れんげ「スーパーヒーロー大戦を観るん!」蛍「…」
のんのんびより×スーパーヒーロー大戦Zのクロスssなん
れんげ「スーパーヒーロー大戦を観るん!」蛍「…」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1396530991/
↑の次スレになるんな。
まずは前作を見てからこっちを見てほしいのん。
※ちなみに前作から続く注意事項なん
1.このssでののんのん村のTV放送は25年以上程遅れてるん
2.だからほたるん以外の村の子は最新のライダーや戦隊なんて知らんのん
3.鎧武とかトッキュウジャーなんて言われても『何なんそれ?』となるん
4.現在この村で放送されてるのは仮面ライダーがRX、戦隊がファイブマン、ついでにメタルヒーローがウインスペクターやってるん
5.たまに時代設定が矛盾するかもしれないけど大目に見てほしいん
以上の事を踏まえて楽しく見てほしいん
元スレ
れんげ「スーパーヒーロー大戦Zを観るん!」蛍「…」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1397830589/
※前作の翌日
~一条家~
蛍「パパが仮面ライダー大戦の映画のチケットを手に入れたの?」
蛍ママ「そうなの、パパが映画のチケットを何故か5枚も手に入れたんだけどね…」
蛍パパ「もう大戦系はブタゴリラナリ、吾輩はこのままずっと村でキテレツだけ見てるナリ…」
蛍ママ「…という訳でパパったら一昨年から続くトラウマが呼び起こされてスッカリ観る気を失くしちゃったのよ。
せっかくのチケットだし観ないで捨てるのも勿体ないからだから蛍ちゃん、代わりにお友達連れて観に行ってらっしゃい♪」
蛍「……どうしよ……私だってトラウマあるしこれみんなに渡すべきかな?」
~旭ヶ丘分校~
蛍「結局映画のチケットを渡せずに学校に付いてしまいました。
ちなみに今日はこれから昨日(※前スレ参照)ゴーカイジャーのから伊狩鎧さんが紹介してくれた映画を学校の道徳の授業を利用して、
これからみんなで海賊戦隊ゴーカイジャーVS宇宙刑事ギャバン THE MOVIEとスーパーヒーロー大戦Zを観るのですが…
そんなこんなでまずはゴーカイジャーVSギャバンを観ました。想像した通り好評でした。」
れんげ「ゴーカイジャーVSギャバン面白かったん!」
一穂「そうだね、面白かったね。ウチも昔観てたから思わず童心に帰ってしまったよ。」
楓「まさかもう一度蒸着が観れるとは思いませんでしたからね。」
夏海「うん!文句無しに面白かった!
あの一条寺烈さんの姿をもう一度観れるなんて最高だね!!」
小鞠「私たちも昔小っちゃい頃にギャバン観てたもんね!
あのギャバンブートレットに止めを刺すレーザーブレード本当にカッコよかったもん!」
卓「」コクッ
れんげ「ギャバンダイナミックスゴイんな!ゴーカイジャーと力を合わせて戦ったんは見事なん!
ウチはゴーカイジャーの事見直したん!!」
鎧「じゃあ次はスーパーヒーロー大戦Zを観ましょうか!」
「「………」」
鎧「………ってみなさん先ほどとは打って変わって落ち込んじゃった!?」
れんげ「……だって…」
夏海「昨日の今日だからねぇ…」
小鞠「さすがに…トラウマが…」
一穂「Zとか無駄にタイトルを豪華にしようとしてるけど…」
楓「まさか前作以上にヒーロー同士で血みどろな戦いをすんのか?」
蛍「みなさん予想通り警戒してますね。でも気持ちはわかります。」
鎧「ハハハ!警戒し過ぎですって!大丈夫ですよ、今回は大丈夫です!今回は…」
蛍「『今回』って強調してる!?やっぱり鎧さんも前作はどうかと思ってるんだ!?」
鎧「それじゃあ上映開始しま~す!」
カチャ…カタカタカタカタ
「「ふ…不安だぁ…」」
ザッパーン!
蛍「みなさんが不安に思う中、映画が始まりました。
まずは大海原のシーンから、海中を探索していた潜水士さんが突然銭湯に現れたのです。」
『うわぁぁぁ!?』
夏海「ギャハハハハ!全裸で驚いてやんの!これは笑えるねぇ!」
小鞠「男の人のお尻とかなんなのこれ!恥ずかしいよぉ…」
蛍「男の人の裸を見て顔を赤らめてる先輩可愛い…♡
けど思うんですけどこのシーンって絶対テルマエ・ロマエを意識して撮ってますよね。」
一穂「なんだか初代ゴジラのオキシジェン・デストロイヤーを使った博士みたいな格好してるね。」
楓「この時代にもあんな格好で潜るヤツいるのか?」
キッキー!
『ワー!?』 『キャー!?』
れんげ「街中でも変な事が起きてるんな!」
夏海「本当だ!遊園地で遊んでたらいきなり道路にワープしてどうなってんだ!?」
『晴人、これもファントムの仕業?』
『さあな…』
小鞠「茶髪のお兄ちゃんと女の人が出てきたよ!けどファントムって何?」
蛍「あ、この人は操馬晴人さん。仮面ライダーウィザードに変身します。
それと隣にいるのはコヨミさん。一応ヒロインなんですけどこの人滅多に面影堂から出ないんですよね。
だからヒロインなのに影が薄かったりして…」
『操真晴人という魔法使いはお前か?』
れんげ「また誰か出てきたん!一体誰なんな?」
『お前は?』
『質問したのは俺だ、答えろ。』
夏海「なんだか随分と偉そうなヤツだよね!何なのこいつ?」
鎧「この人は十文字撃さん、彼は宇宙刑事なんです!」
「「宇宙刑事!?」」
小鞠「へぇー、ギャバンやシャリバンたちの他にも宇宙刑事がいたんだ!」
一穂「けどギャバンたちに比べると取っ付きにくそうな人だねぇ…」
楓「正直あまり好感度よくなさそうですよね。」
蛍「色々と言われちゃってる…」
鎧「まあまあみなさん落ち着いて!悪い人じゃないですから!なんてたってこの人は…」
『蒸着、俺の名は宇宙刑事ギャバン。』
「「ええええええええええ!!!!!????」」
夏海「な…何でこのお兄ちゃんがギャバンに蒸着してんの!?」
小鞠「ギャバンって烈さんのはずなのに何で!?」
卓「?」
れんげ「わけがわからないんな!」
蛍「え~と…実はこの映画の前に劇場版宇宙刑事ギャバンという作品がありまして…
それでこの人が2代目ギャバンに就任されたんです。」
「「に…に…2代目―――――――――――!!!????」」
蛍「やっぱり予想していた通りのリアクション…というわけで…
のんのんびよりとスーパーヒーロー大戦Zのクロスss、始まります…」
『宇宙の平和を守るため、ウィザード。お前を倒す!』
『ゆっくりドーナツでも食べながらお話をするって状況でもなさそうだ。』
『コヨミは下がってな、変身。』
((ドライバーオン!!プリーズ!! シャバドゥビタッチヘーンシーン!! シャバドゥビタッチヘーンシーン!!))
小鞠「指輪を使って黒いマントを羽織ったヒーローが現れた!?けど男の人が指輪って変じゃない?」
蛍「あ、これが仮面ライダーウィザードなんです。
彼は指輪を使って戦う魔法使いの仮面ライダーなんですよ。」
楓「この前出てきたオーズやフォーゼってのみたくメダルみたいな小物使って変身すんのか。
まあ玩具を売るにしてもでっかい剣や銃よりもこっちの方が作りやすいし売れるんだろうな。」
一穂「こらこら、そういう大人の汚い目線で子供向け番組を観たらいかんよ。」
れんげ「けど大変なん!2代目ギャバンがそのウィザードと戦ってるんな!?」
夏海「あぁーっ!やっぱり戦うんかよ!前作みたいなヒーロー同士の血みどろな戦いは勘弁してくれー!?」
卓「」コクッ
『ハッ!』
『レーザーZビーム!』
ガラガラガッシャーン!
夏海「大変だ!2代目ギャバンとウィザードの戦いに子供が巻き込まれちゃったぞ!?」
『お前は…』
『魔法は誰かを傷つけるために使うモンじゃない。誰かの希望を守るために使うモンだ!』
『俺だって宇宙全体の希望を守りたい。そのためには魔法を消さなきゃいけないんだ!』
れんげ「二人には譲れない理由があるんな!」
蛍「でも晴人さんが戦う理由の大半は…」
『もし魔法が無くなったらコヨミの命まで消えてしまうからな…』
蛍「コヨミさんにあるんですよね、TV通りないつもの平常運転です。」
鎧「でも撃さんは引いてくれたので一応この場は収まりました!」
楓「前作だったらこの時点で誰かぶっ倒されていたろうな。」
一穂「今回は何事も無くてよかったねぇ。」
れんげ「けど騒動の原因がウィザードじゃないと犯人は一体誰なん?」
鎧「それはこの後の展開を観てくださいね!」
蛍「場面が変わって山の中の河原でたった一人キャンプをしている女の人がいます。」
鎧「彼女は特命戦隊ゴーバスターズのイエローバスター、ヨーコさんとそれにバディーロイドのウサダです!」
蛍「どうでもいいけど私の説明ポジションが鎧さんに奪われているような気がする…」
小鞠「あ、この女の人も前作でチラッと出てたね!おでこが特徴的だったし!」
蛍「はい!ヨーコさんはおでこがとてもチャーミングなんです!」
夏海「けど何でこんなとこで一人でキャンプしてんだろ?もしかして友達いなかったりして…」
『え?来られなくなったの?リュウさんも…そっか…』
鎧「どうやら他のみんなと山でバーベキューしようとしたのに他のみんなが来られなかったようですね…
ちなみに何で他のメンバーが来れなかったのかは後で説明がされます。」
『え?あれ…何!?』
『流れ星…?』
ドッカァァァァン!!
れんげ「いきなり流れ星が落ちてきたん!?」
夏海「落ちてきたのは…変な金色の丸っこいロボットだよ!」
小鞠「けどボロボロ…ヨーコさんは一人でこのロボットを治そうとしてる!」
ポカッ!
楓「あ、殴ったら動いた。昔のTVかよ…」
『うわぁっ!?恐いよ!助けて!!』
小鞠「この子怯えてる…そうだよね、いきなり目覚めて知らないとこにいるんだし…」
『大丈夫、私はあなたの敵じゃない。』
蛍「そんなヨーコさんが優しく落ち着かせようとしています。
やっぱりヨーコさんはツンデレの気がありますよね、当時観ていてそう思いました!」
小鞠「ツンデレ?なにそれ?」
『私はヨーコ、キミは?』
『僕の名はサイコロン、少しだけ思い出した。悪いヤツらが宇宙を支配しようとしているコロン!』
れんげ「悪いヤツ…?一体何者なん!」
鎧「とりあえずここまで、場面が変わって宇宙刑事の本星であるバード星に撃さんが報告に戻りました。」
蛍「わざわざ報告に戻らなくても通信で済ませばいいのに…」
『なんだと…?撃、お前銀河連邦警察の命令に背くというのか!』
楓「あ、ギャバンの烈さんだ!」
一穂「なんだか無駄に偉そうな机に座っているね。」
鎧「烈さんはさっきのゴーカイジャーVSギャバンの後に銀河連邦警察の隊長になったんですよ!」
『ウィザートとビーストを倒せ!』
一穂「烈さんが2代目にさっきのウィザートを倒せって命令してるねぇ。」
楓「当時リアルタイムで観てたけど烈さんってこんなキャラじゃないだろ…」
蛍「今作が色々と言われている原因はそれなんです。
今回初代ギャバンが悪く描かれているから宇宙刑事ファンにはあんまりよろしくない映画なんですよ…」
『俺には出来ません…』
『十文字撃、お前の宇宙刑事としての資格を剥奪する!』
れんげ「これってどういう事なん?」
鎧「撃さんはここで宇宙刑事の資格を失ったのでこの後しばらくギャバンに変身できなくなったんですよ…」
夏海「なんか…本当にキャラ違うね烈さん…」
小鞠「こんな事言うような人じゃないと思うんだけど…」
蛍「これくらいでショックを受けていたらダメですよ、後半はもっと酷い事になりますから…」
鎧「さあ、舞台は地球に戻って大変な事になってますよ!」
『イー!イー!イー!』
『逃げよう!?』
れんげ「ショッカーの戦闘員が山に遊びに来てる子供たちを襲ってるん!」
ブロオオオン!
『早く逃げろ!』
夏海「そこへウィザードが現れて助けてくれたぞ!」
『ショッカーは魔法の力を得て復活したのだ。その名もスペースショッカー!!』
小鞠「スペース…?」
夏海「ショッカー…?」
れんげ「大ショッカーの次はスペースショッカーとかコロコロ名前を変え過ぎなんな…」
楓「ぶっちゃけ大ショッカーのままでいいだろ、ややこしいし面倒だし…」
蛍「まあまあ、それよりも悪の怪人スペースイカデビルが魔法陣を通じて何処かの場所にウィザードを飛ばしてしまいました。」
『お前もスペースショッカーの魔法を味わえ!』
『うわっ!?』
蛍「ウィザードが飛ばされた場所はどこかの…というか毎度お馴染みのさいたまアリーナです。
そこでウィザードはある人たちと出会いました。」
『今回のデーボモンスターはちょっと変わってるな!カッケェな!』
小鞠「5人の男女が現れた…もしかしてこの人たちって…」
鎧「そうです!彼らこそ37番目のスーパー戦隊!その名も…獣電戦隊キョウリュウジャーです!!」
「「…」」
鎧「あれ…?みなさん反応が薄いんですけど…?」
夏海「そう言われてもねぇ…」
小鞠「そんな戦隊知らないし…」
れんげ「この村でやってる戦隊はファイブマンなんな!」
鎧「確かにファイブマンは名作ですよ!
まあ玩具的な売り上げとしては…DX大型基地マックスマグマが在庫の山を抱えましたけど…
『ターボレンジャーでDXターボビルダーは好調な売れ行きだったのに何で?』と当時の制作側が思い悩む程でしたし…
それでも後の戦隊にもあるパワーアップアイテムのファイブテクターとか斬新なアイデアはあったはずなんですよ!!」
蛍「本家の戦隊ヒーローが売り上げとか生々しい事言うのはやめてください。
そういうのはアキバレンジャーにでも任せておけばいいんです!」
楓「まあ玩具売ってる身としてはああいうデカイ箱ものは困るんだよな。
売れない、値が高い、場所を取る、の三重苦だし…
玩具メーカーも少しは小売店の事を考えて玩具作れってんだよ。
だからウチにあるDXバナスピアーがまったく売れねえんだから…」
一穂「生々しい現場の意見だねぇ…」
蛍「まさに子供たちの夢を破壊する意見ですね…」
『よーし!お前が敵なのか味方なのかそれはサシの勝負で判断する!』
『は?』
『おりゃっ!』
蛍「あ、晴人さんとキングが勝負してますね。ちなみに説明すると…」
鎧「この晴人さんと戦っているのが桐生ダイゴさん。
獣電竜ガブティラに勝利した牙の勇者・キョウリュウレッドで他のメンバーからはキングと呼ばれています!
イアン・ヨークランドさん、獣電竜パラサガンに勝利した弾丸の勇者・キョウリュウブラック。
有働ノブハルさん、獣電竜ステゴッチに勝利した鎧の勇者・キョウリュウブルー。
ちなみに彼はこの中で一番年上で他のメンバーからのっさんと呼ばれています!
立風館ソウジさん、獣電竜ザクトルに勝利した斬撃の勇者・キョウリュウグリーン。
彼はのっさんと違ってまだまだ若い16歳の高校生なんです!
アミィ 結月さん、獣電竜ドリケラに勝利した角の勇者・キョウリュウピンク。
紅一点の彼女は以前アメリカに留学していた事から時折言葉に英語が混じっているんですよ!」
蛍「私の説明キャラのポジションがドンドン奪われていくよ…なんだか寂しいなぁ…」
小鞠「よしよし、蛍慰めてあげるよ。」ナデナデ
蛍「ぐへへ♪先輩に慰められちゃった♡」
楓「それでこの二人の決着はどうなるんだ?」
鎧「それは大丈夫です!なんたってこの後…」
『ハイッ!そこまでーーー!!』
鎧「この俺伊狩鎧が二人の仲裁に入りましたからね!カッコいいでしょ俺♪
ちなみにこの時、晴人さんと出会った記念に指輪を頂いちゃいました!
