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―3月
じょりん「ジョースケ、こんどシズカがくるのはいつ?」
仗助「またァ~ッ?こないだの土曜日に来たトコじゃあねーか。アイツはアイツで色々忙しーんだからよォー、そんな頻繁にこれねーっつゥーの」
じょりん「ブー」
えふえふ「もっとみえないゾンビごっこしてあそびたーい」
仗助「おめーらなんちゅー遊びしてんだ・・・」
えるめぇす「あかんぼうのしずかはまだスタンドをつかいこなせてないからなー。コーコーセーシズカじゃないとできないんだ。はやくまたあそびにこないかなー」
仗助「別世界から月イチで遊びに来るってーのもかなりブっ飛んだ話だがな。それよりお前らひなあられ持ってどこいくんだ?」
じょりん「ム、きづいたか・・・このひなあられはヒジョーショク。これからわれわれは『ぼうけん』にでるッ」ザン
仗助「ぼうけんんん~~~?」
えふえふ「クリスマスにもらった『モリオーチョーめいしょめぐりマップ』にのってるめいしょをじてんしゃでまわるたびだッ」
えるめぇす「アタシたちたまーにマップめぐりしてたんだけどォー、きょうはガッツリいろんなトコまわるんだ。カメラもじゅんびバッチリ」スパァ
えふえふ「とゆーことで、ペットボトルにみずいっぱいいれてくれ」
仗助「はいはい。暗くなる前に帰ってこいよ?ケガしたら連絡しろ。知らない奴に声かけられてもついていくな。あと無闇にスタンドをたたッこむなよ」ジャバー
じょりん「はいはい!わかってるっつゥーのっ!カホゴめッ!」
えるめぇす「バンゴハンまでにはかえるから」
えふえふ「うーしッ、ペットボトルをくびからさげて・・・」
『いくぞッ!』ザン
>>638
高校生静は二部で帰ったけど、たまに遊びに来てるっていうテイで
えふえふ「まずはチカバの『アンジェロいわ』だな」
えるめぇす「なんでこのいしがめいしょなんだ?ただのいしっころじゃあねーか」
じょりん「・・・」ジー
アンジェロ岩「・・・・・・・・・」
えふえふ「んー、こいびとのまちあわせばしょとしてゆうめいなんだって」
えるめぇす「ほーん。そのうちコーイチとユカコがきたりしてェ~ッ。なァーんて」
じょりん「・・・」ジー
えふえふ「?・・・じょりん、どうした?」
じょりん「・・・・・・このいしは・・・あやしい」ジー
えるめぇす「?」
えふえふ「まあ、たしかにカオっぽくみえるといえばみえるな。ほら、ウルトラかいじゅうみたいなカオ」
えるめぇす「ッちょ・・・そーゆーことをいうんじゃあないッ。よるねれなくなるだろコラッ」
じょりん「・・・」ジー
アンジェロ岩「・・・・・・」
アンジェロ岩「・・・・・・」
アンジェロ岩「・・・・・・アギ」
じょりん「ッヒィ!」ビクッ
えふえふ「!?どうしたじょりん」
じょりん「やっぱりだれかなかにいる!」
えるめぇす「ッ!?おいおいおいおいおいィ~~~ッ!そーゆーことをいうんじゃあないッ!いうんじゃあないって!フザけるにもほどがあるぞッ!トイレいけねーだろトイレェーッ!」
えふえふ「なかにだれかいるわけなんかないだろォーッ。ひなまつりのアマザケでもくらったってのか~?」
じょりん「・・・」ムー
アンジェロ岩「・・・」
えるめぇす「そ、そォーだぜじょりんッ!きっとそーだッ!そーにちがいねェーッ!かんちがいってヤツだッ!ケータイなったかな?とおもったけどそんなことなかったときとおなじ!」
じょりん「・・・」
フーゴ「おや?君達は・・・前にサバゲーをした・・・」
えふえふ「あ!ムシクイのふくきたギャングだ!」
えるめぇす「イチゴネクタイ!」
じょりん「ボートにのれなかったなかま!」
フーゴ「・・・パンナコッタ・フーゴだ。覚えておいてくれ」
じょりん「パンナコッタ!?」
えふえふ「ブーッ!プハハハハハ!」
えるめぇす「パンナコッタだってェーッ!ナンテコッタァーッ!プギャハハハ!」
フーゴ「!?お、おいッ!人の名前を笑うんじゃあないッ!」
じょりん「プクク・・・い、いや・・・なかなかオツななまえじゃあないの~ッ・・・プクク」
※人の名前を笑ってはいけません
えふえふ「で、パンナコッタはここでナニシテンッダ?」
フーゴ「ッく・・・少しひっかかるがまあいい。ちょっと待ち合わせをしててね」
じょりん「まちあわせ?」
えるめぇす「!・・・もしかして・・・こ、こいびとッ!?」ボンッ
えふえふ「あーそっか!アンジェロいわのまえはこいびとたちのまちあわせばしょ!」
じょりん「ヒューヒュー!」
フーゴ「いや・・・そんなんじゃあ――」
シーラE「!?ちょ、ちょっとフーゴ!なんでもう来てるのよっ!待ち合わせ時間までまだ30分も早いわよッ!」
フーゴ「あれ?シーラEも早いね」
シーラE「ッ!?ち、違うわよッ!別にウキウキドキドキして早く来たってんじゃあないわッ!いやマジで!アンタはなんでもう来てるのよッ!」
フーゴ「女の子を待たせる訳にはいかないだろ?」
シーラE「ッ・・・」
じょりん「ヒューヒュー!」
えふえふ「あっついねー!みせつけてくれるねェーッ!」
えるめぇす「アワワ・・・///」カァ~ッ
シーラE「!?ちょ!な、何なのアンタ達!」
フーゴ「聞いてるだろう?以前、パッショーネとサバゲー対決した・・・」
シーラE「あ、ジョルノ様と戦ったとかいう・・・」
バッ!
じょりん「あたしのなはクウジョウジョリーン!」バァーン!
えふえふ「フー・ファイターズ!わたしをよぶならそうよべ!」バン!
えるめぇす「あいとふくしゅうのキッス!」ザン!
フーゴ「エルメェスって言うんだ。お互いに仲良くしてくれ」
シーラE「・・・フン、まあいいけどォ~ッ。ジョルノ様が認めてる子供っていうからそーとー凄みのある連中と思ってたけど・・・フツーねフツー」
じょりん「なにをー!?」
えふえふ「いってやるなじょりん。こいつはテンションあがってデートのまちあわせにきたのにアタシたちがいてちょいとイライラしてるんだから」
シーラE「んなッ!?」
えるめぇす「そ、そうなのか・・・」カアッ
じょりん「ヒュー!ラッブラブー!」
えふえふ「おあついのがおすきー!キャーッ!」ダハハハハ!
シーラE「そそそそそッそんなんなんじゃあねェーーーッ!」
じょりん「やーいやーい」
えふえふ「せいしゅうはくしょーッ」
シーラE「エリィーーーーーッ!」クシャクシャッ
フーゴ「ちょっと、何をヤイノヤイノしてるんだ。シーラEがゴハン食べに行こうって言うから待ち合わせしただけだよ」
えふえふ「せけんじゃあそれをデートっていうんだよ」
じょりん「キャーッ」
えるめぇす「アワワ・・・」マッカ
シーラE「違うっつってんだろォーコラァーッ!耳から血がでるほどグリグリすっぞアンタ達ィーーーッ!」
じょりん「えるめぇす、カメラかして」
えるめぇす「アワワ・・・ッハ、ハイ」ス・・・
じょりん「じつぶつの『ハーミット・パープル』」パシャ
シーラE「!?ななな何を撮ってるのよッ!」
じょりん「きねんのツーショット。パンナコッタとシーライーのデートきねん。キャーッ!アハハハハハ!」
シーラE「あ、あ、あ、アンタ達ィ~~~ッ!」
えふえふ「ッフ・・・じょりん、えるめぇす、そろそろチャカすのはやめてあげようじゃあないか。オトナのデートをじゃまするのもぶすいというもの・・・」
えるめぇす「え・・・も、もう?」
じょりん「フフフ・・・そうだな。じゃあなフーゴE。ゆうがたにはかえるんだぞ」コギコギコギ
えふえふ「じゃーなー」コギコギコギ
えるめぇす「・・・お、おげんきでッ」コギコギコギ
シーラE「ウヌヌヌーッ!アンタ達ィーッ!覚えておきなさいーッ!」
フーゴ「まあまあ、子供の言うことだからムキになることないじゃあないか」
シーラE「グムー・・・・・・ったく、どーゆー神経してんのよ。・・・・・・それより・・・アンタ、ちゃんとおいしい店に連れてってくれるんでしょうね」
フーゴ「もちろんさ。おいしいイタリア料理を食べに行こう」
シーラE「ッシャ」グッ
フーゴ「あ、でも待ってくれ。そろそろ来る頃だろう」
シーラE「・・・・・・え?」
ナランチャ「おーっす!フーゴ!シーラE!待たせたな!ウマイメシ食わせてくれるんだってなーッ!たらふく食うぜェーッ!」
フーゴ「僕と二人っきりなんてイヤだろうからナランチャも呼んだんだ。その方が気が楽だろう?それじゃ行こうか」
シーラE「」
―名所その2 ボヨヨン岬
じょりん「ぼよよんみさきってなんなんだ?なんかネーミングはかわいーな」
えふえふ「このほんには『いわにむかっていしをなげると、こだまのようにかえってくる』ってかいてるな」
えるめぇす「こだま?やまびこのことか?こえがはねかえってくるといういみだが」
じょりん「ふむ・・・どれ」スッ
じょりん「『ストーン・フリー』!オラァ!」ドギャン!
ボヨヨ~ン
えるめぇす「!いわにあたったしゅんかんにボヨヨンってはねかった!」
ドギャス!
露伴「ブガッ!?」
えふえふ「あ、むこうにいるひとにブチあたった」
じょりん「あれは・・・マンガかのキシベロハン!」
露伴「き、貴様らぁ~~~ッ!石を投げるんじゃあないッ!危ないだろうがッ!」
えるめぇす「アンタになげたんじゃなくて、いわになげたんだけどな」
じょりん「もいっちょオラァ!」ドシュー!
ボヨヨ~ン ボギャァ!
露伴「ブゲェ!?だからやめろ!そもそも何故跳ね返った石が僕に当たるんだッ!」
じょりん「これはナカナカ・・・」
露伴「おいッ!味をしめてるんじゃあないぞッ!」
ポル「おろ?おめーら何してんだ~ッ?ストーンオーシャンズ3がそろってピクニックか?しかも漫画家の岸辺露伴と一緒だなんて・・・ッハ!まさか誘拐か!?」チャリオッツッ!
じょりん「あー!ポルポルー!」
露伴「有無を言わせず犯罪者にするんじゃあないぞアンタッ!」
えるめぇす「アタシたちはぼうけんしてんだ。ポルポルこそなにしてんだ?」
ポル「おお、俺は『亀』を探してんだぜェ~ッ」
露伴「!」
えふえふ「カメェ?」
じょりん「なんでまたカメを?」
ポル「実はな・・・『パッショーネ』がその亀に賞金をかけてんだ。『ココ・ジャンボ』っつゥー名前の亀らしいが、そいつを捕まえた奴には2万くれるって話だぜーッ」
えるめぇす「2まん・・・」
えふえふ「ミョーにリアルなきんがく」
じょりん「パッショーネってアレか、ギャングたちか。さっきパンナコッタとシーライーがいたけど、そんなはなししてなかったな・・・」
ポル「で、亀っつったらこの辺にいるかなーって来た訳だ。もしかして露伴もそうか?」
露伴「ッ!・・・ち、違うぞッ!最近手痛い出費が続いてチョットでも小遣いをかせごうとしてたってんじゃあないんだ!漫画の勉強の一環として亀を探してるだけだッ!」
えふえふ「はいはい」
ポル「と、ゆーことでオメーら亀見てねーか?亀。背中に鍵っぽいのがあるらしーんだが」
えるめぇす「みてないなー。そもそもパッショーネはなんでカメをさがしてんだ?」
ポル「組織の重役って聞いたが」
えるめぇす「カメが!?」
えふえふ「どんなそしきだ」
ポル「まあボスがボスだからな。前ボスも大概」
じょりん「ま、あたしたちはそろそろつぎのめいしょにいくかー」
ポル「えっ!?手伝ってくれねーの!?」
じょりん「2まんなんてたいきん、こどもがもってたらあぶないよ」
ポル「ッポルッ・・・確かに」
えふえふ「まーロハンとどっちがはやくゲットできるかきょうそうしとくんだな。じゃあなー」
露伴「だから僕はッ!・・・っく・・・ポルナレフさん、亀はゆずりませんよ」
ポル「ほほォ~ッ?この俺よりも素早く動けるとでも?」
露伴「フン、僕の手の速度は仗助のスタンドよりも・・・・・・ん?」
ココ・ジャンボ「⊂(・v・⊂ )))」ノソノソ
露伴「いたァーーーッ!」
ポル「カメェーーーッ!」ギャン!
露伴「ッハ!させるかァーッ!『ヘブンズ・ドアー』ッ!」ドシュバッ!
ポル「そうはいくかッ!『銀の戦車』ッ!」バッシュゥー!
露伴「ううおおおお!僕はッ!あなたを越えるッ!」バン!
ポル「かかってきやがれッ!漫画家さんがァーーーッ!」バン!
ココ・ジャンボ「⊂(・v・⊂ )))」ノソノソ
えふえふ「おつぎはココだ!『モリオーチョーリツトショカン』!」バン
えるめぇす「としょかんんん~~~?ここがなんでめいしょなんだぁ~?」
えふえふ「えーっと、『かしだしきんしのエニグマのほんとかいわしよう!』ってかいてるな」
じょりん「エニグマ?」
えるめぇす「ほんとかいわってなんだよ。ほんがしゃべるかっつゥーの」
じょりん「それってスタンドなんじゃあねーの?」
えふえふ「うーむ、もしかするとそうかもな。とにかくしらべてみるっきゃねーぜッ」ザン
―図書館内
じょりん「おおッ!としょかんってくるのはじめてだぜーッ!ひれェーッ!」パァーーーッ
えふえふ「ち、ちせいが・・・たくさん・・・」プルプル
えるめぇす「キレーなとこだなー。ほんがやまほどあるぜーッ」
じょりん「うっしゃー!ついてこいみんなーッ!」ダーッ
えふえふ「うおおおおおおおお!ちせいーーーッ!」ダーッ
えるめぇす「あ!おいッ!まてコラッ!」ダーッ
ドタバタドタバタ
じょりん「おらおらおらー!」ダーッ
えふえふ「ちっ、ちせいがッ!ちせいがいっぱいフーフォアアアアアアアア!」ダーッ
えるめぇす「てめえらまちやがれーッ!スピードはともかくワケをいえーッ!」ダーッ
パチン
じょりん「おらおら・・・・・・ん?・・・あれ?・・・あしおとがきえた?」フミフミ
えるめぇす「え?・・・あ、ホントだ。おとがしない。どーなってんだ?」フミフミ
えふえふ「フーフォアアアアアアアアアア!」
パチン
えふえふ「―――ッ!――-ッ!・・・!?・・・・・・―――ッ!―――ッ!」シパシパ
じょりん「?なにやってんだえふえふ?」
えるめぇす「きゅうにしずかになったな。あ、とうめいになったってイミじゃあねーぞ」
えふえふ「――ッ!――ッ!」シパシパ
定助「『ソフト&ウェット(やわらかく、そしてぬれている)』。君達の『足音』と、その子の『声』を奪った」
じょりん「?・・・・・・あ!きおくをなくしたスイヘーさん!」
えるめぇす「え?・・・しってるひと?」
じょりん「まえにマツリにいったとき、タマミンとハザマダーがやってたカミシバイでみた!」
えるめぇす「うー?・・・・・・あー・・・あー!そーいえば!」
定助「俺ェ?」
じょりん「たしかなまえはジョースケ!」
定助「!お、俺を知ってるのか!?」
じょりん「いや、シラン」パスッ
定助「」
えふえふ「――ッ―――!」ハタハタ
えるめぇす「あ、おいアンタ。えふえふのコエをうばったっていってたが、スタンドつかいか?」
定助「俺ェ?」
えるめぇす「うん、アンタ」
定助「ああ。俺のスタンドは『もの』を奪う。アンタ達がやっかましいから音を消しただけだ」
じょりん「かってにとらないでください!」
定助「図書館では静かにしないとダメだ。わかったか?」
えふえふ「!――ッ!」ウンウン
定助「じゃあ」パチン
えふえふ「フォアアアアアアアアアアアアアアアアア!」
定助「『ソフト&ウェット』」パチン
えふえふ「――っ!」パヘパヘ
じょりん「えふえふはちせいがすきだから、ほんがいっぱいあるとハイ!になっちゃうんだな」
えるめぇす「しばらくこうしとくか」
じょりん「べんりなスタンドだな。ものをうばうって・・・いろいろできそう」
えるめぇす「『とき』をうばったりしたらラスボスだな」
えふえふ「―っ!」ハペハペ
じょりん「あ、そーだジョースケ。エニグマのほんってしってるか?」
定助「俺ェ?」
じょりん「おまえだっつってんだろ」
えるめぇす「っつゥーかジョースケだとなまえがおなじでややこしいな。なんかべつのよびかたないの?」
定助「東方定助。これが俺がもらった名だ。他には吉良――」
じょりん「じょうぎのじょうにたすける?ッケ!これからはおまえのことをサダスケとよぶことにするぜッ!」
えるめぇす「サダスケか。いーんじゃないの?」
定助「いや、俺のもう一つの名はキ――」
じょりん「サダスケ!エニグマのほんってしってるか!?」
定助「・・・・・・エニグマ?知らないな。係りの人に聞けばわかるんじゃあないのォ~?」
えるめぇす「そうか。かしだしきんしらしいからな」
じょりん「じゃあいくぞサダスケ!おくれるんじゃあないぜッ!」
定助「俺ェ?」
じょりん「かかりいんさん!エニグマのしょうねんのほんはどこにありますか!」
ミューミュー「エニグマの少年ね。あっちの書庫にあるわ。けど貸出はできないわよ」
じょりん「おう!」
えふえふ「―ッ」パセパセ
ミューミュー「あと、3つだけ記憶しておいてね。『本を雑に扱わない』、『本を勝手に持ち出さない』、『館内では静かにする』。3つ記憶しておきなさい」
じょりん「おう!」
えるめぇす「こころえた!」
ミューミュー「そっちのアンタ、ちゃんと面倒見てあげなさいね」
定助「俺ェ?」
えるめぇす「それしつこいぞ」
じょりん「うおおッ・・・ふるいほんがいっぱい・・・」ズラァーッ
えるめぇす「み、みろじょりん!むかしはつばいされた『エイジ・オブ・アポカリプス』のほうやくぼんだ!こっちには『マーヴルクロス』もある!『ポップコーン』までッ!」
じょりん「うわおおおおッ!『げっかんスーパーマン』まであるゥーッ!どーゆーとしょかんだここはァーッ!」
えふえふ「―っ!~~~~~ッ!」バスゥーッ!
定助「なにかしらんが、エニグマの本を探すんだろう?」
じょりん「ッハ!そうだった!まずはエニグマだ!」
えるめぇす「あしどめをくらうとこだった・・・まさかスタンドこうげき!?」
定助「えーっと、エニグマエニグマ・・・・・・この辺か?」
じょりん「・・・・・・いまおもったが、これってめいしょじゃなくね?」
定助「あ、あった」ズッ
えるめぇす「おお!どんなのどんなの!?」
定助「・・・」ペラペラペラ・・・
定助「なんか意味不明な文字がズラーって並んでるだけだ。何の変哲もない。この本は不良品だ。読めないよ」
じょりん「なーんだー」
えるめぇす「しょーがない。これはもやすしかないな」
定助「そォーだな。このライターで・・・」シュボッ
エニグマの本《!?なにをするだぁーーーッ!勝手に燃やそうとするんじゃあないッ!》
じょりん「!?」ビクゥ
定助「な、なんだぁ~~~ッ!?」
えるめぇす「ほんがしゃべったァーッ!ほんとかよー!ほんだけにッ!」ザン
エニグマの本《エニグマの少年!僕を呼ぶならそう呼べっ!》
じょりん「すげー!ケッカイセンセンのほんのイシャかよおめーッ!」
定助「?」
えるめぇす「どういうげんりなんだッ!?なんでほんがしゃべってるんだーッ!?」
エニグマの本《フフ・・・驚くのも無理はない。僕は元々は普通の人間だった・・・宮本輝之輔という一人の少年だった・・・だが東方仗助の手でこの姿となったのだ!》バーン
じょりん「へー」
えるめぇす「なるほどなー」
エニグマの本《何そのすかした反応ッ!恐怖しちゃうッ!》
定助「なるほど、喋る本というよりは本になった少年ということか」
じょりん「ここにいたらすっげーヒマなんじゃあないのか?ほんだからすることねーだろ」
エニグマの本《いやいや、こう見えて本ながらも動きまわれるから他の本を読んでるんだ。夜には書庫の外に行けるし》
えるめぇす「ひとがいないときはうごきまわってるのか」
じょりん「スゲー!トイストーリーかよおめー!」
定助「っま、本人がいやだってんじゃあないなら別にいいか」
エニグマの本《以前、やりすぎたっつって仗助が僕を元に戻してやるって言ってきたけど、まだしばらくは本でいいかなって断ったんだ。人間に戻りたくなったら仗助に言うよ》
えるめぇす「ワーオごつごうしゅぎのかいあくー」
えふえふ「―っ!―っ!」シパシパ
じょりん「えふえふがエニグマのほんをみたがってる」
定助「ほれ、読んでみるか?」
えふえふ「・・・」ジー
エニグマの本《・・・!?・・・お、おい!この子、手が濡れてるぞッ!水分が染みてるっ!や、やめろッ!黄ばんでしまうッ!シワになっちゃう~~~ッ!恐怖恐怖恐怖!》PANIC!PANIC!
えるめぇす「ああ、えふえふはプランクトンだからきほんてきにすいぶんがすごいのか」
えふえふ「・・・」ペラペラ
エニグマの本《無視して読みつづけるなァーッ!恐怖ッ!ページをめくると他のページまで濡れてッ!恐怖!両目をつぶってしまうゥ~~~ッ!》PANIC2!
じょりん「なんじゃコイツ」
仗助「さァ~てッ!来週の『幼じょりーん』は!?」バーン!
アヴ「ムウン!アヴドゥルです。この前徐倫達が買い物に行こうというから一緒に行ったものの、女性服コーナーや化粧品コーナーばっかり連れていかれて、周りから変な目で見られてしまいました。
あの悪い顔からするに、きっとワザとやってたんだろう。しかも帰りに承太郎に遭遇して、ボコボコにされた時はもう笑うしかなかったね。ドワッハハハ。
さて次回の幼じょりーんは、
じょりーん 楽器をはじめる
えふえふとあめのひ
えるめぇす シールブック・プリクラのプロフェッショナル
の三本でーすよッ」ムウン!
仗助「来週もまた見てくださいッス!うおおおおおおおおおおおおお!突然ですが、これは『気合いの雄叫び』ですッ!ふらせていただきますッ!
ジャアァ~~~~~ンケェ~~~~~ンッ!ホイッ!・・・・・・グレートッ」フフッ・・・
じょりん「としょかんもなかなかイイとこだったな。キレイだし」
えふえふ「ぜひこんどはゆっくりたんのうしよう」ホッコリ
えるめぇす「あれ?こえがもどってる。サダスケがもどしたのか」
定助「ちゃんと足音も戻しておいたぞ」
じょりん「っつかなんでついてくんだよサダスケ。おめーはとしょかんでほんをみてたじゃねーか」
定助「杜王町の歴史を知ろうと思ったんだが、俺のことにつながることは書いてなかった」
じょりん「?」
えふえふ「モリオウチョウのことがしりたいのなら、まちとふれあうのがいちばんだ」
定助「フム・・・」ナルホド
えるめぇす「そうときまればぼうけんさいかいだ!いくぜーッ!」コギコギコギ
じょりん「サダスケ!じてんしゃにのってるアタシたちにおいつけるかなァーッ!?」コギコギコギ
定助「俺の『摩擦』を奪えば」パチン
じょりん「!?」
定助「ツルツルだぁ・・・」グルグルグル ビューン
えふえふ「はやいッ!?」
えるめぇす「かいてんしながらのこうそくいどう!」
じょりん「スゲー!ガメラかよおめー!」
―駅前
えふえふ「えきまえー」コギコギ
えるめぇす「ひとどおりがおおいから、サダスケのことをしってるひとがいるかもしれねーな」
定助「・・・あれは何だ?人だかりができてるな・・・」
じょりん「あ、あれはオトイシ!」
音石「シビれるぜェ~~~ッ!」ドリュデデデ!
