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弟「姉様姉様姉様」姉「弟君弟君弟君」 #01
弟「姉様姉様姉様」姉「弟君弟君弟君」 #02
弟「姉様姉様姉様」姉「弟君弟君弟君」 #03
529 : VIPに... - 2011/09/10 20:07:28.19 74ecbaFno 467/670こんばんは。そろそろ始めます。
今回の、『前回のあらすじ』はいつものと少し違います。と言いますか、『あれ』のパロネタです。
今回の投下量、凄く多いのであしからず。
例の人の低音美声ヴォイスで再生して下さい。
仮面クーガー (アホ)オー○ 前回の3つの出来事。 ←CV 例の人
一つ!従妹がやって来た事によって、心労がたたり倒れた姉。 ←CV 例の人
そんな姉を心配し、一目散に駆けつける弟。 ←CV 例の人
姉友「弟君大変!!姉が倒れた!!」
弟「えぇ!!!!姉友さんほんとですか!!!」
従妹「ボクも行く!!」
弟「!!おまえは来んな!!授業を受けてろ!!(邪魔だ!!てめぇなんかいらねっ!!)」
女教師「こらぁーーー!!廊下を走るなぁーーー!!!」
弟「うるせえぇーーー!!!バーカバーカ!!!」
二つ!同行しようとする従妹を引き留め、対決する姉友と弟の友人3人組。 ←CV 例の人
姉友「……でさ、弟君の速さには従妹ちゃんついてけないでしょ?転校して来たばかりだから
迷ったら困るじゃん。この学校広いしさ。だからあたしが案内するね♪」
従妹「……ボクの邪魔をしないでくれるかな?姉友さん」
姉友「……うん。良くわかったよ」シュルシュル
姉友「あんたがすごくヤバい奴だってこと!!」ゴオォォォーーーッ
従妹「…………」ニタァ~
女「こんなとこでなにやってんの!!」
女友「……ちっ。おい映○っ!!」ピィーン
弟友「変身!!」ピンピンピ~ン ←例の効果音
タカ! トラ! バッタ! タ○バ♪ タト○♪ ○トバ♪ ←あの人の歌声
姉友「真○!剛掌閃!!!」
ドオオォォオオォーーンッ
従妹「ああああぁぁぁぁぁーーーーーーっ!!!!」
三つ!寝ている姉にイタズラするキモオト。 ←CV 例の人
姉「……すや……すや……」
弟「(……こんな事考えちゃダメなんだけど、今の姉様も凄く綺麗……)」
弟「あう……触ってる……姉様が俺のちん○を……」
弟「はぁはぁ……うひ…うひひ……やった。やった!これで姉様は俺のもの。俺のものだ!」
弟「俺はなんて事をしてしまったんだっ!!」
従妹「いつまで……二人は『家族』で居られるかな?」
弟「うわぁぁぁぁあああぁあぁぁああ!!!!」
従妹「寝ぼすけお姉ちゃん~^^。くすくす……はやく起きないかなぁ~♪」
第九話 追い詰められるアホ姉弟
弟の教室
ガラガラッ
弟「はぁはぁっ!!(くそっくそっ!!)」
真っ青な顔で自分の机へと向かう弟。
弟「(よ、よりにもよってあいつにあんなとこ見られるなんて!!)」
弟「(くそっ!!姉様に知られたらどうしよう!!俺はもう死んだ方がいいのか!!?)」
ネガティブな考えに至る弟。
A男「弟!どうした!?すんげえ顔して!」
弟「……なんでもねぇ」
A子「ねぇねぇ、弟君。女達見なかった?従妹さんを探しに行ってまだ帰ってないの」
弟「!!なんだと!?あいつらどこ行った!?」
B子「だからわかんないから弟君に聞いてるの!見てないの?」
弟「(ま、まさか……従妹に!?)」だっ
B男「お、おいっ!!弟!!」
急いで教室を出る弟だった。
弟「(くそっ!一体なにがどうなってる!!)」
弟「(あいつは姉友さんが案内するって言ってた筈。それがなんであいつらが出てくる!?)」
弟「!!(まさか姉友さんがやられた!?そんなバカな!!?)」
弟「(兎に角あいつをとっちめてやる!!)」
一目散に保健室へと向かう弟。だが……
弟「!!(だ、ダメだ!今は行けない!どんな顔して姉様に会えって言うんだ!?)」
弟「こうなったら誰かに聞きまくってあいつらを探すしかないか」
……しばらく現校舎内を探索し、姉友と3人組が旧校舎に行ったことを突き止めた弟だった。
旧校舎
弟「聞いた話だと、姉友さんとあいつらはこっちに来たって話だったけど」タッタッタッ
弟「どこだ!?どこに居る!?」タッタッタッ
弟「姉友さんっ!!女っ!!女友っ!!万年発情期っ!!!どこにいるっ!!!?」タッタッタッ
4人(約1名おかしいのがいるが…)の名前を呼びながら走りまわる弟だった。
弟「!!な、なんだこれは!!!?」
旧体育館
コンクリートの破片が飛び散り、大惨事になっている体育館に入った弟。
弟「い、一体ここで何があった!?」
弟「なんだか凄まじい戦闘の痕跡がある……!!まさかここで!?」
旧体育館の中を手掛かりが無いか探す弟。
弟「ん?あれは!!?」
何かを発見した弟。
弟「これは姉友さんが付けてたリボン……それにこれは従妹の髪留め……
間違いない……二人はここで戦っていたんだ。まさか姉友さんと戦える程強かったなんて……」
弟「……いや、あいつならあり得る。あの時従妹には警戒すべきだと直感した事は間違いじゃなかった」
弟「それに弟友達もその場にいた。多分あいつらも加勢したんだろう」
弟「でも勝てなかった。でなければ従妹が保健室に来たのに、あいつらが行方不明ってのが繋がらない」
弟「くそっ!!一体どこに行った!!?」ガンッツ
壁に八つ当たりする弟。
弟「従妹め……よくも俺の仲間に手を出しやがったな!ぶん殴ってやるっ!!」
従妹に対して激怒する弟。
弟「……っ!!!姉様が危ないっ!!!」たっ
姉にも危機が及ぶと悟り、猛スピードで走り出す弟。
弟「もし姉様に手ぇ出してみろっ!!百万回生まれ変わっても恨み晴らすからなぁぁぁーー!!!」
そう言って大急ぎで本館の保健室へと向かう弟だった。
__________
______
___
一方 姉は……
保健室
姉「う~ん……」
ようやく起きた姉だった。
従妹「おはよ~お姉ちゃん♪」
姉「!!お、おは……よう(なんでこの子が居るの!?)」
姉「?あれっ?ここは?」
従妹「保健室だよお姉ちゃん。お姉ちゃん倒れちゃったんだって」
姉「そ、そうなの。心配かけたわね。ありがとう、もう大丈夫よ」
姉「(……どうせなら弟君に居て貰いたかったな。メス豚(従妹)の顔なんて見たくないもの!)」
不満の姉だった。
従妹「そ~そ~。お兄ちゃんもさっきまで居たんだよ」
姉「!そ、そう……(なんでわかったの!?私、顔に出てた!?)」
従妹「あ、そうだ♪お兄ちゃんね。忘れ物したみたい。お姉ちゃん渡しといてよ^^」
そう言って、弟のハンカチを姉に差し出す従妹。
姉「そう……でも従妹さんが渡せばいいじゃないの。なんで私に頼むの?」
従妹「ボクはこれから『用事』があるから今日は遅くなるの。だからお願い」
姉「わ、わかったわ。じゃ……」
そう言ってハンカチを受け取る姉。
姉「(弟君のハンカチ!今日かいた汗がいっぱい染み付いてる弟君のハンカチ♪)」
その上、なにやらキモい事まで考えていた。
従妹「…………」ニタァ~
姉「!!!」ゾクッ
従妹「じゃお姉ちゃんばいば~い♪」
ガラガラッ
従妹の居なくなった保健室で何やら考え込む姉。
姉「い、今のニヤけ面はなに!?一体なんだったのかしら?」ドキドキ
姉「お、弟君のハンカチ……」ドキドキ
クンクンッ
姉「!!こ、この匂いは!?お、弟君エキス!!?なんでハンカチからこの匂いがするの!?」
弟の精液が染み込んでる事に気が付いた姉だった。
姉「!!ま、まさか……」ドクン
姉「お、弟君がさっきまでここに居た……」ドクン
姉「弟君エキスの付いたハンカチ……」ドクンドクンドクン
姉「最後のあのニヤけ面……」ドクンドクンドクン
姉「あの二人が……まさか、そんなことって……」ドクンドクンドクンッ
姉「いやあぁぁぁぁーー!!!」
姉「そんなあぁぁーーっ!!弟君があんな子に取られるなんてっ!!厭あぁぁぁーーっ!!」ポロポロ
姉「うぅ……弟君!弟君!!弟君!!嘘だよね弟君っ!!」ポロポロ
そう言って弟のハンカチを握りしめる姉。
クンクン
姉「うぅ……弟君弟君弟君!!」ポロポロ
クンクンクン
姉「うぅ……弟君はあんな子の事が好きなの……」ポロポロ
クンカクンカクンカクンカクンカクンカ
姉「うぅ……弟君の匂いだ……私の弟君エキスの匂いだ……」ポロポロ
ペロッ
姉「弟君の味だ……私の大好きな弟君エキスの味がする……」ポロポロ
ハンカチを舐め出したキモ姉。
姉「弟君……弟君……うぅ……」ポロポロ
チュウチュウッ
姉「はぁはぁ……弟君……おいしい……弟君……」ポロポロ
精液のかかった部分を口に含み、それを吸い取る姉。
チュウチュウッ……クチュッ……クチュッ……
キモ姉は右手でハンカチを持ち、左手で性器を弄(まさぐ)り始めた。
姉「ふふふ……もう弟君ったらいっぱい出しちゃって…グスッ…そんなに私のお口がよかったの?」ポロポロ
チュウチュウッ……クチュクチュッ……クチュクチュ
今度はキモ姉が弟のハンカチの、精液のかかった部分を口に含みながら妄想を始める。
姉「弟君のもので汚いものなんて無いんだよ……グスッ……あははっ……ふふっ……」ポロポロ
クチュクチュッ……ビチャッ……ビチャッ……
涙を流しながら、自慰行為を続ける姉。
姉「はぁはぁ……まだ弟君のお○んちん元気だよ。ふふっ…グスッ…逃がさないわ……」ポロポロ
ビチャッ……ビチャッ……ペロペロ……
そう言いながら先程、弟がペ○スを握らせていた右手を舐め始める姉。
姉「……なんだろこの味?私の手に弟君エキスが染み付いたのかしら?」
クンクンッ
姉「?弟君のお○んちんの匂いがする……ような」
クチュクチュッ……クチュクチュッ……カミカミ
姉「弟君のお○んちん、ビクビクいってるよ。はぁはぁ……えへっ……えへへへっ……」ポロポロ
クチュクチュッ クチュクチュッ ピチュピチュ チュパッ カミカミ
そう言いながら右手の指をしゃぶり始め甘噛みする姉。
姉「ほんとに弟君のお○んちんの味がするみたい……どうしたんだろ今日の私……」
クチュクチュッ……グチュグチュッ……ピチュピチュ……チュパッ……
姉「はぁはぁ……すごい……今日の私、凄く敏感になってる……」
姉「あぁ……弟君のお○んちん……すごくいい……」
そう言って今度は右手の指で膣内の入口を弄り、更に親指で陰核を刺激し始めるキモ姉。
グチョ……ピチャッ……グチュッ……クニュッ……クリクリッ……
姉「あぁ……もうダメ……弟君、一緒にいこ……」
クチュクチュッ……ビチャッ……グチュッ……クニュッ……
姉「ああ!!弟君弟君弟君!!」
プシャァァ……ビクンビクン
姉「はぁはぁ……うぅ……なにやってるんだろ私」ポロポロ
姉「こんな残りものみたいなので自分を慰めるなんて……」ポロポロ
弟のハンカチを見ながらそう呟く姉。
姉「せつないよぉ……せつないよぉ弟君。う、うぐっ……ヒクッ……ヒクッ……」ポロポロ
姉「うえぇぇぇーーん!!おとうとくぅーーんっ!!せつないよぉぉーー!!」ボロボロ
悲しみに暮れる姉が嗚咽を上げる。
__________
______
___
時は遡り、姉友と3人組がどうなったと言うと……
旧体育館
従妹「…………」
倒れている従妹の様子を見る姉友と3人組。
女「……ねぇ、これほんとに大丈夫?死んでない?」
従妹は、ピクリとも動かない。
姉友「う~ん。そーなるとあたしはくさいメシを喰う事になるのかっ!」
女・女友・弟友「!!!」
姉友「いやぁ~いつかはやると思ってたけどねん。あははっ!」
とんでもない事を笑いながら言い出すアホ修羅だった。
女「冗談でも笑えませんよ先輩っ!!」
弟友「でも俺らも共犯者ってことになるぜ。あ~あ、短い学生時代だった」
女友「……女、あなたいつも聞いてるよね?『完全犯罪って可能かな』って」
女「なにバカなこと言ってんのっ!!あんなの冗談に決まってるでしょ!!怖い事言わないでよっ!!」
怪しい目つきになっている女友をたしなめる女だった。
そんなアホなやり取りをしている4人だったが……
従妹「にたぁ~」ムクッ
姉友・女・女友・弟友「!!!」
女「きゃっ!!?」
姉友「女ちゃん!!?」
女友・弟友「女っ!!?」
従妹に捕まる女だった。
女「は、はなして!!」
従妹「姉友さん……最後のは凄かったね。ボクもやられるかと思ったよ」ニタァ~
姉友「そ、そんな……あたしの全力で打った剛掌閃を喰らってまだ動けるなんて……」
従妹「あははっ。そろそろ飽きたし、あなた達には大人しくしてもらおうと思ってね」ニヤニヤ
そう言って短剣を女の首筋にあてがう従妹。
女「ひっ!?」ガクガクッ
弟友「いったいなんなんだこいつ!?おいっ!!女を離せ!!」
従妹「あははっ♪弟友君、持ってる武器を全部出して。女友さんのメダルもね」
弟友「仕方がねぇ。ほらよっ」ガサゴソ
女友「くっ!!」ジャラジャラ
弟友は、かぎ爪・鎌・ガントレット・剣・盾・斧……そしてトンファーを従妹に渡した。
女友も全てのメダル(セ○メダル含む)とヘンテコな缶詰を渡した。
従妹「これだけの武器……一体どこに隠したのかな~?」クスクス
弟友・女友「仕様です。そこは深く追求しないで下さい」
姉友「……で、女ちゃんを返してくれるの?」
従妹「ううん、まだまだ~」
姉友「…………(よし!女ちゃんを受け取る隙に……)」グッ
従妹に見えない様に、拳に力を込める姉友。
従妹「姉友さん、こっち来て。……妙な事をすれば女さんは無事じゃすまないから♪」
姉友「うん、わかった(ちっ、ばれたか)」
従妹「じゃいくね。痛みは一瞬だから」ズンッ
姉友「かはっ!!?」
従妹が姉友の丹田(腹部の中央)に親指を押し込む。
女「先輩っ!!?」
姉友「!!?なにっ!?力が出ない!?」
従妹「秘孔を突いて姉友さんの力を封印したから。しばらくは大人しくしててね」
姉友「くっ……一体なにするつもり!?」
従妹「あはは♪さすがにここまで知られたんだから、みんなをこのまま帰す訳にはいかないんだよね」
女「い、いやあっ!!」ガクガクブルブル
姉友「やっぱりそうなるのねん!どこまでも気に食わない奴!」ギロッ
弟友「せめて俺と姉友さんだけにしてくんないか?こいつらは戦える訳じゃねえし」
従妹「…………」ニタァ~
女友「ううん。私も一緒でいい。弟友にだけ辛い思いをさせたくないから」
従妹「あはは♪選択肢はみんなには無いんだよ。大人しくこれをつけて」
そう言って手錠を渡す従妹。
姉友「……こんなものまで持ち歩いてるなんて、やっぱりあんたおかしいよ!」
女友・弟友「…………」カチャ
もっとヤバいものを持ち歩いている二人が、無言で手錠を嵌める。
従妹「あはは♪人間凶器の姉友さんには言われたくないなぁ~」
姉友「まっ。それもそっか(あんたも人間凶器でしょうが!)」カチャ
従妹「じゃ、こっちに来て~」ニタニタ
__________
______
___
そして時は、弟が従妹を追い、保健室へと向かう場面まで戻る。
保健室
ガラガラッ
弟「姉様ぁぁぁぁーーーーーー!!!!!」
養護教諭(保健室の先生) 以下 保先
保先「弟君!またっ!!なんでそんなに大声出すの!!」
弟「!!あっす、すみません!」
保先「まったく……もう放課後よ。弟君、帰りなさい」
弟「先生、姉様は!!?」
保先「私が来た時には誰もいなかったわ」
弟「誰もいない……従妹もですか……」
保先「ほら、用事は済んだでしょ?そろそろ帰りなさい」
弟「……失礼しました」
がらっ
保健室を後にする弟だった。
姉の教室
ガラガラッ
弟「姉様ぁぁぁぁーーーーーー!!!!!」
弟「……誰もいない……姉様帰ったのか……?」
姉のクラスには誰もいなかった。
……ところが
弟「!?姉様の鞄!ってことは姉様はまだ学校に……」
そう言って、携帯を取り出す弟。
ピッ プルルルル
プルルルル
ブー ブー ブー
弟「!!姉様っ!!鞄の中に携帯を入れてたのか!!」
弟「あれ程いつも持ち歩いててくださいって言ってたのに……」
弟「これじゃあ姉様が危険に晒された時に駆けつけられないじゃないか!?」
現在の状況がそうである。
弟「むぅ……GPS機能で把握している姉様の行動パターンと言えば、この後スーパーにお買い物に行って、
自宅に帰る、と言うのが姉様の日常だけど……」
ストーカーの発想だった。
弟「ヒクヒク……う~ん。俺の姉様レーダーも反応しない……おかしいなぁ?付近にはいないのか?」
姉様レーダー?
弟「とにかく校舎内をくまなく探すしかないっ!!」
弟「見つけ次第ちゅっちゅしてやるっ!!!」
目的が完全にすり替わっていた。……姉に対して保健室であんな事したにも関わらず。
弟「うへへっ!!姉様ぁぁぁーーー!!!」たっ
……と言うか、姉友と3人組のことは?従妹のことは!?
一方 姉は……
ガタン……ゴトン……
姉は電車の中に居た。
姉「…………」
無表情で電車の外を見ている姉。
姉「ふっ……」
姉「ふっ……ふふっ……」
笑い始めた。
姉「うふ……うふふふ……」
笑声をあげてはいるが、顔は無表情のままだった。
姉「くすくす……(そう……そうなのよ……)」
なにやら心の中で呟き始めた姉。
姉「くすくす……(そうすればいいんだわ……)」
ガタン……ゴトン……
姉「(メス豚(従妹)がそのつもりなら、私にも考えがあるわ……)」
姉「(弟君を寝取られたのなら…………)」
姉「(私が寝取り返せば良いのよっ!!)」クワッ
姉「(そう……弟君を私の虜(とりこ)にしてしまえば良いんだわっ!!!)」
姉「(うひひっ。今日の弟君の夕ご飯に媚薬を入れる。そして弟君は私を襲う!!これで行きましょ!!)」
姉「(あははっ!ついに今日、私と弟君は結ばれるんだわ!きゃはっ♪)」
姉「(はぁ……なんでもっと早く気が付かなかったんだろう。最初から弟君に私を襲わせれば良かったのよ)」
恐ろしい結論を導き出したキモ姉だった。
姉「(作戦としてはこうよ。まず、弟君が媚薬入り夕ご飯を食べる。その間に私、お風呂に入る。
弟君食べ終わる。ムラムラする。私登場!バスローブを羽織って弟君を誘惑っ!!」
姉「(次にソファーに横になる。私、寝た振りする。弟君さらにムラムラするっ!!
寝ている私に弟君、イタズラするっ!!弟君、私のお顔に弟君エキスをかけるっ!!!)
まるでさっき起きてたんじゃないかってくらい正確に、自分の身に実際に起きた事を
弟に再度実行させようと思案するキモ姉。
姉「(弟君エキスを放出し終えた瞬間、私起きるっ!!
私『きゃーっ!!弟君なにしてるのっ!!』
弟君焦る!私、弟君を問い詰めるっ!!
私『弟君がこんな破廉恥なことをする子だとは思わなかったわ!』
弟君青い顔しながらオロオロする!そこで一言っ!
私『Hな弟君にはお仕置きが必要よね?』
弟君ガクガクしながら頷く!!そこで私、弟君のお○んちん食べるっ!!)」
姉「(弟君ビックリする!私構わずハムハムするっ!!
弟君気持ち良くなる!でも戸惑う!
弟君『ね、姉様ダメですよ。こ、こんなことしちゃ……』
私、上目づかいで弟君見るっ!!そこで一言っ!
私『ダメ!いけない弟君にお仕置きしなきゃいけないの♪……逃がさないわ』
弟君そんなこと言いながらも私のお口の中で元気になる!日頃の成果が試されるわっ!!
)」
注:日頃の成果……弟に睡眠薬を盛り、夜這いフェラをしている事。
姉「(弟君『はぁはぁ……姉様、僕もう我慢出来ない……』
弟君、お○んちん私の中に入れたくなる!!そこで一言っ!
私『いらっしゃい、弟君。お姉ちゃんが教えてあげる♪』
そして私と弟君、結ばれるっ!!!
弟君『す、すごいっ!姉様の中、気持ちいい!それにすごい腰振りだっ!!』
と、こうなるっ!!!
