※関連
最初: 美琴「す・・・好きです!!付き合ってください!!」上条「何やってんだ、御坂」
前回: 上条「恋は!」美琴「儚く!!」心理「愛は」垣根「虚しく」【3】
垣根「集まったかみんな!!」
19090「なんだか久しぶりなメンバーですね!!」
打ち止め「ミサカも混じってるぜ!!ってミサカはミサカは胸を張ってみたり!!」
エツァリ「賑やかですね・・・」
心理「・・・あら、もう雛人形は飾られてるのね」
番外「すごいすごい!!家にあるのよりずっとでかいね!!」
削板「いやぁ!!思っていた以上に豪華だな!!」
黒子「そうですわね・・・」
美琴「ねぇ・・・ところで、なんで垣根はマイクを握ってるの?」
垣根「もちろん、司会は俺と上条じゃなきゃな!!」
上条「ま・・・まさかあれを!?」
垣根「ひゃははは!!男も女も騒げや歌え!!!」
上条「甘酒自棄酒美味い酒!!!」
垣根「五人囃子の笛太鼓!!」
上条「その6人目は俺がなる!!!」
上条・垣根「とあるラジオのイマジンマター、inひな祭り!!」
垣根「ぶっちゃけどんな企画やってたか忘れたから適当にお便りとか文句でも書きやがれスペシャル!!」
上条「世の中への不満もぶちまけろ!!」
垣根「お前は俺を怒らせた」
上条「やめろ」
心理定規ちゃんとイチャイチャしたいんだけどどうすればいいですか?
心理「そうね・・・想像の中で、とか」
垣根「いけないよ!盗みと浮気とタンデムは!!」
上条「落ち着けよ・・・そうだな、イチャイチャは脳内でなら自由だぞ」
心理「そうね・・・」
美琴「もちろん、いきすぎたらダメだけどね」
ショチトル「ふん、最後はイかなきゃ終わらないだろ」
19090「?何の話ですか?」
テクパトル「落ち着け・・・イチャイチャしたいなら、想像の中で、度は過ぎない範囲でな」
垣根「笑えばいいと思うよぉぉぉぉぉ!!!!!!!!!!」
一方「落ち着け・・・打ち止めは甘酒飲むなァ!!!」
打ち止め「ぷはーっ!!ってミサカはミサカは酒を飲んだ後の黄泉川の真似をしてみたり!!うっへっへ!!」
一方「こいつ酔いやがった!!」
削板「いやぁ!!雛人形って可愛いよな!!」
黒子「少しおっとりした顔をしていますの」
番外「そう?なんだか生気を吸い取られそうな顔じゃない?」
美琴「えぇ・・・可愛いわよね?」
ショチトル「いや、怖い」
垣根「美味しそう」
上条「こう・・・夜中に見ちゃうと怖いかもな」
エツァリ「夜に見る機会がありませんけどね」
一方「打ち止めァ!!!酒臭ェンだよ!!!」
打ち止め「ぷはーっ!!!」
一方「おォォォォォォ!!!!」
心理「うるさいわね・・・こんなときくらい静かにしなさいよ」
垣根(誰もツッコんでくれない・・・俺、寂しいよ)
上条「こ、これは・・・」
友人Aが最近右腕を抑えながら「ぐッ…!鎮まれッ!!」とか言い始めたんですが、どうやって嘲笑えばいいですか?
美琴「ほ、ほらそういうのは・・・」
垣根「いいか、そういうヤツは厨二、とかキモイ、とか言われるのは慣れている・・・中途半端だということを教えてやるんだ」
垣根「ぐっ・・・タルタロスが世界の秩序を乱しているのか・・・カムペーともあろうものが、まさか囚人達を解き放ってしまうとは・・・」
垣根「・・・あぁ、ガイアよ・・・お前の同胞は、お前の兄弟は・・・なぜ世界をそこまで憎む、ペテロの書だけになぜ収まろうとしないのだ・・・」
垣根「みたいな感じで、若干高いクオリティの厨二を見せてやればいいんだ」
心理「ごめん、間違ってると思うわ」
エツァリ「あ、あの・・・そうですね、そんな友達を嘲笑うには・・・」
黒子「・・・ヤケドしたの?とか聞けば良いのでは?」
垣根「その前に、Aっていう名前にツッコもうぜ」
上条「それは名前じゃなくて通称だ」
垣根「俺はもう鎮まってるけどな!!!って言いながら鼻で笑うとか」
美琴「意味分からないわよ」
垣根「そうそう、ひな祭りって女の子の健やかな成長を願う祭りなんだぜ」
美琴「知ってるわよ」
垣根「やっぱり、女の子の成長といえば胸だよな」
ショチトル「そうだな、そこが一番確認しやすいし」
テクパトル「おかしいだろ・・・」
19090「で、ですがそこだけではなく身長や心も成長しますよ!?」
テクパトル「よく言った!!」
垣根「はっはぁ!!心なんてな、成長したと思っている間は成長してねぇもんなんだよ!!」
削板「そんなことはない!!成長を考えることが、もう成長したことになるんだ!!」
黒子「そうですの!!」
垣根「黙れ小僧!!!」
一方「打ち止めァ!!てめェはもォ酒飲むな!!」
打ち止め「にゃーっはっは!!!!」
番外(・・・ミサカも飲もうかなぁ)
垣根「あぁ、それは思うな」
ポケモン初代赤のコクーンのグラが怖すぎるんですが
垣根「というか、ポケモンの初期は下ネタがひどかったよな」
上条「いやいや!!」
垣根「ゴールデンボールとか、ダグトリオの穴を掘るとか」
心理「それは、受けて側の問題でしょ?」
エツァリ「・・・コクーン自体が若干不気味なキャラですけどね」
美琴「・・・コクーンって可愛げないわよね、やっぱりトキワのビリビリが可愛いわよ!!」
上条「な、なんか自画自賛っぽいぞ」
テクパトル(・・・な、何の話をしているんだこいつらは・・・)
一方(番外個体まで飲みやがった・・・)
番外(うへへ・・・いい気分だ・・・)
垣根(オレ、オマエ、マルカジリ)
垣根「ん?」
土御門君はサングラスなしだと
かなりかっこいいと思うんですが
垣根「そうだな、俺だってそうは思うさ」
上条「あいつって目がカッコイイからな」
垣根「だがな、能ある鷹は爪を隠すんだ・・・いざというときにあのグラサンを外すと、かなり決まって見えるだろう?」
美琴「あぁ・・・そうかも」
心理「・・・サングラスがあるとただの不良だけどね」
垣根「・・・サングラスはアクセントじゃない、あれはカモフラージュなのさ」
テクパトル「・・・そ、そういうもんなのか?」
心理「・・・土御門君はむしろ、変態で損してるタイプよね」
上条「・・・あぁ、性格がかっこよければかなりモテそうなのにな」
美琴(全国の土御門好きさんたち、ごめんなさい)
垣根「実はな、これにはある重要な問題があるんだ」
ポケモンシリーズで一番面白いなと思ったのはプラチナ何ですが皆さんはどうですかね?
垣根「>>1は、ポケモンを友達がやってるのを見たことはあるがやったこと自体はない」
上条「なんだってー」
垣根「つまり、あれが面白い、とかこれは微妙だった、というのは言えないんだな」
削板「でもさ、RPGとかのほうが面白そうだとは思うな」
番外「あっひゃひゃ!!ポケモンみたいなのも面白そうじゃん、好きな名前をつけたペットを飼える
んだぜ!!」
一方「ポケモンはペットじゃねェ、仲間だ」
垣根「・・・俺はバハムートラグーンがいいと思うけどな」
上条「あぁ・・・サラマンダーよりずっと早いのやつか」
垣根「・・・あれは、あらゆる意味ですごいゲームだ!!」
エツァリ「自分はテトリスみたいなみなさん出来るのが好きですね」
ショチトル「・・・なるほどなぁ」
垣根「それにしても、最近の子供って外で遊ばないのかな?」
心理「外でゲームをするって子もいるみたいね」
上条「そ、それは意味あるのか?」
ショチトル「・・・今の子供は、缶蹴りとか知ってるのかな」
美琴「うーん・・・どうなんだろう?」
テクパトル「こう、もう少し体を使った遊びもいいよな」
19090「鬼ごっことか、懐かしいですね・・・」
エツァリ「今はそんなことを出来るスペースを減りましたね・・・」
一方「はン・・・ムダに体力使うだけじゃねェか」
打ち止め「一方通行はだからモヤシなんだよ!!ってミサカはミサカはアルコール攻撃!!」
一方「吹きかけンなァ!!!」
削板「みんなもたまには体を動かそうな!!」
黒子「じゃないと太ってしまいますの」
上条(・・・草の生えた坂を転がるのって楽しいよな)
垣根「・・・これは、そうだな・・・」
今この場にいるメンバーで能力使用禁止で戦ったら誰が一番強いのやら……
上条「・・・テクパトルか削板かな」
削板「うーん・・・でも、戦うって何でだ?」
垣根「チェスか」
心理「・・・みんなは分かってないわね、戦いというものを」
美琴「な、何言ってるのよ?」
心理「いい?力が強いだけで勝てると思う?だったら世の中は筋肉マンだらけよ」
ショチトル「は、はぁ?」
心理「頭、体、そして心・・・それらの全てを破壊し尽くすことが勝利なのよ」
垣根「怖いぞお前!!」
心理「相手の考える知識を奪い・・・相手の動く体を奪い、相手の逆らう心を無くす・・・どれか一つを欠けさせるだけじゃダメなのよ」
心理「力で負ければ武器を持ち、武器を折られれば言葉で穿つ、人間なんてそんなものよ」
心理「戦争だってそう、兵器を無くせば平和、なんて甘っちょろい考えはやめなさいな」
心理「言葉を弾丸に変え、憎しみを銃へと化す・・・理性という安全装置を放ち、怒りを持ってその引き金を引くのよ」
心理「ニュースを見なさいな、言葉の暴力だけで死に追いやられる人がいるのよ」
心理「つまり、戦いというのは誰だって勝てるし誰だって負けるもの、ここにいる誰が一番強いかと言ったら・・・」
心理「こういう話をして、あなた達の戦意を削いだ私なんじゃないかしら」
一同「」
732 : VIPに... - 2011/12/04 13:45:47.94 DXmvMaGUo 639/825心理タソ結婚してくれええええええ!!!!
心理「あら」
心理タソ結婚してくれええええええ!!!!
美琴「・・・心理定規は人気ね」ムスッ
19090「そうですね・・・」ムスッ
ショチトル「こうやって放置されるのも悪くないな」ムラッ
黒子「・・・心理定規だけがヒロインですのね」ムスッ
番外「へっ、羨ましいな」ムスッ
打ち止め「・・・人気なんていらないもん!」ムスッ
心理「そうね・・・結婚は無理よ、私垣根が好きだもの」
垣根「そうだそうだ!!!」
心理「ただ、気持ちはありがたく受け取っておくわね」
垣根「なにぃ!?」
心理「ありがとう、あなたも素敵な男性よ」
垣根「>>732、お前はもう死んでいる」
エツァリ「な、何を!?」
エツァリはぶっちゃけ美琴とショチトルを比べて
お世話になった回数どっちが多いの?
ほかのメンツもお世話になった人を
kwwsk(恋人何回とか、そのほかで何回とか)
エツァリ「自分は御坂さんでは5回しかありません!!」
美琴「当麻、この人おかしい」
上条「その幻想をぶち殺す!!!」
エツァリ「ぎゃぁぁぁぁ!!!」
垣根「俺は心理定規は何度も、でも他のヤツはほとんどないかな」
心理「・・・待って、ほとんど?」
垣根「一度だけ・・・あぁ、あれはそうだたしか三ヶ月前に、かなみで」
心理「そういうのはやめなさい」
ショチトル「私はもうみんなに犯された想像をしているぞ」
一方「・・・俺は打ち止めならあるな」
番外「うっわ・・・ミサカはないや、そういうの」
テクパトル「俺もないな」
19090「ミサカもです」
上条「俺も・・・ないな」
美琴「私もないわよ?」
黒子「わたくしはお姉さまなら・・・」ハァハァ
美琴「やめなさい!!!」
削板「待ってくれ、何の話だこりゃ?」
打ち止め「さ、さぁ?」
上条「お前達はいいんだ!!!」
垣根「・・・待て、ショチトルに誰かツッコもうぜ」
ショチトル「お、お前に突っ込まれるのか・・・」ドキッ
垣根「ちげぇよ」
上条「・・・一方通行も問題だろ」
一方「あァ?ロリは正義なンだよ」
美琴「黒子、アンタ・・・ってそういえば、心理定規は?」
心理「そうね・・・垣根なら何度か、あとはたまに・・・」
心理「美琴かしら」
美琴「」
心理「はぁ、じょうだ・・・」
美琴「当麻ぁぁぁぁぁ!!!」ウワァァァァン!!
上条「だ、大丈夫だからあの人を見ちゃいけません!!!」
心理「」
テクパトル「おぉぉぉぉ!?」
19090「そ、そんな過去が!?」
テっくん!嘘はいけないな
昔は組織の女をあんなにも……
テクパトル「違う違う!!おかしいぞこの情報は!!」
垣根「でも、トチトリとかいう子を骨抜きにしたって・・・」
テクパトル「それは物理的にな!!」
垣根「うっわー・・・」
美琴「テクパトル、アンタ・・・」
テクパトル「違うんだって!!」
19090「テっくん・・・ミ、ミサカは信じてますよ!?」
テクパトル「し、信じてくれるか!!」
19090「テっくんは骨集めが趣味だったんですね!」
テクパトル「あれぇ!?」
美琴「テクパトル・・・組織の女の子でどれくらいやったの?」
テクパトル「いやいや!!抜いたのは骨だけだったからな!!」
垣根「上手い!!」
テクパトル「上手くねぇよ!!」
心理「あら、決まってるじゃない」
この際はっきりさせてほしい
心理定規は百合もいけるのかいけないのか
(判断基準は、ガチで美琴に迫られたら許すのか許さないのかで)
心理「NOよ、というか真面目に迫られたら更にNOよ」
心理「いい?冗談という形で、私は美琴をいじっているの」
心理「それが本気になれば愛になるわ」
心理「私はすでに垣根と愛を誓っているの、浮気なんてまっぴら御免よ」
美琴「えっ・・・」
心理「えって何よ・・・」
上条「も、もしかして美琴ぉ!?」
美琴「ち、違うわよ!?」
垣根「ははははは!!百合じゃないんだってさ、心理定規はよぉ!!」
心理「結論としては、百合はネタよ・・・私の場合は」
黒子「そうですわね・・・」
心理「それに、美琴だって私には迫らないわよ」
テクパトル「・・・そうだな、これは面白い質問だ」
じゃあ、組織に居た時下の処理はどうしてたんだよ!
やったことないってのは無しだかんな!
テクパトル「・・・そりゃ、何度かはな」
テクパトル「だがそれは特定の人物ではなく背中というものを意識しての行為だった」
テクパトル「幼い子供がなぜ親に恋をするかしっているか?」
テクパトル「それは、親の顔が好きとか、性格が好きとかいう理由ではない」
テクパトル「そこにある漠然とした心地よさ、愛、溢れる温もりに恋をしているのだ」
テクパトル「それと同じさ、俺は組織にいた頃女で抜いたことはない」
テクパトル「だが女の背中で抜いたことはあった」
テクパトル「それは女にやましい気持ちを抱いていたのではなく、背中に・・・ってなんでみんなは距離を置いてるんだ?」
上条「お前とは分かり合えないよ」
エツァリ「若干引きました」
ショチトル「テクパトル、友達にならないか?」
テクパトル(な、なんなんだこの疎外感は)
上条「えっと・・・」
上条さんはよくラッキースケベにあっていますが
実際何回くらい遭遇しましたか?
上条「そうだな・・・数えてないけど・・・心理さんは一回か二回あったよな」
心理「私が垣根に着替えさせてもらってるところを覗いたのよね」
上条「不幸ですから・・・」
美琴「・・・へぇ」
上条「ぐ、偶然なんだって!!マジで!!」
垣根「他のメンバーは?」
上条「そうだな・・・白井は下着姿見たことあるし・・・」
削板「なにぃ!?」
上条「こ、拳を振りかざすなぁ!!!」
黒子「・・・殺しますの」
上条「怖い怖い!!」
垣根(みんな、ラッキースケベはやめようぜ)
上条「そうだな・・・」
それはそうと、質問です。
ある朝起きたら突然性転換して居ました。
皆さんはまず何をしますか?
