2 : 以下、名... - 2015/05/09 14:15:09.64 7yOEtW13O 1/68

「ついに鍵開いたんだよ」

「すげーな」

「そしたら中からコンドーム出てきたんだよ」

「最悪だな」

「しかもサガミオリジナル」

「高級品だな」

「6個入りで1000円は高い」

「しかも0.02㎜は流石に薄すぎる」

「童貞のくせに使ったことある風に言うなよ、知ったか乙」

元スレ
楽「鍵開けたら中からコンドーム出てきた」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1431148187/

3 : 以下、名... - 2015/05/09 14:16:13.86 7yOEtW13O 2/68

「…中を見た時の皆の反応もある意味うすかったからね」

「上手くねーよ」

「……」

「上手くねーよ」

「なぜ2回言った?」

4 : 以下、名... - 2015/05/09 14:18:57.85 7yOEtW13O 3/68

「で、皆は?」

「……帰った」

「……」

「千棘も小野寺も橘も皆、『ちょっと頭の整理させて』って言って帰っちまった…」

「まぁ……あんだけ引っ張っておいて…………なぁ?」

「しかもな?それだけじゃなくてさ、手紙も入ってたんだ」

「へぇ……なんて書いてあったの?」











「『カギ開けたオンナは股も開け』」

6 : 以下、名... - 2015/05/09 14:20:12.52 7yOEtW13O 4/68

「……」

「……最悪だよ」

「……なんつーかさ」

「……うん」




「やっぱりお前、上手くねーよ」

「そこなの!?」

7 : 以下、名... - 2015/05/09 14:22:17.22 7yOEtW13O 5/68

「ダジャレにセンスを付けてからもう一度出直せよ、じゃ」

「いや、だからそこじゃないだろ!」

「あ、おい!待てって……!」

「……行っちまった」

「あ〜あ、明日から千棘達とどう接すればいいんだよ」

「……とりあえず、今日は帰るか」







??「………」

8 : 以下、名... - 2015/05/09 14:24:51.74 7yOEtW13O 6/68

-次の日-

(千棘の奴、用事があるとかで先に行っちまった。ま、今二人きりになっても気まずいわな)

(実際、開いたの千棘の鍵だし)

(……はぁ、朝が憂鬱で中々布団から出られなかった。これは学校着くのギリギリだな)

(……気持ち切り替えなきゃな)

10 : 以下、名... - 2015/05/09 14:26:29.00 7yOEtW13O 7/68

「おはよ」

千棘「あ……」

「……?」

千棘「………うん」

(……??)

小咲「おはよう、千棘ちゃー……あ」

「お、おはよう小野寺?」

小咲「えと………はい」

(え………なにこれ?)

「……」チラ

万里花「……」スッ

「……」

(目逸らされた……橘まで何なんだよ)

11 : 以下、名... - 2015/05/09 14:28:50.67 7yOEtW13O 8/68

「……」ヒソヒソ

「……」ヒソヒソ

「!?」

(クラスの連中まで……知ってる!?)

(………これって)



「………そういうことかよ、あいつら……っ!」ギリィッ・・


「……」










ーーーこうして俺はボッチとなり、2週間が過ぎた。


15 : 以下、名... - 2015/05/09 22:32:36.18 7yOEtW13O 9/68

「……」モグモグ

「……」モグモグ

「……ごちそうさま」

(1人で食べる飯にももう慣れてきた)

16 : 以下、名... - 2015/05/09 22:33:48.76 7yOEtW13O 10/68

(最初は1人でいることが苦しかったし、悲しかった……だけど、今となっては1人の方が気は楽だ)

「屋上は人いないから最高だなぁ」

??「あれ?先輩?」

「……え?」

(……この声はーーー)





