あやめ速報-SSまとめ-

葉隠「いやぁ、とうとう来たって感じだべ」

朝日奈「やっと私も出られるんだ。待っててね、ファンのみんな……」ｸﾞｽ

不二咲「朝日奈さん、１では割りと主要なキャラなのに番外編シリーズで徹底的にハブられてたもんね。他のゲームとのコラボすらほとんどなかったような……」

葉隠「全くひでぇよな！」←番外小説の主人公

腐川「そ、そうね……流石にちょっと問題だったかもね（目逸らし）」←番外ゲームの主人公

セレス「テメェラは黙ってろビチグソがぁッ！！」

桑田「俺はどうなるんだこの場合……」

大和田「全く出番なしよりマシじゃねえか？」

石丸「しかし兄弟は喧嘩番長Bros.というゲームにゲスト出演しているからな。その点僕は……」

大神「元気を出せ。我も小説で出番が与えられたという。お主の人気ならきっとどこかで出られるだろう」

石丸「だといいが……身内が出たはいいがろくに活躍せずすぐに死ぬという展開だけはやめて頂きたい」

苗木「やめて。それ以上は本当にやめて（迫真）」

ワイワイガヤガヤ！


モノクマ「いや隠せよ？！　ちょっとは隠せよ！　ダイレクトマーケティングどころの騒ぎじゃないよこれ？！　もはや単なる宣伝でしょ！　工作員認定されちゃうよ？！」

苗木「その前に、簡単に今までのシリーズのおさらいをしよっか」

モノクマ「聞けよ！　無視かよ！　ここまで来るとある意味潔いよ！！」

舞園「まずは今までに出てる既存のシリーズと今回発表された新作についてまとめたいと思います」

山田「アニメやゲームの紹介ならこの超高校級の同人作家・山田一二三にお任せあれ！」

山田「まずはご存知全ての始まり！　初代【ダンガンロンパ】ですな。通称無印などと呼ばれたりしております。アニメ化もしたため一番知名度があるでしょう」

江ノ島「ギャルの必須アイテムだから！　みんなももちろん持ってるっしょー？」


シーン。


江ノ島「ア、アレ？　アタシなんか変なこと言った？」

苗木「いや、別に」

霧切「何もないわよ？」

苗木「そして次に発売されたのがその名も【スーパーダンガンロンパ２】！　舞台を学園から南国に大幅変更し、１のシステムや設定を大幅にパワーアップさせた、スーパーの名前に恥じない正当続編だね」

十神「だが基本的なストーリーは変わらん。要はモノクマが現れて生徒にコロシアイをさせ、裁判で犯人を当てるという物語だ。最後にはどんでん返しがある。……俺も出てるぞ」

大和田「ププッ……太いよな、お前」

桑田「何があったのマジで？w」

十神「うるさい！　色々あるんだ！　大体、アレは……」

苗木「ダメだよ、十神君！」

舞園「ダメですよ！」

十神「クッ……」

腐川「豚のように太くたって白夜様の魅力は変わりませんわ！」

十神「黙れ、雌豚！」

腐川「は、はいぃ。あたしは雌豚ですぅ～！」

葉隠「あー、ダメだこりゃ」

セレス「次に【ダンガンロンパゼロ】。こちらは小説ですわね。無印の前日譚となっておりますわ」

朝日奈「前後編の全二冊なんだけど、なんと前編はネットで全部読めちゃうんだよ！」

大神「ここで一つ注意なのだが、ゼロでは【最初のページから無印の深刻なネタバレがある】。もしダンガンロンパを全く知らないのなら、手を出すのはやめておいた方が良いな」

苗木「本当に最初からだもんね……軽い気持ちで試しに読んだら痛い目見るよ」

石丸「SSを時々読んでいてキャラクターや内容には興味がある。だがゲームをする時間がない！　という人にはアニメや漫画を薦めるぞ！　かなり省略されてはいるが粗筋はわかるからな」

