4 : 以下、名... - 2015/08/22 00:39:35.12 uRvO/NNS0 1/204

 ある日の夜。

創真(遠月の頂点を目指し、そして親父を超えるために着実に、一歩一歩上を目指す日々)

創真(個性豊かな仲間にも恵まれ充実した毎日)

創真(だけど―― そんな俺にも一つ悩みがある)

創真「この寮ではうかつにシコれねぇ……」

 思春期の男子は性欲の塊だ。
 個人差はあれど成長期、思春期真っ只中の男は得てしてそんなもんだ。

創真(俺も例外じゃねぇ…… だからこそこの問題は深刻だ)

創真(俺だって男だ…… 自慰ぐらいするさ)

創真(するんだけど―― この寮ではうかつにできねぇんだ)

創真(例えば――)


 [創真の回想]

創真(よし、もう全員寝ただろ…… 明日は休みだしシコるとするか)

創真(今夜のおかずは――)ヌギッ

田所「創真くん、起きてる?」コンコン

創真「うわっ――!!」バッ

田所「あ、ごめんね寝てた!?」

創真「い、いや……! どうしたんだ、田所」

田所「あのね…… 来週授業でテストがあるでしょ? だから明日その試作をするんだけど、味見して欲しいなって――」


 [回想終わり]


元スレ
ソーマ「寮ではうかつにシコれねぇ……」 一色「お困りかな、ソーマくん」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1440170332/

5 : 以下、名... - 2015/08/22 00:45:58.60 uRvO/NNS0 2/204


創真(――ということがあったし、鍵をかけたとしても一色先輩が突然天井裏から現れることもあるし、誰か来たときには怪しまれるし。油断できねぇ)

創真(そういうわけでシコるのも一苦労なわけだ)

創真(よくよく考えれば男女が同じ寮って風紀上よろしくないんでは……)

創真(ともかく―― 発散したいのにできないと鬱憤が溜まり欲求不満になる)

創真(このままだと誰かを襲いそうで怖い…… いや、絶対しないけどなんか怖い)

創真(俺はこの寮と、そしてここの奴らも好きだが…… それだけが唯一の障害だ。寮生活故の悩みってやつだ)

創真「ここのトイレじゃ怪しまれるし、それじゃ学園のトイレで―― いや、それこそ無理だ」

創真(俺の部屋しか無理だ…… だが、俺の部屋であるはずのここも完全に安心はできない)

創真「だったら…… どうすりゃいいんだよ……」


 思春期只中の男にオナ禁しろってか? そんなの無理に――


創真「決まってんだろ……」


6 : 以下、名... - 2015/08/22 00:53:27.40 uRvO/NNS0 3/204


一色「お困りかい? 創真くん」ガタッ

創真「せ、先輩!?」

一色「天井から失礼するよ」

創真「こんな夜に―― せめてちゃんとドアから入ってきて欲しかったっすけど」

一色「まあまあ、ちょっといいかい?」

創真「どうしたんすか?」

一色「明日は休みだけど、創真くんは何か予定でもあるのかい?」

創真「いんや、特に何もないっすかね……」

一色「それじゃせっかくの休みの朝に悪いけど、明日の朝6時に畑まで来て欲しいんだ」

創真「畑仕事っすか?」

一色「いや…… 創真くんに見て欲しいものがあるんだ」

創真(見て欲しいもの?)

一色「まあ、そういうわけで待ってるよ」

創真「あ、あの―― 先輩!?」

創真(行っちまった……)

創真「見て欲しいもの…… そんなこと言われたらなぁ……」

創真(しょうがない、行ってみるか――)


7 : 以下、名... - 2015/08/22 01:02:39.42 uRvO/NNS0 4/204


 [翌朝]


創真「おはようざっす、先輩」

一色「おはよう創真くん、来てくれてありがとう」

創真「いえ、それで見せたいものって――」

一色「そうだね、それじゃさっそく行ってみようか。着いてきてくれ」


 [極星畑のビニールハウス]


創真「これは――」

一色「まだ誰にも言ってないんだけど、僕は今ハーブに興味があってね」

創真「先輩が育ててるんすか?」

一色「そうだね、僕が独自に研究し改良を加え育てているハーブだよ」

創真「それで……」

一色「まあまあ―― それで創真くんに是非試してもらいたいことがあってここへ呼んだんだ」

創真「試してもらいたいこと……?」

一色「そう、試してもらいたいことさ」

創真「それって――」

一色「唐突だけど」

一色「創真くん、君は―― なかなか性欲を解消できていないみたいだね」



9 : 以下、名... - 2015/08/22 01:15:35.63 uRvO/NNS0 5/204


創真「そ、それは――!!」

一色「僕には分かる。例えばこの寮では…… 榊くんの胸、田所くんの尻、吉野くんの脚など、最近それらに視線が行きがちだろう?」

創真「ど、どうしてそれを……」

一色「この寮では自分の部屋でも安心して自家発電ができない……」

一色「その悩み、よく分かるよ」

創真「そ、それとこれに何の関係が――」

一色「君は我が極星寮の期待の星だ…… 料理の探求に専念して欲しい」

一色「しかし邪念が、性欲がそれを阻害する」

一色「これは僕の責任でもあるし―― うまく発散させねばなるまい」

一色「そこでこのハーブさ」


10 : 以下、名... - 2015/08/22 01:24:04.20 uRvO/NNS0 6/204


創真「それは…… このハーブは一体」

一色「まだ研究途中だけど、このハーブを料理に使ったり、ハーブティーにして飲んだりすることで、それらの欲を解消することができるはずだ」

一色「自家発電なしにね」

創真「つまりこれさえ摂取すれば、これの効能で性欲がなくなるってわけっすか?」

一色「なくなるというか、これがもたらす効能がそのままそっくり自家発電一発分の代わりになると言った方がいいか…… もちろん薬と同じで効果はずっと続くわけじゃないし適量ってものがある」

創真「なるほど…… それで試して欲しいって、まさか」

一色「そうだったね…… そう、このハーブはまだ研究途中だ。しかしさっき言ったような効能があることは既に僕自身が体験している」

一色「僕はこのハーブをより良いものにしたい」

一色「そこで創真くん、君に試してもらいたいんだ。このハーブを」

一色「僕のせいでシコることができない時もあっただろうし、罪滅ぼしのようで申し訳がないけれど、君には是非使って欲しいんだ」

一色「そして客観的な感想が欲しいんだ」

一色「君はもう誰かの目を恐れてコソコソ隠れてシコる必要がないし、君の感想は僕の研究のためにもなる」

一色「Win-Winってやつじゃないかな?」


13 : 以下、名... - 2015/08/22 01:31:00.80 uRvO/NNS0 7/204


創真「せ、先輩……」

一色「もちろん強制はしないよ、あくまでもお願いだからね」

創真(誰かの目を恐れプレッシャーの中でシコるストレスから解放される?)

創真(それって―― 素敵やん?)

創真「あの、頂いてもいいっすか?」

一色「本当かい? ありがとう創真くん!」

一色「それじゃ、あらかじめ摘んでおいたこれを―― 感想はいつでもいいから聞かせてくれると嬉しいな」

創真「了解っす、ありがとうございます!」

一色「それはこっちのセリフだよ、本当にありがとう―― では、僕は畑作業へ戻るからよろしくね」

創真「はい、それじゃーまた」

一色「そうだ―― 創真くん」

創真「はい?」

一色「最後に一つだけ―― くれぐれも悪用してはいけないよ」


14 : 以下、名... - 2015/08/22 01:33:38.90 uRvO/NNS0 8/204


創真(悪用?)

創真「は、はぁ……」

創真「それじゃ――」

一色(まあ、創真くんなら意図的に悪用することはないだろう…… このハーブの効能から考えても自分一人で消費するはずだ)

一色(このハーブは男が摂取すると快楽が訪れ、結果性欲を解消できる。性欲を払ってやりたいことに集中できる優れものだ)

一色(しかしどういうわけか女性が摂取すると―― 逆に性欲が増大し異性の体を求め暴走する性獣と化す)

一色(僕がふみ緒さんに試してもらった時は…… 阿鼻叫喚の地獄絵図と化した)

一色(まあ、創真くんに限ってそれはないだろう)





16 : 以下、名... - 2015/08/22 01:44:19.16 uRvO/NNS0 9/204


 [それから、ある日の夜]


創真(ああー…… ヤベェなんかムラムラする)

創真(そういえば榊の部屋着エロ過ぎんだろあれ…… 狙ってるのかあれ?)

創真(あの胸揉みしだきてぇ)

創真(田所って意外とスタイル良いんだよな…… 華奢な体と柔らかそうなライン、そして同じく柔らかそうな尻、いつか見てしまったパンチラ、純白パンツ)

創真(吉野…… あいつの健康的な脚はたまらん)

創真「――」

創真(やべっ!! 自然にアソコをさすってた…… もう重症だ……)

創真(しかも今日はいつにも増してチンビン100%だ)

創真(あーシコりてぇ、いっそのことシコっちまうか…… もうみんな寝てるだろ)

創真「いや、そういえば――」

創真「あれ、使ってみるか?」



17 : 以下、名... - 2015/08/22 01:56:09.51 uRvO/NNS0 10/204


 [食堂]


創真「よし、とりあえず最初はハーブティーだ」

創真「先輩が乾燥させたやつもくれたから…… こいつを煎じて、飲む」

創真「出来た――」

創真「小金色のハーブティー、それでは早速……」ゴクリ

創真「――ッ!!」

創真「あ、あ、あ……」

創真(何だ何だナンダッ!? 目がくらくらして…… 世界が回ってる!?)

創真「でも、なんか気持ちい――」

創真「――」

創真「ッッッッッッッッッツァァァァァァァァァァァァ!!!!!!!!」ビクンビクン!!

創真(何だこれっ!? 第二波が来やがった!?)

創真「やべ―― で、射精るッッッッ!!!!!!」ビクンビクンビクン!!

創真「あ…… あれ?」シーン

創真(目が回って、アソコが熱くなって、射精の感覚が訪れた――)

創真(なのに、俺のチ○コからイカ白湯が出ていない、勃起もしてない)

創真(まるで何日も溜めた後の発射みたいな快感だったのに)

創真(そしてこのなんとも言えないスッキリ感、清涼感、達観しているような冷静さ)

創真「まさか―― ドライオーガズムってやつか?」

創真(一色先輩が言っていた、一発分の代わりという言葉その通りだ!)

創真(下手したら普通のオ○ニーよりも気持ちいいかもしれない)

創真「もしかしたらこれ、危険な葉っぱなんじゃ……」

創真「い、いや…… 一色先輩も体験したのになんともなさそーだし」

創真(これはヤベェよ…… 一口飲んだだけでこれとか全部飲んだら死ぬんじゃねぇか?)

