ピンポーン
男「幼馴染いる~?」
幼「ん~男~?」
幼「どうしたの?こんな雨の日に」
男「雨で暇だから遊びに来た」
幼「こっちだって暇じゃないんだぞ!」
男「そうか・・・今何やってたんだ?」
幼「ゲーム」
男「お邪魔します」
幼「うわあああ待って待って部屋汚いから!」
男「いいよ別に気にしない」
幼「まあまあいいから5分くらいで終わるから」
ガチャン
男「早くしてくれよ」
ザアアアアアアアアアアア
男「雨が強くなってきたな・・・」
男「あれ?これ俺ビショ濡れになるんじゃ・・・」
元スレ
幼馴染「明日遊べる?」
http://hibari.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1308985844/
~10分後~
幼「終わったよ~」
ガチャ
幼「うわっひどいな(笑)
男「5分と言ったはずなんだがな・・・」
男「とりあえずタオルかなんか貸してくれ」
幼「はいはいちょっと待っててね~」
幼「はいどうぞ」
ゴシゴシ
男「このタオルなんか良い匂いだな」
幼「?」
男「いや、なんでもないから気にするな」
男「いや~それにしても久し振りだな家に来たのは」
幼「まあ今親旅行中だからゆっくりしていってよ」
男「どうも」
幼「それで何するの?」
男「ゲーム」
幼「一人用のRPGしかない」
男「じゃあ俺が後ろで見てる」
幼「暇じゃない?じゃあ途中で変わるよ」
男「見てても退屈しなさそうだけどな」
幼「まあ折角きたんだから遊んでってよ」
幼「あれ?動かない・・・」
男「え?マジで?ぶっ壊れたの?」
幼「さっき掃除してるときに落としちゃった」
男「・・・テレビ見ながらしりとりでもしよう」
幼「同音異義語あり?」
男「ありでいいだろ」
男「よし、じゃあ始めるぞ」
男「しりとり、リス」
幼「隙」
男「鱚」
幼「鋤」
男「キス」
幼「鍬」
男「さっきからそればっかりだな・・・」
幼「飽きた」
男「じゃあ他にすることあるのかよ!」
幼「トランプならあるはず」
男「最初から言えよ!」
幼「聞かなかったジャン!」
男「まあいいや」
幼「探してくる」
ガサゴソ
幼「あ~あった~」
男「おう」
男「んで・・・トランプでなにやるか・・・」
幼「1、大富豪 2、ダウト」
男「1、二人じゃ無理 2、二人じゃ無理」
男「よってポーカーに決定」
幼「ルール知らない」
男「教えてやるから」
幼「分かった」
カクカクシカジカ
男「んでそういうルールなんだが」
男「最後にもう一つルールがあるんだが」
男「何かを賭けなきゃいけないんだよ」
男「何にする?」
幼「服!」
男「OK分かっ・・・親父かよ」
幼「冗談だよ冗談に決まってるでしょうこの変態」
男「紳士と呼べ紳士と。それに言ってきたのはそっちでしょうに」
幼「んで~何賭けるの?」
男「じゃあ10回連続で負けたほうが今日一日言うことを聞くということで」
幼「それって賭けっていうのかな?」
男「まあいいじゃないか」
男「よし、始めよう」
男「ちょっと待て・・・明らかにこのルールはおかしい」
男「勝ち負けの時点でおかしい」
男「ポーカーはやめてオセロにしよう」
男「幼馴染~?オセロある?」
幼「ん~あると思う100均の」
男「悪いな、探してきてくれ」
幼「うへえ・・・面倒くせ」
ガサゴソゴゴゴゴゴゴ
幼「あったあった」
男「よーしありがとー」
幼「んでさっきの10回(ryでいいのね?」
男「そう、それでいい始めよう」
幼「私が先で」
10分後
幼「二つ目の角はいただいた!」
男「うわあああああ!」
5分後
幼「流れるように3っつめの角」
男「うわあああああ!」
2分後
幼「4get!!!」
男「置くところが・・・ないだと!?」
幼「ラスト!!」
男「\(^o^)/」
2回戦
男「\(^o^)/」
3回戦
男「orz」
4回戦
男「/(^o^)\」
5回戦
男「ナンテコッタ」
6回戦
男「もうやめて!俺のLIFEはとっくに0よ!」
7回戦
男「あべし」
8回戦
男「ひでぶ」
9回戦
男「たわば!」
10回戦
幼「ドロー!モンスターカード!」
・・・
男「負けた・・・」
幼「最初の命令は~飲み物買ってきて」
男「酷い!この雨の中をか!」
幼「傘貸してあげるから」
男「お母さんにいいつけてやる!」
幼「私お茶でいいよ」
男「いってきまうす」ガチャ
ザアアアアアアアアアアアアアアア
男「ただいま」
幼「逝ってこいよ」
男「あの雨の中を!?」
幼「一緒に行って上げるから」
