木山「にゃんにゃん♪」
上条「・・・木山先生」
木山「にゃ・・・・・ん」
上条「・・・・・」
木山「・・・・・」
上条「・・・・・」
元スレ
木山「かむ~とふにゃんにゃん♪」上条「・・・」
http://yutori7.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1268545199/
木山「・・・・・見たのか?」
上条「・・・・・見ました」
木山「・・・・・」
上条「・・・・・」
木山「・・・・・何か欲しい物とかないか?」
上条「・・・・・特には」
木山「・・・・・そうか」
上条「・・・・・」
木山「・・・・・」
上条「・・・・・あの・・・・・俺・・・・・もう帰りますね」
木山「ちょっと待て!」ガシッ
上条「えぇ!?」
木山「君はこの事を誰かに言う気だな?」
上条「いやいや!誰にも言いませんよ!」
木山「嘘をつけ!私の痴態を学園都市に広めるつもりだろ!」
上条「そんな事しませんって」
木山「駄目だ!!信用出来ない!」
上条「じゃあどうすれば・・・・・」
木山「そうだな・・・・・ちょっと顔を貸せ」
上条「顔?どっか行くんですか?」
木山「・・・・・」グイッ
上条「えっ?」
ぶちゅぅぅぅ
上条「!?!?!?」
パシャ
上条「!?今!?えっ!?何!?」
木山「ふふふふ。今、私と君の接吻の瞬間を納めた。これでもう君がばらそうとしても無駄だぞ?」
上条「・・・・・」
木山「元はと言えば、君が私の痴態を広めようとするのがいけないんだぞ?」
上条「・・・・・グスッ」ぽろ
木山「えっ?」
上条「グスッ・・・グスッ・・・グスッ」ぽろぽろ
木山「えっ?いや、ちょ」
上条「グスッ・・・・・うぅ、ファーストグスッキスだったのに・・・・・グスッ」ぽろぽろ
木山「そ、それは・・・あ、あの・・・き、君がばらそうとするからだな」アタフタ
上条「グスッ、ばらさないってグスッ言ったのに・・・グスッグスッ」ぽろぽろ
木山「あ、あれだ!画像を消すから!なっ!なっ!」
上条「グスッ・・・・・もういいです・・・グスッ・・・・・帰ります・・・グスッ」
木山「ちょ・・・・・ちょっと待ってくれ!」
上条「グスッ・・・・・何ですか?」
木山「ひ、一つ・・・・・一つだけ何でも言うことを聞くからそれで許してくれないか?」
上条「・・・・・・・・何でも?」
木山「そ、そうだ。ただし一つだけだぞ?」
上条(・・・・・・・・)
上条「・・・・・・じゃあ、俺と付き合って下さい」
木山「・・・・・・・・・・・・えっ?」
上条「・・・俺の彼女になって下さい」
木山「か、彼女?」
上条「何でも言う事聞いてくれるんでしょう?それとも嘘だったんですか?」
木山「い、いや、でも彼女って・・・・・」
上条「はぁ・・・やっぱり嘘だったんですね・・・」
木山「わ、わかった。か、彼女になろうじゃないか」
上条(・・・・・・・・・ってあれ?・・・・・・俺は何を言ってんだぁー!!
彼女!?彼女って何!?どうしてこうなった!?)
木山「しかし、君が私の事を好きだったとはな///」
上条(違うんです!本当はただの嫌がらせのつもりだったんです!)
上条「あ、あの木山先生」
木山「春生」
上条「えっ?」
木山「春生って呼んでくれないか?///こ、恋人なんだし///」
上条「・・・・・は、春生」
木山「///」
上条「は、春生?」
木山「なんだい当麻?///」
上条「・・・・・何でもないです」
木山「ふふっ、変な当麻だな///」
上条(どうしよう・・・・・)
・・・・・・・
・・・・・・
上条家
インデックス「ねぇとーま、ご飯は~?」
上条(これからどうしよう・・・・・)
インデックス「ごはん~」
上条(今更断るわけにもいかないし・・・)
インデックス「ご飯っていってるんだよ!!」ガジッ
上条「ぎゃぁぁぁぁぁぁ」
・・・・・
インデックス「zzz~」
上条「はぁ、やっと眠ったか」
prrrr
上条「電話?誰だ?こんな夜遅くに」
上条「はい」
木山「わ、私だ」
上条「は、春生さん!?こんな時間にどうしたんですか?」
木山「遅いとはおもっていたんだが・・・そ、その・・・どうしても、き、君の声が聞きたくて」
上条(俺の声?そういえば春生さんは研究者だって言ってたな、声の研究でもしているのだろうか・・・)
上条「俺の声でよかったらいつでも聞かせてあげますよ?それよりもあんまり夜更かしして体壊さないでくださいね?」
木山(いつでも・・・・・上条「結婚したら毎日俺の声を聞かせてやるぜ?」・・・///」
上条「春生さん?」
木山「い、いや、何でもないんだ///と、ところで明日は暇か?」