上条「夢じゃないかって思うか・・・右手で自分に触れるか」
美琴「当麻に相談」
垣根「110番」
心理「・・・絶望して飛び降りるかもしれないわね」
エツァリ「オ(ry」
ショチトル「オ(ry」
黒子「・・・多分、ウソだと思ってもう一度寝ますの」
削板「性別が変わろうが俺は俺だ!!」
一方「知るかよ・・・てか、俺は女かもしれねェって噂もあるからなァ」
番外「ミサカは案外そういうの、好きだよ」
テクパトル「背中を確認する」
19090「えっと・・・テっくんに泣きつきますね」
打ち止め「ミサカは一方通行に自慢する!!ってミサカはミサカははしゃいでみたり!!」
上条「うーん・・・」
今、各カップルがお互いに不満を感じている事を教えてほしいのである。
ないという回答は可能な限り無しでお願いするのである。
上条「・・・美琴は男勝りでいいと思うけど・・・あんまりすぎると、ちょっと乱暴者っぽいかな」
美琴「当麻は・・・ちょっと女の子に優しくしすぎかな、それもいいと言えばいいんだけどさ」
垣根「心理定規は・・・たまにものすごく冷たい、そしてたまに怖い」
心理「・・・垣根は・・・すぐ誰かの胸を揉んだり心を奪ったりするわね」
一方「・・・こいつはとにかくわがままだ・・・それが好きな俺もどォかしてるけどな」
番外「一方通行は素直じゃないしロリコンだけど・・・ま、悪くはないか」
削板「黒子は無理をしすぎだな!!もうちょっと女の子らしく、大人しくしていいと思う!!」
黒子「軍覇さんは・・・そうですわね、元気すぎてたまに暴走してますの」
エツァリ「ショチトルはすぐ咥えます」
ショチトル「エツァリはすぐに入れたがるな」
テクパトル「・・・19090号はたまに天然で人を傷つけるかな、それがなけりゃ完璧だ」
19090「テっくんは・・・とにかくミサカ誑しです」
垣根「こんなもんさ、不満はいくらでもあるが・・・それよりも多い好きなところがあるから、付き合ってるんだな」
上条「・・・ひな祭りだし、甘酒でも飲みますか・・・」
美琴「う・・・私はいいわよ」
上条「なんだよ、いつもなら喜んで飲みそうなのに」
美琴「酔ったら・・・当麻に迷惑掛けちゃうから」
上条「あぁもう可愛いな!そうやって気を遣える美琴さんが大好きですよ!」
美琴「な、何大声で言ってるのよ!?」
上条「俺がお内裏様、美琴がお雛様だな!」
美琴「わ、私がお雛様・・・」
上条「美琴ってお姫様みたいだからな!」
美琴「にゃ・・・」
上条「?にゃ?」
美琴「にゃぁぁぁぁ!ふにゃぁぁぁ!」
上条「うわぁぁ!ビリビリを撒き散らすなぁ!」
美琴「ふにゃっ!?にゃっ!?」
上条「戻ってこい!」
心理「あらあら・・・仲良しで羨ましいわね」
垣根「妬けちゃうぜ二人とも」
上条「いやいや!今はちょっと困ってるんだけどなぁ!」
削板「ははは!賑やかだなぁ!」
上条「賑やかで片付けていい問題じゃ・・・あっぶね!」
上条が右手で電撃を打ち消す
しかし美琴はまだ暴走している
美琴「お・・・お姫様!?お姫様ってにゃによ!?」
上条「まだ猫っぽいですよ!?」
美琴「わ、私がお姫様なら当麻は・・・た、助けに来てくれた騎士さん!?」
エツァリ「上条さんが馬に乗って助けに来るんですか」
テクパトル「似合わないことこの上ないな」
上条「言わないでくれよ・・・」
19090「白馬に乗ってるのは王子様ですよ?」
垣根「はぁ?そんな訳あるかっての、王子様は国民の背中にのしかかるもんだろ」
心理「夢が無くなるからやめなさい」
一方「・・・番外個体、飲みすぎだ」
番外「あっはは!一方通行が二人いるぅ!」
一方「・・・こいつ、目の焦点が合ってねェ」
打ち止め「ミサカ、いい気持ち!ってミサカはミサカはおもむろに服を脱ぎ・・・」
一方「おォォォ!?脱ぐな脱ぐな!いや脱いでほしいけどォ!」
上条「何やってんだよ・・・ちゃんと管理しろよな」
一方「こいつらが勝手に飲ンだンだよ!」
垣根「そうやって他人に理由を求める人生、お前は楽しいのかよ!?」
一方「うるせェ!上条みたいな台詞をお前が吐くンじゃねェ!」
垣根「へへっ!いいぜ、お前が他人に失敗の理由をなすりつけようなんてしてるなら!」
垣根「まずはそのふざけた幻想をぶ」
心理「みんな、甘酒飲みましょう」
垣根「」
上条「心理さん・・・たくましくなったな」
心理「あら、私は昔からたくましいわよ」
19090「そ、そうなんですか?」
ショチトル「何しろ色々なものをありとあらゆる穴に入れてきてるからな」
心理「あら、それはあなたじゃないの?」
ショチトル「な、なぜばれた!?」
黒子「ショチトル・・・あなた、そんなことをしていると友達が減りますわよ」
美琴「ふにゃっ!?黒子が言えることじゃにゃいでしょ!?」
黒子「わたくしはもう軍覇さん一筋ですの!それと猫っぽいですわよ!」
美琴「にゃっ!?」
削板「黒子、よく言った!」
垣根「・・・お前ら静かに」
上条「な、なんだよ」
テクパトル「・・・垣根、そげぶを邪魔されたからって怒るなよ」
垣根「そんなんじゃねぇやい!」
テクパトル(明らかにそうじゃねぇか・・・)
垣根「今日、なんでお前達はここに来た!?」
心理「なんでって・・・」
19090「ひな祭りを祝うためです・・・」
番外「甘酒を飲むため!」
打ち止め「そしていい気分になるため!ってミサカはミサカは笑いながら答えてみ」
垣根「ふざけんじゃねぇよクソガキがぁ!」
打ち止め「」
垣根「違うんだよ!今日はメルヘンになるためにここに来たんだよ、ひな祭りを祝ってメルヘンになるためになぁ!」
心理「・・・メルヘンになるためだったのね」
垣根「あぁ・・・ひな祭りを祝うことで、女の子はより健やかに育つ」
ショチトル「私のアソコは健やかに育ってるぞ」
垣根「ガバガバのゆるゆるじゃねぇか」
ショチトル「じゃあ・・・試してみる?」
エツァリ「ショチトルぅ!?」
垣根「やだ、ヤリマンには興味ありません!」
ショチトル「ちっ」
心理「・・・それで?具体的にはどうするのよ」
垣根「健やかに育つにはやっぱり、周りの協力が必要だ」
美琴「にゃ・・・にゃるほど」
上条「やっと落ち着いた・・・」
美琴「・・・そ、そそそそれで?」
垣根「・・・つまり、仲間との連携、愛情、友情、信頼が必要だ」
美琴「うんうん」
垣根「・・・そこでだ、ロシアンルーレットをしたい」
ショチトル「・・・は?」
垣根「聞こえなかったか?ロシアンルーレットだよ、地獄の円盤、黄泉への階段、ロシアンルーレットだよ」
美琴「な、なんでそれを?」
垣根「・・・ここにおもちゃの鉄砲がある」
心理「いつの間に用意したのよ・・・」
エツァリ「そ、それで・・・どうするんですか?」
垣根「これは、ちゃんと弾を発射することが出来る」
19090「は、はい」
垣根「でもな・・・この中の6発中、5発は空砲だ」
一方「・・・だからなンだよ」
垣根「そして残りの一発は、ハバネロエキスの入った目潰し弾だ」
一同「」
垣根「・・・誰が引き金を引く?」
削板「待て待て!!それは目にまずいんじゃないか!?」
垣根「知るかよ、ハバネロなんだから目もやられるかもねぇ」
黒子「適当すぎますの!!」
テクパトル「・・・それで・・・的は誰だよ」
垣根「・・・それも、お前達で相談しろ」
19090「・・・だ、誰が行きますか?」
上条「・・・分かった、一人は俺だ」
美琴「と、当麻・・・」
上条「俺が行けば・・・一人でも犠牲者は減るんだ」
美琴「そ、そんなのイヤよ!だったら私が・・・」
削板「よーし、俺も行こう!!」
黒子「ぐ、軍覇さん・・・」
削板「上条だけにカッコイイことはさせられないからな!!」
エツァリ「・・・自分も行きましょう」
一方「ちっ・・・俺も行くかァ」
テクパトル「はぁ・・・俺も行くが・・・垣根が撃つなら、あと一人的が必要だな」
ショチトル「ふん・・・仕方ない、私が行こう」
美琴「ショチトル・・・」
心理「いいの?もしかしたら当たるかもしれないわよ?」
ショチトル「そ、それはそれで興奮しそうじゃないか?」ドキドキ
一同(ダメだこいつ)
垣根「・・・さぁ、並べ並べ!!」
上条「・・・いいぜ、お前が俺にハバネロエキスを撃てるなんて言うなら、まずはその幻想をぶち殺す!!」
テクパトル「・・・あぁ、神よ・・・」
エツァリ「自分に少しの勇気を・・・」
削板「さぁ・・・来いよ、垣根ぇ!!」
一方「・・・だりィ・・・」
垣根「まずは上条からだ!!」
スナイパーは垣根
標的は上条、削板、エツァリ、テクパトル、一方通行、変態
ハバネロエキスは一発
そして、それが当たったのは>>765だった
765 : VIPに... - 2011/12/05 15:20:31.25 IPLR4t2Zo 659/825心理定規ちゃんかわいいよ
垣根「上条、さらばじゃあ!!」
上条「っ!」
垣根「ちっ・・・セーフだな」
上条「よ、よかった・・・」ホッ
垣根「・・・削板、覚悟は出来たかぁ!?」
削板「さぁ来いぃぃぃ!!」
垣根「・・・またセーフか」
削板「ははは!!これが根性だぁぁ!!!」
垣根「エツァリぃぃぃ!!」
エツァリ「!?」
垣根「・・・セ・・・セーフ・・・!?」
エツァリ「よ、よかった・・・」
垣根「ショチトルぅ!!」
垣根が引き金を引く
何か、手ごたえのようなものがあった
そう、それはハバネロエキスが発射される手ごたえだった
ショチトル「だがしかし!!私の後ろには心理定規がいるんだなぁ!!」
ショチトルが体を後ろに反らす
上条「マ・・・」
美琴「マトリックス!?」
垣根「あ、まずい」
心理「・・・」
心理定規の顔面にハバネロエキスが当たる
垣根の作ったものだ、容赦などない
かなりの濃度だ
垣根「メ・・・心理定規・・・さん?」
心理「・・・いいわね・・・いいわよ、垣根・・・」
19090(オ、オーラがまずいです!!)
心理「そう・・・へぇ、そうそうそう!!!」
垣根「こ、怖い怖い怖い!!!」
心理「・・・垣根、ごめんなさいは?」
垣根「ごめんなさい、もうしません」
上条「ショチトル・・・なんで避けたんだよ!?」
ショチトル「・・・>>765を見てみろ、それが理由だ」
美琴「?765って何?」
垣根「ナムコだと!?」
心理「あぁ?」
垣根「ごめんなさい」
心理「ねぇ、目が痛いのよ、私の目を返してよ」
垣根「そ、それも一応痛みはしばらくすれば引きますから・・・」
心理「ねぇ、壁一面が緑の部屋に人間がいるとどうなるか知ってる?」
垣根「あ、赤を見たくなる・・・」
心理「それでね・・・その部屋に自分とただのスプーンしか無かったらどうするか知ってる?」
心理「目を抉り出すのよ」
垣根「」
心理「たしか・・・アメリカのラッパーでスプーンを使って目を抉り出した人がいたわね」
垣根「な、何をおっしゃってるの?」
心理「血が見たくなるのに、目を抉り出すなんて・・・ふふ、面白い矛盾だと思わない?」
垣根「それ拷問や!!!」
心理「垣根・・・緑の部屋、行ってみる?」
垣根「赤い部屋みたいに言わないで!!」
黒子「お、落ち着いてくださいな心理定規!!」
心理「あなたは黙ってなさい・・・ねぇ、目が痛いのよ」
垣根「め・・・目薬、いりますか?」
心理「・・・そんなものでこの痛みが治まると思う?」
垣根「ショチトルぅ!!お前のせいだぞぉ!!」
ショチトル「もっと・・・もっと罵倒して!!!」
垣根「もうイヤだこいつらぁ!」
上条「おぉ!!これはいい質問だな!!」
女性陣につけてもらいたい簡単なコスといえば?(猫耳とか…etc)
また、男性陣につけてもらいたいのは?
上条「美琴にはピカチュウを!!」
美琴「な、何よそれ・・・当麻なら、燕尾服とかかな」
垣根「心理定規にはなんでも似合います!!だから許してぇ!!」
心理「そうね・・・垣根には真っ白な服が似合うかしら」
ショチトル「エツァリには・・・ご主人様の服を」ハァハァ
エツァリ「ショチトルには何も着ないで欲しいですね」
テクパトル「19090号には背中のぱっくりと空いたドレスを」
19090「テっくんなら・・・そうですね、ヴァンパイアとか似合いそうです!!」
削板「黒子なら・・・そうだな、ウェディングドレスとかかな!」
黒子「軍覇さんなら・・・戦隊物とかでしょうか」
一方「こいつには・・・犬耳だな」
番外「あっひゃひゃ!!一方通行にはセロリっぽい格好を・・・」
一方「ねェよ!!」
打ち止め(・・・一方通行には女の子の服を着て欲しいな、ってミサカはミサカは心の中でつぶやいてみたり)
垣根「これは中々面白いな」
しつもんです!
一方通行さんは黒翼が出てから魔術に近づくと体に異変があるようですが
垣根さんも同じ症状があるのですか?
垣根「俺の考えだと、人間の体でありながら天使レベルの力を手に入れた人間にその症状は現れるんだと思う」
垣根「そして、もちろん一方通行はその領域に片足を突っ込んだ・・・」
垣根「俺も、一方通行の黒翼を見たときに何かしらのおかしな感覚を覚えた」
垣根「・・・それが何なのかは分からないが、恐らく魔術的なものの干渉だろう」
垣根「・・・俺はまだそこまでしっかりとした違和感じゃない、恐らくまだまだ一方通行には届かないのかもな」
垣根「・・・つまり、俺にはほとんどそういうのはない」
垣根「でも、なんだか今は左足が痛い」
心理「ほら、痛いでしょ?私はこれより痛いのよ」バキバキ
垣根「音がおかしいからやめてぇぇぇ!!!!」
上条「あぁ・・・これは忘れもしない」
皆さんが生きてきた中で一番恥ずかしかった事を教えて下さい!!
上条「・・・全校生徒の前で思いっきりこけたことがあったな・・・」
美琴「・・・水着姿が街の大型ディスプレイに流れたわ・・・」
エツァリ「・・・コンドームの裏表を間違えたことですかね」
ショチトル「その裏表の間違いに気づかなかったことかな」
テクパトル「・・・電柱に思いっきりぶつかったことだ」
19090「・・・ケーキと思ってスポンジに噛み付いたことです」
削板「ははは!!コンビニの自動ドアに思いっきり突撃したことだ!」
黒子「・・・眉間を股間と間違えたことですの」
上条「どっかで聞いたなそれ」
一方「・・・ロリと思ったらロリだったことだ・・・あれは忘れねェ」
番外「・・・ミサカが一緒にお買い物に行ってあげる事件かな」
打ち止め「・・・一方通行に毛布を奪われたこと、ってミサカはミサカは恥ずかしがりながら・・・」
美琴「一方通行!!」
一方「あれは神が俺に命じたンだァ!!」
垣根「・・・恋したあの子と二人して街を出ようと決めたのに駅のホームで捕まって力任せに殴られたことだな」
心理「車掌さん、ここで降ります、って台詞をしゃしょうしゃん、ここでおりましゅって言ったこと」
上条「そうだな・・・色々あるけど」
今までで、恋人にされて一番幸せを感じたことは何ですか?
上条「キスかな、一番幸せって感じだし」
美琴「抱きしめられることね・・・ずっと守られたかったから」
エツァリ「・・・愛していると言われる事でしょうか、自分はそこまで愛されるような人間ではないので」
ショチトル「自分自身を認めてもらえることだ、それが一番だろう」
一方「・・・こンな俺のために料理を作ってくれたことだな、アレは効いたぜェ・・・」
番外「そりゃ、ミサカのことを好きだって言ってくれたときだね」
削板「弁当を作ってくれたことだな!」
黒子「その弁当を残さず食べてもらえたことですの」クスクス
テクパトル「・・・そうだな、仕事が終わるまで待ってもらえたことか」
19090「・・・ミサカを助けてくれたことです」
心理「・・・手を繋がせてくれたこと、ずっとそれが夢だったから」
垣根「ただいまって言える場所を作ってもらえたことかな」
打ち止め(・・・リア充が羨ましい!ってミサカはミサカは世の中の方々の意見を代弁してみたり!)
上条「うーん・・・」
上条さん!
美琴さん以外で気になっていた女性をおしえてください
科学側、魔術側両方一人ずつお願いします
上条「そうだなぁ・・・恋心ってほどじゃないけど、オルソラはいいと思うな」
美琴「ふーん・・・どうして?」
上条「こう・・・一緒にいて落ち着くだろ?」
垣根「あぁ、分かる分かる」
上条「俺って不幸だけどさ、なんだかああいうタイプの人と一緒だとそんな不幸も忘れられそうだろ」
心理「科学側は?」
上条「御坂妹かなぁ・・・あいつもわりとまともだったし」
美琴「な、何よそれ・・・」ムスッ
上条「でも、あんまり気になってたって人はいないかもな、そういうのには疎かったし」
垣根「その分その気にさせまくってたけどな、お前は」
上条「・・・垣根はオルソラがお気に入りなんだっけ?」
垣根「あぁ、あれはすごいよな」
心理「どうしてそんなに気にいってるのよ?」
ショチトル「心理定規とは全くタイプが違うけどな」
垣根「うーん・・・こう、ああいう不思議な感じの女性にも惹かれるんだよ」
美琴「だから・・・■■さんも気にいってるの?」
上条(あ、あれ?■■・・・■■の名前が出ない!!)
テクパトル「・・・不思議な人はたしかにいいけどさ・・・なんか掴みどころがなくて大変そうじゃないか?」
垣根「それがいいんじゃねぇか」
一方「理解できねェな」
打ち止め「一方通行はロリが好きなんだもんね、ってミサカはミサカは断言してみたり!」
美琴「一方通行!!アンタ打ち止めに何吹き込んでるのよ!?」
一方「うるせェ!!ロリは正義だ!!」
心理(・・・何なのかしら、このくだらない争いは)
上条「うーん・・・」
大阪新市長になった橋本さんについて皆さんどう思いますか?
垣根「こりゃ一概には言えないが、公務員の給料をカットとかは必要だと思うな」
心理「そうね・・・市民のことはちゃんと考えてそうだから」
テクパトル「問題はそれをしっかりと実行できるかだな」
黒子「あと、あまりにも独裁的になりすぎることにも注意しなければならないですの」
垣根「ま、完璧に真っ白な政治家はいないのさ」
心理「真っ黒な政治家は山ほどいるけどね」
垣根「・・・そういうもんだな」
上条(と、とにかく俺は市民が幸せに暮らせるならそれが一番だと思うぞ!)
垣根「・・・これは悩むな、リアルな芸能人かそうでないか」
垣根さん、これまで一番メルヘンだと思った人は?(自分は無しで)
垣根「まず・・・芸能人なら稲川淳二だ、ある意味で」
垣根「・・・俺の知り合いなら・・・ステイルだな」
上条「ステイル?なんで」
垣根「よく考えろ、そもそも頭がメルヘンだ」
垣根「魔女狩りの王!!」
垣根「なんて平気で言ってるんだぜ?」
垣根「バーコードだし2Mだし14才だし」
垣根「あんなもんメルヘンなんてもんじゃねぇ、ぶっちゃけオカルトだよあれ」
ショチトル(お前が言うか・・・)
上条(ひどい言われようだな)
上条「そうだな・・・」
みなさんヤキモチ焼くときはどんな時ですか?
上条「っていうか、恋人が他の人をよく言ってるときだよな」
垣根「あと、自分との思い出を楽しそうに語ってるときも」
美琴「?なんで?」
垣根「こう・・・昔の自分にヤキモチとかさ」
心理「あら、可愛いじゃない」
垣根「うるせぇな・・・」
テクパトル「・・・自分の恋人が、他人からちょっかい出されててもヤキモチ妬くよな」
19090「あ、分かります!!」
削板「自分のものなのに、って思うよな!!」
上条「・・・異性と仲良くしてるだけでもイライラしちゃうよな」
垣根「それはカルシウムが足りない」
上条「ちげぇよ・・・」
エツァリ「バイブとかにヤキモチ妬くことがありません?あぁ、自分も突っ込み」
一同「黙れ」
エツァリ「」
上条「あぁ・・・そうだな、なんだろう?」
皆さんの怖いものはなんですか?
上条「・・・金欠かな、やっぱり」
美琴「お化け!!あんなの無理!!」
心理「・・・雷」
垣根「自分自身のかっこよさ」
エツァリ「饅頭ですね」
ショチトル「ムカデ」
19090「・・・20000号です、なんだか時々狙ってきます」
テクパトル「背中だな、いろんな意味で怖い」
一方「電池切れ」
番外「キレた一方通行」
打ち止め「お化け!!ってミサカはミサカはお姉様と同じ答えをしてみたり!」
黒子「寮監ですの」
削板「怪我だな、あれが一番怖い!!」
垣根(誰も、ツッコんではくれない・・・)
女一同「・・・」
でも痛がってる心理定規ちゃんもかわいいよ
雷が怖い心理タソ…ゴクリ
美琴も可愛いよ
ツンデレだったところとか貧乳なこと気にしてるところとか
髪がショートなのも俺的には高ポイントだし男勝りな性格も良い
時たま見せる乙女チックなところなんかも大好き
でも心理定規ちゃんの方がもっともっと好きだけどね!
ショチトル「これが男性に媚びた結果だよちくしょう!!」
黒子「なに!?なんですの!?」
打ち止め「ボケもツッコミも出来て怖がりででも時々怖くて見た目も美人ならそりゃ人気も出るよね!!ってミサカはミサカは地団駄を踏んでみる!!」キーッ!!
番外「あぁあぁ!!これだから清純派気取りは便利だね!!」
心理「あら、私は何も悪くないわよ?」
19090「お、お姉様気を確かに・・・」
美琴「わ・・・私の面目はもうないの!?ツンデレだって心理定規にも出来るから・・・」
心理「頑張りなさいよ、美琴」
美琴「上から目線!?」
美琴「・・・なるほど、雷を落としまくれば・・・」ブツブツ
上条「み、美琴さん?何一通のはがきを抱えながら呟いてるんですか・・・?」
美琴「これ」
心理ちゃんは雷が怖いのか…
美琴さん!今こそ日頃のからかいの反撃するときだと思いませんことよ?
上条「いやいや!!待てって!!」
美琴「・・・ふ、ふふふふ!!!」
上条「壊れました・・・」
ゴロゴロピッシャーン!!!
心理「はわぁっ!?」
黒子「さ、さっきまでピーカン(死語)でしたのに!?」
エツァリ「お、おかしいですね・・・外はまだ晴れですよ?」
美琴「さぁ、なんでかしらね」ツーン
ゴロゴロドッカーン!!
心理「にゃぁぁぁぁ!!!か、垣根ぇ!!」
垣根「お前・・・マジで雷苦手なのな」
心理「に、苦手じゃないわよ全然怖くないけど甘えたいだけなのよだから精一杯守って頂戴よそれを所望してるの!!!」
垣根「饒舌じゃねぇか」
ゴロゴロドーン!!!
