ほむら「何を隠そうこの薬を飲んでしまえばたちどころに私の事が好きになってしまうという強力な催淫剤」
ほむら「幾重にも繰り返したループの中でタガが外れた際に少しずつ研究を積み重ねて完成させた代物」
ほむら「何度も我に返り、製作をやめようと心に決めたことか」
ほむら「ようやく到達した待ち焦がれた私の戦場」
ほむら「今日ここでまどかを完全に落としゴールインする」
元スレ
ほむら「ついに完成したわね。催淫剤ギガホムX」
http://hibari.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1303734284/
ほむら「鹿目まどか」
まどか「だ、誰」
ほむら「あなたに奇跡を約束して取り入ろうとする者があらわれても決していいなりになってはだめ」
まどか「え・・・どういう」
ほむら「そして何も聞かずこの薬を飲んで頂戴。大丈夫決して怪しい薬ではないわ」ホムホムッ
まどか「あ、ちょっと・・・勝手に部屋に・・・」
ほむら「安心してこの薬を飲めばどんな願いも叶うわよ。奇跡を約束するわ!」ホムッホムホッム!
まどか「いやあああああ!!」
ほむら「追い出されてしまった」
ほむら「初日は失敗ということかしら。少し興奮しすぎた様ね」
ほむら「ワルプルギスの夜まではまだ時間がある。それまでにまどかにこれを飲ませてしまえば」
ほむら「ほむほむぅぅほむっほむほむほむっほむほむおおお」
ほむら「ふぅ、明日が楽しみね」
先生「今日は転校生を紹介するわ」
ほむら「暁美ほむらです」
まどか(き、昨日の・・・)
さやか「うわー、すごい美人」
ほむら(昨日の事をまだ覚えているみたいね・・・これは迂闊な行動はできないわ)
ほむら(まずはいつものようにスキンシップからはじめる)
ほむら「鹿目まどか、あなたがこのクラスの保健係よね」
まどか「え・・・どうして私が保健係だって・・・」
ほむら「早乙女先生から聞いたの、あとほむらでいいわ」
まどか「えと・・ほむらちゃん・・・昨晩会ったような・・・」
ほむら「それは夢よ」
まどか「な、なんだぁ・・・夢かぁ・・・」
ほむら(出だしは上場といったところかしら)
ほむら「連れて行ってもらえる?保健室に」
まどか「えっと・・・保健室は」
ほむら「こっちよね」
ほむら(このあたりでいいかしら)
ほむら「ところで鹿目まどか。あなたは自分の人生が尊いと思う?家族や友人を大切にしてる?」
ほむら「健康飲料に興味はある?」
まどか「え・・・あ、え?た、大切だよ。健康飲料はそうだね・・・ちょっとだけ」
ほむら「本当に?もし本当ならこのギガホムXを是非お勧めするわ」
まどか「・・・え?」
ほむら「日頃の疲れによく効くギガホムX。滋養強壮効果もありでこれを飲めば眠気も粉微塵」
ほむら「まどか。あなたには特別にこの薬を無償で提供するわ」ホムホムゥ!
まどか「ほ、ほむらちゃん・・・?」
ほむら「できれば是非今飲んでもらえないかしら。いまここで!きっとあなたの役に立つ!」ホッムホムホム
まどか「ち、近いよ。ほむらちゃん・・!」
ほむら「もし差し支えなければ私が口移しで飲ませてあげるわ!さぁ!飲んで!飲んで!」ホムホムホオホムホオオオオオオ
まどか「ごごごごめんね!ほむらちゃん!私先生に呼ばれてるんだった!保健室はあっちだから!それじゃね!」
ほむら「・・・・・ほむぅ」
ほむら「いったい何がいけなかったのかしら・・・」
ほむら「しかし次こそはぬかりないわ」
まどか「ふへ・・大変だったよ・・・」
さやか「まどかあの転校生と知り合い?なんかすっごい迫られてたみたいだけど」
まどか「ううん、知らないや・・・でも夢の中で会ったような・・・」
さやか「あー!それきっと前世の因果だわ!時空を超えて巡り合った運命の仲間なんだわー!」
ほむら「隣いいかしら」
さやか「えっ!?噂をすれば!?」
まどか「ほ、ほむらちゃん・・・」
ほむら「さっきはごめんなさい・・・突然あんなこと言ったら混乱するのも当然よね」
ほむら「先ほどのお詫びとして一緒にお茶でもどうかしら?」
まどか「え、うん。いいよ」
さやか「え、えーっと・・・」
ほむら「美樹さやか、あなたも一緒にどう?」
さやか「なんだかわるいなー。ははは」
ほむら(ここはまどかに対する印象をあげておかなくてはならない)
ほむら(美樹さやかは邪魔だけど仕方ないか・・・)
さやか「―――――なんだよ!」
ほむら「なかなか興味深い話ね」
さやか「でしょ!話がわかるね転校生!」
ほむら「ほむらでいいわ」(よく喋る口ね・・・)
まどか「あ、飲み物なくなっちゃったね・・・私持ってくるね」
ほむら「(・・・!!そこだわ!)それには及ばないわ」
さやか「ほむらが行ってくれるの?じゃあ、私のもお願いしちゃおっかな!」
ほむら(・・・あなたのまで持ってくるとは言ってないわ・・・)
まどか「ほむらちゃん、ありがとう!」
ほむら「任せなさい」ホムゥゥゥ!
ほむら「ふ・・・案の定、私が開発したこの催淫剤を混ぜさせてもらうわ!勝った!」グッ!
ほむら「おまたせ」
まどか「ありがとうほむらちゃん」
ほむら「さやかはカフェオレでよかったのよね」
さやか「おーありがとー」
ほむら(ほむほむほむ・・・これでまどかは私の嫁になるのだー!)
さやか「あれ?まどかのそれ何ー?」
まどか「これは抹茶カフェオレだよ」
さやか「ねぇねぇ!ちょっととっかえっこしない?」
ほむら(ベタなことすんなアホ!)
ほむら「それには及ばないわ!さやか!私のミルクティと交換しましょう」
さやか「え、あたしこっち飲んでみたいなー」
ほむら(なろー!)
ほむら「ダメよまどか!さやかの言葉に惑わされては!」
さやか「ちょ、ちょっと・・・そこまで言わなくても」
まどか「私は全然構わないよ、さやかちゃん」
ほむら(私が構うのよ!)
ほむら「ならもう一度入れ直してくるわ」
さやか「いやいや、取り換えればいいだけの話じゃーん」
カチッ
ほむら「手間をかけさせるわね美樹さやか。しかし恋に障害はつきもの」
ほむら「だけど私が時間を止められるなんて夢にも思わないでしょうね。今のうちに入れ直しましょう」
カチッ
ほむら「そうかもしれないわね、じゃあ交換していいわまどか」
さやか「もーう、変だぞ!ほむらー」ブーブー
さやか「まぁ、いいか。あたしはカフェオレで我慢するよ」
ほむら(・・・・!?)
さやか「・・・・」チュー
カチッ
ほむら「ま、まさか・・・そんなわけが・・・」
ほむら「」
ほむら「いや、まだ間に合う!さやかの口からカフェオレを吸いだせば!」
ほむら「させるかああ!!んんんんん!!」ホムチュウウウウウ
カチッ
ほむら(しまっ!吸いだすのに集中しすぎて時間を・・・)
まどか「ほむら・・・ちゃん?」
さやか「~~~~~~~!!!??」
ほむら「ぶはっ!見ないでまどか!」
ほむら「・・・・・・・」
まどか「・・・・・・・」
ほむら「先に失礼させてもらうわ。会計は済ませておくわね」
まどか「ほむらちゃ・・・」
ほむら「今見たことは忘れなさい。鹿目まどか、きっとあなたにとってもその方がいいはずよ」
まどか「行っちゃった・・・さやかちゃん大丈夫・・・?」
さやか「」
ほむら「また失敗してしまった・・・何があっても私とまどかの間に立ちふさがるのね美樹さやか」
ほむら「でも、本来ならここできゅうべぇがまどかに接触してくるはず、一体・・」
ほむら「とにかくまどかの様子を見つつ、この薬を飲ませることに集中しないと・・・」
まどか「ほむらちゃん、変だったね・・・」
さやか「・・・・あ、まどか。寄るところがあるから・・・」
まどか「え、あ・・・CDショップだね」
さやか「いや、今日は別の用事があってさ!先に帰るね!それじゃね!また明日!」
まどか「そうなんだ。じゃあ、また明日ね」
さやか「ほむほむ・・・・ほむほむ・・・・」
ほむホーム
ほむら「明日はどうしたら・・・時間を停止させて無理やり飲ませる方法もあるにはあるけど」
ほむら「LOVEが感じられないわ」
ほむら「もっと画期的な飲ませ方を考案しないと・・・」
ピンポーン
ほむら「私の思考の邪魔をする不逞の輩は誰かしら・・・」
さやか「へへへ」
ほむら「!?美樹さやか!何故あなたがここにいるの!?」
さやか「会いたくなっちゃって・・・迷惑だった?」
ほむら(そんな・・・まさかまさか・・・・)
さやか「どうしても我慢できなくってさぁ・・・ねぇ」
ほむら(ほむぅううう!これは夢!そう夢よ!)
