比企谷(なんで俺のカバンの中に女物の下着が入ってるんだ……)
比企谷(新手のいじめか……?なんにせよこんなのが誰か知られたら……)
雪ノ下「さっきから何をソワソワしてるの?気味が悪いからやめてもらえないかしら」
比企谷「っききのせいだろ、俺はいつもこんな感じだ、これが俺のスタンダード」
ガララッ
陽乃「ひゃっはろーーー」
元スレ
陽乃「比企谷くんのカバンの中に雪乃ちゃんのパンティーをいれた」
http://viper.2ch.sc/test/read.cgi/news4vip/1400320054/
雪ノ下「姉さん、なにしにきたの?帰って」
陽乃「ゆきのちゃん怖い~っ、たまに遊びにきたって罰はあたらないと思うんだけどなぁ、ねぇ比企谷くん」
比企谷「っはい?、俺も雪ノ下と同じ意見です、何も用がないなら帰ってもらった方が……」
陽乃「二人とも冷たいな~、それにしても比企谷くん、なんでそんなに汗かいてるのかな??今日そんなに暑かった?」ニヤニヤ
比企谷「いやぁ部室に走ってきたんで、汗かいちゃったんですよっ」
雪ノ下「走ってきたにしてはいつもより遅れてきたと思うのだけれど、何か用事でもあったのかしら?」
比企谷「まぁいろいろとな………」
陽乃「ほうほう、そんなに雪乃ちゃんと会うのが楽しみだったんだねぇ、妬けるねぇー」ニヤニヤ
比企谷「ちっ違いますからっ!」
雪ノ下「姉さん、気持ち悪い事言わないでもらえるかしら」
雪ノ下「もういいでしょ、部活動の邪魔だから帰って」
陽乃「しょうがないな~、それじゃあまたね、雪乃ちゃん、比企谷くん」
比企谷「さようなら」
陽乃「あっ!」
雪ノ下「なにかしら?」
陽乃「雪乃ちゃん、最近なにかなくなった物とかないかな?」
雪ノ下「別に……」
陽乃「ほんとに?」
雪ノ下「そうだったとして、なにか姉さんに関係あるのかしら?」
陽乃「うーん私には別に関係ないかなー、でも比企谷くんなら何か知ってるかもねっ」
比企谷「えっ?」
陽乃「じゃあね!また暇だったら遊びにくるね!!」
ガララッ
比企谷「…………」
雪ノ下「…………」
比企谷「さて…依頼人もこないみたいだし俺も帰らしてもらうわ」
雪ノ下「まだ帰るのは早いと思うのだけれど、早く帰らないといけない用事でもあるのかしら?」
比企谷「まぁいろいろ忙しいんだわ…」
雪ノ下「今日のあなたなにか様子がおかしいわね、なにか隠してる事でもあるの?」
比企谷「いっいや何もやましい事はしておりませんが」
雪ノ下「その言い方がますます怪しさを助長してるのだけれど」
比企谷「とにかく今日はちょっと早く帰らしてもらうわ、じゃあn」
雪ノ下「待って」
比企谷「なんだ?」
雪ノ下「少し買い物に付き合ってほしいのだけれど」
比企谷「今日じゃないとだめなのか?」
雪ノ下「そうよ」
比企谷「まじかよ……、それで何を買うんだ?」
雪ノ下「今は言えないわ」
比企谷「俺行く意味あるのかよ」
ララポート
比企谷「んで、何を買うんだ?」
雪ノ下「ここよ」
比企谷「ちょっと待て、下着売り場じゃねーか、こんな所に俺を連れてきてどうするんだよ」
雪ノ下「あなたには下着を選んでもらうわ、そうね最低でも5着ほど」
比企谷「女物の下着選ぶとか完全に変態じゃねーかよっ、帰るぞまじで」
雪ノ下「ここで帰ったら大変な事になるわよ?」
比企谷「どういう意味だよ」
雪ノ下「私の口から説明するまでもないわ、そのカバンの中身、なにがはいってるのかしらね」
比企谷「えっ?いやなにも入ってないぞ…本と教科書くらい…」
雪ノ下「ほんとにそれだけ?」
比企谷「それだけだよ………」
雪ノ下「この写真を見てもそう言いはるのかしら?」 ペラッ
比企谷(この写真は俺が初めて下着がカバンに入ってるのに気づいて動揺してる時の奴じゃねーか、誰が撮ったんだ…)
比企谷「ん?誰だこいつ?女物の下着をカバンにいれてるなんて変態だな」
