ガチャ
岡部「今日は俺が一番か……うん?」クンクン
岡部(……なんだ?妙な臭いがする)クンクン
岡部(そういえば、昨日ダルがエロゲをしてたな……さては、あいつティッシュを処理せずに帰ったな)
岡部「……あれ?ティッシュ、ないな……」キョロキョロ
岡部「ダルじゃなかったのか……ん?これは」ヒョイ
岡部(消臭剤、切れているな。また買っておかなければ……)
ガチャ
まゆり「トィットゥルー♪あっ、おはよう、オカリン」
ぷ~ん
岡部「ああ、まゆりか。おはよ……っ!」
元スレ
岡部「最近ラボが臭い……」
http://hibari.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1315039728/
岡部「げほっ、げほっ、……くっ!」
岡部(なっ、なんだ!?この吐き気催す臭いは!?)
まゆり「う~ん?どうしたの?オカリン」
ぷ~ん
岡部「っ!ま、まゆり!窓だ!窓を開けろ!」
まゆり「お、オカリン!?」
ぷ~ん
岡部「げほっ、ぐっ、……は、はやく!」
まゆり「う、うん。わかった」
ガラガラ
岡部「げほっ、げほっ、た、助かった」
岡部(な、何だ?今のの臭いは……)
まゆり「オカリン、大丈夫……?」
ぷ~ん
岡部「!?」
岡部(な、なんだ!?まゆりが口を開いた途端きいきなり臭いが!?)
まゆり「オカリン、大丈……んむ!?」
岡部(咄嗟にまゆりの口を手で塞いでしまったが……臭いが、消えた。まさか)
岡部「す、すまない、まゆり。いまお前は機関による姑息な呪いによって声を失った。だが安心しろ。お前の声は必ず俺が取り戻してみせる!」
まゆり(なんだか分からないけど、今日は喋っちゃダメってことかな~?)
まゆり「……」コクコク
岡部「分かってくれたか。助かる」
まゆり(オカリンとこうやって遊ぶの、なんだか久しぶりなのです♪)
岡部(先ほどの強烈な臭い……やはりまゆりの口か!)
岡部(……思えば、まゆりの主食は肉だ。特にジューシーからあげナンバーワンは食ってない日がないくらいだ)
岡部(……そんな食生活を続けていれば、口臭が酷くなるのは当たり前だ。今まで消臭剤のお陰で気付かなかったが……まさか、これほどとは)
岡部「な、なあ、まゆり。今朝は歯を磨いたか?」
まゆり「うん?磨いた……んむっ」
岡部「しゃ、喋ってはいかん!いまのお前は呪いによって声を失っているのだ!忘れたのか!」
まゆり「ん……」コクコク
岡部(……口を開かないようにこのまま押さえておくか)
まゆり(えへへ……オカリンの手、まゆしぃのお口に当たってる)
岡部「そうか、歯は磨いたか。なら舌は?ちゃんとブラシを使って洗っているか?」
まゆり「ん?…んーん」フルフル
岡部(くっ、舌は洗っていないか。臭いはそれが原因か?)
岡部「いかんぞ、まゆり!歯磨きは勿論だが、ちゃんと舌も洗わなければならん!」
まゆり「んー」
まゆり(オカリンに叱られたのです……)ショボーン
岡部「仕方ない。なら今から俺が直々にお前の舌を洗ってやろうではないか!」
まゆり「んぅ!?」
岡部「こ、こら。喋ろうとするな!」
まゆり「んぅ……」
まゆり(まゆしぃもそれはちょっと恥ずかしいのです……)
洗面所
岡部(ここに寝泊まりするのは俺くらいだから歯ブラシも俺のしかないな……仕方ない)
岡部「よし、まゆり。まずは口を開けろ」
まゆり「えっ、オカリン?それ、オカリンの歯ブラ……んむ」
岡部「だから喋ってはならんと!」
まゆり(オカリンの歯ブラシ……えへへ)
岡部「……よし、改めて始めるぞ。口を開けろ、まゆり。間違っても口呼吸はするなよ?」
まゆり「んっ」コクコク
まゆり(……オカリン、どうしてマスクしてるのかな?)
まゆり「んぁ~」パカッ
ぷ~ん
岡部(うおぇぇえええええええええぇぇえええええええええぇぇえええええええええぇぇえええええええええ)
まゆり(オカリン、いまもの凄い顔したのです……)
岡部(ひ、怯むな!臆せば死ぬぞ!)
岡部「よ、よし……じゃあ舌を出してくれ」
まゆり「んあ」レロ
岡部(おぇぇえええええええええあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ)
まゆり(オカリン、大丈夫かな……)
岡部(ま、マスク越しで臭いが!?見つけたぞ、世界の歪み!)
岡部(鳳凰院凶真、目標を駆逐する!)
岡部「まずはゴム手袋をした左手で目標を拘束!」ガシッ
まゆり「はひっ」ビクッ
岡部「すかさず目標に向けてブラシをセット!」
まゆり「はっ、あっ」
岡部「いくぞまゆり!うおおおおおおおおおおおお!!!!」ゴシゴシゴシゴシゴシゴシゴシ
まゆり「あっ、あっ、あっ、んあっ、あっ、んっ、あっ」
まゆり(お、オカリン、は、激し、あっ)
岡部「いっけっえええええええええ!!」ゴシゴシゴシゴシゴシゴシゴシ
まゆり「」ビクンビクン
岡部「ふぅ……」
まゆり「……」クター
岡部(……少し、やりすぎたか)
岡部「まゆり、大丈夫か?」
まゆり「んっ、んぅ、オカ、リン?」
岡部「!?」
岡部(やった……臭いが、臭いが消えたぞ!)
岡部「まゆり!」ダキッ
まゆり「ふぇ!?お、オカリン?」
岡部「ああ、臭わない、臭くない」クンクン
まゆり「ふ、ふぇええ!?」
まゆり(お、オカリンが大胆なのです)
岡部「まゆり、口を開けてくれ」
まゆり「な、なんで?」
岡部「いいから」
まゆり「う、うん……んあ」パカッ
岡部「……舌、触るぞ」クチュ
まゆり「はひっ!?」
岡部「………」クンクン
岡部(……臭いは、大丈夫、だな。いや、まだ安心はできない)
岡部「すまん、まゆり。ちょっと我慢してくれ」ペロッ
まゆり「!?」
岡部(味も、大丈夫だ……良かった……本当に、良かった)
まゆり(お、オカリン……)キュン
一時間後
まゆり「………」チラッ
岡部「……」カタカタカタカタカタ
まゆり「………」ソワソワ
岡部「……まゆり」
まゆり「な、なに?オカリ、あっ、喋っちゃダメなんだよね」
岡部「いや、もう大丈夫だ。お前の呪いは先ほど解いた。まゆりの声は無事に戻ったのだ、フゥーハハハ!」
まゆり「そ、そっか……」モジモジ
岡部「……なあ、まゆり。さっきから様子が変だが、どうした?」
まゆり「えっ?あ、ううん。何でもないよ、えへへ」
岡部「そうか、だがもし体調が悪いなら無理はするなよ?」
まゆり「うん、ありがとう。オカリン」
岡部「……ふん、人質の体調管理も俺の仕事の内だからな」
ガチャ
紅莉栖「ハロー。あら、今日は岡部とまゆりだけ?」
岡部「ふん、なんだ助手……!?」
紅莉栖「どうした?」
ぷ~ん
岡部「げほぉ!ま、まゆり、窓だ!窓を開けろ!」
まゆり「えっ?」
岡部「早しろおぇぇえええええええええ」
まゆり「わ、わわ!オカリン!?」
紅莉栖「な、なに?なんなの……」
まゆり「まゆしぃにも分からないのです……と、とにかく窓を」
ガラガラ
岡部「はあ、はあ、はあ……くっ」
紅莉栖「また厨二でも発症したの?鳳凰院さん(笑)」
ぷ~ん
岡部「お、俺に近付くなああああああ!!」
紅莉栖「」ビクッ
紅莉栖「な、なによ、別にそこまで言わなくても……」
岡部「あ、あ……す、すまん」
岡部(この鼻孔を抉るような醜悪な臭い……またかよ)
岡部(そういえば紅莉栖の食生活もほぼ毎日カップ麺に外食、まゆり並に酷かったな)
岡部「紅莉栖」
紅莉栖「えっ、いま名前で」
ぷ~ん
岡部「口を閉じていてくれ」
紅莉栖「な、なんでよ!」
紅莉栖(あ、あれ?これってもしかして)
岡部「頼む」
紅莉栖「し、仕方ないわね……ん」
岡部(よし、これで臭いは)
ぷ~ん
岡部「なにぃいい!?」
紅莉栖「な、なによ!急に大声上げて」ビクッ
岡部(ば、馬鹿!紅莉栖は確かに口を閉じていた筈だ!なのに何故!)
