一方通行「新訳・絶対能力進化計画……ふざけてンのか」芳川「いたってまじめよ」【前編】
一方通行「新訳・絶対能力進化計画……ふざけてンのか」芳川「いたってまじめよ」【後編】
一方通行「一方一家・初夏の旅行計画……ふざけてンのか」芳川「いたってまじめよ」【前編】
一方通行「一方一家・初夏の旅行計画……ふざけてンのか」芳川「いたってまじめよ」【後編】
芳川「みつけてきなさい。私が言ったことの答え」一方通行「……あァ」【前編】
芳川「みつけてきなさい。私が言ったことの答え」一方通行「……あァ」【後編】
一方通行「……なンだよこれは」
芳川「日記帳。見て分からない?」
一方通行「そンぐらい分かるわ。なァンでおきぬけにンなもン渡されるンですかァってことを聞いてンだよ」
芳川「ほら、あなた最近何かと忙しいでしょう?」
一方通行「……まァひがな一日ゴロゴロしてるクソニートな誰かさンよりゃ忙しいのは確かですけどねェ」
芳川「……」シュンシュンシュンシュン
一方通行「いつの間にやかン沸騰してンだよおかしいだろお前発熱系能力者なのかおい待てちくしょう忘れてた開幕直後は少しの暴言がこれに繋がるンだったちくしょう」
芳川「……」コポコポコポコポ
一方通行「待てって芳川ほら最初は肝心だろ開始早々は節操無さすぎだドン引きだぞドン引きだって」
芳川「安心しなさい、みんなお約束だから分かってくれるわ。それに……」コポコポポ……カチャッ
芳川「挨拶代わりはやっぱりこうでなきゃね」バッシャァァァァァァァァ
一方通行「あっつァあああああああァァァァァァああああああああ!!!!!!!」
元スレ
一方通行「一方通行・赤裸々日記……ふざけてンのか」芳川「いたってまじめよ」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1310778405/
6 : 鹿児島くン ◆q96FT5l1ZULn - 2011/07/16 10:15:10.11 FEPupn2W0 2/249みなさまどうもです
前スレ
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1309272289/
前々スレ
http://ex14.vip2ch.com/news4ssnip/kako/1307/13076/1307611357.html
前々々スレ
http://ex14.vip2ch.com/news4ssnip/kako/1306/13065/1306515187.html
一方通行がこさえた一万人の親友達とキャッキャウフフすると思いきやシリアスな戦闘に突入にみせかけてボケ倒したりはたまた突っ込んだり泣いたり笑ったり怒ったり呆れたりと、色々騒がしいお話の続きとなります
地の文は無し台詞型式です
安価が随所で挟まり展開、というより誰と絡むかが変わります。そしてどこかで誰かがズレていきます。残念っぱなしな人もいる琴かと思いますがご了承ください
登場人物紹介は、その人物が出てくる度に少しだけ挟むことにします
途中レスはどうぞお好きに。一方さんと突っ込んであげてください
コーヒーは水出しのブラックでお願いします
それでは、始めようと思います
テンションごった煮なキャストでお送りする
ハートフルドタバタカオスコメディ第四幕
今回の一方通行はどんな成長を遂げますでしょうか
見守っていただければ幸いです
今回も
どうぞよしなに
芳川「それでね、この日記帳が……」
一方通行「目の前の惨状は無視かお前」ボタボタボタ
芳川「お約束ってステキよね」
一方通行「黙れお前マジで黙れ」カチッ シュパッ カチッ
芳川「……今乾かしたところで続々と飛んでくると思うのは思い上がりすぎかしら」
一方通行「……いやまァ俺たちにゃ関係ねェよ多分」
<一方通行>
主人公
一万人の親友達に見守られ、時に見守ってすくすくと成長している元コミュ障にして、親友になった上条さんからフラグ建築士の能力を受け継いでんじゃね?ともっぱら噂のハーレム野朗
色々あって嘘を見抜く特技やら空間移動やら声帯模写やらスマブラ拳やら何やら身に付けちゃってこれ以上どうするのどこにむかいたいの?
好きな物は白いものと黒いもの。コーヒーも大好きだったけど最近トラウマのよう
<芳川桔梗>
一方通行の保護者
そのコーヒーぶっかけ能力たるやかの聖人をして避けられるか分からないという
色々と美味しいところを持っていっているのでヒロイン候補筆頭と言われているが、私はいたってまじめに見守っているだけよ
特に職はない。自称超上級在宅美人研究員
一方通行「……なンで日記帳なンだよ」
芳川「思い出を形に残しておくのは大事よ」
一方通行「いやだから、別に日記じゃなくても写真とか散々撮ってンだろうが」
芳川「あなたにもしも子供が出来て、『お父さンの子供の頃はどンなだったンだぜェ?』って聞かれた時に、出せるのが厨二全快な衣服を着た写真だけなんて恥ずかs」
一方通行「色々黙れ。なンだその俺の子供の喋り方むかつくわァ」
芳川「いやいやあなたの子供は確実にこんなよきっと」
一方通行「うっせ。で、まァいい。文字媒体に残しておくのも悪くはねェ、そこまでは分かってやる」
芳川「どうして日記帳なのか、だったわね」
一方通行「おォ。いまどきよォ」
芳川「ふふふ、甘いわね一方通行」
一方通行「あァ?」
芳川「この日記帳を、ただの日記帳と思っちゃだめよ」
芳川「この背表紙の部分をごらんなさい」
一方通行「……USBハブか?」
芳川「そう。なんとこの日記帳、手書きだけでなく……」
芳川「キーボードをつないで!!タイピング入力が出来るのよ!!!」
一方通行「……」
芳川「まだあるわ。この、付属のマイクで!!音声入力もできるの!!!」
一方通行「……」
芳川「言葉を失っているわね。それはそうよね、ただの紙にしか見えないのにそんなことができるなんて驚きよね。さっすが学園都市の科学技術、第一位の頭脳にさえ驚きを……」
一方通行「……あのよォ」
芳川「なぁに?質問はどんどん受け付けるわ」フフフ
一方通行「パソコンでよくねェか?」
芳川「……」
一方通行「……」
芳川「……」
一方通行「……」
芳川「……」
芳川「そぉぉぉぉぉぉぉぉい!!!!」バッシャァァァァァァァ
一方通行「理不nあっつあァァァあああああああァァァァァァ!!!」
芳川「わた……わたしが……あなたのためにせっかく選んできたのに」ワナワナワナワナ コポコポコポコポ
一方通行「あっつゥゥ!おま、これ尋常じゃ……待て待て待ておい!!二杯目は……」
芳川「せっかく私がお金をだして打ち止めと百合子が選んできた物だというのに!!!」バッシャァァァァァァ
一方通行「お前選んでねェじゃねェかあっちィィィ!!!!」
芳川「……とにかくね、文字に起こして思い出やら気持ちやら整理していくことが大切だと思うの」
一方通行「ンなこと言ったらてめェにコーヒーぶっかけられた衝撃で大半バッシャァァァで埋まるわこのクソニートが!!!!」
芳川「……」コポコポコポコポコポコポ
一方通行「ま、待て、頼む、謝る、今のは失言だった、平和的に話し合いを……」
芳川「開始早々こんなに使わせるんじゃないわよ」バッシャァァァァァァァ
一方通行「ンなもンてめェの匙加減でああああああァァァァァァァァああああああああ!!!!!!!」
芳川「ま、そういうわけで」
一方通行「どういうわけで俺はビッタビタにされなきゃなンねェンだよクソボケ」カチッ シュパッ カチッ
芳川「ロシアから帰ってきて色々あったでしょう?一旦整理してみなさい。さっきも言ったけど、文字にしてみて気づくこともあるかもしれないわよ」
一方通行「……はいはい」ハァ
芳川「あなたに惚れてる人のこととかね」クスッ
一方通行「ンだそりゃくだらねェ……じゃァなにか?これに書くのは別に今日あったことじゃなくても、前にあったこととかでもいいってことか?」
芳川「それはあなたの日記帳だからね。好きにしなさい。それが大事だと思うのなら書けば良いわ……あ、あと一つ大事な機能、言い忘れてたわ」
一方通行「ンだァ?またパソコンで十分なくだらないことじゃねェだろうな?」
芳川「ふふふ、今度のは凄いわよ……この、羽ペンでね?」スッ
一方通行「急にローテクだな。どうすンだ?」
芳川「『ボクはハリー・○ッターです』と書くと、『こんにちは、ハ○ー・ポッター。僕はトム・リドルです』っていう風に返事が」
一方通行「別の意味で驚きすぎるわ怖ェわなンだこれこの日記帳ヴォル様の分霊箱なのか怖ェわアホか」
芳川「まぁ冗談なんだけどね」
一方通行「当たり前だ。しっかし分厚いなこれ」ペラッ
芳川「そりゃそうよ。あなた毎日イベントてんこ盛りでしょう?できるだけ大きいやつをって頼んでおいたの」
一方通行「……おい」
芳川「それに色々と、未回収やらなんやらあるでしょうしね」
一方通行「おい、こら芳川」
芳川「なによ。1ページ目を開いて止まっちゃって。何か問題があった?」
一方通行「大有りだ。なンだこの中表紙っぽい部分に書かれてるアホなもンは」
芳川「あぁ、それ。なんだか語呂がいいでしょう?厨二なあなたも納得の言葉回しだと思うのだけれど」
一方通行「黙れ。ったく……」
一方通行「一方通行・赤裸々日記……ふざけてンのか」
芳川「いたってまじめよ」
一方通行「……なンなンだよまったく」ツカツカ テクテク
一方通行「日記なンざつけたこともつけようと思ったこともねェ……面倒くせェな」
一方通行「ま……クソガキたちが選んできたってンなら……三日坊主になるかもしンねェが、書いてやるか、少しは」
一方通行「絡まれたら面倒だしな、うン。書く振りで、うン」
一方通行「しっかし……今日あったことか、前のことなァ」
一方通行「ン~~~」
一方通行「最初のページはどっちを書くことにすっかなァ」
1.一方通行「まァ今日適当にブラブラしてみて、なンかあったらそれにすっかァ」
2.一方通行「大事なことと言やァ、ダチ作りしたときとかかァ?」
このレスから先着5レスで多数決です><誰のことを書くかは後々また安価とりますので
一方通行「大事なことと言やァ、ダチ作りしたときとかかァ?」
一方通行「……そうだな。今の俺があンのはあの時のことがあったからだ」
一方通行「ってもまァ……ただ書くだけじゃなンだし、誰かに会いにいってみるとすっか」
一方通行「なンかこう……その」
一方通行「ダチになった時の思い出が、妙に思い出せないやつもいるし、な」ナンデダ
一方通行「っしゃァァァ!!待ってろ未回収ゥゥゥゥ!!」カチッ
一方通行「学園都市第一位の頭脳、舐めてンじゃねェ!!!」
一方通行「いつまでもほっぽりっぱなしだとか思ってンじゃねェぞ!!!」
一方通行「いますぐ迎えにいってやンよォォォォォ!!!」
そんなこんなで始まりました 一方さんの日記作り編
レスの数々大変ありがとうございます励みになります。コーヒーもどうもですビッタビタです
本日こんな時間にはじめましたのは、午後から地元の六月灯のお手伝いに行かなくてはならないからなのです
導入として日記手渡し、第一ページめの内容決定を行わせていただきました
お待たせしましたのに少ないボリュームで申し訳ないです
今日はこれからずっとそちらに追われると思いますので戻ってこられないと思います
本格始動、誰のエピソード回収となるかは明日から
前々々スレ>>641、>>643からランダムに5人ずつくらい選出しようと思いますので
思い入れのある人物がいましたら是非とも安価を取っていただきたく思います
はてさて一方さんは誰との思い出を振り返るのでしょうか
期待せずにお待ちください
あ、閑話ネタ、質問、突っ込み、コーヒーは随時受け付けしていますのでご遠慮なさらず
暑いですもんね。やっぱり水出しですよね
そろそろ行かなくてはなりません
ここまでは、日差しがもうなんだこれふざけてんのかな鹿児島からお送りしました
それではまた次回
新スレでもどうぞよしなに
ファミリーサイド
黄泉川「えぇ~ただ今より、第68回『一方通行抜き黄泉川家家族会議』をはじめるじゃん」
番外個体「おー」
木原「意義ありだ」カシャンカシャン
黄泉川「はい、保護者その3」
木原「そこにも意義だが、それはまぁ置いといてやる。会の名前を『一方通行を愛でる会』にするってぇ話はどうなった?え?」カシャンカシャン
黄泉川「まだその話を蒸し返すか……番外個体の賛成が得られなかったからそれはお流れになったじゃんよ」
番外個体「そ、そうだよ!!なぁんでミサカがあの白モヤシを愛でる会議なんて名前のに参加すんのさ!?こ、これはあくまであの白モヤシの素行の悪さを家族みんなでどうにかしようと考える会であって!!!愛でるとかじゃないの!!!」
芳川「……番外個体、顔真っ赤よ」
番外個体「う、うっさぁぁぁいもぉぉぉぉぉ!!!木原のおっさん今日は発言権なしね!!!!」
木原「ざけんな日記帳作った功労者に向かって何言ってやがんだテメェ」
<黄泉川愛穂>
一方通行の保護者
なんだか色々といいところを芳川にもっていかれっぱなし
その巨乳は揉めば大きくなるご利益があると言われ一部からは『乳神様』と呼ばれている。効果の程は不明
酒は大好きだけどお高いものを飲むと二日酔いが酷くなる庶民派肝臓
<番外個体>
一方通行の家族 一方フラグ立ち済み
御坂美琴のクローンの一人でオリジナルとも他のクローンとも比べて色んなところが成長している個体
少しは一方通行に素直になれてきたけど面倒臭いツンデレに昇格しただけのような気も
黄泉川「そうそう、日記帳。桔梗が今朝無事に一方通行に渡してくれたじゃん」
木原「でかした芳川!んでぇ!?あのガキは喜んでたかぁ!?!?」カシャンカシャン
芳川「分厚さとか色々意味わからンって言ってたわね。特に機能面」
木原「」
番外個体「ぎゃっは!だから言ったじゃんあんなのパソコンで十分って言われるに決まってるって!!」
木原「っせぇ!!!あいつ自分のノパソは花畑の組んだセキュリティで厳重に守ってるから、書いた本音を覗き見るために別デバイスを用意しなくちゃいけねぇって結論下したのはこの会の総意だろが!!」カシャンカシャン
黄泉川「そこでちゃちゃっと作れちゃうのがすごいじゃんね。さすが、子犬でも敏腕研究員」
芳川「まぁ最終的に打ち止めと百合子の名前を出したら使わないわけにはいかなって思ったらしいけど」
打ち止め「ふっふ~ん!あの人はミサカと百合子に甘いのだ!ってミサカはミサカは百合子とハイタッチしながら勝利宣言をしてみたり!ねー百合子!」タッチ!
百合子「ねー『アホ毛ちゃン』こと打ち止めちゃン!『百合子のお兄ちゃン』のあっくンは百合子達に優しいもンね!」ネー タッチッ
<打ち止め>
一方通行の家族 一方フラグ立ち済み
見た目通りの幼女として時に無邪気な、そして妹達の管理個体として時に腹黒い一面を見せるロリっ娘
一方通行が他の女と絡んでいるとお仕置きモードが出てしまうこともある
<鈴科百合子>
一方通行の家族
前スレにて一方通行を倒すために木原に作られた人造人間のレベル5オーバー
けれど戦闘以外ダメ子さんなのであまりそのあたりが目立たないみんなのアイドル
人の名前を『~~こと○○』という風に覚えないと頭に残らない
顔と体格はかつての一方さんそっくりだが、B+に設計された胸が大きく異なっている。木原くんマジグッジョブ
<木原数多>
一方通行の家族 百合子の父
色々あってハスキー犬子犬型ロボットとして生きている
日々百合子と一方さんを愛でるため全力を尽く したいけどこんな体じゃ限界があるので早くどうにかしたい
なんだかんだいって毎日楽しそう
木原「俺があのガキの面倒を見てたのはそこそこ昔のことだからよぉ。どうしても今のあいつのことを知っておきたくて」カシャンカシャン
黄泉川「あいつに日記を書かせてそれをこちらでも見られるようにしたわけじゃんね」
芳川「『一方通行・赤裸々日記 写本』あちらに書かれた文字がこちらにも反映されるわ」
番外個体「ほんっと無駄に凄い技術だよね木原のおっさん。その肉球は飾りじゃなかったわけだ」プニプニ
木原「やめろガキこら和むだろうが」カシャンカシャン
百合子「百合子も~。『学園都市の癒し系子犬』ことお父さン可愛い」プニプニ
木原「お前の方が垓倍可愛いわ」
打ち止め「それじゃぁミサカは尻尾をなでなで!ってミサカはミサカはフリフリしてる尻尾を撫で付けてみたり!」
黄泉川「すっかりペットじゃんね」
芳川「私元の姿を結構知ってるからなんだかおかしいわ」
木原「あいつ、どんなこと書くか言ってたか?」カシャンカシャン フリフリ
芳川「おそらくだけど親友たちとのことを書くでしょうね。あの子が変われたのは彼らのおかげだし」
木原「ほう、そりゃ興味深い。ったく、復活してあいつがダチに囲まれてると知ったときゃビビッたぜ。完全コミュ障で俺の後ろばっかりついて回ってたクソガキが……」カシャンカシャン
百合子「あっくン、百合子のことは書いてくれるかな!?」
打ち止め「ミサカのことも!ってミサカはミサカは忘れ去られないか自己主張してみる!」
黄泉川「あいつと積極的に絡んでけば書いてくれるだろうよ。まぁあんたたちなら大丈夫じゃん」
百合子「百合子頑張るべきだね!打ち止めちゃン!きばいやンせ!だよ!」オー
打ち止め「うん!きばっどーーー!!!」オー
番外個体「かごミサうつってるうつってる」
木原「寝付くまで俺が枕元から離れると泣き出したあのガキが……徹夜明けの俺にコーヒーを淹れてくれたあのガキが……あんなに、あんなに大きく」グスン カシャンカシャン
黄泉川「最初は誰かな~本音を言えばうちらのことを書いてほしかったじゃん」
芳川「まぁそこはサービスしないとだから未回収の誰かじゃないと」
黄泉川「?」
芳川「こっちの話よ」
木原「百合子もいつの間にか大人になっちまうのかなぁ……だよなぁこんなに天使だもんなぁ誰に惚れられてもおかしくねぇ。嫁に行く時がいつか……あああぁぁぁぁあぁああっ!?!?っざけんな!!!百合子を嫁になんて出さねぇぞこらぁぁぁぁぁ!!!!」カシャンカシャン
番外個体「なんか一人ズレてると思ったら叫びだした。さすがあの人の元親代わりだねまったく」
17600号『こちらスネークことミサカ17600号です、作戦本部聴こえますか?そして我らが天使百合子さんはお元気でしょうか?とミサカは作戦本部に連絡すると同時に地上に舞い降りた天使のご機嫌を伺います』
黄泉川「聞こえてるじゃん」
百合子「百合子は元気だよ!えと、最っ高だぜェ!おはよう『ミサカスネーク』17600号ちゃン!」
17600号『あぁぁぁぁ受話器越しに百合子さんの吐息がミサカのみ……ハッ!!これじゃあミサカあの変態と一緒ではないですか!!!!活!!!!ふぅ、よし。大丈夫。ミサカはプロ。ミサカは中立。ミサカは派閥に属さない。おはようございます百合子さん』
番外個体「いやいやもうあんた完璧この子派筆頭じゃん」
打ち止め「常時笑顔なあの人だなんて堕ちて当然なのよ!ってミサカはミサカはそれでもセロリ派筆頭としてミサカのあの人への愛は変わらないことをここに宣言してみたり!」
木原「俺の息子と娘愛されてるなちくしょう幸せだでもどっちも嫁にも婿にもやらん」
百合子「?じゃァ百合子お父さンとずっと一緒にいれるね!あ!『めっちゃ幸せ』?」
木原「どうしよう泣けてきた」カシャンカシャン
芳川「涙腺装備してなくてよかったわね」
黄泉川「もういいからさっさと報告!無駄話だなんてほんとあんたらしくないじゃん!そんなじゃ警備員への推薦状出せないぞ!」
17600号『それは大変こまりますすみませんでした』
番外個体「教員じゃないうちらは黄泉川の推薦が無いと多分無理だもんね~」
黄泉川「色々手を回して、最終的にはあいつとアレイスター動かして新部署でもなんでも作らせるから実際はなんとかなりそうなんだけどな。世の中コネを持ったもん勝ちじゃんね」ハッハッハ
番外個体「悪い顔じゃん」ギャハッ
<ミサカ17600号>
一方通行の親友
プロスネークの名前通り依頼主の是非を問わず数々の任務をこなすプロ
番外個体と一緒に近いうち警備員の職につく予定にある
百合子の笑顔に回路を焼かれた妹達の一人
17600号『対象はファミリーサイドから出た後、久しぶりの決め台詞『学園都市第一位の』うんぬんを決めた後、なにやら天をあおいで独り言を始めましたよ』
番外個体「……なにそれあの人大丈夫なのそれ」
芳川「平気よ。17600号、最初にお天気のことを言っていなかった?」
17600号『そうですね、今日は雲は多いがどうたらこうたらと……』
芳川「ほらみんな、いつものあれよ」
黄泉川「あぁ、下準備じゃんね」
番外個体「そっかあれか。長かったねほんと丸一日とか」
打ち止め「それ以上言っちゃだめよってミサカはミサカはリアルを持ち込む番外個体に警告してみる!」
木原「んだぁ?あのクソガキが何をやってるのかテメェらは理解してんのかよ?」
百合子「百合子妹だから分かるべきだよね……ンン?あっくンはお天気おねェさン?」ンー
芳川「違う違う。あれはね、いつもの……」
芳川「天上の意思受け入れ準備、よ」
一方通行「さァて……いい加減どこいくか決めないとな」
一方通行「なンか滅茶苦茶足止めくらってたよな……まァいい」
一方通行「ちと雲が多いが空が青い、夏っぽい空模様だ」
一方通行「これからドンドン暑くなるだろうしな……どこか店に入るとすっか」
一方通行「そうなァ」
一方さんが向かうのは
1「そういやあの日記帳むき出しだったな……ちったァ洒落たブックカバーでも探しにいくか。あのサイズがあるといいが」文具屋へ
2「少し遠出でもしてみるか……なンか魚類が見てェ」港へ
3「飯食ってからにすっか……ちょうどあの店が近いな。久々に行くとするか」美食倶楽部へ
4「しかい暑い……どっか適当な……なンだありゃ。まァいい……」謎の漬物屋へ
5「暑いときは足元から涼しくだったか?そういやこの靴通気性ねェな……買いに行くかァ」靴屋へ
このレスから先着5レスで多数決です。無効があった場合は下に繰り下げです><
一方通行「漬物屋……なンでこンな渋いもンがこの街にあンだ?」
「いらっしゃいませなのでございますよー」
一方通行「」
「学生様にはこちらの普茶漬などいかかでしょう?あ、道を?道……えぇ、信仰の道は長くて遠いのでございます」
一方通行「」
「それでもわたくしは神に、天上におわす父に生涯お仕えして……あぁ、普茶漬の話でございましたー」
一方通行「」
「あ、ところで学生様能力者とお見受けいたしますのですが」
オルソラ「梅干しと、お話できますか?」
一方通行「てめェはここでなにしてンだオルソラァァァァァァァァァァァァァ!?!?!?!?!!?」
オルソラ「あ、あーくんなのでございますよー」イラッシャイマセー
一方通行「いや、そういうのは……はァァァ?お前、本当何してンのマジで」
オルソラ「あーくん、こちらの方に学園の園の道を教えてあげてください。わたくし先日こちらにきたばかりで未だ道がわからなくて」