えふえふ「ストリートミュージシャンだな」
えるめぇす「ろじょうライブだ」
音石「おッ!?オメーらは仗助ん家のストーンオーシャンズ3!」
じょりん「おっすオトイシ」
えるめぇす「きょうもロックだな」
音石「当たり前だァゥッ!俺ァいつでもロックンローラーだぜェィッ!」ドリュデデ
定助「フム・・・ロックか・・・『QUEEN』の『キラークイーン』くらいしか知らないな」
音石「おォ?そっちの奴はおめーらのツレか?ロックを知らねえってんなら俺が教えてやるぜッ!キングことエルヴィスからの歴史を全てなァーッ!」
えふえふ「ほほう・・・きょうみぶかい」
定助「いいのォ~ッ?路上ライブ止めちゃうことになるけどォ?」
音石「ちょうどギターを教えてやる奴が他にもいるんだ。ついでだついで」
えるめぇす「ギターをおしえるやつ?」
噴上「すまねぇ、遅れちまったか?・・・っと、徐倫にFFにエルメェス、おめーら何してんだ?」
じょりん「ユーヤか」
音石「コイツが俺にギターを教えてくれっつゥーんでな。お前らにもロックの素晴らしさを伝えてやるぜッ」
えるめぇす「なんでふんがみはギターを?」
噴上「そりゃオメー、カッコイイからだろーがよォー。映画の『スクール・オブ・ロック』を見て感化されちまったんだ」
えふえふ「ミーハーなのね」
噴上「っま、俺って音感センスもグンバツだからよォ~ッ、控えめに言ってもジミ・ヘンドリックスやジミー・ペイジ並のギターテクを引き出せるだろうぜーッ」
音石「『レッド・ホット・チリペッパー』ッッッ!!!」ボゴゴォンッ!
噴上「ブゲェッ!?なッ!?何をしやがるッ!」
音石「てめェーあんまフザけてっとブチのめすぞコラッ!偉大なるギタリスト達に並ぶなどとナメたことぬかすんじゃあねェ~ッ!何もシラネーくせしてンなことホザくならマジに吹っ飛ばす!」
噴上「ッ・・・わ、わかった。確かにジミヘンは言いすぎた。じゃあ・・・AC/DCのアンガス・ヤング並に訂正するぜ」
音石「お前・・・マジでお前フザけんな」グッ
噴上「ワーッ!やめろ!拳をにぎるなッ!アンガス・ヤングはヘンなパフォーマンスしてるギタリストじゃあねーか!」
音石「あのいかしたパフォーマンスが理解できねーのかテメーッ!ちょんちょんしながらギター弾くなんざ並じゃあねーッ!それでいてあのギターテク!テメーにはそれが理解できねーのかァーッ!」
噴上「ウヒーッ!訂正訂正ー!俺ァシロートのシロートですゥー!だからスタンドを向けるなァーッ!」
えるめぇす「えーしーでぃーしーってそんなすごいのか?」
音石「日本じゃあ知名度は低いかもしれねえがよォ~、あのマイケル・ジャクソンのスリラーが世界で一番売れたアルバムで、AC/DCのBACK IN BLACKのアルバムが2位なんだぜ」
えふえふ「せかい2い!?」
じょりん「めっちゃスゲーじゃん!」
音石「そうだぜッ!AC/DCの曲はもっともっと日本にも広く聞かれるべきさァーッ!」
えふえふ「ま、きょくめいやバンドめいがジョジョのもとネタとしておおいから、ジョジョファンはきいてるひとおおいかもな」
音石「まずこのコードやってみろ」
噴上「ううむ・・・こ、こうか?」グギギ
えふえふ「グギギってなってるよ~」
音石「もっとこうだこう」グイッ
噴上「はだだだ!痛い痛い!指が変な方向に曲がるッ!」
定助「ギターってカンタンじゃないんだな・・・」
音石「当たり前だろォーがッ」
えるめぇす「アタシもやってみたい。かしてかして」
音石「おう、俺のエレクトリカルパフォーマンスアメイジングギターを弾いてみな」ズシッ
えるめぇす「うんん~~~ おもった よりも おもい」グググ・・・
定助「子供には重いか」
えるめぇす「こんなのひけっこないよ」グググ
音石「そうか・・・子供用のギターは持ってきてねェからなァ・・・」
えるめぇす「おかえししますっ」ズイ
じょりん「んー・・・アタシもギターやってみたい!」
えふえふ「お」
噴上「おいおい徐倫、今のやりとり見てなかったのかァ~?子供じゃ重くて持つことすら厳しいんだぜェ~?」
じょりん「コドモじゃありませんけどッ!」
音石「そりゃあ音楽に触れてもらえるのは俺としちゃあありがてえが、持てるか?」
じょりん「フフン、そこはじょりーんにおまかせだッ。『ストーン・フリー』」ズギュン
えるめぇす「?スタンドにもたせるってのか?」
じょりん「いいや、『いと』をあつめて『りったい』にするッ。これはアタシの『ギター』!『ストーン・フリー・スペシャル』よッ!」バァーン
えふえふ「なるほど!いとでギターを!じぶんにピッタリのサイズだな!」
じょりん「じょりーん、がっきをはじめます!」フンス
音石「やるじゃあねーか徐倫ッ!うーしッ!それじゃあこのコード弾いてみろ」
じょりん「えーと、こう?」
音石「おう、俺のマネして弾いてみろ。いくぞ」
ジャッジャッジャーン、ジャッジャッジャジャーン♪ジャッジャッジャーン、ジャージャーン♪
えふえふ「お、ディープパープル」
じょりん「こうか」
ジャッジャッジャーン、ジャッジャッジャジャーン♪ジャッジャッジャーン、ジャージャーン♪
噴上「出来てる!」
定助「スゲェーなジョリーン。一回でできるって才能あるんっじゃないのォ~?」
音石「おし、次はこれだ」
デーデーデーデデーッデデーデー♪ジャッジャッジャジャッ、ジャッジャッジャジャジャ、ジャッジャッジャジャ、ジャッジャッジャジャジャジャ、ジャッジャッジャジャ、ジャッジャッジャジャジャジャ
ドウィーウィーウィーリリッリリーリーリー♪
えふえふ「こんどはJETのアー・ユー・ゴナ・ビー・マイ・ガールだ」
噴上「レベル上げすぎだろ・・・」
じょりん「こうだな」
デーデーデーデデーッデデーデー♪ジャッジャッジャジャッ、ジャッジャッジャジャジャ、ジャッジャッジャジャ、ジャッジャッジャジャジャジャ、ジャッジャッジャジャ、ジャッジャッジャジャジャジャ
ドウィーウィーウィーリリッリリーリーリー♪
噴上「・・・で、できてる・・・」
定助「ジョリーンのスペックおかしいんじゃないか?」
えふえふ「さすがジョースターけ」
音石「スゲーじゃねーか徐倫ーッ!お前のみこみ早ェーなッ!バンド組む?」
噴上「・・・」
えるめぇす「・・・フンガミたちばねーな」
噴上「うるせーッ!」
音石「じょりんんん~~~ッ!オメーマジにクールだなァーッ!ヤッベーぜッ!マジヤッベーッ!こいつァ本格的にバンド組むべきだぜーッ!」
じょりん「バンド?」
音石「メンバーを集めようッ!俺とじょりんがギターだッ!ベースとドラム、あとボーカルもほしいなァ~ッ。シンセもいいッ!やっべ!どんどん構想が広がるゥ~~~ッ!」ウキウキ
えふえふ「なんというモウソウゾク・・・」
えるめぇす「フンガミは?ベースギターにフンガミいれないの?」
音石「え?・・・・・・あァ・・・まあ・・・その」
噴上「なんだぁーその『ちょっと、ね・・・』って表情(カオ)はァーーーッ!言いてえことがあんならハッキリいえェーーーッ!」
音石「俺は最強ロックバンドをめざしてんだよ・・・だから・・・シロートはお断りっつゥーか」
噴上「うあーん!」
えふえふ「じょりんもシロートだが」
じょりん「シロートでもさいのうがあるヤツはバンドにはいれる!」フンス
えるめぇす「ならサダスケもさいのうあるかもしれねーな。ひいてみたら?」
定助「俺ェ?・・・・・・まあ、やってみるか」スッ
噴上「させるかッ!これ以上俺の立場が失われ訳にはいかねーッ!俺のッ!ギターさばきを見せてやる!」ビィーン!
定助「あっ」
噴上「うおおおおおおおおお!見せてやるぜッ!俺の全力ギターをッ!」ドドズババババギィーーーンッ!
えふえふ「お、おい!そんなにメチャクチャしたらこわれちゃうぞ!」
噴上「万来の拍手を送れェーーーッ!」ギリリリリギュエーーーン!
噴上「ウッシャアーッ!」ドギャス!
えるめぇす「あーッ!ギターを叩き折りやがったァー!?」
えふえふ「なにしてんだフンガミィーッ!」
噴上「これぞロックンロールだッ!ギターを折るのがロッカーってもんなんだぁーッ!これで俺を認めてくれェーッ!」
じょりん「オトイシ、ギターおられたってさ」
音石「!?何ィ!?俺のかしてやったギターを折っただと!?」
噴上「あれ!?」
音石「誰だッ!俺のギターを折ったのはどこのどいつだッ!」
定助「折ったのは、彼です」バンッ
噴上「」
音石「噴上ェ~ッ・・・テメェー・・・」
噴上「だ、だってロックンロールってのはこーゆーもんだろ・・・」
音石「ちがァーうッ!ロックってのはただワルぶったり、暴れることを言うんじゃあねーッ!そんなことも理解できねェーのかァー!」
噴上「ヒィーッ!」
定助「あ・・・もう一度、たっぷり言わせてもらいます」
定助「折ったのは彼です!」ドンッ ババンッ
定助「たっぷり!」バン
音石「『レッド・ホット・チリペッパー』!」ドシュドシュッ!
噴上「グピィーッ!」バーン!
―次の日
音石「おう!徐倫!バンドメンバーを募集したらボーカルが一人見つかったぜ!」
じょりん「おおっ!ボーカルってなんだ!?」
音石「歌うたう人!」
じょりん「おお!アタシもうたえるぞ!そーのーちーのーさーだーめー♪」
えるめぇす「はいはいじょうずじょうず」
えふえふ「で、ボーカルってどんなヒト?」
ジョニィ「ジャイロだよ」ザン
ジャイロ「うめーじゃねーか徐倫ん~。まっ、だからってボーカルを譲る気はねーぜ」バン
じょりん「!ジャイロ!それにジョニィ!ボーカルってジャイロなのか!」
音石「そうだぜッ。おめーら知り合いか?」
じょりん「まーな。レースしてアタシがかった」
ジャイロ「てめッ・・・」
ジョニィ「まーまー。それで音石、バンドって言うからには名前決まってるのかい?」
音石「当然だ。その名も『ミュージックストーンズ』だ!」バン
えるめぇす「おと、いし・・・か」
ジャイロ「ザケんな!テメーだけフューチャーしてるじゃあねーか!」
音石「そりゃ俺がリーダーだし」
ジャイロ「聞いてねーぞコラッ!名前変えろッ!じゃねーとバンドなんざ組まずに、俺一人でソロデビューしてやっからな!」
音石「!?そ、それはダメだ!アンタみたいな逸材をみすみす手放すわけにはいかねー!」
ジョニィ「徐倫に決めてもらうってのはどうかな?元々、徐倫のギターテクがバンド結成のきっかけなんだろ?」
音石「っく・・・仕方ねー!徐倫!バンド名決めてくれ!」
じょりん「ジョースターズ」ザン
ジャイロ「テメーだけフューチャーじゃねーか!ザケんな!」
じょりん「なにをー!やるかー!」
ジャイロ「おーおー!上等だコラァーッ!」
ジョニィ「やめろジャイロ!相手は5歳だぞ!」
ヤイノヤイノ! ヤイノヤイノ! ヤイノヤイノ!
音石「ったく、これじゃあ話にもならねー。・・・FF、おめーさんはバンド名何がいいと思う?もうこの際オメーに決めてもらうぜ」
えふえふ「うーん・・・じょりんのいう『ジョースターズ』もすてがたいから、かたちをのこすとして・・・・・・このそうぞうしいバンドのくうきをひょうげんしたなまえ・・・」
えふえふ「『ジョースターたちと、ウルセイヤーツ』ババンッ
音石「フム・・・うるさい奴らが集まって、ウルセイヤーツってか。いいねっ。気に入ったッ」ドン
えるめぇす「ジョースターたちと、ってぶぶんはカタカナでとういつすべきだな」
音石「きまったぜ!バンド名は『ジョースタータチトウルセイヤーツ』だ!プラチナディスクはもらったぜェーッ!」
To Be Contnued・・・・・・⇒
えふえふ「あめってなんでスバラシイとおもう?」ルンッ
仗助「何その質問」
えふえふ「なぜってそれはすいぶんがテンからふりそそぐからッ!」ルンッ♪
仗助「・・・・・・エルメェス、どう思う?」
えるめぇす「アルコールはいってんじゃねーのってギモンになるよ」
えふえふ「こだいのひとびとはテンにむけてギシキをとりおこない、あめをよんでいたという・・・そう、あめとはめぐみッ!あめとはすなわちッ!ひとびとのおもい!」
じょりん「そんなことより『えいがドラえもん』みよーぜ。ぎんがエクスプレスみよ!」
えるめぇす「おっ、いいねェー。アタシすきなんだよねー、あのカイテキなれっしゃ。それにいろんなアトラクションのほし!じつにドラえもんらしいSFってカンジだぜェ~ッ」
仗助「なあなあなあなあなあ、たまには『クレヨンしんちゃん』の映画もみよーぜ?暗黒タマタマとか雲黒斎とか面白いぜェ~?」
じょりん「クレしんはパパがあんまりみるなっていってた」
えるめぇす「コドモにみせるのはキがひけるらしいな。とくにおんなのこには。なぜかはしらんが」
仗助「っぐ・・・言い返す言葉がねーッ・・・」
じょりん「っま、たまにはドラえもんじゃないのもアリかもねーッ。ジブリいく?にほんがせかいにほこるジブリィーッ!」
えるめぇす「ラピュタみたい!くうぞくのフネのアットホームかんいいんだよねーッ」
仗助「お前らなあ・・・前にも言ったが、ジブリは紅の豚がサイキョーって相場が決まってんだよ。まあ、オメーらコドモにゃあまだ理解できねーかもしれねーが」
じょりん「オトナのレディーですが?」
仗助「大人だったら風立ちぬとか見たらどーだ?ん?」
じょりん「まだみてぬ!」
えるめぇす「・・・・・・なあ、えふえふはどこいった?」
仗助「あ?・・・・・・?・・・FF?」
―外
ザーッ!
えふえふ「フーフォアアアアアアアアアアアアアア!」ドザァー!
ガラッ!
仗助「コラァー!FFゥーッ!テメー何してんだぁーーー!叫びはともかく理由を言えーーーッ!いやその前にウチん中もどれウチィーーーッ!」
えふえふ「フォオオオオオオオオオオアアアアアアアアアアアアアアア♪!」ズンズンダッ♪ズンズンダッ♪
仗助「コラッ!マジで戻ってこい!傘もって来てやったからウチん中でゆっくりアニメみるぞ!」グイイ!
えふえふ「お!?ジョースケもあめのなかをマンキツしにきたのか?フフォアッ!」
仗助「違うっつゥーの!ええいっ!『クレイジーD』!」ガシィ!
えふえふ「ふぉあ!?なにをする!?はなせェー!」ジタバタ
仗助「家でグーニーズ見るぞ!わかったな!」タタタ
えふえふ「やめろおおおおおおおおおおフォアアアアアアアアアアアアアアアア!」
―家
仗助「ったく、ビショ濡れじゃあねーか。マジにかぜひくぞFF」ゴシゴシ
えふえふ「・・・」ムスーッ
えるめぇす「タオルでゴシャゴシャされながらふくれっつらですな」
じょりん「ジョースケのカミカガタもくずれちゃった・・・(リーゼントおろしてるのあんまりみたことなかったが・・・けっこうカッコイイかも・・・なーんて)」
えふえふ「あめのなか、かさもささずにおどるひとがいてもいい。じゆうとはそういうものだ」ムスーッ
仗助「哲学の勉強でもしてんのかオメー。とにかく、雨の日くらいウチん中で遊べ。な」
じょりん「そうだぞえふえふ。みんなでスタンドバイミーみようよ」
えるめぇす「スパイダーマン2でもいいぞ」
えふえふ「・・・・・・せっかくのあめなのにそとにでちゃダメなんて・・・どうかんがえてもおかしいよ」
じょりん「いやそのりくつはおかしい」
ザーッ・・・・・・
じょりん「あめやまねーなー」
えるめぇす「じてんしゃでしゃしんとりにいきたいよー」パタパタ
仗助「FFはどこにいる?アイツまた外に出たんじゃあねーだろうな」
じょりん「アマドイをジっとみてるよ」
ドザァーッ
えふえふ「じーっ」ジーッ
仗助「水分がすきってのは理解できるが、あそこまで執着するってのはどういう理由なんだ?プランクトンって皆ああなのか?」
じょりん「えふえふとタダのプランクトンとおもうな。えふえふだぞ、えふえふ」
仗助「まあ、そーだが・・・あそこまで執着してると何かありそうで心配になるぜ。杜王町中の水道ひねって町中水浸しにしたりとか」
えるめぇす「インディ・ジョーンズみせてガマンさせよう。あれもけっこうみずでてくるえいがだろ」
仗助「それならジョーズの方がいいんじゃあないのか?」
えるめぇす「!?だ、ダメだ!ジョーズはナシ!ああいうのみてもきぶんがわるくなるだけだ!」
じょりん「えるめぇすはダイハードすらマトモにみれねービビリだからなー」
えるめぇす「なっ!?ビビってんじゃあねー!シュミにあわないだけだ!」
じょりん「じゃあこんやはひとりでねるんだな。あめのおとがこわくないんだったらなァーッ!」
えるめぇす「てめー!このやろッ!」
じょりん「なんだッ!やるかこのッ!」
仗助「こらこら、ケンカしてんじゃあねーぞおめーら」
じょりん「だってえるめぇすがビビリだから!」
えるめぇす「ビビリじゃねーっつってんだろ!」
じょりん「ヤイノ!」
えるめぇす「ヤイノ!」
ヤイノヤイノ!ヤイノヤイノヤイノ!ヤイノヤイノヤイノ!
仗助「ったく、グレートにめんどくせー奴らだぜ」
―外
えふえふ「ふーふぉあー♪」ルンルンスキップ♪
―居酒屋『鉄!』―
リゾット「・・・・・・」
ザァーッ・・・・・・
リゾット「・・・暇だ。客が来ない・・・この雨じゃあ仕方がないとはいえ・・・・・・することがないな・・・」
リゾット「・・・まあ、あの元ボスどもがぐちぐち言いながら居座られるよりはマシか・・・・・・」
リゾット「・・・」
リゾット「おでんでも煮込もっと・・・」グツグツ・・・
ガララッ
リゾット「!へいラッシャイ!」
えふえふ「ふぉー・・・」キョロキョロ
リゾット「・・・・・・って?・・・こども?・・・」
えふえふ「なんかイイニオイがするからつられてきたけど・・・ここはなんのおみせか?」トテトテ
リゾット「・・・・・・」
えふえふ「イスが・・・たかいな・・・・・・っしょっと」ストン
リゾット「おい」
えふえふ「うわっ!なんかテーブルがネチャってる!おえーッ」シタベーッ
リゾット「おい」
えふえふ「んん?イスがくるくるまわる!おー!おー!フーフォアー♪」クルクル
リゾット「おい」ガシッ
えふえふ「ふぉ?なんだ?」
リゾット「お前・・・一人か?・・・ここはこどもがくるような店じゃあねーぞ」
えふえふ「あーしってる。えーっと・・・そういうのなんてったっけ・・・・・・イカガワシイ?」
リゾット「違う。違うから」
えふえふ「?」
リゾット「ここはお酒を飲む店だ。大人じゃなきゃ飲めないぞ。・・・お前一人で来たのか?この雨の中?傘もナシに?ビショビショじゃないか」
えふえふ「!そう!そとはあめ!すごくいいてんき!」
リゾット「矛盾」
えふえふ「アンタもそといく?すっごいどしゃぶりですっごいきもちいいよ!」ウキウキ♪
リゾット「・・・・・・パパかママはいないのか?迎えに来てもらえ。電話くらいかしてやるから」
えふえふ「?パパもママもいないけど」
リゾット「・・・・・・っえ」
えふえふ「あめがすばらしくてついサンポしてただけだよ」
リゾット「・・・・・・す、すまん。えっと・・・」
えふえふ「?」
リゾット(・・・まずいな・・・・・・ど、どおしよぉ~・・・)
えふえふ「これなに?なんかシルモノっぽいけど・・・クンクン・・・うまそ~なニオイッ」ア、ヨダレジュルッ!
リゾット「!・・・それ、食べたいか?」
えふえふ「え!いいの!?」ア、ヨダレビュバッ!
リゾット「ああ、財布はもってるか?」
えふえふ「サイフ・・・ああ、ジョースケがかいものしようとマチまででかけたがわすれてたりするヤツか」
リゾット「・・・持ってないのか?」
えふえふ「・・・み、みずならもってるぞ!ホラ、くびからさげてるペットボトル!」スイ
リゾット「・・・ああもういい。ツケだツケ。エンリョせずに食え」
えふえふ「おおっ!ホントに!?・・・・・・ツケってなに?」
リゾット「・・・・・・サービスってことだ。ほれ、いいとこ見つくろったぞ。タマゴにダイコン、ちくわも入ってるぞ」
えふえふ「あ、もしかしてこれアツイ?」
リゾット「激アツ」
えふえふ「さましてくれなきゃたべれないんですよアタシ」
リゾット「・・・・・・フーッ フーッ」フーッ
えふえふ「もっと!もっとさまして!」
リゾット「フーッ!フーッ!」フーッ!
えふえふ「みずとおなじくらいつめたくしないとたべれないんですよ」
リゾット「ギアッチョ俺だ!今すぐ来い!おでんを冷たくしてほしいんだ!」ケータイトーク
えふえふ「ウム、おいしいッ」
ギアッチョ「そりゃあ俺が冷やしてやったんだからよォ~~~ッ・・・俺の『スタンド』はおさまし向きだ」
リゾット(おでん作った身としてはアツアツで味わってもらいたいが・・・)
えふえふ「は!ひらめいた!れいとうおでんってしょうひんつくったらバクウレするんじゃあないかなァ~ッ?おあついのがニガテなひとでもたべられるしんしょくひん!」
ギアッチョ「お前さん天才かよ・・・」
リゾット「いや・・・おでんはアツアツのがいいだろう。誰だってそー思う。俺だってそー思う」
ギアッチョ「・・・『冷凍おでん』ってよォ~~~ッ・・・・・・『冷凍』って部分はわかる・・・スゲーよくわかる・・・・・・熱くって食べられないから、俺が冷やすためにわざわざここに来るってのも理解できる・・・」
ギアッチョ「だが『おでん』って!どういう意味だぁ~~~~~ッ!?どォーいう由来の料理名だチクショォーッ!『お味噌汁』みてーに『お』を取ったら『でん』じゃあねーかッ!焼き肉かッ!クソッ!」
ギアッチョ「どっから来たんだよこのネーミングセンスゥ~~~ッ!煮込み鍋とかそーいうのでいいだろうがァ~~~ッ!なんだよ『おでん』って!アニメキャラにしやすそうな名前しやがってェーッ!」
えふえふ「こっちのコレはなに?」
リゾット「焼き鳥だ。トリ肉を焼いてタレに付けたもの・・・塩もアリだがな。食うか?」
えふえふ「いいの!?またツケ!?」
リゾット「ああ。今日は客もいないし、誰もズルとは思わないだろう」
ギアッチョ「なんだよ『おでん』って!何ブチこんでもなんとなく成立する料理名に『おでん』って何だよッ!外国じゃあどう訳されてんだよォーッ!気になって眠れねーぞコラァーッ!」
えふえふ「あ、これもあっついな・・・ギアッチョ、さまして」ス・・・
ギアッチョ「『ホワイトアルバム』」ヒエッ~
えふえふ「サンキュ~ッ。それでこいつを・・・くちにはこぶとぉ~」パクッ
えふえふ「ウム、おいしいッ」
ギアッチョ「焼き鳥を冷ますってーのはさすがにやったことなかったが・・・本当に美味いか?」
えふえふ「ベネ」
ギアッチョ「・・・・・・『焼き鳥』ってよォ~~~ッ・・・・・・『鶏肉を焼いてタレにつける』ってのはわかる・・・・・・スゲーよくわかる・・・・・・食べだしたら止まらねーほど美味いもんな・・・」
ギアッチョ「だが『串に刺す』ってのはどういうことだぁ~~~ッ!なんで串にイチイチ刺してんだよォーーーッ!串の部分持ってもタレでベトついて気分悪いんだよチクショォーッ!」
ギアッチョ「一緒に食べてる人がイチイチ串から外して分けてくれるのも気が引けるっつゥんだよォ~~~ッ!最初っからバラで出せバラでェーッ!コラァーッ!」
リゾット「塩味も食べるか?」
えふえふ「うん!」
ガラッ・・・
リゾット「!ヘイラッシャイ!FF、他の客にはそのツケのことは黙ってろ」
えふえふ「りょうかい」
ブラックモア「スイませェん・・・・・・ちょっと・・・道をお尋ねしたいんですが・・・・・・DVDのレンタルショップを探してまして・・・どこか・・・教えていただけませんか?」
リゾット「なんだ・・・客じゃあないのか・・・」
ブラックモア「すいませェん・・・冷やかしのつもりじゃあなかったんです」
えふえふ「ビデオやさんならアタシしってるよ。つれてってあげよう!」ヒョイ
ブラックモア「本当ですか?スイませェん」
えふえふ「そんじゃ、いろいろありがとうねタイショー。またジョースケたちとくるよ」
リゾット「ああ・・・傘かしてやろうか」
えふえふ「いや、いい。アタシはあめをはだでかんじたいんだ」バン
リゾット「そうか。・・・気をつけてな」
えふえふ「うん。じゃーねー」タタタ
ブラックモア「わざわざスイませェん・・・」
リゾット「・・・・・・さて・・・煮込みでもするか」
ギアッチョ「『DVDのレンタルショップ』ってよォ~~~ッ・・・・・・『レンタルショップ』って部分はわかる・・・スゲーよくわかる・・・販売品を買わずに見れるお得な感じがするからな」
ギアッチョ「だが『DVD』って部分はどういうことだぁ~~~ッ!?昔は『ビデオ』だったから『ビデオ屋さん』で通せやァーッ!ナメやがってこの映像媒体の移り変わり超ムカつくぜェ~~~ッ!」
ギアッチョ「またしばらくしたら今度は『BDレンタルショップ』になるってのかァーッ!?『ビデオ屋』でいいだろうが『ビデオ屋』でェーッ!「ビデオって今時言わないだろ」とかいう風潮やめろコラァーッ!」
ギアッチョ「しかも『チップとデールの大冒険』とか『SDガンダム』とかの作品はビデオでしかないってーのはどういうことだぁーッ!DVDに移すんなら移しきりやがれチクショォーッ!」
ギアッチョ「最近の『チップとデール』じゃあねーんだよッ!古い方のだよッ!『トムとジェリー』とか『バックスバニー』とかみてーなスタイルのヤツだよッ!クソッ!なんでビデオしかないんだよッ!」
ギアッチョ「古いビデオ作品もDVDに移せッ!それかビデオで統一しろッ!どっちつかずなんだよチクショオーッ!そもそも『DVD』と『BD』の違いって何だよッ!どういうことだチクショォーッ!」
ザァーーーッ
えふえふ「れいにーぶるー♪もおおおー♪おわぁった~はずなのに~♪」ザーッ
ブラックモア「ビショ濡れどころか傘さしてませェんが、いいんですか?私の傘に入ります?」
えふえふ「いやいや、アタシはあめをこのミをもってうけとめているんだ。こんなにすばらしいことはないッ」ザーッ
ブラックモア「そうですか。すいませェん」
えふえふ「アンタはなんでこんなあめのひにビデオやに?」ザーッ
ブラックモア「大統領が・・・私の上司が『あ、なんかサマーウォーズのDVD見たい気持ちなりました』と言われて・・・私が使いにいくことになりました。雨だし」
えふえふ「あめだから?なんでアンタに?」
ブラックモア「私、『スタンド使い』でして、雨の日は私の土俵なんですすいませェん」
えふえふ「おー!あめのスタンド!?みしてみして!」
ブラックモア「・・・『見えるか?』・・・この『面』が」スッ
えふえふ「ヤッベ!チョーいけてんじゃん!マジクール!」
ブラックモア「フフ・・・ありがとうございますすいませェん。では」ギュン
えふえふ「!?かさをさしたままのしせいでちょうやくを!?」
バン!
