麦野「ん?」
滝壺「きぬはたを観察してみたい」
フレンダ「なんで?」
滝壺「ハムスターのように」
浜面「どうした滝壺」
元スレ
滝壺「きぬはたの観察」
http://raicho.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1296469372/
滝壺「きぬはたはいつもしっかりしてるけど、一人のときは何を
しているのかなあって」
浜面「確かに一人でいる時の様子が想像出来ないな」
麦野「映画も絶対誰かと見に行くしねー」
フレンダ「結局知り合いに依存するタイプな訳よ」
滝壺「寂しがり屋さん?」
浜面「お前らは一人の時何してんだよ」
麦野「なんでそんなこと聞くのよ」
フレンダ「キモイんだけど」
滝壺「はまづら……」
浜面「話の流れで聞いただけじゃねぇか……」
滝壺「ということできぬはたを一日観察」
フレンダ「どういうことで?」
麦野「まぁ、いい暇つぶしにはなりそうね」
浜面「面白そうではあるな」
フレンダ「日頃こき使われてるお返しって訳よ!」
浜面「よし、どびっきりの弱み握ってやろうぜ!」
麦野「浜面……」
フレンダ「なにそれ酷い」
滝壺「大丈夫……と言いたいけれどそんなはまづらは応援できない」
浜面「フレンダは共犯じゃねーの!?」
フレンダ「一緒にしないで欲しいわね」
浜面「絹旗になめられてる者同士仲良くしようぜ」
フレンダ「脚線美キック!」ブン
浜面「痛ぇ!」ドコン
滝壺「明日この家に監視カメラをセットして私たちは別部屋に」
麦野「明日は皆で絹旗のオ★ニー鑑賞会ってわけね?」
フレンダ「ひゃーっそういうの超楽しみ!」
滝壺「居間にR指定の映画でも置いておく?」
一同「あははははは」
浜面「お前ら最低じゃね?」
絹旗「ふわあぁ……」テクテク
一同「」ビクゥ!
絹旗「どうしたんですかぁ皆さん、こんな超夜遅くに……」オメメスリスリ
フレンダ「なっ何でも無い何でも無い」
麦野「なんだか皆目が冴えちゃって、ね?」
浜面「そうそう。何でも無いぞ、絹旗」
絹旗「……」ポケー
滝壺「きぬはた?」
絹旗「私も超目さえ……むにゃむにゃ」ムニャムニャ
麦野「ほら、寝るなら寝室で寝なさい?」
絹旗「やですぅ……私だけ超仲間はずれですかぁ」ムニャー
フレンダ「そんなこと無いって。私達ももうすぐ寝る訳よ」
絹旗「うぅー、おやすみなさぁい」テクテクフラフラ
一同「……ふう」
浜面「危うくバレるとこだったぜ」
フレンダ「あーびっくりした」
滝壺「寝ぼけててよかったね」
麦野「でもかわいそうになってきたわね……」
滝壺「でも観察はしたいこの欲求」
フレンダ「結局明日ずっと一人にしちゃう訳だしね……」
滝壺「結局その後たくさんかまってあげればいい訳だよ」
麦野・フレンダ「……」
滝壺「では準備開始」
浜面「どんだけやりたいんだよ」
~翌日~
滝壺「監視カメラは?」
フレンダ「OKです」
滝壺「置き手紙は?」
麦野「万全よ」
滝壺「私達のご飯は?」
浜面「揃ってます」
滝壺「それでは開始」
>>11
対馬はもっと流行るべき
絹旗『おはようございまーす』テクテク
絹旗『……』キョロキョロ
絹旗『麦野ー?』
麦野「はーい、ってね」
フレンダ「あはは」
絹旗『……』キョロキョロ
絹旗『滝壺さーん?』
滝壺「はーい」
浜面「ははっ」