さやか「ほむらぁ・・・頭の中からほむらの事が離れないんだよお・・・どうしたら」
ほむら「うっ・・・うっ・・・まどか!まどかぁ!」
さやか「ほむほむぅ!ほむほむぅ!」
ほむら「―――と、いうわけよ。協力してくれるわね美樹さやか」
さやか「ほむほむの御命令ならなんなりと・・・だから一番好きなのはあたしに・・・」
ほむら「調子に乗らないで。一番はまどか。あなたはその次よ」
さやか「そんなぁ・・・」
ほむら(こんなことでへこたれはしないわ鹿目まどか。あなたと恋に落ちるために何度もループを乗り越えたこの屈強な精神)
ほむら(たかが何百回のミスなんかじゃ折れやしないわ)
ほむら(災い転じて福となす!逆に考えれば今はもう美樹さやかは私の術中にあり、利用できるということ)
ほむら(さんざんこき使った後にボロ雑巾のように捨ててあげるわ)
さやか「あたしがんばるよ!ほむほむの為に絶対まどかにこの薬を飲まして見せる!」
ほむら「意気込みは良いけど、まどかの前ではその呼び方はやめて」
次の日
まどか「あ!ほむらちゃん!さやかちゃんもおはよー!」
ほむら「おはようまどか」
さやか「おはよ」
まどか「二人とももう仲良しなんだー!」
さやか「えへへ、わかる?あたしとほむほむは永えごふ!」
ほむら「なんでもないわ、学校に行きましょうまどか」
まどか「う、うん」
さやか(へへへ、ほむほむにどつかれた・・・嬉しい)
ほむら「作戦の確認をするわね」
ほむら「作戦はこうよ、学校が終わったらあなたはいつものようにCDショップにまどかを誘いなさい」
さやか「いやあ、あたしもう終わったらほむほむの家に直行して甘い時間をげふぅ!」
ほむら「何度も言わせないで、そんなに腹パンされたいの?」
さやか「ほむほむになら!是非い!」
ほむら「・・・・その時、まどかはきっと何者かに呼ばれてどこかに向かうと思うからあなたはしっかりついていくこと」
さやか「何者かって?」
ほむら「突然変異の害獣ミンクよ。見ればすぐわかるわ」
ほむら「そのミンクは私の攻撃でボロボロになっているはずだから、その時この薬使うのよ!」
さやか「ああ・・・さすがほむほむ!完璧な作戦です!」
ほむら「それほどでもないわ」
キンコーンカーンコン
ほむら「さぁ、学校が終わったわ!私は駆除に行くからあなたはうまくやりなさい!」
さやか「はい!」
さやか「まどかー!帰りにCDショップ寄りたいんだけど」
まどか「さやかちゃん、今日はずっとほむらちゃんにべったりだったねー」
さやか「付き合ってるしね」
まどか「・・・え?」
さやか「さ、さ、いこいこ!」
まどか「うん」
CDショップ
まどか「~♪ ~♪」
QB(・・・・助けて!)
まどか「え?」
QB(助けて!鹿目まどか・・・!)
まどか「誰?・・・誰なの?」タッタッタ
さやか「ほむほむの言うとおりだ!まどかが暗がりへ!このミッションをコンプすればあたしとほむほむは・・・えへへ」
まどか「あ!」
QB「・・・・」
ほむら「きたわね、鹿目まどか」
さやか「あ!ほむほむ!ほむほむ!」
まどか「さやかちゃん!・・・え、いったいどういうことなの?」
ほむら「あなたには関係ないわ(さやか・・!タイミングが早すぎる!)」
さやか「うわ!ひどいけがだ!早くこの薬で治さないと!(棒)」
ほむら「わ、私はここで失礼するわ」(大根役者め・・・!)
さやか「まどか!この薬を使えばきっとこの動物も元気になるよ!(棒)」
まどか「何が何だか分からないけど・・・・これを飲ませてあげなくちゃダメなんだね!」
さやか「あ!だめだ!自力で飲めないほど衰弱している!これは口移しで飲ませないと!(棒)」
まどか「そんな!はやくしないとこの子が!」
QB「・・・・・・・」プルプル
ほむら(ここで私が再び登場してまどかを驚かせる!)
ほむら(そうすれば口移しで飲ませようとしたまどかは思わず薬を飲んでしまう!)
ほむら(完璧ね、間違ってもきゅうべぇには飲ませてはいけない!タイミングがものをいうわ)
ほむら(口に含んだ!今だ!)
ほむら「まどかぁ!」(完璧ね!前と同じ轍は!)
マミ「・・・・!?ゴクン!けほっ・・・!」
ほむら「・・・・・・!?」
マミ「」
さやか「あ、はははは・・・・」
まどか「だ、大丈夫ですか!?」
ほむら「一体どういうこと!?どういうこと!?」
さやか「そ、それが・・・」
数秒前
まどか「そんな早くしないとこの子が!」
QB「・・・・・・・」プルプル
さやか「私はニンニク料理を食べてしまったからできないよ!まどか!おねがい!(棒)」
マミ「きゅうべぇ!」
さやか「!!」
マミ「一体何があったの・・・?」
まどか「それが見つけた時にはこの子すごく弱ってて・・・」
マミ「助けようとしてくれていたのね・・・ありがとう。この子は私の大切な友達なの」
マミ「私は巴マミ、見滝原中の3年生よ」
まどか「それでこの薬を口移しで飲ませてあげれば治るってさやかちゃんが・・・」
マミ「それは本当!?私にやらせて!」バッ
さやか「あっ・・・・」
さやか「というわけで・・・そのぉ・・・」
ほむら「」
ほむら「こんなことがあっていいはずが・・・」
QB「あ、暁美ほむら・・・君は・・・」
カチャ
パン
カチャ
QB「」
まどか「ああ!!」
さやか「いつの間にか死んでる・・・」
ほむら「どうやら手遅れだったようね」
マミ「きゅうべぇを助けてくれたお礼にあなたたちをもてなしたいわ・・・特にそちらの・・・黒髪の方」
マミ「さぁ、入って!」
まどか「はい!」
ほむら「・・・・」
さやか「ほ、ほむほむぅ・・・」
マミ「あなたたちの名前を聞いてなかったわね」
まどか「鹿目まどかです」
さやか「美樹さやかです」
マミ「そ、それで・・・そちらの麗しいお方は・・・」
ほむら「・・・・暁美ほむらよ」
マミ「はぁ・・・なんて美しい名前なのかしら・・・」
マミ「お口に合うかわかりませんが・・・お茶とケーキを出させていただきますね」
さやか「あ、おかまいなく・・・」
ほむら「・・・・」
まどか「素敵なお部屋・・・・」
マミ「はい、どうぞ・・・」
さやか(明らかにほむほむと私たちの扱いが違う)
さやか(ほむほむの目の前にあるケーキは並ばなくちゃ手に入らない虚淵洋菓子店のロールケーキ!)
さやか(また一人ライバルを増やしてしまった・・・)
ほむら(うっ・・・うっ・・・まどか・・・まどかぁ!)
