美琴「な、なんでいきなり抱きついてくるの?///」
禁書「? ダメなの?」
美琴「いや、そういうワケじゃなくて・・・///」
禁書「私のこと、キライ?」
美琴「あ・・・う・・・///」
禁書「私はたんぱ・・・美琴のこと、好きなんだよ」
上条「あれ?お前らそんなに仲よかったっけ?」
美琴(ああああっ!!何なのこの子!?何でこんなに可愛いのよもぉぉぉぉぉ!///)
禁書「やっぱり美琴の匂いが一番いい匂いかも」クンクン
美琴「ひゃっ!///(首筋に唇がっ・・・!///)」
上条(やはり百合は至高の芸術だな)ムクムク
元スレ
美琴「イ、インデックス?///」
http://yutori7.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1272970404/
▽ 【禁書目録】「とあるシリーズSS総合スレ2冊目」【超電磁砲】
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4gep/1272803763/
―数日前―
インデックス『あ、短髪』
美琴『アンタねぇ……私には御坂美琴っていう名前があるんだけど?』
インデックス『短髪は短髪だから短髪でいいんだよ!』
美琴『だったらアンタのことは長髪って呼んであげるわよ!』
インデックス『む、何言ってるのかな短髪。私の名前はインデックスっていうんだよ!?』
美琴『だから私だって短髪じゃなくて御坂美琴だっつーの!!』
上条《ん~ケンカップルっていうのかこういうの。これも萌えるけど上条さん的にはイチャラブがいい……》
上条《ここから二人がラブラブになったりしねえかなぁ》
インデックス『あーもう、短髪と会うと何でかわからないけどむかむかするんだよ……っ』
上条《お、インデックスが御坂のことを気にかけてる……ちょっとそそのかしてみるか》
インデックス『ねぇ、聞いてるの? とうま。なんかむかむかするんだってば』
上条『なぁインデックス』
インデックス『なに?』
上条『それってさ……恋ってヤツじゃねえの?』
インデックス『恋……?』
上条《いくら何でも直球すぎたか……?》
インデックス『……これが、恋なの??』
上条《おお? 食いついてきた》
上条『そうだ、それが恋なんだぞインデックス!』
インデックス『私が短髪に、恋……してるの?』ドキドキ
上条《あれ? なんか結構良い感じじゃね!?》
上条『ああそうだ! 絶対そうだって!!』
インデックス『で、でも。私は女の子で、短髪も女の子だよ?』
上条『だからなんだよ!? お前が御坂を好きならその気持ちに素直になればいいじゃねえか!!』
インデックス『素直に……?』
上条『ああ。例えば……そうだな、好きって言いながら抱きついてみるとかさ!』
上条《見てぇ……! 見てえよそんなシーン!!》
インデックス『……、』
上条『あー、あとは、短髪って呼び方も良くねえよな。みことって呼んだ方が萌……良いと思う』
インデックス『……、』
上条『それと、二人で遊びに行く約束してみるとか』
インデックス『私が短髪を好きで……?? 素直になってみる……??』ブツブツ
上条『ああ。次に会ったとき、今俺が言ったような事してみれば?』
インデックス『…………、や、やってみようかなぁ』ゴニョゴニョ
上条《……次にインデックスと御坂が交差するとき、百合物語は始まる―――!!》
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上条(やべえ、インデックスが御坂に抱きついてんの想像以上にイイ……!!)
上条「(ほらインデックス、抱きついて名前を呼ぶとこまでできたんだ! 次は遊びに誘ってみろよ)」ヒソヒソ
インデックス「(う……うん!)」ヒソヒソ
インデックス「みこと、良かったら次の日曜日、……あの、一緒に遊んでくれないかなっ?」
美琴「えっ? 良いけど、その……アンタと二人で?」ドキドキ
インデックス「あっ、えっと、とうまも一緒で……」モジモジ
上条(馬鹿! 俺がいちゃダメに決まってんだろうが!!)
