雀「やったかしらー!でも、ティアドロップ。あなたどっちの味方なんだから」

ティアドロップ「(汗)」

真紅「ティアドロップは公平に判定してるのだわ。あなたもそれを認めていたでしょう?」

珪孔雀「あぅ…、ごめんね。ティアドロップ」

ティアドロップ「」フルフル


【真 紅1 ― 1珪孔雀】


真紅「同点ね。次のお題は誰かしら?」

388 : ◆w1MAf1o5YCsy - 2016/02/15 22:30:13.83 2ScAyOWy0 325/387

 
【お題3:翠星石と蒼星石】


真紅「翠星石と蒼星石?両方やればいいってこと?」

珪孔雀「どっちかだけでいいの。例えば、私が蒼星石お姉さまなら真紅お姉さまは翠星石お姉さまをやるみたいな」

真紅「なるほど」

珪孔雀「しかも今回の勝利ポイントは2ポイントなんだから!」

真紅「お得ね」

ジュン「2人セットだから2ポイントなだけだろ」

珪孔雀「そんな訳で、私は翠星石お姉さまを選んで先手必勝!」

真紅「なら私は蒼星石を演じればいいのね」

珪孔雀「2人同時の場合は一緒にお話するの。お姉さま、いきます!」

389 : ◆w1MAf1o5YCsy - 2016/02/15 22:31:48.13 2ScAyOWy0 326/387

珪孔雀「『蒼星石!こっちですよ』」

真紅「『待ってよ。翠星石』」

珪孔雀「『ほら、この木にリンゴが生ってる。鞄を積み上げて登るです!』」

真紅「『翠星石…、いけないよ』」

珪孔雀「『も…、もーちょっとで届くですぅ』」

真紅「『僕が取るって言ってるのに』」

珪孔雀「『木登りは翠星石の方が得意ですぅ』」

珪孔雀「『やったぁ。リンゴ2つ もぎ取ったりですよー』」

真紅「『……お見事』」クス



ジュン「………」

ホーリエ「」…

ティアドロップ「」…

390 : ◆w1MAf1o5YCsy - 2016/02/15 22:34:43.25 2ScAyOWy0 327/387

真紅「ふぅ…、即興にしては息が合ったわね」

珪孔雀「うふふ、翠星石お姉さまになっちゃった気分だったんだから」

真紅「それでは勝敗を……ジュン、どうしたの?」

ジュン「その……なんか新鮮だったというか…なんていうか……なぁ、ホーリエ」

ホーリエ「」コクコクッ

ジュン「真紅が自分のこと『僕』って言ってたのが新鮮だっただけ。ホントそれだけなんだ」

真紅「そうね、私も初めて言ったもの。それでどちらが上手だったのかしら?」

ジュン「今回のはかなり難しいぞ。珪孔雀もすごく翠星石ぽかったし」

珪孔雀「本当!?やったー!」

ジュン「だけど真紅も……うーん、迷う…」

ティアドロップ「」キュルン

ジュン「んっ?あぁ、そうだな。迷っていても仕方ない。とにかく心が赴くままに…」

ジュン「せーのっ」


ジュン【真紅】

ホーリエ【真紅】

ティアドロップ【珪孔雀】


【真 紅3 ― 1珪孔雀】


 

391 : ◆w1MAf1o5YCsy - 2016/02/15 22:38:36.38 2ScAyOWy0 328/387

珪孔雀「あぁ!点差が開いちゃったんだから…」

真紅「今回はギリギリだったわ」

ジュン「正直迷ったよ。決め手はやっぱり真紅のインパクトかな」

ジュン「演技力は同じくらいだったけど、真紅が演じる蒼星石のインパクトが強すぎた」

ホーリエ「」コクコクッ

珪孔雀「惜しかったのね…。なら、次は負けないんだから!」

真紅「その意気よ。…………次も勝てば……くんくん…」



【お題4:雛苺と雪華綺晶】


真紅「急に難易度が上がったわね」

珪孔雀「アリスゲーム中か後でかなり違うやり取りになりそうですね」

真紅「そうね。どっちでいきましょうか」

珪孔雀「今度はお姉さまからお選びください」

真紅「そう?なら、お父様やくんくんにも褒められた雛苺で挑むのだわ」

ジュン「……(あれは褒められたっていうのか…?)」

珪孔雀「それなら私は雪華綺晶お姉さまですね」

真紅「そういう事になるわね。そろそろ始めるわ。しっかり付いてきなさい」

珪孔雀「はい!」

392 : ◆w1MAf1o5YCsy - 2016/02/15 22:44:05.57 2ScAyOWy0 329/387

真紅「『ねぇ雪華綺晶。うにゅーごっこしましょ!』」

珪孔雀「『うにゅーごっこ…ですか?』」

真紅「『そうなの!こうするのよ』」丸くなるー

珪孔雀「『まぁ!こうですか?』」

真紅「『もっとうにゅーの気持ちになるのよ!』」

珪孔雀「『えぇ!? う、うにゅー…!』」

真紅「『そうそう。とっても上手だわ』」


ジュン「……くっ…!」プルプル

ホーリエ「」プルプル

ティアドロップ「」



珪孔雀「『次はけものきらきーごっこをしましょう。わたくしの真似をしてください』」

珪孔雀「『にぱー♪』」シュタッ

真紅「きゃっ!?ね、猫みたいになるのね。……こうかしら…?」

真紅「『♪』」シュバッ


ジュン「……ぶふっ…!」

ホーリエ「~~~ッ!!」

ティアドロップ「(笑)」

393 : ◆w1MAf1o5YCsy - 2016/02/15 22:50:45.46 2ScAyOWy0 330/387

真紅「ふぅ、なかなか良い出来だったわ」

珪孔雀「ちょっと自信ないんだから…」


ジュン「くくっ…、良かったよ」

真紅「ラプラスみたいな笑い方してどうしたの?」

ジュン「いや、なんでもない。じゃあ判定するぞ。こんな感じだ」


ジュン【珪孔雀】

ホーリエ【珪孔雀】

ティアドロップ【珪孔雀】


【真 紅3 ― 3珪孔雀】


真紅「なん…ですって…?」

珪孔雀「えっ!?勝てたの?」

394 : ◆w1MAf1o5YCsy - 2016/02/15 22:59:00.87 2ScAyOWy0 331/387

珪孔雀「やったーー!!」

真紅「あぁ…、どういうこと?お父様とくんくんから褒めていただいた雛苺が負けるなんて…」

ジュン「たしかに似てたけど、珪孔雀がケモノ化した時に素に戻っただろ。あれがなかったらなぁ」

真紅「そ、そんな…」

ジュン「それに、さっきからくんくんに目が眩みすぎて 今の自分がよく見えてないだろ」

真紅「今の自分…?………!!///」かぁっ

ジュン「面白さで言ったら真紅の方が勝ってたけどな。ホーリエもそう思うだろ?」

ホーリエ「…っ!」ニゲル!