)」
姉「(そんな私のテクニックに弟君メロメロっ!!
弟君『はぁ~いいっ!!姉様いいよっ!!従妹なんかより全然気持ちいいっ!!』
そこで私が止めの一言っ!!!
私『どぉ~?私の方がいいでしょ?これで弟君は私のものだからね♪』
弟君『はいっ!!もちろんですっ!!姉様のものになりますっ!!』
弟君、メス豚(従妹)を捨てて、私のものになるっ!!!)」
姉「…………」
姉「(完璧だわっ!!これ以上ない最高の作戦だわっ!!うへっうへへっ!!寝取ってやるわっ!!)」
要約すると、基本ヘタレなキモ姉は弟に自分を襲わせ、弟が逃げられない状況を作り出し、
弱みを握った上で事に及ぶ、という結論に至った訳である。アホである。
姉「(弟君が一体誰のものなのか、あのメス豚(従妹)に思い知られてやるわ!)」メラメラ
従妹に対し、闘志を燃やすキモ姉だった。
……そもそもアホオトは従妹と肉体関係があるどころか憎悪していると言うのに。
アホ姉の妄想はとどまるところを知らない。
姉「(いやん♪そうなったら弟君と私は晴れて夫婦になれるわっ!
新婚生活かぁ~
私『あなたっお帰りなさいっ♪
私(に盛り付けたごはん)にする?それとも私(と一緒にお風呂)にする?
それともわ・た・し(と子作りする)?』
旦那様(弟君)『おまえを食べたい♪』
)」
姉「…………」
姉「(最高だわっ!!バラ色の未来が待ってるわっ!!!うへへへへっ!!!)」ニヤニヤニヤ
本当にアホな事を考えていた。
姉「(待っててね弟君。今から私がメス豚(従妹)の魔の手から、君を救ってあげるから!)」
どちらかと言えば、弟を助けると言うより、嵌めると言ったところである。
姉「(今日メス豚(従妹)は『用事』があって遅くなると言ってたわね。
という事は、今夜が勝負ね)」
姉「(目指すは終点の池袋……あの東口方面から少し行った先にある怪しげな薬屋……
そこに前から目を付けていた媚薬が売ってある)」
姉「(そして、○武百貨店のデパ地下には弟君の大好きなお惣菜が売ってある。
それも購入しましょう)」
姉「(あと、お洋服売り場で弟君に似合うお洋服やジーンズも見て来ましょう)」
姉「(そこまで行ったならクレープも食べましょう。今日はなんだか無性に食べたいわ)」
姉「(ついでにジュ○ク堂で参考書と小説も買っておこうかしら?)」
もはや只のショッピングが目的になっていたアホ姉だった。
__________
______
___
一方 アホオトに忘れられた可哀想な姉友と3人組は……
ゴトンゴトン
トラックの中に幽閉され、移動中であった。
姉友「やられた……あいつらの一族ってことはこれくらいの財力はあるもんだと気付くべきだった」
女「うぅ…………」
女友「いた……」
弟友「大丈夫か女友?」
あの後どうなったかと言うと……
__________
______
___
学園から離れた駐車場……
従妹「くすくす……それにしてもみんな、楽しかったよ♪」
弟友「ちっ、楽しい、か……」
姉友「あんた……一体どういう神経してんの?」
女「…………」
?「お嬢様、お待ちしておりました」
姉友・女・女友・弟友「!!」
大きなトラックと、執事風の男が出迎えた。
従妹「執事、お願いね♪」
執事「はっ」
姉友「どういう事……」
従妹「くすくす……」
執事「さて、では大人しく来て頂きましょう」がしっ
女友の腕を掴む執事。
女友「!!触らないでっ!!」がしっ
執事の足を蹴る女友。
執事「!!」
パアーーンッ
女友「!!」
乾いた音が辺りに響く。執事は女友の頬を掌で叩いた。
弟友「てめえっ!!」
執事「…………」
__________
______
___
女「あの子……あたし達をどうするつもりかな?」
女友「最悪の場合、口封じも兼ねて頃されるかも知れないわね」
姉友「う~ん。やっぱあたしの覇気も戻りそうにないわ。こりゃお手上げだわ」
弟友「……なぁ、ア○ク。おまえ分離して俺達の手錠外してくれないか?」
女友「そんなこと出来る訳ないでしょ……やれるならやってるわよ」
弟友「くそぉ~。武器は全部取られちまったし……万事休す、だな」
女「はぁ、やだなぁ。あたしの人生、これでおしまいかぁ~」
女友「そうね。これはどうしようもないわね」
弟友「ま、おまえと一緒に最期を迎えるってぇのもわるくはないな」ニカッ
女友「ちょっ///なんでそーゆーことゆうのよっ!!バカッ!!」
こんな状況にも関わらずイチャつき出すアホップルだった。
姉友「お~お~熱いねぇ~。青春だぁね~♪」
更にそれをはやし立てるアホがいた。
女「はいはい、御馳走様。幸せそーでよござんしたね!!」ムッ
不貞腐れるお一人様もいた。
女友「うぅ~もぉ~///」
弟友「まぁ、なるようにしかならぁ~ね」
ゴトンゴトン
ゴトンゴトン
女「はぁ~弟の奴助けに来てくれないかなぁ。元はと言えばあいつの親戚の所為でこうなったんだし」
姉友「あ~無理無理。弟君に期待するだけ無駄無駄」
女「え~なんでですか先輩?」
姉友「だってあいつは姉の事以外気にかける奴じゃないもん」
女友「あぁ~、なるほど……」
姉友「仮にあたし達の事に気が付いたとしてもなんやかんやで、すぐに姉の事に目が向くから」
その通りだった。
女「で、でもっ!!」
女友「あなた……これまでの弟君の行動を覚えてないの?姉先輩にベッタリで私達のことなんて
気にも留めてなかったじゃない?」
女「う~。そうだったけど~」
姉友「昔っからそうだったよん。あいつらとは長い付き合いだしね。まぁ許してやってちょ♪」
女「っていうか!先輩はなんでこんな事になってまでもあの姉弟の肩を持つんですかっ!!
理解できないですよっ!!」
姉友「う~ん、そだね。あの姉弟はあたしにとって『妹』と『弟』みたいなもんなんよ」
女友「『妹』と『弟』ですか?」
姉友「まぁ、仲良くなったきっかけってって言うのが凄くバカバカしいんだけど。
初等部の時のあたしの友達ってのがあいつらだけだったからかな?」
女「えっ?」
姉友「あたしさ。昔、乱暴者だったから友達が出来なかった訳よ」
女「(今は乱暴者で済ませられるレベルじゃない気がするけど……)」
姉友「最初にあいつらと会った時、まぁいつもの様に、喧嘩をふっかけた訳なのねん。
でも、弟君もすんごく強くっててこずった訳ですよ。でもま、あたしが勝ったけどね♪」
弟友「あっはっは。アホ(弟)でも姉友さんにはかなわないんすね」
姉友「そしたらすんごい形相して姉の奴があたしに飛びかかって来て。
いや~まいったね♪そん時の姉のヤバさと言ったら」
女友「ふふっ。その話だけでも今の弟君達を物語ってるわね」
姉友「結局その時は、引き分けになって終了したんだけど、今度は姉の方が何度もあたしに
喧嘩売って来てね。『あの時はよくも弟君をっ』って感じで」
女「うぅ~あのお姉さんらしい……」ゾクッ
姉友「でも姉って基本的に弱っちいから、全然あたしの相手にならなかったんだけどね」
弟友「それで今度はアホが姉友さんにかかって行くわけか」
姉友「その通りっ。なんどもそれを繰り返してるうちに何時の間にか仲良くなっててね。
まぁ拳を交えた友情が生まれたって奴かな。あははっ♪」
女友「ふふっ。可愛いわね3人共」
姉友「まぁあの姉弟も昔っから二人でベッタリだったもんで友達がいなかった訳さ。
そうなると、なんとかみんなの輪に入れる様にしてやらないとって親心が出来てきてね」
女「まぁいかにもって感じね。今となって考えてみると」
姉友「まっあたしも人の事言えた義理じゃなかったんだけど、なんかね、守りたくなっちゃったんだよね」
弟友「へぇ、姉友さんいい『お姉さん』っすね」
姉友「まっ。そのおかげなのかな。あたしが今みたいな社交的な性格になったのは。
だからある意味ではあいつらに感謝してるんだよねん~」
女「でもそれじゃ姉友さんが一方的にあの姉弟にしてあげてるだけじゃないですか!」
姉友「う~んにゃ。別に見返りを求めて『お姉ちゃん』やってるわけじゃないんだよねん。
なんだかんだであいつらと一緒に居ると楽しいんだわ。それが一番の理由かな?」
弟友「くっくっく。違いねぇ!俺もアホといると面白れぇからな。なんたってあいつアホだし♪」
女友「ふふっ……そうね。弟君、正真正銘のアホだものね。あれだけのアホはそうそういないわ」
女「あ~あ。なんであんなアホの事一時期いいなって思ってたんだろ。アホなのに」
姉友「ほおって置くと何仕出かすかわからないアホな『妹』と『弟』。お姉ちゃんは大変なのさ~」
女・女友・弟友「あはははははっ」
4人の結論は弟(+姉)=アホだからしょうがない で決まった。
ゴトンゴトン
女友「……それにしても何処へ向かってるのかしら?」
姉友「あたしも気になってた。でも、まだそんなに遠くへは行ってない筈」
女「近くても遠くてもおんなじですよ先輩。どうせなにも出来ないんだから」
姉友「……いや、まだ目的地について無ければなんとかなる筈」
女友「?どう言う事ですか?」
姉友「う~ん、そろそろ来る頃なんだけどなぁ?……あいつ何やってんだろ」
女「あいつ?」
弟友「アホ(弟)のことですか?」
姉友「うんにゃ、違う。もっとバカ!しかも頼り無い奴っ!!」
女友「?」
ドカンッ ガラガラガラッ
女・女友「きゃっ!!!?」
弟友「うわっ!!?なんだっ!!!?」
姉友「!!来たっ!!!」
ギィー ガタンッ
女・女友・弟友「!!?」
?「はっはっは!助けに来てやったぞ!!妹よっ!!」
姉友「兄貴っ!!遅いっ!!しかも手荒過ぎっ!!!」
姉友の兄 以下 兄
兄「へっへ。そーゆーな!俺だって全力で来たんだぞっ!感謝しろよ」
そう言って姉友に近づく兄。
兄「破っ!!!」ズンッ
姉友「かはっ!!ったぁぁ~」
兄は姉友の秘孔を突いた。
姉友「よしっ!!力が出せる!これで暴れられるっ!!」ニヤッ
女「先輩のお兄さん!!?一体どうやって!!?」
兄「あぁ、妹の覇気をたどってここまで来たんだ。急に小さくなったからびっくりしたぞ」
ほんとにチートな兄妹だった。
弟友「っと、俺の武器が全部あるぜ!!」
女友「メダルも無事ね。一緒に乗せるなんて不用心だわ」
女「でもおかげで探す手間が省けたじゃん。良かったね」
姉友「ねぇ兄貴?瞬○刀は持ってきてないの?」
兄「いや、そんな余裕はなかった。確かにあれがあれば一気にひとっ飛びだわな」
姉友「そっか……」
女「ね、ねえ兎に角、逃げようよっ!!」
弟友「まてっ!!」
女・女友・兄「!!?」
姉友「囲まれてるね……完全に」
兄「まあ……派手にやっちまったからなぁ~」ポリポリ
弟友「ええ……それとヤバい奴が一人、乗ってる筈っす」
女友「弟友……」
弟友「借りを……返してやらあね」ギリッ
道路
監禁されていたトラックから抜け出し、外へと出て来た一行。……案の定
執事「まったく……やってくれたな、小僧共……」
執事が待ち構えていた。
弟友「へへっ。わりぃさね」
姉友「弟友君、こんな奴らに謝る必要なんてないよん」
兄「おまえがこの集団のリーダーか……」
執事「ああ、そうだ。君達を保護する様にと、お嬢様から仰せつかっているからな」
女「保護ですって……こんな手荒なまねを取ったくせに良く言うわよっ!!」
女友「貴方達が……何が目的でこんな事をしているのかは知らない。……けれども……」
弟友「おまえら、すんげえムカつく!!」
兄「だから……」
姉友「ぶっ飛ばすことにしたよんっ!!」
姉友、弟友、兄の3人が構える。
執事「……ちっ。身の程知らずのガキ共がっ!!」パチン
指を鳴らす執事。そして……
戦闘員一同「はっ……」
ガタイの良い男達が姉友達を取り囲んだ。
戦闘員A「さて……やるか……」
戦闘員B「覚悟しろよ小僧共。うひひっ」
姉友「さぁて……どいつからぶっ飛ばそうかな?」
弟友「姉友さん」
姉友「なあに?」
弟友「あいつは俺にやらせて下さい」
女友「弟友……」
姉友「にししっ。わかった!じゃ、兄貴っ!!」
兄「俺達は雑魚共を蹴散らすかっ!!」
戦闘員C「誰が……」
戦闘員D「雑魚共だっ!!」
姉友「おりゃっ!!」ズガーーーンッ
戦闘員A「があっ!!?」
姉友の蹴りが戦闘員Aの腹に入った。更に……
戦闘員B「ぐえっ!!」
戦闘員C「ぎゃあっ!!」
戦闘員D「ぐおぉぉっ!!!」
戦闘員数名を道連れにし、姉友はそのまま飛んで行った。
戦闘員E「きっ……貴様らっ!!」
兄「残りものには福があるといいんだけどな」ニヤニヤ
戦闘員F「舐めるなああぁぁーーーーーーっ!!!」ダッ
兄「さて……俺も格好良いとこみせないと……只のエロキャラで終わるのもなんだしな~」
戦闘員G「おらああぁぁーーーーーーーっ!!!」ブンッ
兄「甘いっ!!」バキッ ドカッ
戦闘員F・G「がああっ!!!」
執事「……!一体ガキ共相手になにをしているっ!!」
不甲斐ない戦闘員達に加勢しようとする執事。
……だが
弟友「おっと!あんたの相手はこの俺だ」すっ
弟友が立ち塞がった。
執事「身の程をわきまえろよ小僧……」イラッ
弟友「女友……全力で行く!あれをくれっ!!」
女友「!!わかった!!」ブンッ
そして、なにやら弾丸の込められているベルトを弟友に投げる女友。
執事「!?なんだそのベルトは……」
弟友「全力で行くって言っただろ?」スチャッ
そう言って右腕にガントレットを填めた弟友。
執事「ふっ……ガキが」
弟友「さあて……このガントレットには秘密があります。なんでしょう?」
執事「知るか……ガキのヒーローごっこに付き合っている暇はない!」
女「(……そこだけは同意するわ)」
弟友「へへっ。そう言うなよ……今から面白いものを見せてやるからよ!」
女友「頑張れ!弟友!!」
ピカアーーー
弟友の装着したガントレットが輝き出す。←例のBGMが流れ出す。
弟友「……動いた」
執事「なんだ……?」
弟友「ソ○ル……我が力っ!!」
掛け声とともに、ガントレットが分解され、変形していく。
執事・女「!!?」
なぜか、巨大な銃に変形してしまった。
弟友「魔銃(マガ○)……解凍!」キラーンッ
……なんだか更に無茶苦茶な展開になって来た。
弟友「おまえに相応(ふさわ)しいソ○ルは決まったっ!!」シュビッ ←例のBGMが流れ出す。
執事に対し、鋭い視線を浴びせ、指差す。
執事「なに?」
弟友「悠久の刻(とき)告げる光……ブリッドシルバー!」ピィーン
なんだか訳のわからない事を言いながら、銀色の弾丸を指で弾く弟友。
カチャンッ カチャカチャッ
シリンダーが自動で開き、弾丸が装填される。
女友「いっけぇーーーーっ!!」
カチッ
ベルトから弾丸を人差し指と中指で掴み、勢い良く取り出す。
弟友「沸き上がる血の滾(たぎ)り……」
キラーンッ
紅い弾丸が、空中で旋回しながら光を放つ。
弟友「ヒートクリムゾン!」
カチャンッ カチャカチャッ
女「なにこの厨二病っぽいセリフ……」
弟友「そして、永遠(とこしえ)なる生命の活力……エバーグリーン!」
キラーンッ
カチャンッ カチャカチャッ
執事「くっ……」ジリッ
ドクドクドク ギュイーーーンッ
何故か、巨大な銃に付いている心臓(…と思しきもの)とドリル(…何故付いている?)が激しく作動する。
女友「すさまじい気の流れ……」
弟友「唸れ!……召喚獣!!……麒麟っ!!!」ドオォォーーンッ
銃の引き金を引く弟友。
注:元ネタにこの召喚獣は出て来ません。>>1が勝手に組み合わせました。
(麒麟はFFⅥでちょろっと出てましたし……アリかな?)
執事「?」
弟友「コード麒麟っ!!!」クワッ
いつの間にか、トンファーを装備し臨戦態勢に入っていた弟友だった。
執事「!!!?」
女「いやいや……今のくだり、なんだったの?」
両腕から青い闘気が放たれる。
弟友「リミット解除!」
執事「!」
弟友「とおっ!!」スタッ
勢い良く、上空に昇る弟友。そして……
弟友「行けいっ!!」
ズガガガガガーーーーーンッ
両腕から青い流星の様な、エネルギーの弾丸を連射する。
執事「ぐぬっ!?」
ドカドカドカドカーーーーーーーーーーーンッ
執事に直撃。大量の土煙をあげ、執事の姿は見えなくなってしまった。
弟友「でやあっ!!」
執事を追い、弟友が猛スピードで突撃する。
ドカドカドカッ ガキンッ ガキガキガキンッ
爆煙渦巻く戦場の中から、激しい殴り合いの音が聞こえる。
ズガーーンッ
執事「ぐあっ!!?」
執事が飛び出して来た。
弟友「はっ!!」バキッ
執事「があっ!!?」
執事目掛けて飛び出して来た弟友。更に一撃を加える。
弟友「せえいっ!!」バキッ
弟友「でええいっ!!」ドカッ
肘と拳を使い、目にも止まらぬ速さで連打を叩きこむ弟友。
弟友「うおおおおっ!!!」
バキッ ドカッ ドカドカドカッ ガキンッ ガキガキガキンッ
執事「バカなっ!!……こんなバカな事が……!」
上空に打ち上げられる執事。弟友の猛撃に手も足も出ない。
弟友「コード麒麟っ!!!」ギュオオーーーーンッ
トンファーに付いている緑色の宝石が輝き出し、電撃が放たれる。
弟友「この一撃で極めるっ!!」スタッ
執事目掛け、高くジャンプする弟友。
弟友「でぃぃぃ……やっ!!」
ジャキーーーーーーーーーンッ
トンファーの柄から長い刃が伸び、執事を切り伏せた。
執事「なっ……」
弟友「……っと!」スタッ
執事に背を向け、決めポーズを取る弟友。
執事「ぎゃああああーーーーーーーーーーーーっ!!!」
ドッカーーーーーーーーーンッ!!!