一方通行「今そこ拾うのかそいつ涙目だなほンと。あー、すぐそこに風紀委員の詰め所あっからそっちに聞いてくれ。今こっちを流すわけにはいかねェ。突っ込みおっつかねェよお前ほンとここで何してンだオルソラお前」
オルソラ「あーくん相変わらずゼブラさんなのですねー」
一方通行「うるs……あァまて落ち着け俺……ここは……」
一方通行「オルソラ、お前背ェ伸びたか?」
オルソラ「実は梅干しの話を最大主教様にしていましたら……」
一方通行「よっしゃ誘導成功」グッ
オルソラ「『そんなに梅干しと話したければ学園都市で能力者でもなんでも探せばよきことよもぉぉぉぉおおおおお!!!布教がてら滞在を許可せしめんからさっさといねぇぇぇぇぇぇぇぇええ!!!!』と、こちらに移ることを許可されたのでございますよ」
一方通行「……ンで、なンで漬物屋に?」
オルソラ「神裂さんに『梅干とお話できる方はどういったところに行くのでございましょう?』と聞いたところ、『本職の方か、よくそこに脚を運ぶかたが良いのでは?日常的にお話ししているでしょうから』とのことでしたので、丁度バイトを募集していましたこちらにて働き始めたのでございますよ」
一方通行「かおり……あいつ」ハァ
オルソラ「?」
<オルソラ=アクィナス>
一方通行の親友
紹介が遅れたのは忘れてたんじゃないよほんとだよ
会話の次元が一つどころか何層も上の存在。気がつくとこちらが突っ込みに回されている
梅干しとの会話を探求しているうちに学園都市へやってきた様子
一方通行を『あーくん』と呼ぶことに許可を出させた唯一の存在。だってそうしないとこいついつまでたってもシマウマさんて呼ぶンだもンなンなのこいつ
一方通行「……色々突っ込みてェが、まァお前が元気にやってンならいい。来るなら教えろよ水臭ェな」
オルソラ「そうでございますねぇ、あーくんにお便りをお送りしようと思ったのでございますが、今回は以前のように短い滞在ではないので迷惑をおかけするとも思いまして」
一方通行「……いや前にお前がここ来たってか、俺がお前を見つけたときももうなンてか迷惑どころの騒ぎじゃなかったろなにをいまさら」
オルソラ「まぁ、あーくん」
オルソラ「それは回想への前フリでございますねー」ワクワク
一方通行「やめろそういうこと言うの」
回想 とある天然シスター編
一方通行「親友も9998人か……思えば随分遠くまできたもンだぜまったく」ツカツカ テクテク
一方通行「あと、一人。ンで、最後はあいつだな。ったく、こっちでもバカな真似しやがって」ブtブツ
※現実の芳川さんは一方さんの見ていた夢を知っているためその通りになっているように見せるように動いています。実際は健康です
一方通行「つってもなァ……ダチが増えてから色々忙しいし……今はたまたま暇だが、午後からは白井やらと遊びにいくことになってンもンなァ」
一方通行「どっかにいねェかなァ、友達募集みてェなやつ。友達じゃなくても同士募集みてェな」
一方通行「」ウーン
一方通行「……とりあえず、駅前でも行ってみるか」
一方通行「おォおォ人がゴミのようだ。あーポケットティッシュを配る業者の多いこと。誰か友情も配ってませンかねェ……」
「イギリス清教~イギリス清教はいかがでございますか~」
一方通行「……ンだありゃ」
「神は迷える子羊をいつでもお迎えするのでございますよ~わたくしどもと一緒にイギリス清教いかがでございますか~」
一方通行「……いたよ同士募集してるみてェな奴。でも、あれはなァ」
「イギリス清教~~イギリス清教いかがでございますか~~」
一方通行「ってかイギリス清教ってあの暴食シスターやらかンざきやらアニェーゼやらオリアナやらと一緒か……あァ、まさかあいつがこないだイギリス女子寮に行った時に学園都市で普及活動をしに行ってて留守にしてるっていってたシスターか?無茶苦茶だろ……」ツカツカツカ
「イギリス清教~今なら洗礼つきなのでございますよ~」
一方通行「いや洗礼はいつ受け付けてもやってやれよンでおいお前」
「はい?あら、子羊ではなく迷えるシマウマさんが……」ドシマショウ
一方通行「黙れ。ポケットティッシュ配る感覚で勧誘してンじゃねェよ……あァー……」
一方通行「イギリス清教女子寮のオルソラ、だな?お前」
オルソラ「はい!オルソラ=アクィナスというのでございますよー。あら?どうしてわたくしの名前をお知りで?」ナゼデショウ
一方通行「かンざきやらの知り合いだ。なァに科学の街のど真ん中でアホなことしてンだあンたは」
オルソラ「科学の街のど真ん中、におわすシマウマさん。ふふふ、なんだか面白うございますね」フフフ
一方通行「聞けこら。シマウマとかやめろなンだそりゃやめろ俺は一方通行ってもンだ」
オルソラ「ところでシマウマさんはこちらでなにを?」
一方通行「なにをってお前に俺が聞いてンだろって話し聞けよもォォォおォォォおおおおお!!!シマウマさンは本当にやめろ頼むからやめろォォォォォォ!!!」ウガー
オルソラ「あ、では一方通行さんということで、あーくんとお呼びいたしますね」ニコッ
一方通行「こういうとこだけ伝わってるよなンなのこいつほンとなンなの……」ハァ
オルソラ「?あーくん何かお疲れでございますか?」
一方通行「お前が言うな原因め……くっそなンだこれ学園都市第一位の頭脳がここまで振り回されてちくしょうなンだこれ助けて闇咲くン」グスッ
オルソラ「えぇ、実は色々と布教の方法を探っていたのでございますが……」
一方通行「あァ?」グスン
オルソラ「新聞折込も許可がおりませんし、お宅を訪問してもダメ。どういたしましょうかねーとあたりを歩いていましたところ、こちらで熱心に己が企業を宣伝している方々の姿を眼にいたしましたのでございます」スッ
一方通行「あァ、ポケットティッシュ裏の広告なァ」
オルソラ「そこで私も真似をいたしましょう!と思いまして、こちらで布教活動をしていましたのですよ」ニコッ
一方通行「……ンなことで、人集まるわけねェだろがよ。実際どうだったンだ?ひっかかるバカはいたか?」
オルソラ「あ、それではあなた様が神裂さんとお友達になったという学園都市の第一位の方でございますね」アラマァ
一方通行「戻ったァァァァ!?!?ちっくしょ……ン?」
オルソラ「あの神裂さんがお顔を真っ赤にしてらっしゃいましたので、シェリーさんがはしゃいでおりましたねー」ウフフ
一方通行「(……会話のベクトルを逆算。こいつは突拍子も無い話をしてるンじゃなくて前後してるだけ。相槌には普通に返してる。よし、ここで、あれが、こうなって……)」
一方通行「お前、胸でかいな」
オルソラ「いえいえ中々に信仰を分かってくださる方もいましたのでございますよー」ニコニコ
一方通行「おォォ、俺すげェリスキーな台詞だったけど合っててよかった」ホッ
一方通行「ってかマジか。この街でお前の話しに興味持った奴がいンのかよ……」
オルソラ「えぇ、神の教えの一説を聞いていただけて、学園都市でも積極的に布教活動を許可してもらうための署名と、コメントもいただきましたのでございますよー」スッ
一方通行「おォ、ほンとに結構な数ありやがる……ンだァ?大戦やらなンやらあったせいで信仰に目覚めるバカでも……ン?」
職業:高校生
『迷える子羊を……もてない男性とかを フヒヒ 色々と慰めてあげる活動も必要だと思うでござる デュフフ』
一方通行「……」
オルソラ「貴重なご意見なのでございますよー。肩揉みをさせていただきましたー」フフフ
職業:とある高校生
『最高やーーー!!!天然系シスターさん最っっっ高に萌えますやーーーーーーん!!!!』
一方通行「……」
オルソラ「なんだかお喜びいただけてわたくしも嬉しゅうございました。写真も目一杯撮りましたねぇ」フフフ
職業:自営業ですが 社 長 です
『今度はその、バニーとかそういう目立つ格好とかでするといいんでないですかね!いや!いいと思いますよ是非!!』
一方通行「……」パカッ パシャッピロリーン ピッピッピッ
オルソラ「なんだか熱心にアドバイスいただけて、今度持ってきてもらうことになりましたのでございますよー。あら、あーくんどうしました?アンケート用紙を写真に撮って、メールの後お電話ですか?」アラアラ
一方通行「あ、滝壺か?お前ンとこの旦那が浮気疑惑だ」
一方通行「良いことした」フゥ ピッ
オルソラ「あら、それはようございましたね」ニコッ
一方通行「……あンな、シスターさンよォ」
オルソラ「はい、なんでございましょう?」
一方通行「あー。言いにくいンだがその、話しを聞いた奴、つまりは署名した奴はな、その、信仰に興味があったわけじゃねェと思うンだが……」
オルソラ「あら……」
一方通行「いや、なンかすまン。でもよ、これであンたが張り切っていざ本当に勧誘する時にくじかれるといけねェと思って……」
オルソラ「……」ニコッ
オルソラ「承知しているのでございますよ。あーくんは優しい方でございますね」
一方通行「!?」
オルソラ「今日お話を聞いていただけた方々が本当は神の教えに興味がないということは、分かっていました。あの……恥ずかしいことなのでございますが、わたくしはその、どうも殿方の目を集めやすいようで」
一方通行「……」
一方通行「分かってて、そんな邪な感情であンたに近づいたって理解してても、あンたは……?」
オルソラ「嬉しく思います。もちろんです」ニコッ
オルソラ「どういったおつもりであれ……わたくしのお話を聞いていただけました。わたくしどもの布教の歴史では、石を投げられるようなこともございましたので、それだけでもとてもありがたいのでございます」
オルソラ「……邪な感情、そうったものだけで判断してはダメなのでございますよ」
オルソラ「邪なればこそ、悪心なればこそ、貧しさあればこそ、そこからお救いできるのでございます」
オルソラ「もちろん最初から神の教えに興味がある方がいらっしゃれば嬉しゅうございますが、多くは求めません」
オルソラ「たとえどんな感情であれ、わたくしどもに興味を持っていただけて。教えを聞いていただければ。そうすれば、きっとその方の心のどこかに教えは生きるはずでございます」
オルソラ「神の教えは平等でござますから」
オルソラ「人も、みな平等。なのでございますよ」ニコッ
一方通行「……」
一方通行「……ンなわけあるか」
オルソラ「?」
一方通行「平等だってンなら……なンであいつらはあンな目にあった?」
オルソラ「……」
一方通行「神とやらがいるンならよォ……どうしてあいつらを救ってやらなかったンだ?」
オルソラ「……」
一方通行「お偉い神様とやらは……どうして俺を止めなかった!?!?どうして俺を殺してあいつらを生かさなかった!?!?どうしてだよ!!!!」
オルソラ「……」
一方通行「10031も命を見逃した神とやらの教えがどうして平等だァ!?!?その命を刈ったクソッタレを見過ごす神のどこが平等なンだよ!!!あァァァァ!?!?」
オルソラ「……」
一方通行「そうだ……俺は今はあいつら代わりに生きてる!!でもよォ!!!ほンとは間違ってンだよ!!!!俺みてェなクソッタレが生きてるのは!!!!俺が!!!俺があいつらの代わりに死ぬべきなンだ!!!平等だってンならそうあるべきだろ!?!?」
オルソラ「……」
一方通行「お前ら宗教家やらの言い分はいつも上からだ!!!弱く生きる人間に手を差し出すだの!!!!あなたたちと私は同じだのなンだの!!!!自分達がまぶしすぎて違いなンて明らかなのも知らねェで!!!!闇に!!!!!暗部に生きた人間がどれだけ!!!!どれだけ汚れているか!!!!それがどれだけ苦しいか!!!!!」
オルソラ「……」スッ
一方通行「あンたみたいな善人と俺が!!!一緒なわけが!!!平等な、光なンて!!浴びていいはずねェだろォォォォがァァァァァ!!!!」
フワッ
一方通行「!」
オルソラ「大丈夫ですよ、あーくん」ギュッ
一方通行「離せ」
オルソラ「苦しかったですね。事情は知りませんが、ずっと悩んでいらっしゃたのでございますね」ナデナデ
一方通行「離せ!」
オルソラ「きっとこれまでも同じようなことを言ってくれる方はいたのでしょうが、それでも、それでも心の奥ではずっと」
一方通行「うるせェ!!離せ!!!!!」
オルソラ「優しいのでございますね、あーくんは」
一方通行「黙れクソシスター!!!俺は!優しくなンか!!!命を!!!あいつらを!!!!」
オルソラ「それでも、どれだけ自分が間違っていると思っていても、苦しんでも、その殺めた方たちのために生きているのでございますね」
一方通行「……」
オルソラ「並大抵の心ではできませんよ、あなたと同じ贖罪は。あなたは立派です。あなたは優しい方です。神の教えを体現しているようなお方にこの街でお会いできて、わたくしは嬉しく思いますよ?」
一方通行「そンなことは……ねェ。俺は、俺はクソッタレの、殺人鬼で」
オルソラ「いいえ。あなたはわたくしと同じです。誰がなんと言いましょうと、あなたを糾弾しようと、神とわたくしだけはあなたを許します」
オルソラ「神の前にはみな平等。わたくしとあなたとの間に、なにも隔たりなどないのでございますよ。一方通行さん」ニコッ
一方通行「オルソラさァァァァァァァァァァン!!!!」ウワァァァァァァァァン
オルソラ「ふふふ、お泣きくださいませ」アラアラ
一方通行「うゥっ……あったけェ」エグエグ
オルソラ「ふふふ、あーくんは泣き虫さんなのでございますねー」ヨシヨシ
一方通行「ち、ちげェよ泣いてなンかねェよこれはその、ポカリだっての」グシグシ
オルソラ「それは病院にいかないといけないのでございますよー」クスッ
一方通行「あァほンとだなァ止まらねェよちくしょうなンだこれちくしょう」エグエグ
17600号「……」
オルソラ「どうぞ止まるまで胸をお使いくださいませ。ところであーくん?」
一方通行「あァ?」
番外個体「」
オルソラ「なんだかお年は離れているようですがそっくりな顔のお三方が先ほどからこちらを見ていらっしゃるのですが」ドナタデショウ?
一方通行「そっくりな顔だァ?どこn……」ハッ
打ち止め「」
オルソラ「あら?あーくん今度はお顔からポカリなのでございますよー」クスクス
一方通行「あ、あっはははァ」ダラダラダラ
17600号「あなたに女の友達が出来る気配がしたら即座に連絡とのことでしたので」ハァ
番外個体「しかもなんだか騒ぎ出したっていうから急いで駆けつけてみたら」ワナワナワナワナ
打ち止め「……こんな往来で、胸に、顔を、埋めて、ってミサカは、ミサカは、なにを、してるのって、あなたに質問してみたり」ワナワナワナワナ
一方通行「ちょ、ちょっと待てお前ら。話せばわかる。たしかに俺もヒートアップしすぎてここが天下の往来で駅前で滅茶苦茶人通りがあってさっきから色んな野朗から殺意の視線が送られていたことにようやく気づいたがちょっと待ってマジで」バッ
オルソラ「もう胸はお貸ししなくてよろしいのでございますか?」
番外個体「ヒートアップ!?おか、犯す!?!?胸、胸を!!?!」ビリビリビリビリッ
一方通行「まて、落ち着け。落ち着いてくださいマジで。話せばわかるって。あァァシスター!あンたからもこいつらに事情を!!!」
オルソラ「む、胸が大きいと、その、ストレートに褒められますと、わたくしもさすがに少々恥ずかしいのでございますよぅあーくん」カァァ
一方通行「しまったァァァァァァァァァァ今そこかァァァァァァァァァ!!!!!!」
番外個体「へ、えぇぇ!胸が大きいって!そう!!褒めたの!?滅多に褒めないあなたが!?それに、へぇ!!あーくん!!!へぇ!!!!!かたくなにあだ名呼びを認めないはずのあなたが!!!!へぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!」ビリビリバリバリバリバリバリバリッ
打ち止め「上位個体権限により番外個体の戦闘能力に関する制限を限定的に解除。コード2002-xxxxxx-xxxxx 認証。全個体は番外個体のパーソナルリアリティ補助へ……」
17600号「はーいこっから先には入らないでくださーい、と、ミサカは通行人が巻き込まれないように交通整理にいそしみます」
一方通行「話を聞いてくれ頼む頼みます番外個体さ」
番外個体「真っ黒焦げになりなよ白モヤシィィぃぃぃっぃいっぃいっぃぃぃいいいいいいいいいいいいい!!!!!!」
バリバリバリバリッ ドシャーーーーーーーーーーン!!!!
116 : VIPに... - 2011/07/17 16:39:20.38 Nd4WHJhIO 35/249毎度気になってたんだけど、なんでコードは2002なの?
117 : 鹿児島くン ◆q96FT5l1ZULn - 2011/07/17 16:47:12.00 LCcTnPWi0 36/249>>116
嘘だろ……嘘だろ……?
マジかよ……
バッシャァァァァァァァァァァァァ
118 : VIPに... - 2011/07/17 16:49:12.09 ANQoAfkDO 37/249『数字音痴』の>>1wwww
ファミリーサイド
番外個体「ご、ごめんねシスターさん!あなたがそんな、その、この人慰めてあげてたなんてミサカ達知らなくって」ペコペコ
オルソラ「いえいえ、おかまいなくなのでございますよー」ニコニコ
番外個体「あぁああまだ話を聞いてくれない!やっぱり怒ってるよねそりゃそうだよねうわぁぁぁん!!」
17600号「いええ、どうやら彼女は独特の会話方式があるようで、彼がおきれば大丈夫かと」
打ち止め「ミサカがコードまちがってたから多分もうすぐ気を取り戻すかも!ってミサカはミサカは希望的観測をのべてみる!」
一方通行「」シーン
黄泉川「まったくもう、桔梗が用事でいないからって仕事中に呼び出すのは勘弁しろじゃんよ」ハァ
番外個体「だってこの人背負って帰るには距離が結構あったからさぁ」
オルソラ「それで、みなさまはあーくんのご家族なのでございますね?」
黄泉川「そう言っていいのか分からないしこいつは認めてくれないかもじゃんね。あと一人大人がいるんだけどな。この子がなんだか世話になったみたいじゃん。ありがとう」
オルソラ「いえいえ、みなさまはどう見ても家族でございますよ。わたくしもまた一人救う手助けができたことを嬉しく思うのでございますよ。あーくんはわたくしなどが説かなくとも分かっていましたことでしょうが。こんなにも素敵なご家族がいらっしゃるのでございますから」ニコッ
番外個体「家族、かぁ。この人も、そう思ってくれてるのかな。いやいやミサカはどうでもいいけどさ、やっぱ同じ家に暮らしてるのに赤の他人って認識じゃ悔しいってだけで」
打ち止め「ミサカもそう思ってて欲しいなぁってミサカはミサカはこの人の頭を撫でながら呟いてみる」
17600号「あ、ミサカはまたこういう時ハブな感じなんで帰りますねちくしょうアットホームどもめちくしょう」
オルソラ「みなさんの想い、きっとあーくんに届いていますよ」
オルソラ「ここにきてわたくし感じました。彼を受け入れるような暖かななにか」
オルソラ「あーくんにとってここは紛れも無い自分の家で、あなた方は家族だと」
オルソラ「きっとそう感じているはずなのでございますよ」ニコッ
一方通行「……」
黄泉川「そうかな、うん、そうだと嬉しいじゃん」
番外個体「ま、悪い気はしないよね」ギャハッ
打ち止め「素直じゃないんだから~ってミサカはミサカは番外個体の肩を叩いてみる!」
番外個体「全然届かなくて背中強打してるだけだからやめてよおちび痛いからほんとそれいたいからね」
オルソラ「ふふふ」ニコニコ
一方通行「……(家族、なァ)」
一方通行「……」
一方通行「う、うゥン?ンだァ?いつのまに家に帰ってンだァ?」
翌朝!
一方通行「頭いてェ……」ズキズキ
番外個体「おっはよ第一位。ぎゃっはそりゃそうだよね!昨日あれからあのぶっ飛びシスターさんの会話を成立させるために気を回しっぱなしだったみたいだし」
打ち止め「おまけに約束をすっぽかされたおねぇさまたちまで乗り込んできて大騒動だったもんね!ってミサカはミサカはレディとの約束を守れないなんてダメダメなんだからとあなたをしかってみたり!」
黄泉川「ほんとじゃん。おまけにあんたの巨乳好きが露見して変な空気というか、白井と初春はすさまじく落ち込んじまうし、御坂は暴れるのが増すし、佐天はなんだか複雑な顔になるし、オルソラは顔赤らめっぱなしだし、阿鼻叫喚だったじゃん」
一方通行「やめろもうやめろそれ以上言うなマジで」ズキズキ
番外個体「ほんっとだよねぇ~黄泉川ぁミサカ達気をつけてないとこの白モヤシに襲われちゃうじゃんね~」ニマニマ
黄泉川「そうじゃんね~巨乳は困っちまうじゃん」ニマニマ
打ち止め「む~~!ミサカだって大きくなるもん!ってミサカはミサカは~~~~!!!」キーーーーー!!
一方通行「ンな性癖ねェよなァにが巨乳だばァか。お前らのそれは贅肉じゃないンですかァ?」
芳川「おはよう。突然だし留守にしてたから知らない話題だけどとりあえずその子抑えておいてね」コポコポコポ
番外個体「おはよ、了解」ギチッ
黄泉川「おはようじゃん。全力で任せろ」ギチッ
打ち止め「アイアイサー!ってミサカはミサカは小ささをいかしてこの人の足の甲に乗っかってみる!」
一方通行「やめ……おい待てやめろお前ら離せ!!やめ、おい!!!」
番外個体「どぉぉぉしたの第一位?あんたの大好きな巨乳が押し付けられてるよぉ?喜ぶとこじゃなぁい?」ギチギチッ
黄泉川「それともぉ?あたしらの、何だっけぇ?贅肉にゃあ興味ないじゃん??それじゃあ最期までせいぜい堪能するがいいじゃんよぉ」ギリギリッ
打ち止め「ミサカは、あの、あなたの足に、その。お、お尻とかどうですか!?!?ってミサカは、ミサカは~~~~~~!!!」カァァァ
一方通行「何の話してンだお前らとにかく離せ離してお願い聴こえてくるンだよコポコポとあの音がァァァァァァ!!!!!」ウワァァァァ
芳川「私だって隠れ巨乳っていう裏設定があったのに!!!!!!」バッシャァァァァ
一方通行「それはお披露目の機会がなかったから仕方nあっつァァァァあああああァァァァァァァ!!!!」
一方さん自室
一方通行「朝から酷ェ目にあった……」カチッ シュパッ カチッ
一方通行「……あいつも悪ィやつじゃねェンだか、ちと大人数と合う時にいられると困るかもな」
一方通行「しばらくいるとか言ってたし、そだな、学園都市の案内にでも連れてってやるか誘って……」
ピリリリリリリッ
一方通行「と思ったらメールきたよちくしょうンだよみンなして早ェよそしてなンかこの感じ懐かしいなおい」
20××/ ○/○○ 7:10
From:mettani-sinain-dakarane.@○○○
Sub:
親愛なるあーくんへ
おはようございますなのですよー
元々は起きるのは早いのですが、時差ボケのせいでこんなに遅くなってしまいました
あーくんは起きてらっしゃいますか?
