今までのもしもシリーズに出てきた超能力者(レベル5)が登場します。
基本は削板軍覇が中心です。
元スレ
もしも今まで出てきたもしもシリーズの超能力者が出てきたら
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1341071847/
※注意
この作品は『もしも《超能力者》が《○○》だったら』シリーズの完結編です。
……ですが、未完結です。
その点をご留意いただき、閲覧していただければと思います。
【関連】
1作目
もしも一方通行がヘタレだったら
2作目
もしも垣根帝督が完全に厨二病だったら
3作目
もしも御坂美琴がクズだったら
4作目
もしも麦野沈利がドジっ娘で臆病だったら
5作目
もしも食蜂操折が変態だったら
6作目
もしも削板軍覇が面倒くさがりだったら
オフィス
乱数「で、結局見つからなかった…と」
削板「まぁ、全力を尽くしましたが駄目でした」グデーン…
上条「その上、ウチの社員が使い物にならなくなりまして…」チラッ
一方通行「オレなら世界征服出来る」
垣根「何…?貴様…それがどれだけ悪いことか…わかってるのか!?」
垣根「もしそんな事をすれば…世界の秩序が乱れる事になるんだ!」
垣根「お前がそんな事をしようというのならば…!」グッ
垣根「力<チカラ>を解き放つしかない……!」
一方通行「………ッ!?馬鹿野郎!!力で何でも解決出来ると思うなよォ!」
一方通行「話し合いで分かち合う事だって出来るンだぞ!?」ガァッ!
上条「あのありさまでして……」
乱数「あぁ……」
乱数「まぁ、今じゃなくてもいいから」
乱数「そんじゃ、その赤髪ロン毛野郎を見つけたら一報くれ」
削板「またのご来店を~」
垣根「貴方に、至福の一時を…」スッ…
乱数(ウッザァ…)
乱数(これは…今までの実験してきたデーターが暴発したのか?)
乱数(もしそうだとしたら……マジでやばくなったんじゃあ…!)
削板「あー…何でお前らそんな事になったんだ?」
一方通行「いや、なンか知らねーけど…急に自信が無くなって来てなァ…」
垣根「俺は神のお告を聞いた…」
削板「コイツはもうクビかもな」
上条「…………?」
削板「どーした?上条」
上条「いや、さっきから玄関の方から人の気配が…」チラッ
麦野「」ヒョコッ
削板「………何でそんな半分しか顔を出さないんだ?」
麦野「え…ええっと…その…」
削板「ん?」
垣根「どうした、ん?お前…もしかして…ッ!」
削板「いや、お前が今考えてる事は絶対にありえないから」
麦野「あ…あの…」
削板「何をキャラ作ってんだよ」
麦野「き…キャラって…な、何の事ですか?
削板「で、なんの用?」
麦野「あ、あの……」
削板「なんだよ……」
麦野「私も……社員にさせて下さい!」
削板「!」
一方通行「何ィ!?」
垣根「そうか…貴様も我々と戦うといry」
削板「まぁ、別にいいぜ、普通は面接をしなきゃならねーが、面倒くさいからやめた」
麦野「ホントですか!?」
一方通行「あ…でもよォ…オマエ…アレじゃなかったっけ?暗部じゃなかったっけ…?」オソルオソル…
麦野「『アイテム』の事は絹旗さんに全部任せました」
一方通行「鬼かよ…」
削板「で?何でお前が人助けなんかを?」
麦野「えっと…私も人に感謝されるような事をしてみたいなって…」
上条「ええ子やぁ…」
削板「感謝ねぇー…」
垣根「お前は我々を甘く見てる!感謝などという幼稚な考えでは我々の組織では生きていけぬぞ!!」
削板「黙れ、マジでお前クビにすんぞ」
垣根「これは失礼いたしました社長<マスター>」
削板「その言い方止めろ、何か腹が立つ」
上条「あんたもそんな所で突っ立ってないで座ってれば?」
麦野「は…はい…」スッ
一方通行「!」ビグッ
一方通行(な…何でよりにもよってオレの隣なンだよ!)