心理「お、落ちた!?今の絶対どっかに落ちたと思わない!?」
垣根「知るかよ・・・」
心理「ねぇねぇ!この建物って高かったわよね!?」
上条「えっと・・・たしかこの辺りじゃ一番高い・・・」
心理「避雷針じゃないの!?街を守るために私達は犠牲になるの!?」
垣根「・・・避雷針があるなら建物には雷は落ちない、第一このビル自体は高いけど俺達がいるのはたった3階だぜ?」
心理「雷は建物を真っ二つにするのよ!?上から下まで真っ二つなのよ!?」ブルブル
垣根「」
心理「そ、そそそそそそうなったら私達のいる階まで・・・」
ドッカーン!!!
心理「光った!!!光ったわよめちゃくちゃ光ったじゃないの!!!」
垣根「なぁ、こいつってこんなに面白かったっけ」
テクパトル「最近狂ってるんだよ、きっと」
美琴(・・・で、でもこういう怖がりなところを見せる心理定規を、きっと男性はまた可愛いって持て囃す・・・)
垣根「お、雷止んだな」
心理「・・・へ、へそは出してないから大丈夫よ・・・」
垣根「お前、ボケだろもう」
美琴「・・・いいもんいいもん、どうせ私は落ち目の女ですよ・・・」ビリビリ
上条「前髪から静電気を出してホコリを集める遊びはやめなさい」
垣根「・・・落ち着いたならお便り答えるぞ」
皆さんは自分の体で一番自信が持てるところはどこですか?
上条「腕・・・っていうか右手かな」
美琴「脚だけど、どうせ心理定規には敵いませんよ」ケーン
心理「顔」
垣根「顔」
ショチトル「胸」
エツァリ「・・・そうですね、自分も脚でしょうか」
番外「胸だね!!他のミサカにはないもん!!」
一方「・・・髪の毛の色だな」
黒子「くびれですの!」
削板「ははは!!俺は背中だ!!男は背中で語るんだ!!」
テクパトル「背中は女の特権だ!!俺は胸だな!!」
19090「正確には胸板ですよね・・・ミサカは・・・背中でしょうか」
打ち止め「ミサカはアホ毛!!ってミサカはミサカは答えてみたり!!」
さだのり「芽」
エツァリ(誰ですかあなた)
美琴「そ、そういう設定だったのね!?」
埃まみれの美琴ちゃんもいいと思うんだ。
嫁入り修行のために埃まみれになった蔵を掃除する美琴ちゃん…
みたいな妄想もできるしね
美琴「よ、嫁入り・・・」
上条「おーい美琴、そっちの掃除もしてくれよ」
美琴「あなた、ちょっと汚しすぎよ・・・」
上条「仕方ないだろ・・・仕事の道具がいっぱいなんだよ」
美琴「もう・・・だらしないわね」
上条「でもさ、そしたら美琴が片付けてくれるだろ?」
美琴「そ、それは・・・」
上条「こんな優しいお嫁さんがもらえて、上条さんは幸せです!!」
美琴「!」
美琴「え、えへへ//」
垣根「怖い怖い」
上条「み、美琴・・・一人で笑うのは不気味だぞ」
一方「あ、あァ・・・」
一方さんもトレやってたはずだけど今どれくらいになってるの?
テクパトル「違うんだ・・・こいつ、すぐサボるから一進一退なんだよ」
削板「ちょっと重量が伸びたと思ったらすぐ休むからな・・・」
一方「・・・筋肉痛が辛いンだ」
テクパトル「それがいいんじゃないか!!」
削板「あぁ、昨日のトレも上手く効かせられたんだ!!」
テクパトル「こうやって、体の中では破壊と再生が行われているんだ!!」
削板「まるで、世界の縮図!!!」
テクパトル・削板「それが、トレーニングなんだよ!!!」
一方「ついていけねェ」
心理「・・・おかしいわよ、あなたたち」
心理「・・・私、ボケになっちゃってるのかしら」
垣根「どう考えてもそうだろ」
心理「・・・イヤよ」
垣根「はぁ?」
心理「イヤなのよ、ボケなんて」
美琴「い、いいんじゃない?心理定規だったらきっとなんでも人気・・・」
心理「私はね、人気が欲しいわけじゃないのよ」
一方「その割には若いヤツに媚びてるよォなこと言うよな」
心理「黙りなさいよモヤシ」
一方「」
削板「うーん・・・心理定規はボケじゃなくてツッコミがいいのか?」
心理「当たり前じゃない、私はクールなイメージでしょ?」
上条「イメージなんて壊すためにあるようなもんじゃないか」
黒子「そうですの、わたくしなんて常に壊しまくりですの」
ショチトル「私だって色んな意味で壊れてるぞ」
番外「あひゃひゃ!いいじゃんいいじゃん、楽しければオーケー!」
心理「あなた達はそうかもしれないけどね・・・」
上条「じゃあ・・・これからはボケないでいくのか」
心理「当たり前でしょ、私は諦めないわよ」
美琴「諦めないで」
心理「それは若干不謹慎なネタになるわよ」
垣根「あなたの肌」
心理「私の忠告聞いてた?」
垣根「はっはぁ!ボケはイヤだ!?クールなイメージ!?」
垣根「そんなもん、俺には通用しねぇ!」
エツァリ(して下さい)
垣根「他人からの評価なんてどうだっていいんだよ!似合ってないとかなんか違うとか、そんなことを他人に言うヤツなんて大抵暇人だ!」
テクパトル「・・・一理あるかもな」
19090「・・・心理定規、ミサカはどんなあなたでも好きですよ!」
打ち止め「ミサカも!」
心理「・・・ありがとう」
エツァリ「自分もです」
心理「変態は黙っていてくれるかしら」
エツァリ「」
一方「・・・お前、そォいうとこがもォボケなンだよ」
垣根「そうだそうだ!」
心理「あら・・・私はボケてるつもりじゃないんだけど」
上条「素でボケなんじゃねぇか!」
心理「そ、そんなことないわよ!私は昔からずっとクールじゃない!」
削板「ははは!慌てるなんて情けないぞ!」
黒子「心理定規・・・あなたはボケでいいんですの」
心理「う・・・」
上条「な、なんで涙目になるんですか!?」
美琴「ほ、ほら!心理定規がボケってすっごく可愛いわよ!?」
心理「・・・ホント?」
ショチトル「似合ってないぞ」
テクパトル「てめぇぇぇ!」
心理「・・・美琴の嘘つき」
美琴「こ、これは・・・」
心理「ふん」
美琴「・・・当麻ぁ!」
上条「美琴まで泣きそうになるなよ!」
垣根「いいじゃねぇか、どんな心理定規だって可愛いんだから」
心理「な、何よそれ・・・」
垣根「・・・大体な、お前のボケは鋭い、お前はボケもツッコミも出来るごく稀な人間なんだよ」
心理「そうなの?」
垣根「あぁ、ボケもツッコミも出来ないエツァリを見てみろ」
エツァリ「えっ・・・」
垣根「そのくせ特定のキャラがあるわけでもない、イケメン枠は俺に奪われ、熱い枠は上条に、一途枠なら削板に奪われてる」
心理「か・・・可哀相」
垣根「あいつに何があると思う?何もないんだよ」
エツァリ「」
垣根「心理定規、お前は選ばれた人間なんだ、ボケもツッコミも出来て可愛い」
上条(ただのベタ惚れだな)
19090(ビックリするくらい甘いですね)
垣根「エツァリみたいな可哀相なヤツとお前のような選ばれた人間、共通点は二足歩行と肺呼吸だけだ」
心理「そ、そうだったのね・・・」
番外「あひゃひゃ!エツァリ涙目!」
黒子「エ・・・エツァリさん、気にすることありませんの!」
一方「お前はどォにかやっていける人間だ」
エツァリ「・・・自分には、何もありません」
上条「いやいや!お前はイケメンで一途で変態じゃないか!」
美琴「そうよ、変態なんて最高のインパクトじゃないの!」
ショチトル「まぁ私には敵わない変態だがな」
上条「フォローをしろよ彼女だろ!?」
エツァリ「・・・」
垣根「だがな・・・エツァリ」
エツァリ「は、はい」
垣根「そんなお前が・・・俺は最高の友達だと思ってるぜ」
エツァリ「!」
美琴(上手くまとめた)
テクパトル(上手くないぞ)
心理「・・・ねぇ、私はボケでいいの・・・?」
垣根「お前はボケでもツッコミでもねぇ、心理定規だ」
心理「垣根・・・」
垣根「これにて、一件落着!」
上条「ちげぇよ・・・ていうか、ひな祭りひな祭り言いながら何一つひな祭りらしいことしてないじゃねぇか!」
打ち止め「そうだよ!ってミサカはミサカは文句を言ってみたり!」
垣根「あぁ、そういえばひな祭りのために集まったんだったな」
テクパトル「忘れてたのかよ」
垣根「いやぁ・・・すっかり忘れてた」
一方「・・・なァ、ひな祭りって何するンだよ」
19090「えっと・・・みんなでお内裏様やお雛様の格好をしたり」
心理「ここのホテル、貸し出してくれるみたいよ」
美琴「へぇ・・・記念だから着てみない?」
上条「そうだな・・・いい思い出になるし」
番外「ミサカも今日からお雛様ぁ!」
削板「酔ってるな、番外個体!」
番外「酔ってないよーん!」
打ち止め「もう、しっかりしてよ!ってミサカはミサカは自分を棚に上げて叱り付けてみたり!」
垣根「・・・じゃあ、着替え終わったらすぐさまこの部屋に集まるぞ!」
一同「はーい!」
垣根「・・・へぇ、サイズも一通り揃ってるんだな」
上条「テクパトルと削板は大きいサイズなんじゃないか?」
削板「そうだな・・・」
テクパトル「大きすぎると丈が余るけどな」
エツァリ「大変ですね・・・」
一方「やっぱりお前達は筋肉質なンだなァ・・・」
テクパトル「・・・お前、最近またサボってるんだろ」
削板「継続は筋肉なり、だぞ!」
一方「分かってるけどよォ・・・」
上条「今はずっと能力使えるわけじゃないんだし、鍛えたほうがいいぞ」
垣根「はん、スキルアウトに絡まれても30分しか戦えないなら意味ねぇぜ」
一方「うるせェな、てめェみたいなヤツだって30分もあれば片付けられるンだ、スキルアウトなンてどォでもねェよ」
垣根「言うじゃねぇか・・・やろうってか?」
一方「これだから雑魚は困るンだよ、すぐ吠えやがる」
垣根「相方だからって容赦しねぇぞ」
一方「容赦なンてしてたらすぐ死ぬぞ、てめェ」
上条「はいはいストップ!」
削板「お前達、平和というものを目指せ!」
テクパトル「こんなめでたい日に喧嘩なんかするなよ・・・」
エツァリ「そうですよ、今はお内裏様の格好に着替える時間です」
上条「そうそう!」
垣根「・・・命拾いしたな」
一方「安心で胸でも撫で下ろしたいンじゃねェのか?」
垣根「そっちは今すぐ息でも吐きたいんだろ、あぁ?」
削板「だから喧嘩はやめろ!」
一方「ちっ・・・ジョークだジョーク」
垣根「・・・そういうこった」
文句を言いながら、垣根が着物を着る
元々スタイルがいいため、着物はかなり似合う
上条「おぉ・・・なんかどっかの正月特番に出るアイドルみたいだな」
垣根「だろ?似合うだろ、俺!」
テクパトル「そういうふざけた所を無くせば完璧だな」
エツァリ「自分やテクパトルはやはり少し違和感がありますね」
テクパトル「日本人ならではだからな・・・一方通行も少しおかしいな」
一方「俺は日本人だ」
削板「うーん・・・髪が白いからかもな」
上条「細いから似合うと思ったんだけどな」
垣根「上条と俺以外、なんか微妙だよな」
エツァリ「削板さんも少し・・・」
テクパトル「体がごついと着物は似合わないからな」
削板「そうか?結構似合ってると思うんだけどな」
テクパトル「若干無理して着てるみたい・・・かな」
垣根「一番はお前だけどな」
テクパトル「日本人じゃなくてごつい・・・マッチョなアメリカ人が着物着てるのと同じだからな」
一方「・・・とにかく着替え終わったンだ、さっさと行こうぜ」
上条「あぁ、そうだったな」
美琴「・・・心理定規、着付け頼んでいい?」
心理「はいはい・・・着物は一人で着られないから大変よね」
ショチトル「お、美琴は胸が大きくなったな」
美琴「ちょ、ちょっと!プニプニしないでよ!」
黒子「ショチトル・・・それは心理定規の役目ですの」
心理「だからあれは冗談だって言ったでしょ」
美琴「ん・・・」
ショチトル「お、もしかして胸が弱いのか?ん?」
美琴「やめなさい!」
19090「じょ、女性同士でいけませんよ!」
番外「あはは!レズだレズ!」
打ち止め「ミサカも胸が大きくなりたい!ってミサカはミサカは願望を吐露してみたり!」
心理「そうなったら一方通行が泣くわよ」
黒子「・・・お姉さま、さすがに着物もお似合いですの!」
美琴「うーん・・・でもちょっとおかしくない?」
ショチトル「身長の割に胸が小さいからサイズが無いんだよな」
美琴「・・・何か言った?」
ショチトル「いやいや、成長途中なんだから気にしなくていいさ」
心理「胸が無くたって、美琴にはスレンダーな脚があるじゃない」
黒子「そうですの!スラリとしたスタイルはお姉さまの魅力ですわ!」
番外「ミサカもそのおかげでスレンダーだからね!」
19090「番外個体は一人だけ胸がでかいです・・・」
打ち止め「そういう19090号だって一人だけダイエットしたりするんでしょ?ってミサカは」
19090「な、なんで知ってるんですか!?」
打ち止め「MNWで話題になってたよ、ってミサカはミサカは報告してみたり!」
心理「・・・なんだか楽しそうなネットワークよね」
ショチトル「ピンク過ぎるな」
美琴「アンタが言わないの」
打ち止め「でも情報交換には便利なんだ!ってミサカはミサカは胸を張ってみたり!」
黒子「・・・ですが考えたことが駄々漏れになりそうですの」
19090「改良が加わったので、好きな時に離脱したり好きな時に参加したり出来ますよ」
美琴「なんか便利ね・・・」
番外「ふっふーん!お姉様は出来ないもんね!」
美琴「な、何よ!?」
番外「やーい!仲間外れ!」
美琴「う・・・」
心理「気にしないの・・・下手したら、あなたの妄想がばれるかもしれないのよ」
美琴「そ、それは困るわね」
心理(あら、本当に妄想なんてしてたのね)
打ち止め「・・・たまにネットワークで冷やかされることもあるよ、ってミサカはミサカは苦笑してみたり」
番外「最近、他のミサカ達にストレスが溜まってるみたいで・・・ミサカにはキツイね」
心理「たしか、ネットワークから負の感情を拾いやすいのよね」
番外「そうそう・・・嫉妬ばっかりで疲れちゃうよ」
美琴「ネットワークから切断すればいいのに」
番外「ミサカの存在意義が無くなっちゃう!」
ショチトル「大変だな・・・ん、これは胸元がキツイな」
心理「私はちょうどかしら・・・胸元は無理矢理でいいんじゃない?」
番外「でも無理矢理だとタプンタプン揺れるよ?」
心理「大丈夫よ、不特定多数に見られるわけじゃないんだから」
美琴「・・・いいわよね、胸がでかい人は」
黒子「全く羨ましいですの」
19090「胸なんて脂肪の塊です・・・く、悔しくなんかありません!」
打ち止め「ミサカだって悔しくないもん!ってミサカはミサカは内心と裏腹なことを口にしてみたり!」
ショチトル「悔しいなら悔しいって言えよ、あぁ肩が凝る」
心理「やめなさい、あなたのそれはダイナマイトなんだから」
ショチトル「ふん、エツァリに毎日揉まれてるからだ」
19090「それは自慢になりません・・・」
心理「さ、みんな着替え終わったんだから行きましょう」
美琴「はーい・・・」
上条「・・・女の子ってなんで着替えに時間掛かるんだろうな」
垣根「見たことあるんだから分かるだろうが」
上条「・・・そりゃ色々収めなきゃいけないのは分かるけどさ」
テクパトル「その表現はおかしいが・・・そういうことだな」
削板「黒子はあんまり待たせるタイプじゃないけどな!」
一方「ちっ・・・惚気てンじゃねェよ」
エツァリ「まぁまぁ・・・ショチトルの着物姿、楽しみです」
垣根「ショチトルは胸がきつそうだな」
上条「心理さんと番外個体もじゃないか?」
一方「・・・そォだな」
削板「あはは!なんか会話が高校生みたいだな!」
エツァリ「年齢はみなさんその辺りですよ」
上条「・・・なんかドキドキしてきた」
垣根「御坂がなんだかんだ一番似合いそうだな」
テクパトル「・・・でも栗色の髪じゃないか」
上条「可愛いんだよ、美琴は!」
垣根「惚気んな!心理定規が可愛いんだよ!」
エツァリ「あなたも惚気・・・あ、来ましたね」
番外「ばっばーん!ヤッホー!」
一方「おォォォ!?お前、胸!」
番外「いっやぁ、いいサイズがなくてさ・・・」
一方「もォ少し隠せ!谷間まる見えじゃねェか!」
打ち止め「ねぇねぇ、ミサカは似合ってる?」
一方「あァ・・・お前は天使だ」
打ち止め「//」
上条「美琴ぉ!似合ってる、似合ってるし胸もなんだか更に大きくなってる気がする!」
美琴「そ、そうかな?」
上条「おぉ・・・顔を赤くする着物姿の美琴!携帯携帯・・・」
美琴「写真はダメ!な、なんか恥ずかしい・・・」
垣根「いいじゃねぇか、お内裏様とお雛様で並べよ」
美琴「・・・」
垣根「あぁ?なんだよ驚いたような顔しやがって」
美琴「・・・アンタ、どこのアイドルよ」
上条「だよな!?俺も同じ感想だったよ!」
垣根「ははは!イケメンってのは何をしても得するんだなぁ!」
心理「全く・・・はしゃぎすぎよ、垣根」
男一同「・・・」
心理「何よ」
上条「・・・な、なんか・・・生け花してそう」
一方「・・・どこの令嬢だ」
エツァリ「似合ってますね・・・」
テクパトル「・・・極妻か?」
削板「和風だな!」
心理「ありがとう、あとテクパトル君の感想にはイラってしたわよ」
垣根「見ろ見ろ!俺と心理定規が最強のお内裏様とお雛様!」
テクパトル「・・・お、俺と19090号に決まってるだろ!」
19090「負けました・・・テっくんとミサカがベストカップルなのに負けました!」
ショチトル「はぁ?私とエツァリがベストカップルだ」
美琴「私と当麻よ!」
番外「私と一方通行だしぃ!」
一方「赤だしィ」
削板「白だしぃ!」
垣根「昆布だしぃ!」
心理「三段ボケはやめなさい」
心理「あら?」
ツッコミでもボケでも心理定規ちゃんかわいいよ
突っ込まれてる心理定規ちゃんもかわいいよ
美琴「さ、最後は・・・」
上条「・・・そういう意味なのか?」
垣根「貴様ぁ!!いつの間に見ていたのでごじゃりますかぁ!?」
一方「誰だよ」
19090「つ、突っ込まれてる・・・」カァッ
テクパトル「赤くなるな・・・・」
心理「ありがとう、でも可愛いってのは美琴にぴったりな言葉よ、私はクールなの」
美琴「最近はボケじゃないの」
心理「何か言った?」
美琴「当麻ぁ!!」ビクビク
上条「お、おう!!」
心理「これは喜ぶべきなのかしら」
心理ちゃんはぼけクールかわいい
垣根「・・・新しいジャンルだな」
上条「むしろジャンルを飛び越えてるぞ」
一方「・・・ロリが入ってねェなら興味ねェな」
美琴っちゃん!心理ちゃんに脅されたら雷や!
美琴「えい!!」
ドカーン!!
