貧乏少女「わかんないけど妖怪ウォッチ欲しい!!」
貧乏父「い、一応サンタさんに言ってみるけど…」
貧乏少女「絶対だよ!!サンタさんいっつも泥団子しかくれないもん」
貧乏父「ご、ごめん…」ブワッ
貧乏少女「お父さんは悪くないよ、泣かないで」ナデナデ
貧乏父「ありがとう…ぐすっ、妖怪ウォッチ…ちゃんと頼んどくね」
貧乏少女「うんっ!!」
元スレ
貧乏少女「サンタさんに妖怪ウォッチ頼む!!」 貧乏父「い、いくらするのかなぁ…?」
http://viper.2ch.sc/test/read.cgi/news4vip/1418605034/
翌日
貧乏父「あ、あのぅ…妖怪ウォッチっていくらしますか?」
デパート店員「零式ですか?」
貧乏父「えっと…なんか種類あるんですか?」
デパート店員「古い型と零式という新しい型がございます」
貧乏父「どっちだろ…」
デパート店員「まぁ…たぶん零式じゃないかと、今売れてるのはこちらですし」
貧乏父「ほうほう…でそれはいくらでしょうか?」
デパート店員「3000円ちょっとですけど…今品切れで…」
貧乏父「しゃ、しゃんじぇんえんっ!!??!?」ガクガク
デパート店員「ど、どうされました!?」
貧乏父「ああ…すいませんすいません」ペコペコ
貧乏父(3000円って…うちの3カ月分の食費じゃないか…!!)
デパート店員「えっと次回入荷が…明後日となっておりますね」
貧乏父「明後日ですか…」
デパート店員「もしよろしければお一つだけでしたらお取り置きしておきますが…?」
貧乏父「ああ…いえ…結構です…」トボトボ
貧乏父「ただいま…」
貧乏少女「おかえりー!!」
貧乏父(やはり…サンタさんは無理だったことにしよう)
貧乏父(すまない…今年は今までで一番大きな泥団子あげるからな…)ブワッ
貧乏父「娘よ…」
貧乏少女「今日ね、学校で皆に妖怪ウォッチ貰えるって自慢しちゃったぁ!!」
貧乏父「…!!」
貧乏少女「皆嘘つきとか貧乏が貰えるわけないとか言うんだよ、酷いよね」
貧乏少女「貧乏とサンタさんは関係ないのに!!」
貧乏少女「あー楽しみだなぁ…妖怪ウォッチ貰ったら皆に見せてあげなきゃ!!」
貧乏父「…」
貧乏少女「ようか~いようか~いようか~いうぉっちっち♪」
貧乏父(言えない…!!今年も泥団子だなんてとても言えない…!!)
貧乏父(どうしたら…どうしたらいいんだ!!)
貧乏父「父さん…ちょっと出かけてくるよ」
貧乏少女「行ってらっしゃーい!!早く帰って来てね!!」
闇金「で?金がいるわけ?」
貧乏父「ええ…」
闇金「返せるあてもないのに貸せって?」
貧乏父「必ず!!必ず返しますから…!!」
闇金「ほらよ」100万ドンッ
貧乏父「…?なんですかこれ?メモ帳かな…?」
闇金「ガハハ貧乏人は万札見たことなかったか」
闇金「100万円だよ」
貧乏父「ひゃひゃひゃひゃひゃくまんいぇぇぇん!?!??!?」ガクガク
デパート店員「ん?」
貧乏父「クックック…」
デパート店員「いらっしゃいませー、妖怪ウォッチですか?」
貧乏父「ああ、そうだ…一つ取り置きしてもらおうか」10万ドンッ
デパート店員「…!!」
貧乏父「釣りはいらん、取っておけ」スタスタ
デパート店員「あ、ありがとうございましたー!!」
貧乏父「ククッ…これが金の力か…!!」
貧乏少女「あっ…お父さんお帰り!!」
貧乏父「ただいま帰ったぞ」煙草スパー
貧乏少女「けほっけほっ…お父さん何それ?」