創真「……」ゴクリ

創真「い、いただきます――」


 その夜、創真は何度も絶頂した。


18 : 以下、名... - 2015/08/22 02:03:39.10 uRvO/NNS0 11/204


 [それから数日後]


創真「――というわけで、これヤバイっすよ先輩」

一色「なるほどね、ありがとう創真くん」

創真「それで……」

一色「ああ、分かってるさ。これからも使いたいんだろう?」

創真「そ、そうっす」

一色「心配には及ばない―― まだ残ってる」

創真「本当っすか!?」

一色「それじゃこれが新しいハーブ、それから乾燥ハーブね」

創真「あ、ありがとうございます!」

一色「ただ、使い過ぎるとあっという間になくなって次の分が準備できるまで待たなきゃいけなくなるからほどほどにね。適量もちゃんと守ってくれたまえ」

創真「了解っす!」

一色「まだ研究して改良を続けている品種だから完成形ではない。だからまた感想や意見をお願いできるかな?」

創真「もちろんっす――」





21 : 以下、名... - 2015/08/22 02:16:34.66 uRvO/NNS0 12/204


創真(これを使い続けて分かったことがある)

創真(先輩も言っていたけど、こいつを摂取するに当たり適切な量があるってことだ)

創真(例えばハーブティーにするなら、乾燥ハーブをスプーン小さじ二杯程度で煎じ、ティーカップ一杯分までが適切だ)

創真(それ以上摂り過ぎるとあの夜の後みたいに長時間の賢者タイムが訪れ大変なことになる――)

創真(みたいな感じで色々と結果をまとめてみたり)

創真(これじゃまるで、俺も研究してるみたいだな)

創真(まあいい…… これがある限り俺はコソコソとシコる必要がないわけだ)

創真(堂々と気持ちよくなれて、そして性欲を解消できる)

創真(ただ、気のせいかもしれないが―― このハーブを摂り続けてたら性欲が増してきたような)

創真(これじゃ本末転倒じゃねぇか…… いや、きっと気のせいだろ)

創真「あ、そうだ」

創真(ハーブティーだけってのも飽きてくるし、料理に使ってみるか? 滋養強壮料理として売り出すこともできるかもしれねぇ)

創真(こんなすげぇハーブなんだ。料理に使ってもいいだろう)

創真「そうと決まれば―― 試しに作ってみるか!!」


 禁断の果実を手に取ってはならない。それは全ての過ちを束ねた絶対悪である。
 人間は知識を欲し、知識に支配され、知識に溺れて身を滅ぼす。
 それを取ってはならない。
 いかなる悪魔の囁きも受け入れてはならない。
 知識は禁断の果実である。

 悪魔の囁きに屈した無垢な人間は、己の過ちに気付くことはなかった。


 [創性記第一章第三文より抜粋]



22 : 以下、名... - 2015/08/22 02:23:56.64 uRvO/NNS0 13/204


 [ある日の放課後]


創真「で、出来たぞ……」

創真「ハーブやスパイスを使った料理は多々あるけど、今回はシンプルにカレーに入れてみたぞ」

創真「名付けて、謎のハーブカレー」

創真「なんてな―― さっそくいただきますっと」ハフッ

創真「――ッ」

創真「我ながら美味い―― この独特な旨みは?」

創真「これがあのハーブの旨みな――」

創真(ヤベェ……!! 急にきやがった!!)

創真「頭がクラクラする…… 量は少なめにしたはずなのにっ!!」

創真「なんで――」フラフラ

創真「そんな…… このハーブは一体――」バタリ、ビクンビクン


 創真、逝く。




23 : 以下、名... - 2015/08/22 02:26:51.68 uRvO/NNS0 14/204


田所「そういえば創真くん、ここで試作するって言ってたっけ」

田所(たまに来るゲテモノを食べさせられたら―― なんて感じて同席を断ってしまったけれど)

田所(気になる)

田所「ちょっとだけ―― 失礼しまぁす」ガララ

田所「創真くん? 試作はうまくいった?」


 創真、気絶中。


田所「あれ……? 創真くん? 寝てるのかな…… こんな時に」

田所「ガスは閉めてあるし、火もついていないし、洗い物も済ませてある…… もう全部の作業終わったのかな?」

田所「あれ? これは?」


 田所の視線の先、一皿の料理。



24 : 以下、名... - 2015/08/22 02:33:27.66 uRvO/NNS0 15/204


田所「カレーを作っていたのかな?」

田所「創真くん? 大丈夫?」

田所(安らかな呼吸…… 食べ切れなくて、満腹で眠くなって寝ちゃったのかな?)

田所「おいしそう」


 田所恵、そのカレーに口をつけてはいけない。


田所「どんな味がするんだろう……」


 やめなさい。


田所「まだちょっと残ってる……」ゴクリ

田所「それにこの独特な香り―― こんなカレーに出会ったのは初めて」

田所(創真くん寝てるし)

田所「ちょっとだけ…… いいよね?」


 やめなさい。


田所「い、いただきます……」パクリ


 エデンの園、地上の楽園―― エバは禁断の果実に口をつけてしまう。


田所「美味しいッ!!」

田所「こんなカレー初めて……」

田所「だけど―― この独特な香り、風味は」

田所(おかしい、なんかクラクラして……)


 田所恵、楽 園 追 放。





25 : 以下、名... - 2015/08/22 02:45:04.43 uRvO/NNS0 16/204


 [その日の夜]


創真「こ、ここは――!?」

創真(俺、いつの間にか気を失っていた!?)

創真「やっちまっ――」

田所「おはよう…… いや、こんばんは創真くん」

創真「え…… 田所!? ここは!?」

田所「私の部屋だよ」

創真「な、何で俺がここに……」

田所「創真くん調理室で眠ってたみたいだから、学校閉まっちゃうしここまで連れてきたの」

創真「す、すまんな田所…… 田所一人でここまで運んでくれたのか?」

田所「い、いや…… 私力ないから、それは青木くんとかが」

創真「そうか…… 後であいつらに礼を言わなくちゃな」

創真「田所もありがとう」

田所「いやっ…… あの、ところで――」

創真「そうだ田所! お前あのカレーとかどうしたっ!?」

田所「創真くん……」

創真「な、何だ……?」

田所「私ね、あのカレー食べてから」

田所「何だか気分がへんなのぉ」ニヤッ

創真(田所の目の輝きがなくなってる!?)

創真「お、お前あのカレー食ったのか!?」

田所「それより――」

田所「私と結婚して田舎さ来てくんねぇが?」



26 : 以下、名... - 2015/08/22 02:49:00.59 uRvO/NNS0 17/204


創真「あっ――」

創真(俺、やらかした…… ここは一旦逃げるしかねぇ!!)

創真「ど、どうしたんだ急に、田所――」ガチィ!!

創真(なッ!? 手足が田所のベッドに固定されている!?)

田所「まずは子作りさしね゛ぇ゛と!!」ガバッ!!

創真「どうしてそうなるっ!?」

創真(おかしい! 田所がこんなことするはずねぇ!! あのハーブのせいなのか!?)

創真「やめろ田所!! 冷静になるんだ!! ここは極星寮だ、みんなに見られるぞ!!」

田所「大丈夫、キツくカギ閉めておいたから誰も邪魔できないよ!!」

創真(押し扉をタンスやらクローゼットで押さえつけるまでの徹底振りだと……)

田所「さぁ!! 私と子作りしましょう!! 創真くん」カチャリ

創真「やめろおおおおおおおおおおお!!!!」

創真(マイファーストゴールドエクスペリエンスがぁッッ!!!)

創真(田所が身動きできない俺の下半身を…… ズボンが脱がされていく)

田所「創真くんの松茸美味しそう」

創真(クッ……!! 悔しい、けど感じちゃ――)ビクンビクン

創真(鎮まれ、俺のエクスカリバー!!)

田所「んー」

創真「ファッ!?」

創真(こいつ―― 俺にキスする気かぁぁぁあああああああ!?)




28 : 以下、名... - 2015/08/22 02:51:41.85 uRvO/NNS0 18/204





創真(ヤバイってヤバイよヤバイよ!! 俺こんなキャラじゃねーし!!)

創真(いや、そんなことより―― 一体どうなってんだ、この状況はぁッ!!)

創真「やめろたどこ――」

田所「んむぅ!!」チュッ





29 : 以下、名... - 2015/08/22 02:53:35.57 uRvO/NNS0 19/204





 親父、今どこにいますか?
 私は今女の子の部屋にいます。
 あの勝負からどれくらいの時間が流れたでしやうか。
 私は今大人の階段を上ろうとしています。
 ニイタカヤマノボレ、トラトラトラ。
 さくら、さくら。
 さようなら私の純潔。






30 : 以下、名... - 2015/08/22 02:56:44.81 uRvO/NNS0 20/204


創真(な ん だ と)ズキュウウウウウウウウウウウウウウウウウウン!!!!

創真(俺のファーストキスェ……)

創真「んむぅぁ」チュウウウウ

創真(田所の唇…… やわらけぇなぁ。なんかどことなく田舎の味がするわ)

田所「そふはぁくん」レロォ……

創真(田所の慎ましいおっぱい、たどころっぱい)

創真(やわらけぇ)

創真(ああ…… このまま川の流れのようにおだやかにこの身を任せていてぇなぁ)

創真(田所でDT卒業できるなら、そんな幸せなことはねぇよなぁ……)

創真(俺、もうゴールしてもいいよな?)

田所「創真くん、松茸狩りしても、いい?」

創真「俺の松茸、狩ってくれるのか?」

田所「当たり前だよ、高級松茸だもの」スッ

創真(ああ…… 俺の最後の砦が遂に)

創真(田所の綺麗な手によって遂に陥落しようとしている)

創真(深い森の中から俺の松茸が掘り出されようとしている)

田所「創真くんの高級松茸、いただきます」スッ





創真「お あ が り よ」






31 : 以下、名... - 2015/08/22 02:59:11.56 uRvO/NNS0 21/204


創真(なんだ…… こんなことならオナる必要なんてないんじゃねぇか。田所がいるんだから)

創真「幸せだなぁ(加山○三)」

創真(遂に俺のパンツが――)


 この後、一体どうなってしまうのか!?(○チンコファイトクラブ風)





32 : 以下、名... - 2015/08/22 03:04:47.13 uRvO/NNS0 22/204


創真(遂に俺のパンツェ――)

一色「待 た せ た ね」ガサッ

創真「待ってねぇよッッッッ!!!!!」


 仕事人一色、天井裏から参上。
 格好はいつものふんどし一丁である。


田所「せ、先輩!? どうして――」

一色「僕のスタンドをお忘れかな?」スッ

田所「いくら先輩でも…… 私と創真くんの子作りタイムは邪魔させません!!」サッ

一色「なるほど…… 君はおたまを顕現するスタンド使いか」

創真「ただおたまを片手に持ってるだけだから!! ややこしくすんな!!」

一色「それを僕に撃つ(殴る)つもりかい?」

田所「――はい」

一色「撃っていいのは、撃たれる覚悟がある者だけだよ」

創真「それ言いたかっただけだろっ!?」

田所「私には―― あなたを撃つ覚悟があるッッッッ!!!!!」バッ

創真「お前もそれ言いたかっただけだろっ!?」

田所「オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラ!!!!!!」

一色「無駄ァ!!!!」

一色「スターダスト・ストリィィィィィィィィィム!!!!!」

創真(ただ手刀を首へ入れただけである)

