1 : VIPにかわりまして、NIPPERがお送りします。 - 2016/01/04 22:52:54.64 PMErblaK0 1/35


「今はそんなのどうでもいいだろ」

幼馴染「いや、すごい大事だろ」

「俺が羞恥心を捨てて、愛の告白してんだぞ」

幼馴染「裸でいる羞恥心は捨てるなよ」

「で、返事は?」

幼馴染「告白する際に裸でいるような人とは付き合いたくない」

「な、なんで......!」

幼馴染「とにかく服を着ろって」

「俺に何が足りてないんだよ!」

幼馴染「服っだつってんだろ」

「俺はこんなにもお前を愛しているというのに!」

幼馴染「こっちもこんなにも服着ろって言ってんのにな」

「もうお前なんか知らない!」

幼馴染「お前は、服を着るということを知れ」


元スレ
男「好きだ」女幼馴染「服着ろバカ」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1451915574/

2 : VIPにかわりまして、NIPPERがお送りします。 - 2016/01/04 22:54:41.96 PMErblaK0 2/35

【メリーさん】


『わたし、メリーさん』

幼馴染「男か。何か用か?」

『いや、メリーさんだから』

幼馴染「用がないなら切るぞ」

『今、あなたの隣にいるの』

幼馴染「まあ、隣に住んでるからな」

『わたしメリーさん。今、あなたの家に向かってるの』

幼馴染「は? 今、夜の10時だぞ」

ピンポーン

幼馴染「うわ。本当に来た」

3 : VIPにかわりまして、NIPPERがお送りします。 - 2016/01/04 22:55:50.86 PMErblaK0 3/35

「わたしメリーさん。今あなたの目の前にいるの」

幼馴染「んなモンみりゃわかるわ」

幼馴染「で、何か用?」

「渾身のギャグができたの」

幼馴染「はあ......?」

「布団が......」

幼馴染「......」

「ふっとんだぁぁぁあああ!」

幼馴染「......」

「......」

幼馴染「お前の頭のネジが吹っ飛んでるわ」

「(´・ω・`)」

4 : VIPにかわりまして、NIPPERがお送りします。 - 2016/01/04 22:59:41.16 PMErblaK0 4/35

【ちょっと小説風に書きたかったんだ。許してくれ】


 季節はいつの間にか秋から冬に変わり、少し寒さを覚える今日。この頃。
 幼馴染が風邪ひいたらしく、俺は今、幼馴染のお見舞いに来ている。

幼馴染「......」zzz

「完全に寝ていますな」

幼馴染「んー......」

「ふむ......」

 幼馴染の顔は夕日に当てられたかのように赤くなっており、額からは少し汗が滲んでいるのがわかる。
 俺は、その汗を拭きとろうとする。
 もちろん"口"でな。

「んー」

 俺の舌が徐々に幼馴染の額に近づく。そして、あと2センチのところで天使の囁きが聞こえる。

幼馴染「そのまま近づいたら、ぶっ殺す」

「......」

「はい」

 俺の舌はどうもチキンらしく、素直に引っ込んでしまう。困ったものだ。

幼馴染「で、何をしようとしてたんだ?」

「汗を掻いていたので、拭き取ろうとした所存でございます」

幼馴染「そうか。お前の舌で舐めとろうとしてたんだな」

「......」

幼馴染「......」

「てへっ♪」

 俺はそう言った瞬間、幼馴染は懐から何かを取り出して、俺の目に吹きかけた。そして、俺の目は激痛に見舞われた。

「ぎゃあぁあああ!」

幼馴染「念のためにと思って、常に持っていた唐辛子スプレーがこんなときに役立つとはな」

「ちょ......そういうのは、犯罪者にやるものでは......」

幼馴染「安心しろ。お前も立派な犯罪者予備軍だ」

 そう言うと、幼馴染はにっこりと笑った。
 その時の幼馴染の顔は、今まで一緒にいた中で一番の笑顔だったのと同時に、俺は一番幼馴染の顔をうまく見れなかった時でもあった。