ジュン「あれ、ホーリエ?……んっ?」

真紅「……」ゴゴゴ…

ジュン「真紅…?」

真紅「………」ポカポカ! ビシビシ!

ジュン「なっ…!?あたっ、いててっ。無言で叩いてくるなよ」

珪孔雀「いいなぁ、ジュンさん登り。お姉さまも時々ジュンさん登りしますよね」

真紅「……登ってるつもりはないわ。これはお仕置きよ」

珪孔雀「そうなの?見ていて微笑ましいんだから」

真紅「よかったら貴女もやってみる?」

珪孔雀「いいんですか!」キラキラ

ジュン「やめろって…!いくら人形って言ってもお前ら重……アーーーッ!!」

395 : ◆w1MAf1o5YCsy - 2016/02/15 23:00:51.70 2ScAyOWy0 332/387

 
【お題5:薔薇水晶】


真紅「これで勝負が決するわね」

珪孔雀「お姉さま、お先に失礼します」


珪孔雀「『さあ、アリスゲームを始めましょう』」


ジュン「あっ、似てる。練習してきてるなぁ」

真紅「やるわね。だけど、私のくんくんへの愛は誰にも負けないのだわ!」

ジュン「姉妹じゃなくてくんくんの方かよ…」


真紅「『私はローゼンメイデン第7ドール……薔薇水晶』」


ジュン「!」

珪孔雀「に、似てるんだから…」

ジュン「薔薇水晶に初めて会った時を思い出すな」

真紅「さあ、ジュン。ホーリエにティアドロップ。採点してちょうだい」

396 : ◆w1MAf1o5YCsy - 2016/02/15 23:08:13.97 2ScAyOWy0 333/387

ジュン「それじゃ恨みっこ無しだぞ。せーのっ!」


ジュン【真紅】

ホーリエ【真紅】

ティアドロップ【珪孔雀】


【真 紅④ ― 3珪孔雀】


真紅「やったわ!くんくーん!!」ダッシュ!

