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魔王「姫・・・おまえを愛している。どんな絶望があろうと、俺と共にあれ」
騎士王「『魔王、ずっとずっと、だいすきだよ!』」

1 : 生キャラメル ◆XksB4AwhxU - 2014/03/10 22:34:50 CRosx.02 1/539

魔王が書きたかっただけなのに、あまりかけないままついに3部作となりました。
読んでくれる人いたらありがとうございます。
妄想・爆走・命掛けです。投下スピード遅いのは勘弁してください。

当SSは
魔王「姫・・・おまえを愛している。どんな絶望があろうと、俺と共にあれ」【長編】
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/14562/1393348360/

騎士王「『魔王、ずっとずっと、だいすきだよ!』」【長編・続編】
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/14562/1394188089/
の続編になります。

今まで、書き溜めを一気投下してたのですが、今回は順次投下で・・・。
不手際などあるかもしれませんが、宜しくお願いします。
↓からはじめます。

元スレ
姫「とりあえず、新世界でも創りますか?」
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/14562/1394458490/

2 : 生キャラメル ◆XksB4AwhxU - 2014/03/10 22:36:58 CRosx.02 2/539

------------------------------------

【オリジナル】「とりあえず、新世界でも創りますか?」【長編・続編】

------------------------------------

<王国 白薔薇の庭園>


「とおりゃんせ、とおりゃんせ・・・♪」シャワワ・・・

騎士王「・・・花に水をやってるにしては、へんな歌を歌うなー?」


「あ// 歌ってました? 私・・・」

騎士王「つか、朝から歌ってるよね?どうした?」

「なんだか、寝ておきたらず~~~~~っと頭の中でリフレインしてるんですよ~」ハァ

騎士王「あるあるってやつだね」アハハ

「恥ずかしいので、また歌ってたら止めてくださいね?」

騎士王「おう!」

3 : 生キャラメル ◆XksB4AwhxU - 2014/03/10 22:46:46 CRosx.02 3/539


「さっ、続きのお花のお世話を・・・と・・・」ゴト

「とーりゃんせ とーりゃんせー♪ こーこはどーこの細道じゃー・・・♪」シャワワワワ


騎士王「・・・だいじょぶなのか、ありゃ・・・」ハァ

騎士王「・・・それにしても・・・なんか、よく聞いてみると・・・気持ち悪い歌だな・・・?」


~~~
♪通りゃんせ 通りゃんせ・・・

ここは何処の 細道じゃ・・・? 

 天神様の 細道じゃ・・・御用の無い者 通しゃせぬ・・・

この子の七つのお祝いに お札を納めに参ります・・・

 行きは良い良い 帰りは怖い・・・

怖いながらも 通りゃんせ・・・ 通りゃんせ・・・♪

~~~


騎士王「・・・」ブルッ

4 : 生キャラメル ◆XksB4AwhxU - 2014/03/10 22:57:15 CRosx.02 4/539


騎士王「・・・なんか・・・風邪でもひいたかな・・・?」

騎士王「・・・? なんだ・・・変な気配が・・・」



シュパアアアアアアア! 


騎士王「何者だ!」チャキ

「ひゃ?!」ビク


キラキラ・・・
女神「っ、と・・・よかった、間に合った!」


騎士王「・・・・あ、え? 女神?」ビックリ


「あ・・・お久しぶりです、ど どうしたんですか 急に・・・っていうか今まで一体・・・」

騎士王「ああ、そ、そうだよ! お前魔王んとこ行ったのか!? 超キレてんぞ!」


女神「正直、それもだけど・・・それ以上に大変なことになった。本っ当にごめんー!」フカブカ

「・・・え、いや、なんていうか・・・女神様に謝罪されるって・・・すごい不吉なんですが・・・」オドオド

5 : 生キャラメル ◆XksB4AwhxU - 2014/03/10 23:03:26 CRosx.02 5/539


女神「いや、吉兆っちゃー吉兆なんだけど、オススメはしない、つか全力で逃げてほしいレベル!」ガシ

騎士王「ちょ、まてまて。なんだ逃げるって。説明しろよ?」

「魔王城の破滅に巻き込まれるより、もっとヒドイことなんてそうそう無いですよ?」


女神「いや、ある・・・かな?」テヘ♪

「き、聞きたくない・・・」


女神「とにかく!今すぐ!逃げて!!」グイグイ

「に、逃げるってどこにですかぁ!!」

女神「あああああ!早く!土葬されるか天に召されるかしてでも逃げろ!!」

「暗に今すぐ死ねっていってますよね、それえ!?」

騎士王「ちょ、待てって、どっか連れてくなら俺の移動魔法つかうから・・・、・・・・!?」ゾクリ



騎士王「!?」バッ

6 : 生キャラメル ◆XksB4AwhxU - 2014/03/10 23:09:53 CRosx.02 6/539


騎士王「・・・なんだ・・・また、妙な気配が・・・濃く・・・」

女神「ああ・・・間に合わなかったかー・・・間に合うわけも無いけどさー・・・」ガックリ

「な、なんですか・・?」

女神「あああー。あいつがくるよーー」ウアア


パァァァァァ・・!

シュ・・・・ トンッ

??「・・・」ニッコリ


「え? あ、あれ?っていうか・・・」

騎士王「・・・あ? なんだ・・・『あいつ』って・・・」


騎士王「「・・・魔王(様)・・・?」」


??「・・・くす」ニッコリ

7 : 生キャラメル ◆XksB4AwhxU - 2014/03/10 23:21:49 CRosx.02 7/539


「え? あの。ま、魔王様、今日はどうかなさいましたか?」

??「うん? 僕に言ってるのかな・・・可愛いね、君」クスクス


「え、あ// な、どうしたんですか、なんか今日はその・・・う、うぅ//」

??「何?・・・もしかして、喋れないほど僕に見蕩れちゃったの?」ニッコリ


「あ、あうぅ// ど、どうしましょう// なんかイロイロとアウトなんですけど・・・ごめんなさいメイドさん・・・//」

騎士王「姫ちゃん勘弁してよ! って、おい、魔王も何やってんだ。ほんとに・・・熱でもあるのか・・・?」

??「くすくす」

騎士王「・・・? いや、っていうか・・・おまえ・・・」



騎士王「・・・おい、女神。なんなんだ、この魔王モドキは・・・」

女神「・・・コレが、天神だよ。油断するなよー?・・・まぁ、何しても無駄だろうけど・・・」ハァ

8 : 生キャラメル ◆XksB4AwhxU - 2014/03/10 23:27:07 CRosx.02 8/539


騎士王「は? 天神、だって? あの、魔王が必死に探してる、天神様ってやつ?」

女神「そーだよ。ハァ・・・見つけたくも会いたくもなかったけど探してたその天神だよ・・・」ガックリ

「か、神様でしたか。すみません、あまりにも魔王様によく似ていらっしゃったのでっ//」

女神「あー。姫ちゃん、敬語とかいらないよー。つか間違っても崇拝しちゃダメなやつなんだよーコレは」


??改め天神「ひどいなぁ、女神・・・僕のこと、何だと思ってるの?」クスクス

女神「何とも思いたくねーよ!っつか、ほんとにこんなとこまでくるとかありえないっしょー!?」

天神「だって、君が報告したんでしょう? 僕のせいにされても、ねぇ? どうおもう、君?」

「ひゃ?! わ、私ですか・・・?」

天神「うん♪ 君のこと、だよ?」フリフリ

9 : 生キャラメル ◆XksB4AwhxU - 2014/03/10 23:34:47 CRosx.02 9/539


「う・・・ど、どうしましょう// 魔王様と同じ顔なのに、表情が違うだけでとっても爽やかイケメンです!//」

騎士王「え、ええ? 顔は確かにほぼ同じだけど、中身とか全体的に真逆でキモいだけだよ!ってか神だよ!!」

「い、いえ、正直ヤバイです// ちょっとこう、フラっとなるくらいの美形ですよ・・・//」カー

騎士王「だから顔は魔王と同じだよ!? ていうかやっぱりほんとは魔王の事すきなの!?嫁になる気なの!? ていうか俺の前でソレ言うとか、いろいろと俺泣くよ!?」

「えっ、いえ!!それは誤解ですよぉ!!」オロオロ


天神「くすくす。ああ、ほんと可愛いね。君でしょう? 女神の・・・見習いの子から、神気で幸運を授かったのは」

「見習い・・・あ、メイドさんのこと・・・?// は、はい。そうです、私が授かりました//」

天神「うん、素直だし、丁寧で従順だ。いいね。僕、割と気に入ったよ」ナデナデ

「ひゃ・・・!//」カー

天神「うんうん。反応も上々だね? お嫁さんは、やっぱりそうじゃなきゃね」ニッコリ


騎士王「は? お嫁さん?」

「え? え? それはどういう・・・?」

10 : 生キャラメル ◆XksB4AwhxU - 2014/03/11 00:03:24 lNav6aPs 10/539


女神「・・・ちょ、天神ってば。マジでやるの?」

天神「うん、もらってくね?」ニッコリ
パチン

シュパアアアアア・・・

「っあ」 ガクン
・・・バタン

騎士王「! 姫ちゃん!?」


天神「・・・・・あれ? 何、この子。転送しようとしたら、魂抜けたんだけど、どうしたの?」

女神「あー・・・姫ちゃん、こないだまで魔王の禁忌でマモノの身体に魂いれてたらしいから・・・馴染みきってないのかも」

天神「何それ? 困るなぁ・・・魔王ってば、面倒なことしてくれるよ。自分で連れてかなきゃいけないのかー」


騎士王「お、おい!おまえ、姫ちゃんに何するつもりだ!?」

天神「? 君は誰?」


騎士王「さっきからいるだろ!!その子の婚約者だよ!あぁ、あと一応勇者だ!」

天神「勇者?」キョトン

11 : 生キャラメル ◆XksB4AwhxU - 2014/03/11 00:05:31 lNav6aPs 11/539


天神「・・・君が? 何処が?」

騎士王「何処とかいうな!!」イラ


天神「? まぁ、いいや。とりあえず魂を身体に戻して・・・っと」スッ・・・

「・・・・・」クタリ


天神「あらら・・・眠り姫になっちゃった?くすくす、かわいいなぁもう」チュ

騎士王「! ってめ・・・何勝手に手を出してんだ!」


天神「あー、大丈夫大丈夫。別に傷つけたりしないから」ニッコリ

天神「身体は大事だもんね? ・・・僕の赤ちゃんを、宿してるわけだし」



騎士王「・・・・・・・は?」

女神「」アチャー

12 : 生キャラメル ◆XksB4AwhxU - 2014/03/11 00:13:12 lNav6aPs 12/539


天神「気がつかなかったの? だめ勇者クンなんだね、君・・・よいしょっと」ダッコ


天神「この子は、僕の神気をたっぷり入れて、それで子を望んでくれた」

天神「僕の子を宿したんだから・・・僕のお嫁さんでしょう?」ニッコリ


騎士王「・・・は? いや、いやいやいやいや・・・って、おい、女神・・・」

女神「・・・てへ?」

騎士王「テヘじゃねーよ! なんかいってやれよコイツに!」

天神「女神の言葉なんかいらないよ?」


天神「じゃぁ、この子・・・眠り姫ちゃんはもらってくから。 さよなら、勇者クン」バイバイ

騎士王「は!? え、だめにきまっ」ダッ

パァァァァァァ・・・  シュッ・・・


騎士王「・・・・・・・・・あ」

女神「…あぁ」ガックリ

13 : 生キャラメル ◆XksB4AwhxU - 2014/03/11 00:15:41 lNav6aPs 13/539


騎士王「消えた・・・ おい、消えたぞ、女神」プルプルプルプル・・・

女神「き、消えたねぇ・・・」トオイメー


騎士王「おい!!どーなってんだクソ駄女神!!!」

女神「ひどいよ!?暴言だよ女神に向かって!!あいつのする事なんか知らないよ!」


騎士王「くっそ、魔王の顔して、爽やかに笑いやがって・・・似すぎだろクソボケ!!」

女神「割とそこはどうでもいいよね!?大丈夫!?」

騎士王「あの馬鹿、なんとなく油断しちまったじゃねぇか!!ヘラヘラしやがって・・・」

女神「ちょ、あんなんでも神なんですけど」


騎士王「とりあえず魔王にチクってやる!!」

女神(小学生か!!)


・・・・・・・・
・・・・・・
・・・・

--------------

17 : 以下、名... - 2014/03/11 03:02:34 lNav6aPs 14/539

<時を遡って魔王城 執務室>


カリカリ・・・カリカリ・・・ カリ、
魔王「・・・・・・・・」ハァ


魔王「・・・・姫」

メイド姫「はい、魔王様。どうかなさいましたか?」

魔王「こちらへこい。今すぐに」

メイド姫「・・・お茶の支度中ですが、よろしいでしょうか」

魔王「かまわない」

メイド姫「?」テクテク・・・


魔王「・・・・」ソッ・・・
バチン!

メイド姫「・・・魔王様・・・今朝も試したばかりですよ?」

魔王「何故、触れられない」

メイド姫「神気のせいですね・・・」

魔王「・・・・・」イライラ

18 : 以下、名... - 2014/03/11 03:06:10 lNav6aPs 15/539


メイド姫「・・・・(かれこれ半年が立ちますし・・・さすがに焦りも隠せないご様子です)」


魔王「・・・」ピタ

メイド姫「・・・? あの、魔お

魔王「脱げ」

メイド姫「・・・え、あ、ええと・・・全て、でしょうか・・・//」

魔王「・・・・あ、いや。すまない、気にするな。少しどうかしていた。作業に戻ってよい」

メイド姫「・・・」

魔王「・・・」ハァ


メイド姫「・・・」スルッ・・・
パサ・・・

魔王「! おい、何を・・・」

メイド姫「・・・私を、気遣ってお止めになったのでしょう・・・私でしたら構いません」シュルシュル・・・
パサ、パサ・・・

魔王「っ。待て、やめろ。そうじゃない」

19 : 以下、名... - 2014/03/11 03:13:28 lNav6aPs 16/539

メイド姫「・・・・」ピタ

魔王「・・・ああ。そんなに着衣を解いてしまって・・・俺は別に・・・」

魔王「べつ、に・・・・」

魔王「・・・・」


メイド姫「・・・っ// あ、その・・・申し訳、ありません・・・余計な、こと・・・を、しましたか・・・?」←すごく乱れた格好で静止してる


魔王(触れないのにこんな据え膳って地獄としか思えない)

20 : 以下、名... - 2014/03/11 03:35:54 lNav6aPs 17/539

メイド姫「・・・あの、申し訳ありません・・・私、何かして差し上げたいと思ったのですが・・・余計なお目汚しをしてしまいました・・・」

魔王「いや、俺がおかしかったんだ。お前に非はない」

メイド姫「・・・ありがとうございます・・・」ウルウル

魔王(その格好で、目を潤ませて、見上げてくるとかもう本当に耐えられそうに無い)


魔王「はぁ・・・おまえの神気、消えるまで瘴気を流し込み続けたら・・・払えるだろうか」

メイド姫「・・・魔王様?」

魔王「・・・我ながら乱暴なやり方だな。嫌か?」

メイド姫「・・・いいえ。魔王様の、お望みをかなえられないのは・・・私も辛いですから・・・」


魔王「・・・お前、これが嫌いだろう」パチン
モワモワモワ・・・

メイド姫「っ・・・」ビク

21 : 以下、名... - 2014/03/11 03:38:51 lNav6aPs 18/539


魔王「・・・耐えずとも、良い。見せただけだ。お前を怖がらせるのは本意ではない」

魔王「それに・・・あの馬鹿女神さえ戻れば済む話だ・・・、?  おい?」

メイド姫「・・・ぁ// っあ、その・・・申し訳、ありません・・・// その、塊の瘴気を見ると・・・//」モジ・・・

魔王「ああ。すまない、すぐに消そう」スッ・・・
モワン・・・ 

メイド姫「・・・ぁ」

魔王「はぁ・・・。自分のしたこととはいえ、お前に以前これを使って恐怖を与えてしまったのは失敗だったな」

メイド姫「ぁぅ・・・// その、怖い・・わけでは・・・ど、どちらかというと・・・//」

魔王「? ああ、良い。身を震わすほど怯えるお前に、慰めをもらうほどは落ちぶれていないさ」

メイド姫(ど、どうしたら 恐怖心故の反応ではないとわかってもらえるのでしょう// 顕著すぎる自分の反応が恥ずかしいです・・・//)


魔王「・・・ふむ。塊・・・塊、か。では、これならばどうだ?」パチン
フワ・・・ モワ・・・

メイド姫「・・・霧、ですか?」

23 : 以下、名... - 2014/03/11 04:13:18 lNav6aPs 19/539


魔王「瘴気の森にもあるような、薄い濃度の霧だ。・・・これも恐ろしく思うか?」

メイド姫「いえ・・・赤紫に霞んで、美しく思います」・・・スッ
モサ・・・ フワ・・・

魔王「!」

メイド姫「あ・・・今、触れ、られた?」

魔王「・・・そうか。本能的に瘴気を払う、とはいっていたが。つまり瘴気として特に意識すらしない程度ならば、特に払うことも無いのか・・・?」

メイド姫「・・・では・・・?」

魔王「・・・薄く伸ばした瘴気を、出してみよう。おまえはそれを取り込め・・・払うまでもなく、体内にはいってしまえば神気を弾けるかもしれない」

メイド姫「・・・取り込む、とは・・・飲めばよろしいでしょうか?」

魔王「吸おうと飲もうと構わない。試してくれるか?」

メイド姫「はい。もちろんです」

24 : 以下、名... - 2014/03/11 04:17:40 lNav6aPs 20/539


フワ・・・ モワモワ・・・ 
メイド姫「・・・ん、んぅ・・・」コク・・・コク、ン

魔王「・・・・(あれ)」モワモワ・・・

メイド姫「んっ、ふ・・ぅ、んっ」コクン・・・コクン・・・


魔王「・・・(指先から瘴気だすんじゃなかった・・・何だこの状況・・・)」モワモワ・・・

メイド姫「・・・ふ、ぅ、ん・・ぁ、んっ」コックン


魔王「・・・(着衣を乱した姫を・・・跪かせて・・・飲ませて・・・しかもなにやら・・・)」モワモワ・・・

メイド姫「ん・・・ぁぅ、ま、おー・・・さまぁ・・・、ぁ、ん・・・っ//」コクッ・・・コクッ・・・


魔王「(・・・ゆっくりじわじわと体内に溜まった瘴気が、強力な催淫効果を・・・)」ゴクリ モワモワ・・・

メイド姫「んっ・・・も、だめぇ・・・・ のめ、な・・・、んっ・・・ぅ、あ、んんっ//」プハッ

魔王「~~~~っ」ムラムラムラムラムラ

25 : 以下、名... - 2014/03/11 04:18:12 lNav6aPs 21/539


魔王「姫・・・っ」ギュッ

バチバチバチバチバチバチバチ!!! バチン!