心理「にゃぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!」
美琴「き、効いた・・・」
心理「ムダに雷打ってんじゃないわよぉぉぉぉぉ!!!!!!!!!!!!!!!!!」ゴゴゴ
美琴「ふにゃぁぁぁ!!!!!!!」ビリビリ
心理「きゃぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!」
美琴「にゃぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!!」
垣根「今日も平和です」
ショチトル「ねーよ」
上条「・・理想、か」
皆さんの考える理想の平和って何ですか?
上条「そうだな・・・なんだろう、戦争のない世界かな」
垣根「戦争のない世界なんてありゃしねぇさ」
心理「・・・それに、戦争のない国でも平和とは言えないじゃない」
上条「そうだな・・・」
垣根「カインが殺人を犯した時点で、人は憎しみを隠すことができなくなったんだよ」
ショチトル「聖書だな」
垣根「・・・縄文時代とか、そういうのがよかったんだろうな」
美琴「でも・・・私は当麻がいればそれだけで平和よ」
上条「・・・結局、大切なものだけ守れるのが平和なのかもな」
垣根「平和を乱すヤツは、守りたいものが多すぎるのかもな」
上条「そうだな・・・」
自分の恋人の思わずドキッとする仕草を教えてください!
上条「枕をぎゅっと抱えることかな」
美琴「う、腕まくりかな」
エツァリ「前かがみですね」
ショチトル「鞭を持つ」
一方「・・・ウトウトして頭がクラクラしてンのはいいよな」
番外「コーヒーを飲んだあとに、缶を捨てに行く仕草!!」
削板「髪をきゅって結う仕草だな!!」
黒子「ハチマキを巻く仕草ですの!」
テクパトル「・・・せ、背中がチラっと見えることだな」
19090「腕を組むときの、モッコリとした胸板が・・・」
垣根「頬杖かな、あれは可愛い」
心理「首を鳴らすクセかしら、垣根の場合はなんだかカッコイイのよね」
上条「そうだな・・・」
記憶が壊れるってどんな感じなんだろ
上条「正直な話・・・そんな記憶があった、ってことのほうが信じられないんだよな」
テクパトル「へぇ・・・」
上条「たとえば、世の中のどこかにボブっていう人がいるとするだろ?」
一方「はァ?」
上条「そのボブさんは12歳で初恋をして、14歳で初めて彼女が出来て・・・」
上条「そのボブさんは、実はあなたなんです!!って言われても正直信じないだろ?」
美琴「う、うん・・・」
上条「それと同じさ、あなたはどういう人だった、こういうことをしていた、こんな過去を過ごしたって言われても・・・まるで他人事に感じるんだ」
美琴「・・・そっか」
上条「でもさ、その過去を忘れてはいても・・・結局、その過去を過ごした事実は変わらない」
上条「自分が忘れてしまっても、心のどこにも見つからなくても、誰か大切な人が覚えていてくれるなら・・・きっと、昔の自分はその人の心の中で生き続けているんだ」
垣根「かっけぇ」
19090「はぁ・・・垣根はなんだかハイテンションですね」
テクパトル「・・・着物なんてあんまり着ないから、テンションも上がるんだろ」
19090「・・・テ、テっくんは着物、似合ってますよ!」
テクパトル「いや・・・似合ってないだろ」
テクパトルが近くにある鏡を見つめる
どこかのコント番組にでも出てきそうな出で立ちだ
テクパトル(・・・はぁ、やっぱり着物は日本人の専売特許だよな)
打ち止め「ねぇ、テっくん!」
テクパトル「テ、テっくん!?」
19090「上位個体・・・どうしたんですか?一方通行は向こうですよ?」
打ち止め「違うの・・・テっくんに相談があるんだ、ってミサカはミサカは思いを伝えてみたり!」
テクパトル「待て待て!なんでお前までテっくんって呼ぶんだよ!?」
打ち止め「?だってみんなそう呼んでるよ、ってミサカは・・・」
テクパトル「テっくんって呼び名は正直イヤなんだよ!」
打ち止め「そうなの?ってミサカはミサカは首を傾げてみる」
19090「ですがもう定着してしまっていますよ?」
テクパトル「そうなんだよ・・・俺は名前で呼び捨てにされたほうが嬉しいんだけどな」
19090「!?」
打ち止め「でも、テっくんって言い方が一番可愛いよ?ってミサカはミサカは・・・」
テクパトル「可愛さなんて求めてないんだよ・・・」
打ち止め「ふーん・・・?19090号、なんで固まってるの?ってミサカはミサカは尋ねてみたり」
19090「テっくんは・・・呼び捨てのほうがいいんですか・・・」
テクパトル「ん?いや、お前にはテっくんって呼ばれても構わないけどな」
19090「で、ですが・・・」
テクパトル「お前だけは特別なんだから、構わないんだよ」
19090「//」
打ち止め(羨ましい、ってミサカはミサカは心の中で呪詛を唱えてみたり)
テクパトル「・・・そういえば、テっくんなんていうニックネームを付けたのは20000号だったな・・・」
打ち止め「そうなの?ってミサカはミサカは興味津々で話を聞いてみる!」
テクパトル「俺が初めて会ったのが20000号だったんだよ」
19090「・・・それから、ミサカ達の巣に連れて来られたんですね」
テクパトル「まさに巣だよな・・・」
打ち止め「ふーん・・・って、それはどうでもいいの!ってミサカはミサカは自分がしたかったことを思い出してみたり!」
打ち止めがぶんぶんと腕を振る
打ち止め「相談を受けてほしい、ってミサカはミサカは・・・」
テクパトル「あぁ、そうだったな・・・なんか悩み事でもあるのか?」
打ち止め「・・・一方通行のことなんだけど、ってミサカはミサカは・・・」
19090「もしかして、恋の悩みですか?」
打ち止め「ううん、あの人が最近ジムをサボってる件について、ってミサカはミサカは最近流行りの言い方で伝えてみたり」
テクパトル「それがどうかしたのか?」
打ち止め「・・・あの人、今までこれといった趣味も無く生きてきたんだ、ってミサカはミサカは肩を落としてみる」
テクパトル「グサリとくる一言だな」
打ち止め「だから、テっくんや削板に誘われた時は楽しそうだったんだ、ってミサカはミサカは説明してみる!」
19090「でもサボっているんですよね?」
打ち止め「・・・きっと、二人が誘ってくれなくなったからだよ、ってミサカはミサカは・・・」
テクパトル「・・・そうだな、あいつを最初に誘ったのは俺だったんだよな・・・」
打ち止め「!」
テクパトル「分かった、あいつのことも今度呼んでみるよ」
打ち止め「ホント!?ってミサカはミサカは嬉々として確認してみたり!」
テクパトル「あぁ、お前に言われたら仕方ないだろ」
打ち止めの頭を優しく撫でながら、テクパトルが笑う
打ち止め「//」
19090「・・・テっくんもロリコンですか」
テクパトル「あぁいやいや!?これは家族としての愛情表現だからな!?」
19090「愛情なんですね!?」
テクパトル「一部をピックアップするのはマスコミの専売特許だ!お前は真似するな!」
19090「テ、テっくん!そんな過激なネタを言ったらゲ○ダイとかに消されますよ!」
テクパトル「お前のほうがよっぽど過激だよ!」
19090「ミ、ミサカは・・・そんなに激しくないです!」
テクパトル「意味が違う!」
打ち止め(最近、19090号も壊れてきたなぁ・・・ってミサカはミサカは不思議に思いながら苦笑してみたり)
上条「・・・美琴・・・可愛いな・・・」
美琴「な、何ジロジロ見つめてるのよ・・・」
上条「その扇って、衣装の中に入ってたのか?」
美琴「うん、扇もお雛様の必需品でしょ?」
上条「そっか・・・なんか、本物のお雛様みたいだな」
美琴「と、当麻こそ本物にお内裏様みたいよ!」
上条「そうか?俺は五人囃子が似合いそうだけどな」
美琴「ううん!カッコイイわよ!」
上条「ありがとな、美琴」
上条が笑ってから、もう一度美琴を見定める
胸は着物のせいで目立つことはない
綺麗に着こなしているからか、胸元がはだけることもない
だがうなじや鎖骨など、若干見えている肌色が嫌というほどに色気を放ってくる
上条「・・・これはかなり扇情的ですよ」
美琴「な、何恥ずかしいこと言って・・・」
上条「・・・みんなは互いに夢中で、周りのことまでは気になっていない」
美琴「と、当麻・・・あっ!」
上条がそっと着物の上から美琴を抱きしめる
美琴「こら!急にされたらびっくり・・・」
上条「この中に可愛い胸が収まってるんですね・・・」
美琴「ツンツンするなぁ!あ・・・」
上条「ん?もしかして、こんなに分厚い着物の上からでも感じちゃうんですか?」
美琴「ち、違うわよ・・・」
上条「ふーん・・・」
美琴「あ、あっ・・・んっ・・・」
上条「しっ、周りに気づかれたらどうすんだよ」
垣根を始めとする、全員が自分の恋人の着物姿に夢中になっている
だからこそこんなにも大胆な行動が出来るのだ
美琴「や、やめなさいって・・・ね、そういうのは帰ってから・・・」
上条「ところが・・・着物姿の美琴さんを目の当たりにして感情を抑えられる上条さんではなかった!」
美琴「バ、バカ!ダメだってば!」
上条「ジタバタしない・・・直接はさすがにダメか」
美琴「!?当たり前でしょ、前がはだけちゃうじゃないの!」
上条「・・・でも、そのリスクが・・・」
美琴「変態!アンタ、変態よ!」
上条「変態でもいいって・・・美琴が相手の時限定で変態さんだ」
美琴「にゃっ・・・」
上条「さて・・・じゃあ直接・・・」
美琴「ダ、ダメ・・・みんなに見られちゃうよぉ・・・」
上条「見られないって・・・みんな相手の着物姿に夢中・・・」
垣根「上条くゥゥゥゥゥゥゥゥン!!」
上条「」
垣根「いい度胸だ!まさかこの人混みに紛れて御坂を抱きしめたり、ちょっとセクハラしたりするなんてなぁ!」
上条「ご、誤解・・・」
美琴「車掌さんこの人です!この人、今から私の胸に直接触ろうなんて言ってました!」
上条「美琴ぉ!?」
美琴「ふん!暴走した罰よ!」
垣根「覚悟はいいか上条!」
上条「待て待て!話せば分かるんだって、どうして心理さんは十字を切ってるのかな!!」
心理「アーメン、神よ・・・今からそちらに哀れでスケベな子羊が向かいます」
上条「ボケないで!あなたまともな人なんだからボケないでくださいよ!」
テクパトル「上条、さすがに人前ではダメだ」
番外「あっはは!中々いい度胸じゃん、さっすがヒーロー!」
一方「打ち止め、見ちゃいけませン」
打ち止め「?」
削板「上条!そこに立てぇぇ!」
黒子「ジャッジメントですのぉ!」
垣根「ジャッジメントデイですのぉ!」
上条「メスじゃね・・・ぎゃぁぁぁぁぁぁ!」
垣根「いいぜ!!お前がメルヘンまでをもぶち壊そうなんて言うなら!!」
垣根「まずは、お前の頭蓋を叩き割る!!」
上条「割らないでぇぇぇぇ!!!」
ショチトル「今日も平和です」
エツァリ「違うぞ」
ショチトル「ふ・・・ふふふふふ!!!」
エツァリ「ど、どうした・・・」
ショチトルとエツァリはすっかり落ち担当だな
ショチトル「ははは!!いやぁよかった、最近変態キャラも薄まってきてたところだ!!」
エツァリ「そういえばそうですね・・・」
上条「いや・・・それは薄まって正解だろ」
ショチトル「し!か!し!とうとう、我々にも立派な役目が出来た!!オチ担当だとさ!!」
削板「おぉ!!」
ショチトル「地味キャラは■■に奪われ、変態さは最近隠れていたが・・・とうとう、とうとう我々に日の目が差してきたな、エツァリ!!」
エツァリ「ひ、日の目というか・・・」
心理「でも所詮はただの付け焼刃じゃない」
ショチトル「」
心理「元々ボケだった人間がオチなんてつけてもあんまり変わらないわよ、私とか19090号とかがオチをつけたら変わるけど」
ショチトル「・・・」
ショチトル「あーあーああああああーあ」
心理「どこの国からよ」
心理「あら、またお便りね」
女一同「・・・」
皆可愛いけど特に心理定規さんが可愛くみえるのは何故だろう
心理「そうね・・・どうしてかしら?」
美琴「否定しなさいよ!!」
心理「あら、ここまでみんなに言われてるなら事実かも、って思わない?」
美琴「うぅ・・・」
19090「み、皆可愛いって書いてますよ!?」
番外「あはは!!そりゃ心理定規は見た目がもう可愛いもん!!!」
打ち止め「あぁそうやね!!ってミサカはミサカは関西弁で答えてみたり!!!」
ショチトル「誰か、私が可愛いというヤツはいないのか!?」
エツァリ「自分が・・・」
ショチトル「お前はすっこんでろ!!」
エツァリ「」
女一同「おぉぁぁぁぁぁ!!!!!!!!」
心理「あらあら」
誰がなんと言おうと一番かわいいのは心理定規なんだよ!!!
心理「ありがとう、でもそんなに言い過ぎるとみんなが泣いちゃうわよ」
上条「み、美琴・・・」
美琴「ふん・・・ふん!!」
黒子「これが美人の特権ですのね」
心理「あら、あなた達も可愛いわよ」
上条「・・・そ、そうだぞ美琴」
美琴「・・・ふん!!」
エツァリ「土御門さんですか」
上条「言ってやるな・・・」
変態エツァリへ
いままでにショチトルへ行なったプレイのなかで一番過激なプレイはどんなのかにゃー?
是非とも教えて欲しいぜよ!
エツァリ「そうですね・・・」
ショチトル「そうだな、何があったか・・・」
エツァリ「全裸で電柱にくくりつけて、自分は遠くからそれを眺めるというのがありましたね」
一同「」
ショチトル「しかも、バイブ突っ込んだままだぞ」
エツァリ「遠くに車が見えたときのショチトルの慌てぶりときたら」
ショチトル「無理もないだろう、あれはまずかった」
エツァリ「結局別の方向に向かう車だったんですけどね」
ショチトル「ちなみに、昼間な」
上条「もうイヤだこいつら!!」
垣根「ていうか、そんなにヤって飽きないのかよ」
エツァリ「垣根さんはあまりしないんですか?」
垣根「うーん・・・最後にヤったのっていつだっけか」
心理「もう一ヶ月くらい前じゃないの?」
美琴「そ、そんなにしないんだ・・・」
削板「なんだか意外だな・・・」
一方「一番遊ンでそォな見た目なのによ」
垣根「見た目で決めるな・・・」
エツァリ「・・・よくそれでイヤになりませんね」
心理「いいのよ、それが私達の恋愛なんだから」
テクパトル(・・・見習おう)
上条「?どうした、テクパトル・・・」
19090「な、なんでもないですよ!?」
美琴(・・・この子達、結構な頻度なのね)
ショチトル「・・・私じゃ堪えられないな」
垣根「これだからガバガバは・・・」
ショチトル「・・・試すか?」
心理「やめなさい」
垣根「・・・っと、そろそろ帰らないとな・・・」
上条「ん、もうそんな時間か?」
心理「早いわね・・・」
垣根「いやぁ、わりと楽しかったぜ・・・久々にみんなと集まれたし」
19090「そうですね・・・」
テクパトル「はぁ・・・仕事はキツイけど、こういうのがあるからやめられないよな」
黒子「わたくしも、また明日から頑張りますの!!」
打ち止め「ねぇ、最後にみんなで記念写真撮ろう!!ってミサカはミサカは提案してみたり!!」
上条「お、いいな」
垣根「よーし!!みんな雛壇の前に並べぇ!!」
一同「おう!!」
垣根「よーし・・・じゃあ、撮るぞ!!」
垣根がシャッターを切る
タイマーが掛けられているため、彼も映ることができる
垣根「最高の笑顔で!!せーの!!」
一同「ピース!!」
後日
上条「・・・」
美琴「?どうしたのよ、ずーっと写真見て」
上条「あ、いや・・・なんでもないよ」
美琴「もしかして目閉じてたの?」
上条「いや・・・ちゃんと開いてた」
美琴「ならいいじゃない」
上条「・・・そ、そうだな」
美琴「?」
美琴が写真を覗き込む
上条が持っている一枚の写真
着物を着た全員が映っている
上条「・・・これ・・・さ、テクパトルの肩に手が乗っかってるだろ」
美琴「・・・」
上条「・・・」
美琴「・・・」
上条「・・・不幸だ」
美琴「にゃぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!!!!」
ゴーグル「はぁ・・・」
ゴーグル男が毎朝味わうのは、柔らかい感触だった
フレンダが寝ている間に、彼に抱き着いてくるのだ
イヤというわけではないが、傍から見ると誤解されてしまいそうな光景
二人は決してそういう関係ではない
だったらなんで同じ部屋で寝ているのか
答えは簡単、他に部屋がないからだ
ゴーグル(いいですよ・・・もう慣れました)
胸が当たったり、脚が絡まったりしてるがそれにときめくこともない
毎朝毎朝そんなことをされていると慣れてしまう
むしろ、されていなかったほうが違和感を覚えるだろう
ゴーグル「・・・にしても、幸せそうな顔で寝ますね」
フレンダ「・・・ん」
ゴーグル「あ、おはようございます」
フレンダ「おはよう・・・また抱き着いてた訳よ」
ゴーグル「フレンダさんの癖か何かですか?」
フレンダ「うーん・・・一人ぼっちがイヤだからかな」
ゴーグル「へぇ・・・なんか変わってますね」
フレンダ「そう?」
ゴーグル「それはそうとして・・・放してもらっていいですか」
フレンダ「あぁ・・・ゴメン」
フレンダがゴーグル男の体を放す
先程まであった温もりが無くなると、途端に寒く感じる
3月の半ばであるというのに、まだ空気は肌寒い
家の中でも上着を羽織らなければならないほどの寒さだ
フレンダ「うぅ・・・寒い・・・」
ゴーグル「そうっすね・・・ほら、起きてコタツにでも行きましょう」
フレンダ「・・・寒い」
ゴーグル「フレンダさん・・・駄々こねないで下さい」
フレンダ「・・・だって・・・なんか体が寒い」
ゴーグル「・・・はい?」
ゴーグル男が眉をひそめる
彼女は寒いのがそこまで苦手だっただろうか
もちろん得意というわけではない