何でもアンダーワールドに入れる指輪だとか言ってましたよ?」
夏海「カッコいいかどうかはともかく二人は和解してるね。
こうあっさり解決するとウチ的には今度は逆に物足りない感がしちゃうんだよねぇ…」
蛍、鎧「「観客は無理難題を仰る…」」
小鞠「けどバード星じゃ2代目ギャバンに代わってシャリバンがこの事件の担当をするって烈さんが…」
楓「今回烈さん酷く描き過ぎだろ…」
一穂「本当にねぇ、なんとかしてほしいわ…」
蛍「そして地球ではいまだにおかしな現象が…
街中でその様子を目撃していたヨーコさんとサイコロンの前にスペースショッカーの怪人が現れました。」
『見つけたぞサイコロン!』
『イー!イー!イー!』
夏海「大変だ!ヨーコさんがスペースショッカーに襲われているよ!?」
鎧「けど大丈夫!そこにゴーバスターズのヒロムさんとリュウジさんが駆けつけてくれました!」
『ヨーコ!』
『ヨーコちゃん!』
『俺たちも魔法の暴走を止めるために復帰してたんだ。』
『学生に戻ったヨーコちゃんに迷惑かけないようにと内緒にしといたんだけどね。』
鎧「くぅ~っ!さすがは戦隊ヒーロー!やっぱり裏で事件の捜査してたんですね!!」
蛍「理由が妙に適当に感じるのは私だけかな?」
『レッツモーフィン!バスターズ!レディー…』
『スペースショッカー!レディー…』
『『ゴー!!』』
鎧「さあゴーバスターズが変身してスペースショッカーと戦いますよ!」
蛍「けど…」
ゲシッ!ゲシッ!
『ヒロム!パス!』
『あー!もー!どうしてサイコロンばっか狙うの!?』
蛍「サイコロン使ってゴーバスターズとスペースショッカーのサッカーが行われています。
いくらなんでも粗末に扱い過ぎじゃ…大事な物のはずなのに…」
『サイコロンはもらった!』
『う…うぅー!?』
れんげ「大変なん!イエローバスターがスペースショッカーの異次元のゲートに吸いこまれそうになったんな!?」
『ヨーコ!危ない!』
小鞠「でもレッドバスターとブルーバスターが助けて…えぇー!?代わりに二人が吸い込まれちゃったよ!?」
『ヒロム!リュウさん!?』
蛍「こうして二人は囚われの身に、どうでもいいけど囚われるのって普通女の子の方じゃ…?」
鎧「その頃、俺は晴人さんと撃さんにスペースショッカーの事を説明していました。
スペースショッカーはこの時全宇宙でも暴れ周っていたんです。
そして時同じくして宇宙の各地で魔法の暴走が多発していて銀河連邦警察は、
その原因がウィザードとビーストにあるのではと結論付けたんです!」
蛍「正直言い掛かりレベルな結論ですよね。そこへ仮面ライダービーストの仁藤攻介さんと…」
夏海「あれは…宇宙刑事シャリバンだ!?」
『この地球で最強の魔法使いはウィザードだ!』
れんげ「シャリバンがウィザードたちに攻撃してきたん!」
鎧「そこで俺がカッコよくゴーカイチェンジして戦ったわけですよ!」
『ゴーカイチェンジ!』
『変身!』
『変身!』
鎧「そして俺と仮面ライダーウィザードにビースト、そして宇宙刑事シャリバンの三つ巴の戦いが始まったんです!」
楓「2代目は烈さんに言われて蒸着できないんだっけか。」
一穂「こうやってみんなが変身して戦ってる時に一人だけ観てるだけって歯痒いよね。」
鎧「まあ何だかんだで黒幕の正体はスペースショッカーだという事がわかって、
撃さんは単独でその正体を探りに敵の魔法陣の中に突入していきました!」
『あれは…幻夢城!?』
『俺が探ってくる!それまでウィザード討伐は待ってくれ!』
蛍「ちなみに晴人さんも別れて単独調査、この後は映画の終盤まで出て来ません。」
鎧「そして幻夢城にいたのは…」
ガシャンッ!ガシャンッ!
夏海「この金属みたいな足音…どこかで聞き覚えが…?」
『魔法の暴走は、さらに広まっているぞレイダー!』
『Welcome!シャドームーン…』
夏海「あぁーーー!?シャドームーンだ!!」
小鞠「じゃあ今回の黒幕にはゴルゴムがいたんだね!」
れんげ「けどシャドームーンは前のヒーロー大戦じゃディケイドに従ってただけなんに、何で今回は悪のボスになってるんな?」
蛍「その辺は本当に適当に作ってますよね東映さん…」
鎧「シャドームーンはマドーの軍師レイダーと手を組んで魔法の力でショッカーをスペースショッカーとして甦らせたんですよ!
そしてヤツらの目的は地球に幻夢城を引き寄せる事にあったんです!!」
れんげ「それは一大事なんな!……ってあれ?それはおかしいん?」
鎧「へ?何でですか?」
小鞠「だってシャドームーンはBLACKだかRXと創世王の座を競っているから幻夢城とかあんまり関係ないんじゃ…?」
蛍「先輩、この手の映画にTV版の設定を持ちこんじゃいけません。
もっと大らかな気持ちで観ましょう!(というかTV版の設定なんて映画のスタッフさんは大して考えていませんから…)」
『そして幻夢城が地球に姿を現せば、宇宙全体を幻夢界にする事も可能なり!』
『あとはサイコロンさえどうにかすれば…』
『全宇宙を支配できるのだ!』
鎧「というのがヤツらの目的だったんですよ!みなさん納得して頂けましたか?」
夏海「納得と言われても…」
小鞠「イマイチよくわかんないよ…」
卓「」コクッ
れんげ「宇宙が幻夢界になると何か悪い事になるん?」
鎧「え…え~とそなると宇宙が破滅しちゃうという事だけわかってくれれば充分ですよ!
この事を知った撃さんはさっそく仲間に知らせようとしますがそこをマクーの怪人たちに見つかってしまったのです!?」
『宇宙刑事ギャバン!何故ここに!?やれぃ!!』
『ハッ!トォッ!くっ…』
夏海「やばいよ!2代目がピンチだ!けど…」
れんげ「こんな敵の本拠地に誰も助けに来てくれるはずないんな!」
鎧「フッフッフ!
そこはこのゴーカイシルバーの伊狩鎧にお任せを!撃さんのピンチに颯爽と駆けつけました!!」
『うらっ!ハッ!!』
鎧「見事撃さん救出に成功した俺はそのまま脱出しようとしたのですが…」
『お前らは?』
『俺は宇宙鉄人グランダイン!』
『同じくスカイダイン!』
楓「何これ?」
一穂「もしかして…まさか…ひょっとするとこれは…」
鎧「ハイ!この二体のロボットは宇宙鉄人キョーダインなんですよ!!」
一穂、楓「「うわぁ…」」
楓「もうこれ造形が別物じゃねーか…」
一穂「何でもかんでもリメイクすればいいという風潮はどうかと思うね…」
蛍「リメイクといえばこの映画のラストのある予告でさらにとんでもないリメイクモノが拝めますよ。」
鎧「キョーダインと戦う事になった俺たち!俺はゴーカイシルバーになって豪快に戦ったわけです!」
蛍「どうでもいいけど自分が活躍してるシーンは無駄に熱く紹介してますよね鎧さん…」
夏海「あぁ、いるよね。自分の活躍をやたらめたら自画自賛しちゃうタイプって…」
『くっ…うわぁぁぁぁ!?』
れんげ「幻夢城の壁が壊されてスカイダインが外に放り出されようとしてるんな!」
鎧「そこを俺と撃さんでスカイダインを救ったんです!」
『スカイダイン大丈夫か!』
『えぇ…』
『じゃあな!』
れんげ「何故か二人は追わないでいてくれたんな!」
鎧「これが後の展開で重要になるとはこの時思っても見ませんでしたけどね…」
蛍「その頃、元の世界ではスペースショッカーに追われるヨーコさんとサイコロンの姿がありました。」
『ゴメンコロン、僕の所為でヨーコの仲間もいなくなってしまったコロン…
僕を置いてヨーコだけでも逃げるコロン。』
『そんな事出来るわけないよ!私…本当は一人になって寂しかったの…
サイコロンと出会えたおかげで寂しくなくなった、サイコロンを守りたいって思えるから頑張れるんだよ!』
『ヨーコ…』
『いつでも一緒…!』
小鞠「うぅ…グスッ…ヨーコさん…やっぱり序盤で一人でキャンプしてた時寂しかったんだね…」
夏海「姉ちゃんの涙線ゆる過ぎだな…あ!?その間にスペースショッカーに見つかっちゃったよ!?」
『サイコロン…逃げて!』
『ヨーコは…僕が守るコロン!』
ベシッ! ベシッ!
夏海「うぉっ!?サイコロン強えー!スペースショッカーの怪人たちをやっつけてるよ!」
『ジャストミート!』
カキーンッ!
夏海「…と思ったら野球の球のように打たれたー!ホームランだー!?」
蛍「サイコロン奪取が仕事じゃないんですかスペースショッカーのみなさん…」
鎧「けどそこへ!幻夢城から脱出した俺と撃さんが見事サイコロンをキャッチしたんですよ!」
『うわぁぁぁぁ!?』
蛍「見事キャッチって…ただ落下してるだけに見えるんですけど…」
『撃さん!鎧!?』
『ゴーバスターズのヨーコちゃん!?』
れんげ「またおかしいんな?三人とも初めて出会うのに何で顔見知りなん?」
鎧「俺とヨーコちゃんは前作で出会ってましたし、
それに撃さんとヨーコちゃんも実はゴーバスターズ本編のMission31~32で共闘しているんですよ!」
蛍「劇場版ギャバンの宣伝も兼ねての競演でしたね。」
鎧「そしてこの場を切り抜けた俺たちは面影堂に…
そこで俺は面影堂のみなさんにこの事件の真相について説明しました。
しかしその時撃さんはある事を口にしてしまい俺は思わずその事で…」
『考えていたんだ、魔法の暴走は地球全体に広がってしまった。
宇宙全体を救うには地球を犠牲にするしかないのかもしれない…』
「「ハァッ!?」」
楓「何言ってんだこの2代目は…?」
一穂「その結論はちょっと極端過ぎるわ…ちゃんと考えたのかねぇ…」
蛍「ですよねぇ…」
鎧「えぇ、そんな撃さんに我慢できなくなった俺は思わず…」
バキッ!
「「殴った!?」」
鎧「ハイ、思わずグーでやっちゃいました…」
楓「ま、これはしょうがないよな…」
鎧「面影堂を去った撃さんはシャリバンさんとコンタクトを取ろうとしたんですが…」
『我々の真の敵がわかったんだ!それは…宇宙犯罪組織マドーだったんだ!』
『それならもう知っている。』
小鞠「あ、シャリバンが変身を解くよ。」
夏海「伊賀電さんの姿見るの久しぶりだよね!」
シュィンッ!
「「え?誰!?」」
鎧「あれ?説明しませんでしたっけ?彼は宇宙刑事シャリバンの日向快さんですよ!」
夏海「いやいや知らないよ!つーか誰これ!?シャリバンは伊賀電さんじゃないの!?」
蛍「あの…その…実は劇場版ギャバンで語れているんですけど…
その伊賀電さん?…ともう一人シャイダーの人は中の人が変わっちゃったんですよ…」
「「なんだってー!?」」
夏海「マジっすか!じゃあ伊賀電さんはシャリバン辞めてイガ星の復興してるわけ!?」
蛍「さ…さあ…?」
小鞠「ていうか沢村大さんもどうなっちゃったの!?」
蛍「さ…さあ…ていうか私にもわかんないですよぉー!?きっと中の人の事情なんですよ!!」
楓「うぅ…まさかギャバン、シャリバン、シャイダーの三人が挙って宇宙刑事を引退してるとか…」
一穂「正直当時観てた身としてはショックが大きいよねぇ…」
シュワァァァァ!
『幻夢城…!』
れんげ「大変なん!地上に幻夢城が出現したんな!」
『銀河連邦警察は苦渋の決断をした…』
『苦渋の決断?』
『超次元砲で幻夢城ごとマドーとスペースショッカーを殲滅する!』
夏海「なんだこれで事件はあっさり解決じゃ…」
鎧「そういうわけにもいかなかったんです。
その超次元砲を使えば余波で地球ごと破壊しかねない威力を持った兵器です!
この時…銀河連邦警察は地球を見捨てる決断をしてしまったんです!」
「「マジで!?」」
夏海「それをあの…初代ギャバンの烈さんが…!」
小鞠「決めたっていうの!?」
一穂「ウチらの子供の頃のヒーローがそんな事するとはね…」
卓「」コクッ
楓「つーか何だよ超次元砲って…?
私らの地球はいつもそんな物騒なモンの標的にされてんのかよ!?」
蛍「ですよねぇ、いくらなんでもこの設定は酷い…」
鎧「この事態をなんとかするために撃さんは宇宙刑事としてではなく地球人としてこの事件を解決しようとしました!」
『宇宙刑事に私情は許されない!』
『だったら一人の地球人として、十文字撃として、俺はこの地球を、生きとし生ける者の全てを守ってみせる!』
鎧「そしてその熱意に打たれたシャリバンさんは…」
『1時間だ。超次元砲の発射を1時間だけ待ってくれるよう烈隊長を説得する!それまでに幻夢城を壊滅させろ!!』
鎧「宇宙刑事のみなさんだって地球を破壊なんかしたくはないですからね!
そしてシャリバンさんは烈隊長を説得しにバード星に行きました!」
蛍「だから通信で間に合わせればいいのに…」
鎧「俺は他の仲間を呼びに行って…
撃さんは他に合流したビーストの仁籐さんとヨーコちゃんと一緒に幻夢城に乗り込んでいきました!」
蛍「鎧さん…
あなたの変身アイテムは携帯電話なんですからそれで一括メールでもすればわざわざ呼びに行く事も無かったのでは…?」
夏実「よーし!宇宙刑事、戦隊、ライダーの三人が幻夢城に突入したぞ!」
れんげ「頼むんな!地球を守るタイムリミットはあと1時間なのん!」
『ここのメシは俺に任せろ!お前たちは行け!』
『いいのか?』
『あぁ、その代わり俺の分のメインディッシュは残しておけよ!』
れんげ「ビーストカッコいいん!」
『さぁ、ランチタイムだ!』
蛍「ビーストはTV本編でも主役のウィザードよりもカッコいい描写な時がありますから。
それに比べてウィザードは…今どこで何してるんだろ?」
鎧「そしてビーストと別れた撃さんとヨーコちゃんは先を急ぎました!
辿り着いた先は断崖絶壁の大海原だったのです!!」
『そこまでだ!』
鎧「そこにも既に悪のスペースショッカーの手先が待ち構えていました!」
『ヨーコ!行け!』
『わかった!』
鎧「撃さんはヨーコちゃんを先に行かせて自分はその場で怪人たちの足止めを…」
夏海「けど2代目は蒸着できなんだよね?どうやって戦うの?」
『オラー!蒸着してみろ!』
『シェリー!?』
『ロック解除はまだなのよ~!』
楓「おいおい、大ピンチだな2代目…」
一穂「どうやって切り抜けるんだろ?」
『ウチに任せて~!』
小鞠「でもそこにシェリーさんと瓜二つの女の人が現れた!誰この人?」
蛍「あぁ、この人は…」
鎧「そう!この人こそ!侍戦隊シンケンジャーのシンケンイエロー!花織ことはさんなのです!!
ことはさんが使うモヂカラでシステムのロック解除に成功しました!!」
蛍「これって所謂中の人ネタですよね…」
『蒸着!宇宙刑事ギャバン!!光を超えるぜ!!』
れんげ「蒸着できたんな!」
夏海「けどギャバンの変身にしては物足りないよね。」
小鞠「ナレーションの人の解説が無いし…」
楓「蒸着のプロセス見せろよ。」
一穂「あと正宗さんの解説でね。」
卓「」コクッ
蛍、鎧「「本当に無茶を言う…」」
鎧「まあそんな事があってヨーコちゃんはサイコロンと一緒に幻夢城に辿り着きました!」
『サイコロン、ヒロムたちはどこ?』
『魔法の監獄があるコロン!』
鎧「ヨーコちゃんは単身城の中に入ろうとしましたが、しかしそこで…」
ガシャンッ!ガシャンッ!