執事「がはっ!!」ダンッ
上空から執事が落ちて来た。
弟友「へへっ。こんなもんだろ!」クルクル シャキーンッ
トンファーをクルクル回し、何処かにしまった弟友だった。
女友「弟友っ!!」タッタッタッ
ダキッ
弟友「っと!へへっ。すっきりしたぜ!」ニカッ
女「はいはい、お疲れ様。よござんしたねっ」パチパチ
呆れた顔で、心のこもっていない拍手を送る女だった。
姉友「おぉっ!!弟友君、随分と派手にやったのねん!」スタスタ
兄「俺達も人の事は言えんがな!わっはっはっはっ!!」スタスタ
アホ兄妹がやって来た。
女「……で、この人死んでないよね?」
執事「…………」ピクピク
弟友「大丈夫なんじゃね。急所は外してあるから」
女友「もしもの場合は証拠隠滅も兼ねて……」
執事「ぐぅ……」ピクピク
女「ストップストップ!!だだだ大丈夫!生きてる、生きてるからっ!!」アセアセ
女友の恐ろしい提案を言い終える前に、執事の生死を確認した女だった。
姉友「みんな……帰ろうよん」
弟友「そおっすね~」
こうして一行は無事に家路につく事が出来たのである。……随分無茶苦茶な展開だったけど。
__________
______
___
一方、姉は……
某クレープ菓子店
姉「はむはむ……」モグモグ
呑気にクレープを食べていた。
姉「はぁ~……おいし~なぁ~」
姉「はむはむ……やっぱりチョコバナナは至高だわ」モグモグ
姉友一行がエラい目に遭ったと言うのに、呑気にチョコバナナクレープを頬張っていた。
女性客A「ねえねえ、あの子凄く綺麗……」ヒソヒソ
女性客B「ほんとだ。可愛い……」ヒソヒソ
男性客A「声かけてみるか?」ニヤニヤ
男性客B「おう……行ってみるか?」ニヤニヤ
微妙に雲行きが怪しくなって来た。……姉に危機が迫る。
姉「さて……弟君へのプレゼントだけど……」ゴソゴソ
姉「じゃ~~んっ!!お洋服!この秋モデルのカットソー!弟君に良く似合うと思うわ!」
姉「このジーンズと、お帽子を合わせて見ても素敵よねぇ~」ぽぉ~
洋服屋で購入した服を取り出し妄想に耽る。
姉「あはは~。旦那様のお洋服を選ぶのは女房である私の務めっ!!」
アホ姉の中では既に、弟は旦那様になっていた。
姉「そして……」ゴソゴソ
姉「ふふっ。ふふふっ……これで……弟君は私のもの……」ニヤニヤ
妖艶な笑みを浮かべ、如何わしい薬品を手に取るキモ姉だった。
姉「うへっうへへっ!!」ニタァ~
女性客A「やだ……なんか気持ち悪い」ヒソヒソ
女性客B「ほんと……残念な美人だったね」ヒソヒソ
男性客A「……なんかヤバくね?」ヒソヒソ
男性客B「おう……あれは関わらない方が良い気がする……」ゾクッ
……と思われたが、姉の知らぬ間に危機は去った。
__________
______
___
一方、姉友達は……
姉友の家
姉友「いやぁ~流石のあたしもキモを冷やした冷やした」
女「散々な一日でしたね」
弟友「それにしてもほんとヤバい子ですね。従妹ちゃんって」
女友「えぇ。あんな子がこの世にいるなんて……」
兄「……おまえをやったのはそいつか……」ピクッ
姉友の兄の顔が一変する。
姉友「……やめときなよ。真○の拳のあたしが勝てなかったんだから、
轟○の拳のあんたじゃ敵わないって……」
兄「そうか……俺も精進しないとな。いずれ俺も真○の拳を体得して見せる」
姉友「へぇ~。やっとやる気になったんだ!」
兄「あぁ!!兄カノを双○龍を使って拘束しながら触手プレイをするっていう
俺の目的を果たすためにも!!!」
動機が不純だった。
姉友「くぅ~///あんたって奴はぁぁ!!……でも今日は助かった。ほんとありがと!」ニコッ
兄「なぁに。当たり前のことだ!」ニカッ
姉友「じゃ早速組手しよっか♪」
兄「よしっ!やるかっ!!じゃあ道場に行こう」
女「道場?」
姉友「うん。あたしの家って武術の道場を開いてるんだよん!」
女「えっ?そうだったんですか?」
兄「ちなみに、親父が師範、妹が師範代。俺は……門下生ってとこか」
女友「なるほど……お二人の異常な強さの理由がわかりました」
姉友「武術を教えて貰う時あたしらは父ちゃんの事、修○王様って呼んでるんだよん」
女「また訳のわからないキーワードが出て来ましたね」
弟友「…………」
姉友「じゃ、みんなゆっくりしててねん」
女「えっ?」
兄「もう時間も時間だ。今日は泊まってけ!」ニカッ
女友「そうね……ではお言葉に甘えまして」
女「わーい!お泊りお泊りぃ~♪」
姉友「兄貴!行こうか」
兄「おうっ!」
弟友「俺もいいっすか?」
姉友「もちろん!じゃ二人でかかって来なさい!!あたしはもっと強くならなきゃ!!」
弟友「女友っ!!」
女友「うんっ!!どっちにする?」
女「(なにこれ?……なにこれ!?)」
帰って来て早々に修行を始め出した姉友とその兄+弟友。そして困惑する女だった。
__________
______
___
一方 弟は……
すでに辺りは暗くなっていた。
弟「くそぉ!!姉様一体どこにいるっ!!?」タッタッタッ
姉が池袋に弟を嵌める目的で如何わしいものを入手しに行ったとも知らず、学校と自宅付近を
駆けずり回っていた。
弟「従妹の野郎っ!!絶対に許せねぇ!!」タッタッタッ
従妹は直接は手を下していない。直接は。
弟「……頃してやる……あいつを頃してやる……」タッタッタッ
弟の貌は見たこともない陰鬱な表情になっていた。
姉が池袋でショッピングをし終え、あまつさえ呑気にクレープを頬張っているとも知らず。
弟「!!あっ!あれはっ!!」
従妹「クスクス……お兄ちゃん♪」
従妹がいた。
弟「従妹……てめぇ……」
従妹「どおしたの?お兄ちゃん?そんな怖い顔して。クスクス……」
弟「とぼけんな……てめぇ、姉様をどうした?返答次第ではタダじゃ済まさんぞ……」ギロッ
殺意に満ちた眼で従妹を睨みつける。
従妹「クスクス……お姉ちゃんなら知らないよ。今頃お家にいるんじゃないかな?」
弟「……そうか、姉様は無事か……」ほっ
従妹「お兄ちゃんは薄情だね。お兄ちゃんのお友達のことは心配じゃないのぉ~?」にたぁ~
弟「!!(あ……忘れてた)」
今になって思い出したアホオトだった。
弟「も、もちろんし、心配してたさ。ああそうだ!!てめぇ!よくも俺の仲間に手ぇ出しやがったな!!
ぜってぇ許さねぇっ!!!!」
なんだか白々しかった。
従妹「クスクス……まぁいいや♪それにしても姉友さんにはしてやられたよ」
弟「なに?」
従妹「まさかあんな奥の手を残してあるなんて。ちょっと面倒なことになりそうだよ」
弟「……なんの話だ?」
従妹「ううん。こっちの話♪じゃ帰ろっか?」
早々に話を切り上げ自宅に帰る事を提案する従妹だった。
……ところが
弟「…………」ニヤァ~
弟が笑った。陰険な笑みだった。
従妹「!……なぁに?お兄ちゃん……」
弟「ここまで仕出かして『家族ごっこ』を続けられると思ってるのか……くくく……」
従妹「ふぅん……折角面白くなって来たところなのに……」フッ
弟「!!」
従妹「残念だねっ!!!」ドカッ
高速移動し、弟に蹴りを入れた従妹。
弟「ぐっ!!!」
従妹「にたぁ~」ブンッ
更に追い打ちをかける従妹。……だが
弟「……な~んてな!!」
ガスッ
従妹「かっ!!!」
蹲(うずくま)るフリをした弟が逆に従妹の腹に強烈な蹴りを入れる。
弟「おまえのヤバさなんてとっくにお見通しだ!アホっ!!」
従妹「か……は……」
吹っ飛ばされた先で蹲る従妹。
弟「さぁ、お仕置きの時間だ。ボコボコにぶん殴って実家にノシつけて送り返してやるっ!!」
従妹「ごほっごほっ。さ、さすがお兄ちゃん。やるね♪」
弟「くくく……どおした?もうお仕舞いか?」
従妹「クスクス……こっちだよ。お兄ちゃん」フッ
従妹が消えた。
弟「ちっ!逃がすかっ!!」フッ
従妹を追い、高速移動する弟だった。
公園……
人気のない公園へと移動した従妹と弟だった。
従妹「ここでいいかな?」
弟「なるほど……ここなら暴れまわれるってことか」
従妹「クスクス……それじゃ遊びましょ♪お兄ちゃん!!!」
弟の正面に移動し、肘打ちを繰り出す従妹。
従妹「はっ!!」
ゴスッ
弟「くがっ!!」
従妹「あははっ!!たのしいねっ♪お兄ちゃん!!」
ガスッ
さらに蹴りを入れ、弟に追い打ちをかける従妹。
スタッ
スタッ
弟「くっ!!さすがに姉友さんを倒すだけはあるか!!」スタッ
一旦距離を置く弟。
従妹「無駄だよっ!!」フッ
ブンッ
弟「げっ!!?」
吹っ飛ばされる弟だった。
ズシャアァァァーーーッ
弟「げほっ!な、なるほどな」ムクッ
従妹「あはははははーーー!!もっとボクを楽しませてよお兄ちゃん!!」
弟「…………」
従妹「あれぇ~?もぉ終わりぃ~?つまんないなぁ~クスクス……」
弟「…………」ニヤァ~
弟が再び笑った。陰湿な笑みを浮かべる。
従妹「!!なぁに?おかしくなっちゃったかな?……あはは♪」
弟「大体わかった!……おまえ、ズルしてるな?」ニヤリ
従妹「!!な、なんのことっ!!?」ギクッ
弟「とぼけんなって。これなぁ~んだ?」シュピッ
そう言って赤い飴玉の様なものを取り出す弟。
従妹「!!!」
弟「へへっ。確かこれって『仙丹』だよな?驚異的な身体能力を一時的に引き出すって噂の」
従妹「か、返してっ!」フッ
弟に盗られた『仙丹』を取り返そうと弟の前に一瞬で移動する従妹。
ヒュンッ
ヒュンッ
弟「へへへっ!こっちこっち!!」スタッ
だが、従妹が移動する前にすでに逃げていた弟。
弟「こんない~もん持ち歩いてるなんて。バカだなぁこれじゃ俺に盗ってくださいって言ってる様なもんじゃん」
従妹「くっ!?」
弟「んじゃ、も~らいっと!!」パクッ
従妹「あっ!!」
弟の体の周りに白い靄(もや)の様なものが立ち上がる。
弟「おぉ!!すげぇすげぇ!!力が溢れてくるぜっ!!」
従妹「し、しまった!!」
明らかに動揺し出す従妹。
従妹「こうなったらっ!!」フッ
一瞬で弟の正面に移動し、蹴りを繰り出す従妹。だが……
弟「甘ぇよっ!!」
ガシッツ
蹴りで弾く弟。さらに……
弟「おりゃっ!!」
ドカッ
残った方の足でジャンプし、回し蹴りを放つ弟。
→ 従妹「きゃっ!!」
吹っ飛ばされる従妹。上空へ打ち上げられた従妹に弟はジャンプし、更に追い打ちをかける。
→ 弟「衝撃のぉ……○ァースト○リッドぉぉぉっ!!!」
ガァーーンッ
従妹「かはっ!!」
ドォーンッ
弟の強烈なキックを受けて、地面に叩きつけられる従妹。
弟「これは姉様の恨みだっ!!」スタッ
従妹「くっ!!」スタッ
その場でしゃがむ従妹。
従妹「それっ!!」ヒュンヒュンッ
制服の両袖から、両足のニーソの中から短剣を取り出し弟に投げる従妹。
弟「っとっ!!」
スカッ スカッ
それを避ける弟。
弟「じゃ、あれ行くか。姉友さん直伝っ!!」ギンッ!!
弟の眼が紅くなり、更に金色の光を放つ。いわゆる『火眼金睛の術』である。
注:パクリ元 講談社 安能 務 封神演義 1巻 2巻
(ちなみに本来の効果は全く別物で、曹宝散人(仙人)が使用する『点断の術(相手を指差すと痺れされる術)』
に近いのですが……なんかこっちの方がカッコイイので!)
従妹「!!」
従妹、弟の術を受け、体の自由が利かなくなる。
ヒュンッ
弟「ぬうん!!」
ガスッツ
従妹の正面に瞬間移動し、裏拳を放つ弟。
従妹「くっ!?」
従妹よろける。その従妹を弟の繰り出す拳の弾幕が襲う。
弟「さぁ逃れられるものなら逃れて見ろっ!!」テクテク
ボカボカボカボカッ
弟の拳は光速の速さに達していた。弟は歩きながら従妹を凹殴りにする。
従妹「きゃはっ!!?」
弟「これは姉様の分……」スタスタ
ボカボカボカボカッ
……そこは女の分じゃないの?
弟「これも姉様の分……」テクテク
ボカボカボカボカッ
……だからそこは女友の分……
弟「もちろんこれも姉様の分……」スタスタ
ボカボカボカボカッ
……いやだからそこは弟友の分……
弟「そしてっ!!これがっ!!!」スタッ
打ち上げられた従妹。それに向け弟がジャンプする。
→ 弟「衝撃のぉ……○ァースト○リッドぉぉぉっ!!!」
ガァーーンッ
→ 従妹「あああぁぁぁーーーーっ!!?」
蹴っ飛ばされた従妹。
弟「姉様の分だぁぁぁぁぁぁーーーー!!!!」スタッツ
……姉友の分……
従妹「ああああああぁぁぁぁぁーーー!!!」
バキッ ドオオォォォーーンッ
蹴り飛ばされた勢いで従妹が木にぶつかる。
従妹「かはっ!!うげえぇぇぇーー!!」ゲロゲロォーーッ
弟の繰り出したあまりにも酷過ぎる攻撃を受け、吐いてしまう従妹。
弟「どうだっ!!姉様の怒りを思い知ったかっ!!」
確かに従妹は酷い奴だが、少しやり過ぎなアホオトだった。
従妹「ごほっごほっ。ぺっぺっ。な、なんなの……お兄ちゃんのこの強さは!?」
弟「はっはっはっ!!姉様への愛の為せる力だ!!」
従妹「こ、こんなはずじゃ……」オロオロ
初めて困惑する従妹。
弟「さぁて……今まで随分好き放題やってくれたな」
従妹「!!?」ビクッ
弟「これから俺がおまえを調教してやる。ぐへっぐへへっ」
とても邪悪な顔でいやらしい笑い方をするアホオト。
従妹「!!!」ゾクッ
弟「さぁ覚悟は良いか?」ニヤァ~
従妹「いやぁぁーーー!!!誰かたすけてぇぇーーーーーー!!!」
弟「あってめっ!!!」
従妹が周囲に助けを求めた。
従妹「いやぁぁぁーーーーーー!!!」
ドキューーーーーーーーーンッ
従妹が光速で走って逃げた。
弟「……ま、いっか。取り合えず悪は滅びたぜッ!!」キリッ!!
どちらかと言えば、アホオトの方がより悪者っぽかった。
弟「さて、帰ろっと……」バタッ
弟は倒れてしまった。
弟「あ、あれ……くらくらする……ぞ……」ガクッ
__________
______
___
一方 アホ姉は……
姉「し、しまった。こんなに遅くなっちゃった。ど、どうしよう……」スタスタ
買い物を終え、帰宅途中だった。
姉「うぅ……これじゃ弟君の方が先に帰ってるわね。私の計画が実行出来ないかも」スタスタ
余計な買い物さえしなければここまで遅くならなかった筈である。
姉「弟君、待ってるかな?あぁ弟君弟君弟君……」スタスタ
クレープ菓子店で呑気に飲食しなければここまで遅くならなかった筈である。
姉「とにかく早く帰らなくちゃ。あそこの公園を通れば近道が出来るわ」スタスタ
そう言って公園内に入る姉。
公園
姉「うぅ~暗いよぉ~。怖いよぉ~」トコトコ
姉「ぐすん……弟君、こわいよぉ~」トコトコ
泣きべそをかきながら歩く姉。
姉「弟君、こわいよぉ~弟君……」トコトコ
姉「おとうとく……あれ?」ピタッ
何かに気が付いた姉。
?「スピー……スピー……」
姉「ってぇ!!!弟君っ!!!!?」
公園の真ん中で、グッタリ倒れている弟を発見した。
姉「いやぁぁぁぁ!!!?弟君!?なななななんでこんなとこで倒れてるのーーっ!!!?」
混乱する姉。そして弟に駆け寄る。
姉「弟君弟君弟君っ!!しっかりしてっ!!」
弟「う、う~ん……」
姉「だ、だめだわ。すごく苦しそう……なななななにがあったの???」キョロキョロ
そう言って周囲を見るアホ姉。
姉「ととととにかく弟君をお家に連れて行かなくちゃ!!」グッ
そう言って弟をおんぶする姉。
姉「!!お、重い……でも弟君が苦しんでるのをほおっては置けないわっ!!」
弟「あ、あぅぅ~」
姉「弟君!大丈夫だからねっ!!お姉ちゃんが弟君のこと絶対に守るから!」ズルズル
姉「よいしょよいしょっと」ズルズル
姉「うぅ~ん。が、頑張るのよ私。負けるな私」ズルズル
一生懸命、弟を背負いながら自宅へと向かう姉。
姉「はぁはぁ……で、でも昔を思い出すわね」ズルズル
姉「弟君が姉友にボコボコにされた時、私がいつもこうやっておんぶして家まで帰っていたわね」ズルズル
姉「懐かしいわ……今でも覚えてる。あの時、私すごく幸せだった」ズルズル
姉「ちゃんと、弟君の『お姉ちゃん』やれてるんだって実感出来たわ」ズルズル
姉「…………」
姉「そう……私は弟君の『お姉ちゃん』……」
姉「バカなこと考えてしまったわ。私、弟君を嵌めようとしたんだよね……」
姉「…………」
姉「…………」ポロポロ
姉「ごめんね。弟君。もう少しで私、悪い『お姉ちゃん』になってしまうところだったわ」ポロポロ
姉「ウグッ……ヒグッ……ごべんで……わだじ……」ポロポロ
姉「ウグッ……ヒグッ……ぼうずごじで……どりがえじの……エグッ……」ポロポロ
姉「うわぁぁーーーーーんっ!!おとうとくんっ!!ごめんなさーーーいっ!!!」ポロポロ
弟をおんぶしながらまたもや泣き出してしまった姉。
姉「いつも弟君のお○んちんペロペロしちゃってごめんなさーーーーいっ!!!」ポロポロ
更にドサクサに紛れ、とんでもない行為を謝罪するアホ姉だった。
弟「ね…えさ……ま……?」
姉「!!お、おとうとくん!!?」
弟「だれが……ねえさまを……なかせた……んですか……」
姉「きっ気が付いた!?弟君大丈夫!!?」
よろけながら姉から下りる弟。
弟「?ここは……」
姉「弟君、公園で倒れてたの。い、一体何があったの?」
弟「あ、あぁ……そ、それは……(まずいな。奴の事を姉様に言うわけにはいかないよな)」アセアセ
姉「うぅ~」
弟「い、いやぁ~ちょっとマラソン大会の練習をしていたら疲れて寝ちゃったみたいですね」
姉「そ、そう。でもほんとに大丈夫?フラフラしてるわ」
弟「は、はい。大丈夫です。姉様こそ、一体何があったんです?なんで泣いてたんですか?」
姉「!!い、いや、そ、その……(うぅ~、まさか弟君を嵌めようとしたなんて言えないし)」アセアセ
弟「姉様?」
姉「そ、そう!弟君が倒れてて死んじゃったんじゃないかと思って!ししし心配したんだからねっ!!」アセアセ
姉弟そろって苦しい言い訳をし合うのであった。
弟「なんだか昔を思い出しました」
姉「えっ?」
弟「姉友さんと喧嘩した後、こうやって姉様が僕のことおんぶしてくれて帰ってましたよね」
姉「う、うん!!懐かしいわね……(そっか弟君、覚えててくれたんだっ!!)」
弟「(そうだ……姉様は何時だって俺の味方だった……)」
姉「弟君、こんなに大きくなったんだよね」クスッ
弟「(そんな姉様に…俺はなんて事をしてしまったんだ……)」
保健室での事を思い出し、罪悪感でいっぱいになる弟。
弟「///(ま、まずいっ!!あの事思い出したら姉様の顔なんて見れない!)」カアァ
姉「弟君?」
弟「はっ!!はひっ!!」ビクッ
姉「お顔真っ赤よ?どうしたのぉ~」
弟の顔を覗き込む姉。
弟「!!い、いえっ!あだだだ大丈夫です姉様!!」カアァ
姉「?変な弟君……」
弟「うぅ~///」ドキドキ
どちらかと言えば、姉よりも弟の方が初心(ウブ)だった。
姉「あっそうだ!!荷物!公園に置いて来ちゃったわ!」
弟「!じゃ姉様!僕が取って来ます!!うおぉぉぉぉーーー!!!」
猛ダッシュで公園に向かうアホオトだった。
???……
従妹「…………」
従妹「………ちっ」
そんなアホ姉弟を遠くからひそかに見ていた従妹。
ピッ プルルルルッ
?『……私だ。どうした、なにかあったか?』
従妹「すみません、おじ様……失敗しました」
アホ姉弟の父 以下 父
父『そうか……わかってはいたのだが……』
従妹「はい……」
父『やはり……あの二人だけにしたのがそもそもの間違いだった……』
従妹「で、どうします。おじ様?」
父『そうだな……許嫁さんは引き上げてくれ』
父『……いや、今は従妹さんだったかな?』
従妹「うふふっ。そうですわ。おじ様」ニタァ~
父『ふむ。では弟には私が明日、直に説明しよう』
父『では従妹さ…もういいか。許嫁さん、お疲れ様。そのうち改めて伺おう』
従妹「はい、おじ様」ピッ
従妹「…………」ニタァ~
従妹「ふふっ。弟さんがどう動くのか楽しみね」
従妹「それじゃあ、引き上げましょう」トコトコ
従妹「あははははははははっ!!」トコトコ
高笑いをあげ、実家への帰路に着く従妹、改め許嫁だった。
第九話 追い詰められるアホ姉弟 おわり
612 : VIPに... - 2011/09/10 21:35:48.52 74ecbaFno 549/670と言う事で、今日はこれまで。
長かったこのスレもとうとうクライマックス寸前。次回が最終話になります。
あとは、後日談書いて終了ですね。おそらく今月中には〆られる筈。
お疲れでした。
618 : VIPに... - 2011/09/17 20:07:14.04 H+8z5vr8o 550/670こんばんは。そろそろ始めます。
今回も量が多いです。ですが……
619 : VIPに... - 2011/09/17 20:08:36.45 H+8z5vr8o 551/670前回のあらすじ&登場人物
相手を愛してやまない……というか、変態の域に達しているアホ姉弟。
ところが前回、従妹の正体が明らかになる。二人の行く末に暗雲が立ち込める。
>>75 第一話あらすじ
>>124 第二話あらすじ
>>209 第三話あらすじ
>>274 第四話あらすじ
>>369 第五話あらすじ
>>412 第六話あらすじ
>>461 第七話あらすじ
>>530 第八話あらすじ
前回のあらすじ
姉にイタズラしているところを従妹に見られてしまった弟。恐怖に震えながら、保健室を飛び出した。