珪孔雀「ま、負けた…。でも良い勝負でした。真紅お姉さま」

真紅「あぁ、くんくん。会いたかったのだわ」ダキッ

ジュン「聞いてないな」

珪孔雀「あ、あはは…」

真紅「ちゃんと聞いてるわよ。良い勝負だったわ、珪孔雀」

珪孔雀「お姉さま…」

真紅「さあ、一緒にローザミスティカ型のチョコをいただきましょう」

珪孔雀「えっ?でも、それはお姉さまの景品で…」

真紅「いいのよ。私達はベストを尽くした。素晴らしい勝負ができた事とお互いの善戦を祝って一緒に喜びを分かち合いましょう」キラキラ

珪孔雀「お、お姉さま…。輝いてるんだから…」ウットリ

ジュン「あれはくんくん手に入れてはしゃいでるだけだぞ」

真紅「そしてジュン。早く紅茶の準備をしなさい。私はオレンジペコがいいわ」

珪孔雀「私はお茶請けにマシュマロがいいんだから。チョコフォンデュにしていただくの」

ジュン「僕、ゲストなんだけど…。ま、いっか」


真紅「あぁ、くんくん…よかった……」ムギュー

397 : ◆w1MAf1o5YCsy - 2016/02/15 23:18:44.44 2ScAyOWy0 334/387

珪孔雀「ローゼンメイデン。それは可能性と分岐の世界。この世界はいくつもの未来へと枝分かれしている」

珪孔雀「『 まきますか   まきませんか 』」

珪孔雀「このコーナーは私個人が疑問に思っている事をジュンさんと真紅お姉さまに質問しようってコーナーなの」


ジュン「また変なの始まったぞ」

真紅「一体いくつコーナーがあるのかしら?」

珪孔雀「これを合わせてもあと2つだけなんだから!それでは質問します」


珪孔雀「真紅お姉さまの時間を戻せる時計って一体いつから持ってたの?」


真紅「あぁ、これのことね。これはお父様からいただいたの」

珪孔雀「金糸雀お姉さまのバイオリンや翠星石お姉さまの如雨露みたいに?」

真紅「そうよ」

ジュン「って事は時間のゼンマイを巻き戻せるのは真紅だけなのか」

真紅「もう一人いるわ。ラプラスの魔も同じ時計を使っているのよ」

ジュン「ジャンプSQ.出張版で使ってたやつか。デザインが真紅のと同じだったからラプラスの魔から奪ったものかと思ってたよ」

真紅「そんなわけないでしょ」

珪孔雀「ラプラスの魔とお揃いだなんて仲良しさんなんですね」

真紅「そういう訳ではないのだけど…、なぜなのかしら?新連載でその謎も明かされるといいわね」

398 : ◆w1MAf1o5YCsy - 2016/02/15 23:20:52.54 2ScAyOWy0 335/387

珪孔雀「次の質問!水銀燈お姉さまがめぐさんにしてあげたかった事って結局なんだったの?」


ジュン「また重い質問を…」

真紅「空気を読んで誰も聞いてこなかった質問ね」

珪孔雀「だ、ダメだった…?」

ジュン「水銀燈に聞いて……もダメだよな」

真紅「そうね。もし、2回目で聞いていたら確実に荒れていたでしょうね」

ジュン「でもさ、これ僕たちで答えちゃっていいのか?」

真紅「予想なら構わないでしょ。あくまで私たちだったらって意味で答えましょう」

ジュン「そうだな」

真紅「質問に答えるわ。水銀燈の真意はわからないけれど、もし私だったら自己犠牲を選ぶ」

珪孔雀「えっ!?アリスになった時みたいに?」

真紅「それとは少し違うわね」

真紅「めぐには酷かもしれないけれど…、それでも生きて闘ってほしい。私ならそう思ってしまう」

399 : ◆w1MAf1o5YCsy - 2016/02/15 23:29:13.10 2ScAyOWy0 336/387

真紅「そのためなら喜んで支える、依り代になる。めぐが私のマスターならそう願わずにはいられない」

珪孔雀「そ、それってどうなのかな…?」

ジュン「わからない。それはもう誰にもわからないんだ」

ジュン「僕も柏葉から『柿崎さんを救えるのは僕』って言われたけど、…間に合わなかった。……」

ジュン「彼女の想いに……祈りに早く気付けていたら…だけど、あの階段の時にはすでに手遅れだった」

ジュン「雪華綺晶と融合する前……その前から確固たる意志が彼女にはあった」

ジュン「水銀燈が止められないのなら 僕では止められない」

珪孔雀「そ、そうだったの…」

ジュン「彼女の行動は彼女自身の内なる叫び。すべて知っての行動だったんだ」

真紅「……あの結末はなるべくしてなったのね…」

珪孔雀「えっ、あの……それなら、2回目に出てためぐって一体…?」

ジュン「世の中には不思議がいっぱいだよなー」

真紅「その通りね」

珪孔雀「スルーされた!?」

400 : ◆w1MAf1o5YCsy - 2016/02/15 23:41:10.37 2ScAyOWy0 337/387

珪孔雀「最後の質問です。具体的にマイスターローゼンってなんなのかしら?」


ジュン「なんなのかって言われても……ローゼンを継いだってことくらいしか…」

珪孔雀「お人形関係の時に力を発揮したり、nのフィールドですごい力が使えるってことなんだよね?」

ジュン「ぶっちゃけそんな感じではある」

珪孔雀「ジュンさんはドール無しでnのフィールドに入ったりできるの?」

ジュン「できるよ。時々ローゼンのアトリエとか掃除しに行ってるし」

珪孔雀「お父様のお部屋を?」

ジュン「けっこう散らかってるんだよ。最初に真紅を置いてた時は薔薇乙女全員で掃除したんだ。水銀燈はサボってたけど」

真紅「ジュンの綺麗好きで神経質なところがこんな所で発揮されるとはね」

珪孔雀「すごい!自力でnのフィールドに入れる人間なんて聞いたことがないわ」

ジュン「と言っても、あまりマイスターローゼンの力は使ってないよ。僕は僕自身を磨かなきゃいけないからな」

ジュン「だから、ローゼンから色んなものを託されたけど、有事の際以外はなるべく力を使わないようにしてるんだ」

