マミ「ん?今なんて言ったのかしら?」ニヤニヤ
元スレ
杏子「母さ……あっじゃなくてマ、マミさん」
http://engawa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1325162229/
杏子「母さ……あっじゃなくてマ、マミさん」
http://engawa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1325171195/
マミ「」
まどか「!!」
さやか「!?」
ほむら「・・・」
杏子「やっ!違っ・・・!違うって!! お、お菓子!お菓子って言ったんだ!!」アセアセ
杏子「お菓子、お菓子、ぉ菓子、菓子、菓ぁ子、母し、母しん、母さん・・・。な!?な!?」
マミ「///」
まどか「あ、うん・・・」
さやか「ま、まぁ・・・」
ほむら「・・・」
杏子「いやぁ・・・呂律が回らなくて変な発音になっちまった。まいったまいった」
まどか「ティヒヒ・・・」
ほむら「・・・」
マミ「///」
さやか「ああ!あるある、なんか急に呂律が回らなくなって、変な言葉になること!!」
杏子「だろ!?だろ!?」
杏子「・・・」
さやか「・・・」
まどか「・・・」
マミ「///」
ほむら「無理があるわね・・・」ボソッ
まどか(ほ、ほむらちゃん!?)
さやか(ほむら、ここでそれを言うか!?)
マミ「///」フルフル
杏子「~~~っ///」
ほむら「杏子は確実にマミのことを『母さん』と言った・・・。大体、菓子と母さんってどうやったら間違えるのかしら?」
まどか「」
ほむら「二つの言葉には関連性はないし、呂律が回らなくて言った言葉にしては発声が明瞭すぎる」
さやか「」
ほむら「しかも本当に呂律が回っていなかったとしたらこの空気は何?普段の杏子ならこんな空気には・・・」
杏子「//////」ダッ
ガチャバタンッ
タタタタタタタッ・・・
さやか「あっ!きょ、杏子!?」ダッ
まどか「杏子ちゃん!!」
ほむら「・・・つまり、杏子はマミのことを常日頃から母さんだと認識・・・」
マミ「やめなさい!!!」バンッ
まどか「」ビクゥッ
ほむら「・・・し・・・て・・・」ビクッ
マミ「鹿目さんは美樹さんと佐倉さんを追って」
まどか「あ、え、えと・・・」オタオタ
マミ「いいから」
まどか「あ、はい」
タタタタタタッ
マミ「さて・・・」
ほむら「・・・」ビクビク
マミ「あなた自分が何したかわかってる?」
ほむら「・・・」
マミ「答えなさい!なぜあんなことをしたのか!!」バンッ
ほむら「うるさいわよ、巴マミ・・・近所迷惑だわ・・・」
マミ「・・・」
パァァンッ
ほむら「っつ・・・」ドタッ
マミ「はぁはぁ」
ほむら「うぅ・・・」ビクビク
マミ「はっ・・・私、何てことを! 暁美さん!?大丈夫!?ごめんなさい!!いきなりぶったりして」
ほむら「うぅぅ・・・ええ・・・」
マミ「いきなり手を出したのは私が悪かったわ・・・。でも、あんな態度・・・ダメよ?佐倉さん・・・泣いてたわ・・・」
ほむら「・・・」
マミ「どんな事情があるのか知らないけど・・・やっていいことじゃない・・・。暁美さんは場の空気を和ませようとしてくれていたのだろうけどちょっとやりすぎよ!?」
ほむら「・・・んで・・・」
マミ「え?」
ほむら「なんでそこで杏子が出てくるの?」
マミ「な、なんでって・・・佐倉さん・・・泣いてたし、いけないことだし」
ほむら「いけないのは私でしょ?私が全面的に悪い・・・。そうでしょ?」
マミ「何もそこまで悲観しなくても・・・。暁美さんだってわざとやったわけじゃないでしょう?」
ほむら「わざとっていったらどうする?わざと杏子のこと傷つけるためにやったって言ったら?そうしたら、そうしたら、杏子とか関係なく私のこと怒ってくれる?