れんげ「シャドームーンなん!」
小鞠「それに軍師レイダーもだよ!」
『wel come 小娘が一人で乗り込んで来るとは……いい……度胸だ!』
楓「どうでもいいがこの役者さん無駄に台詞に溜めがあるな。」
一穂「わざとらし過ぎるけどまあ特撮の悪役らしいねえ。」
蛍「今回鳴滝さんいませんからね…
このくらい怪演出来る人がいないといい塩梅が取れないからでは?」
『でやぁっ!』
『キャァァァ!?』
夏海「イエローバスターがシャドームーンにやられてる!」
れんげ「危ないんな!?」
蛍「その頃、ビーストもスペースショッカーの怪人軍団の前に苦戦中で絶体絶命のピンチを迎えていました。」
『うわああああ!?』
『よし、ビーストへ止めだ!』
れんげ「大変なん!ビーストがやられちゃうん!」
バシッ!ドシュンッ!バシュンッ!
夏海「誰かがビーストのピンチを救ったぞ!」
小鞠「一体誰!?」
『ハッ!』
『ハァッ!』
『タァッ!』
『超獣戦隊ライブマン!!』
鎧「そこへビーストのピンチに駆けつけた三人のヒーローの姿が!
そう!彼らこそ超獣戦隊ライブマンでした!!」
れんげ「ライブマンなんな!!」
夏海「おお!ウチらの知ってるヒーローが助けに来てくれた!」
小鞠「けど何で三人だけなの?ブラックバイソンとグリーンサイは?」
蛍「さあ、たぶんスーアクさんの人数が足りなかったからでは?」
『ケケーッ!アーマーゾーン!!』
楓「おお!アマゾンライダーだ!」
鎧「それに星獣戦隊ギンガマンに獣拳戦隊ゲキレンジャーのみなさんも!」
蛍「仮面ライダー響鬼も駆けつけてくれました。」
鎧「ちなみに彼らを呼んできたのは俺です!どうです?スゴいでしょ!」
蛍「鎧さんは今度ヒーローのみなさんのアドレスをちゃんと聞いておくべきだと思います
鎧「そして2代目ギャバンの下に先ほどの宇宙鉄人たちが!」
『タァッ!』
『邪魔をするな!』
『ギャバンは私と兄さんの二人だけで倒す!』
れんげ「けどそんな宇宙鉄人たちをスペースイカデビルが邪魔してるんな!」
『馬鹿者~!もういいから下がってろ!ギャバン、一斉攻撃だ!やれー!!』
夏海「2代目が大ピンチだ!」
『オオオオラーーーーーーーーーー!オラオラオラ!!』
小鞠「何か白いのが飛んでキター!?」
楓「キターってまさか?」
『宇宙キター!!』
れんげ「前作に出てた米粒頭のフォーゼなん!」
『お前らは…』
『全てのスーパーヒーローと友達になる男、仮面ライダーフォーゼ!』
『俺はメテオ、お前の運命は俺が決める!』
蛍「やってきました、前年の仮面ライダーフォーゼとメテオです。
けどフォーゼの如月弦太郎役の福士蒼汰さんは撮影終了後に急に売れ出してしまったから声のみの出演になりましたけど…」
『さらに俺のダチを紹介するぜ!』
「「だ…ダチ!?」」
『仮面ライダースーパー1!』
『仮面ライダーディケイド!』
『超新星フラッシュマン!』
『特捜戦隊デカレンジャー!』
れんげ「スーパー1とフラッシュマンなんな!」
鎧「ちなみにギャバン含めて今ここに集まったヒーローは全て宇宙繋がりなんですよ!」
蛍「ディケイドさんは宇宙関係ないんですけど…」
楓「ところでフォーゼって都会じゃ最新のライダーなんだよな?
ぶっちゃけここにいるヒーローたちはダチじゃなくて先輩だからダチとはちょっと違うんじゃ…?」
一穂「そうだね、V3とかスカイを観てた時は後輩ライダーは先輩ライダーを敬っていたんだけど…」
蛍「今時のライダーは全員タメ口が当たり前ですから。」
楓、一穂「「最近のライダーは上下関係気にしなくて良いのか悪いのか…」」
鎧「せ…戦隊も意外と上下関係とかあまり気にしない人いますから…うちのマーベラスさんなんか特に…」
『フォーゼ死ね!』
蛍「フォーゼがスペース蜘蛛男の蜘蛛の巣に囚われて大変な事に…」
『うおおおおりゃあ!』
れんげ「けどそこに茶色っぽいのが助けてくれたん!誰なん?」
『サナギマンは待つ、イナズマンに成長するのをただひたすら待ち続けるのだ。』
楓、一穂「「イナズマン!?」」
鎧「そうです、彼こそ未来からフォーゼのピンチに駆けつけた…」
『超力招来!自由の戦士イナズマン!!』
鎧「イナズマンだったのです!」
一穂「イナズマンまでリメイクされちゃってるんだ…」
楓「でもこのイナズマンは結構原作のイメージそのままな感じがしますね…」
『行くぜ先生!』
『お?おお!』
れんげ「何でイナズマンは米粒頭の事先生言ってるん?」
蛍「それはこの映画がやる少し前に公開された仮面ライダーウィザード&フォーゼMOVIE大戦アルティメイタムという映画で、
フォーゼに変身する弦太郎さんが5年後に教師になるの。
このイナズマンはその5年後の弦太郎さんの教え子になるんだよ。」
れんげ「なるほどなんな!」
蛍「よし!戦隊は無理だけどライダー関連ならまだ解説キャラでいけるかも!」
夏海「さあ、2大ヒーローの必殺技でスペース蜘蛛男を倒すんだ!」
『超力イナズマ落とし!』
『ライダーロケットドリルキック!』
『ぐわぁぁぁぁ!?』
『やったぜ!』
れんげ「スペース蜘蛛男を倒したんな!」
『ハァッ!』
『キャッ!?』
小鞠「すっかり忘れてたけどイエローバスターがシャドームーンに…
シャドームーン相手だとさすがにひとりじゃ無理だよ!?」
『ヨーコ!僕に任せて!』
『魔法陣?でも何でサイコロンが?』
れんげ「これはどういう事なん?」
鎧「それは後でわかります、とりあえず魔法陣を潜り抜けたイエローバスターは他のゴーバスターズと合流する事に成功しました。」
『ゲ~ソ!ゲ~ソ!』
『うわぁぁぁぁ!?』
『スペースイカデビルさま、止めを!』
夏海「うわわ!2代目がまたピンチになってる!?」
楓「さっき駆けつけてくれた救援は何してんだ?」
『ハァッ!』
『借りは返したぞ。』
『ギャバン勝負!』
小鞠「そこにさっき現れた宇宙鉄人たちが!でもこの借りってもしかして…」
鎧「そうです!俺たちがさっきこの兄弟を助けた時の事ですよ!いやー、敵ながら律儀な人たちですね!」
『裏切り者め~!貴様ら邪魔しやがって…いい加減にしろ!ゲソクラッシュ!!』
『うわぁぁぁぁ!?』
『兄さん…』
『妹よ…』
ドッガァァァァン!
れんげ「キョーダインが爆発したん!?」
楓「嘘だろ…」
『兄弟愛だの友情だのそんなものはポンポコピーのゲーソゲソ!』
れんげ「スペースイカデビル許さないんな!」
鎧「駆けつけた俺は二人を倒された事に怒りに我を忘れて挑みましたがスペースイカデビルの触手の前に大ピンチに…
しかしそんな時、頼りになる仲間が現れたんです!」
『ハッ!』
れんげ「ゴーカイレッドなん!」
『マーベラスさん!』
『鎧、お前の星は俺たちが守るぜ!』
蛍「何かマーベラスさんが絶対に言いそうにない台詞なんですけど…まあお祭り映画だし本編とは違うという事で納得しましょう。」
『ゴーカイジャー、こいつを使ってくれ!』
『メタルヒーローキーか、こいつは最高のお宝だ!お前ら行くぜ!!』
『ゴーカイチェンジ!』
鎧「そしてメタルヒーローキーで俺たちはメタルヒーローに!
ちなみにマーベラスさんはエクシードラフト、ジョーさんはビーファイターでドンさんはジライヤ!
ルカさんはビーファイターカブトでアイムさんはジャンパーソンになりました!」
『ゴーカイメタルガレオンバスター!』
『スペシャルメタルチャージ!』
『メタリックストライク!』
鎧「くぅ~!いつ観ても俺たちの活躍は最高!あ、どうでした?俺たちのメタルヒーローの大いなる力の活躍は…って!?」
「「……」」
鎧「な…何故みなさん無言なんですか!?」
夏海「いや…普通…こういうのは本人が来てくれるかと思ってたから…」
小鞠「まさかの…レンジャーキーでの代用だし…
ていうかエクシードラフトとかビーファイターって何?
何でウインスペクターのファイヤーが出てこないの?」
れんげ「ウチらは本家の活躍が観たかったんな…」
卓「」コクッ
楓「つーかお前ら…前作と同じでバズーカ撃っただけじゃん…」
一穂「せめてもっとアクションしてほしかったねぇ…」
蛍「この映画が色々と言われている要因には烈さんの件以外にも、
このかつてのメタルヒーローが集まると期待していたら…
ゴーカイジャーがレンジャーキーで戦っていましたとか何じゃそりゃ!?のブーイングがあったとかなかったとか…」
鎧「みなさんボロクソで悲しいっす…」
『俺たちは戦う!』
『そして、勝つ!』
『ああ!』
『レッツモーフィンタイム!』
蛍「そしてヨーコさんはヒロムさんとリュージさんの二人を助け出してゴーバスターズに変身。
そのままゴーバズターズ対シャドームーンの戦いになりました。」
れんげ「けどさすがはシャドームーンなん!ゴーバスターズを相手に圧倒してるん!相変わらず強すぎなんな!」
夏海「そして遂にゴーバスターズが倒れちゃったよ…」
『止めだ!』
小鞠「あ…危ない!?」
ドンッ!ドンッ!ドンッ!
『ゴーバスターズのみなさん大丈夫ですか!』
『待たせたな。』
『ギャバン…』
『ビースト…』
『オゥ、メインディッシュは頂くぜ!』
鎧「ここで俺たちスーパー戦隊と仮面ライダーたちが駆けつけたんですよ!
くーっ!やっぱり俺たちカッコ良すぎるぅぅぅぅぅ!!」
蛍「また…この人は調子に乗って…」
夏海「けど幻夢城から砲台が出てきて…ヒーローたちを撃ち始めた!?」
『うわぁぁぁぁぁぁ!?』
鎧「そして吹っ飛ばされた俺たちの前に現れたのはシャドームーン、そして軍師レイダーの二人だったんです!」
『Wel come!このまま幻夢界に引きずり込んでやる…!』
鎧「そして幻夢城から幻夢界の扉が開かれようとしていたんです!」
『これが…アンダーワールドを超える幻夢界の絶望だ!!』
小鞠「その前にアンダーワールドって何?」
蛍「それは仮面ライダーウィザードに出てくる言葉でファントムっていう悪い人たちが、
ゲートと呼ばれる魔力を持った人たちの精神に絶望を与えるんです。
その時にゲートの人たちの精神世界であるアンダーワールドが発生してそこから新たなるファントムが生み出されてしまうのです。」
小鞠「なるほど、さすが蛍は頼りになるね!」
蛍「平成ライダー関連に関してなら解説キャラやっていける自信が付きました私!!」
夏実「一体どんな自信だよ…」
『ギャォォォォ!!』
れんげ「何かの叫び声が聞こえるんな!」
夏海「あー!?あれは……え~と誰だっけ…?」
蛍「ウィザードです!仮面ライダーウィザードがウィザードラゴンに乗って駆けつけました!!」
夏海「そーだ、ウィザードだ!忘れてた…何しろ全然出てこなかったからね…」
小鞠「でもこの人今まで何してたんだろ?もっと早く駆けつけくれればいいのに…」
鎧「主役は遅れて登場するのがヒーローの鉄則なんですよ!」
『この時を待っていた!』
『なっ!?』
『憶えておけ!俺たちスーパーヒーローは絶対に絶望なんかしない!』
鎧「現れたウィザードは幻夢城の砲台を破壊して幻夢界の侵攻を阻止したんです!」
夏海「やったぜ!」
『大盛り宇宙メシキター!!』
『フンッ!』
『ライダーの底力見せてやる!』
蛍「そこへフォーゼ、メテオ、オーズの三人のライダーも合流。戦いはいよいよクライマックスです。」
れんげ「けどこのオーズの声…何かおかしい気がするん…」
蛍「うん…今回は本人じゃないからね…」
『おのれ…仮面ライダーめ!』
『おっと、俺たちもいるぜ!』
夏海「え~とこの人たちは…」
小鞠「キョウリュウジャーだよ!もう夏海ったら本当に忘れん坊なんだから!」
夏海「いや夏海ちゃん悪くないし!この映画登場人物多すぎるのが悪いんだよ!?」
蛍「確かに、いきなり知らないヒーローをこんなに見せられたら誰が誰かわかりませんよね…」
『ブレイク、イン!ガブリンチョ!恐竜チェンジ!!ファイヤ!!!!!』
鎧「さあ!遂に現れました!37番目のスーパー戦隊獣電戦隊キョウリュウジャーです!」
『史上最強のブレイブ!獣電戦隊キョウリュウジャー!!』
楓「他の宇宙刑事たちも現れたぞ!」
『俺たちを忘れては困るな!』
『ハァッ!』
『シャリバン?シャイダー!』
鎧「そうです!他の宇宙刑事のお二人も加わりこの場には…
俺たち海賊戦隊ゴーカイジャー!特命戦隊ゴーバスターズ!獣電戦隊キョウリュウジャー!」
蛍「仮面ライダーはオーズ、フォーゼ、メテオ、それにウィザードとビースト。」
れんげ「宇宙刑事は2代目のギャバン、シャリバン、シャイダーの三人が揃ったんな!」
夏海「うおおおお!
ライダーに戦隊、それにメタルヒーローが勢揃いなんてスッゲー光景だよ!!」
卓「」コクッ
小鞠「けど…前作より人少ないよね…」
楓「だな、さっきまで救援に来てくれた連中どこ行ったんだ?」
一穂「きっと他の場所でまだ戦ってるんだよ。」
鎧「そうですよ!そんな中途半端に倒して帰るヒーローなんかいるわけないじゃないですか!」
蛍「今回は前作よりもスーアクさん揃わなかったので…
スーアクさんがそれぞれ着ぐるみを着まわして頑張ってたんでしょうね。
本当にスーアクのみなさまご苦労様です。」
れんげ「ほたるんは誰を労わってるん?」
『よ~し、ブレイブなヤツらが揃ったぜ!』
『みんな、行くぞ!』
『荒~れるぜ!止めてみな!!』
れんげ「そして再びヒーロー大戦が始まったん!!」
夏海「やっぱヒーロー同士が協力して戦うのは熱いねえ!!」
小鞠「ヒーローのみんなー!頑張れー!!」
卓「」コクッ
一穂「うんうん、やっぱりヒーローを応援する子供の姿はいいねえ。」
鎧「そうですね!俺も子供たちに観せた甲斐がありましたよ!」
楓「それに比べて…」
蛍「あ、何気に前年度のフォーゼの敵役だったゾディアーツのホロスコープスが混じってますね。
去年は大戦に全然関わってなかったのに…
というか前作といい今作といい何でライダー、戦隊、双方の現行の敵組織の怪人たちは攻めてこないのでしょうか?
どう考えても絶好の機会のはずなのに…」
鎧、一穂、楓「「キミは子供らしく素直に楽しもうよ…」」
『ダァァッ!』
『ぐっ!?』
れんげ「おぉー!キョウリュウレッドがシャドームーンをボッコボコにしてるん!」
蛍「奪い取ったサタンサーベルを捨ててる、創世王やビルゲニアが草葉の陰で泣いてそう…」
『獣電ブレイブフィニッシュ!!』
『ぐわぁぁぁ!?スーパーヒーローどもよ…憶えていろ!?』
ドッカァァァァン!!
鎧「そして止めはキョウリュウジャーの合体技獣電ブレイブフィニッシュで決まりました!」
れんげ「やったんなー!」
夏海「けど…BLACKやRX関係ない人にやられちゃってるねシャドームーン…」
小鞠「なんかちょっと釈然としないような…」
蛍「シャドームーンさんはオールライダーの頃から知らないライダーにボコボコにされてますから。
それにどうせまたその内ひょっこり甦りますから大丈夫ですよ。もう心配するのもバカらしいです…」
鎧「酷い言い草だ…
ちなみに聞いた話だとシャドームーンは実は昔ZOとJのライダー二人に挑んでボコボコにされたとか…」
『レーザーブレード!ギャバンハイパー!ダイナミック!!』
『シャリバンクラッシュ!!』
『シャイダーブルーフラッシュ!!』
れんげ「宇宙刑事たちも必殺技決めたんな!」
蛍「うんそうだね!カッコいいね…ってあれ?れんちゃん以外のみなさんの反応が…」
鎧「みなさん不機嫌な顔をしてる…」
「「……」」
夏海「いや…宇宙刑事の必殺技っていったらさ…」
小鞠「やっぱりあれだよね…」
卓「」コクッ
楓「レーザーブレードといったらあのBGMが流れないとな…」
一穂「必殺技のBGM何で流れなかったのかねぇ…」
蛍「たぶん尺の都合では?」
鎧「と…とにかくスペースショッカーとマドーの怪人たちを倒して後はレイダー一人になったんです!