ほむホーム
ほむら「あれから結局身の上話をして帰ってきてしまった」
ほむら「今、思えばあの時巴マミに協力してもらってまどかに薬を飲ませればよかった」
ほむら「―――で、なんであなたたちがここにいるの?」
さやか「あの・・・御褒美に一緒にお風呂に入る約束は・・・」
ほむら「もちろん帳消しよ」
さやか「そんなぁ!」
マミ「それでは私と一緒に入りましょう!ほむらさん!お背中をお流します!」
ほむら「必要ないわ!」
ほむら「こんなことでへこたれるわけには・・・まどかを私のものにする為に巴マミ!あなたも協力しなさい!」
ほむら「次こそは必ず・・・この手にまどかを!」
さやか「ほむほむほむほむぅ!ほむ!ほむ!」
マミ「ほむほむぅほむ!ほむほむほむぅ!」
QB「やあ、佐倉杏子」
杏子「なんだお前か。今日はなにしに来たんだよ」
QB「随分な言われようだなぁ。僕は君にとってもお得な情報を持ってきたんだよ」
杏子「私にとって得?興味あるね、話せよ」
QB「マミの縄張りとしている街に出向いてほしいんだ」
杏子「そりゃまたどうして」
QB「最近、マミが魔女退治以外に現を抜かすようになってね。君に魔女退治をお願いしたいんだ」
杏子「へぇ、仕事熱心なマミが怠慢を?信じらんないねぇ・・・」
QB「マミの縄張りは君に任せるとして、一人だけ注意してもらいたい厄介な人物がいるんだ」
杏子「マミ以外にいるのか?」
QB「暁美ほむら。彼女の考えていることはわからない・・・なんていったって彼女が原因でマミが最近ぼやけちゃったんだけどね」
杏子「なんだか知らないけど、要するにそいつもぶっ潰しちゃえばいいんでしょう?」
杏子「任せときな。グリーフシードは根こそぎ私が貰ってやるよ」
まどか「あはは・・・」
ほむら「・・・・」
さやか「ほむほむぅ!」
マミ「はむぅ・・・」
まどか「ほむらちゃんって初対面の人と打ち解けるの上手だよね」
ほむら「勘違いしないことね、鹿目まどか」
ほむら「次はあなたと必ず仲良くなって見せるわ」
まどか「私たちはもう仲いいじゃない。変だなぁ・・ほむらちゃんは」
ほむら「・・・・・」ホムッ
杏子「な、なにやってんだ?お前ら・・・」
さやか「誰?」
マミ「あら、あなたは・・・」
マミ「確か佐倉杏子」
杏子「何にやってんのか気になって見に来てみたら・・・何やってんだお前!」
マミ「見て分からないかしらデートよ」
杏子「ひっ・・・!まじで言ってんのか!女同士で気持ち悪ぃ!」
杏子「おいお前!お前はなにも感じねぇのか!」
さやか「感じてるよぉ・・・えへへ・・・」
杏子「ひぃぃ!!」ブルブル
杏子「ここの魔女は私が粗方狩っちまったぞ!こんなことしてていいのか!」
マミ「いいのよ」
マミ「ほむほむと同じ時間を過ごしている今がとても幸せなの。もうそういうのはどうでもいいわ・・・」
杏子「・・・・・」ポカン
杏子「てめぇだな!暁美ほむらってのは!何をしやがった!」
ほむら(次から次へと面倒ね)
カチッ コクン カチッ
杏子「一体どんな力かはしらねぇが・・・が・・・」
ほむら「・・・・」ムスッ
杏子「かわいい・・・」
杏子「許してくれ!つい怒鳴り散らしちまって・・・お前がそんなに可愛いなんて知らなかったんだ」
杏子「もしよかったら私をアンタの傍に置いてくれ!なんでもする!」
まどか「す、すごい、ほむらちゃん!人睨みしただけで怖そうな人と仲良しに!」
ほむら(まどか、あなたには決してこんな卑怯な手は使わず真っ向勝負で心をつかんで見せるわ)
ほむら(今のうちに障害となりそうな人物はつぶしておかなくちゃね)
さやか「また変な奴が増えた・・・・ほむほむは私だけのものなのに・・・」
マミ「何を言ってるの!私のほむほむよ!」
杏子「お前ら!ほむらさんが困ってるだろうが!離れろ!」
ほむホーム
ほむら「それにしても、三人とも私の家に住み着いてしまうなんて・・・」
ほむら「困ったわ・・・まどかを私だけのものにする良い案が思い浮かばない」
さやか「・・・・・zzz」
ほむら「今までの作戦は全て失敗・・・一体何が悪かったのかそれもわからない」
マミ「ん・・・zzz」
ほむら「この家も随分騒がしくなってしまった・・・でも誰も死んでないのは今回が初めてね」
杏子「・・・ほむ・・ほむぅ・・・zzz」
ほむら「・・・・・・」ゴクリ
ほむら「そんなことよりまどかを手にした後、どんな一夜を過ごすか」
ほむら「あ、予めシミュレーションしておく必要がありそうね・・・」
ほむら「これは事前準備・・・決して疾しい行いではない聖夜の為の事前準備・・・」
さやか「あれ・・・ほむほむ、まだ起きて・・・」
ほむら「ほむ・・・ほむほむう!!ほむ!」
さやか「はぁあん!この時を待ちわびたよほむほむううう!」
マミ「・・・!何?何事?」
杏子「!!!さやかぁ!抜け駆けはゆるさねぇ!!!」
ほむら「ほむほむほむ!!!ほむぅ!ほむ!!ほむ!!」
ほむら「昨日はたくさんほむほむしてあげたんだから今日こそはまどかをほむほむ一族の仲間に加えるわよ」
さやか「任せて!ほむほむのおかげでばっちりチャージできてるよ!」
ほむら「そこで結束を高めるべくこれを3人に配っておくわ」
杏子「こ、こいつぁ・・・」
マミ「この匂い!間違いないわ!」
ほむら「そうよ私のパンツよ」
ほむら「そして私はこのまどかのパンツを装備する」スチャ
ほむら「まどかをほむほむするときがついに来たわね」
3人「はい!」スチャ
ほむら「作戦は簡単、あなたたちがまどかを襲う悪漢の役よ」
ほむら「そのパンツを被っていればきっと正体もばれない」
ほむら「私は世に跳梁跋扈する悪漢共を成敗する正義の救世主の役よ」
ほむら「悪漢に囲まれて精神共に疲弊したまどかを私が熱いベーゼで助ける」
ほむら「もちろん、その時に薬を口移しで飲ませる」
ほむら「ゴールイン」
ほむら「簡単でしょう」
マミ「さすが完璧だわ・・・正義のメシアというところが特に・・・」
さやか「さすがほむほむ!」
杏子「あんたにずっとついていくよ!」
まどか「ほむらちゃんに呼び出されたんだけど・・・こんな夜中にどうしたんだろう」
QB「やぁ、鹿目まどか」
まどか「・・・!誰?」
QB「僕さ、君には一度声をかけたんだけどね」
まどか「あの時の・・・生きてたんだね!」
QB「まさか、あの杏子まで暁美ほむらの傀儡に成り果てるとはね。わけがわからないよ」
QB「実は君に僕と契約して魔法少女になってほしいんだ!」
まどか「魔法・・・少女・・・?」
QB「そうさ!その代わり僕はなんだって君の願いをかなえてあげるよ」
QB「どんな奇跡だって起こして見せる」
まどか「願いを・・・?」
QB「そうさ!君には魔法少女の才能がある!是非君に魔法少女になってもらいたいんだ!」
QB「君はまだ知らないみたいだけどマミや杏子も魔法少女なんだ!魔法少女はこの世に絶望を振りまく魔女を倒すのが仕事さ!」
まどか(そういえば杏子ちゃんもそんなこといってたような・・・魔女がどうとか・・・)
QB「無理強いはしないけど君が魔法少女になればたくさんの人々が救われるんだ」
さやか「それじゃあ、そろそろいくよ」
ほむら「まって!」(あれはきゅうべぇ!)
