朝倉「え?な、なに?」
ハルヒ「…あなた自分が何言ってるのか分かってるの?」
朝倉「だから、眉毛剃ろうかな、って」
ハルヒ「バカっ!」ペチン
朝倉「いてぇ!」
ハルヒ「何でそんなこと言うのよ!」
朝倉「え?え?え!?」
ハルヒ「もう知らないっ!!」ダッ
クラスメート「…」
朝倉「もう、なんだっていうのよ…」
元スレ
朝倉「眉毛剃ろうかしら…」ハルヒ「だ、駄目よ!」
http://yutori7.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1280125959/
キョン「朝倉…」
朝倉「あ、キョン君おはよう」
キョン「ああ…しかし、急にどうしたんだ?」
朝倉「ホントに、涼宮さんは訳わからないわね」
キョン「…俺がわからないのは朝倉のことなんだが」
朝倉「え?」
キョン「まあ、人間誰しも気の迷いってのがあるんだろう」
朝倉「え?なに?私がおかしいの?」
キョン「ハルヒには後で謝っておいたほうがいい」
朝倉「マジなん?」
キョン「…朝倉、俺は信じてるぞ」
朝倉「…」
朝倉「怖ぁ…」
クラスメート「ヒソヒソ」
朝倉「なんだかすごく居心地が悪いわ」
クラスメート「ヒソヒソ」
朝倉「んもう、…トイレ行こうっと」
クラスメート「ヒ素ヒ素」
~女子トイレ~
朝倉「ふう…」ジョロロー
ジャー
朝倉「眉毛、剃ろうかしら」
朝倉「剃刀を目の前に持ってくると、ちょっと怖いわね」ソー
長門「…何をしているの」
朝倉「な、長門さん!?ビックリしたぁ」
長門「何をしているのかと聞いている」
朝倉「ちょっと眉毛を剃ろうかとおm」
ヒュッ…カランカラン
長門「…」
朝倉「ちょ、なにするのよ!危ないじゃない!」
長門「あなたは、正気じゃない」
朝倉「なにいってるのよ、私は正気よ」
長門「…次は無い」
スタスタ
朝倉「…なによ」
>>5そうか、気のせいだったようだ
キーンコーンカーン
朝倉「あら、午後の授業が始まっちゃうわね」
コーン
朝倉「眉毛はまた今度ね」
~教室~
クラスメート「ヒソヒソ」
朝倉「…いじめなの?」
ハルヒ「…グスッ」シクシク
キョン「ハルヒ、元気だせよ。朝倉もきっと冗談のつもりだったんだ」
朝倉「…」
~放課後~
朝倉「気まずかったぁ…」
ハルヒ「…」
朝倉「ん?なに?涼宮さん」
ハルヒ「…今から部室に来て」
朝倉「え?うん」
スタスタ
朝倉「…なにかしらね」
~部室前~
ヒソヒソ…朝倉…ヒソヒソ…眉毛…ふともも…ヒソヒソ
朝倉「なによなによ、入る前からヤな感じね」
ガチャ
朝倉「しつれいしまーす」
キョン「お、来たかふともも」
朝倉「…ふともも?」
キョン「いや、ちがう…二の腕、じゃない…ええと」
古泉「朝倉さん、でしょう」
キョン「そ、そうだそうだそうだった」ダラダラ
朝倉「…で、涼宮さん、なんの用かしら」
ハルヒ「…単刀直入に聞くわ」
朝倉「うんうん」
ハルヒ「…駄目、やっぱり怖くて聞けない」ブルブル
みくる「涼宮さん、無理しないで…」
朝倉「…ひょっとして眉毛のこと?」
ハルヒ「分かってたのね」
朝倉「そりゃあれだけ露骨にされればね」
ハルヒ「だったら話が早いわ。朝倉、あれは冗談よね?剃らないわよね?」
朝倉「いや剃るしw」
ハルヒ「ぅわああああああああああああん!」ピャー
みくる「涼宮さん!」ダキッ
ハルヒ「うえっうえ」ポロポロ
みくる「泣かないで…大丈夫だから…」ナデナデ