貧乏父「ああすまん、ついな…」ケシケシ
貧乏少女「どこ行ってたの?」
貧乏父「サンタと話しつけてきたところだ」
貧乏少女「…!!ってことは…」
貧乏父「妖怪ウォッチ…くれるってさ」
貧乏少女「やったぁ!!」
明後日
デパート店員「いらっしゃいま…」
レッドカーペットファサッ
貧乏父「フン…小汚いデパートだ」スタスタ
デパート店員「いらっしゃいませ!!!」
貧乏父「例の物を」
デパート店員「は、はい!!ただいま!!」ダダダッ
貧乏父「時は金なり、急ぎたまえ」煙草スパー
デパート店員「こちらでございます!!」
貧乏父「これが妖怪ウォッチか…よし、チップだ」10万ドンッ
そしてクリスマスの日
貧乏少女「メリークリスマース!!」
貧乏父「メリークリスマス!!」シャンパンガブノミ
貧乏少女「凄いご馳走!!どうしたの!?」
貧乏父「どうした?クリスマスはこういうものだろう?」
貧乏少女「そうだけど…いつもはウィンナー半分にもやしでパーティなのに…」
貧乏父「気にするな、さあチキンを食えチキンを」
貧乏少女「いただきまーす!!」
貧乏少女「はむはむ…クリスマスプレゼント楽しみだなぁ」
貧乏父「ククッ…実はもうサンタさんから預かって来ている」
貧乏少女「ほんと!?サンタさん何か言ってた!?」
貧乏父「いつもおりこうにしているのを見てると…」
貧乏父「そして…メリークリスマスと」プレゼントスッ
貧乏少女「うわぁ…!!綺麗な袋…これ大事にとっておこっと」
貧乏父「ククッ…袋がプレゼントではないんだぞ?ささ、開けろ」
貧乏少女「うんっ!!」ガサガサ
貧乏少女「やったぁ!!妖怪ウォッチだぁ!!」
闇金「はいメリークリスマス」
貧乏父「…!!」
貧乏少女「…!?お、お父さんこの人達誰…!?」
闇金「楽しいクリスマスと、借金回収のお時間がやってまいりましたよっと」
貧乏少女「しゃっきん…?しゃっきんてなにお父さん?」
闇金「お金を借りることだよ」
貧乏父「必ず返しますから今日だけは…!!」
闇金「チッチ…約束は守らないとさ、あんた仮にも父親でしょ?」
闇金「ねーお父さんがオジサン達からお金借りて返してくれないよ~」
貧乏少女「お父さん、早く返してこのオジサンたちにも帰ってもらお?」
闇金「ね?そうだよね?早く返せ、1000万」
貧乏父「い、い、い、いっせせせせせんままままぁん!?!?!??」
闇金「なに驚いてんの?自分で借りた金でしょ?」
貧乏少女「お、お父さん1000万って高いの?」
闇金「高いよ~すっごく高い」
貧乏父「か、借りたのは100万のはずですが!?」
闇金「利子だよ利子」
貧乏父「ぐぅ…返せない…」
闇金「はぁ…困ったなぁ…ねぇ、お譲ちゃんオジサン達困っちゃったよ」
貧乏少女「お父さん…」
闇金「仕方ない…お譲ちゃん、オジサン達と一緒に来て働こっか?」
貧乏父「…!!」
貧乏少女「で、でも…学校…」
闇金「良いの良いの、まんこさえあればやれる簡単な仕事だから」
貧乏父「お、おいあんた娘にナニさせるつもりだ!?」
闇金「うるせぇよ」ドンッ
貧乏父「ぐぇっ!?」
貧乏少女「お父さん!!やめて!!お父さん蹴らないで!!」
闇金「じゃ、来てくれるね?来てくれればオジサン酷いことしない」
貧乏少女「ぐすっ…はい…行きますからやめてください…」
貧乏父「やめろ!!行くな!!」
闇金「うるせぇ!!」ゲシッ
貧乏少女「やめて!!」