5 : VIPにかわりまして、NIPPERがお送りします。 - 2016/01/04 23:00:46.24 PMErblaK0 5/35

「体調は大丈夫か?」

 紳士な俺は、幼馴染の容態を気にかける。

幼馴染「まあ、ふつう」

「そうか。ならよかった」

幼馴染「わざわざお見舞いなんて来なくてよかったのに」

「何言ってんだ。俺の一日はお前に会ってから始まるんだ。お前に会わなかったら、俺の一日が始まらずに終わってしまうだろうが」

幼馴染「はは。意味わかんないだけど」

「もしかして、お見舞いに来て欲しくなかった?」

幼馴染「別にそういうわけじゃないけど」

「じゃあ、来てほしかった?」

幼馴染「......」

幼馴染「まあ、ちょっとは......」

「そっか」

幼馴染「や、やっぱ今の嘘。風邪のせいで変なこと言っちゃっただけだ」

 顔を布団に半分ほど埋めた幼馴染は、赤い顔をさらに赤く染め、そう言った。

6 : VIPにかわりまして、NIPPERがお送りします。 - 2016/01/04 23:02:45.65 PMErblaK0 6/35

【ところで、皆さんは泳げますか?】


幼馴染「離すなよ。絶対だからな」

「はいはい」

 今、俺と幼馴染は、幼馴染の『泳げるようになりたい』という突然の発言により、温水プールにいる。

幼馴染「第一、人間は陸地で生きていく生物なんだから、泳げる必要性なんてないんだよ」

「あー......はい。そうですね」

幼馴染「よ、よし......」

「離すよ?」パッ

幼馴染「いや、ちょ--------っ!」

バシャバシャ!

幼馴染「ゴフッ......!」

男 グイッ!