珪孔雀「なんだかとっても偉いんだから!」

真紅「よく言うわ。今でも学校に遅刻しそうになるとnのフィールドを使ってるじゃないの」

ジュン「…便利だからつい使っちゃうんだよ」

珪孔雀「えー…、本当にどこでもドア状態なのね…」

401 : ◆w1MAf1o5YCsy - 2016/02/15 23:49:17.60 2ScAyOWy0 338/387

珪孔雀「過去はいくつもの未来へと繋がっている。あなたの未来も無限に広がっているのだから」

珪孔雀「『ジュン、忘れないでね』」

珪孔雀「このコーナーは、今月から始まる新連載【ローゼンメイデン0-ゼロ-】の意気込みや予想をしていくコーナーよ」


真紅「私のセリフ…。いいえ、…なんでもないわ」

ジュン「予想かぁ…。もう出尽くした感あるよな」

真紅「今までいっぱい予想したものね。私の過去の話も第2回で話してしまったし…」

ジュン「そうだよなぁ。珪孔雀は何か予想とかあるか?」

珪孔雀「予想ってほどではないのだけど…、水銀燈お姉さまって自分の服装にコンプレックスを持ってるの?」

ジュン「逆十字だからな。少なからず不満はあったっぽい」

珪孔雀「お父様が何故あのドレスを作ったのか明らかになるんじゃないかなって思って…」

ジュン「単純に神への反発って事じゃないか?今度こそ生きてもらいたいって言ってたし」

真紅「神の所業を真似たという意味もあるでしょうね。私達は時の流れに流されないから…」

珪孔雀「時の流れに逆らう…って事なのかな?それなら、翼はなんで黒いんだろう?」

ジュン「ドレスに合わせた…?……わからないな…」

真紅「どうなのでしょうね。新連載でそのシーンがあれば謎が解けるでしょうけど…」

402 : ◆w1MAf1o5YCsy - 2016/02/15 23:56:31.07 2ScAyOWy0 339/387

ジュン「新連載の冒頭。最初はラプラスの魔が出てくるんじゃないか?」

真紅「ありそうね。舞台のカーテンから出てきて話し始める姿が目に浮かぶわ」

ジュン「真紅は何かあるか?」

真紅「私は、生前のお父様と亡くなってしまった娘が出るんじゃないかと思ってるの」

ジュン「ローゼンの娘…。ローゼンが会わなくなる前ってことか?」

真紅「それはわからないわ。病気になる前なのか…それとも後なのか」

真紅「ただ、私はお父様たちを見てみたい。そう思ったの」

ジュン「そうか。…珪孔雀も他に予想とか残ってるか?」

珪孔雀「これもちょっと思っただけなのですが…、真紅お姉さまは金糸雀お姉さまに『アリスゲームに積極的な姉妹』って言ってましたよね」

真紅「えぇ、言ったわ」

珪孔雀「もしかして、過去に金糸雀お姉さまと戦った事があるの?」

真紅「さあ、どうだったかしらね。その辺の事もきっと新連載で語られるはずよ」

珪孔雀「すっごく気になる…!だけどもう少しの辛抱なんだから」


ジュン「あとは真紅と猫の真相とか」

真紅「その話はもうやめなさい…やめなさい…」

403 : ◆w1MAf1o5YCsy - 2016/02/16 00:01:54.10 kWITvwQM0 340/387

珪孔雀「さて、そろそろお時間になりました」

珪孔雀「本日のゲストである ジュンさん、真紅お姉様。お疲れ様でした」

ジュン「お疲れさま。ゲスト側になるのって新鮮だったよ」

真紅「お疲れ様ね。てっきり私が言わないといけないかと思ってハッとしたわ」

ジュン「このラジオも長かったよなぁ。11回だぞ?11回」

真紅「それだけ愛されていたということ。これからも読者やリスナーの期待に応えていきたいわね」

ジュン「珪孔雀も大変だっただろ。何せ、このラジオってCMなしだからな。ラジオ番組としては異例だよ」

珪孔雀「はい…、もうヘトヘトなんだから……」

真紅「nのフィールドを使った特殊なラジオだもの。CMなんて挟めるはずないわ」

ジュン「できたとしても、ドールハウスEnjuにしか頼めないもんな」

404 : ◆w1MAf1o5YCsy - 2016/02/16 00:17:32.46 kWITvwQM0 341/387

 
/ ふれた指先 心燈して 流れ出す旋律 愛を望む~♪ \


真紅「名残惜しいけれど今度こそお別れね」

ジュン「今回は悲しまなくていい…とか言わないのか?」

真紅「必要ないわ。だって私達とはもうすぐ会えるもの」

ジュン「そっか。新連載スタートは今週の金曜日からだもんな」

珪孔雀「私もひっそりお姉様たちを応援してるんだから」

真紅「ありがとう、珪孔雀」

珪孔雀「こちらこそ ありがとうございました。ジュンさん、真紅お姉さま」

ジュン「珪孔雀もありがとな」



ジュン「リスナーのみんな。ここまで僕たちのラジオを聞いてくれて、本当にありがとう」

真紅「私達も楽しくラジオをする事ができたわ。これも聞いてくれた皆さんのおかげよ」

珪孔雀「ラジオはこれで終わっちゃうけど、これからもローゼンメイデンを応援してくれると嬉しいんだから」


珪孔雀「それでは、お相手はローゼンメイデン第8ドール珪孔雀と」

真紅「ローゼンメイデン第5ドール真紅と」

ジュン「『まいた世界』の桜田ジュンでした」



【薔薇の香りのガーデンパーティ0 FINAL】

END
 

406 : ◆w1MAf1o5YCsy - 2016/02/16 00:24:32.02 kWITvwQM0 342/387

 




―――――――――――
――――――――
―――――









『ここは夢とフシギの王国!』


『世界は不思議があふれてる…、だから君は キミだけのワンダーにきっと出会える!』



『合言葉はビー・ワンダフル!』












『ワンダリングワンダーワールドへようこそ!』






 