えふえふ「スゴーイ!あめのうえをあるいているッ!まるであめがあしばになっているかのようにッ!」
ブラックモア「分離もできますすいませェん」ギャァーン
えふえふ「うおえー!くちがちぎれてるゥー!うでもォーッ!どういうげんりなんだァー!」
ブラックモア「私の『スタンド』は雨を固定することができます。決して重力に影響を受けずにその場に固定されつづけますすいませェん」
えふえふ「な、なるほど・・・だがどーしてからだをちぎってうごかすことができるの?」
ブラックモア「すいませェん」
えふえふ「え?」
ブラックモア「すいませェん」
えふえふ「しらないのかよ!」
――――
じょりん「はぁ~・・・やっぱ『トップをねらえ!』はおもしろいなー」
えるめぇす「『2!』もすきだぜアタシ。むしろ『2!』のがあたらしくてすきだな」
じょりん「なにいってんだ。しょだいがあってこその2だろ。ガンバスターこそサイキョーだ」
えるめぇす「なにをー!」
じょりん「なんだー!」
ヤイノヤイノヤイノ
仗助「グレート・・・ったく、なんだって今日はあんなにモメやがんだぁ?雨で外に出歩けねーってんで気がたってんのか?・・・まあ、俺は今のウチにゲームするぜ」パチッ ウィー
じょりん「あ!ジョースケがゲームつけた!」グアバァーッ
えるめぇす「なにするなにするー?」スベリコミー
仗助「うぐおッ!?エルメェス!タックルすんじゃあねー!」
えるめぇす「ドンキーコング64しよー!オー、バナーナ!」
じょりん「ロックマン8やろーぜ!こーたいごーたいで!」
仗助「えー・・・俺ASBやりたいんだけどォー・・・」
えるめぇす「ドンキー!」
じょりん「ロックマン!」
仗助「・・・なら、ここはFFに決めてもらうってのはどーだ?」
えるめぇす「グッド!」
じょりん「えふえふぅー!ゲームなにしたいー!?」クルゥーッ
<ファイナルファンタジー10-ッ
じょりん「・・・」
えるめぇす「・・・」
仗助「・・・」
じょりん「ロックマン!」
えるめぇす「ドンキー!」
ヤイノヤイノヤイノヤイノヤイノ!
仗助「やれやれッスよ・・・」
FF(ダミー)「フ・・・分身ヲ残シテオイテ、正解ダッタゼ」ウジュルウジュル
―ビデオ屋
ウィーン
ブラックモア「スイませェんFFさん・・・道案内してもらったのに中にまでついてきてくれるなんて」
えふえふ「いーのいーの。オススメのビデオいっぱいあるから、ゼヒだいとうりょうにもみせてやってくれ」
ブラックモア「傘をビニールにいれて・・・ここに置いておきましょう。では行きましょうかすいませェん」
えふえふ「おおっ、あめでくつとゆかがキュッキュってなる!キュッキュって!」キュッキュ
ブラックモア「・・・私の能力は『雨』を固定する・・・降っている雨だけなのでしょうか?水たまりだとかは・・・・・・まあ、そんなことは今は関係ないし調べる必要もないかすいませェん」
アバッキオ「お、FFか。今日は一人か?他の連中はどーした」
えふえふ「おーカリッメロー。そういえばビデオやのてんいんだったね。じつはこのひと、だいとうりょうのぶかでな。ここにあんないしてあげた」
アバッキオ「マジかお前客引きしてくれたのか」
ブラックモア「すいませェん。『サマーウォーズ』のDVDを探してまして」
アバッキオ「レンタルか?販売か?」
ブラックモア「あ、カードないんで販売で。すいませェん」
アバッキオ「販売ならあっちだな。FF、案内してやってくれ」
えふえふ「りょうかいー」ビシッ
ブラックモア「あの・・・無粋な質問かもしれませんが・・・あなたのその服装、警官の制服ですよね?それにバッヂも・・・あなたは警官なのですか?すいませェん」
アバッキオ「ああ。何か問題か?」
ブラックモア「いえ・・・公務員なのにビデオ屋でアルバイトを?」
アバッキオ「何だよ、ポリ公はバイトしちゃあダメだってーのか?お前さん『こち亀』の両さん知らねーのかよ」
ブラックモア「スイませェん」
アバッキオ「それに俺はイタリアの所属だからよォーッ、ここは管轄外だから問題ナシ。だろ?大統領直属の部下さんよォ~ッ」
ブラックモア「スイませェん」
アバッキオ「それより今バイトの時間を利用して昇進試験の勉強してんだからよ、あんま手間かけさせんじゃあないぞ。ポイントカード作れとか、品の注文したいとかやめろよな」
ブラックモア「スイませェん・・・」
えふえふ「あったぞブラックモア、これ『サマーウォーズ』」スッ
ブラックモア「すいませェん。ありがとうございます」
えふえふ「ほかにもイーイえいがさがすからまっとれ」
ブラックモア「すいませェん」
えふえふ「えーっと・・・これ!『エクスペンダブルズ』!ドンパチえいがのスーパーぜいたくさくひん。たとえるならハンバーグとエビフライとカレーとトンカツとステーキをまぜたりょうり」
ブラックモア「これは・・・スタローンを中心にジェイソン・ステイサムにジェット・リーといったアクションスター集合とは・・・」
えふえふ「はなしもたんじゅんめいかい。ただただドンパチをたのしむえいがだね。ぞくへんの『2』ではシュワちゃんとブルース・ウィリスもほんかくさんせんだぞ」
ブラックモア「ほう・・・チャック・ノリスも出るのか・・・」
えふえふ「スタローン、シュワルツェネッガー、ウィリスの3にんがならんでじゅうをぶっぱなすシーンはおもわずふるえるぞハート!それぞれのじゅうのかまえかたがとくちょうてきなのもイイ」
ブラックモア「大統領はドンパチ映画すきですから助かりますすいませェん。『エアフォースワン』とか週2で見てますから」
えふえふ「んー・・・あとは『バトルシップ』とか『インデペンデンスデイ』とか・・・あ、『パシフィックリム』もカッコイイぞ!」
ブラックモア「すいませェん、あんまりドンパチだらけだと胃がもたれるのでしっとり系のも・・・」
えふえふ「しっとり?じゃあ『さいきょうのふたり』とかは?フランスえいが・・・だったかな。けっこうおわりかたがサッパリしてるんだよね~。フランスえいがってサッパリしてるのがおおい」
ブラックモア「フム・・・フランス映画ですか・・・あんまりUSA!って映画だらけだと疲れるからいいかもしれませんね」
えふえふ「『さいこうのじんせいのみつけかた』とか『さいこうのじんせいのはじめかた』とかもいいぞ。とくにみつけかたのほうはサイコーだ。どっちもモーガン・フリーマンしゅえんだよ」
ブラックモア「モーガン・フリーマン!他の作品で大統領を演じた方ですね」
えふえふ「こーゆーのえるめぇすすきなんだ。じょりんはもっぱらアクションだけどねー」
ブラックモア「アニメ映画とかは見ないんですか?」
えふえふ「みるぞ。『かいとうグルー』とか『モンスターホテル』とかおもしろいよ!こーゆーのってタレントをせいゆうにつかってるけど、あんがいイイあじだしてたりするんだよ」
ブラックモア「へえ・・・そういうのは批判的な意見が多いと聞きますが・・・『アベンジャーズ』の吹替えも何か日本では問題になったとか」
えふえふ「うん。でもアタシはべつにそーゆーのきにしないからなー。そんなとりたててわるいってことないしィーッ。あと『Mr,インクレディブル』とか『メガマインド』とかもおもしろいぞ」
ブラックモア「フム・・・」
えふえふ「あとディズニーのミュージカルもいいぞ。『プリセスとまほうのキス』とか『とうのうえのラプンツェル』とかおもしろいよ。ミュージカルいいぞ。ミュージカルいいぞ」
ブラックモア「あなたはミュージカル推しなのですね。『レ・ミゼラブル』とか『ウェストサイド物語』とかも?」
えふえふ「んー、じっしゃはなー」
ブラックモア「意外とシビアすいませェん」
えふえふ「あ!ディズニーといえば『ファイティング・ニモ』・・・じゃなかった『ファインディング・ニモ』もいいぞ!なにせつねにがめんにすいぶんがあるからな!」
ブラックモア「大統領見るかなあ・・・」
えふえふ「とにかく、アタシがいままでにゆったえいがはどれもオススメだ。もしきかいがあったらみてもらいたいもんだぜ。まあ、ひとそれぞれにすききらいあるからホショウはしないけどさァー」
ブラックモア「すいませェん」
アバッキオ「決まったか」
ブラックモア「はい。この『ダイ・ハードシリーズ』と『英国王のスピーチ』を購入します」
えふえふ「ダイハードはふきかえでみてね。ボヤキがサイコーだよ」
アバッキオ「ちょっと待ってろ。棚から商品出してくるから」
えふえふ「まってるあいだにアタシはとなりにあるゲームコーナーをみるぞ」キュッキュ
ブラックモア「あ、私も」
えふえふ「おー・・・ゲームのたいけんコーナーもあるのか」
ブラックモア「タダでゲームができるんですか?さすがはJAPAN・・・」
シーザー「マンマミーア。かわいこちゃんがいると思ったら・・・FFじゃあないか。久しぶりだね」プカプカ
えふえふ「あ!ジョセフおんじのダチの・・・えーっと・・・ジュリアス?」
シーザー「シーザー・ツェペリだ」プカプカ
えふえふ「なんでシャボンだまとばしてんだ」
シーザー「気にしなくてもいいじゃあないか。それとも何か?君のプランクトンのシャボンよりも俺のシャボンランチャーの方がすごいからって嫉妬してるのか?」プカプカ
えふえふ「なっ・・・そこまでいうなら『プランクトンランチャー』!」シャボボボン!
シーザー「ッフ、ただのシャボンなんぞ古い!時代は『シャボンカッター』!」フヒィーン!
ブラックモア「おお、シャボンがカッターのように刃が」
えふえふ「な、なんだと!」
シーザー「さらに!『シャボンカッター・グライディング』!」シュイーン!
ブラックモア「足元を飛び回って・・・まるでラジコンみたいです」
えふえふ「っぐ・・・かっこいい・・・」グヌヌ
シーザー「これで理解したか?俺の波紋は、君のプランクトンよりもすぐれているということが」フフン
えふえふ「なにをッ!アタシがほんきをだして――」
アバッキオ「そこまでだッ。何をしているお前らッ!店内でケンカをするつもりかッ!」
シーザー「おいおい何を言ってるんだ。俺がこんな子供相手にケンカなんて・・・」
えふえふ「フー・ファイターズ!わたしをよぶならそうよべ!」
ブラックモア「スイませェん」
アバッキオ「ケンカするんなら・・・『コレ』で勝負しろ!」バン
シーザー「!?・・・こ、コレでだとッ!」
えふえふ「これは・・・」
アバッキオ「『ジョジョASB』ッ!これで決着をつけるんだ!」
バーン!
セクト ユア キャラクター!
えふえふ「まさかてんないでASBをプレイできるとは・・・」
シーザー「ッフ、だがいいのかFF。俺はこのゲーム・・・かなりやりこんでいるぜッ」
えふえふ「フン、いまのうちにいいわけでもかんがえておくんだなジュリアス」
シーザー「・・・」
ブラックモア「このゲーム・・・大統領も操作できるのですか」
アバッキオ「これなら暴力ナシで決着をつけられる。店内でのCM効果にもなるだろうし、ちょうどいいだろ」
ブラックモア「しかしゲーム描写は文字だと伝わりづらいかもしれませんね・・・」
スピードワゴン「おっと!そうとなれば俺の出番だな!」バン
ブラックモア「!?」
SPW「『誰だ?』って表情(カオ)してんで自己紹介させてもらうがよ、俺ァおせっかい焼きのスピードワゴン!伝わりづらい戦いを、伝えやすくするためにいつでもどこでも駆けつけるからな!」
アバッキオ「スピードワゴンだと?・・・あのSPW財団の創立者のか?しかしアンタは大昔の人間――」
SPW「おっとォ!シーザーもFFもキャラを選び終えたみたいだぜッ!」
ツェペリ【どれ、私がやろう】パウッ
ホルホース【俺のやり方はわかってるよな。J・ガイルのダンナよ・・・】メギャン
SPW「いッ、意外ッ!シーザーはてっきり自分をセレクトすると思っていたが・・・これはシーザーじゃあないッ!祖父の・・・ウィル・A・ツェペリ!ツェペリのおっさんを選びやがったッ!」
シーザー「ッフ、自分で自分をセレクトするってのはちょっと気が引けるんでな」
アバッキオ「対するFFはホルホースか。徐倫か仗助を選ぶと思ってたが・・・こいつは初心者向けじゃあないキャラを選びやがったぜ」
SPW「おっと、最初にことわっておくが、>>1はASBは全然上手くない。だから『ップ、こいつこんな程度の操作しかできないのか』ってなっちゃうかもしれねーが、大目にみてくれよな!」
ROUND1 FIGHT!!
ツェペリ<波紋!コォーッ
SPW「シーザーめ、戦いが始まる前に距離を離し、スタートと同時に波紋コマンドでゲージをタメてやがる。波紋スタイルのキャラはゲージをタメやすいからな」
えふえふ「っ!」ダッ
ブラックモア「FFさんは『しまった!』って感じで一気にダッシュしました」
シーザー「くらって田舎へ帰りな」ニヤリ
ツェペリ<仙道ウェーブキーック! ボッギャァーン!
SPW「は、波紋だ!これはよく聞く波紋が流れる音ッ!ダッシュしてきたホルホースを迎撃しやがった!それも『波紋強化』して!」
ブラックモア「波紋強化?」
SPW「スタイル『波紋』のキャラは、技コマンドを波紋ボタンに置き換えることでゲージを消費して強力な技を繰り出せるんだ。ダメージUP、HIT数UP、様々な効果が付加されるんだ」
えふえふ「ぐぬぬ」
ツェペリ<ウデェーイ! バコ
アバッキオ「ホルホースがダウンから起き上がると同時に、ツェペリはジャンプからの強攻撃だ。それがヒットしてコンボにつなげていくぞ」
ブラックモア「なぜFFさんは起き上がる時にガードをしていなかったのですか?」
SPW「していたが、しゃがみガードだった。しゃがみガードは通常の『立ち攻撃』と『下段攻撃』をガードできる『格ゲーの防御の基本』ッ。だが、中段攻撃はガードできずにくらってしまう」
SPW「ジャンプしながらの攻撃ってのは、中段攻撃だ。それはしゃがみガードしててもくらっちまうのさ。FFは起き上がる時にしゃがみガードをしていたために、ジャンプ攻撃をくらったってわけだ」
ブラックモア「なるほど」
SPW「これが起き攻めの『択』だな。相手が下段攻撃をするか、中断攻撃をするか、はたまた『投げ』にくるか・・・それを読むのが格ゲーの基本ってェやつさ」
ブラックモア「じゃんけんみたいですねすいませェん」
ツェペリ<ズームパン オソイ タイヨウノハモン!
アバッキオ「ツェペリの技が決まった!ホルホースはしびれたみたいになって、膝崩れしてるぞ」
SPW「これも波紋強化技だ!相手がゆっくりダウンするから次の攻撃につなげやすい!」
ツェペリ<ハッソリャウェーズームパンコレガセンドウダ!ルオォー!メメタァ
アバッキオ「弱中強攻撃からのズームパンチ、HHA。基本コンボだな」
ブラックモア「なぜさきほどのタイヨウノハモンを使わないんですか?相手がしびれてゆっくるダウンする技を・・・あれを続ければ相手はずっとしびれて、攻撃し放題じゃあないですか」
SPW「波紋強化太陽の波紋で相手が膝崩れダウンをするのは、1コンボにつき1回だけなんだ。2回目にくらわせても、膝崩れにならずにすぐダウンしてしちまうのさ」
ブラックモア「なるほど、永久コンボにならないように上手く調整されてるんですねスイませェん」
えふえふ「こっちのばんだ・・・」
ホル<ホッハウリャテメーノマケ ぶちまけやがれッ!
アバッキオ「FFはイージービート・・・基本中の基本のつなぎ技だな。弱攻撃ボタンを連打するだけでつながる技だ」
SPW「初心者でも技がつながる爽快感を味わってもらえるように配慮したシステムッ!」
シーザー「フン、その程度で・・・」
ホル<ガシッ
シーザー「!っく」
アバッキオ「投げだ。FFは起き攻めに投げでいきやがった」
SPW「このゲームじゃあ投げを回避するのはけっこうシビアなもんだぜ。アクションを見てすぐに対応するのはかなり難しいんだ」
アバッキオ「投げは相手を強制ダウンさせるからコンボにはつながらない。だが確実にダメージを与えるには有効な手段だッ」
ブラックモア「FFさんは次の起き攻めに何をするんでしょうか・・・」
ホル<ガシッ
シーザー「!」
SPW「ま、また投げだッ!2回連続で起き攻めに投げを仕掛けやがった!」
えふえふ「ニヤリ」
シーザー「っく!この・・・」
アバッキオ「2度連続で投げられるとけっこうイラつくもんだぜ・・・FFのヤツ・・・相手の心理を揺さぶりにかかってるのか」
シーザー「もう引っかからないぞ・・・」
ホル<ガシッ
シーザー「!?」
SPW「ま、まただ!3度連続ッ!投げにかかりやがった!シーザーは、まさかまた投げにくるとは思ってもいない!ガードしていたが投げられてしまった!」
シーザー「っく!FF!お前ッ・・・」
えふえふ「どうしたシーザー?あんまりなげられまくってイライラしてきた?アタシがなげられるのはジュードーのれんしゅうをしてるときだけだぜ」
シーザー「っこの・・・(そうだ、コイツはまだ子供・・・安易に投げを連発してダメージを蓄積させようってハラだな。なら、今度はこっちも投げにいって、投げ回避を・・・)」
ホル<ウエァ! バコ
シーザー「!?」
SPW「こ、こんどはジャンプ攻撃だ!シーザーが投げ回避のために、投げのアクションをしたがジャンプで回避されてFFの攻撃をくらってしまった!」
アバッキオ「3度投げを続け、また投げにくると見せかけてジャンプ攻撃か。完全にFFのペースだ」
えふえふ「ジャンプこうげきからの!」
ホル<ホッハ!ウエァ!ジュウハ ダンガンダッテスタンドナンダゼ・・・ バゴバゴバゴッ!
SPW「弱中強攻撃から、スタンドボタン⇒弾丸だってスタンドなんだぜ とつなげやがった!」
アバッキオ「スタンドボタン⇒弾丸だって の流れは素早くコマンドを入力しないとつながらない・・・FF、練習してるな」
シーザー「この・・・」
えふえふ「ッフ」
ホル<ガシッ
シーザー「ま、また投げだと!?」
SPW「起き攻めにまた投げを重ねてきやがった!そして――」
ホル<よし、見てこよう タッタッタッ
SPW「距離を取ったァー!」
シーザー「逃さんッ!」
ホル<ヤハリテメーノマケダ! ジュウハダンガンダッテスタンドナンダゼ
アバッキオ「距離を詰めようと焦ったツェペリに技を重ねて迎撃しやがった。コンボでダメージを稼ぐんじゃあなく、1発1発地道にダメージを与えていく戦法か」
シーザー「ぬううッ!なめんじゃあねェッ!」
SPW「いかん!シーザーは完全に焦っている!ただ突っ込んでいくつもりか!?」
えふえふ「かかったな!」
ホル<ホッハウェア!ジュウハダンガンダッテスタンドナンダゼ 皇帝(エンペラー)ッ!旦那ァ!
シーザー「!?」
SPW「つ、つながった!弾丸だってスタンドなんだぜ でダウンしたツェペリのおっさんに、GHAを当てやがった!」
アバッキオ「相手がダウンしてすぐにGHAを発動。ホルホースのGHAは出が遅くってなかなか当てづらいが、この流れなら確実ッ!」
吊られた男<ヤレ・・・
ホル<アイ・アイ・サー 俺達は無敵のコンビだぜェーッ!
ボゴォ!
K,O!
えふえふ「アタシのかちだッ!」バーン
シーザー「な・・・なんだって・・・・・・」
SPW「決まったァー!FFが勝ちやがったァーッ!」
アバッキオ「しかし・・・こんなに早く決着がつくゲームだったか?ちょっと無理やりじゃあないか?」
ブラックモア「スイませェん」
シーザー「この俺が・・・ツェペリ一族の俺が負けた・・・」ガクッ
えふえふ「ジュリアス・・・アンタもなかなかだったよ」ポン
シーザー「・・・FF・・・」
えふえふ「っま、アタシにとっちゃあザコでしたけど」ニタァ
シーザー「ッ!き、貴様ァッ!」
アバッキオ「やめろッ!勝負は決しただろうが。FFの勝ちだ。これ以上迷惑かけるってんなら・・・俺が相手になるぜ・・・こちとら警官やってんでなァ~ッ、ピストルは標準装備なんだぞコラァ~ッ」
シーザー「っく・・・・・・FF!今日はこのくらいにしといてやる。だが・・・今度は俺の波紋をくらわせてやるからなッ」
えふえふ「ああ、まってるぜジュリアス。つぎのしょうぶのテーマはアンタのとくいなのでいーよー」プゲラ
シーザー「ぬぬぬぬ!なめんじゃあねェー!」タタタッ
ブラックモア「あ、逃げた」
ピーピーピーピーピー
シーザー「!?」
アバッキオ「おいッ!防犯センサーが鳴ってるじゃあねーかッ!テメー何かパクってんじゃあねーだろうなッ!そこで止まれッ!全身くまなく調べてやるッ!」
シーザー「マンマミーアッ!」
ブラックモア「・・・あれ?SPWさんは?・・・」キョロキョロ
SPW「勝負が終われば・・・スピードワゴンはクールに去るぜ・・・」
―帰り道
ザァーッ・・・・・・
えふえふ「ッーーーッ!」パアァァーーーッ!