昨日は素敵な出会いに感謝いたしております
わたくしは一週間ほどこちらに滞在するのでございますが
もしもその間にあーくんがお暇な日がありましたら
一緒にお食事などどうでございましょう
わたくしとあんなにも辛抱強くお話ししていただける方はそういませんでしたので
お付き合いいただければとても幸せです
お返事、お待ちしていますね
あなたの友 オルソラ=アクィナスより
p.s
誰にも平等、とは言ったのですが
胸までお貸ししたのは、あなた様が始めて、でございますよ
一方通行「……俺、滅茶苦茶気ィ使わせてたンだなァ。俺のが使ってたつもりだったが」ハァ
一方通行「……あったかかったな。あれが聖母ってやつなのかねェ」
一方通行「……けっ、世話かけさせた礼だ……ここにいる間は毎日、ランチでもなンでも付き合ってやるっての」
一方通行「俺が腹の底まで話した、数少ない相手、なンだからよォ」
登録番号:9989
分類:親友
オルソラ
登録完了!
回想 終
おいまたか>>1
一方さん自室
一方通行「朝から酷ェ目にあった……」カチッ シュパッ カチッ
一方通行「……あいつも悪ィやつじゃねェンだか、ちと大人数と合う時にいられると困るかもな」
一方通行「しばらくいるとか言ってたし、そだな、学園都市の案内にでも連れてってやるか誘って……」
ピリリリリリリッ
一方通行「と思ったらメールきたよちくしょうンだよみンなして早ェよそしてなンかこの感じ懐かしいなおい」
20××/ ○/○○ 7:10
From:mettani-sinain-dakarane.@○○○
Sub:
親愛なるあーくんへ
おはようございますなのですよー
元々は起きるのは早いのですが、時差ボケのせいでこんなに遅くなってしまいました
あーくんは起きてらっしゃいますか?
昨日は素敵な出会いに感謝いたしております
わたくしは一週間ほどこちらに滞在するのでございますが
もしもその間にあーくんがお暇な日がありましたら
一緒にお食事などどうでございましょう
わたくしとあんなにも辛抱強くお話ししていただける方はそういませんでしたので
お付き合いいただければとても幸せです
お返事、お待ちしていますね
あなたの友 オルソラ=アクィナスより
p.s
誰にも平等、とは言ったのですが
胸までお貸ししたのは、あなた様が始めて、でございますよ
一方通行「……俺、滅茶苦茶気ィ使わせてたンだなァ。俺のが使ってたつもりだったが」ハァ
一方通行「……あったかかったな。あれが聖母ってやつなのかねェ」
一方通行「……けっ、世話かけさせた礼だ……ここにいる間は毎日、ランチでもなンでも付き合ってやるっての」
一方通行「俺が腹の底まで話した、数少ない相手、なンだからよォ」
登録番号:9999
分類:親友
オルソラ
登録完了!
回想 終
オルソラ「そんなこともありましたねぇ」ウフフフフ
一方通行「日数的にはそンな経ってねェけどな。そ考えるとお前けっこう学園都市来てるンだなそういえば」
オルソラ「ここ最近色々とございましたから。わたくしもここは好きなので大歓迎なのでございますよ。面白いことがたくさんありますし、あーくんもおりますし、ね」ニコッ
一方通行「はいはいどォも。そういやどこ住ンでンだ?ってかいつからいンだよここに」
オルソラ「今朝着きましてございますよー。荷物は二十二学区の教会の方に送ってありまして、しばらくはそこの寄宿舎をお借りしようかと。とにかく漬物屋をと街に出たら、たまたま本日オープンなのにバイトが見つからなかったこのお店とであったのでございます。そこにあーくんも来てくださるなんて、神のお導きでございますねー」フフッ
一方通行「いや驚くべきはお前の行動力だけどよ。そか、まだ決まってねェのか……おい!店主!!!」
「はいはいどうも……あのぉ長話はちょっと……長話どころの騒ぎではないのですが」ヒクヒク
一方通行「うっせ客も来ねェくせにそもそも店構えが悪ィはンだこれは……とりあえず、ここに今並ンでる商品全部よこせ」
「は、はぁぁ!?!?」
オルソラ「あ、あーくん?」オロオロ
一方通行「手配しておくからこの学区の中くらいにある貸し倉庫に運べよ。そンでこいつは今日あがりな。十分だろが売り上げ的には」
「あ、そ、それはそうですが、あなた、いえ、あなた様はいったい……」
一方通行「あと三日ほど休業な、知り合いのデザイナーに店構えを変えるように頼ンでやる。そっちの費用も全部だすから文句は言わせねェぞ。あァ、金の心配とかいらねェよ。ほれ、ID」ポイッ
「あ……は、な、えぇぇぇぇぇぇ!?!?!?学園都市第一位ィィいぃぃぃぃいいいい!?!?!?!?」
一方通行「学園都市第一位の頭脳、とコネと財力、舐めてンじゃねェ!」キリッ
オルソラ「あ、あーくんその、わたくしのためにそこまでしてもらわなくとも……」オロオロ
一方通行「良い家探してやりてェし、働く場所だって立派にしてやりてェだろ。気にすンな、俺のおせっかいなンだからよォ……前の、お前みたいな」カッカッカ
オルソラ「あ……わたくしはその、見返りを求めていたわけではないのでございますよ?あの、あれは」
一方通行「あァ?……お前が言ったンだろがオルソラ。俺だってお前と一緒だっての」
オルソラ「な、なんのことでございましょう……?」
一方通行「お前がせっかくこの街に住むことになったンだ……歓迎くらいさせろ。俺だって見返りなンて求めてねェよ。ダチがダチの面倒みてやるのは当然だろうが」
オルソラ「あーくん」キュンッ
一方通行「あー、つってもなァ俺あンま不動産とかは詳しくねェな」マイッタ
オルソラ「」ボー
一方通行「そだ、垣根ならマンションも作ってるし顔が利くかもな。このあたりにいい物件ねェか探してもらうよう頼ンでみっか」
オルソラ「」ボー
一方通行「それでも今日中は難しいかも、か。おいオルソラさァン?」
オルソラ「……はっ。あ、はい!なんなのでございますかー!?」
一方通行「急に元気なお前」
オルソラ「わた、わたくしは常に元気なシスターさんなのでございますよー!そう、シスターさんで、あの、一人の男性と添い遂げるというのはあのちょっと困るのでございますよ」アワアワ
一方通行「?よく分かンねェけどよ、今日はとりあえず俺ン家に来てもらっていいか?あ、会わせてェやつもいるしな」
オルソラ「お、お家にでございますか!?ちょ、ちょっと待って欲しいのでございますよー!あーくん落ち着いてください!わたくしの、あの!話を!その!聞いていましたか!?!?」
一方通行「あァ?声小せェからよく分かンねかったって言ったろ。いいから、ほら。家に」グイッ
オルソラ「あ……あ……」
オルソラ「わたしの話を聞けェェェェェェェぇぇぇぇぇええええええ!!!!!」バッシャァァァァァァァ!!
「あ、オルソラさんそれ大事なぬかで……」
一方通行「まさかてめェにそれを言われる日が来るとは思わなかったわうぎゃァァァァァァァァあああああああああああ!!!!!!!!」
オルソラ「友としてのお気持ちならそうならそうと最初から言って欲しいのでございますよー」アセリマシタ
一方通行「いやいや俺は最初から一貫してその主張曲げてねェよこら俺の言い方が悪いみたいな風にしてンなこらくそなンだぬかの成分ってわかンねェよちくしょう少し口に含むしかねェってのかこの臭ェェェのを」プ~~~ン
オルソラ「あはははは」ジリッ
一方通行「ちょっと引いてンなおらシスターこらてめェ」
「こ、これが学園都市で選定したときのうちのぬかの成分です」ジリジリッ
一方通行「おォ店主でかし……てめェまで引き気味なのはどォいうことだおい」
「いやぁ私味は隙ですし作るのも苦じゃないんですが漬物の臭いってどうも苦手で」ハハハ
オルソラ「ですんで接客担当を雇っていたのでございますよー」
一方通行「そうかよちくしょう……えっと……よしOK。臭い成分まで完璧に飛ばすとなるとここまで分かってねェとちと難儀だからな」
カチッ シュパッ カチッ
一方通行「どォだ。お、なンか分かったぞおい。なンか俺消臭能力極めたぞ。ぬか以下の臭いならたちどころに消せるようになったぞなンだこれしょうもねェ」
オルソラ「あーくん、しょ~うしゅうるぃくぃ~~~~と謳うのでございますか?」ワクワク
一方通行「うるせェよ鼻から指やっと離しやがってちくしょう」
ファミリーサイド
一方通行「っつゥわけで住まいがみつかるまで家で預かることになった。お前らは知ってるよな」
オルソラ「おひさしぶりなのでございます」ニコッ
打ち止め「わーいオルソラさんだー!ってミサカはミサカは内心この人が獲られないか焦ってはいてもこの人好きのする笑顔の前にはそんな感情をかなぐり捨ててダイブしてみたりー!」
番外個体「って言っても1ヶ月も経ってないよね。虚構人格の騒ぎがおさまった時に少し会ったし」
黄泉川「あんときゃ色々こっちも世話になったじゃん。心置きなく過ごせばいいよ」
芳川「そうね。自己紹介が必要なのはこっちの二人かしら」
百合子「わぁ、シスターさンだ。お父さン、あれは『シスター』ことインちゃン?でもちょっと違うような気がするよねェ?」
木原「あれたぁ違うシスターだな。ガキめいい女見つけやがって」カシャンカシャン
オルソラ「あらまぁ、あーくんの妹さんなのでございましょうか?」
一方通行「察しの通りだ。まァあとから適当に話すが妹、ンでこっちがその親父だ」
百合子「あ、ここは自己紹介するべきだ!こんにちはあの、シスターさン?『一方通行妹型アンドロイド』鈴科百合子です☆」
木原「親父の木原数多だ。おい、あんたなんか肩書きみてぇなものあるか?」カシャンカシャン
オルソラ「オルソラ=アクィナスでございますよー。肩書き?とは?」
木原「この娘はちと記憶回路の問題でな、あんたをあらわすような、その、特徴みてぇなのを考えて一緒に覚えさせてやって欲しいんだが」カシャンカシャン
百合子「百合子戦闘以外ダメ子さンですから!」フンス
一方通行「いばるな。まァ適当に、でも変なのはよせよ。あまり変更は効かねェかンな」
オルソラ「そうでございますねぇ……あ!」ピコーン
オルソラ「『歌って踊れる銀河の漬物シスター』というのはどうでございましょう!?」コレデスッ グッ
一方通行「変なのはよせって……」
百合子「『歌って踊れる銀河の漬物シスター』オルソラちゃん!百合子覚えた!」
オルソラ「光栄なのですよー。仲良くいたしましょうね、百合子さん。ところで梅干しとお話しできますか?」
百合子「うン!ンン?梅干しかァ。お父さン、お父さン梅干しになれる?そしたら百合子も梅干しとお話できるね!」
木原「いやまて百合子食べられる運命にあるのは流石におとうさんも体にえらびたくねぇあちくしょうだめだこの目線を断れる自信がねぇ助けろクソガキ」カシャンカシャン
一方通行「気が合っちまったみてェだな」ハァ
その夜
黄泉川「オルソラは打ち止めと百合子連れてお風呂行ったじゃん」
番外個体「あはぎゃはっ!ただでさえ最近ガキンチョ×2で大変なのに天然×2の成分まで加わってぐったりしてるね白モヤシ!!」
一方通行「るせェ……クソガキ成分はてめェ含めて×3だろが」グッタリ
木原「俺からみりゃテメェこそだ。なんだよくそぅお父さんはダメだって!だとぅちくしょう親離れなのかこれがくそぅ」カシャンカシャン
芳川「いやいやあなたもし一緒に入ってたらただじゃすまなかったわよ色んな人が総出で潰しにかかってたからね」
一方通行「ったく騒がしいったらねェよ。ま、今日までだがな。垣根から連絡があっていい部屋が見つかった。あしたは色々買い物して、あいつをその部屋に送り届けることにする」
番外個体「あ、そ……おちびが寂しがるだろうけど、あ、あなたも寂しいんじゃなぁいこのすけこまし!巨乳成分が減っちゃってさぁ!!」ギャハッ
木原「あ、クソガキやっぱりお前もおっぱい星人だったのか。さすが俺の息子血は争えねぇ」カシャンカシャン
一方通行「またその巨乳どうこうふざけたことぬかすな性悪。てめェの血は一滴たりとも流れてねェわクソボケ。あァもういい俺は部屋いるぞォ。改築して客間と俺の部屋が増えたから問題ねェよな?おつかれっしたァ」スタスタ
番外個体「あ、おやすみ……なにさ、寂しいってとこは否定しないんだ」フンッ
黄泉川「いやぁなんだか我が家でも青春じゃんねぇ」ニヨニヨ
木原「愛されてんなぁさすが俺の息子」ホクホク カシャンカシャン
芳川「ほら、みんな写本覗きましょう。多分いまから書くとおもうから」ワクワク
ガチャッ
オルソラ「あーくん、お先にお湯いただきましたー。次どうぞ……あら?」
一方通行「」スゥスゥ
オルソラ「……机に突っ伏したまま寝ていては風邪をお引きになるのでございますよー」ヒソヒソ
一方通行「」スゥスゥ
オルソラ「起きないようでございますねー。わたくしではさすがにあーくんを運べませんので……このタオルケットをかけて差し上げることにいたしましょう」スッ
一方通行「」スゥスゥ
オルソラ「あら、あーくんこんなに分厚いご本になにを……あ、日記なのでございますね、これ」
オルソラ「いけませんいけません。いくらお友達とはいえ他人の日記を盗み見るなんて、神はお許しには……」チラッ
『------だからオルソラ---で-』
オルソラ「!?わた、わたくしのことを書いていらっしゃるようでございますね」
オルソラ「……すこーしだけ、わたくしの名前のところだけなら、きっと神も、その、お許しになるのでございますよー」
ソーッ
オルソラ「……わたくしとの出会いのことを、こんなに事細かに書いてくださって」
一方通行「」スゥスゥ
オルソラ「……あなたはやっぱり優しい方、でございますね」ナデナデ
一方通行「ンう……むにゃ」スヤスヤ
『こいつといると疲れるのは確かだ。話は聞かねェし、聞きたい話をさせたかったら一々会話を逆算して言葉を選ばなきゃいけねェ時があるし』
オルソラ「……」
『でもそれ以上に癒される、ってのも確かだ。考えは甘いし偽善だとしか思えねェけど、俺はこいつの言葉に確かに癒された。こいつの暖かさに。よく分からン。聖母ってェのはこういう奴のことを言うのかねェ』
オルソラ「聖母だなんて……まったく、シスター相手には物凄い殺し文句でございますよ、あーくん」クスッ
『まァ神の使いだろうが聖母だろうが関係ねェ』
オルソラ「関係大有りなのでございますよ。わたくしの人生ごとひっくり返すおつもりでございますか?」クスクス
『こいつは俺のダチ、それ以上でも何でもねェンだから』
オルソラ「……やっぱりわたくしは、神に仕える道を捨てることなんてできません。それは確かですが」
オルソラ「あーくん、わたくしも同じでございますよ」
オルソラ「あ、またわたくしの初めてでございますね」
オルソラ「わたくしが初めて……神に仕える者として。シスターの信仰心でもって人に施しをするのではなく」
オルソラ「オルソラ=アクィナスとして支えたいと思いましたのは」
オルソラ「わたくしも同じでございますよ。一方通行」
オルソラ「貴方様はわたくしの、一生の、友達。なのでございます」ナデナデ
一方通行「ンン……」ニヘッ
一方通行・赤裸々日記
とある天然シスターとの出会いとそいつについて
執筆完了!!!
一方通行「……最近、うちおかしいよな」
芳川「そう?」
一方通行「あァ。なァンか……オルソラがうち来た次の日くらいからよォ」
一方通行「まず、牛乳の消費量がやべェ。特に性悪とクソガキはなンなンだ子牛にでもなったンか」
芳川「さぁ、子供の流行じゃない」
一方通行「あと、飯のつけ合わせのキャベツの量。名古屋か」
芳川「キャベツタワーは圧巻よねぇ」
一方通行「なンか暇さえありゃ手を合わせてブツブツ言ってるし……オルソラに影響されたのに何故仏教だよ」
芳川「まるで神への祈りじゃないか まぁ有名な運動よねあれ」
一方通行「そンで……」
一方通行「黄泉川の……をいきなり揉みしだくのはどういうことだあれは」
芳川「それこそ神への祈りよ」
一方通行「訳分からン……精神衛生上よくねェよやめさせろあれマジで」
芳川「いやいやそもそもの原因なあなたがそれを言ってもね」
一方通行「性悪はまだしもな?クソガキみてェな身体の発育が不十分な頃から乳製品を摂取しすぎるのはよくねェンだよ。ホルモン異常を起こしたらどうすンだ」
芳川「あら、結構考えてあげてるのね」
一方通行「ったりまえだ」
芳川「さっすが……なんだったかしら?『打ち止めマジ大天使』?」
一方通行「やめろそれ俺のキャラをどうするか考え中だった時にとりあえずミサコンキャラいれとくかで安易に発言させちまったAI闇咲くン宛てへのメールを今更引っ張ってくンなやめろみンな覚えてなかったのにやめろ」
芳川「色々と、試行錯誤だったものねぇ」スッ
一方通行「はいはい公言されたくなかったらコーヒー注いでこいってことですねェ分かりましたよちくしょういいカード思い出しやがってちくしょう」グスン
芳川「私の隠れ巨乳設定の話した時にふと、ね。ちなみに、もちろんあなたのお父さんも覚えてると思うわよ」
一方通行「そうだったなクソが。お前ら脳組織焼かれろ記憶無くなれちくしょう」エグエグ
芳川「それで、あなた日記はどうなの?」ズズズ
一方通行「あァ?あー、ボチボチだ」
芳川「嘘おっしゃい。オルソラさんが来た日以来書いてないくせに」
一方通行「……なンで知ってンだ」
芳川「……このコーヒー美味しいわね」ズズズッ
一方通行「おいこら芳川、俺の目ェみろおいこら」
芳川「うん、それで、百合子の学校のことなんだけれどね」
一方通行「眼と話を逸らすなそれもちっと重要な話ではあるが今は置いとく。おい!てめ、いや、この感じ!てめェらもしかして!!あの日記の中身覗く仕掛けしてたな!?!?」
芳川「……なんのことやら」ズゾゾッ ダバー ボタボタ
一方通行「コーヒー駄々漏れだぞ」
一方通行「……合点がいった。なるほど、あいつらとてつもなくしょうもねェことしてンな」
芳川「……仕方が無いでしょう。やめさせたかったらあのレベルの褒め言葉を並べて『俺は今のお前らが一番だと思うぜェ キリッ』とか言わな……あ、ごめんなさいなんだが寒気したわ。コーヒー淹れなおして」
一方通行「おォ、俺も同意見だこの野朗」ガタッ スタスタスタ
芳川「とにかくさっさとあなたからやめるように言いなさい。まったく、愛穂まで垂れるのを防止するために大胸筋強制サポーター買ってきちゃうし」
一方通行「ブラジャナイヨー」コポコポコポ
芳川「百合子だって『あっくン大きい方が好きなンだよね!?百合子も前面衝撃吸収素材増やすべき!?』って悩みだしたしたし」
一方通行「無い頭でな」コポコポコポコポ
芳川「突っ込みはいいから。とにかくどうにかしなさいよ、もう。それか、早く日記書いちゃいなさい。新しい燃料投下されればこの騒ぎも変わるだろうから」
一方通行「人の日記をさも不特定多数が閲覧できる掲示板のssみてェに言うなぼけ。で、もう見れることを隠す気はねェのかよクソッ。厳重に保管しねェと」コポポ……カチャッ
芳川「(書いた時点で写本に反映されるから隠しても意味ないのだけれどね)」
一方通行「……」ジーッ
芳川「?どうしたのマグカップ持って悩み顔でたたずんじゃって」
一方通行「いや……」ジーッ
一方通行「お、俺がコポコポをした後は、その、ラスボスにぶっかけるのがお約束だよな?ど、どうすりゃいいンだこれ」
芳川「お約束の前に空気読みなさいよもう。貸して。はい」バッシャァァァァァァァ
一方通行「いやそれでてめェがぶっかてくる流れのが分かンねェよってあっつあああァァァァァァあああああああ!!!!」
一方通行「朝からひでェ目にあった」ツカツカ
一方通行「……まァ芳川の言うことも一理あるな。さっさと日記書いて、あいつらの気を紛らわして……」
一方通行「なンだこれちくしょう見られる前提の日記ってなンなンだよ」
一方通行「……ハッ。小学生とかが書く宿題の日記の感覚か!?先生のコメントとか書かれるあれか!?」
一方通行「……」
一方通行「ち、ちげェし!そう考えるとちょっと楽しくなってきてなンてねェし!!」
一方通行「そ、そりゃ学校なンざ行ったことねェからちっとばっかあこがれてたりはするけどよォ!」
一方通行「……まァいい」
一方通行「今度の日記は……どうすっかなァ」
1.「まァ誰か呼び出して遊ぶとするかな。えェっと、面倒だからメモリの上あたりの奴……」
2.「……そういえば、なンかダチになったときのことがよく思い出せない奴がいンなァ」
このレスから先着5レスで多数決です><無効があった場合下に繰り下がって換算します
一方通行「まァ誰か呼び出して遊ぶとするかな。えェっと、面倒だからメモリの上あたりの奴……」
一方通行「って、流石にそれはちと投げやりすぎだろ俺」
一方通行「俺のことだ、ぶらついてりゃそのうち誰かとばったりいくにちがいねェ」
一方通行「さァてと、台風とやらが近づいてンだっけかァ?雲も多いし風も強いが……」
一方通行「って、ン?」
一方さんが気づいたのは……
1.「ンだァあの『レベル5御用達レベルアッパーブレスレット』なンて路上販売は……あこぎすぎンだろ。しょっぴかれンぞ風紀委員に」
2.「メールだな……件名は『オルソラとはお会いしましたか』か」
3.「やけに学生が多いな今日……あァ、能力測定日で早いやつは上がるンだっけ?そういやあいつはどうだったかな」
4.「あの猫は……あンまり見てねェからうろ覚えだが、あいつンとこの……?」
5.「あいつらこンな時間から散歩してやがったのか……」
このレスから先着5レスで多数決です><無効は繰り下がって換算、同数の場合は先に票をあつめた方に決定です
20××/ ○/○○ 9:25
From:かおり
Sub:オルソラとはお会いしましたか?