だが決して苦手ではなかったはずだ
ゴーグル男が起きたら、それに合わせるようにしてノコノコと布団から出る
そんなフレンダが、なぜか今日はやけに駄々をこねている
ゴーグル「・・・ちょっと失礼しますよ」
フレンダの頭に触れたゴーグル男がため息をつく
ゴーグル「熱あるじゃないっすか」
フレンダ「そっか・・・どうりで寒気がする訳よ・・・」
ゴーグル「布団被って・・・ちょっと待ってて下さいね」
ゴーグル男が押し入れからもう一枚、掛け布団を取り出す
フレンダ「・・・ゴメンね」
ゴーグル「いいっすよ・・・でも、全く気づきませんでしたよ」
フレンダ「あはは・・・そんなに暖かかった?」
ゴーグル「・・・はい、布団掛けますよ」
フレンダ「うん・・・」
フレンダが布団に体を埋める
ゴーグル「・・・俺はみなさんにフレンダさんが風邪だって伝えてきますから」
フレンダ「・・・ありがと」
ゴーグル「・・・すぐ来ますから、ちょっとだけ待ってて下さいね」
フレンダ「うん」
浜面「フレンダが風邪?」
ゴーグル「はい・・・だから、みなさんに言っておこうと思って」
絹旗「やっぱり・・・フレンダ、昨日風呂上がりにめちゃくちゃ寒そうな格好してましたから」
麦野「しかも髪も乾かさなかったからね、あの子」
滝壺「仕方ないといえば、仕方ない」
ゴーグル「・・・それで、風邪薬とかないのかと思いまして」
麦野「一応あるわよ」
麦野がキッチンを指差す
麦野「皿の入ってる棚の・・・下のほうだっけ」
浜面「そうだったっけ?」
絹旗「そうですよ、浜面は超記憶力が悪いですね」
浜面「悪かったな・・・」
ゴーグル「あぁ、これっすか?」
滝壺「うん、そうだよ」
ゴーグル「それじゃ・・・おかゆ、作ってもらっていいですか?」
浜面「あぁ、出来たら持っていくからな」
ゴーグル「お願いします」
フレンダ「・・・あ、お帰り・・・」
ゴーグル「浜面さんがおかゆ作ってくれてますから、待ってて下さい」
フレンダ「・・・うん」
ゴーグル「あと、風邪薬とスポーツドリンクっす」
フレンダ「・・・飲ませて」
ゴーグル「・・・いいですけど、起きてもらわないと」
フレンダ「うん・・・」
フレンダが体を起こす
相当体がだるいのか、ふらついている
自業自得とは言ってもさすがにそれは可哀相だった
ゴーグル「・・・大丈夫ですか?」
汗でべたついているフレンダを抱えながら、ゴーグル男がスポーツドリンクのキャップを開ける
フレンダ「・・・ちゃんと、風呂上がりに暖かくしとけばよかった訳よ・・・」
ゴーグル「・・・仕方ないっすよ、そういうのってめんどくさい時もありますから」
フレンダ「あ・・・分かってくれる?」
ゴーグル「はい・・・口、開けて下さい」
フレンダ「うん」
フレンダが素直に口を開ける
そこに錠剤を優しく入れてから、スポーツドリンクを飲ませる
フレンダ「・・・ゴメンね」
ゴーグル「いいっすよ・・・そんなにしょげないで下さい」
フレンダ「・・・ねぇ、ゴーグル」
ゴーグル「なんすか?」
フレンダ「・・・今日、どっか出かける予定とかあるの?」
ゴーグル「・・・」
ゴーグル男が少しだけ口を閉じる
フレンダの言いたいことは分かっている
だから、彼女を安心させられるようなことを言う
ゴーグル「今日は何も予定なんてないっすよ・・・だから、フレンダさんの看病にあてます」
フレンダ「あ、ありがと」
ゴーグル「・・・にしても、弱々しいフレンダさんなんて新鮮ですよね」
フレンダ「な、何言って・・・」
ゴーグル「ほら、暴れない・・・ったく、あんまり無茶したらダメっすよ」
フレンダ「わ、分かってる訳よ」
ゴーグル「・・・フレンダさん、なんか頼みたいこととかないっすか?」
フレンダ「えっと・・・おかゆはもう作ってるんだっけ」
ゴーグル「はい・・・だから、なんか他に食べたいものがあるとか、読みたい漫画があるとか・・・」
フレンダ「着替えたい訳よ」
ゴーグル「着替えるって・・・麦野さんでも呼んできますか?」
フレンダ「麦野は絶対嫌がりそう」
ゴーグル「じゃあ、絹旗さんか滝壺さん・・・」
フレンダ「アンタが着替えさせてくれればいいじゃない」
ゴーグル「いや・・・それはダメでしょう」
フレンダ「・・・下着見られるくらいだったら構わない訳よ」
ゴーグル「まぁ・・・たしかにそうっすね」
ゴーグル男がため息をつきながら、フレンダの服を用意する
同じ棚に入っている下着に一瞬目を奪われるが、幸いフレンダにはバレなかったようだ
フレンダ「?どうしたの・・・」
ゴーグル「あぁいや・・・」
フレンダの隣に座り、ゴーグル男がもう一度息を吐く
ゴーグル「・・・それじゃ、脱がせますよ」
フレンダ「うん」
ゴーグル男がフレンダのTシャツを上に引っ張る
やってみれば分かるが、汗をかいている人間の服を脱がせるのは中々難しい
自分が脱ぐときと全く勝手が違う
おかげで、Tシャツだけを着替えさせるのにずいぶん時間が掛かった
フレンダ「・・・ねぇ、見た?」
ゴーグル「出来る限り見ないようにはしてましたよ」
フレンダ「さすがゴーグルな訳よ」
ゴーグル「褒めてるならありがとうございます・・・下は自分で脱いで下さい、布団の中で」
フレンダ「うん」
おとなしくフレンダが従う
どうにか着替え終わったフレンダが満足そうに横になる
ゴーグル「・・・他には、何かないっすか?」
フレンダ「・・・うん、大丈夫」
ゴーグル「そうっすか」
ゴーグル男がスポーツドリンクと風邪薬をフレンダの枕元に置く
フレンダ「・・・病院、行かなきゃいけないのかな・・・」
ゴーグル「熱、測りますか」
体温計を受け取ったフレンダが熱を測りだす
ゴーグル「・・・」
フレンダ「・・・37度6分」
ゴーグル「うーん・・・微熱ですかね」
フレンダ「寒い・・・」
ゴーグル「えっと・・・カイロとかいりますか?」
フレンダ「・・・いらない・・・」
グルグル布団を体に巻きつけながら、フレンダが小さく答える
ゴーグル「・・・」
フレンダ「・・・ねぇ、冷えピタある?」
ゴーグル「いや、寒いんじゃ・・・」
フレンダ「熱いから・・・」
ゴーグル「あぁ・・・本格的な風邪ですね」
フレンダ「だから風邪な訳よ・・・」
ゴーグル「ちょっと待っててくださいね」
フレンダ「・・・あぁ、気持ちいい・・・」
ゴーグル「・・・上手く貼れましたね・・・」
フレンダ「上手く貼れると気持ちいい訳よ・・・」
ゴーグル「・・・寝なくて大丈夫ですか?」
フレンダ「・・・寝られない訳よ」
ゴーグル「・・・じゃあ、何かしますか?」
フレンダ「何かって・・・だるくて出来ない訳よ」
ゴーグル「あぁ・・・それもそうっすね」
フレンダ「・・・アンタ、あんまり私の傍にいすぎると風邪移る訳よ」
ゴーグル「いや、俺は風邪ひいたことないんすよ」
フレンダ「うっわ・・・バカな訳よ」
ゴーグル「あ、そこに繋がるんすか」
フレンダ「・・・でも、羨ましい」
ゴーグル「そりゃそうでしょうね」
フレンダ「・・・ねぇ、今日って何か面白い番組あったっけ・・・」
ゴーグル「は、はぁ?」
フレンダ「ヒマだからテレビ見たい・・・」
ゴーグル「ダメっすよ、ちゃんと大人しく・・・」
フレンダ「うぅ・・・」
ゴーグル「なんで涙目なんですか・・・」
溜め息をつきながら、ゴーグル男が携帯の昨日で番組表を検索する
大した番組はやっていない
昼間に家にいる主婦向けのドラマかつまらない予定調和のバラエティーだけだ
ゴーグル「・・・そうそう面白い番組なんてないっすよ」
フレンダ「・・・そっか」
ゴーグル「・・・あ、動物特集は午後の2時からやりますけど」
フレンダ「そ、それは見たい訳よ!!」
ゴーグル「・・・じゃ、解熱剤も飲みますか」
フレンダ「・・・うん」
ゴーグルが解熱剤を差し出す
だがそれは、錠剤ではなく粉末状のものだった
フレンダ「げ・・・」
ゴーグル「?げ?」
フレンダ「ふ、粉末状・・・」
ゴーグル「あぁ、もしかして苦いのは飲めない人ですか」
フレンダ「こんなもん、絶対飲むべきものじゃない訳よ!!」
ゴーグル「はぁ・・・我慢してくださいよ、いい歳じゃないですか」
フレンダ「無理無理!!」
ゴーグル「はい、口あけて」
フレンダ「だ、だから無理・・・」
ゴーグル「あけて」
フレンダ「うぅ・・・」
しぶしぶ、フレンダが口を開ける
ゴーグル男が半ば無理矢理、粉末状の解熱剤を流し込んだ
フレンダ「うぇ・・・苦い・・・」
ゴーグル「・・・とりあえず、番組が始まるまでは絶対安静ですよ」
フレンダ「はーい・・・」
ゴーグル「・・・フレンダさん?」
フレンダ「うん、何?」
ゴーグル「・・・その、他に何か・・・」
フレンダ「大丈夫だって・・・ゴーグル、ちょっと心配しすぎな訳よ」
ゴーグル「そ、そうっすか」
フレンダ「・・・でもありがと、ちょっと嬉しい訳よ」
ゴーグル「そりゃ心配ですから」
フレンダ「なんで?」
ゴーグル「いや・・・だって家族みたいなもんじゃないっすか」
フレンダ「・・・そっか」
ゴーグル「それに、フレンダさんが元気じゃないとヒマっすよ」
フレンダ「・・・ゴメンね」
ゴーグル「・・・だから、早くよくなってほしいんすよ」
風邪薬をじっと見つめながら、ゴーグル男が笑う
フレンダ「・・・そういう台詞は、アンタに似合わない訳よ」
ゴーグル「・・・メルヘンは俺には無理っすか・・・」
はぁ、とゴーグル男が息を吐く
彼は若干、メルヘンを夢見ている
しかしそれは似合わないと言われているのだ
そんなことを言われたらへこんでしまう
フレンダ「・・・ねぇねぇ、スポーツドリンク・・・飲ませて」
ゴーグル「あぁ、いいっすよ」
スポーツドリンクをそっとフレンダの口に含ませる
母親の気分が味わえるな、とゴーグル男が感じる
いや、父親なのかもしれない
ゴーグル「・・・そろそろおかゆも出来るかもしれないっすね」
フレンダ「・・・浜面が作ってくれてるんだっけ?」
ゴーグル「はい、そうっすよ」
フレンダ「・・・期待できるかな?」
ゴーグル「どうっすかね・・・あ、来たみたいっす」
カツカツ、と階段を登ってくる音がする
ゴーグル「・・・浜面さんっすか?」
浜面「おう・・・どうだ、フレンダ?」
ガチャリとドアが開かれる
エプロンをつけて、おかゆの乗ったお盆を片手に抱えている
まるでどこぞのパパのようだ
ゴーグル「ありがとうございます・・・」
浜面「いいっていいって・・・調子、どうだよ?」
フレンダ「まぁまぁかな・・・大人しくしてるから」
浜面「そっか・・・安静にしとけよ?」
フレンダ「見たい番組があるから、それまではね」
浜面「えぇ・・・なんだよそれ」
ゴーグル「・・・ほら、フレンダさん・・・食べてください」
フレンダ「食べさせてほしい訳よ」
浜面「おいおい・・・あんまりゴーグルに迷惑掛けるなよ」
フレンダ「ゴーグルは好きでやってる訳よ!」
浜面「そ、そうなのか?」
ゴーグル「いえいえ・・・んなわけないでしょ」
フレンダ「そ、そこはノッてほしかった訳よ」
浜面「・・・ゴーグル、俺が代わろうか?」
ゴーグル「うーん・・・でも、結構大変っすよ?」
浜面「じゃあ、二人でやるか」
フレンダ「浜面も看病してくれるんだ・・・ありがと」
ゴーグル「って言っても、大抵は話し相手になるだけっすけどね」
浜面「話せる元気があるならマシかな」
ゴーグル「そうっすね」
フレンダ「・・・ねぇ、浜面」
浜面「ん?なんだよ」
フレンダ「・・・滝壺のこと、ちゃんと大事にしてあげてる?」
浜面「?あぁ、してるけど・・・」
フレンダ「それならいい訳よ」
浜面「どうしたんだよ、急に」
フレンダ「・・・滝壺にも、ちゃんと居場所が出来たんだなってさ」
浜面「?」
ゴーグル「・・・フレンダさんにもあるじゃないっすか」
フレンダ「まぁそうだけどさ・・・滝壺って、そういうのを自分から積極的には求めないでしょ?」
浜面「そうかな?結構グイグイ来るぜ?」
フレンダ「へぇ・・・なんか意外」
ゴーグル「人なんて簡単に変わりますよ」
浜面「・・・フレンダも、居場所が出来たことだし・・・平和になったもんだな」
ゴーグル「そうっすね・・・」
フレンダ「もっともっと、これから幸せになってみせる訳よ!!」
ゴーグル「あはは・・・そりゃいいっすね」
フレンダ「まずは、見たい番組を見て・・・」
ゴーグル「風邪を治すことっすね」
フレンダ「うん、そういうこと」
浜面「・・・にしても、フレンダたちも風邪ってひくんだな」
ゴーグル「・・・AIMの集合体なんですけどね、この体」
ゴーグル男が首を捻る
AIMとは、物質というよりは概念だ
その体が、風邪を引いたりするのだろうか
ゴーグル「・・・うーん、事実は小説より奇なり、ってやつっすね」
フレンダ「?何のこと?」
ゴーグル「なんでもないっすよ」
浜面「さて・・・フレンダ、お前はもうちょい大人しくしてろよな」
フレンダ「?どっか行くの?」
浜面「今度はみんなの飯も作らないといけないんだよ」
ゴーグル「あぁ、そういえばもう昼ですね・・・」
フレンダ「・・・二人とも出ていっちゃうの?」
浜面「仕方ないだろ・・・俺達だって飯食わないと」
フレンダ「うぅ・・・」
ゴーグル「・・・はぁ、仕方ないっすね」
ゴーグル男が布団ごと、無理矢理フレンダを持ち上げる
フレンダ「うわっ!」
浜面「お、おい・・・」
ゴーグル「大丈夫っすよ・・・みなさんに移さないようにしてくださいよ?」
フレンダ「あ、ありがと・・・」
ゴーグル「どういたしまして」
フレンダ(ちょ、ちょっと強引すぎる訳よ・・・)
麦野「・・・つまんない番組ばっかりやってるわね・・・」
絹旗「なんでC級映画を流さないんですか・・・」
滝壺「数字が取れないからだよ、きぬはた」
絹旗「そんな現実的なことを言う滝壺さんはいやです・・・」
滝壺「・・・あ、ゴーグルとはまづらと・・・」
麦野「・・・あれ、フレンダも来たの」
フレンダ「お、おはよう・・・」
ゴーグル「みなさんといないと寂しいらしいっすよ」
浜面「・・・ほらフレンダ、コタツの中に・・・」
絹旗「来ないでくださいよ、移ります」
麦野「自業自得なんだから大人しくしてろって」
フレンダ「ひ、ひっどい!!」
ゴーグル「まぁそうなんですけどね」
フレンダ「フォローしなさいよ!!」
ゴーグル「・・・それで、昼飯は何を?」
麦野「シャケ弁」
絹旗「適当に何か」
滝壺「美味しいものがいいな」
浜面「・・・そんなニーズに応えろっていうのかよ・・・」
ゴーグル「はぁ・・・麦野さん、いっつもシャケ弁だと健康に悪いっすよ」
麦野「えぇ~?」ジロリ
ゴーグル「な、なんでもないっす!!」
フレンダ「・・・私のためにも、あんまり美味しいものは食べないで・・・」
浜面「そ、それは」
絹旗「みんな、超豪華で美味しいものでも用意しましょう」
浜面「絹旗ぁ!?」
滝壺「楽しみだね、きぬはた」
浜面「滝壺ぉぉぉ!!俺のエンジェルがぁぁ!!」
ゴーグル(壊れましたね)
フレンダ「・・・で、結局野菜炒めな訳よ」
ゴーグル「仕方ないっすよ・・・質素なもの、ってフレンダさんが・・・」
麦野「ゴーグル君!!さっきの流れを聞いてなかったの!?」
絹旗「そうですよ、ここは超豪華なものを作るべきでした!!」
滝壺「大丈夫、そんなゴーグルもちょっとは応援してあげる」
ゴーグル「無理に決まってるでしょ!?俺にフランス料理のフルコースが作れると思いますか!?」
滝壺「イタリア料理なら出来るの?」
ゴーグル「そういう問題じゃないっす・・・」
浜面「まぁまぁ・・・いいじゃねぇか、フレンダもこれならそこまで悔しくないだろ」
フレンダ「そりゃ、いつでも食べられるし」
ゴーグル「ほら、食べましょう」
絹旗「超普通ですね・・・」
麦野「あ、でも味付けは美味しいわね」
ゴーグル「はぁ・・・よかったです、どうにか満足してもらえたみたいで」
浜面「・・・そういやさ、ゴーグルは垣根たちとどうなったんだっけ」
ゴーグル「?あぁ、スクールは解散ですよ」
浜面「そうだけどさ・・・あれから、垣根とは会ってないのか?」
ゴーグル「えっと・・・そうですね、まだ」
麦野「ふーん・・・なんか淡白な関係ね」
絹旗「ずーっと一緒に行動していた私達とは超違いますね」
ゴーグル「互いに距離を近づけすぎるとあれですからね」
滝壺「でも、寂しくないの?」
ゴーグル「うーん・・・ここで垣根さんの名前を呼んで、それで来るなら話は」
ゴーグル男が野菜炒めを頬張ったとき、勢い良く玄関が開けられた
鍵を閉めていなかったのだが、一体誰だろうか
いきなり開けてくるのは宅配便などではなく
垣根「飛んで呼ばれてじゃじゃじゃじゃーん!!」
心理「お邪魔するわよ」
ゴーグル「」
垣根と心理定規だった
ゴーグル「なんでこのタイミングで来るんですか!?おかしいですよアンタ!!」
垣根「あっれ、昼飯中か・・・」
心理「ごめんなさいね、垣根がどうしてもアイテムの面々に会いたいって」
絹旗「ど、どうしてですか」
垣根「決まってるだろ、今日が何の日か知ってるか!?」
麦野「・・・ホワイトデーまではあと3日あるわよ、何の日なのよ」
垣根「なんでもない!!」
滝壺「・・・かきね、頭大丈夫?」
垣根「・・・お前に言われるとへこむぞ」
フレンダ「・・・わざわざ暇つぶしに来たわけ?」
垣根「あれ、冷えピタなんか貼って・・・お前、風邪か」
フレンダ「今更気づいたの・・・」
ゴーグル「そういうことっす、垣根さん、心理定規さん・・・」
心理「あ、ミカンがあるじゃない」
ゴーグル「話聞いてましたか!?」
心理「はぁ・・・コタツは暖かいわね」
麦野「ちょっと・・・何勝手に上がりこんで来てるのよ」
心理「何よ、寒いんだからいいじゃない」
フレンダ「・・・私・・・風邪なんだけど」
垣根「そうやってリビングにいる元気はあるじゃねぇか」
浜面「いやそうだけど・・・」
滝壺「風邪、移るかもしれないよ?」
垣根「ワクチン打ってますから」
麦野「ないわよ」
絹旗「・・・それで、一体なんで来たんですか」