ブラックモア「・・・すいませェん・・・どしゃぶりの中でなぜ『ショーシャンクの空に』のポーズをしてるんですか?」
えふえふ「あめといえばこれ!」ドザァーッ
ブラックモア「スイませェん、無粋でしたね」
えふえふ「ブラックモーはもうかえるの?」
ブラックモア「はい。大統領が首を長くして待ってるでしょうし・・・私は一応公務中の身ですので。すいませェん」
えふえふ「そーか。だいとうりょーにシクヨロってつたえといてね」
ブラックモア「ええ。では、何から何までありがとうございました。そこちょっと、し・2(トゥ)・0(れい)~します」バアァーッ
えふえふ「あめのなかをあるいていく・・・なんとみりょくてきなスタンドのうりょくなのだろう」
―東方家
じょりん「テメーえるめぇす!プッチつかってこうどうふのうにするんじゃあねー!ずるいぞ!」
えるめぇす「なにいってんだ!ASBってのはそーいうゲームだろ!こうどうふのうにするのがプッチのちょうしょのひとつだろ!」
じょりん「ヤイノ!」
えるめぇす「ヤイノ!」
ヤイノヤイノヤイノヤイノヤイノヤイノ!
仗助「あっ!チクショウ!また負けたァ~!オンライン対戦だと強いヤツがゴロゴロいやがるからなァ~・・・負けるとムカッ腹が立つ・・・ってとこだろうが、なぜだかそんな気にならないんだよなァ~」
仗助「こう・・・お互いに『ジョジョ好き』ってーのが通じ合えるっつゥーかよォー・・・勝負よりも『遊び』を優先するプレイヤーとの勝負ってのはスッゲーすがすがしい気分になるぜ」
仗助「例えば、両者ともワムウをセレクトして、勝負なんかそっちのけで挑発の『ワムウ!』をただ繰り返すだけとかよォ~・・・全然戦ってねーけど、互いに『遊び』に徹してるのが楽しいぜッ!」
仗助「そう・・・『勝つこと』だけにこだわってプレイするよりもよォー・・・ホルホースで逃げまくったり、ミスタのピストルズを配置しまくって遊んだり・・・そういうのもこのゲームの魅力だ」
仗助「ああ・・・勝ち負けよりも・・・楽しんでプレイするってーのが大事なんだろうな・・・そう思うようにしよう」
じょりん「ヤイノヤイノヤイノ!」
えるめぇす「ヤイノヤイノヤイノ!」
仗助「うるせーッ!テメーらヤイノヤイノ言ってんじゃあねーッ!気がちって勝てねーだろうがーッ!俺が本気だしゃ負けるわけねーのによォー!コラァーッ!」
えふえふ「なにやらさわがしいな。なにをやっとるんだなにを」
じょりん「あ!えふえふぅー!やっとこっちきたか!」
えるめぇす「えふえふもASBやるか?アタシとしょうぶするかァーッ!?」
えふえふ「ほう・・・ならアタシは『シーザー』をセレクトする」バン
えるめぇす「おもしろいッ・・・ならアタシは『エルメェス』だ!」バン
仗助「くそッ!くやしいッ・・・ぜってー俺のが強いはずだ・・・なのになんで露伴なんか使う奴に負けちまったんだ・・・ちくしょオーッ!今度戦ったらぜってー泣かす!ボッコボコにしてやるッ!」
じょりん「なにをグチグチいってんだジョースケ。そんなにオンラインたいせんでまけたのがくやしいのか?」
仗助「く、くやしくなんかねー!さっきは・・・座ってる体勢がちょっと悪かったから負けただけだ!俺がマジだったら勝ってたっつゥーの!」
じょりん「そんなにくやしいならオンラインやらないか、れんしゅうしろっての・・・やれやれだわ」
えふえふ「くらええるめぇす!シャボンランチャー!」ピコピコ
えるめぇす「ぬおおおお!つ、つえェーッ!」ガチャガチャ
えふえふ「フフッ、きょうのアタシはひとあじちがうぜッ!」
大統領「帰ったか、ブラックモア」
ブラックモア「すいませェん・・・時間がかかってしまって・・・」
大統領「いや、かまわないさ。この雨の中、わざわざ使いに行ってもらったんだからな。さあ、買ってきたものをくれないか」
ブラックモア「スイませェん・・・はい」スッ・・・
大統領「うむ」ガサガサ・・・
大統領「・・・」ガサガサ・・・
大統領「・・・・・・ブラックモア、『サマーウォーズ』を買ってきてくれと言ったつもりだったんだが・・・?」
ブラックモア「あ」
大統領「・・・」
ブラックモア「ごめん間違えたわ。マジごめんな」
あるひー
バン!
バス停
バン!
承太郎「・・・」ソワソワ
承太郎「・・・」ジッ・・・
【遊園地『ヘイ!ヤア!ランド』チケット】
バン!
承太郎「・・・」ギュッ
じょりん「あ、パパー!」タタタ
承太郎「!・・・来たか徐倫。走ると危ないぞ」
じょりん「きょうはゆうえんちだなー!またせちゃった?」
承太郎「いや・・・俺は時止めれるから気にするな」
じょりん「・・・?なにをいっとるんだ?」
承太郎「そんなことよりもそろそろバスが来るぞ。チケットは持ってきたか?」
じょりん「あたりまえだろー。コドモじゃあないんだからな」
承太郎「いいや徐倫、お前は子供だ。子供のままでいいんだ」ナデナデ
じょりん「ぬ!コドモあつかいすんなーッ」
承太郎「・・・」ニコッ
仗助「おいおいおいおい~~~ッ・・・親子のほほえましい休日をストーキングするってーのは気が進まなかったけど・・・なんだか楽しみになってきたぜーッ」コッソリ
えるめぇす「フフフ・・・じょりんめ、ふだんからオトナぶってやがるが、きょうはコドモらしいすがたをこのシャッターにおさめてやるぜッ」コッソリ
えふえふ「いいなあ・・・ゆうえんち」コッソリ
えるめぇす シールブック・プリクラのプロフェッショナル
―遊園地『ヘイ!ヤア!ランド』
じょりん「うおー!ゆうえんちだー!」キラキラ
承太郎「・・・」
じょりん「すげー!キレーなとこだなー!ふうせんがいっぱいとんでるぅー!」
承太郎「・・・」
じょりん「おおっ!マスコットキャラの『ヘイヤー』だ!なんかバケツみたいなカオしてんなー」
承太郎「・・・」
じょりん「?・・・どうしたパパ?おなかいたいのか?」
承太郎「いや・・・お前がこんなにはしゃいでくれるとはな」
じょりん「なにいってんのゆうえんちだぞ!あったりまえだろー!」
承太郎「・・・フ」
えるめぇす「スクープ!じょりん、ゆうえんちのいりぐちでもうテンションハイ!」パシャパシャ
えふえふ「ジョウタローはまだかんじょうをおさえてるね。こっからどーなるかな」コッソリ
仗助「っく・・・子供2人分と俺の分の入場料を出すことになるとは完全に想定外ッ・・・」
じょりん「ほら!パパ!ヘイヤーだぞ!『ヘイ!ヤア!ランド』のマスコットキャラのヘイヤーだぞ!もっとはしゃいだらどうなの!」
承太郎「ああ、何だかラッキーになるスタンドみたいな見た目だな」
じょりん「ヘイ!ヘイヤー!しゃしんとってしゃしん!」グイグイ
ヘイヤー《ヘイヘイ、一枚500円ね》
じょりん「しゃべった!」
承太郎「おい・・・マスコットがしゃべっていいのか」
ヘイヤー《マスコットキャラクターがしゃべっちゃダメって誰が決めたのさ承太郎先輩。これが俺のハンサムなやり方さ》
承太郎「・・・俺を知ってるのか?」
ヘイヤー《フフ・・・そうさ。何を隠そうこの俺は――》
エル・コンドル・パサ《あ!いたぞ!ヘイヤーの着ぐるみをきてるヤツだ!》
ゲッツアップ《おい!今日その着ぐるみを着る予定だった奴がロッカールームで困ってたぞ!お前何勝手に持ち出してるんだ!》
ヘイヤー《!?》
じょりん「あ!ほかのマスコットキャラのみんなだ!」
承太郎「・・・着ぐるみがたくさん」
ペグ《お前部外者か!?その着ぐるみを返せよ!》
ホノオ《テメー!ドタマぶちぬいてやりゃあああ!チクショォー!》
ヘイヤー《な、なんだお前ら!マスコットが喋っちゃダメだろ!》
ゲッツアップ《緊急事態だからいいんだよ!》
ゴーストライダー・イン・ザ・スカイ《何者なんだお前!その着ぐるみを返しやがれ!》
ヘイヤー《っく!・・・フン!いいだろう!見せてやる!》
ズポッ
ラバーソール「これが俺のハンサム顔だ!」バーン!
ペグ《てめっ、このやろっ、よそもんがコラッ》ボカボカ
ゲッツアップ《ふざけんなッ、こいつッ》ドガドガ
ラバーソール「うぐえあ!やめろ!マスコットがリンチするんじゃあねー!」
承太郎「徐倫、最初はどのアトラクションに乗る?」
じょりん「んー・・・やっぱジェットコースターだな!このブンブーンコースターってのにのりたい!」
承太郎「よし、行こうか」
ラバーソール「ああ!待て承太郎!俺は今日こそお前にリベンジを――」
ペグ《おらっ、しゃべってんじゃあねーこのッ》ボガボガ
エル・コンドル・パサ《ざけんなッ、うらっ》ドカドカ
ラバーソール「ウギャアアアア!」
えるめぇす「あ、じょりんたちがいくぞ!」
仗助「追うぜ。FF、アイス屋さんは後だ!」
えふえふ「うー」ジュルリ
―ブンブーンコースター
ベンジャミン・ブンブーン「はいらっしゃいー。当遊園地の名物コースターだぞー。乗ってらっしゃい見てらっしゃいー」
じょりん「のせてくださいな」
承太郎「大人一人、子供一人だ」
じょりん「こどもじゃありませんが!」
ベンジャミン「はいはい~・・・あちゃー、お嬢ちゃん身長が足りないなァ~ッ。こりゃあコースターに乗れないぞォー」
じょりん「え」
承太郎「あ?」
ベンジャミン「この矢印のとこまで身長がないと乗れないんだよォ~。ごめんねェーッ」
承太郎「あ?」ズイッ
ベンジャミン「ッ・・・」ゾゾッ
じょりん「だいじょーぶだよパパ。いとをのばせば」シュ
じょりん「ほら、これでやじるしこえた」
ベンジャミン「おっ、すごいな最近の子は。成長期ってやつか。じゃあどうぞどうぞーッ」
えふえふ「じょりんたちはジェットコースターにのったもよう」
仗助「うっし、俺達も乗るぞ」
ガシッ
えるめぇす「ちょ、ちょっとまてジョースケ・・・のるって・・・ジェットコースターにか?」
仗助「ああ。つか服つかむなエルメェス。怖いならここで待ってろ」
えるめぇす「!?こ、こわいわきゃねえっしょ!なにってんの!」
えふえふ「えるめぇす、ビビるのもしかたない。まだコドモなのだからな」
えるめぇす「ビビってねーっつうの!」
えふえふ「じゃあのるか」
えるめぇす「の、のってやらあ!」バン
アンドレ・ブンブーン「はいはい~。ベルト閉めますんでねー。これが安全装置なんでね~。しっかり締めてねー。あ、俺のノドにひっかかって・・・グエ」
じょりん「なにをしとる」
承太郎「徐倫、怖くないのか?」
じょりん「こわい?こわいだと?HA!このクウジョウジョリーンにはこんじょうがある!ビビるわけねーだろ!」ガタガタ
承太郎「・・・」
じょりん「・・・」ガタガタ
承太郎「・・・」
じょりん「・・・て、つかんでて」
承太郎「ああ」ギュ
仗助「見つからねーように後ろの方に乗ったが・・・しまったぞ。これ、カメラとる間がねー」
えるめぇす「」ガタガタガタ
えふえふ「さむいのかえるめぇす?」
ガタンガタンガタン・・・・・・
じょりん「・・・」ドキドキドキ
承太郎「・・・」ドキ
仗助「うおおおッ・・・ジェットコースターのこの上りの時が一番ドキドキすんだよなァ~ッ」
えるめぇす「」
えふえふ「えるめぇす?ねてるのか?」
ゴオッ!
じょりん「うっひゃあああああああああああああああああああああああああ!」ゴォー!
承太郎「・・・」ドォーン! ・・・ドォーン! ・・・ドォーン!
仗助「うひょおおおおおーーーーー!」ゴォー!
えふえふ「ふーふぉあーーーーー!」ゴォー!
えるめぇす「キイイイイイイィィィコエエエエエエエエエエ!」ゴォー!
じょりん「はー、あんがいおもしろかったな!パパ!」
承太郎「・・・ハア・・・ハア・・・」
じょりん「?なんでいきぎれしてんの?ときでもとめてた?」
承太郎「!何をいうまさか乗ってるときに時止め連打してたと思うのか?それはないなただビックリしただけだ」
L.A.・ブンブーン「ありがとうございました~!あ、これ乗ってる時の写真です!無料ですのでもらってってください!」
じょりん「おー!ありがと!・・・あー、アタシめぇつぶっちゃってる」
承太郎「・・・だが顔は笑ってるな。徐倫らしい」
じょりん「パパはタバコすってるときみたいなカオしてんな」
承太郎「ああ」
仗助「エルメェス!おい!エルメェス!起きろ!もう終わったぞ!」ユサユサ
えるめぇす「」
えふえふ「ヒューズ(きを)がとんだ(うしなっている)だけだ。だいじょうぶすぐにおきるよ」
えるめぇす「ッハ!・・・ここはいったい・・・」キョロキョロ
仗助「おい、承太郎さんと徐倫が行っちまうぞ!早く追いかけなくっちゃあ!」
L.A.「あ、お客さん達も写真どーぞ」
仗助「お、どーもすんません」
えふえふ「・・・ジョースケすっげーテンションあがってるカオしてるな」
えるめぇす「フン、まるでコドモみたいにはしゃいじゃって」
仗助「い、いいだろ別にィーッ!遊園地ってのはいくつになっても楽しいもんなんだよ!FFだって・・・!?FFが微笑を!?」
えるめぇす「なんというよゆうのひょうじょうだ・・・まるでしゃしんにとられるのをきづいてるかのように」
えふえふ「えるめぇすは・・・ねてるのかこれ?」
仗助「声が出なくなったダービー兄みたいな顔してんな」
えるめぇす「う、うるさいやい!」
えふえふ「あ、ふたりがいっちゃうぞ!」
仗助「行くぞおめーら。見失わないようにしなくっちゃあな」
ケンゾー「フェフェフェ・・・そこの親子連れさん・・・ちょいと見てったらどうかのう?アナタ達を『風水』で占ってやろうじゃあないか」
ドラゴンズドリーム『オレ!チュウリツチュウリツ!』
じょりん「あ、なんかまじゅつみたいなみせがあるぞ」
承太郎「あれは占いだな。俺は真に受けないが、女はけっこう夢中になるやつが多いな」
ケンゾー「フェフェフェ・・・お嬢ちゃんを占ってあげようかァ~?きっと美人できゃわいい大人に育つじゃろうて。どれ、手を見せてごらんなせえ」
じょりん「ヤ」
ケンゾー「!?」
ドランゴンズドリーム『オレ!チュウリツチュウリツ!』
じょりん「うらないとかきょうみないしィ~ッ。っつゥーかだれにでもあてはまることでボカしといてカネまきあげるだけなんだろォーどーせさァーッ」
ケンゾー「」
じょりん「イイけっかがでたら『マジで!?ラッキー!』っておもうけどさァー、ダメなけっかなら『まあうらないなんてあたんないだろうしー』ってきりすてられるっつゥーか」
ケンゾー「」
じょりん「だからぶっちゃけンなもんどーでもいいっつゥーか、たにんにアタシの『うんめい』をドーダコーダいわれるすじあいはねーっつゥーか、ンなのじぶんできりひらくっつゥーか」
ケンゾー「」
じょりん「アタシは『うんめい』にまけたりしない。いこーぜパパ」
承太郎「・・・・・・あ・・・ハイ」
ケンゾー「」
ドラゴンズドリーム『オレダケハオマエノミカタダゼ』ポンポン
仗助「徐倫は占いはキライなのか・・・父親に似てガンコなやつだぜ」
えふえふ「ヘイ!ふたりがコーヒーカップのほうにいくぞ!」
えるめぇす「にがしゃしない!」
~~~~~
じょりん「おらおらおらおらおら!」グルグルグル!
承太郎「じょ、徐倫!回しすぎッ・・・っく!」グルグルグル!
えふえふ「ヘイ!あっちはもうスピードでまわってるぞ!」
えるめぇす「まけてらんないッ!ウシャアーーーッ!」グルグルグル!
仗助「ま、待てッ!お前らッ・・・回しすぎッ!うおおおおあああああああああ!」グルグルグル!
えふえふ「おなじじょうけんだ!いまがシャッターチャンスだぞえるめぇす!」グルグルグル!
えるめぇす「レンシャ!」グルグルカシャカシャ!
~~~~~
じょりん「アニマルカーはアタシ、とくいなんだー。ホラ、おいつけないでしょパパ!」ノタノタ
承太郎「・・・」ノタノタ
えふえふ「おえおえー!にがすんじゃあないぜェーえるめぇすー!」ノタノタ
えるめぇす「レンシャレンシャ!」ノタノタカシャカシャ
仗助(徐倫はパンダで、FFはカメ、エルメェスはワニのアニマルカーにのってるが・・・承太郎さんのは・・・イルカって・・・・・・ック・・・ククッ・・・あんな承太郎さん、もう見れねーな)プクク
じょりん「いくぜパパー!おいつけるかぁーッ!おらおらおらァーッ!」ノタノタ
承太郎「・・・」ノタノタ
えふえふ「はなれるんじゃあないぞえるめぇす!シャッターチャンスをのがすなー!」ノタノタ
えるめぇす「しゃていきょりないに・・・・・・はいったぜ」ノタカシャノタカシャ
~~~~~
じょりん「そんなカボチャのばしゃでアタシのメイド・イン・ヘブンにおいつけるかな~?フハハハ!」
承太郎「・・・」
えふえふ「みつかるなよえるめぇす!それでいてはなれすぎるな!」
えるめぇす「っく・・・うまがじょうげにうごいて・・・しゃしんがブレる」
仗助「メリーゴランドの馬車に乗る承太郎さん・・・これも貴重だな・・・・・・あとでエルメェスに写真もらって、承太郎さんに怒られたときに使おう」
じょりん「たのしーなーゆーえんちー!つぎはどこいくー?」
承太郎「・・・お前が楽しいならどこでもいいさ」ナデナデ
じょりん「フフン」
えふえふ「ったく、おやこでイチャイチャしやがって・・・」コソッ
えるめぇす「スクープげきしゃ」カシャ
仗助「普段一緒にいられない分の反動なんだろうぜ。承太郎さんも大変だからな」
じょりん「いろんなとこいったけど、ここのオススメっつーかめいぶつはなんなんだろうな~」
ポコロコ「HEY!YAH!そこの親子さん、楽しんでるかい?HAッHA-!」
じょりん「!?な、なにやつ!」
ポコロコ「俺はこの遊園地の創設者のポコロコだぜ~!YO!YO!」
承太郎「創設者・・・」
じょりん「すげー!ウォルトかよオメー!」
ポコロコ「アメリカ横断ウルトラレースの賞金でこの遊園地をおっ立てたんだぜ~!YO!」
承太郎「・・・」
じょりん「じゃあよーロコモコ、ここのめいぶつってなんだ?オススメのアトラクション!」
ポコロコ「A-HA!オススメかい?そりゃオメー、決まってんだろー!」
~~~
ポコロコ「ここだ!当遊園地名物、巨大お化け迷路ショーだ!」バーン
じょりん「つめこむね」
仗助「おいおい・・・お化け屋敷に入るみてーだぜ」
えるめぇす「にげるんだよぉ~ッ!」ザッザッザ
えふえふ「またんか」グイッ
えるめぇす「はなせえふえふぅー!アタシはヤだからな!おばけやしきなんかぜってーヤだ!」
えふえふ「おちつけえるめぇす。じょりんもおばけはニガテだ。だからこそ・・・シャッターチャンスってもんだ」
えるめぇす「ヤっつってんだろ!」
仗助「確かによォーッ、真っ暗な中で二人の後を追っかけて写真なんて無茶ってもんだぜ~」
えふえふ「あたまをつかうのさ。アタシたちは・・・じょりんたちを『おどろかすがわ』になる。ちょうどゆうえんちのオエライサンがいるんだから、こうしょうするのサ」
承太郎「お化け屋敷に迷路とショーをミックスしたのか?これが名物?」
ポコロコ「おっとっとォ~ッ、ナメてんじゃあないぜェーとっつぁん。ここに入ってビックリしないやつぁいねー。保障するぜ」
じょりん「・・・」
承太郎「どうする徐倫?入るか?」
じょりん「・・・」
ポコロコ「おっやぁ~?お嬢ちゃんにはまだちぃーと早かったかなァ~ッ?ビビっちゃってるゥ~?」
じょりん「!・・・・・・じょうとうだ・・・アタシはクウジョウジョリーン!『きょうふ』とはッ!こころの『どうよう』!のりこえようとしたときに『せいちょう』するものッ!」バーン
ポコロコ「OK!HEY!YAH!お二人さんご案内~!」
えふえふ「ちょいとオーナーさんや」グイグイ
ポコロコ「お?お前さんらも入るかい?」
仗助「いやー・・・あのッスね~・・・いきなりムチャな話だとは承知してるんスけどォ~ッ・・・」
えふえふ「アタシたちもおどかすがわになりたい」
ポコロコ「OKOK」
仗助「寛容ッ」
―入口
じょりん「・・・」ギュ
承太郎「・・・徐倫、服の裾をギュってされると歩きづらいし顔が熱くなるから少し離れてくれないか」
じょりん「・・・きょうふをわがものとすること・・・きょうふをわがものとすること・・・」ブツブツ
ホルマジオ「よーこそ巨大迷路へー!」
じょりん「!?おらぁ!?」ボゴォ!
ホルマジオ「ブゲェ!?」
承太郎「徐倫落ちつけ。お化けじゃあない。係りの人だ」
じょりん「な、なんだぁ~ッ・・・いきなりこえかけんじゃあねーっての!」
ホルマジオ「いでで・・・しょうがねえな~」スリスリ
じょりん「あ!おまえはクリスマスのときにツリーをとどけてくれたスタンドつかい!」
承太郎「何?・・・そうなのか?」
ホルマジオ「ああ、俺ぁギャングの他にアルバイトいっぱいしてるからなー。才能を活かして物を運んだりしてるし、ここでもバイトだ」
承太郎「・・・?」
ホルマジオ「説明してやろうか?しょうがねえなあ~ッ。ここは『巨大迷路』でもあるんだぜ。俺のスタンドで・・・ッ」スカァッ
じょりん「!?か、からだが・・・」ミルミル・・・
承太郎「何をするだ」ミルミル・・・
ホルマジオ「みるみる縮んじまったなァ~ッ。これでこの先の迷路が『巨大迷路』になるって訳だッ」バン
じょりん「スゲー!ガリバートンネルかよオメー!」
ホルマジオ「それじゃあ先へ進みな。だが・・・あんまり油断してるとおっかないぜ~?」
じょりん「!・・・ッハ!そ、そんなことってビビらそうったってそうはいかねーし!」
―巨大迷路
じょりん「うう・・・くらいなあ~ッ・・・」ソロ~リ
承太郎「・・・徐倫、パパがついてるんだから心配することない。胸をはれ」
じょりん「パパのすけべ!」
承太郎「え!?」
えふえふ「・・・というわけで、めいろの『うらがわ』にきたわけだが・・・くらくてなにもみえん」
えるめぇす「・・・」ガタガタ
仗助「何でこっち側なのにビビってんだよエルメェス。こーゆーのは逆にテンションあがるもんだろうがよォ~ッ。おどかしてやろうって意気込むもんだろフツー」
えるめぇす「だ、だってなんかへんなメッセージがいっぱいカベにかいてるし・・・」ガタガタ
えふえふ「なになに・・・『ペプシにかみなりがおちた』・・・なんだこのラクガキは?」
仗助「『パパの人間じゃない』・・・ハハハ、なんじゃこりゃ。笑えらぁ」
えるめぇす「ぶきみだ・・・」ガタガタ
えふえふ「あ、じょりんたちがだいいちかんもんにいくぞ」
仗助「もらったスケジュール表によると・・・最初のトラップは『花京院全否定世界』だってよ。なんか知らんがエルメェス、写真の準備だ」
えるめぇす「う、うん」ガタガタ
シュン
じょりん「?・・・いま・・・なにかみえたような」
承太郎「フ・・・見間違いじゃあないのか?徐倫も子供らしい面があるんだな。そういうのは目の錯覚といってだな、怖いと思うから何かが見えたように思いこむだけで――」
シュン
承太郎「ウヒィーーーーーッ!」
じょりん「!?」
承太郎「・・・いや・・・・・・う・・・ウヒが・・・牛がいたんだよ」
仗助「承太郎さん・・・」グスン
シュン
イルーゾォ「フフフ・・・ビビってるビビってる。これだよコレェーッ!お化け屋敷ってのは『おどかす側』がサイコーに楽しいのだッ!」
イルーゾォ「俺のスタンドは『鏡の中の世界』に入りこめる・・・いわば!実際にはそこにいないのに鏡にだけ俺が映るという、周りから見れば怖くてしょうがない状態になれる!」
イルーゾォ「そう!『あ!鏡に人が!で、でも誰もいないハズなのに!』ってなる!ここにイルーゾォ!なんちて!」
イルーゾォ「鏡の世界なんてありゃあしやせんよ、メルヘンやファンタジーじゃあないんでやんすからね~、なんて言うような輩は!俺がビビらせまくってやるぜ!」
シュン
じょりん「っうわあ!やっぱりだれかいる!かがみになにかがはしってくのがうつった!」
承太郎「お、落ちつつけ徐倫。花京院が言っててた。鏡の中の世界やあらへんでって」
シュン
じょりん「ッヒ!」ビクゥ
シュン
イルーゾォ「ここにイルーゾ――」
じょりん「おらぁ!」バリィン!