創真(余談ではあるが、現実世界では気絶させるのにこんな方法は使えないので注意するんだぞ)

田所「――」チーン

一色「なんとか間に合った…… 詳しい話を聞かせてもらおうか、創真くん」





33 : 以下、名... - 2015/08/22 03:09:23.74 uRvO/NNS0 23/204



一色「なるほど―― 誤ってハーブ入りのカレーを食べてしまったと」

創真「恐らく…… 俺もそれ食って気絶したみたいで、起きたらこの部屋だったんであくまでも憶測に過ぎないっすけど」

一色「でも田所くんは食べたと言っていた?」

創真「はい…… だから本当に食べたのだと思います」

創真「それであんな状態に―― 先輩、このハーブは一体」

一色「こんなことが起こるなんて予想もできなかったから言わなかったけれど」

一色「このハーブを女性が摂取すると」

一色「その人は一定時間、性の野獣と化す」

創真「ファッ、どうしてそれを――」

一色「言っておくべきだったね…… すまない」

一色「ただこんな間違いが起こるなんて思いもしなかったからさ」

一色「創真くん、どこまで行ったのかしらないけど」

創真「……」

一色「ちなみにABCどこまで行った?」

創真「シリアスな雰囲気ぶち壊したな」

一色「Zまで行っちゃったり?」

創真「どこだよそれ!?」



34 : 以下、名... - 2015/08/22 03:12:07.50 uRvO/NNS0 24/204


 [数時間後]


田所「あれ…… 私は一体」

創真「起きたか? 田所」

田所「私確か創真くんをここに連れてきて、それから――」

創真「田所も眠ってたみたいだな…… 疲れてたんだろ、悪いな」

田所「そっか…… ごめんね創真くん」

創真「いや、こちらこそすまねぇ、看てくれてありがとな」

田所「何か思い出せないことがある気がするけど…… まぁいっか……」

創真(よし! なんとかセーフ!!)

創真「そ、それじゃ俺はこれで! おやすみ、田所」ガチャ

田所「う、うん! お休みなさい創真くん!」


創真「なんとか大丈夫でした…… 先輩」

一色「創真くんも今日のことは忘れてもう眠った方がいいね」

一色「それと、これでもうあのハーブは――」

創真「も、もうこんなミスしませんから!! 許してくださいなんでも――」

一色「中毒を起こしているかもしれない…… まだ研究中の代物だし何があるか分からない、危険だ」

一色(しかし、実験データが取れるのも事実)

一色「もう女性には摂取させないこと、いいね?」

創真「もちろんっす!」

一色「それじゃ、引き続き頼むよ創真くん」

創真「うぃっす!!」





48 : 以下、名... - 2015/08/23 01:01:11.16 nM4JIhbr0 25/204


 [あれから数日後、昼休み]


創真(それにしても田所とキスしちまったんだな、俺――)

創真(俺に押し当てられた、たどころっぱいといい……)

創真(女の子って最高だな――)ニヤァ

創真「いかんいかん!!」ブンブン

創真(そうだ…… 俺はここの頂点を獲りに来た男だ。こんなことにうつつを抜かしては)

創真(だけど…… クソッ! あの夜のことを思い出すだけで俺の椎茸が)

創真(などと―― こんなことがあった時のために)

創真(用意しておいてよかったぜ、このハーブティーを!!)


 創真、魔法瓶の水筒に入れたハーブティーを持参する好プレー。


創真(用量は問題ないはず、もうあんなミスはおこさねぇ)

創真(それに昼休み、学園の中庭。ここなら知ってる奴は誰もいないし安全だ)

創真「それじゃ、いただきま――」



アリス「ごきげんよう幸平クン」




51 : 以下、名... - 2015/08/23 01:11:07.29 nM4JIhbr0 26/204


創真「ぶふぉっ――!!」ゲフンゲフン

アリス「ちょっと、大丈夫!?」

創真「薙切アリス…… 何でこんなところに……」

アリス「たまたまそこを通りかかったらアナタが見えたから、何してるのかなーって」

創真「き、今日はここで昼飯食ってたんだ」

アリス「そう――」

創真(薙切アリス…… 薙切えりなの従姉妹で分子美食学のスペシャリスト)

創真(本選では俺が勝ったが…… 手強い奴だった)

創真(それにしてもこいつ、今更気付いたけど―― めっちゃかわいいじゃねぇか!!)

創真(駄目だ抑えろ…… クソ)

アリス「もぉ、人のこと無言でジーッと見るのやめてくれないかしら?」プンスカ

創真(この駄々っ娘が……!! それやめろかわいすぎるんだよ!!)

アリス「ねえ…… ちょっと、大丈夫幸平クン?」フリフリ

創真(やめろ近付いてくるな……!!)

アリス「おーい、おーい、起きてる?」フリフリ

創真(なんだよこのワガママボディ略して『ワガボ』は!)

創真(あ、屈んでるせいで谷間が―― 何だこの雪見大福!?)

創真(こいつ北欧生まれだか北欧育ちなんだっけか? ほんと雪見大福じゃねぇか)

創真(いや、大福なんてもんじゃねぇ。こいつは……)

創真(雪のように綺麗で、儚い…… そんな肌と、雪うさぎのようなかわいさと艶かしさを孕んだ赤い瞳)

創真(雪のように、今にも溶けてしまいそうな切なさ! この切なさは)

創真(この切なさに名前を付けるならば―― 名前を付けようか)


創真「スノーハレーションッッ!!」ドン




52 : 以下、名... - 2015/08/23 01:20:04.45 nM4JIhbr0 27/204


アリス「――?」キョトン

アリス「ほんとに大丈夫? 幸平クン」

アリス「熱でもあるんじゃない?」ピト

創真(こ、こいつやりやがったッッッッ!!!!)

創真(その綺麗な手を俺のおでこに当てやがったッッッッ!!!!)

創真「か、かわいい(そういうことするとウブな男は勘違いしちまうぜ?)」

アリス「え―― 今かわいいって、言った?」

創真「あっ」

創真(しま―― 俺言ってること逆ゥ!!)

創真「ななな、なんでもねぇ!!」

創真(お茶でも飲んで落ち着こ――)ゴクリ

創真「あっ」

アリス「え?」

創真(そうだ…… このお茶は)

創真(や っ ち ま っ た)


 創真、自爆。


創真「――ッッ!!」ビクンビクン

アリス「ちょっ、幸平クンどうしたの!?」




53 : 以下、名... - 2015/08/23 01:31:03.59 nM4JIhbr0 28/204


創真「大丈夫だ問題ない」ケンジャモード

創真(体が慣れてきたのか……? 以前より快感が薄くなったような)

創真(まあ、でも性欲はなくなってる。問題ない)

創真(ああ…… なんかもう俺何やってんだろ)

創真(人の世とは諸行無常からにして――)

創真(あれ? 何だこの女。俺に寄ってきやがって)※ケンジャモード

アリス「もう、一緒に医務室まで行ってあげるから…… ほら、肩貸して?」ムニュ

創真(――あっ)

創真(おもちもちもち、雪見大福)ムクリ

創真(やべぇ、また…… 鎮まれ!!)

創真「いや、大丈夫だって!!」ガバッ

創真(クソッ、俺のマイタケ立ち直り早すぎ!!)ゴクゴク


 創真、再びお茶を飲み無事、自爆。


創真「――」ビクンビクン

アリス「ちょっと、無理しないで!!」

アリス「早く医務室へ!」ムニュ

創真(あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ)ゴクゴク


 以下無限ループ。






54 : 以下、名... - 2015/08/23 01:43:14.63 nM4JIhbr0 29/204


 一騒ぎあって、その後。


創真(やべぇやべぇやべぇ…… もう抑えきれねぇ、お茶なくなるヤバイ!!)

アリス「もう…… なんか今日の幸平クン変だよ?」

創真「いや…… 大丈夫だ、なんか疲れてるのかもなー、ハハハ」

アリス「幸平クンが『疲れてる』だなんて―― 明日はトマホークでも降るんじゃない?」

創真「物騒過ぎるだろ」

創真(クソ…… かわいすぎるだろほんと)

創真(こいつ確か付き人いたよな? あの男いないのかよ…… こいつを早くどっか連れてけ)

創真(あ、そういえばこいつ…… 俺に負けてガチ泣きしてたよな?)

創真(今思い出すとホントヤバイ…… 何がヤバイって、あの嗜虐心をそそらせるような苦悶の表情ッ!)

創真(普段はエスッ気振りまいてるくせに…… 敗北に泣き喚くあの姿ッ!)

創真(そう、俺はこの時気付いてしまった―― 己の内で渦巻くどす黒い奔流に)


55 : 以下、名... - 2015/08/23 01:58:08.51 nM4JIhbr0 30/204


アリス「疲れてる―― か」

アリス「だからハーブティーを飲んでいるの?」

アリス「それ、凄く独特な香りね」クンクン

創真(あ^~ こいつ泣かせてぇ^~)

創真「お、よくハーブティーって気付いたな」

アリス「そんな独特な香りを漂わせているんだもの、当たり前よ」

アリス「気になるなぁ…… 私も一口いいかしら?」

創真(あぁ…… その試すような表情を泣き悶えるものに変えてぇ!!)

創真「ああ、全然いいぞ?」←全力で妄想に耽り気付いていない

アリス「ありがとう、いただきます」

創真「おあがりよ」

アリス「……」ゴクリ

創真(あー、マジでコイツいじめたい)

創真(まさに―― 愉悦!!)

アリス「ふぅ…… 何だか変わった味ね」

アリス「でも美味しいわ、ありがとう」

創真「おお、そうか」←妄想に夢中で気付いていない

アリス「あ、もうこんな時間かぁ」

アリス「それじゃ私はこれで、ありがとう」

創真「おう、またな」

アリス「あ、そうだ―― 幸平クン」



57 : 以下、名... - 2015/08/23 01:59:58.11 nM4JIhbr0 31/204


創真「ん? どうした?」

アリス「前に私の料理を食べさせて欲しいとか言ってなかった?」

創真「え? 言ったっけ?」

アリス「もぉ! 忘れるなんて酷いっ! ほら、本選のとき――」プンスカ

創真「ああ、はいはい…… そうだな、個人的に興味ある」

アリス「それじゃ、今日の放課後は空いているかしら?」

創真「おお、大丈夫だぞ」

アリス「それじゃ、放課後ここで待ち合わせしない? 私の料理食べさせてあげる♪」

創真「おぅ、いいぞー。楽しみだわ」

アリス「それじゃー、ここで待ってるからね」

アリス「いつまでも」ボソッ

創真「ん? 何か言ったか?」

アリス「ううん! 何も―― それではごきげんよう幸平クン」


 この時創真は気付くことがなかった―― アリスの怪しげな視線に。


 人間は過ちを繰り返す生き物である。
 一度味わった苦さをあえてもう一度味わおうとしてしまうのである。
 いや、それは苦味ではなく…… 蜜の味なのかもしれない。

 [創性記第二章第五文より抜粋]






58 : 以下、名... - 2015/08/23 02:22:02.47 nM4JIhbr0 32/204


創真「それで―― 何で俺はアリスの部屋にいるんだ?」


 放課後、アリスの部屋にて。


創真「料理ときたら…… 普通あんたが食戟で勝ち取った研究室なり学園の調理室なりになるかとばかり思ってたんだけど」

アリス「料理を作ってあげると言ったわね?」

創真「ん? お、おう……」




アリス「あ れ は 嘘 よ」





59 : 以下、名... - 2015/08/23 02:37:23.11 nM4JIhbr0 33/204


創真「――は?」

アリス「幸平くん」

アリス「私、なんだかお昼からずっと体が疼いて仕方ないの……」

創真(な、なんだコイツッ!? 急に態度が――)

アリス「思えば…… あなたに敗北を喫して以来」

アリス「いや、アナタのあの料理を口にして以来」

アリス「ずっとアナタのことが気になって仕方がなかったの」

アリス「もしかしたら―― これが『恋』なの?」

創真(何言ってんだコイツ!?)

