マミ「ああ、お肉おいしいわあ」
もぐもぐ
マミ「かぼちゃもよく焼けてる」
もぐもぐ
マミ「それにしても景色がいい場所ね……」
もぐもぐ
マミ「ちょっと遠出して評判のいい河原まで来て正解だったわ」
もぐもぐ
まどか「……それでー……なんだってさー……」
マミ「!?」
さやか「えー、ほんとー?」
マミ「ななな、なんであの子たちここに!?」
元スレ
まどか「マミさんが一人でバーベキューしてる……」
http://hibari.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1314365956/
まどか「ほら、ここ。いい場所でしょー。前に家族で来たことがあるんだ」
あんこ「へえー、なかなかいいとこじゃねえか」
ほむら「まどか、こんなところを知ってたのね」
さやか「それじゃあ、とりあえず道具を出そうか」
マミ「なんであの子たちもここでバーベキューなわけ!?」
マミ「ていうかなんで私……誘われてないの?」
マミ「……」
まどか「網とかは全部ほむらちゃんが持ってきてくれたんだよね?」
ほむら「ええ、盾の中に」
シュウンッ
さやか「まるでドラ●もんだな」
あんこ「あたしはくいもん持ってきたー」
さやか「って、お菓子ばっかりじゃん!焼けないっての!」
あんこ「そうか?ポッキーとか焼くとチョコが溶けてうまいんだけどな」
さやか「そんなもんばっか食べてると太るぞー」プヨプヨ
あんこ「ちょっ、腹さわんなよ!!」
さやか「あーもう、杏子かわいいなあー」
あんこ「さ、さやか、おい……///」
ほむら「私たちはさっさと準備しましょう」
まどか「焼くものは私が持ってきたから」
マミ「なんなの……あの仲のよさそうな感じ……」
マミ「私だってあんな風に仲のいいお友達にお腹ぷよぷよされたいわ……」
マミ「……」プヨプヨ
マミ「ちょっとお肉ばっかり食べ過ぎたかしら……」
マミ「……」
さやか「あれ?炭は?」
ほむら「私がちょうどいい感じに火薬を調合してきたわ」
あんこ「おい……それ大丈夫なんだろうな」
ほむら「いざとなったら時間停止して逃げるわ」
さやか「自分だけ逃げるなよ」
あんこ「さやかだけはあたしが守るよ……」
さやか「い、いきなり何言ってんのよ///」
あんこ「さやかはかわいいなあ///」
まどか「ほむらちゃんさっさと火つけて」
ほむら「ええそうね」
マミ「えっ、あれ何かしら……」
マミ「なんか炭じゃない変な固形燃料を……」
マミ「あんなの売ってるのかしら?」
マミ「火を付けて……?」
ドカアアアアアアアアアアアン!!!
マミ「!?!?」
マミ「えっ?えっ?なん……えっ?」
マミ「ど、どうして爆発なの!?なんで爆発する必要があったの????」
あんこ「案の定じゃねえか!!」
ほむら「おかしいわね」
さやか「ていうかあたしたちよく生きてるわねー。魔法少女ってすごい」
まどか「ウェヒヒヒ」
あんこ「さやか……無事でよかったよ」
さやか「あ、あんたこそ……ね」
あんこ「ほら、生還祝いのポッキーだ。あーん」
さやか「あ、あーん///」
まどか「私、炭買ってくる」
ほむら「手間かけて悪いわね、まどか」
マミ「仲よさそうね……あの子たち」
マミ「私の入り込む余地はない……か」
マミ「……いいのよ」
もぐもぐ
マミ「こうやっておいしいお肉が食べれれば……」
もぐもぐ
マミ「……」プヨプヨ
マミ「……」
まどか「炭買ってきたよー」
ほむら「早いわね」
まどか「魔法少女になって飛んでいっちゃった」ティヒヒ
あんこ「あんまり魔力使って、グリーフシード足りなくなってもしらねーぞー」
さやか「そうなる前に、あたしが集めてきてあげるわよ」
あんこ「おやおや、まどかはいい旦那さんを持って幸せ者だねー」
さやか「な、なに言ってんのよ!あんたのためにだって……やってあげるわよ」
あんこ「さやか……///」
ほむら「私たちが百合百合になるのはいつかしらね?まどか」
まどか「ほむらちゃん、はい団扇。火おこしがんばって」
じゅうううう……
マミ「あっ、彼女たちに夢中になっててお肉がすっかり焦げてしまったわ……」
マミ「残念だけど、これはポイね……」
マミ「焼きそばでも焼きましょうか」
マミ「えーっと、ソースソース……」
コロッ
マミ「あっ、ソースが転がっていって……」
マミ「ちょっ、待ちなさい!」
ずるっ
マミ「えっ」
バッシャアアアン!