おはようございますお久しぶりです
いきなりぶしつけな質問をしてしまい申し訳ありません
一昨日オルソラ=アクィナスがそちらへ向かったのですが
昨日、何だか珍しくいつもの感じではなくてテンションが上がりすぎたように
話がかみ合わない電話をしてきたのですが
心当たりがおありでしょうか?
あ、そんな彼女の様子を見る為に私も学園都市に向かうこととなったのですが
よろしかったらその、道案内をお願いできますか?
虚構人格の一件の後、ゆっくりお話もできませんでしたので
お返事お待ちしています
p.s
そういえば旅行中にも
お返事していただけていないことがありました、よね?
一方通行「……え、なンだろう嫌な汗をかいてきたよ」ダラダラ
一方通行「……あれだよなァ。『ごちそうさまです』のくだりのことだよなァ」
一方通行「……超電磁砲呼んでおくか?いや、あいつ今度は逆に空気ぶっ壊さずにいるなきっと」
一方通行「……構わねェぞ、と」ピッピッピピッ
一方通行「さァて、と」
一方通行「迎えに行きますかねェ、2ページ目のネタを、よォ」
閑話 『木原くンとショタセラレータ』
一方通行「きィィはらくゥゥゥン」ガタンガタン
木原「なぁんですかぁクソガキ」カタカタカタカタカタカタカタ
一方通行「ひまァ」ガタンガタン
木原「俺はめったくたに忙しいんですぅ。だからおとなしくしてやがれ。イスガタガタやめろ行儀わりぃな」カタカタカタカタカタカタ
一方通行「なンですかァ。きはらくンはよなかまでしごとをためこむようなむのうけんきゅうしゃだったンですかァ」ガタンガタン
木原「うっせ。テメェが今日の能力実験で突然熱量操作なんざ実現させたからこんなに忙しいんだからな」カタカタカタカタカタ
一方通行「はァ?」ガタンガタン
木原「ベクトルとは違ぇスカラーに依存してる法則は無理だと思ってたのによぉ。テメェがああもさくっと……」カタカタッ
一方通行「……」ピタッ
木原「出来ちまったもんだから、色々と計画書の練り直ししてんだよ。書庫への登録内容も変えねぇとなぁ。あぁ、能力名自体を『ベクトル操作』にしてなくてよかったわマジで」カタカタカタカタ
一方通行「……おれのせいかァ?」
木原「んん?」カタカタカタカタ
一方通行「おれのせいで、きはらくンいまたいへんなのかァ?」
木原「そうだって言ってんだろが」カタカタカタアタ
一方通行「……」
木原「あー……泣くなボケ。面倒臭ぇな」カタッ ガリガリガリ
一方通行「は、はァ?ないてねェよ!」
木原「大変だけどなぁ、迷惑になんざ思ってねぇよ。最っっ高だろうが、テメェの能力はまだまだ底がねぇ!今現時点でさえ公式な能力測定を行えば第一位確定のテメェには、まだまだまだまだ可能性がありやがる!最っっっ高だぜクソガキ。だから俺のやってることは大変だけど苦じゃねぇんだよ。勝手に勘違いして凹んでんな。そっちのが迷惑だわクソボケ」ワッシワッシ
一方通行「ンな!やめ!はなせ!」ワタワタ
木原「……お前やばいわホント髪の手触りやべェわ」ワッシワッシ
一方通行「やめろってンだよ!」キュピーン!!
木原「おっ、反射反射ってなぁ」バッ カカカカ
一方通行「ふンっ!さっさとおわらせろよォ。ねむてェンだこっちは」プイッ
木原「あぁ、だがこりゃ徹夜確定だわ。先寝てろ」カタカタカタカタ
一方通行「……」
木原「お前なぁ、いい加減一人で眠れるようになんねぇとこの先……」カタカタカタカタ
一方通行「きはらくンがねねェかみはってる」ジーッ
木原「そうですかぁ助かりますぅ」カタカタカタカタカタ
一方通行「……クアー」アクビ
木原「あー……くぁあッ、はぁ」アクビ カタカタカタカタ
一方通行「……ネムネム」
木原「あー」カタカタッ カタカタカタカタ
一方通行「……ハッ。……ねむそォだなきィィはらくゥゥゥン」
木原「テメェのがな」カタカタカタカタ
一方通行「……」
木原「……」カタカタカタカタ
一方通行「!」ピコーン
木原「なんだ今のアホっぽい音。幻聴聴こえてきたんか?」カタカタカタカタ
一方通行「トイレいってくるゥ」
木原「お、マジか一人でいけるんかお前。暗ぇぞ平気か?」
一方通行「なめンな、トイレまでのつうろのスイッチぜンぶつけるほうほうかくにンずみだわ」ゴソゴソ ブンッ ガンッ ガンッ パッパッパッ
木原「スーパーボールが……ったく器用になりやがって」カタカタカタカタ
一方通行「」フフン
木原「……遅ぇな」カタカタカタカ
木原「迷……いはしねぇか、もうここ来て一ヶ月は経つし」カタカタカタカタ
木原「やっぱ電気が点いてても怖いもんは怖かったのか?」カタカタカタカタ
木原「しかしさっきの得意げな顔よかったなあれ……」カタカタカタカタ
木原「ってなに考えてんだ俺は。あれはモルモット、実験材料、俺の研究への道具」ブツブツ カタカタ
「あっつゥ!!!」 ガシャンッ!!
木原「!?」カタ ピタッ
木原「今のクソガキか!?っっ!!」ガタッ!!
一方通行「あっちィ……あ、きィィはらくゥゥン!?」アセアセ
木原「……給湯室なんかでなにしてんだテメェ」
一方通行「……コーヒー、いれた」
木原「……あぁ?」
一方通行「……てめェがねむそうでこっけいだったから、コーヒーいれてやった」
木原「……お湯注ぎすぎてこぼれてきてんじゃねぇか」
一方通行「……よくわからンかったから」
木原「……おめ、急に、熱量操作の練習とか言い出したのは」
一方通行「……ちげェ。ココアのみたいときにいちいちてめェがいれるのまつのがめンどかっただけだ」プイッ
木原「まだ何も言ってねぇし」
一方通行「……」
木原「……」
木原「……」ヒョイッ
一方通行「あァ?おい、こらきはらくン、ポットちょくせつもってなにすンだァ?マグカップはこっちに……」
木原「」グビッグビッグビッグビッ
一方通行「!?」
木原「」グビッグビッグビッ
一方通行「……」ポカーン
木原「ぷはーーーッ」ゴトッ
一方通行「な、なにしてンだてめェ」
木原「まっずぅ」
一方通行「ンな!?」
木原「おめ、この量淹れるのに豆どんだけ使ってんだバカ滅茶苦茶濃いわ。フィルターなみなみまで豆入れてんなこれ。あとぬるすぎだ。これじゃ淹れたてたぁ言えねぇよ」
一方通行「」ジワーッ
木原「……一人分程度ならこのカップなら三分の一くれぇでいい。お湯も沸騰させてカルキ飛ばせ、テメェなら一瞬だろ」
一方通行「?」プルプル
木原「……今度からコーヒー係りはテメェなって言ってんだよクソガキ」
一方通行「!い、いいのかァ!?」
木原「いいもなにもあっか、俺だって暇じゃねぇんだから仕事が減るならのっかるっての。ほれ、ヤカン。今言ったくれぇの温度まで上げろ。俺が最高のコーヒーとココア淹れてやっから覚えろよな」
一方通行「あ、お、いや……う、うン!」ニカッ
木原「なんだこの可愛い生物ちくしょう」
こうしてコーヒー係となったショタセラは離れ離れになるまで木原くンに罵声とコーヒーを淹れてやり続け
木原くンはすっかり骨抜きにされてしまうのでした
閑話 おわり
空港
神裂「やってきました学園都市」
ななちゃん「」ガシャガシャ
神裂「ふふ、そうですねななちゃん。ここのところ足を運びすぎて、なんだか最初の頃のような緊張はなくなりましたね」
ななちゃん「」ガシャガシャ?
神裂「え?いや、ここは学園都市ですよ?」
ななちゃん「」……ガシャガシャ?
神裂「外から直通できる学園都市内の空港があるのかって?さぁ、でも来られているのですからあるってことですようななちゃんてばおかしなことをお言いになりますね」クスッ
ななちゃん「」ガナシャッガトシャクガイシャカガナシャイ
神裂「まぁいいではないですか。それより、か、彼はもう来てますかね?」ソワソワ
一方通行「よォ、かおり。遅くなったな」ツカツカ
神裂「あ!一方通行!お久しぶりで……杖はどうしたのですか?まさか誰かに追われて!?能力者モードに!?」
一方通行「落ち着け。ななちゃンだって敵察知してねェだろ」
ななちゃん「」ガカシャオガリシャハガシャヤガトシャチガリシャ
神裂「それもそうですね。あぁ、一方通行が本当にななちゃんのことを分かってきてくれて、とても嬉しいですよ」
一方通行「……こうなりゃ気づかないフリしてる方が疲れるからな。よォ、ななちゃン。かおりは相変わらずあっちでも泣き虫だったか?」
ななちゃん「」ガアシャッガクシャンガニシャアガエシャナガクシャテガサシャミガシシャガガッシャ……
神裂「んなっ!?!?な、なにを聞いているんですかもう!!ななちゃんも答えないでください!!!さ、寂しがってなどは!その、い、いないといえばその!!!」ワタワタ
一方通行「はいはい光栄ですゥ」ケタケタ
周りの人「(さっきからこの二人見えない三人目と喋ってる怖ぇぇぇぇぇ!!!!!)」ガタガタガタガタ
神裂「そ、それで本当のところ何故なのですか?追われてもいないのに、能力者モードに?」
一方通行「いやそのな、今、能力使ってねェンだよこれが」フフン
神裂「え!?へ、平気なんですか!?」
一方通行「学園都市第一位の頭脳、と筋肉とスタミナ舐めンなここ最近の!」キリッ
神裂「あぁ……そういえばなんだか逞しくなった、と話題でしたね。虚構人格事件解決記念パーティーでも」ドキドキ
ななちゃん「」ガソシャウガメシャンガガシャチュガウシャカガメシャンガニ……
一方通行「ななちゃンだまれ。なンだその素麺と中華麺の例え流行ってンのかちくしょう」
神裂「……もう私が背負って帰るようなことにはならなそうですかね?」クスッ
一方通行「おォ、またてめェが感極まって俺のことを押しつぶしたりしなけりゃなァ」カカカ
神裂「うっ……す、すいませんでした先日も」
一方通行「いんだよ気にすンな、もうそうそう長く死ーン状態になりゃしねェよ。まァそれでも慣れるのにちっとその辺歩いてたからよ、遅れちまったンだ。悪かったな、荷物かせほら」ヒョイッ
神裂「あ、いえ、このくらいは……」
一方通行「いいから。憧れてたンだよなァ、他人の荷物を預かって持ってやるってのによォ」キラキラキラ
神裂「あ、その、それじゃぁお願い、します」カァァァ
ななちゃん「」ガカシャオガリシャッガテシャチョガロシャイガヨシャネ
神裂「う、うるさいですよ!ななちゃん!!」
神裂「タクシーまで呼んでいただいていたとは……土御門の頃の出迎えがもう本当に酷かったのだと確信しました」
一方通行「どンなだったンだあいつのは」
神裂「……あの男、私がどんな大荷物で来てもスクーターに乗って来てですね」
一方通行「……はァ」
神裂「『ねーちんは体力バカだから、そんな荷物持ってだって走れるぜよ?道案内はするから、かってに着いて来るにゃー!』と」
一方通行「バカかあいつ、女をンな扱いしやがって」
神裂「そもそも私を女扱いするのがあなたくらいのものでして」
一方通行「そりゃァ世の男どもは見る目がねェなァ、ほら早く乗れ」トンッ
神裂「え!?あ、そのそれはどういあ!押さないでください乗りますから!」
「はいどうもお客さんロイヤルホテルカッキーで……って刀!?!?!?」
神裂「ストラップです」キッパリ
「あ、はぁぁぁ!?いやいや、それどう見ても……」
神裂「どこからどうみてもストラップです」
一方通行「おォ、ストラップだな」
ななちゃん「」ガワシャタガシシャスガトシャラガッシャプ
「いやいやそちらのまでって今なんか言ったぁぁぁぁぁ!?!?!?!?!よ、よ、妖刀!?!?!?!?」
神裂「言葉を謹んでください運転手。あまりにわたしの友人、いえ、ストラップをバカにしますとストラップがケースから落ちてしまうかもしれませんよ……?」
ななちゃん「」ガバシャッガサシャリガイシャッガチャシャウガヨシャ?
一方通行「悪ィな、運ちゃン。まァツキがなかったと思って乗せてくれよ、代金は二倍出してやっから」
「ひっ!あの、そ、それならまぁ」
神裂「だったらさっさと出発しなさいこのど素人がっ!!!」
ななちゃん「」ガシャガシャッ!
「ひぃぃぃっ!!!」
ブロロロロ……
一方通行「ほンとお前ストラップでごり押しなのな。なンか包むとかねェのかよ」
神裂「そんなことしたらななちゃんがかわいそうじゃないですか。ねぇ、ななちゃん」
ななちゃん「」ガワシャタガシシャアガシャツガギシャキガラシャイ
一方通行「いや厚着ってか、あァもうなンだお前ら面倒臭ェなもう」ハァ
<神裂火織>
一方通行の親友 一方フラグ立ち済み
旅行編にて数々のキャッキャウフフイベントをこなした末についに下の名前で呼んでもらえるようになったやったねねーちん!
キレるとキャラが変わると言われているけど当物語では終始乙女なキャラで誰だこの人状態である
でもそんなねーちんも可愛い。そうだよね。そうなのか
<ななちゃん>
神裂の親友
2メートルを越す刀、本名は七天七刀
お前AI積んでんだろと最近もっぱら噂の切れ味系ガール
最近一方通行ともお話しできて嬉しいガシャンガシャン
いいかげんこの紹介を忘れるのをどうにかしよう
ロイヤルホテルカッキーの一室
一方通行「この辺でいいよなァ?」ドサッ
神裂「はい、ご苦労様でした。本当に、ここまで運んでいただけるとは」
一方通行「気にすンなっての。何気に垣根以外のここの部屋入ったの初めてだわ。ちっと色々見てみていいか?」ソワソワ
神裂「ふふっ、どうぞ。あなたは本当に彼のデザインが好きなのですね」
一方通行「いやマジかっけェじゃねェかよ仕方ねェ仕方ねェよこれは。そンじゃちょっと見て回ってくンな!」タッタッタッタ
神裂「……ふふふ、子供のよですね、ななちゃん」
ななちゃん「」ガシャガシャ
神裂「え?浴槽?……あ、はい。そうですね、あのことを……」
神裂「二人きり、の今がチャンスです、よね」ゴクリ
神裂「あの日、旅行中に。わた、私が彼に、はだ、裸を見られてしまったときに」カァァァ
神裂「彼が、どういう意味で『ごちそうさまです』と言った、のか」
神裂「問いただすのは今がチャンス、ですよね」
ななちゃん「」ガガシャンガバシャレガカシャオガリシャ!
神裂「ふふ、ありがとうございます……あ」
トタトタトタ
神裂「戻ってきた、ようですね」ゴクリ
トタトタトタッ
神裂「落ち着いて……ま、まずは、その、何気ない、会話を」
バタァンッ!
神裂「あ、あの、一方通行!」グッ
垣根「っよぉぉ神裂ねぇさん!!!あいつとここでイチャラブだってぇふざけてやがんなぁ人のホテルでよぉ!?っだはははは!なーんて」
神裂「」
ななちゃん「」
垣根「あ、ごめんなさい、お呼びでない。なるほど、これはふざけてやがるのは俺の方ですねですよねごめんなさいマジでごめんなさいだから待ってお願い待ってくださいおね」
神裂「Salvere000!!!!」
ななちゃん「」ガコシャロガスシャ!!!
垣根「あぁぁっぁあああああ!!!まってぇぇぇぇぇええええええ!!!」
ゴシャアアアアアアアアアアア!!
一方通行「なンか居間が騒がしいな……いやしかしすげェわこの浴槽まじかっけェわこれやっべェ」キラキラキラキラ
ガチャッ
一方通行「お、なンだ垣根お前きてたンかなンで土下座させられてンのか深くは聞かねェけどいいよな」
垣根「そうしてくれ」ドゲザッ
神裂「来てたのか、とは?」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
一方通行「怖ェわ俺にまでその眼光向けるな」ピシッ
神裂「いたっ。ハッ。あ、す、すみません!」アワアワ
一方通行「構わねェよべつに。垣根に頼んでたのが今日出来たっつゥから、お前と話してたやつだしここでお披露目といこうと思ってよ。持ってきてもらったンだ」
神裂「どうだったのですか……垣根帝督」
垣根「なんでしょう女王様」ドゲザッ
神裂「いやその、すみませんでした。お顔をあげてください……その、やりすぎました」
垣根「生まれてきてごめんなさい」
神裂「ネガティブモード!?あの、こちらこそ本当にすみませんだから!」
垣根「クソメルヘンでごめんなさい」
<垣根帝督>
一方通行の親友
前スレではその強さをいかんなく見せ付けた学園都市第二位のレベル5
が、多々空気を読めない・間が悪いことが多く、主に女性陣に締められる場面が多い
女性陣からはそれらがあって『垣根のアホ』と呼ばれている。『アホの垣根』ではない。アホなのである
現在は冷蔵庫から元の身体に復活し、天才デザイナー『D・M・カッキー』として活躍している
一方通行「ンでェ?例のもンはどうなンだよォカッキー」ワクワク
垣根「慌てんな第一位。いや俺ももう誰かにみせたくてうずうずしてたけどさっ!力作だからもうさ!」ウズウズ
一方通行「もったいぶンなよォ」ワクワク
垣根「いやこういうのは雰囲気とか、その、いやいいか。開けちまうかおい!準備いいかおい!」ウズウズ
神裂「さっさと見せてくださいそして帰ってください」
垣根「」グスン
一方通行「かおりィ」ジトーッ
神裂「いやだってなにかウザかったので……他の方々が垣根を垣根のアホと呼ぶわけが分かりましたよもう」
垣根「あ、もしもしフィアンマ?今日さ、飲み行かね飲みに。いやもうやってらんなくてさまただよまた俺をアホ呼ばわりする人増えちゃったよ」エグエグ
垣根「気を取り直してお披露目だ!テンションは今日フィアンマと飲み明かすってことで晴れた!」スッキリ
一方通行「仲良くなったなァてめェら」ワクワク
神裂「俺様キャラ同士で気が合ったのですかね。それで、なんなのですか?」
ななちゃん「」ガクシャダガラシャナガカシャッガタシャラガキシャルガカシャラ
一方通行「……垣根、ほンと出来大丈夫だよな?俺も目の前で親友の親友が親友を惨殺すンのはちょっと」
垣根「えっ。なにそれ怖い。……まぁ大丈夫だ、多分。さぁぁぁよぉくみやがれおめぇら!!!」
ばさっ!!!!
垣根「いおワールド鹿児島水族館 第五代目ジンベエザメ『ゆうゆう』モチーフの……甚平マターだぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」バーーーーン!!