絹旗『……』キョロキョロ
絹旗『……』キョロ
絹旗『……』
フレンダ「あれ、私たちは読んでくれない訳?」
浜面「あいつの中でのヒエラルキーがそんなもんなんだろ」
フレンダ「脚線美パンチ!」ゲシッ
浜面「パンチ!?」ドコン
絹旗『超お腹すきました』
絹旗『……』キョロキョロ
絹旗『ごはんー』テクテク
絹旗『……』キョロキョロ
滝壺「きぬはた、かわいい」
麦野「エサ探してる小動物みたいね」
絹旗『ん? 手紙ですかね』ヒョイ
絹旗『………えー』
浜面「何て書いたんだよ」
麦野「荷物が届くまでしばらくお留守番しててねって」
フレンダ「荷物って?」
滝壺「何がいいかな? はまづら」
浜面「え、考えてねぇの? そして俺に振るの?」
麦野「はい、浜面君あと五秒!」
浜面「は!? えっとっ」
フレンダ「さーん、にーぃ、いーち」
浜面「俺達、とか?」
一同「うーん……」
麦野「60点」
フレンダ「40点」
滝壺「2点」
浜面「何なんだよ……」
絹旗『皆さんは超どこに行ったんですか?』
絹旗『お仕事ですか?』
滝壺「独り言多いね、きぬはた」
フレンダ「寂しいのかもね」
絹旗『ご飯はどこですか?』レイゾウコガチャ
鯖缶「」
鯖缶「」
鯖缶「」
絹旗『』
>>19
香焼は天使
浜面「なんだよあれ」
フレンダ「絹旗の朝ご飯って訳よ!」
麦野「育ち盛りの子供に朝から缶詰かよ」
滝壺「きぬはたかわいそう」
フレンダ「うっ」
フレンダ「……でもでも私は毎日あれ食べてても立派に成長した訳よ?」
浜面「えっ」
麦野「えっ」
滝壺「その胸が?」
フレンダ「ごめんね絹旗」
絹旗『超鯖ばっかりじゃないですかー!』ギャース
絹旗『しかもマジックで超「フレンダ」って書いてるじゃないですかー!』ギャース
絹旗『食べるなってことですかー!』ギャース
麦野「フレンダ最低」
フレンダ「ふふふこの試練をどう乗り切るって訳よ!」
絹旗『ま、フレンダのですしね』パカ
フレンダ「……」
滝壺「大丈夫、私はそんなきぬはたになめられまくってるフレンダを応援してる」
麦野「大丈夫、私はそんな最近浜面より使えない気がするフレンダを見捨てたりはしない」
浜面「大丈夫、俺はそんな……すまん思いつかねぇ」
フレンダ「……」
絹旗『超白いご飯が欲しいです……』モキュモキュ
絹旗『胃が超もたれます……』モキュモキュ
フレンダ「なんだかすごい可哀想なことしてる気分になってきた訳よ」
浜面「今更かよ」
絹旗『こんなものしか置いてってくれないなんてみんな超酷いです……』
麦野「……」ズキ
滝壺「フレンダ……」
フレンダ「えと……その……ごめん」
麦野「今からシャケ弁を送り届けてあげたいわね……」
浜面「それもどうだろう……」
絹旗『……』モキュモキュ
絹旗『ごちそうさまでしたっ』パンッ
滝壺「おそまつさまでした」
絹旗『ところで麦野達はどこに行っているのでしょう?』
絹旗『めるめる』メルメル
麦野「あ、メールきた」ピロロン
麦野「どこにいるんですか、だって。どうする?」
フレンダ「うーん、みんなそれぞれお仕事中とか?」
滝壺「メール無視してみて、むぎの」
麦野「え? うん」
~10分後~
絹旗『……』
絹旗『……』ウロウロ
絹旗『めるめる』メルメル
フレンダ「メールだ」ピロロン
浜面「俺も」ヴーッヴーッ
滝壺「めるめる」ハーマヅラァアアアア!!