ですがヤツは強敵でした!」
『よし!この勢いでレイダーを倒すぞ!』
『ぬおおおおお!』
鎧「しかしレイダーは強敵で俺たちスーパーヒーローの力を合わせても中々倒せませんでした。
そしてその頃、バード星ではあの兵器を使うタイムリミットが迫っていたんです…」
小鞠「タイムリミットってまさか…!?」
『1時間が経過した…許してくれ…母なる星よ…』
楓「あ、烈さんだ…おい…まさか…」
一穂「えぇ~…そんな…やっちゃうのかい?」
鎧「そうです…烈隊長は超次元砲を…」
『超次元砲発射!!』
「「は…発射させたぁぁぁぁぁ!!??」」
れんげ「何で撃つん!?みんなまだ戦ってるのん!?」
夏海「そうだよ烈さん!アンタだって宇宙刑事なのに何で!?」
鎧「仕方ないんです!烈さんにもつらい選択だったはずですから…」
『チョーイイネ!スペシャル!サイコー!』
蛍「そして地球ではウィザードがフレイムドラゴンとなりドラゴンブレスで…」
『ケントロスパイカー!獣電ブレイブフィニッシュ!!』
鎧「そしてキョウリュウジャーも必殺技獣電ブレイブフィニッシュで軍師レイダーに止めを刺したんです!」
『やったか!?』
蛍「それはやってないフラグの台詞です。」
鎧「そして地球で戦っていた宇宙刑事たちに超次元砲が発射されたとの報告が入りました。」
『何!超次元砲が発射されてしまっただと!?』
『この時を待っていた…超!!次元砲!地球を破壊しそのエネルギーを受けて魔王サイコは復活する!
お前たちは私の罠に嵌ったのだ。宇宙は我々マドーのモノとなる!!うわああああああああ!!!!』
夏海「魔王サイコって確か…」
小鞠「そうだよ…シャリバンとギャバンが倒したあの魔王サイコだよ…そんなのが復活しちゃうなんて…」
卓「」フルフル
『シェリー!俺をドルギランへ!』
一穂「おや?2代目がドルギランへ乗り込んで何処か行っちゃったよ?」
鎧「この時…宇宙刑事の責任を果たすために撃さん…いえギャバンは!」
『銀河連邦警察の責任は俺が取る!それが、宇宙刑事としての俺の使命だ!!』
れんげ「2代目がたった一人で超次元砲に立ち向かおうとしてるん!」
小鞠「無茶だよ…一人じゃ…」
鎧「大丈夫!宇宙刑事は一人なんかじゃない!ほら見て!」
『シャリバン…』
『ギャバン!』
『シャイダー!』
『俺たちも行くぜ!』
夏海「他のみんなも一緒だ!頑張れよ宇宙刑事のみんな!」
小鞠「頑張ってー!!」
『烈隊長!見ていてください!これがあなたから受け継いだ宇宙刑事の魂です!!』
『撃!快!舟!』
鎧「そしてドルギラン、グランドバース、バビロス、宇宙刑事たちの戦艦が超次元砲の威力をかき消したんです!
ですが…」
ドオオオオオオオン!!
小鞠「そんな…」
夏海「ドルギランたちの姿が無い…」
れんげ「み…みんな死んでしまったん…?」
楓「大丈夫だぞれんげ!ヒーローがこんな事くらいで死ぬわけないからな…」
蛍(まあ本当はみんな生きてるんですけど…)
鎧「しかしそんな時、サイコロンに異変が起きたのです!」
『今の爆発のエネルギーで充分だ!』
れんげ「こ…この声!聞き覚えがあるん!」
鎧「俺もです!この声は忘れろったって忘れられませんよ!」
夏海「この声はあいつだね!あいつに間違いない!」
小鞠「まさかあいつが現れるなんて…」
蛍「あの…みなさん声を聞いたくらいで誰だかわかるんですか?」
楓「あぁ、私もこの声に聴き覚えがあるぜ!」
一穂「ウチもあるよ。」
卓「」コクッ
れんげ「ゴルゴムの大神官ダロムなん!」
小鞠「クライシス帝国のボスガン!」
夏海「バイオロンのドクターギバ!」
一穂「いやいや、この声はマクーのドン・ホラーでしょ。」
楓「フーマの大帝王クビライじゃないっすか?」
蛍「みんなバラバラじゃないですかー!?」
鎧「いや…この声は鉄十字軍の三ヶ月仮面、ツバサ仮面、角仮面、剣仮面、鉄人仮面テムジン将軍、火の山仮面マグマン将軍、
クライムのゴールデン仮面大将軍、デビルキラー、イカルス大王、
秘密結社エゴスのサタンエゴス、
ベーダーのムササビラー、シャボンラー、チカゲリラー、ツタカズラー、ヒゲキタコラー、
ウミツラー、フィルムラー、デンワラー、ハンバラー、タイヤジコラー、バーラー、アドバルラー、
サメラー、デッドボーラー、カイガラー、ガマラー、ハチドクラー、タイムラー、コケラー、ハミガキラー、
メダマラー、レコーラー、キーラー、ナゾラー、サビムシラー、チョウチンラー、ノラネコラー、
カマキラー、アクマラー、ピカリラー、ジシンラー、ニンポーラー、オニラー、トリカゴラー、
ボートラー、サッカラー、カラクリラー、バンリキモンス、
機械帝国ブラックマグマのヘルサターン総統、
それに銀帝軍ゾーンのゴキラーギン、ブタルギン、コガネギン、タヌキツネギン、ゴリワシギン、サソリナマズギン、
まさかバンドーラ一味のドーラ金角…いや宇宙海賊バルバンのモルグモルグかも…
いいやまさか…はぐれハイネス・ラクシャーサ!?それとも究極生命体ハイド・ジーンでは!?
でも惑星のモンス・ドレイクな可能性も!?」
蛍「もうCV:飯塚昭三さんでいいんじゃないでしょうか?」
『魔王サイコは完全に復活する!』
卓「」セイカイハマオウサイコダヨ
「「え…!?」」
『うわあああああ!?』
れんげ「大変なん!幻夢城が崩れてるん!」
『フハハハハハ!!』
『私の名は、スペースレイダー!魔王サイコとともに復活したのだ!』
蛍「先ほど倒されたはずの軍師レイダーもスペースレイダー隣復活しました。
そしてレイダーはかつての悪の軍団を率いて再びヒーローたちの前に現れたんです。」
れんげ「これは一体どういう事なんな!?」
鎧「元々サイコロンは魔王サイコの一部だったんですよ!
スペースショッカーやマドーの連中はその魔王サイコの一部であるサイコロンを取り戻そうとして今まで血眼で探していたんです!」
れんげ「なんという事なんな!?」
『魔王サイコは俺たちに任せといてくれ!ブレイブイン!!来い!獣電竜!!』
鎧「そしてキョウリュウジャーは獣電竜を召喚して獣電巨人キョウリュウジンに乗り込み魔王サイコに戦いを挑みました!」
夏海「戦隊には毎度おなじみのロボ戦だね!」
小鞠「頑張れキョウリュウジャー!」
『おわぁぁぁぁ!?』
れんげ「キョウリュウジン大ピンチなん!」
鎧「そこでウィザードが助っ人としてキョウリュウジンに乗り込んだのです!」
『ウィザード、お前も一緒に乗ってくれ!』
『わかった!』
『あいつを倒すにはお前のブレイブも必要だ!』
『あぁ、一緒に戦おう。』
『よっしゃー!!』
小鞠「ウィザードも前作のフォーゼみたく戦隊のロボに乗り込んだ!」
夏海「なんだかわかんないけどスッゲーや!」
れんげ「頑張るんなー!」
卓「」コクッ
蛍「どうでもいいですけどさっきまではなかったウィザードの席が何でいつの間にか用意されてるんでしょうか?」
鎧「それは触れないでください…
そしてスペースレイダーの率いる怪人軍団に苦戦する俺たちの前にも援軍が現れたんです!!」
『ライダーキック!』
れんげ「仮面ライダー1号なのん!」
楓「それに…」
『ソイヤッ!』
夏海「アカレンジャーだ!ゴレンジャーのアカレンジャーもいるよ!」
『待たせたなみんな!』
『地球の命運を分けるこの一戦、我々がいなければ始まらないのだ!』
『マドーよ!これが地球のスーパーヒーローだ!!』
鎧「そして駆けつけてくれました!仮面ライダー&スーパー戦隊のスーパーヒーローたちです!
俺たち戦隊からは秘密戦隊ゴレンジャーのアカレンジャーに電子戦隊デンジマンのデンジレッド、
それに鳥人戦隊ジェットマンのレッドホーク、忍風戦隊ハリケンジャーのハリケンレッド、
そして轟轟戦隊ボウケンジャー、侍戦隊シンケンジャーのみなさんがやってきました!!」
夏海「ライダーも負けてないよ!
仮面ライダー1号、2号、V3、X、それにRXが来てくれたし!」
蛍「その他にも平成ライダーのクウガ、龍騎、555、カブト、電王、Wが現れました!」
『みんな!行くぞ!』
『オウッ!!』
鎧「くぅ~っ!やっぱり全ヒーローが勢揃いするのは込み上げるモノがありますよね!どうですか!みなさん?」
「「……」」
夏海「うん!確かにクライマックスに向けて熱い展開だよ!けど…」
小鞠「それでも全員いないよねこれ…」
れんげ「何でボウケンジャーとシンケンジャー以外の戦隊はレッドしかいないん?」
楓「それにライダーの方も絶対何人か足りてないよな。」
一穂「なんていうかこれは…残ったメンバーが集まっただけなんじゃ…」
蛍「前作は色々と言われてますけどやはりあの全ヒーロー集合のシーンだけは評価に値出来たという事ですね…」
卓「」コクッ
鎧「とーにかく!駆けつけてくれた先輩方のおかげで戦況は一気に俺たちに傾きました!」
れんげ「でもこのRXのリボルケイン全然光らないんの…前作もそうだけど何でリボルケイン光らないん?」
蛍「それに電王の声…これ全然別の人ですし…
モモタロスの声優さんの関俊彦さんをちゃんと呼んでくださいよ東映さん…」
『司令官、バスターマシンを出動させてください!』
『わかった、RH03発進!』
小鞠「イエローバスターがマシンに乗って魔王サイコに近付こうとしてる!」
鎧「ヨーコちゃんはサイコロンに説得を呼びかけようとしてるんです!
そして俺たちも悪の怪人軍団に止めを刺すためにそれぞれの必殺技を決めました!!」
『ハァァァァ!!』
『うわぁぁぁぁ!?』
蛍「何かもうノルマみたいな感じで死んでいきますね悪の怪人のみなさんたち…」
鎧「一方その頃、軍師レイダーとの一騎打ちで苦戦していたビーストの前に新たなる戦士が現れたのです!」
『やっと出番でござる!』
『誰だ…?』
夏海「本当に誰この金ぴかの人?」
鎧「よくぞ聞いてくれました!
彼こそキョウリュウジャー、6人目の戦士!その名も…」
『雷鳴の勇者・キョウリュウゴールド!!』
鎧「雷鳴の勇者・キョウリュウゴールド、空蝉丸さんは元は戦国時代の人間だったのですが…
かつて悪のデーボス軍との戦いでドゴルドに肉体を長い間支配されてしまっていたんです!
けどキョウリュウジャーのみんなが彼に正義のスピリットを打ち込んだ事で復活!
キョウリュウジャー6人目の戦士キョウリュウゴールドとして再びデーボス軍と戦うのです!!」
楓「戦国時代って…そんな昔からスーパー戦隊っていたのかよ…」
一穂「ゴレンジャーが元祖じゃなかったのかい?」
蛍「時代が進むにつれて後付け設定がドンドン酷い事になっていきますよね…」
鎧「ちなみに一番最古の戦隊は1億7千万年前から存在していた恐竜戦隊ジュウレンジャーだそうです。
そしてビーストとキョウリュウゴールドは必殺技を決めようとしたんですけど…」
『俺の出番か!』
れんげ「いきなり知らない人が乱入してきたん!」
小鞠「誰この人?」
鎧「この人はですね…ビート・J・スタッグと言ってゴーバスターズの…」
蛍「彼は森の管理人です。」(キッパリ)
れんげ、小鞠、夏海「へぇ~、森の管理人かぁ…」
鎧「…蛍ちゃん扱い酷いなぁ…」
『ブレイブフィニッシュ!』
『バッファー!セイバーストライク!』
『たとえ…我が身が滅びようとも…宇宙は…再び幻夢界に…なーーーーーーる!!グッバイ…』
ドッガァァァァァァン!!
鎧「そして二人の金の戦士の活躍によりスペースレイダーを倒す事に成功しました!」
夏海「おーっ!よくやった…って…」
『ここから先は森の管理人に任せろ。ササッ』
れんげ「最後森の管理人がおいしいとこ全部持ってった気がするのん。」
蛍「本当に森の管理人は卑怯でしょう…」
鎧「そしてキョウリュウジンと魔王サイコの戦いにRH-03ラビットに乗り込んだヨーコちゃんが説得をしています!」
蛍「司令官はエースとゴリラも呼んでおくべきだと思います…他の二人余ってるじゃないですか…」
『サイコロン…あなたは私を守ろうとしてくれた…今はサイコに操られてるけど本当は優しい心を持ってるんだよ!』
『お願いサイコロン!目を覚まして!サイコローーーーン!!』
『ヨーコ…』
れんげ「やったん!イエローバスターの心がサイコロンに通じたんな!」
小鞠「けど…魔王サイコの攻撃で変身が解けたヨーコさんがやられちゃうよ!」
『止めだ!』
『ヨーコ!』
ビシュゥゥゥゥゥゥゥ!
『ヨーコ!逃げてコロン…!』
小鞠「心を取り戻したサイコロンがヨーコさんを庇ってる…けど!」
ドガアアアアン!
『う…あぁ…』
『しっかりしてサイコロン!』
『思い出したよ…ボク…サイコの邪悪な心が嫌で逃げ出して…そしてヨーコと出会ったんだ…
キミに会えて…本当によかったよ…優しくしてくれて…ありがとう…』
『サイコロン…?』
『ありがとう…』
れんげ「サイコロンが…」
夏海「チッキショー!許さないぞ魔王サイコ!」
『うわぁぁぁぁ!?』
『これで邪魔する者は誰もいない、全てを幻夢界に変えてやる!』
鎧「けどサイコロンがいなくなってもヤツは強敵で…俺たちスーパー戦隊と仮面ライダーだけではどうしようも…」
小鞠「そんな…」
夏海「サイコロンが命を懸けたのに!?」
れんげ「みんな魔王サイコをやっつけるんな!」
鎧「みんな落ち着いて!まだ俺たちには頼りになる仲間が残っていたんです!
そう、宇宙刑事のメタルヒーローたちが!!」
『ギャオオオオ!!』
楓「あ、あれは…!?」
一穂「電子星獣ドルーにグランドバース!それにバビロスだね。」
夏海「超時空砲の威力と一緒に消えたはずの宇宙刑事たちが…」
れんげ「生きてたんな!!」
蛍「まあお祭り映画でヒーローが簡単に死ぬわけありませんから…(前作は例外で)」
『そうはさせるか!』
『宇宙の平和は!』
『俺たちが守る!』
『貴様ら生きていたのか!?』
『宇宙に悪がある限り、俺たちは死なない!』
『バトルバース!フォーメーション!』
『シューティングフォーメーション!』
夏海「おー!宇宙刑事たちの母艦が変形していくよ!」
小鞠「グランドバースが巨大ロボに変形してバビロスも超次元波動砲ビッグ・マグナムに変形していくね!!」
れんげ「カッコいいんな!」
蛍「どうでもいいけどこのグランドバースって母艦ですが…駅前の弁当売りの人にしか見えない…」
一穂「なれるとあれがカッコいいと思えちゃうんだよ…」
鎧「そして宇宙刑事たちの母艦は合体戦闘形態バトルバース&シューティングフォーメーションとなり魔王サイコを追い詰めたんです!」
『行くぞ!ビッググランドファイヤー!!!』
『グオワァァァァ!?』
れんげ「宇宙刑事たちの魂の一撃が魔王サイコに直撃したん!」
鎧「そしてライダーと戦隊も負けていませんよ!」
『グランドフィナーレだ。』
『おお、これが俺たちスーパーヒーローのブレイブだ!』
『ミラクルプリーズ!』
蛍「立ち上がったキョウリュウジンにウィザードがミラクルウィザードリングを発動。
魔法陣から巨大化したウィザードラゴンを現実世界に召喚しました!