「こんなところで何してるんですか?一条先輩」

17 : 以下、名... - 2015/05/09 22:34:34.90 7yOEtW13O 11/68

「……」

「……?」キョトン

「……えっと」

「……あ、お弁当ですか?」

「え、あ…」

「私も今日は屋上で食べようと思ってたんです、……隣いいですか?」

18 : 以下、名... - 2015/05/09 22:37:44.91 7yOEtW13O 12/68

「え……いいの?俺といて」

「……は?」

「いや、だって…知ってるでしょ?俺の噂」

「……あー、はい、聞きました。でも所詮は噂です、実際に私が見たわけではないですし」

「でも……っ!」

「それにーーー」












「……そんなことで、私が先輩の事嫌いになるはずないじゃないですか」



「……………え」

19 : 以下、名... - 2015/05/09 22:39:37.70 7yOEtW13O 13/68

「………////」

「……………えっと、それはつまりー」

「か、勘違いしないでください!元々、好感度最低値の先輩はこれ以上、下がりようがないってことです!」

「……ですよねー」

20 : 以下、名... - 2015/05/09 22:42:24.26 7yOEtW13O 14/68

(だけど……なんだか久しぶりに学校で誰かと喋った気がする)

「ほら、早く横空けてください!昼休み終わっちゃうじゃないですか」

(……ありがと、春ちゃん)






それから毎日、春ちゃんは昼休みに屋上に来た。


21 : 以下、名... - 2015/05/09 22:44:49.30 7yOEtW13O 15/68

「ねみー……ふぁーあ」

「せーんぱい。だらしないですよ?そんな大きな口開けて寝っ転がったりして」

「……疲れたんだよ」

「はは、おじさんみたいです」ニコ

「……なあ、春ちゃん」

「なんですか?」

「春ちゃんはどうして俺なんかと、一緒にいてくれるんだい?」

22 : 以下、名... - 2015/05/09 22:46:32.69 7yOEtW13O 16/68

「……どういう意味ですか?」

「…春ちゃんも知ってる通り、俺は今や学校一の嫌われ者だ。皆して俺の事を避けてる」

「千棘も橘も鶫も集も……そして君の大好きな小野寺さえも」

「……」

「…俺は不安なんだ」

「不安?」

「君も…あいつらみたいに離れていくんじゃないかって」

23 : 以下、名... - 2015/05/09 22:48:11.02 7yOEtW13O 17/68

「…そう思うと、不安で……そして怖い」

「……先輩」

「君のことが………怖い」

「……」

「先輩は、傷ついたんですね」

25 : 以下、名... - 2015/05/09 23:01:02.74 7yOEtW13O 18/68

「皆さんに、嫌われて、避けられてしまったことが……先輩を臆病にさせたんですね」

「……」

「私は…先輩に隠してることがあります」

「…うん」

26 : 以下、名... - 2015/05/09 23:02:47.24 7yOEtW13O 19/68

「私、本当はずっと不安だったんです」

「…春ちゃんが、不安?」

「噂が流れ始めて……先輩がよく1人でいるって風ちゃんから聞いたんです」

「…お姉ちゃんに聞いてもちゃんと答えてくれないし、だからずっと探してました…昼休みの間」

「……」

「…それでようやく先輩を見つけました」











「………悲しかったです」

28 : 以下、名... - 2015/05/09 23:03:54.15 7yOEtW13O 20/68

「……」

「あんなにも悲しそうな顔をしていた先輩…初めてだった」

「だから私…先輩に元気出して欲しくて…笑ってほしくて…………」

「……」

「それが、先輩のそばにいる理由です」

30 : 以下、名... - 2015/05/09 23:05:43.66 7yOEtW13O 21/68

「……春ちゃん」

「えへへ……もう、分かりますよね?」








「ーーー私の気持ち」

「………ああ」

31 : 以下、名... - 2015/05/09 23:06:48.09 7yOEtW13O 22/68

「好き……です」





「…っ……好きです!」








「先輩のことが大好きです!」

32 : 以下、名... - 2015/05/09 23:08:17.20 7yOEtW13O 23/68

「……」







「……私と、付き合ってください」

34 : 以下、名... - 2015/05/09 23:36:09.51 7yOEtW13O 24/68

「……ごめん」

「……」













「…君の気持ちには応えられない」

35 : 以下、名... - 2015/05/09 23:37:00.77 7yOEtW13O 25/68

「……」

「……重なりますか?」

「……っ」

「…私とお姉ちゃん」

「…っ・・」ギリッ

36 : 以下、名... - 2015/05/09 23:38:13.15 7yOEtW13O 26/68

「…私はどこにも行ったりしないですよ?」

「どんなことがあっても、先輩のそばからいなくなったりしないですよ?」

「……それでも、ダメですか?」

「……」

(こんな俺に……まだ笑顔を向けてくれるのかこの子は)

