1 : ◆IPYIJYmMYgAf - 2015/08/30 00:49:24.28 QA6DEwwJo 1/423


・・・・・・

~夜・海上~


軽巡棲姫「フハハ!コレデ貴様モ終ワリダァッ!!」

早霜「クッ、動けない…………ふふ……これで私も……皆のところに…………」大破!

軽巡「命乞イシナイトハ潔イ……マァ、声ヲ上ゲテモ無駄ダガナ。夜ノコンナ海域ニ来ル奴ナド誰モイナイ!」

「いるさ!ここに1人な!!」


ドォン!!


早霜「!?」

軽巡「ダ、誰ダ!オ前ハ!!」

不知火「当ててみろ、ハワイへご招待するぜ」

早霜「不知火、さん……!」


元スレ
【安価】不知火「早霜をお助けします」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1440863364/

2 : ◆IPYIJYmMYgAf - 2015/08/30 00:49:49.24 QA6DEwwJo 2/423


軽巡「艦娘ダト?コンナ夜ニヨク来タモノダ!」ダァン!

不知火「おっと」ヒョイ

軽巡「ナニ!?」

不知火「サーカスのナイフ投げかい?」ジャキン

軽巡「オ、オノレ!何故当タラナイ!?」

不知火「ひとつ教えてやる。俺を殺したきゃ戦艦を100隻持ってきな」シャッシャッシャッ

軽巡「グアアアァァァァッ!!バ、バカナァッ……!!」轟沈!

3 : ◆IPYIJYmMYgAf - 2015/08/30 00:50:17.72 QA6DEwwJo 3/423


不知火「さぁお嬢さん、帰ろうぜ」

早霜「で、でもこんな恰好……」

不知火「大丈夫、誰も見ちゃあいないさ」

不知火「月以外はね!」


衣笠「ヒューッ!」

鬼怒「さっすがぁっ!」

那智「見ろ、奴の眼光を……まるで戦艦みたいだ」

鳥海「これはやるかもしれませんね……」


\しーらぬい!しーらぬい!/\しーらぬい!しーらぬい!/


街をつつむ midnight fog~♪

4 : ◆IPYIJYmMYgAf - 2015/08/30 00:50:48.11 QA6DEwwJo 4/423


・・・・・・

~朝・陽炎型の部屋~


不知火「………………」

不知火「…………夢、でしたか………………」

不知火「…………ヒューッ……」

陽炎「ぷっくくくく……!」

不知火「!?」

陽炎「随分楽しそうな夢見てたのね」

不知火「え、な、何を……」

陽炎「『戦艦を100隻持ってきな』……プククク!今日の出撃期待してるからね」

不知火「……!…………!!」ボフボフ

陽炎「ぐあ!ま、枕で叩かないで!!」

6 : ◆IPYIJYmMYgAf - 2015/08/30 00:51:54.32 QA6DEwwJo 5/423


・・・・・・

~早霜着任時(1週間前)~


不知火「(この前、夏のSN作戦の戦果を評価した上層部が新しく駆逐艦を配属させてきた)」

不知火「(それが……)」


早霜「夕雲型駆逐艦早霜……着任しました」

提督「よろしく頼むぞ、早霜。俺は提督、こっちは秘書艦の不知火」

早霜「はい…………ッ……!」

不知火「早霜……」

早霜「不知火さん…………」

提督「……え、なにこの微妙な空気。君ら2人知り合い?」

不知火「ええ……まぁ」

7 : ◆IPYIJYmMYgAf - 2015/08/30 00:52:48.98 QA6DEwwJo 6/423


・・・・・・

~1週間後(昨日)~


不知火「(早霜が着任して1週間……彼女はこの鎮守府にすっかり馴染み、司令や他の艦娘ともうまくやっている…………)」


早霜「…………」ペラ、ペラ

提督「風と共に去りぬ……か。懐かしいなぁ俺も読んだよ」

早霜「はい……昔から何回も読み直してて…………」

提督「スカーレットいいよな」

早霜「司令官…………構ってくれるの?」

提督「お前はまだ練度も低いからな。それになんか、放っといたらフラフラと……それこそ風と共にどこかに行ってしまいそうだ」

早霜「……優しいのね」

提督「大事な部下だからな」

早霜「部下…………そう…………フフッ」

提督「何か変なこと言ったか?」

早霜「いえ……何も……フフッ、フフフフッ」ニコニコ


不知火「(なんで秘書艦の私がドアの隙間から執務室を覗いているんでしょう……)」

不知火「(……でもなんかいいムード…………報告は後にしますか)」

8 : ◆IPYIJYmMYgAf - 2015/08/30 00:53:54.57 QA6DEwwJo 7/423


・・・・・・

~陽炎型の部屋(今)~


不知火「(しかし、まだまだ早霜はこの鎮守府の新人……やはりまだどこか隔たりを感じます。主に私に)」

陽炎「おーいどしたの?」

不知火「……別に」

陽炎「当てたげようか、早霜でしょ」

不知火「…………」

陽炎「図星って顔ね。見たところ、早霜と仲良くなれない~とか?」

不知火「……ええ」

陽炎「やっぱりねぇ。不知火のそういう悩みはすぐ分かっちゃうわ、なんてったってお姉ちゃんだから」

不知火「その変な姉押しをするために話しかけてきたの?」

陽炎「ちょ、そんな睨まないでって!怖いから!」

9 : ◆IPYIJYmMYgAf - 2015/08/30 00:54:21.89 QA6DEwwJo 8/423


陽炎「それなら自分から早霜に接近したらいいじゃない」

不知火「近づけば遠ざかっていきます」

陽炎「あらら…………あ、そうだ!ならさ、自然な形で近付いたらいいのよ!」

不知火「自然な形?さりげなく食堂で隣の席に座るとか……」

陽炎「それだと席移動されて終わりでしょ。私にいい考えがあるわ!」

不知火「…………」

陽炎「そんな懐疑的な目で見ないで!!」

10 : ◆IPYIJYmMYgAf - 2015/08/30 00:56:30.43 QA6DEwwJo 9/423


・・・・・・

~廊下~


<<陽炎「いい?早霜とアレな空気になるのは第二次大戦のあの事件が原因でしょ?不知火が動けない早霜を救援しようと思ったら彼女の目の前で……っていう」>>

<<陽炎「だったら、他の形で早霜を助けてあげればいいのよ!」>>

<<陽炎「所謂トラウマブレイクってやつね!これで絶対うまくいくって!絶対に!!!!」>>


不知火「(まったく……陽炎もいい加減な…………まぁ、試してみるけど)」

不知火「(さて、とにかく早霜がピンチだったり困っていたら助けてあげましょう)」

不知火「(明石さんの工廠からかっぱら……拝借したこの対艦娘電探で……)」ピピピピピ

不知火「(彼女は>>12にいるようね)」

12 : 以下、名... - 2015/08/30 00:57:32.39 1nGMHNfpO 10/423

深海

13 : ◆IPYIJYmMYgAf - 2015/08/30 01:09:18.99 QA6DEwwJo 11/423


不知火「あれ、鎮守府の外…………海?」

不知火「壊れているのかしらこれ…………でもさっき試した艦娘達は全員その場所にいたから……出撃でもしてるのかしら」

提督「おう不知火。どうした?」

不知火「司令、早霜を知りませんか?」

提督「え?早霜ならさっき深海に使節として行ってもらったところだが」

不知火「あれ……今日出発でしたか」

提督「ああ。あまり戦いを好まず、人類に多少友好的な姿勢を示す深海棲艦の一団……そいつらのところだが、早霜に用でもあったのか?」

不知火「…………」

提督「いやーまだ練度が低い早霜に任せるのもアレかと思ったが、あれで早霜は人当たりがいいからなぁ…………不知火?」


不知火「(ま、まさか……!その深海棲艦が友好的になったと見せかけて早霜を……!)」

<<「グッヘッヘ!艦娘つーかまーえた!ちょっと優しくすりゃ油断してくれるからやりやすいぜぇ!」>>

<<早霜「あーん!」>>

不知火「(なんてことに!!)」

14 : ◆IPYIJYmMYgAf - 2015/08/30 01:13:08.37 QA6DEwwJo 12/423


不知火「いけません!!」クワッ

提督「どわっ!?」

不知火「早霜は……早霜は私がお助けします!!」ダダダダダ

提督「ちょ、ちょっとまて不知火!お前艤装つけてどこへ――」

不知火「ちょっとそこまで!!」ザァァァァーーーーッ!


・・・・・・

~某泊地~


不知火「確か、友好使節の会合場所はあそこだったはず……待っていてください早霜!」ザァーッ!

15 : ◆IPYIJYmMYgAf - 2015/08/30 01:18:53.47 QA6DEwwJo 13/423


早霜「こ、こんにちは…………」ペコリ

港湾棲姫「コ、コンニチハ……本日ハオ日柄モヨク…………」ペコリ

北方「ヨッ!」

早霜「(司令官の役に立とうと自ら使節を買って出たはいいけれど……あの港湾棲姫や北方棲姫が……恐ろしいわね)」

港湾「エット、今日ノ予定ハ……」

早霜「お互いの情報交換と親善……です」

港湾「ソウデシタ。マズハ某海域ノ深海棲艦ノ動キは――」

早霜「ふむ……」メモメモ


不知火「(いた……!港湾棲姫と北方棲姫……!あれが深海側の使節……砂浜――陸上で話し合っているとはいえ状況は2対1で不利!)」

不知火「(早霜、今助けます!)」


 不知火は……>>17

 1.両者の間に勢いよく飛び込んだ
 2.まずは見守った
 3.攻撃しようとしたらほっぽちゃんにカウンターを喰らった

17 : 以下、名... - 2015/08/30 01:19:39.49 x2tPylYXO 14/423


19 : ◆IPYIJYmMYgAf - 2015/08/30 01:27:05.98 QA6DEwwJo 15/423


不知火「落ち着いて不知火……連装砲は指じゃない……心で撃つのよ……」ジャキン


北方「?オネーチャン、アレナニ?アイツ!」

港湾「コラホッポ、今大事ナ話ノ最中ダカラ」

北方「ム……」

早霜「妹さん、ですか?」

港湾「故アッテ一緒ニ暮ラシテルンデス」

早霜「失礼ながら、最初は子連れかと思いました」

港湾「アラアラ」ウフフ

北方「オネーチャン達ツマンナイ……アイツデ遊ボ」


不知火「気付かれた!?しかしもう遅い!はぁぁぁぁぁっ!!」

北方「エイッ!」

不知火「え、艦載機…………」


ヒュウゥゥゥゥウウウン!

パクッ!


不知火「え?」

20 : ◆IPYIJYmMYgAf - 2015/08/30 01:31:33.12 QA6DEwwJo 16/423


不知火「きゃああぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

早霜港湾「!?」


北方「ソレッ!」

艦載機x2「ガウガウ」アムッ

不知火「きゃあぁぁぁぁ!!やめてえぇぇ!!」

早霜「し、不知火さん!?黒くて丸い艦載機に片足ずつくわえられて……逆さ宙づりに……?」

港湾「ホッポナニシテルノ!?」

不知火「た、助けてぇぇ!」

北方「パンツオイテケ!」

不知火「ちょ、スパッツは駄目!スパッツは破いちゃダメ!」

港湾「ホッポ!」ゴチン

北方「アイタッ!」

艦載機「ガウ」パッ

早霜「あ、駄目よ今放したら!」

不知火「あっ」ヒュウウウン


ボッシャーン!!


早霜「不知火さーん!」

21 : ◆IPYIJYmMYgAf - 2015/08/30 01:35:10.23 QA6DEwwJo 17/423


・・・・・・


港湾「フゥ……ナントカ引キ揚ゲラレタ」

不知火「う、ケッホケッホ……」

早霜「不知火さん、大丈夫?」

不知火「はい……なんとか」

港湾「モウ、ホッポ!謝リナサイ!」

北方「ウゥ……ゴメンナサイ」ペコリ

不知火「い、いえ……いいのよ…………(最初に攻撃しようとしたの私だし……)」


早霜「そういえば、不知火さん……どうしてここに?」

不知火「え、あ……」

不知火「(しまった……早霜がエ○同人みたいにされるかもしれないと思って飛び出してきたなんて言えない……ここはうまく言い訳を)」

不知火「>>23」

23 : 以下、名... - 2015/08/30 01:38:50.29 En0FBa+So 18/423

早霜たんぺろぺろ

25 : ◆IPYIJYmMYgAf - 2015/08/30 01:46:16.42 QA6DEwwJo 19/423


不知火「(こ、ここは勢いで乗り切るしか……!)」

不知火「早霜たん、可愛い!ペロペロ!」

早霜「……………………は?」

不知火「うぐっ!」グサッ

不知火「(誰よ、『朝潮ちゃん可愛い』とか『浜風最高』とかそういうのを言っておけばどうにかなるとか言ってたのは……!)」


港湾「エ、エット……デハソロソロ、私達ハ……」

北方「マタナ!レップウ用意シテ待ッテロ!」

早霜「はい……この度は有益な情報ありがとうございました」

北方「オマエモ元気デ!」

不知火「はい…………」ジロッ

北方「ッッ!マダ怒ッテルー!!」グスッ

不知火「えっ!?お、怒ってないわよ……ニコー」ヒクヒク

北方「ビエエエェェ!」

港湾「コラホッポ、行クワヨ」

26 : ◆IPYIJYmMYgAf - 2015/08/30 01:48:14.29 QA6DEwwJo 20/423


早霜「ふぅ……私達も帰りましょうか」

不知火「…………」

早霜「………………正直、不知火さんってもっとカッコいい人だと思ってました」

不知火「!?」

早霜「先に帰ってます」

不知火「あ、ちょ…………あの……」


不知火「…………」ガクッ

不知火「お助け作戦、失敗です……」

不知火「というか、そもそもお助けするような状況じゃ無かったわね……」

27 : ◆IPYIJYmMYgAf - 2015/08/30 01:51:43.11 QA6DEwwJo 21/423


・・・・・・

~夜・食堂~


陽炎「へ、へー……それで嫌われちゃったの?」

不知火「いえ……まだ嫌われたかどうかは」ゴゴゴゴゴ

陽炎「まぁなんにせよ、これでちょっとはお近づきに――」

不知火「なれてないわ!」

陽炎「ひぃぃ!」

不知火「まったく……陽炎がお助け作戦なんて考えるから」グチグチ

陽炎「ま、まぁまぁ…………ん?あれ早霜じゃない?」

不知火「え?」


早霜「……」タッタッタ


陽炎「あんなに急いでどこに行くのかしら……ねぇねぇ、追いかけてみたら?」

不知火「却下。さっきの今でどう接しろというの」

陽炎「もしかしたら今度こそ本当に困ってて、助けが必要な状況かもしれないわよ?」

不知火「む、それを言われると……」

陽炎「ほらほら、早くしないと見失っちゃうわよ!」

不知火「仕方ないわね……」

29 : ◆IPYIJYmMYgAf - 2015/08/30 01:53:07.67 QA6DEwwJo 22/423


・・・・・・

~廊下~


早霜「……」アセアセ

不知火「……」コソコソ

不知火「(焦っている……どうしたのかしら……)」


 早霜の困りごと>>31

31 : 以下、名... - 2015/08/30 01:54:54.26 9u4fmW16o 23/423

最近不知火がうっとおしくて困ってる

32 : ◆IPYIJYmMYgAf - 2015/08/30 01:59:35.73 QA6DEwwJo 24/423



早霜「(まだ追いかけてくる……あれで尾行のつもりなのかしら)」

早霜「(それにしても、何で不知火さんは私のことを……)」

早霜「(正直……少し、うっとうしい……かもしれないわね。ただでさえ昔のトラウマ(史実)があるというのに……)」

早霜「(ここは誰かに相談した方がいいのかしら……)」

早霜「(といっても私は最近着任した身……相談できるほど仲の良い艦娘となると限られてくるけれど……)」

早霜「(そうだわ、あの人に相談してみましょう)」


 鎮守府の人のみ(提督含む)>>35

35 : 以下、名... - 2015/08/30 02:03:47.96 roRUYQlNO 25/423

陽炎

37 : ◆IPYIJYmMYgAf - 2015/08/30 02:08:01.60 QA6DEwwJo 26/423


・・・・・・

~食堂~


早霜「――というわけなのですけれど……」

陽炎「あ、あーそ、そー……」チラッ


不知火「…………」ジーーーー


早霜「今もあんな風に物陰から私のことを見てくるんですが……姉の陽炎さんから何か言えませんか?」

陽炎「そ、そうねぇ……」

陽炎「(うぅ……自分で撒いた種とはいえ、まさかこんなことになるなんて……)」

陽炎「(ん?待てよ……ここでいい感じに早霜に色々聞けるんじゃ……)」

38 : ◆IPYIJYmMYgAf - 2015/08/30 02:13:54.73 QA6DEwwJo 27/423


陽炎「(チャンスよ不知火!ここで一気にコトを有利に!)」

陽炎「(お助け作戦を提案した身としてちょっと責任感ってのもあるし、協力してあげるわ)」


陽炎「そうねぇ……じゃあまず、なんで早霜はそんなに不知火を避けるの?」

早霜「さっきも言った通り……昔色々あったから顔を合わせ辛いのと、ここ最近……特に今日あたりから奇妙な視線を感じるからです」

陽炎「ふむふむ……なら、そういうの抜きにして早霜は不知火の事をどう思ってる?」

早霜「それは……クールでカッコいい、駆逐艦らしからぬ人だと」


不知火「……!」パァァ


早霜「しかし、やはり今はまだ……」

陽炎「ふむ……一般的にいう、時間が解決してくれるのを待つってやつね……」

早霜「あと、普通にうっとうしくて」


不知火「……」ズーン

39 : ◆IPYIJYmMYgAf - 2015/08/30 02:18:24.11 QA6DEwwJo 28/423


陽炎「(まぁ早霜から不知火への印象は、やや下方修正気味だけどまずまずといったところね……このままではまずいわね)」

陽炎「(とはいえ不知火のイメージ像は悪くないんだし、ちょっと背中を押せば2人ともくっつきそうだわ)」


早霜「あの、それで……不知火さんをどうにかしてほしいという話なんですが」

陽炎「そうね、まぁ私からも話しておくけど……そうだ!」

早霜「?」

陽炎「早霜、最近困ってることない?不知火以外のことで」

早霜「不知火さん以外で……?」

陽炎「そそ!日常のなんでもいいから!」

早霜「そうですね…………>>41かと」

41 : 以下、名... - 2015/08/30 02:19:20.99 nL+qln9v0 29/423

何か視線を感じる

42 : ◆IPYIJYmMYgAf - 2015/08/30 02:24:25.14 QA6DEwwJo 30/423


早霜「不知火さん以外でしたら……なんか、着任当初から……視線を感じているんですよね」

陽炎「ほー視線とな」

早霜「例えば、入渠中や改造中とか……」

陽炎「それは不知火のじゃないのね?」

早霜「はい。不知火さんのもありながら、別の方向からも感じるんです」

陽炎「(不知火も常に覗いてるんかい!!)」


陽炎「なるほどね……分かったわ。じゃあ不知火のことと、その視線のこと……この陽炎さんにお任せ!」

早霜「……ふふっ、なんか衣笠さんみたいですね」

陽炎「あはは、バレた?」

早霜「それでは、お願いしますね」

43 : ◆IPYIJYmMYgAf - 2015/08/30 02:28:24.94 QA6DEwwJo 31/423


・・・・・・

~陽炎型の部屋~


陽炎「だってさ」

不知火「不審な視線……もしや、早霜を狙う怪しい人物がこの鎮守府に!」

陽炎「(今の不知火ほど怪しいのはそうそういないだろうなぁ)」

不知火「調べましょう、そして早霜をお助けしましょう」

不知火「ストーカーなんて、女性の敵よ!」

陽炎「(自分のことは棚に上げるのね!)」

44 : ◆IPYIJYmMYgAf - 2015/08/30 02:31:13.24 QA6DEwwJo 32/423


・・・・・・

~翌日・廊下~


早霜「……」スタスタ

不知火「(早霜を狙うストーカー……退治してみせる)」コソコソ

不知火「(しかしいつも早霜を見ていた私が気付かないとは、相当の手練れ……相手は誰なのかしら)」

不知火「(ここは早霜が1人になって、なおかつ周りに誰もいないような場面でソイツを狙うしかないわね)」

不知火「(例えば、>>46とか)」

46 : 以下、名... - 2015/08/30 02:31:48.38 b5UHou9BO 33/423

風呂

48 : ◆IPYIJYmMYgAf - 2015/08/30 02:38:24.06 QA6DEwwJo 34/423


不知火「(まだ練度の低い早霜は出撃したら多少の被弾をして帰って来る……その時が勝負!)」


・・・・・・

~数時間後・ドック~


早霜「うぅ……今日もドック…………もっと強くならなくちゃ」

不知火「(早霜はドックに入ったみたいね……他には誰も被弾していないから、ここには早霜1人)」コソコソ

不知火「…………」パタン


【お風呂使用可】→【準備中】


不知火「(さぁ出てこいストーカー!サシで勝負よ!)」

49 : ◆IPYIJYmMYgAf - 2015/08/30 02:40:53.22 QA6DEwwJo 35/423


・・・・・・

~ドック内~


早霜「んっ…………はぁ……お風呂気持ちいい」

不知火「(脱衣所のドアの隙間から……覗いて、と……)」

早霜「視線は……まだ感じるけれど、これが自然なのかしら。もしかしたら私の自意識過剰……?」

不知火「(どうやらまだ私のことはバレていないみたいね……)」

早霜「(不知火さんの視線はビシビシ来てるけれど。というかあんなところにいないで入ればいいのに)」

50 : ◆IPYIJYmMYgAf - 2015/08/30 02:43:57.39 QA6DEwwJo 36/423


早霜「さて、そろそろ体を洗――」ザバッ


ツルッ


早霜「ッ!?」

不知火「(早霜が石鹸で足を滑らせた!)」

早霜「あぐっ……!」ゴチン!