麦野「滝壺、後でちょっと話があるわ」ピロロン
一同「『今どこにいるんですか』」
一同「……」
滝壺「きぬはたを無視し続けたらどうなるか」
一同「!」
麦野「まぁ、今日一日だけだし」ゾクゾク
フレンダ「」コクコク
浜面「お前らってかなりSだよなぁ」
絹旗『返信が来ません』ウロウロ
絹旗『超電波の届かないところにいるのでしょうか』
絹旗『……』フリフリ
浜面「携帯ふり出したぞ」
フレンダ「結局あれで電波拾うって都市伝説よね」
麦野「ていうか絹旗の携帯には電波があるんじゃないの」
絹旗『……』ブンブンッ
滝壺「きぬはた必死」
フレンダ「返信が来ないと超不安になる現代の若者って訳?」
浜面「そりゃ俺らから返信来ないと超不安だろ。暗部的に考えて」
一同「あ」
浜面「え? 今更気付いたの?」
麦野「まぁ、それは……」
浜面「大体よぉ、こんな仲間を笑い者にして……」
絹旗『……』ブンッ スポーン
絹旗『あわわわわわ』トテトテトテトテ
絹旗『ぎゃん』ドテーンッ
浜面「ぶっ」
滝壺「はまづら」
浜面「え、えっとだな、これは」
フレンダ「今笑ったよね」
浜面「いやいや今のはしょうがねーだろ? だって」
麦野「はぁ? 何、真っ先に転んだ絹旗笑っといて私たちに説教?」
浜面「……絹旗に恨みでもあんのかよー」
麦野「いや別に」
フレンダ「面白そうだし」
滝壺「きぬはたは冷蔵庫のプリン勝手に食べる癖いい加減
治してくれないかな」
浜面「……」
滝壺「昨日で今月四回目」
浜面「……そうか」
絹旗『……ま、まだ超朝ですしね』
フレンダ「そういや結局これっていつまでやる訳?」
滝壺「飽きるまで」
絹旗『映画でも見ましょうか』テクテク
~40分後~
一同「『だぁーっ超つまんねー』」
絹旗『なんですかこれ。超なめてるんですか』
浜面「砂漠歩いてるだけじゃねぇか。何してんだこいつら」
フレンダ「結局仲間探すんだっけ? いつまでやってんのよ」
麦野「せめて随所にイベント盛り込めよ。眠い」
滝壺「戦闘しょっぱい」
絹旗『もう、これで客に1800円払わせたなんて超許せません』
絹旗『ね、はまづ』クル
絹旗『……あ』
フレンダ「あはは、最近よく浜面と映画行くから」
滝壺「隣にいるって錯覚しちゃったんだね」
絹旗『……』カァア
麦野「くすくす、かわいいわねぇ……って」
絹旗『……』パタパタパタ ガチャッ
浜面「麦野の部屋入ってったな」
滝壺「どうしたんだろ? きぬはた」
絹旗『よいしょよいしょ』ズリズリ
麦野「あ、私の」
フレンダ「麦野が毎日抱いて寝てるぬいぐるみ!」
浜面「麦野が一時的に拠点変えるだけでも決して置いて行くことのないぬいぐるみ!」
滝壺「むぎのが中にはずかしい日記とかを隠してるぬいぐるみ!」
麦野「お前ら後で覚えとけよ」
絹旗『よっと』ポスン
滝壺「隣に置いたね」
絹旗『これ超つまんないですよねーっくまさん』
ぬいぐるみ『』
絹旗『そうですよねーっ超わかってるじゃないですか』
ぬいぐるみ『』
絹旗『うんうん』コクコク
ぬいぐるみ『』
絹旗『ねー』
浜面「ぶっ」プルプル
フレンダ「ぬ、ぬいぐるみとお話してる……ぷははっ」プルプル