麦野(思わず一方通行さんの隣に座っちゃった…ど、どうしよう…)
麦野(でも、このまま席を変えたら…嫌われちゃうかも…)
一方通行(席変えたら、オレは確実にコイツの手によって頭を吹っ飛ばされる……いや、だからなンだよ、オレは第一位でコイツは第四位だ…雲泥の差なンだよ……!)
削板「ん?」
スキルアウトA「た、助けてくれぇ!」ガチャッ!
削板「うるせぇ、今日は店じまいだ」
スキルアウトA「そんな!」
上条「話だけでも聞いてやりましょうよ」
削板「んだよ、言えよ」
スキルアウトA「さっき…いや…実は…」
麦野「あれ…?あなた…怪我をしてる!」
麦野「た、大変!早く手当しなきゃ!」
削板「いや、しなくていい」
麦野「どうしてですか!?」
削板「消毒液と硫酸を間違える奴に任せられないから」
「あ~ら逃げちゃ駄目じゃない」ガチャッ
スキルアウトA「あ、コイツです!」
削板「お前は…」
上条「御坂!?」
御坂「ん?」
御坂「あ、アンタ達ここで店を構えたんだ」
削板「まぁな」
御坂「さぞ楽しいでしょうね、偽善者ごっこは」
削板「あ?」
麦野「ぎ……偽善者なんて…そんな…」
御坂「人間は嘘を吐く生き物だからね、クズはクズらしく生きてればいいのよ」
削板「じゃあお前もクズだっていうのか?」
御坂「は?違うわよ、私は特別なのよ」
一方通行「………」ピキピキッ
上条「顔が怖いぞお前…」
御坂「あ、それとソイツこっちに渡してくれない?」
スキルアウトA「ヒィッ!」
垣根「貴様…それでも人間か!」
御坂「そんなの見たらわかるでしょ、まぁ、あんたらとは違う特別な人間だけどね」
御坂「え?それとも何?私と戦うってわけ?」
削板「そりゃあいいな、よしこのボケぶっ飛ばそうぜ」
一方通行「オレも手伝うぜ」
垣根「貴様だけは生かして帰さん!」
削板「あまーい、パーンチ!」
ドガァアアアアアアアンンンッッッ!!!
御坂「ぐはっ!」
一方通行「オラァ!どォしたァ!」
垣根「貴様の罪は重いぞ!これだけで済むと思うなよ!」
御坂「う…うぅ…」
削板「ん?」
御坂「うぅううううう!痛い…痛いよぉ…!」ポロポロ…
麦野「ふ、三人共!やりすぎです!そこまでしなくても…!」ドキドキ
一方通行「はァ!?違う!このメルヘンクンが…!」ビグッ
垣根「……俺か?」
上条「大丈夫か!御坂!」
御坂「あ、ありがとう…」
上条「ほら、手を貸してやるよ」
御坂「…………」ニヤッ
削板「!」グイッ
上条「うわっ!」ドサッ
シュッ!
御坂「あ~…外れたわ~致命傷を与えられたと思ったのに~」
上条「ほ…包丁?」
麦野「まさか…上条さんを…」
御坂「ん~まぁね」
上条「何でそんな事を…」
削板「上条を三枚おろしにしてどうするつもりだったんだ」
上条「三枚おろしって、俺は魚か!」
御坂「まぁ、殺そうとは思ってなかったんだけどね、致命傷与えてそのまま人質にして金を貰おうとしたの」
削板「そいつは面白いな」
御坂「ま、いいや、私は帰らせてもらうわ」
御坂「命拾いしたねアンタ」
スキルアウトA「ヒィ!」
一方通行「二度と来んなァ、バーカ!」
御坂「……え?」スッ
一方通行「オイ…オマエ…!」
上条「お…俺じゃねぇよ!何俺のせいにしてんだ!お前だろ!」
麦野「あの人…もう来ないのかな」
垣根「我々の力を見せつけたからもう二度と来ないだろ」
麦野「そうなんだ…」
削板「何か残念そうだな」
麦野「はい、あの人と仲良く出来たらなーって…」
一方通行「ハァ!?どうしたらンな思考になるンだ!」
一方通行「アイツはもう変わったンだよ!ただの悪m」
麦野「悪魔なんて言わないで下さい!」
一方通行「ヒィ!ゴメンナサイ!」ビックゥッ!