貧乏父「娘…」
貧乏少女「お父さん…待ってて…働いてお金返したら帰ってくるから…」
闇金「おお、涙出ちゃいそう」
貧乏父「くっ…」
闇金「ま、次帰って来た時は薬漬けまんこカパック状態だけどね」ボソッ
貧乏父「…!!」
闇金「さ、行くよ」スタスタ
貧乏少女「お父さん…待っててね!!すぐ…帰ってくるから!!」
――
―
闇金「はい、じゃあまずはこれに着替えてね」
貧乏少女「はい…水着ですね」
闇金「そうそう」
貧乏少女「わかりました…」
闇金「んーもっとまんこ喰い込ませなきゃ!!」グイグイッ
貧乏少女「ひゃぁっ!?きっ、キツイですよ…」
闇金「おうおう、このすじが見えないとダメだから」ツツツ
貧乏少女「ひぁっ!?」ビクッ
闇金「ヒュー…良いね」
――
―
貧乏少女「うう…恥ずかしかった…」
闇金「よし、じゃ次はインタビュー撮ろうか」
貧乏少女「…?」
闇金「お名前は?」
貧乏少女「…?貧乏少女…です」
闇金「年齢は?」
貧乏少女「8歳です」
闇金「…良いね良いね」
闇金「その腕にしてるのは何?」
貧乏少女「妖怪ウォッチです、お父さんに買ってもらったの」
闇金「あ~妖怪が見えるやつね、じゃあこれ見て」ボロン
貧乏少女「…!!」
闇金「ほらほら妖怪ウォッチで見てみなよ、何が見える?」
貧乏少女「…ちんちん」
闇金「どうなってる?」
貧乏少女「…わかんないです」
闇金「触ってみて」
貧乏少女「え…ちんちんを?」
闇金「当たり前じゃんほら早く!!」
バァンバァン
闇金「…銃声!?なんだ!?別の組のもんか!?」
下っ端「はぁはぁ…逃げてください!!サンタが!!サンタが!!」
ズブッ
下っ端「あ…死ぬ…」血ドバドバ
貧乏少女「ひ、ひぃぃっ!?」
闇金「うおおっ!?」
血まみれ貧乏父「…」スッ
貧乏少女「真っ赤な…サンタさん…?」
闇金「サンタ!?嘘だろ…」
血まみれ貧乏父「俺はブラッディサンタ、お前らを血祭りにあげるためにやって来た」
貧乏少女「サンタさん…本当にいたんだ…」
血まみれ貧乏父(娘よ…必ず助けるぞ)
貧乏少女「なんだかお父さんに似てる気もするけど…気のせいよね」
闇金「くっ…くそ…!!来い!!」グイッ
貧乏少女「きゃああっ!?」
闇金「乗れ!!」ドカッ
貧乏少女「きゃぁっ!?」
闇金「あんなやべぇ奴に捕まってたまるか!!」ブオオオオン
血まみれ貧乏父「車で逃げたか…やれやれ仕方ない奴だ」
血まみれ貧乏父「来ォォォい!!トナカァァァァイ!!!」
スーパーマシンTONAKAI「ブオオオオン」
闇金「はぁはぁ…逃げるんだ…遠くへ…」ルームミラーチラッ
血まみれ貧乏父「…」ブオオオン
闇金「ブ…ブラッディサンタ…!!」
血まみれ貧乏父「追いかけっこは終わりだ、外道」スッ
血まみれ貧乏父「クレイボールバズーカをお見舞いしてやる…!!」バキューン
ドォォン ギュルルルル
闇金「うおおおおおおっ!?」
貧乏少女「きゃぁぁぁぁぁぁっ!?」
血まみれ貧乏父「…大丈夫か?」
貧乏少女「あ、ありがとう!!サンタさん!!」
闇金「逃げなきゃ!!逃げなきゃ!!」ヨロヨロ
血まみれ貧乏父「離れていろ、怪我をする」
貧乏少女「は、はい」
血まみれ貧乏父「クレイボールマグナム…!!」バキューン
ドスッ
闇金「うおおおっ!?痛てぇぇっ!?」ゴロゴロ
貧乏少女「…!!」
貧乏少女(あれって…クリスマスプレゼントの泥団子!!)
貧乏少女(やっぱりこのサンタさん…本物…!!)