魔王「」ビリビリ

メイド姫「・・・? 私、今・・・何を・・・? 何か・・・一気に瘴気が払われて・・・?」スッキリ



魔王「(本当にこのまま溜めてたら、次はいろいろ破滅するくらい出しかねない)」orz

36 : 生キャラメル ◆XksB4AwhxU - 2014/03/11 22:36:26 lNav6aPs 22/539


<魔王城玉座>

バターン!!
騎士王「おい!!魔王!!」

魔王「なんだ側近、今すぐ消えてくれ。というか消してやる」モヤモヤイライラ

騎士王「最近俺の扱い全体的にひどいんだよコンチクショウ!!」


メイド姫「も、申し訳ありません騎士王様。ただ今魔王様は機嫌があまりよろしくなくて・・・」

騎士王「・・・なんかあったの?」

メイド姫「・・・// いえ、いつもどおりといえば、いつもどおりなんですが・・・//」

騎士王「・・・(何があったんだろう)」

騎士王「って! そんな場合じゃねえんだよ!!魔王っ大変なんだ!」


・・・・・・・・・・・・・


魔王「・・・天神が、現れただと?」

37 : 生キャラメル ◆XksB4AwhxU - 2014/03/11 22:38:53 lNav6aPs 23/539


騎士王「そうなんだよ!あいつ、姫ちゃん連れて消えやがったんだ!!」


魔王「何故、ここにつれてこなかったんだ!?後始末させなきゃならんのに!」イライラ

騎士王「そんなヒマあったら姫ちゃん取りかえしてたっつーの!っつかほんとどーした、おちつけよ!」

魔王「既にあれから半年以上だ!いまだに姫に触れられないのだぞ!?」


騎士王「・・・え、まじで?」

魔王「指一本でも弾かれる」イラ

メイド姫「・・・薄い瘴気だけであれば、一応触れることはできたのですが・・・結局は払われて霧散するのです・・・//」


騎士王「うわぁ・・・俺以上の禁欲生活に耐えてたとか・・・同情を通り越して憐れみそう・・・」

魔王「ふん、お前の場合は姿を見ることも叶わなくなったみたいだがな」イライラ

騎士王「うああああああああああ!もはや禁欲ですらねええええええ!!」


メイド姫「・・・というかお二方とも、私たちをそういう目”のみ”で見るのをお止めくださいませ・・・//」

女神「こいつら実は、魔王と勇者じゃなくてタダの猿なんじゃね・・・?」

38 : 生キャラメル ◆XksB4AwhxU - 2014/03/11 22:40:35 lNav6aPs 24/539


魔王「!女神!貴様、いままでどこにいた!?」

女神「最初から騎士王くんについてきてたよ!?」ガーン


魔王「そうじゃない!この半年間だ!!何を遊んでいた!!どれだけ待たせるつもりだ!」

女神「ひ、ひどい。ちゃんとまじめに天神さがしてたのにー!!」うっうっう

騎士王「!おまえ、それで天神の居場所を見つけたのか?知ってるのか!?」


女神「あー・・・いやぁ、それが、さぁ・・・」ポリポリ

・・・

39 : 生キャラメル ◆XksB4AwhxU - 2014/03/11 22:42:23 lNav6aPs 25/539


ー・-・-・-・-・-・-・-・-・-・
<女神の回想 遠い山のはるか上空>

女神「ハァ・・・天神、天神ねぇ・・・?」フヨフヨ・・・

女神「あー、あいつ探さなきゃいけないとか・・・ほんと嫌だよ・・・」ハァ・・・


女神「でもなー・・・世界とか破滅させられたら、今度は呼び出しだしなぁ・・・」

天神「なに、なんか悩んでるの?」

女神「なんとかウマイこと報告して・・・メイド姫ちゃんの神気を吸収してもらわないとダメだよなぁと思って・・・」

天神「おもしろそうな話だね?僕にも聞かせてよ?」

女神「コイツ出てくるとろくなことにならな・・・

天神「くすくす」


女神「!!!???!?」ヒューーーーーン・・・

天神「あ、ちょっとー?女神、ここ上空10000mだよー!落ちたら・・・」

ドーン!!

天神「・・・落ちたら、痛いよ・・・?」

40 : 生キャラメル ◆XksB4AwhxU - 2014/03/11 22:44:20 lNav6aPs 26/539


・・・・・・・・

天神「大丈夫かい?女神」ヒョイ

女神「ハイ」

天神「くすくす。相変わらずだね?何か面白いことあったなら、報告してよ、ちゃんとさぁ」ニッコリ

女神「あー・・・いやねー、実は・・・」


かくかくしかじか

天神「え?じゃぁ、僕が女神にわけてた神気、女の子にあげちゃったの?」

女神「暴発したの! んで、その神気をさらに、妹分の別の女の子に・・・幸運を授けようとして・・・」

天神「えー?それ、割と不始末すぎない?報告いれてよ、そういう時は」ウーン

女神「報告いれるもなにも、どこにいんのかもわかんないじゃんか天神は!」

天神「ああ、そうなんだっけ?まぁそれは仕方ないよね、女神のせいだもの」ヨイショ

41 : 生キャラメル ◆XksB4AwhxU - 2014/03/11 22:47:17 lNav6aPs 27/539


女神「ちょっと? ・・・なに、してんのさ?」

天神「僕の神気、一応どこに分かれてるか探さなくちゃだめでしょ?」カキカキ

女神「ああ・・・陣かいてんのね・・・って、投影陣じゃん・・・水晶くらい持てばいいのに・・・」

天神「手荷物もつとか、かっこわるいじゃないか」パン

ヒュ・・・パァァ!

天神「んー・・・あれ?」

女神「?」


天神「ねえ、この金髪の子?」

女神「ああ、それがメイド姫ちゃん。暴発した神気の」

天神「・・・じゃぁ、こっちの白金の髪の子は?」

女神「そっち? 幸運を授けた妹分って奴だよ。姫ちゃんってゆーの」

42 : 生キャラメル ◆XksB4AwhxU - 2014/03/11 22:50:28 lNav6aPs 28/539


天神「・・・この子、子供宿してるよね?・・・神気の」

女神「・・・ほえ?」キョトーン


天神「・・・そうか。たまった僅かな神気で子供を望んだのか・・・?幸運のせいだろうけど、実現させるとかすごいな・・・まるで聖女じゃないか・・・」

天神「・・・うん、ちょっと予定外だけど・・・ちょうどいいや」パシュ
パキン

女神「ちょ、ちょっと、天神? 急に陣消したりしt」

天神「この子もらってくる!僕のお嫁さんにして、元気な子を産んでもらわなきゃね!」


女神「・・・え? ちょ!え!?まっ」

シュ・・・パ


女神「・・・・・・・・・・・あああ・・・どうしよう・・・!!」

ー・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・

43 : 生キャラメル ◆XksB4AwhxU - 2014/03/11 22:52:38 lNav6aPs 29/539

・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・
・・・

女神「・・・・と、いうわけで。急に現れ、急に聞き出し、急に消え、の連続なんだよー・・・」ハァ


騎士王「・・・上司が傲慢だと、部下って苦労するよな」ウンウン

魔王「おまえ、今は自分も最上位に居ることを忘れてるな・・・」ハァ


メイド姫「・・・ですが、その上司の居場所を知らないというのは・・・一体、何故なのですか?」

女神「あー・・・うん。2500年位前だったかなぁ。あたしだけ取り残されちゃって・・・」ポリポリ


魔王「・・・は?」

女神「最初はね、神事はみんなで宮殿に暮らしてたのよ?でもいつの間にか、宮殿ごとぽっかりと・・・」

騎士王「・・・神事?宮殿?」


女神「ああ、神事(かみごと)ってのは神の一族のこと。ヒトだって人類とか人間とかいうっしょ?マモノだって魔族とかいうし。その感じだとおもってくれたらいーよ、うちらがそう呼んでるだけだし」

44 : 生キャラメル ◆XksB4AwhxU - 2014/03/11 22:57:11 lNav6aPs 30/539


騎士王「んで、その宮殿ってのは?」

女神「騎士王クンは知ってるでしょ、あたしの住んでたでっかい泉。あそこには昔、宮殿があったんだよー」

騎士王「・・・それって、もしかして天空宮殿のことか・・・?」

女神「あれ、知ってるの?うん、とんでっちゃってからはそう呼ばれてるよー」


魔王「おい。それは一体何処にあるんだ?」

騎士王「あー・・・上空、3000mくらいで、ぽかっと浮いてるかんじ?」

魔王「なんだそれは。ふざけた宮殿だな・・・ほぼ大きな山と同等の高度だぞ」

女神「ああ、あれは浮遊しながらどんどんあがるからねー。あたし10000mまでは見たけどなかったよー?」


騎士王「いちま・・・」

女神「30万メートルまでなら大気圏内だからなんとかなるって」テヘ

メイド姫「大気圏外に出られては、もはや神ではなく星座です」

45 : 生キャラメル ◆XksB4AwhxU - 2014/03/11 23:00:39 lNav6aPs 31/539


魔王「・・・で、だ。仮に、まぁ5万mくらいだとして。ポンと浮いている場所へどうやって行くんだ?」

女神「んー・・・5万くらいだったらギリあたしたちは飛べるかも。でも10万いったらさすがにねー・・・」


メイド姫「騎士王様は、以前はどのようにしていかれたのですか?」

騎士王「え?あ、俺?いやー・・・はは、は。勇者だったし・・・ドラゴン乗っていったわ、ははは」

魔王「まったく役に立たない参考だな。ドラゴンが何処にいるんだ」

騎士王「ごもっともで・・・」


メイド姫「さすがに、創生術でドラゴンの容姿を真似したところで、その飛行能力までは再現できないでしょうね・・・」

魔王「ああ。ドラゴンの魂でもあれば別なのだろうが、生憎と見たことも無いな」


騎士王「・・・あ、いや。まてよ・・・?」

魔王「どうした」

46 : 生キャラメル ◆XksB4AwhxU - 2014/03/11 23:02:21 lNav6aPs 32/539


騎士王「そうだ!蟲だよ。メイドちゃん、前に俺が飲んだ蟲、今何処にいる?」

メイド姫「え?えぇ、あの子なら私の部屋に」


騎士王「・・・なんで、メイドちゃんの部屋に・・・あんな物騒なもの・・・」

魔王「飼いたいというので与えたのだ」フム

メイド姫「私はあの子ともおしゃべりできるので、愛着がわいてしまって//」


騎士王「・・・ま、まあいいや」

騎士王「うまくいくかはわからないけど、アレをうまく成体化させれば、ドラゴンになるかもしれない」

魔王「・・・・・姫」

メイド姫「はい。ただいま連れて参ります」
タッタッタッタッタ・・・

バタン

47 : 生キャラメル ◆XksB4AwhxU - 2014/03/11 23:10:42 lNav6aPs 33/539


魔王「それで、どういうことか説明しろ。成体化とは何のことだ?」


騎士王「・・・上手くいくか、保障はしないけど。ドラゴンの幼体っていうのが、あの蟲にそっくりなんだ」

騎士王「だから・・・もしかしたら、あの蟲にもその可能性があるかもしれないと思った、っていうだけなんだけどな」


魔王「・・・魔王の瘴気のみで作られた擬似生体。確かに、それならば化石も魂もないのも頷けるな」

魔王「あれは確かに、俺が創造しようとしていた蟲の姿とはかけはなれていたしな」


騎士王「前は、怪我をして魔力切れで弱って幼体化したドラゴンに、魔力を注いで成体にもどしたんだ」

魔王「ふむ・・・年月をかけて瘴気を吸収し巨大化するものなのだとしたら・・・、今回は瘴気と魔力の両方が必要になるやもしれん」


騎士王「大量の瘴気に魔力・・・・魔王、いけるか?」

魔王「・・・・・・・・・・正直、どこでもいいから出したいくらい溜まってる」ハァ

騎士王(よっしゃ禁欲万歳!)


------------

48 : 生キャラメル ◆XksB4AwhxU - 2014/03/11 23:18:03 lNav6aPs 34/539


<魔王城庭園>


魔王「・・・・・・・・・・・」
モワモワモワモワモワモワモワモ・・!
シュゥンシュゥンシュゥン・・・!

「ぴぃぃぃぃいぃぃいぃいいいぃいいいぃ!!!!!」ジタバタジタバタ

魔王「動くな騒ぐな黙れ跪いて果てるまで受け入れろ」ハハハハハ

「ぴぃあああああああ!!!」ガクガクブルブル



騎士王「な、なんか・・・邪魔させない威圧感的なのが半端ない。本当に、よっっっぽど溜まってんだな、魔王・・・」

メイド姫「・・・・//」



・・・・・・・
・・・・
・・

49 : 生キャラメル ◆XksB4AwhxU - 2014/03/11 23:51:28 lNav6aPs 35/539


魔王「できたぞー」スッキリ

騎士王「発散して賢者になってんじゃねぇ」イラ


騎士王「まったく・・・あーあ、やっぱり目を回してやがる・・・おい、ドラゴン。大丈夫か?」

蟲改めドラゴン「・・・・・ぴぃ・・・・」クラクラ

騎士王「ったく、魔王も加減しながら入れてやりゃいいのに・・・時間も惜しいっつーの・・・」ナデナデ


ドラゴン「・・・ぴぃ。ぴーい?」

騎士王「あ?なんだお前、成体化しても、そんな鳴き声かよ?」

ドラゴン「・・・・ぴゃーす!ぴゃーーーーーっす!」

騎士王「はいはい、無理しなくていいよ、っと・・・」ナデナデ


ドラゴン「・・・・♪」ツン

騎士王「いて。なんだ?」

ドラゴン「ぴぴぴー♪」

50 : 生キャラメル ◆XksB4AwhxU - 2014/03/11 23:58:50 lNav6aPs 36/539


メイド姫「・・・恩人と思ってるみたいですね」

騎士王「え?」


メイド姫「蟲として能力を与えられて創られたので、蟲として生きるところだった、と その子が言ってます」

騎士王「ああ・・・いや、それならメイドちゃんに言えばいいだけなんじゃ・・・」

メイド姫「先程、魔王さまが魔力や瘴気と同時に、ドラゴンのイメージを・・・存在意義として入れたそうです。それで自分がドラゴンの幼体と気づいたそうですよ」クス

騎士王「なんだお前、意外とマヌケだな」ナデナデ

ドラゴン「ぴっぴぴー♪」

メイド姫「・・・すっかり、懐かれていますね。『できることがあればなんでもいって』とのことですよ」

51 : 生キャラメル ◆XksB4AwhxU - 2014/03/11 23:59:29 lNav6aPs 37/539


騎士王「よっし、お前に仕事をやろう。俺たちを乗せて天空宮殿を探すんだ、イケるか?」

ドラゴン「ぴ?ぴーぴっぴ♪」スリスリコクコク

騎士王「お、やってくれるか。よし、実は姫ちゃんが攫われていて一刻を争う。さっそくだけど、頼むよ」

ドラゴン「ピ」スッ・・・バサッ!