一方通行「殺さないで!止めろォ!!!」ガクガク…
麦野「あの人は心底悪い人じゃないと思うのです」
麦野「あんな事になったのは絶対に訳があると思うんです!」
一方通行「馬鹿野郎ォ…殺されるぞォ…!」ガクガク…
削板「じゃあ、後を付けるか?面倒くさいけど」
麦野「え?」
裏路地
御坂「それでねー、ハハハハハ!」
麦野「あ、居た」
削板「見ろアレを、あんな悪そうな奴とツルんでる」
麦野「で、でも」
削板「あのな、仲良くなりたいってお前がアイツに言って友達になると思ってんの?」
削板「なったとしてもお前を利用するかもなー」
麦野「でも、御坂さんは正義感が強い方だって聞いてます!」
麦野「まだ御坂さんの心の奧にある正義は死んでないと思います!」
一方通行「そ、そうは言ってもなァ…」
垣根「あの状態ではヤツは既に、『一刻の時』を過ぎたのだろう」
削板「手遅れって言いたいのかそれ?」
垣根「だが、手はある」
麦野「え?」
垣根「ヤツに『神の生き血』を飲ませれば、やがて奴の悪の心は払拭されるだろう…」
削板「探すの面倒くさそうだから止める」
一方通行「てゆうかンなモノこの学園都市に存在する訳がねェだろ」
麦野「その『神の生き血』はどこに!?」
削板「?」
垣根「それは俺にもわからない、ただ特定の場所に沸き上がるとか―――」
麦野「その特定の場所って…!?」
一方通行「オーイ、そいつの妄想だからあまり鵜呑みにすンなよ」
再びオフィス
麦野「もう御坂さんは悪者なのかなぁ…」
垣根「あぁ、だが、まだ手は…」
削板「お前は黙ってろ、侍にすんぞ」
麦野「でも、何とかして御坂さんの善行を思い出させて…」
削板「アイツはアイツだ、ほっとけ」
麦野「しかし……」
ガチャッ
「あの~」
削板「ホレ、客だぞ」
明日の朝
削板「フ~…何とも清々しい朝だ…」
削板「全裸でオフィスで昨日の仕事の内容をまとめる作業をするのは格別だ」
麦野「おはよ…ってきゃあああああ!!!何で丸裸なんですか!?///」
削板「服着るの面倒だったから、風呂上がってこのまま寝た」
麦野「ダメです!服着てください!///」マジマジ…
削板「んだよ、うるせぇな」ゴソゴソ…
削板「別にいいじゃねぇか営業開始時間から後6分もあるし」
麦野「私がダメなんです!///」
削板「あー、わかったよ、ダりぃなチクショウ…」
削板「…………何見てんだよ」
麦野「見てないです!変な言い掛かりは止めて下さい!///」
削板「オラ!着たぞ!文句あっか!?」
麦野「何でキレ気味何ですか…?」
ドドドドドドド……
麦野「おや?誰かが階段を登って来ましたね」
佐天「助けて下さい!」バタンッ!
