ジュワー
ほむら(キッチンペーパー敷いたお皿に乗っけてと)ヒョイヒョイ
ほむら(ご飯の蒸らしもそろそろね)
ほむら「いいわよー。みんな席に着いてー」パカッ
ま さ マ 杏「はーい!」
元スレ
さやか「お腹空いたよー」
http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1327062273/
全員「いっただっきまーす!」
ズー
マミ「ああ……豚汁風のお味噌汁が美味しい……」ハァー
まどか「私、具だくさんなお味噌汁って好き!」
ほむら「喜んで貰えたのなら幸いよ」パッパッ
ほむら「ん」ズズッ
さやか「あ!その唐揚げ私が狙ってた奴!」シュッ
杏子「早いもん勝ちだぜ!」サッ
さやか「よこせ!それはさやかちゃんに食べられたがってるんだー!」
ほむら「こら」ポカッ
さやか「あいたっ」
ほむら「唐揚げ1個で騒ぐんじゃないの」
さやか「だって杏子が!」
杏子「あーん」パクッ ジュワァ
杏子「んー!んめー!」ハフハフ
杏子「やっぱ唐揚げは揚げたてに限るぜ!」
さやか「あああ……皮が大きかったのに……」
ほむら「……まったく」
ほむら「ほら。ここにも皮の大きい奴があるわよ」
さやか「え?」
さやか「あ、ほんとだ!」パクッ
さやか「んー!」モグモグ
まどか「パパが作るのとは違うなあ」サクサク
まどか「でも美味しい!」モキュモキュ
まどか「ほむらちゃん、この唐揚げってどうやって作ったの?」
ほむら「お酒と醤油、下ろし生姜を揉み込んだ鶏ムネと鶏モモに、片栗粉をまぶして揚げたのよ」
マミ「あら。部位は1種類だけじゃないのね」
ほむら「ええ。その方が飽きないから」
さやか「んー?」モキュモキュ ムギュムギュ
さやか「ほんとだ!」
ほむら「まどかのお父さんはどんな風に作るの?」
まどか「……あ。そもそも私、お父さんの唐揚げの作り方知らないや」
ほむら「そう……残念ね」
まどか「ほむらちゃん、ごめんね」
ほむら「あ、気にしないで!」アセアセ
杏子「んー」ズズー
さやか「んー」ズズー
杏子「不思議だよな」
さやか「何が?」
杏子「唐揚げだよ。和風料理なのに、ケチャップがスゲー合うじゃん」
さやか「あー、言われてみれば」
杏子「他にケチャップが合う和風料理ってあるか?」
さやか「ピーマンの肉詰めとか?」
杏子「ありゃ、ハンバーグの仲間じゃねーかな。微妙に日本ぽくない気がする」
さやか「んー……」パクパク
さやか「んー……?」パクパク
さやか「ご飯おかわり!」サッ
杏子「あたしも!」サッ
ほむら「はいはい」
杏子「それにさ。ハンバーグって、ケチャップにソース混ぜた奴をかけたりするじゃん」
さやか「するね」
杏子「でも、唐揚げに付けるケチャップにソース混ざってたらなんか嫌じゃん」
さやか「うん。嫌だ」
さやか「やったことないけど」
杏子「あたしもねーな」
杏子「結局、唐揚げには普通のケチャップが一番合うんだよ」
さやか「だね」
さやか「杏子……あんた良いこと言うじゃん!」
杏子「えへっ。そう?」テレテレ
さやか「うん!」
キャッキャッ
ほむら(それが結論でいいのか……?)モグモグ
マミ「浅漬けも丁度良い漬かり具合で美味しいわね」パリパリ
まどか「そうですねえ」モキュモキュ
ほむら「ふふっ。たくさん作ったから、いくらでも食べていいわよ」
杏子「……」モグモグ
さやか「……」モグモグ
ほむら「あなたたちも食べなさい」
杏子 さや「ぎくっ」
杏子「い、いやー。あたし唐揚げを食べるのに忙しくて」
さやか「わ、私も唐揚げが忙しくて?」
ほむら「どんな理由よ」
ほむら「人参もナスも体に良いから食べなさい」
ほむら「薄味だから塩分の取り過ぎにはならないし」
ほむら「口の中がサッパリして、唐揚げをもっと美味しく食べられるようになるわよ」
