1 : 以下、名... - 2012/05/27(日) 21:29:52.37 S0QpjyQi0 1/48

紅莉栖「ふ、ふーん。ぜ、全然興味ないけど暇だから話ぐらい聞いてあげるわ」

ダル「虚勢乙」

紅莉栖「きょ、虚勢じゃないし。暇つぶしだしっ」

ダル「まあそういうことにしておいてあげるお」

紅莉栖「で、胸を…大きくする…未来ガジェットですって?」


元スレ
ダル「胸を大きくする未来ガジェットを作ったお」 紅莉栖「」ガタッ
http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1338121792/

4 : 以下、名... - 2012/05/27(日) 21:30:54.38 S0QpjyQi0 2/48

ダル「うん。そもそもは脂肪を減らす装置を研究してたんだお」

ダル「さすがに僕もそろそろダイエットしなくちゃと思って」

ダル「いろいろ試行錯誤したんだけど、どうしても上手くいかなくて、逆に脂肪が増える装置になっちゃったんだお」

紅莉栖「ま、まったく役に立ちそうにないわね」

ダル「僕も最初はそう思ったお。でも逆に考えるんだ。増えちゃってもいいんだって考えるんだお」

紅莉栖「胸の脂肪を増やせばいいってことか……」

6 : 以下、名... - 2012/05/27(日) 21:32:52.24 S0QpjyQi0 3/48

紅莉栖「それで効果の程はどれくらいなの?」

ダル「お? 牧瀬氏興味津々だね」ニヤニヤ

紅莉栖「ハ、ハァ!? バカじゃないの! じゅ、純粋に科学者としての好奇心から質問しているだけよ!」

ダル(ツンデレ乙)