幼馴染「はぁはぁ......」

「だ、大丈夫?」

幼馴染「...」

幼馴染「......」

幼馴染「......うぅ」グスッ

「あー! ごめんごめん! 急に離して怖かったよね!」ナデナデ

幼馴染「ばかぁ......」

 幼馴染は、水の前だと極度に弱気になる。
 まあ、いつものクールな感じとギャップがあり非常にいいのであるが、ここまで弱気だとそれはそれで扱いに困るものだ。

「じゃあ、一回子供プールで練習しよう」

幼馴染「なんで高校生の私がそんなところで練習しなきゃいけないんだ」

「だって、泳げないし」

幼馴染「とにかくそんなところで練習なんかしないからな!」

「ええー」

 でも、妙なところでプライドが高い。

7 : VIPにかわりまして、NIPPERがお送りします。 - 2016/01/04 23:04:57.72 PMErblaK0 7/35

【返事】


「俺のこと好き?」と言えば、

幼馴染「好きではない」と返ってくる。

けど、「じゃあ、嫌い?」と言うと、

幼馴染「別に」と返ってくる。

そして、「俺は好きだよ」と言うと、

幼馴染「......あっそ」と、そっぽを向く。

「好きだよ幼馴染」と、もう一度言うと、

幼馴染「うるさい」と本を読み始める。

「大好き」としつこく言うと、

幼馴染「だまれ」と、本に自分の顔を近づける。

「愛してる」と懲りずに言い続けると、

幼馴染「......」と、無言で本を俺の顔に押し付けてくる。


 そんな日常。

12 : ◆NoIFLqL3cQ - 2016/01/05 07:47:04.33 GW8MtG/a0 8/35

【大人の証】


幼馴染「あ。喉ぼとけだ」

「すごいだろ」

幼馴染「いや、すごくはないけど」

「なんだよ」

幼馴染「......」ジー

「ふわぁ......」アクビー

幼馴染「......てい」喉ぼとけにチョップ

「ごふっ......!」

「ちょ。なにするんだ」

幼馴染「いや、でっぱるものを見つけると引っ込めたくなっちゃうじゃん」

「そんなモグラ叩きじゃないんだから」

幼馴染「今度からイラついたら、お前の喉ぼとけをチョップするわ」

「あらやだ。何か恐ろしいことをおっしゃってますわ」

13 : ◆NoIFLqL3cQ - 2016/01/05 07:51:38.12 GW8MtG/a0 9/35

(9)「お兄ちゃんって、誰か好きの人いるの?」←親の都合で遊びに来てる

「いるよ」

「誰ですか?」

「教えない」

「なんでですかー! 良いじゃないですか! どうせ振られるんだからー!」

「君、さらっとひどいこと言うね」

「教えてください!」

「知ってどうするんだよ」

「五体不満足にしてきます」

「どこぞのヤンデレだよ」

ガチャ

幼馴染「男ー。あけおめ〜」

「あ。幼馴染」

「まさかこれがお兄さんの好きな人ですか!?」

「そうだよ」

幼馴染「は? なんの話だ」

「今からあなたを五体不満足にします!」

幼馴染「なんかさらっと酷いことを言われたんだが」

「はいはい。落ち着け落ち着け」

「幼馴染さん! お一つお聞きしたいことがあります!」

幼馴染「は、はあ」

14 : タイトル付け忘れた。すまん ◆NoIFLqL3cQ - 2016/01/05 07:53:53.15 GW8MtG/a0 10/35


「幼馴染さんは男のことが好きですか?」

幼馴染「嫌いです」

「君も君でさらっとひどいこと言うね」

「ほらー、振られたー! やっぱお兄さんに好きな人いても意味ないのです!!」

「ていうか、なんでそんなに俺に好きな人いて欲しくないの?」

「お兄さんのことが好きだからですよ!!」

「え」

幼馴染「......」

「どうしよう幼馴染。人生で初めて告白されちゃった」

幼馴染「よかったな」

「いや、よかったなって......」

「私じゃだめですか!?」

「いや、ダメではないけど......」

幼馴染「ほお? ダメではないのか。そうかそうか」

「いや、そういう意味じゃ」

「お兄さん!!」

「なに?ーーーーー」

チュ

幼馴染「......!」

「へ......」

「へへ、もう面倒臭いんで強硬手段に出ました」

「お前......」

「とにかく私はお兄さんのことが好きです!」

「それでは!」

15 : ◆NoIFLqL3cQ - 2016/01/05 07:55:32.44 GW8MtG/a0 11/35


ガチャバタン!