まゆり「お、オカリン?」
紅莉栖「……ねえ、岡部。本当にどうしたの?今日のあんた、いつも以上におかしい」
ぷ~ん
岡部(おぇぇええ……ま、まさかこの臭い、まゆりと違って口臭ではなく体臭なのか!?)
岡部(くそっ、まゆりと違って悪臭を全面開放してるから尚更たちが悪い!)
岡部(どうする?香水でもプレゼントして使って貰うか?)
岡部(いや駄目だ。そんな事をすれば露骨にお前は臭いと言っているようなものだ……それに、下手に香水などを使えば体臭と混ざり合って更に取り返しの付かない事になりかねない)
岡部(……食生活を改めてさせるか?毎日ルカ子をラボに呼んで料理を作って貰えば……)
紅莉栖(岡部、また何か思い悩んだ顔してる……何とか、力になってやりたい)
岡部(いや、それではルカ子に申し訳がない。ならば俺が作ってやるか?料理なんて普段しないが、紅莉栖よりはマシだろう。それに、食材なら実家の店の奴があるから問題はない)
岡部(いや待て、食生活を改めるのはいいが、まずは今直ぐにこの漂う悪臭を何とかする方法を考えねば!)
岡部「紅莉栖、少し話がある。付いてきてくれ」
紅莉栖「うん、わかったわ」
紅莉栖(あの顔、やっぱり何かあったんだ)
まゆり「なら、まゆしぃも」
岡部「済まない、まゆり。まゆりはここで留守番をしていてくれ。今日はルカ子とフェイリスが遊びに来るからな。ラボを空ける訳にはいかん」
まゆり「そっか~なら仕方ないね」
岡部「ああ、じゃあ少し出掛けてくる」
紅莉栖「行ってくるね、まゆり」
まゆり「うん、二人とも行ってらっしゃーい」
バタン
まゆり「オカリン……」
ラボ屋上
紅莉栖「それで、話って?」
岡部「……正直、あまり話難いのだが」
紅莉栖「なによ、今更。話して、私はあなたの力になりたい」
岡部「紅莉栖……分かった。話すよ」
紅莉栖「………」ゴクリ
岡部「……紅莉栖。聞くが、最後に風呂に入ったのは何時だ?」
紅莉栖「えっ」
岡部「何時だ?」
紅莉栖「………」
紅莉栖「ちょっ!ふざけないで!人がせっかく真面目に聞いてあげてるのに」
岡部「ふざけてなどいない!」
紅莉栖「」ビクッ
岡部「俺は本気なんだ!頼む、紅莉栖……答えてくれ」
紅莉栖「……まえ」
岡部「……?済まない、もう一度頼む」
紅莉栖「み、三日、前、よ……」
岡部「三日!?」
紅莉栖「な、なによ!日本での講義とかがあって忙しかったのよ」
紅莉栖(ほ、ホントは一週間前だけど……)
岡部(馬鹿な、三日?真夏とはいえ、三日風呂に入らなかっただけで人は悪臭兵器に変貌すると言うのか!?)
岡部「紅莉栖……」
紅莉栖「な、なに」
紅莉栖(ヤバい、岡部に嫌われちゃった……?い、いや、いやよ、そんなの私……岡部ぇ)
岡部「風呂、入ろう」
紅莉栖「えっ」
岡部「俺がお前を洗う。だから、風呂に入ろう。紅莉栖」
紅莉栖「お、岡部が!わ、わ、私を!?」
岡部「ああ」
岡部(どうせ洗い方も雑なんだろう。この際、紅莉栖には徹底的に体の洗い方を叩き込んでやろう)
紅莉栖「こ、このHENTAI!」
岡部「HENTAI呼ばわりされても構わん。俺はお前を洗いたい」
紅莉栖「ふぇ」
紅莉栖「ほ、本気、なの?」
岡部「無論だ。冗談などではない。本気でお前を洗いたいと思っている」
紅莉栖(えっ、こ、こく、告白もしてないのにいきなりお風呂プレイなんて……ふ、ふへへ。岡部ぇ、岡部ぇ)ジュン
岡部(なんだ?、いま悪臭とは別に妙な臭いが……)クンクン
紅莉栖「あ、洗うだけだからな」
岡部「……?そのつもりだが?」
紅莉栖「くっ、この馬鹿!」
岡部(何を言っているんだこいつは)
岡部「だが、やるからには徹底的にやらせて貰うぞ?首筋の裏から足の指の隙間までお前の体の隅々まで洗わせてもらう!覚悟しろ、フゥーハハハ!」
紅莉栖「はぅ」
ラボ・浴場
岡部「シャンプーにリンス、ボディーソープ。ボディー用のスポンジと、これだけあれば十分に戦えるな」
岡部(しかし武器は揃えたが、問題はこちらの防具だ。密室空間で、あの悪臭を相手に普通のマスクでは意味がない……今後、紅莉栖を洗う時の為にダルにガスマスクでも作って貰うか)
岡部(しかし、今回は腹を括るしかあるまい。換気扇は付けておくが、気休めにもならんだろう。市販の立体マスクがどの程度持つか……)
紅莉栖「は、入っていいわよ」
岡部「分かった」
岡部(さあ逝くか。鳳凰院凶真、目標を駆逐するっ!)
バタン
紅莉栖「や、優しくしなきゃ許さないからな」
ぷ~ん
岡部「ぐああああああああああああいあああああああああああああああいああああ!!」
紅莉栖「お、岡部!?」
岡部(は、肺が!肺が腐るぅうう!目、目が、目が焼けるぃうううううううう!!)
岡部(シャ、シャワーを、シャワーで臭いを!)
岡部「お、おおおおおおおおぉぉ!!」ガシ
紅莉栖「な、なに」
岡部「消えろおおおおおおおおおおおお!!」
ジャー
紅莉栖「きゃっ、きゅ、急にシャワーをかけるな!」
岡部「はあ、はあ、はあ……」
岡部(な、なんとか……臭いを充満させずに済んだか……あれ?)