男「そういう問題じゃないんだがなぁ」
幼「あ、傘一つしかない。まあいっか」
男「そこまでして俺と相合傘がしたいっていうのか」
幼「感謝しなさい」
幼「じゃあ行こうか」
男「そうしようそうしよう」
男「日が暮れて結構暗いな」
幼「そうだね~」
男「ついでに飯食いに行っちゃう?」
幼「歩いて?」
男「カロリーが消費できるじゃないか」
幼「たまにはいっか」
男「じゃあそうしよう」
幼「行き先をファミレスに変更」
男「了解」
男「ファミレスでいいの?」
幼「いいよ別にそっちのおごりだし」
男「割り勘だろ」
幼「今日一日言うことを聞いてもらおう」
男「やめておけばよかった」
幼「疲れたからおんぶ」
男「傘さしてるから無理」
男「お姫様だっこならしてやらんこともない」
幼「友達に勘違いされたらいやだからいいや」
男(今のままでも十分誤解されそうだが)
男「そろそろつくかな?」
幼「あとすこしだね」
男「走ろうよ」
幼「無理、疲れた」
男「ムラムラと走りたくなった」
男「先に行ってます」
幼「濡れちゃうよ?」
男「濡れる前に店について見せる」
幼「なんだそりゃ」
幼「暗い夜道を私一人で歩かせるつもりなのか」
幼「紳士としてどうかと思います」
男「仕方ない・・・歩こう」
幼「ついたー!」
男「歩いていくと遠かったな」
幼「お店に入ろう」
2名様ですね?あちらの席へどうぞ
男「傘差してたのに結構濡れちゃったな」
幼「そうだね~少し寒いかも」
幼「ヘクション!」
男「風邪ひいたか?」
幼「大丈夫だよこのくらい・・・」
男「何頼むの?」
幼「なんでもいいけど強いて言うならたらこのスパゲッティ」
男「はいはい、俺は若鶏のグリルとかでいっか」
幼「あとドリンクバー」
男「あったかい飲み物もあるしな」
ご注文をお伺い(ry
男「何とってくれば良い?」
幼「大丈夫だよ自分で行くから」
男「紳士アピールを無駄にしやがって」
男「そういえば幼馴染って彼氏とかいるの?」
幼「気になる?気になる?気になっちゃうの?」
男「どっちでもいいよ」
幼「彼氏いるよ~」
男「えっ!?」
幼「嘘だよ(笑)」
男「いや!違うこれはただビックリしただけだよ」
幼「男はどうせ彼女なんていないでしょう」
男「いるに決まってんだろ!」
幼「夢の中に?」
男「何故・・・分かった・・・」
幼「男は性格も顔もいいと思うんだけどね~」
幼「人見知りだからかな?」
男「この性格が恨めしい」
幼「まあ私で我慢しろよ」
男「我慢っていうか普通にいいけどな」
幼「え!?」
男「そんなに驚くなよ」
男「だってお前話しやすいし」
幼「ああぁあそうだよね」
男「あ~でも女先輩も結構話しやすいな~」
幼「誰それ!」
男「別に?ただの先輩」
幼「本当に?男ってその人のこと好きじゃないの?」
男「好きって訳じゃないよ」
幼「まあどうでもいいけど」
男「どうでもいいなら聞くなよ」
男「幼馴染は好きな人とかいないの?」
幼「ん~・・・微妙」
幼「いるっちゃいるけどそこまで好きかどうかは分からない」
男「ふ~ん。今度紹介してよ」
幼「は!?絶対嫌だよ」
男「なんでだよ、折角俺が協力してあげようとしたのに」
幼「別にいいの」
幼「食べ終わったんだから帰るよ!」
男「もう少しゆったりしていこうよ」
幼「仕方ないなあ・・・」
男「ちょっとジュース混ぜてくる」
幼「・・・常識ってものがないのか」
男「見てみてこの色」
幼「微妙においしそうだから困る」
男「一口いる?」
幼「間接・・・」
男「ん?」
幼「いる。ください」
幼「・・・まっず」
男「マジで?俺も・・・」
男「まずいな・・・」
男「帰るか!」
幼「最低だな」
男「問題ない」
幼「お腹いっぱいで歩けない・・・」
男「仕方ない」
男「俺が背負うから上で傘持ってればいいんじゃね?」
幼「奇才現る」
男「よし!やってみよう」
男「うわあ?あ?危ない!」
男「バランス崩しかけた」
男「いっそ肩車のほうがいいか」
幼「へ!?」
男「肩車のほうが楽そうだし」
幼「ちょっ・・・ちょ・・」
幼「ひゃあ!」
男「そこまで驚くなよ」
男「しっかり傘持っててくれよ」
幼「分かったよ・・・」
男「よし!家についたー!」
幼「ただいまー!」
男「誰に言ったんだよ・・・」
幼「我が家に」
男「何それ怖い」
幼「えっ」
男「えっ」
男「そういえば結局幼馴染の家に来てしまったんだが」
男「めちゃくちゃ雨降ってきてるな・・・」
男「泊まってって良い?」
幼「と・・・とま・・・」
男「駄目かー・・・走って帰るか!」