「......嵐のような子だな」

幼馴染「おい」

「は、はい」

幼馴染「......」

「幼馴染......?」

幼馴染「......ふん。なんでもないわアホ」

ガチャバタン

「一体なんなんだ......」

16 : ◆NoIFLqL3cQ - 2016/01/05 07:59:09.43 GW8MtG/a0 12/35

【付き合ってあげている。ではなく、付き合ってあげたい】


「やっぱ正月っていいよなあ」

幼馴染「そんなのどうでもいいから、さっさと課題終わらせろ。付き合ってやってんだから」

「違う意味で付き合ってくれてもいいんだよ?」

幼馴染「はいはい」

ガチャ

「お兄ちゃん、宿題教えてkーーーーー」

「って、幼馴染さん居たんですか」ハァ

幼馴染「悪いな。いちゃって」

「まあ、お兄ちゃんは私のものですけどね。"キス"もしましたし」

幼馴染「あっそ」ソッポー

「なんかようか?」

「あ。そうそう、宿題教えてください」

「勉強なら幼馴染の方が教えるのうまいぞ」

「お兄ちゃんがいいんです!」

「まあ、いいけど」


17 : ◆NoIFLqL3cQ - 2016/01/05 08:00:56.84 GW8MtG/a0 13/35

「で、これがあれで〜〜」

「ふむ。なるほどなるほど」

幼馴染「おい」

「どしたの?」

幼馴染「どしたのじゃないだろ。男は自分の課題やれよ」

「でも、姪ちゃんに教えなきゃ......」

幼馴染「私が姪ちゃんには教えるから、男は自分のやれ」

「ええー! 私、お兄ちゃんに教えて欲しいのです!!」

幼馴染「どっちでもいいだろ。ほら、どこがわからないか言え」

「お兄ちゃんに教えてもらうので結構です!!」

幼馴染「ああ?」

「ひい。お兄ちゃん、この人怖いです」ギュー

「まあまあ幼馴染。自分の課題は後でやるから」ナデナデ

幼馴染「......そう」

「じゃあ、続きやろうか」

「はい!」

幼馴染「......」



幼馴染「ばか男......」ボソッ


18 : ◆NoIFLqL3cQ - 2016/01/05 08:02:08.82 GW8MtG/a0 14/35

ー1時間後ー

「終わりました!」

「おめでとう」

「じゃあ、私はこれからお買い物行くのでこれにて!」

「行ってらっしゃい」

「お兄ちゃんも一緒に行きませんか?」

「俺は自分の課題やらないといけないから」

「そうですか......。分かりました。それでは!」

「うん」

ガチャバタン

幼馴染「やっと行ったか」

「さて、俺も自分の課題やらないとだな」

幼馴染「そうだな」

19 : ◆NoIFLqL3cQ - 2016/01/05 08:10:29.60 GW8MtG/a0 15/35

「......」カリカリ

幼馴染「......」ぺら

「......」カリカリ

幼馴染「......」ぺら

「......」カリカリ

幼馴染「なあ男」

「なに?」

幼馴染「姪のことどう思ってんの?」

「どうって?」

幼馴染「だからその......」

「一つ言っておくと、俺が好きなのは幼馴染だからね」

幼馴染「へ?」

「妬いてんじゃないの?」

幼馴染「は。だ、誰がお前なんかに......」

「えー。本当〜?」ニヤニヤ

幼馴染「す、するわけないだろ」プイ

「でも、本当は?」

幼馴染「だー。うるさいうるさい。お前は黙って課題やってればいいんだよ」

「お前から聞いてきた癖に〜」

幼馴染「ふん......!」

 ちょっとにやけてしまう幼馴染であった。

26 : ◆NoIFLqL3cQ - 2016/01/06 21:35:39.34 qLNWV4YD0 16/35

【出会いがあれば別れがある。別れがあるから出会いがある】


「やだーー! 帰りたくないです」

男の姉「ほら帰るよ!」

「もっとお兄ちゃんと一緒にいたいです!」

「こんなクソ野郎といてもしょうがないでしょ!」

「おい何言ってんだ」

「こんなクソ野郎でも一緒にいたいんです!」

「いや、姪ちゃんは否定してよ」

「おいどうすんだ男。どうにかしろよ」

「ええー」

「」ツーン

「姪ちゃん、またいつか会えるから」

「こういう時に言う『いつか』が一生こないんです。私知ってるんですから」