山田「ちなみにコミカライズも二種類ありまして、初心者にはエース版をオススメしますぞ」

不二咲「エース版はアニメ同様原作のストーリーを忠実に追って行ったものなんだけど、ファミ通版は犯人視点で物語が描かれてて……つまりネタバレなんだぁ」

江ノ島「原作を知ってる前提の内容になってるから、裁判とかも大幅カットされてるしね。でも犯人視点で各キャラの心理描写を重点的に描いてるから面白いとは思うわよ？」

大和田「アニメも漫画も要点は押さえてるけどよ。どっちも根本的に尺が足りねえから説明不足なトコはあんだよな。まあ、限られた尺で上手くまとめてんじゃねえか？」

セレス「尺という意味ではアニメのノベライズが一番尺に余裕があるかもしれないですわね」

山田「アニメのノベライズもエース版コミカライズ同様原作を忠実に追っております。……が、どの作品も微妙にオリジナル要素があったりしますからな」

不二咲「良かったら、原作をプレイしてもらえると一番嬉しいかなぁ」

桑田「ま、俺はアニメもコミカライズも嫌いじゃないけどな」

舞園「桑田君は原作の無印以外アニメも漫画も舞台も全部美化されてますもんね？」

桑田「ハァ？！　ちげーし！」

苗木「美化は言い過ぎだけど……確かにフォローはされてるかもね。桑田君て、通信簿やスクールモードで親しくなって初めて内面がわかる感じだし」

山田「かと言って、かわいいおにゃのこならともかく超高校級のチャラ男をソッコーで攻略する奇特な人はそうそういませんからな。やりこみプレイするディープなファンは別として」

セレス「フォローがないとただのイタくてウザいチャラ男で終わりますからねぇ」

桑田「るせー！　悪かったなチャラ男で！　モテたくてなにが悪いんだよ！」

朝日奈「ちなみに【通信簿】っていうのはキャラクターデータのことで、ストーリーの合間の自由行動で一緒に行動した人のデータがどんどん記録されていくんだ」

苗木「人によって意外な一面が見えたりして楽しいよね。桑田君、石丸君、江ノ島さん辺りは特に意外性があった。……悪い意味で意外性があったのは断トツで葉隠君だけど」

葉隠「え、俺か？　なんで？」

十神「黙れクズ」

腐川「黙りなさい、クズ……！」

朝日奈「まあ、葉隠なら仕方ないよね」

桑田「自業自得だな」

葉隠「ひでえべ！」

大神「スクールモードの話が出たのだ。リロードの話もするべきでは？」

山田「そうですね。２の後に出たゲームが【ダンガンロンパ１・２リロード】。なんと、これ一本で１と２の両方が遊べてしまうのですぞ！」

大和田「マジかよ！　随分思い切ったな」

苗木「これ買っちゃったら１も２も買う必要なくなっちゃうからね」

不二咲「でも、アニメを見て新しくファンになってくれた人にはいいけど、元々１と２を買ってくれていたファンには悪いんじゃないかなぁ？」

山田「ムフフ。ファンを心配するちーたんカワユス。当然この手の完全版には新たなオマケ要素がついていますのでそれはご安心を！」

石丸「それがスクールモードなのだな！」

苗木「ダンガンロンパ２には元々アイランドモードって言って、コロシアイがメインのサツバツ本編とはパラレルにあたるオマケゲームがあったんだ」

桑田「ほら、せっかく周りのヤツとコミュニケーション取れるのに序盤で死ぬせいであんま話せなかったりするヤツいるだろ？　そういうキャラに対する救済策みたいなもんだ」

舞園「システム的にはちょっとした恋愛ADVみたいな感じで生徒ごとの個別エンディングもあります」

江ノ島「みんながみんな恋愛エンドになる訳じゃないからそういうのは好きじゃないって人も安心してプレイ出来るわよ？　あくまで純粋に相手と親しくなることが目的だからさ」