その従妹は姉を挑発し、立ち去る。それにより、姉は弟と従妹の関係を誤解し、嗚咽を上げながら自慰行為をした。
弟は教室に戻り、友人3人組が行方不明だと知らされる。そして、旧校舎へと行った事を突き止め体育館に
行くが、瓦礫が散らばった無残な戦場の後を目にし戦慄する。そして、姉の身を案じ保健室へと足を進める。
そこから姉の捜索が始まる。(但し、主目的が姉にちゅっちゅする事にすり替わった。)
一方のアホ姉は、従妹の挑発を受け、弟に媚薬を盛り嵌める事を決意。……ところがいろいろ脱線した。
一方姉友達は、トラックへと幽閉され護送中であった。和やかな雰囲気になったところに、兄が颯爽登場。
……が、執事が待ち構えており、戦闘開始。ところが姉友達は圧倒的な強さでこれらを撃退した。
一方の弟は姉を捜索し、街中を疾走。突如現れた従妹と対話し、彼女を家から追い出す事を告げる。
公園にて決闘。当初従妹は圧倒的な戦闘力で弟を追い詰めたが、『仙丹』と言う謎の薬を奪われ形勢逆転。
無様に逃走した。弟は再度姉探索に向かおうとするが、丸薬の副作用によりその場に倒れる。
一方、買い物を終えたアホ姉が帰路を急ぐため、公園に侵入。そこで倒れている弟を発見。
弟を背負い家路につく中で、『姉』としての自覚を取り戻してしまう。
敗走したと思われていた従妹であったが、アホ姉弟の様子を遠くで窺っていた。父と電話で謎の会話を行い、
上機嫌で実家に帰宅して行った。
620 : VIPに... - 2011/09/17 20:09:27.43 H+8z5vr8o 552/670登場人物紹介
[アホ姉弟の一族]
弟………外見は美少年、中身は変態。中肉中背(172cm 65kg)。姉大好きなキモオト。
姉の事となると豹変するストーカー気質な男の子。そして極めつけのアホ。このスレの主役。
姉………外見は大和撫子、中身は変態。背丈は弟より10cm低い。弟大好きなキモ姉。貧乳(重要)。
弟の事となると豹変するヤンデレ気質な女の子。但し、戦闘力は『よわっちい』且つアホ。
このスレのヒロイン兼主役。
父………アホ姉弟の父親。大人の雰囲気を漂わせるダンディーな紳士。
母………アホ姉弟の母親。大人の雰囲気を一切持ち合わせていない、ロリロリな淑女。貧乳。
爺………アホ姉弟の祖父。白髪の上品な初老の男性。
[姉友一家]
姉友……紅い髪が特徴的なアホ姉弟の友人。スポーツ万能。戦闘力は変態の域に達している。美乳。
アホ姉弟の事を『弟妹』として可愛がり、あれこれ世話を焼く姉御肌。このスレの準主役。
兄………姉友の兄。アホでドS、且つ変態。前回ちょろっと男らしいところを見せた。
職業は鍼灸師、兼整体師(別スレを参照)。更に姉友一家の道場では門下生扱い。
兄カノ…SMプレイを好む変態M女。大人の女性の雰囲気を醸し出す、華の女子大生(別スレを参照)。
但し、兄の前では、まごうことなき変態。行く行くは兄と結婚するのでこちらで紹介。
621 : VIPに... - 2011/09/17 20:10:13.16 H+8z5vr8o 553/670登場人物紹介
[従妹一族]
従妹……アホ姉弟の家に同居する事になったツインテールの遠い親戚?。ボクッ娘。普通乳。
予測のつかない行動を取るが、目的が不明。圧倒的な戦闘力を誇る。このスレの悪役。
執事……従妹の世話役。命令とあれば、非道な事もやってのける冷血漢。このスレの悪役。
[弟の友人達]
女………アホ弟の友人その1。巨乳。主に解説や突っ込み役にまわる事が多い、このスレでは貴重な常識人。
但し悲しいかな、現在お一人様。
女友……アホ弟の友人その2。微乳。弟友にベタ惚れのツンデレ&ヤンデレ。
何故か、弟友にメダルを渡したり、ベルトを投げたりと戦闘のサポートもする。
弟友……アホ弟の友人その3。アホ。女友のツンデレ行為(主に暴力)の被害を受ける可哀想な人。
某特撮ヒーローものの真似をしたり、某肘と拳でのみ闘うヒゲのスーパーロボットになりきり戦闘を
行う、かなりイタい人物。但し、戦闘力は本物で、執事を圧倒。叩きのめした。
幼馴染…ストレートヘアで、スタイル抜群の美少女。別スレの登場人物。つまりゲスト。
因みに兄カノの妹で変態S女。
男………弟よりもロリフェイスで、ちょっと気弱な男の子。別スレの登場人物。つまりゲスト。
因みに変態M男。
[その他]
医師……アホ姉弟同士の大袈裟な心配により、迷惑を被った主治医。因みにジェネラリスト(全身医)
馬………馬。ウマ目(奇蹄目) ウマ科に属する動物の総称。アホオトの永遠のライバル(と勝手に認定)
女教師…実年齢よりも相当若く見えるロリロリな数学教師。おバカとして有名らしい。悪ふざけ。
保先……養護教諭。アホオトの姉に対する過保護っぷりで、迷惑を被った被害者。
クー○ー兄さん……このスレで神格化された人物。彼の神社まで存在する。悪ふざけの極み。
最終話 アホ姉弟の出した答え
従妹が姉弟の家から出て行った翌日……
リビング
姉「あれから従妹さんは帰ってこなかったわ。一体どうしたのかしら?」
弟「……さぁ。あんな奴ほおって置けばいいんですよ、姉様」ムスッ
姉「弟君……従妹さんのこと心配じゃないの?」
弟「だれがあんな奴っ!!こっちは清々してますよっ!!」
姉「う~ん。ダメよ弟君、そんなこと言っちゃ!」
弟「……(言えない……俺が奴をコテンパンにしたなんて)」
姉「……(確かにいなくなればいい、とは思ったけど…なんだか心配だわ。どおしよ……)」
姉「とにかく御実家へ連絡した方がいいわね」
弟「僕、ちょっと部屋に戻ります(やべっ!!なんか聞かれると気まずいぞこれっ!!)」たたっ
姉「あっ!!ちょっ!弟君!?」
ガチャ
姉「う~ん、電話番号はどれかしら?」ピッピッピッ
登録されている番号を調べている姉。
……とそこへ
?「ただいま」
姉「あっ!お父様っ!?」
父が再度訪れた。
姉「お父様、今日はどうしたんですの?」
父「あぁ、今日は大事な話があって来た。弟を呼んできなさい」
姉「は、はい……(胸騒ぎがする……とても……とても嫌な予感がする)」
突然の父の来訪に、言い知れぬ不安を覚える姉だった。
父の書斎にて、弟と父が対面している。
弟「……で、お話というのは?」
父「うむ。弟、おまえはゆくゆくは私の後継者とならねばならん。わかるな?」
弟「は、はい……」
父「そこでだ。我が社の経営基盤を万全のものとするため、私はある企業と接触することに成功した」
弟「はぁ…(どうしよう……なんだか胸騒ぎがする……)」
父「おまえにはその企業の創業者一族の御令嬢と婚約してもらうことになった」
弟「はあぁぁぁぁぁーーーーーーっ!!!!!?」
降って湧いた様な話に激しく動揺する弟。
弟「いやいやいやいやいやいや!!!どどどどどどーしてそーなるんですか!!
嫌に決まってるじゃないですかっ!!!(じょーだんじゃねーぞこれっ!!!!!)」
父「もちろん拒否することは許さん。すでに決定事項だ!」
弟「ふざけないで下さい!!僕の意思は無視ですか!!!」
父「ふざけているのはおまえの方だ!我らの代で会社を潰すつもりか!!」
ものすごい剣幕でぶつかり合う二人。
弟「……どう言う事ですか。そんなにうちの会社が追い詰められているんですか?」
父「おまえも知っての事だろうが、数年前のリー○ンショックの影響で、
どの企業も追い詰められている。我が社もしかり、だ。
よって各企業は生き残りを賭け、経営統合を推し進めているのが今の風潮だ」
弟「…………」
父「我が社も今期の決済は芳しくない。負債総額も許容範囲ぎりぎりだ。
次期の株主総会でこの点を指摘されれば、私達、経営陣の責任を追及する声が上がるだろう」
弟「…………」
父「そこで、件(くだん)の会社と経営統合、いや実質吸収合併だな。そう言う案が挙がっている」
弟「…それでなんで僕に婚約の話が上がるんですか?普通に合併でもなんでもすれば良いじゃないですか?」
怒りを押し殺しながら父に問う弟。
父「わからないのか……つまり、統合するにあたって、経営者同士の鉄の結束が必要になるのだ。
そのためには、血のつながりを作る、と言うことがもっとも有効とはおもわんか?」
弟「(つまり、俺が人身御供というわけか……いや、相手方の御令嬢とやらが人質になるのか)」
父に対して不信感を募らせる弟であった。
父「そう……おまえは私の後継者だ。ゆくゆくは我が社はおまえの指揮下に入る。この意味がわかるな」
弟「……くっ」
父「さて、そろそろ種明かしをしなければならないな」
弟「……種明かし?」
父「あぁ。もうすでに気付いてるかもしれんが、その御令嬢とは従妹さんのことだ」
弟「なっ!!!!」
父「いきなり婚約者として紹介するよりワンクッションあった方が良いと思ってな」
弟「そ、そんな……」
父「そこで、おまえ達を騙すことになってしまったが、許してほしい。
本当の彼女の名は許嫁さんと言う。弟よ、彼女とはうまくやりなさい」
弟「くっ……やっぱり……やっぱりそう言う事だったのか……!」
父「話は以上だ。わかっているな?拒否することは決して許さん!!」
弟「なっ!!待って下さいっ!!!」
父「話は以上だ!いいなっ!!」
バタンッ
取り付く島も無く、父は家から出て行った。
父の書斎
突きつけられた現実があまりにも重いものだった為、真っ青になる弟であった。
弟「そ、そんな……な、なんでこんなことに……」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
廊下
そんな二人の会話を盗み聞きしていた姉。
姉「そ、そんな……お、弟君に……こ、婚約者?……従妹さんが……」
絶望の淵に立たされたのは弟だけではなかった。
姉「いや……いやああぁぁーーーーーっ!!!」タッタッタッ
姉の部屋
ガチャッ
姉「はぁ…はぁ…はぁ……弟君……弟君が……!」ジワッ
バタンッ
顔面蒼白となり、ベッドに倒れ込む。
姉「うぅ……いつか……いつかこんな日が来るんじゃないかと思ってた」ポロポロ
姉「……弟君が本当にあの子のものになってしまう……」ポロポロ
姉「いやぁ……そんなの厭ぁ!!!うわぁぁぁぁーーーーっ!!!」ボロボロ
弟が奪われる。そんな現実から目をそむけたくて……
姉「うぅ……でも……弟君の幸せを考えると……」ポロポロ
姉「私じゃ……私とじゃ絶対に幸せになれないわ……」ポロポロ
姉「私は弟君の『お姉ちゃん』……もうあんなバカな真似はできない……」ポロポロ
『姉』としての自覚を取り戻してしまったことが、足かせになっていた。
姉「でも弟君があの子に取られるのだけは絶対厭っ!!!」ポロポロ
姉「うわあぁぁーーーんっ!!おとうとくぅーーんっ!!」ポロポロ
姉「そんなのヤダよぉーーーーっ!!いやああぁぁぁーーーーーーっ!!」ポロポロ
姉「うぅ……どうしたらいいの……ねぇ……どうしたらいいんだろね弟君……」ポロポロ
父の書斎
弟「くそ……くそくそっ!!なんでだっ!!なんでこんな事になるっ!!!」
弟は声を荒らげ、怒りをあらわにする。
弟「俺はもっと姉様と居たかった!!あんな奴となんて死んでも御免だっ!!」
悲鳴にも似た叫び声をあげ、従妹との将来を真っ向から否定する。
弟「チクショウ!!何が会社の将来だっ!!!俺の意思はどうなるっ!!?」
弟「父様は俺の何を見てるんだ……ふざけるなっ!!!」
ガンッ
先程まで父が腰かけていた椅子に怒りと憎しみを込めて蹴飛ばす弟。すると……
ガシャアーーンッ
弟「!!」
父の書斎机に置いてあった写真立てが落下した。
弟「…………」カチャッ
写真立てを手に取る弟。そこには……
弟「……!」
家族4人で仲良く写っている写真が飾られてあった。
弟「…………」
弟「ふっ……」
弟「ふっふっふっ……」
弟「ふひひひひはははっ!!!あーーーーはっはっはっはっ!!!!」
弟は高笑いをあげる。
弟「そうだそうだそうだっ!!なにもかも壊れてしまえばいいのさっ!!」
弟「会社!?家!!?家族!!!?俺の知ったことかぁぁぁぁーーーーっ!!!」ガンッツ
弟「俺は俺の生きたいように生きるっ!!」
弟「愛してる姉様っ!!!例え……例え姉様にこの思いが届くことが無くとも……」ぎゅっ
写真立てを愛おしそうに抱き締める。
弟「例え姉様を傷つけても……嫌われたとしても……!」
弟「俺にはあなたしかいないっ!!」
弟「姉様……姉様!姉様!!姉様!!!姉様姉様姉様っ!!!」
狂気を孕んだ弟が、幾度も姉の名前を連呼する。
弟「要らない……もう何も要らない……!」
弟「姉様さえ……姉様さえ居てくれれば俺は何もいらない……!」
弟「だから俺はっ!!」バキッ
写真立てを握り潰し、弟が吠える。
弟「ねえさまを手にいれるっ!!俺の……俺だけの姉様にっ!!!」
弟「ふひっ……ふひひ……ふひひひひひ……!」
弟「ひひひ……ひひひ……ははは……あはははは……」
弟「あははははははっ!!!あーーーーはっはっはっはっ!!!!」
弟は高笑いをあげる。高らかに……狂気に満ち溢れたその貌で……
弟「あーーーーはっはっはっはっ!!ははははははははははははっ!!!!!」
夜
姉の部屋
カチャッ
弟「…………」
弟が姉の部屋に忍び込んで来た。
姉「うぅ……グス……グス……」ポロポロ
姉は布団をかぶり、泣いていた。そして……
ガバッ
姉「きゃっ!!」
布団を強引にひっぺ返し、姉の姿を確認する。
姉「おとうt……ふぐっ!!?」ビクッ
姉が言い終える前に口を左手で塞いだ。
弟「…………」
姉「ふぐっ!!?(な、なに!?お、弟君!?)」
弟「姉様、すみません」
姉「ほほうほふ……!(おとうとく……!)」フガフガ
弟「静かにしてください……」
狂気に満ちた恐ろしい表情で口を開く弟。
姉「ふんふん!(弟君、なの?なにか雰囲気が……違う!?)」コクコク
弟「姉様……俺はこの家を出ることにしました」
姉「ふぐっ!?(な、何を言ってるの弟君!?)」
弟「姉様……姉様はこれから俺と一緒に来てもらいます」
姉「ふっ!!?(弟君!!!?)」
弟「拒否する事は許しません。……いいですね」
チャキッ
姉「ひっ!!?」ビクッ
ナイフを姉の首に突き付ける弟。姉は生まれて初めて弟に恐怖を抱いた。
姉「ふんふんっ!(こ、怖い!!これは現実なの!?い、一体何が起きてるの!?)」コクコクッ
涙を浮かべ、何度も肯いた。
恐怖に引き攣った姉の顔。姉が弟に対して初めて見せる顔だった。
弟「…………!」
弟「姉様…………くそっ!!」ブンッ
カランッ
姉「!!」ビクッ
弟「お、俺はなんて事を……!」ガクッ
ナイフを遠くへ抛り投げ、力無く項垂れてしまう。
姉「ぷはっ!!……はぁ……はぁ……はぁ……」ドキドキ
弟「やっぱり俺にはこんな事出来ないっ!!!」
正気を取り戻した弟は、頭を抱え床に蹲る。
姉「弟君……どう言うこと!?どうしてこんなことをっ!!?」
弟「愛してるんだっ!!!」
姉「!!!!!!」
弟「姉様!俺はあなたを愛してるっ!!」
姉「なっ!!!?」
弟「ずっと好きだった!いけない事だとはわかってるっ!!」
姉「うそ……」
弟「嘘じゃないっ!!俺はあなたじゃなきゃ厭なんだッ!!!」
姉「従妹さんのことは……」
弟「あんな奴と婚約だなんて死んだ方がましだっ!!」
姉「そんな……!」
弟「例え姉様に嫌われたとしても、俺はあなたの事を愛し続けるっ!!!」
姉「!!!」
姉「そ、それじゃあ今のは……」
弟「俺は姉様を連れて逃げるつもりだった!!例え姉様が嫌がっても強引に連れ出すつもりだった!!」
姉「弟君……」
弟「だけど出来ない!出来る筈がないんだ!!姉様を苦しめることなんて出来やしない!!」
姉「私は……」
弟「俺の命より大事な姉様を傷つけるなんて度台無理だったんだっ!!!」
床に何度も拳を打ち付け、己の愚かさを振り返る。
姉「ああ……」
弟「姉様!怖い思いをさせて御免なさい!!俺は最低な事をしてしまった!!」
姉に頭(こうべ)を垂れ許しを乞う。
弟「うわあぁぁぁぁーーー!!姉様御免なさい!御免なさい姉様!!ねえさまーーー!!」
号泣しながら姉に謝り続ける弟。
そして姉は……
姉「弟君っ!!!」
弟「あ……」
泣きじゃくる弟をきつく抱きしめた。
姉「ああっ!私の可愛い弟君っ!!」
号泣する弟と同じ様に涙をながす姉。
弟「姉様、御免なさいっ!!本当に怖い思いをさせてしまってっ!!」
姉「ううん!平気よ、平気よ弟君っ!!大丈夫だからっ!!」
弟「姉様は許して下さるんですか!?こんな酷い俺を……こんなに気持ちの悪い俺の事をっ!!」
姉「気持ち悪くなんかないっ!!」
弟「うぐっ!ねえさ……」
姉「弟君、聞いて!私もなの!私も君とおんなじっ!!」
弟「えっ……!」
姉「私も愛してるのっ!!!」
弟「!!!!!!」
弟「えっ!!」
姉「私も君が好き!!ずっと君の事が好きだったっ!!」
弟「そんなっ!!?」
姉「愛してる!弟君を愛してるの!!この気持ち嘘じゃないわ!」
弟「それじゃあ……俺と姉様は……!」
姉「一緒だったんだね弟君!!私達両想いだったのよっ!!」
涙を流しながらそう訴える姉。
弟「姉様……あぁ姉様っ!!俺の愛しい姉様っ!!」
姉「ああ……なんて事でしょう!こんな事が……!」
弟「姉様……!姉様姉様姉様!!!!」
姉「弟君……!弟君弟君弟君!!!!」
弟・姉「うわあぁぁぁぁぁーーーーーっ!!!!」
号泣しながら互いをきつく抱き締める二人。そして……
弟「ねえさま……」
姉「おとうとくん……」
二人同時に顔を近づける。
弟・姉「ん……」
チュッ
接吻を交わす二人。永遠に叶う筈のないと思われていた瞬間が二人に訪れた。
弟「…………」
姉「…………」
顔を真っ赤にし、姉が口を開く。
姉「弟君のセカンドキスまで貰っちゃった♪」
弟「姉様ぁ!!?あの時起きてたんですかっ!!」
姉「あの時?」
弟「えと……その……姉様に水着をプレゼントした日、ソファーで寝ている姉様の唇を奪った時のことですよ」
姉「えっ!?弟君も!!?」
弟「ってことは姉様も!!?」
弟・姉「ぷっ」
同時に噴き出す二人。
弟・姉「あははははは!!」
とても愉快そうに笑い出す。
弟と姉は手を握り合い、指を絡ませる。
姉「弟君、もう一度キスして……」
弟「はい……」
チュッ
姉「ねぇ……弟君」
弟「はい、姉様」
姉「逃げましょう……弟君と一緒ならどこへだって行けるわ」
最終話 アホ姉弟の出した答え おらり
……って終わったらそれなりに綺麗な〆だったんですけどね。
『おらり』なんて単語はこの世に存在しません。
姉弟の家 庭園
弟「でもどこへ行きましょ?姉様♪」
姉「そおねぇ~どこがいいかしら♪」
危機的状況にも関わらず楽しそうなアホ姉弟だった。
弟「いやぁ~姉様とついに結ばれたんですよね♪信じられないです」
姉「私もそうよ。まさかこんなことになるとは思わなかったわ♪」
弟「あははっ♪」
姉「でもね、弟君!」
弟「はい?」
姉「正確には、まだ結ばれたとは言えないわ!」びしっ
弟「!!そ、そうですよねそうですよねっ!!」ドキドキ
姉「今夜は弟君の事……その、ね、寝かせないんだから……!」ドキドキ
弟「は、はい!」ドキドキ
姉「そう……今夜こそ……」ドキドキ
弟「念願の……」ドキドキ
弟・姉「姉様(弟君)とベッド淫っ!!!」ぐっ
当然ながら破廉恥な事まで考えていた。
姉「兎に角、一刻も早くこの場を立ち去りましょう!」
弟「ぐひひっ!!姉様と駆け落ち……!」ドキドキ
姉「!!か、駆け落ち……?なんて甘美な響きでしょう!」ドキドキ
弟「そうです姉様!俺達は駆け落ちするんです!」
姉「お、弟君と愛の逃避行……素敵だわっ!!」キュン
弟「さあ行きましょう、姉様!あの向こうに俺達の幸せな未来が待っています!」シュビッ
姉の肩に手をまわし、遥か彼方を指差すアホ。
姉「ああ……弟君と一緒なら何処までもぉ~」とろ~ん
そして、指差された方角を恍惚とした表情を浮かべながら見つめるアホ。
弟「あははぁ~♪」キラッ☆
姉「うふふぅ~♪」キラッ☆
手と手を取り合い、メルヘンチックに駆け出すアホ姉弟だった。……ところが
?「そこまでだっ!!」すっ
弟・姉「!!!」
?「はっはっはっ!!バカ者めっ!!」
弟「父様っ!!(くそっ!!なんでこんな時に!?)」
屋敷の門の前で父が待ち構えていた。
父「おまえ達のやる事など全てお見通しだっ!!」
弟・姉「!!!」ギクッ
父「駆け落ちなど許さん……」ギロッ
二人を睨みつけ、行く手に立ち塞がる父だった。
姉「うぅ…やっぱりお父様、私達のこと疑ってたんだ」
弟「姉様、心配要りません。姉様は俺が守りますから」
父「ほぅ……ならば私を倒して行くがいい」
弟「えっ!?」
父「出来るものならな。はっはっはっ!!」
弟「くそっ!!じゃあんたを無視して行くまでだ!!」
姉「あっ!待っておと……」
姉を抱っこし、高速移動で逃げようとする弟。
父「ほお……」ニヤッ
弟「行くぜ!!ラディ○ル!グッ○、ス○ィィィィィード!!」
だが……
父「舐めるなぁーーー!!!衝撃のぉぉぉぉぉ……」
父は右手で構える。
弟「その技は知りつくしてるぜ!!逃げるが勝ちだっ!!」
父「ア○ベルトぉぉぉぉーーーー!!!」
ズシャアアァァーーーーーーーーッ!!!