不知火「(い、痛そう……って、大変だわ。早く助けないと――)」


>>53「……!」ザバーッ

不知火「(なっ、別の湯船からシュノーケルをした人が!?って、あれ!?)」


 不知火と陽炎以外で

53 : 以下、名... - 2015/08/30 02:45:05.38 9u4fmW16o 37/423

提督

56 : ◆IPYIJYmMYgAf - 2015/09/01 00:55:38.57 jXgWniXoo 38/423


提督「大丈夫か早霜ー!!」

不知火「しっ、司令!?」

不知火「(ダイバースーツは着てるけれど、あれはまさしく司令!)」

不知火「って驚いている場合では……!」ダッ


早霜「ううう……」

提督「早霜!」

不知火「早霜!」

早霜「え、不知火さんに……司令官?」

提督「頭を打っただろう。すぐに冷やさなくては」

早霜「は、はぁ…………ッ!」カァァ

早霜「あ、あまり見ないでください……」

提督「気にするな」

不知火「いや気にしますよ」

57 : ◆IPYIJYmMYgAf - 2015/09/01 01:03:16.40 jXgWniXoo 39/423



早霜「司令官……なんでここに……」

不知火「そ、そうですよ司令。何故覗きなど!」

提督「お前が言えたことか?」

不知火「答えてください」ギロッ

提督「仕方ないな……」


提督「早霜はまだまだ練度が低い。故に俺が傍で見守ってやらなくてはと思ってな」

早霜「司令官……」キュン

不知火「いや、おかしいですよ。見守る(物理)じゃないですか。あと早霜もキュンってしない」

58 : ◆IPYIJYmMYgAf - 2015/09/01 01:08:55.29 jXgWniXoo 40/423


不知火「ともあれ覗きは犯罪です。出頭しましょう司令」

提督「その時はお前も道連れにしてやるぞ!」


早霜「う、つぅ……!」

不知火「あ、早霜!手当は私がします」

提督「いや俺がする!」

不知火「私が!」

提督「俺が!」

早霜「あの……」

不知火「早霜、どっちに手当てしてほしいですか?」

早霜「え?」

提督「そうだ。本人に聞くのが一番だな!」


不知火提督「どっち!?」

早霜「えぇぇぇ…………じゃ、じゃあ……>>60」

60 : 以下、名... - 2015/09/01 01:09:29.81 tUNY0lTeO 41/423

提督

64 : ◆IPYIJYmMYgAf - 2015/09/01 01:16:31.37 jXgWniXoo 42/423


早霜「し、司令官……に…………」

不知火「」

提督「ああ、任せろ!」

早霜「あの……優しく…………お願いします」

提督「大丈夫、俺はベテラン。頭を打った時の対処なんてお手の物さ。はじめちょっと危なっかしいがな、これが俺独特の治療法でね!自転車だってそうだろ!1度乗ったらコツは忘れねぇもんだ!」

早霜「あ、あの、何の話ですか?」

不知火「」

提督「何してんだ不知火、もう帰っていいぞ」

不知火「いやいやいや」

65 : ◆IPYIJYmMYgAf - 2015/09/01 01:21:38.27 jXgWniXoo 43/423


不知火「正気ですか早霜、この人は覗き男ですよ?」

提督「笑い男みたいに言うんじゃない」

不知火「それに男性に裸を見られてもいいんですか!?」

早霜「そ、それは……今までにどうせ見られていたというか…………司令官なら、いいかもしれない、わ……」ポッ

不知火「んなっ!?」


提督「さ、まずは仰向けに寝たまま頭を上げて。打った場所は……」サスサス

早霜「いっ……!」

提督「痛かったか?」

早霜「い、いえ……だいじょう、ぶ……です…………」

提督「じゃあ……」

不知火「」トボトボ


ガララララ

68 : ◆IPYIJYmMYgAf - 2015/09/01 01:28:57.94 jXgWniXoo 44/423


・・・・・・

~陽炎型の部屋~


陽炎「それで2人放って帰ってきたの?」

不知火「あの空気には……耐えられないわ…………」ズーン

陽炎「なるほどねぇ。にしても聞いたところ司令と早霜……もしかしてデキてる?」

不知火「別にあの2人が付き合おうがケッコンしようがどうでもいいけれど……」

陽炎「ふーん。にしても司令が覗き魔だったとはね」

不知火「それについは今度通報しましょう」


不知火「しかしそれと私の問題とは別!今回はあの2人のいいムードに直面するモブのような扱いで終わった……由々しき事態だわ」

陽炎「ま、ひとつ分かったのは、あんまり意気込みすぎても意味がないってことね。もっと肩の力抜いて早霜を見守ってみれば?」

不知火「むぅ……」

70 : ◆IPYIJYmMYgAf - 2015/09/01 01:32:58.83 jXgWniXoo 45/423


・・・・・・

~次の日・廊下~


早霜「…………♪」

不知火「……」コソコソ


不知火「(早霜の機嫌がいい……昨日あれからなにか嬉しいことでもあったのかしら)」

不知火「(しかしピンチとは、気を抜いた時に訪れるもの……!)」


 早霜を襲うピンチ……>>72

72 : 以下、名... - 2015/09/01 01:34:24.98 bJi1p5/So 46/423

セッ○ス教の勧誘

77 : ◆IPYIJYmMYgAf - 2015/09/01 01:40:52.26 jXgWniXoo 47/423


早霜「あっ」

朝潮「ん?」バッタリ

朝潮「あら、あなたは新任の……」

早霜「早霜、です……えっと……朝潮さん?」

朝潮「さんはいらないわ。ふむふむ……なるほどなるほど。確か早霜さんだったかしら?」

早霜「ええ。話すのは初めてね」

朝潮「そうですね…………ん?」クンクン

早霜「どうしたんですか?いきなり私のにおいなんて嗅いで……」

朝潮「ん~~~~~感じる、感じるわ……セッ○スのにおいを」

早霜「は?」


不知火「(変な奴がいるわ!)」

79 : ◆IPYIJYmMYgAf - 2015/09/01 01:44:57.42 jXgWniXoo 48/423


朝潮「あなた、最近男の人とまぐわいましたか?」

早霜「え!?ま、まぐわいって……」

朝潮「そう……セッ○スです!」

早霜「せっ……!し、してません……というか、したことも……」

朝潮「なるほど、ではこのにおいは、あなたが男の人のことを想って発情している。というだけの雌のにおいでしたか」

早霜「!?」


不知火「(朝潮……あんなキャラだったかしら)」

81 : ◆IPYIJYmMYgAf - 2015/09/01 01:51:17.77 jXgWniXoo 49/423


朝潮「あなたが誰のことを想っているのかはこの際聞きませんが……ふふふふふ……どうですか?私の同志になりませんか?」

早霜「同志……?」


不知火「(いきなり勧誘が始まった……)」


朝潮「この時代、色々な神がいて様々な崇め方がありますよね。ムツリムや文月教、ぽいぽい教にまるゆさん……そんな数あるものの中に、セッ○ス教は存在します」

早霜「せ、セッ○ス教……?」

朝潮「この世の万物神羅万象はセッ○スで片付くという教えです。現に、あなたの恋も……セッ○ス一発で成就するかもしれませんよ?エロ同人みたいに」

早霜「!?」

朝潮「どうですか、私と共に、新しい世界を作ろう。毎日が楽しいぞぉ」ヌフフ


不知火「(いけない……変な奴に早霜が穢される……!大ピンチだわ!!)」

不知火「(ここは……>>84!)」

84 : 以下、名... - 2015/09/01 01:52:07.32 gepLK7ESo 50/423

さっきの会話だって普通にセクハラだし、昏倒するような一撃を朝潮に浴びせる

87 : ◆IPYIJYmMYgAf - 2015/09/01 01:58:56.60 jXgWniXoo 51/423


朝潮「さぁ、どうですか!?セッ○ス教は素晴らしいんですよ!セッ○ス!セッ○ス!!セッ○ス!!!!」

早霜「ひぃぃ……!」ドンビキ


不知火「(さっきから聞いていれば、セクハラドストレートの勧誘文句!)」

不知火「(あんな話を聞いているだけでも早霜が汚れていく!ここは早急に朝潮から引き剥がさなくては!)」

不知火「(昏倒させて五体満足なら……!)」


 不知火の攻撃!↓2

 1.桃太郎侍
 2.富野節
 3.上様

89 : 以下、名... - 2015/09/01 01:59:15.34 7sX+73XtO 52/423

1

92 : ◆IPYIJYmMYgAf - 2015/09/01 02:08:10.29 jXgWniXoo 53/423


朝潮「セッ○ス!!」

「やめないか!!」

朝潮「なに!?」

早霜「(今度はなんなの……)」


チリーン…………チリーン…………


朝潮「何奴!」

「ひとつ……艦娘ののよだれをすすり……」

「ふたつ……不埒なセクハラ三昧」

「みっつ……醜いセッ○ス狂を……!」


不知火「退治てくれよう!桃太郎不知火!!」

朝潮「なにぃ?貴様、駆逐艦の……」

不知火「否!私は正真正銘の桃太郎!天に代わって鬼を退治いたす!」

93 : ◆IPYIJYmMYgAf - 2015/09/01 02:10:56.63 jXgWniXoo 54/423


不知火「はぁぁぁーーーっ!」シャッシャッシャッ

朝潮「え、まだ昼……」

不知火「早霜、伏せていて!」

早霜「え、はい」


不知火「ぬいぬい流奥義、夜戦カットイン(昼)!!」


ズガァァァン!!


朝潮「ぎにゃああああああああああああぁぁぁぁぁぁぁあぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?!?!??!?!!?」大破!

朝潮「つ、強い……!」ドサッ

96 : ◆IPYIJYmMYgAf - 2015/09/01 02:14:39.32 jXgWniXoo 55/423


不知火「ふぅ……危ないところだったわ。大丈夫?」

早霜「え、ええ……」

不知火「こういった変な勧誘には、最初から話を聞かないことが一番よ。忘れないで」

早霜「あ、ありがとう……ございます…………不知火さん」

不知火「いえ、礼を言われるほどのことではないわ」


不知火「(き、決まった…………!今世紀最大決まった……!!)」ジーン


早霜「あの、その人仲間ですよね?」

不知火「ええ。だからドックに放り込む」

早霜「それでいいんですか……」

不知火「この鎮守府には朝潮の他にも変人がいるから、よく見極めることね」

早霜「(それを不知火さんが言うんですか)」

98 : ◆IPYIJYmMYgAf - 2015/09/01 02:19:05.74 jXgWniXoo 56/423


早霜「(でも……助けてくれたのは事実…………)」


早霜「あの、不知火さん……」

不知火「?」

早霜「……いえ、なんでもありません」フフッ

不知火「そう?」

早霜「それでは、私はこれで。不知火さんは朝潮を」

不知火「分かったわ。それじゃ」

早霜「はい」


不知火「(あの笑顔…………少しでも、私に心を許してくれた?だとしたら……嬉しいわ)」

不知火「(よーーーーーーーーーーーーーーーーうやっと作戦成功ね)」

112 : ◆IPYIJYmMYgAf - 2015/09/02 15:27:21.23 G4cKy8u0o 57/423


不知火「今日は気分がいいわ……ほら朝潮、ドックへ行きましょう」

朝潮「放せよ人殺し共!行けっていうなら、1人で行くよ!!」

不知火「誰も殺してないし私1人よ」

朝潮「くっそぉ……!覚えてろーー!!」ダッ

不知火「(本当に大破の状態で1人でドックに向かっていったわ……)」

114 : ◆IPYIJYmMYgAf - 2015/09/02 15:31:42.88 G4cKy8u0o 58/423


・・・・・・


不知火「(この調子なら早霜の信頼を勝ち取るのも時間の問題ね……フフッ、自分のパーペキさに痺れてしまうわ)」

不知火「(にしても早霜が想う相手とは誰なのかしら……?)」


陽炎「それで機嫌がいいんだ」

不知火「分かるの?」

陽炎「そりゃ付き合い長いからねぇ」

不知火「私はこれをチャンスだと思っているわ。ここから畳みかける……陽炎、何かいい方法はある?」

陽炎「いい方法ねぇ……お助けの?」

不知火「いえ、なんでもいいわ。早霜の私への印象をより良くするブーストを」

115 : ◆IPYIJYmMYgAf - 2015/09/02 15:33:30.30 G4cKy8u0o 59/423


陽炎「なら定番的に、なにかにお誘いするとか?」

不知火「お誘い……」

陽炎「食事とか買い物とかさ、ね?」

不知火「ふむ…………(その場でまた早霜をお助けする状況になるかも……)」

不知火「いい提案ね」


不知火「なら>>117に誘おうかしら」

117 : 以下、名... - 2015/09/02 15:34:03.94 comaPKCY0 60/423

ぽいぽい教

119 : ◆IPYIJYmMYgAf - 2015/09/02 15:41:44.08 G4cKy8u0o 61/423


不知火「ありがとう。じゃあ食事や買い物に誘ってみるわ」

陽炎「ん!頑張ってね!」

不知火「さっそく誘ってきましょう」タッタッタ


・・・・・・

~廊下~


不知火「…………」タッタッタ

不知火「……」ピタッ

不知火「……考えてみれば、私……いいお店なんて知らないし買い物にも疎かったわ……」

120 : ◆IPYIJYmMYgAf - 2015/09/02 15:43:57.25 G4cKy8u0o 62/423


不知火「ど、どうしましょう……」

時雨「ん?不知火じゃないか」

不知火「時雨……?」

時雨「その様子だと、『誰かをお誘いしたいけど何に誘ったらいいのか分からない』と言った感じだね」

不知火「流石ね……当たりよ」

時雨「誰を誘いたいのか知らないけど、楽しい場所なら知ってるよ」

不知火「本当?食事や買い物とかできるかしら」

時雨「あー……そういう楽しいじゃなくて、なんていうのかな……まぁ1度来て見なよ!」

121 : ◆IPYIJYmMYgAf - 2015/09/02 15:47:21.84 G4cKy8u0o 63/423


不知火「ならお言葉に甘えて……ご教授お願いします」

時雨「うん!じゃあ今日の夜、ご飯を食べたら駆逐級の教室にその人と一緒に来て」

不知火「ええ」


不知火「(よかった……時雨のおかげでなんとかなりそう)」

不知火「(次は早霜をお誘いしなくては)」

不知火「(電探によると、その角に早霜はいる!)」


 不知火は早霜を誘う時……>>123

 1.クールに誘えた
 2.しどろもどろになった

123 : 以下、名... - 2015/09/02 15:48:29.24 /mI0HbmjO 64/423

2ー

125 : ◆IPYIJYmMYgAf - 2015/09/02 15:53:41.57 G4cKy8u0o 65/423


不知火「早霜」

早霜「あ、不知火さん……先ほどはどうも」

不知火「あ、あの…………」

早霜「?」

不知火「ゎ、私と……その………………」

不知火「たのしい、とこ……行きません?」ジロッ

早霜「ッ!?」ビクッ

早霜「(こ、怖い……なんなのこの不自然な笑顔……これ、ついていったら殺されるんじゃ……)」


不知火「ぜったい、後悔、させないわ……!」クワッ

早霜「あ、あの……え、遠慮……」

不知火「ね?」キッ

早霜「…………はい……」

127 : ◆IPYIJYmMYgAf - 2015/09/02 15:59:00.83 G4cKy8u0o 66/423


早霜「(なんなの……私、何か不知火さんにした……?)」

不知火「(うまく誘えたわ。流石私のコミュ力というやつね)」


・・・・・・

~夜・校舎棟~


不知火「夜の校舎棟は……不気味ね」

早霜「なんですか……肝試しですか?」


 不知火は夜の校舎に……↓1

 コンマ一桁奇数→極度のビビリ
 コンマ一桁偶数→余裕

 早霜は夜の校舎に……↓2

 コンマ一桁奇数→極度のビビリ
 コンマ一桁偶数→余裕

128 : 以下、名... - 2015/09/02 15:59:17.13 KOZeawpJ0 67/423


129 : 以下、名... - 2015/09/02 15:59:22.34 comaPKCY0 68/423

e

131 : ◆IPYIJYmMYgAf - 2015/09/02 16:04:53.11 G4cKy8u0o 69/423


不知火「さ、さぁ入りましょう……」ガクガクガク

早霜「…………あの、不知火さん?」

不知火「なに!?」クワッ

早霜「ひっ!?あ、あの……もしかして……こわ――」

不知火「怖くないわ!!オバケなんて錯覚!!」ギロッ

早霜「(オバケより不知火さんの方が怖い……)」


不知火「何かあった時のために、私の手を掴んでいて。いやずっと掴んでてください」

早霜「はいはい……」

不知火「(こ、これで私がオバケ嫌いだということは見抜かれていないわね……)」フゥ

132 : ◆IPYIJYmMYgAf - 2015/09/02 16:06:49.35 G4cKy8u0o 70/423


・・・・・・

~校舎棟・廊下~


不知火「(たしか駆逐級の教室はあっち……)」スタスタ

早霜「……」スタスタ

不知火「早霜、いる?」

早霜「手を繋いでるじゃないですか」

不知火「そ、そうね……」


カタッ


不知火「ッッ!!!?!?!??!?!?」ギュウウウウ

早霜「い、痛い痛い!不知火さん!?」

不知火「ご、ごめんなさい……」

133 : ◆IPYIJYmMYgAf - 2015/09/02 16:08:39.26 G4cKy8u0o 71/423


不知火「も、もう少しで教室よ……もうすぐ……」

早霜「………………」

不知火「早霜……?」


 早霜は……直下

 1.不知火を驚かそうと思った
 2.不知火にやれやれ……と思っていた

134 : 以下、名... - 2015/09/02 16:08:53.63 KOZeawpJ0 72/423

1

135 : ◆IPYIJYmMYgAf - 2015/09/02 16:14:15.12 G4cKy8u0o 73/423


不知火「ねぇ早霜……なんで黙って」クルッ

早霜「わっ!」

不知火「きゃあああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!?」ガクッ

早霜「え、不知火さん!?気絶!?」


早霜「ちょっと驚かそうと思っただけなのに……」

不知火「うっぅん……」

早霜「今の不知火さんの高い声……」

早霜「…………ちょっとだけ、可愛いと思ってしまったわ」ツンツン

136 : ◆IPYIJYmMYgAf - 2015/09/02 16:15:55.13 G4cKy8u0o 74/423


早霜「不知火さん、起きてください」ペチペチ

不知火「う…………私は……」

早霜「なんか急に倒れちゃってましたよ」

不知火「そ、そう……?振り返ったらなんか……あれ、よく思い出せないわ」

早霜「教室に行きましょう」

不知火「え、ええ……」スクッ

137 : ◆IPYIJYmMYgAf - 2015/09/02 16:19:46.08 G4cKy8u0o 75/423


・・・・・・

~駆逐級教室前~


不知火「ここね。時雨いわく、ここで楽しいことをやっているらしいわ」

早霜「本当に楽しいことですか?怪しさ満点なんですけれど……」

不知火「(確かに……廊下の窓には暗幕が張ってあるし、扉の隙間には防音ゴム……)」

不知火「入れば分かるでしょう。さ、入りましょう」コンコンコン

「ぽいー?」

早霜「え、夕立さん?」

不知火「いえ、今のは時雨の声だったわ……なんなのかしら。入ります」

「どうぞっぽいー!」


ガララララ

http://www.youtube.com/watch?v=HJ_YaEDWJGk

138 : ◆IPYIJYmMYgAf - 2015/09/02 16:27:11.62 G4cKy8u0o 76/423

ぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽい

139 : ◆IPYIJYmMYgAf - 2015/09/02 16:29:52.05 G4cKy8u0o 77/423


ぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽい


不知火早霜「!?」

時雨「やぁ、来たね」

不知火「あ、あの……これは……?」

時雨「僕達艦娘にとって最も幸福なこと……それは、旗艦になることやMVPをとることではない」

早霜「(何か言い始めた……)」

時雨「それは、夕立を愛でることさ」

時雨「ようこそぽいぽい教へ」ニコニコ


不知火「(し、しまったぁー!)」

不知火「(夕立を神としてあがめるぽいぽい教……実在することは知っていたけれど、まさかこんなことに……!)」

140 : ◆IPYIJYmMYgAf - 2015/09/02 16:32:15.89 G4cKy8u0o 78/423


時雨「ささ、中に入りなよ。同志達が待ってる」

不知火「あ、あのやっぱり今日は遠慮して――」

時雨「大丈夫大丈夫。変なことはしてないし、ただ夕立を愛でるだけだから」グイッ

不知火「ッ!?(ち、力強い……!)」


ガララララ、ピシャッ


時雨「お2人様ご案内ー!」

不知火「…………」ダラダラ

早霜「不知火さん……これ……」

不知火「ごめんなさい…………お昼にも言った『変な奴』の一団に巻き込まれてしまったわ……完全に私の落ち度……」

141 : ◆IPYIJYmMYgAf - 2015/09/02 16:34:31.05 G4cKy8u0o 79/423


時雨「みんなー、新しい仲間だよー」

不知火「(こんなイカれた宗教には他に誰がいるのかしら……)」

早霜「うぅ……」

不知火「(早霜がドンビキを通り越しておびえている!?)」サスサス

早霜「あ……」

不知火「大丈夫……なんとか2人で逃げるわよ」ヒソヒソ

早霜「はい……」


 教室にいた他の艦娘は……↓3まで

142 : 以下、名... - 2015/09/02 16:34:38.71 KOZeawpJ0 80/423

高雄

143 : 以下、名... - 2015/09/02 16:37:16.07 VIF5xgUUo 81/423

春雨

144 : 以下、名... - 2015/09/02 16:37:28.09 comaPKCY0 82/423

睦月

150 : ◆IPYIJYmMYgAf - 2015/09/03 00:58:28.62 IhqUJYGeo 83/423


高雄「ぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽい」

春雨「ぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽい」

睦月「にゃしにゃしにゃしにゃしにゃし」


不知火「(3人が教卓の上に飾られたパ○フォム夕立改二に向かって祈りを捧げている……)」


時雨「さぁ、舞い降りたまえ!夕立!!」

早霜「え、どこに夕立さんが……」

「ぽい~~~~~~~!!」

早霜「!?」

151 : ◆IPYIJYmMYgAf - 2015/09/03 01:00:49.17 IhqUJYGeo 84/423


パカッ


不知火「教卓が割れた!?」

早霜「中から……」


夕立「ぽ~~~~~~~~い~~~~~~~~~~」ズズズズ

時雨「ああっ、夕立ぃ!!今日も来てくれたんだね!!」

高雄「今日もかわいいわ……あなたを隣で見守りたい!!」

春雨「パンツ!パンツ見えそう!!見せてぇ!パンチュゥ!!」

睦月「にゃしぃ」


不知火早霜「」ポカーン

152 : ◆IPYIJYmMYgAf - 2015/09/03 01:03:47.73 IhqUJYGeo 85/423


夕立「祈りが足りないっぽい…………お腹が空いたっぽい~」

時雨「いけない!皆、唱えるんだ!」

高雄「ぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽい」

春雨「ぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽい」

睦月「にゃしにゃしにゃしにゃしにゃしにゃしにゃしにゃしにゃしぃ」


夕立「ん?」ピクッ

夕立「お前」スタスタ

睦月「ッ、な、なにかにゃ……?」

夕立「『ぽい』と言わんかぁっ!!」バキィッ!