イルーゾォ「タコス!」ボギャアァー!
承太郎「!徐倫!鏡を殴り割るな!ケガするぞ!」
じょりん「いまだれかがいた!すいていむざいだがとりあえずなぐった!こうかいはしてない!こころはきよらかだ!」ハアー!ハアー!
承太郎「落ちつけ徐倫落ちつけ。とにかく先に進もう。ここにいちゃあ危ない(暴れて)」
イルーゾォ「グ・・・ブググ・・・・・・ッハ!・・・か、鏡が割れて・・・・・・で・・・出れない!ミラーワールドに取り残された!外に出れないと・・・消えてしまう~~~ッ!」
イルーゾォ「うおおおおおあああああああああああああああああああ!」シュウウウゥゥゥ・・・・・・
ホルマジオ「おいイルーゾォ、うっせーぞ。早く手持ち鏡でこっちに戻ってこい。客がつかえてんだから次の準備にとりかかるぞ」
イルーゾォ「あ、うん」
じょりん「うう・・・くらいなあ~・・・しかもなんかムシムシしてるゥ~・・・」
承太郎「確かに蒸し暑いな・・・何か・・・変な感じがする・・・妙だが・・・この先に何がるのか」
「その服、新しく買ったのかい?ずいぶん似合ってるんじゃあないかなぁスクアーロくぅん」
「う、うん!俺も気に入ってるんだよ、ティッツァーノくん!」
じょりん「!だれかがはなししてる!」ビクゥ
承太郎「・・・二人いるな・・・」
ティッツァーノ「ところで俺を見て何か気付くことはないかな?スクアーロくぅん」
スクアーロ「う、うん!もしかして髪をカットしたのかな?ティッツァーノくん!」
ティッツァーノ「さすがスクアーロくんだね。どうかな、変じゃあないかな?スクアーロくぅん?」
スクアーロ「う、うん!とってもとっても似合ってると思うよ、ティッツァーノくん!」
承太郎「」
じょりん「な・・・なに?おとこがふたりでただしゃべってるだけ・・・」
承太郎「徐倫、見るな」サッ
ティッツァーノ「今日の仕事のためにセットしてもらったんだけど、バッチリ決まってるよね?スクアーロくぅん」
スクアーロ「う、うん!女の子だったら一目ボレしちゃうかもしれないね、ティッツァーノくん!」
ティッツァーノ「それはホメすぎだよ、スクアーロくぅん」
スクアーロ「で、でもそれくらいキマってるんだよ、ティッツァーノくん!」
じょりん「?パパ、みえないよ?」
承太郎「・・・行こう徐倫」ソソクサー
じょりん「???」
ティッツァーノ「ホメ上手だね。そんなに口が上手いと女の子にモテモテなんじゃないのかな?スウアーロくぅん?」
スクアーロ「そ、そんなことないよ!女の子とかニガテなんだよ!からかわないでほしいな、ティッツァーノくん!」
承太郎(・・・ある意味とてつもなく怖い関門だった・・・)
仗助「どういうお化け屋敷なんだここはよ・・・趣旨がおかしいっつゥーの・・・エルメェス、写真とってるか?」
えるめぇす「ああ。たださっきのとこでは、ふたりぐみのまえでじょりんがジョータローにめかくしされてるだけのツマンネーしゃしんになっちまったぞ」
仗助「その写真は捨てとけ」
じょりん「こんどはなんかきゅうにくらくなってきたな・・・」
承太郎「・・・ほぼ前が見えんな」
じょりん「・・・」
承太郎「・・・」
じょりん(まっくらでこわい・・・パパにつかまってないとないちゃいそうだ。・・・でもひっつくとはなれろっていわれるかもだし、ビビってるっておもわれるかもしれない)
じょりん(アタシはこどもじゃないけど・・・まだコドモなんだからちょっとくらいあまえちゃおう)
ギュ
承太郎「」
じょりん(・・・やっぱりパパはすごい・・・・・・まっくらでも、てでつかんでるだけであんしんする・・・アタシのパパはやっぱりすごいや)
承太郎(やばいどうしよう何かが足掴んでる暗いし見えないし怖いヤバイどうしようでも声出したらカッコ悪いし徐倫に笑われるかもしれないどうしようめっちゃ怖いおじいちゃん助けて怖い)
ピタッ
承太郎「!?」ババッ
じょりん「な、なんだッ!?なにかヌルってした!まえが!」
承太郎「・・・暗くて見えないが・・・やわらかく・・・そして濡れている・・・これは・・・」ソロォ~ッ・・・
ヌルッ
承太郎「ッ!!!やはりなんかやわぬれなものが!しかもデカイ!」
ズルッ
じょりん「うわあっ!?あ、あしもとが!なんかグニュってなってる!」
承太郎「!?」
グニウゥー・・・
承太郎「な・・・なんだこれは!ま、『まずい』!なにか『ヤバイ』!」
じょりん「うええー!こっちにもなんかグニュグニュのものがー!」
承太郎「徐倫!ジョースター家の伝家の宝刀を抜く時が来た!」
じょりん「!ま、マジかパパ!」
承太郎「ああ・・・」
承太郎&じょりん『にげるッ!』バン
グヌゥー ピトォー グニャァー ピッタアァー ムニュゥー
じょりん「うひー!なんなんだよこれェーッ!」ダダダー
承太郎「とにかく走るんだ!GO!徐倫GO!」ダダダー
ズッケェロ「へっへっへ、上手くビビってたなァ~・・・俺の『ソフトマシーン』で真っ平らにした生肉を敷いてるとは思うまいってなァ~ッ」
サーレー「そんで、俺の『クラフトワーク』でコンニャクを空中に固定してるとも気付くわけないよなァ~ッ。それにあいつらにとっちゃ、普通のコンニャクはデカイ壁みたいなもんだからな」
ズッケェロ「そう、ここは巨大迷路。俺達が仕掛けたトラップも巨大に感じるから恐怖感は倍増ッ!」
サーレー「真っ暗な中で、何か知れない巨大なものに触れるってーのはスッゲーこえーことだからなァーッ」
承太郎「走れ走れ!徐倫!」ダダダ
じょりん「うひぃー!」ダダダ
バン!
DIO「WRRRRRYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYY!」バァーン!
じょりん「あ、ディオだ」
承太郎「ッフゥー・・・やっと安心したぜ」プカー
DIO「アレッ!?吸血鬼なんですけど!?吸血鬼WRYYYYYYYYYYYYYYY!」ガァー!
じょりん「ギャハハハハ」
承太郎「フフッ」ホイール・オブ・フォーチュン時ノ エガオデ ニッコリ
DIO「アレ!?なんで!?」
じょりん「おちつくわー」
DIO「吸血鬼だぞォー!WWRRRRRYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYY!」ウガー!
じょりん「やかましいっ!」
承太郎「うっおとしいぞ!」
DIO「えぇ・・・」
仗助「さっきから裏方からずっと追いかけてるけどよォ~・・・承太郎さんのイメージがドンドン爆破されてっちまうぜ・・・いや、けっこう前からだけどさァ~・・・」
えふえふ「しかしディオまでもバイトをしてるとは・・・ここってきゅうけつきやとってるのか。ほんかくてきぃーッ」
えるめぇす「なんまいもしゃしんとってるけど、どんなのがとれたかはあとでみるしかないな。くらくてみえん」
じょりん「さ、きゅうけいもそこそこにしてつぎいこうかパパ」
承太郎「そうだな。あまり長居するのもダメだ」
DIO「WRY・・・」
承太郎「ム、道が二手に分かれてるな・・・徐倫、どっちに行く?」
じょりん「んーと、どーちーらーにーしーよーおーかーなー」スイッスイッ
じょりん「っと」ピタァ
承太郎「右か」
じょりん「だが!アタシは『うんめい』にしたがったりしない!だれかがいってたぜ!『うんめい』にしたがうのが『うんめい』なら、『うんめい』にさからうのも『うんめい』だってな!」バン
じょりん「だからひだり!」ダー
承太郎「・・・やれやれ」
―右ルートの先の関門・・・
リンゴォ「・・・」
リンゴォ「・・・」
リンゴォ「・・・・・・受け身の対応者は・・・ここでは必要なし・・・」
―左ルートの先の関門・・・
じょりん「・・・ちょっとはあかるくなったけど、こんどはパイプとかがいっぱいあるとこにきたな・・・」
承太郎「まるで地下通路のようだ。・・・こんなとこに何の関門が・・・」
仗助「壁の裏から見てるが、二人ともただただ歩いてるだけじゃあねーか。何のトラップがあるんだよここにはよォ~・・・」
えふえふ「なんかないとおもしろいしゃしんとれないからね」
えるめぇす「ううむ・・・こわくはなくなったが、ヤなよかんはするな・・・」
仗助「だが突然何かがドーンってくるってのはこーゆーのの定番だからな。エルメェス、カメラいつでも構えとけよ」
えるめぇす「はいはい。っつぅーかえふえふ、アンタさっきからかたにぶつかってるんだけど、もうちょっとはなれてくれない?」
・・・
えるめぇす「・・・?えふえふ?」
シーン・・・・・・
えるめぇす「・・・えふえふ、おい・・・どこだえふえふ?」
シーン・・・・・・
えるめぇす「!?・・・お、おいジョースケ、えふえふがまいごになっちまったぞ!おい!・・・おい・・・・・・!」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
仗助「・・・ック・・・・・・ウグ・・・」ドクドク・・・
えるめぇす「じょ、ジョースケ!?な、なんでちをドバドバながしながら・・・たおれているんだ!?い、いったいなにが!?」
ゴツン
じょりん「あだっ」
承太郎「どうした」
じょりん「い、いや・・・なんでもない・・・くうきにぶつかっただけだ」
承太郎「・・・何もないところで頭を打ったというのか?」
じょりん「・・・?・・・なにこれ?なんかがめのまえにある・・・」ス・・・
ガン!
じょりん「!?」
承太郎「!徐倫ッ!」
じょりん「な・・・なにぃ~ッ!?う、うでが!うでになにかが『かみついている』ッ!」
承太郎「徐――」
ドギャス!
承太郎「!?・・・グフッ・・・な・・・・・・これは・・・」
えるめぇす「な、なにがおこっているんだ!これはいったい!・・・ッハ!」
スポーツマックス「おいおいお嬢ちゃん・・・ここは裏方だぜ。子供の出入りする場所じゃあねーんだぜ」
えるめぇす「!・・・お、お前はッ!お前はッ!」
バン
マックス「ん?・・・俺を知ってるのか?・・・・・・ハテ、たしかに見たことがある気がするな・・・」
えるめぇす「スポーツ・マックス・・・まだわからないのか・・・あたしがだれか?・・・」
マックス「?・・・」
えるめぇす「わすれもしない!アンタはアタシとおねーちゃんがまだアメリカにすんでいたころ!となりにすんでいたおとこ!スポーツマックス!」
マックス「・・・!・・・・・・おお、コステロさん家の妹さんか。ずいぶん大きくなったなァ。お姉ちゃんは元気か?」
えるめぇす「やかましいっ!おまえがおねーちゃんになにをしたか、わすれたとはいわせねェーッ!」
マックス「・・・?」
えるめぇす「キサマは・・・となりどうしだからということで、おさないころからアタシたちといっしょにあそんでいた!だがッ!あるひキサマはウチにえいがの『エイリアン』のビデオをもってきた!」
マックス「・・・うん」
えるめぇす「アタシたち3にんでいっしょにエイリアンをみたときのあのきょうふッ!・・・アタシはけっしてわすれはしないッ!このドフサレがァー!」
マックス「・・・え?」
えるめぇす「それだけじゃあない!あのひいらい、おねーちゃんは『エイリアン』にえいきょうされて、グロいえいがのだいファンになっちまった!まいにちまいにちグロえいがをみまくってな!」
マックス「・・・あ、うん」
えるめぇす「アタシのきもちがわかるかッ!いつもいっしょにあそんでたおねーちゃんが、アタシのだいきらいなグロえいがにむちゅうになっちまった・・・そんなアタシのきもちがッ!」
マックス「・・・え・・・っと・・・」
えるめぇす「ははおやですらおねーちゃんのことを『グロリア』なんてよぶようになりやがった!」
マックス「それは名前だから」
えるめぇす「やかましいっ!キサマのいけんなんぞきいちゃいねェーッ!おまえはおねーちゃんを!グロリアをグロずきにしやがった!」
マックス「えぇ・・・」
えるめぇす「きさまのかおもグロくしてやる!ひめいをあげてみろォォォ!スポーツ・マックスッ!」
バン!
じょりん「!パパ!?どしたのきゅうにグフとかゆって!」
承太郎「ぐ・・・じょ、徐倫・・・気をつけろ・・・何か・・・『見えない敵』がいるッ」バン
じょりん「!」
マックス「あの・・・コステロさんチの妹さんよぉ~・・・久々の再会で言いたいこともあるだろうが、今俺仕事中なんだよ。ここの通路で客をビビらせる仕事ーッ。つゥかお前さんはなんで裏方にいるの?」
えるめぇす「やかましいっ!ごちゃごちゃいってんじゃあねーぞコノヤロー!アタシは『ふくしゅう』をとげる!」
マックス「・・・まあ・・・そうだな。ちょいと大人しくしてもらうためにも、荒療治になるが・・・俺の『スタンド』でビビらせるっきゃあねーな」
ガブッ
えるめぇす「っ!?っぐうお!?な、なんだ!『なにかにかみつかれた』!」
マックス「見えないだろ?これが俺の『スタンド』・・・『リンプ・ビズキット』だ。お前に噛みついたのはおそらく犬だろうな」
えるめぇす「っ・・・いぬがとうめいになったということかッ!」
マックス「見抜くの早いね」
えるめぇす「まるでシズカの『スタンド』みてーだな・・・だが、なにかをとうめいにしてしたがえるというところか!」
マックス「そう・・・俺の能力は生物を凶暴化させた透明のゾンビとする!透明だから見えないけど見た目はグロいぞ!」
えるめぇす「っ!ぞ・・・ぞんび!?」
マックス「その通り!お化け屋敷にはもってこいの能力だ!」
えるめぇす「ぞ、ゾンビということは・・・しんでるってこと!?」
マックス「あ、そこは大丈夫。そんなエグい能力じゃないよ。俺と同じでグロい物がすきっていう感覚を持ってる奴を透明にしちゃう能力」
えるめぇす「っく・・・なんてやさしくまろやかになってるんだ」
じょりん「みえないてきって・・・ッハ!『ストーンフリー』!」
ドシュバ!
透明ゾンビ『ARGH!』ボギャア!
承太郎「!・・・徐倫・・・今、『殴った』のか?見えない敵を・・・」
じょりん「ああ・・・なにかしらねーが、アタシにちかづいた『けはい』をかんじた・・・たしかに『スタンド』でなぐったけど・・・まだほかにもいるのかもしれない」
承太郎「っく・・・透明の敵か・・・面倒な相手になりそうだ」
ガブゥ!
えるめぇす「うぎゃー!またかまれた!いでででで!」
マックス「大人しくここから出ていくんだなコステロちゃん。透明ゾンビは俺自身でもコントロールはできない。大けがをする前にギブアップしな」
えるめぇす「『キッス』!」ボゴ!
マックス「!なに!?『スタンド』!?」
えるめぇす「はあ・・・はあ・・・とうめいになってもなぐることはできるみたいだな・・・・・・アタシの『キッス』でなぐりとばしてやる!」
マックス「っく!だが透明ゾンビはまだまだいるぞ!」
えるめぇす「!」
シュババ!
ペイジ「俺の名はペイジ!」 ジョーンズ「ジョーンズ!」 プラント「プラント!」 ボーンナム「ボーンナム!」
ペイジ「うっわ透明!透明!トーメイコーソクはいりまーす!」 プラント「レントゲンとってください!」
ジョーンズ「ハマグリとキンメダイどっちがすき!?」 ボーンナム「おれのくつしたどこかしらない!?」
プラント「てやんでいメラゾーマ!」 ジョーンズ「短パン吐いても家やくな!」 ペイジ「それって昨日のトンカツか!?」
ボーンナム「み!みえん!なんてスピードだ!」 プラント「インビジブルインビジブル!」 ペイジ「トーメイコーソクおりまーす!」
ジョーンズ「手相見てください手相!」 プラント「夜ごはんにパン!?」 ボーンナム「無敵のプラースタチナでギャルのパンティおくれー!」 ペイジ「得意料理は宇宙食!」
えるめぇす「な、なんだこいつらぁ~ッ!やっかましいとうめいゾンビがァーッ!『キッス』!ウショオォォォ!」ドシュバババ!
ペイジ&ジョーンズ&プラント&ボーンナム『ノックアウツ!』
えるめぇす「どうだ!やっつけたぞ!・・・!?す、スポーツマックスがきえた!ま、『まさか』!」
マックス「その通り!グロずきを透明にする能力・・・つまり、俺自身もだぁー!こうなったら意地でもお前に勝つぞ!コステロォー!」
えるめぇす「コステロいっかはかぞくおもいだ!ナメるなよォー!」
ガブゥ!
えるめぇす「いっ!?いたいいいィ!ま、またかみつかれた!だ、だが・・・『スタンド』をたたきこんでやる!」ブオッ
サッ!
えるめぇす「!?なに!?かいひした!?・・・ッ!」
とうめいえふえふ『フォアアアアーーー!』
えるめぇす「えふえふッ!?おまえはえふえふなのかッ!?な、なぜとうめいゾンビに!?」
マックス「ほう・・・どうやらお前の連れのようだな。どうやらソイツも、俺と同じくグロ映画ずきな趣味があるらしい。透明になったのはそういうことだ!」
とうめいえふえふ『フーフォアアア!』ガブッ!
えるめぇす「うぎゃー!」
マックス「そしてっ!透明ゾンビになって凶暴性も増している!お前のことを判断せずに攻撃しているぞッ!」
えるめぇす「っぎ・・・ジョースケをやっつけたのは・・・えふえふだったか・・・・・・だ、だが・・・どうする!えふえふをなぐりとばすしかほうほうはないのかっ!」
とうめいえふえふ『ガジガジ』
マックス「さぁて、最後の一撃は俺が直々にくらわせてやろうか・・・」
えるめぇす「っく!」
ガブ!
じょりん「いでえ!またかみつかれた!」
承太郎「っく!こっちには人間みたいなのがいるらしいが・・・徐倫の方には犬か何かの動物か!透明で見えん!」
じょりん「かむんじゃあねー!このやろっ!」ブンブン
承太郎「徐倫!お前だけでもここから離れろ!俺がなんとかする!」
じょりん「じょうだんじゃあねーぜパパ・・・・・・アタシはおこった!かくじつにブチのめすッ!すがたがみえねーくらいでチョーシにのるんじゃあないぞっ!」バン
承太郎「!・・・『スタンド』を・・・」
じょりん「シズカとなんどもあそんでるもんでね・・・とうめいたいさくはすでにたくさんあるんだッ!『ストーンフリー』!カキョーイン!わざをかりるぞ!」シュバァ!
承太郎「!」
じょりん「いとのけっかいだ!はんけいサッカーコートくらいの『ストーンフリーのけっかい』!とうめいだろうと、いちをつかむ!」
透明ゾンビ『!?』
透明犬『!?』
じょりん「なるほど・・・とうめいのにんげんが3にん、とうめいのいぬが3びきいたってとこか。だが、いとでうごきをとめた!そのいちにいる!」
承太郎「さすがだ徐倫。後はパパに任せろ・・・」フォン
じょりん「!パパ・・・『スタープラチナ』を・・・」
承太郎「てめぇら・・・透明人間はまだしも、透明犬どもは・・・徐倫に噛みつきやがったな・・・・・・よくも・・・徐倫にケガをさせたなッ・・・」
透明犬『ッ!?』
承太郎「うううおおおおおおおおおおおおお!」
ドギュン!
承太郎「知らんぞ!俺はもう知らんぞおぉぉぉぉぉ!!!」
星の白金『オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラ!!!』
ドドドドドドドドドドドドドドド!
星の白金『オラァッ!』
ボッギャアァーーーン!
ドゴォーン!
じょりん「・・・す・・・すっげー・・・・・・」
承太郎「裁くのは・・・俺の『スタンド』だ」
マックス「トドメだコステロちゃんー!今日から俺を『気のイイお隣さん』として再認識しろォーッ!」グオッ
ペタッ
マックス「!?」
とうめいえふえふ『ガブガブ』
えるめぇす「アタシにかみついてる、とうめいのえふえふに『シール』をはった。『キッス』のじゃあないぜ。いっつももちあるいてる、アタシおきにいりの『シールブック』のね」
えるめぇす「いつでもどこでも、はりたいときにシールをはるために・・・アタシのおきにいりのチョウチョのシールよ。えふえふにはった・・・とうめいでも『みえる』ための『しるし』!」
えるめぇす「それから!えふえふがくびからさげてるペットボトルを!(みえないがいちはかんづく!)うばってとおくになげる!」ポーイ!
とうめいえふえふ『ふぉあー!フーフォアアアアアアアア!』ダーッ
えるめぇす「これでえふえふは『はなれた』。またちかづいてきても、シールで『みえる』」バン
えるめぇす「『ふくしゅう』なんてしかたがないってマンガとかでたくさんいわれてるが・・・いまのアタシにそんなせっきょうはつうじねー・・・」
えるめぇす「『ふくしゅう』とは!じぶんじしんのケジメのためにあるッ!コドモだからわがままなんだよアタシはッ!」
マックス「っく!だがもう遅い!俺の拳をくらえーッ!」
スッ・・・ ペタッ
マックス「ッハ!」
えるめぇす「てめー、ずのうがマヌケか?そんだけデッケーこえでうなりながらこうげきしたら、みえなくてもいちをつかめる。かわすのなんて5さいのこどもでもカンタンだ」
マックス「っく!だが姿が見えぬ以上お前も攻撃でき――」
キッス『ウラァ!』ドガン!
マックス「!?ッガ!?・・・ッブ・・・・・・な・・・なに・・・・・・」
えるめぇす「きづかなかったか?おまえのこうげきをかいひしたとき、『プリクラ』をはった・・・アンタにはプリクラがはっついている!それが『しるし』ッ!」
マックス「ッハ!」バン
えるめぇす「それはおねえちゃんとアタシがとった、おもいでのプリクラ!きさまにうばわれたかつてのおねえちゃんのすがたが!おまえのいばしょをおしえてくれるッ!」ドン
えるめぇす「おねえちゃんを『しるし』としてッ!スポーツマックス!おまえのいちをつかむ!キサマのせいでかわってしまったおねえちゃんのプリクラで!」
えるめぇす「おまえのいちはわかったッ!かんぺきにッ!どこにいるのかッ!ねらうのはそのうえのほう!がんめんのッ!まんなかのうえんとこッ!」ボグシャア!
マックス「ウグエア!」
えるめぇす「いいか・・・このけりはおねえちゃんがグロえいがみててアタシがひとりでひまをもてあましてたアタシのぶんだ・・・」
えるめぇす「がんめんのどこかのほねをおるほどじゃあないが、それはおねえちゃんがグロえいがみてて、さみしかったときのアタシがおまえのかおをヘシおったとおもえ・・・」
えるめぇす「そしてこれもおねえちゃんがテレビせんりょうしてアニメみれなかったアタシのぶんだ!」バギャア!
マックス「ブゴッ!アギャア!」
えるめぇす「そしてつぎのもおねえちゃんが『エイリアン』のフィギュアかってきたときにヤなおもいをしたアタシのぶんだ。そのつぎのつぎのも。そのつぎのつぎのつぎのも・・・」
えるめぇす「そのつぎのつぎのつぎのつぎのも・・・」
マックス「う・・・うおお・・・うおおおあああああああ!」
えるめぇす「つぎの!つぎも!アタシのぶんだあああーッ!これも!これも!これも!これも!これも!これも!これも!これも!これも!」ドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴ!!!
ボッギャアァーーーン!
えるめぇす「『あいとふくしゅうのキッス』・・・いや、『プリクラ、シールブックのたつじん』ってとこだな・・・」
バン!