「そーだそーだ」

「姉ちゃんは黙ってて」

27 : ◆NoIFLqL3cQ - 2016/01/06 21:37:00.51 qLNWV4YD0 17/35

「わかった」

「?」

「じゃあ、今度は俺が姪ちゃんにしに行くからさ」

「......本当ですか?」

「うん」

「明後日ぐらいですか?」

「それは厳しいね」

「じゃあいつですか?」

「うーん......童貞卒業したら?」

「あっはっはっは! それじゃあ一生来れねえな!」

「だから姉ちゃんは黙ってて」

「それじゃあ一生会えないじゃないですかーーー!!」グスッ

「......もうやだ。この親子......」

28 : ◆NoIFLqL3cQ - 2016/01/06 21:38:23.37 qLNWV4YD0 18/35


「わかった! 卒業しなくても会いに行くから!」

「本当に本当ですか?」

「本当に本当」

「じゃあ、指切り」

「はいはい。指切り」

「指切りげんまん、うっそついたら針千本のーます!」

「指切断!!」

「怖いな」

「へへー、また会えるのを楽しみにします」

「うん。俺も楽しみにしてる」

「よし。じゃあ帰るぞ」

「うん! バイバイお兄ちゃん!」

「バイバイ」ノシ

「ばいばーーーい」ノシ

男 フリフリ



「ふう、帰ったか......」

「...」

「......」

ピッピッピ プルルルル

幼馴染『はいもしもし?』

「あ。幼馴染? 俺の童貞貰ってくれない?」

幼馴染「氏ね」

ピッ プープープー


「よし。朝ごはん食うか」

29 : ◆NoIFLqL3cQ - 2016/01/06 21:42:48.85 qLNWV4YD0 19/35

幼馴染「(うわ、雨降ってる。傘持ってきてないな)」

リア充女「うわー、傘忘れたんだけどー」

リア充男「俺の傘入る?」

リア充女「いいの? やったー」


幼馴染「......(相合傘か。ちょっと憧れるな)」

「へい、そこのお嬢さん。俺の傘入るかい?」

幼馴染「あ。結構です」

「え。そう......」

幼馴染「はい」

「......」

幼馴染「......」

「そこは入れてもらえよ!!」

幼馴染「なんで男と相合傘しなきゃいけないんだよ」

「いいじゃん。したいだろ」

幼馴染「全然」

「ほらほら、入っちゃいなよYOU」

幼馴染「じゃあ、ちょっと貸して」

「いいけど?」つ傘

幼馴染「じゃあ、雨に濡れて風邪引くなよ。私は帰るから」

「ちょ! 傘だけもらっていかないで!」

幼馴染「はあ? 早く帰りたいんだけど」

「いや、それ俺の傘だから!」

幼馴染「しょうがないな。一緒に入るか?」

「え。あ。お、おう......」

幼馴染「お前は昔っから忘れ物するよな」

「あれ? なんか俺が忘れたみたいになってない?」

幼馴染「気のせいだろ(男と相合傘......へへ)」

30 : ◆NoIFLqL3cQ - 2016/01/06 21:46:25.90 qLNWV4YD0 20/35

【もっと知りたい】


幼馴染「なんで付き合いたいの?」

「好きだから」

幼馴染「なんで好きなの?」

「お前のことをもっと知りたいから」

幼馴染「もう十分お互いのこと知り合ってると思うけど」

「まだ足りない」

幼馴染「男のパソコンの『新規フォルダ』っていうフォルダってエロ画zーーー」

「あーはいはい。おっけーです。お前が俺のことを知り尽くしてるのはわかった」

「でも、俺はお前のことをよく知らない」

幼馴染「今私が来ているブラの色は?」

「薄めのピンク!!」

幼馴染「ほら、知ってる」

「いや、違うんだ。そういうことじゃないんだよ......」

幼馴染「どう違うんだ変態」

「ほら、もっとこう......」

幼馴染「うん」

31 : ◆NoIFLqL3cQ - 2016/01/06 21:47:29.27 qLNWV4YD0 21/35


「あ! お前の泣いたの見たことない!」

幼馴染「まあ、お前の前で泣くほど屈辱なことはないからな」

「ちょっと泣いてみて」

幼馴染「やだ」

「ほんのちょっとでいいから」

幼馴染「えー......」

「カモンカモン」