キョン「ッ朝倉てめえ!」
古泉「落ち着いてください。まずは朝倉さんの話を聞きましょう」
キョン「…分かった」
朝倉「話すことなんてなにもないわよ」
古泉「いいえ、なにかあるはずです」
キョン「教えてくれ、朝倉。なにか辛いことでもあったか?」
朝倉「…皆どうしたのよ、脳みそになんか湧いたの?」
長門「質問の仕方を変える」
朝倉「あら居たのね長門さん」
長門「…眉毛を剃ることが周りにどんな影響をおよぼすか…分かっている?」
朝倉「何も影響ないでしょうよ」
キョン「じゃあこう考えろ。ハルヒがカチューシャをとって学校に来たらどう思う」
朝倉「別に、いつも通りの美少女でしょ」
ハルヒ「…///」
キョン「照れるなハルヒ、可愛いぞ」
古泉「死ねよ」ボソ
古泉「では、巨乳でない朝比奈さんは?」
キョン「なんだセクハラか?死ねよ」
朝倉「胸でしか女の子を見てないの?死んで」
古泉「…」
キョン「じゃあ長門から本を取り上げたらどうなる?」
長門「キレる」
キョン「…そうか」
キョン「そういうことじゃなくてな、要は人それぞれにあるイメージの問題なんだ」
朝倉「それは分かるわ。でも眉毛を剃るくらい良いじゃない」
キョン「全っ然分かってねえ!」
ハルヒ「眉毛を剃ればあなたの存在が死ぬのよ」
朝倉「んな大げさな」
キョン「…じゃあ俺からだいじなものを取ったらどうなる?」
朝倉「なにかしら?」
キョン「…モノローグだ」
ハルヒ「!」
朝倉「そ、それは…」
朝倉「三人称視点の文章になるだけだと思うわ」
キョン「ぐふっ」
朝倉「それにSSスレなんかだと大抵台本形式じゃない」
キョン「かはっ」ズシャア
ハルヒ「キョン!」
キョン「俺の…存在意義って…一体…」ガクン
ハルヒ「キョン!ねえしっかりして!」
みくる「傷は浅いですよぅ!」
朝倉「…もう帰ってもいいかな?」
朝倉「じゃ、帰るわね」
キョン「誰か…奴を止めろ…ぐふっ」
ハルヒ「キョン!?血が!!」
古泉「血なんて出てないじゃないですか」
キョン「…」
ハルヒ「…」
みくる「…」
長門「…」
古泉「…ごめんなさい」
朝倉「さて今日の晩御飯は何にしようかなー」テクテク
~朝倉宅~
朝倉「ラ~♪」ジュー
朝倉「ル~♪」サッサッサ
朝倉「さて、出来たわ」ジャジャーン
長門「…」
朝倉「冷めないうちに食べましょう」スタスタ
長門「…」スタスタ
朝倉「いただきまーす」
長門「…」
朝倉「ぱくぱく」
長門「…」
朝倉「もぐもぐ」
長門「ぱくぱく」
朝倉「ってどさくさに紛れてコラアアアア!」ゴオオ
長門「ごごごごめんなさいいいいもぐもぐ」ガクブル
朝倉「で?なんでここに居るの?」パクパク
長門「監視のため」パクモグ
朝倉「私が眉毛剃らないように?」モグモグ
長門「そう」パクモグパクモグ
朝倉「…分からないわね。どうしてそんなに必死になるのか」パクパク
長門「その眉毛がどれほど重要なことか」モグモグモグゥ
朝倉「ちょっと、長門さん食べすぎよ!私の分が無くなるじゃない」
長門「もっと作れ」パクパク
朝倉「…殺しますよ?」
長門「ごめんちゃい」
朝倉「ふう…」
長門「お風呂…」
朝倉「ああ、先に入る?」
長門「わ、私まだ心の準備が」アタフタ
朝倉「何勘違いしてるのよ」
長門「冗談」
朝倉「…そう」
長門「一緒に入る」
朝倉「何言っちゃってんのこの子」
長門「あなたが早まらないように」
朝倉「心配しなくても剃らないわよ」