岡部「………」クンクン
紅莉栖「ちょっと岡部!聞いてるのって、人の髪を勝手に触んな!」
岡部「紅莉栖、少し髪を借りるぞ」クンクン
紅莉栖「ちょ、ちょっとなにしてんのよぉ……」
紅莉栖(お、岡部が私の髪をクンカクンカしてる……はあ、はあ)ジュン
岡部(やはりな、嗅覚が完全に麻痺してる……だが、これは勝機!)
岡部「紅莉栖、座れ」
紅莉栖「な、なんなのよ、さっきから」
岡部「今からお前の髪を洗うんだ。だから座ってくれ」
紅莉栖「そ、そう、分かった」
岡部「……あと、体に巻いているタオルは取れ」
紅莉栖「へ、HENTAI!そんな事できるわけ」
岡部「それじゃあ洗えないだろうが。それとも俺が取ってやろうか?
紅莉栖「じ、自分で取る!」バッ
紅莉栖(み、耳元で宮野ボイスなんて反則よ!)
岡部「じゃあ、洗うぞ?」
紅莉栖「う、うん」
ゴシッ、ゴシッゴシッ……
岡部(あれ、泡立たない……)
紅莉栖「い、意外と上手なのね」
紅莉栖(ああ、岡部の指気持ちいいよぉ)クチュクチュ
岡部(紅莉栖の奴、なんかそわそわしているが、こそばかったか?)
岡部「……しかし全く泡が立たないな。一度お湯で流して、もう一度洗うか」
紅莉栖「んっ、あっ……」
洗髪七回目
岡部「おっ、やっと泡立ってきたな」
ゴシッゴシッゴシッゴシッ
紅莉栖「んあー」クチュ、クチュ、クチュ
岡部「なんだ助手よ、情けない声などあげて。そんなに気持ちいいか?」
紅莉栖「んっ、うん、きもひいい、ん、んあっ」クチュ、プシャー
岡部「そうか、じゃあそろそろ洗い流して次はリンスだな」
岡部(まあ、久しぶりの風呂だからな。さぞ気持ちよかろう)
紅莉栖「うん、よろしくね」スッキリ
岡部(さて、リンスも終わって、後は体だな)
紅莉栖「そ、そんなにジロジロ見んなHENTAI!」
岡部(うわっ、汚い……)
岡部「あ、ああ、済まない。とりあえず、洗うか」
紅莉栖「……うん」
岡部(普段なら興奮するような状況なのだがな……臭いのせいで常に賢者モードのような気分だ)
紅莉栖(……どさくさに紛れて岡部の腰に巻いているタオル、取れないかな)
ゴシッゴシッゴシッゴシッ
岡部(やはり体の方も泡立ちが悪いな)
岡部「痛くないか?」
紅莉栖「平気よ。それに気持ちいいし」
紅莉栖(若い男女、狭い空間、片方は半裸、片方は全裸――これは、やるしかない)
岡部「そうか、ならこのまま続けるぞ?」
ゴシッゴシッゴシッゴシッゴシッ
紅莉栖「うん」
ゴシッゴシッゴシッゴシッゴシッ
岡部(そうだ、ここで紅莉栖に食生活のことについて言っておくか)
岡部「なあ、紅莉栖」
紅莉栖「んーなに?」
岡部「前から思っていたのだが、毎日カップ麺や外食ばかりはどうかと思うのだが」
紅莉栖「し、仕方ないじゃない!私だって忙しいんだし。それに、日本に滞在してる間だけよ!こんな食生活」
岡部「そう、なのか?」
紅莉栖(ホントは向こうでもカップ麺と外食ばっかだけど)
岡部「……まあ、そこでなんだが、日本に居る間、まともな食生活を送れるよう、俺がお前に飯を作ってやろうと思うのだが……」
紅莉栖「えっ?」
岡部「勘違いするな。ラボメンの体調管理は俺の仕事だ。ジャンクフードばかり食って助手に倒れられたら困るからな。貴様には未来ガジェット製作に携わる義務がある」
岡部(……というか、俺が食生活を管理しなければこいつは臭いままだからな)
紅莉栖「ふん、どうせろくな料理じゃないんでしょ?」
岡部「ぐっ、確かに料理の腕に自身はない。味も保証はしない」
紅莉栖「それみろ」
岡部「それでも!」
紅莉栖「!」
岡部「俺はお前の為に料理を作ってやりたいと思っている」
紅莉栖「……岡部」キュン
紅莉栖「し、仕方ないな!あんたがそこまで言うなら、食べてあげなくもないわ」
岡部(よし、これでラボの悪臭は消えた!)
ゴシッゴシッゴシッゴシッ
岡部「よし、背中は終わったぞ」
岡部(うわっ、スポンジが黒ずんでる。二つ目に変えるか)
紅莉栖「………」ポケー
紅莉栖(岡部に体を洗って貰って、これから毎日岡部の手料理が食べられる……ふふふへへ、今日はなんていい日なんだろ)
岡部「次は前だな。こっちを向け、紅莉栖」
紅莉栖「ふふ、ふへへ……ふぇ?」
岡部「さっ、足を出せ。言っただろう。足の指の隙間まで洗うと」
紅莉栖「い、言ったけど、ひゃっ」
ひょい
岡部「じゃあ、洗うぞ。足が終わったら次は股だ。ここら辺は一番汚れが溜まりやすいからな」
岡部「まずは足の指だ。指と指の間に汚れが溜まりやすい」
ゴシッゴシッ
紅莉栖「やっ、ちょっと岡部、こ、こしょばいよ……」
岡部「我慢しろ、ほら、足の裏も洗うぞ」
ゴシッゴシッ
紅莉栖「ひゃ、あっ」
岡部「次は襟足から膝裏にかけて念入りに洗う。ここも厳かになりやすいばしょだからな。ほら、洗い難いだろ、股開け」グイッ
紅莉栖「そ、それはいくらなんでも!きゃっ!」
ゴシッゴシッ
紅莉栖「お、岡部ぇ、はずかしいよぉ……」
岡部「我慢しろ。そして次は太ももの内側から股にかけた部分だ」サワサワ
紅莉栖「あっ、どこ、触って、んっ」
岡部「このあたりはデリケートな部分だからあまり力を入れず、優しく洗う」
シュッ、シュッ
紅莉栖「んっ、あっ、そこぉ……」
岡部(あっ、ヤバい。臭いが薄れてきたから、息子もちょっと元気になってきた……)ビンビング
岡部「そして次にせ、性器だが、こ、これは男である俺には管轄外であるため、今回は手探りで丁寧に洗っていこうと思う!」クチュ
紅莉栖「ひゃん!」ビクッ
岡部(あっ、臭いが濃くなってきた。良かった、これで息子も鎮められる……)サワサワクチュクチュ
紅莉栖「んっ、あっ、んっ、あっ」
岡部(なるほど、女性器とはまた難儀な形だな。これでは汚れが溜まりやすい。念入りに掃除していこう)クチュクチュクチュクチュクチュクチュクチュ