騎士王「よし、乗るぞ・・・おお、なんか俺って今、ドラゴンナイト的な・・・」ぐっ


魔王「おい馬鹿、俺もいくぞ。あの天神に姫の神気をどうにかさせねばならないのだ」

メイド姫「では、私もご一緒させてもらいたいのですが・・・よろしいでしょうか?」

騎士王「一人目の乗客に馬鹿って呼ばれたことを訂正させる時間を与えて欲しい」


ドラゴン「ぴぃ♪」バサッ

メイド姫「ふふ。ありがとうございます」

騎士王「ちょ、ドラゴンが勝手に乗せてるし!!」ガーン

52 : 生キャラメル ◆XksB4AwhxU - 2014/03/12 00:03:41 LqEHev7U 38/539


・・・・・・・・・・・

騎士王「さて、乗ったか?」

魔王「ああ」

女神「一応、あたしも一緒にのせてねー♪」

騎士王「おう、お前は元凶だから縛ってでも連れてくつもりだ安心しろ」


メイド姫「・・・ドラゴンさん、お願いしますね」ギュ

ドラゴン「ぴぃ♪」


騎士王「目標、天空宮殿・・・天神にあって文句いってやる!」


騎士王「GO!」

ドラゴン「ぴぃいいいいいいいいいい!!!」
バサアッ!! バサァッ、バサアッ、 バサ・・・バサ・・・

・・・・・・・・
・・・・・
・・・
--------------

56 : 生キャラメル ◆XksB4AwhxU - 2014/03/12 05:56:44 LqEHev7U 39/539

<魔王領より北西の大海 上空>

バッサ…バッサ…
ピィィ・・・ ピィィィィィ・・・・


魔王「さすがに、高いな…」


メイド姫「…目が、眩みそうです…」

魔王「俺にはおまえを支えられない。目を閉じしっかりとドラゴンに捕まっていろ」

メイド姫「はい」ギュ…


女神「…上空、5万mを越えるよ。1度、このまま周辺を飛んで探すしかないかもね」

魔王「ならば俺は下を見よう。女神は上を、側近は並行位置を見ていろ」

女神「りょーかい…雲をよくみてね。大体は雲に埋もれるようにして姿を隠してるから…見落としたら最後さー」


魔王「…ち。おい、側近は行ったことがあるんだろう。どこにあるか検討くらいつかんのか」

騎士王「つかねーよ!2000年前の情報源なめんな!?」

57 : 生キャラメル ◆XksB4AwhxU - 2014/03/12 05:57:36 LqEHev7U 40/539


魔王「くそ。この蟲…どれだけ飛んでいられるものか…」

女神「うーん…とりあえず世界を一周して、見つからなければ…10万まで、あがるしかないかも…」

騎士王「さ…寒いな。つかもう、凍える…勇者だ騎士だとか言っても…10万mとか、装備云々より人間としてキツいかもしんない…」ブルブル


メイド姫「…あ…」

魔王「大丈夫か?」

メイド姫「…いえ、騎士王様の言葉で気付いたのですが、あまり寒さを感じないのです…何故でしょうか」

メイド姫「それどころか、段々と暖かくなってきたような気も…」


魔王「…?女神、理由がわかるか?」

女神「うーん…あ、もしかしたら神気があるのかも…補充される感覚が暖かく感じるとか…?」

58 : 生キャラメル ◆XksB4AwhxU - 2014/03/12 06:01:28 LqEHev7U 41/539


女神「あたしはもうあんまわかんないんだけど…メイド姫ちゃん、どっちのほうに熱を感じる?」

メイド姫「…右の、側頭部から肩にかけて。なにかあたたかいです」

女神「騎士王くん。右上にドラゴン飛ばしてみてくれる? メイド姫ちゃんの反応見ながらゆっくり」

騎士王「右上だな。・・・ドラゴン、行ってくれ」

ドラゴン「ぴぃっ…」


魔王「…おい、女神、普段からそれくらい落ち着いていろ」フゥ

女神「いまそこ指摘する!?」ガーン

・・・・・・・

59 : 生キャラメル ◆XksB4AwhxU - 2014/03/12 06:04:41 LqEHev7U 42/539


<上空7万m>

騎士王「…さ、さむい…!!!!」ガクガク

メイド姫「かなり暖かくなってきました」


女神「うん、やっぱり神気だ…。あたしにもわかるよー」

魔王「…神気が補充されているのか…また余計に触れられないとおもうと複雑だな」

騎士王「レーダーとして助かるよ。今はすごくありがたい。早く暖かいところへ・・・」ガクガク

女神「天空宮殿の雲の範囲までいけば、あったかいハズだからがんばってねー」

魔王「おい。向こうのほうに随分と雲がかかっている。見てくれ女神」

女神「え? ・・・!あそこ!あの左上の雲、おかしい!巻積雲にしては濃すぎるよ!」


騎士王「ドラゴン!あの雲を目指せ!突っ込むんじゃなく、一度上空にあがってからゆっくり下降するんだ!」

魔王「妙に指示が子細だな?」

騎士王「2000年前、あれに突っ込んでな。ドラゴンが怪我して、飛び下りて帰るハメになった!」

メイド姫「この高度では死ねますね…気圧差で既に…」ブルッ

60 : 生キャラメル ◆XksB4AwhxU - 2014/03/12 06:07:54 LqEHev7U 43/539


バサッ…バサッ…

騎士王「…っ、見えた!あれだな、女神!」

女神「なつかしー!あたしんちだー!ひゃっほぅ、帰ってきたー!風呂!ベッド!衣装箪笥ー!!やったぜパラダーイス!ヒューヒュー!100年くらい昼寝しよーーっと!」イエーイ


魔王「…」イラ
チャキ

騎士王「…」イラ
スチャ

メイド姫「…」ニッコリ
パァァ・・・


女神「・・・・え? なんだよぅおまえら・・・」


・・・・・・・・
・・・・・
・・・

------------

61 : 生キャラメル ◆XksB4AwhxU - 2014/03/12 06:18:24 LqEHev7U 44/539


<天空宮殿 正面入口>


神事門兵「止まれ! …何者だ」


騎士王「天神に用がある。泥棒被害の被害者さ」

魔王「はやく天神を出せ」


神事門兵「…愚かな。神事でもない奴等を立ち入らせる訳にはいかぬ、早々に立ち去れ」

騎士王2000年後に黒歴史を後悔したくなきゃ、「そんな台詞吐いてないでさっさと天神をだせっての!」

神事門兵「…なんの事かわからぬな…ん?」

女神「あ…あははー…」ボロッボロ


神事門兵「め…女神様!?一体どうなさったのです、そのボロ雑巾を紐で干したようなお姿は!」

女神「言い過ぎだよね!?縛られてるだけじゃんっ、捕虜みたいとか言い様あるでしょ!?」

神事門兵「女神が捕虜とか余計に情けなさすぎますよ!」

女神「うるせーわ!勇者と魔王と女神見習いに世界を人質に上空70kmでシメられてみろ!ルール無用とか無用だわ!!」

62 : 生キャラメル ◆XksB4AwhxU - 2014/03/12 06:19:32 LqEHev7U 45/539


魔王「…とにかく、こちらにも言い分はある。女神をシメても余るほどのな」

騎士王「そうそう。だから早く天神を連れてきてくれ。押し入りみたいな真似はしたくないんだ」


神事門兵「…天神様ならば、今はおられませんよ」

魔王「ではどこにいる」


神事門兵「…」チラ

女神「教えてやってよー、頼むよ、マジ殺される…」ハァ

63 : 生キャラメル ◆XksB4AwhxU - 2014/03/12 06:21:31 LqEHev7U 46/539


神事門兵「…天神様ならば、連れ帰った娘と共に、海へとお出掛けになりました」

メイド姫「・・・海?」

魔王「二人で・・・?」


騎士王「っあいつ・・・デートかよ!ふざけんな!!」

女神「二人でサンセットしけこむとか舐めてんのかあいつ!!」


メイド姫(…女神様と騎士王様は、とてもよく似てる気がします)

魔王「…」ハァ


騎士王「何がなんでも邪魔してやる!行くぞオラ!」

女神「真っ逆さまに堕ちろデザイア!」

神事門兵(女神様、それは古いです)


・・・・・・・
・・・・
・・

------------

64 : 生キャラメル ◆XksB4AwhxU - 2014/03/12 06:26:48 LqEHev7U 47/539


<大陸海上500m、天空宮殿真下>


天神「さて、と…僕の眠り姫。禊(みそぎ)の時間だよ?」ニッコリ


「…」クッタリ

天神「んー♪可愛いなぁ。子を宿してなければ、このまま眠らせて飾って置きたいくらいだよ」チュ

「…」クテ

天神「…くす。でも僕の子を元気に産んでほしいからね。がんばって清めようね?」スッ…ポイ


ヒューーーーーン……

ドボンッ!!

……。プクプク…ブクブク…ボコッ、ボコボコ・・・


天神「…海はまだ、少し冷たいのかな?随分泡立たせるね…人魚のように、泡になることも美しいけれど」クスクス

65 : 生キャラメル ◆XksB4AwhxU - 2014/03/12 06:30:34 LqEHev7U 48/539

ヒメチャンッ・・・!

天神「ん?」


バサッバサッ・・・
バシャー! ジャボン!


天神「あれ?珍しいな、ドラゴンなんて。…それに、あれは…」


・・・ バシャッ!
騎士王「っぷはぁ!姫ちゃんキャッチした!」

魔王「…っ、間に合ったか!」


騎士王「姫ちゃん!大丈夫?!」ユサユサ

「う……」ガクリ

騎士王「…生きてる…よかった…」ホッ

66 : 生キャラメル ◆XksB4AwhxU - 2014/03/12 06:35:05 LqEHev7U 49/539


天神「あーあ。駄目だよ、今は禊の最中だよ?邪魔はしないでほしいなぁ」フヨフヨ・・・


騎士王「…っこの…!」

騎士王「てめぇ!!何が禊だ!!手荒な真似はしないんじゃなかったのかぁっ!!」チャキン!


天神「ああ、その子を抱っこしながら、剣なんか抜かないでよ。傷ついたらどうしてくれるの?」

騎士王「・・・っち」


天神「? 何怒ってるの?ほらほら、僕の物に勝手にさわらないでよ、ダメ勇者くん?」ニッコリ
パァッ…シュッ

パッ
騎士王「姫ちゃ・・・! くそ、また!!」

天神「返してもらうよ。清めなきゃだめなんだ。…今度は邪魔されないように神気で包んで…っと」パァァァ…

天神「はい。やり直しだよ、眠り姫ちゃん」
パッ

ドボンッ!!

騎士王「っ姫ちゃん!」ガッ

67 : 生キャラメル ◆XksB4AwhxU - 2014/03/12 06:40:47 LqEHev7U 50/539


メイド姫「私がいきます! 神気の膜で守られていても、私なら破れるかもしれません!!」
ドボンッ!!

魔王「姫!! ・・・っち、無茶な・・・泳いだことなど無いだろうに・・・っ」

騎士王「メイドちゃん・・・頼む・・!!」



天神「…あれ?魔王クンに…、たしか、今潜ったのは…」

プハァ!!
メイド姫「…っ、ごほっ!げほっ…!」


魔王「姫!無事だったか…。無茶をするな、お前にまで何かあったら・・・」ギュ・・・グイ

メイド姫「っ、も、申し訳…っごほっ!ぐ、げふっ…」

「…ケフッ」コポッ

魔王「そっちも無事か…」

騎士王「姫ちゃんっ、よかった・・・!」


魔王「・・・そのまま、その姫を抱いたままドラゴンの上へ。・・・身体を温めろ」

68 : 生キャラメル ◆XksB4AwhxU - 2014/03/12 06:43:32 LqEHev7U 51/539


天神「うん、やっぱりそうだ。君、女神の見習いっていう、女の子だよね?」


メイド姫「…っ、ごほっ!わ、私の事を、知って…?」ゲホッゴホッ

天神「聞いてるよ♪僕のお嫁さんは、君の妹分なんだってね?ちょうどいいや!一緒に僕の所においでよ♪」ニッコリ

魔王「!」スチャ

メイド姫「お断りします!っはぁ、私は魔王様以外の方にお仕えするつもりはありませんので・・・っ!」ハァ…ハァ…

魔王「…姫」


天神「えー?つれないな。でも割と好きだよ、気丈で一途な美少女。ほら、よく見てよ。僕と魔王クン、おんなじ顔だし、いいんじゃない?」

メイド姫「は…?あぁ…確かに…よく似ていらっしゃいますが…」


天神「似てるも何も、同じだよ、あはは」

魔王「そういわれてみれば・・・俺と、同じ顔だと…!?」

69 : 生キャラメル ◆XksB4AwhxU - 2014/03/12 06:49:05 LqEHev7U 52/539


天神「くす・・・そうだよ?だって魔王は、基本が僕のクローンだからね」ニッコリ

騎士王「…クローン…?」

天神「まぁ、魔王クンほど同じってのはあんまいなかったかなー? 普通は多少、気性に左右されて顔つきが違ったりするのだけど・・・魔王クン、よっぽど僕と同じ性格してるのかな」クスクス