37 : 以下、名... - 2015/05/09 23:39:15.69 7yOEtW13O 27/68

(……………なら、俺も正直な気持ちを告白しよう)

38 : 以下、名... - 2015/05/09 23:41:45.78 7yOEtW13O 28/68

「…俺は、小野寺のことが好きだった」

「……はい、知ってます」

「でも、もう終わった恋だ」

「……」

「終わったんだ……全部」

「……」

「だけど……俺は……俺は……っ!!」





「先輩」

ギュ

「…………え?」

39 : 以下、名... - 2015/05/09 23:42:40.09 7yOEtW13O 29/68

(抱きしめられー)

「泣いてもいいんですよ?」

「!」

「突然こんなこと言ってごめんなさい」

「先輩が辛い時に…混乱させるようなこと言って、ごめんなさい」ギュウ

「……春ちゃんは何も悪くないだろ」

40 : 以下、名... - 2015/05/09 23:45:45.18 7yOEtW13O 30/68

「……春ちゃんは何も悪くないだろ」

「私、ちゃんと待ちます」

「……え」

「たとえ先輩に振られても…キープされてもいいです……都合の良い女になってもいい……だから、ちゃんと先輩が過去と決別出来るまで待たせてください」

「……」

「だから今は…過去と向き合って……そして、泣いたっていいんです」

41 : 以下、名... - 2015/05/09 23:48:40.75 7yOEtW13O 31/68

「悲しかったんでしょ?苦しかったんでしょ?……だったら、泣いたっていいんですよ先輩」

「私の胸で良ければお貸しします……だからどうか……」


「明日からは、笑った顔を見せてください」ニコ

「」

45 : 以下、名... - 2015/05/10 20:56:25.05 1IguMCbXO 32/68






ーーーーーーーーーーーーーーーー





「…ありがと、もう大丈夫」

「……はい」

46 : 以下、名... - 2015/05/10 20:57:20.24 1IguMCbXO 33/68

「……本当にありがとな、春ちゃん。春ちゃんのおかげでスゲー楽になった」

「いえ、力になれたなら良かったです」

「……春ちゃん」

「なんですか?」

「……付き合ってほしい」

「……え?」

47 : 以下、名... - 2015/05/10 20:58:52.18 1IguMCbXO 34/68

「…さっき断っといて急にこんなこと言ってごめん。だけど、俺は今、君を好きになりたいって思ってるんだ」

「……先輩」

「…だめかな?」

48 : 以下、名... - 2015/05/10 21:00:55.12 1IguMCbXO 35/68

「……ふふ、もちろんいいですよ」

「ゆっくりでいいので、私のこと、好きになってください」

「…うん」

「…一つだけ、お願いしてもいいですか?」

「うん?」

チュッ

「」

49 : 以下、名... - 2015/05/10 21:01:40.67 1IguMCbXO 36/68

「えへへ、恋人になった記念です」

「な、なななななな///」

「……よろしくお願いします、先輩」



こうして、俺と春ちゃんは恋人になった。

50 : 以下、名... - 2015/05/10 21:03:11.97 1IguMCbXO 37/68

皆に嫌われて、とても悲しかったけど、俺はこれから、きっと誰よりも幸せになれる。

「せんぱーい!」

「おーう」



「……だいすき」

「え?なんだって?」

「な、なんでもないですよ///早く帰りましょって言ったんです!先輩のバカ!」

「ちょ?春ちゃん!?」

「早く来ないと置いていきますよーっだ!」




ーーー誰よりも優しい人がそばにいてくれるのだから。







終わり。

51 : 以下、名... - 2015/05/10 21:05:56.69 1IguMCbXO 38/68

駄文失礼しました。

短いですが、これで終わりです。

続きも一応書いてあるんですが、春ちゃんあまり需要も無さそうなので終わりでいいかなーと。

読んでくれた人ありがとうー!