上条「あームリムリ俺宿題溜まってて行けねえから二人でデートしてこいよ」
インデックス「デ、デ……!?」
美琴「そういえば二人で遊ぶのって初めてじゃない?」
インデックス「そ、そうだね……」
美琴「日曜日、楽しみにしてるわね!」ニコッ
インデックス「うん! 私もとっても楽しみなんだよ!!」ニコッ
上条(上条さんも楽しみです……ッ!)ジュルリ
―上条の部屋―
インデックス「とうま、とうま! どうしよう、思い切って遊ぶ約束しちゃったけど……迷惑だったかな」
上条「迷惑じゃないだろ。御坂だって楽しみにしてるって言ってたし」
インデックス「でも……私、女の子なのにみことのこと好きなんだよ? 気持ち悪がられてないかな」
上条「……さっきはあんな積極的に抱きついてたのに今更何言ってんだよ」
インデックス「だって、そうしてみろってとうまが前に言ったから! ……心地よかったけど!」
上条「ほぅ……」ニヤニヤ
インデックス「どうしよう、やっぱり女の子が女の子を好きになるなんておかしいよね」
上条「おかしくねえよ、人が人を好きになることに性別なんて関係ねえだろ!!」
上条(ただし百合に限るけどな!)
インデックス「ッ! とうま……、ありがとう。なんだか勇気が沸いてきたかも」
上条「ところでデートコースはちゃんと考えてんのか?」
インデックス「だ、だから! デ、デ、デート……なんてものじゃなくてただ遊ぶだけなんだよっ」
上条「二人っきりで遊ぶんだからデートでいいだろ」
インデックス「だってまだそんな関係じゃ……あう……」
上条「御坂だってデートだって思ってんじゃねえの?」
インデックス「そ、そうなの!? わわわ、どうしよう、私デートなんてしたことないよ!?」
上条「ならなおさらデートコースとか考えといた方がいいんじゃ…」
インデックス「どこに行けばいいの?! したことないからわかんないんだよっ!」
上条「俺だってデートなんてしたことねえからわかんねえよ!」
インデックス「えー!? とうまのばか! 役立たず!!」
上条「あっ、俺が御坂に行きたいところを聞いとけばいいんじゃねえ?」
インデックス「それいいかも! お願いするんだよ」
上条「ちなみにお前はどっか行きたいとこあんの?」
インデックス「……って言われても学園都市に詳しくないからよくわからないかも」
上条「ん? ……そうだ、それだ!」
インデックス「え??」
上条「お前が御坂に街を案内してもらえばいいんだよ!!」
インデックス「!! なるほど……!」
上条「メールで頼んどくな!」ピピピ
インデックス「うん! ありがとう、とうま天才かも!!」
―日曜日―
インデックス「とうまァァああああああああ!!!!!」
上条「な、なんだよ朝っぱらから……」
インデックス「どうしようとうま、着ていく服が決まらないんだよ……!!」
上条「え? いつものじゃダメなの?」
インデックス「だ、だって、せっかくみことと……デ、デートなのに」オロオロ
上条「そうか……、じゃあ前に飛行機に乗った時に着たワンピースは?」
インデックス「でも、でも……いつもと違うし、変に思われないかなっ??」
上条「? 別に変じゃねえだろ」
インデックス「そうかな……、ならいいんだけど」
上条「結局ワンピースにするんだな」
インデックス「うん。……へ、変じゃないよね??」
上条「大丈夫だって。それより、そろそろ行く時間じゃねえのか?」
インデックス「あっ、本当だ! じゃあとうま、宿題頑張ってね」
上条「楽しんでこいよー」
インデックス「行ってきまーす」
バタン
上条「……、」
上条「さて、上条さんも出かけるとしますか」
上条「アイツらのデートを見に行かないわけにはいかないよな~やべ、よだれが」ジュルリ
―第七学区の駅―
インデックス(みことまだかな……うう、なんだか緊張するんだよ)
美琴「ごめん! 遅くなっちゃった……黒子撒くのに手間取っちゃって」
インデックス「わ、みこと! おはよう!」
美琴「おはよ。今日はいつもの修道服じゃないのね」
インデックス「う、うん……変かな?」
美琴「ううん! すっごく可愛い」
インデックス「あ……っ、」
美琴「ん?」
インデックス「……ありがと」モジモジ
美琴「ッ!」キュンッ
上条(初っ端からずいぶん良い感じだな)ニヤニヤ
インデックス「みことも今日は制服じゃないんだね」
美琴「本当はウチの学校って制服推奨なんだけど、今日は特別にね」
インデックス「! とくべつ……」ドキドキ
美琴「でも私服着てるのバレて怒られるの嫌だから、変装気味の格好になっちゃった」
インデックス「だから帽子かぶって髪の毛結んでるの?」
美琴「そうそう。……怪しい人みたい?」
インデックス「そんなことない! かっこいいんだよ!!」
美琴「そ、そうかしら……ありがとね」テレテレ
上条(見える、見えるぞ百合の花が! 二人の背景に!)