父は二人に向けて赤い衝撃波を放った。
弟・姉「うわっ(きゃっ)!!!?」
父にふっ飛ばされる二人だった。
弟「なんだそりゃあぁぁぁーーー!!?人の名前じゃねぇかっ!!」
父「細かいことは気にするな」
父の方が一枚上手だった。葉巻を咥え、つかつかと弟に近づいていくダンディーな父だった。
父「このバカ弟子がぁぁ!その技をおまえに教えたのは誰だと思っている!?」
葉巻を吹かしながら弟に詰め寄る。……なんか違う人のセリフっぽいだけど。
弟「!!あんたじゃねぇーーー!!!クー○ー兄さんからパクったんだっ!!!」
注:クー○ー兄さん……このスレの中では神格化されている最速最強のCoolな兄貴。
父「!!ほぉ……確かに私より遅いんだもんな!私の『それ』ではないか!」カチン
弟「!!俺が遅い……?俺がSLOWLY……!?」
その下り割愛します。何度もやったし、無駄だから
結局父に凹られる弟だった。
父「ふん!」
弟「痛たたた……」ボロボロ
父「お前に足りないもの、それは、情熱思想理念頭脳気品優雅さ勤勉さ、
そしてなによりも速さが足りない!」
弟「くそぉぉぉ……」
訳のわからない説教を始める父だった。
姉「お父様、やり過ぎです!!弟君が可哀想!!」ぎゅっ
そう言って弟を抱き締める姉だった。
弟「ふご~~///(あぁ~幸せぇぇぇ~♪)」
父「ふっふっふっ。どうやら上手くいったようだな」
弟・姉「はいぃぃーーーー!!!?」
弟「とっ父様?いっ一体何の話ですか!?」
父「もちろんおまえ達の仲が進展したと思ってな。まったく世話をかけさせおって!」
姉「いっ……意味がわからないわ。どういうことなの?」
父「折角おまえ達が接近すると思って二人暮らしをさせたというのに一向に進展しないんだもん。
私も痺れを切らしたぞ」ニヤニヤ
弟・姉「俺(私)達が接近する?進展!?」
アホ姉弟は混乱した。
父「だから『当て馬』まで用意してやってやったんだ」
弟・姉「は?」ピクッ
父「追い詰められて、ようやくおまえ達はその気になった訳だ。おめでとう!祝福するよ♪」
弟・姉「はあああああぁぁぁぁーーーーーーーーーーーーーっ!!!!?」
なんだか雲行きが怪しくなってきた。
弟・姉「どう言うことですかッ!!!」
父「えっ?どう言う事もなにもそのままの意味だが?」
弟・姉「そのままの意味だじゃなくて!!!」
父「ふむ。では説明しよう!我が一族は先祖代々、唯一血統主義(造語)だ!」
弟・姉「はあぁぁぁーーーー!!!!?」
父「よって我が一族は、兄妹・姉弟間でのみ子孫を残して来た」
弟・姉「うそぉぉぉーーーー!!!!?」
一族全てがキモかった。
弟・姉「そんなバカなッ!!!」アセアセ
父「だってほんとのことなんだもん。おまえ達も私と母さん、いや私の妹との子供だぞ」
弟・姉「うそぉぉぉーーーーーーーーーーーーーーんっ!!!!?」
恐ろしい事を淡々と告白し出す父だった。
弟「いやいやいやいやいや!!!そんなの法律が許しませんよ!!何言ってるんですかっ!!」
父「法律?そんなもの我々にとって些細なものだ」
姉「いやいやいやいやいや!!!ぜんぜん些細じゃありませんわっ!!!」
父「まぁ聞きなさい。それにはカラクリがあるんだよ」
弟・姉「……カラクリ?」ピクッ
父「ふむ。いずれおまえ達も我が家を背負って立つ人間だ。裏事情を知っておく必要があるな」
弟「はぁ……」
父「おまえ達も私達が旧華族の家系の人間であることは知ってるな?」
姉「はい……」
父「古い家にはな、それなりに汚い事に手を染めた過去がある。例えば、これだ」
そう言って父がブリーフケースから何かを取り出す。どうやら外付けHDDの様だ。
弟「そ、それは……?」
父「『黒のノート』と言う。これには戦前から現代にかけてまでの国家の裏帳簿が記されてある」
弟・姉「裏帳簿……」ごくっ
とてもヤバそうな響きの単語に息を飲み込む姉弟。
父「これにはな、世の中に出ると社会の根底を覆すほどの社会の闇の歴史が収まっている」
姉「社会の闇、ですか?」
父「一つの例でいえば、プライベートバンク。個人所有の表に出せない匿名口座のリストが、
ここに記されてある」
注:プライベートバンク……個人所有の銀行。オーナー一族が無限責任によって運営する。
弟「うげっ!!?匿名口座!?そんなものまであるんですか?」
父「さらに各都市銀行や地銀などから行われた、不正送金の証拠まで脈々と綴られているのだ」
姉「不正送金?い、一体誰に……?」カタカタカタ
父「送金先は大物政治家や官僚、更に大企業の幹部などなど……」
弟「つまりどう言う事ですか?俺には良くわかりません」
父「簡単に言うと、重要人物の黒い金の出入りが証拠として収まってるって訳だ」
想像を絶するドス黒さだった。
父「これなんかもおもしろいぞ。東○一部に上場している老舗企業の粉飾決済の記録だ」
弟「犯罪じゃないですかっ!!」
父「そして、その犯罪を取り締まる立場の役人に対して渡された賄賂の記録もあるぞ!」
姉「ええぇぇーーーーっ!!?」
父「それだけではない。官僚との癒着の上で行われたとみられる入札の記録なんかも入ってるぞ!」ニコニコ
嬉々として恐ろしい事を姉弟にベラベラしゃべるアホ父だった。
姉「なんというか……大人の世界って汚いわね」
父「はっはっは。わからんでもないがそう言うな。これがあるおかげで我々にはとても都合が良いのだ」
姉「都合が良い?」
弟「うわぁ……とっても嫌な予感がするんですけど」
父「ざっくり説明すると、これをネタに政官財を脅し、我ら血族間の婚姻を例外として認めさせている。
つまりそう言う事だ!」
姉「ざっくりしすぎです!!って言っても恐くてそれ以上聞きたくありませんけどっ!!」
本当に恐ろしい事をさらっと言う父だった。
弟「って言うか!!そんなもん持って圧力かけて、よく今まで無事に済みましたよねっ!!
かなりヤバいじゃないですか!!」
父「はっはっはっ!!もちろんそうさ!私達が単独でそれを扱うには危なっかしくて仕様がない」
姉「……単独でって、どう言う意味ですか?」
父「我々に同情を寄せる者達も居るから心配ないってことさ」
姉「同情を寄せる者?なんだか更に嫌な予感がするわ……」
弟「えぇ。俺もそう思います……」
父「まぁそう言うな。おまえ達も知っておきなさい」
そう言いながら、ブリーフケースからある書類の束を取り出し姉弟に渡す父だった。
弟・姉「これは……」
父「そこに書いている人達が、私達の味方だよ」
弟「えっ!?この政治家知ってる!!総理大臣経験者の有名な人だ!」
姉「こっちは大手都市銀行の頭取よ!」
弟「大企業の創業者一族……財務省・建設省の事務次官…ete…ま、まさかこの人たちは!」
父「そ、私達と同じ穴の狢ってことだよ」ニヤッ
弟・姉「はあぁぁぁーーーーーー!!!!!?」
国のトップもキモかった。
父「はぁーーはっはっはっ!!どうだね?これでお前たちは心置きなく愛し合うことが
出来るのだぞっ!!うれしいだろうっ!!」
弟・姉「…………」
父「どうした?感動のあまり、口も聞けないかね?ん?」
姉「……お父様、ひとつ宜しいですか?」ゴゴゴゴゴ……
父「ん?なんだね?言ってみなさい」
弟「……なぜその事を最初から俺たちに話してくれなかったんですか?」ゴゴゴゴゴ……
アホ姉弟の背後に黒い炎の様なものが浮かび上がった。
父「えっ?だってさぁ~その方がいろいろと面白いと思わない?」
弟・姉「は?」ピクッ
父「お前たちも、背徳感たっぷりの恋愛を楽しめただろう?ん?」
弟・姉「」ぴきっ
姉「ふぅふぅ……ではもうひとつお訊ねします。従妹さん……
いいえ、許嫁さんのことはどういうつもりですか」
父「ん?さっきも言ったではないか。お前たちが接近しないから『当て馬』として送りこんだって」
弟「……いえ、俺たちが聞いてるのは、奴の所業についてです」
父「?」
弟「あのアホの所為で姉様が苦しんだ上に、俺達の仲間が危険に晒されました。
父様、あれは一体どう言う意図があったのですか」
父「ふむ……許嫁さんの事についてか。一応説明せねばならんな」
弟・姉「…………(実はあんまり興味がない)」
父「彼女の正体は○○製薬の創業者一族の御令嬢だ」
弟「はああぁぁーーーーーーーっ!!?父様の会社よりも大きい企業じゃないですかっ!!?」
姉「なぜそんな人が私達の家に……」
父「ふむ。許嫁さんのご両親とは旧知の仲でね」
弟・姉「はぁ……」
父「実は彼女の一族も私達と同じ血族婚主義者だ!」キッパリ
弟・姉「うそおおおおぉぉぉーーーーーーーーーーーーーーーーんっ!!!!?」
父「おまえ達の関係が一向に進展しないものだから、あいつらに相談したのだが……」
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父の回想
従妹(許嫁)の実家
リビング
父「と言う事で、私の子供達が中々くっついてくれない……」ショボン
?「…………」
父はソファーに腰を降ろし、眼鏡をかけた壮年で学者風の男と対話している。
父「父友よ、どうしたものか」
ソファーに背を深々と預け、父友と呼ばれる男に尋ねた。
父友「いや……おまえから全て説明すれば済む話ではないのか?」
父友と呼ばれた男が頬杖をつき、呆れた様な表情を浮かべる。
父「えー、だってさぁ~それでは面白くないではないか!」プンプン
普段の凛々しい父からは考えられない態度で駄々を捏ね始めた。
父友「おまえなぁ……昔と同じ事をするつもりか?」
父「うむ!」ニヤッ
父友「…………」
?「良いではありませんか、お兄様」
父友「おまえか……なんだ突然」
嫁母「ようこそ、父先輩」
父「おお!久しぶりだね、嫁母君」
嫁母と呼ばれた淑女は、トレイの上に3人分のコーヒーを持ちやって来た。
父友「いまだに彼の事を先輩と呼んでいるのか。いい加減学生気分はやめたらどうだ」コクコク
コーヒーに口を付け、呆れた様子で嫁母に告げる。
嫁母「あらお兄様、父先輩は父先輩ですわ」
父「懐かしいなぁ~。私と君とで妹をからかって遊んだ事、未だに覚えているぞ」ニヤニヤ
どうやらロリ母の事を言っていると思われる。かつてこのアホは一体何をしでかしたのだろう。
嫁母「父先輩のお悩みを解決するにあたり、打って付けの人物が居りますわ」ニヤニヤ
父友「打って付けの人物って……まさか……」ガクガクブルブル
何故か、冷や汗をかきながら小刻みに震えだす父友だった。すると……
ガチャッ
?「こんにちは、おじ様」
父友「!!?」ビクッ
従妹、改め許嫁が入って来た。
父「おお!我が友人の御令嬢か!大きくなったな」ニカッ
許嫁「ふふっ。おじ様もご健勝で何よりですわ」ペコッ
嫁母「ねえ父先輩。この子を父先輩の家に住まわせて見る、と言うのはどうかしら?」ニヤッ
許嫁「お母様、なんの話ですか?」ニタニタ
父友「おいおいおいっ!!何を考えている!?」
父「あっ!いいねえ!君達の娘さんならば、さぞや面白い事をしてくれるに違いないっ!!」ニヤリ
父友「バカな事を言うなっ!!おまえはこの子の恐ろしさを知らんからそんな……ぐぼあっ!!?」
父友のみぞおちに許嫁の拳が深々と刺さった。
許嫁「ふふっ。お父様、ボクの事をそんな風に言っても良いのかな?」ニタニタ
父友「……ぐっ」
嫁母「では父先輩。お兄様は異存は無いようなので、この子を宜しくお願いしますわ」ニタニタ
父友「ま、まてっ!!私は認め……」ふらっ
嫁母「あら、お兄様。どうなさったの?」ニヤニヤ
父友「ま、まさか……私のコーヒーに睡眠や……」ガクッ
嫁母「ふふっ。お兄様ったら、何度この手に引っ掛かれば気が済むのでしょう」
父「はっはっはっ!!相変わらずだな嫁母君。だが、実に頼もしい!」ニヤッ
許嫁「それではおじ様、ボク頑張りますね。とっても面白そうだし^^」ニヤニヤ
父「はっはっはっ!!では許嫁さん、だったかな。宜しく頼む」
許嫁「はい、おじ様……あ、そうだ!良い考えがありますわ。おじ様ちょっと……」
父「ふむふむ……」
嫁母「あらあら……」
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父「と言う訳で許嫁さんを我が家に招き、おまえ達の事をいろいろ引っ掻きまわして貰う事にした!」ニコニコ
満面の笑みを浮かべながら、恐ろしい計画を淡々と説明する。
弟・姉「…………」
父「いやぁ~。許嫁さんに日々おまえ達のことを報告させていたんだが、とっても面白かったぞ♪」
弟・姉「……なに?」ピクッ
父「やはり、おまえ達に我が家の秘密を内緒にしておいて良かった♪わっはっはっはっ!!」
ついに本音を漏らしたクズ父だった。
姉「ふぅ~ん……そうなんだぁ~」
弟「へぇ~……面白いですね、姉様」
姉「うん、とっても……とっても面白いわね弟君」
父「はっはっはっは!!お前たちもそう思うかね?傑作だろうっ!!」
弟・姉「…………」
父「ん?どうした?二人とも?」
弟「姉様……こいつ頃してもいいですか?」
姉「うん。なるべく苦しませてから頃すのよ」
弟「もちろんです、姉様。俺たちの苦しんだ分の一兆倍苦しい思いをして氏んで貰いましょう♪」
父「……なに?」
姉「ふふふ……この恨み、晴らさで置くべきか……」ゴゴゴゴゴ……
弟「姉様の恨み……思い知るがいい……」ゴゴゴゴゴ……
殺意の充満した眼でアホ父を見るオニ姉弟。
父「はっはっはっはっ!!おまえ達が私に勝てるとでも思っているのか!」すっ
そう言って構えるアホ父。余裕の態度を崩さない。
弟「姉様、実はいいもの持ってるの忘れてました♪」にやぁ~
そう言って赤い飴玉の様なものを取り出す弟。
姉「あら?それはなに?弟君」ニコニコ
父「!!!!」
父「(バカなっ!!あれは『仙丹』!?)」ギクッ
弟「いやぁ~。ちょっとしたズルが出来る薬です。……くくくっ……」
父「い、一体どこでそれをっ!!?」
明らかに動揺する父だった。
姉「まぁ!そんなもの飲んでだいじょぶなの?弟君」
父「(確かあいつらに聞いた話だと、伝説の仙人が調合した秘伝の薬丹だとか……)」
実はこの丸薬、父友の家(許嫁の実家)に伝わる秘伝の薬であった。
弟「う~ん。前使った時は気を失っちゃいましたけど、今日は姉様もいますし~♪」
父「(以前、あの貧弱な父友がブチ切れた際に飲み込んで、私がボコボコにされた事があった!!)」アセアセ
姉「うん♪いっぱい弟君のお世話してあげちゃう♪」
父「(弟は父友と比べ遥かに強いっ!!そんな奴があの丸薬を飲めば……)」ガクガク
弟「ぐへっぐへへっ!姉様ぁ~、だいしゅきっ!!」ブチュッ
姉「私もぉ~!おとうときゅ~ん、だいしゅきっ!!」チュッ
父「(今のうちに……ここは退散するか……)」こそ~
弟・姉「どこへ行くんですか?お父様っ!!!」ギロッ
父「!!!」ビクッ
父「いいい、いやなに。ししし、仕事に戻ろうかと思ってな……」ガクガク
弟「ほぅ~。こんな真夜中にぃ~?」
父「ではさらばだっ!!」
ドキューーーーーーーーーーーーンッ
猛スピードで逃走する父。……だが
姉「ピィィィーーー!!」
犬「ガルルルルルゥゥゥゥーーー!!!バウッワウッ!!」
父「ひぃーーーーっ!!!!」ビクッ
父の正面に突如として、獰猛な黒い犬が現われた。
姉「絶○っ!!そのオス豚(父)を逃がさないでっ!!!」
父「ぬぬぬっ!私が大の犬ぎらいなのを知っておきながら……」ナワナワ
姉「ふふっ……うふふふふ……」
弟「ひひっ……うひひひひ……」
能面の様な顔で笑い声を上げ始めた、恐怖のアホ姉弟だった。
父「!!」ゾクッ
父「(なんとかして逃げねばならん……)」キョロキョロ
周囲を見渡す。だが状況としては……
弟・姉「…………」ゴゴゴゴゴ……
前門の虎……
犬「グルルルルルゥゥゥゥ……」
後門の狼である。
父「くっ!退路を絶たれたか……」
到底逃げ遂せる事など出来る筈が無い。
姉「あらあら……お父様、どうなさったの?」クスクス……
弟「先程までの威勢はどうしたんでしょうね?」ニヤニヤ……
冷笑を浮かべながら腕を組む姉と、陰険な笑みを浮かべながら父を見下す弟だった。
父「お、おまえ達……!」アセダラダラ
父は恐怖により、全身から滝の様な汗が噴き出した。
姉「ねえ、弟君」ニコニコ
弟「はい、姉様」ニヤニヤ
姉「明日の朝ごはん、ステーキがいいかしら?」
弟「いえ、多分ステーキは無理だと思います」
父「な、なんだ?」
姉「あらどうして?」
弟「ハンバーグしか出来ないと思います」
姉「あらそうなの?ふふっ。弟君、ハンバーグ大好きよね?」ニマァ~
弟「はい、とっても!朝ごはん楽しみだなぁ~」ニヤァ~
父「ま、まさか……」ガクガクブルブル
なぜか朝食のメニューについて議論を交わすアホ姉弟だった。
弟「さぁ~覚悟は宜しいですね?クソ親父っ!!」パクッ
弟は例の丸薬を飲み込んだ。
父「ま、まてっ!!は、話せば……」
姉「分かりませんわ。このオス豚(父)!」ニコッ
姉は氷の微笑みを浮かべた。
弟「頃す……頃す……頃す……頃す……。挽肉にしてやんぜっ!!!」ナワナワ……
血走った目で、父を睨みつけながら構える弟。まるで殺人鬼の様な恐ろしい貌になっていた。
父「ひいぃぃーーーーーーっ!!」ガクガクブルブルッ
弟「行くぜっ!!瞬殺のおぉぉぉぉ……○ァイナル○リッドォォォォーーーーーーッ!!!」
そう叫び独楽の様に猛スピードで回転する弟。
父「いやあぁぁぁぁぁぁぁーーーーー!!!!」
__________
______
___
数十分後……
父「ごふっ!!」バタンッ
徹底的に弟に叩きのめされたアホ父だった。
弟「悪は滅びたッ!!」キリッ!!
どちらかと言えば弟の方がより悪者っぽかった。
父「もももぅ勘弁じでぐでっ!何度も謝るからっ!!」ガバッ
そう言って土下座する情けないアホ父だった。
弟「はぁ~。父様に土下座される日が来るなんて。実に無常なものだ……」
姉「お父様には矜持(プライド)は無いのですか?」
父「うぐっ!本当にすまないと思っているっ!!」土下座ッ!!