ほむら「もう悪漢に襲われてる!作戦変更!あなたたちは現状待機呼ぶまでそこからでないこと!」
さやか「ええっ!」
ほむら「まどかぁー!」
まどか「え、あ!ほむらちゃん!」
ほむら「そいつの言葉に耳を傾けちゃダメぇ!」
QB「またきみかい!暁美ほむら!いい加減僕の邪魔をしないでもらいたいな!」
ほむら「それはこちらの台詞よ。私はただまどかとほむほむしたいだけなのに!」
まどか「え・・・ほむらちゃん・・・ほむほむって・・・それにその頭に被ってるのは・・」
ほむら「まどか!心配しないで!私がこいつからあなたを守って見せる!」
QB「君の言っていることはまったく理解できないよ」
マミ「きゅうべぇ!」
QB「あ、マミもいたのか!君らはいったいどうしてしまったんだい?魔女を倒すのをやめて暁美ほむらの家に寝泊まりして・・・!」
杏子「そんなことよりもだいじなもんをみつけちまったんだよ」
QB「杏子まで!あと話す時はその被ってるものをはずしてもらえないかな!」
ほむら「あなたの好き勝手にはさせない!まどか!絶対に魔法少女になんかなってはだめ!」
まどか「そんな・・・どうして!」
ほむら「かくかくしかじかよ!」(魔女とかソウルジェムとか自分の事とか全部話した)
まどか「つまりほむらちゃんは未来から来て・・・何度もこんなことを繰り返してるの!?」
ほむら「そうよ」
まどか「そんな、今言ったことが本当だとしたら・・・マミさんや杏子ちゃんは・・・そんなのってないよ」
ほむら「ほむほむしたいのよ!」
QB「・・・・」
QB「ところで二人ともグリーフシードを使ってないようだけど・・・ソウルジェムは・・・」
マミ「・・・・え?」
杏子「そういえば濁ってねぇな・・・」
QB「ど、どういうことだい!?・・・は」
QB「二人の体から何か別の得体のしれない存在を感じる・・・これは」
ほむら「・・・・・」(もしかして)
ほむら「これのせいかしら・・・」
QB「な、なんだいそれは・・・」
ほむら(まどかの目の前で催淫剤なんていえないわね)
ほむら「これはギガホムXよ」
QB「・・・・なんだこれはありえないよ!」
QB「この薬がマミと杏子の魔女化を抑制している!?ソウルジェムが濁らないなんて・・・」
QB「これじゃあ、魔女化の際の膨大なエネルギーを集めることが出来ない!」
QB「こんなものどこで手に入れたんだ!暁美ほむら!意味は一体全体なんなんだ!」
ほむら「ただの魔法少女よ」ドン
QB「・・・・!」
ほむら「返して(思いもよらない効果を持っていたのねギガホムX・・・でも今はそんなことより一刻も早くまどかとほむほむしたい)」
ほむら「ほむほむが先決よ」
さやか「うーん・・・なんだかよくわからないけど・・・置いてけぼりだなぁ」
ほむら「まどか!これで分かったでしょう!さぁ、この薬を飲んで!」
まどか「わ、わからないよ・・・ほむらちゃんの言ってることが分からないよ・・・」
まどか「ほむらちゃんの言ってること信じたい!でもその薬を私が今飲まなきゃいけない必要性がわからないよ」
ほむら「まどかぁ!」
QB(あの薬を飲まれてしまっては僕のノルマが達成できない!なんとしてもまどかを契約させて薬を飲ませるのを阻止しないと!)
QB「まどか!この街にもう少しでワルプルギスの夜という恐ろしい魔女がやってくる!」
QB「それを倒すには君の力が必要なんだ!まどか!」
ほむら「私の勝ちね、インキュベーター」
QB「な、なにを・・・!」
ほむら「・・・!!」ゴクゴク
まどか「ほ、ほむらちゃ・・・!!!」ズキュウウウーzン
ほむら「ふぅ・・・・」
QB「そ、そんな・・・!」
QB「まどかが魔法少女にならなかったらワルプルギスの夜には君たち三人じゃとても・・・!」
ほむら「まどかぁ!これでまどかとほむほむできりゅうう!!!」
QB「・・・・はぁ」
QB「君には負けたよ・・・暁美ほむら・・・まさかそんな薬に僕たちの戦略がくじかれるとは」
ほむら「無様ね。さやか・・・塩をまきなさい」
まどか「ほむらちゃん・・・今なら分かる。ほむらちゃんは私の最高の友達だよ・・・」
ほむら「ほむぅぅ!!ほむほむほむぅ!」
杏子「なぁ、ほむら・・・まどかに薬を飲ませることが成功した今、やっぱり私たちは・・・」
マミ「用無し・・・かしら・・・」
ほむら「そんなことないわ。」
ほむら「あなたたちのおかげでここまで漕ぎ着くことが出来た」
ほむら「あなたたちはこれからも私の愛おしい仲間・・・いいえ!家族よ!」
さやか「ほむほむぅ!」
こうして皆でほむほむしてゆっくりと時間が過ぎていき
ワルプルギスの夜はギガホムXをぶつけることで辛くも勝利
その後、転入してきた杏子も一緒に無事皆で卒業
さらにその後、ほむほむとまどかは結婚した
現在も皆で暮らしている
おしまい
さっきのは口移しです
眠くて駆け足になってごめん、おやすみ
ほむら「最近、皆がほむほむしてくれなくなった」
ほむら「ギガホムXの効果が薄れてきたのかしら?」
ほむら「かといってあの薬はワルプルギスの夜に全部使ってしまったし、もう一度作るにはかなり時間がかかる」
ほむら「・・・・・」
ほむら「仕方ないわね。実力行使・・・体であの日の情熱を呼び覚まさせるほかないようね」
ほむら「佐倉杏子。まずはあなたからよ」
ほむホーム
杏子「よ、ほむら!夕飯作ってくれるって言うからきたぜー」
ほむら(あの日はほむほむと崇高するかのように親しげに語りかけてきてくれたのに・・・)
杏子「それで大事な話って何だよ」
ほむら(私を見る目も輝きがない。潤いが乾ききっているわ・・・ドライなんてものじゃない)
杏子「おい、何黙ってんだよ。食わせてくれないなら私帰るよ」
ほむら「待ちなさい。ちゃんと用意してあるわ」
ほむら(なんて卑しい。そんな育て方をした覚えはないわ・・・これが倦怠期というものなの?)
ほむら「今持ってくるわね」
杏子「早くしろよー!今日はお昼食べてなくてさー!」カチャカチャ
ほむら「薬にばかり頼って、その効果が永遠に続くものと思い込みすぎたわね」
ほむら「これはその油断が招いたこと」
ほむら「今思えば薬が効いている間に躾しておくべきだったのに」
ほむら「嘆いていても仕方ないわ。次は抜かりなくほむほむなしでは生きられない体にする」
杏子「おーい!まだかよー!」
ほむら「待たせたわね」
杏子「び、ビーフシチューじゃねーか!おかわりはちゃんとあるよな!」
ほむら「ええ」
杏子「嬉しいねぇ、今日は何か祝い事でもあったっけ?」パクパク
ほむら「食べながら喋るのはやめてちょうだい」
杏子「はほっは!ほんはほひひーほのたへはへへふれふはら・・は、・・・はふ?」カクン
ほむら「あら、どうかしたの?日頃の疲れで眠くなってしまったのかしら・・・?」
杏子「へ、へめぇ・・・・!・・・・・・・・・・」ガクッ
ほむら「本番はここからね」
杏子「ん・・・ここは」
ほむら「ようやく気がついたようね」
杏子「てめぇ!騙しやがったな!何をたくらんでやがる!」
ほむら「随分な言い様ね。このほむほむに対して」
杏子「は・・・何言ってる!こんなことして・・・!?」ガチャガチャ
ほむら「悪いとは思ったけど動けないよう縛らせてもらったわ。下手に暴れられても困るもの」
杏子「・・・・・」ギリ
ほむら(あの目、もはや私への信仰心はとうの昔に消え去ってしまったような・・・・)
ほむら(いえ、まだ心のどこかにほむほむと観覧車に乗っていちゃいちゃしたいという願望が残っているはず)
ほむら(そこに付け入る隙が生まれる)
ほむら「私のところに帰ってきなさい。佐倉杏子」
杏子「誰が・・・!やっとアンタの呪縛から逃れられたってのにまたあんたの元に戻る馬鹿がどこにいるってのさ!」
ほむら「でもあなたは来たわ」
杏子「いや、それはほむらが御馳走してくれるっていうから・・・」
ほむら「いいえ!あなたはほむほむしたいからここに来た。そうに違いないわ」
杏子「・・・気づいてないかもしれないけど、さやかもマミも、まどかだって今はあんたの事を避けてる」
杏子「あんたの奇抜な行動についていけないのさ。あの時の記憶は今となっちゃ消したい過去だ」
杏子「ううっ!思い出しただけでも鳥肌が・・・」ブルブル
ほむら(そういえば、最近はめっきり会話もしていない・・・いえ、杏子の話にはなんの証拠もない)
ほむら「作り話はよして、とにかくあなたは再び私の物になるのよ」
杏子「馬鹿言え!あんた狂ってるよ!」