アリス「幸平クン、今度はアナタの料理じゃなくて」

アリス「あなたを味わわせて?」プチプチ

創真(ちょ、ワイシャツのボタンを外しはじめたぞっ!?)

創真(ヤバイ……!! 準北欧製雪見大福が露になってしまうッ)

アリス「もっとこっちへ来て?」

創真「――ッ」ズキュウウウウウウウウウン



60 : 以下、名... - 2015/08/23 02:40:06.76 nM4JIhbr0 34/204


創真(上目遣いッ!! 圧倒的破壊力ッ!!)

創真(女の子の部屋、密室、ソファーに二人きり、密着…… 何も起きないはずがなく)

創真(いや―― そんなこと言ってる場合じゃねぇ!! 一体どうしたんだコイツ)

創真「じょ、冗談はよせって。何か変なもんでも食ったんじゃ――」

創真(変なもの……?)

アリス「これが冗談に見える?」

創真(TANIMA’S AGAIN)

創真(違う違うそうじゃない―― 変なものと言えば!!)

創真(俺、確かあの時……)

創真(あ゛あ゛あ…… やっちまったあああああああああああ!!)←ようやく気付く

アリス「ねえ―― キスして」

創真「ちょ、落ち着けアリス!! これは何かの気の迷いだ、やめるんだ!」

アリス「気の迷いなんかじゃない…… ねえ、もう我慢できないの」ハラリ

創真(ぶらじゃーのおなーりぃー)ムクリ



61 : 以下、名... - 2015/08/23 02:43:06.26 nM4JIhbr0 35/204


創真「ちょっ……! それ以上はマジでヤバイ! おい、お前の付き人だか秘書はどこへ――」

アリス「リョウくんならここにはいないわよ?」

創真(詰 ん だ)

創真(てか…… 俺またしてもやっちまった何してんだよ俺!?)

アリス「ねえ…… あの時のお弁当みたいに、私の心を温もりで満たして?」ムニュウ

創真(ああああああああああああ)オーモチ、モーチモチユキミダイフクー

創真(春はあけぼの、やうやうしろくなり行く山ぎはすこしあかりてむらさきだちたる雲のほそくたなびきたる――)

創真(って違う! どうする? どうするよ俺ッ!?)ラ○フカード

アリス「どうしたの?」

アリス「あのね…… アナタがリードして欲しいの」モジモジ

アリス「私、その―― 初めてだから」

創真「い、いいいいいい、いや、あのな俺もどうて――」

アリス「いくじなし」ボソッ



62 : 以下、名... - 2015/08/23 02:46:16.75 Jv3GJyWf0 36/204


創真(何だよこの生き物、史上最強にKAWAII!!)

創真(かわいいは正義、かわいいはジャスティス)

創真(あ^~ この女いじめてぇ^~)

創真(いや、違う!! なんとかしてこの状況から抜け出さないとっ!!)

創真(これは完全に俺の過失ッ!!)

創真(公になれば俺は社会的に抹殺される!!)

創真(どうする…… どうする!?)

創真(上はブラジャー一丁、下はスカートという誰もが憧れる格好……)

創真(よくAVのJK設定で見る姿を実際にこの目に収めることができようとは…… ああいう作品で設定活かさないですぐ全裸にしちゃうやつって無能だよな)

創真(とか言ってる場合じゃねぇんだってばよ!)

アリス「もう我慢できない」

アリス「かわいい創真くん―― 食べちゃお♪」ドサリ

創真「ソーニャちゃん助けてええええええええ!!(意味不明)」



63 : 以下、名... - 2015/08/23 02:53:02.05 Jv3GJyWf0 37/204


アリス「アナタも脱いで?」

創真(まずいまずい…… 服が脱がされて)

創真(このまま流されていいのかっ!?)

創真(確かにこんな美女に初めてを捧げられるなんて…… これ以上幸せなものはねぇよなぁ?)

創真(さっきから俺の胸板に押し付けられてるこのWHITE BREATH…… いや、WHITE BREAST)

創真(もう何もかも冬のせいにして暖め合いてぇなぁ―― 今は冬じゃねぇけど)

アリス「ねえ…… キスしてよ」ウルウル

創真(迂闊な僕のせつなさを中に出させてえええええええええええええええ)フルボ○キ

創真「アリス…… 目を閉じてくれ」

アリス「んっ――」

創真(そうだ…… このままこの淡い桜色の唇は俺のものに)

創真(もう少しで…… 目と鼻の先に)

創真(キスだけじゃない…… Cまで、いや、Zまで!!)

創真(だけど…… 俺はこれで……)




64 : 以下、名... - 2015/08/23 03:04:40.36 Jv3GJyWf0 38/204


 もうこのハーブはお預けだね、創真くん。


創真(駄目だああああああああああああ!!!!)

創真(これが公になればもう俺はおしまいだぁ…… 勝てっこない……)

創真(コイツは雪の妖精…… 伝説のスーパー白い死神なんだぁ…… もうおしまいだぁ)

創真(ハーブももらえなくなる!!)


 考えろ、考えるのだ幸平創真!!


創真(何か名案は――)

アリス「幸平クン、何か固いものが当たってる……」

創真(俺の雪国マ○タケです、本当にありがとうございました)

アリス「ん…… 早くして」

創真(くそ、アリスがキス待ちで目を閉じてる内に!)


 考えろ、考えろ、考えろ――


創真(考えろ、考エロ、エロ…… おっぱい、アリスのワガママ雪見大福っぱい、雪国パイ揉みてぇなぁ)

創真(ああああああこれじゃ埒があかね――)


黒木場「アリスお嬢、何か騒がしいけど大丈夫っすか?」コンコン






65 : 以下、名... - 2015/08/23 03:08:54.97 Jv3GJyWf0 39/204


 救世主、現る。


創真(この声は……!! 確かアリスの付き人の黒木場リョウ!!)

創真(これはチャンスだ!!)

アリス「何でもないわよー、リョウくん今入っちゃだめだからねー」

黒木場「ういっす」

創真(やろうおおおおおおおオブクラッシャアアアアアアアアア!!!!)


 退路、絶たれる。


アリス「ごめんね幸平クン…… 続きしよっか♪」


66 : 以下、名... - 2015/08/23 03:11:55.29 Jv3GJyWf0 40/204


創真(なんでだよおおおお!! てか何でコイツ俺なんだよ! 一色先輩の話し通りにいけばあのリョウって奴を襲ったっていいのに!! 何でターゲット俺!?)

創真(くそ、くそ、クソ。何か良い方法は……)

創真(さっきのリョウって奴はアリスの付き人……)

創真(確かアイツは良からぬ輩をアリスに寄せ付けないようにしてるとかなんとか噂で聞いたこともあるぞ……)

創真(ということは――)ピキーン


 創真に電撃走るッ!!


創真(閃 い た)

創真(お前には悪いが…… どうか今のことは忘れてくれアリス!)


創真「アリス―― キスするぞ」




67 : 以下、名... - 2015/08/23 03:14:10.56 Jv3GJyWf0 41/204


創真(キスまではどうかお許し下さい)

アリス「ん」

創真(南無三ッ!!)ブッチュウウウウウウウウウ

アリス「あぁ、ゆきぃふぃらぁくぅん」レロォ

創真「アリス」チュパ

創真(やべぇ、キスだけでマイタケから出汁が漏れてる……)

創真(とろけるぅぅぅ この唇エロすぎぃ!!)

創真(だが…… これは撤退の為のやむなき犠牲!!)

創真「アリス…… もうここまでだ」パッ

アリス「嫌、もっと!!」プンスカ

創真「そうか―― なら、もっと気持ちいいことするか?」

アリス「気持ちいいこと…… したい」

創真「なら…… お前の、このネクタイをこうして」シュルシュル

アリス「ワイシャツのネクタイを…… 首に?」



創真「そうだ―― これが新しいお前の首輪だ」グッ




68 : 以下、名... - 2015/08/23 03:16:24.70 Jv3GJyWf0 42/204


アリス「い、痛っ! やめて幸平クン!」

創真「メス豚のお前にはお似合いだぜ? この首輪わよぉ」グッ

アリス「い、痛いわやめて!」

創真「本当はこういうのが好きだったんだろォ?」

創真「俺はずっと楽しみにしてたんだ」

創真「お前の勝気な顔が苦悶の表情になるのを!!」

創真「だから本選の時の泣き顔は最高だったぜェ!! 思わず絶頂して射精しちまったほどだぁ!」

創真「ほらぁ、泣いてみろよ! 助けを請うんだメス豚ァ!」

アリス「い、嫌!」

創真「本当はこういうのが好きなんだろ? このドMビッチが!!」

アリス「違う……!! 私は……!!」

創真「嘘はいけねぇ、体は正直みたいだな?」フーフー

アリス「やめて……! 耳は……!」

創真「耳が感じるのか? もっと息を吹きかけてやろう!!」フー、フー



69 : 以下、名... - 2015/08/23 03:18:28.50 Jv3GJyWf0 43/204


創真「どうだ! 罵声を浴びながらも感じてしまう気分は!!」

アリス「き、きもち――」

創真「何だってぇ!! もっと大きい声でいわねぇとお預けにしちまうぜぇ!!」

アリス「気持ちいいですっ!」

創真「いい娘だ、それでどうして欲しい」

アリス「もっと……」

創真「何だってぇ!?」

アリス「もっとこのメス豚をいじめて下さいッッッッ!!!!」

創真「わかったよおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!」



黒木場「そこまでにしてもらえないっすかね」ガシャン

創真(作 戦 通 り)



 遂に現れた黒木場、そして創真の「作戦通り」とはッ!?





70 : 以下、名... - 2015/08/23 03:22:25.93 Jv3GJyWf0 44/204


黒木場「何をしてるかと思ったら―― やりすぎだ、幸平創真」←バンダナ装着済

創真「ングッ!!」

創真(こいつ……! とんでもねえパワーだ! 首が掴まれて息がっ!!)

