唯「あずにゃんどうしたの?急に土下座なんてして」
梓「唯先輩!!私の一生のお願いを聞いてください!!」
唯「え?と、とにかく顔をあげて、あずにゃん」
梓「……私のお願い聞いてくれますか?」
唯「え、え~と……私に出来ることだったら何でもしてあげるよ。可愛いあずにゃんのお願いだもんね」
梓「そうですか、それじゃあ……」
梓「憂のおぱんつください」
唯「え……?」
元スレ
唯「あずにゃんに土下座されてる…」
http://hibari.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1301907732/
唯「あ、あずにゃん!?何を言ってるの!?」
梓「まさかこの期に及んでダメとか言うつもりですか?唯先輩いましたよね?何でもしてくれるって。言いましたよね!?」
唯「そ、それは……私に出来ることならって」
梓「十分可能じゃないですか。憂と一つ屋根の下で暮らしている唯先輩なら何も難しくないことです」
唯「で、でも……」
梓「でももへちまもありません!」
唯「そ、そんなに欲しいんだったら憂に直接お願いしなよ……」
梓「はぁぁ~~~~……唯先輩には傷つきやすい繊細な乙女心ってものが分からないんですかね?」
唯「繊細な乙女は先輩に妹のおぱんつくださいなんて言わないと思うよ……」
梓「とにかく明日、憂のおぱんつ持ってきてくださいよ。そしたら御礼に好きなだけハグさせてあげますから!それじゃ」
唯「あ!ちょ、待ってよ、あずにゃん!!」
唯「行っちゃった……」
唯「うぅ……どうしよう……」
唯「そりゃあ憂だっておぱんつの一枚や二枚ケチケチしないだろうけど……」
唯「だからっ憂に直接おぱんつ頂戴なんて言えないよね」
唯「かといって正直に事情を話したらあずにゃんが変態さんだと思われちゃうよね」
唯「いや、変態だけど……」
唯「う~ん、しょうがない。ここは私のおぱんつで我慢してもらおう」
翌日
唯「はい、あずにゃんご希望の憂のおぱんつだよ」
梓「ありがとうございます!!」ハァハァ
唯(うわ……)
梓「ハァハァ……これが夢にまで見た憂のおぱんつ!!唯先輩GJです!さぁ、ご褒美ですよ!いくらでもハグしてください!!」
唯「いやぁ……遠慮しとくよ……」
梓「え?ん、何でですか!?今ならあずにゃん分を摂取し放題なんですよ!?据え膳食わぬはなんとやらですよ!?」
唯「う、うん……なんか……あずにゃんのそんな姿見てたらなんていうかね……」
唯「ぶっちゃけ萎えた」
梓「な、な……そんな……こんな可愛い後輩を目の前にして……」
唯「いくら可愛くたって先輩の妹のおぱんつ欲しがる女の子じゃ百年の恋だって冷めるよ……」
梓「ふ、ふんだ!!いいもん!!後で泣きついてきたって知らないから!!」
唯「うん、それはないよ」
梓「う……もう唯先輩なんて知らない!!こちとらもとより唯先輩になんて興味ないんですよ。憂のおぱんつさえ手に入ればしめたものです。あぁ、憂……クンカクンカ」
唯(うわ~……)
梓「スーハースーハースーハースーハー……いい匂いだなぁ……クンクン……クン……ん?」
唯「ん?」
梓「唯先輩……このおぱんつ憂のじゃありませんね……」
唯「え!?そそそんなことないよ!?それはれっきとした憂のおぱんつだよ!!」
梓「はぁ……私も甘く見られたものですね……これは唯先輩のおぱんつでしょう?」
唯「な、何で分かったの!?」
梓「いいですか、このおぱんつの匂いはちょっと甘ったるすぎるんですよ。これは唯先輩特有の匂いです。憂の匂いはもっとこう……あっさりしながらもコクがあるというか……」
唯「…………」
梓「とにかく明日こそは憂のおぱんつを持ってきてくださいね?」
唯「え……もういいじゃん、それで我慢してよ……」
梓「ダメです。私が頼んだのは憂のおぱんつです。憂のおぱんつを持ってくるまで引き下がりません」
唯「わ、わかったよぅ……」
梓「分かればいいんですよ。あ、それとこのおぱんつは私が責任を持ってお預かりしますので……それじゃ」
唯「え……?」
唯「とはいっても……どうしよう……やっぱり憂がお風呂に入ってるうちに……」
