関連
男『あたし、男さん』メリー「は?」


361 : VIPに... - 2013/10/28 21:07:55.17 ATB+SAmVo 246/411

残念なお知らせがあります……

実は一旦は〆たんですけどね、消化不良な所がまだあって……

なのでいつもと同じパターンで後日談をやろうと思ってます。

ですのでお暇ならもう少しお付き合いくださると嬉しいですm(..)m

370 : VIPに... - 2013/10/28 23:52:41.83 ATB+SAmVo 247/411

(全てを台無しにする)後日談・残念な姉

―――[メリーさんの家]―――

メリー「ふぅ…… いっぱい泣いたし疲れた……」

「大丈夫?」

メリー「うん、平気平気」

あの子「さてと…… じゃ、今日はこの辺で……」

「うん…… じゃお休みぃ……」

メリー「ちょい待ち」

あの子「へっ?」

371 : VIPに... - 2013/10/28 23:53:37.35 ATB+SAmVo 248/411


メリー「あのさぁ…… あたしまだ納得してないんだけど……」

「えっとぉ…… なにが?」

メリー「あのさぁ…… まずはお姉ちゃん!」

あの子「えっ あたし?」

メリー「なんで幽霊のクセに男さんに触れたんだよ!」

あの子「えっと…… 気合いかなw」テヘッ

メリー「テヘッ ぢゃねえよっ!!」

「そっかぁ…… 気合いだったんだ……」

メリー「あんたも納得すんなっ!!」スパーン


372 : VIPに... - 2013/10/28 23:54:08.05 ATB+SAmVo 249/411


あの子「あたしの想像なんだけどね」

メリー「うん」

あの子「道化君はさ…… お化けじゃん」

「うん」

あの子「だからね、お化けの道化君には幽霊のあたしでも触れる事が出来たんじゃないのかなぁ」

メリー「なるほど…… ってあたしはっ!?」

「メリーさんの場合は、お姉ちゃんが死んだ事を拒絶してたから」

メリー「あっ……」

「だからね、メリーさんが…… 君が事実を受け入れる事が重要なファクターだったんだ」

メリー「あんたさぁ…… 重要なファクターって言いたいだけだろ」

「うん」


373 : VIPに... - 2013/10/28 23:54:45.52 ATB+SAmVo 250/411


メリー「まぁいいや。 それはおいといて……」

あの子「ねぇメリーさん」

メリー「えっ?」

あの子「今日はもう遅いし、明日にしない?」

メリー「……そんな事言って有耶無耶にしようとしてんじゃないでしょうね」

あの子「そんな…… 酷い!」

メリー「えっ?」


374 : VIPに... - 2013/10/28 23:55:21.73 ATB+SAmVo 251/411


あの子「メリーさんはお姉ちゃんの事が信じられないの……!」

メリー「えっ? あ、いやいやそーじゃなくて……」

あの子「そうよね。 メリーさんが信じられないのも無理はないわ……」ウルウル……

メリー「ごごごめん! わかった! わかったからっ!!」アセアセ

あの子「ほ…… ほんと?」ウルウル……

メリー「うんうん! ホントホントッ!!」

あの子「ふふっ…… ありがとね」ナデナデ

メリー「……へへっ///」

あの子「……ちょろぉ~w」ニヤリ

メリー「おいコラ」


375 : VIPに... - 2013/10/28 23:56:19.24 ATB+SAmVo 252/411


―――[お風呂場]――――

あの子「と言う訳でお風呂にしましょう」

メリー「だからさ、お姉ちゃん幽霊なんだからお風呂入る必要ないでしょ」

あの子「ふふっ…… それはねぇ…… とりゃっ!!」

メリー「やっ ちょっとお姉ちゃ……///」

あの子「ふふっ。 やっとメリーさんに触れる様になったんだし……」

あの子「ずっとやってあげたかったのよね」

メリー「ちょっ…… ヤダ…… は…… 恥かしいよぉ……///」

あの子「ふふっ…… ダ~メ」

メリー「や、ヤダ…… ほ……ホントにやめ…… あん……///」


376 : VIPに... - 2013/10/28 23:57:25.56 ATB+SAmVo 253/411


あの子「ねぇ…… 気持ち良い?」

メリー「あん…… す… すごいよ…… お姉ちゃん……///」

あの子「ふふっ」

メリー「ああんっ/// そこ…… そこが良いの……」

あの子「じゃ…… こう言うのはどぉ?」

メリー「す、すご…… すごい指使い。 はぁ…はぁ…いい… いいよぉ……///」

あの子「あらあら…… メリーさん涎たれてるわよ~」

メリー「えっ、やだうそ……///」

あの子「ふふっ かわいい~///」

メリー「うぅ~/// はずかしいよぉ~」ポッ


377 : VIPに... - 2013/10/28 23:57:54.40 ATB+SAmVo 254/411


メリー「お姉ちゃんの…… 指使い…… すごいの……///」

あの子「でしょ~」

メリー「あふん/// そんなぁ…… ね、お…… お姉ちゃん……」

あの子「なぁに?」

メリー「い、いつの間に…… そ、そんなテクニックを身につけたのさ……///」

あの子「ふふっ。 お姉ちゃんのひ・み・つ♪ それっ!!」

メリー「ひゃん! な、なにこれ!? あ…… あ…… ああっ!!」

あの子「それそれぇ!」

メリー「あ…あ…… しゅごい…… しゅごいよお姉ちゃん!」

あの子「そんなに気持ちいいの?」

メリー「うん…… き、気持ち良い…… 気持ち良いよぉ///」


378 : VIPに... - 2013/10/28 23:58:23.63 ATB+SAmVo 255/411


メリー「はぁ…はぁ…はぁ… す、すごい…… いい……」クテー

あの子「はい、終わり」

メリー「あ…… うん……」シュン

あの子「ふふっ。 そんなに残念そうな顔しないの」

メリー「だって……」

あの子「ふふっ。 今度はこれ使おっか!」

メリー「な…… なんでそんなモノを……」

あの子「ふふっ。 気持ち良いのよ」

メリー「で、でも……」ドキドキ


379 : VIPに... - 2013/10/28 23:58:55.76 ATB+SAmVo 256/411


あの子「さぁ、お姉ちゃんに任せなさい」

メリー「だって…… 恥かしいよぉ///」ドキドキ

あの子「絶対に気持ち良くしてあげるから」

メリー「……うん」ドキドキ

あの子「じゃ、入れるわね」

メリー「はぁ… はぁ… はぁ… あっ///」ドキドキ

あの子「ふふっ メリーさんの弱点見っけ」

メリー「ヤダ…… そ、そこ……///」ドキドキ

あの子「じゃ、動かすわね」

メリー「あぁん/// そんな…… 奥まで…… ハァ…ハァ…」ドキドキ


381 : VIPに... - 2013/10/28 23:59:27.68 ATB+SAmVo 257/411


あの子「ふふっ メリーさん見て見て」

メリー「は、恥ずかしいよぉ~/// お姉ちゃんのいじわる~」カアァ

あの子「こんなにいっぱい出て来るなんて…… メリーさんってばいけない子」

メリー「だって…… だって……」

あの子「じゃあ、もっと奥まで…… ね」

メリー「あ……そんな…… い、いきなりは……ふぅん///」

あの子「ふふっ 気持ち良いでしょ」

メリー「はぁ… はぁ……は! ……ふぎゅうぅぅ……はぁ…はぁ…… くひっ!」ドキッ

あの子「ここはどうかな…… それっ!!」

メリー「奥はらめぇっ!! らめらのっ!! やああぁぁーーーんっ!!!」


382 : VIPに... - 2013/10/28 23:59:55.16 ATB+SAmVo 258/411


あの子「いつも一人でしてるの?」

メリー「う…… うん///」

あの子「ダメねぇ~」フー

メリー「あふんっ/// いきなり吹かないでよ!」ドキドキ

あの子「ふふっ。 これからはあたしがしてあ・げ・る///」

メリー「う…… うん///」

あの子「ねえ…… そんなに気持ち良かった?」

メリー「う…… うん…… 気持ち良かった」

メリー「やっぱり最高だね…… お姉ちゃんの…… お姉ちゃんの……」



メリー「シャンプーと”耳かきはさ!」


383 : VIPに... - 2013/10/29 00:00:39.55 rfrYroD/o 259/411

以前やったネタをリサイクル

終盤エロ含んでるので閲覧注意!

