紅莉栖「岡部が記憶喪失になった…」
岡部「うう…ここは…どこだ…」
まゆり「ええ~?」
ダル「何、またオカリンの設定増えたん?」
岡部「設定…? 何の事だ…?」
まゆり「オ、オカリ~ン…」
紅莉栖「た、たぶん、タイムリープのしすぎで、岡部の記憶に混乱が…」
元スレ
紅莉栖「岡部が記憶喪失になった…」
http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1339820632/
岡部「俺はどこだ…ここは、誰だ…」
ダル「オカリン…分かり易いボケしやがって…」
まゆり「紅莉栖ちゃん、何とかならないのですか?まゆしぃは、こんなの哀しいのです…」
紅莉栖「う~ん…」
紅莉栖「…ありがちな対処法だけど、岡部の記憶を教えてあげていけば、回復するかもしれないわ」
ダル「そういう事なら、まゆ氏が適任と思われ」
紅莉栖「…そうね、岡部と一番付き合いが長い幼馴染の貴女なら、岡部を救えると思う」
まゆり「よーし、まゆしぃ、頑張るのです!」
岡部「……」
まゆり「オカリン…あのね…」
ダル「……」
紅莉栖「……」ゴクッ
まゆり「まゆしぃは、オカリンの人質なのです!」
岡部「な、なんだってーーーッ!!??」
まゆり「小学生の頃、オカリンは、まゆしぃを後ろから抱きしめ…」
岡部「……」
まゆり「お前は、俺の人質だって…」
岡部「……!!」
まゆり「それからずっと、まゆしぃはオカリンの人質なのです♪」
岡部「な、なんて事だ…」ガーンガーンガーン…
岡部「お、俺は、幼馴染を、拘束して弄ぶような変質者だったのか…」
まゆり「ほえ?」
ダル「いや、オカリン、人質ってのはさ…」
ダル「……説明、めんどくせーわ」
紅莉栖「しろよッ!!」
岡部「お、俺は、何という事を…」
まゆり「あ、あのオカリン?」
岡部「す、すまなかった。こうなったら、男としてきちんと責任を…」
まゆり「…!!」
紅莉栖・ダル 「「!!??」」
岡部「も、勿論、君が俺を許してくれて…」キョドキョド
まゆり「……」
岡部「せ、責任を取らせてくれたらの話しだが…///」
まゆり「うん、許してあげるのです♪」
紅莉栖「まゆりぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃッ!!??」
ダル「流石まゆ氏、俺達にできない事を平然とやってのける。そこに痺れるゥ、憧れるゥ」
紅莉栖「ちょっと、待ちなさいよッ!!」
紅莉栖「そ、その…お、岡部と…愛し合ってるのは…」
紅莉栖「わ、私なんだからぁ…///」カァ~
岡部「なッ!?」
ダル「リア充爆発しろ」
岡部「ど、どういう事だ…?」
岡部「説明してくれ! そこの樽の様な男!」
ダル「どうみても二股です。本当にありがとうございました」
岡部「なん…だと…?」
岡部「つ、つまり…俺は、変質者のイケ面二股男だというのか…?」
ダル「うわーむかつくわー」
岡部「し、しかし、それは男としてどうなのだ…」
岡部「ここは関係を清算して、一人を選ぶべきなのでは…」
紅莉栖「…!!」
まゆり「…!!」
ダル「オカリン…無茶しやがって…」
岡部「となると…やはり、人質にしてきた君に責任を取らねばならないか…」
まゆり「えへへへへ♪」
紅莉栖「ちょ、ちょっと待ちなさいよ!! 責任なら、私にもあるわよ!!」
ダル「牧瀬氏?」
紅莉栖「あ、あんたと私には…」
岡部「ど、どんな責任があるというのだ?」
紅莉栖「こ、子供がいるんだからぁッ!!」
岡部「ブゥゥゥゥーーーッ!!??」
ダル「牧瀬氏…無茶しやがって…」
岡部「な、なん…だと?」
紅莉栖「そ、そうよ!! 私とアンタには、クリスティーナという娘がいるのよ!!」
岡部「本当か、樽男!?」
ダル「誰が樽男やねん。死ね」
岡部「クッ…!? し、しかし…た、確かに俺は…そんな名前の女の子を、深く愛でていた気がする…」
紅莉栖「お、岡部ぇぇぇ…」ジワッ
岡部「む、娘がいるとなれば…話は別だな…」
紅莉栖「イエス!イエス!イエス!」
まゆり「……」
ダル(しかし、牧瀬氏、土俵際で一気に逆転したお…)
ダル(これはまゆ氏、どう切り返すお?)