幼馴染「......」

幼馴染「にゃ〜」

「......」

幼馴染「......」

「......え?」

幼馴染「いや、なんでもない」

「もしかして『泣く』と『鳴く』をかけた?」

幼馴染「......」プイ

「ちょっと今のじゃ座布団あげられないなー」ニヤニヤ

幼馴染「うるさいうるさい。さっさと忘れろ」

「泣くと鳴く。かぁ〜」

幼馴染「あーもーー。本当に黙れ」顔に本を押し付けー

40 : ◆NoIFLqL3cQ - 2016/01/07 20:38:08.14 2XqIAJU/0 22/35

【いつもの帰り道】


幼馴染「なんでいっつもお前と帰らなきゃいけないんだ」

「そりゃあ、家が隣で帰り道が一緒だからだろうな」

幼馴染「んなもん知ってるわアホ」

「お前が聞いたんだろ」

幼馴染「おい。もっと離れて歩けよ。付き合ってると思われるだろ」

「俺は思われたいけど」

幼馴染「私は思われたくねえんだよ」

「ていうか寒いな」

幼馴染「そうだな」

「お前って寒いと、機嫌悪くなるよな」

幼馴染「寒いのは苦手なんだよ」

「あ。コンビニ寄る?」

幼馴染「寄らない」

「なんだ。おでんでもおごってあげようと思ったのに」

幼馴染「......やっぱいく」

「別に無理しなくていいんだよ?」

幼馴染「ほら行くぞ。思い立ったが吉日っていうだろ」

「はいはい」

幼馴染「私、ハーゲンダッツ食べたい」

「あれ? 寒いの苦手なんだよね?」

幼馴染「うるせえ。思い立ったがハーゲンダッツっていうだろ」

「もうなんでもありだな」

41 : ◆NoIFLqL3cQ - 2016/01/07 20:41:00.28 2XqIAJU/0 23/35

【皆さんはホラー大丈夫ですか? 私は滅法ダメです】


「冬だしホラー映画でも見ようか」

幼馴染「それ言うなら夏だろ」

「なに見たい? 『リング』『呪怨』色々あるけど」

幼馴染「私見ない」

「幼馴染、怖いの苦手だもんね」

幼馴染「ちげえよ。やんなきゃいけない課題があるんだよ」

「とか言いながら怖いんでしょ」

幼馴染「はあ? わかったよ。一緒に見てやるよ」

「やった」

「『リング』でいい?」

幼馴染「なんでもいい」

42 : ◆NoIFLqL3cQ - 2016/01/07 20:44:15.21 2XqIAJU/0 24/35


「お。始まった」ワクワク

幼馴染「......」ドキドキ

ーーーー
ーー


テレビ「やだ......! やめてええええ!」

「おお」

幼馴染「......」ギュー

「あの、そんなに強く腕にしがみつかれたら痛いのですが」

幼馴染「ぁあ? お前は黙って見てればいいんだよ」ギュー

「(はは、これは完全に怖がってるな)」←ただこれを見たい為だけに誘った人

幼馴染「うぅ......」

43 : ◆NoIFLqL3cQ - 2016/01/07 20:47:13.03 2XqIAJU/0 25/35

ー映画終了ー


「いやー、面白かったね(幼馴染の怖がりようが)」

幼馴染「そ、そうだな。大したことないね」

幼馴染「ちょっとトイレ」

「へーい」

ガチャバタン

「...」

「......」

「......よし。ちょっといたずらしようか」

どんなイタズラする?
>>45

45 : 以下、2... - 2016/01/07 20:52:17.29 olic1/nRo 26/35

いなくなって部屋を暗くして隣の部屋から壁をどんどん叩く

46 : ◆NoIFLqL3cQ - 2016/01/07 21:35:23.94 2XqIAJU/0 27/35

「(よし、急に俺がいなくなって見よう)」

ガチャバタン


ーー
ーーーー

ガチャ

幼馴染「ふー......」

部屋「......」マックラー

幼馴染「へ? 男?」

シーン

幼馴染「おい。どこ行ったんだよ」

シーン

幼馴染「お、おい。怖がらせようとしたって無駄だぞ」ドキドキ


ー隣の姉の部屋ー

「(戻ってきたかな。よし)」

ドンドンドン!


ー男の部屋ー

幼馴染「ひ......!」

ドンドンドン! ドンドンドン!

幼馴染「お、男なのか? ばかなことしてないでさっさと戻ってこい!」

ドドドン!