じょりん「あ!すがたがみえるようになったぞ!」
承太郎「・・・恐らくスタンド使いの本体が能力を解除したか・・・倒されたかだな」
えふえふ「ッハ!・・・アタシはいったいなにを・・・」キョロキョロ
仗助「・・・う・・・・・・いづづ・・・・・・な・・・なにがあったんだ?・・・きゅうになにかにカジリつかれた気が・・・ッハ!エルメェス!?お前・・・こりゃあ一体何があったんだ!」
えふえふ「な、なんだコイツ!だれかがたおれてるぞ!しかもたくさん!」
えるめぇす「・・・」
仗助「おい!エルメェスなんだその噛まれたアトみたいなのはッ!すぐこっちゃ来い!治してやっから!」
えるめぇす「・・・ジョースケ・・・なんか・・・きゅうにむかしのことおもいだして・・・おもいっきりさぁ・・・こどもむけのアニメがみたいんだけれど・・・そんなじかん、ヒマなんてないかもしれない」
仗助「何言ってんだ!?いきなり何を言ってんだ!?そのケガはどうしたんだ!?」
えるめぇす「えふえふにかまれた・・・」
仗助「FFゥーッ!どこにいるッ!なんでエルメェス噛んだッ!もしかして俺噛んだのもお前かーッ!?どこだーッ!」
えふえふ「これはしばらくおとなしくかくれているしかあるまいに・・・」
【スポーツ・マックス 再起不能】
バン!
承太郎「・・・なんとかなったか・・・徐倫、先に進むぞ。長居する必要もない・・・」
じょりん「そーだな。なんかスッゲーつかれた」
仗助「落ちついたか?エルメェス」スリスリ
えるめぇす「うん・・・ジョースケ、かえったら『ニンジャタートルズ』のアニメみような」
仗助「ああ・・・ビデオ残ってっかな・・・」
えふえふ「ったく、あまちゃんだなえるめぇす」
仗助「FFは当分スプラッタ映画禁止な」
えふえふ「グムー・・・」
―迷路出口
承太郎「ム、どうやら出口のようだ。やっと出られるな」
ホルマジオ「お~ッ!出てきたかッ!エライエライ!長かったろ~ッ?ナカナカ大変な関門だらけだったんじゃねーか?」
じょりん「アタシにかかればザコだよ」
ホルマジオ「言うじゃあねえかお嬢ちゃん。しょうがねえな~、俺のスタンド能力を解除して元の大きさに戻してやるぜ」ミルミルミルミル・・・・・・
承太郎「そういえばスタンドは体内に入れるくらいまでサイズを変えれた気がするな。昔ポルナレフ達がやっていたらしいが・・・最近誰もやらねぇな」
ホルマジオ「そういうことは言っちゃあダメだ。じゃ、出口にある土産ショップでなんか買ってってくれや」
承太郎「そうするか。行こう徐倫」
じょりん「うん」フラッ
承太郎「?・・・徐倫、どうした?」
じょりん「なんでもない。ちょこっとつかれただけ」
承太郎「・・・」
ポコロコ「いやァ~~~ッオツカレサンッ!どォーだったァ~?どォ~だったこの名物アトラクション!また来たくなること間違いナシッ!って感じい~ッ?」パァー
じょりん「にどとくるかこのやろっ」ベー
承太郎「改装することをすすめるぜ」
ポコロコ「そォ?そ~ォ?まあ~考えとくけどよォ~ッ、とにかくお土産でも買ってってくれやァ~。それがウチのお給料になるんだからさァ~ッ」
じょりん「しょうじきなヤツだ」
承太郎「・・・そうだな。何か買ってくか」
カルネ「・・・」
じょりん「・・・パパ、あのひとなに?」
承太郎「・・・レジに立ってる所からみると、店員らしいな。ボーっとしてるが・・・それほどヒマなんじゃあないか?」
カルネ「・・・」
じょりん「・・・なんかこわい」
承太郎「見ろ徐倫。ここでしか買えない服がいっぱいあるらしいぞ。『メイドイン・パッショーネ』の服だと」
じょりん「おおっ、スッゲーダセー!」
承太郎「誰が買うんだこんなものを」
じょりん「あ!こっちにはハトうってる!ハト!キレーだなぁー」
承太郎「・・・SPW財団公認、優秀なハトです・・・だと。土産屋で買うもんじゃあないだろうに」
じょりん「こっちのハトは『おんなのこのくちのなかにピッタリ!』ってかいてるよ!」
承太郎「・・・売る気はあるのか?」
じょりん「なんかいろいろうってんなー」キョロキョロ
承太郎(ム・・・これは・・・クマちゃんのぬいぐるみ・・・徐倫もそろそろこういうぬいぐるみがほしい年頃かもしれないな。女の子バージョンか、男の子バージョンか・・・どっちがいいのか)
承太郎「徐倫、クマちゃんぬいぐるみもあるぞ。買ってやろうか?」
じょりん「ん?こりゃいくらなんでもこどもっぽすぎるぜーッ。2さいのおんなのこぐらしかはんのうしないんじゃあねーのォ~ッ?いまどきうってるってのもスッゲーフシギってカンジ~ッ」
承太郎「・・・そうか」シュン
じょりん「おっ、なんかコーキューそーなエがうってるぞ。ピカソてきっていうのかな?なんかスゴそう」
承太郎「・・・『ゾンビ馬』か。確かに高そうな絵だな」
じょりん「あ、これイトだ」ペリリ
承太郎「!?何をするだ徐倫!売りモノを壊すんじゃあない!」
じょりん「はーい。あっ、あっちになんかデッケービンがうってるー」タタタ
承太郎「・・・やれやれだぜ」
じょりん「こりゃなんだ?おおきなビンだな~ッ・・・いったいなかになにがはいってんだあ?」ソォ~ッ
ソルベ「」
じょりん「え」
承太郎「どうした徐倫」スッ・・・
ソルベ「」
承太郎「え」
じょりん「っ・・・あ・・・アア・・・・・・あああ・・・パ・・・パパ・・・パパ・・・」ガタガタ
承太郎「落ちつけ徐倫落ちつけ怖がるんじゃあないニセモノに決まってるだろう人間の輪切りのホルマリン漬けなんて作りモノに決まってるだろうおいそこの店員さんそうだろう?」
ジェラート「・・・え・・・・・・ああ・・・『そいつ』ね・・・・・・そいつ・・・俺のダチなんスよ・・・昔・・・職場の同僚だったんだけど・・・・・・上司の不正を告発しようとしたら・・・・・・」
じょりん「」
承太郎「」
ソルベ「」
ジェラート「せめて・・・アイツがすきだったお土産屋の商品にしてやろうと・・・ね・・・」
じょりん「」
承太郎「」
ソルベ「なァ~~~んて!なァ~~~んてッ!ひっかかった!?ひっかかった!?」パチーン!
じょりん「ギャアアア!?」ビクゥ!
承太郎「ウヒィーッ!」ビクゥ!
ソルベ「ギャハハ!これは俺のスタンド能力よォ~ッ!身体をバラバラにできる能力ッ!別のマンガに似た能力があるって?ハッハハハ、そりゃ能力がカブることなんてあるだろうに」
ジェラート「お客さんマジにとらえちゃったァ~?ウソですよウソ!こいつ、ドッキリのためにこーやって店の中で自分を輪切りにして商品にまぎれてるんですよ!」
じょりん「おらぁー!」バグォン!
ソルベ「ウゴエア!?」
ジェラート「ゲグア!」
じょりん「おっ、おっ、おめーらぁ~ッ!じょ、じょうだんじゃあねェーぞコラァーッ!ううっ・・・こ、このヤローマジでビビったぞーッ!ビビってねーし!ビビってねーぞコラァーッ!」
ソルベ「ウグ・・・お、お嬢ちゃん・・・冗談だよ冗談・・・」
承太郎「てめェら・・・徐倫を泣かせやがったな・・・」ドン
ソルベ「え・・・」
ジェラート「無敵のスタープラチナで・・・何するんですか・・・もしかして・・・オラオラですかァーッ!?」
承太郎「いいやっ!『流星指刺(スターフィンガー)』で目をえぐるッ!」ズビシュシュ!
ソルベ「ホゲーーーッ!」ブシュー!
ジェラート「ギエピー!」ブシュー!
承太郎「・・・大丈夫か徐倫?」ナデナデ
じょりん「うぐっ・・・ヒック・・・な、ないてねーし!・・・・・・びびってねーし!・・・・・・」グスッ
承太郎「・・・・・・」
じょりん「ック・・・ヒック・・・・・・かえろ」
承太郎「・・・ああ」
承太郎「家に・・・・・・帰ろう・・・」
じょりん「ジョースケんチだけどな」
To Be Contnued・・・・・・⇒
―東方家
承太郎「戻ったぞ」ガチャ
仗助「お、お帰りなさいッス承太郎さん!(フゥ~ッ・・・ギリギリ承太郎さん達よりも先に帰れたぜェーッ・・・途中で噴上とホルホースさん達に拾ってもらわなかったらヤバかったァ~ッ)」
えふえふ「おかーりーじょりん。たのしかった?」
じょりん「ほどほどにな」
承太郎「!?」
じょりん「ってのはジョーダンで、パパといっしょだったからスッゲーたのしかったぞ」
承太郎「徐倫・・・」ホロリ
えるめぇす「ふっふっふ~ん・・・じょりん、アンタはこんごいっさいアタシにさからわねーことだな」
じょりん「?」
仗助「おいエルメェス、写真のことはまだ秘密にしとけよ。イザって時に使わねーと・・・」ヒソヒソ
えるめぇす「はいはい」
承太郎「徐倫、今日は疲れただろう。久々にパパと風呂でも入るか?」
えるめぇす「うっわ、ジョータローそれマジにいってんの?」
えふえふ「でたよセクハラァーッ。ちちおやだからってやっていいこととわるいことがあるっつゥーの」
えるめぇす「はんざいだよはんざいィーッ!またコーコージダイみたいにろうやにブチこまれっぞ」
承太郎「・・・っぐ・・・」
仗助「まあまあ、オメーら、徐倫はまだ5歳なんだぜ?父親と風呂くらい変でもなんでもねーっての。本人がどうするか決めりゃーいいじゃあねーか。な?徐倫」
じょりん「・・・うん」フラッ
仗助「・・・?・・・徐倫、どした?」
じょりん「なんか・・・・・・ちょっとつかれた・・・っつゥか・・・・・・あたまがぐあんぐあん・・・する」バタッ
承太郎「!!?徐倫!!?」
仗助「お、おい徐倫!?徐倫どうしたッ!?おいッ!」
えふえふ「・・・?」
えるめぇす「お・・・おい・・・なんだ?どしたんだ?」
承太郎「徐倫!徐倫!!!」
ドォーーーン!
承太郎「っく!!!時を止めてもどうしようもないッ!!!何が無敵のスタープラチナだッ!!!」
じょりん「うーん、うーん」ムニャムニャ
えるめぇす「しっかりしろじょりん・・・」
えふえふ「ねつがスゲーたかいな。さわっただけでじょうはつしちまいそうだ」
承太郎「仗助どうしよう徐倫がうーんって言ってるぞお前の『スタンド』で治せ今すぐだ早くしろ本当に何とかしてくれコレ以上徐倫に苦痛を与えん」
仗助「落ちついてください承太郎さん。俺の『クレイジー・ダイヤモンド』は病気まで治せないッスよ。壊れたモノを治す能力ッスから」
承太郎「てめー何でそんな落ちついてやがるぶちのめすぞ」
えふえふ「たしかにカホゴのジョースケがこんなにおちついてるってのはおかしいな」
仗助「俺ァケガやカゼをひかないように気を配ってはいるが、なっちまったもんは仕方ねー。ここで焦ったら徐倫を治すのがさらに遅くなっちまう。ここは落ちつくのが徐倫のためってもんだ」
えるめぇす「・・・」
仗助「とにかく今は徐倫のカゼを治すのが先決だ。どれどれ・・・うおっ!熱が39度もあるじゃあねーか!こりゃかなりキツイだろうなぁ徐倫・・・」
じょりん「うーんうーん・・・」
ジョセフ「仗助ェーッ!徐倫がカゼじゃと聞いてスっ飛んできたぞォーッ!どこじゃッ!徐倫はどこにおるんじゃあーッ!」ドガシャー!
アヴ「ジョースターさん落ちついてください。やかましくすると徐倫ちゃんに悪いですぞ」
花京院「仗助、僕達が看病に来たぞ。徐倫はどこだい。僕達が看病するぞ」
ポル「仗助ェーーーッ!徐倫はどこだぁーーーッ!テメッ、徐倫にカゼなんかひかせやがってこのドグサレがァーーーッ!」ドガラドガーッ!
承太郎「やかましい!うっおとしいぞお前らッ!」
仗助「な、なんじゃアンタ達ィ~ッ!一斉にカチコミかけやがって・・・つゥーかジジイ!なんで3部の時の見た目に戻ってんだ!2部ジョセフだっただろうがッ!」
ジョセフ「なぁにを言っとる!今は3部のアニメが絶好調放送中なんじゃぞ!3部ジョセフの姿が今、アツイのじゃ!それより徐倫じゃ徐倫!徐倫はどこにおるッ!」
じょりん「うーん・・・」ムニャムニャ
ジョセフ「!徐倫!徐倫無事かッ!」ダッ
えふえふ「とりあえずカゼぐすりのんでいまはあんせいにしてるからやかましくしちゃダメだぞ」
アヴ「そういうことですジョースターさん。我々に出来ることは今は何も・・・」
ジョセフ「っぐ・・・地球を救った男でも・・・たった一人の少女を救えんというのかッ!」ダァン!
花京院「何を言ってるんですかただのカゼじゃないですか。そんなめっそうもないことを言うものじゃあないですよ。さ、僕が看病しよう。皆は下がっててくれ」
ポル「徐倫ッ・・・こんなに熱だしやがって・・・テメェそれでも空条徐倫かッ!お前はもっと丈夫で強い子じゃあねーかッ・・・この暴れん坊ジョリーン・・・」グスッ
えるめぇす「マジでアンタらおおげさすぎるぞ。こっちまでふあんになるからやめてくれないかな」
花京院「こういう時はどうするか・・・僕はあまり詳しくはない。とりあえず僕が看病するから皆さん散歩にでも行っててください」
アヴ「カゼで寝込むほどの重病の時は・・・どうするのが一番なのか・・・」
ジョセフ「ッハ!そうじゃ!ホリィの時もこんなことがあったわい!DIOじゃッ!DIOをブチのめせばホリィは元気になった!」
ポル「っくそ!あの邪悪の化身めッ・・・」
承太郎「決まりだな。DIOをブチのめすぞ」
ジョセフ「ああ!」
ザン!
『行くぞ!』
仗助「とばっちりにもほどがあるぞアンタら」
アヴ「私にいい考えがる」
ジョセフ「フム、言ってみろアヴドゥル」
アヴ「かつてエジプトへの旅の時、ジョースターさんの体内に敵スタンドが潜入したという話があったそうじゃないですか」
ポル「ああ、あのマギーな」
アヴ「その時のようにスタンドを体内にしのびこませて、カゼのウイルスを倒すというのはどうでしょう?」
承太郎「テメー天才か」
花京院「では僕の『法皇の緑』を徐倫の体内に・・・」
えふえふ「だがまってほしい。アンタらがむかしたたかったのって、スタンドだったんだろ?こんかいのはただのカゼだ。ウィルスをやっつけるなんてことできるとおもってるの?」
アヴ「!」
えふえふ「むしばのバイキンだとか、カゼのウィルスをやっつけるなんてーのはマンガやアニメのなかのはなしだ。そんなことがじっさいにできるわきゃねーだろスカタン」
アヴ「グ、グムー・・・」
えふえふ「そんなむちゃくちゃなことありえるかってんだ。じょうしきをかんがえろじょうしきィーッ」
仗助「今更常識とか言われてもなァ・・・」
ジョセフ「じゃが・・・それならば一体どうすればいいんじゃあッ!」ダァン!
えるめぇす「トニオのりょうりでかぜなおせんじゃねーの?」
承太郎「お前天才だな」
ポル「そうと決まればトニオにTELだ!」ポルルルル・・・
ポル「もしもし!?トニオか!?俺ナレフだ!じつはカクカクシカジカでな、お前の料理で・・・・・・ナニ?アワビ漁と捕鯨に出てて無人島に流されて帰れないだと!?フザけんじゃあねえぞコラッ!」ピッ
ポル「ダメだ。トニオは今は使えねー」
ジョセフ「ちくしょォーッ!どうすりゃあいいんじゃあーッ!」ダァン!
じょりん「うーん・・・やかましいなぁ・・・うっおとしいぞ」ムニャムニャ
承太郎「!徐倫!目が覚めたか」
ジョセフ「徐倫!わしじゃ!ジョセフおじいちゃんが来てやったぞ!」
アヴ「私達も一緒だ」
じょりん「なんだ?・・・みんなしてヤイノヤイノと・・・」
ポル「おめーがカゼってんでスっ飛んできてやったんだぜ!早く元気になれよなっ!」
花京院「僕が看病してあげるよ徐倫。ゆっくり身体を休めてくれ」
じょりん「なにをいっとるんだ・・・アタシはちょっとつかれただけだから・・・そんなオオゴトじゃあ・・・」スッ・・・
仗助「動くんじゃあねえッ!じっとしてろォーッ!」バン!
承太郎「!」
ポル「!」
じょりん「!?」
仗助「・・・ッハ・・・い、いや・・・まだ安静にしてろってことだ」
じょりん「・・・・・・フフッ・・・そうだな。たまにはゆっくりするってーのも・・・わるくないかな・・・なーんて」
仗助「・・・」
承太郎「徐倫・・・」
じょりん「でもやかましいからしずかにしてくれな」
承太郎「おいオメーらッ!うっおとしいから外出ろッ!徐倫がゆっくり出来ねーじゃねえかッ!」オラッ!
えるめぇす「やっとしずかになったな。いまこのへやにいるのはアタシとえふえふとじょりんだけだ。ゆっくりしろ」
じょりん「うん」
えふえふ「アタシはカゼひいたことねーけど、そんなにツライもんなの?」
じょりん「うーん・・・かなり」
えふえふ「そういやぁまえにえるめぇすもカゼひいてたよな。まえスレで」
えるめぇす「ああ」
えふえふ「あんときはどーやってなおした?」
えるめぇす「いや、あんときはクシャミがおおいだけのかるぅ~いカゼだったし、しばらくしたらすぐなおったからな・・・じょりんのはかなりねつもあるし・・・」
えふえふ「・・・どうすればいい?」
えるめぇす「・・・ほんにんのたいりょくしだいってトコだな。あったかくしてねてりゃあなおるだろ」
えふえふ「?・・・ねつがあるのにあったかくしたら、さらにねつがあがるんじゃあないのか?」
えるめぇす「え?・・・そ、そういわれればそーだな・・・」
えふえふ「じゃあひやすほうがいいんじゃあねーの?ねつがたかいんだから」
えるめぇす「な、なるほど・・・そのとおりかもな」
えふえふ「よーしまってろじょりん、アタシがいまねつをさげてやっかんな」
承太郎「・・・仗助・・・俺達に何かできることはないのか?」
仗助「ここは徐倫の体力次第ってトコッスよ。俺達があーだこーだすることはねーんじゃあないんすか」
アヴ「ポルナレフ、お前は波紋や回転の技術も使えるんだからカゼも治せそうなもんだと思うが」
ポル「おめー、波紋や回転が何でもアリのチート技術だと思ってるだろ」
ジョセフ「しかし大昔の波紋使いは医者として活動していたという話も聞いたことがある。もしかすると波紋でカゼを治せるかもしれんぞ」
ポル「!マジか!」
花京院「そうと決まれば早速波紋を習いに行きましょう!すぐにでも波紋をマスターして徐倫を看病しなければ!」
リサリサ「甘いッ!」バッシィ!
花京院「ブエッ!?」ドォーン!
ジョセフ「り、リサリサァ~ッ!?な、なんでここにィー!」
リサリサ「波紋は一日二日でマスターできるようなものではないわッ!本当に学ぶ気がるというのなら・・・私の下で修業しなさいッ!」バーン
仗助「ちくしょう、どんどんおかしくなってきやがる」
えふえふ「そらっ、アタシのからだをえきじょうにして、じょりんをつつんでやる」ビチャビチャ~
じょりん「あー・・・ウォーターベッドみてー・・・」スヤァ・・・
えるめぇす「こりゃねつもさがるし、リラックスできるな。どうだじょりん」
じょりん「すっげーさむい。なんかヤバイきがする・・・」ゾクッ・・・
えるめぇす「え」
えふえふ「う・・・しかもアタシがじょうはつしちまいそうだ。ざんねんだがここまでにしとこう」スッ
えふえふ「もとのからだにもどったが、もっとじょりんをひやさないと・・・さてどうするか」
えるめぇす「クーラーいれよう。れいぼうガンガンにして」ピッ ウォーン
じょりん「あー・・・さみぃー・・・」ヒエ~ッ
えるめぇす「がまんしろじょりん、これもねつをさげるためだ」
えふえふ「かいてき」
じょりん「あー・・・ゾクゾクするー・・・なんかヤバイきがするー」ゾクゾクッ・・・
リサリサ「甘いッ!」バッシィ!
花京院「あアッ!」ビクンビクン
リサリサ「コップの中の水を反対にしてもこぼれないようにするくらい、波紋使いとして基本中の基本ッ!そんなこともできないようじゃ波紋マスターになんてなれないわッ!」バッシィ!
ジョセフ「うげぇ!やめろリサリサ!わしは出来とるわい!」
リサリサ「あなたが私より歳とってる姿が違和感ありまくりなのよッ!」バッシィ!
ジョセフ「ぐげっ!・・・ッケ、何を言っとる。ほんとうはお前さんはミイラみてーな歳のくせして」
リサリサ「イリュージョンスパーク!」ビリビリビリ!
ジョセフ「ウゲェー!や、やめろリサリサァーッ!」」ビリビリビリ!
アヴ「ポルナレフ、お前波紋の練り方上手いな」
ポル「当然だろ」ドヤサァ
仗助「ウチの玄関先で波紋修行されてるからご近所さんがヘンな目で見てるんスけど」
承太郎「やれやれだぜ」
えるめぇす「うーむ、ずいぶんへやがひややまったな。じょりん、ねつはさがったか?」スッ
じょりん「うー」ジュッ
えるめぇす「うおあっ!?あっつゥ!」
えふえふ「おいおい、ねつがぜんぜんさがってないじゃないか」
じょりん「あー・・・ぐあんぐあんする・・・マジで・・・」クラクラ
えるめぇす「・・・・・・どうしよう」
えふえふ「これはこまった・・・なんでひやしたのにねつがあがんだよ・・・ッハ!スタンドこうげき1?」キョロキョロ
えるめぇす「じょりん、なんかほしいものとかあるか?たべたいものとかなんでもいえ」
じょりん「うーん・・・ふたりとも・・・」クラクラ
えふえふ「?」
えるめぇす「なんだ?アタシたちがどーした?」
じょりん「そばにいてくれ・・・」
えるめぇす「っ!・・・な、なにいってんだじょりん!こっぱずかしいこといってんじゃあねー!」アセアセ
えふえふ「・・・じょりん、アタシたちはすぐとなりにいるぞ。あんしんしろ」ギュッ
じょりん「・・・うん」
えふえふ「ほれ、えるめぇすも」
えるめぇす「・・・っく///」ギュッ
じょりん「あー・・・おちつくー」スヤァ
えふえふ「あっつゥ!じょうはつしちゃう!」バッ
えるめぇす(くそ・・・なんだよじょりんめ・・・な、なんかスッゲーはずいじゃあねーかッ・・・)カァ~
えふえふ「?・・・!えるめぇす、おまえかおあかいぞ!ねつがうつったんじゃあねーのか!?」
えるめぇす「うるせータコッ!」
えふえふ(ベタやなぁ~・・・)
―一方そのころ・・・地球のどこかで・・・・・・
エシディシ「・・・・・・うー・・・」クラクラ
ワムウ「エシディシ様、どうかお気を確かに」
カーズ「まったく、究極の生物ともあろう者がインフルエンザなどというカゼにひっかかるとはな」
ワムウ「お言葉ですがカーズ様、かの『ドラゴンボール』という漫画の主人公、カカロットという男も星を壊すほどの力を持ちながら病気には勝てないと名言されております。エシディシ様も・・・」
エシディシ「あー・・・」クラクラ
カーズ「っ・・・フン、我が同士であるエシディシがカゼなんぞに負けるわけがなかろう。すぐに回復するに決まっている。そうだろうエシディシ」
エシディシ「・・・きっついなカゼって・・・」クラクラ
ワムウ「しかしエシディシ様の高熱が周囲にまで溢れて、異常に熱いですな。金属が溶けている」
カーズ「周りがグツグツのシチューになってるぞ」
ワムウ「エシディシ様、何かほしいものなどはありますか?ご用意いたします」
エシディシ「・・・二人とも・・・」
ワムウ「?」
カーズ「何だ?私達がどうした?」
エシディシ「そばにいてくれ・・・」
カーズ「っ!・・・な、なにを言っているエシディシ!」
ワムウ(うわあ・・・・・・何この展開)
カーズ「そんなこと言わずとも、すぐ隣にいるじゃあないかッ・・・」
エシディシ「・・・ウム」
ワムウ(マジで無理だこれ)
花京院「こうですね!これでどうですかリサリサ先生ッ!コップの水がこぼれませんよッ!」ユラユラ
リサリサ「甘いと言っているッ!」バッシィ!