垣根「だから暇つぶしだよ・・・みんな真面目に学校行ってるか、仕事行ってるかだし」
浜面「あれ、お前って学校通い始めたんじゃなかったっけ」
垣根「今日は休んだ、めんどくさかった、悪気はなかった」
ゴーグル「・・・ちゃんと行きましょうよ」
垣根「・・・で?フレンダはなんで風邪になってんだよ」
フレンダ「・・・昨日、湯冷めした訳よ」
心理「ちゃんと風呂上りは暖かくしないとダメじゃないの」
フレンダ「わ、分かってるけど・・・」
絹旗「・・・でもまぁ、ホワイトデー当日に風邪じゃなくてよかったですね」
ゴーグル「あれ、でもフレンダさんってあんまりチョコ渡してなかったじゃないですか」
垣根「いんや、俺にも届いたぜ」
浜面「へぇ・・・って、届いた?」
垣根「こいつ郵送してきやがったんだよ」
フレンダ「垣根のお返しは、かなり高いチョコかお菓子がもらえるとふんだ訳よ」
麦野「計算高いわね」
垣根「そういうお前は、誰かにくれてやったのかよ」
麦野「・・・浜面とゴーグル君に」
心理「二人だけ?」
麦野「・・・そうよ」
浜面「本当は、もう一人渡したいヤツがいたんだっけ?」
垣根「へぇ、誰だよ」
麦野「いいでしょ、気にしないで」
滝壺「むぎのが恋をしてるの」
麦野「し、してないわよ・・・」
フレンダ「む、麦野が恋!?誰!?誰・・・はっくしゅん!!」
ゴーグル「ほら、落ち着いて・・・」
垣根「それで?誰なんだよ」
麦野「・・・ちょっと話し相手になってくれた人よ」
心理「へぇ・・・名前は知らないの?」
麦野「・・・青髪君だったかしら、変わった名前よね」
垣根「あぁ、青ピのヤツかよ」
麦野「え、知り合い?」
心理「・・・というか、私達のクラスにいるのよ」
麦野「へぇ・・・世界は狭いわね」
垣根「だが心は広すぎる」キリッ
ゴーグル「キリッじゃないっす」
垣根「・・・へぇ、にしてもお前が青ピの野郎に恋ねぇ」
麦野「恋じゃないわよ」
フレンダ「麦野がそう簡単に恋に落ちるわけないじゃん!」
浜面「やけに自信があるな・・・」
絹旗「フレンダは麦野大好きですからね」
滝壺「フレンダ、その恋は報われないよ」
フレンダ「ちっちっち!!麦野は経験豊富な女な訳よ!!」
垣根「へぇ・・・どうかねぇ」モミモミ
麦野「」
浜面「な、なんでそこで胸を揉んだんだ!?」
ゴーグル「垣根さん!?な、なにやってんすか!?」
垣根「へぇ、そうやって固まるってことはやっぱお前初心だろ」
麦野「な、ななななななんで胸揉んだのよクソ垣根!!」
垣根「ありゃ、もしかして男の子にタッチされたのは初めてか」
麦野「アンタ・・・なんで無理矢理!!」
フレンダ「垣根ぇぇぇ!!!」
垣根「なんだよ、大げさな」
心理「はぁ・・・麦野さん、気にしないで良いわよ」
麦野「するわよ!!」
垣根「ほらフレンダ、こいつは初心だ」
フレンダ「う・・・」
滝壺「そっか、じゃあその人に恋をしても不思議じゃないね」
絹旗「麦野も初心だったんですか・・・」
垣根「もうババァなのにな」
麦野「と、とにかく!!違うんだって、チョコなんて渡すつもりじゃ・・・」
垣根「ふーん・・・ま、ホワイトデーも近いな」
浜面「は、話を変えたな」
垣根「ホワイトデーは、絹旗以外にはちゃんと返してやるよ」
絹旗「ど、どうして私・・・」
垣根「お前、今海原光貴と仲良くしてるだろ」
絹旗「!?」
浜面「情報が早いなおい」
滝壺「かきねの情報網は怖いよ」
垣根「だからよ、変な誤解はされたくないだろ?お前達が上手くいくのがメルヘンだぜ?」
絹旗「な、なるほど・・・」
垣根「その代わり、滝壺に多めに渡しとくからあとで分けてもらえよ」
絹旗「あ、ありがとうございます」
麦野(・・・何よこの気遣い)
浜面(こ、これがイケメンの気配りか・・・)
滝壺(南南西から信号が・・・)
心理(ビビビビビ)
ゴーグル(・・・心理定規さん、なんか変わりましたね)
垣根「・・・フレンダ、風邪薬とか飲んでるのか」
フレンダ「うん、ゴーグルに飲ませてもらった」
垣根「・・・」
ゴーグル「な、なんすか?」
垣根「お前・・・なんでそんなことが平気で出来るんだ!!童貞のくせに!!」
ゴーグル「ど、童貞は」
浜面「童貞の何が悪いんだよ!?」
ゴーグル「は?」
垣根「ん?」
浜面「あ」
麦野「・・・滝壺、アンタは偉いわよ」
滝壺「?」
心理「はぁ・・・?フレンダさんはなんで赤いのよ」
フレンダ「な、なんでもない・・・」
垣根「フレンダも初心か、だったら揉んでやるよ」
フレンダ「も、揉まないで・・・」
ゴーグル「垣根さん、そりゃダメっす」
垣根「お、なんだよヤキモチか?」
ゴーグル「・・・フレンダさんは風邪なんすよ」
心理「そうよ垣根、やめなさい」
垣根「ちっ・・・麦野、お前胸でかいよな」
麦野「・・・さっき自分で確認したでしょ」
絹旗「麦野・・・超落ち込まないでください」
麦野「・・・はぁ、なんで揉んだのよ・・・」
垣根「悪い悪い、俺のも揉ませるから」
麦野「ないじゃない」
垣根「キン」
心理「やめなさい」
麦野「・・・フレンダ、アンタの見たい番組ってどれ?」
フレンダ「えっと・・・今1でやってるやつ」
浜面「お前って可愛いものとか好きだよな」
フレンダ「女の子だもん!」
絹旗「年甲斐もなく若作りして・・・」
フレンダ「今青春真っ盛りな年齢な訳よ!」
ゴーグル「・・・あ、犬ですね」
女一同「可愛い!!」
垣根「・・・」
浜面「む、麦野・・・お前」
麦野「つ、ついノリだったのよ!!」
垣根「お前も可愛いの好きなんだな」
麦野「う・・・」
心理「いいじゃない、女の子なんだから」
垣根「・・・そういや、お前達ってペットとか買わないのか」
麦野「・・・世話なんてめんどくさいじゃない」
絹旗「ノリだけで飼って世話をしなくなるくらいなら、飼わない方がいいですよ」
垣根「忙しないから世話しない、こりゃ上手いな」
滝壺「・・・」
垣根「お前の冷めた目ってアイテムの中で一番怖いよな」
浜面「お前!!滝壺になんてことを!!」
フレンダ「・・・うるさい、浜面」
浜面「は、はぁ!?」
ゴーグル「風邪の人の傍で騒がないでください」
麦野「これだから童貞は」
絹旗「超キモイです」
心理「浜面君、がんばりなさい」
浜面「こ、今回は俺がイジられ役なんだな!?」
浜面「不幸だぁぁぁぁ!!!!!!!!!!」
垣根「にしても・・・お前達、よく同じ家に住んでられるよな」
絹旗「アイテムの仲間なんですから、超当たり前です」
浜面「それに今更どっかで暮らすのもな・・・」
心理「素敵な絆ね」
垣根「ちっ、善人的で反吐が出る」
麦野「そういうアンタ達も二人で暮らしてるじゃない」
滝壺「それと同じ感覚だよ」
垣根「・・・フレンダとゴーグル馬鹿はよく堪えられるな」
フレンダ「・・・何が?」
麦野「命を奪った張本人が目の前にいることだろ」
フレンダ「!」
ゴーグル「・・・別に俺は構いませんよ」
垣根「へぇ・・・中々いい度胸じゃねぇか」
ゴーグル「度胸なんて大したもんはないっす・・・ただ、ここにいるのが当たり前なんですから」
垣根「・・・フレンダは」
フレンダ「そ、そんなこと話す必要・・・」
麦野「いいのよ、誰も自分の罪を忘れるつもりはないから」
フレンダ「む、麦野まで・・・」
絹旗「・・・垣根、忘れないでほしいんですが・・・あなたも、私やフレンダ、浜面や滝壺さんを襲いましたよ、もちろん麦野も」
垣根「忘れちゃいないし悪かったとも思ってる、だが後悔なんてしてねぇ」
麦野「・・・後悔はしていない、ね」
垣根「お前だってそうだろ?フレンダがいなくなったことは後悔しても、自分の罪を後悔はしていない」
心理「どうかしら、麦野さんは」
麦野「・・・フレンダやゴーグル君を殺したのは私よ、でもあの時はあれだけが私の考えだったの」
ゴーグル「当たり前っす、敵を殺すのも裏切り者を処罰するのも」
フレンダ「・・・ちょっと怖かったけどね」
滝壺「フレンダは帰って来てくれた、麦野との再会を怖がらないで」
絹旗「それは、ここだけが居場所だったからじゃないんですか?」
フレンダ「うん・・・結局、ここ以外に帰りたい場所なんてなかった訳よ」
浜面「いいこと言うじゃねぇか・・・感動するぜフレンダ」
フレンダ「・・・だから、私はここで暮らしてる」
垣根「ホント、仲が良いんだな・・・お前達は」
ゴーグル「垣根さんはどうなんすか」
垣根「何がだ」
ゴーグル「心理定規さんと暮らしてる理由っすよ」
垣根「・・・そこにいるのが当たり前なんだからどうこう言う必要もねぇよ」
滝壺「かきねは心理定規にベタ惚れだもんね」
垣根「うるせぇ・・・悪いかよ」
ゴーグル「・・・垣根さん、いつになったらその愛の巣に帰ってくれるんですか」
垣根「なんだよ、さっさと帰れって言うのか?」
ゴーグル「当たり前っす、第一フレンダさんは風邪なんですよ」
垣根「なんだよ・・・やけにフレンダのこと気にするんだな」
ゴーグル「悪いんすか?俺が何を気にしようが勝手でしょう」
垣根「ちっ・・・俺がせっかく来てやったんだよ、感謝しろよな」
ゴーグル「ありがとうございます、さようなら」
垣根「なんかお前、冷たくなったよな」
ゴーグル「あなたがいると落ち着けないんですよ・・・」
垣根「あぁ?どういう意味だよ」
ゴーグル「垣根さんは何するか分からないから怖いんですよ」
垣根「・・・ムカつくな、てめぇ」
ゴーグル「とにかく今日はお引き取り下さい、フレンダさんだって本調子じゃないんすから」
垣根「だから、やけにフレンダのことを気遣ってるな・・・なんだよ、なんだ?」
ゴーグル「・・・」
心理「垣根、からかわないの・・・帰るわよ」
垣根「でもよ・・・」
心理「いいから帰るのよ・・・大体、目的もなく押しかけたのはこっちなんだから」
浜面「な、なんだか悪いな・・・」
滝壺「フレンダが元気になったらまた来てね」
心理「えぇ、そうするわ」
垣根「誰が来るかよバーカ!お前の母ちゃん、俺の母ちゃん!」
心理「兄弟なんじゃない、帰るわよ」
心理定規が垣根の手を引っ張る
垣根「くそぉ!」
垣根がジタバタと暴れながら引きずられていく
アイテムの家には、しばし沈黙が訪れる
それを破ったのはフレンダのくしゃみだった
フレンダ「うぅ・・・なんか鼻が詰まって声が変になる訳よ・・・」
浜面「大丈夫か?」
滝壺「結構ひどいみたいだね・・・」
フレンダ「ゴーグル・・・風邪薬取って」
ゴーグル「はいはい・・・」
ゴーグル男が風邪薬を手に持つ
なぜかそれだけは、他の風邪薬とパッケージが違った
粉末の色も若干違うような気がした
だが、これといっておかしな店はない
粉末の色は、パッケージが違うせいで違って見えているのだろう
パッケージだって、何かの間違いと言えばそれまでだ
風邪薬と一緒に置かれていたのなら、危険なものではないだろう
ゴーグル「はい、どうぞ」
フレンダ「ありがと・・・?なんかちょっと味が違う気がする訳よ」
麦野「気のせいじゃない?浜面が朝に持ってきたのと一緒にあったんでしょ」
浜面「あぁ、多分そうだけど・・・そんな色のパッケージだったっけ?」
絹旗「超どうでもい・・・あぁ!番組終わってるじゃないですか!」
麦野「ホ・・・ホントだ!垣根の野郎が来たから集中して見られなかったじゃない!」
滝壺「・・・かきね、今度会ったら電波送ってあげよう」
浜面「なんだか分からないけど地味に怖いぞ、滝壺」
ゴーグル「・・・はぁ、番組も終わりましたし、フレンダさんをまた部屋に連れていきますね」
麦野「あぁ・・・ゴメンね、世話任せっきりになっちゃって」
ゴーグル「いいっすよ、こっちも好きでやってるんですから」
絹旗(そういう台詞を言うくせに、全くの無自覚なんですよね、ゴーグル)
滝壺(フレンダがなんとなく可哀相)
ゴーグル「じゃ、フレンダさん・・・ちょっと持ち上げますよ」
フレンダ「・・・」
ゴーグル「?フレンダさん?」
フレンダ「あ、あぁ・・・うん」
ゴーグル「よいしょっと・・・それじゃみなさん、またしばらく二階にいますね」
浜面「あぁ、フレンダを頼んだぞ」
フレンダ「ゴーグルに任せれば大丈夫な訳よ・・・」
ゴーグル「はいはい・・・」
ゴーグル男がフレンダを二階に連れていく
気のせいか、先程までより更に口数が減っている
ゴーグル「・・・さっきの薬、違ったんですかね」
フレンダ「・・・おかしい訳よ・・・体が熱い」
ゴーグル「?」
部屋の床にフレンダを寝かせたゴーグル男が、ふと自分の携帯が光っているのに気づく
心理定規からメールが届いていたのだ
ゴーグル「何でしょうか・・・」
「垣根が悪ふざけで媚薬を置いていったみたい、粉末状の薬みたいなのは絶対に飲まないように」
ゴーグル「」
ゴーグル男が無言で携帯を閉じる
さっきからフレンダの目がトロン、としているのはなぜか
風邪だからか、いや違う
フレンダ「ゴーグル・・・ね、ゴーグル」
ゴーグル(垣根さぁぁぁぁあん!アンタはぁぁぁぁ!)
フレンダ「はぁ・・・なんか、あ・・・」
ゴーグル「フ、フレンダさん?」
ゴーグル男がフレンダに近づく
だが、フレンダの枕元にたどり着いた瞬間、無理矢理布団の中に引きずり込まれた
ゴーグル「おわぁ!」
フレンダ「あはは!ウソな訳よー!」
ゴーグル「ちょ、ちょっと・・・!」
フレンダ「あ・・・ゴーグル、なんか困ってる?」
ゴーグル「当たり前っす、あなたがさっき飲んだのは媚・・・」
フレンダ「ん・・・なんかね、体がおかしい訳よ」
ゴーグル「ど、どういう風にですか」
フレンダ「・・・なんか、ジンジンする」
ゴーグル「は、はぁ」
フレンダ「なんか・・・脚が濡れてきた」
ゴーグル「それは脚じゃなくて股なんですね分かりますよ一応!」
フレンダ「どうしたの?さっきから大声出して」
ゴーグル「そ、それだけで済んでるんですよね!!」
フレンダ「・・・ゴーグル・・・ね、ちょっとだけ私の胸・・・」
ゴーグル「触らない!触らないですから!」
ゴーグル男が無理矢理体を放そうとする
だが、フレンダの力は予想以上に強かった
フレンダ「・・・ゴーグル、なんか・・・」
ゴーグル「わ、分かりますよ変な気持ちなんですよね!?」
フレンダ「うん・・・」
ゴーグル「そ、そりゃ仕方ないですけど俺とフレンダさんはそういう関係じゃないっす!」
フレンダ「・・・」
ゴーグル「!?」
フレンダがゴーグル男の手を取り、無理矢理自分の胸に当てた
フレンダ「はぁ・・・こうしてると落ち着く」
ゴーグル(俺は落ち着きません)
フレンダ「・・・なんかね、アンタに触ってもらえてると・・・こう、変な感じが無くなるんだ」
ゴーグル「は、はぁ」
ゴーグル(アンタに触られたら萎えるってことっすか・・・めちゃくちゃ失礼っすね)
フレンダ「・・・あ」
ゴーグル「はい?」
フレンダ「・・・」
フレンダがゴーグル俺の脚に、自分の脚を絡ませる
つまり毎朝なっているような状態を演出したのだ
ゴーグル「どうしたんすか?」
フレンダ「こうしてたらピッタリくっついてられるから」
ゴーグル「はぁ・・・なんか妹みたいっす、フレンダさん」
フレンダ「・・・アンタ、妹なんていない訳よ」
ゴーグル「フレンダさんも・・・」
フレンダ「私は妹いるし」
ゴーグル「あれ、そうでしたっけ」
フレンダ「・・・ってそうじゃなくて・・・もっと他に感想はないの?」
ゴーグル「・・・若干汗でべたついてますね」
フレンダ「他には」
ゴーグル「風邪、移さないで下さい」
フレンダ「それ以外に」
ゴーグル「うーん・・・胸から手、放していいっすか?」
フレンダ「ダメ」
ゴーグル「・・・あの、寝たら・・・」
フレンダ「・・・ね、私の脚って綺麗?」
ゴーグル「は、はい」
フレンダ「・・・触りたい?」
ゴーグル「」
ゴーグル「フレンダさん、勢いだけでそんなこと言ったらあとで後悔しますよ」
フレンダ「・・・イヤなの?」
ゴーグル「イヤじゃないっすけど・・・俺達、そういう関係じゃないですし・・・あなたは風邪ひいてるじゃないですか」
フレンダ「・・・分かった」
くるり、とフレンダが寝返りを打つ
汗でうなじにくっついた髪の毛が妙に色っぽい
フレンダ「・・・」
ゴーグル「・・・あの」
フレンダ「何?」
ゴーグル「・・・早く風邪、治して下さいね」
フレンダ「うん」
ゴーグル「・・・じゃあ、俺は漫画でも読んどきますから、何かあったら言ってください」
フレンダ「うん」
ゴーグル男が適当に棚から漫画を取り出す
垣根がイチ押ししていた漫画だ
なんでも、彼の好きなアニメの漫画らしい
ゴーグル(び・・・美形だっ!)
ゴーグル(なんすかこれ・・・カオス過ぎますよ)
ゴーグル男が漫画を読み進めていたその時
フレンダ「あっ・・・んっ、はぁ・・・」
フレンダが何か少し息を荒げていた
ゴーグル「ど、どうかしましたか?」
フレンダ「あっ・・・な、なんでも・・・」
ゴーグル「なんでもって・・・顔が赤くなってますよ」
フレンダ「・・・ん・・・」
ゴーグル「・・・」
怪しがったゴーグル男が、フレンダに近寄る
ゴーグル「なんで右手を脚のところに持って行ってるんですか」
フレンダ「う・・・」
ゴーグル「・・・一つ聞きます、何してるんですか」
フレンダ「あ、えっと・・・」
ゴーグル「・・・もしかして、ヤってるんですか」
フレンダ「!!ち、違う!!」
ゴーグル「じゃあ右手、さっさと出してくださいよ」
フレンダ「う・・・」
ゴーグル「はぁ・・・あのですね、フレンダさん」
フレンダ「な、なに?」
ゴーグル「いや・・・そういうのは仕方ないですし・・・」
ゴーグル男が溜息をつく
媚薬を飲んだ、男が近くにいる、そして布団の中
そんな恰好の状況はなかなかないだろう
ゴーグル「でも、俺が近くにいるときはダメっすよ・・・っていうか、男がそばにいるときはアウトっす」
フレンダ「・・・な、なんで?」
ゴーグル「いや、倫理的に」
フレンダ「・・・でも、なんかムズムズする」
ゴーグル(垣根さぁぁぁん!!アンタどんだけ強力なヤツ持ってきたんすか!?)