インデックス「みこと、今日は案内よろしくね! どこに連れてってくれるの??」
美琴「そうねぇ……アイツじゃ絶対連れて行ってくれないところよ!」
インデックス「とうまじゃ連れてってくれないとこ?? どこどこ?!」
美琴「第四学区と第三学区なんだけど、行ったことないでしょ?」
インデックス「うん、行ったことない! どういうとこなの?」
美琴「それは着くまでのお楽しみー♪」
インデックス「えー、気になるんだよ!」
上条(世界中の料理を食べられる第四学区にセレブご用達の第三学区か……)
上条(インデックスの喜びそうなところじゃねえか。やるなぁ御坂!)
美琴「第四学区の駅は……えっと、210円ね」
インデックス「……、」
美琴「どうしたの?」
インデックス「……切符の買い方がわからないんだよ」
美琴「なんだ、そうだったの?」
ヒョイ
インデックス「!」ドキ
美琴「ここのボタンを押して……、こうするのよ」
上条(文字通り手を取って教えてる!! っつーかここから見たら御坂が後ろから抱きしめてる風にも見えるぞ!!)ムッハー
インデックス「電車の中混んでるね」
美琴「日曜だしね。あ、この先揺れるから気をつけて……」
ガタンッ
インデックス「わわっ」グラリ
美琴「危ないっ!」グイ
インデックス「あ、ありがとう……」ドキドキ
美琴「……このままつかまってていいわよ」ドキドキ
インデックス「うん……」ギュッ
上条(ちくしょう俺の目の前にいるヤツでかすぎんだよ俺の視界塞いでんじゃねえふざけんな)
上条(今! 絶対二人は密着しているはず!! 見てェえええええええ!!!!)
―第四学区―
インデックス「わぁー! すごい!! おいしそうな匂いがするんだよ!!」
美琴「ここの学区には世界中の料理が集まってるのよね」
インデックス「ほおぉ~……」ジュルリ
美琴「やっぱり休日だと人が多いわね……」
インデックス「みこと、みこと! 手つないでもいい?」
美琴「答える前につないできてるじゃない」
インデックス「えへへ~」
上条(いいよなぁ~女の子同士が手をつないでるのって!! いいよなー!)ムフフ
美琴「何料理が食べたい?」
インデックス「う~ん……イタリア料理もインド料理もフィリピン料理もメキシコ料理もおいしそうなんだよ」
グー…
美琴「あはっ」
インデックス「わっ、わっ、今のなし!! 忘れてほしいかも!!」
美琴「あはは、悩んでないで適当にその辺のお店入っちゃった方が良さそうね」
インデックス「うう……恥ずかしい……」
美琴「なんで? 良い音してたじゃない、ふふっ」
インデックス「もぉー! からかわないでほしいんだよっ!!」
上条(ああー仲良きことは美しきかな!! やっぱ百合っていいな!!)
美琴「えっと……ここはロシア料理店みたいだけど、平気?」
インデックス「食べられるなら何でも大丈夫なんだよ!」
美琴「ふふ、アンタって本当食べることが好きなのねー」
インデックス「何にしようかなー♪」
美琴「何でも好きなもの頼んでちょうだい。お金のことは気にしなくていいからさ」
インデックス「え? もしかしてみことが出してくれるの??」
美琴「うん。だってどうせアイツからはあんまりお金もらってないんでしょ?」
インデックス「でも……」
美琴「遠慮すんなって。私はキエフ風コトレータにしようかなぁ~」
上条(上条さん家のお財布事情が見抜かれてやがる……っつーかコトレータって何一方通行の親戚か何かか?)
