後輩「実はですね~」
男「…」
後輩「なんか、ちょっとしつこい人がいるんですよ」
男「しつこい?」
後輩「なんか、告白してきて」
後輩「私は振ったんですけど」
後輩「その人ちょーしつこいんですよ~」
男「だから?」
後輩「ちょっと、恋人のフリしてもらえたらいいなって」
元スレ
後輩「男先輩~っ!」男「なんだよ」
http://viper.2ch.sc/test/read.cgi/news4vip/1435983516/
男「断る」
後輩「なんでですかっ!」
男「めんどくさいから」
後輩「ちょっと、先輩私みたいなかわいい後輩と恋人のフリできるんですよ!」
男「それがめんどくさいな」
男「お前が一、二争うほどかわいいって評判だからめんどくさい」
後輩「お願いしますぅ~先輩~」上目遣い
男「あざといっっての」
後輩「ちょっとの間だけですって~」
男「…はぁ~」
男「わかったよ」
男「いつまでやればいいんだ?」
後輩「わぁ~ありがとうございます」
後輩「えっと、一週間くらいでお願いします」
男「は?いやそんなにいらんだろ」
男「そいつに俺と一緒にいるところをみせればいいんだろ?」
後輩「でも~しつこい人結構いるからその人たちにもみたいな」
男「…(本当にめんどくさいな…)」
男「わかった」
後輩「ほらっ先輩」
男「お、おお」
イケメン「…どういうことかな…後輩ちゃん…」
後輩「どうもなにもこういうことなんです~」
イケメン「………でも。僕は」
後輩「先輩からも言ってくださいよ~」
男「あ、ああ」
男「こういうことだから…悪いな」
イケメン「ああ~そんな~」
男「いいのか?」
後輩「なにがですか~?」
男「さっきのやつすげぇーイケメンだったけど…」
後輩「嫌ですよ~」
男「(望み高いな~)」
男「…(あと一週間もあるのか~)」
後輩「どうしました~」
男「別に?」
次の日
男「…はぁ~何してるの…」
後輩「やだな~弁当ですよ」
男「なんで…」
後輩「付き合ってるからに決まってるじゃないですか~」
男「…そうだね」
後輩「屋上いきましょ~」
男「…」
後輩「はい、ア~ン」
男「…」パクッ
後輩「おいしいですか~」
男「ああ、うまい」
男「…ごちそうさまでした」
後輩「ごちそうさまです」
男「じゃ、俺教室にもどるから」
後輩「え、もう少し居てもいいじゃないですか~」
男「別にいいだろ、明日は俺から行くから」
男「お前が来るとうわさになって大変になるだろ」
男「じゃあな」
後輩「む~先輩~」
男「…どうした?」
友「お、おまえ後輩ちゃんと付き合ってたのか」
男「…まあ、そうだな」
友「総合的に考えてお前なんかとは全然つりあわないのに…」
男「別にどうでもいいだろ」
友「ふ、すごいな男」
男「?」
友「お前はきっと嫉妬の嵐に飲まれるぜ」
男「まあ、そこまでは別に予想通り…」
友「だって、後輩ちゃんのファンクラブあるくらいだぜ?」
男「へっ、そんなのあんの?」
友「え、知らなかったのか?」
男「ああ、つーか聞いてない」
友「へぇ~聞かなかったのか?」
男「ま、どうでもいいけど」
男「…」
後輩「それでですね」
男「どこまで、着いて来る気だ」
後輩「先輩の家までです~」
男「別に来なくていいから」
男「ここで、じゃあな」
後輩「そこまで言うならしょうがないですね」
男「はぁ~」
男「?」
男「…」チラッ
男「何してるんだ?」
後輩「…ッ!」ビクッ
男「次やったら、恋人のフリをやめるからな」
後輩「あ、すみませんでした」タッタッタ
男「はぁ~」
次の日
男「…」
友「なぁ~男~」
男「なんだよっ」
友「後輩ちゃんと付き合えてうらやましい~」
男「おまえ、さっきからそればっかだな…」
友「いいな~」
男「あ、忘れてた」
友「どうした?」
男「ちょっと」
友「?」
男「悪いな後輩」
後輩「遅いですよ~何してたんですか?」
男「友と喋ってた」
後輩「まあ、いいですけど」
後輩「はい、弁当」
男「おう、」
男「…」モグモグ
後輩「…」ジーッ
男「…」モグモグ
後輩「…」ジーッ
男「なんだ」
後輩「もう、いいです」
男「なにが?」
後輩「恋人のフリ」
男「そうか」
後輩「私先輩好きなんです」
後輩「だから、付き合ってください」
男「…」モグモグ
男「俺よりいい奴なんていっぱいいるだろ」
後輩「先輩じゃなきゃ嫌なんです」
男「そうか…ま、いいけど」
後輩「本当ですかぁ」
男「…」チュッ
後輩「…///」
男「これが俺の答え」
おわり