睦月「ぎゃああぁあぁぁぁああああああぁぁぁぁぁぁぁあぁぁぁ!!!」


不知火「(いきなり睦月の首にチョップした!?)」

早霜「(あの音……折れてなきゃいいけれど……)」

153 : ◆IPYIJYmMYgAf - 2015/09/03 01:11:02.73 IhqUJYGeo 86/423


夕立「連れていけ。その羊髪のにゃし野郎には再教育が必要っぽい」

時雨「うん!」ガシッ

睦月「」ズルズル


高雄「夕立ちゃん、夕立ちゃんのために私、アイスを持って来たのよ!」

夕立「ぽい~!さっそくいただきまーす!」

高雄「ああっ……アイスを食べる夕立ちゃんもかわいいっ!!」

春雨「夕立姉さん!こっちは羊羹です!」

夕立「甘味&甘味!夕立にの辞書に『クドい』の文字は無いっぽい~」モグモグ

春雨「ああっ……堕ちそう……私、夕立深海に堕チソウ……」ウットリ

154 : ◆IPYIJYmMYgAf - 2015/09/03 01:15:55.18 IhqUJYGeo 87/423


不知火「(こ、これ……想像以上にシャレにならない場所だわ……)」

不知火「(早く脱出しないと――)」

時雨「さぁ夕立、この2人は今日入信してくれた不知火と早霜だよ」

夕立「ぽいー?」チラッ

不知火「ッ……!」ビクッ

早霜「……」ブルブル

夕立「ふーーーーーむ…………」ジロジロ


不知火「(私とは違い、改二になった夕立の火力は本当に戦艦並……)」

不知火「(早霜と共に、ここはどう切り抜ける……!?)」


 >>156

156 : 以下、名... - 2015/09/03 01:17:07.88 HiGNYhaLO 88/423

戦艦並の眼光で睨む

157 : ◆IPYIJYmMYgAf - 2015/09/03 01:22:34.94 IhqUJYGeo 89/423


不知火「(いいえ……怯んでは駄目!早霜の前で情けない姿は見せられないわ)」

不知火「(ここはカッコよくこの場を切り抜け、ぽいぽい教から早霜と共に逃げる!!)」


不知火「早霜、安心して。私があなたを守るわ」

早霜「不知火さん?」

夕立「なにをヒソヒソしてるっぽい」

不知火「何か?」ギロッ

夕立「………………フッ」

不知火「ッ……(は、鼻で笑われた……?私の必殺にらみつけるが……!?)」

夕立「いい目をしてるっぽい。さすがは不知火…………しかし」

夕立「ぽいぽい教にその目はいらないっぽい」

不知火「なんですって……?」

158 : ◆IPYIJYmMYgAf - 2015/09/03 01:27:37.76 IhqUJYGeo 90/423


夕立「そこの2匹を見るっぽい」

不知火「……」チラッ

高雄「うふふ……」ウツロ

春雨「フフフ……」ウツロ

夕立「ぽいぽい教に必要なのは、夕立を満たしてくれる信者。そのように強い心を象徴する目ではダメっぽい」

不知火「クッ……狂ってるわ!」

夕立「狂ってる?ぽひゃひゃ!不知火はなんにも分かってないっぽい」

夕立「これはギブアンドテイクなのよ。信者が夕立に貢物を差し出し、対価として夕立の可愛さを一番近いところで味わえる」ニタァ

夕立「2人も教育して、夕立のお人形にしてあげるわ!高雄さん、春雨!」

高雄「夕立ちゃんのために……」

春雨「夕立姉サンノタメニ……」

夕立「不知火達にも夕立の素晴らしさを教えてあげるっぽい」

159 : ◆IPYIJYmMYgAf - 2015/09/03 01:30:48.27 IhqUJYGeo 91/423


不知火「クッ、逃げましょう早霜!」

早霜「逃げるといっても……扉は3人の向こうに……!」

不知火「策はあるわ……」

早霜「策……?」

不知火「>>161」

161 : 以下、名... - 2015/09/03 01:35:42.60 0eCaVzZ8O 92/423

私が囮になる

162 : ◆IPYIJYmMYgAf - 2015/09/03 01:40:56.99 IhqUJYGeo 93/423


不知火「私が……囮になる」

早霜「ッ!」

不知火「そうすれば、あなただけでも逃げられるわ」

早霜「嫌です!」

不知火「早霜……?」

早霜「私は1度、あなたが沈んでしまうところを見た……それなのに、また私に、あなたが沈むのを……」

不知火「(そんなに重い話なのかしらこれ……)」


不知火「…………早霜」

早霜「はい……?」

不知火「大丈夫。雪風みたいに言うなら私は沈みません」

早霜「不知火さん……」

不知火「私がひきつけている間に、早霜は校舎を出て……」

早霜「……………………分かりました」

163 : ◆IPYIJYmMYgAf - 2015/09/03 01:43:41.67 IhqUJYGeo 94/423


夕立「お祈りは済んだっぽい?じゃあ次は夕立にお祈りするっぽい~」

高雄「ぽいぽいぽいぽい」

春雨「ポイポイポイポイ」


不知火「よし……はぁぁっ!」ダッ

夕立「むっ、自分だけ逃げようというつもりっぽい?なら2人とも、奴を捕まえるっぽい!」

高雄「ぽい!」

春雨「ポイ!」

不知火「(よし、2人をこっちに引き寄せられた!あとは夕立を……)」

不知火「(夕立の気も引き寄せるなら、悪口か何かで釣るか…………よし)」

不知火「>>165!!」

165 : 以下、名... - 2015/09/03 01:47:48.95 +Bxto3c6O 95/423

この駄犬野郎

166 : ◆IPYIJYmMYgAf - 2015/09/03 01:55:38.90 IhqUJYGeo 96/423


早霜「今のうちに……」

夕立「ふふ、そっちは夕立が直々に可愛がって――」

不知火「逃げるんですか!この駄犬野郎!!」

夕立「……」ピクッ

夕立「駄犬……?それは、夕立のことっぽい?」

不知火「そうよ、知性のかけらもない犬め!その証拠にあなた、狂犬キャラとかでホラーによく使われているじゃない!」

夕立「…………気が変わったっぽい。まずは3人で貴様の首の骨を折る!!」バッ

不知火「(早霜、今よ!)」

早霜「……!」コクッ


不知火「(早霜は扉を開けて外に行った……この部屋から逃げられた……)」

不知火「(さて、後は私の問題ね……)」

不知火「(この3人を1度に相手にして逃げられるなんて自惚れていないけれど、それでもこんな狂った宗教になんて私は惑わされない!!)」

173 : ◆IPYIJYmMYgAf - 2015/09/04 23:01:10.54 /QJXMfOFo 97/423


春雨「不知火さんに分かる!?今回の夏イベで丙提督のレア艦掘りのために比較的簡単にクリアできるE1に配属された駆逐棲姫の苦しみが!!」

不知火「それとあなたとは関係ないでしょう!?」

高雄「アニメ2期や劇場版に出るには、主演だった夕立ちゃんに取り入るしかないの!!」

不知火「さっきまでの忠誠どこいった!?」

夕立「夕立はすべての悩みを救うっぽい。不知火もぽいぽい教に入ればアニメに出してやるっぽいー!」

不知火「そんな卑怯なやり方で出たアニメなんかに、価値など無い!」


不知火「喰らえ、夜戦カットイン!」シャッシャッシャッ

夕立「…………フッ」シャッシャッシャッ

春雨「……」シャッシャッシャッ

不知火「(クッ、カットインで2対1……!しかし、私は勝って見せる!)」

174 : ◆IPYIJYmMYgAf - 2015/09/04 23:07:46.02 /QJXMfOFo 98/423


ボォン!ドォォォォォン!!


不知火「…………グッ……」ガクッ

夕立「ふっ、火力が違うっぽい」

春雨「ヤラセハ、シナイ……!」

不知火「(くううう……!やはり雷装一辺倒ではだめなの!?)」

夕立「あーあ、疲れたっぽい。高雄」

高雄「はい」

夕立「その垂れることのないロケットおっぱいでオトしてやるっぽい」」

高雄「はい!」

不知火「(まずい……このままでは……!)」


 >>176

 1.窮地を誰かが助けに来た(艦娘の名前も表記)
 2.ポケットに探照灯が入っていた
 3.何もない。現実は非情である

176 : 以下、名... - 2015/09/04 23:08:46.13 eiL6crmto 99/423

1 衣笠

178 : ◆IPYIJYmMYgAf - 2015/09/04 23:12:00.88 /QJXMfOFo 100/423


不知火「(そうだ、ポケットに探照灯が……)」ガサゴソ

不知火「(ない!)」ガーン

夕立「さ、不知火も堕ちるっぽい。ぽいぽい教は来るものは拒まないっぽい~」

不知火「い、嫌だ……!」ジリ


不知火「誰か……!」

夕立「ふっ、こんな夜の校舎に誰が来るものか!誰も来ないっぽい!」

「いるさ、ここに1人な!!」

夕立「ッ、なに!?」

不知火「(あれ、この流れ……)」

180 : ◆IPYIJYmMYgAf - 2015/09/04 23:15:52.21 /QJXMfOFo 101/423


高雄「誰!?」

衣笠「ピーターパンさ!」ポイッ

春雨「なっ、何を投げ――」


ピカッ!!


高雄「きゃあぁっ!」

夕立「く、目晦ましなど……!」

衣笠「不知火、こっち!」

不知火「え、なんで……」

衣笠「なんで?ふっ、私はカワイコちゃんの頼みは断らないってね」

181 : ◆IPYIJYmMYgAf - 2015/09/04 23:16:53.46 /QJXMfOFo 102/423
186 : ◆IPYIJYmMYgAf - 2015/09/05 00:13:57.04 yqlrFdWbo 103/423


衣笠「教室を出るわよ!」ダッ

不知火「え、ええ!」


・・・・・・

~廊下~


衣笠「このまま校舎の外に……」

時雨「おっと、ここから先には行かせないよ」

不知火「時雨……!それに――」

睦月「…………」

時雨「ちょうどいい。睦月、生まれ変わった君の力を彼女達に見せてやるんだ」

睦月「にゃぽぃ」

不知火「(発音に微妙にこじつけ感があるわ)」

187 : ◆IPYIJYmMYgAf - 2015/09/05 00:18:04.88 yqlrFdWbo 104/423


衣笠「…………不知火は先に行って。私がこの2人を止めてあげる」

不知火「無茶です!今は2人でも、また夕立達が……!」

衣笠「察しが悪いなぁ。みんなまとめて止めてあげるって言ってるのよ」

不知火「そんな、それこそ無茶よ……!」

衣笠「だいじょーぶだいじょーぶ」

不知火「…………」

衣笠「ね?」

不知火「なんで、私なんかを……」

衣笠「言ったでしょ。カワイコちゃんに頼まれたからってね!」ダッ

不知火「衣笠さん!」

衣笠「さぁ、行きなさい!!」

不知火「……!」ダッ


不知火「(ありがとう……衣笠さん…………)」

188 : ◆IPYIJYmMYgAf - 2015/09/05 00:22:16.76 yqlrFdWbo 105/423


・・・・・・

~校舎前~


不知火「ハァッ、ハァッ、ハァッ……!」タッタッタ

早霜「不知火さん!大丈夫!?」

不知火「早霜…………もしかして、早霜が?」

早霜「はい……外に出たところにたまたま通りかかっていた衣笠さんに頼み込んで……」

不知火「そう……正直、危なかったわ。ありがとう」

早霜「いえ。こちらこそ……ありがとうございます」

不知火「…………(ん?これってもしかして、早霜をお助けしたことになるのでは……)」

不知火「(最終的に衣笠さんに持っていかれたけれど、立派なお助け!)」

不知火「やったわ……」

早霜「どうしました?」

不知火「え?あ、いえなんでもないわ」

早霜「そうですか……?」

189 : ◆IPYIJYmMYgAf - 2015/09/05 00:27:19.28 yqlrFdWbo 106/423


・・・・・・

~明朝・食堂~


夕立「ご飯美味しいっぽい~」

時雨「あ、山城。早くジュース買ってきてよ」

春雨「今日も護衛任務頑張りましょう、睦月ちゃん」

睦月「うっむぅ!やってやるにゃしぃ!」

高雄「たまには温泉に行きたいわね、姉妹4人で」

衣笠「青葉、また原稿遅れてるのー?」


不知火「(よかった……皆無事)」

不知火「(ウチの鎮守府は夜と昼で顔が違う。夜にあった諍いは昼には持ち越さない……それが良いのか悪いのかは分からないけれど)」

早霜「あ、不知火さん」

不知火「早霜……お、おはよう」

早霜「は、はい……おはよう、ございます…………」

190 : ◆IPYIJYmMYgAf - 2015/09/05 00:30:41.37 yqlrFdWbo 107/423


早霜「あの……不知火さん。隣、いいですか……?」

不知火「!!!!!!!!!」

早霜「今日は早朝に姉さん達が輸送任務に行ってしまっていて……」

不知火「かっ構わないわ!いえむしろどうぞ!」

早霜「ありがとうございます……」

不知火「(ああ……まさか早霜と朝ご飯を食べる日がくるなんて……!)」ジーン

不知火「(2連続でお助け成功したからか、多少信頼を勝ち取ってきているようね)」

早霜「(正直まだ気は引けるけど……たまにはいいかしら……)」

191 : ◆IPYIJYmMYgAf - 2015/09/05 00:36:18.56 yqlrFdWbo 108/423


陽炎「不知火~……と、早霜?」

早霜「どうも……」

陽炎「珍しいねぇ2人で一緒にご飯だなんて。というか初めてじゃない?」

不知火「これからいつもの光景になるわ」

早霜「…………」

陽炎「おっとっと、早く食べなきゃ……」ガツガツ

不知火「なにかあるの?」

陽炎「かげばつのCM収録がいきなり入ってね…………よし、ご馳走様!行ってきまーす!」

早霜「忙しいんですね」

不知火「主人公だから……まぁ私も結構出てるんだけど」

192 : ◆IPYIJYmMYgAf - 2015/09/05 00:37:48.18 yqlrFdWbo 109/423


早霜「…………」モグモグ

不知火「…………」モグモグ


不知火「…………」

不知火「(き、気まずいわ……)」

不知火「(私も愛想がいい方とは言えないし、気まずいと思わせてしまう側だけど……これは…………)」

不知火「(何か話を振った方がいいのかしら…………)」


 >>195

195 : 以下、名... - 2015/09/05 00:40:47.41 Hm3D4qbzO 110/423

あえてあちらから話題が振られるまで待つ

196 : ◆IPYIJYmMYgAf - 2015/09/05 00:44:55.59 yqlrFdWbo 111/423


不知火「(いえ、ここで話しかけてしまっては、向こうに『私が気を遣っている』と思わせてしまうわ……ここは敢えてあちらから来るのを待ちましょう)」

早霜「(話しかけてこない……まぁ、私が話しかけていないだけなのだけれど……気を遣わせては、いないわよね?)」

不知火「…………」モグモグ

早霜「…………」モグモグ


不知火「(……………………マズいわ。そろそろ私も早霜も食べ終わってしまう……)」

早霜「…………あの」

不知火「なに?(きたあああああああ)」


 早霜の振ってきた話題は……>>198

198 : 以下、名... - 2015/09/05 00:46:20.97 Uk7tCrE1o 112/423

提督について

199 : ◆IPYIJYmMYgAf - 2015/09/05 00:53:17.44 yqlrFdWbo 113/423


早霜「あの、司令官のことなのですけど……」

不知火「司令の?」

早霜「はい……司令官、好きな食べ物とかありますか?」

不知火「…………それを聞いてどうするの?」

早霜「どうする…………ふふっ」

不知火「(この反応…………まさか)」

早霜「いえ……司令官は私に優しくしてくれているので、たまには私からもなにかできないかな……と」フフッ

不知火「(乙女の顔だあああ!!)」

200 : ◆IPYIJYmMYgAf - 2015/09/05 00:55:46.22 yqlrFdWbo 114/423


不知火「早霜、もしかして……司令のことが?」

早霜「…………聞かないでください。困ります」ポッ

不知火「…………」


不知火が早霜の提督への好きだという気持ちに気付いてどう思ったか
きょうはここまで

 >>203

203 : 以下、名... - 2015/09/05 00:58:48.43 byB0+KMiO 115/423

寝取ってやる(ゲス顔)

208 : ◆IPYIJYmMYgAf - 2015/09/08 15:19:19.08 nbrp4vP/o 116/423


不知火「(やはり……早霜の気持ちは…………)」

不知火「(ぐぬぬぬぬぬ……!司令だけズルい……私も早霜に想われたい!!)」

不知火「(司令、許しませんよ)」


早霜「不知火さん、顔が怖い……ですよ」

不知火「え?あ……ごめんなさい」

209 : ◆IPYIJYmMYgAf - 2015/09/08 15:29:10.83 nbrp4vP/o 117/423


不知火「(しかし、このままでは早霜は提督のモノに…………)」

不知火「(…………ん?そういえば……)」


・・・・・・

~回想~


不知火「潮、何を読んでいるの?」

「あ、不知火ちゃん!」

不知火「…………『カンムス・ブルー?』」

「興味あるの?読む?」

不知火「ええ…………!?!!?!?!?!?こ、これ……!!」

不知火「(普通のマンガだと思ってたのに……いきなり教師に○×されてる!!?潮こんなのを読んでいたの!?)」

「いいよね!NTR!!」

不知火「え、ええ?」

「他にも色々あってね!」ガサゴソ

不知火「えええ!?」


・・・・・・


不知火「(…………これだ)」

210 : ◆IPYIJYmMYgAf - 2015/09/08 15:31:22.30 nbrp4vP/o 118/423


不知火「(NTR!これなら早霜の気持ちをこちらに向けられる上に司令にギャフンと言わせることができる!)」

不知火「(ふふ、ふふふ……)」


早霜「不知火さん……?なにを笑ってるんですか?」

不知火「いえ……」

不知火「早霜、>>212」


 1.頑張って
 2.気を付けて

212 : 以下、名... - 2015/09/08 15:33:21.67 ImOMe9ObO 119/423

1

213 : ◆IPYIJYmMYgAf - 2015/09/08 15:40:18.20 nbrp4vP/o 120/423


不知火「頑張って。もし困ったことがあったら手を貸すわ」

早霜「……!あ、ありがとうございます」

不知火「(ここは堅実に早霜のポイントを稼いでおきましょう)」



 注意(?)

 ・これより人物安価で提督がとられると不知火がなんとか早霜を奪おうとします
 ・陽炎や衣笠といった協力的人物がとられると不知火に優位に進むかもしれません
 ・逆に夕立や時雨といった過激派な人達がとられるとピンチが訪れます が、お助けチャンスかもしれません

214 : ◆IPYIJYmMYgAf - 2015/09/08 15:46:23.21 nbrp4vP/o 121/423


早霜「ごちそうさま……」

不知火「ごちそうさま。食器片づけておくわ」

早霜「え、そんないいです。私も一緒に返却してきます」

不知火「そう?」

早霜「でも、気遣いありがとうございます」

不知火「…………いいのよ」


・・・・・・


不知火「(確か、今日は……>>216だったわね)」


 1.出撃
 2.休暇

216 : 以下、名... - 2015/09/08 15:47:01.89 duDMvbmko 122/423


217 : ◆IPYIJYmMYgAf - 2015/09/08 15:51:09.26 nbrp4vP/o 123/423


・・・・・・

~港~


提督「今日は小規模艦隊で敵凄地の周りにある深海棲艦の移動ルートを急襲してもらう。大規模作戦は一応の終わりを迎えたが、気を抜くなよ」

不知火「はっ」

提督「不知火、早霜を守ってやってくれ」

不知火「言われなくても」

早霜「…………(もっと、強くならないと……)」


 急襲部隊

 不知火(旗艦)
 早霜
 >>219
 >>220
 

219 : 以下、名... - 2015/09/08 15:53:00.09 2a+5hfz6o 124/423

青葉

220 : 以下、名... - 2015/09/08 15:53:08.62 /Ky7ehpE0 125/423

霧島

221 : ◆IPYIJYmMYgAf - 2015/09/08 15:59:39.82 nbrp4vP/o 126/423


・・・・・・

~洋上~


不知火「…………そろそろ例の深海棲艦の移動ルートです。霧島さん、電探に反応は?」

霧島「まだ何も……」

不知火「ではこのまま岩陰などに身を隠しながら進みましょう」

早霜「はい」


青葉「そういえば早霜ちゃん、最近不知火ちゃんとはどうなんですか?」

早霜「不知火さん?なんでその話を……?」

青葉「いやね、青葉ってば色んな事に詳しいから2人のこともちょっと知ってるんですよー」

早霜「……それで……?」

青葉「最初こそ結構壁があった感じの2人ですけど、最近はその壁も特に無いなーと思いましてね!仲良くなったんですか?」

早霜「…………さぁ」

青葉「ええー聞かせてくださいよぉ」

不知火「(私も気になる……)」

222 : ◆IPYIJYmMYgAf - 2015/09/08 16:01:53.82 nbrp4vP/o 127/423


早霜「そもそもなんで青葉さんがそのことを?」

青葉「青葉色んなものを色んなところから見てますから!」

早霜「(この人に隠し事とか通じなさそう……)」


青葉「ね!別にお2人のことは記事にしたりしませんからぁ!」

早霜「…………」チラッ

早霜「(不知火さんは霧島さんと先行……小声なら聞こえないかしら……?)」

223 : ◆IPYIJYmMYgAf - 2015/09/08 16:05:59.15 nbrp4vP/o 128/423


早霜「……分かりました」

青葉「やったー!ありがとーございまーす!」

早霜「じゃあ」ゴニョゴニョ

青葉「ふんふん」


不知火「(気になるゥ!メッチャ気になる!!)」

霧島「ッ、洋上電探に感あり!前方!」


青葉「じゃあ早霜ちゃんは最近は心を許していると?」

早霜「言葉にすると違和感が……まぁ、最近は視線もあまり気になりませんし、なにより守ってくれていますから……」

青葉「ああ見えて彼女優しいですからねぇ」

早霜「はい……」


不知火「(ぐぐぐ……聞き耳を立ててるのに聞こえない!)」

霧島「水偵出します!」バシュッ

224 : ◆IPYIJYmMYgAf - 2015/09/08 16:08:40.07 nbrp4vP/o 129/423


青葉「なるほど~じゃあお2人が仲良くしている光景が見られるのももうすぐですねぇ~」

早霜「…………それより、敵が見つかったみたいですよ」

青葉「え、ホント?」

早霜「霧島さんが動いてます」


霧島「敵がこっちに気付いたみたい!こちらも足を活かして反撃される前に倒しちゃいましょう!」

不知火「え?敵?」

霧島「旗艦、命令を!」

不知火「え?」

霧島「え?」

225 : ◆IPYIJYmMYgAf - 2015/09/08 16:11:10.33 nbrp4vP/o 130/423


不知火「あ、ああぁなるほど!全艦突撃!敵部隊を急襲します!」

一同「了解!」

不知火「(完全に気を取られていた……危うく落ち度を作ってしまうところでした)」


青葉「幸い敵は雑魚ばかりみたいですし、一気に決めちゃいましょう!」

早霜「私も……!」


 戦闘中に起こる早霜もしくは不知火のピンチ……>>227

227 : 以下、名... - 2015/09/08 16:35:46.64 /Ky7ehpE0 131/423

不知火
翻った早霜のスカートの中身に気をとられて被弾

228 : ◆IPYIJYmMYgAf - 2015/09/08 22:59:02.55 nbrp4vP/o 132/423


不知火「単縦陣で突撃!霧島さんと青葉さんが切り込んで、私達で魚雷発射。早霜、魚雷の射線に味方を入れないように」

早霜「はい……!」

不知火「攻撃開始!」


霧島「死ねよやぁ!!」ダァン!