http://ex14.vip2ch.com/news4ssnip/kako/1314/13143/1314370002.html


今日はここまで

お疲れでした~

387 : VIPに... - 2013/10/29 20:20:56.09 rfrYroD/o 260/411


―――[リビング]―――

メリー「あ~ さっぱりしたぁ~」

あの子「あら…… ふふっ」

メリー「どしたの?」

あの子「ほら…… 見て」クスクス……

メリー「えっ ……あぁ~」

「スピー…… スピー……」

あの子「可愛いですな~♪」

メリー「ですな~♪」

「スピー…… スピー……」

あの子「美味しそうですな~」ジュルリ……

メリー「ですな~」ジュルリ……

あの子「ちゅっちゅしよっと」

メリー「あ゙?」


388 : VIPに... - 2013/10/29 20:21:36.18 rfrYroD/o 261/411


あの子「なぁに?」

メリー「いやいや、あたしの男さんなんだけど」イラッ

あの子「いやいや、あたしの道化君よ」カチンッ

メリー「は? だってお姉ちゃんさ、男さんをパパに返したじゃん」イライラ

あの子「そんな事ゆーなら、メリーさんだって道化君の事嫌いだったでしょ」イライラ

メリー「はん! そんな昔の話覚えてないですぅっ!!」

あの子「なによっ!!」クワッ

メリー「なにさっ!!」クワッ

「むにゃむにゃ……」

メリーあの子「っ!!」ドキッ


389 : VIPに... - 2013/10/29 20:22:18.81 rfrYroD/o 262/411


「ふふっ…… 二人とも…… 大好き…… むにゃむにゃ……」

メリー「…………」ドキドキ

あの子「…………」ドキドキ

メリー「お姉ちゃん……」ドキドキ

あの子「うん……」ドキドキ

メリー「一時休戦にしよっか……」ドキドキ

あの子「うん……」ドキドキ

メリー「大好き…… だって」ニヘー

あの子「だって……」ニヘー

※その後、男さんはスタッフでおいしく頂きました。

__________
______
___


390 : VIPに... - 2013/10/29 20:22:55.89 rfrYroD/o 263/411


―――[1時間後]―――

「う~ん…… 寝ちゃった……」パチッ

「ってええぇーーーっ!!?」ドキッ

メリー「スピー…… スピー……」ガシッ

あの子「スピー…… スピー……」ガシッ

「ちょちょ…… 何これ…… 何これ///」カアァ

メリー「んん~」パチッ

「!!」ドキッ

メリー「あ、おはよ~」

「ななな…… メリーしゃん」ドキドキ

メリー「なぁに?」

「ちょっ…… なんでふたりで……」ドキドキ

メリー「ふたりで?」ニヤッ

「ふたりでボクに抱きついてるのっ!!?」


391 : VIPに... - 2013/10/29 20:23:34.14 rfrYroD/o 264/411


メリー「なんでだと思う?」ニヤニヤ

「ちょっ…… わかんないよ///」ドキドキ

メリー「……ごちそう様でした」ジュルリ……

「ボクになにしたの! てかボクの顔ちょっと濡れてるんだけどっ!!」

メリー「いやぁ~ あんたの寝顔があまりにも可愛かったんでさぁー」

メリー「お姉ちゃんと一緒にちゅっちゅしちゃった///」

「うぅ~ そんなぁ///」ドキドキ

メリー「大変おいしゅうございました」

メリー(まぁ、ちゅっちゅだけじゃ終わんなかったけど///)ドキドキ

あの子「スピー…… スピー……」


392 : VIPに... - 2013/10/29 20:24:09.86 rfrYroD/o 265/411


メリー「ねぇあんた」

「うん?」

メリー「幽霊って普通寝たりするのかな……」

「えーと…… 寝るんじゃないかな?」

あの子「スピー…… スピー……」

メリー「まぁいっか……」

メリー「じゃ今度は……」ダキッ

「えっ?」

メリー「お姉ちゃんをギューしよっと」

「じゃボクもっと」

メリー「あ゙?」


393 : VIPに... - 2013/10/29 20:24:57.63 rfrYroD/o 266/411


メリー「いやいや、あたしのお姉ちゃんなんだけど」イラッ

「ボクもお姉ちゃんに甘えたいんだけど」

メリー「だってあんたはさ、ずっとお姉ちゃんとお喋り出来てたじゃん」

メリー「だから今度はあたしが甘えるの!」

「でもさ、お姉ちゃんはずっとメリーさんの傍に居たんだよ」

メリー「はん! あたし知らなかったもん!」

「いいじゃんケチッ!!」イラッ

メリー「なにさっ!!」クワッ

「なによっ!!」クワッ

あの子「う~ん……」

メリー「っ!!?」ドキッ


394 : VIPに... - 2013/10/29 20:25:38.23 rfrYroD/o 267/411


あの子「ふふっ…… 幸せぇ…… むにゃむにゃ……」

メリー「…………」ドキドキ

「…………」ドキドキ

メリー「ねぇ……」ドキドキ

「うん……」ドキドキ

メリー「一時休戦にしよっか……」ドキドキ

「うん……」ドキドキ

メリー「幸せぇ…… だって」ニヘー

「だって……」ニヘー

※その後、お姉ちゃんはスタッフでおいしく頂きました。

__________
______
___


395 : VIPに... - 2013/10/29 20:26:18.90 rfrYroD/o 268/411


―――[1時間後]―――

あの子「ふぁ~……」パチッ

あの子「いつのまにか寝てたか…… ってえ゙っ!!?」ドキッ

メリー「スピー…… スピー……」ガシッ

「スピー…… スピー……」ガシッ

あの子「あらあらこの子達ったら…… ふふっ……」

「ん~……」パチッ

あの子「あ、ごめん。 起こしちゃったね」

「あっ お姉ちゃ///」

あの子「どうしたの?」

「ご…… ごめんなさい!」カアァ


396 : VIPに... - 2013/10/29 20:27:25.46 rfrYroD/o 269/411


あの子「えっと…… なにが?」

「お…… お姉ちゃんが寝てる間にね……」ドキドキ

あの子「うん」

「メリーさんと二人で…… そ… その……///」

あの子「えっと、もしかして…… チューしちゃった?」

「おお起きてたのっ!!?」ギクッ

あの子「ふふっ…… 前に言ったでしょ。 あたしは君達の気持ちがわかるのよ」

「へへっ…… お姉ちゃんには敵わないや」

(でもメリーさんったらチューだけじゃなくてあんな事やこんな事まで……///)カアァ

あの子「うへっうへへっ…… そっかそんな事まで……///」ポッ

「ってボクの心を読んじゃダメェッ!!」

メリー「スピー…… スピー……」

あの子「ったく愛い奴め、愛い奴めぇ~」ナデナデ

あの子「仕方ないわね、じゃあたしも愛でますか♪」

「あのお姉ちゃん……」

あの子「なぁに?」

「ボクもメリーさんを愛でたいなって///」

あの子「むっ」カチンッ


397 : VIPに... - 2013/10/29 20:28:09.03 rfrYroD/o 270/411


あの子「いやいや、道化君今日は諦めなさい」

「なんでさ!」

あの子「せっかくメリーさんにさわれる様になったんだし今日くらいは独占させてよ」

「いいじゃんケチッ!!」

あの子「なっ…… 聞き捨てならないわね……!」イラッ

「ボクなんかさっきメリーさんにチューされたんだよ!」

あの子「ふふんっ! あたしなんかお風呂であんな事やこんな事までしたんだから!」

「なによっ!!」クワッ

あの子「なによっ!!」クワッ

メリー「う~ん……」

あの子「っ!!?」ドキッ


398 : VIPに... - 2013/10/29 20:28:44.91 rfrYroD/o 271/411


メリー「えへへ…… あんたら最高ぉ…… むにゃむにゃ……」ニヤニヤ

「…………」ドキドキ

あの子「…………」ドキドキ

「お姉ちゃん……」ドキドキ

あの子「うん……」ドキドキ

「一時休戦にしようよ……」ドキドキ

あの子「うん……」ドキドキ

「最高ぉ…… だって」ニヘー

あの子「だって……」ニヘー

※その後、メリーさんはスタッフでおいしく頂きました。

__________
______
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404 : VIPに... - 2013/10/31 22:32:20.85 IF0rdF5jo 272/411


―――[翌日]―――

メリー「さてと…… じゃ話を聞こうか」

「えっと…… なんだっけ?」

あの子「なんだったかしら?」

メリー「おいコラ、惚けんなよ!」

メリー「あんた達があたしの知らないとこでイチャイチャしてた話だよ!」

「いやいや、イチャイチャなんて……」

あの子「ちょっとしかしてないわよw」

「えっ?」

メリー「あ゙」カチン


405 : VIPに... - 2013/10/31 22:33:11.74 IF0rdF5jo 273/411


あの子「なぁにメリーさん」フフン

メリー「なんだその勝ち誇った様な顔は……」イラッ

「ってお姉ちゃんなに言ってんの!?」

あの子「だってぇ…… 嫉妬するメリーさんも可愛いんだもん!」

メリー「っ/// じゃなくてっ!! 本気で怒るよっ!!」

あの子「あははっ! 怒った怒ったぁw」

メリー「」ムカッ

メリー「前言撤回! やっぱ単芝やめろよっ!!」

「まぁまぁメリーさんw」

メリー「だからおまえもやめろっ!!」


406 : VIPに... - 2013/10/31 22:33:59.55 IF0rdF5jo 274/411


メリー「まぁいいや…… とにかく話して」

「えっと…… どこから話したらいいかな」

メリー「そうだね…… じゃ、あんたがお姉ちゃんと再開したとこをもっとくわしく」

「そだね~ お姉ちゃん大分端折ってたもんね」

あの子「えぇ~ そんな事ないと思うんだけどなぁ」

「じゃあ今度はボクの視点からあの日の事を話すね~」

メリー「うん」

__________
______
___


407 : VIPに... - 2013/10/31 22:35:17.20 IF0rdF5jo 275/411


―――[男さん視点・過去]―――

メリーさんとお姉ちゃんを見つけた日…… そうあの雨の日……

「…………」

ボクはメリーさんと出会う為、彷徨っていた。

「もう…… 無理なのかな……」

それこそ各地を血眼になって君を探していたボクだったけど、

その時のボクは君に……メリーさんに出逢える事を諦めかけていたんだ。

そんな時……

「メリーさんっ!! あたしはここよっ!!」

「!!?」

メリーさんと叫ぶ、誰かの声が聞こえた気がしたんだ。


408 : VIPに... - 2013/10/31 22:36:15.44 IF0rdF5jo 276/411


「今の声…… まさか……!」

聞き覚えのある声…… でもそんな筈ない……!

そう思いながらもボクは走った。

「ここよ! メリーさん、あたしはここに居るよっ!!」

間違いない! あっちから聞こえた!

「でも…… もしかしたら……!」

その声が…… その悲壮感溢れる叫び声がした方角を目指しボクは必死で走った。

そして大きな橋でついに……

メリー「…………」

あの子「お願いっ!! お願いだからっ!! 誰かこの子を止めてっ!!!」

「!! ま、まさか……!」

あの子「えっ……」

ボクは前方から歩いて来る君達に…… メリーさんとお姉ちゃんに出逢う事が出来たんだ。


409 : VIPに... - 2013/10/31 22:37:47.25 IF0rdF5jo 277/411


「そんな…… メリーさん…… それに……!」

目の前の光景を…… ボクは目を疑ったんだ。

だって、ボクが目にした君は…… メリーさんは……

メリー「…………」

虚ろな目をして、信じられない程暗い顔で歩いて来るんだ。

そして更に……

あの子「ねぇあなた…… あたしが見えるの? あたしの事わかるの?」

二度と逢える筈のない人が君と一緒に…… それこそ嘗て見せた事のない顔……

今まで見たことも無い悲壮感たっぷりの顔でボクを見てるんだ……

メリー「…………」

メリーさんが通り過ぎて行くと言うのに…… 

ボクは必死で探し当てた人ではなく、想像もしなかった人物との再開に目を奪われたんだ。

「お姉ちゃん…… お姉ちゃんなんでしょ!?」

思わずボクはその人に話しかけてしまった。


410 : VIPに... - 2013/10/31 22:38:27.92 IF0rdF5jo 278/411


あの子「お…… お姉ちゃん?」

その人は意表を突かれた顔でボクを見た。

「そうか…… ボクがわからないんだね」

そりゃそうだ。 だってお姉ちゃんの前に居るボクは嘗ての『道化』の人形ではなく、

人間の姿をしたお化けなんだもん。

あの子「あなた…… あたしを知ってるの?」

「そう…… ボクは……」

ボクはお姉ちゃんに、ボクの正体を言いかけた。 けど……

なんて説明するつもりなの?

ボクはお姉ちゃんに怖がられていた『道化』の人形のお化けだよ。

そんな事を言って、お姉ちゃんを脅えされる事態を恐れたボクは……

「いやなんでもない…… 人違いでした……」

お姉ちゃんの前から去る事を選択した。

……しようとした。


411 : VIPに... - 2013/10/31 22:39:09.25 IF0rdF5jo 279/411


あの子「いや…… あたし覚えてる。 あなたの事覚えてる……」

「えっ……」

お姉ちゃんの口から出た言葉は、ボクにとって想像もしなかった答えだった。

あの子「あなた…… ○○さんね。 『道化』の人形の!」

「なっ…… なんでそれを……!」

あの子「ふふっ。 あたしもね、大人になったから…… かな」

そう言いながら笑顔で話す彼女は、ボクの知ってる大好きなお姉ちゃんだった。

でもどうして……?

だってボクは○○さんなんだよ? 君が怖がっていた『道化』の人形なんだよ?

その事を確かめたくて、ボクは恐る恐る聞いた。

「……ボクが怖くないの?」

あの子「ううん全然w だって今なら……」

あの子「今のあたしなら、あなたの気持がわかるんだもの」


413 : VIPに... - 2013/10/31 22:40:17.77 IF0rdF5jo 280/411


「お…… お姉ちゃん……!」

思わず涙が溢れてしまった。

だってそんな事を言われる日が来るなんて思いもよらなかったから。

あの子「ほら泣かないの! 男の子でしょw」

そう言ってやさしく慰めてくれるお姉ちゃんだったけど……

「ゔん…… わがっだ……!」

あの子「ふふっ……」

「おねえぢゃんーーーーーっ!! うええぇぇーーーーっ!!!」

かえってボクには逆効果だった。

あの子「あちゃ~ やっぱダメか」

苦笑しながらお姉ちゃんはボクの事をやさしく抱きしめてくれたんだ。


418 : VIPに... - 2013/11/02 19:37:14.93 XkDASIzbo 281/411


一通りお姉ちゃんの胸で泣き晴らした後、ボクはこれまでの経緯を話したの。

あの子「そっかぁ…… 君はメリーさんをずっと探してくれてたのね」

「ぐすっ…… うん……」

あの子「ねぇ君は…… うぅーん」

「どうしたの?」

あの子「いやね、君の事なんて呼んだらいいかな?」

「えっ…… お姉ちゃんボクの事覚えてたんじゃないの?」

あの子「いやね、知ってるよ。 知ってるんだけどさ……」

「じゃ、普通に呼んでくれたらいいじゃない……」

あの子「でもさ君の事、○○さんって呼ぶのもちょーーっと抵抗あるわね」

「あっ……」


419 : VIPに... - 2013/11/02 19:39:21.41 XkDASIzbo 282/411


そうだった…… ボクはその名前が嫌だったんだ。

それにお姉ちゃんとメリーさんにとってその名前は恐怖の対象なんだもんね。

あの子「あっ…… いやいやあのね…… 別に今の君が怖いってわけじゃなくてね……」

お姉ちゃんが何か焦った様子でボクを慰めてくれてる。 どうして……?