「お母さん」
マミ「暁美さん!?あなた何言って・・・」
ほむら「お母さん」ギュウッ
マミ「あ、暁美さん!ちょっと!」
ほむら「お母さん、お母さん、お母さん」スリスリ
マミ「あなた誰かと勘違いして・・・!」
ほむら「マミお母さん」ギュウウウ
マミ「」
マミ「ど、どうしましょう・・・」
ほむら「マミお母さん・・・私ね・・・ずっと病弱だったから誰も叱ってくれたことないの・・・だから・・・だからね・・・」グスッ
マミ「そっか・・・でもあんなことしちゃダメよ?何回も言うけど・・・。佐倉さん、泣いてたし・・・佐倉さんが泣くなんてよっぽどよ?」ヨシヨシ
ほむら「うん、ごめんなさい・・・お母さん・・・」キュッ
マミ「もうしばらくこうしててあげるから・・・後で一緒に謝りに行こうね?」ポンポン
ほむら「うん・・・わかった・・・」
ー公園ー
キーコキーコ
杏子「何だよ・・・ほむらのやつ・・・・・・お母さん・・・か・・・」グスッ
さやか「ここにいたのか・・・杏子」
杏子「!!」ゴシゴシ
杏子「な、泣いてなんかいないからな!!」
まどか「まだ何も言ってないよ、杏子ちゃん」
さやか「いきなり家を飛び出したからびっくりしたよ」
まどか「さ、戻ろう?杏子ちゃん」
杏子「で、でも・・・」
まどか「ほむらちゃんならきっとマミさんに叱られてるから大丈夫だよ」
さやか「え?マミさんって怒るの!?」
まどか「うん・・・そうみたい・・・凄かった・・・」
杏子「マミは怒ると恐いぞ、私も2、3回怒られたけど一週間は引きずるね、正直泣くよ」
さやか「そ、そんなに・・・」ゾワァ
まどか「なんか戻るの恐くなってきちゃった・・・」
さやか「私も・・・」
杏子「私も・・・あの時の記憶が甦って・・・」
まどか「でも、私たち悪いことしてないよね」
さやか「私もしてない」
杏子「私は被害者だ」
まどか「戻ろっか」
さやか「そだね」
杏子「ああ」
ーマミの家ー
ほむら「ん、お母さぁん」スリ
マミ「ふふふ、暁美さんは意外と甘えん坊なのね」ナデ
ほむら「お母さん、名前で呼んでよ」
マミ「それもそうね、ほむら」
ほむら「えへへ、マミお母さん、暖かくて、良いにおい・・・」スンスン
マミ「こら、ほむら、中学生にもなってこんな甘えん坊じゃみんなに笑われちゃうわよ?」
ほむら「いいもん別に・・・」ギュッ
マミ(可愛いわ・・・娘を持つってこんな感じなのかしら)
ーマミの家の玄関前ー
まどか「さやかちゃん開けていいよ」
さやか「何言ってんのよ、まどかが戻ろうって言ったんじゃんか! まどかが開けてよ」
まどか「そんなぁ・・・恐いよぉ」
さやか「じゃ、杏子!」
杏子「」フルフル
さやか「これじゃあ埒があかないよ」
まどか「さやかちゃん・・・」ジー
杏子「さやか・・・」ジー
さやか「わかった!わかりましたよ!!やればいいんでしょやれば!!」
まどか「さすがです!美樹さやか先生!」
杏子「痺れるねぇ」
さやか「はぁ・・・それじゃあいくよ?」
まどか「うん・・・」ドキドキ
杏子「おお」ドキドキ
ガチャ
さやか「・・・」チラッ
まどか「・・・」チラッ
杏子「・・・」チラッ
ほむら「お母さん、私、お母さんが好き。マミお母さんがだ~い好き!」ギュッ
マミ「ふふ、お母さんも、ほむらがだ~い好きよ?」
ほむら「えへへ、うれしいな」
さやか「」
まどか「」
杏子「」
マミ「ん?」チラッ
さやか「」ジィ~
まどか「」アワワ
杏子「」ポカ~ン
マミ「」