青葉「青葉、突撃!」ダァン!

「ギャアアァァ!?」

「ウ、撃チカエセェ!」

霧島「深海棲艦はァ!海の底に居ればよいのだ!!」ダァン!

「グオオオオ!」

霧島「棲姫がそんなに好きかァァァァァァッ!!」ダァン!

「ギエエェェェ!」

青葉「(私いらないんじゃ……)」

230 : ◆IPYIJYmMYgAf - 2015/09/08 23:06:04.58 nbrp4vP/o 133/423


「アリャ、ドコノ艦娘ゥ!?」

青葉「私もいますよ、と!」ダァン


不知火「早霜、魚雷!」バシュッ

早霜「はい……発射!」バシュッ

不知火「(よし、これで敵を一層できれば……ッッ!!)」


ヒラッ


早霜「…………(当たって、当たって……!)」

不知火「(か、風にスカートが捲れて……しかも本人気付いていない!!)」


 早霜のスカートのパンツは……>>232

232 : 以下、名... - 2015/09/08 23:07:03.33 W+bRY6o+O 134/423

ノーパン

233 : ◆IPYIJYmMYgAf - 2015/09/08 23:11:06.81 nbrp4vP/o 135/423


不知火「……………………え?」

不知火「(あれ、気のせい?早霜のパンストの中に、何もなかったような……)」

不知火「(いつもの下着が黒だから見間違え……いや、違う!!)」

不知火「(ノーーーーパン!?)」


「グアアアァァ!」

「ヤラレター!」

霧島「他愛もない」

青葉「残るは雑魚ばかりーっと!!」ジャキン

「オ、オノレ……!コウナッタラ、一矢報イテクレル!」バシュッ

青葉「ッ、駆逐級が魚雷を……!2人とも、注意して!」

234 : ◆IPYIJYmMYgAf - 2015/09/08 23:17:34.57 nbrp4vP/o 136/423


早霜(ノーパン)「魚雷が来る……!」サーッ

不知火「(いや、早霜はそんな露出狂じゃ……そもそも、見間違えよ……まさかあの早霜がノーパンで出撃するわけ……そう、きっと司令の命令だわ。あの司令め早霜に何をしているの絶対ブチ殺してやる)」

不知火「(それにしても、一瞬とはいえ早霜の局部が……)」

不知火「(もうちょっとで割れ目が見えたかも――)」

早霜(ノーパン)「ッ、不知火さん!避けて!」

不知火「(いや、もう1度魚雷撃たせれば捲れ……)ん?」


ドォォォォン!!


早霜(ノーパン)「不知火さん!!」

青葉「えええ!?」

霧島「死にてぇのかテメェ!どっかしてんどん!」

236 : ◆IPYIJYmMYgAf - 2015/09/08 23:22:36.62 nbrp4vP/o 137/423


青葉「このっ!」ダァン!

「グアァアッ!」

青葉「…………敵は全滅……でも、こっちは旗艦大破かぁ」


不知火「グッ……(し、しまった……早霜の股座に気を取られて大破なんて……落ち度だわ)」

不知火「(これが利根型の2人ならノーパンでも動揺しなかったのに……やはり相手の違いかしら)」

早霜「不知火さん、大丈夫ですか!?」

不知火「……平気よ。敵も殲滅できたし、問題は――」


 不知火に飛んできたのは……>>238

 1.平手打ち
 2.グーパン
 3.抱擁

238 : 以下、名... - 2015/09/08 23:24:38.11 zCqmt1DuO 138/423


241 : ◆IPYIJYmMYgAf - 2015/09/08 23:32:08.98 nbrp4vP/o 139/423


早霜「このっ……バ――」ヴァッ


バキィィィィッ!!


不知火「ヘブッ!?」バシャッ

霧島「この阿呆が!!戦闘中によそ見するとは何事か!!」

早霜「き、霧島さん……」

不知火「くっ……すいません…………」

霧島「青葉さん、提督に電文。『旗艦大破』と」

青葉「え?あ、はい」

242 : ◆IPYIJYmMYgAf - 2015/09/08 23:35:07.46 nbrp4vP/o 140/423


早霜「霧島さん、いくらなんでもグーは……」

霧島「これは演習じゃない……それなのに油断したのには落ち度があるわ」

霧島「それに……」スッ

早霜「え?」


霧島「あなたのその手は、彼女を殴るのに適していないわ」

早霜「……!」

霧島「その手で彼女にできることを、あなたはしてあげなさい」

早霜「ッ!」キュン

霧島「形はどうあれ、仲間を傷つける役目は私一人でいいってね」

青葉「ヒューッ!」

245 : ◆IPYIJYmMYgAf - 2015/09/08 23:38:19.36 nbrp4vP/o 141/423


不知火「うぅ……」

早霜「不知火さん」スッ

不知火「早霜……?」

早霜「傷、大丈夫ですか?」

不知火「ええ……一番痛いのは、霧島さんに殴られた頬かしら」

早霜「ここですか……」ナデ

不知火「ッ……」

早霜「…………また、同じようになるのではないかと……」

不知火「……」

早霜「また、目の前で……不知火さんが……」ポロポロ

早霜「一瞬でも、それが……頭をよぎって……」

不知火「早霜……」

246 : ◆IPYIJYmMYgAf - 2015/09/08 23:43:03.41 nbrp4vP/o 142/423


青葉「いやー一時はどうなることかと」

霧島「青葉さん、ちょっと周りの哨戒でもしましょう」

青葉「え?あー……了解」


早霜「もう、嫌です…………私の目の前で、仲間が沈んでいくのは……耐えられない…………」

早霜「中でも、不知火さんは……特別で…………!」

早霜「……ッ、うっ…………」グスッ

不知火「…………そうね……」

不知火「私の落ち度でした……あなたにまた怖い思いをさせてしまった……」

早霜「いえ……っ」

不知火「早霜……>>248」


 1.ごめんなさい
 2.大丈夫、私は沈みません
 3.ちょっとスカートたくし上げてみて

248 : 以下、名... - 2015/09/08 23:44:08.49 hlyxUHM9O 143/423


252 : ◆IPYIJYmMYgAf - 2015/09/08 23:50:00.16 nbrp4vP/o 144/423


不知火「早霜、ちょっとスカートたくし上げてみて(大丈夫、私は沈みません。あなたの傍にいる)」

早霜「……………………………………ハァ?」

不知火「え?あ」

不知火「(逆だああああああああぁぁぁぁっ!!!!!)」


早霜「……」ジトーー

不知火「あ、あの……」アタフタ

早霜「不知火さん」

不知火「はい……」

早霜「ガッカリです」

不知火「ぐっはぁぁっ!!」グサァッ

254 : ◆IPYIJYmMYgAf - 2015/09/08 23:53:58.03 nbrp4vP/o 145/423


早霜「そのまま沈んでもいいですよ」ジトォ

不知火「ち、違うの!これは……その……」

青葉「あはははは!不知火ちゃんこのタイミングでギャグ入れてくるのはレベル高いですねぇ!!ひひひひひ!」

不知火「(こ、この短パンめぇ……!)」

青葉「よかったですね早霜ちゃん、不知火ちゃんは早霜ちゃんにもう心配してほしくないみたいですよ!」

早霜「心配してほしく、ない……?」

不知火「(…………ッ!これだ!)」


不知火「……恥ずかしいけれど、青葉さんの言う通りです……和むかな、と……」

早霜「あっ……そうだったん、ですか……ごめんなさい。私、てっきり本気かと」

不知火「(ふぅ~~~~~~危ない危ない。青短パンもたまには役に立つわね……)」

青葉「(不名誉なあだ名をつけられている気がします)」

255 : ◆IPYIJYmMYgAf - 2015/09/08 23:59:54.73 nbrp4vP/o 146/423


青葉「にしても不知火ちゃんがそんなスケベぇ~なギャグをかますなんて珍しい……青葉も早霜ちゃんのおぱんつに興味が湧いてきました!」

早霜「え、ええっ!?」

不知火「(ッ、チャンス!!)」

青葉「ほらほら、せっかく無事だったんだし、ここはすこーしでも見せてあげたらどうです?今なら私達しかいませんし、減るもんじゃないですよ!」

早霜「そ、そういう問題じゃ……それに不知火さんも冗談だって」

不知火「……まぁ、ちょっとは、見てみたいです」

早霜「不知火さん!?」

青葉「ほらほら、自分でやるのが恥ずかしかったら、青葉がめくっちゃいますよ!ほら、ヴァーって!」バサッ

早霜「ひゃっ!」


 直下コンマ一桁奇数偶数→自分でノーパンだと知らなかった
 直下コンマ二桁ゾロ目→実は……

256 : 以下、名... - 2015/09/09 00:00:09.15 QLgbl7rSo 147/423


258 : ◆IPYIJYmMYgAf - 2015/09/09 00:05:38.53 uixgwyxbo 148/423


青葉「えーいっ!」

不知火「……」ゴクリ


ファサァッ


早霜「もう……今回だけです、よ……」カァァ

青葉「さーて、早霜ちゃんのおぱんつはどんな色――ッ!!?!?!??!?」

不知火「(今度は見える、見える!!ハッキリ見える!!!!やはり、見間違いではなかった……!!)」

不知火「(パンストノーパンとかメチャ興奮する!!)」

青葉「え、あ、ぁ、その、え……!?」

早霜「はい?」

青葉「い、いやぁ……あ、あはは…………随分、すごい、趣味だなぁと……」

早霜「?」

259 : ◆IPYIJYmMYgAf - 2015/09/09 00:09:23.27 uixgwyxbo 149/423


早霜「何を言って……………………ええっ!!!?」

不知火「(早霜の素っ頓狂な声……レアだわ)」

早霜「え、あれ、嘘……え、えぇぇっ!?」

青葉「あはは、あ、青葉~これは流石に記事にはしませんよ~」

早霜「ち、ちがっ、違います!!」

早霜「こ、これは…………ええっ!?」

不知火「(…………ん?この反応……もしかして)」


不知火「早霜、もしかして自分が穿いてないって気付いてなかった?」

早霜「は、はい…………」

青葉「ええっ!?どんなマヌケですかそれ!」

早霜「た、確かになんかスースーするとは思っていたけれど……まさか、、穿き忘れていたなんて……」

不知火「(こ、これは……私の月一の落ち度並みね……まぁもっとも私はスパッツだからノーパンでもバレたことは無いけれど)」

260 : ◆IPYIJYmMYgAf - 2015/09/09 00:11:22.06 uixgwyxbo 150/423


早霜「う、うぅぅぅ……」グスッ

不知火「(ああっ!早霜がさっきと同レベルの涙を目に……!)」

青葉「(これには青葉にもフォローのしようがありませんよ!)」

不知火「(こ、ここは気の効いた慰めの一言を言わなくては……!)」

早霜「わ、私……なんて……これじゃ、痴女……」

不知火「早霜!」

早霜「は、い……?」

不知火「>>262」

262 : 以下、名... - 2015/09/09 00:12:46.00 OeazkaSwO 151/423

私的にはおkです!!

265 : ◆IPYIJYmMYgAf - 2015/09/09 00:19:00.34 uixgwyxbo 152/423


不知火「わ……」

早霜「わ?」

不知火「私的にはおkです!!(裏声)」

早霜「…………」

青葉「……初音?」

早霜「…………プッ」

不知火「(おお、好感触……!阿武隈の真似しただけだけど!)」

早霜「……不知火さん的にOKでも、私的にはNGなんです!」

不知火「ですよね」


霧島「なにやってるんですか……皆さん」

青葉「あ、霧島さん!不知火さんも大破とは思えないくらいピンピンしてるし、そろそろ帰りましょう!」

霧島「そうですね。幸い帰路に敵はいないみたいだし、すぐ帰りましょう」

不知火「はい」

霧島「……早霜ちゃん、何故そんなに顔が赤いの?」

早霜「い、いえ……なにも……(か、帰ってお風呂に入るまで……絶対スカートを死守しなきゃ……!)」

266 : ◆IPYIJYmMYgAf - 2015/09/09 00:27:45.42 uixgwyxbo 153/423


・・・・・・

~帰還後・ドック~


不知火「ふぅ……」

不知火「(目を瞑れば、さっき見た早霜の割れ目が、瞼の裏にクッキリと……)」

不知火「…………へへ、ウヘヘ……」ニヤニヤ


朝潮「不知火さん、まだまだですねぇ」バシャバシャ

不知火「朝潮!?いつのまにそこに!?」

朝潮「いつぞやの大破のせいですよ。それより――」

朝潮「早霜さんの割れ目なんて、一緒にお風呂に入ってるときに正面で潜って目を開ければいつでも見れるじゃないですか」

不知火「ッッッッ!!!!!!」

朝潮「私みたいに常に性欲に身を任せていれば、そのような当たり前を見落とすことも無かったろうに」ククク

不知火「そう…………なるほど……お風呂の中でコッソリ覗き見……その手が……ん?」

不知火「(ということはこの前司令は…………)」

不知火「…………………………………………………………………………コロス」ゴゴゴゴゴ

朝潮「おお怖い怖い」

不知火「……というか、ナチュラルに心を読まないでちょうだい」

朝潮「セッ○ス教に入れば、心を読むことくらいたやすいのですよ」

288 : ◆IPYIJYmMYgAf - 2015/09/11 00:37:21.23 PZWXtbC+o 154/423


朝潮「あ、私はそろそろ出なきゃ」ザバッ

不知火「…………」

朝潮「いいですか不知火さん、いつも心にセッ○スを」

不知火「……とっとと去ね」

朝潮「はーい」


不知火「(私ももうすぐ出られる……そうなったらまずは……>>290)」


 1.提督に直談判
 2.陽炎に相談

290 : 以下、名... - 2015/09/11 00:39:41.26 vMw0ir3ZO 155/423

1

292 : ◆IPYIJYmMYgAf - 2015/09/11 00:44:56.33 PZWXtbC+o 156/423


不知火「やはりこのままあの覗き司令を放ってはおけない……!ここは直談判をしなくては」ザッパァッ

不知火「これはすなわち、早霜を助けることにつながる……よし、不知火、出撃!」ツルッ

不知火「え?」

不知火「(あ、石鹸を踏んで…………)」


ゴッ!


不知火「~~~~~~!!!!!」

不知火「し、司令めぇ……!お、覚えてろ、です……!!」ウルウル

293 : ◆IPYIJYmMYgAf - 2015/09/11 00:46:24.79 PZWXtbC+o 157/423


・・・・・・

~執務室~


コンコンコン


不知火「司令、失礼します。お話が――」ガチャッ


 提督は何をしていた?……>>295

295 : 以下、名... - 2015/09/11 00:47:20.64 L7X8XZSTo 158/423

戦艦とイチャイチャ

297 : ◆IPYIJYmMYgAf - 2015/09/11 00:59:58.96 PZWXtbC+o 159/423


不知火「(ん?司令、誰かと話をしているようね……)」

不知火「(早霜ではなさそう……)」ホッ

不知火「(誰かしら、真面目な声のトーンだからきっと真面目な話をしてそうね)」


 イチャイチャの内容……>>299


 話していた戦艦の型……そのレスのコンマ一桁
 0~1→金剛型
 2~3→長門型
 4~5→大和型
 6~7→扶桑型
 8~9→伊勢型
 ゾロ目→海外戦艦

299 : 以下、名... - 2015/09/11 01:00:19.03 weBQ5IX2O 160/423


301 : ◆IPYIJYmMYgAf - 2015/09/11 01:07:13.19 PZWXtbC+o 161/423


イチャイチャとは(哲学)