あの子「だからね! もう泣かないで……」

「えっ……」

気が付いたらボクの頬をまたもや涙が濡らしていたみたい。

そっか…… ボクにとってもその名前はトラウマになってたんだ……

「ゔん…… ボクもやめで欲しい……」

あの子「じゃあねぇ…… あたしが君に相応しい名前をつけたげる」

「えっ?」

あの子「今日から君は道化君!」

「道化君……?」


420 : VIPに... - 2013/11/02 19:41:25.46 XkDASIzbo 283/411


あの子「そ、道化君。 いい名前でしょ?」

「いや、いい名前って…… そのままじゃん」

あの子「うん、そうよ。 だって君は『道化』の人形のお化けでしょ?」

「うん…… そうだけど……」

あの子「ピエロの本来の役割は人々に笑顔を与えるものでしょ」

「人々に笑顔…… 」

そう…… ボクは人の笑顔が大好き。

ボクが大好きだった笑顔…… お姉ちゃんの笑顔…… 

そして…… メリーさんの笑顔

お化けになる前のメリーさんは、それこそ人形のままだから表面的にはわからないかも知れないけど

でも確かに笑顔を見せていたんだ。 本当に幸せそうな笑顔を……


421 : VIPに... - 2013/11/02 19:42:22.09 XkDASIzbo 284/411


あの子「そうね。 だからかな…… あたしがメリーさんの事を肌身離さずに居たのは」

「えっ?」

あの子「メリーさんから伝わってくる、ほんわかした何か…… 言葉じゃ言い表せないんだけどね」

あの子「君が思うメリーさんの笑顔を、小さい頃のあたしは無意識に感じ取ってたのかもね」

「お姉ちゃんどうして……?」

あの子「ふふっ…… さっきも言ったでしょ。 今のあたしは、君の気持ちがわかるのよw」

「なんで?」

あの子「ふふっ…… ひ・み・つ♪」

「……?」


422 : VIPに... - 2013/11/02 19:43:16.27 XkDASIzbo 285/411


あの子「えっとぉ~話を戻すけど…… 今日から君は道化君ね!」

「道化君かぁ……」

あの子「そ…… 道化君。 これはあたしの願いでもあるの」

「お姉ちゃんの願いって?」

あの子「今のあたしが出来ない事…… それを君に託したいの」

「……もしかして」

あの子「そう…… メリーさんの笑顔を君の手で取り戻してほしいの」

「お姉ちゃん……」

あの子「だからね君は…… これからなるの」

あの子「君はあたしを…… メリーさんを…… 皆を楽しくさせる道化君になるのw」

「へへっ…… なんだよそれw」

思わずボクは笑っちゃった。


423 : VIPに... - 2013/11/02 19:44:10.38 XkDASIzbo 286/411


あの子「ほら笑った! だからさ、そんな辛気臭い顔してないでさ、笑おうよw」

「お姉ちゃんだって人の事言えないでしょ」

あんな顔でメリーさんを必死に止めようとしてたクセにさ……

あの子「あ…… そうだった……」orz

「だからって簡単に落ち込まないでよ……」

__________
______
___


424 : VIPに... - 2013/11/02 19:45:46.26 XkDASIzbo 287/411


―――[メリーさんの家]―――

「……とまぁ、ボクの視点だとあんな感じ」

メリー「なるほどね…… うんうん」

あの子「どうしたの?」

メリー「なんかこう…… シリアスな感じになって来たなって思ってさ」

あの子「そうね。 尻アスに感じるわね……」

メリー「おいコラ」

あの子「道化君の…… ふふっ…… シリ…… ア…ス…… 良かったわよ///」

メリー「バカお姉! そーゆーのやめろっつってんのっ!!」

「お姉ちゃんのバカぁ……///」ポッ

メリー「おまえもやめろっ!!」


427 : VIPに... - 2013/11/03 13:01:27.31 gQNa+o3so 288/411


メリー「ちょっと休憩しよっか~」

「そうだね。 なんだかボク喉乾いちゃった」

メリー「じゃあさ、何か飲み物持ってくるよ」

「ボク、オレンジジュースがいいな」

メリー「了解。 お姉ちゃんは…… って無理か」

あの子「そんなことないよ。 お供え物としてならあたしも飲めるわ」

メリー「あ、そうなの?」

あの子「と言う訳でほうじ茶をおねが~い」

メリー「オッケー!」トコトコ

428 : VIPに... - 2013/11/03 13:03:12.96 gQNa+o3so 289/411


「ふぅー」

あの子「さてと…… 道化君いらっしゃい」

「なぁにお姉ちゃん」

あの子「ふふっ…… ちょっと横になって」

「うん」ゴロン

あの子「よっと」

「えっ? あ…… あの…… お姉ちゃん?」

あの子「ふふっ…… 道化君……」

あの子「お姉ちゃんと気持ち良い事しよっか……」

「えっ///」ドキッ

429 : VIPに... - 2013/11/03 13:04:32.43 gQNa+o3so 290/411


「あ…あの…… お姉ちゃん……」ドキドキ

あの子「なぁに?」

「き…… 気持ち良い事って……」ドキドキ

あの子「ふふっ…… それはね……」

「はぅっ!?」ドキッ

あの子「こう言う事///」

「ヤダ…… お姉ちゃん……///」

あの子「どうして……」

「だって…… そんなとこ汚いよ……///」ドキドキ

あの子「ふふっ…… 道化君のここ、堅くなってるわね///」

「ダメだってば……」ドキドキ

あの子「そんな事言っても……ほら」

「あんっ///」ビクッ

あの子「ねっ! 気持ち良いでしょ」

430 : VIPに... - 2013/11/03 13:05:29.47 gQNa+o3so 291/411


「うぅ…… お…… お姉ちゃん……」ドキドキ

あの子「こうすると…… どぉ?」

「あうっ…… そこ…… そこがいいの……///」ドキドキ

あの子「ふふっ…… ねえ気持ち良いでしょ?」

「うん/// 気持ち良い…… 気持ち良いよぉ」ドキドキ

ガチャンッ!

あの子「!!」ビクッ

メリー「な…… ななな……」

「あわわ……」

メリー「なにやってんのよあんた達っ!!」

431 : VIPに... - 2013/11/03 13:06:11.61 gQNa+o3so 292/411


あの子「なにって…… 見てわからない?」

メリー「いやいやいや! わかるよ! わかるけどさっ!!」

「あ…… あのねメリーさん…… ここれはそそそその……!」

メリー「あんたは黙ってなっ!!」クワッ

「ひっ!?」ビクッ

あの子「ふふっ…… じゃあこうしよ」

メリー「なにさっ!!」

あの子「メリーさんも一緒にしようよ」

メリー「なっ……!」

432 : VIPに... - 2013/11/03 13:06:53.59 gQNa+o3so 293/411


「ダメだって! メリーさんにボクの……!」

メリー「はあっ!? なになに! あんたはあたしじゃヤダっての!!?」

「そーじゃなくて! そ…… その……」

メリー「……なによ」

「その…… はずかしいし……///」モジモジ

メリー「上等じゃん! あたしもやるもん!」

「あんっ/// メメメメリーさん!?」

メリー「ほら、気持ち良いでしょ!」

「痛っ!!」

メリー「えっ!?」ビクッ

433 : VIPに... - 2013/11/03 13:07:55.98 gQNa+o3so 294/411


あの子「ダメよメリーさん、そんなに強く握っちゃ……」

メリー「だってぇ……」

あの子「やさしく……」

「あんっ///」

あの子「ね……」

メリー「むぅ……」

あの子「それとね…… これを使うと良いわよw」

「ひゃっ/// 冷たっ……!」

あの子「ふふっ…… でも気持ち良いでしょ」

「うん…… とっても気持ち良い///」ドキドキ

メリー「じゃあたしも……」

「あぁん///」ビクッ

434 : VIPに... - 2013/11/03 13:08:55.06 gQNa+o3so 295/411


メリー「えへへ…… ヌルヌルするぅ~」ドキドキ

あの子「これを使えば、ちょっとくらい強く握っても痛くないでしょ」

「うん…… すごく気持ち良い……///」ドキドキ

メリー「じゃあさ…… こう言うのはどぉ?」

「ひゃんっ!」ビクッ

メリー「あはは! 気持ち良い?」

「はぁ…… はぁ…… ちょっと痛いけど…… 気持ち良い///」ドキドキ

メリー「はぁ…… はぁ…… あんたの…… すごく堅い///」ドキドキ

あの子「ふふっ 道化君……」

「なぁに? はぁ…… はぁ……」ドキドキ

あの子「こう言うのはどぉ?」

「ふえっ!?」ドキッ

435 : VIPに... - 2013/11/03 13:09:28.94 gQNa+o3so 296/411


「ちょっ…… お姉ちゃん……」

あの子「うふふっ」

「そんなとこに指入れちゃ…… らめぇ……///」

あの子「ふふっ…… でも気持ち良いでしょ?」

「わ…… わかんにゃい///」カアァ

メリー「はぁ…… はぁ……」

「あぁん/// め… メリーさん……んくっ」

「そ…… そんなに…早く擦っちゃ…… らめぇ///」

メリー「はぁ… はぁ… なんれ?」

「き…気持ち良すぎるよぉ///」カアァ

メリー「えへへ…… いいじゃんいいじゃん…… はぁ…はぁ…」

436 : VIPに... - 2013/11/03 13:10:05.53 gQNa+o3so 297/411


「はぁ…はぁ… んくぅ……!」

あの子「さてと…… そろそろフィニッシュかな」

メリー「えへへ……オッケー!」

「えっ……?」ドキドキ

メリー「はぁ…はぁ…はぁ…」

あの子「はぁ…はぁ…はぁ…」

「んひぃ…… あぅふっ…… やぁん///」

メリー「はぁ…はぁ…はぁ…///」

あの子「はぁ…はぁ…はぁ…///」

「ぎもぢ゙い゙い゙……! ぎもぢ゙い゙い゙よぉ……! はぁはぁ……!」

メリー「はぁ…はぁ…はぁ…///」

あの子「はぁ…はぁ…はぁ…///」

「あ… あ… あ… あああぁぁぁーーーーーっ!!」ビクビクンッ!!

437 : VIPに... - 2013/11/03 13:10:34.89 gQNa+o3so 298/411


メリー「はぁ…はぁ…はぁ…」

あの子「はぁ…はぁ…はぁ…」

「はぁ…はぁ…はぁ…」

メリー「ねぇあんた……」

「はぁ…はぁ…はぁ…/// なぁに?」

メリー「その…… さ、気持ち良かった?」

「うん…… すごく気持ち良かった///」ポッ

あの子「ふふっ…… 道化君とっても可愛かったわねw」

「ヤダ…… お姉ちゃんったら///」カアァ

メリー「えへへ…… じゃあさ、あたしもやって貰おっかな……」



メリー「足裏マッサージ!」

438 : VIPに... - 2013/11/03 13:11:04.56 gQNa+o3so 299/411


足裏マッサージする時はハンドクリームを使うととっても気持ち良いです。

あと、足指の間に指を入れて揉むとすごく気持ち良いですo(*^▽^*)o

今日はここまで

お疲れでした~

441 : VIPに... - 2013/11/05 15:54:29.28 xTsF3zwZo 300/411


メリー「さてと…… そろそろ再開しよっか」

「えっと…… なんだっけ?」

あの子「なんだったかしら?」

メリー「おいコラ…… いい加減にしろよ!」イラッ

メリー「おまえらの脳みそはニワトリ並みかっ!!」

「そう言えば、鶏肉が残ってたね」

あの子「じゃ、お昼はチキンライスにしたらいいんじゃない?」

メリー「鶏肉はどーでもいいよっ!!」

「うーん…… どうせならオムライスにしようかな」

あの子「あっ! それいいかも♪」

メリー「だからっ!! 鶏肉はいいっつってんでしょっ!!」


442 : VIPに... - 2013/11/05 15:55:22.70 xTsF3zwZo 301/411


あの子「じゃ… あたしの思い出を話すわね」

「あ、おねが~い」

メリー「……今度は端折らないでよ」

あの子「大丈夫! お姉ちゃんを信じなさい!」

__________
______
___


443 : VIPに... - 2013/11/05 15:55:58.57 xTsF3zwZo 302/411


―――[お姉ちゃん視点・過去]―――

あれはそう…… 雨の日だった……

あの子「ねぇねぇ、お母さぁ~ん」

「なあに?」

あの子「今日のお昼ごはんはなぁ~に?」

「ふふっ…… あなたの好きなものよ」

あの子「えぇ? あたしの好きなものぉ?」キョトン

「ふふっ…… そうよ」

あの子「ねねね! なぁに?」

「ふふっ…… お昼までのお楽しみ」

あの子「なにかな、なにかなぁ~♪」


444 : VIPに... - 2013/11/05 15:56:44.83 xTsF3zwZo 303/411


―――[1時間後・リビング]―――

あの子「あ~ いい匂いぃ~」

「お・ま・た・せぇ~」トコトコ

あの子「わぁっ!!」

「今日のお昼ごはんはあなたの好きな……」

あの子「オムライスだぁーーっ!!」

「あらあら… この子ったら」

あの子「わーいわーい! オムライスだぁーーっ!!」キャッキャッ

「さぁ召し上がれ」

あの子「いっただっきま~す!」

あの子「はむっ…… はふはふ……」

「ふふふっ……」

あの子「ゴクン…… おぉ~いしーい♪」

メリー「まてぃっ!!!」

__________
______
___


445 : VIPに... - 2013/11/05 15:57:34.84 xTsF3zwZo 304/411


メリー「ちげーよちげーよっ!! そーじゃねぇよっ!!」バンバンバン!!