ダンディーな声で謝罪する父。……威厳も何も有ったものではない。
姉「クスクス……今のお父様にはこれがお似合いですわ」ゴソゴソ
父「かぷっ。なにをする!」
そう言って禁煙パ○ポらしきものを取り出し父に咥えさせるアホ姉。
姉「そうそう。髪型もこんな感じだったかしら?」くしゃくしゃ
そう言って父の髪をオールバックにするアホ姉。
父「や、やめなさい!」
弟「姉様、これを忘れちゃダメですよ!」カチャカチャッ
今度はアホオトが緑色のヘンテコなサングラスをかけされる。
父「お、おまえ達……」ギロッ
姉「……なんですか、その反抗的な態度は!」ポカポカッ
弟「くぅ~実に憎たらしい顔。この蛇野郎がっ!!」ポカポカッ
更に父の事を袋叩きにするオニ姉弟だった。
父「うぐっ!これが向こう側の世界を見た力か……」
なんだか訳のわからないやり取りをするアホ親子だった。
……とそこへ
?「お兄様っ!!!」
弟・姉・父「!!!」
?「これは一体どう言うことですのっ!!」
父「かかか母さんっ!!?」
怒りに満ちた形相で母が現れた。明らかに普段のロリ母とは様子が違う。
姉「お、お母様っ!?い、一体どうしてここにっ!?」
弟「確か母様はまだ海外に居た筈!?」
母「この子に全てきかせて貰ったわ。あなた達、本当に大変な思いをしたのね」
弟・姉「あっ!!!」
?「…………」ニタァ~
姉「メスぶ……じゃなかった。従妹さん。いえこれも違うわね、許嫁さん」
従妹 改め 許嫁
許嫁「くすくす……御二人ともうまくいったようですのね」
弟「くぅ~!!あれは演技だったとは言えこいつはほんとにムカつくぜっ!!
やいっ!!てめぇなにしに来やがったっ!!」
許嫁「御二人にお詫びに参りました。数々の御無礼、平にご容赦くださいませ」しれっ
姉「うぅ~。そんな簡単に許せるとでも思って!あなたの所為でほんとに悲しい思いをしたわっ!」
母「二人ともっ!許嫁さんを責めないであげて!ほんとに悪いのはお兄様なんだからっ!!」グイッ
そう言って父の首根っこをつかんだ。
父「ひぃぃ!!」ビクッ
母「よくもまぁ、こんな時にフザけた格好をしてられますわねっ!!恥を知りなさいっ!!」
それは父の意思でやったことではない。
弟・姉「くぅ~(この女がお父様に面白そうだから自分がやりたいって言ったのに!!)」
許嫁「くひっ!!」ニタニタ
弟・姉「(腹立つこいつっ!!)」ムカッ
許嫁「冗談はさておき。弟さん、姉さん。お二人には本当につらい思いをさせてしまいました」
姉「そうね!ほんとにその通りだわっ!!」
許嫁「私も随分悪ふざけをしてしまったのは事実です」
弟「ふん!」
許嫁「謝って済む事だとは思いません。ですが、是非御二人とは仲良くしたいのです」
姉「いまさらだとは思わない?確かに、許嫁さんは私と弟君を結ばせる目的で来たという
事情は聞いたわ。でも他に方法があったんじゃないのかしら?」
許嫁「もちろんそうだったと思います。ですが、事情を説明したとして、あなた達は
素直に御自分達の境遇を受け入れることが出来たと言えますか?」
弟・姉「もちろんっ!!だってこんなに愛してるんだもんっ!!」
許嫁「ほんとにぃ~?」
弟・姉「ほんとにぃ~♪ねぇ~姉様!(弟君!)」
許嫁「……ちっ」
弟・姉「!!?」
弟「一応聞いて置くが……姉友さんとアホ3人組の事はどうするつもりだった」ギロッ
許嫁「もちろんどうするつもりもありませんでしたわ」
弟「……ホントか?」
許嫁「お二人に近づかれると不都合だったもので、拉致という非常手段を取らせて頂いたまでですわ」
自分の目的達成のために恐ろしいことを平気でする許嫁だった。
弟「う~ん。どうも納得がいかねぇな」
姉「そうよね。どうしよっか弟君?」
許嫁「やはり許しては頂けませんか?」シュン……
弟「まぁ……一昨日の夜、タコ殴りにしてやったからな。やったことについてはチャラにしてやるよ」
許嫁「本当ですか!」パァ~
弟「だが俺達はあんたのことを素直には受け入れられない!」
許嫁「はい、わかっています」
姉「でも時間をかけて受け入れる努力はしてみるわ」
弟「姉様……」
姉「ただあなたとの思い出って不愉快なことしかないのよね」
許嫁「…………」
姉「でもいつか……そんなことがあったって笑い合える日が来るといいわね」
許嫁「こんな感じにですか?ぷぷっ」ニタニタ
弟・姉「!!」イラッ
やっぱり許嫁は性質が悪かった。
弟「それと姉様」
姉「えっ?なにかしら?」
弟「あれどうします?」シュピッ
そう言って、アホ父とロリ母を指で指す弟。
母「今度と言う今度は許しませんっ!!」
ボロボロの父に対して、キャメルクラッチをかけるロリ母。
父「いぎゃあああぁぁぁ!!」
ボキボキボキッ
父の体が悲鳴を上げ始めた。
姉「いいんじゃないかしら。お父様にはそれ相応の地獄を見て貰う必要があるわ」
弟「それもそうですね。……いっそ……」
母「お兄様っ!!覚悟おぉぉーーーっ!!」
父「のおおおおぉぉぉぉーーーーーーーーーーーーーーーーっ!!!」
ボキボキボキボキッ
弟・姉「氏ねばいいのに」
許嫁「くひっ!!」ニタニタ
母「二人とも、お父さんに事情は聞いたわね」
父にキャメルクラッチを決めながら、ロリ母が2人に尋ねる。
弟「はい、母様」
姉「まさか、お母様とお父様が兄妹だったなんて……」
母「時期を見て二人には話そうと思ってはいたのだけれど……」
弟「俺達が大人になってから、と言うことですか?」
母「その事をお兄様に一任していた、わたくしがバカだったわ!!」ムカムカ
父「はっはっはっ!!私の楽しみをおまえに邪魔されては堪らんからな!!」
母「おりゃあっ!!」ゴキッ
父「うぎゃあああぁぁぁーーーーーーーーーーーーっ!!」
弟「姉様っ!!」がしっ
姉「うんっ!!」がしっ
父の右足を弟が、左足を姉が掴んだ。
父「な、なにをするっ!!?」
弟「キン○マ……」
姉「潰しっ!!」
ゲスゲスゲスッ!!
父「いぎゃあああぁぁぁぁーーーーーーーーーーーーーーーーっ!!!」
嘗て笑顔の絶えなかった仲良し家族による、凄惨な地獄絵図が展開され始めた。
許嫁「じゃあ皆さん、ボクはこれで……」
弟・姉「(二度と来るなっ!!)」
全く蟠りの消えていないアホ姉弟だった。
許嫁「またねぇ~♪」ニタァ~
それを見透かした様に、許嫁は不気味な笑みを浮かべた。
弟・姉「!!」ゾクッ
父「おお!許嫁さん、世話になった!また何か面白そうな事があった時は宜しくなっ!!」ニヤッ
キャメルクラッチ&ダブル電気按摩を喰らいながら、許嫁に挨拶をする父だった。
……余計なひと言を添えて。
弟・姉・母「おらおらぁっ!!!」ガスガスガスッ
父「いぎゃあああぁぁぁぁーーーーーーーーーーーっ!!」
許嫁「御機嫌よう、おじ様、おば様」ペコッ
従妹「あははははははははっ!!」トコトコ
3匹の鬼によるドメスティック・バイオレンスを横目に、高笑いをあげながら許嫁(アホ)は帰って行った。
母「さて、お兄様……いえ、あなたぁ~行きますわよ」ニコッ
父「……行くって何処へだ?」
母「もちろん、バカンスへですわ!」
父「な……私はまだこちらで仕事が……!」
母「お・に・い・さ・ま!!」ギロッ
父「……わかった。今日から休暇に入ろう……」
姉「(なにかしら……お母様がお父様の事、『お兄様』って呼ぶ時……)」ゾクッ
弟「(いつもの母様じゃない威圧感が……)」ゾクッ
どうやら『妹モード』のロリ母に対しては頭が上がらない父だった。
父「では、そう言うことだから。おまえ達も仲良くやりなさい!」
弟・姉「は、はいぃ~」
母「あなたぁ~、行きましょっ♪」ぎゅっ
父「はっはっはっ。これこれ」スタスタ
こうしてアホ夫婦(アホ兄妹)は何事も無かったかのようにバカンスへと向かうのだった。
弟・姉「…………」
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681 : VIPに... - 2011/09/17 21:10:08.29 H+8z5vr8o 613/670すみませんが、一旦中断します。
と言うことでエロシーン明日に持ち越し!つまり、まだ完成してないっ!!
蛇足になるかも知れませんが、ちょっと解説します。
アホ姉弟の父と母が実は兄妹だった事について。
このスレ立てる前から決めていたオチです。以前アンケで提案して貰った『アホ姉弟の父と母の馴れ初め』
>>361
こんなもんオチの前に書ける訳ないですよ!提案された時ビックリしましたわっ!!
後日談でやります~とか言ってお茶を濁しましたが……こう言う事情があったからなんです。
血液型の件ですが、弟と姉、母は正しくはBO型です。よって、父の血液型がO型と書きましたが、
祖父と祖母がBO型の場合、O型とBO型が生まれる可能性があります。なので辻褄は合ってると思います。
一応重要なとこは伏せてきたつもりなんですけどね……(爺とロリ母との会話シーンを入れなかったりとか……)
そして『黒のノート』のくだり……あれは某大ヒット経済小説のパロネタです。
(知ってる人の為に。『太陽製菓』と『ベルボックス』のくだり、ほぼマルパクしてます)
では今日はこれまで。お疲れでした。
姉の部屋
アホ夫婦が去った後、弟はアホ父との戦闘で流した汗をシャワーで流し終えた。
現在パジャマに着替え、楽しそうに談笑している。
姉「それにしても酷い一日だったわw」ギシギシ
姉はベッドに腰掛けながら体を揺すっている。
弟「すみません、姉様。俺の所為で姉様に怖い思いをさせてしまいましたね」シュン
姉「弟君の事ぢゃないのっ!!あの人でなしの事よっ!!」プンスカ
弟「そうですね!あのアホの所為ですよねっ!!」プンスカ
父の威厳は失墜した。
姉「それにしても……あのお母様に責められるお父様は見物だったわね」クスクス……
弟「あははっ!!傑作でしたねっ!!」ゲラゲラ
父の身から出た錆である。
弟・姉「あはははははっ!!!」
笑い終えたあとしばらく沈黙が続く。
弟・姉「…………」
姉「ねぇ……弟君」
弟「はい、姉様」
姉「来て……」
弟「……ほんとにいいんですか姉様?」
姉「うん///」
弟「愛してます、姉様」
姉「私もよ、弟君」
弟「じゃ……脱がすね」さっ
そう言って、姉の衣服に手をかける。
姉「あっ……で、電気消して……///」カアァ
弟「はっ!はいっ!!」ドキッ
カチッ
姉「(あれっ……結構明るいよ?)」ドキドキ
今宵は満月。窓から月の光が差し込んでいた。
弟「はぁ……はぁ……姉様……!」ドキドキ
姉「あぅ///お、弟君に剥かれちゃうぅぅ~///」ドキドキ
緊張した手つきで姉の服を脱がし始める弟。そして……
弟「(ヤバいっ!!すごく興奮するっ!!)」バクンバクン
心臓の高鳴りが一気に急上昇する。
姉「や…ヤダ……ちょっ…ちょっと弟君、手つきが、え、Hだよぉ~///」バクンバクン
姉も自分の服を脱がされる行為に興奮していた。
弟「す、すみません姉様!ききき緊張してしまってっ!!」アセアセ
姉「わっ!か、可愛いよおとうときゅんっ!!」ドキッ
確かに弟は変態ではあるが、姉と比べると初心(ウブ)だった。そして……
姉「あっ……」
パジャマのボタンを全て外され、姉の胸が露出した。
姉「(うわ……お、弟君にブラみられてりゅうぅぅ///)」トクントクン
弟「じゃ、姉様……バンザイして♪」ドキドキ
姉「バンザーイ!」すっ
勢い良く両腕を天井目掛け上げた。
弟「ヌギヌギしましょうねぇ~」ニコニコ
姉「あっ……おとおと弟君っ!!まだ心の準備があぁぁーーーっ!!」ドキッ
弟「えいっ!!」ゴソゴソ
姉の忠告を無視し、多少強引に上着を脱がせてしまった。
姉「うぅ~///はじゅかしいよぉ~」トクントクン
弟「は…恥かしがる姉様もす、素敵です……!」ドキドキ
とは言え、姉の本性は弟の尻穴まで舐める変態である。まだ猫を被っているだけだった。
弟「では姉様、ここもいい?」すっ
そう言って姉の背中へと両腕をまわし、ブラジャーのホックへと手をかける。
姉「あっ!おおお弟君っ!!ちょっと待ってっ!!」アセアセ
弟「えっ?どうしたんです?」ドキドキ
プチッ グイッ
すでに弟はホックを外し終えていた。
姉「あうっ!待ってって言ったのに!!お姉ちゃんのゆう事聞かなきゃメッでしょっ!!」アセアセ
そう言って、ブラジャーが落ちないように、両胸に手を当てる姉。
弟「ごめん、姉様。つ、つい……(ねねね姉様のち、ちっぱい……!はぁはぁはぁ……)」ドクンドクン
念願のちっぱいを目にし、弟は冷静ではいられなくなっていた。
姉「はぁ……はぁ……はぁ……!お、落ち着こう弟君!ねっ!」ニコッ
弟「あっ……隙アリッ!!」さっ
今度はパジャマのズボンに手をかけた。
姉「やあっ!!?だだだだからあっ!!」アセアセ
弟「はぁはぁはぁ……!姉様、俺もう我慢できないっ!!」バクンバクン
ズルズル……
手荒くズボンを剥ぎ取ろうとする弟。
姉「あーーーーーんっ!!弟君の鬼畜ぅぅぅぅーーーーーーーっ!!」アセアセ
弟「はぁはぁはぁ……姉様のおパンティーだ……!姉様の……!!」ドクンドクン
今度はパンティーに手を伸ばす弟。
姉「弟君っ!!そこはまだダメぇぇぇーーーっ!!」バクンバクン
弟「え……で、でも……」
姉「あっ!!そそそそうだ弟君っ!!お、弟君も脱いだらどうかしらっ!!」アセアセ
弟「あ……そそそうですね!姉様を脱がせる事に必死でつい忘れてました!」
姉「じゃ、じゃあ弟君は回れ右っ!!早く弟君の裸体(からだ)見たいよぉ~」
弟「は、はい姉様!」クルッ
素直に後ろを向き、服を脱ぎ始めた弟だった。
姉「(い、今のうちに……)」ヌギヌギ
弟が背を向けた瞬間、姉は下着を脱ぎ始めた。
姉「(うわ……やっぱりビチョビチョ……こんな恥かしい物、弟君に見せられないわ///)」ドキドキ
残念ながらそれは、普段弟のオカズになっている。
姉「(よ、よし……ブラと下着は弟君に見つからない様に……!)」ドキドキ
弟「姉様、脱ぎ終わ……!!!!」ドキッ
弟「あっ……」
振り向いた弟の目に飛び込んで来たのは、一糸纏わぬ姿となっていた姉だった。
透き通るような姉の肌。まるで生きた彫刻の様な完成された美しさを誇っていた。
弟「う、美しい……」ドキドキ
美神の裸体を目の前に、弟は呆然としてしまっていた。
姉「うぅ……はずかしいよぉ……弟君///」
顔を真っ赤に染め、乳房を右腕、陰部を左手で必死に隠す姉。
弟「とっても綺麗です。姉様……」ドキドキ
姉「そ、そお?だだだ大丈夫……かなかなかな?(特におっぱいとか……↓)」ドキドキ
ところがその美神は、ちっぱいコンプレックスを罹っていた。
弟「あぁ……夢みたいだ。今まで思い描いていた姉様の生まれたままの姿を見てるんですね」
姉「うぅ……私もこうなることをずっと望んでいたけれど、やっぱりはずかしいよぉ///」
今宵は満月。姉の裸体は部屋の窓から差し込む月光に照らされていた。
弟「失礼します」ギシギシッ
姉の寝転がっている隣に弟も横たわる。
姉「あう///(おとおとおと弟君がキタァァーーーーーーーーーーーーッ!!)」バクンバクン
弟「姉様……」ドキドキ
姉「弟君……」ドキドキ
チュッ
見つめ合う二人。再度唇を重ね合わせる。
弟・姉「ん……んふっ……」
姉「んっ!!(えっ!?おとおとおと弟君!?)」
弟の舌は姉の口内を暴れ出した。姉の歯茎を、舌を、頬の内側をむさぼる様に舐め取り出した。
弟「んっ!ちゅうっ!ちゅるちゅるっ。こくっ。んんっ!れっ……」
今度は姉の口内の唾液を吸いつくす。いとおしむ様にゆっくり味わい、飲み込んだ。
姉「ん……んんっ!!(わわっ!!弟君、すす吸い取ってるうぅぅーーーーーっ!!)」
更に、姉へと自分の唾液を流し込む。
姉「ん……んぷっ……ふ……ふんっ……」ピスピス
目を潤ませ、姉も舌を動かし出す。弟の舌とまるで口内でセッ○スをする様に絡み合わせる。
姉「んんっ!!(き、気持ちいいっ!!)ぷはっ!!」ツゥー
弟と姉の唾液が絡まり、口を離すと糸を引いた。
姉「はぁはぁはぁ……」
弟「ちゅっ♪」
姉「ひゃん///」
すぐさま弟は姉の首筋にキスをした。
姉「ふわん///おとおと弟君!いきなり始めるなんてずるいよぉ!やぁん!だめぇぇ///」
弟「姉様の首筋に俺専用だって印を付けます」
チュウゥゥゥゥ
姉「あああぁあぁ!!だめだめだめぇ!!感じすぎるっ!あぁぁん///」
弟は姉の首筋をきつく吸い始めた。
姉「やだやだっ!だめぇ!ああぁぁ!」
弟「姉様に俺のキスマークつけちゃいました♪」
姉の首筋には弟の唇とおんなじ形の内出血の跡が出来た。
姉「も、もぅ!弟君のいじわるっ///え、えへへっ」ドキドキ
弟「はい、姉様。これで姉様は俺専用です」
姉「ふえっ!!わ、私、弟君専用……!」ドキッ
弟「これ以降、姉様は永遠に他の畜生(敵)に体を許す事は出来なくなりました」
姉「うん///私は弟君専用♪私は弟君だけのもの……だから今度は弟君を私専用にするねっ!」
チュウゥゥゥゥ
そう言って姉は弟の首筋に吸いついた。
弟「あっ!!ねねね姉様っ!いき、いきなりなんて!あぁ!!」
姉「ちゅうぅぅぅ。さっきのおかえしっ♪」
チュウゥゥゥゥ
弟にも同様、姉の唇とおんなじ形の内出血の跡が出来た。
弟「姉様、姉様を食べたいです♪」
姉「う、うんっ///食べてくだちゃい♪(来たわっ!!ついに念願のこの時がっ!!)」
思わずかんでしまった姉だった。
弟「姉様とっても美味しそう♪どこから食べていいですか?」
姉「う、うん///どどど、どうぞ」
そう言って乳房を差し出す姉だった。
姉の乳房は小振りで、手の平に収まるサイズだった。乳首は鮮やかな桃色で乳輪は小さかった。
弟「うわぁ~。ねねね姉様のおっぱい……ちっちゃくてかわいい姉様のおっぱい……!」ごくっ
姉「いやん///そんなこと言わないでぇ!気にしてるんだからっ!!」
弟「はぁ…はぁ…はぁ…お、俺はちっぱい星人です!デカ乳などに興味ないです!」
巨乳のみなさん御免なさい!