・・・・・・


不知火「(真面目な話だとあまり割って入りにくいけど……なんの話でしょう)」ソー


提督「それでは、第54回早霜ぺろぺろ会議を始める」

長門「うむ、今回も実りある会議としたいな」

陸奥「……」


提督「まずはこれを見てくれ。青葉に盗撮させた早霜の泣き顔だ」

長門「おおぉ!!」

提督「今日の出撃で不知火が被弾した時に、トラウマを思い出したのだろう」

長門「不謹慎ではあるが……む、むむむむ……あああああ素晴らしい!」

陸奥「……」ハァ


不知火「」

302 : ◆IPYIJYmMYgAf - 2015/09/11 01:13:37.25 PZWXtbC+o 162/423


提督「だが最近、俺達の早霜ぺろぺろに少し煩わしい奴がいる」

長門「件の不知火か」

提督「ああ。奴は早霜のことになると、いつも俺を目の敵にしているように感じる」

長門「普段はあんなにクールなのに、か?」

提督「このままでは俺達の活動の障害になりそうだ」

長門「まさか、不知火に何ができよう。よもや大井が北上にするように、早霜に手を出すわけでもあるまい」

提督「いいや奴は俺の邪魔をしてくる。俺の第六感がそう告げているのだ」

長門「なに……?」

提督「長門、俺達は世間一般の目で見れば犯罪者だ。早霜がかわいいあまり、覗きに盗撮にストーキング。果ては下着を拝借したこともある」

長門「これか……このパンツは常に懐に忍ばせている。これを持っていると、常にキラが付いている気がするよ」


提督「その事に、あの敏い不知火がいつまでも気付かないハズがない」

長門「なるほど……奴に対する対処が必要というわけか」

303 : ◆IPYIJYmMYgAf - 2015/09/11 01:18:05.38 PZWXtbC+o 163/423


不知火「(な、んなの……この、集まりは……!)」

不知火「(てっきり私はただ、司令1人が早霜にそういうことを目論んでいるのかと思っていた……なのに、違った!)」

不知火「(闇は深かった!!)」


陸奥「あの、提督。でもやっぱり犯罪的なことをするのはいけないわ。知れば不知火じゃなくても怒るわよ」

提督「それは百も承知だ。だが、この胸に燃え盛る愛の炎は、消せぬのだ……!」

長門「そうだ!駆逐艦の中でも早霜はぺろぺろし甲斐がある!それが分からんか陸奥!」

陸奥「分からないわよ!というか、長門が『大事な会議がある』って言うからついてきたのに、なによこれ!」

提督「だから今日はお前もいたのか……てっきり早霜の可愛さに気付いたのかと」

陸奥「違うわよ!!」

304 : ◆IPYIJYmMYgAf - 2015/09/11 01:25:26.50 PZWXtbC+o 164/423


不知火「(これは、非常にマズい……こんなのに早霜が好意を寄せているなんて……というか、司令はそれに気付いているの?)」


提督「そうそう、さっき早霜に食事に誘われた。ディナーというやつだ」

長門「なにぃ!?ず、ずるいぞ提督!私も食べたい早霜の手料理!!」

提督「はははは、感想だけ食わせてやるよ」

長門「ぐぬぬぬぬぬ!」


不知火「(クッ……早霜に教えてあげなくちゃ……司令はとんでもない変態だということを!)」

不知火「(そうだ、早霜に気付かせた上に司令から離せば……立派なNTRでは!?多分!!)」


陸奥「はぁ……私、帰るわ」

長門「なんだ陸奥、これから早霜の寝言集を聞いて早霜グッズの販売情報を見るんだぞ?」

陸奥「…………くれぐれも早霜に変な手出しはしないでよね。長門型の株が下がったら、私まで変態扱いされそうだし」

不知火「(あっ、こ、この場から離れなきゃ!)」タッタッタ

305 : ◆IPYIJYmMYgAf - 2015/09/11 01:28:08.79 PZWXtbC+o 165/423


・・・・・・

~廊下~


不知火「ハァッ、ハァッ……なんてこと」

不知火「(しかも早霜、今日の夜に司令をディナーに誘っている……おそらく2人きり!ということは……)」


提督『ぐへへへへー!料理と一緒に早霜も食べちゃうぞー!!』

早霜『いやぁぁ!助けて不知火さーん!』

提督『ん~?ここは正直よのう!正直よのう!!』

早霜『アンアーン!』


不知火「( ま ず い !)」

306 : ◆IPYIJYmMYgAf - 2015/09/11 01:31:29.91 PZWXtbC+o 166/423


不知火「早霜ー!!」

早霜「はいっ!?」

不知火「えっ!?」クルッ


早霜「な、なんですか……?」

不知火「…………いたの」

早霜「はい……」

不知火「…………」

早霜「…………」


早霜「あ、あの……」

不知火「な、なに?」

早霜「今日の夜……まぁ1時間後くらいですけど、空いてます?」

不知火「えっ?」

早霜「不知火さんに、お礼……したくて」

307 : ◆IPYIJYmMYgAf - 2015/09/11 01:34:27.78 PZWXtbC+o 167/423


・・・・・・

~中庭~


不知火「(芝生の上にキャンプ用のテーブルと椅子が置かれている……ということは、ここでご飯を?)」

早霜「ここ、明かりがあって夜になっても明るいから好きなんです」

不知火「そうなの」

不知火「(なるほど、私はディナーに招待されたというわけね……)」チラッ

提督「ほう、なかなか趣のある……」

不知火「(司令共々……)」ハァ


不知火「(まぁいいわ。これで司令を監視できる)」

308 : ◆IPYIJYmMYgAf - 2015/09/11 01:41:08.96 PZWXtbC+o 168/423


不知火「……」

提督「よっ、と」

不知火「(丁度私と司令が向かい合う形に座った……)」

提督「なんだ不知火、いつもに増して視線がキツいぞ」

不知火「そうですか?」ジロッ


早霜「それでは、ちょっと待っていてください。運んできますので」タッタッタ

不知火「(早霜が厨房からこの中庭に料理を運んでくるまで少し時間がある……よし)」

不知火「司令」

提督「ん、なんだ?」

不知火「(ここで一発、司令に釘を刺すわ)」

不知火「(とはいえどんな風に切り出そうかしら……)」


 >>310

 1.単刀直入に
 2.少し回りくどく

310 : 以下、名... - 2015/09/11 01:41:36.37 +gfQPGqhO 169/423


312 : ◆IPYIJYmMYgAf - 2015/09/11 01:44:55.53 PZWXtbC+o 170/423


不知火「最近、早霜が司令のことをよく話します」

提督「俺の?はは、変な話だったりしないよな?」

不知火「はい。司令は優しいとか、一緒に居て安心するとか」

提督「ほぅ、悪い気はしないな」

不知火「私も、早霜の事は好きです。彼女には幸せになってもらいたい……」

提督「…………」

不知火「私の言いたい事、分かりますか?」

提督「いや」

不知火「……早霜が将来誰かと結ばれるなら、私は、まともな男性が良いと思っているんです」

313 : ◆IPYIJYmMYgAf - 2015/09/11 01:50:04.53 PZWXtbC+o 171/423


提督「話が一気に飛んだな」

不知火「飛んでいませんよ」

不知火「早霜と結ばれる人は、盗撮や盗聴やストーキングなんかをしない男性であるべきだ。そう思うだけです」

提督「……」ピクッ

不知火「(反応した……ふふっ、長年秘書艦をやっているから分かります。あなたは隠し事が下手)」


不知火「ここまで言えば、分かりますよね?」

提督「不知火……やはり、俺の最大の障壁はお前だったか」

不知火「あなたこそ、私の最大の邪魔者です」

提督「…………」

不知火「別に、早霜が好いているのが普通の人なら構いません。しかしそんな犯罪チックな趣味を持った人に早霜は到底任せられません」

提督「ははは、面白いことを言う。お前は早霜のお母さんか?」

不知火「違いますが、早霜は大切なんです」

314 : ◆IPYIJYmMYgAf - 2015/09/11 01:52:22.56 PZWXtbC+o 172/423


提督「ふむ……ならば、俺がそれをやめなかったらどうする?」

不知火「早霜に全てを話して、あなたを軽蔑してもらいます」

提督「なるほどな……そううまくいくかな?」

不知火「えっ……?」


早霜「お待たせしました……って、随分ギクシャクしたムードですけど、何かありました?」

提督「いや、何もないよ。おっ、美味そうだなぁ!なぁ不知火?」

不知火「ええ。とてもおいしそうです。ビーフシチューですか?」

早霜「はい。>>317さんに作り方を教わりました」

317 : 以下、名... - 2015/09/11 01:57:03.64 agwLjAiRo 173/423

磯風

318 : 以下、名... - 2015/09/11 01:57:04.69 8c3pkWcfO 174/423

比叡

320 : ◆IPYIJYmMYgAf - 2015/09/11 02:06:24.11 PZWXtbC+o 175/423

 磯風未着任なので安価下にしますすまねぇ……


早霜「はい、たまたま厨房に居た比叡さんに」

提督不知火「ッ!!!!!!!!!!」

早霜「この前他の鎮守府との交流会で意気投合した磯風さんに秘伝のレシピを教えてもらったのだとか」

提督「(ば、馬鹿な……比叡は厨房を出入り禁止にしたハズ!!)」

不知火「(鳳翔さんは何をやっていた!!)」

早霜「?どうしました……?」

不知火「い、いえ……(こ、心なしか……シチューからオーラが……)」

提督「…………」

321 : ◆IPYIJYmMYgAf - 2015/09/11 02:12:14.26 PZWXtbC+o 176/423


早霜「はい、不知火さん」コトッ

不知火「あ、ありがとう……」

早霜「司令官も」コトッ

提督「お、おう……」


早霜「さぁ、召し上がれ」ニコッ

不知火「…………(ぐ、ぐおおおおお!!!!)」ガシッ

提督「(なっ、不知火!食うのか!?それを!!)」

不知火「(早霜の作ったものなら、私にとってそれは世界三大美味ィィィ!!)」パクッ


 早霜の作ったシチュー……直下
 コンマ一桁奇数→意外とおいしい
 コンマ一桁偶数→意識が飛びそうになる

322 : 以下、名... - 2015/09/11 02:12:28.16 YzT7/q8n0 177/423


324 : ◆IPYIJYmMYgAf - 2015/09/11 02:17:20.78 PZWXtbC+o 178/423


不知火「」ガクッ

提督「(不知火ィィィィィ!!)」

不知火「ぉ、おっ、ぉ……」ガクガク

不知火「お、いしい……わ……」ニコッ

早霜「本当ですか!?」パァァ

不知火「え、えぇ……」


提督「(な、なんて奴だ……気合で、比叡の料理に打ち勝った……だと!?)」

提督「(いや、比叡はあくまで手伝い……しっかりと早霜が作ったからこそ、比叡のマイナス要素を少しでも和らげたのか!)」

提督「(ならば俺も……!)」パクッ


 提督は……直下
 コンマ一桁奇数→卒倒
 コンマ一桁偶数→トイレに逃走

325 : 以下、名... - 2015/09/11 02:19:15.22 OKXhFbpxO 179/423


326 : ◆IPYIJYmMYgAf - 2015/09/11 02:25:08.54 PZWXtbC+o 180/423


提督「ッ!!!?!!??」ピキューン

提督「ドド、ドイ゛レ゛!!」ダッ

早霜「司令官?」

不知火「(ば、馬鹿め司令……!早霜を本気で思っているなら、これくらい食べずして、なにがぺろぺろかぁ!!)」バクバク

早霜「不知火さん……そんなに急いで食べたら詰まらせますよ……」

不知火「大丈夫!おいしい!!おいしい!!」バクバク

不知火「司令の分も貰っちゃいます!」ガッ

早霜「あ、ちょっと!」


不知火「……………………ごちそう、さ、ま……」

早霜「は、はい……お粗末様でした……?」

332 : ◆IPYIJYmMYgAf - 2015/09/13 01:39:02.14 fckyaoD5o 181/423


不知火「ありがとう早霜……またよろしく頼むわね。今度は早霜1人で作るべきだわ」

早霜「そんな、1人でなんて……」

不知火「大丈夫、自信を持って。もう比叡さんとかに教えを乞う必要なんてないわ。絶対に」

早霜「そうですか?……頑張ってみます」

不知火「(あとできれば人に振舞う前に味見してほしいわね……)」


早霜「じゃあ片づけますね」

不知火「私も手伝うわ」

早霜「ありがとうございます…………司令官、遅いですね。あの人からも感想聞きたいのに……」

333 : ◆IPYIJYmMYgAf - 2015/09/13 01:39:32.79 fckyaoD5o 182/423


提督「す、すまんな……トイレ混んでてさー」

不知火「(透けた言い訳を……)」

早霜「司令官……ど、どうでした?」

提督「えっ?」

不知火「早霜のシチューですよ」

提督「え゛!?」

早霜「…………」ドキドキ

提督「………………あ、そ……そうだなー……」

提督「>>335」

335 : 以下、名... - 2015/09/13 01:42:05.63 1lgn5O8go 183/423

陽炎や衣笠も呼ぼう

337 : ◆IPYIJYmMYgAf - 2015/09/13 01:53:16.54 fckyaoD5o 184/423


提督「お、美味しかったぞ……」

早霜「ほ、本当?」

提督「ああ。この上なくな」

不知火「(チッ)」

提督「そうだ、こんなに美味しい早霜のシチューだ。もっと他の人にも食べてほしくないか?」

早霜「他の人に……?しかし、私は司令官に食べてもらえたら、それで……」

提督「何を言っているんだ!勿体ないじゃないか!早霜、そのシチューをもっと広めるべきだ!例えば陽炎や衣笠とか!」

不知火「!?」

338 : ◆IPYIJYmMYgAf - 2015/09/13 01:55:29.71 fckyaoD5o 185/423


早霜「陽炎さんに衣笠さん、ですか……?」

不知火「ちょ、ま……」

提督「最近お前が2人に世話になったと盗み見…………人に聞いてな。どうしてこの場に呼ばなかったのかと不思議に思っていたくらいだ」

早霜「…………確かに」

不知火「ええっ!?」


早霜「(本当は司令官だけを呼んでいたのだけど、急に恥ずかしくなって不知火さんも呼んだ……なんて言えないわ…………でもなんで不知火さんだったのだろう、頭に一番に浮かんでしまった……)」

提督「(フハハハ、不知火に味方する2人も地獄に落としてやる!!)」

不知火「(この外道がああぁぁ!!)」

339 : ◆IPYIJYmMYgAf - 2015/09/13 01:58:17.36 fckyaoD5o 186/423


提督「俺達がこんなに幸せになった味だ。不知火なんて食い意地張って全部食っちまったみたいだけど、まったく同じのを作って2人に振る舞えばきっと喜ばれるぞ!」

早霜「そうですね……2人にはお世話になりましたし、そうしてみます」

不知火「いやいやいやいやいや、2人は確かシチュー嫌いだったはずよ。違う料理の方がいいと私は思うわ」

早霜「え、そうなんですか?じゃあ他の料理を……」

提督「いや、お前のシチューは天下一品だ。シチュー嫌いな奴がシチュー好きになってしまうくらいに美味い。自信を持て」


不知火「司令、黙っていてください!」ギリギリ

提督「貴様こそ黙っていろぉぉ……!」ギリギリ

早霜「そうですか………………では、>>341」


 1.同じシチューを作って2人に振舞う
 2.違う料理を作る

341 : 以下、名... - 2015/09/13 02:00:49.10 ofkJb5e50 187/423

1

343 : ◆IPYIJYmMYgAf - 2015/09/13 02:05:44.99 fckyaoD5o 188/423


早霜「分かりました。司令官の言葉を自信剤として2人にも恩返しします」

不知火「待って!本当に!早霜は違う料理にも挑戦する必要があるとおもうの!!」

早霜「ありがとうございます。でも、不知火さんがいつになく思い切りのいい食べ方をするほどのシチューなら、2人にも気に入ってもらえるはずなんです」

不知火「(あああああああああああああああ!!!!)」


・・・・・・

~陽炎型の部屋~


陽炎「ねぇねぇ、なんか明日早霜が私にご馳走してくれるんだって!楽しみ~!」

不知火「そ、そう……」

陽炎「悪いわねぇ、不知火を差し置いて私だけ」フフン

不知火「い、いいのよ……」

不知火「(私は悪くない……私は悪くない……)」

344 : ◆IPYIJYmMYgAf - 2015/09/13 02:08:48.05 fckyaoD5o 189/423


不知火「(にしても、司令め……あの変態行為をやめない限り、早霜は渡せない……)」

不知火「(なんとか早霜に司令を諦めてもらうか、それとも司令を矯正するか……はぁ)」

不知火「(まぁ、その辺は追々………………ッ!!)」


 不知火を襲った比叡from磯風レシピの後遺症……>>346

346 : 以下、名... - 2015/09/13 02:10:35.91 E9qwuGyiO 190/423

セッ○ス教に目覚めてしまう

348 : ◆IPYIJYmMYgAf - 2015/09/13 02:16:17.89 fckyaoD5o 191/423


不知火「うぅ…………!か、体が、熱い……!?」

不知火「ま、まさか……磯風レシピを使った比叡さんの……のろ、い……!」

不知火「ああああぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」ジタバタ


陽炎「ちょ、ちょっとどうしたの!?」

谷風「どうしたどうしたー!」

雪風「メシマズのキスを感じちゃいます!」

不知火「(丁度部屋に居た姉妹達……)に、逃げて……」

陽炎「はぁ?」

不知火「わ、私は……このままでは、私は、私でなくなってしまう!!」

谷風「何言ってんだい!?マジで!」

349 : ◆IPYIJYmMYgAf - 2015/09/13 02:21:08.82 fckyaoD5o 192/423


不知火「ああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!」ガクッ

陽炎「不知火!」

谷風「あ、姉御、大丈夫かい!?」


不知火「………………」スクッ

雪風「た、立ち上がっ――」

不知火「あら、どうしたの3人とも。こんな夜に騒いで」

陽炎「騒いでって、あなたが……」

不知火「そうだわ、せっかくだから私と遊んでいきましょう」

谷風「お、おい姉御どうしちまったんだよ……発狂したかと思ったら急に冷静になって」ヒソヒソ

雪風「知らないよぉ……」ヒソヒソ

350 : ◆IPYIJYmMYgAf - 2015/09/13 02:26:05.20 fckyaoD5o 193/423


不知火「とっても気持ちのいい遊びをしましょう」

陽炎「遊び?」

不知火「………………ぷっふふふふ……セッ○ス」

谷風「へ?」ポカン

不知火「セッ○ス……セッ○ス……!みんなセッ○スし続けろ!」

不知火「激しく、もっと激しく!!」


陽炎「えええぇぇ!?」

谷風「不知火の姉御がおかしくなっちまったぁぁぁぁ!!」

雪風「ひぃぃぃぃぃ!!」

不知火「ペニスとヴァギナを擦り合って、愛液と精液を混ぜ合って、肉と肉がとろけ合うまで交わり続けなさい!」

雪風「意味不明な単語がいっぱいですぅぅぅぅ!」

陽炎「ちょ、ちょっと不知火!妹に変なこと言わないで!」ガシッ

不知火「放せよ!人殺し共!!」

陽炎「ちょ、何よその言いがかり!?」

351 : ◆IPYIJYmMYgAf - 2015/09/13 02:30:53.49 fckyaoD5o 194/423


谷風「なぁ陽炎の姉御!不知火の姉御、何か変なものでも食ったんじゃねぇのか!?」

陽炎「変なものぉ?まぁ夕飯に顔を見せなかったのは変だと思ってたけど……と、とにかく雪風は避難して!ここは私が!」

雪風「じゃ、じゃあ雪風、誰か呼んできます!」

陽炎「頼んだわ!」

陽炎「(幸運の雪風のことだから、きっとこの状況に最適な人を連れてきてくれるはず……!)」


谷風「な、なぁあたしゃどうすれば……」

陽炎「谷風も手伝って!なんか今の不知火、凄い力で……って、きゃっ!」ドサッ

谷風「なっ、姉御!(陽炎の姉御が突き飛ばされた!)」

不知火「セッ○スさせろって!」ザッ

谷風「ひっ!?く、来るなぁ!」

不知火「セッ○ス!」ビリィィッ

谷風「ひぃぃぃぃ!服があぁぁ!!」

352 : ◆IPYIJYmMYgAf - 2015/09/13 02:36:11.54 fckyaoD5o 195/423


不知火「大丈夫……大丈夫よ。セッ○スすれば何事もうまくいく……あのね、さっきある人に言われたの。常に性欲に身を任せていればいい、常に心にセッ○スを……って」

不知火「その通りだわ」

谷風「誰だいそんなとんちんかんなこと言った奴ぁ!!コマ切れにしてやる!」

不知火「さぁセッ○スしましょう……交わり、啜り、喘ぎ、快楽と悦楽に溺れた堕落した日々を送りましょう……」

谷風「ひぃぃ……!な、なぁ姉御、わ、私達姉妹じゃないか!姉妹で、そんな……ま、間違ってるって!」

谷風「今ならさ、他の姉妹にも黙ってるから!ね!?お、お願い……ま、まだ処女だし……そんな」

不知火「思えば初めてあなたの中破した姿を見た時、あなたはこうして無理やりされる要員なのではと思っていたわ」

谷風「な、なに言って……」

353 : ◆IPYIJYmMYgAf - 2015/09/13 02:37:12.14 fckyaoD5o 196/423


不知火「セッ○ス!!」ガバッ

谷風「ぎゃあぁぁぁぁ!!」


バンッ!


雪風「連れてきましたぁ!」

陽炎「ゆ、雪風ぇ!」

雪風「とりあえず廊下を通りかかった>>356さんを連れてきましたよ!」

356 : 以下、名... - 2015/09/13 02:38:28.97 7thQxJOUo 197/423

神通

358 : ◆IPYIJYmMYgAf - 2015/09/13 02:43:43.22 fckyaoD5o 198/423


神通(浴衣)「ど、どうしました……?」

陽炎「じ、神通さんその恰好……」

神通「えへへ、最近秋祭りシーズンらしくて、提督がこの格好でいろって。ラフで過ごしやすくてちょっと気に入っちゃって」

陽炎「駄目よ神通さん!そんな色っぽい恰好で来たら!!」

不知火「ッッ!雌の臭い!」クルッ

神通「……不知火、さん?」

不知火「大変なんです、谷風が具合悪そうで……」

神通「谷風さんが?どうしました」タッタッタ

陽炎「あっ、ちょ!今不知火に近付いたら!」

不知火「クッ、ククククク……飛んで火にいる……セッ○スの虫!!」ガバッ

神通「え、きゃっ!」

359 : ◆IPYIJYmMYgAf - 2015/09/13 02:48:49.55 fckyaoD5o 199/423


不知火「ふふふふふふ!セッ○ス!軽巡とセッ○ス!」バッ

神通「ちょ、ゆ、浴衣乱暴にしないで!」

不知火「うなじ!鎖骨!セクシー!!」

神通「きゃっ、そ、こは……!」

不知火「うへへへへへ……そろそろいただきますね…………神通さんの気弱オ○ンコ!」ガバッ

陽炎「み、見ちゃだめよ雪風」ガバッ

雪風「うわぁぁぁ!み、見えないぃ!」

陽炎「(不知火が神通さんの浴衣の下に手をかけた……確実にこれからは子供にはぁぁ……!)」


 神通の目は……>>361

 1.涙を浮かべていた
 2.鋭い眼光を放っていた

361 : 以下、名... - 2015/09/13 02:49:14.57 7thQxJOUo 200/423


364 : ◆IPYIJYmMYgAf - 2015/09/13 02:52:47.05 fckyaoD5o 201/423


不知火「うひひひ、さぁその綺麗な太ももと対面……!」

不知火「ん?(なんか、神通さんの腿に硬いのが……)」パサッ


ピヒャン!!


不知火「ッッ!!ぐ、あぁぁぁっ!!目がぁぁ!」

神通「油断しましたね、仲間の武装も忘れるとは」

不知火「な、にぃ……!」

陽炎「あれは、探照灯!」

神通「浴衣の下に隠しておいたんですよ。もしもの時のために」

陽炎「ひゅ、ヒューッ!!」

365 : ◆IPYIJYmMYgAf - 2015/09/13 02:57:24.81 fckyaoD5o 202/423


不知火「え、ええぃ!!油断!?ちがぁう!!」

不知火「目晦ましなど!これは、余裕というもんだぁ!!」

神通「ハァァッ!!」ドゴォッ

不知火「ごっふぅ……!」

神通「恥を知りなさい、俗物!」バキィッ

不知火「ぎゃあぁぁぁ!!」


陽炎「ふぅ……なんとかなったわね。流石雪風」ナデナデ

雪風「なんで雪風撫でられてるんですか?」

陽炎「よくやったからよ」

雪風「なんだか知らないけどよかったです!」

366 : ◆IPYIJYmMYgAf - 2015/09/13 03:00:24.72 fckyaoD5o 203/423


陽炎「あ、そうだ谷風!」

谷風「う、うぅ……」

陽炎「大丈夫……よね?」

谷風「あぁ……まぁ、なんとか。服破かれた程度さぁ」

陽炎「よかったわ……まったく、とんだ人騒がせね不知火は」

谷風「不知火の姉御、どうしちまったんだろうな」

陽炎「さぁ……ま、神通さんのお仕置きで治るんじゃない?」


神通「姉さんに隠れがちだけど、私も火力には自信があるのよ!!」ギギギギ

不知火「あ゛あ゛あ゛あ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛っ゛!!し、死ぬぅぅ!!」

神通「頭を冷やしなさい!!」ベキョッ

不知火「ぎにゃあぁぁぁぁ!!」大破!

368 : ◆IPYIJYmMYgAf - 2015/09/13 03:06:04.76 fckyaoD5o 204/423


・・・・・・

~同時刻・朝潮型の部屋~


朝潮「え、毒電波?まさかあなたも興味が!!?」

朝潮「私この電波の話をするのが大好きなんですよ。まぁいわゆる自慢話で恐縮ですけど」

朝潮「毒電波とは 空から降り注いで人を狂わせたり、おかしな行動をさせたりする――言葉通り毒のような電波の事」

朝潮「目には見えないし、知らないうちに脳内に侵入するから防ぎようが無いんです」

朝潮「元々、人間の意思とか感情とかは電気信号の集まりでしょ。毒電波はそれを歪め汚染してしまう力を持っている……」

朝潮「どうです、面白いと思いません?人間の心が外から歪められてしまうなんて……ぬへへ」


満潮「さっきからヤッバイ寝言言ってるんだけど……大丈夫なの?」

荒潮「へーきへーき……ふわぁ……眠くなってきちゃったわ」

「んじゃおやすみ」

369 : ◆IPYIJYmMYgAf - 2015/09/13 03:09:35.04 fckyaoD5o 205/423


・・・・・・

~数分後・陽炎型の部屋~


不知火「うーん…………ハッ!」

神通「気が付きましたか?」

不知火「神通さん…………いっつつ……って、なんで私、こんなにボロボロ……」

神通「覚えてないの?」

不知火「え、何のこと……って、谷風大丈夫!?」

谷風「ひっ……!」中破時の顔

不知火「…………もしかして私、何かありました?」

陽炎「まぁね。でもまぁ今は大丈夫なんだし、気にすることもないかも(本当の事を言ったら不知火が自沈しそうだし)」


雪風「セッ○ス!」

一同「!?」

雪風「さっきのお姉ちゃんの真似ですー!」

不知火「…………え」

陽炎「なんでもないのよなんでも!!(バッカヤローーーーー!!)」

370 : ◆IPYIJYmMYgAf - 2015/09/13 03:12:01.02 fckyaoD5o 206/423


・・・・・・

~翌日・昼~


陽炎「んっふっふ、今日は早霜からランチのお呼ばれ~」

不知火「…………」

陽炎「悪いわね、じゃあ行ってきまーす!」

不知火「いってらっしゃい……」

谷風「あ、あの姉御……」

不知火「なに?」

谷風「ひっ!」ビクッ

谷風「き、昨日の事、気にしてないから思い出さなくていいからー!」タッタッタ

不知火「…………本当に、何があったの……」

371 : ◆IPYIJYmMYgAf - 2015/09/13 03:16:31.58 fckyaoD5o 207/423


・・・・・・

~中庭~


不知火「…………」コソコソ

不知火「(やはりあの料理を2人に出すのかしら……)」


陽炎「あれ、衣笠さんも?」

衣笠「うん。日頃のお礼だーって」

陽炎「ありゃりゃ、同じ理由だわ」

衣笠「早霜ちゃんも律儀よねぇ」


不知火「(…………あの2人はレシピについて知らない……急にあの味に遭遇して、無難なリアクションが出来るハズがない……!)」

不知火「(なんとか、早霜を救わなければ!)」

不知火「(とはいえ大っぴらにそのシチューは出来損ないだ食べられないとかは言えないし……ううう……)」

372 : ◆IPYIJYmMYgAf - 2015/09/13 03:19:04.22 fckyaoD5o 208/423


早霜「お待たせしました」

陽炎「おっ!おいしそうなにおい!ビーフシチュー?」

早霜「はい。お2人はシチューが苦手と聞いていたのですが、どうしても食べてほしくて……」

衣笠「え?私普通にシチュー好きだけど」

陽炎「私もよ?」

早霜「えっ?」

2人「えっ?」


不知火「(やっべ)」

早霜「…………?ま、まぁいいです。どうぞ召し上がってください」コトッ

衣笠「ん~グッドスメル……じゃあ見た目通り、いやそれ以上の味を期待して!いざ!」パクッ

陽炎「いっただっきまーす!」パクッ

不知火「(あああああああ…………)」

373 : ◆IPYIJYmMYgAf - 2015/09/13 03:20:26.35 fckyaoD5o 209/423


衣笠「………………」

陽炎「………………」

早霜「……」ドキドキ


コトッ


早霜「え、2人ともスプーンが落ちて……」


 衣笠と陽炎に起きた異変……>>375

375 : 以下、名... - 2015/09/13 03:21:42.97 5R+deBnbo 210/423

セッ○ス!!

