八幡「お前」
由比ヶ浜「え?」
八幡「由比ヶ浜結衣だよ。何度も言わせるな」
由比ヶ浜「え、ええっ!?あ、そ、その……ヒッキーのエッチ!」
八幡「なんでだよ」
元スレ
由比ヶ浜「ねぇ、ヒッキーの好きな人って誰?」
http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1382001859/
※このスレは、
由比ヶ浜「ねぇヒッキーの好きな人って誰?」
http://ayamevip.com/archives/43893688.html
の別エンドVerです。
上記スレは、>>56(当スレの>>17)まで>>1、以降が別人です。
由比ヶ浜「あっ、ごめん……」
八幡「まあ、お前限定でエッチな気分にはなるかもな」
由比ヶ浜「は、はぁぁ!?何いってんのヒッキー!マジでキモい!」
八幡「そっか……じゃあ訂正するわ。お前だとエッチな気分にならない」
由比ヶ浜「え?」
八幡「由比ヶ浜とセッ○スとか考えられん」
由比ヶ浜「……」
八幡「これならいいんだろ?」
由比ヶ浜「う、うん……でもなんか複雑な気分……」
ガラッ
雪ノ下「あら二人とも早いわね、ときに比企谷くん」
八幡「ん?」
雪ノ下「あなたの好きな人は誰かしら?」
由比ヶ浜「ゆ、ゆきのん!?」
八幡「決まってるだろ。ゆ……」
由比ヶ浜「あっ…///」
八幡「きのした、おまえだよ」
由比ヶ浜「……」
雪ノ下「あら嬉しいわね。比企谷くんは全然タイプではないけれど悪い気はしないわ」
八幡「へいへい」
由比ヶ浜「ちょっとヒッキー……」
八幡「ん?」
由比ヶ浜「さっき言ってたことと違くない……?」
八幡「どこが?」
由比ヶ浜「さっきあたしのこと好きだってゆったじゃん!!!」バンッ
八幡「なに怒ってんだよ…」
由比ヶ浜「怒るに決まってるじゃん!あたしのこと好きって言った後になんでゆきのんのこと好きって言っちゃうの!?しかも目の前で!」
八幡「お前が嫌がったんだろ。俺に好意を持たれるの」
由比ヶ浜「え?」
八幡「だから雪ノ下のことを好きになった。どこに文句あるんだ?」
由比ヶ浜「い、嫌がってなんて……」
八幡「キモいキモいって何度も言われたらこっちだって傷つくんだよ」
由比ヶ浜「あ…う…」
八幡「こっちは好きだって言ってんのにあの態度はないだろ」
由比ヶ浜「う……ごめんなさい」
雪ノ下「もうそのくらいでいいんじゃないかしら?由比ヶ浜さんが可哀想よ」
八幡「まあ、そうだな。こいつになに言っても無駄そうだし」
雪ノ下「そうよ無駄なことはしないに限るわ。それで比企谷くん。今日は一緒に帰らない?」
八幡「なんだよ急に」
雪ノ下「あなたとの親交を深めたいだけよ。付き合ってくれるわよね?」
八幡「ま、まあそれなら……俺としても嬉しいつーか……」
由比ヶ浜「……」
雪ノ下「唐突だけど比企谷くんはわたしに欲情することはあるのかしら?」
八幡「女の子がなに聞いてんの!?」
雪ノ下「わたしだって恥ずかしいのよ。ちゃんと答えて」
八幡「お、おう……もちろん……ある」
雪ノ下「そう……比企谷くんってエッチなのね。正直引いてしまうわ」
八幡「自分で質問しといてそれはないんじゃないか?というか俺普通だと思うんだけど」
雪ノ下「わたしは比企谷くんには欲情しないわよ」
八幡「そりゃ……男女の違いってもんが……」
雪ノ下「ウソよ」
八幡「は?え、ウソ?えぇぇ!ちょっ、なにぶっちゃけてんの!いや嬉しいんだけどね!」
雪ノ下「由比ヶ浜さんが見てるわ。自重してちょうだい///」
由比ヶ浜「……」
八幡「どっちかって言うと雪ノ下が自重するべきなのでは?」
雪ノ下「ごめんなさい。ちょっと舞い上がってしまったわ」
八幡「俺の告白でか?言われ慣れてるだろこんなの」
雪ノ下「ええでも、両思いは初めてなのよ」
八幡「え?あ、ふーん、そうなんだ……」
雪ノ下「なにその反応は?もっと気の利いたことは言えないのかしら」
八幡「いや俺も……こういうの初めてで……何と言っていいか」
雪ノ下「ふふ、似てるわね」
八幡「あ、ああ」
由比ヶ浜「………」
雪ノ下「それじゃ帰りましょうか」
八幡「奉仕部の活動はどうすんだよ?」