憂「お姉ちゃーん!お風呂沸いたから入っちゃってー」
唯「あ、今日は憂が先に入っていいよ」
憂「そう?それじゃ入っちゃうね?」
唯「よし、今のうちに……」
唯「ん……待てよ……?洗濯物の中から掘り出してきても洗濯するのは憂なんだからすぐにばれちゃうじゃん……」
唯「ど、どうしよー……もう憂がお風呂からあがってきちゃうよ~……」
唯「こうなったら憂の部屋から持ち出すしか……」
ゴソゴソ
唯「こんなにいっぱいあるんだから一枚くらいなくなってもばれないよね……?」
唯「うーん……これでいいかな……」
唯「それにしても妹の部屋に忍び込んでおぱんつを盗んでいく私って……」
唯「はい、あずにゃん今度こそ憂のおぱんつだよ」
梓「クンクン……そうですね、確かにこれは憂のおぱんつです」
唯「ホッ……これで満足した?あずにゃん」
梓「いえ、でもこれ匂いが薄すぎます。最近履かれてませんね。不合格です」
唯「ええっ!?」
梓「私が求めてるのもっと生々しさの残ってるものです。そうですね、今度は洗濯前の物なんかが望ましいです」
唯「まだやるの!?」
梓「当然です!私の欲求はまだまだ満たされてません!」
唯「い、いい加減にしてよ!!もう十分でしょ?」
梓「まだです。この程度じゃ私のリビドーは収まらないんですよ!!大体唯先輩のおぱんつの見る目の無さにはがっかりですよ!」
唯「そんなの知らないよ!!っていうかおぱんつ頭に被りながらそんな文句言われても全然説得力ないし!!」
梓「どうしてもダメですか?」
唯「ダメ!!」
梓「絶対?」
唯「絶対!!」
梓「そうですか……それならこちらにも考えがあります」
梓「唯先輩が憂の脱ぎたておぱんつを持ってきてくれないなら私は今日一日このおぱんつを被り続けます」
唯「へぇ……」
梓「ティータイムも演奏中もこのおぱんつを被ったままです。きっとまともな部活動は出来ないですね」
唯「空気として扱うから大丈夫だよ」
梓「下校中も被り続けます。きっと帰り道が私と一緒の唯先輩も後ろ指を差されながら下校することになるでしょうね」
唯「100Mは離れて歩くよ」
梓「そしてきっと私は猥褻物陳列罪で豚箱行きです。そうなったら軽音部崩壊の危機ですよ」
唯「あずにゃんがいなくても軽音部はやっていけるよ……」
梓「」プルプル
唯「?」
梓「ヤダヤダヤダヤダーーーーー!!!!憂のおぱんつ欲しいいぃいぃぃい!!!!!!!」ジタバタジタバタ
唯「ちょ、あずにゃん!」
梓「うわぁあぁぁあぁあ~~ん!!!おぱんつおぱんつーーーー!!!!憂のおぱんつーーーー!!!!」
唯「わ、わかったよ!!今回だけだからね!?これで絶対に最後だよ!?」
梓「あ、ども。ありがとうございます」ケロッ
唯(こいつ……!!)
唯「憂~」
憂「なぁに?お姉ちゃん?」
唯「今日のお洗濯は私がやっておくよ」
憂「え?突然どうしたの?」
唯「いやぁ、日ごろお世話になってる分たまにはお返ししないとと思いまして……」
憂「お、おねえちゃん……」ウルッ
唯(言えない……おぱんつ取ったなんてとても言えない……)
唯「はい、あずにゃん。お洗濯前の憂のおぱんつだよ」
梓「でへへ、毎度すみせんね。では早速……クンカクンカ……」
梓「…………」
唯「どうしたの?あずにゃん?」
梓「フォォォオォオォーーーーーー!!!!!!!!」
梓「YES!!YES!!!YES!!!!」
梓「このあっさりかつ濃厚なかぐわしさ!!!そこはかとなく香るおしっこの匂いがまたそれを引き立てて……クンクン……あぁ、ブリリアント!!!!」
唯「あ、あずにゃん!落ち着いて!!」
梓「唯先輩ありがとうございます!!生まれてきてくれてありがとうございます!!!」
唯「……私はあずにゃんに憂のおぱんつを渡すために生まれてきたの?」
梓「ああ、そうだ。お礼を渡さないと……」
唯「え?いいよ別に……」
梓「いえいえ、遠慮なさらずに」ヌギヌギ
唯「ちょ!あずにゃん何おぱんつ脱いでるの!?」
梓「はい、唯先輩これ私の気持ちです。どうぞ受け取ってください」
唯「い、いらないよ!あずにゃんのおぱんつなんて!」