12 : 以下、名... - 2012/05/27(日) 21:35:21.32 S0QpjyQi0 4/48

ダル「ほら、僕のベルト穴が一つズレてるお。自分で実験したらこうなちゃったんだお」

紅莉栖「ふむ、確かに使い込まれた穴より一つ隣の穴を使っているわね」

ダル「……牧瀬氏、『使い込まれた穴』ってセリフをもう一度plz」

紅莉栖「こっ、このHENTAI!!!」

ダル「HENTAIじゃないお! HENTAI紳士だお」

16 : 以下、名... - 2012/05/27(日) 21:37:29.45 S0QpjyQi0 5/48

紅莉栖「まったく……セクハラで訴えてもいい所だけど、今は知的好奇心を満たすことが先決よ」

紅莉栖「とりあえずサンプルが橋田一人じゃ不十分だわ。もっと沢山の実験データが欲しい」

ダル「それには同意」

紅莉栖「でも他人に人体実験させろなんて言えないし」

ダル「そだね」

紅莉栖「し、し、仕方がないから私が実験体になってあげてもいいわよ」

紅莉栖「あーあ気が進まないけど科学の発展の為には時として犠牲も必要よねーほんと気が進まないわー(棒)」

19 : 以下、名... - 2012/05/27(日) 21:40:29.21 S0QpjyQi0 6/48

ダル「牧瀬氏、牧瀬氏。使いたいなら素直に使いたいって言えばいいんだぜ……」

紅莉栖「な、なにを言っているのかしらこの豚は」

ダル「ちょ、それはひどくね? 何の為にこうして牧瀬氏だけに話したと思ってるん?」

紅莉栖「安西先生……実験が…したいです……」

21 : 以下、名... - 2012/05/27(日) 21:43:51.50 S0QpjyQi0 7/48

ダル「始めからそう言えばいいんだお」

ダル「ほら、これが未来ガジェット15号機『巨乳御手(バストアッパー)2nd Edition Ver1.02』だお」

紅莉栖「なんか低周波治療器みたいね」

ダル「元々それを改造した物だからね。使い方は一緒だお。脂肪を増やしたい場所にパッドを貼り付けて電源を入れればおk」

紅莉栖「このダイヤルは?」

ダル「効果の調整。はじめは1くらいで様子見した方がいいと思われ」

紅莉栖「おっけー、じゃあ早速試してみるわ。……のぞくなよ?」

ダル「先生! それはフリでつか?」

紅莉栖「ばーか」パタン

27 : 以下、名... - 2012/05/27(日) 21:46:12.69 S0QpjyQi0 8/48

─シャワールーム─


紅莉栖(ついに私の野望が現実のものとなる日がっ……)シュル

紅莉栖(思えば長い道のりだった)プチプチ

紅莉栖(私だって平均的なサイズのはずなのに)ヌギヌギ

紅莉栖(桐生さんやまゆりといった規格外の化物がいたせいで、いつの間にかひんぬーキャラに……)ファサ

紅莉栖(ふふ、このブラお気に入りだったけど今日でお別れね)プチ

紅莉栖(耐え難きを耐え、忍び難きを忍び──)ペタペタ

紅莉栖(勝利の時は来た)

紅莉栖(今、私は世界線を越えるっ!)




紅莉栖「跳べよぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉっ!!!!」ポチッ

31 : 以下、名... - 2012/05/27(日) 21:49:15.93 S0QpjyQi0 9/48

紅莉栖「ひゃうんっ!!!」ビクッ

ダル『あー、言い忘れてたけど、低周波治療器みたいな刺激があるから我慢するお』

紅莉栖「そっ、そう…いうっ…ひゃ! コトはっ……! は、はやく言えぇ……くぅんっ!!」

ダル『ちなみに五分くらいはやらないと効果でないお』

紅莉栖「!!? ご、ごふんっ? む、むりぃ無理だからぁっ!! あんっ!」

ダル『牧瀬氏の思いはその程度のものだったん?』

紅莉栖「でっでも、これは…さす…がにぃ! あっあっ! っ~~~!!!」ビクンビクンッ

ダル『ふぅ…』


39 : 以下、名... - 2012/05/27(日) 21:53:57.69 S0QpjyQi0 10/48

─五分後─


紅莉栖「はぁ、はぁ……た、耐えたわ///」

紅莉栖(……サイズは……変わってない様に見えるけど……)

紅莉栖(ホントに効果あったのかな? もし失敗なら橋田に天罰を与えなくちゃ)

紅莉栖(とりあえず服着よう)

紅莉栖「!!?」

紅莉栖「ブラが…きつい……だと…?」

47 : 以下、名... - 2012/05/27(日) 21:56:00.85 S0QpjyQi0 11/48

紅莉栖「橋田ぁ!!!」バタンッ

ダル「うわっ! ビックリした!」

紅莉栖「あなたが神か! 成功よ! 大成功!」

ダル「そ、それは良かったお。おめでとう牧瀬氏」

紅莉栖「もし失敗したらあんたの頭を開いて脳に直接低周波治療してやろうと思ってたけど、その必要はなくなったわね!」

ダル(猟奇犯罪者の発想だお)

紅莉栖「この革命の日を祝してここに記念碑を建てましょう! そうしましょう!」

ダル「……それよりも病院を建てるべきと思われ」

49 : 以下、名... - 2012/05/27(日) 21:58:41.05 S0QpjyQi0 12/48

ダル「と、とりあえず落ち着くお」

紅莉栖「そ、そうね。私としたことが少し取り乱してしまったわね」

ダル(少し?)

紅莉栖「ふぅ、もう大丈夫、私はいつも通り冷静よ」

ダル「そ、それはそうと成功してよかったお」

ダル「やっと商品になりそうな未来ガジェットが出来たことだし、これでラボの資金難も少しは改善するはずだお」

紅莉栖「……橋田?」

ダル「」ゾクッ

51 : 以下、名... - 2012/05/27(日) 22:01:11.82 S0QpjyQi0 13/48

紅莉栖「何を言ってるの商品化なんてするわけないじゃない」

紅莉栖「この人類史上最大の発明を発表なんかしたら『機関』に命を狙われるでしょう」

紅莉栖「ホント橋田は冗談が好きなんだから」クスクス

ダル「あの……牧瀬…氏?」

紅莉栖「これは私が責任を持って処分しておくから」

ダル「ちょっ! 牧瀬氏、技術を独占するつもりなん!?」

55 : 以下、名... - 2012/05/27(日) 22:02:56.11 S0QpjyQi0 14/48

紅莉栖「人聞きの悪いことを言わないでくれるかしら。これを巡って第三次世界大戦が起きてもおかしくない程の代物なの」

紅莉栖「私は科学者としてこの危険な発明を闇に葬りさらなければならない──なかったことにしなければならない」

紅莉栖「もちろん他のラボメン──特に岡部には絶対に秘密よ。特に岡部には絶対に秘密よ」

ダル(大事なことなので二回言いました)