削板「開業まで後3分なんだけど」
佐天「そんな細かい事いいじゃないですか!緊急ですよ!」
佐天「実は初春が御坂さんに誘拐されちゃって」
佐天「『スキルアウト共のエサにしてやる』って…!」
麦野「そんな…御坂さんが…」
佐天「このままじゃ…このままじゃ初春の処女が!」
削板「分かったよ今から助けに行こう、御坂美琴はどこに行った?」
佐天「この建物の中です」
麦野「削板さん!行きましょう!」
削板「よし、突撃…と言いたいが…」
削板「面倒なので建物ごとヤツを粉砕します」
佐天「」
麦野「」
佐天「ちょっ…何を言ってるんですか!?」
麦野「そうですよ!建物ごとなんて事をしたら…!」
削板「大丈夫、ギャグ補正で何とかなるさ」
佐天「ギャグ補正って…!そんなの信用できませんよ!」
削板「だがやる」グググッ…!
削板「スーパーウルトラマグナムダイナマイトサイクロンアンデットジャスト
パァ―――――――――ンチ!!!!」
ズガァアアアアアアアアアアアン!!!ドゴゴゴゴゴゴゴゴ!!!
佐天「」
麦野「」
御坂「ゲホッ、ゲホッ…アンタ!コッチには人質が居るのになんて事を!」
初春「ゲホッ、ゲホッ…酷いです…!」
佐天(あ、生きてた)
削板「やぁ!ゴメン!力加減間違えちゃった☆」テヘペロ
御坂「ふざけんじゃないわよぉおおおおおおお!!!」バッシュウウウ!
削板「!」ガッッッッ!!!
佐天「レ…レールガンがモロ顔面に!」
麦野「削板さん!」
御坂「ハハッ!ざまぁない…わ…ね?」
削板「つ~かま~えた♪」マジキチスマイル
御坂「そ…そんな…!?歯で止めるなんて…!」
御坂「ありえない…!そんな事出来る訳ないじゃない!レールガンを歯で止めるなんて!」
削板「根性があれば、何でも出来る」ペッ
御坂「根性だって限度があるのよ!こうなったら砂鉄の剣で切り刻んでやry」
削板「どすこーい、ぱーんち!」バゴォ!
御坂「げばぁ!」
御坂は放物線を描いて吹っ飛び、ポリバケツに綺麗にホールインワンした
削板「そこがお前の指定席だ」
佐天「ありがとうございました!それでは!」
初春「さようなら!」
削板「…………」グッ!
麦野「あ、そうだ!御坂さん!」
麦野「だ、大丈夫ですか!御坂さん」
御坂「クッ…!なんで…なんでよぉ…!なんで私がアンタみたいな格下にぃ!」
削板「順位=強さじゃねーんだよ、覚えとけ」
御坂「……………ッ!」
削板「お前みたいな性根の腐ったカスはゴミ捨て場がお似合いだ」
御坂「うぐぅううううううううう!!!」ポロポロ…
麦野「そ、削板さん!何もそこまで…み、御坂さん、泣かないで…」
削板「嘘泣きはお前の十八番だもんな、オイ帰るぞ、そいつの茶番につき合うだけで面倒だ」
御坂「うぅうううううう!!!」ポロポロ…
麦野「削板さん!み、御坂さん!」
御坂「離せ三下!アンタ達……いずれ殺してやるぅ!」ダッ!
麦野「御坂さん……そんな…」
オフィス
削板「あーあ…疲れたー」
麦野「削板さん…あれは言い過ぎですよ…」
一方通行「ハッ!いい気味だ!ザマァ見やがれクソッタレ!」
麦野「一方通行さん!」
一方通行「ヒィッ!」ビグッ!
削板「………ま、アイツ惨敗した事が無いから天狗になってのかもしれなかったからな」
麦野「……わざとあんな事を言ったんですか?」
削板「………まぁな」
常盤台中学校
御坂「…………」
女子生徒A「ねぇ知ってる?御坂さんがどこの誰かにコテンパンにされたって」ヒソヒソ…
女子生徒B「あー知ってる知ってる、ゴミ捨て場にあったポリバケツに入れられたって
噂もあるよー」ヒソヒソ…
女子生徒C「私、御坂様に失望しましたわー」ヒソヒソ…
ヒソヒソ… ヒソヒソ…
御坂(チッ、雑魚共が…!)