388 : ◆IPYIJYmMYgAf - 2015/09/15 18:31:11.71 bkl4pUsho 211/423


衣笠「…………」

陽炎「…………」

早霜「2人とも……?」

衣笠「…………って」

早霜「えっ?」

衣笠「――ろって」

早霜「え、マリーンズ?」


衣笠「セッ○スさせろってぇぇ!!」ガバッ

早霜「えええっ!?」ドサッ


不知火「えええええーーー!?」

389 : ◆IPYIJYmMYgAf - 2015/09/15 18:32:02.75 bkl4pUsho 212/423


不知火「(は、早霜が衣笠さんに押し倒されて……!ま、マウントとられてる!)」


陽炎「うひひっひひひっひひひひひ、おらしゃぶれよ」グリグリ

早霜「ちょ、指っ……口に押し込まないでっ!ンッ……!」モガモガ

陽炎「ンンン~~~~マーベラス!」

衣笠「あああぁぁ~~セッ○ス!セッ○スのことなら衣笠さんにお任せってねぇぇぇ~~!」

早霜「せっ……!な、なにを!」

衣笠「カマトトぶってんじゃないよ!セッ○スは真理、セッ○スは万理!女同士だろうとセッ○ス!!」

陽炎「セッ○ス!!」

早霜「ひ、ひいぃ……!」

390 : ◆IPYIJYmMYgAf - 2015/09/15 18:32:31.91 bkl4pUsho 213/423


不知火「(あの2人……まるで朝潮みたい…………まさか、あの磯叡シチューのせい!?だとしたらあの2人は正気じゃないのね)」

不知火「(マズい……このままでは、早霜が汚される…………)」

不知火「(相手は姉に重巡……助けられるの?…………いえ、助ける……助けてみせる!)」


衣笠「ひひひ、さぁて、早霜ちゃんのしもしもはどうなってるのかな~~~?」サワッ

早霜「ッ、い、いや……」

衣笠「おーおー嫌よ嫌よもってねぇ~~」

陽炎「セッ○ス!!セッ○ス!!」

早霜「た、助けて……!>>!」


 1.不知火さん
 2.司令官

392 : 以下、名... - 2015/09/15 18:33:08.83 IaoS9rs7O 214/423

2

394 : ◆IPYIJYmMYgAf - 2015/09/15 18:44:15.79 bkl4pUsho 215/423


不知火「(早霜、今助けます!!)」ダッ

早霜「司令官、助けてぇ!」

不知火「ッッ……!」ピタッ

不知火「(な、なんで……司令を……呼……)」


衣笠「うん?不知火ちゃん、今男の名前を呼ばなかったかぃ!?」

早霜「助け、しれいか……」

衣笠「濡れ場でなぁ!恋人や好いた男の名を呼ぶときというのはなぁ!寝取られそうなヒロインがぁ、甘ったれていう台詞なんだよぉ!!」

陽炎「うううぅ……!も、もう辛抱堪らんわ!早くやらせて!!」ガバッ

衣笠「ちょ、陽炎ゥ!邪魔するというの!」

陽炎「さっきの押し倒しといい、カッコつけるだけでセッ○スの下手な衣笠さん!私が盛り上げてあげるよ!!」

衣笠「陽炎ゥゥ……!よくもほざいたなぁ!!」

395 : ◆IPYIJYmMYgAf - 2015/09/15 18:47:44.28 bkl4pUsho 216/423


不知火「ッ!(2人が言い争って動きが止まった……!た、助けるなら……今だけど……!)」

不知火「(私が……助けていいのかしら……)」

不知火「(で、でもここで助けないと……!)」


 不知火は……>>397

 1.もたもたしていた
 2.すぐに助けた

397 : 以下、名... - 2015/09/15 18:48:12.40 PiLFwJbiO 217/423


398 : ◆IPYIJYmMYgAf - 2015/09/15 18:54:48.69 bkl4pUsho 218/423


不知火「(うぅ……にしても、私を呼んでくれなかった……しかもよりによって司令を……)」ズーン

不知火「(……って、だめだめ!早く助けないと!)」

不知火「(…………はぁ)」


衣笠「おっと、目の前の諍いに囚われてメインディッシュを忘れるところだったわ」

陽炎「ん?あー!そうだった!」

衣笠「陽炎ゥ、私達はセッ○スに目覚めた同志。多少のズレは受け入れていきましょうよ」

陽炎「ふふっ、そうね……今は」ジュルリ

早霜「ひっ……!」

衣笠「おいしそうな駆逐ガールをいただきまぁ――す!」


不知火「(って落ち込んでる場合じゃなかった!!早霜ォォ!!)」

>>401「待てぇぇぇぇーーーーーい!!」

 
 シオイではない 鎮守府に居る人のみ

401 : 以下、名... - 2015/09/15 18:56:28.03 +u9IXCh3o 219/423

比叡

403 : ◆IPYIJYmMYgAf - 2015/09/15 19:02:29.22 bkl4pUsho 220/423


比叡「しばらく!しばらくしばらくしばらく!!しばらくぅーーー!!」

衣笠「あ?」

陽炎「比叡さん……?」

早霜「ひ、比叡さん……!」

比叡「早霜ちゃんゴメン!」

早霜「へ?」


不知火「(な、なにが起きているというの……)」


比叡「昨日教えたレシピね、実はアレ未完成なやつだったの!」

早霜「そ、そうだったんですか……って、見てないで助けてください……!」

比叡「え?そういえばなにしてるの3人とも」

404 : ◆IPYIJYmMYgAf - 2015/09/15 19:09:16.18 bkl4pUsho 221/423


早霜「ふ、2人が急に襲い掛かってきて……」

衣笠「そうよ、私達は今お楽しみ中だから邪魔しないでよ!」

比叡「いや、どう見ても嫌がってる早霜をイジメ………………ハッ!!そういうことかぁぁぁ!!」

陽炎「え?」


比叡「早霜ちゃん……やっぱりそれは私の責任…………未完成なシチューを食べさせられて、2人は怒っているのよ!!」

早霜「怒って……?」

比叡「そう!2人を鎮めるにはただ1つ!この私特製の食材をシチューに投入するしかない!!」


不知火「(比叡さんがバッグからなんかよくわからないオーラを放つなにかを取り出した……)」


比叡「ほらほらー2人とも席に戻って!」ガシッ

衣笠「んなっ!?」

陽炎「ちょ、放して!!」ジタバタ

早霜「た、助かった……?」

405 : ◆IPYIJYmMYgAf - 2015/09/15 19:14:00.53 bkl4pUsho 222/423


衣笠「くそおお重巡のこの私がぁぁ……!戦艦にはかなわないというのかぁ!!」

陽炎「セッ○ス!セッ○スさせろぉ!!」

比叡「はいはい、座って座って」

比叡「よし、2人のシチューにこの食材を入れて……ちょっと混ぜて…………っと」グッチョグッチョドッボベギョ


不知火「(シチューからヤバい音が……)」


比叡「ほら、これで真・特製シチューの完成です!」

衣笠「…………チッ、ここは従っておくわ」

陽炎「食い終わったら続きをやってやるわ……ひひひ」

早霜「ッ……」

衣笠「あーん」パクッ

陽炎「あむっ」パクッ

408 : ◆IPYIJYmMYgAf - 2015/09/15 19:22:28.02 bkl4pUsho 223/423


 ドサッ


衣笠陽炎「」ピクピク

比叡「あれ、2人ともどうしちゃったのー?」

不知火「(さ、流石比叡さんのポイズンクッキング……って、もう流石に早霜のところにいかないと!)」


不知火「早霜!」タッタッタ

早霜「不知火、さん……?」

不知火「この惨状は……?」

早霜「え、あ…………なんか、衣笠さん達が急に襲い掛かってきて……それを比叡さんに……」

不知火「そう…………比叡さん」

比叡「ん、なに?」

不知火「2人は多分、あまりの美味しさに気絶しちゃったんですよ。ドックに連れて行ったら目を覚ますかもしれません」

比叡「ほーそうだったのね!でもなんで美味しいと気絶?」

不知火「本当に美味しいと気絶して元に戻らなくなっちゃうものなんです。早く連れて行ってあげてください」

比叡「なるほど……うん、分かった!」

衣笠陽炎「」ズルズル

409 : ◆IPYIJYmMYgAf - 2015/09/15 19:24:51.97 bkl4pUsho 224/423


早霜「………………」

不知火「早霜、大丈夫?服が乱れているけれど」

早霜「え?…………あっ」カァァ

早霜「す、すいません……」

不知火「いえ……」


不知火「それにしても、比叡さんが来てくれるなんて運がよかったわね」

早霜「はい…………比叡さん、>>411」


 1.私を助けてくれた(ポッ)
 2.今度ちゃんとしたレシピを教わらなきゃ

411 : 以下、名... - 2015/09/15 19:26:01.97 +5bjeTTUO 225/423

2

414 : ◆IPYIJYmMYgAf - 2015/09/15 19:31:48.14 bkl4pUsho 226/423


早霜「比叡さんのあの食材……今度ちゃんと教わらなきゃいけませんね……」

不知火「え゛」

早霜「美味しさのあまり気絶するという比叡さんのレシピ……私も食べてみよう……」スッ

不知火「(んなっ、早霜が残ったシチューに手を……!うおおおおおお!!!!)」

不知火「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!!!」バクバクバク

早霜「ちょ、不知火さん!?」


不知火「………………」ゴクッ

不知火「……………………あ、あまりに美味しそうだから、た、べて……しまった、わ……」

早霜「ええぇ……」

不知火「ひえ、さん、には……ま、また今度……教えて、もらいな、さい……」フラフラ

早霜「不知火さん、どこへ?」

不知火「ちょっと、と、トイレ……」

早霜「そうですか……?」

415 : ◆IPYIJYmMYgAf - 2015/09/15 19:35:37.50 bkl4pUsho 227/423


・・・・・・

~廊下~


不知火「……う、ゴフッ」フラフラ

不知火「これで……早霜は、守られた……」

不知火「誰に、知られることが無くても……早霜が、無事なら……うっ」ドサッ


不知火「はぁっ……はぁっ…………もう……ここまでかしら……」

不知火「すこし、無理をしすぎた、みたい……」

不知火「早霜…………」

不知火「まだ、まだ……心配だわ……早霜、守って……あげ……ない、と……」

不知火「私、が……………………」ガクッ

417 : ◆IPYIJYmMYgAf - 2015/09/15 19:39:36.58 bkl4pUsho 228/423

・・・・・・


不知火「……………………はっ……!」パチッ

不知火「ここは…………医務室?」

不知火「誰かが運んでくれたのかしら……」


 運んでくれたのは……>>↓3


 ここまで

420 : 以下、名... - 2015/09/15 19:41:42.81 EzTLyYoyO 229/423

朝潮

422 : ◆IPYIJYmMYgAf - 2015/09/15 23:37:13.34 bkl4pUsho 230/423


朝潮「あ、気付きました?」

不知火「朝潮……!」

朝潮「あ、動かない方がいいですよ。まだ腸に比叡さんのが残ってるかもしれませんから」

不知火「……どういうこと?それに、さっきまで感じていた死の感じがしない……なにかしたの?」

朝潮「セッ○スの前にはすべて曝け出されます。例えば、あなたが比叡さんの料理を食べたことは、あなたを廊下で見つけた時、お腹に手を当てて分かりました」

朝潮「本当は見捨ててもよかったんですが、不知火さんも大切な鎮守府の艦娘……ましてや秘書艦ですからねぇ」

朝潮「急いでセッ○ス教の秘奥義を使いましたよ」

不知火「ひ、秘奥義……?」

朝潮「はい。とあるツボを押し、体中の生命機能を促進させる…………例えば、擦り傷は放っておくと治るでしょう?それは体の再生機能です。その機能を最大限に引き出し、あらゆる傷を治す。それと同じく……」

不知火「…………なんで黙るの」


朝潮「…………今回は、私のその奥義で……不知火さんの消化器官の動きを活発にし、比叡さんの料理を体に吸収されるまもなく強制排泄させました」

不知火「!!?!??!?」

朝潮「私も迷惑してますよ。スカの趣味は無いというのに……あ、ちゃんとトイレで行ったので誰にも見られてませんよ」

不知火「こ、殺してやる……!殺してやる!!」

朝潮「命の恩人に向かってなんだその口の利き方は!!」

423 : ◆IPYIJYmMYgAf - 2015/09/15 23:42:07.30 bkl4pUsho 231/423


朝潮「セッ○スはただ性交するにあらず。人の身体を理解し、活かしも殺しもする――いわば人体を完璧に理解した教えです」

朝潮「ね、不知火さんもセッ○ス教にどうですか?」

不知火「……遠慮しておくわ。というか、そんな大層なものだったのね」

不知火「よ……っと」


朝潮「どこに行くんです?」

不知火「帰るわ。助けてくれたことにはお礼を言います。が、これ以上変な宗教に巻き込まないでね」

朝潮「……クックック、まぁいいでしょう。既にあなたの中にはセッ○スの心が息づいているようですし」

不知火「馬鹿な事を言ってないで。それじゃ」

朝潮「はいはーい」


不知火「(相変わらず変なの……まぁ助けてくれたことには素直に感謝しているけれど)」

424 : ◆IPYIJYmMYgAf - 2015/09/15 23:44:26.43 bkl4pUsho 232/423


・・・・・・

~夜・廊下~


不知火「さて、体の調子も戻ったことだし、どうしようかしら。お腹も空いていないし……」

不知火「そういえば陽炎達、大丈夫かしら……?」

不知火「早霜も気になるし……それに、司令も」

不知火「今は…………>>426」


 1.ドックに行きましょう
 2.執務室に行きましょう
 3.自室(陽炎型の部屋)に行きましょう

426 : 以下、名... - 2015/09/15 23:44:56.70 FehchHusO 233/423

3

428 : ◆IPYIJYmMYgAf - 2015/09/15 23:49:53.00 bkl4pUsho 234/423


不知火「まぁあの2人は別にいいかしら……今日はもう部屋に帰りましょう」


・・・・・・

~陽炎型の部屋~


不知火「ふぅ……」ガチャッ

時津風「おかえりおかえり~」

谷風「ひっ……!」

不知火「あら、2人だけ?」

時津風「ううん、ほらそこ」

不知火「……?」

早霜「あ、おかえりなさい……」

不知火「は、早霜……!!?」

429 : ◆IPYIJYmMYgAf - 2015/09/15 23:58:19.44 bkl4pUsho 235/423


不知火「な、何故ここに?」

不知火「(って、また私変に緊張して……り、リラックスよリラックス。私から壁を作ってるように相手が感じちゃうわ)」

早霜「いえ……陽炎さんはいるかなと思って……」

不知火「陽炎?」

早霜「比叡さんいわく、私の出した料理が未完成だったから……謝りたくて」

不知火「(あの設定信じちゃってる……というか、料理が未完成だったくらいで襲い掛かって来るって相当よ)」


早霜「でもまだドックに居るようですし、私邪魔なので失礼しますね」

時津風「ええ~せっかく来たのに帰っちゃうの~遊んでこうよ~」

早霜「えっ、そんな悪いですよ……」

不知火「(ッ、そうだわ時津風ナイス!)」

不知火「そうね。どうせ陽炎ももうすぐ帰って来るでしょうし、遊んで待っていましょう」

早霜「不知火さんまで……」

不知火「谷風もそう思うでしょう?」

谷風「ひぃっ!あ、は、はい……姉御……あ、いえ……お姉さま……」

不知火「…………?ど、どうしたの谷風。変な物でも食べた?」

谷風「い、いえ!」

430 : ◆IPYIJYmMYgAf - 2015/09/16 00:00:28.87 DpKGKKgCo 236/423


早霜「…………分かりました。皆さんがそう言うのなら、少しゆっくりさせてもらいますね」

不知火「そう構えなくていいわよ」

谷風「それで時津風、何すんだい?」

時津風「え、時津風が決めちゃっていいのー?」

不知火「いいわよ」

時津風「やったやった!じゃあね~>>432して遊ぼうー!」


 室内の遊びのみ

432 : 以下、名... - 2015/09/16 00:01:44.66 ArKOpb9JO 237/423

レスニング

435 : ◆IPYIJYmMYgAf - 2015/09/16 00:03:41.33 DpKGKKgCo 238/423

レスニングとはなんぞか  レスリングでいいのですか?>>432

438 : 432 - 2015/09/16 00:07:21.76 /XkLr4yqO 239/423

穴掘って埋まりたいぐらい恥ずかしいわ
レスリングで頼む

440 : ◆IPYIJYmMYgAf - 2015/09/16 00:12:50.83 DpKGKKgCo 240/423


 >>438了解


時津風「レスリングしよーよー!」

不知火「……それ、この部屋でできるの?」

時津風「テーブルどかせばできるできるー!」

谷風「れ、レスリング……」

早霜「またダイナミックですね」

時津風「タイガージェット時津風だよー!」

不知火「(古ッ)」

谷風「誰だそれ」

早霜「私はブッチャー早霜……」

不知火「それはやめて」

441 : ◆IPYIJYmMYgAf - 2015/09/16 00:16:14.33 DpKGKKgCo 241/423


谷風「でもレスリングってあれっしょ?霊長類最強とかいうのがチャンピオンのやつっしょ!?かぁ~燃えてくるじゃないかぁ!」

不知火「もしかして時津風……」

時津風「うん、この前テレビ見てたらね、強い強い人が優勝してたの」

不知火「やっぱり……まぁいいわ。駆逐艦の火力なら部屋を壊すようなことにはならないだろうし」

早霜「レスリングごっこ……でいいんですよね?初めてします……」

不知火「私もよ……」

不知火「(というか見た目と裏腹に早霜が乗り気でビックリよ)」

442 : ◆IPYIJYmMYgAf - 2015/09/16 00:21:24.78 DpKGKKgCo 242/423


時津風「じゃあ早霜さん、やろーやろー!」

早霜「私ですか?」

時津風「うんー!」

不知火「ごっこなのだし、上に乗って3秒経ったら勝負ありということにするわよ」

時津風「はーい」


不知火「じゃあ……準備は良い?」

早霜「は、はい……」

時津風「負けなーい!」

不知火「…………はじめ!」


 勝敗……直下

 コンマ一桁奇数→時津風の勝ち
 コンマ一桁偶数→早霜の勝ち

443 : 以下、名... - 2015/09/16 00:22:33.38 ZMD9tqXIo 243/423

はい

445 : ◆IPYIJYmMYgAf - 2015/09/16 00:27:40.11 DpKGKKgCo 244/423


時津風「えいーっ!」グググ

早霜「ッ……!」

不知火「(………………相撲ごっこだったかしら?)」

時津風「とりゃー!」

早霜「一直線な動きは時津風さんらしいですけど、えいっ」

不知火「(時津風のタックルを受け流した!?)」

時津風「わぷっ!」ドテッ

早霜「とうっ」

時津風「うわぁぁ!お、降りてー!」

早霜「不知火さん、カウントは?」

不知火「1、2、3……そこまで。早霜の勝ち」

時津風「うぅぅぅ~悔しいぃ~」

早霜「楽しかったですよ」フフッ

446 : ◆IPYIJYmMYgAf - 2015/09/16 00:30:12.91 DpKGKKgCo 245/423


時津風「でもまだあるよ!トーナメントだから!」

不知火「え、そうだったの?」

時津風「そうだよそうだよ!丁度4人だし!」

早霜「なるほど……じゃあ次勝った人が決勝戦で私とですか」

不知火「ということは……次は私達ね」

谷風「えっ」ビクッ

不知火「(どうしたのかしら……)」


時津風「じゃあ次!不知火お姉ちゃん対谷風ー!」

谷風「お、お、おう!が、合点!」

447 : ◆IPYIJYmMYgAf - 2015/09/16 00:32:10.26 DpKGKKgCo 246/423


不知火「お手柔らかにね」

谷風「は、はい……っ」ビクビク

不知火「(さっきからなんなのかしら……)」


時津風「2人とも準備はいいー?じゃ、はじめーっ!」


 不知火と谷風のレスリング、起こるハプニング……>>449

448 : 以下、名... - 2015/09/16 00:32:42.21 GGYvoVc0O 247/423

不知火のスパッツが破ける

449 : 以下、名... - 2015/09/16 00:32:57.48 j8S/TjjOo 248/423

>>448

451 : ◆IPYIJYmMYgAf - 2015/09/16 00:37:06.03 DpKGKKgCo 249/423


谷風「(うぅぅぅ……本人は覚えてないとはいえ……)」


<< 不知火「セッ○スさせろって!!」 >>
<< 不知火「ククク、セッ○ス、セッ○ス!どいつもこいつもセッ○スし続けろ!!セッ○ス!!!谷風ぇ、お前もセッ○ス!犯してやる!!」 >>


谷風「(あああああ!!)」

不知火「(谷風の目が怖い……)」

谷風「(で、でも……セッ○スがなんだってんだい!こっちは谷風様だー!)」

谷風「うおおおお!!」ダッ

不知火「えっ、ちょ速ッ!」


ドンッ!


時津風「おおっとー!谷風、お姉ちゃんを突き倒したー!!」

452 : ◆IPYIJYmMYgAf - 2015/09/16 00:41:04.30 DpKGKKgCo 250/423


不知火「(た、谷風本気出しすぎじゃない!?)」

谷風「うわああぁぁぁっ!!」ブンブン


時津風「今度は谷風、腕を振りお姉ちゃんを組み伏せようとするー!どうですか解説の早霜さん!」

早霜「これは勝負が早く決まってしまうかもしれませんね」

時津風「自分から振ってあれだけど、早霜さんノリいいんですね」

早霜「今だけです……」カァァ


谷風「ああああ!!」

不知火「ちょ、いい加減に……!」ギロッ

谷風「ひっ!」ブォン

谷風「あっ」


ビリッ!