アリス「違うのリョウくん!! これは――」

黒木場「どういうことだ?」

アリス「私が、私がお願いしたの!!」

黒木場「そうだったのか!?」

創真(まずい……! この流れは!!)

創真(この流れはまずい…… コイツこそこの場を切り抜けるための救世主!!)


 アリスをいじめる→黒木場登場→黒木場を説得し退場させてもらう。


創真(これが俺の作戦―― その名も『毛』号作戦!!)

創真(由来は奇跡の撤退と言われた某作戦からだが―― 俺も無傷で撤退してみせる!!)

黒木場「――それは本当か? 幸平ァ」ゴゴゴゴゴゴゴ

創真(こいつ…… なんて覇王色ッ!!)

創真(だが、戦闘モードのこいつをうまく説得するしかない! こいつをこの場に召還させるのには成功したんだっ!!)



71 : 以下、名... - 2015/08/23 03:24:33.62 Jv3GJyWf0 45/204


創真「へへっ――」

黒木場「なんだァ? まだ逝ってなかったのか?」グググ

創真「とんでもねえ―― 待ってたんだ」ニヤリ

黒木場「気にいらねぇな、死に底ないガッ!!」ググググ

創真(ま、まずい!! このままじゃ説得の前に俺が死んで――)

アリス「やめてリョウくんっ!!」

黒木場「黙ってろお嬢!! コイツが気にくわねぇんだ!!」

アリス「今日は厄日だわッッ!!」デェェェェェン!!

創真「へへっ…… へへへ」

黒木場「何を笑ってやがるんダァ?」


創真「やれるもんならやってみろよ―― 怖いんだろ? 俺が」




72 : 以下、名... - 2015/08/23 03:26:37.52 Jv3GJyWf0 46/204


黒木場「何だと?」

創真「アリスを取られるのが怖いんだろ!? 黒木場ァ!!」

黒木場「――!!」

創真「お前は実はアリスのことが好きだった…… だが、近くにいるのにその想いを伝えられなかった!!」

創真「明日、明日…… そうやってまだ見ぬ未来を先延ばしにして必死に誤魔化してたんだろ!?」

創真「その内に俺という人間が現れ、アリスの気持ちをさらっていった!!」

創真「アリスが自分のもとから離れてしまう―― それが怖いんだろ!!」

創真「コイツが笑っていればいいや―― そんな誰もが夢みるハッピーエンドで諦めようとしていたんだろ!!」

創真「これはテメェのストーリーだ!! テメェが主人公になれなくてどうするっ!?」

創真「俺がアリスをさらっちまうぞ!! いいのか!?」

黒木場「やめろおおおおおおおおおおおおお!!!!!」

創真「そうだ……!! これは男と男の殴り合いだ!!」

アリス「二人ともやめてっ!!」

「女 は 黙 っ て ろ !!」クワッ!

アリス「え、ええぇー……」




73 : 以下、名... - 2015/08/23 03:29:12.63 Jv3GJyWf0 47/204


創真「俺も、俺もアリスが好きだッッ!!」

創真「意地があんだろ!! 男の子にはッッッ!!」

黒木場「お嬢は…… アリスお嬢は俺が守るッ!!」

黒木場「これで終わりだッ!! ラストオーダーァァアアアアアアアアアアア!!!!」

創真(へっ…… 説 得 失 敗)

創真(だが、まぁ…… これで終わりでもいいのかもな)

創真(童貞のまま死ぬなんて―― それも一興ってやつだ)

創真(もう俺は…… 終わりだ)


創真(――と言うとでも思ったか?)

創真「歯を食いしばれよ最強、俺の最弱はちっとばっか響くぞ」ファサ




74 : 以下、名... - 2015/08/23 03:31:44.21 Jv3GJyWf0 48/204


 その時、黒木場に衝撃走る――


黒木場「なんだ――!?」ファサ


 創真が懐から取り出した「ナニ」かが黒木場の顔に被せられたのだ!!


黒木場「これは―― アリスお嬢の パ ン ツ !!」

創真「ご 名 答」ニヤリ

黒木場「見紛うはずがねぇ―― 匂いッ!! 形ッ!! 嗜好ッ!! 付き人であるこの俺がお嬢のパンツを見紛うはずがねぇッ!!」

創真「アリス調教の際にこっそり脱がせていただいたのさァ!!」バァアアアアアン

アリス「な、何ですって!?」カクニン

創真(コイツはバンダナを頭に巻くと人格が変わる……!!)

創真(なら、主のパンツを被ったらどうなるかなァ!!)

黒木場「――」シーン

創真(凶暴性が二乗になるのか、それとも中和し打ち消されるのか―― それともぉ!!)

黒木場「……」ゴゴゴゴゴゴ

創真(どっちだ!?)




75 : 以下、名... - 2015/08/23 03:33:53.10 Jv3GJyWf0 49/204


黒木場「幸平のダンナァ、飛ばしますぜェッッ!!」バアアアアアアアアアアアアアアアアン

創真「お 粗 末 !」ドン

黒木場「このバイクに乗って下せぇ!!」


 いつの間にか部屋の外に白バイ。


黒木場「飛ばしますぜぇ!!」

創真「お前本田かよっ!?」ブロロロロロロロ



 かくして、創真はアリスの暴走から逃げ切った。
 これより後に「学園の敷地内をパンツを被った変態仮面ライダーが暴走していた」という噂が生徒の間で囁かれるようになる。
 その噂が「遠月学園七不思議」の内の一つとして後世に語り継がれることとなるのはまた別の話。




76 : 以下、名... - 2015/08/23 03:36:17.86 Jv3GJyWf0 50/204


そして――


創真「あぁ、この前はホントにどうなることかと……」

アリス「幸平クン♪」

創真「うわぁ!!」ガタ

アリス「人の顔みて驚くなんて酷いわぁ!!」プンプン

創真「い、いや別に何でもないんだ…… どうしたんだ?」

アリス「そういえば幸平クンこの前私の部屋に来てくれたような気がするんだけど」

アリス「なんかその時の記憶が抜け落ちてるみたいで…… 思い出せないの」

アリス「何があったか教えて欲しいんだけど…… 私何か変で」

創真「あ、あーあの時な! お前確か料理作ってくれるはずが」

創真「何故かお前の部屋に招待されて」

創真「で、なんか雑談してるうちに眠っちまったんだよ!」

アリス「そうなの……?」

創真「そ、そうそう! お前の付き人にも聞いてみろよ」

アリス「そうなんだ…… 招待しておいてごめんなさい、幸平クン」

創真(良かった…… コイツも暴走の記憶が抜け落ちてるみたいだ)


アリス「ところで――」

創真「ん?」

アリス「あれの続き…… しないの?」

創真「あ、あれって何のことだ?」

アリス「もぉー! とぼけちゃって、かわいい♪」ムニュ

創真「え…… な、何言ってるんだ?」アセアセ




77 : 以下、名... - 2015/08/23 03:38:18.99 Jv3GJyWf0 51/204



アリス「私を」

アリス「あんなにしておいて」

アリス「私は」

アリス「もうあなたなしじゃいられないの」

アリス「体が熱くてしかたないの」

アリス「早くこのメス豚を罵ってください」

アリス「ご 主 人 様」ニヤリ



創真「い、嫌ああああああああああああああああああああああああああああ」



78 : 以下、名... - 2015/08/23 03:39:40.34 Jv3GJyWf0 52/204


アリスの体は覚えていた。
 あの記憶は体に刻み込まれ、しっかりと生きていた。
 たとえ脳が忘れようと、体がそれを思い出させるのだ。


 ありすはレベルアップした!!
ありすはどえむぞくせいをおぼえた!!





90 : 以下、名... - 2015/08/23 09:56:38.98 YWlvYLia0 53/204


創真「しかし…… どうしたものか」


 創真、一人悩む。


創真「こいつは確かに優れものだ」

創真「だけど、こいつを使い続けて…… 逆に性欲が増すような出来事が起きやがる」


 全ては本人の過失のせいだとは言いたくないようだ。


創真「これじゃ本末転倒」

創真「いっそのこともう使わない方が」

創真「でも―― 前みたいにプレッシャーの中で」

創真「プレッシャーオ○ニーするのもなあ」

創真「オナ禁なんてできそうにないし」

創真「まぁ―― 一回摂取してからまた考えよっと!」


 この男、もはやハーブジャンキーである。


創真「さてと……」ゴソゴソ

創真「ん…… おかしい」

創真「いつもこの机の中にしまってたはずだぞ?」

創真「あれ―― ハーブがないっ!?」

創真(嘘だろ……!? そんなまさか!!)



91 : 以下、名... - 2015/08/23 09:58:30.28 YWlvYLia0 54/204


 その後しばらくハーブ捜索。


創真「どこにもないっ!?」

創真「おいおい、冗談じゃねぇぞ!?」

創真「いつもここにしまってるはず」

創真「ど、どういうことだ……」

創真「ま、まさか――」

創真「盗 ま れ た !?」ドン

一色「そ、創真くん!!」ガチャ

創真「せ、先輩!?」

一色「良かった…… ここにいたのか」ゼェゼェ

創真(先輩らしくない…… こんな焦ってる姿初めて見たぞ)

創真「どうしたんですか?」

一色「ちょっとついてきてくれ!!」ダッ

創真「あ―― 先輩ッ!?」

創真(追いかけよう!!)



92 : 以下、名... - 2015/08/23 10:00:19.54 YWlvYLia0 55/204


 [極星畑、ビニールハウス]


一色「今朝のことだ」

一色「いつも通りハーブの世話をしようと来てみたら――」

創真「こ、これは……」

一色「僕が手塩にかけて育てていたハーブが」

一色「全部―― 全部なくなっていた!!」

創真「ぬ、盗まれたっ!?」ドン


 創真と一色のハーブが忽然と姿を消したッ!!
 この先、一体どうなってしまうのか!!
 次回、遂に性が大乱闘!!
 そして混沌は更なる混沌を呼び、何者かの陰謀が渦巻くッ!!