騎士王「なんだそれ…!?」

天神「驚いているけど、君だって似たようなものさ勇者クン。僕を模して、少しだけ変えて…まぁ、勇者は僕の遺伝子を持った子供みたいなものかな?」

騎士王「…っ!」

魔王「…」

天神「くす…これ、どんな意味か…魔王クンなら、わかるよね?」クスクス

魔王「…っち」

騎士王「…?なんだ、どうした魔王?」


天神「僕と同じ、創造主の資格を彼は持っているんだもんね。創られた者が、創った者に勝てると・・・思えるかい?」ニッコリ

メイド姫「!」

70 : 生キャラメル ◆XksB4AwhxU - 2014/03/12 06:56:16 LqEHev7U 53/539


魔王「…ふん。ハッタリならばそれに越した事はないが。本当に創られた身であるとするならば…勝機は、無いだろうな」フム

騎士王「な!」

天神「ハッタリなんかかまさないよー。僕は天神だよ?神様は嘘なんてつかないよ」アハハ


魔王「そうか。だが、主である以上は創造物に責任を持つ必要もあろう…」

天神「責任? なんの?」

魔王「女神の不始末のせいで、こいつらはそれぞれ神気を大量に取り込んで・・・結果、二人とも不自由している」


魔王「あいつらの神気を取り除け。子だかなんだかしらんがもう執着するな。要求はそれだけだ」

天神「えー?」クスクス


天神「わかってないな。僕のクローンのくせに…。執着?なんで僕のもの、捨てなきゃいけないの?」ニッコリ

騎士王「っ!てっめ…まじで魔王か!ふざけんなよ、クローンかなんか知らねぇけど、俺がぶっとばしてやる!!」

天神「え?君が?」キョトン

71 : 生キャラメル ◆XksB4AwhxU - 2014/03/12 06:58:42 LqEHev7U 54/539


天神「…く、あははは!勝てるわけないよっ!君、魔王クンにすら勝てなくて、あの子と結婚できずにいるんだろ?」アハハハ

騎士王「!な、なんでおまえがそんなこと…っ!」


天神「ふふ。お嫁さんにするんだもん…魂や記憶、前世くらいは調べさせてもらったよ、もちろんね?」ニコニコ

天神「可愛いよね、本当に。前世に聖職だったこともあるみたいだし…ふふ、魔王クンを斬ったこともあるみたいだし」

魔王「…全て、知った上でそうしているのか。いい性格をしてるな」

天神「くす。彼女の性感帯くらいなら教えてあげてもいいよ?…まーだ知らないみたいだし、勇者クン」クスクス

騎士王「馬鹿にしやがって…!余計なお世話だこの野郎!」


天神「…ん、でも、そうだね?眠り姫はどうやら本当に、見習いちゃんが好きみたいだからね」パチン
パァァァ…


パッ
メイド姫「…っきゃ!?」
「…ん…」モジ

魔王「なっ、おい貴様、姫に手を出すと許さんぞ!」チャキ
ボゥ・・・モワモワモワ・・・

72 : 生キャラメル ◆XksB4AwhxU - 2014/03/12 07:02:23 LqEHev7U 55/539


天神「でもさ、かわいい姉妹を、引き離すのは可哀想じゃない!」アハハハ
ギユーッ

メイド姫「っ、離し…!」

魔王「どういうつもりだ、手を離せ!」

天神「見習いちゃんももらってくよ!・・・ふふ、魔王クンの仕込みなら楽しめそうだ」クスクス

魔王「な…ふざけるなよ…!許してたまるかそんなこと!」ザッ
ダンッ・・・


天神「残念でした。ばいばい、手土産ありがとうね」
パァァァ…
シュッ…パッ

ヒュン・・・ 
魔王「…く!斬るよりも早く、消えただと!?」

騎士王「神出鬼没か…くそ、また7万mも上がれってか!」

魔王「な・・・」

73 : 生キャラメル ◆XksB4AwhxU - 2014/03/12 07:04:27 LqEHev7U 56/539


魔王「・・・いや、そうか・・・。チッ・・・ 転移術!姫の元へ!」
モワ・・・ブンッ 

騎士王「…は!?あ…そっか…くそ、俺は馬鹿か…!っつか、気づいたにしても置いてくなよ!」


騎士王「俺だって・・・ 移動魔法!姫ちゃんの元へ!」
キンッ・・・キラキラ・・・

シーン…

女神「…ぇ、あ?…おーい…」

ドラゴン「ぴぃ…」

シーン…

女神「…あー…」ポリポリ


女神「…かえろっか、魔王城くらいに…。なんかもうアレと関わるのほんとやなんだよ…」ハァ

ドラゴン「ぴぃー…」ションボリ

・・・・・・・・・
・・・・・
・・・

----------

78 : 生キャラメル ◆XksB4AwhxU - 2014/03/13 05:40:00 kowaIBoM 57/539


ブンッ…パッ
スタッ…
魔王「おい…。あまりつまらぬ手間をかけさせるな、天神」

天神「…あれ?なんでこんなとこまで来られるの?来たことないよね、宮殿の最奥だよ、ここ?」ゴソゴソ


キンッ…パッ!
シュタッ…
騎士王「馬鹿か!そいつら連れてれば、どこに逃げたってそこまでは行けるっての!!」

天神「えー?だって君たち、最初はわざわざドラゴンなんかに乗って来たじゃない?…てっきり何か、飛んでこられない訳でもあるのかと思ったんだけど」カキカキ

騎士王「…」フイ

魔王「…」フイ

天神「…二人揃って馬鹿だと、まるで僕が無能みたいだからやめてくれる?」シュパパ…

騎士王「うっせぇ慣れてねぇんだよ!勇者としては2000年寝て起きたばっかだ!」

天神「あぁ、寝ぼけてるのか。じゃあしょうがないかもね」パシュッ


パチン…

天神「…はい、おしまい。ゲームオーバーだよ、勇者クン、魔王クン」

79 : 生キャラメル ◆XksB4AwhxU - 2014/03/13 05:42:00 kowaIBoM 58/539


騎士王「はぁ?」

魔王「…どういう意味だ」

天神「そのままだよ。…もう、遅いってこと」クス


天神「紹介、しようか?あたらしい…僕のお嫁さんの『聖女』と、僕専属になった『メイド姫』だよ」ニッコリ

姫改め聖女「…ん・・・・」ムク…

メイド姫「…ぅ、んー・・・」ムク・・・


魔王「姫!無事か!?」

メイド姫「…? 天神、様。私は一体…?」

魔王「・・・・え」

80 : 生キャラメル ◆XksB4AwhxU - 2014/03/13 05:42:51 kowaIBoM 59/539


天神「あぁ姫、目覚めはどう?」クスクス

メイド姫「御前で眠っていましたか?…失礼をいたしました天神様」


聖女「…天神様ぁ…私も起きましたよぉ…」

天神「あれ?ふふ、目覚めのキスより早く起きていいの、眠り姫?」

聖女「ぁぅ//…やり直し、効きますか?」


騎士王「ぇ…あ、姫ちゃん…?」

聖女「…?あ、騎士王様ですね、おはようございます」

騎士王「…姫ちゃん、どういうこと…?とにかく、こっちに来て」

聖女「え?…んー…。えへへ、ごめんなさい。天神様にまだキスを頂いてないから//」


魔王「…これは…?」

騎士王「…おい。二人になにしやがった…」


天神「くす。魂と記憶、いじっちゃった」クスクス

81 : 生キャラメル ◆XksB4AwhxU - 2014/03/13 05:44:11 kowaIBoM 60/539


魔王「な…魂をいじるだと?生体のままか!?」

天神「そう!今、君たちの目の前でね。二人とも止めないんだもん」ニッコリ


騎士王「いじるって…何をどうすればこんなんなるんだよ!」

天神「知りたいの?簡単なことしかしてないよ?」

天神「ふふ。まずメイド姫ちゃんはねぇ、あんまりにも見事な調教がしてあったからねー・・」

天神「わかりやすく、今日の記憶は消して、僕と魔王を記憶からすりかえてみました」ニッコリ

魔王「…!」


天神「聖女ちゃんはね…大切な身体だし、それはもう簡単に。少し、僕に従順で素直になるように、魂に強制しただけだよ?」

騎士王「おまえ・・・そんなことが、許されるとでも・・・!」

82 : 生キャラメル ◆XksB4AwhxU - 2014/03/13 05:45:05 kowaIBoM 61/539

トトトト・・・
聖女「ねぇ、天神様…」コソ

天神「?何、聖女ちゃん。今はお話し中だよ?」


聖女「…ゴニョゴニョ…」コソ

天神「…ふ、あはははははは」クックック


騎士王「…くそ、内緒話がこんっなに苛つくのは初めてだ!コソコソすんなよ!」

天神「ふ、ふふ。あぁ、さすがに僕も予想外だったなぁ。これは笑えるよ。勇者クンにも、聞かせてあげる」アハハハ

騎士王「…なんだよ」イライラ

天神「クスクス…『私、早く天神様に操を捧げてあげたいな…』…だってー!さすが、元聖職なだけあるよね!」アハハハ

騎士王「!ふざけんな!」

天神「ふざけてないよ?言ったでしょ、僕は嘘はつかないんだ」

83 : 生キャラメル ◆XksB4AwhxU - 2014/03/13 05:46:30 kowaIBoM 62/539


騎士王「じゃあなんで…そんな…!」

天神「クスクス。いつまでも手を出してこないような腑抜けた無能より、僕のが魅力的だっただけじゃない?」

天神「…この子、最初から僕にみとれてたくらいだし。あぁ、でも少し素直にしすぎたかな」クスクス


騎士王「…姫ちゃん、君は…っ」

魔王「おい。・・・いますぐメイド姫を返せ」

天神「?何言ってるの?」

天神「別に僕は縛ったりしてないじゃないか。…好きに、してみたら?」ニッコリ


魔王「ち…姫、こちらへ来い。帰るぞ」

メイド姫「…何故ですか?私は天神様の元を離れる気はございません…私の帰る場所は天神様の元だけです」

魔王「っ!」

騎士王「こんな…まじで…!?」

メイド姫「貴方がどういった方かは存じませんが…天神様に仇なすものは打ちますよ。あまり無礼を働かれぬよう」

魔王「…っくそ」

84 : 生キャラメル ◆XksB4AwhxU - 2014/03/13 05:48:50 kowaIBoM 63/539


騎士王「…姫ちゃん、姫ちゃんは俺がわかるんだよね!?」

騎士王「メイドちゃんが正気に戻るようなんか言って?!悪い冗談はやめて早く戻ってきてよ!」

聖女「え?…えっと…今は、まず天神様の寝所にいきたいな…//」

天神「くすくすくす…!あぁ、本当に、予想以上だ。こんなに楽しいのはどれだけぶりかな!」


騎士王「…おい、魔王…どーすんだこれ…」

魔王「くそ…正直、頭が回らない。ぶっとばしたいのは確かだがな」

天神「ふふ、じゃあ僕が代わりに決めてあげる。…寝所まで転移されてこられてはたまらないからね」
パァァァー…ッ

パシュッ!!バシュバシュ!!

騎士王「!!」
魔王「…っ」

天神「…捕縛、完了…だね」

騎士王「…ってめぇ…」ギシッ

天神「動けないでしょ? 力、出ないでしょ。魔王クンなんかは結構キツイんじゃないかな・・・神気の拘束呪は」

魔王「っ・・・ぐ」

85 : 生キャラメル ◆XksB4AwhxU - 2014/03/13 05:50:30 kowaIBoM 64/539


天神「大丈夫!殺さないよ、世界が均衡を崩すのは僕も困るんだ」


天神「今夜は、もう時間もおそいしね・・・お楽しみを邪魔されたくも無いんだ」ニッコリ

天神「ここには神事を仕置きするための特別な部屋があってね。指定した収容者の気と魔力を削っていくんだ…なかなかいい部屋だよ?」

天神「くす。…君たちにゲストルームとして、特別に提供しよう」


・・・・・・・・・
・・・・・
・・・

------------

86 : 生キャラメル ◆XksB4AwhxU - 2014/03/13 05:51:44 kowaIBoM 65/539


<神事収監室>

騎士王「…ハァッ!!」ザシュッ
スッ…パァァァ…

騎士王「…ち。何度やっても隙間もあかねぇや…」

魔王「…」

騎士王「…おい、魔王も少しは何かためすなりなんなり…」

魔王「…」

騎士王「おい、魔王」

魔王「・・・」

騎士王「」イラ
ゲシッ!!

87 : 生キャラメル ◆XksB4AwhxU - 2014/03/13 05:53:01 kowaIBoM 66/539


魔王「…。痛いじゃないか…死にたいのか側近」

騎士王「死にそうな顔してる奴に言われたかねーよ!」

魔王「…なんかもう生きる意味が…」ハァ

騎士王「お前なんのために生きてんだマジで!?つかその割に諦め早くね!?奪いかえそうよ!?」

魔王「…創造者、というものは絶対だ。それは俺自身が嫌と言うほど味わってきたからな…まさか創られた側の立場に立つとは…」ハァ


騎士王「愛があれば勝機くらいどうにかなるって!魔王はそんくらいでメイドちゃんの事諦めるのか!?そんな安い気持ちなのか!?略奪しろよ、魔王なんだから!」

魔王「そうはいってもな…。おまえだって、姫のあの態度をみただろう」

魔王「本当に、俺と天神を刷りかえられたのだ…生体のままなど俺には治せん。禁忌はリスクが高すぎる」

魔王「ただ連れ去ったりしたら、あいつは俺に…天神に不要な手間や不利益をかけさせぬ為に自害する道を選ぶに決まってる。あいつの忠誠心は見事だ」キッパリ

騎士王「どんなノロケだ!?」ゲシッ

・・・・・・・・・・・

88 : 生キャラメル ◆XksB4AwhxU - 2014/03/13 05:59:55 kowaIBoM 67/539


<2日後 神事収監室>

魔王「…姫は今頃何を…」ドヨーン

騎士王「それもういい加減にやめよう!魔王として威厳なくすから!」


魔王「…こんなことになるなら、本気で神気尽きるまで瘴気流し込めばよかった」ズーン

騎士王「ほんとに大丈夫か魔王…キャラ変わってるぞ…つかもう魔王として死んでるとしか…」ハァ…

魔王「魔王やめたいなぁ…」ボソ

騎士王「(これはやばいほんとに死んでる!)」ゲシッ!ゲシッ!


・・・・・・・・

89 : 生キャラメル ◆XksB4AwhxU - 2014/03/13 06:01:37 kowaIBoM 68/539


騎士王「なぁ、建設的に考えようぜ? いつかは誰か来るだろうし、その隙をつくとか…」

魔王「この、馬鹿みたいに神気にあふれた、力を吸い取られるような監獄で? 身動きもままならん俺が?」

騎士王「魔王」


魔王「…まぁ、俺だって一応はずっと考えてはいる。だが結局、天神相手に有効とおもえるのは…こうして大人しくしている他にないってだけで…」

騎士王「…じゃあ、とりあえず従って機会をまつ…?」


魔王「いや。俺ならそんな機会は与えない。精神的に自滅するか、徹底的に逆らわないよう調教するまでは拘束を解かないだろう」

騎士王「お前やっぱり魔王だわ。ちょっと復活したらいきなりソレかよ!?」

騎士王「・・・つか調教って…」ドンビキ

魔王「…連れ去りも洗脳解除も討伐も叶わぬくせに、一人の姫を捨て置けないなど…魔王を名乗れんがな」

90 : 生キャラメル ◆XksB4AwhxU - 2014/03/13 06:02:47 kowaIBoM 69/539


ガチャ
天神「やぁ。元気? いきなりだけど・・・拘束呪」シュパッ! バシュ!バシュ!

騎士王「うわっ!?」ビク
ガッチリ

魔王「…調教…」ハァ 
ガッチリ


天神「あれ?魔王クンはちゃんと趣旨を理解してくれてるみたいだねー!さすが僕のクローンだ」ニッコリ

騎士王「嫌すぎる前フリしやがってこのくそ魔王…」

魔王「………姫?」

騎士王「はぁ?!」


魔王「姫!」ガッ、ギシッ

騎士王「!?あ…?」

ピョコッ
聖女「おひさしぶりです、騎士王様」ニコニコ

騎士王「姫ちゃん!!」

91 : 生キャラメル ◆XksB4AwhxU - 2014/03/13 06:05:28 kowaIBoM 70/539


メイド姫「…」

魔王「姫…。よかった、元気そうだ…」

メイド姫「? …もしや、先程、貴方は私の事を呼んでいたのですか?」

魔王「・・・ああ、そうだ」

メイド姫「私でしたら何事もありませんよ。いつもどおりです」

魔王「…『いつもどおり』…か」ハァ


天神「…あぁ、駄目だよ二人とも?これは調教なのだから、口を聞いてはいけない。居ないと思わなくちゃ…」クスクス

騎士王「!?」

魔王「・・・」ハァ


メイド姫「申し訳ありません。天神様のお考えについて、理解が足りませんでした…」ペコリ

天神「そうだね。…くす。こういうときは…『仕置きが必要だな』…なんて言うのかな?」クスクス

魔王「…っ」

92 : 生キャラメル ◆XksB4AwhxU - 2014/03/13 06:08:06 kowaIBoM 71/539


メイド姫「…天神、様。処罰は如何様にも受けます…が、その。まさか…こちらで?」チラ

魔王「…く」ギシッ・・・


天神「あれ? 僕は『居ないと思え』って言ったのになぁ・・・従えない?…やっぱり、仕置きしなくちゃね」チュ
チュ…チュ、

メイド姫「きゃ…っん、む…。な、あのっ…これは、仕置き…なのですか?これでは、まるで…っ//」

天神「誰かに見られるのは、初めてでしょ?君にとっては仕置きになるんじゃないかな…それとも、興奮しちゃう?」ツツ…

メイド姫「…っ、そんな…ことは…んっ」モジ・・・


聖女「天神様ぁ…私には、してくれませんか…?」スッ…

騎士王「な…っ!や、やめろよ、なに言うんだ姫ちゃん!!」

93 : 生キャラメル ◆XksB4AwhxU - 2014/03/13 06:10:07 kowaIBoM 72/539


聖女「ん…だって、もっと…欲しいですよぉ…//」

天神「クスクス…聖女ちゃんは、昨日いっぱいしてあげたじゃない?独り占めしようとして、メイド姫に怒られたでしょ?」クスクス

聖女「や、いじわる言わないでください…それにもっとちゃんと…天神様から…だめ?//」チュ…

天神「クスクス」
チュ・・・ピチュ、チュ、パ・・・


騎士王「ああ…なんつうか、最悪な展開だな、おい。 なに、寝てもないうちに寝取られたの俺…?」

魔王「あぁ…お前、やたら元気だとおもったら、今更現実に気付いたのか…」

騎士王「すぐにそっちに頭回らないあたり、禁欲が長すぎたんだな。今になって魔王が死んでた理由はよくわかった…が」ギシ


騎士王「おい!天神!なんのつもりだ!」

天神「え?そんなの魔王に聞いtん、んー…。ップハ、ちょ、駄目だって聖女ちゃん…、ん。」チュ…

聖女「んっ、やぁ、もっとぉ…」チュ・・・チュル・・・チュ、パ

94 : 生キャラメル ◆XksB4AwhxU - 2014/03/13 06:12:30 kowaIBoM 73/539


騎士王「・・・なんだろう。妙に冷静な俺がいる」

魔王「人はそれを現実逃避と呼ぶんだ」


騎士王「そうか。で、魔王でも現実逃避すんのか?」

魔王「俺なら何をしたか、何が出来るか考えれば天神の行動に予想はつく…」ハァ

魔王「…姫達に何を教え込んだのかまではわからんが、現実逃避程度じゃ逃げられない事を見せつけるつもりだろう。それこそが俺達を自滅させるための調教だと、あいつは思ったんだろうな」

天神「…クスクス」


魔王「何をしても無駄だ、何をしても敵わないと思わせる。俺に想定できるような反抗策なら、天神も既に対策をしてるだろう」

天神「…優秀だねぇ、魔王クン。その通りさ。その落ち着きは悟りかい?…じゃあ、もっと厳しくしなくちゃね」ペロ…

メイド姫「ひゃ…!ん、や…っ」キュ・・・

天神「ん…でも、まぁいいかな。『そのつもり』なら、ね」クスクス

95 : 生キャラメル ◆XksB4AwhxU - 2014/03/13 06:13:43 kowaIBoM 74/539


魔王「・・・ふん。貴様が何をしても…自滅などしないさ」

魔王「俺はされたことはキッチリやりかえす主義だ。あまり悪戯が過ぎるなよ、後悔したくなければな」ギロリ


天神「さて…どうかなぁ?ほんとに『その選択』でいいの?」

天神「勇者クンより、魔王クンの方が僕にはよくわかるんだけど…よほど酷い目に合いたいと見える」クス

魔王「…ち」

天神「…ふふ。別に、目を閉じていてもいいんだよ?」ニッコリ


天神「さぁ、はじめようか。…天罰の、時間を」

トン…
メイド姫「ぁ…っ! や、てんじんさ・・」ドサッ


クスクス…

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

104 : 生キャラメル ◆XksB4AwhxU - 2014/03/17 02:50:14 Lc.WIPbo 75/539


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・

こんなもの、悪い夢であればよいのに。

「…ぁ…、--様…」

聞き慣れた声がする。
甘く優しく、控えめな…それでいていつも少し怯えたような。

最愛の姫。
俺の寵愛を一身にうけた、献身的で賢い姫。
その姫が、目の前で俺と同じ顔をした男にベッドに倒される。

夢ならば、自分を客観的に見ることもあるのかもしれない。
夢でないことはわかっていながら、そんな空想に浸りそうになる。

男はゆったりとした仕草でベッドに腰掛ける。
横たわる姫の横で、微笑を浮かべながら姫に小さな口付けをする。
一瞬の戸惑いの後、静かに瞳を閉じる姫。

誰よりも知っている…否、俺だけが知っているはずのその所作は、今は男の為のもの。

105 : 生キャラメル ◆XksB4AwhxU - 2014/03/17 02:51:25 Lc.WIPbo 76/539


ゆっくりと男の身体が沈んでいく。
わざとらしく音を立てて、舐めるような口付けを繰り返しながら唇を動かす。

唇から、頬、耳。
首筋をなぞり、肩口へ…。ゆっくりと、焦らすように舐めつくす。
一通り舐めた所で、また移動を始める。
さらに細かく、姫の華奢な身体をついばむように。
着衣の上であることを知りながら、まるでヒルのように這っては止まり、軽く吸い付いていく。

その度に、隠しきれないわずかな身じろぎを繰りかえす姫。
彼女はこういう時、決して抵抗することはない。
悶えることも、声を出すこともひたすらに堪えながら、その身を任す。

200年もの間、幾度となく繰り返されたその行為は儀礼的なものであり、
一方的な営みの始まりを示す象徴的なものでもあった。

だが俺は知っている。
知っているからこそ安心して行為に及べる。
知らなければ気付いてあげられない、彼女の本心のバロメーター。
軽く閉じられた彼女の手の指先だ。
そこだけは、いつだって素直に敏感に、硬直や弛緩の強弱によって本心を教えてくれる。

106 : 生キャラメル ◆XksB4AwhxU - 2014/03/17 02:51:56 Lc.WIPbo 77/539


彼女自身ですら自らのその声には気付いていないのだろう。
悦びの反応。
恐怖への慄き。
ほんの少しの、期待感。

その声に気付けば、彼女はきっとそれすらも隠してしまうのだろう。
だから俺も気付かないふりを続け、ひたかくしにしてきたのだ。
俺だけが知ることのできる、大事な大事な確かな彼女。


ことここに至ってなお、
男がその声に気付かない事をただ願う俺は間違っているだろうか。

ピクリ、と反応してしまう細く美しい指先。
大振りのフリルがついたエプロンドレスの胸元、その頂点に口付けをされたからだ。

「…っ」

もどかしいだけの薄すぎる快感。
それでも漏れでる吐息は、このあとの行為を期待するが故。
俺だけが気付いてあげられる彼女の本心はそれを表している。
今は知りたくもないが、癖になっていて自然に読みとってしまう。
自分がひどく恨めしい。

彼女はただ、忠誠を誓う相手にされているものと信じきっているのだ。
その期待を責めることなどはできない。
そもそも彼女がそう反応するように仕向けたのは過去の俺なのだ。

107 : 生キャラメル ◆XksB4AwhxU - 2014/03/17 02:53:25 Lc.WIPbo 78/539


姫の身体を挟んで、男を支えていた右手が彼女に触れる。
唇がそうだったように、頭からゆっくりと彼女の身体を撫でていく。
豊かな膨らみにはふれず、
輪郭だけをなぞるようにして腰元へ降り、柔らかな弾力をもつ臀部を撫で上げる。

気色が悪い。
まるで自分を撮影したものを鑑賞しているようだ。
男の愛撫は、自分のそれとあまりにも似すぎている。
男は忠実な模写をするように彼女に触れていく。
顔まで同じだなんて気がおかしくなる。