絹旗『あっ』パタパタ ガチャ
麦野「次はフレンダの部屋ね」
ビリッビリッ バンバン
滝壺「なんの音だろう?」
絹旗『よいしょよいしょ』イッパイズリズリ
浜面「フレンダのぬいぐるみ達が」
フレンダ「腹かっさばかれてるって訳よ……」
麦野「爆弾入ってるかチェックしたのねー」
絹旗『よっと』ポスンポスンポスンポスン
ぬいぐるみ『』
ぬいぐるみ『』
ぬいぐるみ『』
絹旗『~♪』
ぬいぐるみ『』
ぬいぐるみ『』
ぬいぐるみ『』
ぬいぐるみ『』
ぬいぐるみ『』
絹旗『~♪』
ぬいぐるみ『』
ぬいぐるみ『』
~映画終了~
絹旗『……』スヤスヤ
浜面「んぁ、終わったのか?」
浜面「おーい、みんな起きろー。滝壺ー」ユサユサ
滝壺「んー」ギュッ
浜面「うおっ抱きつかれた……。麦野ー」オーイ
麦野「むにゃ」ポテ
浜面「寄りかかられた……いい匂いするなぁ」スンスン
浜面「……」ドキドキ
麦野「すぅすぅ(いいいい匂いってっ浜面がっ///)」ドキドキドキ
滝壺「くぅくぅ(はまづら私には反応無し? ていうかむぎの邪魔)」ムッ
麦野「すぅすぅ(私も抱きつけばよかった。ていうか滝壺邪魔)」チッ
滝壺「うぅん、はまづらぁ……」ギュゥーッ
浜面「!!」
浜面「お、おい滝壺」ドキドキドキ
滝壺「……(これでどう? むぎの)」
麦野「……っ。はぁまづらぁ……」スリスリ
浜面「!? 麦野!?」ドキーンッ
滝壺「!!」
麦野「……」ニヤリ
滝壺「……(それなら)」
滝壺「んんー……」チュー
浜面「ちょちょちょま滝壺ぉ!?」バクバク
麦野「……っ(なぁっ!?)」
滝壺「むにゃ……だいすき、はまづらぁ……」ニヤリ
麦野「……(わ、私だってっ)」
麦野「///」チュッ
浜面「えぇええ!? 麦野まで!? 寝ぼけすぎだろっ!!」バックバック
麦野「……っ///(ど、どうよ滝壺っ)」カァアアアア
浜面「うお、おい、お前らいい加減起きろって……っ」ドッキドッキドッキドッキ
滝壺「はーまづらぁ……」ムギュゥウウッ
浜面「むむむ胸がっ……やべぇってば!」バクーンッ
麦野「はーまづらぁ……」ムギュゥウウッ
浜面「うわぁああ双方からぁ!!」ウァアアアア
フレンダ「……(うわぁ、起きるタイミング逃した)」
~10分後~
絹旗『すぅすぅ』
麦野「絹旗いつまで寝てんのかしら、ねぇ滝壺?(なんでさっき
あんな恥ずかしいことしてたんだろ……)」カァア
滝壺「昨日遅くに起きてたからね、寝不足なのかも(あなどり難し
むぎの。でもあの程度で赤面するなんてまだまだだよね)」フフン
フレンダ「浜面も起きないわねー(結局私が寝ぼけたふりして浜面に
タックルかましたって訳よ。あぁもう帰りたい)」ゲンナリ
浜面「」チーン
絹旗『はっここは』キョロキョロ
絹旗『はぁ、超夢ですか』
フレンダ「あ、起きた」
麦野「どんな夢見てたのかしら」
浜面「はっここは」キョロキョロ
浜面「はぁ、夢……だったのか?」
滝壺「おはよう、はまづら」
麦野「ぜ、全部夢よ」
絹旗『お昼……メールの返信も無し』ケイタイパカ
絹旗『お昼ご飯も鯖缶でしょうか……』