453 : ◆IPYIJYmMYgAf - 2015/09/16 00:45:15.96 DpKGKKgCo 251/423


不知火「ッッッーーー!!」

谷風「ご、ごめん……スパッツ破いちゃっ――」

不知火「ッ、今!」ドンッ

谷風「ぎゃっ!」


時津風「なんとお姉ちゃん、谷風が動揺した隙を逃さず押し返したー!」

早霜「でもスパッツ大丈夫かしら……」


不知火「勝負は勝負よ、谷風」

谷風「ち、ちくしょう!油断したー!」ジタバタ

不知火「さぁ、せっかくだから……」

谷風「ひっ!(せ、セッ○スだから!?)」

不知火「(今とてつもない聞き間違いをされた気が……)」

454 : ◆IPYIJYmMYgAf - 2015/09/16 00:48:53.83 DpKGKKgCo 252/423


谷風「せ、セッ○スいやぁ!助けてぇぇ!!」ジタバタ

不知火「ええっ!?っと、動かないの!」

谷風「犯されるぅー!!やめてぇ!お姉さま許してぇ!!」

不知火「本当にどうしたの!?」


時津風「1、2、3!カーンカーンカーン!勝負あり!不知火お姉ちゃんの勝ちー!」

早霜「谷風さんの動揺を見逃さない見事な逆転劇でした」


谷風「も、もう許してぇ……犯さないでぇ……」ガタガタ

不知火「(わ、私谷風に何したのかしら……後で聞いてみましょう)」

455 : ◆IPYIJYmMYgAf - 2015/09/16 00:54:19.58 DpKGKKgCo 253/423


時津風「谷風谷風、次は3位決定戦だよ!」ポンポン

谷風「セッ○ス……いや…………なんで谷風だけぇ……」プルプル

時津風「うーん……これじゃできないかぁ……よし、じゃあ次は決勝戦ー!」

不知火「いいの?」

時津風「うんー!2人の対決見てみたいなー!」

不知火「…………」チラッ

不知火「(もしかしてこれって、早霜とかつてないほど物理的に近づいているのかしら)」

早霜「よろしくお願いします」

不知火「え、ええ」

不知火「(…………スパッツ、丁度股間の辺りが破けててスースーするけれど……まぁ、大丈夫よね?)」


 不知火と早霜の対決、起こるハプニング……>>457

457 : 以下、名... - 2015/09/16 00:55:06.72 ZMD9tqXIo 254/423

早霜の股間に思い切りダイブする不知火

460 : ◆IPYIJYmMYgAf - 2015/09/16 01:09:45.16 DpKGKKgCo 255/423


時津風「じゃあ決勝戦はじめはじめーっ!」


早霜「じゃあ、いきます……」

不知火「はいそうですか……なんて、言わないわ!」ダッ

早霜「ッ(攻めてきた!)」

不知火「(ここは私の強さをアピールして頼りがいがあるのだというところを見せつけてやるわ!)」

不知火「(そうすればいざという時、早霜が呼ぶのは司令じゃなくて……私!)」


ツルッ


不知火「えっ?」

早霜「え?」

時津風「ああぁーっとお!お姉ちゃん、急に足を絡ませてもつれてしまったー!」


 勝敗とイベント……直下

 コンマ一桁奇数→不知火の勝ち
 コンマ一桁偶数→早霜の勝ち

 コンマ二桁目奇数→早霜の股間でクンカクンカしてしまう不知火
 コンマ二桁目偶数→早霜、不知火を引きはがそうとして指がスパッツに……

 今日はここまで

461 : 以下、名... - 2015/09/16 01:10:02.41 RxJ9u26Y0 256/423


462 : 以下、名... - 2015/09/16 01:10:42.36 BTpLBer8o 257/423


466 : ◆IPYIJYmMYgAf - 2015/09/18 18:19:59.35 mCLhOLLxo 258/423


不知火「ああっ!」ドテッ

早霜「きゃっ!」ズテッ


時津風「お姉ちゃん、うまい具合にもつれこんだー!」


早霜「う、うぅ……ッ!(なるほど……間抜けに見せて油断させ、こうして上をとった……やりますね!)」

不知火「(ど、どうなってるの今…………ッッ!!!!)」

不知火「(こ、このパンスト、見覚えがある!そう、これは……早霜の股間!!)」


時津風「2人の体勢知ってるよ!ろくきゅーって言うんだって」

谷風「なにそれ?」

時津風「さぁ?潮ちゃんが『時代はろくきゅー』って言ってたから聞いてみたら教えてくれたの」

467 : ◆IPYIJYmMYgAf - 2015/09/18 18:21:25.84 mCLhOLLxo 259/423


不知火「(く、早霜のいい匂いが、私の鼻腔を刺激する……!ずっとこのままでも…………って、駄目!早く抜け出さないと……!)」

早霜「ま、負けません!」グイッ

不知火「きゃっ!」ジタバタ


時津風「早霜さん、お姉ちゃんを引きはがそうと突き押すー!」


早霜「早く引きはがしっ…………ん?」ピチャッ

不知火「え、あっ……そ、こ……!」

早霜「え…………」チラッ

早霜「(ツルツルのスパッツの下腹部を押そうと思ったのに……不知火さんが暴れて……指が……別の場所に……!)」


つぷっ


不知火「っっっっっ~~~~~~~!!!!!!」

早霜「え、熱っ……ッッ!!?あ、あぁ……あ、……!」ワナワナ

不知火「きゃあああぁぁぁぁ!!」

早霜「ご、ごめんなさいーー!!」

468 : ◆IPYIJYmMYgAf - 2015/09/18 18:21:55.53 mCLhOLLxo 260/423


・・・・・・


時津風「カーンカーンカーン!勝者、不知火お姉ちゃん-!」

不知火「うぅ…………うぅぅぅぅぅ……」カァァァ

早霜「………………」カァァァァ

谷風「どうしたんだ2人とも。それにさっきあね……お姉さまが変な大声出してたし」

不知火「な、なんでもないわ!」

不知火「(どうやらその……局部は、2人に見られてなかったようね……)」

469 : ◆IPYIJYmMYgAf - 2015/09/18 18:22:22.91 mCLhOLLxo 261/423


早霜「あ、あの不知火さん……ほんとに……ご、ごめんなさい……」

不知火「い、いえ……別に…………気にして、ないわ」

時津風「あー楽しかった!」

不知火「そう?」

時津風「うん!」


ガチャッ


陽炎「ああぁ…………なんかひどい目に遭ったわ……」

谷風「姉御!」

時津風「あ、おかえりなさーい」

陽炎「ただいま。あら早霜」

早霜「あっ……陽炎さん」

陽炎「さっきはごめんね~!なんか食べてからの記憶が無くて……気付いたらドックに衣笠さんと一緒に入ってたのよ!」

早霜「そうだったんですか?」


不知火「(よかった……後遺症は無いようね……)」フゥ

早霜「(記憶が飛ぶほど怒り狂ってしまったのかしら……)」

470 : ◆IPYIJYmMYgAf - 2015/09/18 18:22:51.17 mCLhOLLxo 262/423


早霜「ごめんなさい陽炎さん……あの料理、未完成だったらしいので」

陽炎「え、そうだったの!?」

早霜「はい……だから謝りたくて」

陽炎「ええぇ!?そんなのいいって!ご馳走してくれただけでこっちがお礼言いたいんだから!」

早霜「でも……」

陽炎「いいのいいの!じゃあまた今度早霜の料理食べさせて!ちゃんと完成したのをね」

早霜「……は、はい!」

陽炎「うんうん」ニコニコ

早霜「ありがとうございます……!」

不知火「(なんとか丸く収まったみたいでよかったわ……陽炎がこの調子ならきっと衣笠さんも同じような感じね)」

471 : ◆IPYIJYmMYgAf - 2015/09/18 18:25:10.10 mCLhOLLxo 263/423


早霜「それでは、そろそろ私は部屋に戻りますね」

時津風「えーもうー?」

不知火「時津風、早霜にだって姉妹がいるのよ」

時津風「うう…………じゃあさ!また遊ぼう!」

早霜「はい。また遊びましょう」ニコッ

時津風「うんー!」

早霜「それでは、おやすみなさい」

谷風「おうさ、お休みー」

不知火「…………お、おやすみなさい」


ガチャッ、バタン


不知火「ふぅ……大変な1日だったわ」

陽炎「不知火も何かあったの?」

不知火「色々とね」

472 : ◆IPYIJYmMYgAf - 2015/09/18 18:35:55.79 mCLhOLLxo 264/423


・・・・・・

~深夜~


雪風「しれぇ…………しねぇ!」Zzz

時津風「しれー…………しね!」Zzz

初風「く、首だけは……お許しを……」Zzz

浦風「兄ィ!……………………兄ィ!」Zzz

黒潮「あんっ、そこイジらんといて……」Zzz

浜風「守って、みせ、りゅ……」Zzz

谷風「もっと…………おかし……て」Zzz


不知火「(みんなの寝言がうるさい……)」

陽炎「うぅ……」

不知火「陽炎……?」

陽炎「あれ、起きてたの」

不知火「陽炎こそ」

473 : ◆IPYIJYmMYgAf - 2015/09/18 18:37:54.93 mCLhOLLxo 265/423


陽炎「さっきまでドックで寝てたせいか寝れなくてねぇ」

不知火「私は寝たいのに寝れないわ……」

陽炎「あはは……」


陽炎「ねぇ、どうするの?」

不知火「…………?」

陽炎「早霜よ」

不知火「……どうするって……どうすればいいの?」

陽炎「いやぁ結構お助けしてきたし、そろそろ不知火の気も済んだかなぁって」

不知火「気が済むって……そういう問題じゃないわよ」

474 : ◆IPYIJYmMYgAf - 2015/09/18 18:41:54.65 mCLhOLLxo 266/423


陽炎「不知火自身は早霜とどうなりたいの?」

不知火「はぁ?」

陽炎「な、なによその呆れ顔は……」

不知火「そりゃあ、仲のいい友達に、なりたいわよ……」

不知火「(あと司令の魔の手から救いたい)」

陽炎「じゃあそれを本人に言えばいい話じゃない?」

不知火「それが言えたら……」

陽炎「苦労はしない、ってねぇ……まぁ、そうよね」

不知火「とにかく、私は早霜を守るわ」

陽炎「まぁ……好きにしなさいな」

475 : ◆IPYIJYmMYgAf - 2015/09/18 18:46:16.26 mCLhOLLxo 267/423


・・・・・・

~翌日・執務室~


不知火「…………」カキカキ

提督「うおおおおおお来い大鳳ゥゥゥゥゥ!!大型!大型!大型ァァァァ!!!!」

不知火「司令、もう資源がありません」

提督「なん、だと……?」

不知火「すべて3ケタ台になりました。あと度重なる出撃でバケツもありません」

提督「…………仕方ない。早霜に慰めてもらう」

不知火「!!!!?」

476 : ◆IPYIJYmMYgAf - 2015/09/18 18:48:27.04 mCLhOLLxo 268/423


・・・・・・


早霜「司令官、早霜をお呼び?」

提督「ああ……早霜、俺を慰めてくれ……」

早霜「………………え?」

提督「膝枕して頭を撫でてくれ!」

不知火「何言ってるんですか」

提督「はい!このソファーで!」

早霜「あの……急なことで何が何やら……」

提督「頼むよ~~~!!」

不知火「早霜、そんなことする必要は無いわよ」


 早霜は……>>478

 1.膝枕した
 2.しなかった

478 : 以下、名... - 2015/09/18 18:48:59.75 d6LpB6L9o 269/423


480 : ◆IPYIJYmMYgAf - 2015/09/18 18:52:37.05 mCLhOLLxo 270/423


提督「頼むよ!な!」

早霜「…………じゃ、じゃあ…………少しだけ」

提督「やったぜぇ!」

不知火「んなっ!」

提督「すまんな早霜」

早霜「いえ……その、気にしないでくださいね」

提督「ああ」チラッ

不知火「ッ!」

提督「……フッ」ニヤ

不知火「ギギギ……!!」

481 : ◆IPYIJYmMYgAf - 2015/09/18 18:54:54.12 mCLhOLLxo 271/423


早霜「でも不知火さんの前で……少し恥ずかしいです」

提督「大丈夫大丈夫。居ないものとして扱えばいいさ」

不知火「(お、おのれ司令……!)」


早霜「では……どうぞ」

提督「おう…………うお、早霜の足スベスベだなぁ」

早霜「ストッキングはいてるから当然ですよ」

提督「そっか」ハハ

早霜「…………」ニコッ

不知火「(ぐぬぬ……!)」

482 : ◆IPYIJYmMYgAf - 2015/09/18 18:59:30.66 mCLhOLLxo 272/423


提督「しかし、早霜に膝枕されてると安心するなぁ」

早霜「そうですか?……私も……少し嬉しいですよ」

提督「嬉しいのか?」

早霜「はい……なんか、まるで…………こいび――」

不知火「ウェッホン!ゴッホゴッホ!イーーーッキシ!!」

提督「うるさいぞお前!」

不知火「失礼」

早霜「大丈夫ですか?」

不知火「ええ。気にしないで」


不知火「(その台詞だけは言わせないわ!なんとかして早霜の目を覚まさせないと!)」

不知火「(……とはいえ、すぐ早霜に『この司令は変態だ』と伝えても信じてもらえるわけがない……ここは仲間を……!)」

不知火「(誘うのは、そう……>>485)」


 1.長門
 2.陸奥
 3.青葉

485 : 以下、名... - 2015/09/18 19:01:25.55 tItk1b+sO 273/423


486 : ◆IPYIJYmMYgAf - 2015/09/18 19:07:07.22 mCLhOLLxo 274/423


不知火「(そう、長門さんがいい……あの駆逐艦大好き戦艦と司令をぶつけて仲間割れさせてやる……離間の計よ)」

不知火「(そうと決まれば早速……!)」


不知火「司令、急用を思い出したのですが」

提督「おう、行ってきていいぞ。俺には早霜がいるしな~!」

不知火「(グゴゴ……!)…………では」

早霜「よかったんですか?」

提督「いいのいいの。執務もひと段落ついてるし」

487 : ◆IPYIJYmMYgAf - 2015/09/18 19:10:13.33 mCLhOLLxo 275/423


不知火「さて、この対艦娘電探を使って……長門さんはどこにいるか……」ピッ

不知火「あの人、戦闘時は強いのだけれど……」


ピピッ


不知火「あ、来た」

不知火「ふむ……どうやら……>>489に居るようね」

489 : 以下、名... - 2015/09/18 19:12:11.25 crC0lStgo 276/423

工廠

491 : ◆IPYIJYmMYgAf - 2015/09/18 19:17:27.18 mCLhOLLxo 277/423


不知火「工廠ね……まともだわ。よかった」

不知火「さて、工廠に行ってみましょうか」

不知火「司令……あなたの最期が目に浮かぶようです」フフフ


・・・・・・

~工廠~


長門「どうだ、出来そうか?」

明石「うーん…………」

不知火「(明石さんに何かを作らせている?何かしら)」

492 : ◆IPYIJYmMYgAf - 2015/09/18 19:18:14.94 mCLhOLLxo 278/423


不知火「長門さん」

長門「ん?おお不知火か!どうした?」

不知火「いえ……何を作っているのかと」

長門「ああ、これはな……>>495を明石に作ってもらっていたところなのだ!」

495 : 以下、名... - 2015/09/18 19:20:24.88 MH4mAMON0 279/423

防犯ブザー

497 : ◆IPYIJYmMYgAf - 2015/09/18 19:25:52.64 mCLhOLLxo 280/423


長門「これだ」チャリ

不知火「これ…………防犯ブザーですか?」

長門「ああ。朝潮型の艤装に似合いそうだろう?」

不知火「なんだってそんなものを……買えばいいじゃないですか」

長門「フッフッフ……この長門を舐めてもらっては困るな。何のために明石に作らせていると思っている」

不知火「まぁ、そうでしょうね」

長門「明石、説明してやれ」

明石「あ、はい。ええっとね……これ、一見すると防犯ブザーでしょう?」

不知火「はい」

明石「でも……このボタンを押すと……」ピッ


 防犯ブザーがどうなる……>>499

499 : 以下、名... - 2015/09/18 19:27:41.15 Bb0YWExrO 281/423

催淫音波が流れる

504 : ◆IPYIJYmMYgAf - 2015/09/19 01:34:47.77 1lxVNdUBo 282/423


ミョンミョンミョンミョン……


明石「催淫音波が流れるんですよー。それを聞いた人は脳をエロティックにやられます」

不知火「そうなんですか」

長門「ああ……クク、これで――」

長門「おびえる駆逐艦が頼みの綱にしていた防犯ブザーを発動したところで墓穴を掘る……つまり、『これで助かる』と浮かれたところを突き落とす!そういう愉快なことになるというわけだ!分かるか!?」