インデックス「みことが食べてるのっておいしい?」
美琴「おいしいわよ。食べたい?」
インデックス「うん!」
美琴「ほい」
インデックス「え……っ」
美琴「あーんよ、あーん」
インデックス「あ、あーん……」
パクッ
美琴「ど? おいしいでしょ?」
インデックス「うん……」ドキドキ
上条(あーん!! あーん!!! あーんキマシタワァ*・゜゚・*:.。..。.:*・゜(n‘∀‘)η゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*!!!!)
インデックス「もぐもぐ、ぱく、もぐもぐもぐ」
美琴「ほんと良く食べるわよねぇ……」
インデックス「んぐ、みことも私のビーフストロガノフ食べる?」
美琴「えっ、いいの?」
インデックス「……あーん」
美琴「え?」
インデックス「あーん、して?」ドキドキ
美琴「あーん……」ドキドキ
上条(ああもう……! あーんって何でこんなに甘美な響きなんだ……ッッッ!!!)
美琴「さってと、ご飯食べたしそろそろ第三学区に行こっか」
インデックス「え!? デザート食べないの?」
美琴「あっちの地下街にスイーツ専門のバイキングがあんのよ」
インデックス「へぇ~。でもこの学区にもそういうのあるんじゃないかな」
美琴「あるけど私は行ったことないのよね。第三学区の方は行ったことあるしオススメなんだけど」
インデックス「そっか、それならみことオススメのお店の方がいいな!」
美琴「よし。じゃ、行きましょ」
上条(移動か……、あ、また手をつなぎ始めたぞ!)ニヤニヤ
―第三学区地下街―
美琴「ここ! ここのお店っ」
インデックス「甘くて良い匂いがするんだよ!」
美琴「種類がたくさんあるんだけど、どれもおいしいのよねぇ」
インデックス「全種類制覇したいかも!!」
美琴「言っとくけど制限時間は60分だからね」
インデックス「よーし、頑張っちゃうんだから!」
上条(く……、男一人じゃ入りづらいな……)
上条(っつーか一時間で5000円ってどういうことだよ!? 上条さんには敷居が高すぎますッ!)
―.一時間後―
インデックス「うう~……、これ以上はあんまり食べられないかも」
美琴「アンタでも一応限界はあんのねぇ」
インデックス「む、それはそうだよ。みことは私のこと何だと思ってたの!?」
美琴「……大食いシスター?」
インデックス「むぅ~……私は決して大食いではないんだよ!!」
美琴「いや、十分大食いだってば」
インデックス「違うもーん!! 食べることが大好きなだけ!」
美琴「あはは、それはアンタが食べてるところを見るたびよーく伝わってきてるわよ」
上条(結局俺は外で待ってたが……一時間二人きりで何話してたんだ! またあーんしたのか?! くそぉおお見たかったぜ!!)
美琴「その辺のお店ぶらぶら見て行こっか」
インデックス「うん! ……あ、あんなところにみかんがあるよ!?」タタッ
美琴「ん? アンタ、まだ食べるの!?」
インデックス「だって、お化粧品売り場にみかんがあるから気になるんだもん!」
美琴「……ああ、これ。リップクリームよ」
インデックス「えー、食べられないの?」
美琴「あ、テスターがあるわね。アンタも塗ってみたら?」ヌリヌリ
インデックス「みかんの良い匂いがするのに食べられないなんて変な感じなんだよ」ヌリヌリ
上条(えー、そこは塗りあいっこじゃねえの!? 唇触ったりしねえの!?)
上条(っつーか今二人がキスすればファーストキスはみかん味か……甘酸っぺえ!!)