けど…輪島のおっちゃんさんはいつの間にこんなリング作ったんでしょうか?」
『スーパーセンタイ!!プリーズ!!』
鎧「そしてウィザードはスーパー戦隊ウィザードリングを発動してキョウリュウジンはキックの態勢に!」
蛍「だからその指輪を輪島のおっちゃんさんはいつ作ったんですか~?」
『獣電ブレイブストライクエンド!!!!!!』
『ゴハァァァァ!?』
れんげ「やったん!みんなの力を合わせて魔王サイコをやっつけたんな!!」
夏海「けどさっきのキックを打つ時に出てきたロボットの恐竜たちは何だったんだろうね?」
鎧「あの恐竜たちこそ!
歴代スーパー戦隊の守護獣ティラノザウルス、ブイレックス、爆竜ティラノサウルス、炎神ティライン、恐竜折神、ティラノヘッダー、
そして俺の豪獣レックスと歴代スーパー戦隊の恐竜メカが力を与えてくれたんですよ!」
「「ぜ…全然知らない…」」
蛍「まぁ、この村じゃどれもまだ出てこない戦隊ロボばかりなんですけどね…」
れんげ「そして戦いは終わってスーパーヒーローたちが改めて集結したのん!」
夏海「うは~!スッゲーなみんな!」
鎧「俺もこの時ばかりは感激しましたよ!」
『また会おう!』
れんげ「みんな去って行ったん!」
蛍「何でみんなクルっと後ろ向いて帰ってくんだろ?」
鎧「くぅ~!去りゆく後姿がまた何とも言えませんね!!」
蛍「水を刺すようで悪いんですけど…あなたのお仲間のゴーカイジャーのみなさんも去ってますよ…
置いてけぼりにされてるんじゃ…?」
小鞠「けど…サイコロンは…」
『かなりまずい状態だけど治せないわけじゃないね!』
れんげ「サイコロンよかったん!」
蛍「だったら早く治しに帰りなさいよと…」
『またメシでも食いに行こうぜ!』
『構わないがお主の…』
『おっと、みなまで言うな!』
楓「ビーストってのと新しいキョウリュウゴールドも仲良くなってますね。」
一穂「男同士の友情ってやつなのかな。」
卓「」コクッ
『これで地球は安心だな。鎧、地球の平和はお前たちに任せたぜ。』
『撃さんは…これからどうするんですか?』
『決まっている。俺は…光を超えるぜ!』
蛍「カッコよく言ってるつもりなんだろうけど意味が分かりません…」
『一緒に戦ってみてわかったよ。お前たちの力も俺の希望だ!』
『絶望に立ち向かうブレイブ、それが希望ってわけだな!』
ガシッ!
れんげ「ウィザードとキョウリュウジャーの握手なん!」
蛍「現行の2大ヒーローが心を通わせた瞬間ですね。」
『もう行くわよ撃、宇宙刑事ギャバン…』
『じゃあな!』
鎧「そして撃さんは俺たちに地球の平和を託して再び宇宙へと旅立って行きました!」
れんげ「終わったん…」
楓「それじゃ…映写機止めるか…あれ?まだ続くぞ…?」
夏海「本当だ、これ以上何やるんだろ?」
一穂「ウチはもう何を観ても驚かないよ。」
『地球のヒーローは、彼らだけではない!』
「「キ…キカイダー!?」」
楓「キカイダーってあの!?」
一穂「…だね。あの仮面ライダーと同じく石ノ森作品を代表する作品だよね…」
夏海「それが復活するの!?」
れんげ「ウチ楽しみなん!」
蛍「そういえばそんな告知もあったような…けどその後の情報が音沙汰なしですっかり忘れてました。
てっきり東映さんが企画段階でお蔵入りしたんじゃないかと…」
鎧「キカイダー REBOOTは2014年5月24日公開決定です。」
「「マジで!?」」
鎧「ま…まあキカイダーの話は置いといてみなさんどうでしたか今回のスーパーヒーロー大戦Zは!
面白かったでしょう?」
れんげ「うん!面白かったんな!」
夏海「ヒーロー同士が最初から協力して戦ってたからね!前作はその…」
蛍「前作は抜きにして語りましょう。先輩はどうでしたか?」
小鞠「私もれんげと同じで良かったと思うよ。2代目ギャバンも生意気そうな人だったけどちゃんとヒーローしてくれたし!」
卓「」コクッ
楓、一穂「「…」」
蛍「あれ?先生と駄菓子屋さんはなんだか渋い顔してますけどどうかしたんですか?」
楓「まぁ…映画は前作みたいなヒーロー同士の血みどろな戦いがなくてよかったんだが…」
一穂「ウチらのヒーローの烈さんが…地球を見捨てるとかさすがに…何か受け入れがたいものを感じてしまうねぇ…」
楓「同感です…」
蛍「やはり…昔のメタルヒーローのファンの方も初代ギャバンの扱いだけは納得いかない方々が多かったとか…」
鎧「俺も以前少しだけ烈さんとお会いしましたけど正直言ってあの決断だけは納得いきませんでしたね…」
「「………」」
まるで何か心に靄が掛かったかのように納得のいかない表情を浮かべるのんのん村の大人たち…
しかしその頃、地球より遠く離れたある星では大変な事態が起きていた!
(ナレーション:正宗一成)
~バード星~
ギャバンtypeG「うわぁぁぁぁぁ!」
シャリバン「ぐわぁぁぁぁ…!?」
シャイダー「うぐっ…」
????「これが今の宇宙刑事だと?なんと他愛のない連中だ!」
ここバード星では謎の軍団が宇宙刑事たちの本拠地である銀河連邦警察に乗り込み、
ギャバンtypeG、シャリバン、シャイダー、と三人の宇宙刑事たちを圧倒していたのだ!
シャイダー「まさか…この宇宙刑事たちの本拠地である銀河連邦警察を制圧し…」
シャリバン「しかもコンバットスーツに身を包んだ俺たち三人をこうも簡単に倒すとは…」
ギャバンtypeG「貴様…何者だ…?一体何が目的で銀河連邦警察にやってきた!?」
????「我らが目的はアレだ!
正義だと戯言をほざきながらも貴様らがかつて地球を壊滅させようとした兵器!それを頂きにやってきたのだ!」
ギャバンtypeG「ま…まさか!?」
その時、ギャバンtypeGのコンバットスーツにパートナーのシェリーから連絡が入った。
(ナレーション:正宗一成)
シェリー「大変よギャバン!あれが…全宇宙の防衛の要である…超次元砲が奪われちゃったの!?」
ギャバンtypeG、シャリバン、シャイダー「「何ッ!?」」
????「フフフ、その通りだ!貴様らが以前復活したマドーとスペースショッカーを殲滅する際に使用した超次元砲!
我々、不思議界フーマが確かに頂いたぞ!!」
シャイダー「不思議界フーマだと!?かつて俺の前任者の沢村大が滅ぼしたはずじゃ…」
????「フーマは不滅だ!何度でも甦るのだ!しかし…あの男がいないとは…ヤツはどこに?」
そこに部下らしき男か女かわからない者が報告へ現れた。
(ナレーション:正宗一成)
??「申し上げます、銀河連邦警察の隊長である一条寺烈は地球へ向かったそうです。」
????「地球か、因縁あるあの星に…よかろう!
超次元砲を手に入れた今、最早この星に用は無い!我らフーマはこれより地球へ行くぞ!!」
「「オォーッ!!」」
ギャバンtypeG「ま…待て…地球には行かせんぞ!」
シャリバン「そ…そうだ!」
シャイダー「俺たち宇宙刑事がこの程度で諦めるわけにはいかないんだ!」
倒れていたギャバンtypeGたちは再び立ち上がりフーマの軍団に挑もうとした。
だがしかしその時!
(ナレーション:正宗一成)
????「フンッ、そのまま大人しく寝ていれば見逃してやったものを…
そんなに死にたいのなら貴様らが作った兵器で死ぬがいい!超次元砲発射!!」
ズワァァァァァァ!!
ドッガァァァァァァン!!
「「うわぁぁぁぁぁぁぁ!?」」
超次元砲の発射により宇宙刑事たちの本星であるバード星は壊滅的な被害を受け、それにギャバンtypeGたちの消息も…
しかしそんな事はお構い無しにフーマの軍団は一路地球を目指した。
(ナレーション:正宗一成)
????「フフフ、バード星は壊滅状態で宇宙刑事たちも死に絶えた。
後は初代ギャバンである一条寺烈さえ始末すれば我らフーマの勝利は約束されたも同然!」
不気味に笑うフーマの首領らしき人物。
それにその横には憎しみに満ちた一人の男の姿が…
??????「グゥゥゥゥ…!」
??「これ、この御方の御慈悲でお前を太陽から救ったのです。
それなのに何ですか?その無礼な態度は…!」
??????「黙れ!俺は…許さねえ!あの地球に生きる人間どもが!」
????「ほぅ、お前も地球を懐かしんでいるのか?
それともかつて太陽で死ぬ事も出来ずに永遠の苦しみを味わった仕返しでも企んでおるのか?」
??????「そうだ…俺は憎い…俺をこんな目に合わせた人間たちがなぁ!」
それぞれの思惑を抱えながらフーマの軍団は一路地球を目指す。
そしてこれより今まで誰も体験した事のない戦い、
その名もスーパーヒーロー大戦N(のんのんびより)が始まる事をまだ…誰も知らない…
(ナレーション:正宗一成)
~のんのん村~
のんのん村の道路で一人の少女が歌いながら歩いていた。
そこへ知り合いらしきもう一人の少女が声を掛けてきた。
(ナレーション:正宗一成)
このみ「メイデー♪メイデー♪SOS♪メイデー♪メイデー♪SOS♪」
ひかげ「ようこのみ、何歌ってんの?」
このみ「あ、ひかげちゃん。こっちに帰ってたんだ!
今歌ってるのはね、特警ウインスペクターっていう番組の歌なの。
越谷家の子たちやれんげちゃんに大人気な番組でね私も絶賛はまっちゃって…
あの熱い歌詞が妙に気に入っちゃってね♪」
ひかげ「ふぅん、昔はギャバンやってたけど今はそんなのやってんだ。
ちなみにこっち(東京)じゃ今は鎧武やってんだけどね。カチコミアームズ!いざ出陣!!だかんね!
それでその手に持ってるのはアンパン?
けどさっき駄菓子屋寄ったけどあの店今日はやってなかったよね?」
このみ「それがね、実はさっき青い服を着て渋い顔したおじさんがデンジパンとかいう屋台を引いてアンパン売ってたから思わず買ったの。
しかももう一人、緑の服を着たおじさんがパンダを連れて面白いパフォーマンスしてたんだよ!
そういえば…二人とも同じ顔をしてたっけ?
それでこのアンパンすっごく美味しくて分校のみんなにおすそ分けしようかと思ってこれから持って行くの♪」
ひかげ「おいおい…女子力高い事してんな…ていうかモグモグ…うわっ!本当に美味いわこれ!」
このみ「ところで東京だと何か面白い番組やってる?
こっちはやってるのがほとんど古いのばっかりだからひかげちゃんの服のセンスみたく流行に取り残されちゃうんだよね。」
ひかげ「誰の服のセンスが流行遅れだ!?
まあ面白いアニメなら…松平健が声優やってる…のたり松太郎をアニメ化した暴れん坊力士松太郎とか?」
このみ「ひかげちゃん…冗談は服のセンスだけにしてね…
のたり松太郎をアニメ化して子供が観るわけないじゃん…」
ひかげ「いやマジだから!つーかさっきから私の服のセンスバカにすんな!
この服だって原宿で買ったんだぞ!ナウイだろ!!」
このみ「『NOW』なんて堂々とプリントしたシャツ着てるなんて何かの罰ゲームかと思ってたよ。」
アンパンを食べながら分校を目指すこのみとひかげ。
二人が分校までの道のりを歩いていると四人の修行僧が木陰で休息を取っていた。
(ナレーション:正宗一成)
ひかげ「あれって…お坊さん?
しかも何だろ…傘が赤、青、白、黒、とか色分けされてるんだけど…」
このみ「木陰で休んでいるけどもしかしてお腹空かしているのかな?
あの~!よければこのアンパン食べませんか~?」
修行僧(赤)「おぅ、これはすまんなお嬢さんたち。」
修行僧(青)「ハハハ、お優しい娘さんたちだ。」
修行僧(白)「ワシらは修行の最中でな。」
修行僧(黒)「まあ、この木陰で休もうとしていたら名は知らぬがキレイな花があってのう。
少し見とれていたのじゃよ。」
このみ「へぇ~、そうなんですか。」
ひかげ「花に見とれてとか…何か変な感じ…」
修行僧(白)「いやいや、案外バカに出来んよ。
花を愛でる心があれば…人は優しい気持ちになれるモノじゃよ。」
修行僧(赤)「ふむ、それにしても美味いパンじゃった。また立ち寄るかもしれぬがその時はよろしくな。」
そんな奇妙な言葉を遺して修行僧たちは再び修行の旅へ…
すると入れ替わるようでそこへ一台の車がやって来る。
(ナレーション:正宗一成)
ブロロロロロ!
ひかげ「車?」
このみ「SUZUKIのジムニーだね。この辺じゃ珍しい車だよ。」
車から一人の男が降りてきた。
男は中年で一見ワイルドな風貌、それにオレンジ色のジャケットを羽織っている服装。
そう、この男こそ!
(ナレーション:正宗一成)
?「よう、お嬢ちゃんたちこの辺りの子かい?ちょっと聞きたい事があるんだが…」
ひかげ「うわっ!ワイルドそうなおじさんだ!?」
このみ「あれ?さっきのパン屋さんやパンダさんを連れてたおじさんに似てる…
ていうかスーパーマルナカの店員さんにも似ているような気が…?」
ひかげ「あれ…?このおじさんのこの服装…それにその車…
昔どこかで見たような………あ………ああああああああーーーーーーー!!!!!!」
このみ「ひかげちゃんどうかしたの?」
ひかげ「うううううう…宇宙刑事!?」
烈「お、嬢ちゃんたち俺の事知ってるのかい?
そう、俺の名は一条寺烈。またの名を宇宙刑事ギャバンさ!」
このみ、ひかげ「「ほ…本物のヒーローが目の前に現れたぁぁぁぁぁぁ!!??」」
そう、この男こそかつて地球支配を企む宇宙犯罪組織マクーから地球の平和を守り抜いた僕らのヒーロー!
一条寺烈、またの名を宇宙刑事ギャバンであった!!
(ナレーション:正宗一成)
~旭ヶ丘分校~
夏海「着化!トアーッ!ウチは特警ウインスペクターのファイヤーだぞ!
そして兄ちゃんはウインスペクターの正木本部長だ!」
卓「」コクッ
れんげ「ウチは太陽の子!仮面ライダーBLACKRXなん!!」
小鞠「私は…え~と…え~と…」
夏海「こまちゃんはコマチャンダーでしょ!(※前スレ参照)」
れんげ「そうなん、こまちゃんはコマチャンダーしかないん!」
小鞠「もう嫌だよ私!私はファイブマンね!地球戦隊ファイブマン!!
私はファイブレッドだよ!!」
蛍「映画を観終った後、私たちは校庭でヒーローごっこをして遊んでいます。そして何故か…」
一穂「太陽戦隊!」
鎧「サン!」
楓「バルカン!」
蛍「大人であるはず(?)の先生と駄菓子屋さん、それに鎧さんまで参加していました…」
一穂「やっぱりバルイーグルは良いわ…なんといってもポーズが一番簡単だしねぇ。」
鎧「いやー!スゴイですね駄菓子屋さん!今のバルパンサーの決めポーズ完璧でしたよ!」
楓「まあ駄菓子屋やってれば嫌でも子供相手に商売しなきゃいけないからな。
その一環でサンバルカンの決めポーズくらい出来なきゃ駄菓子屋として認められないんだよ。」
蛍「駄菓子屋さんの資格とは一体…
どうでもいいですけどこのヒーローごっこはヒーローばかりで悪役がいませんね。
これじゃヒーローごっこできないのでは?」
小鞠「ていうか三人ともサンバルカンじゃなくファイブマンやってよ!
これじゃ私が一人でファイブマンやらなきゃいけないじゃん!」
蛍「ああ大丈夫ですよ!私もファイブマンやりますから!(中2で恥ずかしげもなくヒーローごっこする先輩可愛い♡)」
ヒーローごっこで盛り上がる子供たちと大人三名。
するとそこへ一台の車が校庭に入ってきた!