幼馴染「.......!」ビクッ

47 : ◆NoIFLqL3cQ - 2016/01/07 21:36:11.83 2XqIAJU/0 28/35


幼馴染「(まさか霊とかじゃないよな......)」

『あ"〜......』

幼馴染「へ......!?」

『ゆ"ーる"ーさ"ーな"ーい"ー』


幼馴染「うぅ〜......ごめんさい〜......謝るから〜」グスッ



ー姉の部屋ー

「(もうそろそろいいなな?)」

48 : ◆NoIFLqL3cQ - 2016/01/07 21:36:55.55 2XqIAJU/0 29/35


ガチャ

「悪いー、ちょっと出掛けてたわ」

幼馴染「ふぇえ......男?」グスッ←絶賛ガチ泣き中

「え、ちょ......!(やば。ガチ泣きしてる)」

幼馴染「どこ行ってたんだよぉ......」ギュー

「ごめんごめん。ちょっと用事があって」

幼馴染「ばかぁ......」ポロポロ

「あーはいはい。怖かったね」ナデナデ

49 : ◆NoIFLqL3cQ - 2016/01/07 21:38:18.82 2XqIAJU/0 30/35


ー10分後ー

「落ち着いた?」

幼馴染「.......」コクッ

「ならよかった......(今度からイタズラでも怖がらせないようにしよう)」←なだめるのにだいぶ疲れた

幼馴染「男」

「なに?」

幼馴染「なんかお詫びして」

「え。なんで?」

幼馴染「私にホラー映画見させた上に一人にしたから」

「ええー、見る前に断ればよかったのでは......」

幼馴染「プリン」

「へ?」

幼馴染「プリンがいい」

「......」

幼馴染「ぷ・り・ん」

「......はいはい。買ってきますよ」ヨイショ

幼馴染「私も一緒に行く」

「え。完全に泣いたあと顔だけどいいの?」

幼馴染「私をまた一人にする気か? 貴様は」

「......じゃあ一緒に行きましょうか」

幼馴染「それでいい」

56 : ◆NoIFLqL3cQ - 2016/01/09 21:16:56.83 pDugrmjy0 31/35

【今日は1(いっ)9(きゅう)でとんちの日らしいですよ】


「今日はキスの日だぜ!」

幼馴染「......へー。それはよかったね」

「うわ。すげえ興味なさそう」

幼馴染「興味ないからね」

「キスしようよ」

幼馴染「ごめん。私キスアレルギーだから」

「じゃあ、ハグでいいや」

幼馴染「ごめん。ハグアレルギーでもあるんだ」

「じゃあ、手をつなぐだけでーーーー」

幼馴染「握手アレルギーなんだわ」

「......もう一緒にいるだけでいいよ」

幼馴染「そう」


57 : ◆NoIFLqL3cQ - 2016/01/09 21:21:21.54 pDugrmjy0 32/35

【私の背が低いのはどう考えてもお前らのせいだ!】


幼馴染「......」ジー

「......」ぺら

幼馴染「......」ジー

「......」ぺら

幼馴染「......」ナデナデ

「......」ぺrーー

幼馴染「......」ナデナデ

「......」

幼馴染「......」ナデナデ

「......あの。なんか用ですか?」

幼馴染「いや、お前って私より身長高いよな」←158センチ

「まあ、これでも男性だし」←172センチ

幼馴染「なんか気に食わない」

「そんなこと言っても......」

幼馴染「だから、撫でて少しでも身長を削ろうと思って」

「そんな理由で撫でてたの!?」

幼馴染「うん」

「馬鹿だね」

幼馴染「は? お前にだけは言われたくない」

58 : ◆NoIFLqL3cQ - 2016/01/09 21:22:49.01 pDugrmjy0 33/35


幼馴染「ていうか、なんでお前はそんな背が高い?」

「逆に聞くが、なんでお前はそんなに背が低いんだ?」

幼馴染「お前、喧嘩売ってるのか?」

「疑問に思ったことを素直に聞いただけですが?w」

幼馴染「よし分かった。ちょっと待ってろ」

「?」

ドスン!←男の前に本を積み上げた

幼馴染「よいしょ。ふっ、これでお前より高い」

「......」

幼馴染「......」ドヤァ

「......」

幼馴染「おい。なんか言えよ」

「......やってて悲しくないの?」

幼馴染「お前、死刑な」

65 : ◆NoIFLqL3cQ - 2016/01/13 22:23:44.37 iEZqTEhB0 34/35

【終焉】


「>>1が全くネタ思いつかないらしいよ」

幼馴染「まじか」

「だから、これで終わりだってさ」

幼馴染「急だな」

「まあ、そういうことだってあるさ。人間だもの」

幼馴染「どこぞのみつをさんだよ」

「ということでレスしてくれた方々、またロム専の方々」

幼馴染「「読んでくれてありがとうございました」」

67 : ◆NoIFLqL3cQ - 2016/01/13 22:33:40.64 iEZqTEhB0 35/35

勝手な理由で終わらせてしまい面目ない。

お詫びと言ってはなんですが、私の過去作を置いていきます。
どれも甘い感じのSSなので糖分不足の方は是非。

男「幼を困らせたい」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1419126820/
http://ayamevip.com/archives/41989163.html

幼「え?ボクのパンツが欲しいって?」男「うん!」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1419587457/
http://ayamevip.com/archives/42261936.html

男「幼馴染が甘えん坊過ぎてヤバい......そしてかわいい」
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http://ayamevip.com/archives/42670251.html

1話完結SS inボクっ娘幼馴染
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妹「今日は一段と寒いですね」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1421322632/
http://ayamevip.com/archives/42359982.html

俺と幼なじみの日常生活
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1427211947/
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姉「この世には色々な法則があるのだよワソトン君」弟「へぇ」
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男「ここに、幼馴染のブラがあります」
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http://ayamevip.com/archives/43945115.html

幼馴染「私のこと好き?」男「別に」
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http://ayamevip.com/archives/45530758.html

娘「あの」男「ん?」
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男「薫たん、かわいいお」幼馴染「はぁ......」
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