まゆり「オカリン、私にも子供がいるのです♪」
ダル「流石まゆ氏!!俺達にできない事を平然とやってのける!!」
岡部「なん…だと?」ヨロヨロ…
まゆり「名前は、めたるうーぱです♪」
紅莉栖「なんぞ、それッ!?」
ダル「まゆ氏…無茶しやがって…」
岡部「ク、クリスティーナとか、めたるうーぱとか…お、俺はまさか、重度の中二病だったのか…?」
紅莉栖 ・ まゆり ・ ダル 「「「それは違う」」」
まゆり「覚えてないのですか、オカリン?」
岡部「……」
まゆり「おかりんは、堅いものを差し入れて…」
まゆり「中を激しく掻き回して…」
まゆり「ポンッと、めたるうーぱが出てきて、まゆしぃに授けてくれたのです♪」
岡部「確かに…そんな記憶はある…」
ダル「それ、ガチャガチャっしょJK」
岡部「二股をかけた上に、両方に子供まで産ませているとは…俺は、何と罪深い男なのだ…」
ダル「オカリン、チョロすぎ」
紅莉栖「そ、それで、岡部…」
まゆり「どっちを選ぶのですか?」
岡部「ぐ…むぅ…」
紅莉栖「……」ジィィィィ~
まゆり「……」ジィィィィ~
岡部「い、いや待ってくれ! こういう事は、子供たちにも会って置かねば!」
紅莉栖「……!!」
まゆり「……!!」
岡部「どこに行けば会えるのだ! クリスティーナとめたるうーぱには!」
ダル「クリスティーナなら、目の前に居ると思わゲボォッ!?」ガクン…
紅莉栖「え、ええっとね…」アセアセッ
まゆり「そ、それはですね…」アセアセッ
ブラウン「おい、岡部!! 今月分の家賃、いつになったら払う気だ!?」
綯「トゥットゥルー♪ こんにちわー♪」
紅莉栖・まゆり 「「この子ッ!!」」
綯「ふ、ふぇぇぇぇぇ…?」
紅莉栖「ク、クリスティーナ!今日の学校はどうだった?」
まゆり「めたるうーぱ、お弁当は美味しかった?」
綯「わ、私…クリスティーナでもめたるうーぱでも…ないよぅ…」ジワ…
ブラウン「おいおい、うちの娘をお前らの変な妄想に巻き込むなよ」
ダル「いや、実はかくかくしかじか」
ブラウン「まるまるのうまうまか…。おい、岡部」
岡部「な、何でしょうか?」
ブラウン「お前は、俺の弟子でブラウン管の伝道師だ」
岡部「な、何だってーー!?」
ブラウン「お前は、ブラウン管に魅了され、人生の全てを捧げ、俺を心底尊敬し、絶対服従していた…」
岡部「何と…貴方がわが師?」
ブラウン「俺を慕う余り、このけったいな未来ガジェット研究所とやらを立ち上げ、日夜ブラウン管の普及に務めている」
岡部「確かに…辻褄はあう…!」
紅莉栖「どこがッ!?」
ブラウン「そして、お前は絶対に重度の中二病でもないし、今月の家賃10万もきちんと払う。」
岡部「は、はいっ!」
ダル「汚い。流石FB汚い」
フェイリス「ダル君からメール貰ったにゃ!! 凶真が記憶喪失だってにゃ!?」
岡部「今度は…メイド…?」
フェイリス「しっかりするにゃ、凶真!!お前はフェイリスとの、萌え文化を世界中に広める誓いを忘れたのかにゃ!!」
岡部「萌え…だと?」
紅莉栖「アンタ、ほんとに余計な事だけは、しっかり覚えているのね…」