腐川「人によっては勿論恋愛もありだけどね。うふふ……」

セレス「１ファンにとってはまさしく憧れだったモードがリロードにはついてくるのです。みなさん、わたくしとスクールモードでお会いしましょう（ニッコリ）」

山田「セレス殿が営業スマイルをしている、だと……？！」

葉隠「何やら不穏な気配がするべ！」

セレス「わたくしが真面目に宣伝したら悪いのかゴラアアア！」

「ギャアアアア！」

十神「旧作の紹介はその辺にしておけ。既についてこれない奴がいるぞ。そして俺が主役を務める新作ノベライズの紹介はどうした？！」

朝日奈「さっき言ってたアニメのノベライズのことだっけ？」

十神「違う！　それとは別の作品だ！」

霧切「アニメ・ゼロ以外にも二つノベライズがあるの。まず私が主人公の【ダンガンロンパ霧切】。現在三巻まで出ているわ。私が中学生だった頃の話で、ジャンルは正統派ミステリーね」

山田「中学生時代の霧切響子殿と、女子高校生探偵の五月雨結殿が主人公で実にムッハーですな！」

江ノ島「でも内容は案外ちゃんとミステリーなのよね。シリーズで一番推理モノっぽい？」

腐川「そしてついこの間発売された、白夜様が主人公の待望の新作が【ダンガンロンパ十神】！！」ﾊｱﾊｱ

大神「時系列は本編より少し前で我や２のキャラクターも出演している。特に２のキャラの過去が見られる作品はこれと番外編ゲームのみだから貴重なシーンだな」

腐川「その番外編ゲームはあたしが苗木の妹と一緒に主人公をやってる【絶対絶望少女】ね。タイトルがダンガンロンパじゃないのとジャンルがアクションなのが特徴よ」

こまる「苗木誠の妹の苗木こまるです！　よろしくね！」

苗木「アクション難しいって聞くけど僕でもクリア出来たから、よほどじゃなければクリアは出来るんじゃないかな？　一応EASYモードもあるし」

舞園「シューティングで戦うこまるさんと近接戦闘の腐川さんの二人を操作出来て、EASYだと無敵状態の腐川さんを使い放題なんですが……一部強制的にこまるさんになるんですよね」

こまる「ご、ごめんなさい……でも、全体的な難易度はそこまで高くないはずだから！」

セレス「ちなみに、この作品は１と２の間の時系列の作品。すなわちネタバレがありますわ。ゼロと同じく、最低でも無印のストーリーを把握してからやるべきですわね」

苗木「じゃあいよいよ待望のダンガンロンパ３の話を始めようか。まずは３と∨３の違いから説明しないとね」

朝日奈「ダンガンロンパ３とニューダンガンロンパ∨３だっけ？　なにが違うの？　タイトル？」

大和田「そもそもなんで３が二つあんだよ。おかしいだろゴラ」

不二咲「混乱するよねぇ……あのね、【ダンガンロンパ３　The end of希望ヶ峰学園】がアニメで、【ニューダンガンロンパ∨３】は新作ゲームなんだ」

葉隠「要は、ゲームとアニメで二本立てってことだべ！　宣伝効果で売上も二倍だべ！」

霧切「それはどうかしら？」

大和田「あん？　どういうことだよ？」

霧切「宣伝効果は確かに見込まれるでしょうけど安易に二本立てと呼んでいいかは別じゃない？　アニメとゲーム。そして製作スタッフが言った世界観一新の言葉。ここまで言えばわかるわね？」