あの子「えっ?」

メリー「なんでオムライスの思い出を語ってんだよっ!!」

あの子「えっ…… あたしの過去の話を聞きたいんじゃなかったの?」

メリー「どこまで遡ってんだよっ!! もっと後の話だよっ!!」

あの子「だって、最近オムライス食べてないもの……」

メリー「オムライスに纏わる話じゃねぇよ! お姉ちゃんと男さんに纏わる話をしろっつってんのっ!!」

あの子「……わかったわ」

メリー「もぉ… ちゃんとやってよ……」

あの子「でもね、メリーさん……」

メリー「……なによ」

あの子「オムライスってホントに美味しいのよw」

メリー「だからオムライスはどーでもいいよっ!!」

メリー「それと芝ぁっ!!」

「まぁまぁメリーさんw」

メリー「おまえもぉっ!!」


448 : VIPに... - 2013/11/06 17:10:35.76 0M+Gycvyo 305/411


―――[お姉ちゃん視点・過去]―――

合体イベントが見事に失敗したあたし達は困り果てた……

メリー「ねぇねぇ合体イベントってなに!?」

合体イベントはそう…… あれよ…… 道化君の体に憑依しようとして

あはん…… うふん…… な事をしたシーンからよ……

メリー「あぁ…… あの破廉恥なシーンからかぁ……」

そう…… メリーさんが変なチャチャを入れた所為で台無しになったシーンからよ

メリー「腹立つコイツ……」イラッ

あたしと道化君との濃厚で…… めくるめく愛の叙事詩的な……

メリー「もういいわ! 先に進めろっ!!」


449 : VIPに... - 2013/11/06 17:11:27.23 0M+Gycvyo 306/411


道化君の力を借りればメリーさんを止められる……

そう確信したあたしは舞いあがってたんだと思う。 だから……

あの子「道化君。 ありがとね」

「えっ?」

あの子「君の体を借りる事は出来なかったけど…… 希望が見えて来たわw」

あの子「今すぐメリーさんを追いかけましょう」

でも道化君は……

「お姉ちゃん…… それはダメだよ」

あの子「えっ?」

「今のメリーさんには逢えない」

あたしは道化君の口から出たセリフに耳を疑った。

「考えたんだけど…… メリーさんを見守ろうと思うんだ」

あの子「えっ……」


450 : VIPに... - 2013/11/06 17:12:23.72 0M+Gycvyo 307/411


あの子「なに言ってるの! 君がメリーさんにあたしの事を教えればすぐに解決する話じゃない!」

「ううん。 それじゃダメなんだ」

あの子「どうして?」

「本当ならはやくお姉ちゃんの事をメリーさんに教えてあげたい…… けど」

「メリーさんの前にいきなり現れたところで彼女はボクの事を受け入れてくれるかな?」

あの子「そ…それは…… やってみなくちゃわからないでしょ!」

「いやわかるよ…… 今のメリーさんにはボクの言葉は決して届かない」

あの子「そんな事ない! メリーさんは…… メリーさんは……!」

「どうしてメリーさんが必死で君を探しているのか…… お姉ちゃんは考えた事ある?」

あの子「えっ……?」

「ボクもね、メリーさんを探して彷徨ったからわかるんだ」

あの子「あっ……」

「メリーさんがお姉ちゃんを探す理由…… お化けになってまで君を探す理由……」

「それはお姉ちゃんが『ゴール』だから」


451 : VIPに... - 2013/11/06 17:14:13.17 0M+Gycvyo 308/411


あの子「あたしがゴール?」

「そう『ゴール』 今のメリーさんは君と出逢う事が全てになってる」

あの子「わからない…… 君が言いたい事がいまいちわからないわ」

「それから先が無い。 お姉ちゃんを見つけ出す事だけが生きる目的になってる」

あの子「でも……」

「ボクがそうだったから。 ボクはメリーさんに出逢う事だけを考えて彷徨っていたから」

あの子「例えゴールだとしてもいいじゃない!」

あの子「だって現に道化君はメリーさんに出逢えてよかったでしょ!」

「お姉ちゃん……」

あの子「目的が達成出来たんだから、次へ進めれるじゃない!」

「ボクの場合はね。 だけどメリーさんの場合は問題があるんだ」

あの子「なにが問題なのよ」


452 : VIPに... - 2013/11/06 17:16:04.94 0M+Gycvyo 309/411


「例えば見ず知らずの人にボクが『メリーさんを知ってる』って言われたとする」

あの子「うん……」

「でもね、『メリーさん死んじゃったよ。 そのメリーさんだけど幽霊になって君の傍に居るよ』」

「って言われたとしてボクが信じると思う?」

あの子「だって! 今の話とメリーさんの場合は全然違うでしょ!」

「どうして?」

あの子「メリーさんの場合は、あたしが死んだ事を『認めない』だけ!」

あの子「今の道化君の話は『根も葉も無い話』でしょ!」

「メリーさんにとっては同じ事だよ」

あの子「それこそわからないわ。 同じな筈ないじゃないの」

「それはボクとお姉ちゃんの認識であってメリーさんにとっては違うよ」

あの子「メリーさんにとっての認識……?」

「メリーさんの中では、お姉ちゃんが生きてる事になってる筈だから」

「『認めない』…… それが大きな問題なんだよ」


453 : VIPに... - 2013/11/06 17:17:10.18 0M+Gycvyo 310/411


「絶対にメリーさんを見つけ出す…… 例えどんな事をしてでも……」

「そう思いながらボクはメリーさんを探して来たんだ」

あの子「それはわかったわ」

「だからボクは…… 今のメリーさんの気持ちを大事にしてあげたいんだ」

あの子「何言ってるの! あたしはここに居て、メリーさんはそれなのにあたしを探し続けてる!」

あの子「こんな事はやく止めさせないとダメでしょっ!!」

「お姉ちゃん聞いてっ!!」

あの子「っ!?」ビクッ

「あのね…… 今からボク達がやろうとしてる事は……」

「メリーさんが今までやって来た事を全部否定するって事なんだよ!」

あの子「!!」


454 : VIPに... - 2013/11/06 17:17:56.68 0M+Gycvyo 311/411


道化君の言葉を聞いた瞬間、まるでバットで頭を殴られた様な衝撃が走った。

あの子「メリーさんを否定……」

「メリーさんは今もお姉ちゃんを…… それこそ死に物狂いで探し続けてる」

「それなのに『メリーさんのやってる事は無意味なんだよ』って残酷な事言えるの?」

あの子「そ…… それは……」

「ボクはそんな事出来ない。 やっと出逢えたばかりのメリーさんにそんな事言えるわけがない」

あたしはずっとメリーさんを止める事だけを考えてた。

あの子「そっか…… 道化君はそこまでメリーさんの事を考えてくれたんだね」

それこそ、あたしを探すメリーさんの気持ちなんて考えてもみなかった。

あの子「ふふっ…… あたしってばお姉ちゃん失格だね」

「そんな筈ないっ!!」


455 : VIPに... - 2013/11/06 17:18:28.33 0M+Gycvyo 312/411


あの子「道化君……」

「そんな筈ないでしょ! だって死んでからもずっと……」

「ずっとメリーさんの事が心配で…… ずっとメリーさんの傍に居たお姉ちゃんが……!」

「お姉ぢゃんがぁ…… お姉ぢゃんがぁ……!」

あの子「わ、わかった、わかったから……」

ふふっ…… ホントに困った子ねぇ……

あの子「ホントに泣き虫なんだから」

そう言いながら道化君の頭を撫でた。

なんて可愛い子なんだろう……

あたしとメリーさんに向ける愛が痛いくらいに伝わってくる……

なんて可愛い子なんだろう……

ホントに可愛くて…… ホントに愛しいあたしの……


456 : VIPに... - 2013/11/06 17:19:07.86 0M+Gycvyo 313/411


「ごめんね…… ボク泣いてばっかだね」

あの子「ううん。 いいのよ……」

だってこんなにも優しい子に、あたしは辛い事をさせようとしたんだから。

「だから時間が欲しい」

あの子「時間……」

「どうしたらメリーさんを救えるか…… 今のメリーさんを立ち直らせれるか考える時間が欲しい」

あの子「そっか……」

「だからね…… メリーさんを遠くから見守る事にするよ」

あの子「でもね…… 道化君」

「うん……」

あの子「辛いわよ…… 君にとってもメリーさんにとっても」

「うん…… わかってる」

それ以上あたしは何も言えなかった。


457 : VIPに... - 2013/11/06 17:19:50.09 0M+Gycvyo 314/411


「じゃ、お姉ちゃん……」

あの子「うん」

「メリーさんの傍に行ってあげて」

あの子「道化君……」

「ボクは大丈夫。 一人でも大丈夫だから……」

おバカさんだね…… そんな寂しそうな顔してるのに説得力ないぞ!