あれは誰だ。
あれは俺か。
いつの間にだまし絵の世界に閉じ込められたというのだろう。
偽物が、当然のように現実に割りいってくるこんな世界はくそくらえだ。

108 : 生キャラメル ◆XksB4AwhxU - 2014/03/17 02:54:01 Lc.WIPbo 79/539


「んむぅっ…!」

突然の、予想外の口付け。
それまでの穏やかな動きから一転して、
激しく咥内を蹂躙されるような口付けには、姫も驚きの声を隠せなかったようだ。

「ん、む、あぅ…ふ、むぅ…っ!」

強引なそれに酸素を取り入れられないのだろう。
段々と頬が紅潮していく。
耐えかねて上げた膝によって、ドレスの裾が引き上げられ、白く美しいふくらはぎがあらわになる。

男の手が彼女の手首に重ねられ、わずかにベッドに押さえ付けられる。
動くな、という意思表示にしかならないそれでも、
彼女には充分な拘束になりえるのを知っているのだろうか。

ツゥー、と粘りのある糸を引きながら、唇は唇を解放する。

「…っは、ぁ…」

安堵とも余韻ともつかぬ小さな吐息。
酸素不足で朦朧とし、蕩けていく瞳。

いつもならば眼前で…間近に見届けるその変化。
憎らしいことに、実際には見えていない今でも鮮明に脳裏に再生されてしまう。

109 : 生キャラメル ◆XksB4AwhxU - 2014/03/17 02:54:39 Lc.WIPbo 80/539


「--、さま…」

呼び掛けの中に隠される、読み取れるかどうかの僅かな哀願。
始まりの合図。

それは自分から求めることを善しとしない彼女の、精一杯の表現だ。
俺はいつもそれを見落とさぬように最大限の注意を払って彼女に触れる。

改めて考えて見ると、なんともどかしい行為の仕方なのか。
よく200年もこんなやり方で続けられたと思う。
このあとは今度は俺が、
欲望のまま暴れだしたくなる俺自身を抑制し、彼女にひたすらな快楽を与えてやるのだから。

が。
男は気付かなかったのか、
あるいはあえて察しようとしないのか、スッと身を引いてしまう。


「立ち上がって、下着を脱いで」


男は、それまで自らが作り上げていた甘い空気を払うかのように言いつける。

110 : 生キャラメル ◆XksB4AwhxU - 2014/03/17 02:55:24 Lc.WIPbo 81/539


驚き、戸惑い、ためらい、恥じらい。
そういったものが姫の動きを鈍らせるのがわかる。

それでも決して抗議を口には出さない。
意を決したように、だがしとやかに、立ち上がる。
自らの両手をドレスの裾からたくしいれ、薄布をずり下ろす。

用を足すかのようなその動きを晒すことで、恥ずかしさに僅かに震えている。
それでも逆らうことはなく従い続ける。
自分に向けられていれば心地よい忠誠も、いまはただ憎いだけだ。

逆らえばよい。
どうか今だけは逆らってくれ。

その想いが口に出ていたか、わからない。
現実と脳内が入り交じるようだ。
あってはならないことを、なかなか受け入れることができない。
あれが俺ではない事を確信せざるをえない。


----ペキッ
ひび割れて行く音が、聞こえた気がした。

111 : 生キャラメル ◆XksB4AwhxU - 2014/03/17 02:57:06 Lc.WIPbo 82/539


男はその間、
彼女には一切の興味を示さない様子で別の少女を膝に乗せた。

少女は嬉しげに背中を預け、首だけを傾けて濃厚な口付けをせがむ。
口付けをしながら、無遠慮な様子で少女のドレスの胸元に手を入れ、僅かな可愛らしい膨らみを弄ぶ男。
少女を支えようともせず反対の手ではドレスの裾をたくしあげ、薄桃色の太股を撫でまわしている。

くすぐったい、とでも言いたげな矯声をあげつつ、少女は男の首に両手を回す。
あまりにも無邪気すぎる様子に、淫靡なそれはない。
それでも次第に甘い馨りを漂わせてくる少女に、僅かに女を感じるのは何故だろうか。

クチュリ、クチュリと湿っぽい音を立てて、男は少女の布越しの秘部に指を這わせる。
唇を依然として濃厚に絡み合わせながら、少女は熱っぽい吐息を吐き出す。

「ん…ぁ、はぁっ…--さまぁ…っ」

一瞬、意識が朦朧とする。
まただ。また、自分の顔をした男が、まるで自分であるかのように錯覚する。
違う。俺はあの少女を抱いたりはしない。

彼女を悲しませてしまうから。
彼女が、自分だけでと願うから。

意味の無い、罪悪感。
悪質なシミュレーションゲーム。

112 : 生キャラメル ◆XksB4AwhxU - 2014/03/17 02:59:11 Lc.WIPbo 83/539


そう、いえば。
俺の中で、この男の名が先程からはっきりしないのは何故か。

無意識な自己防衛。
予想される卑猥で野蛮な行為を認めない為の唯一の逃避。
あるいは、それは俺であればいいのにという、唯一の願い。

ああ、もう。
もういいのに。

そんな優秀すぎる自己防衛反応なんて必要ないというのに。


----パキ、ペキ。
ひびがはいる。亀裂が走る、音が聞こえる。

113 : 生キャラメル ◆XksB4AwhxU - 2014/03/17 03:01:04 Lc.WIPbo 84/539


「--、様。…脱げ、ました…」

頼りなさげな声。
いっそ気付かれなければよいと。
だけれど本当は自分こそを相手にしてほしいのだと。
自分だけを愛して欲しいのだと。
その矛盾した願いが尻すぼみな呼び掛けとなって発せられる。

「うん。おいで、僕の横、すぐそばに」

ゆっくりと歩を進める。
男の真横にくると、黙って手を揃えて立つ。
それを舐めるように上から下まで見て・・・男は言った。

「・・・裾を、あげてよ」

やめろ!
それ以上の羞恥を彼女に命じるな。

「…はい、--様・・・」

ドレスの腰元を、まるで会釈をするようにつまんで・・・持ち上げる。
ため息をもって男は否定の意思を表す。

114 : 生キャラメル ◆XksB4AwhxU - 2014/03/17 03:01:47 Lc.WIPbo 85/539


姫は、ドレスの前面の裾に手を当てなおし、裾を胸の高さまで持ち上げる。
充分な布量と、豊かなふくらみを持つエプロンドレスは
その重みでUの字を描き、彼女の下半身・・・その始まりの部分をいまだ隠している。

「もっと、上まで…よく、見えるように」

「~~っ」

堪えかねるのだろう。
顔を朱にそめ、潤む瞳を伏せて、どうにか従う。
ドレスを持ちあげる手を、ぎゅっと握りしめながら。

男は姫を立たせたまま。
その腕には別の少女を抱いたまま。
彼女の秘部に、少し傾げた首だけを近付けて観察する。

「うん、まぁ予想はしたけどね。なんてイヤらしい匂いだろう」

「…っ。もう、しわけ…ありませ…」

蔑むように言われ、いまにも泣き出しそうになる姫。
どこまでも自分自身を虐げ続ける彼女のことだ、
何をされてそうなったか、その張本人を責める事など思いつきもしないのだろう。

115 : 生キャラメル ◆XksB4AwhxU - 2014/03/17 03:02:43 Lc.WIPbo 86/539


「くすくす。まぁ、いいけどね…聖女、ちょっと降りて」

「ん…。ぁ…ねぇ…?」

「ん?…あぁ、いいよ」

「♪」

少女はずるりと身体を床に降ろす。
可愛らしい微笑を浮かべながら、どこか恍惚とした表情で…男の股間へと手を滑り降ろす。
服の上から、優しく撫でるように。
愛おしいものに触れるように。
脱がすことも露出させることもなく、そのままに顔を埋めて口付ける。

「ん…ぁ、む♪」

少女の愉しげな声が聞こえてくるのを確認して、男はまた視線を姫にもどす。
気だるげに、わざとらしく一本だけ指をたてて、姫の膝にピタリと当てた。

ツツツ、と指をずらす。
膝下から、太股へ。内股に、付け根へ。
ゆっくりとゆっくりと、彼女に緊張感を抱かせていく。
撫で上げるようにして、薄い毛の中に指を滑り込ませていく。

116 : 生キャラメル ◆XksB4AwhxU - 2014/03/17 03:03:37 Lc.WIPbo 87/539


「…っ。ぅ…」

ピチリとした肉を割ることはしない。
隙間に何か塗り込むよう、ただただ這わせるのみ。
遠目にも、その指が次第に滑らかな動きになり、僅かな艶をたたえていくのがわかる。


----ペキン。
何かが割れた。
先程から、これは何なのか。
築きあげたかった信頼?姫との生活?
それとも・・・ここ数年で初めて知った、穏やかで暖かな「何か」だろうか。


突如、少女が男の着衣の下に手を入れて象徴的なものを取り出す。
眼下にそれを見た姫に、緊張がはしり一瞬硬直する。

その隙をついて、男は指ではなく…顔を、舌を、姫に埋めた。

117 : 生キャラメル ◆XksB4AwhxU - 2014/03/17 03:14:31 Lc.WIPbo 88/539


「ひぁっ…!?」

驚きよりも、突然の快感に負けて首を仰け反らせる姫。

やめろ!

届かない声を叫びあげる。

やめろ!!
やめろ、やめろっ!

男の長い舌が、彼女の秘部から出される。
ゆっくり、ゆっくりと。
溢れ出る蜜の在りかを探しているように、ゆるゆるとくねらせながら
じっとりと姫を焦らしていく。

「ふ…、ぅっ…ぁ…」

一度だけの、滑らかすぎる小さな小さな侵入。

やめろ。
それ以上をすると許さない・・・!

どれだけ思っても、どれだけ叫んだつもりでいても、
まったく鼓膜を震わさない呼び掛けに意味はないのだろうか。

愉しそうに舌で舐めあげ、こじあけ。
でも今度はそれ以上に進むことなく、器用な舌先で小さな突起を責め立てていく。

118 : 生キャラメル ◆XksB4AwhxU - 2014/03/17 03:16:20 Lc.WIPbo 89/539


―ん、ぁっ、や…っ
ピチャ…ペチャ…。
んむ…あ、む、むぐ…ぁはっ♪…んっ…


どこから聞こえてくる音か、判別が難しい。
何から漂うのか分からない、独特な匂いが周囲に立ち込めていく。
このままでいれば、全てがわからなくなって楽になれるのだろうか。

この2日、何度も頭の中によぎっては斬り捨てた考えが、また蘇る。
手の届かない場所で、目に見えない場所で、なにも出来ないまま…大切な者が傷つけられている。
犯されている。それも恐らく、酷いやり方で。

それは思考を諦めるのには充分すぎた。
虚無だった。脱力し、喪失した。
失うものなど既にないというのに。
その事実を突きつけられることで、またそれを繰り返すのか。



----パキ、パキパキ。
耳障りな、それでいてあまりに軽すぎる破壊音。
亀裂はついに、それがそれでいられないほどに伸びていった。
僅かに、確かに、崩れていく。

119 : 生キャラメル ◆XksB4AwhxU - 2014/03/17 03:17:02 Lc.WIPbo 90/539


「っあぁっ!!」

一際甲高い、悲鳴。
確かにそれは悲鳴であった。
わずかに残された…庇護欲にも似た何かが、意識を引き戻すのを感じる。

見ると、男の指が彼女に突き入れられている。
突き立てたまま、蠢かせる。

!?
何してやがる。
許さないぞ。やめろ!

何故、この声は届かない。

やめろ。
やめろ。
やめろ!

ああくそ、この痛みはなんだ。
心からくるのか、身体から来るのか。
ギシギシと音を立てて俺を蝕む。

…やめろ

虚空に熔けて消える声。
何も震わせぬ声など、聞き届けられる者は居ないのだ。

120 : 生キャラメル ◆XksB4AwhxU - 2014/03/17 03:17:42 Lc.WIPbo 91/539


----ガラッ・・・カラ、・・・
小さな破片が、剥がれて落ちた。
崩れていく。崩れてしまう。
愛おしいとおもうものが、大切にしたかったものが。


「クスクス…」

何がおかしい。
何がたのしい。

男はまるで犬や猫でも撫でる時のように、片腕をベッドに立ててリラックスしている。
反対の手だけを伸ばし姫の中を弄ぶ。

「ぁ…ぅ。い、やぁ…っ」

膝が震えて、立っていられなくなったのだろう。
彼女の言う『嫌』はいつだって自分自身に向けられるものだ。

命令を実行できない。要求に応えられない。
そんな自分自身を奮い立たせるため、無意識に口をついて出てくる言葉。
健気な彼女らしい、愛おしい言葉。

だが男にはそれがわからなかったようだ。

121 : 生キャラメル ◆XksB4AwhxU - 2014/03/17 03:18:24 Lc.WIPbo 92/539


ピタリ、と手を止める。
ぬるりと指が引き出され、彼女に突き付けられる。

「舐めとって」

不機嫌そうな声。
その声に、先程までとはちがう理由で彼女は身を震わせる。
ドレスの裾を離し、男の手に自分の手を添え、ゆっくりと口を近付けてくわえようと…

ピシリ、と。
男は彼女の手を払う。
明らかな嫌悪感を隠しもしない。

「誰が裾を降ろせと言ったの?」

「も、申し訳、ありません…っ!」

慌てて取り繕うような声。
そして再び…一瞬だけの躊躇をひた隠しにし、裾を元の高さまで持ち上げる。

膝立ちになって、男の指を口に含み、丁寧に舐めとる。
あれではまるで奉仕に出された奴隷娘だ。
いや…まるで、ではないのだろう。
男は明確な意思をもってそうさせている。そうであれと命じているのだ。

122 : 生キャラメル ◆XksB4AwhxU - 2014/03/17 03:19:57 Lc.WIPbo 93/539


ひとしきり舐めとると、姫はその愛らしい唇をそっと口を離す。

「終わり、ました…っ」

「…ねぇ、メイド姫。さっき、何て言ったのかな?」

穏やかな笑顔とは裏腹に、その口調はひどく冷たい。
ビクリ、と震えてから、その顔は血の気を失っていく。

「いえ…わたくし、は…何も…」

「いや、と聞こえた気がしたんだけれど」

「そ、それは…!」

ガクガクと、恐怖心にその身が支配され震えていく。
それまでの刺激的で快楽を伴う感覚による反応とは本質的に違うもの。


「ねぇ。僕に逆らうなよ。反抗的な事を言う口ならば・・・塞いでしまえ」

「…っ」

123 : 生キャラメル ◆XksB4AwhxU - 2014/03/17 03:20:48 Lc.WIPbo 94/539


彼女には、あの男はどう見えているのだろうか。
愛しき主と思ったままでいるのならば、こんなに辛いことはないだろうと思う。

俺自身、昔は確かに冷たく接することをした。
が、その時でも彼女を傷つけぬことに注意を払ってきた。
冷たい振りをしていただけだから。愛を確かに注いでいたから。

ましてやここ数年は違う。彼女に愛情を語ることすらもあった。
人のそれとは異なるだろうけれど、優しく接するように気を付け、気遣いをした。
彼女は不慣れで不器用なそれを喜んでいたはずだ。幸せだといってくれた。

それがどうだ。
半年ぶりに触れた主は心変わりをし、自分を蔑み、只の性奴隷へと貶めている。
目の前で、自分もよく知る別の少女を可愛がりながら、
不機嫌に自分を辱しめ、乱暴に犯す主。
彼女はそんな主に何を思うのか。

罵ってくれたならよい。
裏切られたと責めてくれればよい。
呆れ、見放すならばなおよい。

おまえ自身には非のない事なのだとどうか気付いてくれ。
こんなときまで、自分を責めないでくれ。

124 : 生キャラメル ◆XksB4AwhxU - 2014/03/17 03:22:01 Lc.WIPbo 95/539


「・・・こんなに待ってあげたのに、返事もない。察して行動もしない。…本当に、だめな女なんだね、君は」

違う!