雪ノ下「由比ヶ浜さんがいるじゃない。彼女一人でも十分奉仕部は機能するわ」
八幡「それもそうか」
雪ノ下「じゃああとは任せるわね」
八幡「困った事があったらメールくれよ。じゃお先に」
ガラッ
由比ヶ浜「……」
由比ヶ浜「う……うぇ……ひっ……」
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ガバッ
由比ヶ浜「はっ!ゆ、夢……?」
由比ヶ浜「はーっ、良かったぁ、びっくりしちゃったよ……!」
由比ヶ浜「でもこれって警告なのかも……やっぱり素直にならないとね……!」
由比ヶ浜「明日からはもっとヒッキーに優しくしないと!」
由比ヶ浜「やっはろー!今日はヒッキーのためにクッキー焼いて……」
八幡「ん……ふ……」
雪ノ下「あっ……比企谷くんキスが上手になったわね」
八幡「何度もやってればな。俺の学習能力を甘くみるなよ」
雪ノ下「だったらこの先も期待させてもらうわ……んんっ……ふ……!」
由比ヶ浜「え、あ………あれ?なに……これ?」
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ガバッ
由比ヶ浜「はっ!ゆ、夢……?」
由比ヶ浜「もう一体何なの!心臓に悪すぎ……!」
由比ヶ浜「っていうかヒッキーとゆきのんが部室でチューしてるとかありえないし!」
由比ヶ浜「はぁ、もう……何でこんな夢見るんだろ。あたしって欲求不満なのかな?」
由比ヶ浜「やっはろー!今日はヒッキーにクッキー焼いて……」
八幡「く……イイぞ……ッ!」
雪ノ下「ん……じゅぷ……ん……」
八幡「も、もう……出そうだ……!」
雪ノ下「ん……いいわよ。わたしに搾り取られること光栄に思いなさい」
由比ヶ浜「ま、また!?なんなのこれ!なんなの……もう!」
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ガバッ
由比ヶ浜「また、夢……?」
由比ヶ浜「最悪っ!ゆきのんがヒッキーのおちんちん咥える夢見るなんて!もうっ、信じらんない!」
由比ヶ浜「あれ、っていうかさっきからなんでこんな夢を?」
由比ヶ浜「学校行って2人のイチャイチャを見てベッドで目を覚ます……あれどれが夢でどれが現実なんだっけ?」
由比ヶ浜「もしかしてあたしまだ夢見てるの?」
由比ヶ浜「やっはろー!ヒッキーにクッキー焼いてきたよー♪」
八幡「うぇ…俺は遠慮しとくわ」
由比ヶ浜「え~なんでー!今日はうまくできたんだよ」
八幡「本当か?じゃあ一つ……あ、普通にうまい」
由比ヶ浜「でしょ」
八幡「まぁ…うん……やればできるんだなお前」
由比ヶ浜「ねえ美味しかったんだったらご褒美くれない?」
八幡「なに!?まさか金じゃないだろうな…?」
由比ヶ浜「違うよ~!あたしヒッキーのために頑張ったんだからヒッキーに愛情で返して欲しいの」
八幡「やっぱり金じゃないか!?見損なったぞ由比ヶ浜」
由比ヶ浜「ヒッキー……ひねくれすぎ。そうじゃなくて…」
チュ
八幡「!?」
由比ヶ浜「えへへ、こういうこと///」
八幡「今日の由比ヶ浜さんは随分大胆なご様子で……」
由比ヶ浜「どうせ夢なんだしこれくらいしないと!」
八幡「は?夢……?」
由比ヶ浜「え?う、うそ……あれ……?」
八幡「ほっぺつねるか?」
ニギッ
由比ヶ浜「いひっ……!いひゃい……」
八幡「まさか由比ヶ浜が現実と夢をごっちゃにするなんて…病院行くか?」
由比ヶ浜「だ、大丈夫だし!あたしおかしくなってないから!」
八幡「ならいいけど」
由比ヶ浜「~~~~!ゴメンあたし用事思い出したから帰る!」
八幡「用事って……嘘つくなよ……」
由比ヶ浜「本当だし!」
八幡「どんな用事だよ?」
由比ヶ浜「そ、それは…えっと……宿題とか……?」
八幡「全然大した用事じゃないな。なんだよ俺と居づらいのか?」
由比ヶ浜「そういうわけじゃないけど……さっき……」
八幡「俺も驚いたけど……まあ悪くなかった…ぞ?」
由比ヶ浜「……!!」
八幡「俺もお前のことけっこう好きだから……嬉しかったというか……うん…」
由比ヶ浜「ヒッキー……」
八幡「部活終わったら、一緒に帰らないか?」
由比ヶ浜「うん!」
おしまい