あやめ速報-SSまとめ-

八幡「マジかよ・・・」

由比ヶ浜「靴隠されたのかな・・・」

八幡「いや・・・わかんねーけどさ」

由比ヶ浜「どうやって帰ろう・・・」

八幡「とりあえずここまで自転車持ってきてやるからここで待ってろ」

由比ヶ浜「ありがとうヒッキー。その間にも靴探してみるよ」

八幡「とりあえずチャリ置き場行くまでの間傘貸してくれないか？」

由比ヶ浜「うん。ちょっと待って・・・あれ？」

八幡「どうした？」

由比ヶ浜「・・・傘が無い」

八幡「はぁ！？傘もかよ」

由比ヶ浜「おかしいな・・・傘立てのこの辺に立て掛けておいたのに・・・」ｶﾞｻｺﾞｿ

八幡「マジで無いのか？でも雨降ってるし盗まれたのかもな・・・」ｶﾞｻｺﾞｿ

由比ヶ浜「うぅ・・・ひどいよぅ・・・」ｶﾞｻｺﾞｿ

八幡「しゃあねぇな・・・傘無しで急いで帰るっきゃねーな」

由比ヶ浜「そうだよね・・・今日はそのまま足をペダルに乗せて急いで帰るよ」

八幡「靴無いしチャリ取ってきてやるから待ってろ」

由比ヶ浜「ありがとうヒッキー」



チャリ置き場

八幡「ん・・・あれ？」

八幡「由比ヶ浜のチャリが無い・・・」

八幡「・・・由比ヶ浜のチャリも無かった」

由比ヶ浜「そんな・・・」

八幡「パクられた・・・にしては異常だな。なにか心当たりはあるか？」

由比ヶ浜「ううん・・・可能性としては・・・」

八幡「・・・材木座か？」

由比ヶ浜「え？違うよ。どこから材木座君が出てきたの！？」

戸塚「はちまーん」

八幡「お、戸塚ちょうどいいところに来た」

戸塚「どうしたの？」

八幡「材木座見なかったか？」

戸塚「僕が材木座君のこと知ってるわけないでしょ！」

八幡「そうか・・・そうだよな」

戸塚「・・・どうかしたの？」

由比ヶ浜「私の靴と傘と自転車が無くなったの・・・」

八幡「奴はこの件の重要参考人なんだ」

戸塚「なるほど・・・それで材木座君を・・・」

由比ヶ浜「いやいや、材木座君は関係あるかわかんないよ」

八幡「俺は奴のトモダチとしてこの件について問い詰めなければならない」

戸塚「見損なったよ・・・材木座君・・・」

八幡「戸塚も材木座を見つけたらすぐに警察に電話するんだ」

由比ヶ浜「え」

戸塚「わかったよ八幡」

由比ヶ浜「ヒッキーひどいって！まだ材木座君が犯人って決まったわけじゃないじゃん！」

八幡「えっ」

由比ヶ浜「友達なんでしょ！？だったら最後まで信じてあげようよ！」

八幡「・・・これはお前だから話すけどな。材木座は小学校の時に給食費を盗んだ前科があるんだ」

由比ヶ浜「で、でも・・・それと今回の事件は・・・」

戸塚「理屈なんかじゃないんだよ！」

由比ヶ浜「戸塚君・・・」

戸塚「八幡にはあるんだよ。理屈なんかじゃない、材木座が犯人であると言う確信が」

八幡「・・・」

材木座「おー！みんなお揃いではないか！」

八幡「ざ・・・材木座ぁぁあああああああっ！！！」ﾊﾞｷｯ

材木座「ぐべっ」ﾍﾞﾁｬｧｯ

由比ヶ浜「ひ、ヒッキー！？やりすぎだよ！！」

材木座「せ、拙者・・・なにか・・・したのか・・・？」

戸塚「とぼけるなっ！」ｹﾞｼｯ

材木座「ぐべっ」ﾍﾞｼｯ

由比ヶ浜「二人とも暴力はやめてっ！！話あいで解決しようよ！！」

八幡「・・・由比ヶ浜に感謝するんだな」ﾍﾟｯ

戸塚「ﾍﾟｯ」

材木座「・・・？？？」

-------------------


八幡「・・・やはり雪ノ下か」

材木座「うむ。戸塚君と一緒に見たんだ。間違いない」

八幡「雪ノ下・・・お前が犯人だったなんて・・・」

由比ヶ浜「結局犯人違ったじゃん・・・とりあえず二人とも材木座君謝ろうよ・・・」

材木座「いや、別にいい。すぎたことだ」

「いいってよ」

由比ヶ浜「今日のヒッキーなんか酷いよ・・・ちょっと幻滅しちゃった。理屈じゃなく確信があるって言ってたの誰なわけ？」

八幡「戸塚」

戸塚「で、でも小学校の時に給食費を盗んだって話聞いたら誰でもそうだと思っちゃうよね？」

材木座「ん？小学校の時に給食費を盗んだ？誰の話しなのだ？」

パン

八幡「まー色々あったが犯人が雪ノ下と言うことがわかった。明日問い詰めるぞ」

由比ヶ浜「・・・うん」

次の日

平塚「えー非常に残念話がある」

由比ヶ浜「え？」

平塚「・・・雪ノ下がチャリスマホで線路に突っ込んで無くなった」

八幡「え・・・」

由比ヶ浜「ちょ・・・私の自転車！」

戸塚「結局、犯罪者は罰を受けるんだね」

八幡「疑わしきは罰せよ。材木座、お前も死ね」

材木座「え」



完