408 : ◆w1MAf1o5YCsy - 2016/02/16 00:27:52.88 kWITvwQM0 343/387

サイ「………」ヒョイッ ヒョイッ


「見て見て!ゴミでジャグリングしてるよ!」

「さすがワワワ。掃除のキャストまでこってるなー」


鉄心「うわーっ…すごっ。清掃員ってこんなコトまでやるんスかぁ…?」

伊吹「当たり前だろ」



「いいぞー」

「すごーい!」


サイ「ヨシやれ!」

鉄心「…無理です」

サイ「んだョ、教えてんダロ。ケンシューだろ。ヤルだけヤレヨ」

鉄心「説明がザックリすぎる…」

サイ「早くやれよゥ」

鉄心「わ、わかったって…… 『この呪い人形ーー!!』

鉄心「えっ?」

409 : ◆w1MAf1o5YCsy - 2016/02/16 00:30:48.99 kWITvwQM0 344/387

『こんなにチョコ食べられるわけないだろ!』

『紅茶で流し込めばイケるのだわ。だから早く食べなさい』

『む、無理だって……そんないっぺんに…もごっ!?』

『あら、やればできるじゃないの』

『むぐっ…!………はぁ…はぁ…、なんで僕がこんなことを…』

『リスナーへのサービスよ』

『こんなんでリスナーが喜ぶわけないだろ!』

『それはそうね』

『えっ……、じゃあなんでやらせたんだ?』

『ジュンが勝手にやったのでしょう?』

『そ、そんなわけあるかーー!!』

『愚かね』




鉄心「なんだろ。ラジオ…? 園内放送かな」
 

410 : ◆w1MAf1o5YCsy - 2016/02/16 00:38:14.57 kWITvwQM0 345/387

鉄心「ワワワ限定で流してるならキャストがやってるのかも……どこのエリアのキャストだろ?」

鉄心「人形って言ってたから……『メルヘン』のエリア?」

鉄心「なぁ、サイ。人形って………居ないし…」



『それでは、お相手はローゼンメイデン第8ドール珪孔雀と!』

『ローゼンメイデン第5ドール真紅と』

『「まいた世界」の桜田ジュンでした』



鉄心「ああっ!終わっちゃった…。『まいた世界』…? どんな設定なのかな」

鉄心「ローゼンメイデンかぁ。きっと風の妖精ウィンディみたいに綺麗な人たちなんだろうなぁ」ワクワク

鉄心「なんだかいつか会えそうな気がする…。うん!なんか元気が出てきたっていうか…わくわくしてきた」


サイ「てめぇ歩くの おッセェな。もうゴミいっぱいだ」

鉄心「あっ、サイ!よぉし、俺も頑張るぞ!」



‐ おわり ‐
 

411 : ◆w1MAf1o5YCsy - 2016/02/16 00:40:03.95 kWITvwQM0 346/387

本編はこれで終わりです。
あとせっかくなので昔書いた短編SSを投下します。

412 : ◆w1MAf1o5YCsy - 2016/02/16 00:45:35.83 kWITvwQM0 347/387

 
おまけ1 【カラオケなんて嫌いだわぁ】


真紅「みんな、集まってくれてありがとう。では始めましょうか」

ジュン「あぁ、そうだな」


ジュン「ローゼンメイデン完結を祝して」

ジュン真紅「「かんぱ~い!」」


水銀燈「なんでこのタイミングでパーティするのよ…。完結してからもう1年以上経ってるんだけど……」

翠星石「細かい事ぬかしてるんじゃねぇですぅ…ひっく」ウィー

水銀燈「翠星石酔ってるのぉ?」

翠星石「酔ってないれすぅ!このーっ」ドゴッ

水銀燈「げふっ!」

413 : ◆w1MAf1o5YCsy - 2016/02/16 00:46:49.41 kWITvwQM0 348/387

水銀燈「いったぁい!なにするのよぉ!」

蒼星石「翠星石が酔ってないって言っへるんばから酔ってないひょぉ」ひっく

水銀燈「そ、蒼星石…?」

雪華綺晶「酔ってても酔ってなくてもどっちでもいいのれふわ」うぃ~

水銀燈「全員酔っ払ってるの!?」

雛苺「ヒナは酔ってないよ」

金糸雀「カナも素面かしら」

翠星石「お~い、チビ苺ぉ。なんか歌えですぅ」

雛苺「えっ」

翠星石「アリプロは忙しくて来れないらしいのですぅ」ひっく

水銀燈「そりゃそうでしょ」

翠星石「桃種も呼んで三人で歌わせようと思ってたですのに…」

水銀燈「なんかこの子とんでもない事言ってるんだけど…」

414 : ◆w1MAf1o5YCsy - 2016/02/16 00:47:43.20 kWITvwQM0 349/387

翠星石「とにかく!アリカの代わりになんか歌えですぅ」

雛苺「む、無茶ぶりにも程があるの…」

薔薇水晶「歌え!歌え!さっさと歌え!しばくですぅ」

水銀燈「ちょっとぉ…、この子誰かなんとかしなさいよ…。幹事はどこに行ったの?」キョロキョロ



ジュン「もう食べられない…」zzZ

真紅「ジュン…あったかいのだわぁ」zzZ



水銀燈「なんで寄り添って寝てるのよ…」

415 : ◆w1MAf1o5YCsy - 2016/02/16 00:48:31.59 kWITvwQM0 350/387

蒼星石「水銀燈、ハサミ使う?真紅たちをバラバラにしちゃおうよ」ひっく

雪華綺晶「アリだと思います!らって見ていてムカつきますもの」

水銀燈「な、なに言ってるのよぉ!ダメに決まってるでしょ!」

翠星石「ジュンンこの翠星石を怒らせましたねぇ!!こうなったら雛苺の歌を聞いて落ち着くしかねぇです!」

水銀燈「もうそれでいいから落ち着いてよ…」

雛苺「わ、わかったの。ヒナ、歌うわ」

水銀燈「えっ、ホントに歌うの?」

翠星石「下手だったらバラバラしてやるですぅ」アヒャヒャ

水銀燈「雛苺…やめた方がいいわよ?」

雛苺「ううん。ヒナの歌声で翠星石たちを正気に戻してあげる。金糸雀!」

金糸雀「バックミュージックは任せてほしいかしら」

雛苺「お願いするわ。曲名は『Virgin Snow』なの!」

416 : ◆w1MAf1o5YCsy - 2016/02/16 00:49:40.06 kWITvwQM0 351/387

雛苺「~~~♪」

水銀燈「………」



雛苺「お粗末様でしたなの」

翠星石「な、なんて歌唱力!普段の雛苺からは想像できない歌声…!」

蒼星石「とっても大人っぽかったね」

水銀燈「いや、中の人だったわよね。ただ一人の野○さくらだったわよね」

金糸雀「水銀燈なにを言ってるのかしら?雛苺は雛苺かしら」

薔薇水晶「水銀燈はお酒飲みすぎたんだと思う…」

雪華綺晶「まぁ!それは大変ですわ」

水銀燈「私がおかしいの?それとも世界?」

417 : ◆w1MAf1o5YCsy - 2016/02/16 00:51:41.75 kWITvwQM0 352/387

翠星石「ちび苺合格ですぅ!」

雛苺「やったなの!」

雪華綺晶「まぁ雛苺なら当然ですわね」

薔薇水晶「…我々四天王の中では最弱だけどね」

水銀燈「何を言ってるのよ、この子…」

蒼星石「じゃあ、次は水銀燈歌ってよ」

水銀燈「はぁ!?」

翠星石「水銀燈は歌好きでしたよねぇ。だから歌えです」

水銀燈「い、嫌よ!人前で歌うなんてゴメンだわ!」

金糸雀「え~、久しぶりに水銀燈の歌声が聞きたいかしら」

水銀燈「ダメったらダメ!」

金糸雀「あ・の・こ・と。バラしちゃうわよ」

水銀燈「!!」

418 : ◆w1MAf1o5YCsy - 2016/02/16 00:53:23.42 kWITvwQM0 353/387

翠星石「え~、なんのことですかぁ」

金糸雀「えっとねぇ~」

水銀燈「うぅ…、わかったわよぉ。歌えばいいんでしょ、歌えば」

金糸雀「さっすが水銀燈かしら!なんの歌にする?」

水銀燈「……『悲しみよこんにちは』」








水銀燈「~~~♪」



ドールズ「………」

419 : ◆w1MAf1o5YCsy - 2016/02/16 00:54:20.10 kWITvwQM0 354/387

雛苺「………」

翠星石「………」

蒼星石「………」

雪華綺晶「………」

薔薇水晶「………」

水銀燈「~~♪………ふぅ…」

金糸雀「水銀燈の歌声久しぶりかしら。すっごく良かったわ」

水銀燈「ふ、ふん!」

金糸雀「ふふ……、あら?みんなどうしたの?」


雛苺「……今のだれなの?」

420 : ◆w1MAf1o5YCsy - 2016/02/16 00:55:58.59 kWITvwQM0 355/387

雛苺「なんか別人みたいだったのよ」

水銀燈「あなたに言われたくないわよ」

翠星石「いや、選曲といい色んな意味で別人だったですよ。中の人が飛び出してきたように思えたです」

水銀燈「中の人は関係ないったら!」

薔薇水晶「上手かったけど水銀燈じゃない……田中○恵」

雪華綺晶「イメージ的にもっと厨二的な歌を歌ってほしかったですね」

水銀燈「な、なんなのよぉ…!」ワナワナ

蒼星石「インパクトはあったけどコレジャナイ感があったよね」

翠星石「そんな訳で水銀燈不合格ですぅ」

水銀燈「も、もうアンタたちの前では歌わないわよぉ!!」バサッ!