教室
御坂「……………」
女子生徒D「クスクス……」
女子生徒E「クスクス…」
御坂「私の机はどこにやったの?」
女子生徒F「ねぇ、御坂さん?あなた、ゴミ捨て場に捨てられたんだって?」
女子生徒D「御坂さん何か生ゴミくさーい」
女子生徒E「学校に二度と来ないでくれませんか?」
女子生徒D「アハハハハハハハハハハハハハハハ!それは言い過ぎよ!」
女子生徒E「アハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ!!!!」
女子生徒F「ハハハハハハハハハハハハハハ!!!」
御坂「………チッ」
御坂「ん?」
スキルアウトA「へへへへ……」
スキルアウトB「よぉ、探したぜ」
御坂「何の用かな」
スキルアウトA「お前、ゴミ捨て場に捨てられたってな」
御坂「……………」
御坂「それが最後の言葉でいいの?」
スキルアウトA「へへ…いつまでその余裕を保ってられるかな?」
キィイイイイイイイイイインンンン………
御坂「がぁ!な、何コレ…!?」
スキルアウトA「キャパシティダウンって奴だ!覚えとけ!」ドゴォッ!
御坂「がはっ!」
スキルアウトB「オラァ!顔面キックだ!」ドガァ!
御坂「ぶっ!」ドサッ!
麦野「み…御坂さん……!」
麦野「は、早く助けないと……」
麦野「…………」ガクガク…
麦野「私の意気地なし!」ダッ!
オフィス
麦野「ハァ…ハァ…!削板さん!削板さん!どこですか!削板さん!」
「おー、どーした?何かあったのかー?」
麦野「ハァ…!御坂さんが…御坂さんが大変なんです!」
麦野「早く助けてやって下さい!私じゃ…どうしょうもないんです!」
麦野「お願いします!削板さん!」ガチャッ!
削板「…………」カッポーン
麦野「」
削板「コラコラ、なんの躊躇もなく風呂に入ってくるな」
麦野「何で入った瞬間に風呂場なんですか!///」
削板「脱衣所作るの面倒だったからな」
削板「お前に裸を2回も見られる事になるなんて」
麦野「…………」
麦野「~~~~~~~~//////思い出しちゃったじゃないですか!///」
削板「思い出した?何を?」
麦野「//////」
削板「よぉ、垣根、ちょっと手を貸して欲しいんだ」
垣根『何だ…?まさかっ…!お前…世界のカケラを…!』
削板「んな痛い設定はいいから、よく聞け」
垣根「何だ?」
削板「いや、この前来た第三位がボコボコにされてるらしーんだわ」
削板「だから助けに…え?あぁ、『薔薇の狙撃手』は見つかってねーよ」
削板「何で見つけないんだって…んなの面倒に決まってるからだろ」
削板「アホかお前は、そんな事で学園都市が滅ぶと思ってんのか」
削板「……お前はホモか、良くそんな事言えるな、俺には出来ないなそれは」
削板「んなの根性で何とかしろよ」
麦野(何の話をしてるのかな…?早くしないと御坂さんが…!)アセアセ…
外
削板「で、どこに居るんだ」
麦野「コッチです!」
削板「あれか…」
スキルアウトA「オラオラ!この野郎!」ゲシッ!ドカッ!
スキルアウトB「調子乗ってんじゃねぇぞ!」ボカッ!ズカッ!
御坂「ごはっ!がはぁ!」
スキルアウトA「おい!」
スキルアウトB「あ!?」
スキルアウトA「脱がせ!」
スキルアウトB「よし来た!」
削板「そーはさせませーん」バァーン!
スキルアウトA「な、何だおまry」
削板「ぬるーい、ぱーんち!」ボガッ!
スキルアウトA「げはっ!」
スキルアウトB「な、何だお前!」
削板「もっっっっのすんんんんんごぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉいぃぃぃぃぃぃぃ………」コォォォ…
スキルアウトB「………ッ!ヒィイ!!」ダッ!