一方通行「おォォォォォォすげェェェェェェかっけェェェェェェェェマターいらねェけどかっけェェェェェェェゆうゆうさンかっけェェェェェェェェェ!!!!」ヒャッホォォォォッォ
神裂「とても素敵ですね!マターいりませんけどあの日みたジンベエザメと……あ、あの、手を繋いでみたときの」カァァァ
ななちゃん「」ガカシャオガリシャイガマシャソガレシャハガオシャイガトシャイガテシャ
垣根「そうだろうそうだろう……いやマターは必須だよ俺的には」フフン
一方通行「うおォォォおおう!!!」キラキラ クルクル
神裂「似合ってますね、一方通行」フフフ
垣根「おぉお、俺の見立てはばっちりだったな。いや嬉しい。だけど良い顔でクルクル回るな第一位の名が泣くぞ」
一方通行「勝手に泣かせてろォ。これを着てテンション上げンなって方がむりだっての」クルクル キラキラ
垣根「そうかよったく、いい客だおめぇは」
神裂「それでは私も、あちらで着替えてきますね」
一方通行「おう着てこい着てこい!お揃いだなァかおり!」キラキラ
神裂「そ、そそそうですね!そっか!そうなのか!!!よっしゃああああぁぁぁぁァァァァァァァァァァ」ダダダダダダダッ バタンッ
垣根「すごいガッツポーズしてったな神裂ねぇさん」
一方通行「いやだってこりゃ嬉しいぞ現物見てきた側からするとよォ。マジでありがとな垣根」ニヨニヨ
垣根「そこかよ、ったくこいつは……」ハァ
垣根「んでぇ?おめぇはペアルックであの神裂ねぇさんとどこ行こうってんだよおい、すけこましめ」ニヤニヤ
一方通行「はァ?あ、そういやこれペアルックなのか。いや別に、どこに行こうとかは考えてなかったなァ」
垣根「……え、お前マジでこれをただあの女に見せたいがために俺に持ってこさせたん?」
一方通行「おォ、かおりとさてンと話してた時に提案してたことだから、丁度良いと思って」
垣根「……ほんとお前いつか刺されるわ」
一方通行「なンのことだよ……そうなァ、適当に街でも回って」
垣根「バカかばぁかこの真っ白お化けめ。日頃からそんな服ばっか着てるからそういう発想しかできねぇんだ」
一方通行「だま」
垣根「だまってたまるかこの大バカ野郎!!!!」
一方通行「」ビクッ
垣根「服ってのはなぁ!!!ただ肌を隠すってだけのもんじゃねぇんだよ!!!その日の気分やその日の天候や!!!!その日したいことにあわせて変えるもんなんだ!!!!!」
垣根「そこで甚平はどうだ!?!?!?陶芸家じゃあるめぇし、てめぇみてぇなのが普段着で使う服じゃねぇやなあぁぁ第一位!?!?!?」
垣根「てめぇだけじゃねぇ!!!一般人にとって甚平なんてのは普段着には使わない!特別な日に着るもんだ!!!」
垣根「特別な日!!!!そぉぉぉぉぉう!!!!!」
垣根「お祭りに決まってんだろぉがぁぁぁぁああああああああああ!!!!!」
一方通行「……うっぜェ」
垣根「そういうことで、これをやろう」カサッ
一方通行「ンだァこれは?チラシか?」
垣根「こないだ、外の花火職人とこに勉強に行ってな?その時もだったが、最近アレイスターが俺達への外出許可簡単に出すようになったしよぉ。そこから卸される花火大会の予告チラシもらっておいたんだよ。んで、これは今日の夕方から始まる学園都市の近くである花火大会のお知らせだ」フフン
一方通行「で、俺達に行って来いと?」
垣根「しかるべき服はしかるべき場所でこそ輝くんだ。ほい、カメラマター。ちゃんと行った証拠で、二人で写真撮ってこいな」
一方通行「だからマター……ンー、まァそうなァ。服の専門家のお前が言うならそういうことなンだもンな」パシッ
垣根「それでいい。んじゃ俺帰るわ。神裂ねぇさんの服見てたらなんかインスピレーションキュピーンきたから朝まで新作の図面書いとく」
一方通行「おォ、色々あンがとな。あ、そだ甚平の金……」
垣根「いらねぇよ、その服でこれから散々稼がせてもらうんだから、アイディア料代わりだ」
一方通行「……ン、貰っとく」
垣根「おう、良い思い出作って来い……親友」
バタンッ
ガチャッ
神裂「あ、一方通行。どうで、しょうか」カァァァ
一方通行「おォ……おォォォォォ」ホゥ
神裂「///」
一方通行「似合う!はァ、お前家着は和服だし似合うだろなァと思ってたが」マジマジ
神裂「そ、そうですか?」テレテレ
一方通行「ン、それならあいつの言ったとおり普通の場所に行くのはもったいないのかもな。しかるべき場所ならもっと輝く、ってか」
神裂「か、かがや!?なんのことなのですか!?」アワアワ
一方通行「これだこれ」カサッ
神裂「え……花火大会、ですか?」キョトン
一方通行「ン。一緒行くぞ、それ」
神裂「」
一方通行「……あ、いやか?だよな、ダチとはいえ俺みてェな……」
神裂「いえ!!!いえいえいえいえいやとかいやいやいやいやいや!!!むしろ!!!あの!!!!!私こそいいんですか!?!?!?ご、ご一緒してよろしいんですか!?!?!?!?」
一方通行「あァ?そンだけ似合ってるお前となら俺も行きてェよ?」
神裂「あ、う、あ……」ボンッ
一方通行「うォ、久々に煙出た。どうすンだよ俺人体から煙出たときの対処法知らねェよ助けてななちゃン」
ななちゃん「」ガダシャイガジョシャウガブシャジガキシャニガモシャドガルシャ
一方通行「お?なンだななちゃン、お前もなンか洒落たもンに入ってンなァ」
ななちゃん「」ガカシャキガネシャガガサシャーガビシャスガッシャテ
一方通行「ジンベエ模様の刀袋。ンだよ、厚着は苦手じゃなかったンですかァ?」
ななちゃん「」ガスシャテガキシャダガッシャタガンシャダガモシャン
一方通行「おォ、似合ってンぞお前も」
ななちゃん「」///
一方通行「お前も照れることあンのか……おォいかおりィ、おきろォ」
神裂「……ハッ。あ、すいませんなんだか目の前に桃源郷が」
一方通行「おォ、随分トリップしてたな。ンでェ、かおり。一緒に行ってくれるンですかァ?」
神裂「はい!是非とも!!あの、お誘いいただいて!とってもとっても嬉しいです!あ、あっくん!!」カァァァァ
一方通行「はいはいどォも」カカカ
一方通行「ンじゃァ色々準備すっか……えっとォアレイスターに電話とかしないとだな」
神裂「すぐ降りるでしょうが、許可をとらなければなりませんものね」
一方通行「そういうこった。お前も身支度しとけよ」ピッピッピッ
神裂「はい。あ、甚平が入っていた風呂敷片しますね……あ、一方通行。なにか封筒が入ってますよ、あなたの分が入ってあった方に」スッ
一方通行「ほンとか。気づかなかったわテンション上がりすぎて」サッ
神裂「私の方にも洗濯の方法ですとかななちゃんのお洋服のことですとか注意書きがありましたから、それでしょうか」
一方通行「お洋服てお前……ン?」
ポトッ
神裂「あ、何か落ちまし……た……」
一方通行「……あンの、バカ」
神裂「な……あ……」ワナワナワナ
『神裂ねぇさんはいい乳だしいい女だけどよぉ、仮にも聖職者なんだからそのへんは同意の下じゃねぇとだめだぞ!!
んで!!!ちゃんとこれ使えよ!!!一番乗りおめでとさんだちくしょう!!!!!感謝しやがれっ!!!! by垣根』
一方通行「……」
神裂「……」ワナワナワナ
ななちゃん「」ガシャガシャガシャコロス!!!!
一方通行「あァ、そだなななちゃン」
神裂「そうですね」
ななちゃん「」ガシャガシャヤツザク!!!
一方通行「かおり、花火大会の前にこのホテルの最上階で汚い花火上げようじゃねェか」カチッ
神裂「Salvere000 神に誓ってお供します、一方通行」チャキッ
ななちゃん「」ガシャガシャカキネコローース!!!
垣根「ふふふっ、俺の心配りにあいつら泣いて礼を言うに違いねぇ。第一位は男性誌とかも読まなそうだから、こういうときに男がちゃんと持っておかないとっていう常識も知らねぇだろうし」フフフ
垣根「俺に常識は通用しねぇのは構わねぇが、ダチが同じこと言われるのは癪だしな」
垣根「俺の……かつて変装マター着まくって薬局で買って、財布にしのばせていたあれ、授けてやったぜ」フフフフフ
垣根「さぁてっと、ダチの門出にいいことしたところで、お仕事しますかn」
ドガッシャァァァァアアアアアああああアアアアアアアアゴバアアアァァァァァァッァァlドがアガガガアアアアアァァァァァァァアアあ
木原「おぉ、あのかっけぇホテルで爆発事故?だとよ百合子。しばらく散歩じゃ通れねぇな」カシャンカシャン
百合子「えぇ、残念だねェ。でも百合子気をつけるべきだね!お父さンの上に何か落ちてきたら百合子それぶっ殺すからね!」フンス
木原「人が落ちてきたら救助してやるべき、だなぁ」カシャンカシャン
学園都市 出入ゲート前
一方通行「……」
神裂「……」
アレイスター星野「や、ぐーぜーん」
一方通行「見え透いた嘘ついてンじゃねェェェよこらァァァァ」ギリギリギリギリギリ
アレイスター星野「ふふふふ愚かな。私が花火大会だなんてものを聞いておめおめ見送ると思ったのかね待ってそれ無理ギブギブ」ギリギリギリ
神裂「……何時どこであるのか詳しく聞いてきたところから怪しんではいましたが、やはりでした、か」
ななちゃん「」ガコシャロガスシャ?
神裂「いえ、やめておきましょう。あんなでも彼女を保護する約束をしてくれた男です」ハァ
<アレイスター=クロウリー>
一方通行の親友
謎に包まれた学園都市統括理事長だったが、最近は星野という名前で色んなところに出没・色んな人と絡み中
愉快犯なところがあり、プラン促進のために学園都市崩壊寸前なのを見過ごしていたけど
もうなんかそれどころじゃなくなってしまって涙目な子
でももう、なんか最近楽しいからそれでいいらしい
アレイスター星野「ふっふふふふ、私がこれだけで終わると思わないことだ」ギリギリギリ
一方通行「あァ!?」ギリギリギリギリ
アレイスター星野「会場まで行くためのマイクロバスも手配しておいた。ここからどうやって行くつもりだった?近いとはいえキミの能力で飛んでいってはまたバッテリー切れを起こしていたかもしれんぞ?」ギリギリギリ
神裂「ありえないことではないかもしれませんね」
一方通行「……チッ。癪に障る奴だよお前は」パッ
アレイスター星野「ゲホッ。ふふふ、光栄だ。ほら、マイクロバスが到着したぞ」
ブロロロロロロ
アレイスター星野「ほかの面子はもう乗って……あ」
一方通行「……まァお前が出た時点で分かってたからもうつっこまねェよ」ハァ
神裂「二人っきりだと……思っていた、のに」ハァ
アレイスター星野「あ、いやその、キミ達だけでは本当に尺が短くなってつまらないかと……す、すまない本当に」
アレイスターがつれてきたのは……
1.上条・禁書目録
2.超電磁砲組
3.旅行同席メンバー三人
4.一方一家
5.土御門が連れ戻しにやってきた
このレスから先着5レスで多数決です><無効は繰り下がって換算、同数の場合は先に票をあつめた方に決定です
番外個体「あっはぎゃは!!!おねぇさぁぁん!!抜け駆けはしないんじゃなかったのっかなぁぁぁぁ!!!」
神裂「ま、待ってくださいこれは成り行きと言うか痛い痛い髪を引っ張らないでくださいごめんなさい」
打ち止め「っもう!花火大会なのに家族を放ったらかしになんてひどいよ!ってミサカはミサカは薄情なあなたの足をポカポカ叩いてみたり!」
一方通行「お前らかよ……まァ他のうるせェ奴らよりゃまし、か?」
アレイスター星野「ふふふ、人選だって配慮が行き届いているさなにせ最近プランのこと考えてないから暇でね」フフフフフフフフ
黄泉川「いやぁホテルカッキーの爆発事件に駆り出されるところだったけど上層部から私に緊急任務って聞いたときは何事かと思ったじゃん」ハハハ
芳川「急いで三人分の浴衣を見立てるのは中々の緊急任務具合ではあったけれどね」
神裂「あ、打ち止めちゃんとワーストちゃん浴衣なのですね、似合っていますよ」
番外個体「そぉう?何か日本の民族衣装って変な感じ。アオザイのが機能的だよね」
神裂「いいではないですか……あれ?芳川さん、三人、とおっしゃいましたか?」
芳川「えぇ、あら、あなたは合ってなかったわねそう言えば」
一方通行「あァ?説明してなかったっけかァ?」ワッシワッシ
打ち止め「あぁああぁ頭撫でないでぇぇぇってミサカ、ミサカはぁぁ」ポワーン
神裂「?なんのことでしょうか」
一方通行「あいつは何してンだよ」
芳川「帯がきついから少し緩めるって……百合子~、一方通行のお友達がいるから早くしなさ~い」
百合子「えェ!?ちょ、ちょっとまって桔梗ちゃン!あっととと、うゥ、お父さンやっぱりこの靴歩きにくいよォ」
木原「だぁめだ、せっかくの晴れ衣装なんだからそろえねぇとなこういうのは。ほれ行くぞ」カシャンカシャン
神裂「なんだか、あなたに似ている声がしましたが……少し高いですけど」
一方通行「あァ、そなァ。声だけならよかったンだがなァ」
百合子「あっとととォ。あ、あっくンなァにその服かっけェね!あ!知らない人!百合子自己紹介するべきだ!!」ワタワタ
神裂「」
百合子「あ、えと、初めまして!『一方通行妹型アンドロイド』鈴科百合子です☆」
神裂「なんですかぁぁぁぁ!!!この可愛い生き物はぁぁぁぁぁぁあぁ!!!」ダキッッ!!!
ななちゃん「」ガカシャワガエシャカガーシャ!
百合子「わわわっ!なァに!?あ!おねぇさんも前面衝撃吸収素材すごい!!百合子見習うべきだね!」アワアワワ
一方通行「……なンであいつだけミニの浴衣なンだよ」
番外個体「動きにくいってごねるから。ほんとあの子戦闘バカだよ」
黄泉川「蹴りにくくて草履もやだ!って言ってたじゃんね」
打ち止め「でも似合ってるから問題無しよね!ってミサカはミサカは自分の分は大人っぽい美しさをアピールするためにあえて普通の浴衣にしてみたことを自慢してみたり」
番外個体「商品名はちびっ子浴衣だけど」ギャハッ
木原「おい芳川写真取り捲れよ俺は動画で収めるから」カシャンカシャン ジーッ
芳川「当然よ」パシャッパシャッ
神裂「なるほど……事の顛末を語る時にあなたが言葉を濁したのは、この子のことだったのですか」ギュッ
百合子「おォォ、後ろ抱きされながら頭の後ろで感じる圧倒的ボリューム!すっごいねェ!」
木原「(そしてその百合子に抱きかかえられながら圧倒的とは言わないまでも確かな感触に至高のときを過ごす俺)」ホクホク
一方通行「おいハスキィィィィ原くゥゥゥゥンはさっさと降ろされろお前」
木原「誰がハスキー原だやめろクソガキ」カシャンカシャン
神裂「そして父親の犬……ハッ。ゆ、百合子さんあなたのお父様ということは、一方通行の!?」
百合子「ンン?そだよ!百合子とあっくンのお父さン!」
神裂「こ、これは失礼をハスキー原さん!!挨拶が遅れてしまい申し訳ありません!!わたくし、一方通行さんと仲良くさせていただいております神裂火織と申します!!イギリス清教必要悪の教会所属で、天草式十字凄教の女教皇の任も……」
木原「ハスキー原で覚えんのやめて。木原数多だ。うちのやつらをよろしくなぁ」カシャンカシャン
一方通行「俺は別にてめェの息子じゃねェってのも言っとけ駄犬が」
番外個体「百合子、そのおねぇさんは『抜け駆け刀女』でいいよ」
神裂「んな!?なんですかそれ!?」
百合子「『抜け駆け刀女』ことかおりちゃンだね!百合子覚えた!」
神裂「あ、でもかおりちゃんと呼ばれるんは素直に嬉しいなんでしょうこの破壊力」クソゥ
黄泉川「そういやあんたは初対面じゃないじゃん?」
アレイスター星野「あぁ、学園都市のIDを作る時に紹介されたよ。私は『金髪浮遊物』ホッシー、または『金髪微笑野朗』星野だそうだ」フフフ
芳川「微妙に酷いけどまんざらでもないのね」
アレイスター「あだ名だなんて素敵じゃないか」フフフ
神裂「驚きですね本当に……一方通行、あなたの周りは本当に、驚きの連続ですよ」クスッ
一方通行「うっせ、てめェだって十分にその一部だっての。せいぜいずっと俺の隣にいて、周りをビビらせてろ」
神裂「は、え!?とな、とな……は!!!はい!!!!喜んで!!!!」
番外個体「あ、くっそいい雰囲気にならないようにしてたのにくっそぅ」イライラ
打ち止め「隣はゆずらないんだもんってミサカはミサカは爆乳におされず対抗する決意をここに決めてみる」ギリギリッ
ななちゃん「」ガシャガシャ
百合子「ンン?あ、あなただね!?よろしくね!『切れ味抜群系ガール』ことななちゃン!!百合子覚えたよ!」
神裂「!!ななちゃんとおしゃべりを!?あなどれませんね百合子さん」ゴクリ
一方通行「無機物が喋ることに抵抗がねェからなァどこぞのクソッタレのせいで」
木原「おかげでと言えクソガキ」カシャンカシャン
黄泉川「無駄話はそろそろやめるじゃん。ほらみんな乗りな」
芳川「間に合いはするでしょうけど、花火までに色々と出店を見たいものね」
一方通行「おォ、ンじゃァ行きますか」
一方通行「夏の風物詩を見に、家族とダチで仲良くよォ!」
オーーーー!!
閑話 『垣根とフィアンマと時々浜面』
ッシャイマセェーーーーーーー
垣根「よ、待たせたなフィアンマ」
フィアンマ「そうでもないぞ……貴様本当に酷い有様だな。部屋が丸ごと吹っ飛んだという話は本当だったのか」
垣根「聞かないでくれ。ちくしょう俺だって目一杯気を使ったのにさぁ、なんだよあいつら人の気も知らねぇで」ウッ
フィアンマ「聞いて欲しさ満々ではないか。だがもう少し待て、あと一人来る」
垣根「あぁ?誰が……」
ッシャァセェェーーーー
浜面「よっ!ごめんごめん仕事が遅くなっちまってさ!」
垣根「えぇぇ浜面かよぉ。こいつ彼女もちだからこの『日々女共から虐げられることを嘆く会』から除名しただろ」
浜面「そんなこと言うなよ俺だって……ってお前酷い顔だな腫れまくってんぞ」
垣根「お前こそ酷い顔だなどうした急性浜面面病にでもかかったんか?目も当てられねぇよ」
フィアンマ「っく」プルプル クスクス
浜面「俺が浜面面なのは当たり前だろうるせぇなどうせお前らみたいな優男面じゃねぇよちくしょう静かに笑ってんな板前めちくしょう」クソゥ
垣根「……っていうことなんよ!どう思う!!酷くね!?!?」
フィアンマ「……」
浜面「……」
垣根「え、なんだよお前ら!その哀れみの視線なんだよ!!」
フィアンマ「貴様はなんというか……本当に常識が通用しないな」ハァ
浜面「お、俺だってまだなのに!あんな白モヤシに先越されてたまっかよぉ!……あ、今の一方通行にはオフレコな。言ったら終わりです、俺が」
垣根「はっ!?浜面お前、たっきーとくっついて長ぇのに……その、ま、まだなのかっ!?」
フィアンマ「それは本当に驚きだ。詳しい経緯は知らんが、俺様がこの街にやってくる前からの関係なんだろう?学生でもあるまいし」グビッ
浜面「う、うっせ!俺達はその、純粋な関係なんだ!け、け、結婚前の男女が布団を一緒にするなんてあっちゃいけねぇことなんだよ!!」ウガー!!
フィアンマ「古風な考えなことだ……ってかなんだここの料理まっず。俺様は寿司以外は作らんがこれ女将に出したらブチ殺し確定だぞ」
浜面「チェーン店居酒屋の料理とお前のとこの料理一緒にしてやるなよ」
垣根「そういうのは今いいんだよ!マジかよ浜面、お前この会復帰決定だわごめんな」
浜面「え、なに俺そういう理由で除名されてたの?」
垣根「いやぁお前とたっきーが付き合ってるって知らなかったから。ってか、マジか……まだなんか……」
浜面「そう何度も言うなよホント意気地が無いのは承知ですよでも大事にしたいんだよ」
垣根「いや……あのな」
垣根「男と女って、付き合ったらその日にして、愛を確かめ合うものなんだとずっと……本ではそうだったんだがなぁ?」アレェ?