幼「待って」
男「ん?」
幼「べ・・・別にいいよ?泊まってっても」
男「いや、迷惑だからいいよ」
幼「全然迷惑じゃないから!」
男「そうか?じゃあ悪いが・・・」
幼「ほんと!やった!」
男「なにを喜んでるんだか・・・」
幼「お風呂先入っていいよ」
幼「お湯沸かしといたから」
男「風呂までいいのか?後でいいよ」
幼「いいから先にいって!」
男「分かったよ・・・意味が分からん・・・」
ガチャン
幼「やったあああああ!男の後にお風呂に入れるなんて///」
幼「うへへ・・・」
男「おい」
幼「へへ・・へ・・・へゃ!?」
男「なんだそりゃ」
幼「な・・なな何?」
男「バスタオルの場所聞きにきたんだよ」
幼「あ・・・あぁ!これ使って!」
男「ん、分かった。ありがと」
幼「いいからいきなよ」
男「分かってるよ」
幼「ふぅ・・・ばれたかと思ったああ・・・」
幼「心臓がやばい・・・」
幼「それにしても楽しみだなあ!」
男「出たぞ~」
幼「カラスの行水?」
男「風呂にはしっかり入ったよ」
幼「まあいいけど」
幼「私入ってくるから」
男「おう」
幼「覗かないでね」
男「のぞかねーよ」
幼「うはぁ!男の匂いがする!」
幼「さっさと風呂に入ろう♪」
ヌギヌギ
男(あ、腕時計置いてきちゃった)
コンコン
幼「はい!?」
男「入るぞー」
幼「ちょちょちょ!」
ガチャ
男「あ・・・」
幼「きゃああああ!」
男「うわああ悪い悪い!」
幼「変態!すけべ!エッチ!」
男「紳士だ!!!!」
幼「どうでもいい!」
男「わざとじゃないから!!」
幼「もういいよ・・・」
男「悪い・・・」
幼「はあ・・・まあいっか」
幼「サア!気を改めまして!」
幼「すうううはあああ」
幼「・・・イカ?」
幼「男の匂いがする♥」
幼「お風呂にも入っちゃおう!」
バチャン
幼「ひゃあ・・・」
幼「幸せ・・・」
幼「男の入ったお風呂・・・ゴクリ」
ジュルリ
幼「へ・・・変態じゃないもん紳士だもん!」
幼「ごくっ・・・」
幼「うひゃあああ」
幼「気絶しそう・・・」
幼「そろそろ出ようかな」
ガチャ
男「あ」
幼「・・・っ!」
幼「最低・・・」
男「ちが!これは覗きにきたんじゃなくて!腕時計を!」
幼「言い訳なんかしなくていいから早く出て行ってください」
男「うわあ!分かった」
幼「・・・びっくりしたぁ・・・」
幼「私だって男の裸みたかったのに・・・」
幼「そうだ!」
ガチャ
男(風呂でシコッたのばれてないよな・・・)
幼「男~?」
男「お!おう!・・・」
幼「私だけ裸を見られて不公平だからあんたも脱いで!」
男「わっつ!?」
幼「命令は絶対です」
男「いや・・・いくらなんでもそれはな・・・」
幼「なんで?」
男「いや・・・だって!」
幼「なんで」
男「付き合ってるわけでもないのに・・・」
幼「じゃあ付き合おうよ」
男「ええええぇぇ・・・いきなりすぎないか?」
幼「男は私のこと嫌い?」
幼(ノリで言っちゃったああああ)
男「いや・・・そんなことないけど・・・」
男「いや・・・むしろ好き?」
幼「えっ!?」
男「あれ?俺だまされた?」
幼「ち・・・ちがう!びっくりしただけ」
幼「そんなこと思ってもなかったから」
男「そ・・・そうか・・・」
男「お前は俺のことどうなんだ?」
幼「私はずっと前から好き」
男「そ・・・そうだったのか・・・」
幼「じゃあ付き合おう?」
男「いいのか?」
幼「裸はもういいから(笑)」
男「じゃあ・・・改めて宜しくお願いします」
幼「明日遊べる?」
男「勿論です」
幼「さすが紳士」
幼馴染「明日遊べる?」
~fin~
番外編
幼「男の家ってどこにあるんだっけ?」
男「あっち」
男「あ、女先輩」
幼(あれがねぇ・・・)
女「あれ~?男君彼女持ちだったんだー」
男「はい」
女「紹介してよ」
男「こっちが女先輩」
男「いつも話してる人だ」
男「でこっちが俺の彼女の幼馴染です」
幼「どうも!彼女です!」
女「私も男君狙ってたのにな~」
男「えっ」
幼「譲れませんよ」
女「ふふっ」
女「頑張ってね」
男&幼馴染「はい」
幼「良い人そうで良かった・・・」
男「俺って意外ともててたんだ・・・」
幼「私がいるから安心してください」
男「もっと早く気付けばよかった・・・」
幼「私より他の人のほうが良かった・・・?」
男「冗談だよ!幼馴染が一番好き」
幼「えへへっ///」
幼「私も男が一番好き///」
男「照れるじゃねーかコノヤロー」
幼「今日はどこに遊びにいこうか」
本当に終わり