姉「そそそそっか!私、弟君の理想のおっぱいなんだぁ~。うれしいなぁ~♪」
弟「ではいただきます」パンッ
姉の乳房を前に両手を合わせるアホオト。
姉「うぅ~。緊張してきたわ。あ、あい召し上がれ♪」
パクッ……チュウゥゥゥゥ……
姉「うひゃっ///(あああ、わたわた私のおっぱいを弟君がたべてりゅっ!!)」バクンバクン
弟「(こ、これが姉様のおっぱい……!なんて可愛いんだろ……それにほんのりと甘い味がする)」
痺れる様な、えも言われぬ不思議な味。姉の乳首からは姉フェロモンがほんのりと分泌されていた。
チュッ……チュッ……ピチャン……レロレロ……カミカミ……
姉「あひっ!!やあんっ!!く、くすぐったいよぉ~弟君っ!!」
姉の乳首を頬張り、舌で転がしたり、甘噛みしたりと色々弄んだ。
弟「うひゃっ!!姉様の乳首コリコリしてる!」
ムクムク
弟が舐め回した姉の乳首はぷっくりと勃起していた。
姉「や、ダメだよ弟君。もっと優しくしてくれなきゃ!おっぱいの先っちょ敏感なのっ!」
弟「そんな事言っちゃって!ほんとは感じてるくせにぃ~」ニヤニヤ
パクッ……チュパッ……チュプ……カミカミ……チュチュチューーーーーー……
再度姉の乳首を執拗に責める。
姉「やあん///弟君のイジワル!……で、でもそれしゅきっ!!」
モニュッ……モニュッ……
弟「うわぁ!姉様のおっぱいマシュマロみたいに柔らかいっ!!」
姉「あひゃん///おとおとうとくんがぁ~。おっぱい揉み揉みしてりゅっ!」
弟「でもしっかりした弾力があるっ!!」
姉「あ、あぁ……あん……ンン!……き、気持ちいい……いいよぉ弟君!もっと!もっとぉ!」ぎゅっ
乳房を愛でる弟の頭を抱き締める姉。
チュッ……チュッ……ピチャン……チュウチュウ……チュッチュッ……モニュッ……ムニュッ……
姉「(はぁ……気持ちいいなぁ~。お母様もこんな気分だったのかしら)」
弟「姉様ぁ~、大好き!」
姉「ふふっ……弟君、本当に可愛いわ……」トクントクン
微笑みを浮かべる姉は、まるで子供に授乳する母親の様だった。
弟「うへっうへへっ。姉様のおっぱい……俺だけのちっぱい……!」
モニュッ……ムニュッ……
姉「うわあぁぁーーんっ!!おとうとくんがっ!お顔をうずめてるぅぅ!!」
弟「し、しあわせぇ~」ぽわ~ん
姉「も、もうっ///弟君ったらっ!そんなに私のおっぱいがいいの?」
弟「うんっ。俺、姉様のおっぱい大好きっ!生まれ変わったら姉様の子供になりたいれす///」
姉「いやん///弟君のおこちゃま♪赤ちゃんみたい!」
弟「えへへ~。幸せですぅ~」
姉「(……あれっ!?こ、これは私の妄想通りの展開っ!来たわっ!)」
姉「おとうときゅ~ん♪おっぱいの時間でちゅよ~♪」
弟「!?」ドキッ
姉「おっぱいちゅ~ちゅ~ちまちょうねぇ~」にへぇ~
子供をあやす様な口調になるアホ姉だった。
弟「はい、姉様。頂きます」パクッ
姉「あ、あれ?」
なぜか弟はスルーした。
姉「う、うあう///(や、やだっ!は、はずしちゃったかしら?)」カアァ
弟「……どうしたんです、姉様?」
姉「うぅ~。なななんでもないわ。弟君///(うわーんっ。はずかしいよぉ!)」
弟「ふひっ!ほんとかなぁ~?おっぱいちゅ~ちゅ~した方がいいでちゅかぁ~」ニヤニヤ
弟「(困った顔してる姉様、最高っ!どうしよっ。なんだか楽しいぞこれっ!)」
弟は姉を虐め出した。
姉「うぅ~。弟君のいじわるっ!(どどどどうしよ?すごくドキドキしてる?なにこれっ!?)」トクントクン
姉は微妙に変なことになっていた。
弟「うそうそっ。姉様、かっわいい~♪」ぎゅっ
姉「も、もぅ~///弟君ったらぁ~(は、はぁ~びっくりしたぁ~)」
弟「姉様の脇っ!すぅ~……はぁ~……」
クンカクンカクンカクンカクンカクンカ……
姉「あっあっ!おとおと弟君っ!くすぐったいよぉぉ!だ、だめだって!」
弟「はぁ~。姉様の脇ぃ……ぐひひひっ!」
ペロペロペロペロペロペロ……
姉「いやぁぁーーんっ!!そんなとこ舐めないでぇぇっ!!」
弟「はぁはぁ……ねねね姉様っ!!」
姉の脇を直に嗅いだり舐めたりしたことにより、姉フェロモンを摂取した弟はおかしくなった。
姉「あひゃっ!?」
クンカクンカクンカ……
弟「すんすん……あぁ…姉様の香りだぁ!俺、この匂い好きっ♪」
今度は首回りを嗅ぎまわる。
姉「!!いやん!嗅がないでぇ!!恥ずかしいよぉ!!」
弟「クンカクンカクンカ……あぁ!最高だっ!!姉様っ!!」
弟の荒い息が姉の耳に……首筋に……鎖骨に……かかる。
姉「どうしてこんなに気持ちいいの!?おとおと弟君の息が、か、体にああっ!!」
クンカクンカクンカ……
姉「だ、ダメっ!!おとおと弟君っそんなに嗅いじゃダメぇぇ!!」
チュッ……チュッ……チュッチュッ……チュッチュッ……
弟は姉の全身を愛撫し始めた。
姉「はぁぁ///弟君……あぁ……ああっ!!」
耳の裏、頬と顔全体を愛撫し、首筋、鎖骨へとどんどん降りて行く。
弟「ここも……ここも……全部俺のもの!姉様は俺のもの!」
チュッ……チュッ……チュッチュッ……チュッチュッ……ペロペロ……
指先から、脇まで汲まなく愛撫する。
姉「そうだ…あぁん!よぉ…全部弟君の…ひゃあ!!ものだよぉ……」とろ~ん
そして姉は幸せそうに、恍惚とした表情を浮かべる。
弟「はぁはぁ……姉様……大好き、大好きだあ……ぐへっぐへへっ!!」
弟は愛撫を続ける。今度はヘソ周りを執拗に責める。
チュッ……チュッ……チュッチュッ……チュッチュッ……ペロペロ……
姉「あ……ンンッ……ひっ……弟君、くすぐったいよぉ~///」
姉「ハァ…ハァ…ハァ…ハァ…ハァ…ハァ…」とろ~ん
弟の愛撫を受け、放心状態になった姉だった。
姉「ハァ…ハァ…ハァ……やだ嘘……こ、こんなに気持ちいいなんて……」
弟「はぁはぁはぁはぁ……姉様の匂い、姉様の体、姉様の体、はぁはぁ♪」
姉「も、もぅ///弟君のHっ!」
弟「姉様がイケないんですよ……姉様が魅力的過ぎるのが……!」
そう言って、姉の太腿へと顔を近づける。
姉「きゃっ///」
ツゥー……ペロペロペロ……
弟は姉の内腿を舐め始めた。
姉「うわっ///ダメそこっ!!ほんと弱いのっ!お願いだからやめてぇぇ!!」
ツゥー……レロレロ……
舌先を尖らせ、下から上へと執拗に責める弟。
弟「嫌です……姉様は俺のものです。拒否権ありません!」
姉「やだやだっ!おとおと弟君の虐めっ子!お姉ちゃんそんな風に育てた覚えはありませんよっ!!」
顔だけでなく、首まで真っ赤に染め、必死にやめる様に懇願する姉。
弟「うひゃひゃっ!!こ~ゆ~ふ~に育っちゃいました♪」
クンカクンカクンカクンカ
姉「!!また匂い嗅いでる~!ひゃん///うぅ~弟君の鬼畜っ///」
弟「あひゃえひゃ……姉様の太腿……姉様の太腿……!」
ベロベロ……ビチャビチャ……ツゥー……レロレロレロ……
涎を大量に出し、まるで獣が喰らいつく様に姉を貪る弟だった。
姉「ああっ!!そ、そん……ああっ!!!」ビクビクッ
弟の愛撫を受け、悶える姉だった。
姉「ハァ…ハァ…ハァ…(うぅ~こんな筈じゃなかったのにぃ~。私が弟君をリードする筈だったのにぃ///)」
弟の責めを受け、感じすぎて思うように行かずヤキモキする姉だった。
姉「はぁはぁはぁ……(ううん。ダメだわ!今度は私が責めないと!!)」
弟「ぐへへっ。今度はどこを食べよぉかな♪」
姉「隙ありっ!!」ニヤリ
がしっ
弟「えっ!!?ねねねね姉様っ!?」ドキッ
弟の腰に手をかけ、ぺ○スに顔を近づける。
姉「いっただっきま~す♪あ~~~~ん……」ピトッ
口を大きく開け、弟のぺ○スに舌をつける姉。
弟「う、うわっ!?ねねね姉様がお、俺のちん○をぉぉぉ!!?」
姉「はむっ!!」
一気にほお張った。
姉「んん……(よしっ!!後はいつもの調子で!)」
弟「ふわぁぁ~。ねねね姉様のお口の中、とっても暖かいです///」
姉「ほ、ほぉ?ほはっは(うひゃひゃ!弟君、お顔真っ赤!これはいいものね)」ちらっ
弟を上目使いで仰ぎ見る姉。
弟「はう///(ねねね姉様、超可愛いっ!!!)」ドキッ
ズリュッ……ジュプッ……ジュルッ……ビチャッ……ズズズッ……
姉「んくっ……んんっ……(わーーんっ!!ずっとご無沙汰だったから興奮するよぉ~)」
卑猥な音が部屋中に響き渡る。
姉「んむ……ひもひひひ?ほほほほふん(気持ち良い?弟君)」
弟のぺ○スを咥えながら話しかけるキモ姉。
弟「き、気持ち良い……です……!」
姉「ぷはあぁ~……うふふっ。じゃ、こう言うのはどうかしら?」
チロチロ……チロチロ……チロチロ……ペロペロ……
小動物の様に舌を動かす姉。鬼頭を丁寧に舐め回し、カリの部分を舌先を尖らせ上下させる。
弟「あっ……そうそう。先っぽから下に行くように……あっ……いいっ」
ペロリッ……レロレロ……チロチロ……ハムハム……チュウゥゥ……
ぺ○スを舌を使って弄りたり、更に唇で甘噛みしたり、キスしたりといつもの様に弄ぶ。
姉「どぉかしら弟君?きもちいい?」ウルウル
目を潤ませながら上目使いで弟を見上げる姉。
弟「あ、あぁ……とってもいいです(うわぁ~姉様エロいぃ~)」ドキドキ
チュッ……ニギニギ……シコシコ……チュプッ……レロッレロッ……
今度はぺ○スの先端を口に含み、右手でしごき出した。
姉「ん……んふ……んふ……んふぅ……」
ピチャッピチャッ……ニギニギ……ペロペロ……シコシコ……コクン……
……ところが
弟「はぁはぁはぁ……(あれ?……おかしいぞ……)」
弟が疑問を持ち始めた。
ジュプッ……ジュポッ……ジュポッ……ズリュッ……
姉「んんっ……んふっ……ンンンッ!!(弟君が起きるかもってスリルはもう味わえないけど……)」
弟のぺ○スに喰らいつき、激しく頭を上下させる姉。
弟「はぁはぁはぁ……んんっ!!(……なんで姉様こんなに手慣れてるの?)」
ジュプッ……ジュポッ……ジュポッ……ズリュッ……
姉「んくっ……ぐぷっ……んんんっ!!(弟君が喜んでくれるのなら幸せだわ!)
ジュプッ……ジュポッ……ジュポッ……ズリュッ……
弟「はぁはぁ……うくっ!!(どおしよう……嫌な予感がする……!)」ドクンドクン
姉「んくっ……ぐぷっ……んんんっ!!(弟君が喜んでくれるのなら幸せだわ!)
ジュプッ……ジュポッ……ジュポッ……ズリュッ……
弟「あの……姉様、ちょっといいですか?」
姉「ふん?」
姉「ぷはぁ~!……なにかしら?」
弟「ちょっと……気になってる事がありまして……」ドクンドクン
姉「気になってる事?」
弟「姉様……なんだか凄く慣れてる気がするんだけど……」ドクンドクン
姉「え゙っ!!?」ドキッ
弟「……ひょっとして、経験があるんですか?」ドキドキ
弟が核心を突く。
姉「!!!!」ギクッ
弟「姉様……どう言う事でしょうか?」ドキドキ
姉「え……あの、そそそそのぉ……(どどどおしよ……弟君が私を疑ってる!)」アセダラダラ
……雲行きが怪しくなって来た。
弟「ほんとの事を言って下さいっ!!」
姉「(仕方がないわ……正直に全部話して謝ろう!)」
姉「……うん……実は経験があるの……」ドキドキ
重い口を開く姉。……ところが
弟「……!や、やっぱり……!」ジワッ
姉「へっ?」
涙を浮かべる弟。
弟「やっぱり姉様……他の畜生(敵)と関係を持った事があるんですねっ!!」ポロポロ
姉「はああぁぁぁーーーーーーーーーーーっ!!!?」
アホオトは誤解をし始めた。
弟「うわああぁぁーーーーんっ!!姉様が寝取られたぁーーーーっ!!」ポロポロ
姉「ななななんでそーなるのっ!!?」アセアセ
弟「幾らなんでも酷すぎますっ!!俺と言うものがありながら、姉様は他の畜生(敵)を
摘まみ食いしてたんですねっ!!」ポロポロ
姉「そんな事する訳無いでしょっ!!オス豚(敵)のものなんて……
考えただけでもおぞましいっ!!」ブルブル
どちらかと言えば、血が繋がっているのに性行為をしているキモ姉弟の方がおぞましい。
弟「嘘だっ!!明らかに男慣れしてるじゃんっ!!」ポロポロ
姉「ち、違うの……これは違うんだってっ!!」オロオロ
弟「姉様の阿婆擦れっ!!」
姉「ああああ……あばずれええぇぇぇーーーーーーーーーっ!!!?」ドキッ
弟「俺の知らない間に姉様はヤリ○ンになっていたっ!!」ポロポロ
姉「誰がヤリ○ンですってっ!!!」くわっ
しょうもない姉弟喧嘩が始まった。
弟「だってそうじゃないですかっ!!姉様、俺の事を『愛してる』とか言っておきながら
やる事やってんじゃないすかっ!!」
姉「弟君っ!!いい加減にしないとお姉ちゃん怒るよっ!!」プンスカ
弟「だってえぇぇーーーっ!!」
姉「弟君!よく聞きなさいっ!!」ギューーーーーーッ
弟の睾丸を強く握り締めた。
弟「いぎゃああぁぁーーーーーーっ!!!」
姉「弟君以外のお○んちんを食べたことなんてないわ!」ギューーーッ
弟「い、痛いっ!!姉様痛いよっ!!あ……あ……!(やべっ!!何かに目覚めそう……!)」
姉「今から本当のこと言うねっ!!」ギューーーッ
弟「あふん///ハァ…ハァ…ハァ…(だんだん気持ち良くなって来た♪)」
姉「実は弟君が寝ている時にイタズラしてるのっ!!」
弟「あ……あ……い、いたイタ気持ちい……え゙っ!?」
姉「弟君が私のおフェラ上手って感じるのは当然よっ!!
だって弟君のお○んちん、毎日ペロペロしてたんだもんっ!!」
弟「ええぇぇーーーーっ!!?」
姉「これでわかったでしょっ!!弟君はとんでもない誤解をしているわっ!!」
弟「ちょっと待って下さいよっ!!なんで起こしてくれないんですかっ!!」
姉「起こせるわけ無いでしょっ!!」
弟「なんでですかっ!!」
姉「あのねぇ……その時の私は、弟君の本心なんてわからなかったの」
弟「は、はぁ……(姉様に悟られない様に必死だったからな)」
姉「だから、弟君にバレない様にしなきゃいけなかったのよ!」
弟「確かに……俺も姉様にイタズラした時、バレないか冷や冷やしましたもんね」
姉「わかってるじゃない!つまりそう言う事よ!」びしっ
弟「納得しました。姉様、疑って御免なさい」シュン
姉「分かればいいのよ。弟君は素直でいい子ね」ニコッ
弟「ありがとう、姉様」ニコッ
姉「そっかぁ~弟君も私にイタズラした時……?」
弟「はい、姉様。スリルがあって、かなり興奮しちゃいましたけど♪」
姉「ちょっと待ってぇぇーーーっ!!私にイタズラした時って何っ!!?」
弟「あっ……やべっ!!?」ドキッ
姉「どう言うことかしら?」ニコニコ
満更でもない様子で弟を問い詰めるアホ姉。
弟「えと……その……!」アセアセ
姉「詳しく聞きたいわね」ニコニコ
弟「えっと……怒らないで聞いて下さいね」
姉「うん!」ニコニコ
弟「一昨日、姉様が保健室で寝ている時なんですけど……」
姉「一昨日っ!!?」ドキッ
弟「はい……」
姉「(それって……メス豚(許嫁)に弟君のハンカチを渡された時だわ)」
弟「姉様の寝顔があまりにも綺麗だったもので、つい……」
姉「へぇ~……具体的にはどんなイタズラをしたのかしら?」ニコニコ
弟「えと……姉様の手をペロペロして、俺のちん○を握らせました」
姉「!!?(あれ?これひょっとして……)」ドキドキ
弟「そして、挙句の果てに姉様の顔に顔射まで……!」
姉「!!(『弟君に私を襲わせよう計画』の通り?……)」ドキドキ
弟「あっ!!ちゃんとハンカチで拭きましたよっ!!姉様のお顔を汚したままなんて
滅相もありませんからっ!!」アセアセ
姉「そっかぁ~、あの時の弟君エキスは私のお顔に付いたものだったのね」
弟「はい?」
姉「いいい、いやいや!なんでもないのっ!!」
弟「ふふっ。姉様、俺達ってほんとに似た者同士ですね」
姉「そうね。やっぱり私達は結ばれるべくして結ばれたんだわっ!!」
弟「姉様、続き……しよっ!!」ニコッ
姉「うん!」ニコッ
姉「はむっ」
チュッ……ニギニギ……シコシコ……チュプッ……レロッ……レロレロッ……
姉「ん……んくぅ……んふ……」コクン
今度は先端を口に含み、右手でぺ○スをしごき出した。
弟「ああぁ!!ねねね姉様っ!!いきなりだなんてそんなっ!」
ズリュッ……ズリュッ……チュプチュパ……ジュポッ……ジュポッ……
唾液を大量に出し、卑猥な音を立て始めた姉。自らの頭を左右に動かし、加速していく。
弟「あ、あ……!姉様っ!す、すごいよ!!」
ズリュッ……ズリュッ……ジュプッ……ジュルッ……ビチャッ……ズズズッ……
姉「ちゅううぅぅぅぅぅ!!(弟君のお○んちん!弟君のお○んちん!!おいし~♪)」
弟のぺ○スを激しく責める姉だった。
弟「はぁはぁはぁ……ね、姉様っ最高だっ!!」
ズリュッ……ズリュッ……チュプチュパ……ジュポッ……ジュポッ……
姉「(弟君興奮してるっ!やった!)」
……ところが
弟「も、もう我慢できないっ!!姉様っ御免なさいっ!!」ガシッ
弟が姉の頭を鷲掴みにした。
姉「ふごっ!!?(きゃっ!?なに?なにするのっ!?)」
弟「はああぁぁぁぁ!!!姉様のおくちマ○コさいこおぉぉぉ!!」
ジュブッ……ジュブッ……ジュブッ……ジュブッ……
姉「んんっ!!んんんっ!!?(なななななにこれぇぇ!!?おとおと弟君!?)」
弟はイマラ○オを始めた。
弟「ああっ!!姉様っ!!気持ち良いよっ!!!」
ジュポジュポジュポジュポジュポッ!!
姉「ふむむっ!?(あああ!!おとおと弟君が乱暴になっちゃった!?どどどおしよ!!?)」
弟「はぁはぁはぁ!!俺の命より大事な姉様を虐めてるっ!!ごめんなさいっ!でもとまんねぇぇ!!」
理性と本能が攻め合い、それでも本能が勝ってしまうアホオトだった。
ジュポジュポジュポジュポジュポッ!!
姉「おぼぉぉぉーーーっ!!(弟君!?混乱してるっ!?やだ!?私の所為なんだ!どどどおしよ!?)」
ジュポジュポジュポジュポジュポッ!!
弟「あはははっ!!姉様のお口犯してるっ!!はぁ!この背徳感がたまらねぇぇぇ!!」
弟は微妙にSに目覚めかけていた。
姉「ふぐぅぅっ!!ごぷっ!!(どおしよ。こんなことされてるのに気持ちいい♪
どうしたのかしら私……やだ!このままじゃすごくHな子になっちゃう!!)」
姉は微妙にMに目覚めかけていた。
弟「はぁはぁはぁ!!もういくっ!!姉様っ!出すよっ!!」
姉「ふむむっ!!!(弟君エキスっ!!うへへっ!弟君エキスがもうすぐ!!)」
弟「ああぁぁぁぁ!!!ねえさまぁぁぁーーー!!!」
ドピュッ!!ビュルルルルルッ!!