あの子「…………」

って思ったけど、無理して強がってる道化君が可愛くて愛しすぎて言葉に出せなかった。

「それとね…… ありがとう」

あの子「えっ?」


458 : VIPに... - 2013/11/06 17:20:30.40 0M+Gycvyo 315/411


「お姉ちゃんがね…… お姉ちゃんが居てくれるなんて思ってもみなかったから」

あの子「それはあたしも同じ。 まさか○○さんがメリーさんを探してくれてるなんて」

「○○さんはやめて!」

あの子「あっ…… ごめん」

「お姉ちゃんが居てくれた事でボクも…… ボクにも希望が見えて来たよ」

あの子「そっか……」

「じゃ、またね」

そう言って道化君は去って行った。

彼の後ろ姿を見ながらあたしは罪悪感と幸せな気分でいっぱいになった。

今まで全然気が付かなかったけど、あんな想いであたし達を見てくれてたんだね。

今まで本当に可哀想な事をしてしまったわ……

だって真実の道化君はあたしにとってホントに可愛くて…… 

本当に愛しいあたしの『弟』だったんだもの……

だから今度は彼も愛でよう…… あたしの愛で道化君をめいっぱい幸せにしよう……

はぁ…… はぁ…… ジュルリ……

__________
______
___


459 : VIPに... - 2013/11/06 17:21:01.94 0M+Gycvyo 316/411


―――[現在・メリーさんの家]―――

あの子「ご清聴ありがとうございました」ペコッ

メリー「おいコラ。 最後の1行ホントに残念なんだけど!」

あの子「えへへっ…… だってぇ~ 道化君、本当に可愛いんだもん!」

メリー「せっかくシリアスな雰囲気だったのに台無しだよっ!!」

「メリーさぁ~ん! お姉ちゃぁ~ん!」

メリーあの子「!!」

「オムライス出来たよ~」

メリー「なんでオムライス作ってんだよっ!!」

「えへへっ 美味しそうでしょ」

メリー「だからぁー! オムライスはもういいよっ!!」

あの子「じゃあメリーさんはオムライス食べないの?」

メリー「食べるよっ!!!」


460 : VIPに... - 2013/11/06 17:21:54.37 0M+Gycvyo 317/411


「はいメリーさん」つオムライス

メリー「ありがと~♪」

「はいお姉ちゃん」グサッ

あの子「うへへっ…… 美味しそう」ジュルリ…

メリー「うわぁ~ オムライスにスプーン立てるのって……見栄え悪っ!!」

あの子「見栄えが悪くても、このオムライスには道化君の愛がいっぱい詰まってるのよ」

「えへへ……///」

メリー「じゃあ、男さんに感謝して……」

メリーあの子「いっただっきま~す!」

メリーあの子「はむっ…… はふはふ……」

メリーあの子「ゴクン…… 幸せぇ~///」


464 : VIPに... - 2013/11/08 15:13:40.90 UOGz9uoXo 318/411


メリー「あ~ お腹いっぱい♪ ごちそう様ぁ~」

あの子「ふふっ…… やっぱりオムライスは最高ね」

「お粗末様でした」

あの子「さてと…… お腹もいっぱいになった事だし」

メリー「お姉ちゃんがお腹いっぱいって言うのも変な感じだね」

あの子「みんなでお出かけしましょう」

メリー「えー まだ続きが聞きたいんだけど」

あの子「ふふっ…… 時間はたっぷりあるわ」

「そうそう。 焦んなくても大丈夫だよ」

メリー「ま、それもそっかぁ~」

あの子「……ちょろぉ~w」ニヤリ

メリー「おいコラ」

__________
______
___


465 : VIPに... - 2013/11/08 15:14:46.96 UOGz9uoXo 319/411


―――[デパート]―――

あの子「と言う訳でデパートに来ました」

メリー「なんでっ!?」

あの子「だってほら、こう言う所の方が品ぞろえが良いでしょ?」

「お姉ちゃん何か欲しい物でもあるの?」

メリー「幽霊なのに?」

あの子「ふふっ…… あたしじゃなくて……ね」

「えー なぁに? 教えてよぉ~」

あの子「ふふっ…… ひ・み・つ♪」

メリー「勿体ぶらないでさ、教えてよ」

あの子「じゃメリーさんにだけ特別に……」ヒソヒソ……

「えー ずるいー!」

メリー「あー 成程ぉ~」ニヤリ


466 : VIPに... - 2013/11/08 15:15:30.80 UOGz9uoXo 320/411


―――[デパート・婦人服売り場]―――

メリー「ねぇねぇ これもいいんじゃない?」キャッキャッ

あの子「あっ いいわねw」キャッキャッ

「ねぇ…… メリーさん、お姉ちゃん……」

あの子「どうしたの?」

「なんか…… はずかしいよ……」

メリー「なんで?」

「だって…… ボク”男の子”だし……」

あの子「それで?」

「なんだか場違いじゃないかなぁ?」

メリー「あははっ だいじょぶだいじょぶ!」

「なんで大丈夫なの?」

あの子「道化君可愛いから」

「そーゆー問題じゃないと思うけど」


467 : VIPに... - 2013/11/08 15:16:11.05 UOGz9uoXo 321/411


メリー「ねーねー お姉ちゃん」

あの子「ん~?」

メリー「このチュニックなんかどうかな?」

あの子「可愛いわね~」

メリー「でしょ♪ それにショートパンツを合わせて~」

あの子「あっ いいわねw」

メリー「この帽子で完成っと!」

あの子「メリーさん、いいかしら」

あの子「このブーツを合わせたらいいんじゃない?」

メリー「お姉ちゃん…… グッジョブだよ!」

メリー「ねぇあんたはどう思う?」

「うん。 可愛いと思うよ」

メリー「よし! じゃ試着してみよっか!」ニヤリ

あの子「そうね」ニヤリ

「え゙?」


468 : VIPに... - 2013/11/08 15:16:48.36 UOGz9uoXo 322/411


「ヤダよヤダよっ!!」ジタバタ

メリー「良いから良いからぁ~」ズルズル

「ヤダッてばっ!! 絶対ヤダッ!!」ジタバタ

あの子「往生際が悪いわね」

「なんでボクが着なきゃいけないのっ!!」ジタバタ

メリー「えへへっ そりゃあねぇ~」ジュルリ…

あの子「ね~」ジュルリ…

「ちょっ…… ホントにやめてよっ!!」ジタバタ

メリー「しょうがないなぁ~」パッ


469 : VIPに... - 2013/11/08 15:18:01.46 UOGz9uoXo 323/411


「はぁ… はぁ… わかってくれた?」

メリー「お姉ちゃん……」ヒソヒソ…

あの子「うん…… うん……」ヒソヒソ…

「……なによ」

メリー「どうしてもダメ?」

「ダメ!」

メリー「おねが~い」キラキラ~

「ゔっ……」ジリッ

あの子「おねが~い」キラキラ~

「ゔゔっ……」ジリリッ

メリーあの子「ねねっ、おねが~い」キラキラ~

「ゔゔっ……」ガクッ


470 : VIPに... - 2013/11/08 15:18:56.04 UOGz9uoXo 324/411


―――[婦人服売り場・更衣室前]―――

「キラキラ~を使うなんて卑怯だよ……」

メリー「はやくはやく」

あの子「ふふっ……」

「うぅ…… やっぱり無理! 女の子の服なんて着れない!」

メリー「今更なに言ってんのさ」

「なによ……」

メリー「あんた最初の方はさ、お姉ちゃんの口調で喋ってたじゃん」

「だってぇ~ それには理由があったんだもん…… ね、お姉ちゃん」

あの子「ふふっ…… さぁどうだったかしら」

「ちょっ…… とぼけないでよ!」

メリー「じゃあさ、お姉ちゃんの事をあたしに内緒にしてたペナルティってことで!」

「うぅ…… それを言われちゃうと……」

メリー「ね、これでチャラにしてあげるからさ!」

「わかったよぉ……」ガチャッ

メリー「楽しみですな~♪」ニタァー

あの子「ですな~」ニヤリ


471 : VIPに... - 2013/11/08 15:19:58.23 UOGz9uoXo 325/411


―――[数分後]―――

「……終わったよ」

メリー「じゃ、開けるね」

「ちょっ…… 待っ…… こ……心の準備が……」ドキドキ

メリー「ホント往生際が悪いなぁ~」

「深呼吸深呼吸…… スー…… ハー……」ドキドキ

あの子「それっ!!」ガチャッ

「あっ!! お姉ちゃ…… !!!」

メリー「」

あの子「」

「ヤダぁぁーーーーっ!! 見ないでぇーーーっ!!」カアァ


472 : VIPに... - 2013/11/08 15:21:14.09 UOGz9uoXo 326/411


「うぅ…… はずかしいよ……///」ドキドキ

メリー「ねぇ…… お姉ちゃん……」

あの子「うん……」

「ねぇ…… ホントはずかしいよぉ……///」ドキドキ

メリー「何これ……」

あの子「えぇ……」

「ね…… も…… もう良いでしょ///」ドキドキ

メリーあの子「可愛いーーーーーっ!!」クワッ

「ひっ!?」


473 : VIPに... - 2013/11/08 15:21:56.50 UOGz9uoXo 327/411


メリー「何これ何これ! ちょーーーー可愛いんですけどぉっ!!」

「メリーさん!?」

メリー「なんでこんなに似合ってるのっ!! ねぇねぇねぇっ!!」キャッキャッ

「は…… はずかしいよぉ……///」ポッ

あの子「な…… なんと言うことかしら……」フラッ

「お…… お姉ちゃん?」

あの子「道化君はあたしの『弟』じゃなくて『妹』だったのね……」

「なにバカな事言ってんの! ボクは”男の子”だよ!」

メリー「ちがうっ!!」

「メリーさん!?」


474 : VIPに... - 2013/11/08 15:23:08.79 UOGz9uoXo 328/411


メリー「違う違う違うっ!! あんたは”男の子”なんかじゃないっ!!」

「違わない! 絶対に違わないからっ!!」

メリー「絶対に違うっ!! あんたが”男の子”なはずないもんっ!!」

「ボクは”男の子”だよっ!!」

あの子「辛いけど受け入れなきゃダメなのよ!」

「お姉ちゃんまで何言ってんの! だからボクは”男の子”だってば!!」

メリー「なんなのよあんた! どうしてそんな事言えるのっ!!」

「言えるよっ!! 当たり前でしょっ!!」

メリー「あんたはあたしとお姉ちゃんの事が大好きなんじゃなかったのっ!!」

「大好きだよっ!! てか今それ関係ないよねっ!!」

メリー「だったらやめてよ! そんな事言うのやめてよっ!!」

「メリーさん…… いやいや、おかしいおかしい!」


475 : VIPに... - 2013/11/08 15:24:19.24 UOGz9uoXo 329/411


メリー「そ…… そうだ! あんたも一緒に探してよ」

メリー「あたしと一緒にさ…… お姉ちゃんを探そうよ」

「何言ってんの! お姉ちゃんここに居るでしょっ!!」

あの子「道化君…… 思い出して……」

「なにを……」

あの子「道化君があたしの…… 道化君があたしの『妹』だった頃を……」


__________
______
___



「ないよ! そんな記憶ないよっ!!」

メリーあの子「ちっ」


482 : VIPに... - 2013/11/11 17:34:38.25 weTPFUbZo 330/411


―――[婦人服売り場・入口]―――

店員「ありがとうございました~」

メリー「さてと…… じゃ、次は……」

「ねぇ…… メリーさん……」モジモジ

メリー「えっ?」

「なんでボク…… この格好のままなの……///」モジモジ

メリー「そんなの決まってるじゃん」

あの子「可愛いからよw」

「でもぉ…… はずかしいよぉ///」

メリー「だいじょぶだいじょぶ! 今のあんたはどー見ても”女の子”だから」

「ボク…… ”男の子”なんだけど……」モジモジ


483 : VIPに... - 2013/11/11 17:35:53.00 weTPFUbZo 331/411


あの子「ううん。 今の道化君は”男の子”じゃなくて正真正銘のおと子さんよw」

「お姉ちゃん!」

メリー「おと子さん?」

あの子「ふふっ…… 道化君を調教…… じゃなくて教育してた時にこう呼んでたのよ」

メリー「今言ったよね! 確実に調教って言ったよねっ!!」

「うぅ…… なんでこのタイミングで言っちゃうかなぁ~」

メリー「……あとで詳しく聞かせてね」

「うん……」

メリー「おと子さん」ニヤリ

「!」


484 : VIPに... - 2013/11/11 17:36:28.55 weTPFUbZo 332/411


―――[駅・ホーム]―――

ガヤガヤ……

メリー「次はどこ行こうかな」

「うぅ…… バレないかなぁ……」

メリー「堂々としなよ」

「だってぇ……」モジモジ

あの子「そんな挙動不審にしてるとかえって怪しまれるわよ」

「うぅ……///」

ガヤガヤ……

メリー「そもそも、あんたってばストリートパフォーマンスをやってたんでしょ?」

「うぅ…… そうだけど」

メリー「だったらこのくらい大したことないでしょうに」

「だってぇ…… それとこれとは話が別だよぉ~」


485 : VIPに... - 2013/11/11 17:37:36.80 weTPFUbZo 333/411


―――[電車内]―――

ガタンゴトン……

メリー「混んでるね」

「うん……」

あの子「大変だね~」

メリー「お姉ちゃんは気楽で良いよね」

あの子「だってあたし幽霊だし…… あ、そうだ!」

メリー「?」


486 : VIPに... - 2013/11/11 17:38:12.31 weTPFUbZo 334/411


あの子「ねえねえ見て見て!」

モブ「…………」スゥー

あの子「幽体離脱ぅ~」

メリー「ぶっ!!?」

モブ「!?」

メリー「あっ…… いや、なんでもないです」

モブ「……?」

あの子「あははっ!! ね、面白いでしょ♪」

メリー「」イラッ

メリー「……あとでぶん殴ってやる」

「まぁまぁw」

メリー「単芝ぁっ!!」

487 : VIPに... - 2013/11/11 17:39:15.68 weTPFUbZo 335/411


アナウンス『次は新○、新○ お出口は左側です』

メリー「次の駅は人の出入りがすごいから」

「うん。 わかってる」

メリー「ハグレちゃダメだかんね」

「うん」

あの子「は~い」

メリー「お姉ちゃんは関係ないでしょ」

あの子「いやぁ~ もしかしたらいっぱい幽霊さん達が乗ってくるかもしれないし」

メリー「怖い事言わないでよっ!!」

モブ「!?」ビクッ

「メリーさん!」

メリー「あっ…… ね、怖い事になるから気を付けてねっ!!」

「うん! わかった!」

メリー「あははっ!!」

「あははっ!!」

メリー「はぁ……」


488 : VIPに... - 2013/11/11 17:39:59.92 weTPFUbZo 336/411


乗務員「新○ぅ~ 新○です」

ガヤガヤ……

メリー「うわっ!?」

「わっ!! ちょっ……」

あの子「あらあら……」

ガヤガヤ……

メリー「あっ!! おと子さ…… ふぎゃっ!!」

ガヤガヤ……

「メリーさ…… ああっ!!」

あの子「あらあら…… どうしましょ!」オロオロ


489 : VIPに... - 2013/11/11 17:40:59.63 weTPFUbZo 337/411


ガヤガヤ……

メリー「なんでこんなに混んでんだよっ!!」

ガヤガヤ……

あの子「あらあら…… あなたも大変だったのねw」

メリー「てかお姉ちゃん誰と喋ってるのっ!!」

あの子「えっ? あぁ…… この人はね昔ここで飛び込み自……」

メリー「もういいっ!! それ以上聞きたくないっ!!」

あの子「あらあら…… あなただってお化けでしょうにw」

メリー「だから単……」

♪~ ♪~

アナウンス「15番線、ドアが閉まります。 ご注意下さい」

メリー「やばっ!!」

あの子「うん… うん… そっかそっか……」

メリー「バカお姉! 行くよっ!!」

あの子「じゃあまたねw」フリフリ

メリー「単芝やめろぉっ!!」


490 : VIPに... - 2013/11/11 17:42:21.63 weTPFUbZo 338/411


―――[電車内]―――

メリー「ふ~ なんとか乗れたけど……」

あの子「混んでるわね……」

メリー「てかあいつは?」キョロキョロ

あの子「あら、そう言えば……」

メリー「あれだけハグレちゃダメって言ったのにぃ~」

あの子「どちらかと言うとハグレちゃったのはあたし達の方なんだけどね」

メリー「お姉ちゃん、男さん探して来て」

あの子「かしこまり~」スィー


491 : VIPに... - 2013/11/11 17:43:23.72 weTPFUbZo 339/411


メリー「うぅ…… 心配だなぁ……」

あの子「メリーさんメリーさんっ!!」

メリー「どしたの…… まさか!」

メリー「男さん乗ってなかったのっ!!?」

あの子「違うの! 乗っては居るんだけど……!」オロオロ

メリー「居るんだけど?」

あの子「それが…… ちちち…… 置換……!」オロオロ

メリー「置換?」

あの子「じゃなくて! あのあの……ちかちかちか……!」オロオロ

メリー「落ち着けっ!!」

あの子「痴漢されてるみたいなのっ!!」

メリー「あ゙あ゙っ!!!!?」クワッ


492 : VIPに... - 2013/11/11 17:44:49.37 weTPFUbZo 340/411


「うぅ……!」

変態「はぁ…… はぁ……」サワサワ

(どうしよう……! こ…… 怖いよ……!)

「や…… あ……!」

変態「なぁ…… 感じてんだろ…… はぁはぁ……」サワサワ

(ダメ…… 声が出ない……!)

変態「ぐへへ…… 嫌がらねぇって事は相当淫乱だな……」サワサワ

「ふ…… ぐ……!」ジワッ


493 : VIPに... - 2013/11/11 17:45:33.47 weTPFUbZo 341/411


変態「俺の神テクニックでイかせてやるからな……!」ニヤニヤ

(こんなヤツに……! こんなヤツに……!)

「おい…… オッサン……!」ガシッ

変態「!!」ビクッ

「メリーさ…… っ!!?」ビクッ

メリー「どうやら死にてぇみたいだな……!」ニタァ~

変態「は?」

乗務員「目○ぉ~ 目○」


メリー「Round one fightッ!!」


494 : VIPに... - 2013/11/11 17:46:04.43 weTPFUbZo 342/411


メリー「オラオラオラオラッ!!」
1380971496-494


変態「ぎゃあああぁぁぁーーーーーーーっ!!!」


495 : VIPに... - 2013/11/11 17:46:48.70 weTPFUbZo 343/411


変態「げふぅっ!!」バタン

K Oッ!!

You Win Perfectッ!!