顔を伏せ、涙をこらえ、逃げ出したい気持ちを抑え
ただただ耐え続けている彼女のなにが駄目なものか。

「仕方ないね。わからず屋で素直じゃない…。まったく、僕がちゃんと教えてあげなくちゃね?」

「…は、い。…おねがい、します…」

「ああ。口は聞かなくていいよ。気分が盛り下がるから…。そのドレスの裾でもくわえてろよ」

男はそう言って、彼女が掴むドレスを、軽くまとめて口内に捩じ込む。
顎を抑え、口を抉じ開けさせ、喉奥深くまで、入りきらないほど…無理矢理に。

「っ!む、ぐぅっ…!」

「ああ。よく似合うよ。うん…、それならば、まぁいいかな。ほら、立って」

蔑んだ笑いと共に与えられる、残酷な命令。
彼女が立ち上がると同時に、また指だけを這わせていく。
音を立て、乱暴に、それでも確実に急所を責め続ける。

125 : 生キャラメル ◆XksB4AwhxU - 2014/03/17 03:23:19 Lc.WIPbo 96/539


「ふぅぅ…ふぅ、ぅーっ…」

咥内に満たされた布が呼吸を邪魔するのは当然だ。
自然、息遣いを荒くせざるをえないのだろう。
下半身に与えられる執拗な快楽が、さらにそれを荒立たせ、彼女に獣の息遣いを強制する。

「くすくす…やだなぁ。そんなにキモチいいの?ドレスがよだれまみれ。とても汚ならしい…。ねぇ、聖女ちゃん?」

「~っ!」

「んむっ…あむ、む…ん、んん…ぷは…。ぇ…?なぁに、――様…」

蕩けた瞳で男のものをくわえていた少女は、
舌をチロチロと出しながら、改めて問いかけた。
姫にとって、反芻されたくはない質問を。

「くすくす…もう。夢中になりすぎるのもよくないよ?」

姫に与える声とは違う、からかうような優しい口調。

「メイド姫ちゃんさ…しつけの悪い犬みたいだよね、って言ったんだよ」

126 : 生キャラメル ◆XksB4AwhxU - 2014/03/17 03:27:19 Lc.WIPbo 97/539


「ぅ~~~っ!!」

赤い顔をさらに真っ赤に紅潮させ、瞳は潤んでいく。
見ていられない。
妹分として彼女を慕っていたはずの少女は、そんな彼女を眼だけで観察する。

「ん…あは、でも…それもカワイイかなぁ…」

一言だけ感想を述べると、また小さな口いっぱいに男を頬張っていく。

「くすくす…ほんと、聖女ちゃんは可愛いね・・・」

「・・・・っ・・・」



「聖女、大好きだよ。…さすがぼくのお嫁さんだ」

「っ・・・・!」



ああ。

泣いた。
泣いてしまった。

127 : 生キャラメル ◆XksB4AwhxU - 2014/03/17 03:28:43 Lc.WIPbo 98/539


ギュッと閉じられた瞳から、
一筋、二筋と涙の粒が姫の頬を流れた。

やめろ…。
もう、やめてくれ。



----ガラ、ガラ・・・
勢いを増して・・・崩壊が始まる。


「…あれ?泣いてるの、メイド姫」

「――っ…」

ポロリ、ポロリと次から次へ。
溢れだして止まらない。理由も存在もあまりに理不尽な涙。

「ふぅん…?少しは、素直になる気になったのかな…?」

男は、そっと姫の口から布を引き出してやる。
突然の酸素にむせ帰り、苦しげに身体を曲げる姫を支えて、優しく撫でる。

そうしてから、甘いキスを与え、涙を舐めとり…やさしく微笑む。
苦しませた張本人が、助け出すヒーローをも演じる。
なんてばかげたシナリオ。

128 : 生キャラメル ◆XksB4AwhxU - 2014/03/17 03:31:04 Lc.WIPbo 99/539


天神「ねぇ…メイド姫?」

天神「僕は、君にたくさんのひどいことをしたし…このあともするけれど」

天神「こんな僕の事…どう、思う?」


ああ・・・もう。
もういいだろう、やめてくれ。

聞きたくないんだ。
それだけは、聞きたくないんだ。


「ぁ…愛しています…っ…それでも、私は、こんなにも貴方を…愛しているのです…っ」


・・・っ!
俺は・・・ここにいるというのに・・・。

姫の言葉は、切実な悲鳴であった。
現実の状況を慮れば・・・まさに心を引きずり出すような、痛みを伴った悲鳴。


「よく言えました。・・・可愛いね」

129 : 生キャラメル ◆XksB4AwhxU - 2014/03/17 03:35:10 Lc.WIPbo 100/539


顔を手で覆い、声を上げて泣いている彼女。
涙も、命令に逆らって崩れ落ちる身体もそのままに。

「ご褒美をあげよう…それとも、僕に愛される方が嬉しい?」

男はそんな彼女を片腕で引き起こし、
自分の座るやわらかなベッドの上へと導く。
どこまでも優しくベッドに横たえられる。

130 : 生キャラメル ◆XksB4AwhxU - 2014/03/17 03:36:15 Lc.WIPbo 101/539


柔らかな口付け。
心地よい言葉。
安堵してしまう心に嘘がつけなくなる彼女。

そんな姫の心の隙をついて
あまりに卑猥で、刺激的な愛撫が一斉に彼女に襲い掛かった。

「ん…ぁ、あぁっ!!…んんっ--、さまっ、…愛、してくださ…ぁっ、ふぁぁ!!」


目の前が、暗転する。
声が反響する。
世界は歪み、美しいものが反転して、ぐるりぐるりと螺旋を描いて乱れていく。

ふと。
それまで誰にも届かなかった声が。
願いを叫び、助けを求める声が。

神に、拾われた。

・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・
・・・・

131 : 生キャラメル ◆XksB4AwhxU - 2014/03/17 03:38:13 Lc.WIPbo 102/539


天神「やめろ、やめろと・・・うるさいね。・・・姫たち、ちょっとまっててね・・?」クスクス

魔王「!」


テクテク・・・
天神「さて…。もうそろそろ、こっちもいいかなぁ」

魔王「なにを・・・これ以上、なにをするというのだ・・・」

天神「ふふ。怖い?大丈夫・・・魔王クンに、素敵な事を教えてあげるだけだから」


魔王「…っ、やめろ。くるな。…もうやめてくれ…やめろ…」ギシッ

天神「クスクス…。でもきっと、最初に聞いておけばよかったって、思うようなことだよ?」

天神「…そしたらもしかしたら、元気なうちにもう少し本気で反抗できたのかもしれないような…ね」クスクス

魔王「ほざけ…今更、何を…っ」


天神「今更、ね。…ふふ。やっぱり教えてあげる」スッ…

魔王「くるな!」

132 : 生キャラメル ◆XksB4AwhxU - 2014/03/17 03:40:20 Lc.WIPbo 103/539


天神「ねぇ、魔王…」コソ

魔王「…くるな…やめろ…何も知りたいことなど・・・!」

天神「あのね・・・・


…僕が、メイド姫ちゃんにこうして触れているのは…

…『今が初めてなんだ』…


魔王「…!」ギシッ


天神「ふふふ・・・あは、いい顔・・・自分の絶望していく顔ってこんなに素敵なんだねぇ・・・」クスクス

聖女「ん・・天神さまぁ、まだ、だめなの・・・?」

天神「ああ。いま、戻るよ。続きをしなくちゃいけないものね」クスクス
スッ・・・

133 : 生キャラメル ◆XksB4AwhxU - 2014/03/17 03:41:56 Lc.WIPbo 104/539


魔王「っ!ふざけるな!ふざけるな!ふざけるな!」
ギシッ、ミシミシ…ギシッ!!

天神「あはははは!いい声だよ!なかなか気分が盛り上がってくる!」

魔王「ふざけるなよ!馬鹿をいうな!!」


天神「んー・・・半年ぶりなんだっけ?!堪らないんだろうね?あんなにされて、こんなに感じちゃって…!」
チュ…。ツツ…

メイド姫「ふ…ぁっ!や、もうっ…!!」ビクンッ


魔王「それでは…それでは、俺は…!!」

天神「そうだよ、魔王クン」


天神「今更だ、手遅れだと思って諦めていたせいで…」

天神「本当は守るべきものが目の前にあるのに、みすみす手を出されて。一部始終を見ながら、ぶち壊されて、君は本当に失うんだ」クスクス

魔王「…っ!!く、そ…やられた…っ!!こんな、こんな…目の前にいて…っ俺は何を…っ!!」

134 : 生キャラメル ◆XksB4AwhxU - 2014/03/17 03:42:59 Lc.WIPbo 105/539


天神「僕は最初に、ヒントをあげたんだよ?『そのつもり』で、いいのかなって」アハハハ

メイド姫「ん…ぁ、てん…じ、さま…っ…」モジ…

天神「あぁ、ごめんね…あんまり長いと、おあずけはつらいよね」チュ…



天神「さぁ『頂こう』。これからが、本当の天罰だ」…グッ

女神姫「…ぁ…ぅっ!」キュ・・・



----パキーーーン!!!!


その瞬間。
バランスを保てなくなった何かが一斉に崩れ…

全て真っ黒な闇の中に飲み込まれていくのを感じた。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

135 : 生キャラメル ◆XksB4AwhxU - 2014/03/17 03:46:58 Lc.WIPbo 106/539


魔王「させない」
モワッ・・ モワモワモワモワモワ、バシュシュシュシュ!!


天神「!? ・・っく」
パアァァァァァァァァ!



ドシャァァァァァァァァァ…!!
ガラ・・・ガラ・・・
かつ・・・コンッ



聖女「…っ」

天神「・・・」

聖女「あ…え?…部屋、が…崩れ…」

メイド姫「…ぁ、…?」

136 : 生キャラメル ◆XksB4AwhxU - 2014/03/17 03:47:48 Lc.WIPbo 107/539


天神「…これは、驚いたな」

天神「3日も閉じ込められて、まだそんなに瘴気を保っていたなんて…このままでは、この部屋はもう機能しないじゃないか」

聖女「…て、天神さまぁ…」

魔王「・・・・ふん」


天神「魔王クンに、ここまでできるとはね…。僕がいなければ、彼女たちだって無事じゃ済まなかったよ?」

魔王「…そうなったらそうなった時だ。おまえのおかげで気がついたよ」


天神「ふーん…?なに?もしかして、キレちゃった?」

魔王「キレる?俺が?」ククク


魔王「ありえない。ようやく眼が覚めた、といったところさ」

天神「ああ。寝取られて、どうでもよくなっちゃったんだ?」

魔王「取られた…ね」フム

137 : 生キャラメル ◆XksB4AwhxU - 2014/03/17 03:48:25 Lc.WIPbo 108/539


魔王「確かにあれは無断借用されてしまっている。だがそろそろ取り返すべきだな。調子に乗らせてしまったようだ」

天神「…なんか、雰囲気かわったねぇ…ふふ。確かにその方が、魔王らしいけど」

魔王「愚鈍な欲に溺れすぎて、自分が魔王ということすら忘れていた」

天神「ふふ・・・まぬけすぎるんじゃないの?」


魔王「ふむ・・・。神というのは、もしや・・・光の中で全てを生み出し、世界に暖かな道を開くものなのだろうか」

天神「は?何を突然・・・」

魔王「いいだろう?別に。俺の物を貸してやっているんだ、それくらい答えろ」

天神「どういうつもりなんだか。・・・うん、そうだね。まぁ、僕の好みの道を作るけれど、だいたいはそんなとこさ」クスクス


魔王「では、お前は魔王とは何かがわかるか?」

天神「は?・・・そんなの・・・僕の知るところじゃないよ。自分の魂に存在意義があるだろう、聞けよ」

魔王「お前が俺を作ったのだろう?」

138 : 生キャラメル ◆XksB4AwhxU - 2014/03/17 03:49:00 Lc.WIPbo 109/539


天神「・・・確かに僕の魂のコピーで創られている、君は僕の偽者さ」

天神「でもそれをしたのは僕じゃない。僕は3代目だ。あたりまえだろう。そこまで古い記憶は魂に残っていないよ」ハァ

魔王「ああ、そうだったのか。それでも長生きだな、神というのは。世界の創生者かと信じてしまったのも無理は無いか」

天神「だから!魂は同じだよ!おまえだって同じ仕組みで代を重ねるのだからわかるだろう!」

魔王「俺は、俺さ。歴代魔王と同じでは無い。そしてお前とも違う。真逆すぎて、似て見えるほどに」

天神「・・・なんだって?」

魔王「真の創生者の偽者、天神。俺の存在意義を知らぬようだから教えてやろう」



魔王「暗闇の中で全てを破壊し、絶望に寄り添う者。それが、この・・・魔王だ」



天神「……『魔王』か。・・・これは、計算外だったな・・・絶望よりも、ぬるま湯のほうが致命的とはね・・・」

魔王「俺がお前と同じだとでも思っていたのか、くだらない」

天神「冗談。僕は君ほど、ひねくれてないよ」ニッコリ

139 : 生キャラメル ◆XksB4AwhxU - 2014/03/17 03:50:23 Lc.WIPbo 110/539


魔王「さて、どうする気だ?」

天神「・・・何が?」

魔王「俺は最初に言ったはずだ。このままなら世界が破滅すると。悪戯が過ぎぬように、と」

魔王「何もかも、やりすぎたな。…今、世界は破滅する手前だ。別れを惜しまぬのか?」
シュワワワ・・・モワモワ・・・


天神「…ふぅん。なるほど?でも、それをすれば君の大事な姫様も塵になってしまうよ?」

魔王「それが、どうした?」


天神「…は?・・・なんて?」

魔王「些末な事を気にするのだな、神というのは」

天神「・・・君は、彼女を愛しているんじゃなかったのかな」


魔王「気にすることではない。あれにはこう命じてある。『どんな絶望があろうと、俺と共にあれ』と」

天神「…ふーん?魔王らしいプロポーズのつもりかい?」

魔王「ただの命令さ」

140 : 生キャラメル ◆XksB4AwhxU - 2014/03/17 03:51:36 Lc.WIPbo 111/539


魔王「おまえが俺でない以上…あいつはその命をやぶったのだ。殺されても文句もでないだろう」

魔王「それにあれは、俺の命令に絶対であろうとする奴でな」ククク

魔王「…死という絶望をもって俺の元に戻ることが出来たのなら…本人は至福の一時に浸るだろう」


天神「…ふふ。ははは・・・魔王、魔王ね。ああ。たしかに君は僕と同じだ。そのとおりだね、よくわかるよ」

魔王「今それをすれば、見たことの無い最高の顔が見られるのだろうか・・・ああ、いいな。く・・くっくっく」

天神「・・・・」

魔王「しかし、あれを悦ばせるのは俺の唯一の趣味でね。・・・出来るのならまだ壊したくはない」


魔王「…姫を戻せ。全てを元に戻し、俺に従え。・・・世界が惜しければ」


天神「人質には人質を、ね…。でもね、宮殿を壊されて、さすがの僕も怒っているんだ」


天神「挑むことを、認めてやろう。…僕に勝てたら、その願い聞きいれてあげる」

魔王「世界を壊せないお前と、全てを壊せる俺。どちらが有利か、教えてやろう」

・・・・・・・・・

151 : 生キャラメル ◆XksB4AwhxU - 2014/03/18 01:49:44 ffANEeao 112/539

天神「・・・くすくすくす・・・」

魔王「何が、そこまでおかしい」

天神「・・・確かに、元始の神ではないけどね。それでも君は僕に勝てるわけがないのに、と」クスクス
パアァァァァッ…


魔王「おい。その神気、本当に嫌いなんだ。…放つのやめろ」イラ

天神「僕自身と同意義だからね、魔王クンに嫌われて嬉しいよ」ニッコリ


魔王「・・・さっきは俺が教えられたから、今度は俺が教えてやるとしよう」

魔王「おまえ、自分が俺にどんだけキモチ悪いことしてるか体感してみろ」
モワ・・・モワモワ・・・ッ

天神「・・・」

魔王「どうだ、嫌だろう」

天神「…うん、確かに周り中に気を広げられると嫌な気分だ。こんなの露出狂に会ったも同然じゃないか、やめてよ変態魔王」キッパリ

魔王「ふざけるな俺のセリフだ鬼畜天神」イラ

152 : 生キャラメル ◆XksB4AwhxU - 2014/03/18 01:52:29 ffANEeao 113/539


天神「…でも、仕方ないよね、僕は剣とかの武器や攻撃ってのは実は苦手なんだよ」

天神「戦闘で役立つことなんて、気を固めて結界にすることくらいだから」

魔王「守り育てるべき神が、戦闘狂じゃなくてよかったとは思うな」

天神「そうなんだよね、僕は守る者」

天神「悪いけど神気を放ち守らせてもらうよ。ひとまずは僕と彼女達をね。…妻子がいるもんで」クスクス
ッパアアアア・・・!


魔王「ちっ…自分の周囲に結界を張ったか。…小さい分、硬度はあるってとこか?」

魔王「それにしても…こんな何もない部屋に囚われていたとか、俺も何をしていt


騎士王「……」ブツブツ…


魔王「…忘れていた。…見事に絶望に堕ちているな…」ハァ

騎士王「……」ブツブツブツブツ・・・

魔王「まったく。勇者を絶望させるのは俺の仕事だというのに。仕事まで取るとは…」チラリ

153 : 生キャラメル ◆XksB4AwhxU - 2014/03/18 01:53:47 ffANEeao 114/539


……<結界の張られたベッド内>……

天神「聖女ちゃん、メイド姫ちゃん、もう大丈夫だよ♪ごめんね中断してて」

聖女「天神様ぁ…私怖かったですー!」ギュー

天神「っと、参ったなぁ。メイド姫ちゃんの番だったんだけど…あれ?」

メイド姫「」きゅう

聖女「メイドちゃんはダメっぽいですよぉ…。キモチよすぎてフラフラしてるとこに爆風きて、そのまま倒れちゃいましたぁ……」

天神「…うーん、そんなに過敏になってるなんて。やっぱり2日もただ僕たちの行為を見せ続けたのはやりすぎたかな?」

聖女「…//私は、もっともっとしてほしいですよ…?//」

天神「くすくす。とんだ聖女だこと…」チュ

聖女「ん…ぁは♪」チュ

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

魔王「あいつ・・・好きにかかってこいというにしても、せめて戦闘のポーズくらいとれ…」ハァ…

154 : 生キャラメル ◆XksB4AwhxU - 2014/03/18 01:58:28 ffANEeao 115/539


魔王「まぁいい」

魔王「姫に手を出さないなら、今はこちらも取り敢えずほうっておこう…問題はこいつだ。・・・おい」

騎士王「だめだ・・もう、だめだ・・・」ブツブツブツブツ


魔王「ふむ。・・・癪だが、あいつの真似でもして覚醒を促してみるか…」

騎士王「……」ブツブツ

魔王「…何を言えばいいのか。ふむ。勇者…勇者、ね。やはり『希望』とかか?」

スッ・・・
魔王「あー・・・おい側近。いいことを教えてやろ・・・う・・・」

魔王「・・・あー・・・・・・」ウーン

騎士王「・・・・・?」ボー


魔王「…どうしたものか。こいつが立ち直るだけの『希望』が、嘘の1つでもでてこない。魔王が明るい希望を語るとかそもそも無理だ」キッパリ

155 : 生キャラメル ◆XksB4AwhxU - 2014/03/18 02:01:35 ffANEeao 116/539


騎士王「…希望がない…無理…希望なんか、未来なんか…」ブツブツブツブツ

魔王「っ、しまった。・・・・悪化させたか」ハァ・・・


騎士王「ろ…し…ヒ」ボソ、ボソ・・・

魔王「? 何と・・・?」ソー・・・


騎士王「やめろやめろやめろ俺にしろ俺にしろやめろウヒヒヒヒヒやめろやめろやめろ俺にしろ俺にしろ俺にしろやめろやめろやめろウヒヒヒヒヒやめろやめろやめろやめろ俺にしろ俺にしろやめろウヒヒヒヒヒやめろウヒヒヒヒヒやめろやめろやめろ」ブツブツ

魔王「ひっ・・・!?」ドンビキ


魔王「~~~~っ!!」プルプル

ゲシッ!ゲシッ!!ドカッ!!
魔王「ええい、おまえがやめろ!もう知るか、勇者として死んでしまえ!その上で更に死んで蘇るな!あまりの気持ち悪さに俺が負けるとこだったわこの陰湿勇者が!!」ゲシンッ!!