絹旗『外に買いに行きましょうか』
絹旗『でもその間に荷物が届いたら……』
絹旗『麦野に怒られるのは超嫌ですし』
絹旗『でもこんな猫のエサみたいなご飯を置いてくのが悪い気も……』
絹旗『でも麦野に怒られるのは超嫌ですし』
絹旗『うーん……』
浜面「完璧な調教だな、麦野」モグモグ
麦野「私たちだけまともなご飯食べてるのは心苦しすぎるわね」モグモグ
滝壺「きぬはたかわいそう」モグモグ
フレンダ「エサじゃないもん、私の主食だもん」シクシクモグモグ
絹旗「あ!!」ピコーン
滝壺「何かひらめいたみたい」
絹旗「何もないなら自分で作ればいいんですっ。超冴えてます!」パタパタパタ
フレンダ「あの子料理できる訳?」
麦野「さぁ、どうだっけ」
浜面「いつも作ってんの俺と滝壺だしなぁ。お前らはできんの?」
フレンダ「缶詰皿に盛るくらいなら」
浜面「それを料理と言うならこんな話題振らねぇよ」
麦野「私はできるわよ?」
浜面「マジかよ、だったらたまには代わってくれよ」
麦野「はぁ? 何で私が……。……ま、そうね。たまには作って
やっても、いいけど?」チラッ
浜面「お、ちょっと楽しみd」
滝壺「嫌なら無理しなくていいよ、むぎの」
麦野「は?……何だよ。別に嫌じゃないわよ」
滝壺「いや、これは 私 と は ま づ ら の仕事だから、ね?」
麦野「あ?」
滝壺「何?」
浜面「え、どうしたのお前ら」
フレンダ(くそ、また始まった)
絹旗『最愛ちゃんの三分クッキングー!!』パチパチパチーッ
フレンダ「ほらみんなっ、絹旗が何か叫びだしたよ! かわいいよ!」
浜面「ははっ、エプロン長ぇ」
麦野「チッ」クルッ
滝壺「……」クルッ
フレンダ「はぁ……(あー、こいつらめんどくさい)」
フレンダ(というか結局毎回目の前でこういうことやられると
疎外感ある訳よー。私って空気? みたいな)ムゥ
浜面「どうした、ぼーっとして。 疲れてんのか?」
フレンダ「え、そう? 何でもないよ」
浜面「……」オデコピト
フレンダ「ひゃわっ」
麦野・滝壺「!!」
フレンダ「ちょっと、何っ!?」
浜面「いや、熱とか無いかなってな? うーん、わからん」
フレンダ「わ、わかんないんだったら手どけてよっ(麦野と滝壺が
すごい顔でこっち見てるんだけどっっ怖い!)」
浜面「あ、悪ぃ」パッ
フレンダ「もうっ浜面のくせに!(結局無自覚でこういうこと
するんだな、こいつ)」ドキドキ
フレンダ「……っ(って何でドキドキしてる訳! こんな馬面
興味ないっつーの! 私には麦野がいるんだからっ)」
フレンダ(……でも。手、暖かかったなぁ)チラッ
滝壺「うーん、私も体調悪い気がする」フラッ
麦野「うーん、私は滝壺より悪い気がする」フラッ
浜面「えぇ!?」
フレンダ「あーあ……」
~数分後~
絹旗『わぁあっ超焦げ臭いです!!!』
絹旗『わああーっこっちは超ブクブク言ってますー!!』
絹旗『あっこれ入れるの忘れてましたっ!!』ドポドポ
絹旗『ひゃあぁっ髪焦げましたぁああっ!!!』
絹旗『あわわわ超油跳ねる痛い痛いっ!!』
絹旗『助けて滝壺さーん!!!!』ウワーン