メリー「弱すぎなんだけどマジ! 誰こいつを神って言った奴は!」

メリー「誰だよこいつを神って言った奴は! 出てこいよブッ殺してやるよオレがっ!!」

メリー「弱ぉーえーな、マジ神神とか言ってマジで!」

メリー「尻触ってるだけじゃねえか!」

メリー「そー!ゆー!はなしじゃねぇから!これっ!!」

変態「…………」チーン

アナウンス「2番線、ドアが閉まります。 ご注意下さい」

メリー「失せろっ!!」ドカッ

変態「おふぅっ!!」

あの子「ぺっ」ピチャ

ザワザワ……


507 : VIPに... - 2013/11/12 20:46:21.51 eGIb01/bo 344/411


アナウンス『次は池袋。 池袋。 お出口は左側です』

「グス…… 」

メリー「ねぇ…… 大丈夫?」

「うん…… 大丈夫ぢゃない……」

メリー「えっと…… ごめんね」

「うぅ…… もうやだぁ……」

あの子「可愛いって罪よね~」

メリー「バカお姉!」

「好きでこんな格好してるんじゃないもん!」

メリー「どうしたら許してくれる?」

「……なんでもしてくれる?」


508 : VIPに... - 2013/11/12 20:47:35.17 eGIb01/bo 345/411


メリー「もちろん! 男さん…… ぢゃなかったおと子さんのお願いなんでも聞いたげる!」

「ホントにホント?」ウルウル……

メリー「可愛い……///」キュン…

あの子「くぁわいい……///」キュン…

「それじゃあねぇ……」モジモジ

メリー「はぁ… はぁ…」

あの子「はぁ… はぁ…」

「2人にぎゅっとして欲しいの…… きゃっ言っちゃった///」

メリー「来ましたわっ!!」クワッ

あの子「来ましたわっ!!」クワッ

「だから! ボクは”男の子”だよっ!!」


509 : VIPに... - 2013/11/12 20:48:06.74 eGIb01/bo 346/411


「お…… お願いします///」ポッ

メリー「ったくあんたってヤツはさ~」

あの子「どーしてこんなに可愛いのかしら」

「えへへ……///」

メリー「このぉー 甘えんぼさんがぁ~ 」ギュー

あの子「はぁ… はぁ… 可愛い///」ギュー

メリー「満足か! 満足かコラ!」ギュー

「ま~だだもん!」

あの子「ふふっ…… 困った子ねぇ」ギュー

510 : VIPに... - 2013/11/12 20:48:46.51 eGIb01/bo 347/411


メリー「お姉ちゃん……」

あの子「うん?」

メリー「あたしのだかんね」キッ

あの子「むっ」カチン

あの子「メリーさん…… それは無いんじゃない?」

メリー「おと子さんはあたしのだもん」

あの子「いやいや、あたしの道化君よ」

「メリーさん…… お姉ちゃん……」

メリーあの子「!」

「メリーさんもお姉ちゃんもボクのだよ!」ニコッ

メリー「おと子さん……」

あの子「……恐ろしい子!」


515 : VIPに... - 2013/11/15 16:02:18.84 uiEw5igJo 348/411


―――[電車内]―――

アナウンス「巣鴨。 巣鴨。 お出口は右側です」

メリー「あはは」イチャイチャ

あの子「うふふ」イチャイチャ

「えへへ」イチャイチャ

ガヤガヤ……

「よっこいしょっと」ドサッ

「あっ! あなたは……」

「ん?」

メリー「へっ?」

「あの時のおばあちゃん!」

おばあちゃん「ん? あんた、だいだっけ?」

516 : VIPに... - 2013/11/15 16:04:15.17 uiEw5igJo 349/411


メリー「なに、あんたの知り合い?」

「ボクだよ! この前おばあちゃんの家でお世話になった!」

おばあちゃん「もうしわげねけど、オイあんだのごど覚えでねぇなやの」

メリー「思い出した! あんたが話してた強烈おばあちゃんか!」

「じゃあ…… これでわかる?」スポッ

メリー「コラ! 帽子取るな!」

おばあちゃん「ああっ!!」ポンッ

おばあちゃん「あんどぎのめっこい”あんちゃ”だっただがっ!!」

「久しぶりぃ~」

おばあちゃん「あいや、おぼげだごど!」

「ボクもビックリしたよ!」キャッキャッ

メリー「だから! おばあちゃんなに言ってかわかんねぇよっ!!」


517 : VIPに... - 2013/11/15 16:05:10.51 uiEw5igJo 350/411


おばあちゃん「いやぁ~ オイもおがしいど思っでだなや」

「えっと…… なにが?」

おばあちゃん「”あんちゃ”さしては、めっこい子だど……」

「あ……」

おばあちゃん「やっぱ”おなんこ”だったなの~」

「いやあの…… これには訳があって///」

メリー「ねぇねぇお姉ちゃん……」ヒソヒソ

あの子「なぁに?」

メリー「なんでこいつ、おばあちゃんの言ってる事を理解してんの?」ヒソヒソ

あの子「さぁ……?」

「で…… そう言う訳で……」

おばあちゃん「んだばあれが! 今はやりの”おどごの娘”っでヤヅだが!」

メリー「なぬっ!!?」ギョッ


518 : VIPに... - 2013/11/15 16:05:56.22 uiEw5igJo 351/411


「おばあちゃん…… どこでそんな言葉を……!」

おばあちゃん「ほれ…… いんたーねっとで調べっど出でくんろ」

「おばあちゃんネット使えるの?」

おばあちゃん「オイのごどババだど思っで莫迦さすんなでばw」

「ご…… ごめん」

おばあちゃん「ちょっど待での…… 今検索すっさげ……」ポチポチ

メリー「えっとぉ……」

おばあちゃん「ほれ、こいだろ?」つ携帯

「うわぁ…… すごいよ、おばあちゃん!」

メリー「つうか! おばあちゃん何者だよ!」


519 : VIPに... - 2013/11/15 16:06:30.94 uiEw5igJo 352/411


おばあちゃん「とこいで…… そっぢのめっこい子は?」

メリー「あっ! 初めまして。 あたしは……」

おばあちゃん「あぁ! あんだも”おどごの娘”がw」

メリー「ちげーよっ!!」クワッ

おばあちゃん「あいや! でってまんず、きかねぇ子だのぉ~」

メリー「なぬ?」

「メリーさんがお転婆な子だなってw」クスッ

メリー「むっ……」カチン

おばあちゃん「だども、そんぐらい元気だなもめっこいがものw」

メリー「単芝やめろぉっ!!」


520 : VIPに... - 2013/11/15 16:07:17.11 uiEw5igJo 353/411


おばあちゃん「あど…… そっちゃさ居る子は?」

メリー「え゙っ?」

「えっと……?」

おばあちゃん「ほれ…… ぼんやりしてっけけど、そさ居る姉ちゃだでばや」

あの子「えっ? あ、あたし!?」

「おおおおばあちゃん! お姉ちゃんの事が見えるのっ!?」

おばあちゃん「んん? おがしなごどゆ~子だの~」

あの子「えっとぉ……」

メリー「おばあちゃんマジで何者だよ!」


521 : VIPに... - 2013/11/15 16:07:58.25 uiEw5igJo 354/411


「かくかくしかじか……」

おばあちゃん「ほぅけ…… んだばオメだぢは……」

「うん……」

おばあちゃん「座敷わらしみでぇな、めっこいお化けっでごどでおk?だがw」

メリー「ネットスラングを使うな!」

メリー「てゆーか! なんでおばあちゃんはお姉ちゃんの事見えるんだよ」

おばあちゃん「あれでねぇがのぅ~」

「なぁに?」

おばあちゃん「ほれ…… オイは棺桶さ片足突っ込んでるババださげw」

メリー「笑えねぇよっ!!」

「お迎えが近いのかもねw」

メリー「縁起でもない事ゆーなっ!!」

あの子「幽霊もそれなりに楽しいわよw」

メリー「コラァッ!!」

メリー「それと単芝やめろっ!!」


529 : VIPに... - 2013/11/18 18:10:34.48 ej5D8QO9o 355/411


―――[おばあちゃんの家]―――

おばあちゃん「ささ、あがってけ」

「失礼しま~す」

あの子「お邪魔しま~す」

メリー「なんでおばあちゃんの家に来てんだよっ!!」

「えっと…… おばあちゃんが寄ってけって言ったから?」

あの子「可愛いにゃんこが居ると聞いて」キリッ

メリー「流され過ぎ! あんたら流され過ぎだってっ!!」

おばあちゃん「ほれ、そんだどごさ立ってねでこさ来い」

メリー「こ…… 炬燵……!」ピクッ

おばあちゃん「あったげ~ぞw」

メリー「わー 炬燵だ~♪」

「わ~い♪」

あの子「うへっうへへ…… この中ににゃんこが……!」ジュルリ…


530 : VIPに... - 2013/11/18 18:11:30.58 ej5D8QO9o 356/411


「あったか~い」

メリー「幸せぇ~」

「な~お」

あの子「はぁ…はぁ… 可愛い///」

おばあちゃん「ほれ、蜜柑もあんぞ」

「食べるぅ~」

メリー「こ…… 炬燵に蜜柑って…… 至高の組み合わせじゃないの!」

あの子「よしよし……」スカッ

「な~お?」

あの子「むぅ…… やっぱダメかぁ~」シュン…


531 : VIPに... - 2013/11/18 18:12:40.50 ej5D8QO9o 357/411


―――[1時間後……]―――

TV『次のニュースです……』

メリー「もうこんな時間かぁ」

「だいぶ暗くなって来たね」

おばあちゃん「んだのぉ~」

メリー「さて…… そろそろ帰ろうっか」

「うん、そうだね」

おばあちゃん「までまで!」

メリー「えっ?」

おばあちゃん「おめがだ、メシ喰ってけ」

メリー「そんな…… 悪いよ」

532 : VIPに... - 2013/11/18 18:13:10.84 ej5D8QO9o 358/411


おばあちゃん「まぁまぁ、そう言わねで喰ってけ!」

「じゃあ、お言葉に甘えよっかなぁ~」

メリー「あんたぁっ!!」

「だって…… おばあちゃんのごはん美味しいんだよぉ」

メリー「でもさぁ……」

あの子「…… メリーさん、折角だから御馳走になりましょう」

メリー「お、お姉ちゃんまで……!」


533 : VIPに... - 2013/11/18 18:14:14.05 ej5D8QO9o 359/411


おばあちゃん「んだんだ! このババが腕振るって作っさげw」

おばあちゃん「どっこいしょっと」

「じゃ、ボクも手伝うぅ~」

メリー「ちょっ…… あんた!」

おばあちゃん「なに喰っでぇ~?」

「んとねぇ~ おばあちゃんの好きなもの~」トコトコ

おばあちゃん「オイの好ぎなもんがぁ? いっぺぇあり過ぎで難しいのぉ~」トコトコ


メリー「むぅ…… いいのかなぁ」

あの子「いいんじゃないかしら」

メリー「なんでさ」

あの子「おばあちゃん、楽しそうにしてたでしょ」

メリー「……楽しそう?」

あの子「そう。 あたし達が甘える事が、おばあちゃんにとっては楽しい事なのよ」

メリー「……?」

あの子「ふふっ…… メリーさんもそのうちわかると思うわ」


534 : VIPに... - 2013/11/18 18:15:17.38 ej5D8QO9o 360/411


あの子「さてと…… じゃあメリーさんはお風呂掃除して来て頂戴」

メリー「えっ? なんで?」

あの子「流石に只で御馳走になる訳にはいかないわ」

あの子「だから、おばあちゃんに『お風呂掃除したい』って言って来て」

メリー「成程ね…… わかった!」

あの子「良い子ね」ナデナデ

メリー「……えへへ///」

メリー「じゃ、言って来ます」

メリー「おばあちゃ~ん!」トコトコ

「な~お?」

あの子「ふふっ…… 」


540 : VIPに... - 2013/11/24 21:18:08.77 7BZKjYY0o 361/411


―――[お風呂場]―――

メリー「んしょんしょ……」ゴシゴシ

あの子「頑張ってるわね」

メリー「なんかね、楽しい!」ゴシゴシ

あの子「楽しい?」

メリー「うん。 どうしてかわかんないけど…… なんかいい気分かも」

あの子「ふふっ…… 良かったわね」

メリー「よし! 終わった!」

あの子「ふふっ……」


541 : VIPに... - 2013/11/24 21:19:32.43 7BZKjYY0o 362/411


―――[台所]―――

「おばあちゃん、これでどうかな?」

おばあちゃん「うぅ~ん、ちょっと甘んめがも」

「じゃ、お味噌足した方がいいかな?」

おばあちゃん「んだの~」

「わかった!」

メリー「おばあちゃぁ~ん!」

おばあちゃん「んん?」

メリー「お風呂掃除終わったよ!」

おばあちゃん「おぉ! もっけだのぉ」

メリー「?」

おばあちゃん「ああわがんねが! ありがどって意味だなや」

メリー「そうなんだ~」

おばあちゃん「んだんだ…… もっけだぁ~もっけだ!」ナデナデ

メリー「ん……♪」


542 : VIPに... - 2013/11/24 21:20:24.88 7BZKjYY0o 363/411


メリー「ところでおばあちゃん」

おばあちゃん「なんだぁ?」

メリー「おばあちゃんって一人暮らしなの?」

おばあちゃん「…………」シュン……

メリー「えっ…… あの……」

おばあちゃん「オイの旦那は…… 遠くさ行ってしまっだんだやの……」

メリー「ご、ごめんね……」シュン……


ガラガラッ

「戻ったぞ」

おばあちゃん「あれま、じいさん!」

メリー「旦那帰って来たよっ!!」


543 : VIPに... - 2013/11/24 21:21:04.03 7BZKjYY0o 364/411


メリー「ちょっとぉ! おばあちゃんっ!!」

おばあちゃん「いやの、今日じいさんが出がげっどぎにの」

おばあちゃん「”今日は遠くさ行ぐがら帰って来ね”って言っでだもんだからや」

メリー「だから! おばあちゃん何言ってるかわかんねえよっ!!」」

「つまりね、おじいちゃんが今日出かける時に”今日は戻らない”って言ったんだって」

メリー「解説ありがとう。 でもね…… 紛らわしいわっ!!」

おばあちゃん「ホントきかねぇ子だのぉw」

メリー「単芝やめろよっ!!」

「まぁまぁw」

メリー「おまえもやめろぉっ!!」


544 : VIPに... - 2013/11/24 21:22:12.35 7BZKjYY0o 365/411


おじいちゃん「うむ…… 随分と賑やかだな」

メリー「お邪魔してま~す」

「こんばんわ」

おじいちゃん「少女達よ…… 汝らの名は」

メリー「あたし、メリーさん」

「あたし、男さん」
↑注

あの子「あたし、お姉ちゃん」
↑注

おじいちゃん「あいわかった。 ゆるりとして参れ」

メリー「変わったおじいちゃんだな~」

メリー「……ん?」


545 : VIPに... - 2013/11/24 21:23:26.31 7BZKjYY0o 366/411


おばあちゃん「とこいで…… じいさん今日は帰って来ねあんでねっけな?」

おじいちゃん「うむ…… 我もそのつもりでおったのだが……」

おじいちゃん「道中にて『スレ○プニル』が弱ってしまい、やむなく帰路についた次第じゃ」

メリー「は?」

「ねぇねぇ『スレ○プニル』って?」

おばあちゃん「じいさんの原チャリのごどだぁ~」

おじいちゃん「原チャリなどではない! 我の愛馬『スレ○プニル』じゃっ!!」クワッ

メリー「なにこのおじいちゃん!? 痛いよっ!!」


546 : VIPに... - 2013/11/24 21:24:02.60 7BZKjYY0o 367/411


おじいちゃん「妻よ、我の槍を…… 『グング○ル』を……!」

おばあちゃん「はいはい……」つ杖

おじいちゃん「うむ!」キリッ

メリー「うわぁ……」

あの子「なかなかダンディーなおじいちゃんねぇ~」

メリー「どこが!? この歳で中二病って痛いだけだよっ!!」

あの子「そうかしら? あたしは良いと思うけどなぁ……」

おじいちゃん「ほぅ…… 我の良さがわかるとは中々見どころのある少女だな」

メリー「なぬっ!?」ギョッ

あの子「えへへ…… 褒められちゃった///」

おじいちゃん「うむ」ニッ

メリー「まてぃっ!!」クワッ


547 : VIPに... - 2013/11/24 21:24:55.49 7BZKjYY0o 368/411


メリー「おい! 邪気眼じいちゃん!」

おじいちゃん「むっ…… 我の事か……!」

メリー「なんでお姉ちゃんと会話出来てんだよっ!!」

おじいちゃん「なぜじゃ?」

メリー「おかしいんだよっ!! おばあちゃんもそうだけどおかしいのっ!!」

おじいちゃん「少女よ。 汝の言っておる意味がわからぬ」

メリー「あのね、お姉は幽霊なの! 普通の人には見えたり会話出来たりしないのっ!!」

あの子「あらあらメリーさんったら~///」ポッ

メリー「なんでオメーは照れてんだよ! 意味わかんねぇよっ!!」

おじいちゃん「少女よ…… 答えは簡単じゃ」

メリー「えっ?」


548 : VIPに... - 2013/11/24 21:25:37.06 7BZKjYY0o 369/411


おじいちゃん「何を隠そう、我こそはアース○ルズの主神オー○ィ……」

メリー「もういいわっ!! お腹いっぱいだよっ!!!!」

「メリーさん、ごはんまだ食べてないじゃないのw」

メリー「わかっとるわっ!! てか単芝やめろっ!!」

おばあちゃん「こんな若げぇのにボケだんがw」

メリー「あんたに言われたくないよっ!! だから単芝やめろぉっ!!」

あの子「あらあらw メリーさんのい・け・ずぅ~///」

メリー「なんで甘い声出してんだよ! それと単芝やめろっつってんだろうがっ!!」

おじいちゃん「うむ…… この少女なら優秀なエイン○リャルとして……」

メリー「捌ききれねえよっ!! マジで捌ききれねぇよっ!!!」


556 : 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします - 2014/01/02 17:36:45.64 9Y2DL8gao 370/411


メリー「はぁ… はぁ… はぁ…」

「大丈夫ぅ?」

メリー「だ…… だいじょぶぢゃない…… ぜぇぜぇ……」

おじいちゃん「嘆かわしい…… なんと軟弱な……」

メリー「だ…誰の所為で……!」イラッ

おばあちゃん「んだば風呂さ入っが?」

メリー「ぜぇぜぇ…… お……おばあちゃんがお先にどうぞ……」

おばあちゃん「いいがらいいがらw オイはおめだの”ままざめ”すねばなんねろw」

メリー「何言ってっか…… ぜぇぜぇ…… それとだんじば…… 」

あの子「あ~ これはダメね。 重症だわw」

メリー「だがら単……」バタンッ!!