フェイリス「その証拠に、これを見るにゃ!!」
岡部「こ、これは、二次元の女性が如何わしい行為をしている本やゲームの山!!」
ダル「それ、漏れのお宝だと思わゲボォッ!?」ガクン…
岡部「なんという事だ…俺は変質者で、二股男で、二児の父親のクセに、二次元嫁にうつつを抜かすキモオタだったのか…!」
ダル「ひどくね?」
岡部「いや、待てよ…ブラウン管の伝道師と、萌えの世界普及とは矛盾しないか?」
フェイリス「え、ええと…だから、ブラウン管を通して、萌えを普及してるにゃ!!」
ブラウン「神聖なブラウン管に、そんな下らねえものを垂れ流すな!!」
紅莉栖「嘘を一つつくと、また次の嘘をつかなけらばならなくなる…空しいわね…」
ダル「今日の、お前が言うなスレはここですか?」
綯「ふぇぇ……」
岡部「泣くな、クリスティーナ・めたるうーぱよ…」
綯「混じってるッ!?」
鈴羽「ちょっと…皆、いい加減にしなよ」
岡部「き、君は…?」
鈴羽「君がそのままだと、深刻なタイムパラドックスが起きてしまう…」
岡部「タイム…パラドックスだと?」
鈴羽「岡部倫太郎…君は、未来のテロリストで、反体制のレジスタンス組織の設立者だ!」ビシィッ !
岡部「な、なんだってーーー!!??」
ダル「唯一、真実を話してるけど、これは酷い」
鈴羽「組織の名はワルキューレ。SERNの専制支配に立ち向かえる、数少ない希望なんだよ…」
岡部「なんて事だ…ブラウン管の伝導とか、萌え文化の普及なんかやってる場合じゃないぞ!」
ダル「全くだお」
岡部「……しかし」
岡部「俺は、本当に重度の中二病ではないのか?」
紅莉栖・まゆり・ダル・鈴羽・ブラウン・綯 「「「「「「絶対違う」」」」」」
るか「岡…凶真さん!! 記憶喪失ですって!?」
岡部「今度は巫女!?」
るか「そんな…手取り足取り、ボクの身体に教え込んだ事も…忘れちゃったんですか?」
岡部「一体、何人の女性に手を出しているのだ、俺は!?」
ダル「だが、男だ」
岡部「俺、両刀使いッ!!??」
萌郁「……」
岡部「ハッ!?今度は、年上の女性が背後に!?」
萌郁「……」カチカチカチカチ…
岡部「メ、メール…?」
萌郁『岡部君、(ノД`)・゜・。 私を無理やり押し倒して、唇を奪った事も忘れちゃったの? ((((((((((((*ノノ) ヒドイワーッ』
岡部「せ、性犯罪まで!?」
岡部「ま、待て…今までの情報を整理すると、俺は…
幼馴染を拘束して人質にする様な変質者で
なおかつ、二股をかけ、女性二人に子供を産ませ
その子供の名は、クリスティーナ・めたるうーぱで
ブラウン管の伝道師で、未来ガジェッド研究所を立ち上げ
そのブラウン管を通して萌え文化を世界に普及しようとしているキモオタで
未来のテロリストで、レジスタンス組織ワルキューレの設立者
そして、両刀使いの性犯罪者でもある…」
ダル「これは酷い」
岡部「ええい、何故このような男が娑婆に居られるんだ!? 日本の司法は何をしている!?」
まゆり「…ちょっとやりすぎたと思います。オカリン、完全に混乱しちゃってるよ」
紅莉栖「むう…」