ほむら「!? なんだか向こうからすごい音が……」
まどか「まるで横綱が川に転落したときみたいな音だったね」
あんこ「んー?向こうでも遊んでるやつがいるんじゃねーの?」
さやか「あ、お肉焼けてるよ」
まどか「あっ、ありがとー」
さやか「ほら、杏子も。あーん」
あんこ「ちょっ、恥ずかしいだろ///」
さやか「さっきのお返しよ!ほらほら、あーん」
あんこ「あ、あーん///」
ほむら「……まどかも、あーん」
まどか「自分で取ったのは自分で食べなよ」モグモグ
マミ「びしょ濡れになってしまったわ……」
マミ「まさかあんな古典的な方法で川へ誘導されるなんて……」
マミ「替えの服もないし……しょうがないわね……」
まみーん
マミ「しばらく魔法少女の服でいるわ」
マミ「……さ、気を取り直して焼きそばを作りましょう」
ジュウジュウ……
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>>36 俺がシリーズ化させる
>>37 それは別の人。 一人カラオケ書いたのは俺です
>>43 ごめんアニメしか観てない聞いてない
まどか「!? なんだかソースのいい匂いがする!」
ほむら「まどかは鼻がいいわね」
あんこ「あたしより食べ物レーダーが発達してるとかすげーな」
さやか「あんたは食べ物に関して節操なさすぎなのよ」
あんこ「あっ、タイヤキ焼けたよ。食う?」
さやか「焼けたっていうか網にのせてあっためただけじゃない」
あんこ「はい、あーん」
さやか「あーん、んむっ!? あふっ、あふっ!!」
あんこ「ああっ、熱かった!? ご、ごめんさやか!」
ほむら(私とまどかの出番はまだかしら)
まどか「肉うめえ」
ほむら「まどか、お肉が焼けたわよ。はい、あーん」
まどか「いいよ自分で取るから」
あんこ「なんだよまどかー、せっかくほむほむが食べさせてくれるってのに冷てえなあ」
ほむら「ほむほむって……」
まどか「じゃあ、あんこちゃんはあんあんだね!」
ほむら(まどかが言うとなんかエロいわ)
あんこ「いや、あたしの名前は杏子なんだけど……」
もぐもぐ
まどか「あっ!あんこちゃんがタイヤキ食べてる!あんこが入ってるから!?あんこが入ってるからなのかな!??」
ほむら「まどか……」
マミ「そろそろデザートに移ろうかしら」
マミ「今日の締めはこれよ!とうもろこし!!」
マミ「バター醤油を塗って焼くわ」
ジュウウウウウ
マミ「いい音……そしていい香りだわ」
まどか「!! バター醤油の匂いがする!」
あんこ「バターが入ってるかどうかまで分かんのか。すげーなあ」
まどか「あっちからだ!」ダッ
さやか「えっ、ちょっ、まどか!?」
マミ「!? か、鹿目さんがこっちに向かって走ってくる!?」
マミ「しかもその後ろをあとの3人も追ってくる!?」
マミ「ど、どうすれば……」
マミ(いえ、落ち着くのよマミ。向こうの存在に気付いてなかったふりをすればやり過ごせるはず)
マミ(で、でも一人バーベキューの事実はバレるわ……)
マミ(そ、そうだ。友達も来てたんだけど、用事が出来て先に帰っちゃったことにしましょう)
マミ(それなら自然にみんなの輪にも入り込めるわ!なんて素晴らしい作戦!)
マミ「あ、あら!鹿目さんも来てたのね!」
まどか「マミさん!そのとうもろこし下さい!」
マミ「えっ?」
さやか「ちょっとまどか、いきなり走って……ってマミさん!?」
あんこ「マミも来てたのか!? っていうか……」
ほむら「あなた、一人でバーベキューを……?」
マミ「ちっ、ちがうわよ!」
マミ「お、お友達とバーベキューに来てたんだけどね。みんな用事が出来て帰っちゃったのよ」
マミ(信じてくれるかしら……?)
…………
さやか「あ、ああ……なるほど!そういうことですか!」
あんこ「そ、そりゃさすがにそうだよなー。一人では来ないよな」
マミ(よかった!信じてくれたわ!)
ほむら「確かに、そのようね」
ほむら(とうもろこし4本……一人で食べるわけ……ないわよね)
まどか「で、とうもろこしもらっていいですか!?」
マミ「あら、どうぞどうぞ。もちろん構わないわよ」
さやか「それじゃあ」
あんこ「お言葉に甘えて」
ほむら「いただきます」
マミ「えっ」
マミ(私の分のとうもろこし……ない……)
あんこ「じゃ、お礼にこれやるよ」
マミ(ポッキー!? なんでポッキー焼いたの!?)
まどか「じゃあ、私も」ティヒヒ
マミ(ピーマン……明らかに自分の嫌いなものだろこれ!)
さやか「あたしからはこれを」
マミ(焦げてる!? 本気で嫌がらせレベル!?)
ほむら「私からは次回のバーベキューのために固形燃料を……」
さやか「やめとけっつーの」
マミ「でも、まさか皆さんも来てるなんて思わなかったわ」
まどか「ん?ああ、そういえばマミさんの事すっかり忘r」
さやか「あ、ああ!マミさんの家にも行って誘おうと思ったんですけどね!誰もいなくて!」
さやか「きっと私たちより先に来てたんですよね!マミさん!」
マミ「え、えーっと……そう……ね」
さやか「いやー、残念だったなあ。入れ違いみたいになっちゃって!」
マミ「……」
まどか「肉うめえ」
まどか「あ、そろそろ帰んなきゃ」
さやか「おっと、もうこんな時間か」
あんこ「腹もふくれたし帰るかー」
ほむら「私はまどかについて行く」
マミ「えっ、もう帰るの……?」
まどか「あんまり遅いとママが心配するんでー」
さやか「あたしもー」
あんこ「あたしは食いすぎて眠い」
ほむら「私はまどかについて行く」
マミ「あら……そう、なの……」
まどか「じゃ、こっちの余ったお肉とか全部あげますんで!とうもろこしのお礼です!」
マミ「あ、あり……がとう……」
マミ「お肉よく焼けてるわ……」
もぐもぐ
マミ「かぼちゃもおいしい……」
もぐもぐ
マミ「景色もいいわね……」
もぐもぐ
マミ「とうもろこし……買って帰りましょう」
もぐもぐ
マミ「濡れた服……乾かさなきゃ」
もぐもぐ
マミ「……」プヨプヨ
マミ「……」
完