ほむら「いいえ!狂ってなどいないわ!私が狂っているとしたら私をこんな風にした世界が狂っているのよ」
杏子「滅茶苦茶言うな!あっ!」
ほむら「私は覚えているわよ、皆でほむほむしたあの甘い日々をあの時間を取り戻す!何度繰り返すことになっても」ホムッ
杏子「やめろ!触んじゃね・・・ぐぅ!」
ほむら「杏子はお尻をほむほむされるのが好きだったわね」ホムホムホムホム
杏子「うわああ!た、頼む!やめてくれぇ!」
ほむら「そんなに喜んでもらえるとこちらとしてもほむほむし甲斐があるわ」ホムゥホムゥホムゥ
杏子「見てわかんねーか!嫌がってんだ!」
ほむら「尻揉み初段のこの暁美ほむらに任せなさい」
ほむら「そのうちお尻だけではなく心も揉みしだいてあげるわ。あなたは安心して身を委ねるだけでいいのよ」ホムウウウウウウ
杏子「ででできるわけないじゃん!そ、そんな・・・いい加減やめろおお!」
ほむら「まさか5時間耐久尻ほむほむを耐えきるとは・・・さすが魔法少女といったところかしら?」
杏子「・・・・てめぇ・・・絶対ゆるさねぇからな!」
ほむら「くっ・・・しかも全然こたえていないなんて驚嘆に値するわ」
ほむら「その御褒美としてご飯の時間よ」
杏子「・・・いらねぇ」
ほむら(悲しい事だわ。なんでこんなにも敵意をむき出しに・・・)
ほむら(今、目を覚まさせてあげるわ)
ほむら「さぁ、今日は炒飯よ」
杏子「いらねぇって言ってんだろ!どうせ変な薬でも入ってんだ」
ほむら「あら、そんなことするつもりだったら初めからしてるわ」
ほむら「でも残念ながらギガホムXは在庫切れなの」
杏子「例えそうだとしてもいらないね」
ほむら「強情なのね・・・仕方ないわ」モグモグ
杏子「お前が食うのかよ!」
ほむら「これで毒が入ってないことがわかってもらえたかしら」
杏子「いらねぇよ!」
ほむら「・・・・・」モグモグ
杏子「・・・・・」
ほむら「・・・・・」モグモグ
杏子「おい、なに顔を近づけてんだ・・・離れ、おま!まさか!やめ・・・!」
ほむら「・・・・・・」ズキュウウウーzン
杏子「~~~!?んんーー!!?」
ほむら「お口に合えばいいのだけれど」
杏子「・・・・うっ・・・の、飲み込んじまった・・・おええ・・」
ほむら「親鳥は食べやすいように咀嚼してから雛鳥にとってきた餌を与えるものよ!」
杏子「私は雛鳥でも病人でもねぇぞ!・・・うっ・・」
ほむら「みればわかるわ」
杏子「じゃあすんな!わかったよ!普通に食べるからやめてくれ!」
ほむら「ダメよ」
杏子「・・・正気か・・お前、や、やめてくれ・・・」
ほむら「・・・・・」モグモグ
杏子「うわああああ!!」
杏子「・・・・・」
ほむら「偉いわね、残さず食べてもらえて私も嬉しいわ」
杏子「・・・くっ!こんな屈辱は生れて初めてだよ!」
ほむら「・・・・・」スルスル
杏子「何勝手に脱がしてんだ!離れろ!」
ほむら「お風呂の時間よ」
杏子「も、もう勘弁してくれ・・・わかった。降参だ」
杏子「ほむら、いや!ほむほむ!昔みたいに皆で楽しく過ごそう!だからこの鎖をはずしてくれよ!」
ほむら「甘いわね、今のあなたのほむほむには愛が感じられない!一目で嘘だとわかるわ」
ほむら「心配しないで・・・・すぐにほむほむできる体にしてあげるから!」
杏子「ちっ・・・くそぉ・・!」
ほむら(杏子の裸体・・・すっごい興奮してきたほむ)
ほむら「このタオルで杏子の隅々まで拭いて拭いて拭きまくってあげるわ」
ほむら「痒いところがあったら言いなさい、そこには触らないようにしてあげるから!」
杏子「うう・・・」
ほむら(ほむほむほむ!ほむほむほむ・・・!)
ほむら「佐倉杏子。大好きよ」フキフキ
杏子「お前の愛は重すぎる・・・」
ほむら「心配しないで、私が考案したカリキュラムに基づいて一週間過ごせばきっとあなたは生まれ変わる!」ペロペロ
杏子「もう、好きにしてくれ・・・」
ほむら「今のあなたはとても儚げでとても私は今冷静さを保っていられないほむううほむほむほむ!」フキフキフキフキフキ
杏子「一つだけ約束してくれ・・・他の奴らには手を出すな」
ほむら「いや」フキフキ
杏子「くっそぉ・・・・」
一週間後
まどか「さやかちゃーん!」
さやか「あ、まどか!最近杏子の奴を見てないんだけど知らない?」
まどか「杏子ちゃん・・・?知らないなぁ」
さやか「そっか・・・」
まどか「そういえばほむらちゃんも最近見かけないよ。どうしたのかな」
さやか「ほ、ほむらの話はやめてくれよぉ・・・まどかだってあの薬のせいでひどい目にあわされたじゃん」
まどか「私はこういうのもいいかなって・・・」
さやか「ええっ!まじ!?私はもう懲り懲りだよー。我に返った時の私の姿覚えてるでしょー・・・」
まどか「あ、あははは・・・・」
さやか「人として大事なものを失った気分だよ・・・」
ほむら「ならもう失うことを恐れなくていい。そうは思わないかしらさやか」
ほむら「いえ、暁美さやか!暁美まどかも久しぶりね」
まどか「あ、ほむらちゃん!」
さやか「げぇ!いつの間に・・・」
ほむら「恥じることはないわ!あの姿こそあなた本来の心の姿!欲望を開放するのよ!」
さやか「勘弁してよぉ!」
ほむら「お口いっぱいにパンツを頬張るあなたの」
さやか「うわわわ!言うなー!」
まどか「今まで何してたの?全然会わないから心配したよ・・・」
ほむら「ほむほむファミリーの親睦をより深めていたのよ」
ほむら「そしてこれがその成果よ!出てきなさい!杏子!」
杏子「さやかぁー!久しぶりー!」
まどか「え・・・杏子・・・ちゃん?」
さやか「アンタどうしたの・・・?棘がなくなったて言うか・・・」
杏子「ほむほむにね・・・ほむほ・・・ほむぅ!ほむほむほむぅ!」ホムホム
さやか「あ・・!ほむら!まさかあの薬をまた・・・!」
ほむら「残念だけどこれは私の努力でよりを戻したのよ。それにあなたもこうなるのよ暁美さやか」
さやか「名字を変えるなー!」
ほむら「ちょっとお馬鹿になってしまったのは私も計算外だったわ」
杏子「ほむぅ!ほむほむほむ!」
さやか「まともに喋れてないじゃん!早く元に戻しなさいよ!」
ほむら「何を言っているの?元に戻したのよ」
さやか「はっ!?」
ほむら「あなたも元に戻してあげるわ!」
カチッ カチッ
ほむら「・・・・」ホムッ
まどか「ああ!私のパンツ!」
さやか「あー!当たり前みたいに盗んでパンツ被るな!」
ほむら「何を言っているの?そういうあなたたちこそ」
まどか「いつの間にか私もほむらちゃんのパンツを被ってる!?」
ほむら「これでおあいこね」グッ
杏子「さやかも一緒にほむほむしよう!な!」
さやか「目を覚ませ杏子!」
杏子「目なんかとっくに覚めてるぜ!」
杏子「なー!頼むよ!一時間に一回ほむほむしないと気がどうかしちゃうんだ」
さやか「もうどうかしてるわよ・・・」
ほむら「それは違うわ!さやか!どうかしてしまったのはあなたの方よ!」
ほむら「さぁ、あの日を思い出して!さぁ!きなさい!」
さやか「うわ、離せ!ゆ、誘拐だ!まどかー!」
まどか「あー!さやかちゃん!・・・・行っちゃった」
さやか「ほむら!ゆ、誘拐の次は監禁!?犯罪だぞ!この鎖を解けー!」
ほむら「春といえど最近は肌寒いわ。パンツをはかずにここまで来たのならお尻が冷えたでしょう」
さやか「誰のせいだと思ってんの!」
ほむら「杏子!スタンバイ!」
杏子「ほむ!」ヌギヌギ
さやか「え、なにやって・・・」
ほむら「冷えたさやかの体を私たちの体で温めるという単純な作戦よ」ヌギヌギ
さやか「結構です!!!」
ほむら「遠慮はいらないわ!杏子あなたはさやかの下半身を温めるのよ!」
杏子「ほむ!」
さやか「ひぃぃ!ちょっと!」
ほむら「杏子の時もそうだったけどどうして私が一番胸が小さいのかわけがわからないわ」コスコス
ほむら「その胸を幾許か提供する気はない?さやか」
さやか「そんなのできるわけ・・きょ、杏子!」
杏子「あー、さやかのここあったかい・・・」
さやか「誰でもいいから助けてぇー!」
QB「呼んだかい!美樹さやか!その願いを叶えてあげるから魔法s」パン
QB「」
ほむら「邪魔よ」
ほむら「あら?柔らかい場所ばかりと思っていたら、ここが少し硬くなってきたわ」
さやか「ううう~~~!」
杏子「ほむほむ!こっちもなんだか濡れてきたぞ!」
ほむら「こんな状況下でよく感じられるわね・・・でもそんなあなたもほむほむファミリーとして受け入れる準備はできている」