騎士王「はっ!…魔王が負けたら姫ちゃんと結婚して俺があれをヤってもらえる!?」ガバッ!

魔王「!!」ビクッ

156 : 生キャラメル ◆XksB4AwhxU - 2014/03/18 02:03:30 ffANEeao 117/539


騎士王「……」キョトン

魔王「…」


騎士王「…あ、あれ?」キョロキョロ

魔王「…いや、まぁ…俺も、結局はおまえと大差ない理由で覚醒したけどな…」ハァ…

騎士王「は、え?どゆこと?つかまだヤってる?!」

魔王「あー・・・そうだな、ヤってるな・・・」

騎士王「なんで魔王あれみて平気でいられたの?!メンタル強すぎじゃね?!」


魔王「……あー…」



魔王「『絶望した!女を目の前で寝取られるとか絶望した!!』ってかんじ」フイ

騎士王「よくそれで立ち直れたなオイ」

魔王「『ハーレム王に俺はなる!』みたいな理由のお前に言われたくない」イラ

騎士王「…うん、やめよう…そんな魔王vs勇者戦はごめんだ」

157 : 生キャラメル ◆XksB4AwhxU - 2014/03/18 02:07:01 ffANEeao 118/539


魔王「同感だ。それにさっさとあの結界をぶち壊して、姫を連れ出さなきゃならない」チャキ

騎士王「結界、ね。OK、わかりやすくていいぜ、戦いはそうじゃなくちゃ!」スチャ


・・・・・・・・・・・・・・・・・
天神「・・・くす」

聖女「・・・・♪」
・・・・・・・・・・・・・・・・・


魔王「俺はとにかくあれを瘴気で覆い被せ蝕む。神気をどうにか薄めて払わなきゃならない」

魔王「側近は剣で斬りつけて、どこでもいいから破れ。瘴気に飲み込まれぬよう気を付けろ」
ズ、ズズズ・・・
モワモワモワモワ・・・

騎士王「何。俺の心配してくれんの?」ニヤニヤ

魔王「違う・・・・・・絶望したお前をいつか撮影して見せてやるよ・・・」ハァ
シュワァ・・・モフー・・・

騎士王「ちょっ!瘴気萎えてるよ!?俺どんだけキモいのよ!?」ガーン

魔王「まったく、俺の周りはうるさい奴等ばかりだ…行くぞ」
ゴッ・・・!
モワモワモワモワ・・・ブワッ!!

158 : 生キャラメル ◆XksB4AwhxU - 2014/03/18 02:13:22 ffANEeao 119/539


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・

騎士王「…くそ。なんだあの結界。弾かれないように剣をあてるのがやっととか、どうすんだよこれ!?」

魔王「創生者の魂は伊達ではないな。しかしなんて力量差だ。ありったけ覆せても結界を崩せない」

魔王「まさか本当に瘴気が尽きる寸前とは…払われる分、無駄に消費するんだな」


騎士王「くっそ…おい、魔王? 大丈夫なのか、なんかぼやけてんぞお前」

魔王「あぁ…よく霧散しないよな。明らかに瘴気を使いすぎた。あの部屋のせいで魔力もないし…実体がうまく維持できない」

騎士王「…くそ、神ってのはどんだけなんだよ…」ジッ


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
天神「クスクス」チュ…

聖女「ん♪んむ、む…ぁむ…」ペロ、ペロ
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

騎士王「・・・」ハァ

魔王「・・・」ハァ

159 : 生キャラメル ◆XksB4AwhxU - 2014/03/18 02:16:24 ffANEeao 120/539


騎士王「この状況でまだヤッてられる精神が理解できない…。もう俺の姫ちゃんはどこにもいないのか…」ガックリ

魔王「・・・。しかし、ここにきて、俺は側近の気持ちがようやくわかったぞ?」

騎士王「あ?なにがだよ」


魔王「反省しよう。創造者に勝たなくては女も抱けないだなどと不条理すぎる。帰ったら王にあの誓いを訂正させてもいい」ウム

騎士王「そんな場合か!ありがたいけどもういねぇんだよ俺の姫ちゃんは!遅いわ!!」


魔王「あそこで天神のに、むしゃぶりついてるではないか」チラ

騎士王「そうなんだよ!どうなんだよ!アレはソレすぎるだろ!ナンなんだよ!」ガシッ、ブンブンブン!!

魔王「落ち着け意味がわからん」ガックガック

160 : 生キャラメル ◆XksB4AwhxU - 2014/03/18 02:17:58 ffANEeao 121/539


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
天神「クスクス…」
メキメキメキ…
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

魔王「! しまった、攻撃を止めたら神気を広げはじめた!!収監室が復元する…また閉じ込められるぞ!」

騎士王「くそ…部屋から離脱するしかねぇのか…!」


パァァァァァァ…!!


魔王「なっ、結界をここまで広げ…?! ぐ…こ、これでは…」

騎士王「一気に広げて無理矢理に雲から追い出す気だ!!」


天神「ふふ、正解。それだけ瘴気を失ったら、この程度の硬度の結界でも破りようが無いでしょ」ニッコリ


天神「さよなら。いま掃き出してあげる」

魔王「…ちっ」

161 : 生キャラメル ◆XksB4AwhxU - 2014/03/18 02:20:04 ffANEeao 122/539


天神「安心してね?聖女は身重だから、そんなに激しくはしないさ…」

騎士王「おまえらまだやる気かよ!!」

天神「ふふ。メイド姫は楽しみだよ。無力な魔王クン、今までの調教おつかれさまでした。あははは」

魔王「ほざいていろ…っ! くそ、結界が…この状態じゃ俺まで消されてしまう。引くぞ!」

騎士王「ああああ…収監室のせいで二人して魔力切れしてんし…結局また落下帰宅かよ…っ!」

バッ・・・

ヒューーーーーーン!

魔王「…っこのまま手も足もでないまま横取りされるなど…ん?」


/マオークーン!メイド姫チャン、
\コンドコソイッタダッキマース♪


魔王「」イラ

162 : 生キャラメル ◆XksB4AwhxU - 2014/03/18 02:22:47 ffANEeao 123/539


スタッ・・・
魔王「まずは宮殿を消す。空中じゃさすがにヤれないだろ」キッパリ

スタッ!
騎士王「なかなか無茶苦茶言うね、そのための瘴気もないくせに!」

女神「いやー、今の台詞はまじでありえないわぁ…畜生だな・・・」


魔王「・・・・・・・・あ?・・・女神?」

騎士王「・・・あれ、おまえいつ消えて、どこから沸いた?」


女神「3日も帰らないあんたたちを心配して来てみたら、案の定落下させられるのを見つけて、華麗にドラゴンを翔ばして足場にしたあたしの偉業を見事にスルーしやがるわけだこの天然コンビは」

ドラゴン「ぴぃっ!」


騎士王「…あ、そういや立ってるし墜ちてない…と思ったら、ドラゴンか。…ありがとなー」ヨシヨシ

魔王「うむ、見事だドラゴン。まったく気付かず着地してしまったぞ」ナデナデ

女神「もういっそだまってくんないかな!?」ムキー!

163 : 生キャラメル ◆XksB4AwhxU - 2014/03/18 02:24:03 ffANEeao 124/539


女神「ったく…まぁ、イラつくのは仕方ないけどねー。 天神はうちら兄妹の中でも特にハンパないもん…」


騎士王「…は?」

魔王「…兄妹?」


女神「義理だけどね。てか、神事ってのは基本が全員親族なんだよ?ヒトやマモノと交わることもそうそう無いし」

騎士王「…そーいやなんか、天空宮殿でも偉そうだったなぁ、おまえ…。」

女神「実際かなり偉いんだよ!つかNo2だよ!天神とは絶縁してんけど!あれが上司じゃなかったら蹴ってる!」


魔王「NO.2が絶縁されて、地上に置き去り?」

騎士王「おまえ、それ相当変なことしたんじゃないの?」

女神「あいつがしたの!文句いって絶縁してやったの!そしたら置いてかれたの!!」


魔王「何されたんだ」

女神「彼氏とられた」

164 : 生キャラメル ◆XksB4AwhxU - 2014/03/18 02:27:04 ffANEeao 125/539


魔王「・・・『彼氏』・・・だと?」

騎士王「聞かなかったことにする。俺は何も聞いてない。あーあーあー」フルフルフル

女神「そうなるでしょ!?あたしは『男同士でありえない、おまえとなんか絶縁してやる!』って怒鳴っただけだよ!!」


騎士王「あいつ・・・なんか・・・もういろいろサイテーだな・・・」

魔王「あいつ俺と同じ顔してんだぞ、俺は今最悪な気分だ。こんな絶望に寄り添うつもりは無かった」ドヨン


女神「あいつは昔からサイテーの色魔だよ。老若男女関係ないし。妊婦とか絶対にガンガンやられてんよ」

騎士王「なっ!?」

女神「『一粒で二度おいしい♪』とかいいながら精神崩壊ギリギリまで追い込んでから掬いあげるんだ、いつもの手だよ」ハァ

騎士王「まて、いくらアレな姫ちゃんでも、そんなことになるのは見過ごせない!」

魔王「あー・・・あれって常套手段だったのか・・・どうりで手馴れてると・・・」

騎士王「体感して達観してんじゃねぇ!俺はあの子を守るって約束してんだ!本人が乗り気で楽しそうだったからなんかまだよかったけど、そうとわかれば話は別だ!!」

165 : 生キャラメル ◆XksB4AwhxU - 2014/03/18 02:29:26 ffANEeao 126/539


騎士王「あのやろう・・・まじで生かしておけねえ!!やれ魔王!」

魔王「命令すんな。あと、なんかもうやりたくなくなってきた。瘴気もないし」ダラー


騎士王「・・・・このまま姫ちゃんにアイツの子生まれて、それが男で、さらにそれとヤるかもしれないぞ、お前の顔で」

魔王「俺の顔で最低なことすんな!!絶対とめてやる!!」

女神「あんた魔王だよね!?基本が最低なことする生き物だよね!?」

魔王「とはいっても・・・くそ、瘴気も魔力もないのにどうしろってんだ・・・」イライラ

ドラゴン「ぴー・・・」

魔王「・・・」ジー

ドラゴン「・・・ぴ?」

がしっ
魔王「喰わせろ、ドラゴン」

ドラゴン「ぴっ!?ぴぃ!?」ジタバタ

騎士王「ちょ、どうした魔王!正気を保て!肉食ったら元気でるなんてレベルの話じゃねえぞ!」

166 : 生キャラメル ◆XksB4AwhxU - 2014/03/18 02:31:23 ffANEeao 127/539


魔王「いや、これなら大丈夫だ」スッ・・・
ゴシュッ!!

騎士王「ちょっ!!・・・え?」ガクッ


ヒューーーーーーン!!!!!


騎士王「えっ、ちょ!ド、ドラゴンが居ない!?お、おち、落ちる!?」

ガシッ!ガシッ、ペイッ!!
女神「うぉっ、ちょ、重い!!飛べるけど重い!!重いからおまえらまで持って飛んでられない!!」

魔王「ふむ。足場を食うのは間違いだったな」シレッ

女神「ちょ!~~~ああもうっ!地上までなんとか降ろすからあとでちゃんと感謝しろよ!?」


魔王「それには及ばん」ニヤリ


魔王「転移術・・・地上へ!」パチン
モワモワ・・・ブンッ!

---------

167 : 生キャラメル ◆XksB4AwhxU - 2014/03/18 02:33:13 ffANEeao 128/539


<地上>

騎士王「死ぬかと思った」


魔王「ふん。策もなく、そんな迂闊な真似をするわけないだろう」

騎士王「するよね、魔王なら。・・・・で?何したの?なんで魔力もどってんの?」

魔王「喰ったのだよ、ドラゴンの内の瘴気と魔力を。吸収したのだ。・・・ほら」ポイッ

「・・ぴ・・・・」クラクラ

騎士王「・・・・ドラゴンが・・・蟲に、戻ってる?」


魔王「まったく、これは便利な貯蔵タンクだな。暇なときに溜めておけば、何かと役立ちそうだ」

騎士王「いや・・・さすがにそれはドラゴンが不憫すぎてもう・・・魔王、こええよ・・・」ガックリ


魔王「それにしてもこのドラゴン、よくこれだけ呑みこんでいたな」

騎士王「出かけに自分で『動くな騒ぐな黙れ跪いて果てるまで受け入れろ』って叫んで、半年間の鬱憤を無理に詰め込んだんだろうが!!可哀想すぎるわ!!」

魔王「そうだったな。どうりで、鬱憤と恨みが蘇るような気がすると思った」ククク

168 : 生キャラメル ◆XksB4AwhxU - 2014/03/18 02:38:07 ffANEeao 129/539


魔王「ああ。本当に。瘴気と魔力と、堪え切れないほどの欲望が湧き出してくる・・・」ニヤリ

騎士王「・・・っ」ゾク


魔王「さて。『楽園』の扉、開けさせてもらおうか」パチン
モワッ・・・

騎士王「・・・っ、瘴気が・・・固まって、槍に・・・?」

魔王「ゆけ」
ヒュ・・・ズダンッ!!!

騎士王「な!!・・・7万メートル上空だぞ・・・まさか・・・」

魔王「・・・いけるさ。今、俺はすごく機嫌がいいんだ・・・」クク

169 : 生キャラメル ◆XksB4AwhxU - 2014/03/18 02:40:12 ffANEeao 130/539


シュパッ・・・・・・バキーーーーン・・・!!

パァァァァァァァァァァァァァァ!
・・・ビュオオオオオオ!!!!

騎士王「!!っ、ここまで・・・風が・・・!」

魔王「よし、結界を砕いたな」


女神「すっげ・・・あれだけあった神気が一気に・・・どこかに・・・消えた・・・?え?どこに?なんで?」

騎士王「・・・・魔王、おまえ・・・」


魔王「さぁ。改めて、捕らえにいこうじゃないか・・・?」


魔王「転移術。・・・神様気取りの、哀れな盗人の元へ」
モワッ・・・・ブンッ!

-----------

170 : 生キャラメル ◆XksB4AwhxU - 2014/03/18 02:42:28 ffANEeao 131/539

<天空宮殿>

ブン・・・パッ

スタッ
魔王「また会ったな。食事は終わったか?」


天神「!」

聖女「」クッタリ


魔王「まったく、食事するのにどれだけの時間をつかうのか・・・」

騎士王「姫ちゃん!」チャキッ


天神「・・・残念ながら、まさに食事の最中だったんだよね」

天神「突然の暴風にすべてを台無しにされてしまって・・・彼女たちは気を失ってしまうし。僕はひどく不機嫌だよ」

魔王「そうか。さっさと食べてしまわないからいけないんだな。俺は上機嫌だよ」ニヤ

171 : 生キャラメル ◆XksB4AwhxU - 2014/03/18 02:46:02 ffANEeao 132/539


天神「・・・何をした?」

魔王「何、とは?」

天神「結界の分もだが、爆風で飛ばされた集まっていた神気まで消えた。戻ってこない。なんだかずいぶん取られたようだけど・・・」

魔王「さて。知らぬな。神気にまで愛想を尽かされたのではないのか?」ククク


天神「・・・・僕を弱らせようってわけ?外堀から埋めるタイプ?・・・まだるっこしいなぁ、嫌われるよ?」

騎士王「てめぇ・・・いいかげんにしろよ」


天神「まぁ、いいけどね。ちょうど面白いことをしていたんだよ」クス

魔王「・・・・・・」

天神「メイド姫ちゃんが気を失ってなかなか起きないからね・・・僕の気を、かなり分けてあげたトコだった」

メイド姫「・・・」スッ

魔王「姫」

172 : 生キャラメル ◆XksB4AwhxU - 2014/03/18 02:50:18 ffANEeao 133/539


天神「君の相手は、僕の力をいれたこの子・・・くす。 もう見習いではない、『女神』がお相手するよ」

メイド姫「天神様に仇なすもの。打つと、言っておいたはずです。お覚悟を」スッ・・・

魔王「・・・・姫」


天神「神気で触れないし、さすがに自分で斬りつけるのは抵抗があるだろう?」

天神「・・・さてどうする、魔王クン?」クスクス


魔王「抱く」キッパリ

天神「・・・・・・・・は?」


魔王「抱く、といったのだ。抱きたい。わざわざ自らの欲に逆らう必要もあるまい」

天神「・・・・まじで、言ってるの?この状況で?」

騎士王(お前が言うか)


魔王「何度聞かれても同じだ。抱く。その為に取り返しにきたのだしな」

天神「はは・・・・さすが僕のクローンだな・・」

魔王「それはやめろ」イラ

173 : 生キャラメル ◆XksB4AwhxU - 2014/03/18 02:55:51 ffANEeao 134/539


天神「ああ、いやいや。すこし驚いたけど、どうするつもりなんだ?触れないのに」

天神「・・・もしかして、『愛の奇跡』なんか信じたりしてないよね?」


騎士王「~~っ!逐一ほんとにお前はむかつくやつだな!愛は世界を救うって言うだろ!」

天神「くすくす。そんな奇跡、僕はおこさないよ?」

魔王「さすがに俺もそんなことを考えるほど馬鹿じゃない」

騎士王「お前ら両方とも、勇者的精神を馬鹿にしてんじゃねぇ」イラ


魔王「単純なことさ。俺自身を全て瘴気に戻し、姫の体内に無理やり挿入する」

天神「・・・捨て身、ね。抱くというより、抱かれてしまうじゃないか」クスクス

魔王「それもそうだな。だがまぁそれも一興だろう」


天神「それだけの瘴気をぶち込まれたら、神気は払えるかもしれないね・・・」

174 : 生キャラメル ◆XksB4AwhxU - 2014/03/18 03:00:08 ffANEeao 135/539


天神「・・・でも記憶は戻らない」クス


魔王「構わない。俺の記憶が無いのなら、一から植えつけていけばよい」

天神「それは・・・ずいぶんと、気長でいらっしゃる」くすくす

魔王「こいつには2000年支えてもらってるんでね。それに比べれば短いだろうさ」

天神「・・・元に戻ると思っているのか。ずいぶん、自信家だね」

魔王「こいつに関しては、いくらでも自惚れてしまうよ。そういう姫だ」ククク

天神「へぇ・・・それは・・・ますます返したくなくなったな」クス


魔王「返して、もらう」パチン
ボワンッ

天神「!!」

メイド姫「・・・体が・・・渦巻いて、霧になっていく・・・?これは・・・こんなもの、どうすれば・・・っ!?」


--(黙って俺に身を任せてしまえばよい)

グワッ!!
メイド姫「!?きゃぁぁぁぁぁぁぁぁっ んっ!むぐぅっ、っぁっ~~~~っ!!!??」

175 : 生キャラメル ◆XksB4AwhxU - 2014/03/18 03:09:47 ffANEeao 136/539


--(従え。俺と共にあれ。俺の全てを受け入れろ!)
ズモモモモ・・・・ボシュンッ!!!