紅莉栖「ちょ、ちょっと、は、はげ、はげしすぎ、あっ」プシャ
一時間後
岡部「ふう……ようやく終わったか」
紅莉栖「………」ピクッピクッ…
岡部(あの後は首筋や臍を重点的に攻め――ごほん、掃除し、あとは胸などをスポンジでこすりつけ、無事、紅莉栖を清潔な状態へとすることが出来た)
岡部「……念のため、臭いをチェックするか、ちょっと失礼するぞ、紅莉栖」ズイッ
紅莉栖「………」ピクッ
岡部「……まずは足の裏」クンクン
岡部(臭いはなし……味は?)ペロ
紅莉栖「」ピクッ
岡部「ふむ、問題ない。この調子で膝裏、太もも、尻、股間、臍、脇、首筋、胸の臭いと味を確かめるか」
紅莉栖「ま、待って、ちょっと休憩を……」
岡部「いくぞ」
紅莉栖「あっ……」
岡部「ふむ、こんなところか」
紅莉栖「」クター
岡部(さすがにやり過ぎたか?いや、ラボの衛星を管理するには必要だったのだ。特別、他意はない。本当だ。別にしたくて紅莉栖の体を至る所ペロペロした訳では断じてない)
岡部「あっ、まだ確認していない部分があったな」
紅莉栖「」 ビクッ
岡部「紅莉栖、口を開けて舌を出せ」
紅莉栖「…んあ」レロ
岡部「さて……」クンクン
岡部「臭いはない。さて、次は」ペロペロ
紅莉栖「んむっ!?」
岡部「ふむ……ドクペの味がするな」
まゆり「ねえねえ、オカリン」
岡部「なんだ?」
まゆり「クリスちゃん、さっきからぼーってなってるけど、大丈夫かな~?」
紅莉栖「」ピクッピクッ
岡部「なに、問題ない。我が助手、クリスティーナは長きに渡る戦いが終わり、今は休息の時を満喫しているのだ」
まゆり「う~ん、まゆしぃにはよく分からないのです」
ガチャ
フェイリス「ニャニャ~ン♪遊びにきたニャン!」
まゆり「あっ、フェリスちゃんだ♪トゥットゥルー」
岡部「ほう、来たな。猫娘、……うん?」クンクン
フェイリス「ニャニャン?凶真~どうかしたのかニャン?」
岡部(なんだ?フェイリスが入ってきた瞬間、妙な臭いがした気がしたが……)クンクン
岡部(まさか、まゆりや紅莉栖と同じくフェイリスも……?)ジー
フェイリス「もうっ、凶真。そんなに見つめられると照れるニャン♪」
岡部(いや、このメイドに限って衛生面を疎かにするような真似はしない筈……それにこいつは秋葉のお嬢様だ。臭い訳がない……だが、)
岡部「フェイリス、ちょっと来てくれ」
フェイリス「ニャニャン!まさか凶真、ついに例の機関が動きはじ…」
ギュッ
フェイリス「ニャニャン!?な、なにするニャン!」ジタバタ
岡部「我慢してくれ。大切なことなんだ」クンクンクンクン
フェイリス「きょ、今日の凶真は、悪乗りが過ぎるのニャ……」
まゆり「……うぅ、オカリン」
紅莉栖「」ピクッピクッ
岡部(うむ、全体的に甘い香りがする……香水、ではないな。香りの原因は……)クンクンクンクン
フェイリス「ニャ、凶真……髪、触っちゃ、ダメニャン」
岡部(これか……髪から漂う心地の良い香り。流石だな、髪質が綺麗だ。毎日しっかりと整えてなければこうはならん)サラサラ
フェイリス「ニャ、あっ……」
岡部(服も、いい匂いだ。いつものメイド服と違って、私服のフェイリス……)クンクンクンクン
フェイリス「やっ、凶真、どこ嗅いでいるのニャ……」
岡部(胸、股、腋、足下も大丈夫……だがなんだ?この違和感は)クンクンクンクン
フェイリス「もう、あっ、……」
まゆり「………」ジー
紅莉栖「」ピクッピクッ
岡部「フェイリス」アゴニテヲカケ、モチアゲル
フェイリス「ニャ、ニャ!?」
岡部「口を開けろ」
フェイリス「ニャ、ニャんで」ドキドキ
岡部「頼む」
フェイリス「わ、分かったニャン……でも、凶真、責任は取って貰うのニャ」
岡部「……?わ、分かった」
フェイリス「んあ」
岡部(口ではない?だが念のため)クンクン
クチュ、クチュ
フェイリス「んあっ!」
フェイリス(きょ、凶真の指がフェイリスの口に……)
岡部(……舌でもないか)クチュ、クチュ
フェイリス「んあ、あっ」
岡部「ふむ……」ペロ
フェイリス「!?」
フェイリス(フェイリスの口に入れた指、凶真が舐めた……)ドキドキ
岡部「……フェイリス、さっきアイスでも食べたか?バニラの味がしたぞ」
フェイリス「ふ、ふにゃ」
まゆり「オカリン、やり過ぎなのです」
紅莉栖「………」
岡部(口臭も体臭もしない……なのに違和感だけが残る何故だ?)
フェイリス「凶真ぁ……はあ、はあ」
まゆり「オカリン、フェリスちゃんが発情しちゃっているのです」
紅莉栖「岡部に全身ペロペロされたから別に羨ましくなんてないわね。ふ、ふへへ」
まゆり「あっ、クリスちゃん起きたんだ」
紅莉栖「えへへ、これから毎日岡部とお風呂♪岡部の料理♪」
まゆり「クリスちゃん……」
岡部(気のせい、なのか……?)
フェイリス「凶真ぁ、凶真ぁ」ガバッ
岡部「なっ、フェイリス!?離れろ!急にどうしたと言うのだ!」
フェイリス「凶真、凶真、凶真ぁ」ギュー
岡部「だ、抱きつくな!まゆり達の居る前で何をしているのだお前は!」
まゆり「ねえねえ、クリスちゃん、あれはいいの?」
紅莉栖「問題ないわ」キリッ
まゆり「えーどうして?」
紅莉栖「だって将来的に私たちはあれ以上のことを毎日するのだぜ☆」
まゆり「うわぁ」
岡部(こ、このままでは、ヤられるっ!)
岡部「正気に戻れ!秋葉留美穂!」ガシッ
フェイリス「あっ、私のネコミミ」
岡部「フゥーハハハ!これで貴様はただの小娘てなっ」
ぷ~ん
岡部「う゛おえええええええええええええええええええええええええええええええええ」ジタバタジタバタ
フェイリス「お、岡部さん!?」
岡部(ば、馬鹿な!悪臭!?どこから――はっ!まさか!)