紅莉栖「…こうなったら、タイムリープで、岡部の記憶を過去から上書きするしかないわね」
ダル「ちょ!? 大丈夫なん?」
紅莉栖「大丈夫よ…岡部なら…」
まゆり「オカリンなら…きっと何とかしてくれるのです…」
ブラウン「情報が錯乱しすぎて、丸投げしただけじゃねえか」
クリスティーナ・めたるうーぱ「ふぇぇぇ…」
ダル「……よし、設定おk」カチャカチャカチャ
紅莉栖「いい、岡部…。大事な事だから良く聞いて…」
岡部「お、おう…」
紅莉栖「アンタは重度の中二病じゃない。アンタは重度の中二病じゃない。大事な事だから、二度言いました。」
岡部「……う、うむ」
岡部「では樽男、世話になったな…!」
樽男「だから、誰が樽男だお。バカなの?死ぬの?」
紅莉栖「岡部…どの世界でも貴方は私を選ぶ。どの世界でも貴方は私を選ぶ。大事な事だから、二度言いました」
まゆり「オカリンは、男の責任を取ってくれる人だと、まゆしぃは信じているのです♪」
岡部「ぐ…む…」タラ~…
ブラウン「ブラウン管の伝導と、家賃十万忘れんなよ!」
樽男「汚い。流石FB、最後まで汚い」
クリスティーナ・めたるうーぱ「岡部…殺ス…!!」
フェイリス「萌え魂は無くしちゃだめにゃん!!」
鈴羽「岡部倫太郎…世界線収束範囲、約1%を超えるんだ…」
るか「男でも…いいんですよね?」
萌郁「……逃がさない」
岡部「……」ダラダラダラ
岡部「……」
岡部「…最後に一つだけ聞いて置きたいのだが」
樽男「何だお?」
岡部「俺は、やはり重度の中二病じゃないのか?」
紅莉栖・まゆり・樽男・ブラウン・クリスティーナ・めたるうーぱ・フェイリス・鈴羽・るか・萌郁 「「「「「「「「「絶対に違うッ!!」」」」」」」」」
岡部「…ぐ…う…」
紅莉栖「岡部?」
岡部「俺は…戻ってきたのか…」
岡部「そして…過去の記憶も…」
まゆり「オカリン?」
ダル「どうしたんだお?三行で頼む」
岡部「俺は…俺は…」
紅莉栖「何なの、さっきから?」
岡部「紅莉栖とまゆりとの間に子供がいて…」
紅莉栖「ふぇぇぇぇぇぇ!?」
まゆり「オカ…リン?」
ダル「いつの間に!? リア充爆発しろお!!」
岡部「その娘は、ミスターブラウンの娘で、名前は、クリスティーナ・めたるうーぱ…」
紅莉栖「激しくイミフな件について!!」
岡部「そして、俺はブラウン管と萌えの伝道師で、キモオタで…」
まゆり「まゆしぃにはサッパリなのです…」
岡部「テロリストで、レジスタンスで、両刀使いで、性犯罪者…!!」
ダル「設定盛り込みすぎだろJK」
岡部「そして、何より…」
紅莉栖「何より?」
岡部「我が真名はッ!!」バッ !!
岡部「狂気のマッドサイエンティストッ!!」ファサッ !!
岡部「鳳凰院ッ!!凶~~~~真ッ!!!!」ババ~ンッ !!
岡部「あえてもう一度言おうッ!!」
岡部「この俺は、狂気のマッドサイエンティスト、鳳凰院凶真ッ!!」
岡部「世界はこの俺の手の中にあるッ!!」
紅莉栖・まゆり・ダル 「「「……」」」
岡部「では、俺は、ミスターブラウンに家賃10万払ってくる!エル・プサイ・コングルゥ!」ガチャン
鈴羽「全部、混じった…orz」
おしまい