「あっ! メリーさんっ!!?」

557 : 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします - 2014/01/02 17:37:23.89 9Y2DL8gao 371/411


―――[お風呂]―――

メリー「ふぃ~ 極楽ですな~♪」チャプチャプ

あの子「ですな~」

おばあちゃん「んだのぉ~」チャプチャプ

メリー「へへっ なんだかんだ言っておばあちゃんも入ってるじゃん」

おばあちゃん「じいさんとめっこいあんちゃが”ままざめ”してくいるっつったがらの」

メリー「お姉、あとよろしく~」チャプチャプ

あの子「……おばあちゃん、解説して」

おばあちゃん「ああ~ ”ままざめ”ってなはご飯の支度のごどだぁ~」

あの子「へぇ~ ……なんだか方言教室になっている気がするわねw」

メリー「ふぃ~♪」チャプチャプ

あの子「あれ……?」

558 : 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします - 2014/01/02 17:37:54.26 9Y2DL8gao 372/411


メリー「ねぇねぇおばあちゃん」

おばあちゃん「なんだぁ?」

メリー「お背中流したげるぅ~」

おばあちゃん「んだばお願いすっがのぉ」

あの子「ふふっ……」

メリー「お姉はあたしの背中を流しな」

あの子「あらあらw 甘えんぼさんねぇw」

メリー「♪~」

あの子「……むぅ~」

559 : 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします - 2014/01/02 17:38:26.02 9Y2DL8gao 373/411


メリー「んしょんしょ……」ゴシゴシ……

おばあちゃん「あぁ~ 極楽だぁ~」

メリー「へへっ」ゴシゴシ……

あの子「あは~ん…… メリーさん気持ち良いぃ~?///」

メリー「うん。 まぁまぁ」

あの子「はぁ… はぁ… メリーさん…… はぁ… はぁ…///」

おばあちゃん「ありがど~ もういいぞぉ」

メリー「んん~ わかった」

あの子「あはぁ~ん/// 放置プレイする気なのね! そうなのねっ///」ゾクゾクッ

メリー「♪~」

あの子「あ、あのぉ……」

560 : 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします - 2014/01/02 17:39:07.39 9Y2DL8gao 374/411


おばあちゃん「んだばオイはあがっさげ」

メリー「あたしはもうちょっと入ってるね」

おばあちゃん「肩まで浸かっで百まで数えんだぞ~」

メリー「はぁ~い!」

カラカラッ ピシャッ

メリー「いぃ~ち にぃ~い さぁ~ん……」

あの子「あの…… メリーさん」

メリー「しぃ~い…… なんですか?」

あの子「もしかして怒ってる?」

メリー「別にそんな事ないでございますわよ」

あの子「ねぇ…… なんでそんな話し方してるの?」

メリー「今日は店仕舞いだからです」

あの子「えっと…… なにが?」

メリー「あんたらの”ボケ”に対する”突っ込み”の店仕舞いでございますのよ」

あの子「は、はぁ……?」

561 : 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします - 2014/01/02 17:40:09.13 9Y2DL8gao 375/411


メリー「と言う訳で」

あの子「はい?」

メリー「お姉、後は任せた」ポン

あの子「はい?」

メリー「あのボケ共の”ボケ”を今度はお姉ちゃんが捌いてね♪」ニコッ

あの子「え゙っ?」

メリー「ご~ぉ、じゅ~ぅ、にぃ~じゅ……」

あの子「あのメリーさん……」

メリー「よんじゅ~ぅ、はちじゅ~ぅ…… なに?」

あの子「ズルはいけないわ」

メリー「……まぁ物足りないけどそんな感じでお願いね。 ひゃぁ~く!」ザバァ~

あの子「えっと……」

メリー「じゃ!」

カラカラッ ピシャッ

あの子「えっ ちょっ メリーさんっ!?」

567 : 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします - 2014/03/02 23:25:12.34 lbCbstFGo 376/411


―――[おばあちゃんの家・茶の間]―――

メリー「ふぅ~ いい湯だったぁ」

あの子「お風呂ごちそう様でした~」

「あっ! メリーさん、お姉ちゃん」

おじいちゃん「うむ。 皆そろったな」

おばあちゃん「んだばごはんさ、すっがのぉw」

メリー「…… お姉ちゃん」ツンツン

あの子「えっと……」

メリー「お・ね・え!」ツン・ツン・ツン!


568 : 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします - 2014/03/02 23:26:32.20 lbCbstFGo 377/411


あの子「あっ あの…… お、おばあちゃん!」

おばあちゃん「なんだべ?」

あの子「た…… 単芝……」

おばあちゃん「?」

あの子「あ…… あのね、単芝は……」

おじいちゃん「妻よ、あれを持って参れ」

おばあちゃん「あれの~ わがっだわがったw」トコトコ

メリー「お・ね・え・ちゃ・ん」ツンツンツンッ

あの子「あっ……あのぉ!! 単芝やめりょよっ!!」

おばあちゃんおじいちゃん「えっ!!?」

あの子「あ…… あの…… そのぉ///」カアァ

メリー「ふっ……」ニヤッ

あの子「!」

メリー(萌え殺す気かっ!? お姉可愛いよ可愛いよっ!!)バンバンバンッ!!

あの子「メリーさんっ!?」


569 : 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします - 2014/03/02 23:27:12.65 lbCbstFGo 378/411


「ねぇねぇおじいちゃん」

おじいちゃん「むっ?」

「あれってなぁに?」

おじいちゃん「ふふっ。 あれはあれであ~る」

「そっか、あれだったんだ……」

おじいちゃん「はっはっはっ!」

「あははっ!」


570 : 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします - 2014/03/02 23:28:02.96 lbCbstFGo 379/411


メリー「お姉ちゃん……」ツンツン

あの子「えっ?」

メリー「ヤツらが仕掛けて来た」

あの子「仕掛ける?」

メリー「そう…… ヤツらがボケを仕掛けて来たんだよ」

あの子「えっとぉ…… 今?」

メリー「ほら、おねえ!」ツンツンツンッ!

あの子「えっとぉ! 単芝やめてよっ!!」

おじいちゃん「えっ?」

メリー「」ズコッ!!

あの子「!」

メリー(ちげーよバカ! お姉バ可愛いよバ可愛いよっ!!)バンバンバンッ!!

あの子「メリーさんっ!?」


571 : 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします - 2014/03/02 23:29:40.56 lbCbstFGo 380/411


おばあちゃん「ほれ、じいさん!」つアイスキャンディー

おじいちゃん「うむ!」

「あー いーなー!」

おじいちゃん「念願のアイスソ○ドを手に入れたぞ!」


メリー「お姉ちゃん……」

あの子「うん……」

メリー「ジジイがまた仕掛けて来たよ……」

あの子「うん!」

メリー「今度こそばっちり決めよう!」

あの子「うんっ!!」


572 : 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします - 2014/03/02 23:30:40.15 lbCbstFGo 381/411


あの子「おじいちゃんっ!!」

おじいちゃん「ん?」

あの子「殺してでも うばいとるっ!!」

おじいちゃん「な なにをする きさまー!」

タータ タタタタター♪ ←あのテーマ


メリー「お姉ちゃんっ!!」

あの子「ひっ!? ご、ごめんなさいっ!!」

メリー「グッジョブだよっ!!!」キュピーン!


578 : VIPに... - 2014/05/15 16:12:45.30 JSkR8o6Io 382/411


あの子「メリーさん、戦利品だよ!」つアイスキャンディー

メリー「んじゃ、ご相伴させていただきます」ペロペロ

あの子「あっ! ずるいぃ~」

メリーあの子「きゃっきゃっ」

おじいちゃん「ぐぬぬ…… ワシのアイスソ○ドが……」

おばあちゃん「ほれじいさん、まだあるでよ」つアイスキャンディー

おじいちゃん「よしっつ! 念願のアイスソ○ドを……!」

メリー「おと子ちゃんっ!!」

「!」

579 : VIPに... - 2014/05/15 16:13:34.30 JSkR8o6Io 383/411


おじいちゃん「ん?」

「おじいちゃん……」ユラ~

おじいちゃん「なんじゃ童子?」

「殺してでも うばいとるっ!!」

おじいちゃん「な なにをする きさまー!」

タータ タタタタター♪ ←あのテーマ



メリー「くっくっくっ…… お主も悪よのぉ~」ペロペロ

「いいのかなぁ~」ペロペロ

580 : VIPに... - 2014/05/15 16:14:25.58 JSkR8o6Io 384/411


メリーあの子「きゃっきゃっ」



おじいちゃん「おのれ童子ども…… ワシの…… ワシのぉ……!」

おばあちゃん「ふふっ……」

おじいちゃん「……なにが可笑しい」

おばあちゃん「こんげ賑やかだなも久しぶりだど思っての」

おじいちゃん「むっ……」

581 : VIPに... - 2014/05/15 16:15:20.33 JSkR8o6Io 385/411


おじいちゃん「…………」

おばあちゃん「どうしたじいさん?」

おじいちゃん「…………」

おばあちゃん「わがった! オメ腹減ったんろ?」

おじいちゃん「いや、そう言う訳では……」

おばあちゃん「わがってるわがってるw 今持って来るさげw」

メリー「おばあーちゃーんー 単芝やめろぉー」

あの子「あれれ? メリーさん、”突っ込み”の店仕舞いは?」

メリー「今から開店時間でぇ~す~」

「なにそれw」

メリー「おまえもやめろぉー」

メリーあの子「きゃっきゃっ」




おじいちゃん「ふっ……」

582 : VIPに... - 2014/05/15 16:16:07.83 JSkR8o6Io 386/411


おばあちゃん「ささっ、めっこいあんちゃど、じいさんがこさいだ”芋煮汁”だぁ」

メリー「わぁー すごーい」

「えへへ。 頑張っておじいちゃんと作ったの」

おじいちゃん「うむ!」

あの子「美味しそうね…… あたし食べれないけど」

「はい、お姉ちゃん」グサッ

あの子「ありがとう道化君……」ウルウル……

おばあちゃん「これ! ごはんさ箸立でるなんて縁起でもねえごどすんなっ!」

583 : VIPに... - 2014/05/15 16:16:47.61 JSkR8o6Io 387/411


メリー「あー いいのいいの。 この人死んでるから」

あの子「えへへぇ~///」

メリー「だからなんで照れてんだよ! 意味わかんねえよ!」

おばあちゃん「あー んだんだ! すっかり忘いでだ~w」

メリー「単芝やめろよっ!!」

「まぁまぁメリーさんw」

メリー「おまえもやめろっ!!」


メリー「じゃ、いっただっきま~す!」

おじいちゃん「うむ…… 切り替えの早い童女じゃな」

584 : VIPに... - 2014/05/15 16:18:25.22 JSkR8o6Io 388/411


メリー「あっ 美味しい」

あの子「ホントね~ ホッペタおちちゃいそう」

「……でもさ、なんか思ってたのと違う」

おじいちゃん「むっ」ピクッ

メリー「は? これが不味いっての?」

「ううん。 そうぢゃなくて…… なんで味噌味なのかなって」

おじいちゃん「むむっ」ピクピクッ

あの子「? つまりどーゆー事?」

「ボクが知ってる”芋煮汁”ってお醤油味だった気がすr……」

おじいちゃん「だまらっしゃいっ!!!!」クワッ

メリーあの子「っ!!?」ビクッ

585 : VIPに... - 2014/05/15 16:19:14.86 JSkR8o6Io 389/411


「えっ? えっ?」

おじいちゃん「醤油じゃと……! 醤油味じゃと……!」プルプルッ

メリー「お、おじいちゃんどーしたのさ?」

おじいちゃん「どうしたもこうしたもあるかっ!! 汝は何もわかっておらんっ!!」

「ごごごめんなさいっ!!」ビクッ

おばあちゃん「あーあ、ま~だ始まったw」

メリー「おばあちゃん、この人変だよてか単芝やめろ!」

586 : VIPに... - 2014/05/15 16:20:19.61 JSkR8o6Io 390/411


おじいちゃん「”芋煮”は……”芋煮”と言うのはなぁ……!」

おじいちゃん「味噌豚と相場が決まっておるのじゃあぁぁっ!!!」

あの子「ひっ!?」

おじいちゃん「醤油牛なんぞ”芋煮”に非ずっ!!」

おじいちゃん「味噌と里芋…… そしてぇっ!! 豚肉が織りなすハーモニーィィ!!」

おじいちゃん「味噌豚こそぉっ!! 究極にして至高の逸品なのじゃああぁぁっ!!」クワッ

メリー「何言ってんだこいつっ!!?」




おじいちゃん「かつて…… 嘗て悲しい争いがあった……」

メリー「なんか語り始めたよこの人!」

__________
______
___

587 : VIPに... - 2014/05/15 16:21:38.32 JSkR8o6Io 391/411


―――[おじいちゃんの回想?]―――

ス○ト「ふははっ!! 神剣レ○ヴァテ○ンッ!!」チャキッ

おじいちゃん「グ○グニールッ!!」チャキッ

ス○ト「見よ! 全てを焼き尽くす炎…… この力でぇっ!!」

ス○ト「この鍋をぉっ!! ウ○ズの泉に匹敵するこの巨大鍋にぃっ!! 火をかけるぅぅっ!!」

おじいちゃん「なっ……!」

ス○ト「ふはははっ!! やれっ!!」

手下「はっ!!」

おじいちゃん「なにをする気じゃっ!!?」

ス○ト「知れた事おぉっ!! 牛肉をぉっ!! 光り輝く霜降りの牛肉を投入するのだあぁぁっ!!」

おじいちゃん「ぐっ!?」

手下「ス○ト様っ!! 醤油の投下準備出来ましたっ!!」

ス○ト「やるえぇれいぃっ!!」

ドボドボドボッ!!