ほむら「さぁ、今こそ全てを解き放って。心の殻を破る時が来たのよさやか」
杏子「がんばれさやか!」クチュクチュ
さやか「う・・・やめれってば・・・!」
ほむら「大丈夫よ!大丈夫大丈夫よ!」ペロペロ
ほむら「愛が憎しみに変わる前に蓋をして一週間寝かせるのがコツよ!」ペロペロペロホム
さやか「う、あ・・・ん!」
杏子「さやか・・・苦しそうだな。私のパンツをあげるから頑張れ!」ガバッ
さやか「被せるなぁ!」
ほむら「力んではだめ!杏子!バイブレーションをさやかに!」
さやか「く・・・ほむら!杏子にもこんなことを・・・!」
ほむら「いえ、杏子にはコツコツと毎日ほむほむし続けたわ」
ほむら「真面目にやりすぎて日に日にたまっていった鬱憤が今、さやかに激突する!」
杏子「さやか!私も我慢できなくなっちゃったんだぁ!」ヴィィィン
さやか「ちょっとぉ!!」
杏子「来る日も来る日もほむほむほむほむ!」
ほむら「杏子の精神が擦り切れる前にあなたと絡めないと杏子は廃人になるところだったのよ!」
ほむら「あなたはその気持を何故受け止められないの!?杏子の意識を保つためにはあなたの協力が必要不可欠!」
杏子「一人ぼっちはさみしいもんな・・・」
さやか「あ・・・ん・・・・」
ほむら「あなたはただ激流に身を任せ同化するだけでいい。そのうちほむほむしか考えられなくなるまで」
杏子「ほむほむほむぅ!」ホムホムホム
さやか「うあああっ!」
まどか「ほむらちゃん達どこに行っちゃったんだろう・・・」
QB「やぁ、鹿目まどか」
まどか「あなたは・・・きゅうべぇ?」
QB「覚えていてもらえて光栄だよ」
QB「暁美ほむらの居場所を知りたいかい?」
まどか「知ってるの!?」
QB「彼女達は今、美樹さやかと取り込み中だよ。僕は厄介払いされちゃったんだけどね」
QB「そんなことより僕と契約して魔法少女になってよ」
まどか「え、でも、あの薬を飲んじゃったからできないんじゃ・・・」
QB「僕らの科学力を見くびらないでほしいね!とっくにあの薬は解析済みさ」
QB「この液体を飲んでみてよ!暁美ほむらの薬が中和されるはずだ」
まどか「そんな怪しい液体のめないよ・・・」
QB「な・・・暁美ほむらの薬と怪しさはさほど変わらないと思うけど」
まどか「わたしもほむらちゃんに無理やり飲まされたから・・・」
QB「あ、そうだったね」
まどか「それに魔法少女の運命を知っちゃったから例え願いが叶うとしても・・・それはできないよ」
QB「そうか・・・それは残念だね」
QB「でもきっと君はこの薬を飲んで自分から魔法少女になる時が来る。必ずね」
まどか「そんなこと・・・」
QB「じゃあ、その時までさよならだ」
まどか「・・・・ほむらちゃん・・・」
ほむら「・・・・・」コフーコフー
杏子「ハァハァ・・・・・・」スリスリ
さやか「・・・・あうう」
ほむら「初戦から飛ばしすぎたわね・・・さすがにこれじゃあ体力が持たないわ」
さやか「ほむら、あんたの思い通りになんか・・・」
ほむら「杏子も初めは似たようなことを言っていたわ。でも見なさい」
杏子「さやかぁ・・・ほむぅ・・・」デレー
ほむら「今ではこの様よ」
さやか「くっ・・・」
ほむら「そして明日にはギガホムXの改良版が完成する」
ほむら「あなたにはその実験体第一号になってもらうわ!」
さやか「そんな・・・!」
ほむら「そんな顔をしないで、さやか・・・私たちは真の仲間になれるのよ」
さやか「やり方が汚いよ、ほむら・・・!」
ほむら「実際、今までの時間軸では正攻法であなたたちと仲良くなることはできなかったわ」
ほむら「あなたともそりがあわなかったし」
ほむら「でも今回は違う!皆と仲良くできるのよ!」
さやか「・・・・・」
ほむら「あの薬を使ってしまった時点でもうこの時間軸では引き下がれないわ。変態と蔑まれようともそれを甘んじて受け入れるつもりよ」
杏子「ほむほむぅ!」
ほむら「真面目な話をしているの、少し黙りなさい」
杏子「・・・・・」
さやか「そうね、あんたとは気が合いそうにないわ・・・」
さやか「私にはほむらの気持ちを理解するなんて無理」
ほむら「・・・・・」
ほむら「それでも、可能性が少しでも残されているのなら・・・わたしはあきらめない」
ほむら「あなたと仲良くなって見せるわ」
さやか「だったら薬を使わずにさぁ!」
ほむら「普通なら引かれるような行動も仲間としてできるのよ!あの薬を使えば!」
ほむら「明日の朝を楽しみにしていることね」
ガチャン
杏子「本当に良かったのか?」
ほむら「ええ・・・」
ほむら「・・・・・」
ほむら「ほむほむして気を紛らわすわよ!」
杏子「ほむほむほむぅ!!」
さやか「・・・・一体どうしたら・・・」
マミ「無事かしら?さやかさん」スタッ
さやか「あなたはマミさん!」
マミ「最後まで出番がないかとハラハラしたわよ。今助けてあげるわね」
さやか「ありがとう・・・!もう少しでほむらに心まで支配されるところだった・・・」
マミ「体中べとべとね・・・・一体何をされたの・・・」
さやか「それはもう口では言えないようなことを・・・」
マミ「とにかくここから脱出しないとね」
翌朝
ほむら「さやかぁ!さやかぁ!さやかぁ!」
杏子「どうやら逃げられちまったな」
ほむら「魔法少女として契約もしてないさやかにそんなことできるわけが・・・はっ!」
杏子「巴マミだな」
ほむら「ほむぅぅ・・・!」
杏子「心配するなほむほむ!薬はもう完成してるんだ!あとはあいつらを見つけるだけ、そうだろ」
ほむら「ほむぅほむぅ・・・」
杏子「・・・・ほむぅ」
ほむら「ほーむほむほむほむほむほむ!!」
杏子「ほむほむほむぅ!」
ほむら「それじゃあ、手分けして探すわよ」
杏子「任せろ」
さやか「まどかー!」
まどか「さやかちゃん!無事だったんだね!」
さやか「いや、無事とは言い切れないけどね・・・」
マミ「でも今まであの場にとどまったら間違いなくさやかさんは人格を失っていたでしょうね」
さやか「考えただけでもぞっとするよ・・・」
まどか「でもよかったよ・・・何事もなくて」
さやか「いや、あったんだって・・・」
マミ「でもこれからどうしましょうか、私がついていればあちらも簡単には動けないとは思うけれど・・・」
さやか「そうとも限りませんよ!あの悪魔の薬が完成しているみたいなんです!」
マミ「なん・・・ですって・・・?」
さやか「ほむらは時間をとめられる!見つかったらアウトですよ!」
マミ「そう・・・ならこの街を出るしか・・・」
杏子「そういうわけにはいかねぇな」
まどか「きょ・・・杏子ちゃん」
さやか「しまった・・・もう見つかった!?」
杏子「かくれんぼが下手だな・・・さぁ、おとなしくほむほむのとこに戻ってもらうよ」
まどか「杏子ちゃん!杏子ちゃんは薬を飲まされてないんだよね!なんでこんなこと・・・」
杏子「・・・・・・」
一週間前
ほむら「・・・・・」ホムニャムニャ
杏子「・・・ようやく寝たか」
杏子「ったく朝昼晩と見張りやがって冗談じゃねぇ!本当に寝ずに居やがるから人間じゃねぇかと思ったぜ」
ほむら「勿論違うわ・・・あなたもね・・・」
杏子「・・・・!!」ビクゥ
杏子「・・・・・?な、なんだ寝言か、驚かせんなよ」カチャン
杏子「よし、外れた。魔法少女をなめんなよ・・・」
ほむら「まどかぁ・・・まどかぁ・・・」
杏子「・・・・・」
―――――
杏子「ま、軽い心境の変化って奴かな」
杏子「さぁ、おしゃべりは終わりだ。おとなしくしな」
マミ「あなた一人なら私が足止めしてみせる。あなたたちは逃げて!」
さやか「マミさん!ありがとう!行くよまどか!」
まどか「う、うん!」
杏子「まっ・・・」
マミ「通すわけにはいかないわね」
まどか「さやかちゃん!マミさん大丈夫かな・・・」
さやか「マミさんなら大丈夫だって・・・!今のうちにどこかに隠れよう!」
ほむら「それには及ばないわ」
さやか「・・・・!アンタ・・・」
ほむら「甘く見ないことね。私から逃げようなんてあなたたちには到底無理な話よ」
ほむら「さぁ、おとなしくこのギガホムDXを飲んでもらうわよ」
まどか「待って!ほむらちゃん!」
まどか「ここは勝負で決めようよ!」
ほむら「勝負・・・?」
まどか「そうだよ!まさか時間を止めて無理やり飲ますなんて卑怯なことほむらちゃんはしないよね」
まどか「そんなことをしたら私、いくら薬を飲まされてもほむらちゃんを嫌いになる自信があるよ!」
ほむら(ほ、ほむぅぅ!?)