石丸「ウム！　全くわからん！」

苗木「つまり、アニメは今までのダンガンロンパシリーズ、言わば希望ヶ峰学園編の完結編になるんだ！　当然僕達が出るし、もしかしたら２のキャラも出るかもしれない」

山田「それに対し、ゲームは才囚学園という新たな学園が舞台となった全くの別物なのですぞ！」

石丸「そうだったのか！　クッ、もっと勉強しなければ！」

十神「まあ、完全に別世界の話なのか同じ世界で時系列が違うのかはまだわからんがな。作者が、舞台とキャラが一新されるのは２の時だって同じだと言っている」

桑田「なんかゲームの主人公ロボっぽいもんな。もしかしたら百年後とかの話かもしれねーのか」

葉隠「未来と見せかけて案外過去の話かもしれねえぞ？　古代アトランティスの超文明が地球を支配していた頃の話かもしれないべ！」

セレス「バカの発言はほっておきましょう」

朝日奈「そっか。だからアニメは３でゲームはＶ３なんだね！」

大神「どちらも３にしては紛らわしいからな。区別のためだ」

腐川「３が二つある時点で十分紛らわしいわよ……」

山田「まあ仮面ライダー３とＶ３みたいな関係だと思ってもらえば」

桑田「わかんねーよ！」

江ノ島「ていうか、なんで３を二つ作っちゃったわけ？　普通にゲームのニューダンガンロンパ３だけで良かったんじゃないの？」

山田「もしくはアニメにしないで完結編を３にするとかですな」

舞園「それは『３は新作なのか、今までの世界の続きなのか』という質問があまりに多過ぎてだったらいっそのこと両方作ってやろうっていう作者さんの考えかららしいです」

モノクマ「エッヘン。ボクが頑張ったからですよ！」

苗木「いや、なんでお前が威張るんだよ……」


その時、謎の影が苗木達に向かって駆け寄ってくる。


？？？「おーい、お前らー！　俺を忘れてるんじゃないだろうなー！」

モノクマ「ええーい、もうこうなったらヤケだ。全力で新作の宣伝をするぞー！」

「おー！」

？？？「お、おいおい！　本当に俺のこと忘れてんのか？　おーい！！」

狛枝「……絶望的だね。ああ、なんて絶望的なんだろう。でもこの絶望を乗り越えれば君達の希望は更に輝くはずなんだ！　僕に見せてよ、みんなの希望を！」

七海「狛枝君はちょっと黙っててくれないかな？」

日向「……え？　本当に？　本当に２をすっ飛ばして完結編のアニメやるのか？　俺の活躍は？？」

苗木「あ、日向さん……」

不二咲「この人は日向創さんて言ってダンガンロンパ２の主人公だよ」

日向「嘘だろ……嘘って言ってくれよ……絶対絶望少女にも出られなかったのに、そのうえアニメでまでハブられるなんて……」

朝日奈「ま、まだ出られないって決まった訳じゃないよ！　作者は２のファンも期待していいって言ってたみたいだしさ！　ダイジョーブダイジョーブ！」

十神「どうしてもというなら俺が主人公の小説に出してやってもいいぞ？」

舞園「十神君は黙っててください」

日向「なんで……なんでだ……狛枝は絶対絶望少女にも出てるし、多分アニメにも出るだろ？！」

腐川「しょうがないわよ……あいつ人気あるんだから……」


狛枝凪斗：ダンガンロンパ屈指の人気キャラである。一見人当たりの良い好青年だが実は……筆者はネタバレ見てからゲームやったけどそれでもインパクト凄かった恐るべき人物。

狛枝「僕なんかが超高校級のみんなを差し置いて出番を貰ってしまうなんて非常に不本意だし心苦しいよ。でも逆にこれはチャンスなんじゃないかって思うんだ。これはみんなの希望を輝かせるための試練なんじゃないかってね……」