岡部「フェ、フェイリス。このネコミミ、何時から使っている?」
フェイリス「えっ?なんでそんなこと」
岡部「いいから、答えろ!いつからだ!」
フェイリス「」ビクッ
フェイリス「ご、五年くらい前、から……」
岡部「五年、だと……!?」
岡部(なるほど、それならネコミミにカビが生えているのも納得がいく)
岡部「この臭い!俺が断ち切る!」
バキィ
フェイリス「な、なにを!」
岡部「徹底的にやらせて貰う!まずは破壊したネコミミを電話レンジ(仮)に投入!」
ガシャン
フェイリス「ああっ!」
岡部「そしてタイマーを適当に設定!電話レンジ(仮)稼働!」
バチバチバチバチ
フェイリス「あっ、ああ……」
チン
岡部「ゲルネコミミの完成だ。味も臭いも全てなくなった!勝った!フェイリス編、完!」
フェイリス「うぅ……ひどい。ひどいよ、岡部さん」グスッ
岡部「……済まないフェイリス。だが必要な犠牲だったのだ。あのネコミミは」
フェイリス「うぅ、くずっ……」
岡部(……まずい。ガチで泣かしてしまった)
岡部「その、フェイリスいや、留美穂」
フェイリス「!……岡部さん」
岡部「確かにネコミミは無くなってしまった。フェイリス・ニャンニャンは今日、死んだ」
フェイリス「うぅ……」
岡部「だがしかーし!ここに新たなメイドが生まれた!その名も!ルミニャンニャンだ!」ゲルネコミミヲルミホニノセル
ぐちょ
フェイリス「ルミニャンニャン?」
岡部「そうだ、ルミニャンだ。ゲルミミメイド、ルミニャンニャンは隙間に生息する不遇な扱いを受けやすい幸薄メイドだ!」
フェイリス「そんなの、需要がないよ……グスッ」
岡部「そんな筈はない!少なくとも、俺には需要がある!」
フェイリス「岡部さん……」
岡部「誰にも需要なくとも、俺が俺だけはお前を必要としている。それだけでは不満か?」
フェイリス「えっ、その……」
まゆり「困ったら口説くのがオカリンの悪いところだね~」
紅莉栖「エロい宮野ボイスきたああああああああああああ!!」
まゆり「クリスちゃん、……」
しばらくして
岡部(あの後、なんとかフェイリスを説得に成功し、フェイリスはルミニャンニャンとして生きる道を選んだ)
ルミニャン「岡部さん……」ジー
岡部(以前とキャラが180度違う気がするが、大した問題ではないだろう。こうしてラボは悪臭から守られたのだ。それで十分ではないか)
ガチャ
ルカ子「あの、すみません。遅れました」
岡部「ああ、ルカ子か。そう言えばお前もラボ来る言って――」
ぷ~ん
岡部「」バタッ
ルカ子「お、岡部さん!?」
岡部「う、ぅぅ……」
ルカ子「あっ、岡部さん、気が付きましたか?」
岡部「ルカ子?……たしか俺は」
ルカ子「あっ、その、岡部さん、急に倒れて、それで」
岡部「そうか、何故か前後の記憶がないのだが……ところでルカ子」
ルカ子「は、はいっ、なんでしょうか」
岡部「何故、俺はお前に膝枕されているのだ?」
ルカ子「あっ、えっと、それは」アセアセ
岡部「いや、別に構わないが……」
岡部(やはりルカ子は男だな。膝枕でも女性のそれよりは、少し硬い)
ルカ子「その、最初はソファーに寝かせようとしたんですけど」チラッ
まゆり「Zzzz……」
ルミニャン「zzz……」
紅莉栖「Zzzz……ふ、ふへへ、岡部ぇ、そこはらめぇ……Zzzz」
岡部「なるほど、あれではソファーは使えないな」
岡部「済まない、ルカ子。ずっと同じ体勢だ。辛かっただろう」
ルカ子「いえ、岡部さんのお役に立てボク、嬉しいです」
岡部「フゥーハハハ、流石は我が弟子だ。頼りになる」ナデナデ
ルカ子「あっ、」ムクムク
岡部(あれ、なんか後頭部に更に硬い感触が……)
ぷ~ん
岡部「!?」
岡部「おえええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええ」ゲロロロロ
ルカ子「お、岡部さん!?大丈夫ですか?」ユサユサ
岡部(後頭部に当たる謎の感触、それと同時に発生した咽せるような生臭ささ――ルカ子、お前もか!?)
ルカ子「岡部さん、しっかりして下さい!岡部さん!」ユサユサユサユサムクムク
ルカ子(あっ、岡部さん揺らすと、あ、頭が、こ、擦れて)ムクムクムクムク、カットビンビング!
ぷ~ん
岡部(な、なんだ!?臭いが更に濃くなった、だと!)
岡部「ぐぅ、うっ、おえええええええええええ」
ルカ子(岡部さん、岡部さん、はあ、はあ)ユサユサユサユサムクムク
岡部(先ほどから後頭部刺激する硬い感触――考えたくなかったが、やはりこれはルカ子の股間に付いた妖刀・五月雨か!なんて臭いだ……)
岡部(まゆり、紅莉栖、ルミニャンに続き、今度はルカ子か!?)
岡部「ふ、フゥーハハハ!面白い!こうなればヤケだ!ラボに漂う全ての悪臭!この俺が全て駆逐する!」
ルカ子(岡部さん、岡部さん、ボク、もうっ、いっ、)シコシコシコシコシコシコ
岡部「聞けえ!ルぅか子よ!」
ルカ子「あっ、は、はい!」
ルカ子(うぅ、寸止めなんて、ひどいです、岡部さん)
岡部「今から俺と風呂に入るぞ」
ルカ子「……えっ?」ドピュッ
浴場
岡部(しかし、ルカ子が俺に好意を寄せていたのは知っていたが、まさかあれほどHENTAIだったとは……)チラッ
ルカ子「♪~」ヌギヌギ
岡部(……あいつに背中を流させるのは止めておこう。ルカ子に後ろに立たれたら何か、大事なモノを失う気がする)ゾクゾクッ
ルカ子(えへへ、岡部さんと一緒にお風呂なんて、夢みたい)ムクムク
岡部(……臭いの原因はルカ子の五月雨だから、無理やりでも勃たせる必要があると思ったが、杞憂だったな)
岡部「では、洗うか。フゥーハハハ、喜べルカ子!弟子として普段から尽くしているお前の為に今日は特別に俺が直々にお前を洗ってやろう!」
ルカ子「ふえ?えっ?」ムクムクムクムク
ぷ~ん
岡部(来た、この鼻孔を抉るような醜悪な臭い!紅莉栖の時と同じように、まずは嗅覚を麻痺させる!)
岡部「スゥゥゥ、はああおえええええええええええ」ゲロロロロ
ルカ子「ま、また!?お、岡部さん、やっぱり無理しない方が」
岡部「ぐっ、いや、心配ない俺なら大丈夫だ。洗うぞ」
岡部(これで嗅覚は遮断した)
岡部「ルカ子、まずはこちらを向け」
ルカ子「えっ、背中を流してくださるんじゃ」
岡部「確かに背中も洗うが、誰が背中だけだと言った。全身隈無く俺がこの手で洗ってやると言ったのだ」
ルカ子「ふぇっ」ムクムクムクムクカットビンビング!
岡部(くっ、嗅覚は麻痺している筈なのに、肌が臭いでチリチリと焼けるように痛む!)
ルカ子「だ、ダメですぅ、いま、岡部さんの方を向いたら」
ルカ子(岡部さんに、ボクが興奮してるって、バレちゃうよ)ムクムクムクムクムクムクムクムク
岡部「いいからこっちを向け!」ガシッ
ルカ子「あっ」
びたん
岡部(振り返った勢いでルカ子の五月雨が俺の息子に当たってしまった……)
ルカ子「はぅっ」ドピュッ
岡部「………」ビチャ
岡部(おまけに息子にルカ子のカルピスをぶっかけられた……)
ルカ子「あっ、ああ……」オロオロ
ルカ子(ど、どうしよう……おか、岡部さんに、嫌われちゃう)グスッ
岡部「ふむ、ルカ子よ。貴様、見た目と違ってなかなか立派なブツを持っているではないか」ニギッ
ルカ子「ひゃうっ」ドピュッ
岡部「くっ、顔にかかったではないか!全く何という早漏だ」ニギッニギッ
ルカ子「はぅ、あっ……」ビクッビクッ
ルカ子(岡部さん、もしかして嫌がっていない、の?)