フレンダ「・・・」
ゴーグル「わ、分かりました!!妥協策、これが妥協策っすよ!!」
フレンダ「妥協策?」
ゴーグル「俺は一階に行きます、その間に終わらせててください!!」
フレンダ「・・・何分くらいで帰ってくる?」
ゴーグル「えっと・・・10分くらいっすかね」
フレンダ「分かった」
ゴーグル「そ、それじゃ」
ゴーグル男が飛ぶようにして部屋から出る
浜面「あ、あれ?ゴーグル・・・」
ゴーグル「ちょっとベランダ借りますよ」
麦野「タバコ?」
ゴーグル「電話したい相手がいるんです」
絹旗「電話?」
ゴーグル「ちょっとだけ大声になりますけど、気にしないでください」
滝壺「う、うん」
ゴーグル「・・・」
ベランダに出た瞬間、ゴーグル男が携帯を取り出す
もちろんかける相手は垣根である
ゴーグル「もしもし」
垣根『お前のところに2年生の息子がおるやろ!!』
ゴーグル「は?」
垣根『うちには6年生が』
ゴーグル「垣根さん、アンタ言うことがあるんじゃないですか?」
垣根『・・・』
ゴーグル「媚薬の件ですよ」
垣根『許してくれ、心理定規にはきつく言っておくから』
ゴーグル「アンタがやったんでしょうが」
垣根『でもな、あれはマジで解熱作用もあるんだぜ』
ゴーグル「・・・そうなんすか」
垣根『副作用が性欲の増強ってだけだぜ、メーン』
ゴーグル「ちょっと黙ってください」
垣根『電話で黙っちゃダメだろ』
ゴーグル「・・・それで?あれの効果はどれくらい続くんですか」
垣根『そんなには続かないって、安心しろ』
ゴーグル「・・・心理定規さんは」
垣根『あいつ・・・副作用だけ伝えやがったんだ!!』
ゴーグル「副作用が重要じゃないですか」
垣根『お、お前は心理定規の肩を持つつもりか!?』
ゴーグル「当たり前っす、男は常に美人の仲間ですから」
垣根『名言じゃねぇか』
ゴーグル「黙っててください」
垣根『・・・そんでそんで?フレンダはどうなってんだよ』
ゴーグル「・・・部屋で一人ですよ」
垣根『なんだよ、相手してやればいいのに』
ゴーグル「いや、おかしいっすよそれ」
垣根『とりあえず、俺に悪気はなかったんだよ』
ゴーグル「もう一回言ってもらえますか」
垣根『俺に悪気はなかったんだよ』
ゴーグル「黙ってください」
垣根『・・・まぁまぁ、フレンダだって女の子だぜ?お前に隠れて今までもやってたんだろ』
ゴーグル「はぁ・・・いや、それ自体は別に構わないですけどね・・・」
垣根『・・・ま、いいじゃねぇか』
ゴーグル「よくないっすよ・・・生々しいのは苦手っす」
垣根『・・・そうかい』
ゴーグル「風邪が治るなら構わないですけどね」
垣根『んでんで!?トローンとなっちゃったフレンダを見た感想は!?』
ゴーグル「うーん・・・めんどくさかったです」
垣根『お前・・・なんて性欲のないやつなんだ』
ゴーグル「ないわけじゃないですけど、あんな状況じゃ湧かないですよ」
垣根『真面目だなお前・・・』
ゴーグル「はぁ・・・第一、フレンダさんはそういう対象じゃないっす」
垣根『フレンダ、泣くぜ』
ゴーグル「い、いや・・・付き合ってもいないのにそういう対象として見るのは間違ってるでしょ」
垣根『きゃー!!なんだお前、めちゃくちゃ初心だなおい』
ゴーグル「いや・・・普通っすよ」
垣根『まぁいいや・・・とりあえず、俺は誤るつもりは無い』
ゴーグル「いや、謝ってくださいよ」
垣根『ごめんちゃい』
ゴーグル「切りますよ」
垣根『あ、マジ・・・』
プツリ、と通話を終わらせる
ゴーグル「はぁ・・・」
まだまだ寒い冬の空気に耐え切れず、ゴーグル男がすぐさま家の中に入る
浜面「あ、終わったのか」
ゴーグル「はい」
麦野「じゃあ、またフレンダをよろしくね」
ゴーグル「分かりました・・・」
ゴーグル男がフレンダの部屋に向かう
そういうことをした後のフレンダと会うのは、なぜか緊張する
ゴーグル(はぁ・・・なんか、ちょっとイヤですね・・・)
肩を落としながら、ドアをノックする
フレンダ「はいはーい」
ゴーグル「お邪魔し・・・」
ます、という言葉を言う前にゴーグル男が口をぽかんと開ける
なぜか、たくさんの人形が部屋の中に散乱していた
ゴーグル「あ、あの・・・」
フレンダ「あ、見て見て!このウサギ、可愛いでしょ!?」
ゴーグル「・・・あの、なんで・・・」
フレンダ「それがね、なんか急に体が軽くなって・・・」
ゴーグル(か、垣根さんの薬って本当に風邪薬だったんですね・・・)
フレンダ「・・・あ、そういうことは結局しなかった訳よ」
ゴーグル「は、はぁ・・・」
ゴーグル(・・・媚薬の副作用はすぐに切れる、ですか・・・)
フレンダ「にゃっはっは!!まさか期待してた!?ちょっと色っぽい私を・・・」
ゴーグル「安心しました・・・なんか、そういうことをしたフレンダさんと話すのはキツイですから」
フレンダ「ひ、ひっどい!」
ゴーグル「違いますよ・・・フレンダさんには分からないっす」
フレンダ「な、何よそれ・・・」
ゴーグル「ほら、人形で遊ぶヒマがあるなら一階に行きましょう」
フレンダ「あ、待ってって!!」
ゴーグル(・・・でもよかった、今更女を振りかざされても困っちゃいますからね)
フレンダ「ねぇ、私が女だとイヤなの!?ねぇってば!!」
ゴーグル「あはは、違いますよ」
フレンダ「じゃ、じゃあ何な訳よ!?」
ゴーグル「うーん・・・」
ゴーグル男がくるりと振り返ってケラケラと笑う
ゴーグル「だって、俺が巻き込まれたら困るじゃないですか」
フレンダ「は?」
ゴーグル「だから、手伝わされたりとか・・・流れでそういうことするヤツって、俺嫌いなんすよ」
フレンダ「・・・こ、この・・・」
ゴーグル「この?」
フレンダ「甲斐性なし!!!」
ゴーグル「はい!?」
フレンダ「最低!!やっぱアンタ最低!!」
ゴーグル「な、なんで人形を構えて・・・こ、ここ階段!!俺が後ろにこけたらまず・・・」
フレンダ「知らない訳よぉぉぉぉ!!!」
ゴーグル「ぎゃぁぁぁぁ!!!」
階段をゴロゴロと転がりながら、ゴーグル男が叫ぶ
ゴーグル「不幸だぁぁぁぁ!!!!!!!!!!」
10033「ん、何見てるんですかテっくん?」
テクパトル「・・・」
10033「テっくん?」
テクパトル「あぁ、悪い悪い・・・」
10033「・・・不動産のチラシですか」
テクパトル「あぁ・・・家を買うのを決めたのはいいけどさ・・・」
10033「ミサカとテっくんの愛の巣ですもんね」
テクパトル「違うぞ」
10033「もう少し面白みを持たせながらツッコんでほしかったです」
テクパトル「あぁそうかよ・・・」
10033「・・・真剣に悩んでるんですね」
テクパトル「あぁ、真剣だよ・・・こればっかりは簡単に買い換えられないからな」
10033「・・・真剣に悩んでるんですね」
テクパトル「なんで二回言ったんだ」
10033「でも、せっかくですから他のミサカの意見も聞きましょう」
テクパトル「・・・そうだな、その通りだ」
テっくん家を買う編
御坂妹「では、第一回、家をどれにしようかな、チキチキ不動産・・・」
テクパトル「第一回って、何回もするつもりかお前達は」
19090「そうですよ、ちゃんと一回で決めましょう」
テクパトル「はぁ・・・お前だけはまともだ・・・」
御坂妹「お前ら甘ったれてんじゃねぇ!!テっくんが一回で決めるって言ったら決めるんだ!!」
13577「おぉ!!全てはテっくんとミサカとアレイちゃんの明るい未来のためです!!」
14510「アレイちゃんは若干影が薄いですが!!」
17600「・・・それで?どういう風な家にしたいんだ」
テクパトル「そうだな・・・フローリングでいいよな」
20000「和室なんて一個あればいいさ、それよりSM部屋を」
10039「となると、必然的に洋風の家になりますね」
テクパトル「そうか?最近は外観は和風で、中がフローリングとかもあるぞ」
御坂妹「なるほど・・・」
19090「・・・ローンで払うんですか?」
テクパトル「まぁそうなるな・・・さすがに一発では払えないさ」
20000「・・・ねぇ、何階建てにするの?」
テクパトル「そうだな・・・みんなは何階がいいんだ?」
御坂妹「三階建てが・・・」
19090「ぜ、贅沢は言えませんよ」
10033「現実的なら二階建てくらいでしょうか」
テクパトル「そうだな・・・」
17600「なんで10032号は三階建てがいいんだ?」
御坂妹「高い位置から、人々を見下して人がゴミのようだと言ってみたいんです」
テクパトル「やめろ・・・」
御坂妹「冗談ですよ・・・屋根裏部屋に憧れているだけです」
10039「あぁ、それはなんとなく分かりますね・・・」
14510「ですが、まるでアンネのようですよ?」
御坂妹「ミサカはやっぱり、二階建てでいいです」
テクパトル(・・・切替えが早いな)
10033「・・・それで、土地はどこらへんなんですか?」
テクパトル「えっと・・・第七学区にいい土地があるんだよ」
御坂妹「たしか・・・学生寮なんかも多い学区ですよね」
20000「ま、賑やかなのはいいことだよ」
テクパトル「俺の職場からもわりと近いし・・・」
19090「ですが、そこだとミサカ達が目撃される可能性が・・・」
17600「あ、そうだな」
テクパトル「しまった・・・ついそれを考えてなかった」
10039「・・・となると、そこは無しになりますが・・・」
20000「いいんじゃない?外に出るときは17600号が特殊メイクしてくれれば」
17600「おいおい・・・結構大変なんだぞ、あれ」
19090「で、では外に出るときは細心の注意を払うということで」
14510「な、なんだかドキドキしますね・・・」
テクパトル「悪いな・・・住宅を建てるとなったら、そこしかないんだよ・・・」
19090「仕方ないですよ・・・それより、デザインを考えましょう!!」
御坂妹「展望台をつけましょう」
10039「内装はピンクで統一ですよね」
14510「もちろん、庭には花壇を作って・・・」
20000「鳥の巣とか木に置いたりね」
17600「・・・お前達、テっくんの顔を見てみろ」
ミサカ一同「はい?」
テクパトル「・・・」ゲンナリ
19090「ど、どうしたんですか!?」
テクパトル「あのなぁ・・・お前達がそういうファンシーな子供趣味なのは知ってるけどさ・・・」
10033「こ、子供とは失礼な!とミサカは久々にアイデンティティである語尾をつけながら反論します!!」
13577「そ、そうですよ!!可愛いじゃないですか、そういうの!!とミサカは10033号に援護射撃を・・・」
17600「現実的に考えろよ・・・」
テクパトル「・・・花壇くらいならいいけどさ・・・」
19090「・・・そうですね、じゃあシンプルな外観で・・・」
20000「ちょっと待って、誰に建ててもらうの?」
テクパトル「なんでも、そういうことまでやってくれる不動産屋がいるんだってさ」
10033「不動産屋が建設まで請け負ってくれるんですか?」
テクパトル「垣根から言われたんだよ」
14510「・・・か、垣根の言うことを信じて良いんですか?」
17600「・・・垣根の言うことは冗談かもしれないぞ」
テクパトル「・・・信じてみることから、始めてみよう」
御坂妹「テっくん、何言ってるんですか」
13577「・・・そうですね、じゃああとは・・・」
13577「・・・みんなの部屋の位置を考えましょう!!」
ミサカ一同「おぉ!!」
テクパトル「」
10033「ミサカは日の差す部屋が良いです!!」
御坂妹「ミサカは明日を見れる方角がいいです」
20000「ミサカはたくさんの人から覗かれちゃうようなリスキーな部屋が・・・」
テクパトル「待て待て!!」
14510「なんですか?」
テクパトル「ひ、一人一部屋なのか!?」
10039「あぁ、テっくんと19090号は二人で一部屋でも構いませんよ?」
テクパトル「そこじゃねぇよ!!」
10039「じゃ、じゃあまさかミサカと!?」
テクパトル「そういう意味じゃねぇ・・・あのな、一人一部屋って相当大きな家になるぞ・・・」
17600「・・・資金の問題だよ」
御坂妹「テっくん、頑張って働いてくださいね」
20000「期待してるよテっくん」
テクパトル「待てってば!!おかしいだろお前達!?」
19090「テ、テっくんと一緒の部屋・・・」カァッ
テクパトル「話を戻すなぁ!!!」
14510「・・・じゃあ、せめて二人に一部屋でいいですか?」
テクパトル「・・・まぁ、それなら大丈夫かもな」
10033「では、ミサカは14510号とがいいですね」
14510「分かりました」
13577「ではミサカは10039号と」
10039「20000号の被害にあったミサカの会ですね」
20000「ミサカは17600号がいいね」
17600「頼むぜ相棒」
御坂妹「・・・ミ、ミサカは・・・一人?」
テクパトル「ほ、ほら!!自由に一部屋使えるぞ!?」
19090「そ、そうですよ!!」
御坂妹「・・・」ウルッ
テクパトル「だ、大丈夫だって!!!」
17600「・・・じゃあ、ミサカたちと一緒にいるか?」
御坂妹「!!いいんですか!?」
20000「3P出来ちゃうね」
御坂妹「・・・17600号、守ってくださいね」
17600「任せろ」
テクパトル「はぁ・・・一件落着か、あとはキッチンにリビングにトイレに風呂に・・・」
20000「SM部屋に・・・」
テクパトル「それはねぇよ・・・」
10039「テっくんはトレーニング部屋はいらないんですか?」
テクパトル「ジムで無料でやらせてくれるからいらないかな」
17600「・・・でもサプリを置いたりする部屋は?」
テクパトル「・・・」
テクパトル「ち、小さい部屋でいいかな」
ミサカ一同「どうぞどうぞ」
テクパトル「・・・さて、じゃあ部屋の数は決まったから垣根に電話でもしてみるか」
17600「あいつに任せて大丈夫なのか?」
テクパトル「いいんだよ・・・」
テクパトルが垣根の携帯に電話を掛ける
コールが3回鳴ったあと、通話が始まった
心理『・・・何』
テクパトル「あ、あれ・・・?心理定規か」
心理『・・・テクパトル君ね、さようなら』
ツーツーツー
テクパトル「おぉぉぉ!?人力着信拒否だ!?」
19090「ど、どうしたんですか?」
テクパトル「おかしい・・・何かあったのか?」
もう一度、テクパトルが垣根の携帯に掛ける
次はなぜか、木魚っぽい音が聞こえてきた
テクパトル(いや・・・そもそも葬式じゃないよな、携帯使ってる時点で)
垣根『・・・も、もしもし・・・』グスッ
テクパトル「コントごっこならやめてくれ・・・」
垣根『心理定規が死んじゃったぁぁ!』
テクパトル「さっき俺と話してたんだけどなぁ!?」
垣根『ちっ、ノリの悪いヤツだな』
心理『ホントね』
テクパトル「・・・心理定規、俺の中でのお前のイメージがどんどん崩れていく」
心理『気にしないで、私はいつでもクールよ』
テクパトル「・・・まぁいい、垣根にちょっと話したいことがあってな」
垣根『んだよ』
テクパトル「・・・家、間取りとか簡単なのは決めたんだけどさ」
垣根『おう、ちょっと待っとけ・・・そっち行っていいか?』
テクパトル「あぁ、いいけど」
垣根『じゃ、後でな』
テクパトル「・・・来てくれるってさ」
17600「はぁ?今からか」
19090「・・・でも、本当にそんな不動産屋があるんですか?」
テクパトル「さぁな・・・」
御坂妹「・・・どうせ冗談なんじゃないですか?」
10039「垣根は常にふざけてますからね・・・」
テクパトル「・・・ま、信じてみようぜ」
20000「ねぇ、バイブとローターどっちを持っていけばいいかな?」
テクパトル「遠足じゃなくて引越しだから、どっちも捨てればいいと思うぞ」
20000「ひっでぇ」
テクパトル「常識だ!!」
14510「・・・20000号、そんなものを使っちゃいけませんよ」
13577「そ、そそそそそそうですよ」
テクパトル「怯えるな・・・」
垣根「じゃじゃじゃじゃーん!!」
心理「あなたとの距離を縮めたい、司会は私心理定規と」
垣根「ていとじゃなくて帝督だ、垣根帝督がお送りします!!」
テクパトル「・・・あの、いきなり意味不明な登場はやめてくれ」
垣根「待たせたな」
17600「それはミサカだけが言っていい台詞だ」
垣根「俺のはリーダーだ」
17600「よし、ならば構わない」
御坂妹「・・・ずいぶんと速かったですね」
垣根「速さこそが文化の基本法則だぜ」
10039「・・・テっくん、こんな人を信じてもいいんですか」
テクパトル「・・・あぁ、信じてみるよ」
垣根「・・・それで、間取りは?」
テクパトル「こんな感じだけど・・・」
垣根「・・・へぇ、二人で一部屋ねぇ・・・」
心理「このサプリメントを置く部屋って・・・何?」
テクパトル「・・・言わないでくれ」
垣根「・・・なるほどな、これなら多分オーケーだぜ」
テクパトル「あとは土地の件・・・」
垣根「土地は俺のほうで上手くやってやるよ」
テクパトル「あ、いや・・・金くらい俺が」
垣根「そうじゃなくて、不動産屋に頼むんだよ」
テクパトル「?そこまでしてくれるのか」
垣根「あぁ、俺の仲良しなヤツだからな」
テクパトル(なんとなく分かったよ)
さだのり「チャンーバーラーチャンーバーラーたましーよーたましーよー」
垣根「おいこら!!ジャガイモは茹で上がってるかいベイベー!?」
さだのり「あれ、何しに来たんだお前」
テクパトル「・・・」
さだのり「そっちに兄ちゃんは・・・なんだっけ、たしか俺がタクシードライバー役の時に乗ってきたお客さんだったな」
テクパトル「役ってなんだ・・・っていうか、お前不動産屋にまで手を出したのか!?」
さだのり「まるで不動産屋の女に手を出したみたいな言い方だぜ、トムソン」
垣根「はっはっは!!こりゃ上手いや、建物だけにどーだいこりゃ!」
さだのり「土台とどーだいを掛けたんだな、上手いぜボブ」
テクパトル「呼び名が変わってるぞ・・・」
さだのり「さて、みんないらっしゃい、ここはさだのり不動産だぜ」
テクパトル「ちっ・・・火事にでもなっちまえ」
さだのり「それはタマネギの役目だぜ」
心理「それより、物件を建てて欲しいのよ」
さだのり「俺が建てるのは死亡フラグだけだぜ」
垣根「ダメじゃねぇかそれ」
19090「あ、あの・・・土地も用意していただけるんですか?」
さだのり「お、そっちはあの時の姉ちゃんだな」
19090「は、はい」
さだのり「相変わらずおっぱいちいせぇなぁ」
テクパトル「てめぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!!!!!!!!!!」
さだのり「冗談だよ・・・マイケル・ジョーダンだ」
垣根「運命よそこをどけ、俺が通る」
心理「それより、早く話を進めなさいよ」
さだのり「えーっと・・・?第七学区に建てたいのか」
テクパトル「・・・あぁ」
さだのり「・・・あ?お前、女いっぱいと一緒に住んでるのか」
テクパトル「イヤな言い方をするな」
さだのり「ハーレムねぇ・・・そういうのってどうかと思うぜ」
テクパトル「だから違うんだって」
さだのり「・・・で?俺に土地と建物とジャガイモ畑を用意しろってか」
テクパトル「最後のはいらねぇ」
さだのり「ちっ・・・久々の出番なんだからボケさせろよ、風化しちまうだろ」
心理「そういうネタは嫌われちゃうわよ」
さだのり「・・・ちっ、じゃあどうすればいいんだ」
垣根「まともになってみればいいと思うよ」
さだのり「あーそうかい・・・で?予算はいかほどで」
19090「え、えっと・・・ローン・・・」
さだのり「そういうことじゃねぇんだよクソビッチ」
19090「」
テクパトル「お前、ちょっと表に出ろよ」
さだのり「お前、たしかスポーツジム勤務だったな」
テクパトル「あぁ・・・お前も来たんだっけか」
さだのり「そうだな・・・じゃあ、あんまり金の掛かりすぎる内装はまずいか」
テクパトル「金の掛かる?」
さだのり「シャングリラとか」
テクパトル「シャンデリラだ、そして必要ない」
さだのり「・・・そうだな、じゃあ六畳一間・・・」
テクパトル「マンションじゃねぇんだから」