姉の口内を熱い白濁色の精液が暴れまわる。
姉「んんっ!!んっ……んあぁぁ……(キターー!!弟君エキス!!)」
弟は姉の口からぺ○スを抜いた。
ツゥー
姉の唾液と精液とが混ざって糸を引いた。
弟「はぁはぁはぁ!!姉様!ごめんなさい!こんなことするつもりじゃなかったのに!!」
姉「んんっ」とろ~ん
クチュクチュッ……クチュクチュッ……
弟「いいいい今すぐ吐き出してくださいっ!!それ汚いですっ!!」
我に返った弟が姉にティッシュを差し出す。
……ところが姉は
姉「べぇぇ~。ほれほふてろへふっへ?ひやほ(これを捨てろですって?いやよ)」
口の中に精液を溜めながら、口を空け、喋り出す姉。
にちゃ…にちゃ…れろれろっ…くちゅくちゅ…
姉「んはぁ~……はひほうはわ♪(さいこうだわ)」
弟の精液を口に溜め、舌を使って弄り回す姉だった。
弟「うぅ~なんてエロいんだ……姉様がこんなにもHな子だったなんて……!」ドキドキ
姉「んぐっ……こくん……ああ……やっぱりこれが無いと生きていけないわ」
弟の忠告を聞かず、精液を飲み込んでしまった姉だった。
弟「もしかして……姉様、いつも飲んでらしたんですか?」
姉「もちろんそうよ!吐き出すなんてあり得ないわっ!!」
弟「ああ……姉様、そこまで俺の事を……!」ドキドキ
姉「はぁはぁはぁ……弟君エキス……もっとほしい……弟君エキス……」
姉は血走った目で、弟のぺ○スを見ていた。
弟「姉様?」
姉「いやん///もったいない!弟君、お○んちんからまだ出てるわ!」ペロッ
弟「はぁん///姉様っ!ダメですって!」
姉「ダメ♪いけない弟君にお仕置きしなきゃいけないの///はむっ!!」グチュグチュ
弟「ああっ!!ま、待ってっ!!」
姉「弟君のお○んちん♪私専用のお○んちん♪はぁはぁ……今から綺麗にするわね」
つぅ~……チロチロ……
姉は舌先を尖らせて、尿道の中、カリの部分から付け根の部分まで丁寧に舐めまわした。
弟「あ、あぁ~姉様の舌先が、俺のちん○をなぞってるっ!!」
姉「違うわ弟君。このお○んちんは私のもの♪そしてここも///」はむっ
今度は睾丸を口に入れた姉。
ピチャピチャ……チロチロ……
弟「姉様っ!!そこは汚いです!!姉様のお口をこれ以上すなんて耐えられませんっ!!」
姉「だぁめ♪ここも私のもの。弟君の全ては私に所有権があるの♪口答えは許さないわ」
弟「くぅ~。姉様のわからず屋っ。そんなことされたら姉様をもっと好きになっちゃうじゃ
ないですか!これ以上、俺をメロメロにする気ですかっ!!」
姉「もっともっと好きになって♪弟君だ~いしゅき!!」
ピチャッ……ピチャッ……
姉「うへへっ!今度はこっちの番ね」グイッ
弟「ねねね姉様っ!?なにすんすかっ!!」
姉は弟の両足を掴み、いわゆるチ○グリ返しにした。
姉「うへへっ。弟君の菊のお花、ピクピクしてるよ♪」
アホ姉は目をキラキラ輝かせながら、弟のもっとも汚い箇所を見ていた。
弟「姉様っ!!それだけは絶対ダメぇぇぇぇ!!!」
姉「聞こえませ~ん♪」
チロチロ……ピチャッ……
姉は舌先を尖らせ、弟の肛門を舐め始めた。
弟「うわぁぁ!ねねね姉様っ!!そこはほんとに汚いですっ!!姉様の舌が穢(けが)れるぅぅ!!」
チロチロ……ピチャッ……
姉「弟君の体で汚いところなんて無いわ」
弟「で、でもぉ……」
姉「安心して……お姉ちゃんが気持ち良くしてあげるから♪」
ビチャビチャ……レロレロ……
弟「はぁぁ!!き、気持ちいいっ!姉様がこんなにドスケベな子だったなんて!!」バクンバクン
姉「おとうときゅんの菊の花っ♪えへへっ」
チロチロ……ピチャッ……ペロペロ……
弟「うわぁ!そんなに舐めないでぇぇ!はずかしいっ///」
姉「いやんっ♪弟君が恥ずかしがってるぅぅ!きゃわい~!」
チロチロ……ピチャッ……ペロペロ……レロレロレロ……
姉「うひひっ。中の具合はどぉかにゃ~♪」
グリグリッ ニュルルッ
弟「!!!うわっ!ねねね姉様のししし舌がっ!俺の中に入ってくるっ!」
ニチュッ……ピチャッ……ニュルルッ……
姉「うへっうへへっ!おとうときゅんのお尻すんごい締め付けりゅ」
弟「いやぁぁぁーーっ!姉様やりすぎですっ!(やべっ!なんだこの感情は!?)」
姉「おとうときゅんは私だけのお婿さん♪これから毎日折檻してあげる!」
姉はSに目覚めかけていた。
弟「はぁ…はぁ…はぁ…(悪くないっ!悪くないぞっ!姉様の折檻!!望むところだっ!!)」
弟はMに目覚めかけていた。
弟「(ま、まずい……完全に主導権を握られてるっ!?確かに悪くないけど……)」チラッ
姉「弟君、だぁ~い好き♪」
弟「(俺も姉様をペロペロしたい!姉様、自分ばっかズルい!!)」ムラムラ
姉「うへへっ。もっと唾つけちゃおっと♪」てろ~
まるで肉食動物が獲物をむさぼる様に、弟の体を堪能するキモ姉だった。
弟「ねねね姉様!提案があります!!俺ばっかり気持ち良くなって、姉様が可哀想じゃないですか!」
姉「へっ?十分気持ちいいけど?どうしたの?弟君?」
弟「姉様ばっかりズルい!!俺も姉様を食べたいのにっ!!」
とうとう本音を漏らした弟だった。
姉「えぇっ!?わたわた私をたべたべ食べたいぃぃ!!?そそそそうなんだ!!
(しまった!!弟君を食べることに必死で私を食べさせるのを忘れてたっ!!)」
姉「ん……はいどうぞ///」
乳首を弟の口に差し出す姉。
弟「そこはさっき堪能しました。今度はちがうとこ食べたいです♪」
姉「でもでもどどどどうしたらいいのかしら?」
弟「ふふふっ。姉様のお尻を俺の顔に向けてください」
姉「!!わたわた私のおしおしおしりぃぃ!!やだやだっ!!はずかしいよぉ!!」
弟「わがまま言わないっ!!ほらっ!こっちにお尻を向けなさいっ!!」
姉「やだぁぁぁ!!弟君のいじわるっ!!はずかしいから絶対いやよっ!!」
弟「ふぅ~ん。そう言うことゆうんだ。じゃ姉様、今日はこれでおしまいっ!」
弟はSに目覚めつつあった、
姉「やだやだっ!!弟君といっぱいHしたいっ!!」
弟「じゃお尻をこっちに向けなさい!なんども言わせないのっ!!」
姉「うぅ~はずかしいよぉ///」
姉「(こ、困ったわ。やっぱり恥かしい///)」
弟「は~や~く~」
姉「(しょうがないわ。恥ずかしいけど、ここは弟君のためにっ///)」
しぶしぶ弟の顔上に跨る姉だった。
……ただし
弟「……姉様、その手を除けてください」
姉「やだやだっ!!恥かしいよぉ!!ここは絶対だめっ!!
(妄想では何度も舐めてもらったけどやっぱり無理だわっ!)」
姉は陰部を左手で隠していた。
弟「ほぉ~。姉様がそのつもりなら俺にも考えがあります♪指に唾つけてぇ~」
にゅぷぷっ
姉「はうっ///おとおと弟君っ!!?どどどどこに指を入れてるののののっ!いたいよぉ!!」
弟「ぐふふっ♪どこでしょう~」ぐりぐりっ
姉「うわぁぁーーんっ!!そこはお尻の穴だよぉっ!!おとうとくんいじわるしないでぇぇ!!」
弟「我侭な姉様におしおきです♪さぁ~姉様のお尻の奥にはな~にが入ってるのかなぁ~♪」グリグリッ
姉「いやあぁぁぁぁ!!弄らないでぇぇ!弟君の鬼畜っ!!お姉ちゃん許しませんよっ!!」
……さっきは弟の尻穴を責めてたのに。
弟「う~ん。こっちもいい感じ♪とっても締め付けられていいですよ、姉様」ぐりぐりっ
姉「うぅ~///はずかしいよぉ~。そこ、うんちの出るとこだよぉ~。やめてよぉ~///
(うぅ~///でも気持ちいい♪どぉしよ!私、おしりで気持ちよくなっちゃってるわ)」
言葉とは裏腹に内心まんざらでもなかった姉だった。
弟「さぁてどぉ~しよ~?」グリグリッ
姉「あっ…あっ…ああぁっ!」
弟「姉様がいつまでも手を除けてくれないなら、ずっとこうしてようかな?」グリグリッ
キモオトは鬼畜モードになった。
姉「いやあぁぁーーっ!!捏ね繰り回さないでぇぇ!!」
姉「うぅ~。弟君が変態さんになっちゃった。どどどどおしよぉ///」
……元から変態である。
弟「くっくっく。それとも姉様はお尻の穴が好きなのかな?」ぐりぐりっ
姉「もおやめてよっ!弟君の変態っ!!(どうしよっ!虐められてるのにすごく気持ちいい……)」
姉はMに目覚めつつあった。
弟「ぐひひっ♪さぁどうする姉様?アナルにちん○入れちゃう?」ぐりぐりっ
姉「うぅ~。こうなったのも私の所為……わわわかったわ。あんまり見ちゃやぁよ///」
弟「はい、姉様。やっと素直になってくれましたね♪」にゅぽっ
ぱっ
姉「うぅ~。はずかしいよぉ///」
弟「姉様のおま○こ……誰にも見せたことの無い、姉様のおま○こ♪」
姉「かあぁぁ///」
弟「ビラビラは薄くて、中は綺麗なピンク色~クリちゃんはちょっと皮を被ってますね♪」
姉「いやあぁぁ///解説しないでえぇぇ!!はずかしいよぉぉぉ!!!」
弟「クンカクンカ……それに姉様のおま○こから香るちょっと酸っぱくて甘~いとってもいい匂い♪」
姉「!!嗅いじゃだめぇぇぇ!!」
ペロペロ
今度は姉の蜜壺を舐め出した。
姉「あ、ああ……ン……んんっ……くぅ……う、くっ……くひ……ッ!」
弟の舌は優しく小動物の様にチロチロ
姉「あ、あ……んひっ……はぁん……うぅ……くふぅぅぅーーっ!」
弟「はぁぁ!旨いっ!!なんて旨いんだっ!!まるでいつも姉様が作るごはんの隠し味に
とっても似てる気がするっ!!」
姉「!!!ききききき気のせせせ所為よよよよっ!!!」
……なんでばれないんだろう。やっぱりアホだからだろうか?
ビチャビチャッ!!ジュルルルゥゥゥゥゥーーーーーッ!!
姉「いやぁぁ!!だめだめ弟君っ!!そんな音立てないでぇぇ!!」
ジュプチュルチュル!!レロレロップチュプチュッ!!ジュルルルゥゥゥゥゥーーーーーッ!!
血走った目で姉の陰部を舐め、愛液をむさぼる弟だった。
姉「おとおとおと弟君!!あっあっあ!!ね、ねぇ?ききき聞いてる!!あっア゙ーーーーー!!!」
がく がくっ
弟の容赦ない責めに腰をガクガク揺らして悶える姉だった。
ジュルルルゥゥゥゥゥーーーーーッ!!
弟「ほらっ姉様!感じてばっかいないで俺のちん○を気持ち良ください!」
姉「ひぃぃぃ///おとっアン!!うとっヒッ!!くんのいじわるっ!!こんっアヒャッ!!
なにっアァン!!されてるのっきゃっ!!出来る訳っかはっ!!ないでしょっ///」
ジュプチュルチュル!!レロレロップチュプチュッ!!
弟「頑張ってくださいよ姉様っ!!姉様専用のちん○が待ってますよ♪」
姉「ア゙ァ゙!!いぐっ!!いっちゃう!!!も、もうだめぇぇぇぇぇ!!!」
プシャーー シィーーーーー ジョロロロロローーーーーーーッ!!
弟「あっ!」
姉「いやあぁぁぁ!!おしっこ出てるぅぅ!!!」ジワッ
弟「姉様……!」ニヤリ
姉「やだやだっ!!見ないでぇぇ!!」ポロポロ
ジョロロロロローーーーーーーッ!!
弟「あーーーー!!」ゴクゴクッ
姉「っておとおとおと弟君っ!!!なにやってるのっ!!そんなの飲んじゃだめぇぇぇ!!」
ジョロロロロローーーーーーーッ!!
弟「ぷはぁ~。姉様のおしっこ飲んじゃった♪ぐへへっ」
姉「いやあぁぁぁぁーーー!!弟君の変態っ!!!」ポロポロ
姉が小水を漏らしてしまったため、ベッドはぐっしょりと濡れてしまった。
弟「あ~あ、これはマズイなぁ……」
姉「ぐすん……酷いよぉ弟君……」
弟「すみません姉様。ちょっと調子に乗っちゃいました」
姉「弟君の変態///……こんなにしたんだから最後まで責任取ってよね」
弟「だれが逃がすかっ!!姉様は俺のものだっ!!」
姉「うへっ、うへへっ」
弟「……姉様、ほんとに後悔しませんか……」
姉「うん……弟君に貰ってほしいの……愛してるわ、弟君///」
弟「俺もです、姉様」
チュッ
弟「今度は俺の部屋でしましょう」
姉「う、うん……今度はやさしくしてね///」
弟の部屋
姉「とぉーーーーーーっ!!」どすんっ
弟「姉様っ!ダメでしょ!!そんなことしちゃっ!!」
弟の部屋に入るなり、ベッドにダイブするアホ姉だった。
姉「えへへっ。ごめ~ん♪(弟君のベッド♪クンカクンカクンカクンカ)」
弟「はぁ~。でもなんだかこ~ゆ~姉様もかぁ~いくて俺は好きです♪」
姉「うきゃん///そんなことゆう弟君にはお姉ちゃん、ちゅっちゅしちゃう♪」
ちゅっちゅ
弟「うひゃっ!!姉様っいきなりなにすんすか!」
姉「弟君だぁ~いすき♪」スリスリ
弟「ぐおぉ!!姉様がデレ出したっ!!キタコレっ!!!」
姉「おとうときゅ~ん、いい子いい子してぇ~♪」スリスリ
猫なで声で弟に甘える姉だった。
弟「は、はい……姉様、いい子いい子♪かぁ~い~よぉ~姉様♪」ナデナデ
姉「きゃっきゃっ♪」
弟「姉様、行くよ」
姉「う、うん///」
弟「姉様の……さわるね?」
クチュッ……クチュッ……
姉の蜜壺の周辺をさわる弟。愛でる様に優しく、ソフトに。
姉「うきゃっ///す、すごい……」
クチュッ……クチュッ……プニプニ……
今度は花びらを軽く摘まむ。
姉「はぁんっ!!……うくっ……」
ニュプリッ
弟の人差し指が姉の蜜壺に吸い込まれる。
姉「はふっ!!」
弟「ご、ごめん!痛かった?」
姉「はぁはぁはぁ……弟君の指が、私の中に……!」とろ~ん
弟「そっか……そんなに気持ち良いんだ」
クチュッ……クチュッ……
姉「あ……ん……ンン……ふぅ……」
クチュッ……クチュッ……ピチャ……クチュッ……ピチャ……
弟「ああ……姉様の中、あったかい」
姉の蜜壺に指を出し入れする弟。
姉「やあン……ンひっ!!……アアッ!!」
クチュッ……クチュッ……ピチャ……クチュッ……ピチャ……
弟「そんなに気持ち良いんですか?」
姉「うん……自分でやってる時とぜんぜん違うの///」
弟「そっか……じゃ、もっと激しくするね!」
グチュグチュ!!ピチャッピチャッピチャッ!!
姉「アアーーーーッ!!待って弟君っ!!いやぁぁーーーーっ!!!」
激しく手淫を始める弟。
グチュグチュ!!ピチャッピチャッピチャッ!!
姉「そんなに激しくしちゃらめえぇぇぇーーーーっ!!!」
弟「ふふっ。気持ち良くなっていいんだよ」
グチュグチュ!!ピチャッピチャッピチャッ!!
姉「ヒャンッ!!ハァ…ハァ…ハァ…ハ!………あんっ!!!」
グチュグチュ!!ピチャッピチャッピチャッ!!
姉「待ってっ!!ほんとに待って弟君っ!!」がしっ
弟の腕を掴み、必死で止めに入る姉。
弟「あっ!ごめん、また調子にのっちゃった」
姉「ハァ…ハァ…ハァ…お、弟君のHっ!!ハァ…ハァ…ハァ…」ドキドキ
弟「でも……姉様のおまん○グチョグチョ……」すっ
そう言って、姉の蜜で濡れた指を、姉の口元に近づける弟。
姉「やぁん///恥かしいよぉ~」ぽっ
弟「姉様、舐めて」
姉「はぁん……」ぱくっ
ピチャ……ピチャ……
弟「姉様、美味しい?姉様のおまん○汁、美味しい?」ニヤニヤ
姉「お、美味しいです……///」カアァ
弟「うひひっ!!」ニンマリ
姉「ハァ…ハァ…ハァ…弟君……もうそろそろ///」
クチュッ……クチュッ……
弟「はい、姉様///」
弟「姉様、覚悟はいいですね?」
姉「う、うん///やさしくしてね……」
弟と姉は正常位で抱き合っていた。
弟「それじゃ行きます」ぷにっ
姉「あっ……弟君のお○んちんが、私のにキスしちゃった///」
クチュ……クリッ……クリッ……
弟のぺ○スが姉の膣の入り口付近をつんつんし出す。
弟「ん……滑ってなかなか入らない。よっとっ」
ギュポッ……
姉「うくっ!弟君のお○んちんのさきっぽが入ってくるっ!いっいたいっ!!」
姉の膣内は弟のぺ○スによってどんどん広げられていく。
メリメリッ!!
姉「あああぁぁぁーーー!!痛い痛いっ!!いたいよぉぉーーおとうとくんっ!!」
メリメリッ!!
初めて入る異物に姉の膣は悲鳴を上げ始めた。
弟「ん……姉様のきつい……!」
メリメリッ!!
姉「うわぁぁーーん!!いたいよぉぉぉ!!こわいよぉぉぉ!!」ポロポロ
泣きながら弟にしがみつく姉だった。
弟「姉様、力抜いてっ!!力んでると余計痛くなりますっ!!」
姉「ふえぇ?……あっほんとだ♪ちょっと痛くなくなって来た///」
弟「姉様、緊張しすぎです。あれだけの時間、舐めたり弄ったりしたんすから結構だいじょぶな筈です」
姉「う~、で、でもぉ~」
弟「姉様、俺を信じて。ゆっくり行きますからねぇ~」
ゆっくりやさしくぺ○スを奥に挿入する弟だった。
みちみちっ
姉「うあん///はいってくるぅぅ~~。あっあぁぁぁ!!!奥までとどいたぁぁ!!」
弟「ハァ…ハァ…ハァ…ついに姉様の処女貰いましたっ!やったぁーー!!」
弟「少しこのままにしましょう」
姉「ハァ…ハァ…ハァ…でも、やっぱりちょっと痛いわ…グスンッ…」
弟「頑張ったね、姉様……」チュッ
姉「うん///……弟君とやっとひとつになれたのね……うれしいなぁ~」ぽぉ~
弟「俺もです。姉様を俺が『女』にしたことになるんですね。うぅ~生きてて良かった~」
姉「お姉ちゃん……今が一番幸せだわ。ありがとう、弟君!」
弟「はい、姉様!」
弟「はぁ~姉様の中、とってもあったか~い♪」
姉「弟君のおち○んちん、とっても熱い♪まるで熱した鉄パイプを入れられてるみたいだわ」
弟「……そろそろ動きますか。姉様、覚悟はいいですね」
弟「じゃ、ゆっくり動くね」
姉「う、うん///」
ニュプッ……ニュプッ……
姉「はぅっ!!」ビクッ
弟「ひっ!?」
姉「なにこれっ!!背中に電気がびりって走ったっ!」
弟「ん……すごい!姉様のおま○こ、にゅるにゅる動いてるっ!」
姉の膣壁は弟のぺ○スを包み込むように蠕動する。
姉「ふぅ……ふぅ……」
弟「あ……姉様、大丈夫?」
姉「はひっ!?……あ、うん……大丈夫だよ!」にへぇ~
口元を緩め、締まりの無い顔になっている姉。
弟「はぁはぁはぁ……(ダメだ……こんな姉様の顔なんかみたら……俺っ!!)」
ニュプッ……ニュプッ……グチュッ
姉「やぁん///これすごっ!き、気持ちいいっ!!」
ニュプッ……ニュプッ……ズンッ……ズンッ……
姉「ふにゃっ!!だめえぇぇ!!そ、そんないきなりっ!!あうん///」
弟は激しく腰を動かし出した。
弟「すみません姉様っ!!ゆっくりやろうと思ったんですけど……止まりませんっ!!」
姉「ああああああぁぁーーー!!頭にひぎぃぃぃ!!響くううぅぅ!!!」
姉「うわぁぁぁーーんっ!!!おとおとっおとうとくーーんっ!!」ぎゅっ
弟の体にしがみつく。
弟「はっ!!はっ!!姉様っ!!気持ち良いっ!!」
パツンパツン!!……グチュッ!!……グチュッグチュッ!!
姉「!!あがあがっ!!ひぎぃぃぃ!!おとくんっ!!だめっだめだってっ!!!」
弟「はっ!!はっ!!悶えるねえさまもいいっ!!」ニヤリッ!
グポッ!!……グチュッ!!……グチュッ!!……グチュッ!!……プジュッ!!
姉「うわあぁぁーーーんっ!!おとくんのいじめっこっ!!」
弟はSに目覚めた。
ニチャッ!!……グチュッ!!……ヌプッ!!……グチュッ!!……プジュッ!!
姉「ああああぁぁーー!!乱暴にされてるのにどーして気持ちいいのっ!!?」
弟「処女のくせにこんなに乱れるなんて……淫乱姉様っ!!!」
ニチャッ!!……グチュッ!!……ヌプッ!!……グチュッ!!……プジュッ!!
姉「いやぁんっ!!もっとっ!!もっといじめてぇぇーーー!!」
姉はMに目覚めた。
姉「だめぇぇぇーー!!おとおとおとうとくんっ!!まま、まってぇぇぇ!!」
弟「はっ!!はっ!!待ちませんっ!!」ニヤリッ!
ニチャッ!!……グチュッ!!……ヌプッ!!……グチュッ!!……
姉「うわぁぁぁーーーんっ!!来るよっ!!来ちゃうよぉ!!!」
弟「お、俺ももうそろそろっ!!う、うわぁぁぁ!!」
ニチャッ!!……グチュッ!!……ヌプッ!!……グチュッ!!……グチュッグチュッ!!
姉「はぁんっ///一緒にっねっ!!一緒にいこっ!!」
弟「ねえさまぁぁぁぁ!!あいしてるぅぅぅ!!」
姉「おとうとくーーーんっ!!あいしてるわぁぁぁ!!」
ドピュッ!!ビュルルルル!!
姉「ああああぁぁぁぁぁーーーーーー!!!!」ビクビクビクッ!!
弟と姉は手を握り合い、指を絡ませる。
姉「はぁ……はぁ……はぁ……おとおと弟君っ!!ちゅ~してっ///」
弟「ん……」
チュッ
姉「ねぇ……弟君」
弟「はい、姉様」
姉「幸せになろうね……いえ、私が弟君を幸せにして見せるわ」
最終話 アホ姉弟の出した答え おわり
739 : VIPに... - 2011/09/19 14:58:53.69 v3z6JNIjo 670/670以上で最終話終了です。
お疲れでした。
続き
弟「姉様姉様姉様」姉「弟君弟君弟君」【後日談】