血まみれ貧乏父「…」スタスタ
闇金「お、俺がナニしたってんだ!?ゆ、許してくれ!!頼む!!」
血まみれ貧乏父「クリスマスプレゼントだ…」スッ
闇金「…へ?クリスマスプレゼント…?俺に…?」
血まみれ貧乏父「…」コクリ
闇金「あ…どうも」
血まみれ貧乏父「…」クルリ スタスタ
闇金「ワァーイ!!クリスマスプレゼントだぁー!!」
血まみれ貧乏父「1…2…」
闇金「うっれしぃなぁ~何だろぅ!?開けてみちゃお~っと!!」ベリベリ
血まみれ貧乏父「3…」
闇金「え…これって…爆弾!?」
血まみれ貧乏父「ブラッディ…!!」カチッ
ドカァァァァァァァァァン
血まみれ貧乏父「…怖い思いをさせたな、もう大丈夫だ」
貧乏少女「い、いえ…あの…サンタさん?」
血まみれ貧乏父「ん?」
貧乏少女「あの…私ずっとサンタさんなんていないって…」
貧乏少女「お父さんがサンタさんのふりしてるだけだって思ってました…」
血まみれ貧乏父「…ほう、それで?」
貧乏少女「でも…サンタさんに会えてうれしいです!!お父さんにも会わせたかったなぁ…」
血まみれ貧乏父「良い子だ…だが君のお父さんとはいつも会ってる」
血まみれ貧乏父「ほら、それ…妖怪ウォッチを私に頼んできたのも彼だしな」
貧乏少女「そっか!!そうでした!!」
血まみれ貧乏父「さて、私は行くよ…次の現場が呼んでいる」
貧乏少女「あ、はい!!ありがとうございました!!」
血まみれ貧乏父「ああ、これ…タクシーで帰りなさい」10万ドンッ
貧乏少女「ありがとう!!」
血まみれ貧乏父「来ォォォい!!トナカァァァァイ!!!」
スーパーマシンTONAKAI「ブオオオオン」
貧乏少女「来年も…また会えますか?」
血まみれ貧乏父「ああ…来年も必ず…」
貧乏少女「はい!!」
血まみれ貧乏父「それじゃあな…ブラッディィィィ!!」ブオオオオン
――
―
貧乏父「じゃあ改めてメリークリスマース!!」
貧乏少女「メリークリスマース!!」
貧乏父「本当に戻って来てくれて良かったよ」
貧乏少女「ごめんね、でもサンタさんに会ったよ!!」
貧乏父「…!!へ、へぇ…凄いね」
貧乏少女「あ~やっぱりクリスマスって良いね!!」
悪が蔓延る現代社会、その薄暗い闇と人知れず戦う男がいた…
己と敵の血で全身が真っ赤に染まったその男は人々はこう呼ぶ…
ブラッディサンタ…と…
血まみれ貧乏父「行くぜ、トナカァァァァイ!!!」
スーパーマシンTONAKAI「ブオオオオン」
~ ブラッディ ~
27 : 以下、\... - 2014/12/15 10:05:44.82 tjzbr5E40.net 27/29こういう健気でいい子の貧乏少女が大富豪と出会って運命が変わる物語が好き
>>27
大富豪「グフフ…お嬢ちゃんは今日からおじさんの家に住むんだよ」
貧乏娘「嫌だ行きたくない、お父さん助けて」
貧乏父「ごめんよ、ごめんよ」
大富豪「さぁ来るんだ」
貧乏娘の運命は変わった。
貧乏娘は来る日も来る日も大富豪に調教を施された。
貧乏娘はもう昔の貧乏娘ではない。
もう昔のように無邪気にわらう純粋な貧乏娘はいないのだ。
今では従順な犬のように、時にはまるでいやらしい豚のように、ご主人様に奉仕し気持ちよくしてもらうことしか考えない大富豪に、ご褒美と言うなムチを与え続ける日々。
可哀想にも父親に売られ大富豪の欲望のままにS嬢として育てられた元貧乏娘は2度と昔のようには笑わない。
551 : 以下、\... - 2014/12/15 13:40:49.17 AnppI1Cja.net 29/29>>547
大富豪がMだと悲壮感ないな