(ナレーション:正宗一成)
ブロロロロ!
蛍「車…ですね?」
楓「SUZUKIのジムニーだな。」
夏海「見かけない車だね、誰の車だろ?」
小鞠「あ、乗っていたのはこのみちゃんとひか姉だよ!」
このみ「あ、小鞠ちゃん!夏海ちゃん!みんな大変だよ!」
ひかげ「それにれんげも姉ちゃんも!驚くなよみんな!アタシらスッゲー人連れて来ちまったからな!」
烈「ほう、ここがキミたちが通っていた学校かい。なんとも風情がある場所だな。」
そしてこのみとひかげはれんげたちの前で先ほど出会った一条寺烈を紹介するのだが…
(ナレーション:正宗一成)
れんげ「ギャ…ギャバンなのん!ウチれんげなんな!」
夏海「うはっ!そのオレンジのジャケット!間違いなく本物の宇宙刑事ギャバンだ!!
ウチは夏海、よろしくね!」
小鞠「は…初めまして!越谷小鞠と言います…」
蛍「わ…私は一条蛍と言います…ところで何でこの村には特撮関係者ばかりやって来るんだろ?」
卓「」ソレハキカナイデ
烈「ああ、よろしく勇気!うん、元気な子供たちだ!」
鎧「烈さん!お久しぶりです!伊狩鎧です!」
烈「キミは確か海賊戦隊の…撃から話は聞いているよ。俺たち宇宙刑事の代わりに地球の平和を守ってくれてありがとう!」
鎧「は…はい!恐縮っす!」
かつてのスーパーヒーローの登場に楽しげに会話を弾ませる子供たち。
だが大人たちはというと…
(ナレーション:正宗一成)
楓「…」
一穂「…」
このみ「あれ?一穂さんと楓ちゃんはあまり嬉しくなさそうだね?」
ひかげ「二人とも昔はTVに噛り付きながらギャバン観てたのにどうしたん?」
楓「あ…いや…」
一穂「ちょっと…思うところがあってね…」
ひかげ、このみ「「?」」
楓「それで烈さん…ここには何しに来たんですか?」
烈「ああ、実はようやく休暇を得てね。
それで父と母が出会ったこの地に一度でいいからやってきたかったのさ。」
れんげ「ギャバンのおとーさんとおかーさん!この村に来た事あるのん!?」
烈「昔、俺の父ボイサーはこの地で母である一条寺民子と出会ったんだ。
母は昔、幼い頃の俺にこう言ってくれたよ。この緑豊かな自然あふれる場所で父と出会ったってね。」
そう、一条寺烈の父であるボイサー。
ボイサーはかつて息子の烈と同じく宇宙犯罪組織マクーを追っていた宇宙刑事であるが仲間のハンターキラーに裏切れてしまう。
それから長い年月の中、マクーの尋問に耐えながらようやく再会できた息子の烈の腕の中で息絶える悲しい運命であった…
(ナレーション:正宗一成)
※ギャバンの両親がこの村で会ったという設定はss独自の設定なので本気にしないでほしいんな
烈「父と母…思い出は少ないが俺の大切な人たちが出会った場所…
母は俺にこう言っていたんだ。
『お父さんとはキレイな桜の木がある丘で出会った。』とね…」
蛍「キレイな桜の木がある丘…?」
小鞠「それってもしかして…!」
子供たちはその場所について心当たりがあった。
それは以前れんげたちが転校してきたばかりの蛍を連れて行った場所…
(※アニメ1話参照)
この辺りでキレイな桜がある丘といえばそこが一番であるからだ。
れんげたちはさっそくその場所を烈に伝えると彼もまたすぐにそこに行こうとした。
(ナレーション:正宗一成)
烈「ありがとうお嬢ちゃんたち。それじゃあちょっと行ってみるとするよ!」
一穂「どうぞ、学校の裏道を行けばすぐですから…」
楓「い…行ってらっしゃい…」
れんげ「待って!ウチも行くん!」
夏海「あ、それなら夏海ちゃんも!」
一穂「コラコラ、キミたちは付いて行かないの!」
楓「そうだぞ、先輩の言う通りだ。」
烈「じゃあ行ってくるよ!」
そして烈は一人、桜の丘へ。
残ったれんげたちは楓と一穂に何故付いて行ってはダメなのかと質問するが…
(ナレーション:正宗一成)
れんげ「ねえねえと駄菓子屋さっきからおかしいん!何でそんなヨソヨソしいん!?」
ひかげ「そうだよ、せっかく宇宙刑事ギャバンが来てくれたのに失礼じゃん!」
楓「そう言われてもな…」
一穂「一応子供を預かる身としてはちょっと警戒してしまうんよ…あんなのを観た後じゃね…」
楓「…ですね、じゃなきゃ私らだって普通に憧れの人に会えて嬉しいって思えるんですけど…」
子供たち「「?」」
二人が烈を警戒する理由、それは先ほどのスーパーヒーロー大戦Zにあった。
かつての正義のヒーローである宇宙刑事ギャバンが地球を犠牲にして悪との戦いに勝利を収めようとしていた。
その行いはもしかしたらここにいる子供たちがその犠牲になっていたかもしれない…
そう考えると今の烈にこれ以上子供たちを会わせたくないと思うのも仕方がなかった。
(ナレーション:正宗一成)
~桜の丘~
一条寺烈はこの丘で唯一人黄昏れていた。
彼はここに両親の魂を弔いに来ただけではない、懺悔の言葉を告げに来たのだ。
(ナレーション:正宗一成)
烈「すまない!父よ…母よ…俺は…俺は…!
あなたたちの愛したこの母なる星であるこの地球を…正義のためとはいえ危うく破壊しそうになった…」
その懺悔の理由は先ほどの述べたスーパーヒーロー大戦Zにあった。
悪の組織スペースショッカーと宇宙犯罪組織マドーを倒すためとはいえ、超次元砲でこの地球ごと破壊してしまおうとした事を…
彼とて宇宙刑事である前に一人の人間である、その決断に後悔が無かったわけではない。
(ナレーション:正宗一成)
烈「うぅ…う…う…うわぁぁぁぁぁぁぁ!!」
彼は人知れずこの丘で力いっぱい泣いていた。
己が下した決断で危うくこの地を…父と母の思い出の地だけという理由だけではなく…
先ほど出会った何の罪もない子供であるれんげたちですら危うく死なせてしまいそうになった事に深く後悔していた。
(ナレーション:正宗一成)
ガサッ
烈「ムッ…誰だ!?」
しかし運命は彼に懺悔の時すら与えてくれなかった。
新たなる脅威が烈に襲い掛かろうとしていた!
(ナレーション:正宗一成)
??????「お前が一条寺烈、またの名を初代宇宙刑事ギャバンか。
なるほど、いいゲートだ。
お前のような正義感の塊のような男こそ絶望に陥れば強いファントムを生む。
ヤツらが言っていた通りだぜ!」
烈「ヤツらだと…?一体何の事を言っている!?」
フェニックス「冥土の土産に教えてやる!俺の名はフェニックス!
かつての戦いで指輪の魔法使いに敗れ、不思議界フーマに助けられた!
そして指輪の魔法使いと全ての人間どもへの復讐のために一条寺烈!
ゲートであるお前を使い最強のファントムを生み出してやる!!」
烈「くっ…やめ…うわぁぁぁぁぁぁぁ!?」
ビュォォォォ!
桜の丘に花びらが舞い散った。
それと同時に烈の身体にヒビが割れ、異形の姿へと変貌しようとしていた。
(ナレーション:正宗一成)
~旭ヶ丘分校~
れんげ「…」
蛍「れんちゃん、烈さんが向かった方角を眺めてるけどどうかしたの?」
れんげ「今…誰かの叫び声を聞いた気がしたん。ウチ、行ってみるん!」
楓「待て待て!勝手に行くな!」
一穂「そうだよ、それに…ねぇ…」
未だに心にわだかまりを持つ楓と一穂。そんな時であった!
(ナレーション:正宗一成)
シャラン、シャラン
蛍「この音は何でしょうか?」
夏海「あそこ見て!お坊さんたちが!」
小鞠「本当にお坊さんだ!錫杖鳴らしながら歩いてくるよ!」
子供たちが言うように校庭に笠を被った4人の修行僧が現れる。
その姿を見てこのみとひかげはこの修行僧たちに見覚えがあった。
(ナレーション:正宗一成)
ひかげ「あ、あの人たちって!」
このみ「ここに来る途中で会ったお坊さんたちだよ!」
修行僧(赤)「おやおや、お嬢さんたち。またお会いしたね。」
修行僧(白)「ほう、その顔は何やら悩み事があるようだね。よければ話してご覧。」
楓「いや…いきなり現れた坊さんに話せと言われても…つーかあからさまに怪しいし…
何か変な壺でも売りつける気じゃ…?」
修行僧(青)「なあに、ワシらはただ悩みを聞くだけじゃよ。」
修行僧(黒)「これでも人生経験だけは豊富でのう、言ってみるといい。」
楓「それじゃあ…」
一穂「お言葉に甘えて聞いてもらおうか…」
そして楓と一穂の二人はこの修行僧の4人に事情を説明した。
件のスーパーヒーロー大戦Zで烈がした事を、
大切な子供を守る立場である大人であるからこそ烈の決断に納得ができなかった事も含めて修行僧たちに伝えた…
(ナレーション:正宗一成)
修行僧(白)「なるほど、そういう事じゃったか。」
修行僧(赤)「確かに子供を守るべきヒーローが悪を倒すためとはいえ地球を破壊しようとするのは許せん話ではあるな。」
楓「…だろ。まあ子供の映画で本気になるのもどうかって話だけどさ…」
一穂「でもウチらも大人になっちゃったからね…
烈さんの決断がわからない訳じゃないけど…そのために子供たちまで犠牲にするのはどうかと思うんよ。」
れんげ「ねえねえに駄菓子屋…」
夏海「なんか二人ともいつもとちょっと雰囲気違うね。」
蛍「二人も一応大人ですから。」
ひかげ「なんか空から雪だか槍だかが降ってきそうだね。」
このみ「一穂さん、楓ちゃん!私ちょっと見直しちゃったよ!えらいえらい!拍手してあげるね!」(パチパチッ!)
楓「そこ!失礼な事全部丸聞こえだからな!」
修行僧(青)「確かにワシら…いやスーパーヒーローは悪を倒さなければならないという使命を背負って戦っておる。」
修行僧(黒)「しかし、そのスーパーヒーローとていつも正しい判断ができるというわけではない。
彼らはキミたちと変わらぬ人だ、時として間違いを犯す事もある。」
修行僧(赤)「その時、彼らの間違いを正してあげるのはお嬢さんたちのようなスーパーヒーローを応援する者たちの役割ではないのかな?」
れんげ「ウチらが…?」
修行僧(白)「そうじゃ、純粋で真っ直ぐな子供の心ほどこの世でキレイなモノはない。そう、この花のようにな!」
修行僧(白)が取り出したのは一輪の花、それをれんげに渡したのだ。
(ナレーション:正宗一成)
このみ「そのお花はさっきお坊さんたちが眺めていたお花ですね!」
れんげ「キレイな花なん!何ていう花なん?」
修行僧(白)「さてのう、ワシも花の名は疎くて知らん。
まあその名も無い花をその男に渡してやるといい、きっと立ち直るきっかけになるかもしれんでな。」
れんげ「わかったん!ウチ渡してくるん!」
楓「だから待てって!……あれ?また誰かやって来るぞ?」
「「おーい!」」
楓の言うように二人の男がやって来た。
緑と青の服を着た男たち、それはさきほどこのみにアンパンを売っていた男たちであった。
(ナレーション:正宗一成)
このみ「あーっ!さっき会ったデンジパンのおじさんとパンダを連れたおじさんだ!?」
鎧「まさかあの方々は…バトルフィーバーJのバトルケニア、曙四郎さん!
それに電子戦隊デンジマンのデンジブルー、青梅大五郎さんじゃないですか!!」
青梅「よう、久しぶりだなゴーカイシルバー!いや伊狩鎧くんだったか!」
曙「それよりも大変な事が起きたんだ!今こっちに宇宙刑事ギャバンが来ていると聞いたんだが…」
蛍「いつの間にそんな噂が立ったんですか…?」
夏海「田舎は狭いからね、噂話の伝達が早いんだよ。」
れんげ「それで何があったのん?」
青梅「うむ、実は宇宙にいるフラッシュマンやデカレンジャーたちからの報告なんだが…宇宙刑事たちの本星である…
バード星が不思議界フーマと名乗る連中に壊滅的な被害を受けたという知らせが入ったんだ!」
「「なんだって!?」」
曙「宇宙刑事で無事だったのは運よくバード星を離れていたギャバンだけなんだ。
早くこの事をギャバンに伝えないと!」
鎧「わかりました!それじゃあさっそく俺が知らせに…」
その時であった!
ドッカアアアアン!!
先ほど列が向かった方向から何かの爆発音が聞こえたのだ。
鎧は一足先に現場に向かってみるとそこには…
(ナレーション:正宗一成)
~桜の丘~
鎧「烈さん!?」
烈「う…うぅ…ああ…」
身体中にヒビの入った状態で横たわる烈にフェニックスがいた。
そして遅れてやってきた蛍とれんげたち、それに青梅と曙も現場に駆け付けた!
(ナレーション:正宗一成)
フェニックス「どうやら全員揃ったようだな。」
れんげ「赤い怪人なんな!」
夏海「お前は一体何者だ!烈さんに何をしたんだ!?」
蛍「あなたは確か仮面ライダーウィザードと戦った…ファントムのフェニックスさん!?
でも確かウィザードオールドラゴンの必殺技ストライクドラゴンで生きながら太陽に落とされたはずじゃ…?」
フェニックス「まさか俺の事を知ってるヤツがいるとはな…!
そうだ!俺はかつて指輪の魔法使いに敗れて太陽で死と蘇生を繰り返していた…
そんな時…俺はこの連中に助けてもらったんだ!」
フェニックスの背後から現れたのは…杖を持った一人の男…?いや…女が一人…
(ナレーション:正宗一成)
神官ポー「フフフ、愚かな人間どもよ。私の名は神官ポー、不思議界フーマの神官です。」
「「フーマ!?」」
鎧「…って何ですか?」
夏海「え?鎧さん知らないの?」
蛍「私も知りません…」
小鞠「もう!しょうがないな二人とも!
不思議界フーマというのは宇宙刑事シャイダーに出てくる悪の組織の事だよ!
でも悪の大帝王クビライは宇宙刑事シャイダーが倒したはずじゃ?」
神官ポー「フーマは不滅です。
というよりもマクーやマドーが復活したのですから我らフーマも復活していないとおかしいでしょう。」
夏海「おのれ…なんと身も蓋も無い迷惑な話だよ!」
蛍「本当に…復活するならもっとマシな理由を用意してください!」
れんげ「ところであいつ男なのか女なのかわからないんな?」
小鞠「一応…女の人(?)のはずだけど…」
蛍「どう見ても男にしか見えません…ていうかよく見るとBLACKの剣聖ビルゲニアに似ているような…
ひょっとして中の人同じなのかな?」
鎧「それでお前たちは一体烈さんに何をしたんだ!?答えろ!!」
フェニックス「そいつは簡単な事だ。
こいつは超次元砲を地球に撃とうとした事を悔いていた。
その心に付け入り宇宙刑事のファントムを生み出すんだよ!」
鎧「宇宙刑事の…?」
蛍「ファントム!?大変じゃないですか!!」
夏海「ていうかファントムって何?」
蛍「ファントムというのはゲートとなる人間を絶望させて生まれる怪人の事です!
でもまさか烈さんがゲートになるなんて…」
れんげ「どうすればいいん!?」
蛍「確かウィザードは指輪でゲートのアンダーワールドに入ってファントムが完全に誕生する前にやっつけるんですけど…
問題は今ここに肝心のウィザードがいないって事なんですよね…
本当に晴人さんって肝心な時に頼りにならないよ!」
鎧「ならここは俺の出番ですね!ゴーカイチェンジ!!」
ゴーカイシルバー「俺がスーパーヒーロー大戦Zで晴人さんから貰ったこの指輪を使って烈さんのアンダーワールドに向かいます!」
れんげ「ウチも行くん!」
ゴーカイシルバー「ダメだ!みなさんはここで待っててください!よし、行くぞ!」
『エンゲージプリーズ!』
シュィィィィン!
そしてゴーカイシルバーは一人で一条寺烈のアンダーワールドへと乗り込んでいった。
しかしそこでは恐ろしい者が彼を待ち受けていた!