紅莉栖「未来ガジェット15号機なんて存在しなかった……いいわね?」

ダル「でも開発費だってそれなりにかかってい──

紅莉栖「この前ラボメンガールズでプールに行った時のフェイリスさんの水着写真があるんだけど」

ダル「言い値で買おう」キリッ

59 : 以下、名... - 2012/05/27(日) 22:05:32.68 S0QpjyQi0 15/48

紅莉栖「それじゃあ今日はもう帰るわ。これを持って帰って処分しなくちゃいけないし」

ダル「処分するならラボでもできるんじゃ……」

紅莉栖「『持って帰って』処分しなくちゃいけないし、それから下着も買い直さないとねー」

紅莉栖「ほんとめんどくさいわー人体実験なんて引き受けるんじゃなかったわー(棒)」

紅莉栖「じゃあね、橋田もこの事は早く忘れなさい」バタン

ダル「……」

65 : 以下、名... - 2012/05/27(日) 22:08:34.72 S0QpjyQi0 16/48

─下着ショップ─


女性客A「え~、胸なんて大きくても良いことなんてないよ~」

女性客B「なにそれ、嫌味~」クスクス

女性客A「肩はこるし、ほんと大変なんだから」

紅莉栖「ふふ、ふ、ふふふ」

紅莉栖(以前の私ならひっぱたいていたセリフだけど、今の私なら笑って聞き流すことができるっ……!)

紅莉栖(これが心の余裕! 胸の大きさと器の大きさは比例するのね! 新発見だわ)

紅莉栖「ほんと巨乳って不便ですよね、分かります」

女性客A&B(ナニコノコアンタノシリアイ?)

紅莉栖「思い出すわ、あの日の事を……」

69 : 以下、名... - 2012/05/27(日) 22:11:36.81 S0QpjyQi0 17/48

  ・
  ・
  ・
まゆり『あのね~貧乳はステータスなんだよ~』

紅莉栖『……』

フェイリス『そうニャ。希少価値ニャ~』

紅莉栖『……』ピキ

鈴羽『余分な脂肪なんか付いてたら、いざって時に戦いづらいじゃん。』

鈴羽『あたしは牧瀬紅莉栖ぐらいの大きさが逆に羨ましいな』

紅莉栖『……』ギリッ

萌郁『……男の人に……じろじろ見られる……苦痛……』

紅莉栖『……』ギリギリギリッ

るか『ま、牧瀬さん。気にすることないですよ。ほら、僕よりは大きいじゃないですか!』

紅莉栖(あなた男でしょう!?)
  ・
  ・
  ・

73 : 以下、名... - 2012/05/27(日) 22:14:22.88 S0QpjyQi0 18/48

紅莉栖(勝ち組達の無自覚な自慢とフォローになってないフォロー)

紅莉栖(あの日の屈辱は一日だって忘れた事はなかった……)

紅莉栖(でも今日から私が勝ち組よ!)

紅莉栖(さあ、まずは手始めに憧れのDカップあたりから試着してみようかな)

紅莉栖(えへへ、可愛い下着。岡部に見せたらどんな顔するかな///)

74 : 以下、名... - 2012/05/27(日) 22:17:31.25 S0QpjyQi0 19/48

紅莉栖「」

紅莉栖「ブカブカ……だと…?」

紅莉栖「す、すいませーん! 店員さーん。サイズ測って欲しいんですけど!」

75 : 以下、名... - 2012/05/27(日) 22:19:30.71 S0QpjyQi0 20/48

店員「お客様のサイズは79のギリギリBってところですね」

紅莉栖「か、変わってない……」

紅莉栖(効果が切れた? でも橋田のお腹はそんなこと……)

