ほむら「ごめんなさい。原型をとどめていたのが、首から上だけだったの」なでなで
ほむら「でもね。これからは穏やかな生活を約束するわ」
ほむら「戦う必要の無い生活よ。もう貴女は魔女と戦わなくていいの」
ほむら「ずっと、そう望んでいたのでしょう?」ぎゅっ
ほむら「これからは私が貴女を守るわ」
ほむら「巴マミ、私とずっといっしょにいましょう?」ぎゅーっ
元スレ
ほむら「巴マミ・・・こんな姿になって・・・」ぎゅっ
http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1337266172/
ほむら「私の魔法が貴女だけに使えたらいいのに・・・」
ほむら「ごめんなさい。私の魔法は私にしか使えないの」
ほむら「貴女の顔をとどめておくためなの。許してちょうだいね?」
メキッ、ぐちゅっ・・・
ほむら「貴女の脳髄。綺麗な色ね」
ほむら「防腐処理をするわね」
ほむら「貴女を保つために、勉強したのよ?」
ほむら「剥製になっても貴女は巴マミのままよ」なでなで
ほむら「だって、貴女の魂は私とともにずっとあるんだもの」
ほむら「貴女はずっと愛らしい少女のまま」
ほむら「永遠に魔女になんか成らせないんだから・・・」ぎゅっ
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・
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ガチャ
ほむら「ただいま」
ほむら「今帰ったわ」
ほむら「今日も一体魔女を倒したわ」
ほむら「ええ。初めに貴女に教わった通りにしたわ」ぎゅーっ
ほむら「使い魔も残さず始末した。新たな魔女は生まれないわ」
ほむら「犠牲者も、私が知る限り居ないわ」
ほむら「正しい魔法少女。正義の魔法少女、か」なでなで
ほむら「貴女の願いは、私がきっと叶えてみせるわ」すりすり
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ガチャ
ほむら「ただいま」
ほむら「ごめんなさい」ぎゅっ
ほむら「今日、美樹さやかが魔法少女の契約をしたわ」
ほむら「ごめんなさい。私は未だに彼女の契約を止める術を発見できないの」
ほむら「そして、彼女の魔女化も・・・」
ほむら「いいえ。時間はまだあるものね?」
ほむら「そうね。貴女ならきっと最後まで諦めないわ」
ほむら「そうよね?巴マミ・・・」ぎゅーっ
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・
ガチャ
ほむら「ただいま」
ほむら「今回の時間軸では、佐倉杏子が出てきたわ」
ほむら「貴女の後輩。私と出会う前の貴女を知っている魔法少女」
ほむら「フフ。少しだけ嫉妬しちゃうわね」なでなで
ほむら「彼女の登場により、美樹さやかが生存する道も見えてきたわ」
ほむら「でも、それだと代わりに佐倉杏子が・・・」
ほむら「両方を救う方法がきっとあるはずなのよ」
ほむら「二人の関係性が鍵だと思うのだけれど・・・」
ほむら「・・・どうすれば全員を救えるの?」
ほむら「教えて。巴マミ・・・」グスッ
・
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ガチャ
ほむら「・・・・・・ただいま」
ほむら「今日はマズイ事が起こったわ」
ほむら「美樹さやかに。いえ、他の魔法少女たちにも、ソウルジェムの秘密が知られたわ」
ほむら「美樹さやかの、思い人への感情も、もはや爆発寸前って感じよ」
ほむら「何か手を打たないと。数日中に美樹さやかが魔女化してしまう・・・」
ほむら「そして、ソウルジェムの秘密が知られた時間軸では、佐倉杏子も高確率で魔女化するか死亡してしまう」
ほむら「・・・ええ。私も諦めたくないわ」ぎゅっ
ほむら「今夜はもう一度出かけるわね」
ほむら「何かヒントが見つかるかもしれないわ。私はまだ諦めていない」
ほむら「貴女だって同じ事をするのふぇしょう?」
ほむら「だから、今夜は貴女一人で寝てちょうだいね?」
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ガチャ
ほむら「・・・ただいま」
ほむら「美樹さやかのソウルジェムがそろそろ限界よ」
ほむら「グリーフシードも、受け取ってもらえなかったわ」
ほむら「おそらくは、今夜か明日には・・・」
ほむら「・・・っ!」ポロポロ
ほむら「諦めたく、ないっ!」ポロポロ
ほむら「けどっ、ここまできた時点で、もう・・・美樹さやかは・・・っ!」ぐすっ、ぐすっ
ほむら「・・・佐倉杏子に希望を託すわ」
ほむら「彼女に美樹さやかの居場所を教えて、場合によってはグリーフシードも預けて、美樹さやかを説得してもらうわ」
ほむら「これまで成功した試しは無いけど。美樹さやかを救えるのは、おそらく佐倉杏子だけ」
ほむら「私ではきっとできないから・・・」ぎゅっ
ほむら「仲間に希望を託す事。悪いことではないわよね?」なでなで
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・
・
ガチャ
ほむら「・・・・・・。」
ほむら「・・・・・・っ!」ぎゅっ
ほむら「・・・美樹さやかが魔女になったわ」ぎゅーっ
ほむら「佐倉杏子が始末した」
ほむら「彼女も・・・その場で道連れになったわ」
ほむら「これが、美樹さやかのグリーフシードよ」カランッ
ほむら「二人が死んだところにのこのこ出て行って、拾ってきたの」
ほむら「軽蔑する?」すりすり
ほむら「でも、ワルプルギスの夜と戦うには少しでも多くのグリーフシードが必要なの」
ほむら「もちろん、味方の魔法少女の方が欲しいのだけれど」
ほむら「今回の時間軸では他の魔法少女には出会わなかった・・・」
ほむら「私、また一人ぼっちになってしまったわ」すりすり
ほむら「フフッ。いいえ、貴女がいっしょだったわね?」なでなで
ほむら「私、頑張るわね。きっと諦めずに戦うわ・・・」ぎゅーっ
ほむら「でも、きっとまたワルプルギスの夜には勝てないのでしょうね」
ほむら「そうしたら、また時間を元にもどして、貴女とまた会って・・・」
ほむら「フフ。フフフフフ・・・」
ほむら「ずーっといっしょよ。巴マミ」ぎゅっ
終わり