不知火「(うわぁ……)…………あ!」

明石「ん?」

不知火「って、明石さん今音波流して……!」

明石「ああ大丈夫です。これはセーフティモードですから。こんな音ですよーってだけですよ」

不知火「そ、そうですか……」ホッ

明石「これを実戦モードに変えて……と、これで完成です!」

長門「助かるぞ明石!今度提督に開発費の上乗せを頼んでおこう」

明石「頼みますよぉ~」ヒッヒッヒ

不知火「(この鎮守府って……)」

505 : ◆IPYIJYmMYgAf - 2015/09/19 01:35:20.95 1lxVNdUBo 283/423


・・・・・・

~廊下~


長門「それで、私に用があったのだろう?」

不知火「あ、はい。司令のことなのですが……」

長門「…………」ピクッ

不知火「早霜が――」

長門「やはりな。提督の言っていた通りか……」

不知火「そうです。私はあなた達から早霜を守るために動いています」

長門「フッ、正直なのはいいことだが、今この場では悪手でしかなかったな」

不知火「いいえ。私は司令の敵ではありますがあなたの敵ではありません」

長門「なに?」

不知火「私は早霜が司令の魔の手から逃れられればいいんです」

長門「なるほど……私に提督を裏切って、お前に付けというのだな?」

不知火「話が早くて助かります」

長門「ビッグ7を味方にしたいというのだ……無論それ相応の見返りはあるのだろうな?」

不知火「ええ。事のあかつきには>>507」

507 : 以下、名... - 2015/09/19 01:45:31.99 qmLONUHW0 284/423

私の脱ぎたてスパッツを差し上げます

508 : ◆IPYIJYmMYgAf - 2015/09/19 01:51:49.50 1lxVNdUBo 285/423


不知火「私のスパッツをあげます」

長門「ほう?それは……」

不知火「脱いだのをそのままあげます。無料で」

長門「乗った」ニギッ

不知火「(ふっ、チョロい……早霜を守るためなら、私のスパッツくらい……)」

長門「――と言いたいが、それでは足りん気がしてきたなぁ」

不知火「えっ!?」

長門「なんか足りないよなぁ?」

不知火「っぐ……!」

長門「…………もうひと押しあればなぁ」ニヤニヤ

不知火「…………姉妹のパンツをあげます……」

長門「それでこそ秘書艦だ。協力は惜しまんよ」

509 : ◆IPYIJYmMYgAf - 2015/09/19 01:56:58.84 1lxVNdUBo 286/423


長門「それで、どうするのだ?」

不知火「方法はもう考えてあります。そのブザーを使うんです」

長門「ブザーを?」

不知火「はい。そのブザーの催淫効果を使って、あの2人の仲を引きちぎります。チーズのように」

長門「なるほどな……了解だ」

不知火「と、その前に……疑うわけではないですが、そのブザーの効果はどれくらいなんでしょうか」

長門「明石の発明だからな……私も実際に効果は見たことは無いが凄まじそうだ」

不知火「…………試しましょう」

長門「な、なに!?」

不知火「なりふり構っていられません。今早霜は司令と一緒に居るんです!」

長門「……そ、そうか……」

510 : ◆IPYIJYmMYgAf - 2015/09/19 01:59:46.21 1lxVNdUBo 287/423


不知火「通りかかった人に試してみましょう。まずはこのブザーに『絶対押すな!』と書かれた紙を貼って……」ペタ

不知火「廊下に放置します」コトッ

長門「そんなので釣れるのか?」

不知火「……この鎮守府に、絶対押すなと言われて押さない人がどれだけいますか?」

長門「…………そうだな」

不知火「私達は音が届かないようにあそこの物陰に隠れていましょう」


 通りかかる艦娘……>>512

512 : 以下、名... - 2015/09/19 02:06:19.27 CptZxfq+0 288/423

時津風

513 : ◆IPYIJYmMYgAf - 2015/09/19 02:12:11.42 1lxVNdUBo 289/423


時津風「ふんふふ~ん、今日は何して遊ぼうかな~」タッタッタ


不知火「時津風……!?」

長門「ほう」

不知火「あ、やっぱタイムで。流石に姉妹は……」

長門「まぁ待て」ガシッ

不知火「ちょ、なにし――ムグーッ!!ムググーーーッ!!」ジタバタ

長門「フハハ!戦艦の腕力に勝てるわけなかろう!時津風が発情する様、共に見ようではないか」

不知火「(時津風気付かないでー!素通りしてー!)」


時津風「ん?なにこれ」ヒョイッ

時津風「『絶対押すな!』………………」


不知火「(押さないで!絶対押さないで!)」

514 : ◆IPYIJYmMYgAf - 2015/09/19 02:16:04.51 1lxVNdUBo 290/423


時津風「ふーん……押すな、かぁ……」

時津風「でもこんな場所に置いてあるってことは、押してくれってことだよねー!」ポチッ

不知火「(あああああああーーー!!)」


ミョンミョンミョンミョン……


時津風「へ?なにこの音……」

長門「(押したッ!!)」

不知火「(うぅ……)」

時津風「なんだろなんだろ……今の…………変なの」

時津風「うっ……!」ヘナッ


長門「効果きたか!!」

不知火「時津風……!」

515 : ◆IPYIJYmMYgAf - 2015/09/19 02:22:06.98 1lxVNdUBo 291/423


時津風「ハァッ、ハァッ……な、なにこれぇ……体、ムズムズ……」

時津風「足とか、腰とかぁ……ピリピリ……ウズウズ……」


長門「ほぉ……素晴らしい…………あの時津風が身悶えているぞ!」

不知火「アレ、どれくらいで効き目が切れるんでしょうか……」

長門「明石の話だと小一時間といったところらしいが」

不知火「長い!」

長門「発情させてすぐ効き目が切れたら攫いにくいだろう」


時津風「あっ、お、お股……変な、感じ…………これ、なにぃ……」モジモジ

時津風「な、んなのっ……これぇ!」


不知火「これ本人もマズイけれど、こんなところに誰か通りかかったら……時津風のイメージが!」

長門「不知火よ、お前の予感は当たるなぁ」

不知火「えっ!?」


 もう1人通りかかった艦娘……>>517

517 : 以下、名... - 2015/09/19 02:24:32.64 IQgmEULNo 292/423

初春

521 : ◆IPYIJYmMYgAf - 2015/09/24 23:31:21.41 VrJJOlHdo 293/423


初春「最近急に寒くなったのう……そろそろ秋かの」

初春「まぁ、みかん氷はオールシーズン美味しいんじゃがな!」スタスタ


不知火「(は、初春……!)」

長門「(ほう……とぉない初春か……)」


初春「ん?時津風ではないか。どうしたのじゃ?」

時津風「は、初春……さん…………」ハァハァ

初春「?」

時津風「なんか、体の調子が悪くて…………」

初春「なに、本当かえ?」

時津風「うん…………んうっ!」

初春「うーむ……た、確かに苦しそうじゃ……ここはどうすれば…………」

522 : ◆IPYIJYmMYgAf - 2015/09/24 23:36:28.03 VrJJOlHdo 294/423


時津風「初春さぁん……」ハァハァ

初春「よし、なら医務室へ連れて行くぞ……立てるかの?」

時津風「な、んとか…………はうっ!」ビクッ

初春「時津風!?」

時津風「こ、腰抜けちゃってて……立てないぃ……」

初春「ううぅむ……ならおぶってやるから、乗るのじゃ」

時津風「ありがとう……ございますぅ……」


不知火「(よかった……初春は正常だった……いや、昼だからかもしれないけれど)」

長門「(チッ、面白くない……そうだ、初春にもブザーを聞かせれば……」

不知火「途中から声になっていますよ。そんなことさせるわけないでしょう!」

長門「放せぇ不知火!」グググ


初春「…………ん?なんじゃこれ……防犯ブザーかの?」

時津風「そ、れぇ……」

初春「なんじゃ、時津風のか?」


 初春は……524

 1.押した
 2.幼い

524 : 以下、名... - 2015/09/24 23:37:04.45 QU6juUxZo 295/423

2

527 : ◆IPYIJYmMYgAf - 2015/09/24 23:43:47.88 VrJJOlHdo 296/423


 安価出しミス誤字ミス許して初春は幼い


初春「なんじゃ、時津風のじゃないのかえ?」

時津風「はいぃ……それ、落ちて、て……」

初春「落とし物かの……そこの窓の桟に置いておくかの」コトッ

時津風「ッ、初春さんの背中、お股こすれてぇ……」

初春「(なんじゃ?背中にベチョっとしたものが……まさか、漏らし……!?)」

時津風「んっ、んっ、あっ……!」

初春「と、とにかく急ぐぞ!)」

528 : ◆IPYIJYmMYgAf - 2015/09/24 23:44:49.27 VrJJOlHdo 297/423


・・・・・・

~執務室前~


長門「クソッ、結局時津風達を逃がしてしまったじゃないか!」

不知火「何を言っているんですか、当たり前です」

長門「それで、どうするのだ?ブザーは回収してきたが」

不知火「まずは室内を確かめましょう。さっきは司令が早霜に膝枕させたままで、私は出て行ってしまいましたから……」

長門「HI・ZA・MA・KU・RAだああぁぁぁぁぁぁぁ!!?!?!?!?」ブチブチブチ

不知火「声が大きいですよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」


長門「まぁいい……!それよりも中の確認だろう!?」

不知火「はい……じゃあ、覗いてみますね」

不知火「(音を立てないように、扉を開いて……)」ソー


 中の様子……>>531

532 : 以下、名... - 2015/09/24 23:46:50.53 AYOBPD5Xo 298/423

早霜と提督でセッ○ス中

535 : ◆IPYIJYmMYgAf - 2015/09/24 23:53:31.26 VrJJOlHdo 299/423


不知火「(どれどれ……)」

不知火「(…………………………………………………………)」

不知火「……………………」パタン

長門「おいどうした?」

不知火「死にたい」

長門「はぁ!?」


不知火「見てはいけないものを……見てしまっ……」

長門「なにぃ?」ソー

長門「…………………………」

長門「…………」パタン

長門「…………………………」


長門「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!!!!!」ゴロゴロゴロゴロ

不知火「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!!!!!!」ゴロゴロゴロゴロ

536 : ◆IPYIJYmMYgAf - 2015/09/24 23:57:54.15 VrJJOlHdo 300/423


長門「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!!」ガンガンガン

不知火「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!!!」パリーン!


長門不知火「はぁっ、はぁっ、はぁっ、はぁっ………………」ゼェゼェ

不知火「…………状況を整理しましょう」

長門「ああ……」

不知火「さっきまで司令と早霜が膝枕でイチャイチャしていたソファは……」

長門「ラブなホテルよろしく……ピンクな空気……」

不知火「そして2人は…………早霜はぁぁぁっ……早霜ああああああ!!」

長門「>>538」


 1.口で……
 2.足で……
 3.腋で……
 4.股で……

538 : 以下、名... - 2015/09/24 23:58:21.30 6CsBLeTBo 301/423


539 : ◆IPYIJYmMYgAf - 2015/09/25 00:04:06.93 DIlJv2E8o 302/423


長門「その股に、提督のメガ粒子砲を……」

不知火「あ゛あ゛あ゛あ゛言うなアアァァァァァァァァァァァァァァァッ!!」バキィッ

長門「いったぁっ!!す、素股かもしれんだろうが!!」

不知火「そんな希望的楽観はいらないいいぃぃぃぃぃぃ!!!!!!!」

長門「落ち着け!落ち着け!!」


不知火「……」

長門「急に落ち着くな!!」

不知火「いや、考えてみましょう……よく見たら早霜は嫌がっていて、司令が無理やり…………無理やり?司令…………コロ――」

長門「落ち着け!!」

不知火「私は正常ですよ……」

長門「見たところ、>>541から迫っていたようだったが……」


 1.早霜
 2.提督

541 : 以下、名... - 2015/09/25 00:04:26.97 pP/GKonrO 303/423

1

542 : ◆IPYIJYmMYgAf - 2015/09/25 00:12:43.66 DIlJv2E8o 304/423


長門「私の目には、早霜が提督を押し倒して上に乗って……うむ、まぁそういうことをしているように見えたが――」

不知火「やめなさいよ!!」バキィッ

長門「お前は殴るのをやめろ!!キレる若者か!!」

不知火「嘘だぁぁぁ……うそだぁぁぁ…………」

長門「……うむ、まぁ……私も早霜スキーとしては残念でもあるし悲しいさ……早霜と提督は結ばれた。だがな、不知火だろぉ?現実を受け止めろ!」

不知火「うるさい!!下手な慰めはいらない!!」ソー

長門「お、おい不知火、また見るのか!?現実を!!」

不知火「私は、まだ認めていない……幻覚よ……そう……これは、幻覚…………」

長門「やめろぉ!!」


 不知火は扉を……>>直下

 1.開けた
 2.開けられなかった

543 : 以下、名... - 2015/09/25 00:12:56.82 TxH1expQo 305/423

2

544 : ◆IPYIJYmMYgAf - 2015/09/25 00:20:09.62 DIlJv2E8o 306/423


不知火「…………やめ、ましょう……」

長門「うむ……それがいい」

不知火「…………」

長門「飲むなら付き合うぞ。私は下戸だからジュースだが」

不知火「…………いいです。1人で」

不知火「せっかく司令をブザーで発情させて早霜に襲わせたところを華麗に助けようと思ったのに……」

長門「お前随分エグいこと考えていたんだな」

不知火「これじゃあ寝取ろうにも……」

長門「お前随分酷いこと考えていたんだな!!」

545 : ◆IPYIJYmMYgAf - 2015/09/25 00:23:35.23 DIlJv2E8o 307/423


不知火「それに、なんだかこの話が終わった後になんか早霜の濡れ場が見れそうです」

長門「???何を言っているんだ?」

不知火「いえ……」


・・・・・・

~陽炎型の部屋~


陽炎「どうしたのさ不知火~そんな勝負に負けたような顔して」

不知火「負けたわ……」

陽炎「え?」

不知火「ううう…………うううううう!!!!!」

不知火「司令めえええぇぇぇぇぇぇ!!!!!」ガシッ

陽炎「ぐええぇぇ!!!ぐ、ぐるじいい!!」

546 : ◆IPYIJYmMYgAf - 2015/09/25 00:31:39.29 DIlJv2E8o 308/423


・・・・・・

~次の日・演習~


不知火「……」ボー

早霜「次、目標変更します!」ザーッ!

陽炎「おおー早霜調子いいじゃない!なんかキラキラしてるし」

不知火「…………」ボー

早霜「魚雷発射!」

衣笠「やる気が違うねやる気が」

不知火「……」ボー

陽炎「……って、不知火前!前!!」

不知火「え?」

衣笠「ちょっ、そこ目標の近く!爆風受けちゃうよ!!」

不知火「あ」


ドォォォォォォォォン!!

547 : ◆IPYIJYmMYgAf - 2015/09/25 00:36:01.91 DIlJv2E8o 309/423


・・・・・・

~医務室~


不知火「うぅ……」ボロッ

陽炎「もー大丈夫?」

衣笠「いやはや」

早霜「……」


明石「とりあえず後遺症とかはないようだし、応急処置も済ませたし私は行くわね」ガタッ

不知火「ありがとうございます」

明石「いいのいいの」

衣笠「じゃ、私旗艦だから報告行ってくるわね」

陽炎「私も演習場ほっぽらかしだし、行ってくる!」

早霜「私は――」

陽炎「あ、早霜は不知火看てて!」タッタッタ

早霜「えっ?」

衣笠「よろしく~」

548 : ◆IPYIJYmMYgAf - 2015/09/25 00:41:59.24 DIlJv2E8o 310/423


早霜「…………」

不知火「…………」

早霜「あの、大丈夫ですか?」

不知火「ええ……」


不知火「(うぅ……昨日のアレを知ってしまったせいか、距離感が以前に……いえ、以前より心の距離があるわ……まぁ、離れているのは私だけど)」

早霜「…………」

不知火「(早霜も居心地が悪そう……何か話を振らなきゃ……)」


 振る話題……>>550

550 : 以下、名... - 2015/09/25 00:43:04.62 DN1g7zTUO 311/423

しんかいせいかんについて

552 : ◆IPYIJYmMYgAf - 2015/09/25 00:53:01.28 DIlJv2E8o 312/423


不知火「……そういえば、最近親善の人達はどうなの?」

早霜「えっ?」

不知火「この前の港湾棲姫みたいな……」

早霜「あ、ああ……(無理に話題を……気を遣わせているのかしら)」シュン


早霜「最近は個人的にも港湾さんと仲良くなりまして、部屋に深海名物クラーケンの干物とかが送られてくるんです」

不知火「へ、へぇ(思ったより庶民的だったけど素材がすごい……)」

早霜「今度この鎮守府に見学に来るそうですよ」

不知火「大丈夫なのかしら?」

早霜「今度は北方棲姫さんは来ないようですし、港湾さん1人なら大丈夫でしょう」

不知火「ほかの艦娘の話よ」

早霜「あ……どうでしょう」

不知火「まぁここの艦娘達は1人も轟沈することなく今まで戦ってきたから、私怨で戦っている人はいないと思うけど」

553 : ◆IPYIJYmMYgAf - 2015/09/25 00:56:28.35 DIlJv2E8o 313/423


早霜「ふふ……」ニコッ

不知火「……?」

早霜「いえ……いつもの不知火さんだと思って」

不知火「…………そうかしら……」

早霜「違うんですか?」

不知火「…………」

不知火「(言うべきかしら……昨日のを見てしまったこと…………)」

不知火「(いや、ああいう恋人同士の情事というのは誰にも見られていないからこそ……それを見てしまったなどとわざわざ本人に報告するのはデリカシーが……)」

不知火「(……どうしましょう)」


 >>555

 1.昨日はあれからどうしたか、さりげなく聞いてみる
 2.見てしまったことを言う
 3.何も聞かない

555 : 以下、名... - 2015/09/25 00:57:37.17 pN5fvP3Qo 314/423


557 : ◆IPYIJYmMYgAf - 2015/09/25 01:00:23.23 DIlJv2E8o 315/423


不知火「(いや、止めておきましょう……昨日の状況からして、早霜は望んで司令に…………なら、その翌日水を差すのは、早霜のためにならない……)」

早霜「……どうしました?」

不知火「いえ……ちょっと司令のところへ行ってくるわ」

早霜「もう動けるんですか?」

不知火「ええ…………早霜」

早霜「はい?」

不知火「あなたにとって……私は、なんなのかしら?」

早霜「えっ……?」

不知火「……ごめんなさい、意味が分からないわよね」

早霜「いえ、別に……」

不知火「急に聞きたくなって……」

558 : ◆IPYIJYmMYgAf - 2015/09/25 01:03:20.82 DIlJv2E8o 316/423


早霜「私にとっての、不知火さんですか……」

不知火「気にしないで」

早霜「…………答えた方が、いいですよね?」

不知火「……まぁね。割と」

早霜「……じゃあ…………」

早霜「>>560」

560 : 以下、名... - 2015/09/25 01:04:17.64 WU9xegcKo 317/423

大切なひとです

562 : ◆IPYIJYmMYgAf - 2015/09/25 01:10:09.99 DIlJv2E8o 318/423


早霜「……大切な、人ですよ」

不知火「…………ありがとう」

早霜「続き聞かないんですか?」

不知火「聞かせたいの?」

早霜「聞いてきたのは不知火さんですよ」

不知火「……今はまだ、いいわ。その言葉が聞けただけで私は満足だから」

早霜「……正直、ここに着任したばかりだったらこんな言葉は使っていませんでした」

不知火「ストーカー呼ばわりしてくれたわね」

早霜「知っていたんですか!?」

不知火「ええ」クスッ

不知火「(『大切な人』……そう言わせただけでも、お助けしてきてよかったかも、しれません……)」

不知火「(あとは……!)」

563 : ◆IPYIJYmMYgAf - 2015/09/25 01:12:55.95 DIlJv2E8o 319/423


・・・・・・

~執務室~


提督「おお不知火、演習でケガをしたとの報告を受けていたが大丈夫だったか」

不知火「(衣笠さんはもう報告を終えて出て行ったようね)」

提督「それで、何の用だ?執務ならもう終わってるし秘書艦の仕事も――」

不知火「まずは司令、昨日はお楽しみでしたね」

提督「ブッ!」

不知火「汚いですよ。お茶」

提督「お前がいきなり変なことを言うからだ!!」

不知火「白々しい……」ジトッ

564 : ◆IPYIJYmMYgAf - 2015/09/25 01:14:53.61 DIlJv2E8o 320/423


提督「……まさか、見ていたのか」

不知火「少しだけ」

提督「………………不知火、あの」

不知火「コロス」ギロッ

提督「待て!!違うんだ!!」

不知火「ッッ!!」ツカツカ

提督「ひいぃっ!」


バキィィー!!


提督「いってぇ!グーかよ!!」

不知火「早霜が望んでそういうことになったのだから、私から2人に言うことはなにもありません」

不知火「しかし」

565 : ◆IPYIJYmMYgAf - 2015/09/25 01:21:18.06 DIlJv2E8o 321/423


不知火「盗撮、ストーカー、盗難……エトセトラエトセトラ。これらの変態行為をすべて早霜に白状してください」

提督「な、なにぃ!?」

不知火「…………」ニヤッ


不知火「(ククク……今まであんなことがあったのに『2人を祝福しキレイに終わらせる』なんてことはしない……)」

不知火「(元々私は司令から早霜を取ると決めていた……ここで早霜にすべてを打ち明け、早霜が司令に幻滅すれば……ククククク)」

不知火「(あわよくば!!AWAYOKUBA!!)」

不知火「(司令に一泡吹かせられる!!)」

不知火「(まぁ、恋は盲目と言うし……結末は大体分かっているけれど、ね……)」


不知火「と言うわけで早霜を呼んでください」

提督「あ、あのーさ、俺もう改心するからそういうのは」

不知火「……」ギロッ

提督「呼ぶね」

566 : ◆IPYIJYmMYgAf - 2015/09/25 01:24:08.06 DIlJv2E8o 322/423


『駆逐艦早霜、至急執務室に来るように』ピンポンパンポーン


・・・・・・

~数分後~

コンコンコン


提督「入りたまえ」

早霜「失礼します……って、長門さんに陸奥さん?」

長門「おう」捕縛

陸奥「なんで私がこんな目に……」捕縛

不知火「止めなかったというのも共犯です」

陸奥「イジメじゃあるまいし!」

不知火「泥棒の実害があるでしょーに!」

長門「不知火貴様ァ!それよりもパンツはどうしたのだぁ!!」

不知火「まったく役に立たなかったクセによく言う!!」

567 : ◆IPYIJYmMYgAf - 2015/09/25 01:25:45.35 DIlJv2E8o 323/423


早霜「あ、あの司令官……これは?」

提督「うん……まぁ、ね……」

不知火「(早霜の目には、こんな状況への困惑と同時に、想い人への恋慕の色が見える……ここから暴露させるのは忍びないが……)」


不知火「さぁ、すべてを打ち明けてください。司令」

提督「はい……」

早霜「司令官、どうしたのですか?」

提督「早霜、実は――」

568 : ◆IPYIJYmMYgAf - 2015/09/25 01:27:54.86 DIlJv2E8o 324/423


~かくかくしかじか~


提督「――と言うわけなんだ……す、すまない!」

不知火「はいお2人も」

長門「すまない!せめて早霜のパンツだけでもくれないか!?」

陸奥「ごめんね……私が止めなかったばかりに被害が……」

早霜「え、えぇ…………」

不知火「(案の定驚いている……そりゃそうよ、私だって驚くわこんなん)」


不知火「ちなみに、盗撮に協力した青葉さんは衣笠さんがカメラ没収の刑にして裁いたわ」

提督「ぢぐじょう……」


569 : ◆IPYIJYmMYgAf - 2015/09/25 01:29:52.28 DIlJv2E8o 325/423


早霜「司令官……そんなことをしていたんですか……」

不知火「さぁ早霜、こんな司令をどうする?」

早霜「えっ?」

不知火「盗撮盗難の被害を受けていたのはあなただから、あとはあなたが決めてほしい」

早霜「え、えーと……」


提督「すまなかった!これからは健全にお前と付き合っていこうと思う!」

陸奥「え、付き合うって!?」

長門「ぱんちゅ~!」


早霜「………………」

早霜「>>571」

571 : 以下、名... - 2015/09/25 01:30:29.56 WNTT5eqRo 326/423

こちらこそお願いします

576 : ◆IPYIJYmMYgAf - 2015/09/25 01:39:10.10 DIlJv2E8o 327/423


早霜「…………こちらこそ、よろしくお願いします。司令官」

提督「ッ!!」パァァ

不知火「(…………チッ)」


提督「いいのか?今まで結構犯罪的なことしてたが……」

早霜「まぁそれは追々2人で話すとして」ニッコリ

提督「あ、ハイ」

早霜「陸奥さんも、気にしないでください」

陸奥「ええ……ありがとうね」

長門「許してくれてありがとう早霜、これからよろしく頼むぞ」キリッ

早霜「近寄らないでください」

578 : ◆IPYIJYmMYgAf - 2015/09/25 01:44:10.14 DIlJv2E8o 328/423


不知火「これで一件落着ね」

早霜「……もしかして、不知火さん…………ずっとこのことを?」

不知火「……別に…………」

早霜「不知火さん……!」

不知火「(…………ん?まてよ、これって今、私凄くハードボイルドに去れるんじゃないかしら)」

不知火「(ここは気の利いたクールな決め台詞を言って退場して『不知火さん素敵!かっこいい!!』とか思わせちゃいましょう)」


早霜「不知火さん……ありがとうございます」ペコリ

不知火「>>580」

580 : 以下、名... - 2015/09/25 01:45:13.83 qYQ7J9MfO 329/423

早霜たんペロペロ

583 : ◆IPYIJYmMYgAf - 2015/09/25 01:48:20.73 DIlJv2E8o 330/423


不知火「早霜たんペロペロ!(さぁお嬢さん、帰ろうぜ)」

早霜「………………」

提督「…………」

陸奥「……」

長門「うむ」

不知火「ん?」


不知火「あ!(しまったあああぁぁぁぁーーーーーーー!!歴史は繰り返す!!)」


早霜「………………………………はぁ?」

不知火「ぐあああぁっ!!」グサッ

591 : ◆IPYIJYmMYgAf - 2015/09/25 01:55:14.36 DIlJv2E8o 331/423


・・・・・・

~数日後~


不知火「(あれから、司令と早霜は鎮守府公認カップルとなった)」

不知火「(所謂『提督LOVE勢』という勢力は阿鼻叫喚だったらしいが、事態は落ち着いている)」

不知火「(私と早霜も、着任時にはギクシャクしていたが……今ではそれなりに信頼し合っている仲)」


不知火「おはよう早霜」

早霜「あ、おはようございます」

不知火「今日も一緒の艦隊で出撃ね」

早霜「はい……でも大丈夫です。私は強くなってますから」フフ

不知火「(まぁ、今でも早霜をお助けするということは続けているわ)」

不知火「(使命感でもなんでもなく、私がそうしたいから)」

592 : ◆IPYIJYmMYgAf - 2015/09/25 01:58:29.99 DIlJv2E8o 332/423


長門「早霜、出撃気を付けてな」

早霜「ありがとうございますそれでは」

長門「待て!今日こそ話し合おうじゃないか!ゆるりと睡眠薬入りジュースでも傾けて!」

不知火「(この人は……)」


・・・・・・

~洋上~


霧島「戦うと元気になるなぁ姉妹!!」

衣笠「さぁ行きましょうかねぇ~」

時津風「初春さん、行きましょう!」

初春「う、うむ……」

不知火「(…………初春、どうしたのかしら?時津風を見て顔を赤らめて……)」

早霜「行きましょう」

不知火「っ、そうね」

593 : ◆IPYIJYmMYgAf - 2015/09/25 01:59:36.17 DIlJv2E8o 333/423



~おしまい~



595 : ◆IPYIJYmMYgAf - 2015/09/25 02:01:54.85 DIlJv2E8o 334/423


まだスレが残っているので


 1.機動艦娘Zアサシオvsポィターンズ
 2.谷風と不知火
 3.港湾の鎮守府見学

 番外編的なのを↓5まで多数決

596 : 以下、名... - 2015/09/25 02:02:19.23 WNTT5eqRo 335/423


597 : 以下、名... - 2015/09/25 02:02:25.88 yUyBxnUwo 336/423


598 : 以下、名... - 2015/09/25 02:02:32.71 AcGTqYWJo 337/423

3

599 : 以下、名... - 2015/09/25 02:02:36.60 /XtEmtdFO 338/423

3

600 : 以下、名... - 2015/09/25 02:02:48.98 pN5fvP3Qo 339/423


605 : ◆IPYIJYmMYgAf - 2015/09/25 02:06:06.86 DIlJv2E8o 340/423

結果:港湾の鎮守府見学(安価有)
今日はここまで

本編に付き合ってくれてありがとうございます
もうちょっとお付き合いください


番外編
【安価】不知火「早霜をお助けします」【番外編】

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