421 : ◆w1MAf1o5YCsy - 2016/02/16 00:59:22.97 kWITvwQM0 356/387

雛苺「撮れたの?」

金糸雀「撮れたかしら」ピッ


水銀燈『手のひらのそよ風が~♪ 光の中、キラッキラッ踊りだす♪』


翠星石「まさか水銀燈があの歌を歌うとは思わなかったですね」

蒼星石「しかも上手だったよね」

雪華綺晶「これで私達の目的も果たせるってものです!」

薔薇水晶「『水銀燈アイドルデビュー計画』ですよね」

金糸雀「そうかしら!私達の力で水銀燈をプロデュースするかしらー!」

翠星石「まずはこの動画をオーディションスタジオに送るです」


ドールズ「えい、えい、おーー!!」




数年後、マーキュリーランプという名のドールアイドルが爆誕するけど
それはまた別のお話しかしら。


おわり
 

422 : 以下、名... - 2016/02/16 01:00:55.03 FogWku4Ao 357/387

なんか見たことある気がするんだけど
以前にもここで投稿したのかな

423 : ◆w1MAf1o5YCsy - 2016/02/16 01:03:34.26 kWITvwQM0 358/387

ここではありませんが、おまけ1とおまけ2は別の場所で投下した事があります。
おまけは全部で3つあります。

424 : ◆w1MAf1o5YCsy - 2016/02/16 01:05:35.91 kWITvwQM0 359/387

 
おまけ2 【世界ローゼン劇場『三匹のこぶた』】


あるところに仲の良いこぶた姉妹がいました。


長女「仲良くないわよ」



仲の良い三匹のこぶたは毎日楽しく暮らしていました。

けれど、お母さんぶたはそんな彼女たちを旅立たせる決心をしたのです。


長女「仲良くないって言ってるでしょ!」



三匹のこぶたたちを自活させるため…、

自分の力で生きていけるようにと願いながら、外の世界に送り出しました。



長女「なんなのまったく…」チッ

425 : ◆w1MAf1o5YCsy - 2016/02/16 01:08:18.62 kWITvwQM0 360/387

蒼星石お母さん「君たちも もういい歳だ。自分たちで家を造ってごらんよ」

長女「ふぅーん、そういうものなの?」

蒼星石お母さん「そういうものだよ。だって台本にもそう書いてあるんだから」

長女「あっそ。なら私は藁で家を作るわぁ。だって簡単だもの」

次女「それなら カナは木で建てるかしら。レトロにするかしら」

三女「じゃあ、翠星石はレンガで造るですよ。寒いですけど頑丈ですぅ」

426 : ◆w1MAf1o5YCsy - 2016/02/16 01:09:35.79 kWITvwQM0 361/387

 
そんなこんなでグズっていた長女も説得し、
三匹の子豚は旅立っていったのでした。



蒼星石お母さん「オオカミには気をつけるんだよー!」


< はーい! かしらー



蒼星石お母さん「………」

蒼星石お母さん「だ、大丈夫かな?僕心配になってきたよ…」



お母さんぶたが心配する中、オオカミが全てを聞いていました。



オオカミ「どんな家を建てるんだろ?ちょっと様子を見てみようかな」

427 : ◆w1MAf1o5YCsy - 2016/02/16 01:10:50.32 kWITvwQM0 362/387

長女「こんなとこかしらね」

オオカミ「えっ、藁の家って…。こんなのすぐダメになっちゃうじゃないか」

長女「きゃっ!オオカミ!?い、家に逃げ込まなきゃ」

オオカミ「うーん…、ここの網目も甘いな。ほら、すぐ穴空いちゃう」

長女「えっ」




オオカミさんはマエストロだったのです。

428 : ◆w1MAf1o5YCsy - 2016/02/16 01:11:48.29 kWITvwQM0 363/387

次女「あれぇ?水銀燈かしら。なんでオオカミさんと一緒にいるの?」

長女「ダメだしされたのよ…」

オオカミ「この木の家も全体がちょっと曲がってるよ。やり直し」

次女「か、かしらー!」ガーン




オオカミさんはけっこうシビアでした。

429 : ◆w1MAf1o5YCsy - 2016/02/16 01:14:22.06 kWITvwQM0 364/387

三女「あっ!ジューン!今お茶にしようと思ってたですよ。水銀燈と金糸雀もどうです?」

長女「いただくわ」

次女「カナもいただくかしらー」

オオカミ「このレンガの家……基礎がしっかりできていないな」

三女「いいからお茶にするです!」




結局、オオカミさんが家を建て直すことになりました。
その家で4匹は幸せに暮らしましたとさ。めでたしめでたし………














猟師「お姉さま、あそこに美味しそうなこぶたが暮らしていますわ」

狩人「本当なの!これで市場が賑わうのよー」

猟犬「そう……なら早く行きましょう」




………ピンチのようです。

430 : ◆w1MAf1o5YCsy - 2016/02/16 01:16:09.57 kWITvwQM0 365/387

猟師「オラオラオラ!!オラァァですわぁ!!!」バッコーン!

三女「いやあああああああ!!」

猟犬「無駄無駄無駄…。私の水晶からは逃げられない」スドーン!

次女「た、助けてかしらー!」

狩人「ヒナたちからは逃げられないのよー」イチゴワダチー

オオカミ「ぼ、僕の家が突破されるなんて…」


長女「私の妹たちから離れなさい!!!!」バサッ!




長女は意外と妹想いでした。

431 : ◆w1MAf1o5YCsy - 2016/02/16 01:19:11.35 kWITvwQM0 366/387

長女「この私が捕まるなんて…」

オオカミ「僕たちどうなるんだろう…」

猟師「オークションにかけますわ」

次女「オークション?」

狩人「人間に売るのよ。売れなかったら市場行きなのー」

三女「ぐすっ…、せっかくジュンと暮らしていたのに…。ひどいですぅ…」

猟犬「…なら貴女はオオカミとセットで売り飛ばしてあげる」

三女「えっ?」




4匹はオークションに出品されてしまったのです。

432 : ◆w1MAf1o5YCsy - 2016/02/16 01:23:17.41 kWITvwQM0 367/387

真紅「あら?のりがパソコンを使うなんて珍しいわね」

のり「うん。実はオークションをしてるのよぅ。見て見て、真紅ちゃん。この子可愛いわよぉ」

真紅「動物オークション?生き物を競りに出すだなんて野蛮なのだわ。……あら?」


『オオカミくん+こぶたちゃん1セット ××万円 』


真紅「こ、これは…!」ゴクリッ…

のり「買いよねぇ。ポチッとな」

真紅「えっ!?お、オオカミなんて危なくないのかしら…?それにこぶたも…」

のり「きっと気に入るわよぅ。お姉ちゃんだって気に入ったでしょ?」

真紅「そ、そうかもしれないけど…///」モジモジ




なんと貴族のお嬢さま方の御眼鏡に適ったのです。
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433 : ◆w1MAf1o5YCsy - 2016/02/16 01:27:03.04 kWITvwQM0 368/387