インデックス「みことはこういうお店よく来るの?」
美琴「んー、あんま来ないわねぇ。来てもリップクリームとかハンドクリームくらいしか買わないし」
インデックス「そういえばみことがお化粧してるの見たことないかも」
美琴「まぁ、校則で禁止されてるしね」
インデックス「けどみことはお化粧なんかしなくてもすごくキレイなんだよ!!」
美琴「ありがと……でもそういうアンタだって化粧してないけどいつも可愛いと思うわよ?」
インデックス「あ、ありがとう……」
美琴「……」ドキドキ
インデックス「……」ドキドキ
上条(……)ドキドキ
美琴「あっ、そういやアンタってマニキュアとかもしてないわよね」
インデックス「みことだってしてないよね?」
美琴「マニキュアもダメなのよね、ウチの学校。アンタは校則とかないんだししてみたらどう?」
インデックス「じゃあ買ってみようかな。でも種類がたくさんあって……あ! みことに選んでほしいかも」
美琴「ん~……そうね、あんまり派手な色はイメージと違うし……あ、これとかどう? 透明でラメ入ってるの」
インデックス「これいい! シンプルだけどかわいいんだよ」
美琴「私も同じの買っちゃおっと♪」
インデックス「? マニキュアしちゃダメなんじゃないの?」
美琴「休日とかにこっそり使えばいいのよ」
上条(おそろいのマニキュア……。おそろいかぁ……! いいな!! おそろいって)ニヤニヤ
美琴「じゃあ次は服でも見に行く?」
インデックス「うん!」
打ち止め「あー! お姉さまだー! ってミサカはミサカは駆け寄ってみたり」
美琴「ん?」
初春「アホ毛ちゃーん! 勝手にどこかに行かないで……って、御坂さん!?」
美琴「初春さん! こんなところで偶然ね」
上条(女の子が増えた! こ、これは……ダブルデートか!? それとも御坂のハーレムか!?)
ドンッ
????「うわっ!」
上条「わ、すいませ……んんっ!?」
美琴「二人も第三学区で買い物してたの?」
初春「いえ、私達はさっきまで第十四学区にいて……ここには今来たばかりなんです」
美琴「第十四学区っていうと外国からの留学生が多いとこよね」
初春「はい! 学園都市にいながら異国の文化に触れられるんで楽しいですよ」
打ち止め「あのねーミサカ達は中華街で遊んできたんだー、ってミサカはミサカは自慢してみる」
インデックス「私達は第四学区でロシア料理を食べてきたんだよ。第四学区も他の文化に触れられる場所かも」
美琴「食文化だけだけどね」
上条「(こんな場所で知り合いにぶつかるとは……っつーかお前はこんな物陰で何してる訳?)」ヒソヒソ
一方通行「(何って……百合の花を愛でてンだよ)」ヒソヒソ
上条「(! ……お前、同志だったのか)」ヒソヒソ
打ち止め「ねーねーお姉さま達もミサカ達と一緒にお買い物しよう? ってミサカはミサカはお誘いしてみたり」
インデックス「……、みことはどうしたい?」
美琴「へ? えっと……」
打ち止め「ダメなのー? ってミサカはミサカは悲しげにつぶやいてみる」シュン
インデックス「あ、ううん、一緒に行こう! 人数が多い方が楽しいんだよ」アセアセ
美琴「そうそう、そうよね!」アセアセ
初春「どこのお店に行きますか?」
美琴「そうねぇ……じゃあ子供服から見る?」
上条「(あー、二人きりのデートはもう終了か……ちょっと残念だな)」ヒソヒソ
一方通行「(だがダブルデートってのも悪くねェ)」ヒソヒソ
初春「御坂さんって第三学区には良く来るんですか?」
美琴「良く来るってほどではないわね……普段はだいたい学舎の園で済ませちゃうし」
初春「そうなんですかー……学舎の園、行ってみたいですね。憧れです!」
打ち止め「お姉さま、見て! あのお洋服初春のお姉ちゃんみたいだよ、ってミサカはミサカはお花のワンピースを指さしてみたり」
美琴「か、可愛い……!」