紅莉栖「と、とにかくもう一度『巨乳御手(バストアッパー)』を使ってみないと……!」


77 : 以下、名... - 2012/05/27(日) 22:22:28.35 S0QpjyQi0 21/48

─少し時間を遡って─


ダル「オカリ~ン、もう出てきても大丈夫だお!」

岡部「やれやれ、いつ見つかるかとヒヤヒヤしたぞ」

ダル「意外とバレないもんだね」

岡部「ああ、しかし何故あんなアホな嘘に騙されるのだ我が助手は」

岡部「血行が促進されて一時的にふっくらするかもしれないが、普通気づくだろ。ただの低周波治療器だぞ」

ダル「思い込みって怖いお」

岡部「だいたいクリスティーナが巨乳な世界線など、ダイバージェンスメーターが10%を越えてもありえん。そうだろ?」

ダル「禿同」

81 : 以下、名... - 2012/05/27(日) 22:25:02.29 S0QpjyQi0 22/48

ダル「だけどネタバレどうするん? 牧瀬氏帰っちゃたお」

岡部「どうすると言ってもな……」

岡部「そもそも騙されたと気づいた助手がシャワールームから出てきたところでからかってやる計画だったからな」

岡部「この様な事態は想定しておらん」

ダル「よっぽど嬉しかったと思われ。スキップしながら去って行ったお」

岡部「18歳にもなって何をやっておるのだ……飛び級で大学を卒業した天才少女ではなかったのか」

ダル「牧瀬氏がアホの子だった件について。うはwww萌えるwwww」

87 : 以下、名... - 2012/05/27(日) 22:27:33.58 S0QpjyQi0 23/48

岡部「まあ、その内戻ってくるだろう。後で存分にからかってやればよいのだ」

岡部「少々予定は狂ったが、おおむね狡知の魔神作戦【オペレーションロキ】は成功と言えよう……」

岡部「日頃から小生意気な助手も、これで少しはこの狂気のマッドサイエンティスト鳳凰院凶真の恐ろしさがわかったであろう。フゥーハハハハ!」

ダル「オカリン、オカリン。約束の報酬忘れずによろ」

岡部「ククク……フェイリスの手料理だったな。安心しろ忘れてなどおらん。」

岡部「今の俺は気分がいい。手料理だろうがデートだろうが何でも取り付けてきてやろう!」

ダル「マジで!? さすがオカリン! 僕に出来ないことを平然とやってのけるっ! そこにシビれる憧れるぅぅぅ!!!」

岡部「フゥーハハハハ!! もっと褒めるがよかろう!」

89 : 以下、名... - 2012/05/27(日) 22:30:32.31 S0QpjyQi0 24/48

─再び下着ショップ─


紅莉栖「……」

店員「あの~、お客様……?」

紅莉栖「……」

店員(き、気まずい……)

紅莉栖「……ダイヤル5でも駄目だった……」

店員「……?」

紅莉栖「……何回やっても無駄だった……」

店員「あ、あの……?」

紅莉栖「ふ、ふふ、うふふふふふふふふふふふふふfふふふふふふふふふふふふふうふふふfふふ」

92 : 以下、名... - 2012/05/27(日) 22:35:12.99 S0QpjyQi0 25/48

─再びラボ─


ダル「牧瀬氏戻ってこないね。かれこれ二時間は経つお」

岡部「まだ騙されたと気づいておらんのか? 天才少女も意外と大した事ないようだな。フゥーハハハハ!!」


カツーン……


ダル「お?」

カツーン……

岡部「む、噂をすればなんとやらか」


96 : 以下、名... - 2012/05/27(日) 22:37:13.81 S0QpjyQi0 26/48

岡部「ククク……さあダルよ、貧乳を憐れむ歌の準備はいいか?」

ゴトッ……ズリ……ズリッ……

ダル「なんか……足音変じゃね?」

ズリ……ズリッ……

ダル「まるで重い……鈍器みたいな物を引きずってるような……」






岡部「……………………えっ?」

101 : 以下、名... - 2012/05/27(日) 22:39:59.79 S0QpjyQi0 27/48

ガチャッ、ガチャガチャ!

岡部ダル「!!!!」

ダル(か、鍵かけといてよかったお……)ボソボソ

岡部(で、でかした、ダル)ボソボソ

ガチャガチャ! ガチャガチャ!