フィアンマ「童貞脳だな」
浜面「しかもそういう漫画雑誌を読みすぎた童貞脳だ」
垣根「やめろ黙れこれ以上俺を蔑む言葉を増やすのやめろ」
フィアンマ「そうだな、垣根のアホより酷いものな」
垣根「だからやめろよちくしょうお前だって散々フィアンマのアホって呼ばれてるくせに」
浜面「誰が言い出したんだろうなぁ?俺らの知り合いの女子はみんな大概言うよな」
垣根「お前んとこの女将だろきっと口悪いし。あぁ、百合子ちゃんにそれで覚えられなかったのが唯一の救いだわマジで」
フィアンマ「有り得ない話ではないな女将は鬼だし。あ、今の女将にオフレコな。言ったらお終いです、俺様が。百合子嬢にそう呼ばれたら俺様第三の手で自分を絞め殺すわ」
浜面「俺なんて『駄目社長』だぜ?なんか最近フレメアまで俺のこと見下してるような気がするしよぉ」グスッグスッ
フィアンマ「あのマスコットにか、それはキツイ。ほれ飲め」グイッ
浜面「ありがとう、ってもやっぱり俺らの分はウーロンなんすね」
フィアンマ「貴様らは未成年だろう?元聖職者なればそのあたりは譲らんぞ」
垣根「っで、浜面くんは何だか最近そのフレメアちゃんの目線に興奮してきたりしてんのか」
浜面「ロリコンちゃうわやめろこれ以上俺に変な性癖つけるのやめろ」
フィアンマ「バニー好きでドMでロリコンとかないわー神も思わず唾吐くわー」
垣根「お前ミッフィーが鞭もってたらワクワクすんの?」
浜面「だからやめろってミッフィーはバニーってわけじゃねぇだろ俺が好きなのはバニースーツであってだな!ウサギそのものじゃ」
フィアンマ「バニーについて聞いてもないのに語りだすとかないわー第三の手でぶん殴りたいわー」シュッシュッ
垣根「お前そういやシスターにバニー着せようとしてたんだって?たっきー泣いてたぞ」
浜面「第三の手で素振りでやめろフィアンマそして噂が最新ーーーー!!!!なんで知ってんだよちくしょぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!」
垣根「メル友だもんさ。彼女いんのに他の女に手ぇだすとか」
フィアンマ「ぶち殺し確定だな」
浜面「ちげぇんだってマジで!もうその話やめてうちの女性陣にフルぼっこされた傷が痛むからやめて」
垣根「贅沢な話だよなぁ、女に囲まれた職場で他の出会いを求めるとか」
フィアンマ「俺様はわりとどうでもいい。寿司握れていればそれでよいからな」
浜面「フィアンマさんかっけぇ。垣根の仕事こそ女に囲まれるだろ?モデルとかさぁ」
垣根「はぁ?あんな頭空っぽっぽい連中となんか誰が。作品発表会のときなんざ俺、服のブースは届いた服確認するだけで殆ど手ぇつけねぇぞ。それより単価が高ぇ家電やらの方に行くし」
浜面「えり好みしてっからいつまでもフリーなんじゃね?」
フィアンマ「あの娘はどうなのだ、ほら。最近よく新作の試着を頼むとか言う」
垣根「吹寄か?あいつぁ第一位に惚れてっから俺が手ぇ出しちゃだめだろ」
浜面「サラッと言った。俺久々にお前イケメンだと思ったわ」
フィアンマ「右に同じ」
垣根「んだよ!俺がだれかれかまわず食っちまうような軽い男にみえてたってのか!?!?」
フィアンマ「知り合う前はそれはそれは」
浜面「『チャラい』『軽そう』『遊びなれてそう』『イケメン』『メルヘン』がお前の第一印象(探偵公社HAMAZURA調べ)だよ」
垣根「なんだそれどういう経緯でとられたんだそのアンケートちくしょう」
垣根「とにかく。あいつは俺のデザインした服が似合うもんだから、アイディア行き詰った時に頼み込んで来てもらってるだけで、そういうんじゃねぇ。ってかあいつを堕とすにはどうするか的な話が多いしな」
浜面「うわぁ女子の恋愛相談に乗るとかマジイケメンリア充爆発しろ」
フィアンマ「いいのか?貴様が真っ先に吹き飛ぶが」ググッ
浜面「待ってやめてその赤い手引っ込めて撤回するから」
垣根「当然だろうがよ……大体なぁ!」
垣根「NTR物の主人公なんて大概醜男だったりネチネチしてたり!!イケメンたる俺のやるような所業じゃねぇんだよっ!!!」グッ
浜面「ここでそういうジャンル的な話しして落すなよそしてイケメンって自分で言ったよこの人」
フィアンマ「こいつの部屋の一室漫画部屋だからな。薄い本でなく商業誌R-18の」
垣根「うっせ!!それらも全部消えちまってもう泣きそうなんだからな俺!!!ってか泣いたよ目一杯ないたよちくしょう!!」グスッ
浜面「残念イケメンだなぁ」
フィアンマ「残念イケメルヘン童貞脳だなぁ」
垣根「やめろこらぁぁぁぁぁぁ!!!」
こうして男達のグダグダでアホな夜は過ぎていくのでした
おわり
花火大会会場
ザワザワ ガヤガヤガヤガヤ ザワザワザワザワ
一方通行「すげェ人だなァ」
神裂「川原に沿って出店が大量に。そういえばこういったものに来るのは随分と久しぶりですね、ななちゃん」
ななちゃん「」ガカシャオガリシャガガマシャイガゴシャニガナシャッガテシャイガラシャイ
神裂「あ、あれは私が迷子になったのではなく五和たちが!!」ワタワタ
木原「迷子になったガキの典型的な言い訳だなねぇちゃん。このクソガキもいっぺん他所の研究所に連れてったとき……」カシャンカシャン
一方通行「黙れ駄犬打ち上げンぞ」
芳川「結構大きい催しなのかしら?」
アレイスター星野「ナイアガラにスターマインコンクール、仕掛け花火、尺玉等みどころ盛りだくさんな2万8千発だそうだ。学園都市でもこういうのやろうかな……」
黄泉川「交通整理するうちらの身にもなれじゃん」
番外個体「百合子、あんた人ごみ平気?こういうの初めてでしょ」
百合子「ン!なンかワクワクする!ねっ『アホ毛ちゃン』こと打ち止めちゃン!」
打ち止め「うん!あ!みてみて百合子!!あそこにカナミンのお面が売ってる!!ってミサカはミサカはお面やさんを発見してテンション駄々上がりになってみたり!!!」
一方通行「おォ、ゴーカイシルバーがいやがる……お面野朗のお面って面白ェな」ケタケタケタ
神裂「詳しいですね」
番外個体「この人普段はそんなになのに日曜だけは朝からテレビの前にいるもんね」
一方通行「お前らも人のこと言えねェだろが」
木原「……テレビなんざガキの頃は興味示さなかったがなぁ」カシャンカシャン
黄泉川「多分その反動が今きてるんじゃん」
百合子「あ!!!アマゾン!!打ち止めちゃン!アマゾンいるっ!!あっくンが大好きなアマゾン!!」
打ち止め「きゃー!どうして今時ーー!!ってミサカはミサカはこんなところで出会えた仮面ライダーアマゾンに感激してみる!!」
神裂「ブラックではないのですね」
一方通行「あれは露骨すぎる。アマゾンさンまじかっけェだろうが、俺の戦闘時の低めの構えはアマゾンさンの受け売りだ」
木原「面倒臭ぇ動きするとおもったわどうりで。おい百合子打ち止め、テンション上がってるからって離れるなよ?迷子になったら二度と俺達に会えないからn」
打ち止め「皆おしゃべりしてないで早くぅ!っもう!百合子!ミサカ達だけで行っちゃおう!ってミサカはミサカは百合子の手を引いてお面屋に突撃開始ー!!って突っ走ってみたりーーー!!」
百合子「うン!突撃ーーー!!」
一方通行「あ!!こらまてお前ら!!!」
木原「もう行った傍からかよ聞きやしねぇな」ハァ カシャンカシャン
黄泉川「おっかけるじゃん」
木原「いやまて……ちょっとこっちこいお前ら」カシャンカシャン
一同「?」
打ち止め「おおう!近くでみるとなんと言う良い出来!!正にアマゾンさんそのもの!!ってミサカはミサカは素直な感想を吐露してみる!!」
「いらっしゃい。お嬢ちゃんアマゾン知ってるとは渋いねぇ」
百合子「百合子も知ってる!悪の組織ゲドンと孤独に戦う『アマゾン』こと山本大介悲哀を描いたハードなドラマ!野性味溢れる攻撃!!血しぶきあげる敵!!!シリーズ中でも特に異彩を放った意欲作なンだよね!!!百合子覚えた!!」
「おぉ、えらいえらい」
打ち止め「これほしいなぁ……ねぇあなた!これ買って……あ、あれ?ってミサカはミサカはすぐに追いかけてきていると思って後ろを振り向いてもあの人どころかみんなの姿が無いことに焦りを隠しきれなくなってみたり……」
百合子「え?あ、え?お父さン?あっくン?」キョロキョロ
打ち止め「あなた~?黄泉川~?芳川~?番外個体~?」キョロキョロ
神裂「いいのですかこんなことをして」ヒョコッ
木原「いいんだ。あいつらは人ごみで一人になる怖さを知らん」ヒョコッ カシャンカシャン
番外個体「そもそも人ごみ自体始めてだもんね」ヒョコッ
一方通行「なるほどォ?いい機会だからこうして分からせてやろうってかァ?」ヒョコッ
黄泉川「確かに一度体験すれば忘れないじゃんね」ヒョコッ
芳川「痛みを伴わない教訓には意味が無い」ヒョコッ
アレイスター星野「んぐんぐんぐ、んんぐぐんぐ、」モグモグ ヒョコッ
一方通行「早ェよ星野一人食ってンなよ」
木原「ふふふ、これぞ正によつばと!から学んだ理想のとーちゃん教育術!おい星野、今度学園都市に仁王さんの像も建てとけや」
アレイスター星野「全力でまかせろ」ゴクッ
神裂「宗教的に大丈夫なのでしょうか……」
一方通行「いやこいつなら強引にねじ込むだろ」ハァ
アレイスター星野「ふふふ、最高のものを用意しようではないか……」
アレイスター星野「まずは、禁書目録から増一阿含経を拝借してぇ」エーット
一方通行「本物じゃねェか像って言ってンだろやめろお前悪乗りやめろこら」
百合子「え……ど、どうしよ打ち止めちゃン」
打ち止め「け、ケータイ……あ、黄泉川に預けたまんまだ。ってミサカはミサカは八方塞な状態にどうすればいいのか……」
「おぉ、嬢ちゃんたち迷子になっちまったかぁ?ちょいと待ってな、運営さんに連絡して……」
百合子「ま、迷子!?」
『迷子になったら――』
打ち止め「そ、そんな……って、ミサカ、ミサカは……」
『二度と俺達に会えないんだからな――』
百合子「」
打ち止め「」
「あぁもしもし?うちのとこに迷子がきてさぁ。えっと一人は……」
百合子「すずしなゆりこです!!!すずしなゆりこです!!!」ビエーーーーー
打ち止め「あなだぁぁぁあぁああ!!!やだよぉぉぉおおおおお!!!」ビエーーーー
番外個体「めっさ泣き出したよおちびども」
神裂「これくらいでいいでしょう、彼女達も反省してます。ね?」
一方通行「……」
木原「……」
黄泉川「……」
芳川「……」
アレイスター星野「……」
番外個体「……ちょろ~っと?大人、保護者さんたちぃ?」
神裂「……まさか」
木原「泣いてる百合子も可愛いなぁ」カシャンカシャン ジーーーーッ
黄泉川「ひ、日頃元気溌剌な打ち止めのああいうとこを見せるのはずるいじゃんよ」
芳川「」カシャッ!カシャッ!
アレイスター星野「あの二人学園都市からデビューとかしてみないか?」
一方通行「……」クソゥ
番外個体「駄目だ、駄目親どもばっかりだった」
神裂「あなたもやられた!って顔するのよしてください一方通行」ハァ
一方通行「いやあれはずりィよ反省してます」キリッ セイザッ
木原「マジ天使だわ浴衣を着た天使ですわ反省してます」キリッ セイザッ
黄泉川「舞い上がりすぎてた反省してるじゃん」キリッ セイザッ
芳川「私は甘いから」クズシッ
アレイスター星野「リンゴ飴で手をうたないかね?」モグモグ
番外個体「うわぁぶっ殺したいくらい良い顔。そして後半二人は反省ゼロか舐めてんのか」
神裂「落ち着いてくださいワーストちゃん。みなさんの悪乗りに対する償いは後回しにするとして、今はあの二人を……あ!?あれ!?!?いません!!!二人がお面屋の前からいなくなっていますよ!?!?!?」
ななちゃん「」ガサシャッガキシャヘガシャンガナシャオガトシャコガタシャチガガシャ……
一方通行「お前らのせいだぞどうしてくれンだおい!!!」ウガー
木原「俺達はちょっとしたお茶目が終わったらすぐに駆けつけるつもりだったのに正座でお説教なんてしやがってぇぇ!!!」カシャンカシャン
黄泉川「そうじゃん!そうじゃん!」ジャン!
芳川「甘いわね!あなたたちは優しいんじゃなくて甘いわね!!」コポコポ
アレイスター星野「えっと、て、テクパトルゥゥゥゥ!!」
番外個体「ねぇおねぇさんこの人達なんなのぶっ殺すべきなのどうなの最期にいたってはキャラ見失ってるし」
神裂「群れるとボケたくなる症候群ですね。とりあえずそろそろ締めてもらわないと困りますのでななちゃんにお仕置きしてもらいましょう」チャキッ
ななちゃん「」ガハシャァガクシャイガシシャバガレシャェガェシャ!!!!!
百合子「ねェおにいさンたち、ほンとにあっくンたちがどこにいるのか知ってるの?」
DQN1「おぉお知っとるよ。おぃらは、あっくん?たぁとんだちだから」
DQN2「安心しっせぇ着いてこんか~」
DQN3「なぃもたくらんどらんよ~ほんのこつよ~」
打ち止め「……怪しすぎるかも。百合子、やっぱり戻ろう?ってミサカはミサカは身の危険を感じて百合子の裾を引っ張ってみたり」
百合子「ンン?なンで?」
打ち止め「その、ミサカも混乱してたから藁をもすがる思いで着いてきちゃったけど、よく考えたら外の人とあの人が顔見知りなわけが……なんだか藪の中にどんどん進んでいってるし、ってミサカはミサカはそういえばMNWで番外個体に呼びかければいいことを今更ながら思い当たってみたり」
DQN1「なぃもいわんと!!ぅんらはおぃたちに着いてきぃやええんじゃっ!!!!」
百合子「」ビクッ
打ち止め「ひっ」プルプル
DQN2「がははははは!怖がっとるよたけちゃん!」
DQN1「おぉよ、かぉいまの心霊スポットを縄張りにしちょったおぃらを舐めるんでなかどおらぁ!!」
DQN3「あんおんなごにぃ酷い目あってから関東移っせぇてげに仲間も増えたしねぇ」
DQNs「」ゾロゾロゾロ
百合子「ンン?みンなあっくンのお友達?」アレェ?
打ち止め「か、かこ、囲まれてる……ってミサカはミサカは絶対絶命の状況に必死のSOSを送り続けてみる!!」
DQN1「ほんにこっちなぁきてよかったわ~!こげにてげなおんなご捕まえられっとわ!」
DQN2「たけちゃん守備範囲広かもんねぇ」
DQN3「じゃっどなぁ、こっちの白いかみんおんなごは結構いけるどおぃも」
百合子「?」
打ち止め「ど、どうしよう百合子。ミサカたちこのままじゃ、このままじゃ」プルプルプル
百合子「?どうなるの?」
DQN1「がははっ!安心しっせぇ!ちぃと運動するだけじゃっど!!」
百合子「運動……おぉ!身体動かすの!?百合子ワクワクしてきた!」
打ち止め「ちょ、百合子たぶん百合子の思うのとは違うとおもうのってミサカはミサカはノリノリな感じをかもし出してしまった百合子に焦りMAXだったたり……」
DQN3「がはははは!!こんおんなごぉなめんこい顔してやるみたいじゃっど!」
DQN1「全部終わっっせぇそげなことがいえっか楽しみじゃ!」
DQN2「じゃっどじゃっど!……ん?たけちゃん、なぃか後ろん方が騒がしゅうないけぇ?」
ドガッ!!ドザァァァ!!!!
DQN1「なんじゃこら新入りどもぉ!!なぃねこん騒ぎわ!!」
DQN4「そ、それが、後ろの方にいるやつらが変な女に!!しかもその女!!!」
DQN5「かた、かた!刀を持ってるんです!!リーダー!!」
DQN1・DQN2・DQN3「「「!?!?!?!?」」」ダラダラダラダラ
神裂「また、あなたたちですか」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
ななちゃん「」ガシャガシャガシャガシャフザケテヤガンナヨッポドユカイニザンサツサレタイトミエル
DQN3「あ、あ、」ガクガクガク
DQN2「お、女阿修羅じゃぁぁ」ガクガクガク
DQN1「な、なんしちょっかおまぃらぁ!!こいだけいるんだから数でおさんかぼけぇ!!」
神裂「無駄です、あななたちのようなど素人が何人いようと……それに、数がいるのはこちらも同じ」
ドグッ!ギャァァァァッァァァァァァァァァァ
DQN1「!?!?」
黄泉川「いやぁあんたたちが未成年を入れてなくて助かったじゃん。おかげで心置きなくぶっ潰せるじゃんよ」
バリバリバリバリバリッ!!!
DQN2「!?」
番外個体「良い度胸してんじゃんあんたらさぁ。神経焼いて一生立たなくしてあげるぅ」ギャハッ
ドガァァァァァァァァァァ!!!
DQN4「!?」
アレイスター星野「衝撃の杖もたまには動かさねばな」フフフ
バッシャァァァァァァァァ ギャァァァァァ
DQN5「!?!?!?!?」
芳川「今夜のコーヒーはちょっとやばいわよ」コポコポ
ドガガガガガドガァァァァァアゴバァァアァァ!!!!!
DQN1・2・3・4・5「!?!?!?!?!?!?」
木原「殺せ!!一方通行!!!こいつらぶっ殺せ!!!!」カシャンカシャン
一方通行(アマゾン仮面装備)「スクラップの時間だぜェェェェェェェェェェェ!!!!三下どもォォォォォォォォォォォォ!!!ケェウゥゥッ!ケケケェゥゥゥゥッ!!」キシャァァァァァア!!!
DQNs「化け物だぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあああああああああ!?!?!?!!?」
百合子「あっくンかっけェェェェェェ!!!」キラキラキラキラ
打ち止め「きゃーーーー!!!あなたーーーーー!!愛してるーーーー!!ってミサカはミサカは正にヒーローなあなたに大告白してみたりぃぃぃぃ!!!」キラキラキラ
DQNモブ「なんだおまえrうぎゃああああぁっぁぁぁ!!!」
DQNモブ「か、関東薩摩連合舐めるnあああっつぁぁぁぁあああああ!!!」
神裂「関東薩摩って……」ドスッ
DQNモブ「うっげ……」ドサッ
番外個体「バカ丸出しだよねぇ」バリバリバリバリ
DQNモブ「あばばばばばばばbbbbbb」
アレイスター星野「えっと、そっと、そぉっと、あ」
DQNモブ「kjgふぁおあhgふおあvfじゃうおh」
黄泉川「桔梗はあんまり前に出ないほうがいいじゃん。コーヒーも無尽蔵じゃないじゃんよ」
芳川「大丈夫よ、ラムネ大量に買ってきたから」フリフリフリ
一方通行「圧縮圧縮空気を圧縮ゥゥゥゥ!!ケェウゥゥッ!ケケケェゥゥゥゥッ!!」バリバリリバリバリ
木原「いいねぇ一方通行ぁ!!惚れちゃいそうだぜぇぇぇ!!!」カシャンカシャン
DQN1「な、なんよあんバケモンたちゃぁ」ガクガクガク
百合子「あれがあっくンだよ?それと、百合子の家族!あとあっくンのお友達!ンン?おにいさンたちあっくンのお友達なのに知らなかったの?普通は知ってるべきだよねェ?」アレェ?
打ち止め「やっぱりこの人達嘘ついてたんだよ百合子!ってミサカはミサカはこの状況になっても把握しきれていない百合子に若干呆れを通り越して悲しくなってきながらも必死に訴えてみたり!」
百合子「百合子戦闘以外ダメ子さンですから!」フンス
打ち止め「いばらないでぇぇぇ!じゃぁここでそれをいかんなくはっきしてぇぇぇぇぇ!!ってミサカはミサカは慣れない突っ込みにもうのどが痛くなってきたことを報告してみるぅぅぅぅぅ!!」
DQN2「う、うるさかど!!あ!そだたけちゃん!あいつらんなぁこん子らを取り戻しにきたんならぁ!!」
DQN3「そ、そうじゃ!盾にしっせぇ逃げればよかど!!」
DQN1「そ、そじゃ!……おい聞かんねぇこらぁぁぁぁぁ!!!!それ以上暴れっならこんおんなごがぁどうなっても知らんどぉぉぉぉぉ!!!!」
ガバッ!!
ポヨン
一方通行「あ」
木原「あ」
百合子「?」
DQN1「ああっははははは!!!意外に乳もあんのぉぉ!!!!こんな状況でなかったらぁ腕じゃのうて手で揉んでやりたいとこじゃ!おいごらぁ!!!こん子が傷物にぃされたくなかったらぁ!!!」
神裂「なんと卑劣な……どうしたのですか一方通行、悔しがるのではなく固まってしまって」
一方通行「いやァ、あのな……あァ、まずい、まずい。だからさっさと俺達だけで片をつけようと……」
DQN2「あっははは!奴らな止まったど!」
DQN3「おいおまぃらぁ!今のうちにぃ!!」
百合子「ンン?ンー……あ!」ピコーン
百合子「きゃ、キャーーーーー!オガクズーーーーー!!!」
ヒュッ ゴチャッ
DQN2「え」
DQN3「え」
DQN1「え、なにこれボクの腕……え?な、な、んで。飴細工みたい、に」ガタガタガタガタ
百合子「ひゅうっ!」
ドガガガガガッ!!
黄泉川「中心線五連撃ぃぃぃ!?!?しかも下から蹴り上げだからダウンできずに……」
百合子「えやっ!」
ゴッガァァァ
番外個体「顎に二本掌底ーーー!?!?うっわぁぁぁ」
百合子「とあ!」
ボグッ!
芳川「鳩尾を踏み台にして、相手の真上に……」
百合子「えっいっ!」
ドゴッ!!!ゴシャァァァァァ!!!!
神裂「綺麗に180度以上上げられた足から繰り出す踵落し、そして地面まで離さず打ち付ける徹底っぷり」
百合子「せいっやっ!!!」
ボコッ
木原「そしてとどめの肘を下腹部に」カシャンカシャン
アレイスター星野「この間約5秒弱、まさに神業である」
一方通行「クソガキ、お前はみるな」ヒュン サッ
打ち止め「あ、さっすがあなた隙を突いて空間移動で来てくれたのね!ってミサカはミサカはでも今の映像はMNWにて実践格闘模範演技として保存しておくことが決定していることを教えてみたり」
DQNs「」ガタガタガタガタ
百合子「ふぃ~、こンなもンっかなァ?えと、周りの人達も同じことしようとしてたンだよねェ?」
百合子「全員まとめて百合子ぶっ飛ばすべき?だね!うン!」ヨォシ
百合子「えっとォ、むぎのンがこういう時はこの台詞って言ってた!百合子覚えた!えっと」エトエト
百合子「!」ピコーン
百合子「み・な・ご・ろ・し・か・く・て・い!!だねっ!!!」
以下、百合子殺戮劇場
花火大会会場河川敷
一方通行「惨劇だったなァ」
神裂「百合子さん、本当に鬼強いんですね。甘くみてました」
番外個体「ミサカもさぁ、そりゃ組み手で一回も入れられなかったけど、あそこまでとは思ってなかったよ」
アレイスター星野「私の目をもってしても追いきれなかったよ。流れ上解説はしたけれど。反応速度もハンパではないなあれは」
一方通行「……全反射状態の俺の髪の毛引っ張るくらいだしなァ」
神裂「……え、戦ったことあるんですか」
一方通行「最初はそもそもそういう場面だったからな。いやァあン時ハスキー原も百合子も本気で殺しにかかってたら生きてなかったわ俺。今日ので確信した」ハハハ
打ち止め「ミサカもあんな風に強くなりたいな!ってミサカはミサカは」
一方通行「勘弁しろマジで」
黄泉川「お待たせじゃ~ん」
芳川「百合子の返り血洗ってきたわ」
木原「うぅっ、浴衣はダメになっちまった……まぁいつもの服でも天使だけどよぉ、もっと動画撮っておきゃよかった」カシャンカシャン
百合子「ごめンねお父さン。百合子今度から無血必殺めざすべき?」シュン
一方通行「めざすのは平和な日常だバカ野郎」
番外個体「色々あったけどさぁ、気を取り直して楽しもうよ」
黄泉川「そうじゃん。百合子、あんたは絶対親父と桔梗から離れないこと。いいじゃんね?」
百合子「うン!」
番外個体「おちびはミサカと星野と黄泉川ね。少しでもやばそうだったらすぐにMNWで呼ぶ!分かった?」
打ち止め「わかった!ってミサカはミサカ……ねぇちょっとみんなしてミサカたちを子供扱いしすぎじゃない!?ってミサカはミサカは扱いに不満を漏らしてみたり!!!」
木原「当然の結果だろが」カシャンカシャン
一方通行「むしろそこの駄犬みてェに首輪とリード着ける案もあったンだかンな」
神裂「さすがにこれ以上外で騒ぎを起こすわけにはいきませんから。わかってくださいね、打ち止めちゃん、百合子さん」
百合子「お父さンとお揃い!?百合子首輪つけたい!!ねェあっくン!首輪!!百合子にも犬みたいな首輪!つけてよゥ!!」ピョンピョン
ザワッ
一方通行「大声で誤解をまねくようなことをぬかすなァァァァァァ!!!!」
番外個体「」ウワァ
黄泉川「」ウワァジャン
芳川「」ウワァコポコポ
アレイスター星野「」モグモグ
神裂「わた、わたしも、いや、ぺ、ペット扱いはどうなのですかかおり……で、でも彼相手なら……」ブツブツ
ななちゃん「」ガジシャブガンシャヲガダシャイガジシャニ!