おじいちゃん「な…… なんと言う事をっ!!?」

588 : VIPに... - 2014/05/15 16:22:18.01 JSkR8o6Io 392/411


ス○ト「ぶるぅああぁぁぁっ!! 見たかっ!! 」

ス○ト「二つの神器で煮る事によりぃっ!! 素材の良さを十二分に引き出すのだぁっ!!」

おじいちゃん「なんと……!」

ス○ト「そしてぇっ!! 適度に煮込んだ後ぃっ!! 葱を入れぇっ!! 沸騰したらあぁっ!!」

ス○ト「至高の逸品んんっ!! ”芋煮”が完成するのじゃあぁぁっ!!」クワッ

ス○ト「これに勝る物はぬわあぁぁいいぃっ!!!」

おじいちゃん「なにを言うっ!! ワシの”芋煮”も負けてはおらんわいっ!!」

ス○ト「ぶははははっ!! 片腹痛いぅわぁぁっ!!」

おじいちゃん「なにっ!?」

589 : VIPに... - 2014/05/15 16:23:10.64 JSkR8o6Io 393/411


ス○ト「貴様の”芋煮”なぞぉぉっ!! 只のぉぉっ!!」

ス○ト「とぅわだぁのっ!! ”豚汁”ではないかああぁぁっ!!!」

おじいちゃん「なん…… じゃと……!」


そしてこの日この瞬間……

後にイモニロク…… げふんげふん……

後にラグ○ロクと呼ばれる聖戦の火蓋が切られたのじゃ……

__________
______
___


メリー「おじいちゃん……」

おじいちゃん「なんじゃ?」

メリー「おめぇ、ココおかしいんじゃねぇか? 」
          ↑自分の額に指を差すメリーさん

597 : VIPに... - 2014/07/14 22:47:13.79 jIS6I8dXo 394/411


―――[数時間後]―――

TV「わははっ!!」

メリー「ふあぁ……」

「ふみゅ……」

おばあちゃん「さてど…… おめだぢ、そろそろ寝っぞw」

メリー「うん…… そだねてか単芝やめろ」

おじいちゃん「寝床の準備ならすでに出来ておる」

メリー「うん……」

598 : VIPに... - 2014/07/14 22:48:01.79 jIS6I8dXo 395/411


―――[寝室]―――

メリー「スピー…… スピー……」

「スピー…… スピー……」

おばあちゃん「ふふっ…… めっこいのぉ」ナデナデ

おじいちゃん「ふっ……」

おばあちゃん「どうしたん?」

おじいちゃん「汝が楽しそうだと思うてな」

おばあちゃん「あぁ…… こんげ楽しいのは久しぶりだぁ」

おじいちゃん「孫…… か」

おばあちゃん「……なぁ爺さんや」

おじいちゃん「ん?」

599 : VIPに... - 2014/07/14 22:48:53.39 jIS6I8dXo 396/411


おばあちゃん「そろそろ…… 認めてあげてもいいんじゃねえが」

おじいちゃん「……あれの事を言っておるのか」

おばあちゃん「んだ。 やっぱりよ、おいも孫の顔見っでえよ……」

おじいちゃん「しかしだな……」

おばあちゃん「あんなに楽しそうにしてるおめを久しぶりに見た」

おじいちゃん「むっ……」

おばあちゃん「おめも素直さなれ」

おじいちゃん「…………」

メリー「スピー…… スピー……」

「スピー…… スピー……」

おばあちゃん「この子達は天使だ。 おい達が今やらねばなんねえ事を教えに来てくれたんだ」

おじいちゃん「…………」



あの子「…………」

__________
______
___

600 : VIPに... - 2014/07/14 22:49:25.26 jIS6I8dXo 397/411


―――[翌朝]―――

「それじゃ、ボク達帰るね」

メリー「いろいろごちそう様でした」ペコッ

おじいちゃん「汝らには感謝する」

メリー「へ? なんの事?」

おばあちゃん「ふふっ」

おじいちゃん「汝らのお陰で我は娘と向き合う事が出来そうじゃ」

「娘?」

おばあちゃん「簡単に言うと、喧嘩しっだおい達の娘と仲直りする決意が出来だってこどだw」

メリー「うんうん、喧嘩は良くない! 単芝もっと良くないっ!!」

601 : VIPに... - 2014/07/14 22:50:03.39 jIS6I8dXo 398/411


メリー「じゃあね~ ばいば~い!」

あの子「お邪魔しました~」

「えっ? ボク達お邪魔だったの!?」ガーン!

メリー「もぉいいわっ!!」スパーン!

「あいたっ!?」

おばあちゃん「まだ来いよw」

メリー「うん! 絶対来るから単芝やめろ!」

メリーあの子「きゃっきゃっ」タッタッタッ

602 : VIPに... - 2014/07/14 22:50:29.72 jIS6I8dXo 399/411


おじいちゃん「ふふっ」

おばあちゃん「さ、爺さん……」

おじいちゃん「あぁ……」

ピッ プルルル……

『もしもし……』

おじいちゃん「久しぶりじゃな。 ワシじゃ」

『お父さん……』

おじいちゃん「息災か?」

『えぇ…… 元気でやってるわ』

__________
______
___

603 : VIPに... - 2014/07/14 22:51:15.00 jIS6I8dXo 400/411


―――[一方メリーさん御一行]―――

メリー「ふんふふ~ん♪」

「楽しそうだねメリーさん」

メリー「いやぁ、なんかあの爺さん婆さん面白かったなぁと思ってさ」

「そだね~」

あの子「ねぇメリーさん、道化君」

メリー「なにさ」

あの子「二人にお話があります」

「えっ?」

メリー「ちょっ…… どうしたのおネエ?」

あの子「あたしも向き合わなきゃいけない人達を思い出したの」

メリー「えっ?」

「あっ……」

604 : VIPに... - 2014/07/14 22:52:05.07 jIS6I8dXo 401/411


メリー「なにさ。 おと子ちゃんも心当たりがあるの?」

「う、うん……」

あの子「メリーさん、道化君。 あたしすごく怖い……」

メリー「お姉ちゃん?」

あの子「でも…… やっぱりこのままにしてちゃダメだよね」

「ボクもそう思う」

メリー「いや、だからさ二人の世界に入んないでよ!」

あの子「メリーさん。 会いたい人がいるの」

メリー「えっ」


あの子「あたしの…… お父さんとお母さんに」

617 : VIPに... - 2014/10/14 22:48:46.77 q1XXEO0ho 402/411


―――[???]―――

ある夫婦が居た。

「…………」

「…………」

彼らにはかつて娘が居た。

彼らの希望であり、彼らの未来であり、そして……彼らの全てであった。

「ねぇ……」

「……なんだ」

「今日ね… あの子のアルバムを見てたの」

「……!」

「笑ってるの。 無邪気に…… それでね」

「やめろ……」

「なんだか今日にも帰って来るんじゃないかって」

「やめるんだ……!」

「ねぇ…… だから今日はね、あの子の大好きな……」

「いい加減にしろっ!!」

「!!」


618 : VIPに... - 2014/10/14 22:51:04.17 q1XXEO0ho 403/411


「あの子はもういない! もう諦めろ!!」

「でもね! 違うの! 何かの間違いなのよっ!!」

「違わない! あの子は死んだ! 死んだんだよっ!!」

「お父さんっ!!」

「俺をその名で呼ぶなっ!!」

「!!」

「俺はもう『お父さん』じゃあない……!

「う…… うぅ……」

「俺は…… お父さん…… じゃ…… ないんだ」

プルルルル…… プルルルル…… 

「……!?」

プルルルル…… プルルルル…… 

「誰だ……こんな非常識な時間に……!」

ピッ

「もしもし」




『あたし、メリーさん』


619 : VIPに... - 2014/10/14 22:53:26.76 q1XXEO0ho 404/411


「メリー……?」

メリー『そう…… あたし、メリーさん』

「ふざけてるのか……!」

メリー『ねぇ…… さみしいの……?』

「なに?」

メリー『ねぇ…… 泣いてるの……?』

「……!」

メリー『そう…… 辛いんだね……』

「君は……!」

「ねえ、お父さん…… どうしたの?」

メリー『だったら…… あたしと…… あたし達さ…… 遊ぼうよ……』

「君は誰だ…… 誰なんだ……」

メリー『きっとあたし達なら…… あなたを…… あなた達を元気に出来るから……』

「まさか君は……!」



メリー「あたしメリーさん。 寂しがり屋のあなたの後ろに居るの」

620 : VIPに... - 2014/10/14 22:57:29.59 q1XXEO0ho 405/411


「な……!」

「えっ!?」

メリー「パパ、ママ、久しぶり」

「そ…… そんな、メリーさん!? あの子の人形の!?」

メリー「そうだよ、人形だったメリーさん」

「バカな!?」

メリー「あたしだけじゃないよ」

「ボクも居るんだ」

「道化の…… 人形…… ○○さん……?」

「今はお化け。 人形のお化けになっちゃった」

「あんなに探したのに…… 貴方達を探したのに……!」

メリー「ごめんね。 黙って居なくなっちゃって」

「でもね、皆がボク達を大切にしてくれたから」

メリー「あたし達はお化けになれたみたいなんだよね」

「ふざけるなっ!!」


621 : VIPに... - 2014/10/14 23:05:25.84 q1XXEO0ho 406/411


「どこの悪ガキだ! 俺達をバカにしやがってっ!!」

「お父さんっ!?」

メリー「バカにする? ううん……違うよ。 貴方達を元気にしに来たの」

「元気だと…… 娘をようやく忘れかけたのにまた思い出させる様な事をして…!」

「お父さん……!」

「どうして俺を苦しめるんだっ!!」

「苦しめる? ううん……違う。 ボク達を信じて」

「だったら証明して見せろ! 俺を信じさせてみろ!」

メリー「どうすればいいの?」

「あの子に会わせろ! 今すぐあの子に会わせて見せろっ!!」

メリー「居るよ。 お姉ちゃんはここに居るよ」

「っ!!」

「何処にも居ないじゃないかっ!! 俺達を騙すのもいい加減……!」

メリー「ねぇ、パパ。 落ち着いて」ギュッ

「!?」

「ボク達が、お姉ちゃんと会わせてあげるから」ギュッ

「あぁ……!」



あの子「お父さん、お母さん……!」


622 : VIPに... - 2014/10/14 23:10:42.68 q1XXEO0ho 407/411


「バカな…… そんな…… そんなバカな……!」

「あぁ…… 阿乃子… ちゃん!?」

メリー「ね、言ったでしょ?」

「ボク達がお姉ちゃんに会わせてあげるって」

あの子「ごめんなさい…… 心配かけてごめんなさい!」

「何故だ…… 何故おまえが……!」

「あぁ…… 夢みたい…… あなたにもう一度会えるなんて……!」

あの子「あたしも…… あたしも会いたかった!」

あの子「ずーーっと 会いたかったんだよっ!!」

「くっ…… 阿乃子……!」

「あぁ…… あの子ちゃん! 阿乃子ちゃん……!」

あの子「うえぇー お父さーん、お母さーんっ!」





「でもさ、お姉ちゃんってば昨日までパパ達の事……」

メリー「余計な事言うな!」スパーンッ!!

「いたっ!?」

__________
______
___

623 : VIPに... - 2014/10/14 23:14:23.04 q1XXEO0ho 408/411


メリー「と言う事で、あたし達の力でどう言う訳か……」

「仲良くした人達にお姉ちゃんの存在を認識させる事が出来るみたいなの」

「にわかには信じられんが……」

あの子「そもそも、メリーさん達の存在自体があり得ないんだけどねw」

メリー「おいこらおねえ!」

あの子「えっ?」

メリー「せっかくシリアスなとこなんだから単芝やめろよ!」

あの子「ちぇ~」

「でもね、ありがとう」

「俺達にもう一度、娘に会わせてくれて」

「うん」

メリー「どういたしまして!」


624 : VIPに... - 2014/10/14 23:18:41.81 q1XXEO0ho 409/411


「ねぇ皆、お腹空いてない?」

メリー「えへへ…… 実はペコペコなんです」

「さっきからお腹が鳴らないかヒヤヒヤしてたもんねw」

メリー「オメーだけだよ! それと単芝やめろよっ!!」

あの子「いやあたしもw」

メリー「テメ―もかよっ!! だから単芝やめろよっ!!」

「実は私も……w」

メリー「なんでだよっ!? だから単芝やめろっつってんだろうがっ!!」

「…………」グゥー

メリー「……!!」

「ふっ……w」

メリー「台無しだよっ!!!!!」


625 : VIPに... - 2014/10/14 23:22:36.07 q1XXEO0ho 410/411


「さ、冷めちゃったけど、阿乃子ちゃんが大好きなオムライスよ」

メリー「オムライスだって!」

あの子「オムライスね!」

「あ、でもさこの前食べたばっk……」

メリーあの子「こらっ!!」スパーンッ!!

「あいたっ!?」



「阿乃子……」

あの子「はい」

「そしてメリーさん、道化君」

メリー「ん?」

「お帰りなさい」

「ん♪」


メリーあの子「ただいまぁー!」





(全てを台無しにする)後日談・残念な姉

おわり

626 : VIPに... - 2014/10/14 23:31:09.92 q1XXEO0ho 411/411

なんやかんやで1年くらいかかってもうたw

最後まで読んでくれた人、ほんとドモでしたm(..)m
1380971496-626


『あたし、男さん』メリー「は?」

これにて 完!!

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