滝壺「家が焦げそう」
麦野「まず何作ってんだよあいつ」
フレンダ「缶詰の鯖焼いてた訳よ」
浜面「ナスとレタス煮てんぞ。はちみつで」
~数十分後~
食材だったもの『』
麦野「何よあの未元物質は」
浜面「禍々しいな……」
絹旗『私はデュアルスキルだったのでしょうか』
絹旗『……』ツンツン
未元物質『』ブルンブルンッ
一同「!?」
絹旗『ひぃっ!』
絹旗『……うぅ』ソロー
絹旗『~~っ』パクッ
絹旗『……』ムグムグ
絹旗『!!』
絹旗『超美味しい!!』
一同「マジで!?」
絹旗『――暇なので超前転しまーす』
絹旗『食後の運動でーす』
麦野「いちいち宣言するのね、この子は」
絹旗『』ゴロンゴロン
滝壺「やるやる」
浜面「マジ?」
絹旗『』ゴロンゴロン
麦野「でも一人の時奇行に走りたくなることってあるわよね」
フレンダ「ぬいぐるみを『はーまづらぁ』って呼んで抱きしめたり?」
麦野「はぁ!? 何であんたがそれを……じゃなくてっ」
浜面「?」
絹旗『ごろんごろん』ゴロンゴロン
浜面「喋り出したぞ」
絹旗『ごろんごにょ……っ』ゴロッ
絹旗『超舌噛みまひたー!』ヒリヒリ
滝壺「あるある」
絹旗『……』ゴロンゴロン
絹旗『……』ゴロンガツン!
フレンダ「あ、壁にぶつかった」
絹旗『痛いですー! 超壁のばかー!』バタバタ
麦野「壁に文句言ってどうすんのよ……」
絹旗『この壁! この壁!』ボコンボコン
浜面「あー、だからあの家所々凹んでたのか」
浜面「腹減った」
滝壺「プリッツあるよ、はまづら」
麦野「サラダ味か」
フレンダ「開けよ開けよ」ガサハサ
絹旗『超歌います! 超踊ります!』
絹旗『曲目! only my railgun!!』
フレンダ「振り付けなんてあったっけ、これ」パリポリ
絹旗『はるかこころにきざんだゆめとみらいさえおーきーざーりにしーて♪』ピョンピョン
麦野「これは後で絹旗交えて鑑賞会かくていね」パリポリ
絹旗『げんかいなどーほにゃららーららーあららふふふふふんふふふふ
ふんふんふんんーんーんーはるかなおもーいをー♪』フリフリ
浜面「あるある」パリポリ
絹旗『あーるんんんーこのふふふんーなんとかほにゃらららー
ふーんふふふんんーほにゃらんんんーんーんーるよー♪』パタパタ
フレンダ「うろ覚えってレベルじゃない訳よ」パリポリ
滝壺「でもかわいい」パリポリ
フレンダ「この絹旗観察動画、売ったらそれなりの値段になりそうね」
麦野「その手のマニアに売れそうね。健全なロリコンとか」
滝壺「小動物の愛好家にも需要ありそうだね」
浜面「本気で売る気じゃねぇよな?」
麦野「まさか。私たちだけで楽しみましょ」
絹旗『ふふんふふふふん………。飽きました』
絹旗『ちょーあーきーまーしーたー』テアシパタパタ
浜面「飽きたってよ」
麦野「猫じゃらしでも放ってやりたいわね」
絹旗『……』パタパタ
絹旗『……』パタ
絹旗『……』パタパタパタパタパタパタパタパタパtパpパtパパp
一同「!?」
絹旗『……』ピタ
一同「!?」
絹旗『超おやつの時間です』タッタッタッタ
フレンダ「あの家おやつなんてあった訳?」パリポリ