さだのり「・・・なぁ垣根、こいつってどんくらいの財力なんだ?」
垣根「そうだな・・・俺が5財力だとしたら、こいつは0.03財力だ」
さだのり「ちっ・・・二階建てまでしか無理なのかよ、もっと搾取してやろうと思ったのに」
テクパトル「コントしてるだけなら帰るぞ」
さだのり「うるせぇよ巨根、ここ以外に善意的な不動産なんてないぜ?」
テクパトル「ある意味一番ここが善意的じゃねぇよ」
19090「あ、あの・・・それで、出来るのでしょうか」
さだのり「・・・3000万だ」
19090「・・・は、はい?」
心理「さ・・・3000万!?」
さだのり「払えますか?」
心理「は、払ってみせます!!一生掛かっても!!」
さだのり「その言葉が聞きたかった・・・」
テクパトル「19090号、帰るか」
19090「そうですね」
さだのり「悪い悪い」
垣根「・・・心理定規、お前のイメージがどんどん変わってるみたいだぜ」
心理「可愛ければいいのよ」フンス
垣根「・・・なんだろう、この虚脱感」
さだのり「・・・そうだな、まぁローンで構わないけどさ」
垣根「・・・ローンだとどれくらいの年数で返せるんだ?」
さだのり「一生搾取するつもりです」
テクパトル「冗談は置いといて・・・建設は何日くらい掛かる?」
さだのり「5日かな」
テクパトル「・・・は?」
さだのり「土地を買うのに一日、お弁当のメニューを考えるのに一日、わら人形を打ちに行くのに一日、やる気を出すためにエロ本を読むのに一日、そして建てるのに一日」
19090「実質一日じゃないですか・・・」
テクパトル「ま、待ってくれ・・・どうしてそんなに早く出来るんだよ」
さだのり「なんだよ、遅いほうがいいか?」
テクパトル「そうじゃねぇ!!そうじゃないけど、耐震強度とか大丈夫だろうな!?」
さだのり「俺はヅラじゃないから、安心しろ」
テクパトル「そういうネタはいいんだよ!!」
さだのり「・・・土地は高いが、まぁ建設には金もそこまで掛からないから」
テクパトル「・・・人件費とか機材費とか、かなり掛かるだろ」
さだのり「一人でやりますので」
テクパトル「」
さだのり「だから、土地代と木材代と」
テクパトル「おかしいだろ!!それで一日だと!?」
さだのり「おいおい、信じられないか?」
テクパトル「信じられるか!!大体、水道、電気、ガスやその他!!エトセトラだよエトセトラ!!」
さだのり「それも出来るんだよ、俺っていろんな仕事をしてるからな」
テクパトル「おかしいからなてめぇ!!あぁそうか、お前もグルで垣根とドッキリしてるんだろ!!」
心理「じゃあ私は何なのよ」
テクパトル「お前だって最近ボケだろ、おかしくなって・・・」
心理「あ?」
テクパトル「心理定規がいるならまともな話だよな、そうだそうだよ!!」
19090「テ、テっくん!!心理定規とそういう関係だったんですか!?」
テクパトル「違うから!!怖いんだよ!!」
心理「・・・本当に一日で出来るのね」
さだのり「あぁ、その間の描写なんてカットされるくらいに早くしてやるよ」
心理「そういうネタはやめなさい」
さだのり「じゃ、細かい金の話はまた今度な」
テクパトル「い、いや・・・土地の税とか」
さだのり「お前の家、統括理事長がいるんだろ?っていうかあるんだろ?」
テクパトル「な、なんで知ってるんだよ!?」
さだのり「さってっと・・・じゃあ木材の調達に・・・」
テクパトル「怖い怖い!!教えてくれよ、なんで知ってるんだ!?」
垣根「さーて、じゃあ帰るか」
心理「そうね・・・テクパトル君、よかったわね、マイホーム」
19090「テっくん、帰りにどこかでお菓子でも買いましょう!!」
テクパトル「な、なんなんだこの環境適応力・・・」
テクパトル「そんなに俺がおかしいのか!?」
さだのり「答えはCMの後!!」
テクパトル「ねぇよ!!!」
一方「・・・」
テクパトル「よく来たな」
削板「ははは!!お前がジムに来てくれるなんて久しぶりだな!!」
一方「・・・てめェらが無理矢理誘ったンじゃねェか」
削板「いいじゃないか!!みんなもお前がサボってること、心配してたぞ!!」
テクパトル「はぁ・・・寒いからとか言い訳するなよ?」
一方「眠いですゥ」
テクパトル「・・・じゃあ、頑張るか」
一方通行はジムにいた
周りにはあまり客はいない
テクパトルや削板が気を利かせてくれたのだ
一方「・・・なァ、なンでそこにサプリメントをこれ見よがしに置いてンだ」
テクパトル「CMだ、これも売らなきゃ俺は出来高が下がる」
一方「・・・どォでもいい、さっさと・・・」
削板「すごいなテクパトル、これは一体何なんだ!?」
一方(こいつCMに協力しやがった)
テクパトル「まずこちらはプロテイン!!たんぱく質含有量80%以上を基準として選ぶべきです!!」
削板「ほうほう!!」
テクパトル「筋トレが終わった後の30分前後はゴールデンタイムと言われます!この時間の間にたんぱく質を摂取できるかできないかで、回復の仕方が全く違うとさえ言われている!!」
削板「でもお肉なんか筋トレのあとには飲めない!!」
テクパトル「あぁ!!でもたんぱく質をたくさん摂らないと筋トレで傷ついた筋肉は治らない!!」
削板「そんなときにプロテイン!!」
テクパトル「水に溶かして飲むだけで、25gものたんぱく質を摂取できます!!」
削板「本格的なトレーニングをしているなら体重1kg当たり2g以上のたんぱく質を摂取するべきです」
テクパトル「さぁ、プロテインならそれが可能になりますよみなさん!!」
一方(だりィ)
テクパトル「さて、CMはどうせカットされるだろうし、一方通行の筋トレに移るか」
一方「なら最初からやンな」
削板「よぉし!!今日は胸の筋トレだ!!」
一方「・・・あれかァ・・・」
テクパトル「さて、まずは念入りにアップしようか」
テクパトルがダンベルをゴロゴロと転がしてくる
一方「・・・お前、他の客の指導はしなくていいのか」
テクパトル「お前だって客じゃねぇか」
一方「・・・ちっ、そォだけどよ・・・」
テクパトル「アップはベンチプレスだろうがダンベルフライだろうが関係ないぞ」
削板「ただし、絶対に軽い重量、高い回数でアップしような」
テクパトル「なんならシャフトだけで構わない」
削板「俺も今日は胸だし、一緒にやるか!!」
一方「あちィな・・・」
テクパトル「さて、アップも終わったしメインの種目にいくか」
削板「ベンチプレスからだな、これは6回程度反復できる重量で十分と思われるぞ」
テクパトル「もちろん、個人差もあるけどな」
削板「12回やる人もいれば3回で十分という人もいるしな」
テクパトル「出来る限り丁寧なフォームでやってみよう、わざわざ重量だけを求めるのは間違いだ」
削板「伝説のビルダー、サージ・ヌブレでさえたった70kgから100kgの間でめちゃくちゃ丁寧に効かせていたんだからな」
テクパトル「初心者にとって、まずは自分の体重が一つの境目に・・・」
一方「ふォォォォォォ!!!」←20kg
テクパトル「・・・ベンチプレス20kg・・・か」
削板「一方通行・・・昔に戻ったな」
テクパトル「ちなみに、俺はなぜか1セット目より2セット目のほうが同じ重量でも多く回数こなせるんだよな」
削板「なんでだろうな?」
テクパトル「体が重さに慣れるからかな?」
削板「うーん・・・そうかもな」
一方「ぐァァァ!!」ガシャーン
テクパトル「お、おい!!」
削板「ま、まさかシャフトだけで潰れるとは・・・」
テクパトル「一方通行・・・お前、もう少しジムに通えよ」
一方「・・・うるせェ・・・」
削板「ちなみに、ベンチプレスが関節的に無理という人は、ダンベルベンチプレスがオススメだ」
テクパトル「ダンベルベンチプレスのほうが効かせやすいからな」
削板「ベンチプレスが、たとえば60kg出来たとしてもダンベルベンチプレスは片手30kg出来るわけじゃないぞ」
テクパトル「多分片手25kgずつくらいかな」
削板「可動域が広がるし、筋肉に効くからかな」
一方「・・・くっそ・・・重い・・・」
テクパトル「・・・ベンチプレスは5セットもすればいいかな」
削板「もちろん、これも個人差があるな」
テクパトル「体重の1.5倍も上げられるようになれば胸板も大分盛り上がるだろうな」
削板「そうだな、2倍上がれば相当なもんだぞ」
一方「・・・早く次の種目行こうぜ・・・」
テクパトル「次はダンベルフライだな」
削板「これは、若干軽い重量で丁寧に効かせるべき種目だ」
テクパトル「10回~8回反復できる重量に設定するのがセオリーかな」
一方「・・・これ、肩痛くなるだろ」
削板「なる人とならない人がいるぞ」
テクパトル「胸のストレッチ感でこの種目に勝るものはないと言ってもいい!!」
削板「肘は直角から120度辺りの角度で固定しよう!!」
テクパトル「さぁ!!一方通行!!」
一方「おォォォォォ!!・・・あァァァァァァ・・・」
テクパトル(・・・2.5kg・・・)
削板(・・・いや、これはさすがにちょっとおかしいぞ)
テクパトル「・・・これで、胸の中央のトレはおしまいだ」
削板「次は、下部のトレだな」
テクパトル「ディップス、もしくはデクラインでの種目に入る」
削板「デクラインというのは、ベンチを地面と平行より下に傾けて行う種目だ」
テクパトル「デクラインのほうが、フラットより重い重量が扱える」
削板「まぁ、今まで2種目してるから当然それほど重いのは扱えないけどな」
テクパトル「・・・デクラインならプレスのほうがいいかもしれない」
削板「ただ、デクラインプレスは結構三頭に刺激が逃げることもある」
テクパトル「俺はデクラインフライがいいかな」
削板「なるほど、俺はデクラインベンチプレスで高重量を扱うな!!」
テクパトル「それも人それぞれとしか言いようが無いな」
一方「あァァァァァァ!!!!!」
テクパトル(・・・デクラインベンチプレスも20kgか・・・先は長いな)
削板「次は上部のトレだ」
テクパトル「インクラインならプレス、フライのどっちでも構わないぞ」
削板「デクラインは必要ないという人も多いが、インクラインは絶対に必要とされている」
テクパトル「フラットベンチプレスでは、下部もある程度鍛えられるからな」
削板「下部と中央だけで、上部が鍛えられていないと下向きに垂れた胸筋になってしまう」
テクパトル「上部を鍛えると、長くてカッコイイ筋肉の形に鍛えられる」
削板「インクラインは軽い重量を扱うことになるな」
テクパトル「・・・この種目は肩に負担が掛かりやすい、出来る限り気をつけるべきだな」
一方「あァァァ・・・」
削板「ほら、補助するからあと二回!!」
一方「くっそ・・・重い・・・」
テクパトル「・・・ちなみに、こうやって補助がいる場合は便利だが一人のときだってあるだろう」
削板「ホームトレーニングとかはそうだな」
テクパトル「そうなると、いくつかの方法を使うことが出来る」
削板「まず、パーシャルレップだな」
テクパトル「上から下まで丁寧に下げるのがトレーニングの基本だが・・・もう一回もフルでは上げられないと思ったら、チョコチョコ上のほうで上げ下げするだけでも追い込みになるぞ」
削板「最初からパーシャルなら重い重量が扱える」
テクパトル「パーシャルレップってやつだ、これは一番簡単な追い込みかもしれないな」
削板「・・・その代わり、ちょっとフルレンジにこだわりたい人は合わないな」
テクパトル「そういう人は、ドロップセットがあるな」
削板「100kgでベンチプレスを限界までしたとしよう、普通ならそこでもうおしまいだ」
テクパトル「だが、それは100kgが扱えないだけで60kgならまだ持ち上げられる」
削板「すぐさまプレートを外して、間髪いれずにさっきより軽い重量でまた同じ種目をする」
テクパトル「・・・これ、かなり便利なセットだぞ」
削板「肩や脚なんかの、効きにくい部位に使ってみればかなり効かせられるぞ」
テクパトル「ドロップセットなら、4段階くらいがいいかもな」
削板「あと、もう一つオススメがあるな」
テクパトル「ダンベルフライで限界までやってみよう、しかしそこからプレスに切り替えるとあと2、3回出来るんだよ」
削板「さらに、そのプレスが出来なくなったらパーシャルでやってみる、だな」
テクパトル「これ、すぐに出来る割にかなり効くぞ」
削板「肩の負担が半端ないけどな」
テクパトル「・・・一方通行、お疲れ様」
一方「・・・くっそ・・・今日はこれで終わりか・・・?」
テクパトル「うーん・・・背中もやりたいし、あと他の胸の種目も宣伝したいな」
一方「俺を実験台に使うな・・・」
テクパトル「まぁまぁ、試しにやってみようぜ」
削板「そうそう、物は試しだ!」
テクパトル「ペックフライだ」
削板「筋トレって言ったらこれを思い出す人が多いよな」
テクパトル「スポーツ選手とかよくやってるからかな」
削板「うーん・・・とにかく、フライだから胸に効かせやすいぞ」
テクパトル「・・・でも、これはそこまで言うべき種目でもないな、ダンベルフライで代用できるし」
一方「おォォォォ!」
削板「頑張れ、一方通行!!」
一方「がァァァァァァ!!!!」
テクパトル「次はダンベルプルオーバーだな」
削板「大胸筋ではなく、小胸筋も鍛えられるトレーニングだ」
テクパトル「背中の種目に入れる人もいるが・・・ま、どっちでも構わないさ」
削板「これはストレッチ感がたまらないな」
テクパトル「・・・ただし、スタートポジションまで持って行くのが大変だな」
一方「・・・もォ無理だ・・・」
削板「よし、次は背中だな」
テクパトル「まずはデッドリフトだな」
削板「これは、背中の全体に刺激を与えられる」
テクパトル「なおかつ、全てのトレーニングの中で一番重い重量を扱うことになる」
削板「・・・これをメインにするか、ラットプル系をメインにするかだな」
テクパトル「デッドリフトは広背筋はもちろん、僧帽筋や脊柱起立筋にも効くぞ」
削板「ロニー・コールマンは375kgを二発上げてたな」
テクパトル「しかも減量期に、な」
一方「・・・これ、腰痛くなるンだよ」
削板「仕方ないな」
一方「・・・ちっ、分かったよ・・・」
削板「ビルダーみたいに効かせたいなら、脚幅は狭くしような」
テクパトル「・・・フォームを正確にしないと、腰とか脚とか首を痛めるから気をつけような」
一方「ぐェェェェェ!!!」
削板(40kg・・・か)
テクパトル「・・・次はラットプルダウンだろうな」
削板「もちろん、チンニングでも替えが効くな」
テクパトル「・・・これは、背中の広さをつけるのにはもってこいだ、俺が一番好きな背中の種目でもある」
削板「大事なのは、あまりチーティング・・・反動を使わないことだ」
テクパトル「肩甲骨を動かすことで、腕ではなく背中に効かせなければならない」
削板「慣れるまでは試行錯誤だろうな・・・」
テクパトル「だが、慣れたらかなり楽しいぞ」
削板「グリップを変えたり、ビハインドネックにしたり・・・可能性は無限大だ!!」
一方「・・・お、重いンだけどよ・・・」
テクパトル「・・・20kgだぞ・・・」
一方「俺の筋力の無さをナメるなよ」キリッ
テクパトル「キリッじゃねぇよ・・・」
テクパトル「最後はベントローかな」
削板「ドリアンローにしてもいいけど、どっちもやるのがベストだ!!」
テクパトル「・・・問題は、腰に結構負担が掛かることかな」
削板「その代わり、これは背中の厚みをつけるには非常に重要な種目であり、なおかつパンプも素晴らしく感じられる」
テクパトル「・・・ロニーはこれを220kgでやってたな」
削板「化け物だよな・・・」
テクパトル「ドリアンローは、その名の通りドリアン・イェーツが考案したと言われている種目だ」
削板「ドリアンは、色々物議をかもす選手だったな」
テクパトル「だが1993と1995はあの人が優勝で間違いなかったな、1992はケビン、1994はショーン、その後はナッサーやロニー、ケビンやショーンが優勝でもよかったが」
削板「背中のトレーニングなら、ドリアンかロニーを見習うことをオススメする」
一方「・・・お、重いンだよクソ野郎がァァ!!」
テクパトル「おぉ、頑張れ」
削板「背中・・・なら、最後はワンハンドロウかな」
テクパトル「ベントロウのあとの、追い込みでやる種目かな」
削板「これは若干のチーティングを使用して、重いのを扱ったほうがいいかもしれない」
テクパトル「背中は目で見られないからな・・・意識するのが難しい」
削板「しかし!!スーパーパンプを摂取すればパンプが感じられるぞ!!」
テクパトル「スーパーパンプというのは、筋トレ中に感じられる筋肉の張った感覚、パンプをより強くしてくれるサプリメントだ!!」
削板「そのため、効かせたい筋肉をより意識しやすくなる!!」
テクパトル「みなさんもお買い求めを!!」
一方「・・・CMやってるヒマがあるなら手伝ってくれ・・・」
削板「おっといけない・・・」
テクパトル「背中の種目は、リストストラップを利用しような、握力の補助になるぞ」
一方「お前も手伝ってくれ・・・」
テクパトル「・・・さて、お疲れ様」
一方「・・・プロテイン飲まないとダメなのか」
テクパトル「あぁ、それがトレーニングというものだ」
削板「トレーニングは楽しいけど、栄養摂取が難しいんだよな」
一方「・・・めンどくせェ・・・」
テクパトル「にしても・・・一方通行、お前しっかり通いに来てくれよ」
一方「・・・分かってンだよ」
削板「打ち止めと番外個体はどうだ?応援してくれるか?」
一方「打ち止めは応援してくれてるけどよォ・・・」
テクパトル「なんだ、番外個体は応援してくれないのか」
一方「ちげェよ・・・あいつ、怪我しないか無性に心配してくンだよ」
テクパトル「・・・番外個体ってツンデレなんだな」
削板「みんなといるとツンツンしてるのにな」
テクパトル「ツンデレは本来の意味はそうじゃないけどな」
一方「・・・なァ、トレーニングってしていいことあるか?」
テクパトル「あるぞ、自分に自信が持てる」
削板「自分の成長を感じることが出来る!!」
一方「・・・でもよォ、リスクもでかいだろ」
テクパトル「まぁ・・・そうだな」
一方「・・・はァ、なンで俺はこンなことしてるンだろォな」
削板「いいじゃないか、イヤならやめてもいいんだぞ?」
テクパトル「そうだな・・・いやいややるべきじゃないからな」
一方「・・・分かったよ、明日も来てやる」
テクパトル「お、マジか」
一方「・・・別に楽しいンじゃねェけどよ、やることもないからな」
削板「そうか・・・そりゃよかった」
テクパトル「じゃ、俺は他の人の指導に行くからな」
削板「おう、またな!」
テクパトル「・・・アックアさん、お疲れ様です」
アックア「お疲れなのである・・・あの少年は久々であるな」
テクパトル「一方通行もだんだん楽しんできてるみたいですから」
アックア「そうであるか」
テクパトル「・・・やっぱり、トレーニングはいいもんですよね」
アックア「・・・もちろん、それ以外の趣味にも素晴らしいものはあるのであるが」
テクパトル「はは・・・そりゃそうですね」
アックア「・・・テクパトル君、あまり鍛えすぎると怖いと言われることもあるのである」
テクパトル「・・・よくあることですけど、なんか今日のアックアさん暗いですね」
アックア「・・・第三皇女から怖いと言われたのである」
テクパトル「・・・」
アックア「・・・」
テクパトル「頑張ってください」
アックア「・・・頑張るのである」
986 : ◆G2uuPnv9Q. - 2011/12/10 12:13:11.16 REzuqigu0 825/825
こっちはこれまで
セロリってまだトレーニングしてんのかよ、という意見があったものでちょっとだけ
でもセロリはいつまでもセロリでいいと思う
だってセロリだもん
こっちは、昨日のラピュタの感想でも語りながら埋めてください
面白いですね、やっぱり
続き: 28スレ目 上条「立てば芍薬!」美琴「座れば牡丹!」心理「歩く姿は」垣根「ラフレシア!!」
※編集中です。近日中に公開します。
マジやべえよ。面白すぎて最近これしか見てねえよ課題終わらねえよ。( ゚∀゚)アハハ八八ノヽノヽノヽ