(ナレーション:正宗一成)
「「うわぁぁぁぁぁぁぁ!?」」
れんげ「鎧の叫び声なん!」
小鞠「まさか鎧さんの身に何かあったんじゃ…!?」
烈の身体越しから伝わるゴーカイシルバーの悲鳴。
彼に何かあったに違いないと思ったれんげたちもまた行動を起こす!
(ナレーション:正宗一成)
蛍「けどどうやって烈さんのアンダーワールドに入るんですか?
鎧さんはウィザードから指輪を貰ってたから入れましたけど私たちは…」
青梅「それにキミたちを行かせるわけにはいかん!」
曙「ここは俺たちに任せ…」
「「待あてえ!!」」
その時である!先ほどの白と青の傘をした二人の修行僧たちがやってきた!
(ナレーション:正宗一成)
夏海「うわっ!さっきのお坊さんだ!」
曙「お坊さん、悪いが今は立て込んで…」
修行僧(白)「そんな事よりもだ、事態は把握した。
我々もゴーカイシルバーの後を追ってアンダーワールドに行かねばならん!」
修行僧(青)「そのためにはバトルケニアの曙四郎にデンジブルーの青梅大五郎。
キミたちの力を借りなければならんのだ!」
青梅「俺たちの力を…」
曙「だがどうすればいいんだ?」
修行僧(白)「キミたちは一条寺烈とある繋がりを持っている!」
蛍「あぁ、中の人同じですからね。」
修行僧(青)「キミたち二人の変身アイテム、バトルシーバーとデンジリングに一条寺烈を救いたいという想いを集中させろ!
そうすれば彼を助けるためにアンダーワールドへの扉が開くのだ!」
神官ポー、フェニックス「「なんだと!?」」
曙「わかった!やるぞ!」
青梅「おう!」
ヴァァァァァ!!
曙四朗と青梅大五郎は修行僧に言われた通りに一条寺烈に向けて彼を救いたいという想いを込めて変身アイテムをかざす。
するとどうだろうか、先ほど閉ざされたアンダーワールドの入口が再び開き始めたのだ!
(ナレーション:正宗一成)
夏海「やったー!これで烈さんを救いに行けるぞ!」
曙「確かに扉は開いた…だが…」
青梅「この扉は俺たちが外で維持しないと閉じてしまう…
だから俺たちではアンダーワールドへの入口を開けられても中に入る事は…」
修行僧(白)「心配は要らん、中へ入るのは我々が…」
神官ポー「そうはさせません!」
フェニックス「俺たちが黙ってお前らを通すと思うか!」
神官ポーとフェニックス、アンダーワールドへ入ろうとする修行僧たちを阻止した!
(ナレーション:正宗一成)
修行僧(白)「おのれ…!」
修行僧(青)「邪魔をするな!」
フェニックス「ケッ!いきなり現れて邪魔をしてんのはそっちだろ!
俺さまの復讐のためにもフーマの計画は邪魔はさせねえからな!!」
ピシッ ピシッ
烈「ぐああ!」
蛍「あぁ…!?烈さんの身体の浸食が早まってる…
これじゃ現実世界に烈さんのファントムが生まれちゃいますよ!」
小鞠「ど…どうするの…このままじゃ…」
夏海「けど曙のおっちゃんと青梅のおっちゃんは扉開けるので精一杯だし…お坊さんたちも怪人たちに付きっきりだし…
あー!もー!万事休すだよ!?」
卓「」コクッ
確かにこのままでは拉致が明かない。
しかしグズグズしている暇など無い。その時であった!
(ナレーション:正宗一成)
れんげ「ウチが…ウチが行くん!」
蛍「れんちゃん!」
小鞠「ダメだって!れんげ危ないよ!」
れんげ「大丈夫なん!ウチはこの花を渡しに行くだけなん!それは危ない事じゃないん!」
夏海「れんちょん…よし!れんちょんが行くならウチも行く!」
小鞠「れんげ…夏海…もう!こうなったら一番年上の私も行くしかないじゃん!」
卓「」コクッ
蛍「先輩…なら私も!みなさん、烈さんは私たちが助けに行きます!」
「「何ッ!?」」
曙「やめろ!危険過ぎる!?」
青梅「そうだ!いくらなんでも子供にそんな無茶な事はさせられん!」
れんげ「大丈夫なん!ウチらがやるん!
ウチらはいつもTVのヒーローに助けてもらっているん!今度はウチらが助けてあげるんな!」
れんげのTVのヒーローを助けたいという純粋な想い。
その想いに修行僧たちが応えた!
(ナレーション:正宗一成)
修行僧(白)「よかろう、行くのだ子供たちよ!」
修行僧(青)「ここは我らが喰い止める!」
曙「俺たちがこの扉を守る!」
青梅「だからキミたちは中にいるギャバンとゴーカイシルバーを救い出してくれ!」
蛍「わかりました!」
れんげ「みんな!行くのん!!」
フェニックス「フンッ!黙って行かせるわけねえだろ!出て来いグールども!」
神官ポー「それに不思議兵たちよ、子供たちの行く手を阻むのです!」
グール「「ムジジジジ!!」」
不思議兵「「グルゥゥゥ!!」」
小鞠「あわわ…」
夏海「戦闘員たちがウチらを襲ってくるよぉ!?」
現れるグール兵と不思議兵たち。ヤツらは群れを成して子供たちの前に襲い掛かってくる!
だが…
(ナレーション:正宗一成)
修行僧(白)、修行僧(青)「「ソイヤッ!」」
グール、不思議兵「「ウギャァァァァァ!?」」
青梅「おお!修行僧たちが戦闘員たちを蹴散らしたぞ!」
神官ポー「おのれ…私たちの兵を蹴散らすとは…お前たち何者ですか!?」
修行僧(白)「フフフ、俺たちが何者かって?」
修行僧(青)「まさか俺たちを知らないとは、お前さんたちもとんだ世間知らずだな!」
バサッ!
そして修行僧たちは笠を取り自らの正体を明かした!
(ナレーション:正宗一成)
番場「初めましてお二人さん。私はジャッカー電撃隊行動隊長、番場壮吉!」
新明「俺は秘密戦隊ゴレンジャーの新命明!よろしくな!」
神官ポー「ジャッカー電撃隊…?」
フェニックス「秘密戦隊ゴレンジャー…?何だそれ!?」
れんげ「お坊さんたちもヒーローだったん!?」
夏海「うおお!スーパー戦隊の元祖が二人も現れた!?」
小鞠「これはスゴいよ!!」
卓「」コクッ
蛍「うわぁ、鎧さんがこの場にいたら鼻血垂らして悶絶してたかもしれない…
けど何でここにいるヒーローたちってみんな同じ顔の人ばかりなんだろ…?」
新命「ここは我々が喰い止める!」
番場「頼むぞ子供たち、キミたちがスーパーヒーローを救うんだ!!」
れんげ「うん!任せるんな!」
シュィィィィン!
そしてれんげたちはアンダーワールドの扉を潜り抜けた!
そこでは一体何が待ち構えているのか!?
(ナレーション:正宗一成)
~アンダーワールド~
ここは一条寺烈の精神世界であるアンダーワールド。
れんげたちは先にこの世界に辿り着いたゴーカイシルバーと一刻も早く合流し一条寺烈を救い出さなければならない。
(ナレーション:正宗一成)
夏海「お~い!二人ともどこだよ~?」
れんげ「鎧ー!返事するのん!」
小鞠「ダメ…全然見つからないよ…ていうか何かおかしいよねここ…誰もいないし…」
卓「」コクッ
蛍「二人ともどこにいるんでしょうか…あれ?上から何か…やってくる…?」
「「ギャオオオオ!!」」
上空から聞こえてくるのはドラゴンの鳴き声であった。
それと同時にある者が降ってきた!
(ナレーション:正宗一成)
ゴーカイシルバー「うわぁぁぁぁぁ!?」
ドサッ
れんげ「鎧!しっかりするん!」
夏海「一体何があったんだよ…!?」
ゴーカイシルバー「み…みんな…逃げるんだ…あ…アレが…来るぞ!」
「「ギアアアアアア!!」」
ゴーカイシルバーの言う通り上空から現れたモノ、それは…一匹の黒い竜であった!
全身黒で覆われた機械の竜はそう!電子星獣ドルーであった!
そしてそのドルーの頭の上に一人の男がいた。
(ナレーション:正宗一成)
烈『…』
蛍「あそこにいるのは…烈さんですよ!」
小鞠「よかった!烈さん無事だったんだ!」
れんげ「でもなんか様子がおかしいん…?」
夏海「本当だ、まるでウチの兄ちゃんみたく無口だ!」
卓「…」
明らかに不審な烈、そんな烈を見つめるれんげたちにゴーカイシルバーは急いで警告を促した!
(ナレーション:正宗一成)
ゴーカイシルバー「に…逃げるんだ!今の烈さんは…!」
だが遅かった。
ゴーカイシルバーの注意も虚しく烈はある指示を黒いドルー、いやダークドルーに送った!
(ナレーション:正宗一成)
烈『ドル…ファイヤー…』
ゴオオオオ!!
夏海「うわわわわ!?火…火がぁぁぁぁ!?」
小鞠「何で!?烈さんは宇宙刑事なのに何で私たちを攻撃するの!?」
ゴーカイシルバー「俺にもわからないんだ!俺も突然烈さんから攻撃を受けて…」
れんげ「わかったん!これはきっとヒーローモノでもお馴染みの洗脳なん!」
蛍「れんちゃん…そんな身も蓋も無い事言わないで…けど洗脳って言っても一体誰が…?」
その時である!
(ナレーション:正宗一成)
『フハハハハハ!小娘、よくぞ見破ったな!!』
小鞠「なんか悪役っぽい声が何処からか聞こえてくるよ!」
夏海「一体誰なんだよ!?」
クビライ『我が名は…フーマの首領!大帝王クビライ!!』
聞こえてきたのはかつて宇宙刑事シャイダーに倒された不思議界フーマの首領、大帝王クビライの声であった!
(ナレーション:正宗一成)
クビライ『かつての戦いで我は宇宙刑事どもに敗れた…
しかし肉体は滅びようともその魂は永久に不滅よ!
こうして一条寺烈の精神を支配してコヤツのアンダーワールドを支配しているのだ!!』
大帝王クビライは一条寺烈に憑りつき彼の精神を支配していた!
(ナレーション:正宗一成)
クビライ『このまま一条寺烈のファントムを目覚めさせれば地上は大混乱に陥るであろう!
そうなれば我らフーマの勝利であるぞ!』
夏海「このー!そうはさせるかー!」
小鞠「夏海!危ないよ!?」
ゴーカイシルバー「そうだ!今の烈さんは正気じゃない…!」
烈『ドル…レーザー…』
「「うわぁぁぁぁぁぁぁ!?」」
ダークドルーの攻撃がこのアンダーワールドを火の海に染め上げていた。
このままでは烈だけではない、この場にいる子供たちやゴーカイシルバーまでもが危ういぞ!?
(ナレーション:正宗一成)
れんげ「みんな、ウチに任せるん!」
「「れんちゃん!?」」
その時であった!
れんげが唯一人、大帝王クビライに操られている一条寺烈の下に近付こうとする!
(ナレーション:正宗一成)
烈『?』
れんげ「これ…お花なん!キレイなお花なんな!」
クビライ『訳のわからん事を…その花がどうしたというのだ?』
れんげ「ウチはこのお花をギャバンに渡したくてここに来たんな!」
烈『…』
クビライ『くだらん!何が花だ!?蹴散らしてくれる!ドルキックだ!!』
ダークドルー『ガァァァァァ!!』
夏海「大変だ!?ドルーがれんちゃんを足蹴にしようとするよ!?」
ゴーカイシルバー「危ない!逃げるんだ!」
このままではダークドルーのドルキックがれんげに命中してしまう!
だが、その時!?
(ナレーション:正宗一成)
烈『待て!!』
ダークドルー『!?』
烈がダークドルーの動きを制止する、その行動に大帝王クビライも思わず首を傾げた。
(ナレーション:正宗一成)
クビライ『なんだと!?何故一条寺烈が我に逆らう?貴様の心は我らフーマが支配したはずではないのか!?』
そう、大帝王クビライが言うように一条寺烈の心はフーマによって支配…されたかに思えた。
だが…
(ナレーション:正宗一成)
烈『…』
烈『うぅ…』
烈『許してくれみんな…俺が…俺が間違っていたんだ…』
一条寺烈は思い出していた。かつての出来事を…
今までの悪との数え切れないほどの激戦、そしてその所為で銀河連邦警察があの兵器の開発に踏み切った事を…
(ナレーション:正宗一成)
(回想)
これはかつての一条寺烈の記憶、バード星にある銀河連邦警察本部。
そこでは宇宙刑事ギャバン、シャリバン、シャイダーの一条寺烈、伊賀電、沢村大がコム長官に詰め寄っている光景があった・
(ナレーション:正宗一成)
烈「何故ですかコム長官!?お答えください!」
コム「最早決定事項なのだ、我々銀河連邦警察は超次元砲の開発をせねばならんのだ。」
電「しかし!こんなモノを使用すればその惑星そのものが破壊されます!
そうなれば罪もない大勢の人たちが死んでしまうのですよ!」
大「コム長官!どうか考え直してください!」
コム「ダメだ。キミたちも現場に居る宇宙刑事ならわかるだろう。
きみたち正義に燃える戦士たちが数多くいるようにこの宇宙は数え切れないほどの悪もまた存在する。
連中は力を付けてきている。
我らの戦いは絶対に負けられんのだ、そのためにも超次元砲の存在は不可欠なのだ!
私とてこんなモノは使いたくはない、だがこれも宇宙の平和のためだ。わかってくれ…」
電「長官…わかりました。銀河連邦警察がその方針を貫くのなら俺は宇宙刑事を辞めます!」
烈「おい電!?」
大「俺も…こんな破壊兵器を使えば俺たちはその悪の連中と何も変わりません。
そんな殺戮兵器を持ってして得た仮初の平和はいつかとんでもないしっぺ返しを受けますよ。」
烈「大まで…」
コム「そうかわかった、キミたちの宇宙刑事としての資格は本日を持って剥奪する。
すぐに後任の者たちを手配しよう。
それでギャバン、キミはどうする?キミも辞めるのか?」
烈「俺は…」
結局一条寺烈は銀河連邦警察に留まる道を選んだ。
どんな形であれ宇宙の平和を守らなくてはならないというのが今は亡き父ボイサーの遺志だと思ったからだ。
(ナレーション:正宗一成)
烈『だが…俺は…俺は…!』
しかしそれでも一条寺烈もまた悩んでいた。
こんな銀河連邦警察を去った伊賀電や沢村大の言うように大量破壊兵器で得た平和は果たして本当に正しいのかと…
そんな時だった!
(ナレーション:正宗一成)
「「バカヤロウ!!!!」」
バキッ!
烈『グハッ!?』
誰かが烈を力の限り思いっ切り殴ったのだ!
烈はすぐさま自分を殴った相手を見た、しかしその相手とは!?
(ナレーション:正宗一成)
烈『あ…あなたは…俺の父ボイサー!?何故あなたがここに…死んだのではないのですか!?』
ボイサー『そうだ、ワシは既に死んだ身だ。しかし…ある御方に頼み込みこうして魂だけお前の心に語りかけている。』
烈『と…父さん!』
ボイサー『お前は今、一体何をしようとした!?』
烈『俺が…ハッ!?』
ボイサー『そうだ、お前が今した事は子供を…名も無き花を踏みつけようとしたのだぞ!』
烈『なんという事を…それでは俺は…悪の連中と何も変わらないじゃないか…』
再び落ち込む一条寺烈、だが父ボイサーは再び熱い鉄拳を烈に浴びせた!
(ナレーション:正宗一成)
ボイサー『バカヤロー!いつまで…いつまでぐずぐずしているつもりだ!お前は一体何だ!?』
烈『お…俺は銀河連邦警察の隊長…』
ボイサー『違う!』
烈『違う…?』
ボイサー『そうだ、銀河連邦の隊長の肩書ではない!お前は……男だろう!!』
烈『男…そうだ!俺は銀河連邦警察の隊長である前に…男なんだ!俺は…俺は男だ!!』
お前は男だ!
父ボイサーから送られた熱い言葉を受けて一条寺烈の心に若き宇宙刑事だった頃のあの思いが蘇ってきた!!