花京院「あっふぁ!」ビクン
リサリサ「そんなものは初級の初級!次は中の水をコップの形を保ったままで維持させるのよ!」
ジョセフ「なあリサリサよォ~ッ・・・わしやポルナレフはもうスデにそのくらい簡単にこなせるんじゃから、さっさと医療に使える波紋を教えてくれんか」
リサリサ「何を言っているJOJO!波紋とはとても奥が深いものッ!一から順に学ばなければならないッ!」バッシィー!
ジョセフ「うげあッ!じゃからイチイチ波紋を流したマフラーでひっぱたくんじゃあないッ!」
アヴ「これが黄金長方形の回転か。すごいな」ギャルギャル
ポル「すげーじゃねーかアヴドゥル!お前のメカ義手で黄金の回転をするなんてよォー!めちゃくちゃ強そうだッ!」
仗助「承太郎さん、俺徐倫達の様子見てきますわ」
承太郎「俺も行こう」
仗助「いや、承太郎さんはあの連中を見張っててください。何やらかすかわかったもんじゃねーから」
承太郎「・・・ああ。そうするか」
仗助「徐倫~?FF~?エルメェス~?大丈夫か~?様子見に来たぞォー」ガチャ
えふえふ「あ、ジョースケ」
えるめぇす「ッ!い、いきなりドアあけんじゃあねー!」ササッ
じょりん「あー・・・えるめぇす、てぇはなさないでくれー」
仗助「うおあっ!?なんじゃこの部屋!めちゃくちゃ寒いじゃあねーかッ!」ブルルッ
えふえふ「じょりんのねつをさげようとおもってクーラーを」
仗助「何をやってんだぁーッ!逆効果だろうがァーッ!」
えふえふ「?」
仗助「ああったく!俺がやるからお前らのいてろ!」ドタバタ
仗助「水枕敷いて、オデコにヒエピタ貼って、身体あったかくして・・・」セッセ
えふえふ「おー、しゅふみたいだなジョースケ」
えるめぇす「めめしいやろーだぜ」
仗助「徐倫、アクエリかポカリどっちがいい?水分をたくさんとらなきゃあならねーからな」
じょりん「・・・じゃあアクエリで」
仗助「えるめぇす、俺ァ買い出し行ってくるからその間に徐倫の汗を拭いてやっててくれ」
えるめぇす「なっ、なにィ!?」
仗助「あったかくしてると汗が出てくるだろうから、拭かないとまた寒くなっちまうからな。いくら子供っつっても俺がやるわけにはいかねーし」
じょりん「・・・おとなですけど」クラクラ
えるめぇす「し、しかしアタシがそんなっ・・・」
仗助「FFだと熱くってできねーだろうからな。任せたぞ」シュタッ
えるめぇす「あっ、ジョースケ!・・・・・・っく・・・」
えふえふ「えるめぇす、まかせたぞ」ポン
えるめぇす「っぐ・・・じょりん!カラダふくがガマンしろな!」
じょりん「うー・・・あせがキモチワルイ」グデー
えるめぇす「ふ、ふくけどモンクいうんじゃあねーぞ!」
えふえふ(ベタやなぁ)
じょりん「ちょっとサッパリした」スッキリ
えるめぇす「なんとかふきおわったが・・・すっげーこっぱずかしかったぞ・・・」ドキドキ
えふえふ「んじゃそのタオルせんたっきにもってくわ」ガチャ
えふえふ「じょりんのあせをふいたタオルか・・・すいぶんがおおくふくまれたタオルということは・・・アタシにはピッタリなアイテム・・・」
えふえふ「いや、だがしかし、それはひととしてヤバイからダメだ。プランクトンですけど」
ドガシャー!
えふえふ「!?なんだ!?ろうかのまどをぶちやぶってなにかがいえのなかにはいってきたッ!」
Dio「LOLYYYEEE・・・・・・匂うぞ・・・クン・・・匂うぞッ!クウジョウジョリーンのニオイだッ!それもかなりの密度のッ!クンッ!そこだなッ!そのタオルからだなッ!」バーン
えふえふ「なっ・・・ディエゴ!Dioッ!」
Dio「FFゥ~ッ・・・・・・その『タオル』・・・・・・譲ってくれないか?・・・是非・・・手元に置いておきたい・・・・・・ソレ・・・くれないかァ~ッ?・・・・・・」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
えふえふ「っ・・・このドヘンタイやろーが・・・・・・だれがッ!」
Dio「フン・・・やはり拒むか・・・・・・ならば答えは一つッ!力ずくで奪うまでッ!」
えふえふ「やってみろッ!」バン!
Dio「LOOORRRYYYYYYYYYYYYYEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEE!」ドッヒャァーッ!
えるめぇす「なんかへやのそとがソーゾーシーな・・・じょりん、ちょっとみてくるけどおとなしくしてろ」
じょりん「・・・ひとりにしないでくれ・・・スッゲーヤバイ」ギュ
えるめぇす「っぐ・・・・・・わかったよ」
じょりん「うー・・・」クラクラ
えるめぇす「カゼでよわってるからか?こんなじょりんみたことねーぞ・・・ったく」
ピンポーン♪
えるめぇす「あ、だれかきたな。ちょっとでてくるけど、まっててくれ」
じょりん「えー・・・いかないでくれー」
えるめぇす「ちょっとみてくるだけだから、な」
じょりん「うー・・・」ハナミズタラー
えるめぇす「ああもうッ、はながでてるぞはなが。ホレ」
じょりん「ズビー」ズビー
えるめぇす「なにかあったらよべな」ガチャ
えるめぇす「えふえふはせんめんじょのほうにいったが・・・まだかえってこないのか?とりあえずアタシはげんかんのきゃくにたいおうしなくちゃ」
ガチャ
あなすい「じょりん!ああじょりんッ!カゼだときいたが本当かッ!?なんだテメーはえるめぇすかッ!じょりんはどこだッ!おれが来たからにはもうあんしんだぞッ!」
えるめぇす「かえれ」バタン
あなすい「ああっ!まて!じょりんはおれをまっているッ!じょりん!じょりんんん~~~ッ!」ドンドンピンポンピンポーン!
えるめぇす「やかましい!やっまかしいぞおまえ!」ガチャ
あなすい「どけえるめぇす!じょりんはおれをもとめているッ!じょりんをたすけるのはおれだッ!おれに『かえれ』とめいれいしないでくれェーーーッ!」
えるめぇす「このやろおォ~ッ・・・」
あなすい「どうしても家に入れてくれないというのなら・・・おまえをたたきのめしてでも入るぞッ!」
えるめぇす「うるせえこのドブやろうがァーッ!かえりうちにしてやるってんだコノヤロォーーーッ!」
バン!
仗助「えーっと・・・カメユーで買い物は済んだな。アクエリにヒエピタの替えに風邪薬・・・徐倫の好物のチョコパイも買ったし・・・こんなもんかなーッ」
仗助「さぁて、早く帰って徐倫の看病の続きを――」
ジョルノ「無駄ァ!」
仗助「!」ガシィッ!
ジョルノ「・・・防いだか・・・・・・東方仗助・・・僕の分身、『黄金体験』の拳を防ぐとは・・・やはり・・・相当なウデだな」
仗助「!?・・・テメーはジョルノッ!なんだァ~いきなり攻撃してきやがってェ~ッ!そのコロネでもどっかにブチ当てやがったのかコラァ~ッ!」
ジョルノ「・・・強がるんじゃあないぞ。僕は知っている・・・君が今買った品は・・・『看病』のための品だな。恐らく・・・空条徐倫のための・・・」
仗助「!」ドキィ
ジョルノ「ズボシ・・・といったところらしい。徐倫・・・そう、彼女は僕が率いる神の軍勢『パッショーネ』に敗北を刻んだ聖女・・・・・・誰も何も言わないが・・・このままでは僕の『こけん』にかかわる」
ジョルノ「徐倫に『勝利』すれば・・・『パッショーネ』のボスとして!神の子であるこの僕の威厳を取り戻すことができるッ!だからこそ徐倫に!勝負を挑むッ!」バーン
仗助「脳みそまでションベンかテメェーッ!カゼを引いてるって気付いてるんならなぜ徐倫に勝負なんぞ挑むーッ!」
ジョルノ「カゼだからこそッ!今なら確実ッ!そう!『アメイジングスパイダーマン2の映画が面白い』ってことくらい確実に勝利できるッ!そのために邪魔者である守護天使の君を倒す!」
仗助「この野郎~ッ・・・・・・マジに頭のブっとんだ野郎だな・・・・・・だが・・・徐倫の所へ行かせるわけにはいかねーッ!このクラゲっ歯野郎がァーッ!」ドン
ジョルノ「神の子であるこの僕に・・・勝てると思うかッ!」
仗助「うるせェーっつってんだよこのドベンキ野郎ォーッ!てめーのそのフザけた髪型も頭もまとめてブチ壊してやるぜェーッ!」
バン!
Dio「LOLYYYYYYY!」ドシュバァ!
えふえふ「!はやいッ!」
Dio「『もらった』ッ!その腕を切り裂いてェーッ!」
ウジュル
Dio「!?ナニッ!」
えふえふ「アタシはプランクトン・・・うでをきりはなしてもヘーキだ。このタオルはぜったいに『わたさん』!くらえッ!プランクトンだん!」ドバドバドバ!
Dio「うおおおおっ!?」グルゥーッ
えふえふ「っ・・・このきょりでかわすとは・・・なんというどうたいしりょく」
Dio「・・・どうやら・・・ただの子供ではないようだ・・・・・・正直言って・・・ナメていたよ・・・・・・だが・・・必ず・・・貴様からそのタオルを奪ってみせるッ・・・」
えふえふ「っく・・・こいつ・・・・・・なんて『うえ』だ・・・・・・だ、だが・・・ぜんぜん『けだかく』なんかない・・・」
Dio「LOOORRRRRRYYYYYYYYYYYYYY!」ドシュアーッ!
えふえふ「!くる!」
Dio「よこせLORYYYYYYYY!」バシューッ!
えふえふ「いまだ!」
ドッバァー!
Dio「!?何ッ!?み、『水』がッ!洗面所から『水』がッ!お、俺だけを狙ったかのようにッ!」ドバババババ
えふえふ「せんめんだいのじゃぐちのなかに・・・プランクトンをしのばせていた・・・・・・おまえを『くいつくす』こともいとわないほどザンギャクなプランクトンだッ!」
プランクトン『フー・フォアアアアアアアア!』グアオッ!
えふえふ「おまえのからだにこびりついたそいつはッ!おまえのからだからじょうはんしんをかたちづくったそいつはッ!おまえをたおすッ!くらえッ!アタシりゅうの『オラオラ』だッ!」
プランクトン『フォアアアアアアアアア!』ズドドドドド!
Dio「うぐおおおおおッ!こ、こいつッ!なんてパワーだッ!」ボゴボゴオ!
えふえふ「アタシをこどもとおもってナメてたな・・・・・・トドメくらえ」ジャキ
Dio「!」
えふえふ「おまえのよこっつらに!プランクトンだんをブチこんでおわりだぁーーーッ!」
ドバ!
えふえふ「!・・・な・・・・・・」
グギギ・・・
Dio「フシュゥー・・・」フーッ・・・
えふえふ「く、くちが・・・みみまでさけて・・・くちがおおきくなって『だんがんをキバでとめた』!?」バン
Dio「クアアアーッ・・・・・・ップ!」ドシュ
えふえふ「!」
バスッ!
えふえふ「うぐッ!」
Dio「貴様の弾丸を・・・吐きだしただけだが・・・・・・そのまま貴様の身体に弾丸のようにめり込んだな・・・」
えふえふ「っぐ・・・『フー・ファイターズ』ッ!」
プランクトン『フォアアアアアア!』グオッ!
Dio「させるかァー!」ドシュシュ!
えふえふ「!・・・プランクトンのうでをきりおとした・・・・・・だ、だがそいつはおまえをたおすまではなれない!うでもさいせいさせればッ・・・」
Dio「どうかな?LORYッ!」サッ!
えふえふ「!ど、『ドライヤー』!?」
Dio「洗面所の前の廊下で戦っていて正解だった・・・ドライヤーのコンセントを刺して・・・」カチッ
えふえふ「なっ!まさかッ!」
Dio「蒸発しろォーーー!」ブオオオオオオ!
プランクトン『フォアアアアアアアアアアア!』ブジュウゥ~~~ッ!
えふえふ「ああッ!プランクトンがーッ!」
Dio「これで・・・俺の身体にこびりついたプランクトンは消えた・・・・・・後は・・・お前だッ!」バッ!
えふえふ「!」
Dio「くらえッ!ドライヤー攻撃ーッ!」ブオオオオオ!
えふえふ「ウギャーーー!」ブアアアアアアアアア!
あなすい「『ダイバーダウン』ッ!」ドシュッ!
えるめぇす「『キッス』ッ!」ガッシィ!
あなすい「・・・なるほど、つよそうなスタンドだな。だが・・・おれのじょりんへの思いは止められないッ!」ドシュシュ!
えるめぇす「っく!きんきょりパワータイプか。だがッ!アタシの『キッス』もだッ!」
バゴォン!
あなすい「ッ!?うぐおっ!?こ、このパワーッ!・・・」グラッ・・・
えるめぇす「くらえッ!はかいりょくAのパンチをーッ!」
ドォン!
えるめぇす「おらッ!」
ドォン!
えるめぇす「おらっ!」
ドォン!
えるめぇす「おらぁッ!」
バグオン!
あなすい「があっ!・・・ぐ・・・」フラッ・・・
えるめぇす「おまえのうでに『シール』をはった。うではいっぽんふえたが・・・シールをはがしたとき、おまえのうでははかいされる」
あなすい「っ・・・」
えるめぇす「ここでおまえがまけをみとめ、ウチにかえるというのならゆるしてやる。だが・・・まだそのゲスなしそうをかえるきがないってんなら、おまえのうでをブっこわす!」
あなすい「・・・」
えるめぇす「そのうでをはかいすれば、にどとじょりんに『ふれる』ことすらできなくなるだろう。そのほうがじょりんのためだ。・・・どうする?アタシは『はかいする』にいっぴょうだが」
あなすい「・・・ほんとうに・・・このままかえればうでをはかいしないのか?」
えるめぇす「ああ【ほしょう】」
あなすい「シールをはがせば・・・はかいはとめられないんじゃあないのか?」
えるめぇす「・・・・・・たぶんだいじょうぶ【たぶん】」
あなすい「・・・・・・もういたいおもいはしなくてすむんだな?」
えるめぇす「やくそくしよう【やくそく】」
あなすい「でもことわる」
えるめぇす「ナニッ!?」
あなすい「ううううおおおおおおおおお!」ベリベリッ!
えるめぇす「!し、シールをじぶんではがしてッ!なにをするッ!」
バヂィィィン!バキバキバキッ!
あなすい「うおああああああああああああ!」ブシュゥー!
えるめぇす「な・・・は、はかいを『のりきりやがった』ッ!」
あなすい「このなるしそ・あなすいのもっとも好きなことは・・・なによりもクウジョウ・ジョリーン!このていどのいたみッ!おれの『思い』のまえではなんのいみもないィィィ!」
えるめぇす「っな・・・なんなんだこいつ・・・そこまでじょりんのことを・・・」
あなすい「おれは・・・だれが何といおうと・・・じょりんをあいしているッ!この思いだけはだれにもねじまげることはできねェーーーッ!」ギャン!
えるめぇす「!」
あなすい「おれはだれよりもじょりんを思っている!せかいで一ばん!じょりんをあいしているッ!ただのおんなにこのおれのラブをとめられるとおもうなァーッ!」ドババババ!
えるめぇす「こ、このパワーとラッシュスピードッ!こ、こいつッ!さっきより『つよくなっている』!?」
あなすい「うおおおおおおお!ラヴパワー!」ズドドドドドド!
えるめぇす「ぬおおお!」ガガガガガ!
あなすい「『けっこん』するのはッ!おれとじょりんだぁーッ!」
カコォーーーン!
えるめぇす「ッぐほァァァ!」ドッバァー!
あなすい「ラヴISオーバァーーーッ!」
バゴォーーーン!
ドシャアア!
えるめぇす「ッガ・・・・・・うぐ・・・・・・ガフ・・・」ドクドク
あなすい「おれはじょりんと『そいとげる』」バン
バグォン!
ジョルノ「ブゲッ!」
ドシャアッ
仗助「ドラァ・・・」バーン
ジョルノ「・・・ぐ・・・・・・こ、このスタンドパワー・・・なんというパワーなんだ・・・神の子であるこの僕の分身である『黄金体験』よりも・・・上だというのかッ・・・」
仗助「お前さんのヒョロっちいスタンドじゃあ俺の『クレイジー・ダイヤモンド』のパワーは受けきれねえみてーだなァ~ッ・・・まだやるってんなら・・・容赦しねーぞ」
ジョルノ「・・・フ・・・面白いッ」バッ
仗助「ッチ、面倒なヤローだッ!ドララッ!」ドババ!
ジョルノ「っく!」シュシュッ
仗助「!かわし――」
ジョルノ「無駄ァ!」バゴッ!
仗助「うごっ!?・・・」ガグッ・・・
ジョルノ「君の精神(こころ)の化身・・・狂ったダイヤモンド・・・ものすごいパワーだ。『破壊』と『再生』をつかさどる、すさまじい化身だよ。だけど・・・僕の分身もナメてもらっちゃあ困る」
ジョルノ「『足腰』だ。スタンドで『足腰』にパワーを連動させれば、スタンドのパワーでの行動ができる。スタンドで地面をければ、まるで空中を飛行するかのように・・・」
ジョルノ「そうやって君の攻撃を回避した。かなりギリギリだが・・・僕の秘められし力はこの程度じゃないってこと――」
バグオン!
ジョルノ「ブガッ!?・・・ガ・・・」ポタポタ・・・
仗助「何をダラダラのぼせてやがんだスッタコが~ッ。テメーの話なんざ聞いてねーんだよコラッ!」バゴ!
ジョルノ「ガッ!・・・ま、まて!相手の話はちゃんと聞くのがお約束――」
仗助「やかましいッ!俺ァ一刻も早く徐倫の所へ帰らなくちゃあならねーんだッ!邪魔するヤツァ徹底的にブチのめす!」
ジョルノ「っく・・・話は最後まで――」
仗助「ドラァ!」グオ!
ガブウッ!
仗助「!?な、ナニィ~~~ッ!?」
ジョルノ「聞くべきだな」
仗助「なんだこりゃあーッ!へ、『蛇』かッ!?っく!」バシュッ
ジョルノ「猛毒を持ったヘビだ。数分で体内に毒素が回り、アンタは立ち上がることすらできなくなる。これが僕の『黄金体験』・・・『生命』をつかさどるチカラ!」バン
仗助「っぐ・・・テメェ・・・」
ジョルノ「その毒の解毒抗体を持った生物を生み出すことは僕にしかできない。ギブアップすれば毒を取り除いてやる。『取引』といこうじゃないか」
仗助「だったら・・・テメーをブチのめしてから解毒生物を作らせりゃあいいだけだ!」ブオ!
ジョルノ「やはりか・・・だがアンタにはもう時間がないぞッ!それまでにさらに痛めつけるッ!『ゴールド・エクスペリエンス』ッ!」バン
ライオン「GGRRRRR・・・・・・」
仗助「!?」
ジョルノ「日本では百獣の王と言われているライオンだ。僕の能力は・・・こんなこともできる!行けッ!ライオンカイザー!」
ライオンカイザー「GGGAAAAAAAHHHHH!」
仗助「ドララララァ!」ドドドドド!
ライオンカイザー「GA!?」シュルルルル・・・・・・
ジョルノ「何ィー!?カイザァーーーッ!ライオンカイザーが・・・消えたァ!?」
仗助「グレート・・・こんな『小石』をライオンに変身させられるのか?かなりなんでもできそうなスタンドじゃねーか。・・・だが俺の『クレイジー・ダイヤモンド』、物を『治す』能力」
ジョルノ「ハ!」
仗助「お前が何を何に変えようと・・・俺のスタンドは『元に戻す』。能力は俺の前では通じねー!」
ジョルノ「・・・っく・・・・・・だがあと数分だ。数分で全身に毒がまわる。それまでに・・・『決着』はつくかな?」
仗助「数分もいらねー、10秒で十分だぜ・・・その間にお前の顔面に拳を叩きこんでやるッ!」
ジョルノ「勝負だッ!東方仗助!」
仗助「かかってきやがれ!ジョルノ・ジョバァーナ!」
890 : ◆t8EBwAYVrY - 2014/04/22 23:33:52.18 LOI6Ubzq0 333/352あ、今になって思ったけど、『物体を生物』に変えたら、元の物体の大きさの生物になるのかな。だとしたらライオンは小石サイズのライオンってことで。カーワイー
リサリサ「甘い!」バッシィ!
花京院「おっふぅ!」ビクビクッ
リサリサ「花京院くん・・・あなたは何度教えても上手くできないわね。もしかしてワザとしてるんじゃあないかって疑問になるくらいよ。いい?波紋を練る時は――」
花京院「はい!ハイ!ハァイ!」
ジョセフ(か・・・花京院・・・コイツ・・・)
アヴ「黄金回転の義手!」ギャルーン!
ポル「やっべ!めちゃカッコイイなそのメカァーッ!」
承太郎「・・・(仗助のヤツ・・・買いだしに行って帰ってこないな・・・・・・それに、向こうの方が騒がしい・・・スタンドバトルでも行っているのか?)」
リサリサ「聞いてるの花京院くんッ!?」バッシィ
花京院「るっふぁあ!き、聞いてませんでした!」
リサリサ「甘ァい!」バッシィ!
花京院「ぬっふぇい!」ビクビクッ
じょりん「あー・・・みんなはやくかえってきてくれー・・・」ア、ハナミズズビッ
ブオオオオオオオオオオ!
えふえふ「ううおおおおおおおおおおおお!」
Dio「『勝った』ぞッ!FFはドライヤーの熱風で乾燥して再起不能だッ!このままクウジョウジョリーンを手中におさめにいってやるッ!クウジョウジョリーンはこのDioのものだァーーーッ!」
バッシャアアア!
Dio「!?ッ・・・ナニ・・・?・・・・・・首からぶらさげていた・・・ペットボトル?・・・」
えふえふ「『みず』があればプランクトンはぞうしょくできる・・・・・・アンタのてもとに・・・『みず』をかけた。アタシのぶんしんを・・・ね」
Dio「!なッ!」
カチッ ヒエ~~~ッ!
えふえふ「フーッ・・・」バン
Dio「なんだとッ!『温風ボタン』をプランクトンで切り替えて・・・『冷風』にしたッ!?ック!だがまたボタンを切り替えればッ!」スッ
えふえふ「やめておけ・・・Dio・・・アンタはもう『はいぼくしている』・・・『スデに』な・・・・・・」
シャワーーー
Dio「ッハ!」バッ!
えふえふ「さっきなげたペットボトルのみずは・・・フロばの『シャワー』のほうにもとびちった。『シャワー』をだしているいま・・・このせんめんじょいったいは『アタシのりょういき』ッ」
グジュグジュグジュグジュグジュ
えふえふ「つまり!」
えふえふ「なんたいものぶんしんをつくり!」
えふえふ「おまえをとりかこむことができる!」
えふえふ「みずがあればプランクトンはなんたいでもあらわれる!」
えふえふ「こどもとおもってゆだんしたな!」
えふえふ「こどもだからこそ!じゅんすいだからこそ!
えふえふ's『もっとももっとももっとももっとももっとももっとももっとももっとももっともおそろしいフォアアアアアアアアアアアアアア!』ドバァー!
Dio「LOOOORRRRYYYYYYYYYEEEEEEEEEE!」ドヒャァーーーッ!
えふえふ「くらえDioッ!えふえふだいかぞくのいっせいしゃげき!」
ドバババババババババ!
Dio「ウグエアアアーーーッ!」ドッバァー!
えふえふ「アンタはかこに・・・シズカにたたきのめされたおとこ・・・・・・まだジョリーンにしゅうちゃくするというのなら・・・『そのたびにアタシがあいてになってやる!』」
えふえふ「アタシだけじゃあない。えるめぇすやジョースケ・・・じょりんほんにんだってテメーをぶちのめすだろうよ。それに・・・シズカもアンタを『ふたたび』ブチのめすかもなァ~~~ッ」
えふえふ「だが・・・とにかくいまは『アタシがやる』」ジャキ
Dio「クッ・・・ックアアアッ・・・」ドクドク
えふえふ「さりやがれっ!」ドバドバドバ!
ボッギャァーーーン!
ガシャァー!
えふえふ「まどをぶちやぶってそとにぶっとばしちゃったが・・・あとは『そとにいるれんちゅうにまかせるぜ』」
バーン
Dio「ブッ・・・ググガ・・・こ・・・こんな・・・・・・このDioが・・・またしても女に・・・・・・」ガクガク
Dio「ッハ!」
ポル「・・・」ドドドドドドドドドドドドドドドドドドド
アヴ「・・・」ドドドドドドドドドドドドドドドドドドド
Dio「ッ・・・うぐ・・・・・・あ・・・ック・・・」ドドドドドドドドドドドドドドドドドド
ポル「なあアヴドゥル・・・なんで・・・なんでこいつは『仗助の家の中から飛び出して来たんだ』?家の中には風邪と戦ってる徐倫がいるハズだってのに・・・」
アヴ「さあな・・・だが占い師の私が推理するに・・・こいつは『侵入者』・・・・・・そしてこの傷痕・・・FFのプランクトン弾だ・・・追い返された・・・といったところか・・・」
ポル「それじゃあ・・・コイツは『フトドキモノ』ってーことでいいんだよなァ~ッ?」ドン
アヴ「ああ。風邪をひいている徐倫に近づく『敵』といったところだな」ドン
Dio「・・・ッグ・・・・・・シルバーバレット!来いッ!ここから離れるんだァーーーーーッ!」
シルバーバレット「アカーン」
ポル「『銀の戦車』+『波紋疾走』!二刀流ッ!」ドッヒャァアーッ!