杏子 さや「は~い」
杏子「あ、うめーな」パリパリ
杏子「これでお茶漬け食いたい」モキュモキュ
さやか「ほんとだ!美味しい!」モキュモキュ
ほむら「あなた達が食べやすいように作ったんだから当然よ」
ほむら「お味噌汁の人参も美味しかったでしょ?」
さやか「うん!」パクパク
マミ「ナスのお漬物って美味しいわよね」モキュモキュ
まどか「そうですねえ」モキュモキュ
マミ「……」モキュモキュ
マミ「……ナスか」
マミ「ナスと言ったらフライよね!」ドン☆
ほむら「!」
まどか「ん?」
マミ「あら。鹿目さんはナスのフライ嫌い?」
まどか「あ、いえ」
まどか「私、ナスのフライって食べたことないんです」
マミ ほむ「何ですって!!?」バンッ
まどか「ひいっ!」ビクッ
マミ「野菜のフライで一番美味しいのはナスなのよ!?」
マミ「それなのに食べたことがないだなんて!!」
マミ「鹿目さん!!あなた、人生半分ぐらい損してるわよ!!」
まどか「えええ!?」
ほむら「同感ね!!」
ほむら「外はサクッ!!中はトロッ!!中濃ソースで美味さ百倍!!」
ほむら「ナスのフライの前では、玉ねぎのフライも二位に甘んじるしかないのよ!!」
まどか「ほむらちゃんまでっ!?」
マミ「……」
ほむら「……」
マミ ほむ「……」グッ
まどか「何なのこの流れ」
杏子「ふーん。ナスのフライってそんなに美味いのか」
杏子「ほむら、今度作ってくれよ!」
ほむら「ええ、いいわよ」
ほむら「そのときは、まどかにも嫌ってほど食べさせてあげるわ!」
まどか「嫌って程は欲しくないかな……」
さやか「……」グゥ~
ほむら「そろそろ、ごちそう様かしらね」
マミ「そうね」
まどか「そうだね」
杏子「そうだな」
さやか「えー?」
さやか「私はまだ食べ足りないよ!」
ほむら「あなた、もうお腹パンパンじゃない」ポンポン
さやか「そうだけど」
さやか「でも、食べても食べても、食べたくなるんだもん」
ほむら「!」
マミ「あら」
マミ「料理人冥利に尽きる一言じゃないかしら」
杏子「まあ、ほむらの作る飯はどれも美味いからなあ」
まどか「良かったね!ほむらちゃん!」
ほむら「ま、まあ、そうね」
ほむら「でも、それ以上はやめておきなさい。デザートもあるし」
さやか「デザート?やったー!」
さやか「ほむら大好き!」
ほむら「!?」
ほむら「~~~!」
マミ(今回はからかうの止めておきましょうか)
杏子(そうだな)
まどか(ほむらちゃんてば!)ニヨニヨ
さやか「せーの」
ま さ マ 杏「ごちそう様でしたー」
ほむら「お粗末様でした」
ほむら「みんなは休憩してていいわよ。洗い物は私がやっておくから」
ほむら「終わったらそっちにデザートとお茶を持って行くわ」
さやか「……」
さやか「ほむら、私にも片付け手伝わせてよ!」
ほむら「え?いいわよ別に。あなた食器割っちゃいそうだし」
さやか「そんなこと言わないでさ~」
さやか「さやかちゃんだってお皿拭くぐらいなら出来るよ!たぶん」
ほむら「……そう?」
ほむら「なら食器を拭くの、やって貰おうかしら」
さやか「うん!」
まど マミ 杏子「……」
マミ「私達はお言葉に甘えさせて貰いましょうか」
杏子「だな」
まどか「……二人にお片付けまかせてもいい?」
さやか「うん!」
ほむら「ええ」
まどか「そっか」
まどか「ありがとう!よろしくね!」ニヨニヨ
ほむら「よろしくされたわよ(なんだかまどかが気持ち悪いわ……)」
さやか「まかされたのだ~(気持ち悪いよまどか)」フリフリ
マミ「さ、行きましょ」
杏子「今度はゴールデンアイやろうぜ」バタン
ほむら「さてと」
ほむら「ちゃっちゃと片付けて、みんなのところに行きましょ」
ほむら「テーブルの上の食器、こっちに持って来て」
さやか「うん!」カチャカチャ
カチャカチャ