岡部(まさか原液が顔に来るとは……嗅覚が麻痺してなければ即死だった)
岡部(さて、始めるか。鳳凰院凶真、目標を視認。作戦行動を開始する)
岡部「しかしルカ子よ、ちゃんとここは洗っているのか?」ニギッニギッ
ルカ子「はっ、あっ、あんっ」ドピュッ
岡部「……」ビチャ
岡部(な、何という速射性能だ……でかい、硬い、速い、それに連射まで可能とは、汎用性が高すぎるぞルカ子!)
ルカ子(ゆ、夢、みたい……え、へへ)ムクムクムクムク
岡部(しかし、臭いの原因を取り除くにはルカ子の五月雨が開放状態でないといけない。この回復速度、むしろ好都合だ!)
岡部「いいか、ルカ子。まずは棒の筋を洗う。デリケートな部分だから優しい洗うんだ」
ゴシッゴシッゴシッ
ルカ子「は、はひぃ……」ムクムクムクムク
岡部「あと、玉袋もだ。ここはよく手を抜きやすが、毎回洗うように」
ゴシッゴシッゴシッ
ルカ子「んっ、あっ」ドピュッ
岡部「……」ビチャ
岡部(が、我慢だ。我慢するんだ俺……)
岡部「次は先端だ。今回は剥き出しになっているから都合がいい。ついでに皮の裏側も洗っていくぞ」
ニギッ
ルカ子「んっ、あっ、もうっ、」ムクムクムクムク
ゴシッ
ドピュッ
ゴシッ
ムクムクムクムク
ゴシッ
ドピュッ
ゴシッ
ムクムク
………
一時間後
ルカ子「も、もう、でないよぉ……」ビクッビクッ
岡部「はあ、はあ、やったか……」
岡部(一時間を掛けてルカ子の鞘から玉袋、筋裏、ついでに尻穴まで綺麗にしてやった……よし、臭いの確認だ)
岡部「ルカ子、ちょっと失礼するぞ」ニギッ
ルカ子「んっ」ビクッ
岡部「ふむ……」クンクンクンクン
ルカ子「あっ」ビクッ、ビクッ
岡部(よし、臭いは消えた。次は味だ)ペロ
ルカ子「っ!」ビクッ
岡部(筋裏は問題なし、玉袋は?)ペロペロ
ルカ子「あっ、あっ……」
岡部(こちらも問題なし、あとは先端と皮の裏側だな)ペロペロペロ
ルカ子「うっ」ドピュッ
岡部「んむっ、ゴクリ……よし、ミッションコンプリート」
岡部(ルカ子の悪臭は消し去った、が……)
ルカ子「岡部さん……はぅ」ジー
岡部(どうやら、本格的にルカ子を危ない方向へと覚醒させてしまったようだ)
ルカ子「岡部、さん……」シコシコシコ
岡部「ルカ子、自慰は少し自重しろと言っただろう」
ルカ子「す、すみません……」ショボン
岡部(ルカ子の臭いの原因は、毎日何十回にも至る自慰が原因だった。俺は週に三回、ルカ子と一緒に風呂に入ることを条件に、自慰を一日二回までにするよう約束をした)
岡部(紅莉栖も風呂に入れなければならんし、正直、面倒ではあるが……)
紅莉栖「zzz……ふへ、岡部ぇ」
ルカ子「岡部さん……」ウズウズ
岡部(ラボメンの為なら仕方あるまい……)
ぷ~ん
岡部「!?」
岡部「な、なんだ!悪臭!?馬鹿な、ラボの臭いは全部消した筈――まさか」
カツ、カツ、カツ、カツ、カツ
岡部(誰かが、階段を上がってきている……こいつが臭いの原因か!)
カツ、カツ、カツ
岡部「………」ゴクリ
バタン
ムワッ
岡部「うっ、おえええええええええええええええええええええええええええええええええうえ……はあ、はあ、はあ、……ぐっ」ゲロロロロ
岡部(な、なんて威力だ……ルカ子のは気絶で済んだが、とっさにマスクを付けていなければ確実にヤられていた!)
鈴羽「やっほー岡部倫太郎。暇だから遊びに来たよ!あと、途中で桐生萌郁を見つけたから二人で来た」
萌郁「こん、にちは、岡部、くん」ペコリ
ムワッ
岡部「あ、あ、あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!」ガクガクガクガク
岡部(ぐ、ぐさいっ……こ、これは本当に生物が出せる臭いなのか!?それに二人同時とは)
鈴羽「ど、どうしたの!?急に叫んで」アセアセ
ぷ~ん
岡部(な、に……?鈴羽の奴、今日は黒い靴下なのかと思ったが、全部蠅ではないかっ!)
岡部「お、おい、す、鈴羽……そ、それ、その足……」
鈴羽「足?あちゃ~また蠅が止まってるや。嫌だね~あむっ」ヒョイ、パク
岡部「うっ、おえええええええええええ……」
岡部(す、鈴羽の奴、蠅の大群を一握りして丸呑みしやがった……)ガクガクガクガク
萌郁「岡部、くん、本当に、大丈夫……?」
岡部「あ、ああ、なんとか……なっ!」
岡部「も、萌郁、そ、そのか、髪」
萌郁「………?」
岡部(む、虫が、見たこともない虫がうじゃうじゃと動いてる……!な、なんだあれは!)
鈴羽「おっ、ラッキー!いいのみっけ。桐生萌郁、一つ貰うよ」
萌郁「………」コクリ
鈴羽「はむっ」ヒョイ、パク
岡部「う、うわあああああああああああああああああ!!!」
鈴羽「君、本当にさっきからどうしたの?」
岡部「お、お前、さっきから何を」
鈴羽「ああ、これ?ほら、前にメールした時に言ったじゃん虫も食べる時があるって。結構栄養が高くて美味しいんだよ。君もどう?」つ
岡部「こ、断る!」
岡部(な、なんだこいつら……口臭がどうとか、体臭がどうとかの話じゃない、次元が違い過ぎる!)
鈴羽「にしても、今日はやけに虫が寄ってくるな~ここに来た頃は全然だったのに」
萌郁「私、も……久しぶりに、頭が、痒い」ポリポリ
ポロッポロッ
岡部(ふ、ふけの代わりに何か分からないキモイ虫が床に落ちてる)
岡部(いや待て、ここに来た時は虫が寄り付かなかった……?)
岡部(消臭剤!そうか、あれがあったから俺は今日までラボのこの醜悪な臭いに気がつかなかったのか!)
岡部(こいつらを浄化するには一度消臭剤を使って虫が寄り付いていない状態にしなれば)
鈴羽「それにしても今日は暑いね~一段と虫が寄ってくるよ」
萌郁「………」コクリ
岡部(確か、あれはダルが特価で纏めて大量に買ってきた物だ。あれさえあれば!)