めぐ「わぁ!天使みたいなブタね。買っちゃおっと」ポチッ


――――――


みっちゃん「ぬぅ…!また上げてきたか。でも負けないわよー!限度額超えちゃうけど仕方ないわよね!」カチカチッ



―――――――――――
――――――――
―――――


のり「あーん!可愛いわぁ」

三女「人間が気安く触るなですぅ!」

真紅「ねぇ、くんくんって名づけてもいいかしら?」

オオカミ「いや…、ジュンって名前があるし…」


めぐ「はぁ…はぁ…、なんて美味しそうな豚なの。まるで天使みたいよ」ジュルッ…

長女「ち、近づくんじゃないわよぉ!」


みっちゃん「なんてかわいいの!あーん、カナーー!!」スリスリスリ

次女「ま、摩擦で熱いかしらーーー!!こんがり肉になっちゃうのかしらー!」



みんな幸せに暮らしましたとさ。

おしまい
 

434 : ◆w1MAf1o5YCsy - 2016/02/16 01:30:06.92 kWITvwQM0 369/387

 
おまけ3 【夢の話】



今日はお正月。そして新年を迎えた最初の夜だ。

もう夜の9時を回って眠りの時間らしい。
見たいテレビがあるけど録画もしてるし僕も寝ようと思う。


「ねぇ、真紅。初夢ってなぁに?」

「初夢は元旦から3日の夜に見る夢のことよ。
 日本では初夢で富士に鷹、ナスを見ると縁起が良いと言われているの」

「富士山に鷹とナス?なんでなの?」

「それはですねぇ。富士山に登ってナスの漬物を食べると清々しいからですよ。
 そのナスを美味しく食べられないと鷹にグわばァっと食べられちまうですぅ」

「えぇ…!…こ、怖いの…」

「嘘を教えるものではないわ。翠星石」


新年早々ローゼンメイデン達は元気だ。まぁ、いい事だけどさ。
でも元気すぎて疲れちゃったよ。

今日だってチビ苺と翠星石に付き合って羽根つきやったし。
はぁ…、早く寝なきゃ。初夢なんてどうでもいいよ。


「あら、ジュン。夢はとっても大切なものなのよ」

435 : ◆w1MAf1o5YCsy - 2016/02/16 01:32:17.68 kWITvwQM0 370/387

うわっ!久しぶりに読まれた。
契約しているドールとはこうやって心を読まれることがある。

プライバシーなんてあったものじゃない。


「へへーんだ。どうせ、チビ人間は変な夢を見てアワアワするに決まってるですぅ」


こいつはこいつで毒舌だし…。
そういえば、翠星石って夢の庭師だったよな。


「そうですよ。少し可哀想ですから翠星石が如雨露で良い夢を見せてあげても…」ゴニョゴニョ

「ジューン!ジュンはどんな初夢見たいの?」


初夢かぁ。あんまり考えたことないなぁ。
悪夢じゃなければなんでもいいかな。


「たしかに怖い夢は嫌なの!楽しい夢だったらいいね」


雛苺はどんな夢がいいんだ?
どうせ苺大福に囲まれてる夢とかだと思うけど。


「違うの!ヒナはいちご畑でいちごを食べる夢がいいのよー」




……やっぱり苺関係じゃないか。

436 : ◆w1MAf1o5YCsy - 2016/02/16 01:34:08.24 kWITvwQM0 371/387

 
「そうだけど違うの!苺狩りっていうイベントなのよ。新鮮なままでいちごさんが食べられるって聞いたわ」


あー…、なるほど。
たしかにローゼンメイデンには行きづらい感じだよな。


「1回行ってみたいなー」

「あら、もう9時を10分も過ぎてしまった。そろそろ眠りましょう」


そうだな。
明日もお節だから早く起きないと。


「翠星石も少し手伝ったですよ。この翠星石の有能さにひれ伏せですぅ!」


それ今日も聞いたよ。


「明日が待ち遠しいなの!」

「そうね。では、おやすみ」

「み~」

「おやすみですぅ」



あぁ、また明日な。

 

437 : ◆w1MAf1o5YCsy - 2016/02/16 01:36:31.01 kWITvwQM0 372/387

 


……



ここはどこだろう?
そうだ…!父さんと一緒に古美術店に行くんだった。


父さんはたまの休みに 僕をこの店に連れて行ってくれた。
仕事の打ち合わせだろうけど、僕はそれが嬉しくてはしゃいだっけ。




この店は変わってる。外装が小さな塔みたいなんだ。

内装も不思議だけどとても綺麗な……
まるで少女達が遊んでいるような印象を受けたのを覚えている。


父さんが仕事の話をしている間、僕は回りを眺めたあと 塔を登った。
店の外、壁に沿って続いている螺旋状の階段。

この階段が僕は好きだった。
だって登ると景色が良かったから。

438 : ◆w1MAf1o5YCsy - 2016/02/16 01:39:33.19 kWITvwQM0 373/387

 



……


2階の窓……パパたちが見える!まだおじさんと話してる。
もっと上に登ってみよっと。




……


また窓がある。今度はさっきのおじさんだけだ。
女の子が一緒にいる。おじさんの子供なのかな。

パパはどこだろう。トイレかな?




……


4階。窓の中を覗くとおじさん一人だけ。
女の子はどうしたんだろう?なんだか悲しそう…。




……


窓を覗くとおじさんが机に向かって何かしてる。
何をしてるのかな。あの光ってる宝石はなに? あれってたしか……。







「あなたはここで何をしているのですか」




 

439 : ◆w1MAf1o5YCsy - 2016/02/16 01:41:41.48 kWITvwQM0 374/387

 
気がつくと上の階段に白い女の子がいた。真っ白な女の子だ。

白くて白くてふわふわで……まるで雲みたい。



階段を登ってるんだ。上から見た景色はとっても綺麗だよ。
君も一緒に登ろうよ。


「一緒に登ってもいいのですか?」


いいよ。いつもはともえちゃんと一緒に登ってるんだ。
みんなには秘密だから君も秘密にしてね。


「はい。わたくし達だけの秘密ですね」





真っ白なお洋服の女の子。肌も髪も真っ白。

きっと外国の子だ。
 

440 : ◆w1MAf1o5YCsy - 2016/02/16 01:44:13.26 kWITvwQM0 375/387

 

「わたくし…、ずっと寂しかったんです」


どうして?
パパとママは?


「お父様にはお会いした事なくて…。姉妹も6人いますけどこちらも会った事がないんです…」


大変な事を聞いちゃった…。

なら…なら僕がお友達になるよ。
だからそんなに悲しそうな顔しないで。


「お友達…?本当に……?」


うん!


「まぁ!嬉しい。では……では、いつかお迎えに参ります」


お迎えって…?


「だから待っていて。わたくしのマスター」



ますたー?…あっ、頂上だよ。
ここから見る景色は最高なんだ!……あれ?

 

441 : ◆w1MAf1o5YCsy - 2016/02/16 01:48:22.93 kWITvwQM0 376/387

 

「本当…。とっても綺麗。連れてきてくれてありがとう」



おかしいな…?こんな景色だったかな?
たしかに綺麗だけど…、山がすっごく近いし街がない。

テレビで見た事ある。これってアルプスの山の麓みたいだ…!




どうなっちゃったんだろう…?外国に来ちゃったのかな?

きみはどう思う。………あれ?


………いない。
さっきまで手を握ってたのに…。




「坊や。何か探し物かい?」



あっ!おじさん。ここに女の子がいなかった?