岡部(よし、このまま居留守でやり過ごすぞ)ボソボソ

ダル(う、うん)

ピンポ~ン、ピンポ~ン

岡部ダル「……」ドキドキ









ピンポピンポピンポピンポピンポピンポピンポピンポピンポピンポピンポピンポピンポピンポピンポピンポピンポピンポピンポ

岡部ダル「」

105 : 以下、名... - 2012/05/27(日) 22:43:15.72 S0QpjyQi0 28/48

紅莉栖『ねぇ、橋田。いるんでしょ?』

ダル「……」

紅莉栖『なんで鍵なんてかけてるのかなぁ? 開けてよ』

紅莉栖『大丈夫、怒ってなんかないわ。あんな悪戯にキレるほど器が小さいわけないでしょう』

紅莉栖『ホント橋田は冗談が好きなんだから……あら、このセリフ今日二回目ね』クスクス

紅莉栖『でもあなたが考えたって訳じゃなさそうね。どうせ岡部の発案なんでしょうけど』

ダル(牧瀬氏するどい)

紅莉栖『岡部ぇ~。あんたも居るんでしょ~? わかっているのよ~』

岡部(なぜわかる!?)

紅莉栖『なぜわかるかって? だってあんたのことは私が一番よく分かっているもの』ウフフ

岡部(だからなぜわかるっ!?)

111 : 以下、名... - 2012/05/27(日) 22:46:04.19 S0QpjyQi0 29/48

紅莉栖『なんてね、ウ・ソ♪ ほんとはね、岡部の馬鹿みたいな高笑いが外まで聞こえていたのよ』

ダル(バカバカ! オカリンのバカッ!)

岡部(クッ…何ということだ……)

紅莉栖『ついでだから白状するとね、実はもう一つ嘘をついてたの』

岡部(な、なんだ)

紅莉栖『さっき怒ってないって言ったけど、あれも嘘』

岡部(知っとるわ!)

113 : 以下、名... - 2012/05/27(日) 22:48:15.72 S0QpjyQi0 30/48

紅莉栖『器が小さくてごめんね』

紅莉栖『私も最近知ったんだけど、胸の大きさと器の大きさは比例するのよ』

紅莉栖『ほら、あいにく私の胸はそれほど大きくないから……あなた達もよ~く知っているでしょ? うふふふふふ』

ダル(まずいよオカリン。牧瀬氏かなり怒ってるお)ガクガクブルブル

紅莉栖『だから私はちょっとおしおきをしなくちゃいけないのよ。さあ、ドアを開けて頂戴」

岡部(だ、誰が開けるか……!)

114 : 以下、名... - 2012/05/27(日) 22:50:01.73 S0QpjyQi0 31/48

紅莉栖『まだ開けてくれないの? 仕方ないわねぇ。じゃあもう少しお話ししましょうか』

紅莉栖『あのね、いい知らせと悪い知らせがあるんだけど、どっちから聞きたい?』

岡部ダル(……)

紅莉栖『……返事はなしか。じゃあいい知らせから教えてあげる』

紅莉栖『実はね、新しい未来ガジェットが完成したの』

紅莉栖『それがこれよ』

118 : 以下、名... - 2012/05/27(日) 22:53:19.48 S0QpjyQi0 32/48

ガンッ!! 

岡部ダル「ひぃっ!!!!!」

紅莉栖『あは! やっと返事してくれたね』


ガンッ!! ドガッ!! ガンッ!! ゴリッ! ゴリゴリゴリッ!!!!


紅莉栖「どんなに固く閉ざされた扉でもこじ開けることができる──未来ガジェット15号機『バールのようなもの』よ」

岡部「認めんっ! その様なただの鈍器を未来ガジェットなどと、俺は断じて認めないぞ!」

ダル「オカリン! 問題はそこじゃないっしょ!?」

121 : 以下、名... - 2012/05/27(日) 22:55:12.73 S0QpjyQi0 33/48

紅莉栖「ちなみに『巨乳御手(バストアッパー)』なんて存在しなかったからこれが15号機ね」

紅莉栖「さあ、中に入らせてもらうわ──って、あれ?」

ガチャガチャ!