削板「………ショボイ、ぱぁんち」ヘローン
麦野「御坂さん!大丈夫ですか?うわぁ…酷い怪我だ…立てますか?」
御坂「…………離して」パシッ
麦野「あ…」
削板「ん?」
御坂「礼は言わないから……」
削板「……おい」
御坂「………何?」
削板「根性があれば何でも出来る!覚えとけ!」エッヘン!
御坂「…………そうね」
削板「じゃあな」
御坂「…………ん」
麦野「そ、削板さん…どういう意味ですか…?それ…」
削板「そのままの意味だが?」
麦野「深い意味は特に無いんですね…」
スキルアウトB「てゆーか何でキャパシティダウンが止まってるんだ!?」
垣根「あの忌々しい箱なら、オレのしもべの砂皿が封印した」
スキルアウトB「何?誰だお前は…!?」
垣根「オレか…?クックック…オレは『死』を象徴する未元物質を扱う……」
垣根「魔族の一人だよ……」ニヤッ…
スキルアウトB「嘘付け!」
垣根「さぁ!貴様の罪を数えろ!!!」ブワァ!
スキルアウトB「うわぁあああ!何だこの白い翼はぁ!」
ズガァアアアアアアアアアアアン……!
オフィス
削板「超電磁砲のヤツ、元の性格に戻ったみたいだな」
麦野「え?そうなんですか?」
一方通行「誰から聞いた情報ソレ?」
削板「この前来た、木原乱数とか言うヤツ」
麦野「何で名前まで?」
削板「アイツが教えてくれたぁ」
削板「でも完全に治ってないらしくてな、時々クズの頃の性格が出るらしい」
麦野「二重人格…?」
一方通行「……それって」チラッ
垣根「何だ?」
削板「いや、アレとは訳が違う」
麦野「で、ですよねー…」
上条「弁当買って来ましたぁー!」バタンッ!
削板「」ガタッ
垣根「何処へ?」
削板「ちょっと散歩に行く」
上条「仕事が来たら早く帰って来てくださいよぉ!」
削板「はいはい、分かってるって」
公園
削板「今日もいい天気だー」
削板「ダラダラ~と散歩するかー」
削板「あー、楽しいー」ダラダラー
白衣の男「」ザッ!
白衣の男「喰らえ!」チャッ
削板「ん~?」
ビカッ!
オフィス
上条「駄目だ、何度電話しても削板さんに繋がらない」パチンッ
一方通行「また、寝てンじゃねェーの?」
上条「スミマセン、どーやらウチの社長がどっか行ったので…一応要件だけ聞きましょう」
女性「は、はい、それでですね、私の友達が小学1~2年ぐらいになったんです」
女性「友達が言うには『白衣を着た男性が持ってた銃の様な物から光が放たれた後、自分の体を見ると小さくなってた』って……」
女性「アンチスキルにも問い合わせて見ましたが…イタズラ電話と思われて…」
上条「まぁ、そうなりますね…」
一方通行「ところでェ、その白衣の男はどこに現れたンだァ?」
女性「ココからすぐ近くの公園ですよ」
削板「ん~…何かこのビル、デカくなったな」
削板「なんかあらゆる物がデカくなった様な…」
削板「地盤が上がったのかな?」
削板「ま、いいや」
削板「……階段が多く感じるな…」
削板「ん?」
削板「………ドアノブの位置が高くなってやがる」
削板「アイツら、俺にこんなイタズラしやがって…よっと」ガチャッ
削板「おいコラ、ドアノブと階段の数を減らしとけよ」バタンッ
麦野「え?」
一方通行「……あ?」
垣根「?」
麦野(だ、誰…?この子…)
一方通行(このちっこいの…まさか…)
削板(幼)「あん?どうした?そんな鳩が火縄銃を喰らった様な顔をして」
削板(幼)「てゆうかお前ら凄い背が伸びたな」
削板(幼)「ま、根性があればそこまで伸びる事は可能だもんな」ドカッ
麦野「あ、あの…キミ…そこ削板さんの席…」
削板(幼)「あ?そんな事分かってるって、自分のだからな」
削板「………オイ、この机、低くしとけよ」
麦野「まさか…あの子削板さん!?」ヒソヒソ…
一方通行「間違いねェ…あのヤル気0感は間違いなくアイツだ…!」ヒソヒソ…
垣根「アイツ…まさか『時空の泉』に落ちたのか!?」ヒソヒソ…
一方通行「いや、それはねェ」ヒソヒソ…
削板(幼)「ん?うぅん?何か変だなぁ」
一方通行「今更かよ…」
麦野「削板さん、鏡を見てください!」
削板(幼)「ん?」チラッ
削板(幼)「あ?誰だこの子供………Oh」
垣根「貴様は公園に居たのか?」
削板(幼)「そうだが…?まさか、あの男が…」
垣根「そう言えば上条が公園に行ってたな」
麦野「上条さんが危ない!」ダッ!