初春「アホ毛ちゃん、あのお洋服試着してみたらどうですか?」
インデックス「みことはああいうの着ないの??」
美琴「わ、私!? 私はこういうのは……」
上条「(やっぱりダブルデートじゃなくて御坂のハーレムな気が……御坂はお姉様オーラすげえし)」ヒソヒソ
一方通行「(ハーレムなンざ認めっかよ。あのガキと花のガキは相思相愛に決まってンだろォが)」ヒソヒソ
上条「……、」ギロリ
一方通行「……、」ギロリ
打ち止め「見て見て似合うー!? ってミサカはミサカは試着室から出てクルッとまわってみる」
初春「わぁー! とっても似合ってて可愛いです!!」
インデックス「わ、私も着てみたんだよ……私にはちょっと子供っぽすぎるかな?」
美琴「そう? なかなか似合ってて可愛いと思うけど」
初春「御坂さんも着てみたらどうですか?」
美琴「う~ん。でも、さすがに子供服はなー……」
キャッキャ ウフフ
上条「(……お前に物申したいことがあったがそんな気分じゃなくなった)」ヒソヒソ
一方通行「(俺もだ。あの光景を見てると心が洗われるな……)」ヒソヒソ
打ち止め「初春のお姉ちゃんもミサカと一緒の着て! ってミサカはミサカは上目づかいでお願いしてみたり」
初春「えっ!? ……アホ毛ちゃんがそういうなら着てみようかなぁ」テレテレ
打ち止め「わーいおそろいおそろい♪ ってミサカはミサカは喜びを露わにしてみる」ニコニコ
インデックス「じゃあ私は他のにするんだよ。どれにしようかな」
美琴「アンタは今試着してる花柄のよりも、今日着てきた白いワンピースの方が似合ってるんじゃない?」
インデックス「そ、そうかな?」テレテレ
美琴「うん。真っ白いイメージなのよね~いつもの修道服もよく似合ってるし……」テレテレ
一方通行「(おそろいかァ……いいよな、おそろいって……)」ニヤニヤ
上条「(おそろいは萌えるよな。でも相手に似合うものを考えてあげるってのもなかなか……)」ニヤニヤ
初春「お二人は買わなくていいんですか?」
美琴「私は私服買ってもあんまり着れないし、今日はいいや」
インデックス「私も……今日は服は買わなくて十分かも」
打ち止め「じゃあ今度はそっちのアクセサリーが見たい! ってミサカはミサカは提案してみたり」
初春「わ~、可愛いネックレスがたくさんありますね」
打ち止め「十字架がいっぱいある~、ってミサカはミサカは大はしゃぎ!」
美琴「あ、これいいな……でも十字架のアクセサリーを信者じゃない人がしてるのって、十字教徒から見ると嫌?」
インデックス「ん~……人によるかも。私は十字教徒じゃない人がつけてても別に気にしないんだよ」
上条「(み、御坂がロザリオを手にとったぞ!! ロザリオ!!)」ワクワク
一方通行「(やっぱシスターの首にかけンのか!? それとも……)」テカテカ
美琴「そうだ、これをアイツへのお土産にしようかしら」
インデックス「それいいかも! とうま喜ぶといいな」
上条「」
一方通行「(何でオマエなンだよクソッたれがァあああああああ!!!)」
上条「(俺が聞きてえよ何で俺なんだよォおおおおおおお!!??)」
一方通行「(百合に男なンざ要らねェンだよクソ馬鹿!!)」
上条「(本当だよ自分で自分がうぜえ……あっ、おい!)」
一方通行「(あン?)」
上条「(今度は打ち止め達がロザリオを見てるぞ……ッ!)」
初春「じゃあ私たちもお土産買っていきますか?」
打ち止め「うん! あの人にお土産~、ってミサカはミサカはお姉さまが選んだのと同じのを手にとってみる」
一方通行「」
上条「(お前ふざけんなよ今度こそロザリオを授けるシーンが見れると思ったのに!!)」
一方通行「(畜生、俺だってそれを期待してたンだよ!!)」
上条「(しかも御坂が選んだのと同じってことは、お前と俺がおそろいになんのかよ……ッ!?)」
一方通行「(全く嬉しくねェ!!)」
上条「(俺だって嬉しくねえよ!!)」