ほむら「そうね、確かに魔法少女ではないあなたたちにそんなことをするのは私の理に反する」
ほむら「その勝負受けるわ」
ほむら(ここは・・・まどかと初めて入ったお店・・・)
さやか「ま、まどか・・・勝負って・・・」
まどか「さやかちゃん!カフェオレ3つ!」
さやか「は、はい。ただいま!」
ほむら「もしかして・・・」
まどか「そう。その薬をカフェオレのどれか一つに混ぜる!薬の入っている方を飲んだら負けだよ」
まどか「わからなくなるように薬を混ぜたら偶然の店に居合わせたこの人にシャッフルしてもらおう!」
ショウさん「へ、俺のこと・・・?」
まどか「私たちはその間目をつむっておく!卑怯はだめだよ!」
さやか「もってきたよ」
まどか「じゃあ、はじめるよ!瞑って!」
ショウさん「これを混ぜればいいんだな」ポチャン
ショウさん「・・・・」シャッシャッシャ
ショウさん「あ、終わったけど」
まどか「ありがとうございます!もういいですよ!」
さやか「ね、ねぇ・・・まどか本気・・?」
まどか「本気だよ!」
さやか「そういえばほむらがその薬飲んじゃったらどうなるの・・・?」
ほむら「私には効果はないわ・・・その薬は私になる催淫薬。私は私のままよ」
さやか「あの、まどか・・・私たちの方が不利じゃあ・・・」
まどか「大丈夫だよ!」
さやか「・・・勝算があるの?」
ショウさん「え?」
さやか「いや・・・アンタじゃなくて・・・」
まどか「ないよ!」
まどか「じゃあ、私がこれを飲むね!」
さやか「じゃ・・・じゃあ、私はこれを・・・」
ほむら「・・・・残ったのが私ね・・・」
さやか「ちょっとまった・・・」
さやか「もしまどかがはずれをひいちゃったら・・・・」
まどか「私たちの負けだよ!その時はさやかちゃんはおとなしく薬を飲んで!逆の時は私が飲むから」
まどか「一蓮托生だよ!」
さやか「ええー・・・」
ほむら「もういい?飲むわよ」ゴクゴク
まどか「うん!」ゴクゴク
さやか「ええ~!もうどうにでもなれ!」ゴクゴク
まどか「・・・・」
さやか「・・・・」
まどか「・・・ほむ」
さやか「・・・!?」
まどか「嘘だよ。なんともない」
さやか「お、脅かさないでよ・・・私も何ともないよ・・・」
ほむら「・・・・」
ほむら「どうやら・・・私の負けの様ね・・・」
さやか「す、すごいよ!まどか!何かトリックを使ったんでしょう!?」
まどか「つかってないよ!運だよ!」
さやか「・・・・・」
ほむら「・・・負けたからには引き下がるしかないようね」
ほむら「ギガホムDXはすべて破棄するわ・・・杏子も私が責任を持って元に戻す」
ほむら「まどか・・・ごめんなさい。私はあなたを救うどころか迷惑をかけてしまった・・・」
まどか「ううん、そんなことないよ。ほむらちゃん」
まどか「ほむらちゃんのおかげで私は魔法少女にならなくてすんだし」
まどか「杏子ちゃんやマミさんともこうして一緒にいられる」
まどか「それに私たちはあんな薬使わなくても最高の友達だよ!」
ほむら「まどか・・・まどかぁ・・・」
さやか「私もきつい事言っちゃったけど・・・ほむらのこと友達だと思ってるよ」
ほむら「さやか・・・」
ほむら「じゃあまた、あなたたちのパンツを被らせてくれる!?」
まどか「それは嫌かな」
さやか「それは嫌だね」
ほむら「・・・ほむぅ」
さやか「でもこれで一件落着!かな!」
まどか「だね!ほむらちゃん!これからも友達でいようね!」
ほむら「ありがとう、まどか・・・さやかも」
さやか「めでたしめでたし!」
おしまい
QB「ところがどっこいこの話はもうちょっとだけ続くんだよ!」
まどか「・・・!きゅうべぇ!?」
QB「やぁ、鹿目まどか!魔法少女になる決意は固まったかい?」
まどか「どうしてそう思うの?私は魔法少女にはならないってそう言ったはずだよ」
さやか「今更出てきたって遅いよね」
QB「僕はそうは思わないな。だって物語の最後まで何が起こるか分からないものだろう?」
ほむら「インキュベーター・・・!・・・・っ!くぅ!」
まどか「・・・え?ほ、ほむらちゃん!?」
さやか「どうしたっての!?自分にはあの薬効かないんじゃないの!?」
ほむら「・・・・・やってくれたわね・・・!!」
QB「何の事だかわからないな。僕は君たちの勝負にほんの少しだけ手を加えただけだ」
QB「君たちは真っ向な真剣勝負をしていた」
QB「それなのにおかしいと思わないかい?暁美ほむらがはずれをひいた場合と君らが引いた場合。明らかに見合わないよ」
QB「敗者に与えられる罰はフェアじゃないとね」
まどか「きゅうべぇ!ほむらちゃんに何をしたの!?」
QB「ほむらの用意した薬と僕の用意した薬目を瞑っている間にをすり替えておいたんだけどね」
QB「勝負の邪魔はしていないだろう?」
QB「それにしても暁美ほむら。君が負けるとはね・・・僕としてはまどか達が負けると思っていたのだけれど」
QB「その薬にはほむらが作った薬の効果を打ち消す力があると同時にある副作用があるんだ」
QB「これで対等な勝負になったよね」
さやか「何よ!その副作用って・・・」
QB「見てもらえば分かると思うけど・・・」
ほむら「きゅうべぇ・・・様・・・」ホムホムッ
QB「この通り僕の事を好きになってしまうんだ。毒を持って毒を制そうと作ったんだけど」
QB「どうしても似通った効能の薬になってしまってね」
QB「本当はこういう薬を作る場合は元に戻す薬も作るんだけど」
QB「生憎そんな時間がなかったんだ」
QB「それで、鹿目まどか」
QB「魔法少女になることと引き換えに叶える願いは決まったかい?」
まどか「・・・・・!」
さやか「卑怯者!」
QB「確かに僕の目的のために勝負に手を加えたことは卑怯だったかもしれないね」
QB「でもこの宇宙を救うために僕はその汚名を背負わせてもらうといったら納得してくれるかい」
さやか「これじゃあ、魔法少女にならざるを得ないじゃない!」
QB「何故だい?」
まどか「何故って・・・ほむらちゃんを元に戻さなきゃ・・・」
QB「別に暁美ほむらはこのままでも生活していける」
QB「できることなら追っかけられる僕を救ってほしいよ」
さやか「あ!そうだ!ほむらのあの薬なら!」
まどか「そうか!それなら・・・」
QB「あの薬、必要だったのかい?いらないと思ってすり替えた時に捨てちゃったけど」きゅっぷい
さやか「ちょっと!?明らかに狙ってやってるよね!?」
QB「うーん、そう見えてしまうのは仕方ない事なのかな」
まどか「それじゃあ、ほむらちゃんは・・・」
ほむら「きゅっぷい!きゅっぷい!」きゅっぷい!
