男「何だよ急に」
妹「いるの?いないでしょ?どうせ」
男「・・・」
妹「ぷ、ごめんごめん。傷着いた?」
妹「お兄ちゃんモテないからなぁ・・・」
男「いやいるよ」
男「てか、今日できたホラ・・・写メ」
妹「へぇ」
男「うん」
妹「・・・」
妹「うぇーん」ポロポロ
元スレ
妹「お兄ちゃんってさ彼女とかいるの??」
http://viper.2ch.sc/test/read.cgi/news4vip/1439689938/
妹「えーん」ポロポロ
男「な、何どうしたどうした?」
妹「う・・グス」
妹「何でぇ」
男「うん?」
妹「何でぇ・・・彼女・・・ヒック」
妹「・・・グス」
妹「何で彼女いるのーーーー」ウェーン
男「!」
男「そ、そんなに驚いたのか?」
妹「いやぁーーー」ポロポロ
男「嫌、何が?」
男「ど、どうして欲しい?」オロオロ
妹「・・・・ヒック」
妹「・・・・別れて」
男「は?」
妹「別れてよぉ・・・彼女とぉ・・・」
男「それは」
妹「・・・」
男「無理だよ」
妹「うわーーーーん」ポロポロ
妹「別れてよぉ」グイグイ
男「む、無理だよ、だって」
男「今日から恋人なんだぞ?」
妹「でもぉ・・・」グイグイ
男「そんなん無理・・」
妹「いーやーだ」
男「・・・」
男「わがまま言うな!」
妹「!」ビク
男「大体お前に関係ないだろ?」
男「大体いっつも馬鹿にしてきてたじゃん」
男「モテないってさ」
男「だから」
妹「う、うるさい!」
妹「駄目だよ、絶対に・・・」
男「駄目だよって・・・」
男(何だよ・・・こいつそんなに兄思いの子だったか?)
男「これは俺の問題だし、簡単に別れられない」
妹「う・・・いやぁ・・・」グスク
男「・・・」
男「泣き疲れて寝ちゃった」
妹「」zzz
男「はぁ」
prrr
男「あ、彼女さんから電話」
彼女『お、男君!電話・・・』
男「うん」
彼女『で、電話・・・かけちゃったけど、良かったよね?良いよね?』
男「あはは、良いよ?だから教えたのに」
彼女『うん、へへ。何か緊張するね』
男「そかな?」
彼女『ねぇ』
男「ん?」
彼女『す・・・す』
男「す?」
彼女『す、好き』
男「あはは」
彼女『あ、へ、変だった?ごめんねごめんね』
男「いいよ、変じゃない」
男「俺だって好きだよ」
妹「」zzz
男「じゃあ切るね」
彼女『あ、え、』
男「どうしたの?」
彼女『も、もう・・・』
彼女『もう切っちゃうの?』
男「・・・」
男「じゃあ後15分ね」
男「明日平日だし」
彼女『ありがとう』
妹「」zzz
男「よしっと」
男「俺も寝るか」
男「お休みー」
男「・・・」
男「」zzz
妹「」zzz
妹「」
妹「・・・」
妹「・・・」ムクリ
妹「・・・」
妹「ふーん・・・彼女っていう名前の子なんだ」
妹「楽しそうに喋ってムカつく」
妹「私とずっと一緒にいてくれるって言ったのに・・・」
妹「・・・」
妹「どこの学校の子だろ?」
妹「ため口なら同級生だよね」
妹「探さなきゃ」
男「」zzz
男「おはよ」
妹「遅い、さっさと顔洗って食卓ついてよね」
妹「お兄ちゃんが遅いと私まで朝ご飯遅れる」
男「・・・」
男(昨日はあんなに泣いてたのに、今はなんともないみたいだな)
男(自分の中で解決したのかな)
妹「お兄ちゃんの足はかかしみたいに動かなくなったの?」
男「はいはい今いくよ」
妹「はいはいって何よムカつく」
男「・・・」モグモグ
妹「・・・」モグモグ
男「・・・」
妹「何?」
男「へ?」
妹「いつもはアホみたく喋るくせにさ」
男「べ、別に?」
男(昨日の事は覚えてないのかな)
妹「ふん」
男「おはよ」
男友「おっす」
男友2「はよーー」
彼女「あ、あの・・・」
男「あ」
彼女「お、おはよ」ニコ
男「うん、おはよ」
彼女「ふふ」
男「はは」
男友「・・・」
男「いたた」
男友「お前鈍くさいぞー体育で転けて」