雪ノ下「こんな腐った眼をしてる人なんか、世界中探してもあなたくらいよ」
比企谷「それで俺にどうしろって言うんだよ…」
雪ノ下「だからさっき言ったでしょう、下着を5着ほど選んでもらえないかしら」
比企谷「お前が自分で選べばすむ話だろ」
雪ノ下「嫌ならいいわよ、この写真を明日平塚先生に渡しておくわ」
比企谷「すいませんでした」
雪ノ下「わかればいいのよ、行くわよ」
雪ノ下「早く選んでもらえないかしら」
比企谷「わかってるよ…」
比企谷(さっきから周りの視線が痛い)
比企谷「おっこのパンさんの刺繍がしてある奴いいんじゃねーか、お前パンさん好きだろ」
雪ノ下「比企谷くんにしては良いセンスしてるわね、一つはそれでいいわ」
比企谷「ほんとにあと4着も買うのか…?」
雪ノ下「そうよ、お金は持ってるから安心していいわ」
比企谷「こんなに下着を急いで買うなんて何かあったのか?」
雪ノ下「なくなったのよ」
比企谷「はい?」
雪ノ下「昨日私がお風呂に入ってる間に泥棒が入ったのよ、それで下着類を全て盗まれたの」
比企谷(あんなセキュリティがしっかりしてるマンションに泥棒なんか入いれるのか……)
比企谷「まぁ下着が盗まれて買いにくるのはわかる……だがなんで俺なんかにそんな事話そうと思ったんだよ。普通なら恥ずかしくて人には言えないだろ…」
雪ノ下「本物がほしいんでしょ?」
比企谷「えっ」
雪ノ下「本物の関係って、お互い隠し事なしって事だと思ってたのだけれど、違う?」
比企谷「確かに本物が欲しいとは言ったが……さすがにここまでプライベートさらけだすのは……」
雪ノ下「それに、あなたに言ったはずよ」
比企谷「何をだ」
雪ノ下「いつか助けてね」
比企谷「あっ…………、確かに言われたけど」
雪ノ下「助けてね」
比企谷「お、おう…」
比企谷「とりあえず下着も買ったし、特に用がないなら帰るが」
雪ノ下「何を言ってるのかしら、さっき助けてくれるって言ったばかりよね」
比企谷「いやだから下着買うの手伝ったじゃねーか、これ以上なにをするってんだよ」
雪ノ下「私をこのまま一人で帰らせるつもり?」
比企谷「といいますと?」
雪ノ下「もちろん自宅まで送るわよね?」
比企谷「いや……さすがにそこまでは、小町も心配するし」
雪ノ下「小町さんには遅くなる事は伝えてあるわ、兄をよろしくおねがいしますと返信もあったわ」
比企谷「そういやさっき下着が盗まれたって話は聞いたが……今どうしてるんだ」
雪ノ下「どうしてる?とはどういう意味で聞いてるのかよくわからないのだけれど、具体的に言ってくれるかしら?」
比企谷「いや……そりゃなんとなく察しろよ……」
雪ノ下「隠し事はなし、これはあなたが望んだ事よ」
比企谷「言うけどセクハラで訴えないでくれよ……、今雪ノ下は下着は身につけてらっしゃるんですか???」
雪ノ下「つけてないわよ」
比企谷「っ………」
比企谷(なんとなく動きがぎこちないとは思っていたが……)
雪ノ下「お風呂に入ってる間に私が脱いだばかりの下着も全て盗まれていたもの、とんでもない変態ね」
比企谷「そうだな……」
雪ノ下「犯人はあなたかしら?」
比企谷「えっ!?それは絶対ないない、なんなら小町が証人になってくれるぞ」
雪ノ下「ふふ、冗談よ」
比企谷「マンションついたぞ、ここまでくれば大丈夫だろ」
雪ノ下「疲れたでしょう、紅茶でも飲んでいったらどうかしら」
比企谷「いや、別にそこまで疲れてないから…」
雪ノ下「紅茶飲んでいくわよね?」
比企谷「紅茶よりMAXコーヒーの方が…」
雪ノ下「飲むわよね?」
比企谷「はい、ごちそうになります」
比企谷(雪ノ下のいれた紅茶うめぇな…MAXコーヒーには劣るが)
雪ノ下「比企谷くん」
比企谷「っひゃい」
雪ノ下「そんなに驚かないでもらえるかしら、そのあなたのカバンの中身見せてもらってもいいかしら」
比企谷「いや……それはさすがに……」
雪ノ下「…………」 ジーッ