一方通行「(何でこォなった……ッ!)」
打ち止め「あー! あっちにゲコ太達がたくさんいるー!! ってミサカはミサカは走り出してみたりッ!!」
美琴「ゲコ太ッ!!?」キラーン
初春「アホ毛ちゃ~ん、走っちゃダメですよー!」
美琴「ゲコ太とピョン子とケロヨンがたくさんいる……ッ!」
インデックス「みこと、ああいうマスコットが好きなの??」
美琴「えっ、あ、まぁ……」
インデックス「ちょっと意外かも」
美琴「で、でも可愛いのよ? アンタも見てみなさいよ」
上条「(! ロザリオはダメでもゲコ太シリーズがある!!)」
一方通行「(あァ? ロザリオだからいいンじゃねェか、あンなカエルじゃなァ……)」
インデックス「へえ~……これがみことの好きなカエル……」
美琴「この子はケロヨンっていうのよ。そっちの子はゲコ太で、あっちの子はピョン子」
インデックス「そうなんだ。この子……ケロヨンって可愛いかも」
美琴「でしょでしょ? あ、そうだ!」ゴソゴソ
インデックス「?」
美琴「このキーホルダー、あげる!」
インデックス「えっ?」
美琴「……私のお古じゃ嫌?」
インデックス「ううん! 嬉しいんだよ!! ありがとうみこと!!」ギュッ
上条「(受け渡しタマリマセンワァ*・゜゚・*:.。..。.:*・゜(n‘∀‘)η゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*!!!!)」
一方通行「(く、前言撤回だ……っ! ケロヨンを授けるのもなかなかイイじゃねェか!!)」ニヤニヤ
打ち止め「初春のお姉ちゃん、このゲコ太とピョン子くっつくよ! ってミサカはミサカは報告してみる」
初春「可愛いー! チュッてキスするようになってるんですね」
打ち止め「初春のお姉ちゃんはどっちがいい? ってミサカはミサカは尋ねてみたり」
初春「えっと……じゃあゲコ太にしますねー」
打ち止め「じゃあミサカがピョン子だね、ってミサカはミサカは確認してみる」
初春「こういうのってカップル用なんですかねぇ……?」
打ち止め「ってことはミサカと初春のお姉ちゃんはカップルだね! ってミサカはミサカは喜んでみたり」
一方通行「(ペアマスコットキマシタワァ*・゜゚・*:.。..。.:*・゜(n‘∀‘)η゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*!!!!)」
上条「(カップル用の買っちゃうんだな! そうだよなアイツらカップルなんだもんな!!)」ニヤニヤ
打ち止め「うう~疲れて足が痛いから少し休憩したいなー……、ってミサカはミサカは本音をこぼしてみる」
インデックス「私もちょっと疲れてきたかも」
美琴「じゃあその辺のホテルで部屋を借りて休憩しましょっか」
初春「えぇ!? ホテルでですか!? その辺のカフェとかでいいんじゃ……」
美琴「? 飲食店とか入ってもそんなに落ち着けないじゃない」
初春「まぁ、そうですけど……」
美琴「じゃあ、そこのホテルに行くわよー」
上条「(おい、どうする? 俺たちもホテルについてくか?)」ヒソヒソ
一方通行「(いや、向かいの個室サロンから双眼鏡で覗く方が得策だ)」ヒソヒソ
上条「(双眼鏡なら俺も持ってるけど……会話が聞こえねえじゃねえか)」ヒソヒソ
一方通行「(安心しろ。こォいうこともあるかと思ってガキの鞄に会話用発信器を仕込ンでおいた)」ヒソヒソ
上条「(すげえ……盗聴器なんて俺には高くて買えねえよ)」ヒソヒソ
―ホテル―
初春「わぁ~、すごいです! ふかふかベッド!!」ボフン
打ち止め「わーい! ってミサカはミサカは初春のお姉ちゃんめがけてダイブ!!」
初春「きゃぁ!? 痛いですアホ毛ちゃんっ、私の上で暴れないでください!」ギューッ
打ち止め「わわっ、抱きしめられたら身動きが取れないー、ってミサカはミサカは抵抗しようとしてみたりッ」バタバタ