岡部「フ、フフフ。い、いつから鍵が一つだけだと錯覚していた? こんな事もあろうかとチェーンをかけておいたのだ!」

ダル「鍵かけたの僕だお……」

岡部「はたしてバールのようなものでチェーンが切れるのかぁ? フゥーハハハハ!!」

紅莉栖「……」

岡部「俺だ。ああ、大丈夫だ問題ない。この程度のトラブルなど想定済みだ、また連絡する。エル・プサイ・コングルゥ」


123 : 以下、名... - 2012/05/27(日) 22:57:14.81 S0QpjyQi0 34/48

岡部「さあ、ダルよ。今のうちにDメールで狡知の魔神作戦【オペレーションロキ】をなかったことにするのだ!」

ダル「おお、その手があったお!」

岡部「じゃあな、クリスティ~~ナ。やはりこの鳳凰院凶真の方が一枚も二枚も上手だったようだな……ククク」

紅莉栖「……」

125 : 以下、名... - 2012/05/27(日) 22:59:13.72 S0QpjyQi0 35/48

紅莉栖「……いつから新しい未来ガジェットが一つだけだと錯覚していた?」

岡部「なん…だと……?」


ドルンッ! ドルンドルンッ! ギュイィ~~~ン!!!!


紅莉栖「未来ガジェット16号機『ミストルティン』よ」

ダル「ひぃっ!」

岡部「ただのチェーンソーではないかっ!」

129 : 以下、名... - 2012/05/27(日) 23:01:37.22 S0QpjyQi0 36/48

岡部「ダ、ダル! 早くDメールを!」

ダル「う、うん!」アセアセ


チュイ~~~~ン!!!