公園
「ぎゃああああああああ!」
麦野「あっ!上条さんの声だ!」
白衣の男「!?」ガサッ!
白衣の男「…!」チャッ!
麦野「わっ!」
垣根「うへっ」
一方通行「どわァ!」
カッッッ!!!
オフィス
削板(幼)「で?取り逃がしたと?」
上条(幼)「めんぼくない……」
麦野(幼)「ゴメンナサイ…」
垣根(幼)「もうしわけない…」
一方通行(幼)「不意打ちだったからなァ…」
削板(幼)「ま、根性があれば何とかなんだろ」
一方通行(幼)「ンな事で解決出来ンなら誰も苦労しねェよ……」
結標「失礼するわ、実は頼みたい事が……」ガチャッ
削板(幼)「いらっしゃーい」
一方通行(幼)「ゲッ!」
垣根(幼)「A?」
上条(幼)「あ、お客さん…」
結標「……………ここには子供しか居ないのかしら?」ボタボタ…
上条(幼)「で、何か御用ですか?」
結標「あ、そうだった…実はね…」
結標「『ウチ』に来ない?」クワッ
上条(幼)「そういうのはやってません!」
削板(幼)「あ、そうだ、弁当食べてなかったんだ」
上条(幼)「削板さん、お客さん来てるのに…」
削板(幼)「むっ…箸が…使いにくいな……」
麦野(幼)「大丈夫ですか?」
削板(幼)「大丈夫…根性で…なんとか…よっと…」
結標「えへへへ……お姉さんがあーんってしてあげる//////」ジュルリ
削板(幼)「…………」
一方通行(幼)(性欲丸出しだァ…)
削板(幼)(この馬鹿は頭が沸いてるのか?)
結標「はーい、あーん//////」グフフ…
削板「………あーん」パクッ
麦野(幼)(あ、可愛い)
結標「ど、どう?///」
削板(どうって弁当だから美味いに決まってんだろ、何をお前が作りました感出してんだよ)モグモグ…
削板「………うん美味し」
公園
削板(幼)「えー、皆さんに残念なお知らせをします」
削板(幼)「私達のオフィスが突如現れた変質者によって占拠されました」
削板(幼)「と、言うわけで」
削板(幼)「犯人探ししまーす」
麦野(幼)「わー」
一方通行(幼)「いエーい」
垣根(幼)「フフ…とうとう年貢の収めどきと言う事か…」
上条(幼)「最初っからすれば良かったのに…」
62 : VIPに... - 2012/08/09 18:18:12.14 csXonbAA0 55/56…まさか、終わり?
64 : VIPに... - 2012/09/04 21:06:07.97 mWdLImuKo 56/56二ヶ月経ってしまったか
死=新しい世界に行く
梨花は必ず殺される
カケラ+羽入を位置する
世界によって死ぬ人が増えたり変わったりする
各世界には主人公が居て最終的は皆が主人公