(ナレーション:正宗一成)
ボイサー『もうたっぷり悩んだはずだ。あとは胸のエンジンに…』
烈『はい!胸のエンジンに火を!!』
ボイサー『そうだ!お前の胸のエンジンに火を付けるんだ!!』
烈「うおおおおお!!」
クビライ『な…なんだこれは!?一条寺烈を支配できないぞ!?』
ゴーカイシルバー「まさか…これは!?」
夏海「間違いないよ!」
小鞠「烈さんが心を取り戻したんだよ!」
れんげ「頑張るんなー!」
烈「フーマよ!邪悪な大帝王クビライの魂よ!俺の…俺の身体から去れ!!」
クビライ『ギャァァァァァァ!?』
正気を取り戻した烈の気迫により大帝王クビライの魂は烈の身体から追い払う事に成功した!
(ナレーション:正宗一成)
とりあえずここまでなん
※伊賀電さんと沢村大さんが宇宙刑事を止めた理由はこのss独自の設定なので
決して本編の設定だと誤解しないでほしいんな
~現実世界~
青梅「おお!ギャバンの身体が光り輝いているぞ!?」
曙「これは…そうかあの子たちがやってくれたんだな!」
神官ポー「くっ…このままでは…」
フェニックス「こうなれば…!」
カッ!
そして桜の丘に光が満ち溢れた…
(ナレーション:正宗一成)
~旭ヶ丘分校~
ミラクラー「ショワショワショワ!」
グール「グルゥゥゥ!」
一方、ここ分校にもフーマの戦闘員ミラクラーにフェニックスが放ったグールがうようよと溢れていた。
(ナレーション:正宗一成)
このみ「大変!小鞠ちゃんたちが桜の丘に行った後に特撮番組に出てくるような戦闘員が出て来ちゃったよ!」
一穂「一体こりゃどうなってるんだい?」
ひかげ「どっかでヒーローショーでもおっ始めてんの?おーい、ヒーロー出てこーい?」
楓「また変な連中が出てきたな、つーかれんげたち大丈夫か?様子見に行かなきゃ…」
丘の方に向かったれんげを心配して様子を見に行こうとする楓。
しかしそれをフーマの戦闘員ミラクラーとグールに妨げられてしまう!
(ナレーション:正宗一成)
ミラクラー「ショワショワショワ!」
グール「ガァァァ!」
楓「おい退け!私はれんげを…」
このみ「楓ちゃん!危ないよ!」
楓に迫りくる戦闘員たち、だがその時である!
バシッ!
修行僧(黒)「まったく危ないのう、お嬢さん。
子供を心配する気持ちはわからんでもないが無闇に飛び出すのは感心せんぞ。」
楓「うっせえ!れんげが危ない目に合ってたらどうすんだ!?」
修行僧(赤)「安心せい、我らの仲間や正義のヒーローが子供たちを守っておるわい。
そしてここにもその正義のヒーローがおるでな!」
バサッ!
そして赤い傘を被った修行僧が楓たちの前で正体を明かした!
(ナレーション:正宗一成)
風見「俺は風見志郎!!またの名を…」
「「か…仮面ライダーV3!!??」」
一穂「うわっ!本物のV3だよ!まいったねこりゃ…」
ひかげ「夏休みや冬休みに毎日再放送されてたからよく見てたし!」
このみ「あれ?でもこの人確かウインスペクターのあの人にそっくり…」
楓「れんげが戻ってきたら一緒に写真撮ってもらおう。」
風見「こんな田舎の村でも俺の名前が知られているとはな!
不思議界フーマよ、お前たちの悪事はすべてお見通しだ!
この風見志郎がいる限りお前たちの好きにはさせんぞ!!」
ミラクラー「ショ…ショワワ…」
グール「グゥゥ…」
風見志郎の出現で浮足立つミラクラーとグールたち。
そこへ!
(ナレーション:正宗一成)
神官ポー「うわぁぁぁぁ!?」
フェニックス「ぐぉぉぉぉぉぉぉ!?」
神官ポーとフェニックスの二人が吹っ飛ばされてきたのだ!
それに…
(ナレーション:正宗一成)
ゴーカイシルバー「ハッ!と、みなさん大丈夫ですか?」
れんげ「助かったんな!」
蛍「鎧さんたちが寸でのところで私達を助け出してくれて間一髪でしたね…」
卓「」コクッ
夏海「ところで烈さんは?それに…他の4人もどこに?」
小鞠「み…みんな!上見て上!?」
「「上?」」
烈「チュウッ!」
青梅「トォッ!」
曙「ワァォッ!」
番場、新命「「トオオッ!」」
シュタッ!
一条寺烈を始め、曙四朗、青梅大五郎。
それに番場壮吉、新命明、それに風見志郎の六人の戦士が旭ヶ丘分校の校舎の屋上に集結したのだ!!
(ナレーション:正宗一成)
烈「フーマよ、今までよくも好き勝手やってくれたな!」
四朗「今度はこちらの番だ!」
大五郎「覚悟は出来ているか!」
ゴーカイシルバー「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!」
れんげ「鎧が大声で叫んでるのん?」
蛍「大丈夫、これは鎧さんの平常運転だから。ゴーカイジャー本編でもこうだったし…」
ゴーカイシルバー「あ…あの…バトルフィーバーJのバトルケニア曙四朗さんにデンジマンのデンジブルー青梅大五郎さん…
それに秘密戦隊ゴレンジャーの新命明さんにジャッカー電撃隊のビッグワンの番場壮吉さんと層々たるメンバー…これは夢か幻か…」
夏海「いやいやちゃんと現実だから。」
一穂「でも本当に往年のヒーローが集結とはね…」
楓「大人の特撮ファンが見たらこれ以上ない光景でしょうね。つーかこれだけいれば金取れるような…」
このみ「もう!楓ちゃんたらすぐ商売向けな発想をしちゃうんだから!」
ひかげ「もっと純真な目で見ろよ…」
大帝王クビライ『おのれ一条寺烈!?
だが…この光景を見た後でもそのようなでかい口を叩けるかな?
出でよ!電子星獣ダークドルー!!』
ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ
ダークドルー「ギャオオオオ!」
烈「なんだと!何故俺のアンダーワールドに居たダークドルーがこの現実世界にいるんだ!?」
神官ポー「この私とそこにいるフェニックスの力を使いアンダーワールドからこの現実世界に召喚させてもらいました。」
フェニックス「それだけじゃねえ!テメェの絶望に溢れた心は俺たちに力を与えてくれた!ハァッ!!」
蛍「フェニックスさんが何か召喚してるけど…あ…あれは!?」
蛍が驚くのも無理はない。
そこに現れたのはかつて仮面ライダーウィザードとの戦いに敗れたフェニックスと同じファントムである、
メデューサとグレムリンだったのだ!
(ナレーション:正宗一成)
メデューサ『…』
グレムリン『…』
蛍「あれはメデューサにグレムリンですよ!?」
フェニックス「そうだ、こいつらはかつての俺の仲間…だった。
だが今は違う!肉体は再生させてやったがこいつらには魂が無い!
つまり俺さまの忠実な僕となって甦ったのさ!!」
神官ポー「そして私も、現れよ剣聖ビルゲニア!」
ビルゲニア「うおおおお!」
れんげ「ビルゲニアが出てきたんな!」
夏海「本当だ!けど…こうして神官ポーとビルゲニアを並べてみると…うわっ!そっくりだ!?」
神官ポー「それもそのはず、私と剣聖ビルゲニアは親戚同士なのです。」
ビルゲニア「フハハハハ!今度こそキングストーンを手に入れて俺が次期創世王になってやる!」
蛍「相変わらずのビルゲニアさんで安心しました。」
クビライ『フフフ、我も召喚するぞ!出でよ!
かつてのスーパーヒーローたちとの戦いに敗れた悪の怪人たちよ!全員甦るのだ!!』
「「グガァァァァァァ!!!!」」
突如として旭ヶ丘分校の校庭に浮かび上がる巨大な魔法陣、そこから悪の怪人たちが次々と召喚された!
(ナレーション:正宗一成)
ダロム「ハァァッ!」
ボスガン「ヌンッ!」
れんげ「あれは…ゴルゴムの大神官ダロムにクライシス帝国のボスガンなん!」
ドン・ホラー「ウゥゥ…」
魔王サイコ「ハァァ…」
小鞠「うわわっ!マクーのドン・ホラーに…」
夏海「魔王サイコも…」
「「オオオオオオオオオ!!!!」」
ゴーカイシルバー「あ…あれは!?
鉄十字軍の三ヶ月仮面、ツバサ仮面、角仮面、剣仮面、鉄人仮面テムジン将軍、火の山仮面マグマン将軍、
クライムのゴールデン仮面大将軍、デビルキラー、イカルス大王、
秘密結社エゴスのサタンエゴス、
ベーダーのムササビラー、シャボンラー、チカゲリラー、ツタカズラー、ヒゲキタコラー、
ウミツラー、フィルムラー、デンワラー、ハンバラー、タイヤジコラー、バーラー、アドバルラー、
サメラー、デッドボーラー、カイガラー、ガマラー、ハチドクラー、タイムラー、コケラー、ハミガキラー、
メダマラー、レコーラー、キーラー、ナゾラー、サビムシラー、チョウチンラー、ノラネコラー、
カマキラー、アクマラー、ピカリラー、ジシンラー、ニンポーラー、オニラー、トリカゴラー、
ボートラー、サッカラー、カラクリラー、バンリキモンス、
機械帝国ブラックマグマのヘルサターン総統、
銀帝軍ゾーンのゴキラーギン、ブタルギン、コガネギン、タヌキツネギン、ゴリワシギン、サソリナマズギン、
バンドーラ一味のドーラ金角に宇宙海賊バルバンのモルグモルグ!
それにはぐれハイネス・ラクシャーサに究極生命体ハイド・ジーン!?
惑星のモンス・ドレイクまで復活したなんて!!??」
蛍「鎧さん、長々と説明ありがとうございます。」
ひかげ「おいおい…悪の組織多過ぎだろ…」
このみ「それに比べて正義の味方は8人だよ!これじゃ勝ち目が…」
不安がるのも無理はない。
これだけの悪の軍団に囲まれれば誰もが絶望的な状況に追い込まれるであろう…
だがフーマが用意したのはこの悪の軍団だけではなかった!
(ナレーション:正宗一成)
クビライ『これだけではないぞ!
一条寺烈!お前を更なる絶望に突き落とすために、新たなる我の力を見せてやろう!
行くぞダーク蒸着!!』
蛍「ダーク…?」
れんげ「蒸着…?」
烈「ま…まさか!?」
シュィィィィン!
ダークギャバン「どうだ驚いたか一条寺烈!これが貴様のファントムであるダークドルーから得た力!
その名も悪のフーマ戦士!ダークギャバン!!」
ダークドルーより大帝王クビライの魂にダークコンバットスーツが転送され、そしてダーク蒸着を完了させたのだ。
この間、僅か0.05秒にすぎない!
(ナレーション:正宗一成)
烈「なんという事だ…大帝王クビライがコンバットスーツを着込むとは…!?」
曙「しかもこの大人数…多勢に無勢とはまさにこの事だ…」
青梅「俺たちはこの悪の軍団に勝てるのか…?」
新命「臆するな!たとえどれだけ悪の軍団がいようと我らはただ勝つのみ!」
番場「その通りだ、あそこにいる子供たち!
あの子たちの未来を守るためにもこの戦い、私たちは負けるわけにはいかない!」
風見「行くぞみんな!変身だ!!」
「「オゥッ!!」」
そしてこの場に集まった正義のヒーローたちは異形の戦士の姿に変身をする!
(ナレーション:正宗一成)
風見「変…身……V3!!」
番場「ビーッグワーン!!」
新命「アオレンジャー!!」
曙「フィーバー!!」
青梅「デンジスパーク!!」
れんげ「ヒーローたちが次々と変身していくんな!」
一穂「往年のヒーローたちの変身シーンは堪らないねえ。」
蛍「ていうか敵さん何で黙って見守ってるんでしょうか?この隙に攻撃すればいいのに…」
小鞠「蛍、それはやっちゃいけないお約束なんだよ!」
卓「」コクッ
次々と変身していくヒーローたち、そして一条寺烈の下にも…
(ナレーション:正宗一成)
ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ
夏海「空からUFOみたいなのが現れた!?」
烈「あれは…超次元高速機ドルギラン!?撃に託したかつての俺の宇宙船が何故ここに…?」
現れたのは現在は宇宙刑事ギャバンtypeGの母船である超次元高速機ドルギランであった。
そこへ地球より遠く離れたバード星よりメッセージが届けられた!
(ナレーション:正宗一成)
ギャバンtypeG『烈隊長!無事ですか?』
烈「おお!撃、お前の方こそ大丈夫だったか?」
ギャバンtypeG『はい、駆けつけてくれた宇宙刑事アランのおかげでシャリバンやシャイダーもみんな無事です!
けどまだこっちは動ける状態じゃないのでそっちにドルギランだけ送りました。
ですから烈隊長…もう一度宇宙刑事になって悪を…フーマのヤツラを!』
烈「ああわかった!撃、お前や…それに父ボイサーが俺の胸のエンジンに火が付けてくれた!
行くぞ!蒸着!!」
カッ!!
『蒸着』 一条寺烈がこの言葉を発した瞬間、超次元高速機ドルギランのコンバットスーツが転送されてくる。
ギャバン「宇宙刑事ギャバン!!」
れんげ「宇宙刑事ギャバンなんなー!」
一穂「本当にギャバンだねえ…」
楓「私たちが当時観てたTVのヒーローですよ先輩…!」
このみ「相変わらずカッコいいねギャバン!」
ひかげ「やっべー!年甲斐もなくワクワクすんだけど!」
宇宙刑事ギャバンは戦闘の際、コンバットスーツを蒸着するタイムは僅か0.05秒にすぎない。
では、蒸着プロセスをもう一度見てみよう!
(ナレーション:正宗一成)
蛍「ssでどうやって蒸着プロセスを見せる気ですか!?」
小鞠「蛍がまた訳のわからない事を言ってるよ…」
V3「正義のヒーローはギャバンだけではないぞ!この俺、仮面ライダーブイスリャァァァァ!!」
夏海「うおーっ!V3だ!!」
卓「」コクッ
アオレンジャー「ライダーと宇宙刑事だけではない!スーパー戦隊もいるぞ!
秘密戦隊ゴレンジャーのアオレンジャー!!」
バトルケニア「バトルフィーバーJのバトルケニア!!」
デンジブルー「電子戦隊デンジマンのデンジブルー!!」
ビッグワン「そしてこの私、ジャッカー電撃隊行動隊長ビーッグワン!!
我々6人の正義の戦士が貴様ら悪の軍団と戦うぞ!!」
仮面ライダー、スーパー戦隊、そしてメタルヒーローの層々たる顔ぶれ!
さあ、戦いの始まりだ!!
(ナレーション:正宗一成)
蛍「本当に凄い顔ぶれですね…あれ?でも6人?」
ゴーカイシルバー「ほわあああああああああああああああああああああああああああ!」
ゴーカイシルバー「あああああああああああああああああああああああああああああ!」
ゴーカイシルバー「あああああああああああああああああああああああああああああ!」
ゴーカイシルバー「あああああああああああああああああああああああああああああ!」
ゴーカイシルバー「あああああああああああああああああああああああああああああ!」
ゴーカイシルバー「あああああああああああああああああああああああああああああ!」
ゴーカイシルバー「あああああああああああああああああああああああああああああ!」
ゴーカイシルバー「あああああああああああああああああああああああああああああ!」
ゴーカイシルバー「あああああああああああああああああああああああああああああ!」
ゴーカイシルバー「あああああああああああああああああああああああああああああ!」
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ゴーカイシルバー「あああああああああああああああああああああああああああああ!」
ゴーカイシルバー「あああああああああああああああああああああああああああああ!」
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ゴーカイシルバー「あああああああああああああああああああああああああああああ!」
ゴーカイシルバー「あああああああああああああああああああああああああああああ!」
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ゴーカイシルバー「あああああああああああああああああああああああああああああ!」
ゴーカイシルバー「あああああああああああああああああああああああああああああ!」
蛍「鎧さん発狂過ぎです…」
ゴーカイシルバー「アオレンジャーにビッグワン…
それにバトルケニアとデンジブルー…この戦隊ヒーローの異色の組み合わせはぁぁぁぁぁ!!!!
もうダメだ…足がガクガク震えて戦えないっすよぉ…ぐへっ…」ドタッ
れんげ「大変なん!鎧が倒れたんな!」
夏海「しっかりしろ鎧ー!戦いはこれからだぞ!」
蛍「本当にこの人何やってるんでしょうか…
ところで今回現れたヒーローたち…中の人が計二人だから映画化したらギャラが二人分で計上されるのでお得でしょうね。」
一穂「そういう製作側の事情は言わなくていいの…」
【 後編 】 へ続く。