岡部「ならば、善は急げだ!」カチカチカチ
Prrrrrr
ダル『もしも~し、オカリン、どしたの?』
岡部「ダルか!?今どこに居る!?」
ダル『どこって、僕の家だけど』
岡部「よしっ!ダル、確かお前の家に、前に大量に買ってきた消臭剤、あったよな!?」
ダル『消臭剤?ああ、あれか、うんあったよ』
岡部「今すぐそれを持ってラボに来てくれ!」
ダル『えっ、嫌だお、面倒だし、それに』
岡部「頼む!今ラボにはフェイリスが居る!俺から頼んで手料理でも何でも用意させる!」
ダル『マジで!フェイリスたんいるの!?キタコレ!』
岡部「だから今すぐ」
ダル『でも、残念だけど無理だお』
岡部「なぜ!?」
ダル『今日全部使い切ったお』
岡部「なん、だと……?」
ダル『いや~自分で言うのもなんだけど、僕ってピザオタじゃん?臭いとか結構困るんだよなあ~特に夏は』
岡部「」
ダル『ほら、僕って一応、彼女持ちだからさ~臭いとか気になるんだ。でもそんな悩みもあの消臭剤が全部解決してくれたお!いや~マジであれは全世界のピザの味方ですな、マジで』
岡部「」
ダル『そのお陰で彼女とも……ふひひwwサーセン、オカリン。僕、先に卒業しますた』
岡部「」
ダル『まあ、そういう事で』
岡部(お、終わった……ラボが、鈴羽と萌郁に汚染される……せっかく綺麗なったまゆりの口も、紅莉栖の体も、ルミニャンのネコミミも、ルカ子の五月雨も、)
岡部(みんな、みんな全部汚染されるんだ……俺、自身も)
ダル『あっ、でも』
岡部(虫まみれ、ふ、ふはは、虫まみれ、に……)
ダル『確か、トイレに置いてた消臭剤はまだ切れてないんじゃね?あれ、この前、僕が替えたばかりだし』
岡部「!?」
ダル『んじゃね、切るお~』プツン
岡部「ふ、ふふ」
岡部「フゥーハハハハハハ!!」
萌郁・鈴羽「」ビクッ
岡部「萌郁!鈴羽!今すぐトイレに入ってくれ!」
鈴羽「と、トイレ?」
萌郁「な、何故?」
岡部「いいから!早くしろ!」
鈴羽「ちょ、怒鳴んないでよ!分かったよ、入ればいいんでしょ」
萌郁「………」コクリ
ガチャ
岡部「二人とも、済まない」
バタン
鈴羽「えっ、ちょ、ちょっと、岡部倫太郎!?どうして閉めるの!あ、あれ、開かない」
萌郁「岡部、くん……」
岡部(凄い、部屋全体を漂っていた悪臭が一瞬で消えた!)
岡部「鈴羽!足の蠅はどうなった!?」
鈴羽「は、蠅?そんなことよりもどうして閉じ込め」
岡部「いいから答えてくれ!どうなった!?」
鈴羽「もう、ってあれ?蠅が、全部死んでる……」
岡部「萌郁!お前の髪の虫たちは!?」
萌郁「あっ、全部、死んでる……」
岡部「いよっし!」
ガチャン
鈴羽「あっ、開いた。もう、なのつもりなの!岡部倫太郎!」
萌郁「説明、して」
岡部「二人とも、一緒に風呂に入ってくれ!」
鈴羽・萌郁「えっ」
浴場
岡部「さあ、脱げ」
鈴羽「いや、脱げって言われても……ねえ」
萌郁「……なんで?」
岡部「なぜ躊躇する?」
鈴羽「いや、だって……だいたい、なんで君がいるの?」
岡部「決まっている。俺がお前たちの体を隅から隅まで全てこの手で洗い尽くすからだ」
鈴羽「へっ?」
萌郁「……岡部くん、大胆」ポッ
鈴羽「いやいや、何言ってるの!?体くらい自分で」
岡部「洗える?笑わせるな!」ビシィ
鈴羽「」ビクッ
岡部「鈴羽よ。お前、週に何度風呂に入る?」
鈴羽「えっ?それは一応週に一度くらいは」
岡部「論外だ!指圧師、貴様は?」
鈴羽「ろ、論外……」
萌郁「月に、二回、くらい……」
岡部「おえええええええええええ」ゲロロロロ
萌郁「」ビクッ
岡部「……普段からその程度しか風呂に入らない奴が、己の体をちゃんと洗えると、本気で思っているのか?」
鈴羽「し、失礼な!私は戦士だよ!臭いなんて残す筈ない!」
岡部「では鈴羽よ、貴様、耳の裏側は洗っているか?」
鈴羽「えっ?」
岡部「臍は?女性器はしっかりと洗っているか?尻の穴は?」
鈴羽「そ、それは」
岡部「ほれみろ。どうせ普段風呂に入らない貴様らはスポンジで泡立てた泡を肌に乗せるだけで満足し、綺麗になったと錯覚して洗って気分になっているだけだ」
鈴羽「う、うぅ」
萌郁「……くっ」
岡部「はっきりと言ってやろう。そんな事では戦士として、否!女として失格だ!」ビシィ
鈴羽「しっ、失格……?私は、戦士、失格……」
萌郁「女、じゃ、ない……」
鈴羽「わ、私は……」
萌郁「た、助けて、FB……」
岡部「ふん、だが、二人とも安心しろ」ポンッ
鈴羽「ふぇ?」
萌郁「……?」
岡部「俺がお前たち二人を責任を持って洗ってやる。お前たちは俺の大切なラボメンだからな」
鈴羽「岡部、倫太郎……ありがとう」グスッ
萌郁「岡部、くん」キュン
岡部(くっ、いくら消臭剤で浄化されたとはいえ、まだ臭い……この密閉空間でこれ以上二人と居れば、俺自身が汚染されてしまう。さっさと二人を洗浄せねば!)
岡部(鳳凰院凶真、目標を駆逐するっ!)
岡部「いくぞ!まずは股を開け、鈴羽!」
鈴羽「おう!……ふぇ?」
岡部「まずは汚れが一番溜まりやすい女性器、尻穴、内股の汚れを徹底的に落とす!萌郁!鈴羽の足を持って固定しておいてくれ!」
萌郁「了解……」ガシッ
鈴羽「えっ、ちょっと、冗談、だよね……?岡部倫太郎、桐生萌郁」
岡部「安心しれ、鈴羽。紅莉栖、ルカ子と経験は十分に積んである。お前の垢は全て俺がそぎ落としてやる」
鈴羽「は、放して!助けて、桐生萌郁!」ジタバタ
萌郁「……諦め、て?」ギュッ
岡部「では、ファーストフェイズ、開始だ!」
鈴羽「いやああああああああああああああああ!!!」
岡部「まずは!汚れの溜まりやすい女性器!これは紅莉栖の時の経験からスポンジよりも素手の方が洗いやすいと判明した!お湯でほぐした女性器に指を!入れるぅ!」ズブリ
鈴羽「ちょ、ま、待って、あんっ!」ビクッ
岡部「そして中に入れた指を動かし!垢を削ぎ落とす!尚、デリケートな部分である為、力加減には注意を払う!」クチュクチュクチュクチュクチュクチュ
鈴羽「ひゃっ、あっ、だっ、だめ、岡部、りん、太郎ぅ、そ、そんなに、あっ、」ビクッビクッ
岡部(流石に泡は立たないか。いや、問題ない。泡が立つまで指を動かし続けろ!)クチュクチュクチュクチュクチュクチュ
鈴羽「い、いやっ、た、たすけ、とお、さ、んっ、あっ、」ビクッビクッ
萌郁「……」ゴクリ
岡部「次に尻の穴!ここにも汚れは溜まりやすい!女性器の時と同じく、こちらにも!指を!入れるぅ!」
鈴羽「まっ、待って!そっちは!」