100 : 以下、名... - 2015/08/25 04:09:19.39 R52DeGs+0 56/204


 とある放課後。


一色「僕は…… 禁断の果実を手に入れてしまったんだ」

一色「悪魔の囁きに負けてしまった」

創真「先輩……」


 極星寮、一色の部屋では円卓会議(二人だけ)が行われていた。


創真「あのハーブはそもそもどこから――」

一色「知り合いのツテでもらったんだ…… その方はこれを外国で手に入れたらしい」

一色「その方も『どんな効能があるのかまだ完全には判明していない禁断のハーブ』という触れ込みで譲ってもらったらしいんだ」

一色「そして自分で育てて改良を加える内にこんなことになってしまった!!」

一色「僕は…… あのハーブと出会ってしまったことそれ自体が『禁断の果実』だった!」

一色「悪魔の囁きだったんだ…… 僕は、これでは僕は大罪人だね。欲に支配されていたッ!!」

一色「創真くん……」

創真「は、はい」

一色「人間は皆等しく罪を抱え生まれてくるのだとしたら―― 僕らの人生はいったい何の為にあるのだと思う?」

創真「それは……」

一色「もしかしたら、贖罪(しょくざい)の為にあるのかもしれない」

創真「俺たちの人生は…… 生まれてから死ぬまでその罪を償う為にあるということっすか?」

一色「僕たちは生まれた時点で罪人なのかもしれない」

一色「だから…… この罪を償う責任が僕にはある」


創真(何言ってるかさっぱり分からねえ)



101 : 以下、名... - 2015/08/25 04:12:46.33 R52DeGs+0 57/204


創真(だが…… 俺にもその責任っつーもんがあるよな)

創真(思えばハーブ絡みの失敗してばかりだし)

創真「なんとかしないといけないっすね」

一色「創真くん―― もうあのハーブはこれで終わりにしよう」

創真「――えっ」

一色「え?」

創真「そ、そうっすね!! あのハーブは禁断の果実、すなわち『罪』。そしてそれにとり憑かれた俺たちも同様に……」

一色「そう、だから僕たちの罪は僕たちが払う!!」ドン

一色「僕たちは、人間は禁断の領域に手を出し過ぎてしまったんだ…… 心を原始に戻すべきかもしれない」

一色「よって、ここにハーブ撲滅のため―― オペレーション・創世記(ジェネシス)を発令するッッ!!」

創真(クソ…… もうあのハーブを使えないなんてッ!!)

創真(だが、確かに欲だけを消すなんて虫が良すぎる話だよな)

創真(きっと何らかの危険な副作用があるのかもしれない)

創真(大変名残惜しいが…… こうするしかないだろう)

創真(俺のオ○ニーライフ、俺の右手…… ただいま)


 一色発案のオペレーション・創世記(ジェネシス)とは一体ッ!?





102 : 以下、名... - 2015/08/25 04:17:57.07 R52DeGs+0 58/204


創真「オペレーション・創世記(ジェネシス)って……」

一色「そうだね、あの禁断の果実は消さなければならない。それがこの作戦だ」

一色「あれが今どこにあるのかは不明だけれど―― あれが学園内の多数の生徒、その手に渡れば大変なことになる!!」

一色「うちゅうのほうそくがみだれる」

一色「そうなる前に水際で阻止せねばならない」

一色「誰があれを盗んだのか」

一色「単に処分されたということならば良かったが」

一色「その痕跡が発見されない以上、盗まれて悪用されているかもしれない」

創真「ちなみに…… 周辺のゴミ捨て場や学園にも捨てられた痕跡はなかったっすね」

一色「そうだね、だからこそ一刻も早くあのハーブたちの居場所を突き止めなければならないわけだけれど―― なにかアテはあるかい? 創真くん」



103 : 以下、名... - 2015/08/25 04:23:10.83 R52DeGs+0 59/204


創真「アテ…… そうっすね」

一色「僕もそれなりに濁して周辺にあたってみたけれど、有力な情報は得られなかった」

創真「俺も特にアテは―― あ、そうだ!!」

一色「何か思い当たるものでもあったのかい?」

創真「スパイス、ハーブに詳しい奴なら知ってます!!」

一色「それはもしかして」

創真「そう、葉山アキラっす!!」

一色「なるほど…… 彼なら何か知っているかもしれない」

一色(それに疑っているわけではないが―― 彼が関与している可能性も)

一色「彼は普段どこに?」

創真「それなら知ってます、さっそく行ってみましょう!!」





104 : 以下、名... - 2015/08/25 04:30:06.14 R52DeGs+0 60/204


 [汐見ゼミの研究室]


葉山「なるほど…… 事情は察した」

葉山「初めて聞いた名だが」

葉山「使い方次第では危険な効能か…… 確かにそいつが出回ったら大変なことになるな」

一色「単に処分された可能性もあるけど、しかし盗まれた可能性も否定できない状況ってわけさ」

創真「最近、何かそういう噂とか聞いてないか?」

葉山「残念だが…… そんな話は聞かないな」

葉山「ところで―― ソイツはどんなハーブなんだ?」

創真「それは……」

創真(効能が効能だけに言いづれぇ――)

一色「性欲を解消する効能があるハーブさ」

創真「せ、先輩っ!?」

創真(一点の曇りもなく言い切りやがった!?)

一色「しかしこれは僕が改良した結果生まれたと思われる効能なんだ…… 元のハーブにどんな効能があるかは完全には判明していないらしい」

一色「そんなわけなんだけど……」

葉山「――ッ!!」

創真(な…… 突然葉山が驚愕の表情をっ!?)



105 : 以下、名... - 2015/08/25 04:32:39.04 R52DeGs+0 61/204


葉山「ちょっと待て――!!」ガチャ

葉山「もしかしてこれのことかっ!?」


 葉山の手には瓶に入れられたハーブが。


一色「こ、これはっ!?」

創真「こいつは――!! あのハーブじゃねぇか!!」


 それは、一色が育てているハーブそのものだった。


一色「葉山くん、これを一体どこでっ!?」

葉山「昨日…… いや、一昨日のことだ!」


葉山「十傑評議会名義でコイツが俺たちのゼミへ送られてきたっ!!」ドン



106 : 以下、名... - 2015/08/25 04:39:00.37 iW16bV5R0 62/204


一色創真「「な、なんだってぇぇ!?」」

一色「誰がここまで持ってきたんだい?」

葉山「いや、宅配で来たんだ!!」

葉山「同封されてた手紙には、コイツの効能を分析して結果を送って欲しいと書かれていた…… もちろんその送付先も十傑評議会宛に指定されていた!!」

葉山「初めてコイツの匂いを嗅いだとき―― 俺の繊細で敏感な嗅覚は一瞬で蹂躙されたッ!!」

葉山「その日はお気に入りのロ○風AVでも反応しなかったほどの達観具合だった!!」

葉山「まるでシッダールタが達した境地にいる気分だった!!」クワッ

創真(こいつそんな性癖だったのかよ)

一色「十傑評議会宛に……!? それは一体」

葉山「俺はそれだけしか知らねぇ」フゥ

葉山(あの衝撃以来ガスマスクなしにはコイツと接することはできねぇ)

葉山(しかし…… 最近性欲が薄れてきたような気がするんだが)

創真「その解析はどうなったんだ!?」

葉山「まだ続けている最中だ。俺たちが現時点で突き止めているのも『一時的に性欲がなくなる』効能があるってことだけだな」

一色「実は、葉山くん―― それにはもう一つの効能があるんだ」

葉山「どういうことだ!?」

一色「それを女性が摂取すると―― 逆に性欲が増し異性を求め暴走する野獣となる」

葉山「な、何だって!?」


107 : 以下、名... - 2015/08/25 04:42:46.03 iW16bV5R0 63/204


 [葉山の回想]


汐見「葉山くん、例のハーブをフレッシュハーブティーにしてみたよ」

汐見「飲んでみてっ」

葉山「おい…… まだ完全にどんな代物か判明していないのに…… 危険だ」

葉山(もうあんな『無我の境地モード』はウンザリだ)

汐見「私、さっき飲んでみたけどなんともなかったよ♪」

葉山(な、なんだと!?)

汐見「そ、それでね…… 葉山くん」

葉山(何だ!? 急に潤の様子が――)

汐見「葉山くん…… 私みたいなおばさんでも」

汐見「大事にしてくれる?」ファサッ

汐見「私―― 葉山くんを研究したい!!」ガバッ

葉山「止めろおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!」


 [回想終わり]



108 : 以下、名... - 2015/08/25 04:50:53.41 iW16bV5R0 64/204


葉山(なるほど…… あれはコイツの効能によるものだったのか)

一色「ともかく―― これで盗難説が決定的になったわけだ」

一色「そして盗んだ人間とここへ送りつけた人間は同一である可能性が…… まだ盗まれてからそこまでの日数は経っていない」

一色「更に、決定的な証拠―― 十傑評議会」

一色「評議会のメンバーが犯人の可能性もある!」

創真(名探偵一色先輩パ、パネェッ!?)

一色「これが悪用され、多数の生徒に行き渡ったら大変なことに!!」

一色「だから葉山くん、結果を送付するのは――」

葉山「分かった、そういう事情があるってことなら……」

葉山「結果を送付するのは止めるように言っておく」

創真「すまねぇな」

葉山「盗まれたってことならコイツはあくまでもその中の一部で、盗んだ奴がまだ多くのハーブを所有してるってことだろう。コイツが悪用され多くの人間に渡ったら大変なことになるしな」

葉山(性的な面で)

一色「それと、もし送りつけてきた人間が何か言ってきたら…… それを僕たちに教えてほしい」

葉山「分かった。結果を送らない、そして向こうが何かコンタクトを図ってきたら二人に知らせる―― そういうことだな」

一色「ありがとう、葉山くん」

葉山「それと、俺たちにできることがあれば協力するぜ」

創真「わりぃな、何から何まで。サンキューな」



109 : 以下、名... - 2015/08/25 04:53:49.42 iW16bV5R0 65/204


 そして―― 再び極星寮、一色の部屋。


一色「今日は遅いしここまでにしておこう……」

一色「実は明日評議会の定例会があってね」

一色「そこで何かしら探りを入れてみることにするよ」

創真「あざっす」

創真「俺に…… 俺に何かできることはないっすかね?」

一色「そうだね、それでは創真くんもそれとなく友達など周りの人に探りを入れてみて欲しい…… 変な噂が流れていないかどうかなど、なんでもいい」

創真「分かりました、それとなく聞いてみます」

一色「おっと―― もう夕食の時間だね、食堂へ行こうか」




110 : 以下、名... - 2015/08/25 04:56:29.96 iW16bV5R0 66/204


 そして夕食後、創真の部屋。


創真(十傑評議会…… いったいどういうことだ?)

創真(偏見だけど叡山先輩とかスゲェ怪しいよな……)

創真(あの人ならやりかねない)

創真(なんかあのハーブを裏ビジネスに使いそうだしな)

創真「なんか疲れた…… ハーブティーでも飲むか」

創真「って、あいつとはもうサヨナラしたんだ」

創真「ってか…… 混乱の中で忘れていたけど俺の乾燥ハーブも盗まれたんだった!」

創真「一体誰が―― 一色先輩は何も知らないって言ってたしな」

創真「この寮の人間が…… いや、そんなはずは」


 ガチャリ。


創真「だ、誰だッ――!?」


 その時、開かれるドア。
 創真の部屋を訪れた者とは一体!?






116 : 以下、名... - 2015/08/26 04:45:52.68 Bn85Q35u0 67/204


創真「だ、誰だッ!?」


 夜、創真の部屋を訪れた者とは――


吉野「幸平、みーつけたぁ!!」ニヤリ

創真「吉野ッ!? どうした――」

「幸平くん、こんばんはぁ」ニヤリ

創真「なっ―― 榊まで!?」

創真(二人とも様子がおかしい!?)