狛枝「そのために僕が役に立てるというなら……ゲームでもアニメでも小説でもなんでも出るよ」

七海「出たい訳じゃないなら、別に出なくてもいいんじゃないかな」

左右田「まったくだぜ！　こいつ一人で俺達の出番全部持ってく気じゃねえか？！」

日向「そういうお前は十神の小説で出番もらったらしいな」

左右田「え？　あ……あ、まあ、そうらしいな。しかもソニアさんと一緒とか。へへ……」

日向「…………」


ダッ！


左右田「あ、待て日向！　待てよー！」ﾀﾞﾀﾞﾀﾞ…

狛枝「じゃあ、そういう訳だから。まだ出るって決まった訳じゃないけど」

狛枝「――もしその時はよろしくね？」


スタスタスタ……


「…………」

大和田「あいつマジでアニメにも出そうだな……」

山田「圧倒的キャラ立ちですからな。この短い登場で既に強力な存在感を残してますし……」

苗木「そういえば今２の舞台もやってるんだけど、やっぱり狛枝さんは凄いらしいよ」

霧切「感想で特に多いのは怖い、不気味だったらしいわ」

大神「流石だな……」

「…………」

（本当に出てきそう……）

苗木「ま、まあまあ。このSSの目的はあくまで３の宣伝だからね？　アニメのDVDが売れたらまさかの２OVA化もあるかもしれないし」

モノクマ「ププッ。本気であると思ってんの？」

苗木「前向きなのが僕の取り柄なんだ！」

不二咲「き、希望を捨てたらダメだよね」

石丸「要は３がヒットすれば良いのだ！」

腐川「そもそも売れないとシリーズ終了になりかねないわよ……」

桑田「そうだ！　全キャラ集合のお祭りゲーが出るまで俺達は諦める訳にはいかねえ！」

舞園「そうです！　頑張りましょう！」

霧切「ではいよいよ３の説明をするわ。最初はアニメの方から行くわよ」

葉隠「お、PVがあるのか。ワクワクするべ！」


【ダンガンロンパ３ –The End of 希望ヶ峰学園–　プロモーションムービー】



朝日奈「あ、大人になった私達のラフがあった！」

霧切「はっきり言って内容はまだ何もわからないわ。でも大人になった私達の姿が最大の見所の一つというのは間違いないでしょうね」ﾌｧｻｯ

苗木「成長期過ぎてるけど僕も少し背が伸びたよ！」

舞園「苗木君、かっこいいです！」

十神「黒幕が気になる所だ。それに、世界の命運をかけたコロシアイというのは一体……」

腐川「あ、あたしは白夜様の今後のご活躍さえ見られたらそれで……！」

石丸「何せ完結編だからな。絶対絶望少女で出てきたキャラ達がどうなるのかも気になる」

こまる「私の出番あるかな……」

山田「まあ伏線回収して綺麗に終わってさえくれたらどんな展開でもいいんですがね」

セレス「残念ながらそれが一番難しいのですわ。恐らく１クールですしね」

苗木「裁判がない分尺は取れると思うけどね。１アニメは捜査と裁判でだいぶ尺を取られたから」

モノクマ「裁判の話も出たし、じゃあそろそろＶ３の話も行っちゃう？　行っちゃう？」

舞園「まずはPVですね」

【PS4/PS Vita　ニューダンガンロンパV３ みんなのコロシアイ新学期　プロモーションムービー】



「おおおおおおおっ」

苗木「舞台は鉄格子で囲まれた高校、才囚学園！　１はサイコポップ、２はサイコトロピカルがテーマだったのに対し、∨３ではサイコクールがテーマなんだ！」

大和田「なんかカッコイイ感じじゃねえか」

桑田「ヒロインの子がなかなかクールでイカすな」

朝日奈「主人公はやっぱりあのロボットみたいなのかな？！　ロボ苗木！」

江ノ島「ロボ苗木って……」

苗木「うーん。みんなに言われるけど似てると思う？」

舞園「似てます、よね……何か関係があるのでしょうか？」

不二咲「やっぱり未来の話なのかなぁ？」

山田「ですがまだロボットだと決まった訳ではないですぞ。サイボーグかもしれないし、単にロボっぽい格好をしてるちょっとイタい人かもしれません！」