ズブリ
鈴羽「ひっ、あっ、あっ……」ビクッ
岡部「まだ女性器の洗浄も完了していない為、ここは両手を使って同時進行で洗浄していく!」クチュクチュズブックチュズブックチュズブックチュクチュズブッ
鈴羽「あっ、はっ、はひっ……」ビクッビクッビクッ
萌郁「………」カシャ
30分後
岡部「ふぅ……」
鈴羽「あっ、あへっ……」ピクッピクッピクッ
岡部(……久しぶりの風呂だからな。気持ち良すぎて気絶したか)
岡部「まあ都合がいい。萌郁、次は鈴羽の胸を洗う。よく見ておけ」
萌郁「……」コクリ
岡部「まず、女性の胸で汚れが溜まりやすいのは乳房の下で隠れる肌、そして乳房の隙間だ」モニュ
鈴羽「」ピクッ
岡部「まずは乳房を持ち上げ、スポンジで優しく洗う」モニュ、ゴシッゴシッゴシッゴシッ
鈴羽「」ピクッ、ピクッ
岡部「隙間もだ」モニュモニュ、ゴシッゴシッモニュモニュゴシッモニュ
鈴羽「」ピクッ、ピクッピクッピクッ
萌郁「……」カシャ
岡部「分かったか?」
萌郁「……」コクリ
岡部「よし、鈴羽の体もほとんど洗い終わったな」
鈴羽「」ピクッ、ピクッ
萌郁「次は、私……?」ドキドキ
岡部「いや、まだ鈴羽の髪を洗っていない」
萌郁「そう…だね…」ションボリ
岡部「だから萌郁。俺は鈴羽の髪を洗う。その間にお前はさっき俺が鈴羽にやった洗い方を自分でするんだ。俺はそれを見る。間違っていたら直ぐに訂正する」
萌郁「!?」
岡部「できるな?」
萌郁「やって、みる」
ゴシッゴシッゴシッゴシッゴシッ
岡部(こいつも、シャンプー泡立たないな)
鈴羽「」ピクッ
萌郁「岡部、くん、こう?んっ、あっ」クチュクチュクチュクチュクチュ
岡部「違う!それではただの自慰ではないか!指を動かす時はしっかりと汚れを削ぎ落とすように動かせ!」
萌郁「んっ……」コクリ
岡部「左手が空いてるではないか!左手は尻の穴を洗うんだ!」
萌郁「あっ、ひっ、……」ズブックチュクチュクチュ
洗髪十三回目
岡部「やっと泡立ってきたか」ワシャワシャワシャ
鈴羽「んあ、んっ」
岡部「気持ち良いか?鈴羽」
鈴羽「んっ」
岡部「そうか、良かった」ワシャワシャワシャ
萌郁「おか、岡部、くん、胸は、こう?」モニュ、ゴシッゴシッゴシッ
岡部「もう少し持ち上げて洗え。お前は鈴羽より胸がでかいからな」ワシャワシャ
萌郁「はあ、んっ、わかっ、た」モニュモニュ、ゴシッゴシッゴシッ
一時間後
岡部「ふぅ、これで二人とも綺麗になったな」
鈴羽「んっ」
萌郁「はあ、はあ、う、うん……」
岡部「では、最後に臭いチェックだ。二人とも、股を開いて胸を持ち上げろ」
鈴羽「んっ」モニュ
萌郁「わ、わかっ、た……」モニュ
岡部「まずは鈴羽からだ」クンクン
鈴羽「あっ」ピクッ
岡部(ふむ、胸、女性器、尻穴……臭い、なし。次は味だ。胸から)ペロ
鈴羽「んっ、」ピクッ
岡部(尻穴)ペロペロペロ
鈴羽 「ひっ、あっ」
岡部(女性器)レロレロレロレロジュルレロレロ
鈴羽「あっ、ああっ」プシャ
岡部「んむ……ゴクリ、よし、合格!」
岡部「次は萌郁、お前だ」
萌郁「……」コクリ
岡部「臭いは嗅がなくても大丈夫だ。よく考えれば、俺、いま嗅覚が麻痺してるんだったからな」
萌郁「えっ」
岡部「だから味で確かめさして貰う!」ガバッ
萌郁「あっ」
岡部(萌郁は乳首、耳、鼻、臍、足の指、腋あたりを舐めれば十分に確認できるな)
岡部「いくぞ!」ペロペロペロペロペロペロレロレロジュルレロレロペロ
萌郁「んっ、あっ、いっ、んむっ、はっ、はひぃ……」ビクンビクン
一週間後
岡部(ラボが悪臭によって犯されたあの悪夢のような日から一週間の日にちが経った)
岡部(俺は、全てのラボメン(ダルは除く)をこの手と舌で浄化し、あの戦いに打ち勝つことが出来た。辛く、厳しい戦いではあったが、俺はそれに勝利した)
岡部(だが、戦いを勝利した俺に、今までの日常は戻って来なかった)
まゆり「オカリン、歯磨きと舌磨きしたよ♪だから、まゆしぃの舌、チェックして」レロ
岡部「どれ……」ペロ
まゆり「どう、かな……?」ドキドキ
岡部「ダメだダメ!失格だ。舌からお前がさっき食ってたバナナの味がしたぞ」
まゆり「えへへ、そっか~じゃあまた磨いてくるね。その時はチェックもお願いするのです」タッタタタ
岡部「全く、何度チェックさせるんだ。これで五回目だぞ」
ガチャ
紅莉栖「ただいま~」
岡部「助手か、おかえり」
紅莉栖「だから助手じゃないって言っとろーが!」
岡部「ふん、助手を助手と呼んで何が悪いのだ?クリスティーナよ!……風呂と晩飯、どっちにする?」
紅莉栖「ティーナは付けるな!……お風呂にする」プイッ
岡部「了解した。じゃあお前は先に入っていろ。俺は着替えを用意してから入る」
紅莉栖「……きょ、今日もしっかり洗えよ!」
岡部「分かってる」
紅莉栖「ならいい」タッタタタ
岡部(紅莉栖の奴、そろそろ一人で風呂に入れるようにならないかな)
ガチャ
ルミニャン「お邪魔します」
岡部「ああ、フェイリ……ルミニャンニャンか。どうした?」
ルミニャン「あの、ゲルミミが」
ドロォ
岡部「なんだ、また崩れたのか。仕方ない、また何かゲル化させてネコミミを作るか」
ルミニャン「ありがとう、岡部さん」
岡部「気にするな。お前は俺たちの大切なラボメンだからな」
ルミニャン「はい……」キュン
岡部(やはり、前のフェイリスの方が話やすかったな)
Prrrr
岡部「電話?ルカ子からか」
ピッ
岡部「俺だ」
ルカ子『あぅ、岡部さんの、声……うっ』ドピュッ
岡部「………」
ルカ子『あ、あの、岡部、さん』
岡部「………なんだ?」
ルカ子『あ、明日は、ボクと一緒に、お風呂に入ってくれる日、ですよね?』
岡部「そ、そうだが」
ルカ子『えへへ、それを、確かめたかっただけです。それじゃあ、明日、楽しみにしておきますね、岡部さん』
岡部「あ、ああ。またなルカ子」
ルカ子 『は、はいっ、また……うっ』ドピュッ
ピッ
岡部(最近、ルカ子のHENTAI度が更に酷くなったな……)
ブーブー
岡部「今度はメール、指圧師か」カチカチカチ
『岡部くん、いま阿万音さんと一緒にお風呂に入っているの(>_<)
写真を添付したのでちゃんと洗えているかチェックしてね(^^ゞ』
岡部「写真?」カチカチカチ
岡部(うわっ、鈴羽と萌郁のM字開脚ショット……)
岡部「『よく洗えていると思うぞ。今後も精進するがいい』っと、送信」
岡部「はあ……」
ダル「……なあ、オカリン」
岡部「なんだ?」
ダル「爆発しろ」
おわり