比企谷「はい……どうぞご自由にご覧ください。」
ガサゴソ
雪ノ下「やっぱりね…これは私の下着よ」
比企谷「俺は盗ってないぞ、無実だ」
雪ノ下「心配しなくても疑ってなんかいないわよ、ただこんな事をした犯人は絶対に許せないわ」
比企谷「俺は陽乃さんが怪しいと思うんだが…、今日の言動からすれば何か知ってる素振りしてた」
雪ノ下「陽乃さん………ずいぶん親しげな呼ぶ方するのね」
比企谷「そっそりゃ雪ノ下と呼び方被るし」
雪ノ下「雪乃」
比企谷「ん?」
雪ノ下「姉さんと呼び方が被るって言ったわよね」
比企谷「言ったけど…」
雪ノ下「雪乃」
比企谷「もしかして、俺にお前を下の名前で呼べと…?」
雪ノ下「当たり前でしょ、姉さんが下の名前で呼ばれれて私がいまだに苗字で呼ばれてるのっておかしいと思わない?」
比企谷「いや別におかしくは……」
雪ノ下「この事が学校にばれたらどうなるでしょうね」
比企谷「きたないぞお前、さっき俺が犯人じゃないって言ってたじゃねーか」
雪ノ下「気が変わったのよ、あなたが私を下の名前で呼べば許してあげるわ」
比企谷「わっわかったよ……、ユキ…………ノッ/////」
雪ノ下「声が小さいわね…でも最初はこのくらいでも許してあげるわ八幡/////」
比企谷「それでだ、俺は陽乃さんが何か知ってるんじゃないかと思うんだが…」
雪ノ下「そうね、あの様子からなら犯人は姉さんの可能性が高いと思うわ」
比企谷「でもあの人が犯人だという証拠がない……」
雪ノ下「そうね……」
比企谷「罠をはるか」
雪ノ下「どういう事?」
比企谷「俺に考えがある」
ガララッ
陽乃「ひゃっはろーー」
雪ノ下「姉さん、部活動の邪魔よ、帰って」
陽乃「そんな事言って、本読んでるだけじゃん~」
比企谷「陽乃さん、少しうるさいので静かにしてもらえないですか」
陽乃「比企谷くんまでそんな事言うんだーひどいー」
雪ノ下「それで?なにか用事があってきたんじゃないの?何もないなら帰ってもらえないかしら」
陽乃「用事ねー、そうだ、雪乃ちゃんこの前も言ったけどさ、何か最近なくて困ったものとかなかったー?」ニヤニヤ
雪ノ下「別に何もないわ、いつもどおりよ」
陽乃「ほんとにー?」
雪ノ下「えぇ」
陽乃「ふーん、比企谷くんは身の回りで変わった出来事とかなかったかな?」ニヤニヤ
比企谷「何もないですよ」
陽乃「えー嘘ー、ほんとにー?」
比企谷「はい、読書の邪魔なんで帰ってください」
陽乃「なーんだつまんないのー、じゃあまたね雪乃ちゃん、比企谷くん」
比企谷「さようなら」
ガララッ
比企谷「雪ノ下」
雪ノ下「……………」
比企谷「雪乃」
雪ノ下「なに?八幡」
比企谷「あの様子だと今日あたりまたくるだろな」
雪ノ下「そうね……」
比企谷「それじゃ、さっき言ったてはず通り頼む、俺は寝室に隠れてるから、雪乃はいつも通りお風呂にはいってきてくれ」
雪ノ下「覗いたらただじゃすまないわよ?」
比企谷「覗くかよっ、覗いたら作戦が全部おじゃんだ」
雪ノ下「わかったわ、じゃあ八幡後はよろしくお願いね」
比企谷「あぁ、お前が風呂場にいけば、恐らくすぐあの人はやってくる」
ジャージャー
ガチャッ
陽乃「ふふふ、雪乃ちゃん呑気にお風呂なんか入っちゃって」
陽乃「今度は下着だけじゃなく雪乃ちゃんが大切にしてるパンさん人形も全部奪っちゃおうかしら」ニヤニヤ
陽乃「さて、最初は寝室に置いてある下着と……ついでにパンさん人形も……」
陽乃「あら……、おかしいわね下着がどこにもないわ」
陽乃「雪乃ちゃんもしかしてずっとノーパンで生活してる…?」
陽乃「そんななわけないわ、雪乃ちゃんがノーパンだなんて……脱衣所に行ってみるしかないわね」
ガチャッ
陽乃(お、あったわ、雪乃ちゃんの脱ぎたてパンティー、さすがにノーパンでは暮らすのは無理よね……)
陽乃(ようし、これがなければ雪乃ちゃんはまたノーパン生活に、フフフフ)
バチンッ
陽乃(何!?停電!??)