ほむら「?、お母さん?どしたの?」チラッ
ほむら「」
・
・
・
・
・
さやか「ほむら・・・あんた・・・」
まどか「ほむらちゃん・・・」
杏子「てめぇ・・・人のこと散々バカにしておいて!」
マミ「ま、まぁまぁ、暁美さんもだいぶ溜めこんでたみたいで。だから・・・ね?許してあげて?佐倉さん」
ほむら「・・・」ギュウ
マミ「?」
ほむら「なんで名前で呼んでくれないの?」
マミ「」
さやか「」
まどか「///」
杏子「て、てめぇ!」ワナワナ
マミ「ち、違うのよ?これはね?話せば長くなるんだけどね? 暁美さんには親がね?」
ほむら「お母さん・・・名前・・・」ウルッ
杏子「お、お」プルプル
マミ「さ、佐倉さん!違うのよ本当に! 美樹さん!鹿目さん!助けて!」
さやか「」(どうしよう)
まどか「」(ほむらちゃん・・・)
「お、お母さん!!」
さやか「え?」
まどか「!?」
マミ「」
ほむら「お母さん!な~ま~え~!」グイグイ
杏子「お、お母さん///マミお母さん///」カアァァ
さやか「」
まどか「」
トコトコ
ギュウッ
ほむら「むっ・・・」イラッ
杏子「マミ・・・お母さん・・・///」
マミ「うそ・・・でしょ?」クラッ
ほむら「マミお母さんは私のだから!!」グイッ
杏子「違う!マミお母さんは私んだ!!」グイッ
マミ「い、痛い」
ほむら「私の!」グイイッ
杏子「私の!」グイイイッ
マミ「い、いいかげんにしなさい!!」
ほむら「」ビクゥッ
杏子「」ビクッ
まどか「」ビク
さやか「」ビク
マミ「私はどちらのものでもないわ!勝手に私物化しないでちょうだい!!」
ほむら「ハイ・・・」シュン
杏子「ウウ・・・」ジワッ
まどか「こ、恐いね」ヒソ
さやか「」コクコク
ほむら「・・・」
杏子「ウッ・・・ウウッ・・・」ポロポロ
マミ「はぁ・・・全く・・・困った子たちね・・・」
マミ「ほら、おいでなさい。いつまでもしょぼくれてないで」
ほむら「!!、お母さん!!」ダキッ
杏子「あ・・・」
マミ「何やってるの!?おいで?杏子」
杏子「マミ・・・お母さん・・・」ポロポロ
マミ「よしよし」ナデナデ
ほむら「お母さん・・・好き・・・」ギュウッ
杏子「・・・」
マミ「あら?杏子はお母さんのこと嫌い?」
杏子「!、ううん、好き!大好き!!」ギュウウッ
マミ「ふふ、ありがとう、私も杏子のこと大好きよ?」
ほむら「・・・」
マミ「もちろん、ほむらも大好きよ?」
ほむら「!」ギュウウッ
マミ「ふふふ」
さやか「うう・・・」ウズウズ
まどか「さやかちゃん?」
ダッ
さやか「マ、マミお母さん!!」
マミ「あら?美樹さん、あなたも? いいわよ?おいで、さやか?」
さやか「お、お母さん!!」ダキッ
マミ「ふふ、いっきに3児の母になってしまったわ」
まどか(ど、どうしようこの展開・・・)
ほむら「お母さん、今日ね?学校でね?」
杏子「お母さん、今日の夕ご飯何?」
さやか「お母さん勉強見て?」
マミ「ふふふ、順番こよ?」
まどか「うう・・・」
まどか「あ、あの!」(私には尊敬できるママがいる)
まどか「マ、マ」(やさしいパパも、可愛い弟も・・・でも・・・)
トコトコ
まどか(マミさんの母性は私には耐えられそうにないです)
まどか「マミお母さん!!」ダキッ
おわり
54 : 以下、名... - 2011/12/30(金) 01:17:14.05 FpMk4kpf0 33/33終わりです。ありがとうございました。
わかっておられる(*´ω`*)