※以下、閲覧注意










59 : 以下、名... - 2015/05/10 22:50:41.63 1IguMCbXO 40/68

べ、別にアンタ達のために続き書くんじゃないんだからね(千棘風)

と、言うわけで続き書きますね。
まぁオマケみたいなモノですが楽しんでいってください。

60 : 以下、名... - 2015/05/10 22:52:45.60 1IguMCbXO 41/68

オマケ



ー屋上ー



??「お疲れ様です」

「別に、大したことはしていないよ」

??「まぁ、確かに大したことはしてないですね〜」

「……」



















「先輩の悪口を広めるだけのお仕事ですもんね」ニコ

「……」ギリ

61 : 以下、名... - 2015/05/10 22:55:11.93 1IguMCbXO 42/68

「ありがとうございます、おかげですぐに先輩を落とせました」

「舞子先輩のおかげですよ」

「……」

「舞子先輩が一条先輩をクラスで孤立するようにすぐに噂を広めてくれたおかげです……流石、人脈だけは素晴らしいですね」クスクス

「……そりゃどうも」ギロ

「…そんな顔で睨まないでくださいよ?ちゃんと先輩のことは救いましたし、契約は守りました。何か文句でも?」

63 : 以下、名... - 2015/05/10 22:59:12.48 1IguMCbXO 43/68

「……ふざけるな」

「?」

「君は、楽を手に入れるために、楽が持ってたモノ全てを捨てさせた!コレのどこに救いがあるってんだ!?」


「………ふふ」

「何がおかしい!!」

「…いや、舞子先輩って意外と熱い人だったんですね?友達のためにこんな真剣になれるなんて素敵な方だなぁと思って」

「もちろん一条先輩には及びませんけど…勘違いしないでくださいね?」

「……っ」

64 : 以下、名... - 2015/05/10 23:02:43.77 1IguMCbXO 44/68

「確かに一条先輩は色んなモノを失った…けれど、代わりに手に入れたモノがあります。なんだと思います?」

「……知らねーよ」

「つれないですねぇ…仕方ない、正解教えちゃいます」




「一条先輩が手に入れたモノ、それは私、”小野寺 春”でしたー」

「……くだらない」

「……そうですか?私と一緒にいる時の先輩、凄く幸せそうですけどね?それに先輩……」

「私に依存しちゃってますから」ニヤ

66 : 以下、名... - 2015/05/10 23:05:49.01 1IguMCbXO 45/68

「…先輩言ってました、皆に嫌われて悲しかったって…苦しかったって…」

「〜〜っ!」ギリィ

「…ふふ、良い顔ですね舞子先輩」

「まぁ、私としても先輩に嘘をついたのは心苦しかったんですけどね、でもしょうがなかったんです」

「先輩が私を見てくれるようになるには、”私しか信じられない”…そんな世界を創り上げるしかなかったんだから」

67 : 以下、名... - 2015/05/10 23:07:44.23 1IguMCbXO 46/68

「……偽物だよ」

「はい?」

「君の楽に対するは愛は……偽物だ」

「……」

「君は恋はきっと…報われない」

「負け惜しみですか?」

「……」

「……」

「…まぁいいでしょう。どうせ、今更、あなた達には何も出来ませんから……ねぇ?」


















「桐崎先輩?」

68 : 以下、名... - 2015/05/10 23:13:18.44 1IguMCbXO 47/68

「桐崎先輩?」

千棘「………なん…なの?」

「桐崎さん!?どうしてここに!?」

千棘「……何を言ってるの、春ちゃん?」

「……どうしたんですか?」

69 : 以下、名... - 2015/05/10 23:18:59.09 1IguMCbXO 48/68

千棘「楽と付き合ってるって、何?誰が楽と付き合ってるって言うの?」

「私ですが?」

千棘「……なによ……それ」

千棘「…春ちゃんが言ったんだよね?しばらくの間、そっとしておこうって」

「……っ」

「ええ、言いましたよ。それが何か?」

千棘「…っ!……アンタ…楽に何をしたの?」ギロ

「何も?…したのはアナタのほうですよ」

千棘「?」

「『コンドームを常に首元にぶら下げてる変態』って噂を広めた発祥地は桐崎さん達です」ニヤニヤ

70 : 以下、名... - 2015/05/10 23:24:18.75 1IguMCbXO 49/68

千棘「違う!!私は…ううん!小咲ちゃんも万里花もそんなことしない!」

「だけど、”楽さんは”そう思ってます」ニコ

千棘「っ!?」ギリ

「……なるほど、おかしいとは思ったんだ。アレぐらいのことであの3人が楽の事を嫌いになるわけがないって」

千棘「当たり前でしょ!…ていうかアンタもどうしてあんな噂流したの!?あの噂のせいで楽に変な勘違いをさせちゃって…それでーー」

「そこで笑ってる彼女に脅された」

千棘「!?」

「……ふふ」

71 : 以下、名... - 2015/05/10 23:26:34.66 1IguMCbXO 50/68

千棘「…どういうことなの!?アンタ一体私達に何をしたのよ!?」

「……そう大声を出さないでくださいよ」

千棘「……」ギロ

「……」

「…しょーがないなぁ。じゃ、時系列順に話してあげますね?」

72 : 以下、名... - 2015/05/10 23:28:14.13 1IguMCbXO 51/68

「まずは一条先輩の鍵が開き、コンドームが入ってた。そこを私はたまたま陰から見ていました」

千棘「……な!?」

「…で、3人が混乱してとりあえず解散ということになった……しかし、ここでのアナタ達の別れた方に問題があった」

「一条先輩のこと、一瞬引いちゃいましたよね?」

千棘「……っ」

73 : 以下、名... - 2015/05/10 23:31:10.23 1IguMCbXO 52/68

「心配しなくても…私でも流石に引きましたし」

(…コンドームはガチだったのか)