長門「…そう、ではあなたが先に入って」
朝倉「まったく、誰の家だと思ってるのよ」
ジャー
朝倉「ふいー」
朝倉「さて、眉毛剃ろうかしらね」キュッ
朝倉「ちょっと整えるくらいならバレないよね」
ジョリジョリ
朝倉「お、いい感じ」
朝倉「後は余分なのを抜いて…と」プチップチッ
朝倉「よし完成!これくらいなら長門さんだって分からないわ」
長門「この皿に微量残ったものが美味…」ペロペロ
ガチャ
朝倉「長門さん、出たわよ…あら?片付けてくれてたの?」
長門「そう。…!?」
朝倉「どしたの?」
長門「そんな…酷い」ダッ
朝倉「え?バレた?」
朝倉「ま、いいわ。ガキ使のDVDでも見て寝ましょう」
~長門宅~
長門「どうして…」グスッポロポロ
~朝倉宅~
朝倉「あはははあは」
~古泉宅~
古泉「朝倉さんっ!眉毛にかけますよ!」
古泉「ふぁああ!」ビクビクーン
古泉「…ふう。やはり朝倉さんがオカズに最適ですね」
~朝倉宅~
朝倉「あははは…」
朝倉「…なんか寒気がするわ。そろそろ寝ましょうか」
朝倉「おやすみなさい」
~翌日~
朝倉「おはよー」ガラッ
女子「あ、涼子おh…っきゃあああああああああああああああああ!!」
朝倉「ななななに!?」
女子「まままゆ眉毛そそs剃ったの?」
朝倉「うん、そうだけど…変かな?」
女子「h、変とかじゃないkど」サー
朝倉「落ち着いて、距離を置かないで」
ガラッ
ハルヒ「…」
朝倉「あ、涼宮さんおh」
ハルヒ「いやあぁあああ朝倉ぎゃあああぁあ!!」バターン
朝倉「え?え?…え?」
谷口「wawawa割れ物~…ん?涼宮なに廊下に寝てんだ?」
ハルヒ「朝倉が…朝倉が」ガクッ
谷口「朝倉がなんだ?…wa!?」
朝倉「…?…!?」
谷口「そんな…嘘…だろ?」バタコ
国木田「ん?二人とも何してんの?っぎゃあああああああ!!」バタヌ
谷口「はやっ」ガク
キョン「…」
キョン(廊下に三人ほどはみだしているが、これはなんだろう)
国木田「ん…キョン…」
キョン「一応聞こう。これはなんだ」
国木田「朝倉さんが…」ガク
キョン「朝倉? …なっ!!」
・
・
岡部「…なんだか廊下に人で出来た四角形があるんだが…」
岡部「まあいいか。おーい、HRはじめるぞー」
ガラッ
朝倉「あ、先生…」
岡部「なに!?こ、これは…」
岡部「この日見た光景は生涯忘れないだろう」
岡部「朝倉を中心に放射状に生徒が倒れている」
岡部「ハンドボールを長年続けてきたがこんなことは初めてだ」
朝倉「先生、早くHR始めましょう」
岡部「しかしハンドボールとh、おお、そうだったな」
岡部「お前ら席に着けー」
生徒「ういーす」
ゾロゾロ
朝倉「そこは素直に聞くんだ…」
岡部「出欠とるぞー」
岡部「朝倉ー」
朝倉「はい」
岡部「荒k…あれ?朝倉…?」
朝倉「はい?」
岡部「お前…まさか眉毛剃ったのか?」
朝倉「ええまあ、そうですけど…」
ザワザワ
朝倉(だからなんなのよ)
岡部「まあいい、後で話があるとおもうがな」
朝倉「え?」
ハルヒ「朝倉が…朝倉が壊れちゃった」シクシク
おめえらうっせぇ
~昼休み~
朝倉(今日は昨日にも増して気まずかったわ…)
朝倉「まあいいわ、ごはんにしましょ」
朝倉「女子2さん、一緒に食べよ?」
女子2「え?う、うん…」
朝倉「チクショ」
ガラッ
岡部「…」
朝倉「岡部先生、どうしました?」
岡部「…朝倉、ちょっと指導部まで来い」
朝倉「え?」