「私は見ていないよ。それより人形劇でもいかがかな」


人形劇…?でも、パパを待ってるから………あれ?
ここって…いつもの公園だ。








「生きている人形も混じっているからね。よく見ていてごらん」





 

442 : ◆w1MAf1o5YCsy - 2016/02/16 01:50:48.70 kWITvwQM0 377/387

 

……




山のふもと。すぐ近くに雲が流れている高台。
そんな草原に一件のお店がポツンと建っている。


近くの林を通って小川を跨いで…お店に行かなきゃ。

またあのお店の階段を登るために。




パパはまだ忙しいかな。


また窓から覗いてみよう。………あれ?お店の中にお船があるよ。
……おじさんがお人形を捨てられて泣いてる…。





なんだろう…?
もう少し登ってみようかな……。


 

443 : ◆w1MAf1o5YCsy - 2016/02/16 01:51:57.07 kWITvwQM0 378/387

 

今度はお人形作ってるや。
じゃあ、次はどうなるんだろう…。




……牢屋に捕まってる。おじさんは何も悪いことしてないのに…。
でも、これでよかったんだよね。おじさん。






僕は塔をどんどん登る。
窓から見る物語が気になって……懐かしくて…。




――――――




 

444 : ◆w1MAf1o5YCsy - 2016/02/16 01:55:39.18 kWITvwQM0 379/387

 

この子が1番目の娘。

大切な大切な……私の娘。
あの子の分もどうか幸せに…。




2番目の娘。この子も大切な娘。

この子は大丈夫。
長女と一緒にいてあげてほしい。




3番目と4番目の娘。双子の姉妹。

この子たちはいつか離れ離れになる時がくるけれど、
その時は成長の時。健やかに。




5番目の娘。あの子に一番似ている娘。

一番しっかりしているようで一番心配なこの子。
支えてくれる人が現れますように。




6番目の娘。無垢で清らかな娘。

姉妹で一番幼い君だけど、この子も大丈夫。
姉妹をよろしく頼むよ。







7番目の娘。とても純粋な娘。

姉妹で一番過酷な役目を担う子。
その代わり、私はいつでも傍にいるよ。

 

445 : ◆w1MAf1o5YCsy - 2016/02/16 01:58:11.63 kWITvwQM0 380/387

 

なぜ…ローザミスティカを7つに砕いたの。


……どうしてだと思う。坊や。


………砕いたんじゃない…心が割れたんだね…。


…そう。私は限界が来ていたのだ。


ローザミスティカができたのもギリギリだったよね。


ああ。間に合ってよかった…。


うん、そうだね。


……彼女たちに生を………。


―――この上ない祝福を。



……



 

446 : ◆w1MAf1o5YCsy - 2016/02/16 01:59:51.18 kWITvwQM0 381/387

 
「ジュン!おはようなのー!」


ぐえっ!ち、チビ苺…。重いって…!


「もうっ!ヒナ重くないわ。レディに失礼なのよ」ブー

「やぁっと起きたですか。これだと万年ねぼすけ人間ですね」


好き勝手言ってくれるよな…。


「ジュン!ヒナね、いちごさんの初夢を見たのよ!富士山の近くでいちご食べたのー!」


へー…、すごいじゃん。


「えへへー」

「す、翠星石だってすっごい夢見たですよ!蒼星石とジェットコースターに乗る夢です!真横に富士山があったですよ」

「あぁ、それで悲鳴をあげていたのね」
 

447 : ◆w1MAf1o5YCsy - 2016/02/16 02:01:36.42 kWITvwQM0 382/387

 
なんだよ、真紅。居たのか。


「ずっと居たわよ。おはよう、ジュン」


あぁ、おはよう。


「ほら、下でのりが待ってるです。早く行くですよ!」




―――――――――――
――――――――
―――――


 

448 : ◆w1MAf1o5YCsy - 2016/02/16 02:03:57.64 kWITvwQM0 383/387

 
「夢に出てたいちごおいしかったの!」

「良い初夢見れて良かったねヒナちゃん。今度苺買ってくるわね」

「のり!ありがとなのー」

「翠星石ちゃんはジェットコースターと富士山よね。みんな縁起が良い夢で良かったぁ」

「はいですぅ。でも、真紅はあんまり良い夢じゃなかったみたいですよ」

「そうなのぅ?」

「………水銀燈がちょっかいをかけてきたわ」

「え゛っ?それって本人ですぅ?」

「本人よ。新年早々嫌な思いをしたわ」

449 : ◆w1MAf1o5YCsy - 2016/02/16 02:05:13.91 kWITvwQM0 384/387

 
「水銀燈ちゃんったら夢にまで遊びに来たのねぇ」

「あれはそういう感じではなかったわ。ただの嫌がらせよ」

「ねぇ、のりはどんな夢見たのー?」

「お姉ちゃんは昔の夢を見たの。ジュンくんにいっぱい絵を描いてもらって―――」

「そんな幼くしてマエストロの片鱗があったですか」

「ジュンすごいの!」

「ところでジュン。ジュンはどんな夢を見たの?」

450 : ◆w1MAf1o5YCsy - 2016/02/16 02:07:23.04 kWITvwQM0 385/387

 

………忘れた。


「えー…、忘れちゃったの?ヒナ聞きたかったのにぃ……」

「仕方がないわ。印象に残らない夢だったのでしょう」

「ちび人間は夢の中でも眠ってたに違いねーですぅ」


なんだと…!そんなわけ……。…あれ?


「どうしたです?ホントに眠ってた夢だったですか?」


いや、なんか誰かと約束したような……。


「のりと同じで昔の夢を見たのではなくて?」



そうなのかな…。たしか………。…………白い…。

 

451 : ◆w1MAf1o5YCsy - 2016/02/16 02:14:11.13 kWITvwQM0 386/387

 
「そんな事よりお節を食べるです。このようかんは全部翠星石のものですぅ!」

「あっ!ずるいの!それならたまご焼きはヒナがもらっちゃうの」

「なんですってぇ…!チビチビのくせに生意気ですぅ!」

「うふふ、まだいっぱいあるから大丈夫よぅ」

「新年から騒々しいわね」



僕はそんな人形たちを眺めながら、
あの不思議な女の子の事を思い出していた。


『いつかお迎えに参ります』




お迎えか。なんかデジャヴ。
でも……、また会えたらいいな。

……って、おい!それはそうと僕の分も残しておけよな!


「チビ人間が遅いのが悪いんですぅ」





今日もウチは騒がしい。けれど、なんだろう。
新しい年の始まりだからかな。

僕は不思議と 胸が高鳴っているのを感じていた。


FIN
 

452 : ◆w1MAf1o5YCsy - 2016/02/16 02:16:40.33 kWITvwQM0 387/387

これで終わりです。
ここまで読んでくれてありがとうございました。
新連載を待ちながらモンハンに勤しみたいと思います。

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