滝壺「これ」つプリッツ
絹旗『……』ユータッタッタッターン
絹旗『おやつが超無いです!』ダムダム
絹旗『おやつが無いですー! 超お腹すきましたー!』ダムダムーン
麦野「かわいそうなことしたわね」パリポリ
浜面「育ち盛りだもんな」パリポリ
ピリリリリリリッ
フレンダ「麦野、携帯鳴ってない?」
麦野「……げ」パカ
滝壺「きぬはた?」
麦野「違う、『電話の女』」ピッ
電話の女『はい「アイテム」の諸君、依頼でーすっ』
麦野「今忙しいから他当たってくんない?」
電話の女『こいつときたらー! あんた達がオフの時はファミレスで
くっちゃべってるだけだってことは知ってるんだから!』
麦野「ファミレスにはいないわよ。切っていい? 今いいとこだから」
電話の女『こらっ仕事仕事! ちょろーっと雑魚五、六匹皆殺しにするだけだから。
場所は今添付ファイル送ったからね。ほら、さっさと行く!!』ガチャン
麦野「……だってさ」
フレンダ「結局これできぬはた観察おしまいって訳?」
滝壺「残念」
浜面「じゃあ絹旗回収して現場に向うか」
麦野「それも面倒じゃない? 相手雑魚だっていうし、私たちだけでいいわよ」
フレンダ「屠殺場もすぐそこみたいだしねー。この学区内」ポチポチ
麦野「それじゃ、しゅっぱーつ」
一同「おー」
~数時間後~
滝壺「疲れた……頭痛い……」
フレンダ「もう外暗ーい」
麦野「あー、何が五、六人殺すだけよあのクソアマ。次々新しい
命令入れてきやがって! つーか何よ、あの装置」
浜面「キャパシティーダウンってやつじゃねーかな」
滝壺「キャパシティーダウン?」
浜面「能力者苦しめる音出すんだと。噂で聞いたことあったんだけどなぁ、
本当にあるんだな」
フレンダ「結局このフレンダ様が装置ぶっ壊して解決したけどねっ」
麦野「そうだな、偉い偉い」ナデナデ
フレンダ「! えへへー」
浜面「そういや絹旗は?」
絹旗『……』ウロウロ
滝壺「玄関とリビング行ったり来たり」
『ガサッ』
絹旗『!』トテトテトテッ
絹旗『……なんだ、風の音ですか』ユーターン
『ッ』
絹旗『!!』トテトテトテッ
絹旗『……空耳ですか……』ユーターーン
絹旗『荷物は……』
フレンダ「あ、荷物のこと忘れてた。どうすんだっけ」
麦野「あー」
>>65
一応今回はそんな設定で
絹旗『……』
絹旗『……』ポスン
浜面「あいつの座り方ってパンツ丸見えだよな」
麦野「うわぁ」
フレンダ「うわぁ」
滝壺「うわぁ」
浜面「えっいや、不可抗力じゃね!?……って」
絹旗『……』
滝壺「きぬはた、どうしたのかな」
絹旗『……』
絹旗『浜面のばーか! 超ばーかばーかばーか!』バタバタ
浜面「は!? 何だいきなり!?」
麦野「ぷっ」
フレンダ「あははは」
絹旗『……』
絹旗『麦野の老け顔! 超カルシウム不足! 切れる若者! 若くないけど!
乳にカルシウム超全部行ってるんじゃないですかー!!』バタバタ
麦野「あっ、あぁ!?」
滝壺「」プルプル
麦野「なーに笑ってるのかにゃーん? 滝壺ー?」
絹旗『……』
絹旗『フレンダは麦野のベットで陰毛探してましたー!