~生徒指導部~
教師「なぜ呼ばれたか分かるな?」
朝倉「えっと、全然分からないんですけど…」
岡部「朝倉!」
教師「岡部先生は静かに…君は眉毛を剃ったそうじゃないか」
朝倉「え?駄目なんですか?」
教師「駄目ということはない。校則にも違反してないしな」
朝倉「じゃあ私はなぜ呼ばれたんでしょう」
教師「…停学だ」
朝倉「えっ?」
教師「無期停学だ」
朝倉「しかも無期かよおお!」
~放課後・部室にて~
ハルヒ「…朝倉が停学になったわ」
古泉「ええ、聞いてます」
長門「私にも彼女を止めることは出来なかった…」
ハルヒ「有希…アンタ朝倉の家に行ったんでしょ」
長門「そう」
ハルヒ「なのに…なんで止められなかったの!!」
みくる「涼宮さん、落ち着いて!」
キョン「今は長門を責めたってしょうがないだろ!」
ハルヒ「…そうね。ごめんなさい、有希」
長門「気にしない」
ハルヒ「じゃあ昨日のこと、詳しく教えてくれる?」
長門「…まず私は監視の為彼女の部屋を訪れた」
古泉「ふむふむ」
長門「彼女は晩御飯を作っていたため、私もともに食事した」
キョン「うん」
長門「その後、私が食器をペロペロしていると、」
みくる「していると?」
長門「眉の欠如した彼女が現れた」
ハルヒ「殺すよ?」
キョン「まあ、朝倉の眉毛が生えそろうのを待つしかないな」
古泉「ですね」
キョン「おいハルヒ、長門くすぐるのもそれくらいにしてやれ」
ハルヒ「まだよ」コチョコチョ
キョン「おいっ」グイ
長門「…ッ…ッ」ハアハア
キョン「俺たちだって止められなかった訳だし、な?」
ハルヒ「…そうね。じゃ、今日はもう解散よ…」
バタン
長門「3回ほどイッた…」ハアハア
キョン「お前も壊れたか?」
古泉「僕も眉毛剃ってみたんですが、誰も気づきませんね」
古泉「しかも全剃りでこれですよ…」
~朝倉宅~
朝倉「まったく有機生命体の考えることは分からないわね…」
朝倉「とりあえずDVDの続き見よーっと」
プルルルル
朝倉「あはあはあは…ん、電話?誰かしら」ピッ
ハルヒ「あ、朝倉?」
朝倉「涼宮さん、どうしたの?」
ハルヒ「…理由を聞くことはしないわ…早く学校来なさいよ!じゃ」プツッ
ツーツーツー
朝倉「…」
朝倉「…これが友情ってやつかしらね…」
プルルルル ピッ
キョン「キョンだ」
朝倉「キョン君ね、どしたの」
キョン「いやまあ、落ち込んでるんじゃないかとおもってな」
朝倉「ふふ、心配ないわ」
キョン「そうか…」
朝倉「無期って結局どれくらいになるのかな?」
キョン「そのことなんだが」
朝倉「ん?」
キョン「今日帰りにさ、職員室が騒がしかったんでみてみたんだ」
朝倉「うん」
キョン「まさかと思ったらハルヒが居てさ、教師の襟掴んで『朝倉の停学を取り消しなさい!』って騒いでた」
朝倉「涼宮さんが…」
キョン「だから、もしかしたら無しになるかもな」
朝倉「…」
キョン「ま、元気出せよ」プチッ
ツーツーツー
朝倉「…」
朝倉「…グスッ」
プルルルル
朝倉「また電話…なんだか嬉しいわね」ピッ
みくる「こ、こんばんわぁ」
朝倉「朝比奈さん、どうもこんばんわ」
みくる「あの、元気出してくださいね」
朝倉「ありがとうございます」
みくる「きっとすぐ生えますからっ」
朝倉「はい」クス
みくる「あと…」
朝倉「なんですか?」
みくる「私の出番がやっぱり少ないです」
朝倉「それは知りません」