ダル「じゅ、準備できたお!」

岡部「よし! 間に合──な、何故だ!? 何故放電現象が起きんっ!!!?」

132 : 以下、名... - 2012/05/27(日) 23:03:40.06 S0QpjyQi0 37/48

紅莉栖「そういえば悪い知らせの方はまだ教えてなかったわね」

紅莉栖「42」

紅莉栖「ブラウン管」

紅莉栖「消灯済み」

岡部ダル「」


キィィィィィ……


岡部「地獄の……扉が…開く……」


141 : 以下、名... - 2012/05/27(日) 23:07:54.66 S0QpjyQi0 38/48

紅莉栖「やっと──会えた」

紅莉栖「ずっと探していたのよ……一言『お礼』が言いたくて」

紅莉栖「一刻とはいえ夢を見させてくれて本当にありがとう」ニコッ

岡部「お、俺だ。問題が起こった。両親に伝えてくれ……『愛していた』と。エル・プサイ・コングルゥ」

ダル「し、死亡フラグ乙」

紅莉栖「まだそんな軽口がたたけるんだ。反省してないみたいね」

岡部「ま、待てクリスティーナ! 話せば分かるっ!!」

142 : 以下、名... - 2012/05/27(日) 23:10:07.20 S0QpjyQi0 39/48

紅莉栖「何が分かるって言うの?」

紅莉栖「ねえ、あんた達も分かる? 天国から一気に地獄へと突き落とされた私の気持ちが」

紅莉栖「Dカップのブラを握りしめたまま為す術もなく立ち尽くす姿を──」プルプル

紅莉栖「憐れみの視線で見られる、私のこの屈辱が……地獄が!」

143 : 以下、名... - 2012/05/27(日) 23:13:09.18 S0QpjyQi0 40/48

岡部「お、落ち着けクリスティーナ。俺が悪かった、謝る! す、すまんこのとおりだ」

ダル「そのセリフはエロ過ぎだろ。常考」 

紅莉栖「……やっぱり反省してないみたいね。このHENTAI」

岡部「ダル! 何故この場面でそれを言う!?」

ダル「ゴ、ゴメン、つい癖で……」


149 : 以下、名... - 2012/05/27(日) 23:16:27.45 S0QpjyQi0 41/48

紅莉栖「そんなに怯えなくても大丈夫よ。ちょっとおしおきするだけだから……ね?」

岡部「ぐ、具体的には?」

紅莉栖「ちょっとミストルティンで頭蓋骨に切れ目を入れて」

紅莉栖「ちょっとバールのようなものでこじ開けて」

紅莉栖「ちょっと巨乳御手で前頭葉をマッサージしてあげるだけだから♪」

岡部「だが断るっ!!」

151 : 以下、名... - 2012/05/27(日) 23:19:02.48 S0QpjyQi0 42/48

岡部「こんなの……俺は認めない……! 諦めないっ!!」ダダッ

紅莉栖「岡部、どこへ行くの? 諦めなさい、Dメールもタイムリープマシンも使えないわよ」

岡部「やってみなけりゃ分からないだろうっ!」

岡部「跳べよぉぉぉぉぉぉぉっ!!!!」


シ~ン


ダル「そりゃそうだろ」

152 : 以下、名... - 2012/05/27(日) 23:20:38.73 S0QpjyQi0 43/48

紅莉栖「諦めてって……言ったでしょ?」

岡部「う…あ…あぁ……」

ダル「オ、オカリン」

紅莉栖「さあ、覚悟はいい?」ウフフフ

岡部「らめぇぇぇぇぇぇ!!!」
   ・
   ・
   ・
   ・

156 : 以下、名... - 2012/05/27(日) 23:23:00.08 S0QpjyQi0 44/48

岡部「うっ……生きて……いるのか……?」ボロボロ

紅莉栖「目が覚めた? まったく、これに懲りたら二度とこんなくだらないマネはしないことね」

岡部「いや、その、すまん。少し調子に乗りすぎたようだ」ペコリ

紅莉栖「な、なによ。やけに素直じゃないの、気持ち悪い」

岡部「本気で悪かったと思っている。お詫びになんでもする」

紅莉栖(ちょ、ちょっとやり過ぎちゃったかな……?)

岡部「……紅莉栖?」

紅莉栖(ふぇっ!? く、紅莉栖? な、な、名前で呼ばれた///)

岡部「ど、どうした紅莉栖? 顔が赤いぞ。まだ怒っているのか?」

紅莉栖(っ~~~~///)

164 : 以下、名... - 2012/05/27(日) 23:26:13.94 S0QpjyQi0 45/48

紅莉栖「な、なんでもするの?」

岡部「ああ、俺にできる事ならなんでも言ってくれ」

紅莉栖「む、む、胸は男の人揉まれたら大きくなるって言うわよね///」

岡部「!!?」

紅莉栖「せ、責任取ってあんたが大きくしなさいっ///」

岡部「いやっ! それはさすがに!!」

紅莉栖「なんでもするって言った……」

岡部「し、しかしだな……!」

紅莉栖「駄目?」ウルウル

岡部「お、俺だ。今、機関による精神攻撃を受けている……! 何? ……分かった。健闘を祈ってくれ。エル・プサイ・コングルゥ」

167 : 以下、名... - 2012/05/27(日) 23:28:34.67 S0QpjyQi0 46/48

岡部「ほ、本当にいいのか?」

紅莉栖「……」コクリ

岡部「じゃ、じゃあ」ソローリ

紅莉栖「」ドキドキ

169 : 以下、名... - 2012/05/27(日) 23:30:49.22 S0QpjyQi0 47/48

ダル「リア充爆発しろ」

岡部紅莉栖「!!!!!!!!!!!」

岡部「ダ、ダル! 生きていたのか!?」

ダル「勝手に殺すなお」

紅莉栖「ど、どこから聞いてた……?」

ダル「ん~? 『胸は男の人揉まれたら大きくなるって言うわよね』って辺りから」ニヤニヤ

紅莉栖「!!!」

172 : 以下、名... - 2012/05/27(日) 23:33:44.70 S0QpjyQi0 48/48

紅莉栖「ちっ違う! これは岡部をからかおうと思っただけで、別に本気で──」

ダル「それにしてもこの助手ツンデレである」

紅莉栖「ツンデレゆーな!!」

ダル「お? 牧瀬氏ツンデレの意味分かるん?」

岡部「ダ、ダルよ。もうその辺で……」アセアセ

紅莉栖「ふ、ふふ、ふふふfふふfふふふうふ」プルプル


岡部ダル「」


紅莉栖「お前ら……もっかい死ねぇ~~~~~~!!!!!!!」

岡部「なっ、何で俺まで───これが運命石の扉【シュタインズ・ゲート】の選択だというのか!!?」



             ──終わり──

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