QB「あまり真似しないでほしいな暁美ほむら。いくら僕に感情がないとはいえ不快だよ」
さやか「とにかく杏子達のところへ!」タタタ
まどか「うん!」タタタ
QB「あ、待ってよ!契約はしないのかい?」スサササ
ほむら「きゅーっぷい!」スタタタ
杏子「なんだって!」
マミ「ほむらさんが!?」
杏子「私たちが戦っている間にそんなことになっていたなんてな」
まどか「杏子ちゃん!ほむらちゃんの家にあの薬はまだあるの!?」
杏子「さ、さぁ・・・どうだろうな・・・薬を作ってる部屋には入れてもらえなくてさ」
さやか「とにかく案内して!」
杏子「おう、任せろ!」
マミ「私もついていくわ!」
QB「僕も混ぜてよ!」
ほむら「きゅっぷい!」
ほむホーム地下
杏子「ここだ!ほむらが薬を作ってた部屋は」
さやか「うっ・・・薬品臭い・・・」
まどか「当たり前だよ、さやかちゃん」
マミ「どの薬瓶にもラベルが貼られていない・・・」
まどか「そんな!これじゃあどれがどれだかわからないよ!」
さやか「手当たりしだいに試すしかないんじゃない・・・?」
杏子「そんなことして私たちがどうにかなったらおしまいじゃねーか!」
まどか「じゃあどうしたら・・・」
さやか「・・・・」
マミ「・・・・」
杏子「・・・・」
まどか「・・・・」
QB「・・・・な、なんだい?みんなこっちを見て」
QB「ついに契約してくれる気になった・・・ようじゃないみたいだね」
QB「どうかしたのかい?皆目が据わってるようだけど・・・」
QB「あ、ごめん皆。今日はミーちゃんとデートの約束をしてるんだった」
QB「それじゃあ、悪いけどお先に失礼するよ」
まどか「・・・・・」ガシ
QB「しょ、小動物に対してこんな掴み方をするなんてらしくないんじゃないかな?鹿目まどか」
QB「まさかとは思うけど僕をモルモットにする気じゃあ・・・」
QB「どどどどうかしてるよ」
ほむら「きゅうべぇ!ミーちゃんって誰なの!?ねぇ!」ホムゥ
さやか「この薬をきゅうべぇに飲ませてほむらと両想いになったら確定だね」
まどか「不本意だけどしょうがないよね」
ほむら「やめて!きゅうべぇに怪しい薬を飲ませないでぇ!」
杏子「お前が作った薬だぞおい!私がほむらを抑える!今のうちに!」
ほむら「邪魔しないで!」カチッ
杏子「あ、くそ!」
QB「!?・・・ほ、ほむら助けてくれて感謝するよ!」
ほむら「勘違いしないで・・・//この薬をあなたに飲ませるためなんだから・・・//」
QB「!?・・・ま、まどか!助けて!」
マミ「ほむらさんが持っている薬が・・・!」
まどか「ギガホムDX!」
さやか「手っ取り早く見つかったけど・・・これじゃあ・・・」
杏子「まどか!もしかするとお前の声なら届くかもしれない!」
まどか「そ、そっか!」
さやか「そうだよ!まどかが呼びかければきっとほむらは元の心を取り戻すに違いない!」
まどか「ほむらちゃん!まどかだよ!わかる!?」
ほむら「まどか!私ときゅうべぇの恋路を邪魔しないで!」
さやか「だめみたいだね・・・」
まどか「一体どうしたら・・・」
マミ「きゅうべぇ!その薬を飲むようにほむらさんに言って!」
マミ「あなたの言うことなら今のほむらさんは絶対聞くわ!」
QB「そんなことをしたら僕のしたことがまったくの無駄になってしまうじゃないか!できないよ!」
マミ「そうしないとあなたが痛い目を見るわよ!」
QB「うぐぐぐ」
ほむら「さぁ、きゅうべぇ!これを飲んで!二人でエントロピーを凌駕しましょう!」
QB「う、やめてくれ!そんなことをしたら僕が僕じゃなくなってしまう!」
QB「どこまで僕の邪魔をすれば気が済むんだ!暁美ほむら!」
さやか「自業自得でしょ・・・」
QB「くっ!仕方ない!ほむら!その薬は君が飲むんだ!」
ほむら「そんなことしてしまったらあなたのこと嫌いになってしまうわ!」
QB「頼むよ!嫌いになってくれ!殺された方がましだよ!ほんとうに!」
QB「その薬を飲んでくれ!」
マミ「いっき!いっき!」
ほむら「・・・・」
マミ「皆も!はやく!」
さやか「え、は・・・はい!いっき!いっき!」
まどか「いっき!いっき!」
ほむら「あなたたちは黙って!私は場の雰囲気に流されるような女ではないわ!」
マミ「きゅうべぇ!場の雰囲気に流されるような女が好きだというのよ!」
QB「僕は場の雰囲気に流される女が好きだな!」
杏子「こんなんでほんとに飲むのか・・・?」
ほむら「ほ、ほむぅ!きゅうべぇがそう言うなら・・・」
杏子「飲むのかよ!」
ほむら「しかし・・・しかししかししかし!幾ら私でもこれが罠だということは一目瞭然よ!馬鹿にしないで!」
さやか「杏子!あんたもやるのよ!そーれ、いっき!いっき!」
まどか「ほむらちゃんのかっこいいとこみってみたい!!」
QB「ほむらのかっこいいとこみてみたいな・・・」
ほむら「ほむむむ・・・ほむう・・・!」
マミ「もうひと押しよ!」
杏子「いっきのみ!いっきのみ!」
ほむら「わかったわ!そこまで言うのならあなたたちが一気飲みしたら私もこれを一気飲みする所存よ」
まどか「え、それって・・・」
ほむら「そこに並んだ薬瓶を一気飲みしなさい!全て失敗作だから問題ないわ!雰囲気を出すためというならできるわね」
マミ「・・・・し、仕方ないわね。少し怖い気もするけど」
杏子「おいおい!まじか!」
まどか「ほむらちゃんを救うためなら!」
さやか「え、え~!?」
マミ「せーのでいくわよ!せーのっ!」ゴクゴク
まどか「・・・!」ゴクゴク
杏子「しょうがねぇか・・・」ゴクゴク
さやか「え、う、うそ!あーもう!・・・・!」ゴクゴク
ほむら「・・・・」ゴクゴク
ほむら「ふぅ・・・」
QB「もういいんだよね!ほむら!」
QB「うまくいくもんだね!さすがほむらだ!」
QB「僕と婚姻して新婚生活を送ろうよ!暁美ほむら!」パン
QB「」
ほむら「・・・・・・」
ほむら(計画通り!)
ほむら(ギガホムXの効力が切れて、皆から警戒されたのはまずかったがこうもうまくいくなんてね)
ほむら(しかし、今回の催淫薬は永続。しかも強化版であり今までできなかったどんな変態命令も実践可能!)
ほむら(これでまどかとその他と毎日いちゃいちゃゴールイン!ハーレムエンド達成・・・)
ほむら(杏子が演技で私の仲間として動いていたことも当然知っていた)
ほむら(QBにあの薬を飲ませるのは癪だったけど勝てば官軍)
ほむら(まどか・・・あなたが私に勝負を持ちかけた瞬間に運命はきまっていたのよ)
ほむら「俗物を触ってしまったせいで手が汚れてしまったわ、さやか」
さやか「ひゃいぃ!ほむほむぅ!」
ほむら「手をなめて綺麗にしてもらえないかしら」
さやか「よ、よ、よろこんでええ!!」
杏子「待ってくれ!私になめさせてくれ!頼むよほむほむぅ!」
マミ「まって!ここは私の舌使いでティロフィナーレするべきだわ!」
まどか「みんなずるいよぉ!ほむほむは私のものなのにぃ!」
ほむら「ふふ・・・もうループする必要はないわ!」
ほむら「今日はお祝いに朝までほむほむタイムよ!」
まどか「ほむぅぅ!ほむほむほむ!ほむぅうう!」
杏子「ほむほむ!」ヌギヌギ
マミ「ほむほむぅ・・・私の全てをあなたに・・・!」
さやか「ほむほむってほんとほむほむほむぅ!」
ほむら「これでトゥルーエンドよ」
QB「暁美ほむら!僕と挙式を開いて入刀しようよ」パン
QB「」
おわり