超知ってるんですからー! やーいやーい!』ヤーイ
フレンダ「えぇええ!?」
麦野「フレンダー?」ピキピキ
フレンダ「いやいやいやいやいや超誤解って訳よ! ただ麦野の残り香を……」
滝壺「大丈夫、私はそんな気持ち悪いフレンダを応援できたら
いい……なぁ」
フレンダ「そんな私はどこにもいないから!」
浜面「前のことちょっとなめてたわ。てっきりおふざけ程度のもんかと」
フレンダ「違うもん麦野への愛は本物だもん! って違うの違うの絹旗の
言ってることはーっ」
麦野「ブ・チ・コ・ロ・シ・か・く・て・い・ね」ギュイーン
フレンダ「ぎゃー」ドカーン
絹旗『……』
絹旗『滝壺さんは浜面と超ベタベタしすぎ! TPO考えろや私の隣で超イチャ
ついてんじゃねー! 映画に集中するか外でしろー!!』
フレンダ「えー、映画館で何してんのあんたら」ウワァ
麦野「……」ジーッ
滝壺「だって……いや、そんな変なこと、ないよね? はまづら」
浜面「いやぁ正直、あ、嬉しいんだけどな? でも絹旗とか他の客いる前であれ
されるのは……うーん、っていうか。いや、嬉しいんだけど……」
滝壺「……」ショボン
麦野「ぷっ」
絹旗『……』
絹旗『……』
絹旗『……っ』フルフル
フレンダ「おや、絹旗の様子が……?」
絹旗『うぅぅっ』ジワッ
一同「!?」
フレンダ「絹旗……?」
絹旗『もうっいつになったら帰ってくるんですかぁっ!!』
絹旗『なんで誰もメールくれないんですか!
なんで私を置いてくんですかぁ!!!』
絹旗『また私を超一人にするんですか! うぅっ』
滝壺「……」
絹旗『どこいっちゃったんですかぁ……、無事なんですかぁ……?』
絹旗『もう、戦争とか抗争とか、超終わったじゃないですか……』
絹旗『……全員、戻ってきたじゃないですかぁ……、ぐすっ』
絹旗『うっ……ひくっ……』
滝壺「みんな、」
麦野「浜面、事故らない程度に車飛ばせ」
浜面「了解」
~とある隠れ家~
絹旗「……」
滝壺「きぬはた!」ガチャッ
絹旗「!!」
滝壺「……っ」ギュッ
絹旗「わ、わ、滝壺さん……?」
滝壺「ごめんね、こんなことしてっ」ギュウー
フレンダ「絹旗ぁーっごめんーーっ」ギューッ
絹旗「えっなんでフレンダ泣いてんですか!?……あ、麦野と浜面」
浜面「えぇっと、まぁ」
麦野「……ただいま」
――――――
絹旗「――で、私はずっとここで超不味い鯖缶を食べていたと」
浜面「そうなるな……うん、すまん」
フレンダ「超不味いて」
絹旗「何ですかそれ! 超酷いです! 超最低です!!」
麦野「……流石にちょっと調子に乗りすぎたわ」
滝壺「本当にごめんね」
絹旗「でも」
絹旗「でも、みなさんが無事でよかったです」
絹旗「何事も無くてよかったです。超心配して損しいちゃいました」
滝壺「きぬはた……」
絹旗「もうこんなことしないで下さいね……いなくならないで下さいね」
浜面「心配することねぇよ、な?」
麦野「……そう、ね」
フレンダ「大丈夫だよ、もう絶対、あんなことにはならないから。ね、麦野」
麦野「そうね。私とフレンダが保証する」
絹旗「えへへ。超安心です」
絹旗「あぁ、超お腹空きました! ファミレス行きましょうっ」
フレンダ「……そういえば、結局夕飯まだ食べてないって訳よ」
絹旗「みなさん罰として超私に奢って下さいね! その後はレイトショー!」
麦野「ふふ、今日くらいはいくらでもつき合ってやるわよ」
絹旗「何言ってるんですか、まだまだ明日も明後日もずっと
あるんですからっ」
浜面「そうだな」
滝壺「『アイテム』は、ずっとあるよ」
麦野「それじゃ、出発!」
一同「おーっ」
おしまい
78 : 以下、名... - 2011/01/31(月) 20:38:22.09 xH9xk1Aw0 63/63おわり!時系列は大戦後みたいなそんな感じで!
アイテム大好き!みんな天使!支援あざっした!!
こりゃ悪趣味だわな
しかし、絹旗マジ最愛。
可愛かった。