ほむら「交わしたやーくそく、忘れないよ」カチャカチャ
ほむら「目ーをと、あっ」
さやか「……」
ほむら「な、なし!今のなし!」
さやか「……目ーを閉じ、確かめる」
さやか「……」
ほむら「……」
さやか「押し寄せーた闇、振りはらって」
ほむら「……すーすむよー」
さやか「……」
ほむら「……」
ほむら「クスッ」
さやか「あはっ!」
シャー
ほむら「ふふふふふん、ふふふん、ふふふ、ふっふん♪」シャー
さやか「……」フキフキ
さやか「ほむら」カチャッ
ほむら「何?」シャー
さやか「美味しかった!」
ほむら「……」ジャー
ほむら「そ」ジャー
ほむら「それは良かったわ」シャー
さやか「うん!」フキフキ
さやか「だから私の家に嫁に来てよ!!」フキフキ
ほむら「全力でお断りよッ!!」シャー
キャッキャッ
夕食 終
翌朝
ほむら「私はご飯と、昨日のお味噌汁に卵を入れたの食べるけど、みんなはどうする?」
ま さ マ 杏「同じ奴!」
さやか「ふふん?」
さやか「さやかちゃんは更に、昨日の余りの唐揚げと目玉焼きまで付けちゃうのだ!」
ほむら「朝から食べるわね……」
まどか「さやかちゃんは目玉焼きに何かけるの?」
さやか「くくく……」
さやか「まどか君、よくぞ聞いてくれました!」
さやか「この目玉焼きには、何もかけないのだ!」
まどか「え」
マミ「それだと味がしないんじゃ……」
杏子「なんだよ。減塩ブームにでも目覚めたのか?」
さやか「みんな甘いね」
さやか「この目玉焼きは、おかずじゃないんだよ!」
ま ほ マ 杏「!?」
さやか「この、既に味が付いてる唐揚げにだね」
さやか「こう、目玉焼きの黄身を絡めてだね」
さやか「あむっ」パク
さやか「おいち~い!」バクッバクッ ズズッ パリパリッ モキュッモキュッ
さやか「と、こうなるわけよ」
さやか「そうして黄身がなくなってから、白身の部分に醤油をかけて食べるのさ!」パクパク
ま ほ マ 杏「う……」ゴクッ
マミ「わ、私もそれやろうかしら」
杏子「目の前でやられちゃたまんねーぜ……!」ジュルリ
まどか「わ、わ、わ、私も!」
ほむら「そうね……」
ほむら「今からみんなの分の目玉焼きを焼くわ」スッ
さやか「もう卵ないよ?」パカ
ま ほ マ 杏「あ」
朝食 終
まどか「今日はこれからどうしよっか」
ほむら「わ、私は、まどかと一緒な」
さやか「外だよ!」バンッ
さやか「外に行こう!」バンバンッ
ほむら「最後まで言わせなさいよ!?」
マミ「外って……どこに行くの?」
さやか「決めてませーん」
ほむら「何よそれ!もっと具体的な案を考えてから」
さやか「外に出れば、きっとしたいことが思い浮かぶよ!」
さやか「ゲームや勉強なんかで、今日という貴重な一日を潰しちゃ勿体ないって!!」
ほむら「……ん」
杏子「……そうだな。まずは家から出ることが大事か」
マミ「じゃあ、最初はショッピングモールに服でも見に行かない?」
マミ「その後どうするかは、その時考えるということで」
杏子「あたしはそれでいいぜ」
まどか「私も賛成です!」
まどか「ほむらちゃんもそれでいい?」
ほむら「ま、まどかがそうし」
ほむら「……ううん」
ほむら「私も外に出ることに賛成よ!」
さやか「よし!それじゃあさっそく出発!」グイッ
ほむら「ちょっと!?引っ張らないでよ!」ムキー
さやか「気にしない気にしない!」グイグイ
マミ「あらあら」
杏子「相変わらずお熱いことで」
マミ「いっぱい写真撮らなきゃね」
まどか「しゅっぱーつ!」
キャッキャッ
キイー バタン ガチャッ
QB「……」
QB「僕のご飯は……?」
終
70 : ローカル... - 2012/01/20(金) 22:45:39.70 LmqAIHxj0 43/43お付き合いくださりありがとうございました
あとこのノリ盛り上がらないから自重する