彼女「あ、男君・・・」
彼女「ど、どうしたの?」
男「ああうん、転んじゃってすりむいて」
彼女「見せて?絆創膏あるから」
男「いいよ」
彼女「良いから」
男「うん」
男友「・・・」
彼女「男君」
男「ん?」
彼女「今日ね、一緒に帰らない?」
彼女「男君と二人で話したり、したいな」
男「あ-」
男(帰りはいつも妹と一緒なんだよなぁ)
男(いきなり言うと怒りそうだし)
男「ごめん!今日は無理!けど明日なら平気」
彼女「そっか・・・じゃあ明日」
男「うん、明日」
彼女「ふふ、楽しみだな」
男「よう」
妹「ん」
男「帰るか」
妹「・・・待って」
男「へ?」
妹「いた」ボソ
妹「彼女せんぱーい」
彼女「え?」
彼女「あれ、男君、また会ったね」
男「なんだそれ」
彼女「だって嬉しいから」
妹「・・・・」
妹「ねぇ!」ダキ
男「うわ!」
男「何だよお前抱きついてきて」
妹「んー?いつもこうじゃん」
男「そんなわけ」
妹「よかったら、帰りますか?一緒に」
彼女「えっと・・・男君の・・・」
妹「そう」
彼女「じゃあ一緒でも良いかな」
妹「良いよ、じゃ帰ろ?お兄ちゃん」
男「・・・うん」
男「なぁ」
妹「んー?」
男「いつまで腕に抱きついてるの?」
妹「帰るまでじゃん?」
男「は?」
彼女「ふふ」
男「どうしたの?」
彼女「仲、良いんだなって」
彼女「私ね一人っ子だから、妹って憧れてたんだ」
男「妹なんていてもうるさいだけだよ?」
妹「!」
妹「えい」バキ
男「痛い」
妹「どうせ私はうるさいだけよ!」
妹「ふん・・・もう帰る」
男「帰るってお前俺達は今帰ってるんだぞ?」
妹「私だけ早歩きで帰るって事!!」
妹「お兄ちゃんなんて嫌い!」タッタ
男「あ、行っちゃった」
彼女「こら」ペシ
男「う・・・何?」
彼女「今のは男君が悪いよ?帰ったら妹ちゃんに謝らなきゃ駄目」
男「でもあいつが」
男「でもあんな風に邪魔してきてさ」
彼女「でも、私ちょっと気持ちわかるかも」
男「妹と彼女さんは全然違うよ」
彼女「きっと焼き餅やいちゃったんだと思うよ」
彼女「それで、寂しくて、あんな事したんだと思う」
男「焼き餅?アイツが?」
彼女「アイツとか、そんな事言わないの」
男「はーい」
彼女「よろしいー」
男「あはは、何さそれ」
彼女「ふふ」
男「じゃあ帰ったら謝ります!」
彼女「そうそう。兄妹仲良く、ね」
男「そうだな、もしかしたら彼女さんの妹にもなるかもしれないし」
彼女「え?」
男「いやさ」
彼女「あ」
彼女「も、もーーエッチ」
男「何がエッチだよ!そんな風に考える方が」
彼女「ふん!私も先に帰っちゃおうかな」
男「わかったわかったごめんごめん」
男「ただいまー」
妹「あ」
男「よう」
妹「ふん」
男「ちょっと待てよ」
妹「話しかけんな」
男「いいから待てって」ガシ
妹「触るな!エッチ!変態!」
男「・・・」
男「はぁ」
男「まぁ待てよ」
妹「何?私なんてもう用済みでしょ?」
妹「彼女さんにご飯作って貰ったら?」
男「・・・馬鹿な事いうなよ」
男「はい、これ」
妹「あ、プリン」
男「お前あそこのケーキ屋のプリン好きだっただろ?」
妹「うん・・・でも、何で?」
男「今日のお詫び」
妹「私のため?」
男「おう食え」
妹「・・・もしかして彼女さんとデートで行ったの?」
男「違うよ。俺一人で行った」
妹「そ、そう」
男「うん。悪かったなうるさいとか言って」ナデナデ
妹「う、うん・・・私も、ご、ごめん」
妹「食べて良い?プリン」
男「おう」
男「おいしいか?」
妹「うん!美味しい」パクパク
男「どんどん食え」
妹「お兄ちゃんもしかして、私の事太らせて食べようとしてる?」
男「大事なお前を食べたりしないよ」
妹「大事?私、大事かな?」
男「うん。もちろん」
妹「そっか、そっかそっか」
男「機嫌良くなったな」
妹「む・・・何かムカつく」
男「何だよそれ」
おわり