インデックス「このベッド気持ち良いんだよ……そんなに眠くないけどずっとこうしていたいかも~……」ゴロゴロ
美琴「わっ! アンタ、ワンピースがめくれて太もも丸見えになってる!!」アワアワ
―個室サロン―
一方通行「……! ……ッ!!」ニヤニヤ
上条「インデックスの太ももを見て心なしか御坂の顔が赤くなってるような……」ニヤニヤ
初春「もー! これ以上暴れるなら、こうですよ!!」コショコショ
打ち止め「きゃはははは、やめ、やっ! くすぐった、あは!ってミサカは……ッ!!」バタバタ
インデックス「そうだ! さっき買ったマニキュア塗ってみようかな」
美琴「あ、それなら私が塗ってあげよっか?」
インデックス「うん!!」
打ち止め「お返しだー! ってミサカはミサカはくすぐり攻撃!!」コショコショ
初春「ひゃん!? だ、ダメです、やめて……あは、あははははは!」
一方通行「―――qdr萌ftgh!!!」ニヤニヤ
上条「御坂がインデックスの手をとってマニキュア塗ってる!!」ムッハー
美琴「アンタ、手ぇちっちゃいわね」
インデックス「そうかな?」
美琴「そうよ。あ、動かないで、はみ出ちゃうから……」
インデックス「うん。……みことって器用だよね」
美琴「そう?」
インデックス「そうだよ。みことに塗ってもらって正解だったかも」
美琴「ふふ。じゃあ次、左手ね」
インデックス「はーい。わー、右手がキラキラしてるんだよ~」
美琴「乾くまで触んないでよ?」
インデックス「うん! ……あれ? なんだか静かだね」
美琴「二人は騒ぎ疲れて寝ちゃったみたいね」クス
インデックス「……もう乾いたかな? マニキュア」
美琴「そうね、そろそろいいんじゃない? 私たちも寝ましょっか」
インデックス「あ、その前に、……みことにお願いがあるんだよ」
美琴「ん?」
インデックス「あのね……あの、えっと」
美琴「どうしたの??」
インデックス「わ、私のこと、インデックスって呼んで欲しいんだよ!!」
美琴「!」
インデックス「……お願い」
美琴「……イ、」
インデックス「……」ドキドキ
美琴「……インデックス?」ドキドキ
インデックス「……みことっ!!」ギュッ
美琴「わっ、急に抱きつかないでよ」ドキドキ
インデックス「だって嬉しいんだもん!!」ドキドキ
美琴「もう……、びっくりするじゃないの」ドキドキ
インデックス「ふふ、今日は一日みことと一緒にいられて楽しいな♪」
美琴「……ちょっと寝て起きたら、次は夕ごはん食べに行くわよ」
インデックス「うん!」
美琴「じゃあ、おやすみ」
インデックス「おやすみみこと~」ニコッ
美琴「ふふっ……おやすみ、インデックス」ニコリ
上条「…………、」ポワーン
一方通行「…………、」ポワーン
上条「く……っ!! いいよな百合って!」
一方通行「やっぱ百合こそ至高だよな!」
上条「俺も百合百合してえ……!!」
一方通行「俺だって百合百合してェよ……!」
上条「何で俺は男に生まれてしまったんだろう……」
一方通行「男でも百合れる方法は何かねェのか……」
上条「ッ!? お、おい! あれ見ろよ!!」
一方通行「あン? ……!! レ、レンタルコスプレ衣装、だと……?」
上条・一方「「…………、」」ゴクリ
―数分後―
上条「百合子ちゃん……」(裏声)
一方通行「上嬢さン……」(裏声)
上条「タイが曲がってるわよ」(裏声)
一方通行「ありがとう。あなたのタイも曲がっているわ」(裏声)
上条「あら、どうもありがとう」(裏声)
アハハ…
ウフフフフ…
~END~
567 : VIPにかわりましてGEPPERがお送りします - 2010/05/07 00:12:30.85 Yc3OQDso 48/48お目汚し失礼しました
読んでくださった方ありがとうございます!
ここに投下するの初めてだからなんか緊張したー