ベチャッ
陽乃「っひぇ、、なにこの液体っ」
雪乃「誰かそこにいるの!?」
陽乃(まずい、早くここからでないと雪乃ちゃんに見つかっちゃうっ!)
ガチャガチャガチャ
陽乃(ドアが開かない!?)
陽乃(あっ電気がついた)
陽乃「キャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア」
ガチャッ
雪ノ下「姉さん!?何をしているの???」
ジョボボボボボボ…………
陽乃「ゆ゛ぎのちゃんんn、血がぁああ血がああああ」
雪ノ下「姉さん落ち着いで、それは血ではないわ」
陽乃「血がぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛あああ」
雪ノ下(八幡…やりすぎよ……)
比企谷「いや、陽乃さんなんかちょっとすいません……」
陽乃「…………」
雪ノ下「姉さん」
陽乃「………」
雪ノ下「姉さんっ!」
陽乃「なに…」
雪ノ下「なんで私のマンションに姉さんがいるのかしら」
陽乃「それは……雪乃ちゃんに会いに……」
雪ノ下「じゃあ、その右手にもってるものはなにかしら」
陽乃「これは………違うの……」
比企谷「それ強力な接着剤使ってるんで簡単には剥がれないですよ」
陽乃「比企谷くん……ひどい………」
雪ノ下「ひどいのは姉さんよ、人の下着を盗むなんて、最低な行為よ」
陽乃「もうしないから、もうしないから許して……」
雪ノ下「本当にもう人の物を盗んだりしない?約束できる?」
陽乃「約束する……するからさっき私を撮ったの消してよ!」
雪ノ下「駄目、これは姉さんがまた盗みを働く可能性も考慮して、厳重に保管しておくわ」
陽乃「ひどい……あんなはしたない写真が誰かに見られたら……お嫁にいけない……」
比企谷「まぁ、これにこりてこういう事はもう辞めにしてくださいよ、俺も危うく変態のレッテル貼られる所だったんですから」
雪ノ下「あなたは今でも十分変態だと思うのだけれど」
陽乃「………比企谷くん」
比企谷「なんですか?」
陽乃「……やっぱりなんでもない、私帰るね」
ガチャン
比企谷「これで解決だな」
雪ノ下「そうね…」
ガララッ
由比ヶ浜「やっはろー!ゆきのん!」
雪ノ下「こんにちは、由比ヶ浜さん」
由比ヶ浜「ヒッキーもやっはろー!」
比企谷「………………」
由比ヶ浜「無視だ!?もう!挨拶くらいしようよヒッキー!!」
比企谷(一体どうなってるんだ………)
由比ヶ浜「ヒッキー何をチラチラみてるの??」
ガバッ
比企谷「あっおい!」
由比ヶ浜「ヒッキー……なにこの下着……女の人のだよね???」
比企谷「いやそれはだな………」
由比ヶ浜「ヒッキー…………最低!!!」
比企谷「これにはわけが…」
由比ヶ浜「変態!!ゆきのん!ヒッキーが女物の下着集めてるよー!」
比企谷「おい雪ノ下からも何か言ってやってくれ」
雪ノ下「ユキノシタ………、なにかしら?下着泥棒の変態クズガヤ君」
比企谷「おい」
由比ヶ浜「ヒッキーほんと最低!近寄らないで!!」
比企谷「なんでこうなるんだ………」
陽乃(私の下着なら問題ないよね、ふふふ)
終わり