上条「明日ですか?明日は特に用事とかもないですけど・・・何かあるんですか?」
木山「そ、その・・・・・・・デートしないか?」
上条「で、デート?」
木山「だ、駄目か?」
上条「い、いや、駄目というか何というか・・・」
木山「やっぱり駄目なのか・・・・・」ズーン
上条(うっ、落ち込んでいるのが電話越しでもわかる)
上条「わ、わかりました。で、デートしましょう」
木山「ほ、本当か!?それじゃあ明日の・・・・・・・」
・・・・・・・・・
翌日
上条「春生さん遅いなぁ。病院前に10時って言ってたのに」
タッタッタ
木山「はぁはぁ。待たせてすまなかったね。ちょっと買い物してたんだ」
上条「買い物?・・・・・・それって、お花ですか?」
木山「ああ。そして、君と付き合う点でまず話しておかなければならない事があるんだ」
上条「話?」
木山「ちょっとついて来てもらえるか?」
・・・・・・・
とある病室
上条「ここは・・・・・」
木山「・・・・・話しというのはこの子達の事なんだ」
上条「この子達は?」
木山「私の教え子だった・・・・・・」
上条「春生さんの?」
木山「君はチャイルドエラーって知ってるかい?」
上条「確か身寄りのない子供の事ですよね?」
木山「そうだ。もともと私はAIM拡散力場の研究をしていてね、
ある実験の過程で私はこの子達の教師になることになったんだ」
上条「春生さんがこの子達の・・・・・」
木山「その時の私は子供が嫌いだったなぁ。だから、初めの頃は嫌で嫌で仕方がなかったんだよ。
でも、月日を共に過ごしていくと、不思議な事になんだか愛おしく感じるようになっていたんだ」
上条「・・・・・・」
木山「だが・・・・・そんな楽しい日々も終わりを告げるのは早かった・・・・・」
上条「えっ?」
木山「それは子供達の実験の日だった・・・・・私の聞いていた実験の内容と全く別物の実験が行われていたんだよ。
・・・いや、あれは実験とも言えない程のとても残酷な行為だった・・・・・」
上条「そんな事が・・・・・」
木山「それから数年間、この子達は寝たきり、いろんな事を試したがどれも全く効果が無かった・・・」
上条「・・・・・・」
木山「私は君の事が好きだ。でもこの子達が・・・少なくともこうして眠っている間は・・・君の事を一番には考えられないんだ
・・・本当にすまない」
上条(・・・・・)
上条「一つだけ・・・・・・一つだけ俺のお願いを聞いてもらってもいいですか?」
木山「お願い?」
上条「はい。一分だけ耳をふさいで、目を閉じていて下さい」
木山「耳をふさいで・・・・・・目を閉じる?」
上条「はい。一分ほど」
木山「・・・理由はわからないが、君が言うのならそうしよう」パチ
上条(それじゃあ一丁やりますか)
・・・・・
上条(この子で最後だな・・・)
ピトッ
パキーン
上条(これで終わりだな・・・それじゃあ、邪魔者は帰ると致しますか)
木山(41,42,43・・・・)
上条(・・・・・・・)
スタスタスタ
上条「・・・実は・・・俺も春生さんの事が好きです。でも・・・貴方はこの子達の傍に居てあげてください。
短い間でしたがとても楽しかったです」ニコッ
木山「おーい、もう開けていいのかー」
上条「おっと、退散退散」
タッタッタ
木山「開けるぞー」パチ
木山「って、居ないじゃないか。何処に行ったんだ」
枝先「・・・」ピクッ
木山(今、少し動いたような・・・まさかな)
木山「それにしても、人をほったらかしにしておいて・・・全く」
枝先「・・・うぅ~ん」
木山「えっ?」
枝先「う~ん・・・あれ?先生?何で先生がここにいるの?」
木山「何で・・・・・・どうして・・・・・」
子供達「あっ、先生だー」「先生どうしたのー?」
木山「彼が・・・・・彼がやってくれたのか?・・・・」
枝先「先生おはよー。私、先生の顔久しぶりに見た気がするの。昨日も見たのに何だか変な感じ」
木山「本当に・・・・・本当に久しぶり・・・」ぽろぽろ
枝先「先生泣いてるの?どうしたの?どこか痛いの?」
木山「ふふっ、これは嬉しいから泣いているんだ」ぽろぽろ
枝先「嬉しいのに泣くの?先生ってなんだか変だね」
木山「ああ、私は変なんだ」ぽろぽろ
枝先「そうだ!私ねー先生に話したい事たっくさんあるんだよ」
木山「ああ・・・いくらでも・・・いくらでも聞いてやる・・・」
枝先「じゃあねー・・・・・」
・・・・・
公園
上条(春生さん、上手くいってるといいんだけど)
上条「んっ?あれは?)
神裂「かむ~とふにゃんふにゃん♪」
上条「神裂じゃねーか。こんな所で何やってんだ?」
上条(待てよ?このやり取りは・・・)
神裂「!?・・・・・・見ました?」
上条「・・・・・やっぱり」
おしまい