打ち止め「ミサ、ミサカも喜んでそんなあなたの性癖を受け入れr」
一方通行「クソガキ以外はさっき話し合ってただろォォォォがよォォッォォォォォ!!!なンで俺一人の意見みてェになってンだよちくしょォォォォォォォ!!!もうやだなにこれ!!!助けて闇咲くン!!アマゾン!!!」ウワァァッァァン
一方通行「学園都市帰ってから俺みたいなチョーカーを買ってやることで自体は終息しました」ゲッソリ
百合子「それならお父さンともあっくンともお揃いだもンね!」ニコニコ
神裂「私も彼とお揃いのなにか……」ウーン
番外個体「おねぇさん、それはひょっとしてギャグで言ってんの?」イラッ
打ち止め「そういえば追求してなかったけどお揃いの甚平なんて着ちゃって!ずるいんだから!ってミサカはミサカはあの人と同じ柄の服を着ているかおりおねぇさまに不満をぶちまけてみる!」プンプン
神裂「え、いや、あのこれはその、垣根のアホのご好意で……」
アレイスター星野「『そンだけ似合ってるお前となら俺も行きてェよ?』キリッ」カチッ
神裂「な、ん、で、あなたがそんな音声データを持っているんですか星野こらド素人こら」ギリギリギリギリ
アレイスター星野「ふふふふふ垣根が腹いせにとね待ってやめて神裂火織まって君の絞めは彼とは比較にギブギブギブギブ!!!」ギリギリギリッ タッチタッチ
黄泉川「蛇足まみれじゃんねぇ」
芳川「最初になにを見るの?花火まで時間なくなっちゃうわよ」
一方通行「おォそだな、巻きでいかねェと……ンじゃァ」
一方一行が最初に向かったのは……
1.射的屋
2.金魚掬い
3.花火の場所取り
このレスから先着5レスで多数決です><無効は繰り下がって換算、同数の場合は先に票をあつめた方に決定です
ねーちんと進展するためには徐々に数を減らす必要がある、かもです
一方通行「金魚掬いなァ」
神裂「金魚救い!つ、罪深い金魚たちを窒息寸前の生簀から救ってあげる、なんという善行!!!あれにしましょう一方通行!!」グッ
一方通行「え、そういうゲームなンあれ。いや俺もやったことねェから知らねェけど」
番外個体「……んー、掬いなんだけど、まぁ間違ってもいない気がするから突っ込まないであげよう」
百合子「はァ、可愛いィ」キラキラキラ
打ち止め「ヒラヒラしてて、ドレスを着てるみたい!ってミサカはミサカは初めて見る生金魚に心奪われてみたりっ!」キラキラキラ
黄泉川「ブクブクから離れたとこにいるやつは持って帰ってから死ぬまでが早いっていうじゃんね」
芳川「子供に命の儚さを教えてくれるわ」
番外個体「ちょろっと!可愛さに感動してる横で数日後の結末について口にすんのやめてあげなよ!」
木原「大丈夫だねぇちゃん。ガキどもは耳に入ってねぇ」カシャンカシャン
百合子「ほンと可愛いね打ち止めちゃン!百合子この白いのと赤いの好き!!」
打ち止め「ミサカはこの出目金さん!ってミサカはミサカは愛嬌あるこの子に情が移ってみたり!」
アレイスター星野「ふふふ、二人ともここは鑑賞する店ではないぞ?気に入ったのなら獲ることができるさ」
百合子「え!?ほンと!?『金髪微笑野朗』こと星野!!」
打ち止め「これやりたい!ってミサカはミサカは!!」
一方通行「へェへェ。みンなこれでいいかァ?」
ハーイ
一方通行「うし、じゃァ……」
一方通行「いっちょ獲り尽して」カチッ
芳川「ラムネ余ってたわ」ブシャァァァァァァァ
一方通行「ンでなンで俺にかけんだよあぶぶぶぶbbbbbb」
芳川「これ以上能力使ってさわぎ起こさないって言ったでしょうもう」
神裂「ラムネを人にぶっ掛けるのも大概ですよ……」
一方通行「勢いのあまり反射膜通過してンじゃねェよお前もっと計画的に使えよ怖ェわ」ボタボタボタ
芳川「あなたきっと疲れてたのよ。スイッチ入ってなかった、そうよ、そうに決まってる」
数分後
一方通行「……」
神裂「……」
黄泉川「……」
芳川「……」
打ち止め「……」
番外個体「……」
百合子「……」
アレイスター星野「……」
木原「……」カシャンカシャン
ななちゃん「」ガシャガシャ
一方通行「ゼロて」
番外個体「うっさいな白モヤシ。ミサカたちは電磁波のせいで避けられるからしかたないのぉ!」イライライライラ
打ち止め「でめちゃ~んおいで~っあ、だめだぁもう~~~ってミサカはミサカはポイが破けてしまったことに絶望してみたり」ハァ
百合子「……百合子がこう、水面にでこピンすれば金魚ちゃンたちきっと気絶するからそこを」
一方通行「すでに何匹か宙高く舞い上げたせいで『獲れなくても一匹もらえるルール』まで適用されなくなってンのにこれ以上どうする気だお前は」
黄泉川「いやぁ子供のころは得意だったんだけどなぁ。腕が鈍っちまったじゃぁん」ハハハ
芳川「……どうしてそこで曲がるのよ、完全にこっちにくるコースだったじゃないの」ブツブツブツ
神裂「難しいです、ね。やはり咎人を救うのは生半可な覚悟では」クッ
一方通行「かおり、一人テンション違いすぎだ戻って来い。お前魚が絡むとなンかおかしくね?」
木原「テメェは獲らねぇのかよ星野」カシャンカシャン
アレイスター星野「ふふふ、ああやってもがいている金魚を見ていると昔の誰かを思い出すのでね。見物するだけにしているよ」
一方通行「ちょっと感慨深げな顔してもっともらしいこと言ってンな知ってンだぞお前がスマデラのモンボでトサキントしか出なくてそれ以来金魚がトラウマだって知ってンだぞこっちは」
アレイスター星野「」グスン
番外個体「こんな時こそ学園都市第一位の頭脳駆使してよ白モヤシ!あなただって0匹じゃん!!」
一方通行「俺は別に金魚なンざ欲しくねェからどうだっていいンですゥ」
黄泉川「……打ち止め、百合子。こうして、こうじゃん……」ゴニョゴニョ
打ち止め「!オッケー。あなたぁ、ミサカあの出目金欲しいよぉ~獲って~~ってミサカはミサカはお願いボイスになってみたりぃ~」
百合子「あ、うン!あっく~~ン、百合子もとって欲しいよォ!」ネェネェ
一方通行「……」
番外個体「あ、ありゃダメだきっと堕ちるね」ケッ
神裂「そうなのですか?」
木原「あいつはあの二人に弱ぇからなぁ。あぁぁぁあ俺がこんな身体じゃなけりゃぁ木原金魚獲り神拳で百合子にアホ程金魚を獲ってやるのに」カシャンカシャン
アレイスター星野「なんだそれ興味深い」
芳川「……どうかしら、ね」
番外個体「え?」
一方通行「甘ったれンなァァァァァッッッッ!!!!!」
打ち止め「っへ!?」
百合子「!?」ビクッ
一方通行「その金魚が欲しいって言い出したのはお前らだろうが!!いつもみてェにただ買って終わりじゃねェ!!自ら勝ち獲らねェといけねェこいつらを欲したのはお前ら自身だろっ!!!!」
一方通行「なのになンなンですかァァァァ!?!?!?人におねだりして!!!獲ってもらって!!!!!ちっとばっか可愛すぎるからって努力もしねェで何でも手に入るとか思ってンじゃねェェェ!!!!」
打ち止め「え……あ……ごめ、ごめんなさ」プルプルプル
百合子「ふェ……あっくン、怒って……」ウルウル
一方通行「泣くなッッッ!!!!!」
打ち止め「!!」ビクッ
百合子「!!」ビクッ
一方通行「泣いてすませようとすンな!!!泣くのは反省の証なンかじゃねェ!!!!泣きたかったら獲ってみろ!!!自分の手で!!自分が欲したもンを!!!!しっかりその手に掴ンでみせやがれクソガキども!!!!」
一方通行「俺はなァ!!何もお前達が憎くてこンなこと言ってンじゃねェ!!このままほっといたらお前らは何をするにも自分で努力するってことを知らねェただクソ可愛いだけの人形になっちまう!!!それだけはダメだから言ってンだ!!!!分かるな!?!?!?」
打ち止め「うん……あ、はい。ってミサカはミサカは。しっかりお返事を。返してみたり」
百合子「はい、あっくン。百合子、百合子反省するべき……あ、ちがくて、反省、します」
一方通行「……ン。それでいい」
ギュッ
打ち止め「!!」ボロボロボロ
百合子「ふェ」ボロボロボロ
一方通行「怒鳴って悪かった。怖かったなァ?でもお前らが大事なンだ、許してくれよ?」
打ち止め「あな、あなだぁぁぁぁ!!ってミサカはミサカはあなたの肩に顔を埋めながらむせび泣いてみたりぃぃいl!ごべんなさぁぁぁぁい!」
百合子「ごめンねあっくン!!百合子、百合子ォォォォォ」ウワァァァァン
黄泉川「私めっちゃ恥ずかしい。保護者失格だ。この生簀に頭突っ込んで窒息死するべき?愛穂死ぬべき?」
番外個体「やめて。いやでも意外だったね」
神裂「妹達のことを想って心を鬼にする一方通行素敵すぎます」キュンキュンッ
アレイスター星野「いやぁいいホームドラマっぷりだったな」
木原「いい兄貴になりやがって。っくぅ、泣かせやがるぜ一方通行」グスッ
芳川「……」スッ
打ち止め「ウワァァアァァァァアン」
百合子「ビェェェェェェエエエエ」
一方通行「いい加減泣き止めお前ら……おォ芳川。こいつらどうにか……」
芳川「はい、正露丸」ヒソヒソ
一方通行「!おま……」
芳川「金魚がうねってるのをジッと見つめてたら酔っちゃってもう目ぇ向けられないのよね。分かってるわ」ヒソヒソ
一方通行「ありがとうマジありがとう助かったホントギリギリでしたありがとうございます」ヒソヒソ
打ち止め「よおし!百合子!ミサカたちだけの力できばいやんせだよ!!ってミサカはミサカは掛け声とともにおっちゃんポイをあるだけ持ってきてってお願いしてみたり!!」
百合子「うン!打ち止めちゃン!きばっとー!チェスケーーーー!!」オーーー!
黄泉川「ありゃぁ、こりゃ多分本当にここから動きそうにないじゃんねぇ」
番外個体「どうすんの?ガキンチョたちから目を離さない位置ってと、ここから2、3件しか見られないよ」
一方通行「俺は花火見られりゃそれでいいがな」
神裂「見守ってあげましょうよ彼女達の頑張りを。こういう暖かな雰囲気もいいものです……そりゃ、少し期待もしてました、けど」ゴニョゴニョ
芳川「えぇ、そうね。最初に決めたんだから、あの子たちから離れるわけにいかないわ」
アレイスター星野「だが、一方通行、神裂火織。キミ達は別だ」
一方通行「はァ?」
神裂「へ?」
番外個体「なんだかまずい流れな気がする……」
木原「言ったろうが、百合子は俺と芳川が見る、打ち止めは番外個体と黄泉川と星野で、ってよぉ。ねぇちゃん?テメェはそれに反対しなかったよなぁ?」カシャンカシャン
番外個体「うぐっ、いやでも、そんな、こうなるなんて!」
一方通行「何が言いてェンだよお前らはっきりしろ面倒臭ェ」
神裂「い、いいのですか!?本当に!?」
芳川「えぇ、一方通行?」
一方通行「あァ?」
芳川「あなた、神裂さん連れて二人で回ってきなさい。私達は私達でいるから」
一方通行「おォ、そか?ンじゃァ」
番外個体「あっさりぃぃぃぃぃぃ!?!?!!?そ、そこはあなたは『ハァァァ!?なンでそうなるンですかァァァ!?』じゃないのぉぉぉ!?!?」
一方通行「いやさ、もともと俺はかおりと二人で来るつもりだったンだっての」
神裂「今私このまま死んでもかまいません」
ななちゃん「」ガシャガシャ!
一方通行「落ち着けばか。ほら、手ェ出せ手ェ」ギュッ
神裂「!?!?あ、え、あの、な、なにを!?あの、そ、そんな強引に、いやそんなあなたも、いやいや、いやとかでなくいやいやその」
一方通行「?日ィ落ちてきたろ。お前、暗いとこ苦手だろが。ほら行くぞ。そンじゃなお前ら」
番外個体「ちくしょぉぉぉぉぉぉ火織おねぇさまぁぁぁぁ!!帰ったら尋問だかんねぇぇぇぇぇ!!!」ウワァァァァァァン
芳川「楽しんでらっしゃ~い」ヒラヒラ
黄泉川「いいね~青春じゃんね~私も若返りたいじゃ~ん」ヒラヒラ
木原「あいつやっぱりおっぱい星人だよな。二人連続だぞ」カシャンカシャン
アレイスター星野「牛乳の入荷を増やしておくよう手配しよう。何か最近常盤台周辺とかでも牛乳が消えるって言うし」ピッピッ
打ち止め「あ!百合子獲れそう!あなた百合子……ってあれ!?!?」
百合子「あっくン百合子この子……あれ?あっくン?」アレェ?
神裂「やった!!やったぁぁぁぁ!!!ついに!ついにですよ!!!やりましたななちゃん!!!」ブンブンッ
ななちゃん「」ガヨシャカガッシャタガネシャカガオシャリ!
一方通行「おいコラかおり落ち着けってだからななちゃん振り回すなここ群集ン中だやめろ握った方を振り回すのもやめろ俺を投擲でもすンのか落ち着けェェェェェェ!!!聖人パワー怖ェェェェェ!!」グルングルン
神裂「ど、どこから見てみましょうか、一方通行」テレテレ
一方通行「ようやく落ち着いたなお前……そォだな。俺はアマゾンさンのお面被ってるのにお前が着けてねェのは不公平だ。最初のお面屋行くぞ」
神裂「お、お面ですか……その、バカにするわけではないのですが少々子供っぽいというか、私のような見た目にお面は……誰が三十八歳ですか!!!」アタフタ プンプン
一方通行「全然落ち着いてなかった。平気だっての、こういう時くらい羽目外して開き直れ。俺だって普段ならお面なンざ絶対ェつけたりしねェよ」
神裂「そ、そうですか?笑いません?私のようなのが……」
一方通行「さっきからその私のようなってのはなンだ。ンですかァ?そンなに俺とお揃いはいやですかァ」
神裂「あ!そういうことではないのです!!!むしろウエルカムというか!!!その!!」
一方通行「ンじゃ決まりなァ。ゴーカイピンクあるといいなァ」スタスタ ギュッ
神裂「それは……誰かが盛大に滑ったような響きがあるので止めておきましょう」テレテレ ギュッ
一方通行「そうなァ、ピンクのお面は頭の後ろにつけててよかったよなァ」
ななちゃん「」ガウシャチガワシャネガタシャヤガメシャロ!
「らっしゃい!お、さっきの」
一方通行「よォ店主。今度はこいつのを買いに来た」
神裂「改めてみると、多いですね……どれにしましょうか」ウーン
一方通行「これはどうだ?」スッ
神裂「ミッ○ィーですか……出オチなので止めておきましょう」
一方通行「そか……ンじゃこれ」スッ
神裂「桂ヒナギク……劇場版だなんだと今確かにタイムリーですが……却下で」
一方通行「そうか?ンじゃこっち」スッ
神裂「ヒルデガルダですか。あちらのような冷静さが私にも欲しいところです。却下で」
一方通行「注文多いなお前。それじゃァ獲っておき」スッ
神裂「パンプキン・シザーズのアリス・L・マルヴィンですね。また懐かしいものを。これは原作無視が酷かったですねぇってなんだかピンポイントで狙ってませんか!?!?ってかここのお面屋さんすごいですね!?!?品揃え凄すぎません!?!?」
「日本一の品揃えを誇ってるんだうちゃぁ」フフン
一方通行「いいだろアリス・L・マルヴィン。かっけェし。誰もピンとこねェだろうけど」
神裂「いえまぁ確かに戦う女性として一目どころか何目でも置くところがありますが、あの、もう少しメジャーなものが……」
一方通行「流石にメインじゃねェ来海ももかはねェよなァおやっさン」
「そうなぁ是が非でも作りたかったが予算が」
神裂「そういう括りじゃなくていいですからもぉぉぉぉ!!あ!これで!!キティちゃんで!!はい!!!」
一方通行「えェェ適当に決めるならアリスでいいじゃねェか」ブイー
神裂「いいからもう!行きますよ!」グイッ
一方通行「なンやかンや言ってる間にお面をつけることに恥ずかしさをなくす作戦成功だな」フフン
神裂「うそはやめてくださいうそは」
一方通行「はしまき美味ェ」モグモグ
神裂「少しこぼれやすいですが……あ、手、離します……か?」
一方通行「ンな寂しそうな顔されたら離したくても離せねェですゥったく」ギュッ
神裂「あ……ありがとうございます」
一方通行「ちっと行儀悪ィ食べ方すっけど見逃せなァ?片手じゃこうしねェと無理だ」アガーーー バクッ
神裂「そうですね……」ウーン
ななちゃん「」ガタシャベガサシャセガロシャ!!
神裂「え?ななちゃん、あなたもはしまきをお食べに?」
ななちゃん「」ガチシャッガガシャウガアシャッガクシャンガニシャ!!
神裂「あっ!な、なるほど……あ、一方通行!はしまきを貸してください!」
一方通行「あァ?」
神裂「い、いいから、なにもお聞きにならず!さぁ!」サァ!
一方通行「……あァ、なるほどな。ほれ、アーーン」アーン
神裂「ふぇぇっ!?!?」
ななちゃん「」ガヨシャソガウシャノガナシャナガメシャウガエシャガキシャタガーシャ!!!
一方通行「お前も食べてェンだろ?言わなかったから欲しくねェのかと思ったろうが、早く言えよそン時一緒に買ってやったのに。食べかけだが簡便な。ほら、アーーーン」アーーーン
神裂「あう、そ、の。それでは、あの、アーーーン」テレテレ
ななちゃん「」ガシャガシャイイカゲンダルイワカエリテェ
神裂「いろ、色々食べました、ね」シューーーーー
一方通行「おォそうなってかおり大丈夫かホントはしまきのあたりから煙出っ放しだけどホント平気か?」
神裂「いえね、まさかあれから色々と買ったものを、食べ、食べさせあうことになるとはその、かおり思ってなかったもので、心の準備どころか心置いてきっぱで駆け抜けてるような……これは夢?あぁ、そうですね夢なのですねうふふふふふふ」ニコッ
一方通行「いい顔で飛ンでンなよ……ン」ギュッ
神裂「!あ、あっくん……」
一方通行「お、戻ったな。なァにが夢なンだっての、夢なンざよりもっと楽しンでやろうじゃねェか!知ってっか?夢が現実を超越することもよォ、この俺、学園都市第一位の頭脳なら可能なンだぞ?」ケタケタケタ
神裂「……ふふ、なんですか、それ。でもあなたなら、そうなのかもと思えてしまいますね」ギュッ
一方通行「おォともよ。おいななちゃン、お前も黙ってるなァ?しっかり楽しめよ」
ななちゃん「」ガシャガシャ!
一方通行「うし、それでいい。かおり、次どこ行きてェ?そろそろ腹も膨れたし遊ぶもンにすっか」ワクワク
神裂「そうですね!では、あの!射的!行きましょう!」ギュッ!
一方通行「おォ!」ギュッ!
射的
一方通行「おい、さっさと次の商品並べろ」ヘイヘイ
「勘弁してくださいっ!!」ドゲザッ
神裂「最初に撃ったコルクを二弾目三弾目ではじいたり壁にあてたりして、全ての商品をたった五発で」スゴイ
ななちゃん「」ガアシャッガクシャンガオシャニガチシャク
輪投げ
一方通行「余裕ってなァ」ヘイヘーイ
「どうして突っかかりもないのに張り付くんだぁぁぁぁぁぁ!!」ウワァァァァン
神裂「放物線を描くように投げて、ちょうど頂点の部分に商品が来るよう調整して投げると。さすがですね」スゴイ
ななちゃん「」ガオシャニガチシャク
型抜き
一方通行「ホイッ。次」ポイッ
「やめてくれぇぇぇぇぇぇ次のは2万の……あぁぁぁぁでこピン一発ぅぅぅぅぅ!?!?」
神裂「そして型抜きで軍資金を増やすと。無限ゲームですよ」
ななちゃん「」ガマシャジガキシャチガクシャダガナシャアガッシャクガンシャ
そうして夜は更けていき
一方通行「食ったァ、遊ンだァ」ノビーーッ
神裂「川原の土手に寝そべるなんて気持ちよさそうですね。はい、お飲み物買って来ました」
一方通行「杖ねェと外でンのも楽しいなァ。お?なンで紙カップ?」
神裂「出店ではなく、白テントの地元商工会?の方々が配っていました。せっかくなのでご好意をいただこうと」
一方通行「さっすが聖職者、やっるゥ」ケタケタ
神裂「あなたこそ……ご立派でしたよ、獲った景品の殆どを近くの子供に差し上げるなんて」
一方通行「必要なのやら、ガキどもが欲しがってたやつ以外はガラクタ同然だからなァ。それにああいうガキから獲れそうもねェ設定に金出させて毟り取ってンだろあいつらは。いい気味だ」カカカカカカカ
ななちゃん「」ガアシャッガクシャンガスシャテガキシャ///
一方通行「へェへェどうも」
神裂「わた、わたしも。素敵だと想ってるんですよ!?」
一方通行「ン、あンがとよ」
神裂「……と、隣、よろしいですか?」
一方通行「好きにしろ」
神裂「で、では……失礼、します」
ゴロンッ
一方通行「……」
神裂「……」
一方通行「本格的に暗くなってきたなァ」
神裂「え、あ。そ、そうです、ね」
一方通行「……」
神裂「……」
ギュッ
神裂「!!」
一方通行「泣かれたら堪ンねェからよ」
神裂「は、はい。あの、ありがと、え、えへへ」テレテレ
神裂「それで……メールでお伝えした件、なのですが」
一方通行「唐突にきたなお前」
神裂「あ、いや、その。ゆっくり腰を落ち着けて話す機会があればすぐにでもと、あの、思っていましたので」
一方通行「……そンで?」
神裂「うぐっ、わた、私に言わせる気ですね……いいでしょう。あの……あなたが、その。私の、その。裸を見た……時のことなのですが」カァァァァァ
一方通行「……すまンかった」
神裂「それはいいんです。あの、あなたはあの時、どういうおつもりで……『ごちそうさまです』と言った、のでしょうか」
一方通行「(言い切ったよちくしょーーーー!!!)」
神裂「……教えていただけません、か?」
一方通行「……」
神裂「……」ジーーーッ
一方通行「……」グビッ
神裂「……」ジーーーーーーッ
一方通行「……」グビッグビッ プハッ
神裂「……」ドキドキ
一方通行「かおり」
神裂「ひゃ、ひゃい!!!」
一方通行「これを配ってたのは、どンな奴だった?」
神裂「え、え!?そこですか……あの、赤ら顔のおじさまでしたが、それがなにか?」
一方通行「……そうさなァ、お前恥ずかしいっつってキティちゃンのお面外してたしなァ、未成年じゃないと思われて、あァ、そだよなァ」
一方通行「俺もその、ちょっと腹くくるァと思ってそのァ、一気飲みしちま……あ、さっき、酔ってだし……うン」
神裂「え!?え!?……クンクン……あぁぁぁぁっぁあああ!!!こ、こここここれ!!ビールだったんですかぁぁぁぁぁ!?!?!?!!?」
一方通行「ガクッ」バタンッ キュゥ
神裂「あああああああ一方通行待ってぇぇぇぇ!!!落ちるのはせめて答えをぉぉぉおおおおおお!!!」
ドーーーンッ!!!ワーーーワーーーー
神裂「わああああああああああ!!!!花火始まったぁぁぁぁぁぁあぁ!?!?!!?ちくしょぉおおおおおおおおおお!!!!!起きて!!!おきてくださいいいいいいいいい!!!答えは、答えはこの際いいですからぁぁああああ!!!花、花火……ウワァァァァァァァァァン!!!」
神裂「どうしてこうなったんですかぁ」グスン
ななちゃん「」ガカシャオガリシャハガガシャンガバシャッガタシャヨ
神裂「ななちゃぁん」グスグスッ
ドーーーン!!パラパラパラパラ
一方通行「」シーン
神裂「あぁあ、あせりすぎた、んですかね。もっと落ち着いたときに、ゆっくりと……あぁそうすれば、せめてこの場は二人で花火を見ることだけはかなったのかもしれない、のに」ジワァ
ななちゃん「」カオリ……ア、ガカシャオガリシャ……
神裂「ごめんなさい、一方通行……ごめんなさい、あ、あっくん……」ポタッ
一方通行「……ン」
神裂「?」
ドーーーーーーーーン!!!パラパラパラァ!