「でも、後になって冷静に考えてみれば、やったのは当時小さかった子供の悪戯みたいなモノで、それほど悪質なモノではないってことに思い至るでしょう」

「けれど、アナタ達はその事に気付いのが遅かった。少なくとも一条先輩と別れた後にでもそう思ったんじゃないですか?」

千棘「……っ」

74 : 以下、名... - 2015/05/10 23:36:54.96 1IguMCbXO 53/68

「その後、一条先輩は舞子先輩にその事を相談しました」

「…で、一条先輩と舞子先輩が別れた後、私は舞子先輩を呼び出してこう言いました」

『話は聞きました。これから一条先輩の鍵のこと、チェーンメールで学校中の人に送ろうと思います』

『…ふざけるなって?でもこうして写真も取ってあるんですよ?』

『どうすればいいか?って?…じゃあ選択肢をあげましょう』

『1.私がチェーンメールを流す』

『2.舞子先輩が噂を流す』

『ちなみに2の場合は、私がちゃんとその後に一条先輩のフォローは入れます』

『それだけは約束しましょう』ニコ

『さ……どちらを選びますか?ちなみに選ばないを選択した場合……一条先輩にはもっと悲惨な目に…学校の先生にでも見せちゃおうかなぁ…』

『さて……どうします?』

「…っと、言う感じですかね?舞子先輩?」

「……」

千棘「……なによ…それ」

75 : 以下、名... - 2015/05/10 23:40:06.93 1IguMCbXO 54/68

千棘「ふざけんじゃないわよアンタ!アンタのせいで楽は…楽はっ!!」グッ

「落ち着いて桐崎さん」ガシッ

千棘「離せ!!」

「ダメだ!手を出したら余計立場が悪くなる!乗せられるな!」

千棘「…っ!!」

「ふふ…怖いなぁ桐崎先輩は」

千棘「……っ!!」ギリィ

「……」

「…話、続けますね?」ニコ

76 : 以下、名... - 2015/05/10 23:43:41.79 1IguMCbXO 55/68

「で、次の日の学校で一条先輩は気付きます。鍵の件がクラス中に広まっていることに」

「一条先輩はそれはもう疑ったでしょうね?貴方達を。まぁ喋ったのは現に舞子先輩なんですけど」クス

「……」

「そして、噂が広まったことには桐崎さん達も気づいたでしょう。だから、三人とも戸惑っていた」

「もしかしたら、『誰か喋ったの!?』って、探り合いでもしてたんですかね〜?」

千棘「………うるさい」

「………ふふ」

77 : 以下、名... - 2015/05/10 23:44:59.33 1IguMCbXO 56/68

「…… そうやって、ロクに一条先輩と話すことが出来ずに1日が終わってしまった」

「そして、噂が1年の教室にも流れた頃、私がアナタ達に会いに行った…ですよね?桐崎先輩?」

千棘「……」ギロ

「……おーこわ」

78 : 以下、名... - 2015/05/10 23:46:36.24 1IguMCbXO 57/68

『この前、先輩と話したんです』

『噂を流したのはあの3人だ。あいつらがやったんだ!って言って怒ってました。……本当ですか?』

『そう…ですよね。私も違うと思ったんですけど、あんなに怒ってる先輩初めて見て…あ、そんな落ち込まないでくださいよ!』

『…仕方ないですね!』

『ここは私に任せてください!』

79 : 以下、名... - 2015/05/10 23:49:42.40 1IguMCbXO 58/68

『先輩方は今は現状維持で。それが何より先輩のためですよ』

『先輩はなんとかします!だから待っていてください!』