創真「な、なんだ二人とも。どうした?」

吉野「どうしたもこうしたも――」

「創真くんを…… いただきに来たのよ!!」バアアアアアアアアアン

創真「な、何だって!?」

吉野「アンタを料理してあげる♪」

創真「や、やめろぉ!!」

「二人に勝てるわけないでしょ!!」ドサ

創真「ナイスゥ!!(やめろォ!!)」

吉野「ふふっ!! 体は正直じゃない♪」

創真(しまっ―― 最近ハーブなしで性欲の制御が大変だっただけに本音が漏れて!!)


 創真、為す術なくベッドへ押し倒される。


創真「駄目だ! みんなに聞こえちまう!」

吉野「へーきへーき、鍵は閉めたから」

「邪魔者はいないわよ」

創真「そういう問題じゃない!」

創真「お前ら急に―― 変なもんでも食ったのか!?」

創真(変なもの―― 盗まれた俺のハーブ)

創真(ま、まさか…… そんなはずは!!)



117 : 以下、名... - 2015/08/26 04:49:52.20 Bn85Q35u0 68/204


「暴れないで!!」

吉野「涼子、縛るわよ!!」シュッ

創真「な……!! ナイ、やめろォ!!」

創真(クソ……!! 体が縛られて)

創真(おい…… この縛り方はァッ!?)

創真「亀甲縛りッ!?」バアアアアアアアアン

創真「こ、こんなのどこで習ったんだッ!?」

「「ハワイで親父に」」

創真「バーロー!!!!」

創真「クソォ…… お前ら…… 縛られて力が出ないぃぃぃぃ」ア○パンマン

吉野「大人しくなさいッ!!」

「この豚さん!!」

創真(なんかデジャヴゥ―― あ、アリスはこんな気分だったのかぁ)

創真(これはこれで…… ありなんじゃないのかなァ)

創真(だが…… このままだと大変なことになる!)

創真(俺の初めてがこんなことで…… いや、いいかこれで)

創真(いやいやいや! 駄目だ!)

創真(俺はもっとこう…… お互い初めてで色々探りあって…… 美少女と)

創真(なんとか切り抜けるしかない!)

創真(だが、どうやって――)

創真(一色先輩は来ない…… 救援は到着せず!!)

創真(こうなったら……!!)

創真(やってやろうじゃねぇか)


 救援は来ず、絶対絶命の状況ッ!!
 創真の運命やいかに!?



119 : 以下、名... - 2015/08/26 04:53:26.62 Bn85Q35u0 69/204


創真(やってやろうじゃねぇか)

創真(絶対絶命だ、だが……)

吉野「さあ、観念なさい幸平」ハァハァ

「今夜は寝かせないわよ」ハァハァ

創真(こいつらここからどうするつもりなのか)

創真(こいつらがどんな恋愛遍歴を経てきたのか知らねぇが)

創真(まず吉野―― いつも元気一杯の元気っ娘、健康的な肢体は魅力的だ。おっぱいは小さいけど。おっぱいは小さいけどな)

創真(だが、おっぱいが全てじゃない…… こいつの脚、こいつの脚はヤバイ)

創真(美脚…… というわけでもないんだが、なんと言えばいいか。健康的でほどよく筋肉が付き、もともとの脂肪と絶妙なバランスを形成している。思わずアイスバーのようにペロペロしたいような、そんな脚だ。美味しそう。部屋着?のソックス履いた姿はヤバイ、あのソックスの上からしゃぶりつきてぇ)

創真(それと、いつも元気なのに恋愛を意識した瞬間モジモジしそうなウブッ娘っぽい)

創真(恐らくまだ恋は経験していないか…… していたとしても付き合った経験はないだろうな)

創真(次に榊―― こいつは一見すると多くの男をその気にさせてきたようなグラマラスな女だ。豊満な体にキレイ系の美貌、おっぱいはダイナマイツ。おっぱいはダイナマイツ)

創真(だが、こうして友達として見てきた経験からすると…… 恐らくこいつもウブだ)

創真(結婚でもすればかかあ天下になりそうな気もするが、恋愛の時点では普段の『お姉さん』の雰囲気とは違い甘えてくるに違いない。なにそれギャップ萌えじゃん…… ヤバイ萌え~)

創真(ともかく…… こいつもそこまで恋愛を経験していないだろう)

創真(これらのことから考えて―― ウブなこいつらはここからどう事を運んでいくのか分からないはずだッ!!)

創真(つまりここから俺が逆転するのも可能ッ!!)

創真(対する俺は)

創真(いや、待て―― 俺も童貞だった!!)ガビーン

創真(このままでは俺は…… 俺の息子は吉野のジビエに、榊の塩麹…… いや、マン麹のエサになってしまうッ!!)

創真(その前に――!!)

創真(考えろ……)



120 : 以下、名... - 2015/08/26 04:58:11.05 Bn85Q35u0 70/204


吉野「まずは―― 幸平の唇いただきますっ!」

創真「なっ――」チュッ

創真(なんて軽いキスだッ!?)

創真(まるで小学生の頃、初恋のあの娘と校舎裏でしたような味ッ!?)←そんな経験はない

「次は私ね――」

創真「ごっつぁんです!!(やめるんだ!!)」チュウウウウウウウウウウウ

創真(こ、こいつもなんてウブなキスだっ!?)

創真(見栄を張ったのかしらんが吉野よりは時間が長い。しかし舌は入れずあくまで唇と唇のウブなキスッ!)

創真(確信した―― こいつらはUBUだッ!!)

創真(勝てる…… やるしかない!!)

創真(俺の息子もさりげなくギンギラギンに)

創真(だが…… そいつが俺のやり方だ)

創真(お前らを逝かせて俺が生き残る!!)

創真(俺は貞操王になるッ!!)ドン

創真「ふふふ…… ハハッ!!」

吉野「な、なによ」

創真「分かってねぇな…… 分かってねぇ!!」

「何がおかしいのっ!?」

創真「俺が気持ちいいこと教えてやるよ」

創真(反撃の時間だ)


 絶体絶命の状況、形勢逆転の為に創真が出した答えとはっ!?


創真「俺が―― 俺を罵って下さい、女王様!!」バアアアアアアアアアン


 反撃が、始まる……!!





121 : 以下、名... - 2015/08/26 05:00:28.01 Bn85Q35u0 71/204


吉野(ゆ、幸平……!?)

(一体どういうつもり!?)

創真「この汚らわしい豚を罵って下さいッ!!」


 驚愕、圧倒的驚愕ッ!!


創真(固まってやがる)

創真(形勢逆転だ!!)

創真「女王様…… 僭越(せんえつ)ながらこの豚めが女王様方を癒したいと思った次第でありまして」

創真「日頃の疲れがおたまりになっていますでしょうから」

創真「この豚めがマッサージを―― 是非!!」

吉野「ま、マッサージ……」

「そうね…… それでは私たちを満足させられるよう励みなさい?」

吉野「それじゃ私から!!」

吉野「豚さんお願いッ!!」

創真(豚『さん』だとォ!!)

創真(なんという純真無垢の塊ッッ!!)

創真(後光が差しているッ!! なんという無邪気!!)

創真「Cute!!!!!」lol

創真(あまりの眩しさに動揺しかけたが…… 作戦通りに進んでいる)

創真(作戦…… そう、俺の作戦はッ!!)



122 : 以下、名... - 2015/08/26 05:02:40.58 Bn85Q35u0 72/204


創真「それでは女王様…… そのおみ足をこちらへ」

吉野「こ、こう?」

創真「それでは脚からマッサージしていきますねぇ」サスサス

創真(う、ウッホッ!!)

創真(吉野の脚がこの手にッ!!)

創真(ふくらはぎマジKAWAII)

創真(そう、俺の作戦はこのマッサージだ)

創真「痛くないですか?」

吉野「あ、あっ……!! そこぉっ!!」

創真「固くなってますねえ、ほぐしていきますね?」

吉野「ダメッ!! そこッ!!」ビクンビクン

創真(こうなった時点で俺の勝ちDA!!)

創真(恐らくどういうわけか二人はあのハーブを摂取したと思われる)

創真(そうでもないとこの状況に説明がつかねえ)

創真(だが…… 今はこの状況を切り抜けるのが先ッ!!)

創真(その為に―― 俺は二人を逝かせて生き残るッ!!)

創真「よし……!! このくらいでどうでしょう?」パッ

吉野「えっ―― もう終わり? まだふくらはぎしかやってないけど」

創真「ここから先は幸平流の秘術を使うコースになりますが」

創真「どうなさいますか?」

吉野「秘術……」ゴクリ

創真(吉野…… お前には悪いが)

創真(まずはお前から逝かせる!!)

吉野「それじゃ―― 豚さんお願い!!」

創真「かしこまり!!」ドン



123 : 以下、名... - 2015/08/26 05:05:49.43 Bn85Q35u0 73/204


創真「それでは…… いざ!!」レロォ

吉野「あっ――」

吉野「ちょ、幸平何やってるのッ!?」ビクンビクン

創真「リンパの流れを良くするマッサージです」キリッ

吉野「ちょっ―― 脚をしゃぶらないでっ!!」ビクッ

創真「それでは…… やめますか?」

吉野「え……?」

創真「このままではリンパの流れが中途半端になり、かえって良くないですが」

創真「どうしますか?」

創真「こうして私が脚の指からふくらはぎ、ふともも、そしてデリケートゾーン周辺をなめることによりたまった毒素を排出し、血行を良くするんです」

創真「こうすれば女性ホルモンの分泌を促し、体の成長も期待できますよ。キレイになります」

吉野「そう、なの……」

創真「はい」

吉野「それじゃ…… お願いします」

創真「かしこまり」キリッ

創真(まんまと術中にはまったな、吉野)

創真(これは戦争なんだぞ、吉野)

創真(どちらが先に逝くか―― どうやら俺の優勢だな)

創真(俺のマッサージ作戦―― そして決め手は『リンパ万能説』!!)

創真(マッサージAVの常套手段だ。無知の客に『キレイ』、『血行が良くなる』、『恥ずかしいことではない』、『リンパの流れが~』などと専門用語とプラス思考の言葉を嵐のように浴びせてやるんだ)

創真(まくし立てるのがコツだ)

創真(考えさせる時間を与えてはいけない、相手が考える前に強引に頷かせてしまうんだ。ちなみにマルチの勧誘員なんかはこんな感じの話術を巧妙に使いこなして子ネズミを増やしていってるから注意するんだぞ)

創真(更にそこへ『リンパ』という言葉を使えば説得力が増す)

創真(何が何だか分からない…… だけど体に良さそう)

創真(無知な客はそうして『リンパ』の力に押されて頷いてしまう!!)

創真(これがリンパが万能と言われる所以!!)



124 : 以下、名... - 2015/08/26 05:09:15.17 Bn85Q35u0 74/204


創真「それでは、マッサージを続けます」チュパッ

吉野「あ……!! いやっ……」

創真「いふぁくないふぇすか?」チュパッ ペロッ

吉野「ダメ……! もう……!」ビクン

創真(ハーブのせいなのか)

創真(脚の指を咥えただけでこれか)

創真(それにしても――)

創真(吉野の脚…… クッッッッッッッサ!!!!!!!!)