一方通行「!!」ガバッ!!!!
神裂「あ、え、お、起きましたか!?平気ですか?」
一方通行「……くひっ」
神裂「え?」
一方通行「花火始まってンじゃねェェェェェェェェェェかァァァァァァァァァ!!!!!!」バッサァァァァァァァァァァァァ
神裂「白い翼ぁぁぁぁ!?!?」
一方通行「おいおいなンだなンだよなンですかァ!?!?くひっ!俺をさておいてなぁに真っ黒な夜空に光ってやがンですかァァァァ!?!?!?ひっく」
神裂「あ、よ、酔ってる。一方通行、あなた完全に、酔ってるんですね」
一方通行「あァァァ!?!?おォォォかおり!!!!よォし!!!ちょっと来い!!」ガバッ
神裂「え、あ。えぇぇぇぇえええ!?!?!?おひ、お姫様だっこぉぉぉ!?!?!?」
一方通行「こンな低ィところじゃァよォ!!!あいつらに見下ろされてて癪じゃねェかァ!?!?なァァァ!?!?ひっく」
神裂「お、落ち着いて、一方通行、頼むから、あの」
一方通行「特等席までご招待だぜェェェェェェェ!!!!!」ギュンッッ!!!!
神裂「待ってください降ろしてぇぇぇぇぇ!!!!待ってぇぇぇぇぇえ!!!」キャーーーーーーー!!!!!
ななちゃん「」ガヒャシャッガホシャォガォシャォ!!
どえらい上空
一方通行「おォォォたっけェなァ!!見てみろかおり!!!ひっく!花火を下に見るなンてめったにねェぞ!!あはぎゃはっ!!」
神裂「た、たたたた高すぎますよ!!!落ちたらどうするのですか!?!?」
一方通行「あァン!?!?てめ、俺が信じられねェってのかかおりィィィィィ!ひっく!」
神裂「い、いやいや信じてます!信じてますけれどもですね!」
一方通行「だァったら力抜けェ!俺を信じろ、死ンでも離してやンねェからよォ!!!あっはぎゃは!!!俺が今死ンだらお前もまっさかさまだけどなァァァァァ!」
神裂「い、一生、離さな……あ、う」
一方通行「よォし、良い感じにほぐれたなァえ?それでいい!!お前は俺を信じろ!!何の因果かわからねェけどよォ!俺とお前は出会っちまった!ダチになった!!お前は、俺の力(の一部)なンだ!!!こういう風によォ!!一生お前(と他のやつら)を俺が守ってやンよォォォォォォォ!!!」
神裂「!?!?!?!!!!!!!!」
ななちゃん「」ガキシャタガーシャーガーシャーガーシャ!!!!!!!!!
一方通行「(あァン?俺なンか今色々抜けてねかったかァ?まァいいや面倒臭ェ)」
一方通行「そンでよォ!!!ひっく!さっきの!なンだ!?!?あれ、ほら!!!ひっく!」
神裂「あ……う……お、温泉、での」ボーーーッ
一方通行「おォォうそれそれ!あンなァ、ンなもン決まってンだろ!!!」
神裂「な、なんで、しょうか」ボーーーッ
一方通行「滅茶苦茶魅力的だったからに決まってンだろォォォォォがァァァァァァ!!!」
神裂「」ボンッ
ななちゃん「」ヨッシャアァアアアアアアアアアア!!!!
一方通行「美しいフォルム!!!無駄の無い造詣!!!」
神裂「あ、う。あの、あの、恥ずかしいです!!うれ、嬉しいですけど!恥ずかしいですからっ!!」///
一方通行「長くしなやかな全景!!!他を圧倒する存在感!!!」
神裂「あの、もう、あの、やめ、やめてください!」///
一方通行「真ん中で分けたツートンカラー!!!そして黒!!圧倒的黒!!!」
神裂「そ、そんな……って、あ、え?つ、ツートン?ふく、服装のこと、ですか?そこは褒められましても……え、え?か、髪ですか?黒髪が魅力的だとか、そういう……?」
ななちゃん「」ガマシャサガカシャ……
一方通行「そォォォォォォォう!!!!」
一方通行「いぶたまと特急つばめ最っっっ高じゃねェかよォォォォ……おォ……お……zzz」
神裂「」
ななちゃん「」
一方通行「」zzz
神裂「……」
ななちゃん「」
神裂「寝ぼけていた、みたい、ですね」
ななちゃん「」ガナシャイガワシャーガコシャイガツシャ
神裂「この分では、先ほどの守るという言葉も……あはは、夢の中、だったのでしょうね」
一方通行「」zzz
ななちゃん「」ガカシャオガリシャ……
神裂「……ふふふ、大丈夫ですよ、ななちゃん。私、ほら。凹んでいません」
ななちゃん「」?ガナシャゼ?
神裂「だって、見てください。彼は言葉通り、眠っていてもそのまま私をしっかり支えてくれていますよ」
一方通行「」zzz ヒシッ
神裂「それに、ふふ。さっき彼自身がこう言っていました」
神裂「彼なら、彼と一緒なら、夢が現実を超越できる、と」
ギュッ
神裂「一方通行、私決めましたよ。絶対に起きたあなたに、私の前で、しっかり先ほどの言葉、言ってもらいます」
神裂「夢で終わりだなんて、許しませんから。ね」クスッ
ななちゃん「」ガガシャンガバシャレガカシャオガリシャッ!!!!
神裂「ありがとうございます、ななちゃん」ニコッ
一方通行「」zzz
神裂「……しかしおきる気配ありませんね」
ななちゃん「」……ガナシャンガカシャナガガシャサガレシャテガキシャテガナシャイガ?シャ
神裂「えっと……この翼は若干テレズマと似通っていますから、ひょっとして私でも慎重にすれば制御が?あ、出来そうですね。えっと、このままではやりにくいので……彼を背負う、形に……あはは、一方通行。あなたはやっぱりであった頃と変わりませんよ」
一方通行「」zzz
神裂「出会ったあの頃と変わらず……ああたは素敵な方ですね、あっくん」ニコッ
一方通行「……」
番外個体「それで、花火が終わってもいくら待っても携帯にかけても連絡が一切なかったこととか、神裂おねぇさまのあの状態とか、言い訳はあんの?」ビリビリッ
打ち止め「もう人殆どいないよ出店の人達が後片付けしてるくらいだよってミサカはミサカは色々不満が溜まって怒髪天を突く状態にあることを教えてみたり」ビリビリッ
一方通行「……覚えてませンすみませン」ズキッズキッ セイザッ
黄泉川「あいつに変なことされたじゃん?ごめんな、あいつにゃそんな甲斐性ないと思ってて。ごめんなぁ」
神裂「いやいやそんな、あの、皆さんが思っているようなことは一切無かったんですってば本当に」アセアセ
芳川「と言ってもねぇ……あなたの甚平が所々裂けていて、あの子があなたに背負われて帰ってきたとなると」
アレイスター星野「色々想像の余地はあるというものだ」
木原「あいつも男だったって訳だなぁ。最初っから外で事を運ぼうとするたぁ、まったく」カシャンカシャン
神裂「で、ですから違うんですってば!ただ単に着地に失敗して藪に突っ込んでしまっただけで、そういう確執とかがあるわけでは!!ですよね!あっくん!!!」
一方通行「あァ……すみませンほンとビール飲んでから記憶がほんとに」
黄泉川「飲むなとは言わないけど、あんたは弱いんだから考えるじゃんよもう!」
番外個体「……変なことしてないのは本当っぽいね。それどころか名前呼びがデフォになってるし」ビリッ
打ち止め「うぅぅぅミサカ達の進展阻止作戦がぁぁってミサカはミサカはぁぁぁ」キィィィィ
一方通行「ほンとだよかおりお前いつからそれ呼びにしてンだよおい、俺は認めて……」
神裂「いいじゃないですか、あなたも私のことをかおりとお呼びなんですから。ね?あっくん」ニコッ
一方通行「……あァもう、いいやなにがなンだか分からンねェし。好きにしろよもう」ハァ
百合子「」スゥ スゥ
神裂「百合子さんは寝てしまったのですね?本当に悪いことをしていまいました。黄泉川さんも、ずっと背負いっぱなしでしょう?代わります」
黄泉川「まぁ驚くくらい軽いからいいんだけどさ、あんたが気にするなら代わるじゃん。ほい」
木原「俺に、俺に普通の身体があったらなぁちくしょう」カシャンカシャン
番外個体「あなたは百合子のと、ついでにみんなの荷物持ってよね車まで。ミサカ達疲れちゃったからぁ」ポイッ
打ち止め「ほら見て!ミサカと百合子でたくさん金魚獲ったのよ!凄い?偉い?ってミサカはミサカは金魚の袋をあなたの首にぶら下げてみる」
アレイスター星野「ぼんぼんも大量に獲ったから、これはキミの腰にぶら下げておくとしよう」イソイソ
芳川「はい、ラムネも大量に余ったからお願いね、最近筋肉とスタミナもついた第一位さん」ドサッ
一方通行「俺に押し付けなきゃとっても偉いですゥクソガキ。デコるな星野ちくしょう。この状況で何かぶっ掛けてきたらぶち切れるとこだったわクソニート。どうもォ」
黄泉川「そんじゃぁ私らは身軽になったところでぇ。駐車場まで仲良く出発じゃん!」
ハーイ
一方通行「なァにが仲良く出発じゃンだよ、俺らが遅れても待たずに歩きやがってくそゥ」ヨロヨロ
神裂「大丈夫ですか?あっくん。少し持ちます?」
一方通行「いやいい。それより百合子起こさねェように慎重になお前は」
神裂「はい、ふふ、今回はなんだか最後の最後までお揃いでしたね。こうやってなにか罰で背負って、トボトボと」クスクス
一方通行「なァにが楽しいンだよまったく」
神裂「楽しいですよ。あなたと一緒ならなんでも楽しいんです、私は」
一方通行「……そォかい」
一方通行「ま、その笑顔に免じて。今日の日記は最っっ高に楽しかった、ってことにしてやらァ」
神裂「日記?あっくん、日記をつけ始めたんですか?」
一方通行「おォ、それがな。聞いてくれよいきなり芳川の奴がよォ――」
神裂「あっはははは、それはまた――」
ななちゃん「」ガシャガシャアックンハホントウニネテイタノカシラ?
ななちゃん「」ガシャガシャホントウニオボエテナイノナラ、ナニモキオクニナイノナラ
ななちゃん「」ガシャガシャカオリト、テヲツナイデナイノニアルクキョリガ、ビミョウニチカクナッタイルノハ
ななちゃん「」ガシャガシャ
ななちゃん「どうしてなのかな、あっくん?」ガシャガシャ
一方通行「俺は何も聞いていないいつものかすかな声ではなくはっきりくっきり確実に女の声で俺に語りかける声がしたけど俺はなにも」
ななちゃん「ふっふっふ、かおりと親密になった証拠よね」フッフッフ ガシャガシャ
神裂「え!?あっくん遂にななちゃんと完全にコミュニケーションを取れるようになりました!?!?わぁ、素敵です!!!よかったですねななちゃん!!!」
ななちゃん「えぇ、かおり。これで突っ込みを入れるのが楽に」ガシャガシャ
一方通行「そこはもっとこう言葉を伝えやすくとか言っとけ本心でも突っ込みとかに結びつけンなこらァァァァァ!!!」
一方通行・赤裸々日記
ある日の花火大会ととある純情な女とその友達について
執筆完了!!
後日談 『祭りの後』
百合子「あっくンと~~お父さンと~~~お~っかい~もの~~~~♪」
木原「クソガキ、いい店連れていけよ?百合子に着けるのは最高のもんじゃなきゃダメなんだからな」カシャンカシャン
一方通行「へいへい。そのネックレスの邪魔に見えねェチョーカーが見つかればいいがなァ。外したくねェンだろ?」
百合子「お父さンからのプレゼントだから!そこにあっくンからのプレゼントが合わされば百合子無敵!無敵だよ!」ワーイ
一方通行「もう十分だっての」
木原「各種能力に対してジャミング対応したしな。それよりあのねぇちゃん遅くねぇか?」カシャンカシャン フフン
一方通行「ますますチートだわこいつ。いや、百合子が張り切って早く出すぎただけだ。時間的にはもうすぐ……」
神裂「あっくん、百合子さん、木原さん、おはようございます。お待たせしてしまいました?」
ななちゃん「もう、かおりが髪紐一本に迷いすぎてるから……おはよ、あっくん百合子」ガシャガシャ
百合子「『抜け駆け刀女』かおりちゃンと『切れ味抜群系ガール』ななちゃン!おはよっ!」
木原「あぁ、やっぱその刀なんか言ってんだなマジで。なんとなぁく伝わるんだがこいつらみてぇには無理だなぁ。よぉ、昨日ぶり」カシャンカシャン
一方通行「おォ、どした。なンか洒落てンな髪括るのが。霊装の関係で難しいンじゃなかったンか?」
神裂「えぇ、ですから結び方に吟味に吟味を重ねました。これならば以前のものと遜色ない効果が得られてますので平気です」
ななちゃん「それを構築したのは誰かしら~」ガシャガシャ
神裂「わたしの優しい友人ですよね」ニコッ
ななちゃん「」ガシャガシャ
百合子「仲がいいね!ンン?百合子もこのペンダント大好きだけど喋れないや……百合子もっと大事にすべき?」アレェ?
一方通行「いやいやあれが異常なだけだから気にすンな」
木原「……」
一方通行「お前はお前でペンダントにAIを積めれば何とかとかアホなこと考えてンじゃねェぞ駄犬お見通しだぞこら」
木原「やめろっよぉ一方通行~!親父のことならなんでも分かるってかぁ!?」カシャンカシャン
一方通行「図星だったからってなンだそのテンションきめェ」
神裂「あっくんとお父さんも仲良し、ですね。百合子さん」
百合子「うン!えっとね、ツンデレさンなンだよ!百合子覚えた!」
ななちゃん「どっちを指してるのかしらね」ガシャガシャ
ファッションセンターマター かきねむら
垣根「よぉぉっす。昨日はお楽しみでしたね()笑」
一方通行「納められてねェよ漏れてるよ笑いがこら」
神裂「店の名前は、その、某ちょっとあれな服屋みたいですが。実際の店構えは一流店の名に恥じませんね」
垣根「ギャップが面白ぇと思ってよ。っよ!百合子っちゃん元気か?」
百合子「『天才デザイナー』カッキー!百合子超元気だよ!今ならオーガ倒せる!」ピョンピョン
垣根「うん結構だけどその対決は人のホテルとかじゃやめようね。その親子とか、どこぞのペアルック色ボケ自称親友どうしみたいに人の部屋ぶっ飛ばすのはやめようね」
神裂「自業自得です垣根のアホめ」
ななちゃん「ホームレスメルヘンかっこ笑い」ガシャガシャ
一方通行「自称とかふざけてンのかてめェ俺とかおりは親友だっての」
垣根「お前達に請求書回さない俺の優しさ汲んでよ神裂ねぇさんなんかむかつくこと言ったのはなんとなく伝わる気がすんぞ刀こらそしててめぇはそこかよ第一位お前脳みそまで真っ白なんじゃね木綿豆腐なんじゃね?」
一方通行「絹ごされてェンですかァ?」カチッ
百合子「人体絹ごしショー!凄そうだねお父さン」
木原「凄絶だろうなぁ」カシャンカシャン
神裂「あ、『ゆうゆう甚平マター』もう商品になっているのですか」
垣根「おう、絶賛バカ売れ中だ。この夏の学園都市にゆうゆうが回遊しまくるぜ」
一方通行「百合子、欲しいか?」
百合子「動きにくいからや!」
垣根「っはは、手厳しいねぇ」
神裂「どうしましょうか……私の所々破けてしまいましたし、買いなおすという手も」
垣根「え?なにもう破けたん?第一位、おまえ……」
一方通行「くだらないこと言ったら絹ごす」
垣根「……絹ごすって言葉ねぇからな言っとくけど。じゃあよ、今度俺のとこ持って来い。焼けて焼失でもしない限り、織り込んだ繊維マターを組みなおして元通りにできっから」
一方通行「なンつゥ万能素材さすが新鋭鬼才デザイナー」
垣根「あ、めちゃ嬉しい」
木原「その調子でチョーカーも見立てたのむぞクソガキ」カシャンカシャン
垣根「へいへい木原のおっさん。っささぁ~お客様をアクセサリーコーナーへご案内~」
ななちゃん「かおりもこういうのでお洒落すればいいのに」ガシャガシャ
神裂「この髪結い紐でギリギリなのに無理に決まっているじゃないですか、ななちゃん」
ななちゃん「いやもういいじゃない霊装とか。あっくんに一生守ってもらえば」ガシャガシャ
神裂「なっ!!なに言ってるんですか!!なに言っちゃってるんですかななちゃんもぉぉう!!!」バシッバシッ
一方通行「お前今日いやに冷静だと思ってたらようやく元気でたな、かおり」
神裂「んな、それはまるで私が日ごろは冷静沈着な女性ではないかのような言い方ですね、あっくん」
一方通行「少なくとも俺のかおりに対する印象とは激しくズレてンなァ」ケタケタ
神裂「……それもそう、ですね。って、誰のせいですか誰の」
百合子「おォォ」キラキラキラ
木原「流石本職、見立てもばっちりだな」
垣根「そうだろうそうだろう。首輪みてぇのじゃなくて細い皮編み紐タイプだ。止め具はシルバー。トップにそのネックレスのトップを付けられるようにしておいた。どよ!」
百合子「合体!あっくンとお父さンg」
一方通行「言わせねェよバカ」
神裂「彼女が召還されるところでしたね」
百合子「あっくン!みて!みて!」
一方通行「おォ、いいな。よし垣根これ買い。レジ行くぞレジ」
垣根「えぇぇここでいいじゃん面倒だし」
一方通行「カードなンだよてめェと違って現金を大量に持ち歩く趣味はねェ」ツカツカ
垣根「飛んでるときにたまにわざと落しちゃったりしてな。なんかいいだろ、空から天使の贈り物!的な!」ツカツカ
一方通行「現金とか俗物すぎるわ天使感ゼロだろ」ツカツカ
百合子「えへへェ」ニコニコ
神裂「よかったですね、百合子さん」
百合子「うン!かおりちゃンも着いてきてくれてありがとう!あれ?あ、違うね!今日はかおりちゃンが百合子にお礼言うべきだよ!はい!」
神裂「?どうしてでしょうか」
百合子「ンン?だってかおりちゃン、あっくンと一緒にいたいから着いて来たンだよねェ?」
神裂「なっ!?あ、えぇ!?」
ななちゃん「思わぬところから突っ込まれたわね……」ガシャガシャ
百合子「あっくンからかおりちゃンも一緒にいいか?って聞かれた時に百合子ピコーンきたの」フフン
木原「たまぁに冴えてるからなぁ百合子は、主に一方通行関連で」
百合子「あっくンの体重が1キロ増えた時に言ってあげたらめっちゃ褒められたンだよ!」エッヘン
神裂「そうでしたか……あ、ありがとうございました。選ぶのを手伝いたいなどと嘘をついてご一緒した私を、受け入れてくださって」
百合子「ン!百合子そうするべきだからね!だって」
百合子「あっくンの事好きな人は百合子大好きだから!ンね!お父さン!」
木原「家族が増えるもんなぁ」カシャンカシャン
神裂「な……あ……あぅ」ボンッ
ななちゃん「あぁ、きょうはかおり取り乱さないように頑張ってたのに、自分でも口にしてないあっくんの事好きを言われちゃって限界来たわね」ガシャガシャ
百合子「えェ!?かおりちゃン!?大丈夫!?どうしよ!百合子こういうときどうするべきかな!?助けてお父さンあっくンアマゾン!!!」
木原「大丈夫だ、じきに戻るこういうのは」カシャンカシャン
神裂「す、すk……」プシューーーーーー
一方通行「お前らランチは何が食いてェ?」
百合子「お肉!」
木原「肉」カシャンカシャン
一方通行「好きな食べ物聞いてるンじゃないですゥ」
百合子「焼肉!!ユッケ!!」
木原「焼肉、レバ刺し」カシャンカシャン
一方通行「二個目にアウトなもンもってくンなお前ら機械ボディと一緒にすンなバカ」
神裂「そろそろワーストちゃんと打ち止めちゃんとも合流ですよね?彼女たちにも聞いてから決めましょうよあっくん」
ななちゃん「私には関係がないわ」ガシャガシャ
一方通行「お前が肉をむさぼり食ってたらホラー映画だろうが」
打ち止め「おっまたせー!ってミサカはミサカはご一行に向かって小さな身体から大きな声を張り上げてみたりー!って誰が豆粒どチビかー!」
番外個体「セルフ突っ込みは生産的じゃないよおちび。ほんと待たせちゃったね。またせたついでにこれもってよ第一位」ガサッ
オルソラ「お願いいたしますね、あっくん」ハイ
一方通行「……お前ら何本牛乳買ってンだ馬鹿か。そしてスルッとオルソラがいてビビッわ」
番外個体「星野の計らいで一本一円無制限だったんだから本気でいかないと。近隣の妹達総出だったよ、外のも。オルソラさんは牛乳買う前に梅干しも買いに行って、話してたら手伝ってくれることになったの」
オルソラ「結局梅干しはあっくん倉庫に大量にございますから買わずににすんだのでございますよー」
打ち止め「そうそう!あなたあんな量のお漬物とか梅干しどうするの!?ってミサカはミサカは考えなしに店ごと買っちゃったっていう散財をしたあなたにちょびっとおかんむりだったり!でもかおりおねぇさまの好物を摂取しまくって夢のボディを手に入れるにはあれくらい必要かも!ともミサカはミサカは思ってみる!」
神裂「ですからね、わたしは別に、梅干しとか鯛茶漬けのおかげでどうこうと言うわけでは……」
百合子「午後からはむぎのンのとこ行って鯛ももらうンだよね!」
神裂「そこまで手配済みでしたか」ガクッ
一方通行「そうなンか?ンじゃァよ、昼はむぎのンとこで食うか。そういやァ神裂もオルソラも連れてってなかったな」
オルソラ「だいたいが目に入ったお店か、あの喫茶店でございましたからねー」
神裂「わたしもそうですね。あっくん行き着けの喫茶店が多いような気がします」
オルソラ「あらまぁ神裂さんあっくんと……素直におなりになるのは素敵なことでございますよ」ニコッ
番外個体「」イライライライライラ
打ち止め「なんでミサカたちのときは普通のファミレスばっかりなの!!!ってミサカはミサカは扱いの差に抗議を申し立ててみたりっっ!!」
一方通行「お前がハンバーグ食いてェとか毎回騒ぐからだクソガキ」
木原「ほんっと、俺の息子愛されてんなぁ」カシャンカシャン
百合子「うンうン!みンな仲良しだね!『めっちゃ幸せ』だね!」ワーイ
一方通行「あァもううるせェ!ほら荷物持ってやるからさっさと行くぞ!ったく……」
一方通行「お陰さまで日記を書く手が休まらねェよ、退屈しねェなお前らは。まったく」ハァ ニッ
後日談 おわり
【 後編 】 に続きます。