『約束です』

「……でしたっけ?」

千棘「……アンタ」

「そういう……ことか」

「後はもう簡単です」

「居場所のなくなった先輩の元に私が行き、心を開いてもらい、そして……」

「先輩に愛してもらう…」

「弱ってる所を攻めると落とせやすいって本当なんですね?ビックリしちゃった」

80 : 以下、名... - 2015/05/10 23:51:30.07 1IguMCbXO 59/68

千棘「……ふざけるな」

「これだけが私の目的でした。律儀に”約束”守ってくれてありがとうございました。後はお任せください」ニコ

千棘「ふっざっけんなぁぁぁぁああ!!」クワッ

「やめろ!桐崎さん!!」ガシッ

千棘「絶対!絶対許さない!よくも…よくも騙したわね!?」

81 : 以下、名... - 2015/05/10 23:53:05.37 1IguMCbXO 60/68

「…騙すなんて人聞きの悪い。利用しただけですよ?好きな人を手に入れるために」

千棘「こんなこと……なんでこんなことできるのよ!?」

「落ち着け桐崎さん!ここで殴ったって何の解決にもならない!」

千棘「ふーっ!ふーっ!」ギリィ

「…まるで野蛮人ですね、怖い怖い」トコトコ

千棘「…っ!待て!」

82 : 以下、名... - 2015/05/10 23:54:05.88 1IguMCbXO 61/68

「…何故?こんなことが出来るか?」

「そんなの決まってます」










「私が先輩を愛してるからです」

83 : 以下、名... - 2015/05/10 23:55:56.88 1IguMCbXO 62/68

千棘「…寝言は寝てる時に言ってくれる?」

「あーそれと…一つ、良い事教えたあげます」

千棘「……なんですって?」

「……」





















「あのコンドーム、使わせていただきました」

千棘「」

84 : 以下、名... - 2015/05/10 23:58:00.77 1IguMCbXO 63/68

「…っ!?聞くな!桐崎さん!」

「先輩…凄く優しく愛してくれましたよ?」

千棘「…………」ポロ

「……っ!!」

「…今日は先輩、私の家に来るんですよねぇ?」

千棘「……やだ…………やだよぉ……楽ぅ」ポロポロ

「…………楽」ガクッ

85 : 以下、名... - 2015/05/10 23:59:10.84 1IguMCbXO 64/68



「あはは……楽しみだなぁ……」






















「先輩とのSEX」

86 : 以下、名... - 2015/05/11 00:01:03.28 G5s+XnWxO 65/68

オマケ終わり。



この前SS書いた時、春ちゃんの話を見たいという要望があったので書きました。
駄文失礼しました。

これで本当に終わりです。

87 : 以下、名... - 2015/05/11 00:07:39.23 MRbM2fjMO 66/68

まさに蛇足だな これはひどい

92 : 以下、名... - 2015/05/11 01:22:38.83 jZIcNpE10 67/68

つかそんな年季物のゴム使用して大丈夫なんかね

93 : 以下、名... - 2015/05/11 01:37:05.35 8yWa+wvoO 68/68

馬鹿だなあ
年期物だから使うんじゃないか

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