葉隠「自分をロボだと思い込んでたり、田中っちみたいにロボキャラを作ってるだけしれねえな」

朝日奈「あのスネ夫みたいな髪型の人は相方なのかな？」

大神「ライバルかもしれんな」

ワイワイガヤガヤ！


モノクマ「うぷぷ。オマエラ楽しそうに予想してるけどさぁ。大切なこと忘れてない？」

石丸「大切なことだと？　予習復習はバッチリだぞ！」

モノクマ「このゲームさぁ……ダンガンロンパなんだよ？」

「！！」


ハッ！


苗木「そ、そうか……この三人のうち何人かは死んじゃうかもしれないんだ……」

山田「そもそもあのロボ苗木は主人公ではないかもしれませんぞ？！　一章で死ぬかもしれません！」

腐川「あの横のヒゲも死にそうね……なんか凄い死にそうな顔してるし」

桑田「かわいい女の子が死ぬのは勘弁してくれよ……」

セレス「ダンガンロンパシリーズにそれを期待するのはどだい無理な話ですわ」

大和田「むしろあの女、実は黒幕じゃねえか？」

江ノ島「ありそう。あのロボも黒幕が作ったヤツだったりして」

葉隠「三章行くまでにこの三人全員死んでたりしてな！」

（……ありそうだから困る）

苗木「とにかく、こうやって発売まで色々予想してみるのも楽しみの一つだよね！」

霧切「ええ、楽しみね。何せ世界観一新だもの。どんな仕掛けが飛び出てくるか予想が難しいわ」

モノクマ「ちなみに、絶対絶望少女の時もこんな感じで予想が盛り上がってたんだけど、ここの１はことごとく予想を外したからこのSSはネタバレにはならないと思うよ」

モノクマ「参考に絶対絶望少女の時の>>1の予想を書くと……」


・希望の戦士は希望ヶ峰学園が生徒の遺伝子を掛けあわせて作った人造人間。
・つまり、黒幕は希望ヶ峰学園関係者の新キャラで何らかの目的のために子供達を使った。
・墓に死亡した生徒の名前が書かれており、プレイヤーの精神をえぐる何らかのイベント。
・最終章のみ学級裁判が開かれる。
・その他なんか色々。


モノクマ「かすりもしませんでした！！」

苗木「うわぁ……」

腐川「で、出鱈目もここまで行くとある意味芸術ね……」

モノクマ「うっせー！　出鱈目ついでに∨３の予想もしてやるかんね！」

十神「おいバカ、やめろ！」

石丸「万が一当たっていたら不味いのでは……」

モノクマ「黒幕はヒロイン！　でも一時的に死んで退場する！　ロボは実はサイボーグで苗木君のクローンが素体になっている。なんか希望関係のプロジェクトがある」

モノクマ「スネオヘアーは途中で死ぬ。生徒達は実は全員犯罪者で才能絡みの罪を犯している。そして何らかの実験のためにこの学園に集められた」

モノクマ「もしくはロボ苗木はオリジナルになった人物がいてそいつが黒幕側。最後の方で自分の出自やアイデンティティについて悩んだり葛藤したりする」

モノクマ「或いは、これは未来で流されているコロシアイがテーマのドラマ！　どうだ？！」

不二咲「多分、全然違うんじゃないかな……」

山田「黒幕関連はちょっと怪しいですけど、それ以外はまるで当たっている気がしないですな」

腐川「才能のカケラも感じないわ」

江ノ島「ま、テキトーなくらいでいいんじゃない？」

モノクマ「いいんだよ！　外れていいんだよ！　こういうのは予想するのが楽しいんだからさ！！」

苗木「みんなで予想して、実際にプレイして予想を裏切られる。これがゲームの醍醐味だね！」

十神「せいぜい悪い意味で裏切られないといいな？」

大和田「まーたテメエはそういうこと言いやがってよ！」

大神「小説版の方も頼む。特に我も出ているダンガンロンパ十神を」

モノクマ「ここの>>1はまだ買ってないんだけど、１・２のキャラがたくさん出てるらしいよ」

舞園「とにかく、みなさん！」

葉隠「俺の借金返済のためにも買ってくれええええ！」

朝日奈「アニメも見てね！」

苗木「来年の夏頃、またお会いしましょう！」

モノクマ「バイナラ～！」



終里