梓「何言ってんですか!!美少女の脱ぎたておぱんつですよ!?土下座して頼んだってそうそう手に入るもんじゃありませんよ!!」
唯「あずにゃんがそれを言ってもね……」
梓「とにかく受け取ってください。一度脱がせたおぱんつをまた履かせるなんて女の子に恥をかかせるつもりですか?」
唯「わ、分かったよ」
唯「うぅ……これどうしよう……」
憂「一枚……二枚……三枚……一枚足りない……じゃなくて二枚足りない」
憂「おかしいなぁ、おぱんつがいきなり二枚もなくなっちゃうなんて」
憂「そういえば、昨日、一昨日お姉ちゃんの様子がおかしかったなぁ……」
憂「大体いきなりお洗濯し始めるなんて変だよね」
憂「もしかしてお姉ちゃん……////」
―――――――
唯「はぁはぁ……憂、ういぃい……」
唯「あんっ!!あぁっ!!」ピクピク
唯「はぁはぁ……憂ごめんねぇ……妹の下着で発情しちゃう変態のお姉ちゃんでごめんねぇ……」
―――――――
憂「なんて……えへへ……」
憂「もう、お姉ちゃんたら可愛いんだから、そんな事しなくても私だったらお姉ちゃんの全部を受け止めてあげるのに……」
唯「はぁ、まさかあずにゃんがあんなに変態さんだったなんて……」
唯「でも、ようやくこれで解放されたよ」
唯「ただいまー」
憂「お帰りなさい、お姉ちゃん。ご飯にする?お風呂にする?それとも……私?」
唯「?先にお風呂入っちゃうね」
憂「あれ?う、うん……」
憂「もう!折角私から誘ったのにお姉ちゃんたら鈍いなぁ……」
憂「でも、そこが可愛いんだけどね♪」
唯「はぁ、今日はなんだか疲れちゃったよ。さっさと寝ようっと」
コンコン
憂「お姉ちゃん入ってい~い?」
唯「あ、憂。いいよー」
憂「それじゃ開けるね」
ガチャ
唯「う、憂!どうしたの!!そんな下着姿で風邪引いちゃうよ!早く服着なさい!」
憂「うふふ……お姉ちゃん、今夜は私をお姉ちゃんの好きにしていいんだよ?」
唯「な、何を言ってるの?」
憂「もう、とぼけちゃって……。私知ってるんだからお姉ちゃんが私のおぱんつ持ち出してたこと……」
唯「ば、ばれてたの!?」
憂「それはばれるよ~。私のおぱんつをオカズに自分の事慰めてたんだよね?」
唯「ち、ちがっ……!」
憂「大丈夫、全然恥ずかしいことじゃないよ。例えお姉ちゃんが妹の下着で発情しちゃう変態さんでも私は愛せるよ」
唯「ち、ちがうのっ!あれはあずにゃんがっ!!」
憂「梓ちゃん?」
唯「あっ!!」
憂「お姉ちゃん……どういう事……?」
唯「え、え~っと……」
唯(ってか、よく考えたら隠す義理も無いよね……)
唯「実はね~」
かくかくしかじか
憂「お姉ちゃん、梓ちゃんを呼んで……今すぐ」
唯「えっ!?今!?もう夜中だよ!?」
憂「いいからっ!!」
唯「は、はいっ!!!」
唯「あずにゃんが土下座させられてる……」
憂「見損なったよ、梓ちゃん!!まさか梓ちゃんが友達のおぱんつを欲しがる変態さんだったなんて!!」
梓「ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい」
唯「まっ、自業自得だよね。あずにゃん」
憂「お姉ちゃんもお姉ちゃんだよっ!!」
唯「ごっ、ごめんなさい!!」
憂「もう友達やめるレベルだよ!?これ!!」
梓「平に!!平にご容赦を!!!」
憂「とにかくもう二度とこんなことはしないでね!!こんどやったら絶交だからね!?」
梓「はい!!はい!!それはもう!!」
憂「分かったら今日は帰って良し!!」
梓「ははぁーーー!!!!」
憂「お姉ちゃんも!!分かった!?」
唯「わ、わかってるよぅ……」
唯「ふぅ、憂は怒らせると怖いんだよね……ま、今回は仕方ないか……」
唯「あ、そういえばあずにゃんからおぱんつ貰ってたんだっけ」
唯「うーん、こんなののどこが良いんだろう。布じゃん。わかんない。田代とかもわかんない。得るものが少ないと思います」
唯「でも、ちょっとだけ……ほんのちょっとだけ……嗅いでみようかな……」
クンカクンカ
唯「………………」
唯「………………」
唯「ブリリアンッ!!!!!!」
その後桜ヶ丘高校で連続下着盗難事件が発生したのはまた別のお話……
おしまい