朝倉「嬉し涙っていうのがようやく分かったわ」ポロポロ
朝倉「あの時キョン君を〆なくてよかった…」グス
プルルルル
朝倉「…これ以上涙腺を破壊する気?」ピッ
長門「…」
朝倉「その沈黙は長門さんね」
長門「…今日は」
朝倉「うん」
長門「…カレーがいい」
朝倉「さすが長門さんね」
長門「ぱくぱく」
朝倉「今日は多めに作ったから」
長門「もぐもぐ感謝する」
朝倉「…皆が私のことを心配してくれてる」
長門「ぱくぱく?」
朝倉「自分がしたことがどんなに大変なことかやっと分かったわ」
長門「…分かったのなら、もう二度と同じ過ちを犯さないこと」
朝倉「長門さん…」
長門「それが成長とゲフッ!…いうこと」
朝倉「臭アッ!!」
プルルルル
朝倉「また電話だわ」ピッ
朝倉「うん、うん、ありがと、じゃね」ピッ
長門「誰から?」
朝倉「古泉君からよ」
長門「なるほど」
朝倉「…今回のことで有機生命体のことが少し分かった気がするわ」
長門「ぱくぱく続けて」
朝倉「きっと人と人との繋がりが…って」
長門「?」
朝倉「…私古泉君に番号教えてないはずなんだけど…」
プルルルル
朝倉「…そろそろウザいわね」イライラ
ピッ
朝倉「なによ」
岡部「あ、朝倉か…?」
朝倉「先生?なんですか?」
岡部「いや、停学の期間についてだが…」
朝倉「はい」
岡部「明日一日を家庭謹慎とし、その翌日以降の登校を許可する」
朝倉「…もしかして涼宮さんですか」
岡部「なんだ、知ってたのか。ま、そういうことだから、明日一日分のレポートを忘れずにな」
朝倉「はい、分かりました」ピッ
長門「おそらく涼宮ハルヒの力が働いたと思われる」ペロペロ
朝倉「でしょうね…ってお鍋舐めまわさないでよ!」
長門「怖い…」
~翌々日・指導部~
教師「反省したか?」
朝倉「はい」
岡部「なぜいけなかったか、分かるな?」
朝倉「はい、友人の気持ちを踏みにじる最低の行為だったと思います」
教師「うむ、もういって良いぞ」
朝倉「…失礼しました」
ガラッ バタン
朝倉(なによあいつら、アホなの?)
教師「なんだあの子は、アホなのか?」
岡部(やっぱり良いふとももだったな…)
~教室~
ハルヒ「朝倉!もう来てよくなったの?」
朝倉「うん。きっと涼宮さんのおかげよ」
ハルヒ「え?う、うん///」
キョン「お、朝倉来てるのか」
朝倉「うん、おはよう」
朝倉「…涼宮さん」
ハルヒ「ん?」
朝倉「私もう眉毛を剃ったりしないわ!」
ハルヒ「え?そ、そう…」
朝倉「?テンション低いわね」
ハルヒ「うん…冷静に考えたら眉毛くらいどうでもいいかなーって」
朝倉「ちくしょお!」
朝倉「全部剃ってやるぅ!」ダッ
キョン「待て、朝倉!」
朝倉「なによ」
キョン「俺は、お前の眉毛好きだぞ」
朝倉「キョン君…」ドキドキ
キョン「…」
朝倉「浮気か!」バキイ
キョン「ぺぷし!」バタン
キョン「うう…」
古泉「おっと、どうしました」
キョン「古泉か…なんでもないぞ」
古泉「そうですか。ところで、僕を見て何か気づくことはありませんか」
キョン「ん~そうだな…」
古泉「…」
キョン「いつも通り、腹立たしいほどの笑顔だな」
古泉「…それだけですか」
キョン「ああ、と、そろそろ授業が始まるな」スッ
キョン「お前も遅れんなよ」
スタスタ
古泉「…」
古泉「頭髪を…」
古泉(全部剃ったというのに…!)
完
ハルヒも可愛い。
勿論朝比奈さんも可愛い。
だが古泉、お前は無気味だ。