創真(圧倒的臭さッ―― だが、やみつきになる!!)

創真(例えるなら…… 臭うけどうまい食い物!!)

創真(納豆に然り、果物で言えばドリアンとか……)

創真(ああいった臭いけどうまい食い物…… こいつの脚はそれだ!!)

創真(うめぇ!! うますぎる!!)チュパチュパチュパチュパカブラ

吉野「――ぁん!!!!!」ビクン

創真(まるで大地の匂い…… 土と草木と、野生動物!!)

創真(母なる大地に包まれるこの感覚ッ!!)

創真(ただいま…… ただいま、悠姫お母さん!!)

創真「WE  ARE THE WORLD!!!!!」チュウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウ

吉野「EARTHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHH!!!!!!!」ビクンビクン

創真「これで仕上げですッ!!」

吉野「待って!! もう逝っちゃ――」

吉野「ちょっと……!! そこだけは!!」

創真「ズボンの中、失礼しますッッ!!」モゾッ

創真(あった……!! 吉野のサバンナ!!)

創真(サバンナの更に奥、ここがオアシスだっ!!)

創真「最後の毒素を出します!!!!」

吉野「やめてエエエエエエええええええええええええええええええ」

創真「母なるアフリカ、俺は戻って来たッ!!」

創真「幸平流――」

創真「天空落としッッッッ!!!!(手○ン)」シュッシュッシュッシュッシュッ

吉野「いやあああああああああああああああ!!!!!!!」ナシジルブッシャアアアアアアアアアアアアアアア

吉野「出ちゃったあああああああああああああああ(毒素)」ビークビクビクビッグ

創真「お 粗 末 !!」ドン



125 : 以下、名... - 2015/08/26 05:11:38.53 Bn85Q35u0 75/204


創真「それでは―― 次は榊様ですね?」ニヤリ

「ひっ――!!」

(幸平くんの視線だけで…… 体が火照って!!)

(私、悠姫のように犯されちゃうのッッ!?)

創真「それでは…… まずは脚から」

「ダメえええええええええええええええええ!!!!!!」

創真「おっと―― 見ただけで分かりますよ」

創真「榊さん…… あなたは」

創真「胸が凝っていますね?」

創真「それでは胸からいきましょう」モミ

「あっ…… はぁん!!」ビクンビクン

創真(な…… なんだこの弾力はァッ!?)

創真(指が沈み、はじき返されるッ!?)

創真(こいつのおっぱいは物理無効かっ!?)

創真(ならば…… 少し早いが)

「ちょっ…… やめてぇ!」

創真「服脱がしますねぇ~」バッ

創真「下着も脱がしますね~」

創真(物理が無効なら、状態異常攻撃だ…… い た だ き ま す!!)



126 : 以下、名... - 2015/08/26 05:14:25.64 Bn85Q35u0 76/204


「赤ちゃんみたいに吸っちゃ嫌ッッッ!!!!」

創真(なんだこの味はッ!?)チュウウウウウウウウウウウウウウウウウウッッッバッカ

創真(おいしい―― お い し い!!!!)チューペットッ!!!!

創真(それにこの揉み心地…… 俺は榊の胸の中で死にたい!! 死んでもいいッ!!)

創真(吉野の匂いが『母なる大地』なら―― 榊のおっぱいは『聖母』だ!!)

創真(聖母…… 圧倒的包容力、慈愛!!)

創真(アリスも凄かった…… しかしこいつはまた違う!!)

創真(アリスのおっぱいはひたすら『快楽』、もしくは『艶美』を意味するおっぱい!!)

創真(しかし榊は違う…… このおっぱいは俺の全てを包みこんでくれる!!)

創真(あまつさえ癒してしまうのだッッ!!)

創真「お、お母さアアあああああああああああああああん」チュウウウウウウウ

「ゆ、幸平くぅうううううううううううううん!!!!!」スプラッシュ!!



127 : 以下、名... - 2015/08/26 05:16:32.05 Bn85Q35u0 77/204


創真(こ、こいつ母乳を出しやがったああああああああああああああ!!!???)

創真(う、うめえええええええええええええええええええええ!!!!)

創真「ダメだ…… 俺ももうッ!!」

創真(この優越感はなんだ!?)

創真(まるでNTRしたみたいだ!!)

創真(まるで榊が人妻で…… 俺が寝取った!!)

創真(その事実が俺を…… 昂ぶらせるっ!!)

創真(背徳感で―― 逝ぐう゛ッ!!)

創真「榊…… もうダメだっ!!」

「出してぇッ!! 胸にかけて!!」

創真(俺も負けねぇ!!)

創真(こいつも逝かせないと!! 俺は勝ったことにならねえ!!)

創真「榊ィ!!」ブッチュウウウウウウウウウウウウ

「あ…… ゆきぃふぃふぁくぅん!!」

(ダメ…… こんな熱いキスをされたら)


「「逝くうううううううううううううううううう!!!!!!!!!!」」


 そして三人は星になった。





128 : 以下、名... - 2015/08/26 05:18:34.06 Bn85Q35u0 78/204


一色「なるほど―― こうなったら君たちにも全て話さないといけないね」


 それから翌朝。
 極星寮の食堂には一色、創真、田所、吉野、榊の五人が。


田所(わ、私何かしちまったべさ!?)

吉野「ごめんなさい…… 昨夜のことよく覚えてなくて」

「私たちは…… 一体何を」

一色「それはひとまず置いておこう」

一色「君たちはその乾燥ハーブをどこで手に入れたんだい?」

 食堂のテーブルには、創真が愛用していた乾燥ハーブが。

吉野「これは…… その」

「幸平くんのものとは知らなくて……」

創真「俺はお前たちを信じたい」

創真「俺の部屋に侵入し机から盗んだのは二人じゃないってことだな?」

吉野「それは本当ッ!! 天地神明に誓って私たちじゃない!!」

「でもこうして結果的には…… 盗んでしまったことになるわね……」

「「ごめんなさい」」

創真「いや、お前らのせいじゃねぇ……」

一色「うん、君たちに秘密にしていた僕らにも責任がある」

一色「それを踏まえて…… それをどうやって手に入れたんだい?」

吉野「これは――」

「実はね…… ある人からもらったの」

創真「ある人……!? それは一体」ゴクリ



吉野「肉魅っちだよ」




129 : 以下、名... - 2015/08/26 05:21:11.11 Bn85Q35u0 79/204


創真「に、肉魅だとおおおおおおおおおおおおお!?」バアアアアアアアアアアン

一色「水戸郁魅くんだね……? それはどういうことだい?」

吉野「その…… 数日前肉魅っちが私たちに『いいものがある』って」

「凄く癒されるハーブティーだから飲んでみてって薦められて…… それで貰って」

一色「なるほど…… それで君たちは」

創真「昨日それを飲んじまって―― ああなったと」

吉野「あの、『ああなった』って?」

「昨夜の記憶があまりなくて…… もしかして私たち幸平くんに多大な迷惑を――」

田所(私完全に蚊帳の外……)

一色「この際だ、包み隠さずはっきり言おう」

創真「せ、先輩!?」

一色「いいんだ創真くん―― このハーブはね、男が摂取すると性欲を一時的に解消できる」

「「「せ、性欲ッッッ!?」」」ガーン

一色「だけど女性がこれを摂取すると」

一色「どういうわけか一時的に性欲が大幅に上昇し、異性を求め暴走する野獣と化す!!」

三人「「「そ、そんなぁッ!!!!!!」」」ガアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアン

一色「このハーブはね――」

 その後、一色が全員に事情を説明。

吉野「そ、そんなことが……」

「それじゃ二人は、その盗まれたハーブを取り戻して処分しようと――」

田所「しているわけなんだ……」

吉野「あ、あの…… それじゃ私たちは」

創真「昨日、俺を襲った」

「そ、そんな――」

吉野(それじゃ私、幸平とあんなことやこんなことを!?)ゾクゾク


創真「ちなみに田所もだ」




131 : 以下、名... - 2015/08/26 05:24:08.49 Bn85Q35u0 80/204


田所「え、えっ!?」

創真「いつか俺が作ったカレーを食っただろ?」

田所「や、やっぱり…… あれは」

創真「実は俺がハーブ入りのカレーを作って試食していたんだ」

田所「それじゃ私、幸平くんと――」カアアアアアアアアアアアアアア

創真「すまねえ田所…… お前を巻きこんじまった」

田所「そ、そんな!! 私こそ!!」

創真「だけど―― 三人とも安心してくれッ!!」

三人「「「――ッ!?」」」

創真「俺たちは『B』までしかしてないッッッッ!!!!!」ドンドコドン

一色(その発言が安心できない気がするけど)

「び、Bって何?」

吉野「あの『恋のABC』のこと!?」

田所「Aは確か…… えと……」

一色「Aはキスだね」ドオオオオオオオオオオオオン

三人「「「――ッ!!」」」

(それじゃ幸平くんとは少なくともキスはしてしまったってこと!?)カアアアアアアアアア

吉野(キスがAなら…… Bは一体!?)

田所(も、もうお嫁にいけねえだ……)

一色「ともかく…… こんなことに巻き込んでしまった責任が僕たちにはある」

一色「君たちには何も非は無い」

創真「そうだ…… 本当にすまねえ」

創真「俺みたいな男と…… 嫌だよな……」



132 : 以下、名... - 2015/08/26 05:26:56.38 Bn85Q35u0 81/204


田所「そ、そんなことないッ!!」

創真「――ッ!!」

吉野「そ、その…… 幸平とあんなことやこんなことをしたなんて信じられないけど」

「わ、私たちも…… 嫌ではなかったと、思う」

田所「だ、だから―― もし何かあったら私たちにも協力させてください!!」

一色(創真くん…… 君は食の十傑ではなく)

一色(性の十傑に入ろうとでも言うのかい?)

一色(恐るべき男だ)


 そうしてなんとか?その場は収まり援軍も得られたッ!!
 なんだかんだあって――



133 : 以下、名... - 2015/08/26 05:28:38.90 Bn85Q35u0 82/204


創真「まさか肉魅が犯人? そんなこと……」

創真(考えたくねえ)

一色「そうだね…… 彼女は盗みを働くような人間には見えない」

創真「はい…… 俺たちはこれからどうすれば」

一色「とりあえず僕はこれから評議会の定例会がある」

一色「昨日言った通りそこで探りを入れてみる」

創真「それじゃ俺は……」

一色「そうだね、創真くん…… 君は水戸くんと親交がある」

創真「うぃっす…… 俺はあいつに事情を聞いてみます」


 あの女は盗みを働くような奴じゃねぇ!!
 その想いを胸に、不安が入り混じる中創真は彼女のもとへ向かうッッ!!







続き
ソーマ「寮ではうかつにシコれねぇ……」 一色「お困りかな、ソーマくん」【後編】

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