アヴ「『魔術師の赤』とッ!『黄金回転の義手によるパンチ』ッ!」ドバォオーッ!
Dio「LLLOOOOOOOOOORRRRRYYYYYYYYYYYYEEEEEEEEEEEEEEEEE!!!」
ドギャゴォーーーンッ!
【ディエゴ・ブランドー またしても再起不能】
バン!
えるめぇす「・・・っぐ・・・あうっ・・・」ガクガク
あなすい「えるめぇすぅ~~~ッ・・・おれはお前を『きずつけたくない』。お前はじょりんのトモダチだし、おれのトモダチでもある・・・けっこんしきにゼヒしょうたいしてやりたいんだ・・・」
えるめぇす「・・・なにを・・・」
あなすい「だがおれとじょりんの『けっこん』にはんたいするというのなら・・・このままお前にはさいきふのうになってもらうしかない」
えるめぇす「だれがテメーなんかにッ――」
ボギャア!
えるめぇす「ウゴッ!?」ブシュー
あなすい「おれのスタンド・・・『ダイバーダウン』・・・お前とおれのあいだに・・・スデにパンチやキックの『エネルギーをせんこうさせてある』・・・トラップみたいなもんだな・・・」
あなすい「お前がいくら立ちあがり、なんどおれにむかってこようと、ここにくるまでに『ダイバーダウン』のパンチやキックのエネルギーがお前をおそうッ!これいじょうのていこうはやめろ!」
ポタポタ・・・
えるめぇす「やかましいってんだよこのやろおォ~~~ッ・・・テメーみたいなゲスを・・・じょりんにちかづかせるわけにはいかねェ~~~ッ!」
あなすい「・・・」
えるめぇす「たしかにテメーのキモチはたいしたもんだ・・・そんなにおおごえでハッキリと『こくはく』できるヤツなんざあそうはいねえ・・・だが・・・『カタオモイ』なんだよッ!」
あなすい「!」ドン
えるめぇす「ヒトんチにズケズケとはいろうとしてっ!かってに『けっこんする』とかいってッ!そーゆーのを『ストーカー』ってんだよッ!それもタチのわるいなァ~~~ッ!」
あなすい「なん・・・・・・だと・・・」
えるめぇす「おまえは『へんたい』まるだしだッ!いつかおまえがじょりんにハッキリふられるのをまってるぞ!」
あなすい「・・・」ピクピクッ・・・
あなすい「やろおォーーーッ!」ドバァーッ!
えるめぇす「ッ・・・」ポタポタ・・・
あなすい「くそがァ~ッ・・・なんだこのはいぼくかんは・・・・・・」ヒクヒクッ
えるめぇす「お?おこるのか?じぶんが『カタオモイ』だってきづかないフリしてたのにハッキリいわれておこるのか?」
あなすい「!?」ビクゥ
えるめぇす「ドンドンおこりやがれっ!テメーがげきこうしてじぶんからちかづいてきたから!『ダイバーダウン』のせんこうトラップをとおらずにすんだんだからなァ~ッ!」
あなすい「な・・・なんだと!たしかにはらをブチぬいてやったのに・・・な・・・なぜヘイゼンとしているッ!」
えるめぇす「おまえがさっきアタシの『キッス』で2つにしたうでをよォ~~~ッ・・・おまえはシールをはがして、そのはかいに『たえきりやがった』・・・」
あなすい「ッハ!」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
えるめぇす「だからこんどはアタシがこんじょうをみせるばんだよなァ~~~ッ!『シールでアタシじしんを2つにした』ッ!『おまえがハラパンしたのは2りめのアタシ』!」バン
あなすい「こ、これは!えるめぇすが『二人いる』ッ!」
えるめぇす「テメーがシールのはかいのダメージをがまんしたってんなら!アタシもそれをみせてやるッ!アタシにシールをはった!だがッ!おまえを『アタシとアタシではさみうちしてなァーーーッ!』」
~~~~~
グロリア「エルメェス!もうっ!また壁にシール貼って!」プンプン
えるめぇす「なんだよー、シールはってるほうがキレイでいいじゃないか~」
グロリア「すぐにはがしなさい。あなたはいつでもどこでもシールを貼っちゃうんだから」
えるめぇす「むー・・・あしたはがしとくよ」ムスー
グロリア「前も『明日はがす』って言って、ずっとはがしてないじゃない。アナタはシールを剥がす『覚悟』もないの?」プンプン
えるめぇす「いや、シールはがすのにかくごもなにもないだろ」
グロリア「つべこべ言わないッ!早くシールを剥がしなさい!あなたのいう『明日』って、いつのことだかわからないわ!」
~~~~~
ベリッ
あなすい「ま、まさか!二人のえるめぇすでおれをッ!『一つにもどるときのはかいダメージをかくごして』ッ!サンドウィッチのように!はさみこむというのかァーーーッ!」
えるめぇす「それもスタンドラッシュしながらだ!ウリャアアアアア!」ドババババババ
ボゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴ!
えるめぇす「くらえウシャアアアアアアア!」ドバァーーーッ!
バグオォーーーン!
あなすい「ウゲガアアアアアアッ!」ブシューッ!
バギィィィンッ!
えるめぇす「ッ!・・・ッグアアアアアッ・・・・・・ック・・・」ドクドクドク
あなすい「ッカ・・・・・・ウググッ・・・」ヒクヒク
えるめぇす「こわいのは・・・・・・『いたみ』じゃあねーぜ・・・」ドクドクドク
えるめぇす「おねえちゃん、『あしたっていまさ』」
【ナルシソ・アナスイ 再起不能】
バン!
仗助「どららぁ!」ドシュシュ!
ジョルノ「無駄無駄ァ!」シュババ!
ガシガシガァーーーンッ!
ジョルノ「っく!」ブシュッ
仗助「どうやらよォ~~~ッ・・・スタンドのラッシュ比べじゃあ俺に分があるみてーだなぁ~ッ・・・どうする?このままお前の拳がぶっ壊れるまで続けるか?あぁ?」
ジョルノ「っく・・・(なんてパワーのスタンドだッ・・・真正面からの戦いはマズイ・・・だが!)確かに君のパワーは評価する。力が増幅する神の腕輪でも装備しているのかと思うくらいだ・・・」
仗助「・・・」
ジョルノ「だが・・・僕はお前を倒す『策』がある。東方仗助・・・アンタのスタンドは確かにスゴイが・・・神の加護を受けた僕のスタンドには・・・届かないッ」
仗助「届かないィ~ッ?だったらたたッこんでやるぜェーッ!俺のダイヤモンドの拳をよォーッ!」バシュッ!
ジョルノ「君がダイヤモンドの拳というのなら!僕は黄金の指ッ!」シバッ!
スパァン!
仗助「っく!・・・・・・野郎ォ~~~ッ・・・顔面に一発入れやがったなァ~~~ッ・・・」ツーッ・・・
ジョルノ「『終わりだ』」クルッ
仗助「!?」
ジョルノ「今の一撃で・・・君は『敗北』した」
仗助「テメー!何故急に後ろを向くのかっ!こっちを向けぇい!」ドババ!
ドッヒュオアッ!
仗助「!?ナニッ!?」
バアァーーーッ!
仗助「な、なんだ!?俺のクレイジーDが・・・あらぬ方向へと凄まじい勢いで攻撃をッ!?・・・こ、これは!?まるで『暴走』しちまってるかのようにッ!」
ジョルノ「『黄金体験(ゴールド・エクスペリエンス)』・・・物体に生命を与えるチカラをつかさどる・・・・・・だが、生命ある者に過剰な生命を与えると・・・ココロは不安定となり、感覚が狂う」
バン!
仗助「ッハ!お・・・俺の・・・身体が・・・・・・上手く動かねえっ!・・・か、感覚だけが・・・おかしくなっちまってる!?」
ジョルノ「今のアンタは・・・文字通り『クレイジーダイヤモンド』になったってことかな・・・そして・・・その状態でアンタに『痛み』を与えると・・・・・・どうなると思う?」
仗助「!」
ジョルノ「無駄無駄無駄無駄無駄無駄ァ!」ズドドドドド
仗助「ッ!?す、鋭い痛みがッ!ゆっくりとッ!・・・そ、それも何発もッ!・・・・・・ック!オオオアアアアアアアアアア!」メキメキッ
ボゴオォォーーーンッ!
ドグシャアーーーッ!
ジョルノ「これ以上の戦いは無駄なんだ・・・僕は『太陽のフォース』を受けた神の子・・・負けるわけがないんだ・・・」
仗助「うぐぐッ・・・なんて能力だ・・・触れた相手を・・・ほぼ動けない状態にするスタンド能力・・・反則じゃあねーか・・・・・・こんなのよォ~ッ・・・」ポタポタ
ジョルノ「!・・・まだ立ち上がるのか。見た目通りタフなんだな」
仗助「だがくそッ!・・・毒がまわってきやがったのか・・・目がかすむぜ・・・・・・タイムリミットは・・・近いってとこか・・・」クラッ
ジョルノ「そのガッツは素直にスゴイと思う。だが無駄だ無駄・・・もう毒は全身に回る・・・・・・僕の勝ちは揺るがない」
仗助「このコロネ野郎がッ・・・今度はテメーに触れられずにブチのめしてやるッ・・・気絶寸前まで叩きのめして解毒薬もらってからよォー!」
ジョルノ「・・・・・・君は・・・僕のこの髪型のことを言っているのか?・・・理解できないのか?この造形美を・・・・・・まあ、君のようなフザけたヘアースタイルしている人には理解できないだろうけど」
プッツ~ン
ジョルノ「良いことを思いついた。君が意識を失ったらそのハンバーグみたいな頭を僕がセットし直してやるよ。そのままで病院に運ばれたらこっぱずかしいだろうからね」
プッツッツ~ン
ジョルノ「・・・おいッ。聞いているのか?僕のヴォイスを無視してるのならそのアトムみてーな頭も刈り上げっど!」
プッツッツッツ~ン!
仗助「ッッッ」
ドワッ
ジョルノ「え」
ッ!
ドワオ!
・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・
・・・・・・
・・・
・・
・
ガラッ・・・
ジョルノ「・・・ウグ・・・・・・ック・・・・・・な・・・なにが・・・・・・東方仗助のスタンドが・・・・・・一瞬だけ見えたが・・・その先は・・・・・・ま、まるで『見えなかった』・・・なにが・・・・・・」ズルッ・・・
ジョルノ「まさか・・・ラッシュをされたのか?・・・目で確認すらできないほどの・・・・・・速度で・・・・・・ッハ!」
ドドドドドドドドドドドドドドドドド
仗助「・・・」
ドドドドドドドドドドドドドドドドド
ジョルノ「ッ・・・うぐ・・・・・・」
ドドドドドドドドドドドドドドドドド
仗助「・・・一瞬・・・俺自身も何をしたかわからねー・・・完全に『キレ』ちまったらああいう感じになるのかもなァ~ッ・・・自分自身も意識やら記憶がハッキリしないほどブチギレたら・・・」
ジョルノ「ッ・・・」
仗助「だが・・・お前がわずかとは言え意識があるウチにとどめておいたのは・・・解毒薬をもらうためかもな・・・よこせ。解毒薬を・・・そうすりゃあ勘弁してやる」
ジョルノ「あ・・・ああ・・・」ギュン
仗助「グレート・・・解毒薬の植物か・・・これを食えば俺の体内の毒は消えるんだな」モシャモシャ
ジョルノ「こ・・・これでいいだろう・・・・・・僕は神の子としての役目がある・・・『組織』を導く『道しるべ』でなければ・・・ウグ・・・ならない・・・・・・だから・・・この傷を・・・君のチカラで治してくれ・・・」
仗助「・・・」モシャモシャ
ジョルノ「さ・・・さっきのことは謝ろう・・・君の髪の毛のことだ・・・ッグ・・・だ・・・だから・・・・・・この傷を・・・治して・・・くれ・・・」
仗助「・・・」ゴックン
ジョルノ「僕は組織を照らす『光』とならなくちゃあならないッ・・・こ・・・こんなことで病院送りになるなんて・・・『コケン』にかかわるッ・・・」
仗助「解毒薬をよこせば勘弁してやると言ったな?」
ジョルノ「そ、そうだ・・・助けて――」
仗助「あれはウソだ」
バン!
ジョルノ「ウワアアアアアアアアアアアア!」
ドッシュババババババババババババ!
バグオオオォォォーーーーーン!!!
仗助「髪のことだけじゃあねー。今の分は、風邪の徐倫を狙うってーゲスな考えを叩き直すための制裁だ」
【ジョルノ・ジョバァーナ 再起不能】
バン!
リサリサ「・・・花京院くん、あなたやる気はあるの?本当に・・・波紋をマスターするつもりはあるの?」
花京院「・・・はい」
リサリサ「いいえ、ウソね。あなた・・・急にやる気を失くしちゃったじゃあないの。さっきまでは下手なりにがんばっていたから私もスパルタでいったわ」
リサリサ「でもやりすぎた・・・だから反省して、体罰をやめたのに・・・とたんにやる気を失くしたじゃない!一体どういうつもりなのッ!もしかして叩かれたいとでも言うのッ!?」
花京院「・・・」
ジョセフ(ゾォ~ッ・・・か、花京院のヤツ・・・どうこたえる気じゃ・・・リサリサもすごい剣幕じゃわい・・・・・・)
花京院「・・・いいでしょう。私の秘密を教えましょう」
リサリサ「?・・・秘密?」
花京院「私のノリアキは、ひっぱたかれると狂い、悶えるのだ。ヨロコビでな」
リサリサ「・・・」
ジョセフ「OH MY GOD」
承太郎「オララオラァ!」ボゴボゴボゴォン!
花京院「ムグオッ!」バーン!
承太郎「黙って聞いてりゃぁ・・・人の祖父の母に何を言ってやがる・・・まったく・・・」
花京院「・・・・・・違うんだ・・・承太郎・・・・・・君じゃあない・・・リサリサ先生に・・・殴られないと・・・悶えな――」
承太郎「オラッ」バグッ
花京院「グピッ」バタッ
承太郎「やれやれだぜ・・・」
リサリサ「・・・承太郎・・・・・・花京院くんは何のことを言っているの?・・・日本語も勉強したけれど・・・今の彼の話・・・何を言っているのかサッパリだわ」
承太郎「・・・やれやれ」
仗助「ただいま戻りましたッス」ボロッ
承太郎「仗助、遅かったじゃあないか。・・・?・・・その負傷はどうした?まさか敵のスタンド使いか?」
仗助「まあそんなトコッス。だがブチのめしてやりましたから問題ナシッ。早く徐倫にこのアクエリやチョコパイを届けてやらねーと・・・」
えるめぇす「あ!ジョースケ!やっとかえってきたか!」
仗助「!?エルメェス!?なんだそのケガは!?何があった!・・・い、いや、その前にまずケガを治す」ドギュン
えるめぇす「さんきゅ。それがよォ~・・・このあなすいがじょりんにあうっておしかけてきやがったからよォー・・・ブチのめしてやったとこだ」
あなすい「」ズリズリ
仗助「アナスイィ~ッ?・・・ったく、ハタ迷惑な野郎だぜ・・・」
ポル「おい承太郎ー!こっちでヘンタイヤローをブチのめしたから見に来いよ!」オーイ
承太郎「?・・・何があったというだ・・・この数分の間に」
アヴ「仗助くんの家の中から、コイツが吹き飛んできた。おそらくはFFくんがやっつけたのだろうが・・・」
Dio「」ズリズリ
仗助「でぃ、Dioッ!こいつまだ懲りてねーのかッ」
えるめぇす「えふえふがやったってのか!?じゃあウチのなかはいったいどうなって・・・」
仗助「とにかく家に入るぞ!アナスイも連れてこい!」
えるめぇす「え?コイツを?」
仗助「いくら迷惑なヤローとはいえ子供だし、オメーらのダチだろ。門前払いはヒデーってもんだ」
ポル「仗助よー、こいつはどうする?Dio」
仗助「針串刺しにでもしといてください」
ポル「了~解」
じょりん「ジョースケ・・・みんな・・・おそい」グスン
仗助「すまねー徐倫。一悶着あったもんでな・・・ほれ、アクエリだ。しっかり水分とれ」
じょりん「ムー」チュー
えるめぇす「しかしえふえふも、アタシたちがしらぬまにDioをげきたいしていたとは・・・」
えふえふ「それはこっちもだよ。あなすいとたたかってたなんてちっともきづかなかった」
仗助「徐倫を狙って色々なヤツが攻めてきてたんだな・・・ったく」
ガチャ
承太郎「仗助、徐倫を治せそうなヤツが来た」
仗助「!ほ、ホントっすか!?」
承太郎「ただのカゼとはいえ、これ以上徐倫がダウンしたままだとまた別の何者かが攻めてくるかもしれない。早めに回復させねばならない」
えるめぇす「じょりんってそんなえいきょうりょくのあるヤツなのか?」
えふえふ「ごつごうしゅぎってやつだから。あとジョータローがじょりんをはやくげんきにしてやりたいだけ」
仗助「で、その人はどこに?」
承太郎「ああ、今――」
ホリィ「徐倫ちゃーーーん!おばあちゃんが来てあげましたよお~~~」ガバァ!
仗助「!?」
えふえふ「な・・・だ、だれだ?」
えるめぇす「おんなのひと?」
じょりん「・・・おばあちゃん・・・なんでここに?」クラクラ
えるめぇす「お、おばあちゃんだァ~~~ッ!?」
仗助「っつゥーことは・・・承太郎さんのお袋さん!?」
承太郎「・・・やれやれ。まあそういうことだ」
ホリィ「ああ徐倫ちゃあーん!カゼひいてツライのね!?大丈夫よ!ホリィおばあちゃんが来たからにはすぐに元気にしてあげるわ!」
ホワァ~
じょりん「あー・・・いやされるー・・・」
承太郎「お袋の『スタンド』は・・・かつては自分自身で制御できず、身体を蝕んでいた。だが今はそのスタンドを制御できるようになった・・・まったくおかしな話だがな」
仗助「あの・・・お袋さんのスタンド能力って・・・」
承太郎「かなり大雑把な話だが、『癒し』というモンらしい。イバラのようなものを出し、包んだ者を癒す能力だ。お前のように瞬時に治す訳じゃあないがな」
承太郎「ゆっくりだが、相手の気持ちを落ち着かせ、健康的にするというものらしい。おそらく徐倫もこれで・・・」
じょりん「なおったー!」パンパカパーン
承太郎「なんてスピードだッ・・・」
えふえふ「やったなじょりんー!」
じょりん「おう!サンキューなおばあちゃん!」
ホリィ「おばあちゃんは徐倫ちゃんが元気になってくれればそれでいいのよ!ウフフ♪」
仗助「グレート・・・さすがはジョースター一族ッスね」
えるめぇす「ったく、カゼひいてねこんでもめいわくなヤツだなじょりんは」
じょりん「しんぱいかけさせてすまんなえるめぇす。かんびょうのことはかんしゃしてるよ。サンキューな。えふえふも」
えるめぇす「!?ッ・・・ふ、フン!」プイ
えふえふ「へへっ」
承太郎「徐倫・・・アナスイが言いたいことがあるそうだ」グイ
じょりん「?・・・あなすい?」
えるめぇす「おいあなすい!ヘンなことをいうんじゃあないぞッ!」
あなすい「・・・・・・じょりん・・・ほんとうに・・・・・・すまなかったァーーーッ!」ザン
えふえふ「?」
仗助「・・・は?」
えるめぇす「にゃ、にゃんだァ~ッ!?きゅうになにをいってんだオメーッ!」
じょりん「あなすい?なんであやまるんだ?」
あなすい「じつは・・・じょりんがカゼをひいたのはオレのせいなんだ!」
仗助「ナニッ!?」
じょりん「!?」
あなすい「カメユーにオクヤスたちとかいものにいったとき・・・・・・」
ホワンホワ~ン・・・・・・
~~~~~
パープルヘイズ『うじゅるるるる・・・』
フーゴ「あっ、こらパープルヘイズ。勝手に出るなって言ってるだろ」
パープルヘイズ『うしゃあああ・・・』グイグイ
フーゴ「ダメダメ、今は仕事中なんだから遊べないぞ。大人しくしてろ。あ、イラッシャイマセェ~ッ」
パープルヘイズ『・・・うぶ・・・』シュン
あなすい「・・・」ジー
パープルヘイズ『・・・?・・・』キョトン
あなすい「・・・スタンドか?・・・お前・・・スタンドだな?」
パープルヘイズ『!』ウンウン
あなすい「じゃあいっしょにあそぼーぜ!」
パープルヘイズ『!うっしゃああああ!』パアー!
~~~~~
あなすい「・・・ということで、そのスタンドとあそんでいたら、そいつのこぶしについていたカプセルがわれたんだ」
あなすい「どうやら『ウィルス』をもっているらしく、それからおれは2日カゼでねこんだ・・・そのカプセルのなかのウィルスのせいで」
あなすい「カゼがなおってから・・・おれはまたそのスタンドにカプセルをもらいにいった。そして・・・じょりんにカゼをひかせようと思ったんだ!」
仗助「な、ナニィ~~~ッ!?」
あなすい「じょりんがカゼをひいて、それをおれがかんびょうすれば!いっきにケッコンまでいけると思ったんだ!だからッ・・・ジョータローと・・・あ、おとうさんといっしょにゆうえんちに行ったとき」
えるめぇす「さりげなくぎりのちちおやにすんじゃねー」
あなすい「あとをつけて・・・スキをみてカプセルのウィルスをじょりんにすわせたんだッ!ああっ!おれはなんてヒドイことをッ!」
えふえふ「ホントにひどいな」
仗助「グレート・・・頭のネジがぶっ飛んでるタイプッスよこいつぁ~ッ・・・」
じょりん「・・・」
あなすい「ううっ・・・おれはッ!おれはぁ~~~ッ!」ビエーン
ホリィ「・・・アナスイくん、泣かないで?あなたはしっかりと謝ることができたじゃない。それはすごいことなのよ」スリスリ
あなすい「・・・うう・・・」グスン
ホリィ「あなたの一途な思いは、徐倫ちゃんを思えばこそのもの・・・ただ方法が間違っていただけよ。次、またがんばればいいじゃない」
あなすい「・・・は、ハイ!」
承太郎「ダメだね」
あなすい「え」
承太郎「お前には『制裁』が必要だ。徐倫にカゼをひかせた・・・・・・それを聞いて俺がガマンできると思うか?」
あなすい「ヒ・・・で、でも・・・あ、あやまったし・・・」
承太郎「謝って済むことと、そうでないことはある。ましてや徐倫をッ!テメーがやったのはそれだッ!ああ~ん!?」ズアッ
あなすい「ヒエッ!」
承太郎「徐倫が好きなら・・・やることが違うだろッ!」
ドギュン
星の白金『オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラ!』
ドドドドドドドドドドドドドドドドドド!
星の白金『オラァ!!!』
ドッゴオォーーーン!
あなすい「ギエピー!」バアー!
じょりん「パパ、もういいよ。カゼはなおったし、それいじょうはやりすぎだ」
承太郎「徐倫がそこまで言うなら・・・」スッ・・・
えふえふ「あーあー、ボロボロになっちゃって」
えるめぇす「ッケ!もっともっとやられるべきだぜコイツァーッ」
仗助「まあ、これでかなーり懲りたろーぜ」
じょりん「・・・あなすい・・・」
あなすい「」ピクピク
仗助「チトやりすぎじゃあないスか承太郎さん。俺が治せるからっつってもよォ~」
承太郎「フン・・・」
仗助「だが・・・意識はあるらしいな。手心を加えたってトコッスか?」
承太郎「・・・」
ホリィ(ママは承太郎が優しいってことは、ちゃ~んと知ってるんですからね♪)
じょりん「あなすい、アンタもアタシのだいじなトモダチだ」
スック
あなすい「・・・お・・・おれのまけだじょりん・・・・・・今までのことはゆるしてくれ・・・」
じょりん「ゆるすことなどなにもない・・・」
じょりん「さあ、あそぼう」
『 こどもは、せいちょうのはやいしょくぶつである。
それが『オトナ』というなのはなをさかせるまでは、
いくたびかのしれん、こんなんのだげきをうけて、たえねばならぬ 』
―第三部・完―
920 : ◆t8EBwAYVrY - 2014/04/28 01:46:15.60 85uKA9E00 352/352これにて第三部完結です。ダラダラすんません
第四部はスレ立てました
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1398767536/
あと、スゲー今更ですが多くのキャラ改変すんません。またさらに今更ですが、随所に色んな漫画、アニメ、映画作品などのパロディ(パクリ)があります。すんません
このスレはまだちょっとありますが、HTML化はまだしないほうがいいんスかね?