メイド姫「あ・・・」ガク・・・ン


騎士王「! な・・・本当にはいった!?」

天神「メイド姫!」


メイド姫「・・・っ、ふ、ぁ、ぐ・・・っ・・・!? んんっ、ああ、ぁぁぁぁぁぁ?!?!」ガクガクガクガク

メイド姫「ああああああああああああああああああああああ!!!!」
シュパァァァァァァァァァァァァァ!!


バシュンッ!!!!

--(っく・・・)


グルンッ
魔王「・・・っち。俺ごとつっこんだのに、弾き出されるとは・・・やはり駄目、なのか・・・」

176 : 生キャラメル ◆XksB4AwhxU - 2014/03/18 03:14:52 ffANEeao 137/539


メイド姫「う・・・・・あ、くは・・・・・っ」フラ・・・

魔王「! 姫っ」ダッ

ぎゅっ

魔王「!!!」


魔王「・・・・・触れ・・・られた? 何故・・・」

天神「な・・・神気は充分に持っているのに、そんな馬鹿な・・・まさか、受け入れたのか?どうして・・・」

魔王「受け入れる?どういうことだ?!」ギュッ


天神「・・・神気があれば、どうしたって魔物に触れられないんじゃ、困るだろう」

天神「相手の気を、意図的に僅かに自分に取り入れることでその気に対して反応を弱めることができる」

天神「・・・正直、とても苦しくて気持ちの悪い、まさに犯されにいくような許しがたい行為さ」


騎士王「・・・なんか、アレだな。免疫的な感じ?」

魔王「俺は病魔か!」

天神「病んでる魔王ってトコでは、間違いなく『病魔』だね。君の行動は僕から見ても常軌を逸してる」

177 : 生キャラメル ◆XksB4AwhxU - 2014/03/18 03:22:46 ffANEeao 138/539


魔王「くそっ・・・まぁ・・・でも、よい・・・触れられるようになったのだ」ギュゥ

メイド姫「・・・・う、ぅ・・・っ、くっ!」カハッ


天神「あーあ・・・触れないから面白かったのに・・・。仕方ないね」


天神「メイド姫。帰っておいで」

メイド姫「っ・・う・・、はな、してください・・・っ」バシッ!

魔王「姫」パッ


メイド姫「~~~つぅっ!!」フラ・・・
タタ、タタタ・・・

天神「…いい子だ」ヨシヨシ

メイド姫「は…ぁ、う…苦し…」フラ・・・ヨロッ

天神「可哀想に…あんなものを呑み込んで、消化しようとするからさ」

メイド姫「…は…ぁ…。から、だが…あつ…」ズル・・・

天神「…立っていられないか。大丈夫、休んでいるといいよ」ソッ・・・

魔王「…」

178 : 生キャラメル ◆XksB4AwhxU - 2014/03/18 03:24:05 ffANEeao 139/539


天神「ねぇ、魔王クン…。本当にいいのかい?大切な姫をこんな目にあわせてしまって」

魔王「いや、駄目だな。俺を受け入れるために苦しみに喘ぐ姫は、とても扇情的で堪えられそうにない」クク

天神「・・・気持ちはわかるけれど。でも僕はね、自分で助けるのが好きで、その為に貶めるんだ」

天神「他者が、ただ乱暴に扱うのは好きじゃない」


魔王「ほう。そこは同感だな。俺も、ソイツを誰かが乱暴にするのは気に入らない」

魔王「…勝手に優しくしてやるのも、含めてだが」

天神「…残念だ」


魔王「悔い改めても、もう遅いぞ」ニヤ

魔王「こんな雲の上などにいるから、そう落ち着きが無いのだ。・・・地にひれ伏せさせてやろう」

天神「・・・できるものなら、ご自由に」

179 : 生キャラメル ◆XksB4AwhxU - 2014/03/18 03:27:17 ffANEeao 140/539


魔王「姫の記憶、戻してもらう!」パチン!
ズ、ズズズ・・・ズモモッ モワッ!


天神「ちっ…ばかみたいなサイズの瘴気を塊でだすなよ。いっただろ、露出狂みt

メイド姫「…ひゃぅっ!?///」

魔王「・・・」

天神「・・・『ひゃう』?」

メイド姫「~~~~っ//」モジ


魔王「あ」

天神「…は?」

メイド姫「ぁ、やっ…//違っ//ぅ、ぁっ//」モジモジ


魔王「…あー…」

天神「…め、メイド姫ちゃん…どうしたの?」

メイド姫「ち、違うんですっ天神様っ//こ、これは//何故か…あ、あれ?//んっ…//」ペタンッ

天神「・・・え?なに?!」

180 : 生キャラメル ◆XksB4AwhxU - 2014/03/18 03:29:49 ffANEeao 141/539


魔王「…あー。いや、コレのせいだ」スッ・・・
モフ・・・

メイド姫「・・・ぁ、消えた・・・」ショボン


魔王「…」パチン
モワモワ

メイド姫「!? やっ//あんっ//」


魔王「…」スッ・・・
モフ・・・

メイド姫「…~~っ!! も、もうやめなさいっ!!なんですかソレはっ!!」


魔王「…」パチン
ズモモ・・・

メイド姫「ひゃぁぅっ!?// あぁっ//」ビクンッ


魔王(なんだこのおもしろいの…)ドキドキ

181 : 生キャラメル ◆XksB4AwhxU - 2014/03/18 03:34:42 ffANEeao 142/539


天神「ちょ、ちょっとまって!!ほんとになんなのソレ!?」

魔王「いや、正直よくわからん…。姫は、これが怖いはずなんだが・・・」ウウム


メイド姫「ふ、ふぁあん!// いやっ、はやくっ// しまって・・・しまってくださっ、ぁぅっ//」フニャラ

天神「メイド姫・・・なに?もしかしなくても・・・きもちよくなってる・・・よね?」

メイド姫「…っ//ぁんっ!!//も、だめぇぇっ//」


天神「・・・何か・・・何か、したの? 魔王クン・・・」

魔王「いや・・・、いや、別に・・・ちょっと・・・」

魔王「激しい苦しみと痛みを伴うような瘴気を浴びせて、神経のその先まで支配したあげく、その快楽に酔わせた過去があるくらいで…」

天神「魂レベルの性的トラウマ植えつけるとか・・・魔王クンって最低なんだね…」ドンビキ


魔王「ええいうるさい!これに過剰反応するのは知ってたが、恐怖心からだと思ってたんだ!!」

天神「なんでこの反応で気付かないんだよ!」

魔王「俺の前じゃ刺激に耐えるんだよこいつは!」

182 : 生キャラメル ◆XksB4AwhxU - 2014/03/18 03:36:46 ffANEeao 143/539


メイド姫「ふ、ぁぁんっ//だめぇっ//助けてください天神さまぁっ//」

天神「こんなの・・・僕に、どうしろって…いうんだよっ!!」
パアアァッ!!

シュワァ・・・
魔王「ち。消されたか。・・・せっかく愉しかったのに」


メイド姫「…は、ぁ…//」クッテリ


魔王「…」ジー

天神「…」ジー

メイド姫「…あ…ら?」キョトン

183 : 生キャラメル ◆XksB4AwhxU - 2014/03/18 03:39:06 ffANEeao 144/539


メイド姫「…天神様…? あの…神気…だしてみて、もらえますか…?」

天神「…」
パァァ・・・

メイド姫「…」


メイド姫「…あの?」チラリ

魔王「…」パチン
ズモモ・・・

メイド姫「ひゃぅっ//やっ、あのっ、も、もうし、しまっ//」


魔王「…」スッ・・・
モフ・・・

メイド姫「はぁ…//」ペッタン

184 : 生キャラメル ◆XksB4AwhxU - 2014/03/18 03:43:28 ffANEeao 145/539


スクッ…
メイド姫「…あの…あなたは、天神様なのですか?」

魔王「…いや。俺は、魔王だ」


メイド姫「…申し訳ありません…意味がわかりません・・・」スッ・・・
テク、テク、・・・

メイド姫「…いつの間に天神様は、魔王様になられたのですか?」ジッ・・・



魔王「俺は俺のままだ。姫、早くこちらへ来い」


天神「だめだよ、メイド姫。こちらに戻るんだ」


メイド姫「…???」スタタタ・・・

魔王「・・・」

天神「・・・」

ピタッ
メイド姫「…どうしても…こちらに…来たく、なりました…」

185 : 生キャラメル ◆XksB4AwhxU - 2014/03/18 03:45:56 ffANEeao 146/539


メイド姫「何故…ですか? 魔王、様?」

魔王「…お前が、俺のものだからだ」ギュウ

メイド姫「私は、天神様のものでは…??」


魔王「どうでもよい。よかった。本当に」ギュッ・・・

メイド姫「・・・あたたかい。何故か・・・懐かしいです」キュ・・・


メイド姫「・・・私は、私が貴方のものだと確信できます。この腕の中は、とてもきもちいいです…」ギュゥ

魔王「…瘴気の塊よりも?」ククク

メイド姫「それは…っ//」カー


天神「ねぇ。いっそ愛の奇跡に負けたかったんですけど。なんだよ性的トラウマって…ほんっとにどうなの!?」

魔王「…結果オーライって言葉があるぞ」シレッ

天神「ふざけてるなよ変態魔王」イラ

186 : 生キャラメル ◆XksB4AwhxU - 2014/03/18 03:49:50 ffANEeao 147/539


天神「…ちぇ。ちょっと癪だけど…まぁ仕方ないか…こちらには聖女ちゃんがまだいるし、本命は彼女のほうだ」

騎士王「諦め、わるすぎんじゃないの?」

天神「諦めてたまるものか。子供がいるんだ」

騎士王「…ちっ」


魔王「…おい側近、お得意の『愛は勝つ』はどうした。もう言わないのか?」

騎士王「そんな愛のトラウマ植えつけてねーんだよ普通!魔王のは俺から見てもほんとにかなりおかしいからね!?」

天神「よかった。君までそうだったらどうしようかと心配したよ」ニッコリ


騎士王「生憎、ストイックな関係だもんでねっ!悔しくなんかないからな!?」

天神「そうだった。それは残念だったね」スッ・・・ ダキ

聖女「」クタ・・・

天神「さよなら勇者クン。結構本気で、世継ぎは必要なんだ。これだけは守らせてもらう」クルッ

騎士王「! おい!」

天神「大丈夫。ちゃんと可愛がってあげるから」ギュッ・・・
パアアァァァァ シュッ!

187 : 生キャラメル ◆XksB4AwhxU - 2014/03/18 03:53:04 ffANEeao 148/539


騎士王「・・・ちっ。また消えたか。無駄だって言うのに…」

騎士王「さっきからどんだけの時間たってると思ってる!移動するくらいの魔力は回復してるっつーの!」


騎士王「移動魔法!!姫ちゃんの元へっ!!」
キンッ…  パッ

――――――――――

・・・パッ スタッ
騎士王「姫ちゃん!!!」

魔王「…いや、魔王だけど」

騎士王「は!?」


魔王「…」

メイド姫「…?」

騎士王「…ぇ?なんで?」


魔王「移動魔法失敗とか…なんかこちらまで恥ずかしいな…」ハァ…

騎士王「いやいやいやいや!移動したよね俺!?」

188 : 生キャラメル ◆XksB4AwhxU - 2014/03/18 03:53:57 ffANEeao 149/539


騎士王「くそ、もう一度っ!!」

騎士王「移動魔法!姫ちゃんっ!!」

キンッ… パッ

―――――――――――

パッ …スタッ

騎士王「どうだっ!」


魔王「…うん…」

メイド姫「…//」

騎士王「………なんでっ!?」


魔王「帰ろうか、姫」

メイド姫「は、はい。てん…じゃなく…魔王様」

189 : 生キャラメル ◆XksB4AwhxU - 2014/03/18 03:56:20 ffANEeao 150/539


騎士王「まって!魔王まって!お願いだから!一回!一回やらせて!!」ガシッ

魔王「気持ち悪いわ!!やめろその言い方!?」ゲシッ!!

騎士王「まじで!一回転移ためさせて!!」グググッ

魔王「俺は帰って姫を抱くんだ!」ギギギッ

騎士王「殺生な!!」ギュウウッ

メイド姫「…あ、あの、魔王…様。あまりにもおかわいそうかと…//」オズ・・・

魔王「…ちっ。・・・一回だけだ」フン


魔王「転移術…王国姫の元へ」
モワッ・・・ブンッ

―――――――――――
ブンッ  スタッ

魔王「…」

騎士王「…」

メイド姫「…駄目、ですね」

騎士王「どうして!?なんで!?」ウワァァァ!

190 : 生キャラメル ◆XksB4AwhxU - 2014/03/18 03:58:14 ffANEeao 151/539


魔王「転移術。城に帰る」ハァ 
モワッ・・・

ブンッ

―――――――――――
<魔王城玉座>

ブンッ

スタッ
魔王「…ふむ。無事にかえれた。俺まで恥をかかなくてよかった」

騎士王「…なんで。 なんでだ・・・!?」


女神「あれ?おかえりー。おっ、メイド姫ちゃん、無事に奪還したんだ?よかったねー!!」アハハー

騎士王「女神どうして!?どうしてだ!?」ガシッ

女神「うわっ!?な、何っ!?」ビクッ

191 : 生キャラメル ◆XksB4AwhxU - 2014/03/18 04:02:09 ffANEeao 152/539


・・・・・・・・・・・・・・

女神「…なるほど?姫ちゃんいないのはそのせいかぁ…」


魔王「何故俺まで付き合わなきゃならない…部屋に戻ろう、姫」ハァ・・・

メイド姫「申し訳ありません魔王様・・・姫様については私も心配なのです…」

メイド姫「天神様について、私達がされたことについて理解してみると、なおさらに…どうか私がここにいることをお許しいただけませんか?」ペコリ・・・

魔王「…おまえがここにいるのに、俺だけ部屋に戻っても意味はない…」ハァ・・・


騎士王「なぁ女神。なんで移動魔法がつかえない!?」

女神「まじ知らないし…」

女神「まぁでも昔から、あいつはたまに本気で雲隠れするんだよ。あたしも移動できないようなトコにね。それがどこかなんて知らない」ハァ・・・


騎士王「そんな!?じゃあ姫ちゃんはどうなるんだよ!?」

女神「そんなこと言われても、どうしようも・・・」

192 : 生キャラメル ◆XksB4AwhxU - 2014/03/18 04:03:08 ffANEeao 153/539


女神「まず第一に、勇者の移動魔法はあたしより優れてるんだよ?」

女神「それで移動できないってどーなの?勇者クンなんか時空すらこえるんでしょー?それで駄目ならもう無理としか…」


騎士王「あ」

魔王「…そうか」

メイド姫「過去に…」


女神「ちょ、やめてよ!?歴史かわっちゃうじゃんっ。下手すんと消えるんだよ!?」

騎士王「そんなのかまわねぇ!」

女神「かまう!君は勇者なんだっつーの!自覚してよ!!勇者が世界つぶすつもり!?」

騎士王「じゃあ!過去の俺やみんなにバレなきゃいいんだよな!?」

女神「はぁ!?」

193 : 生キャラメル ◆XksB4AwhxU - 2014/03/18 04:05:27 ffANEeao 154/539


女神「…あー、まぁ、うん・・・。 そうだけどさぁ…でもそんなn


騎士王「魔王!!魔力を俺にわけてくれ!」

魔王「誰が…」イラ


メイド姫「魔王様…私からもおねがいします。…どのような事でも私なら必ず致しますから…」ウルッ

魔王「う」


魔王「…なんなんだ…何か、姫が破壊力を備えて帰ってきた気がするのだが・・・多少の変化は仕方ないか」ハァ・・・

194 : 生キャラメル ◆XksB4AwhxU - 2014/03/18 04:11:19 ffANEeao 155/539


魔王「おい。・・・面貸せ、側近」チョイチョイ

騎士王「ツラ?」

魔王「ああ、その間抜けなツラをよこせ」ガシッ

騎士王「・・・がぼっ!?」ベシッ

魔王「・・・・・・・・・」スー



魔王「欲しいだけ持ってけやこんのくそがぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!!!!!!」
キイイイイイイイイイイ・・・・・・・・・・・・・ン!!


騎士王「ギャァァァァァァァァァァァァ!!?!?!?」

キンッ…

パッ


女神「い、移動魔法が暴走するほどの魔力を突っ込みやがった…!?」ドンビキ

「ピィ…!!!!」ガクガクブルブル!!

女神「…ここにも魔王のトラウマ持ちがいるのか…あいつ問題だな・・・」ガックリ
―――――――――――

207 : 生キャラメル - 2014/03/20 03:36:47 0Z.XWSlM 156/539

―――――――――――
キン…

ボジャッ!!

<海中>

騎士王「ぼぶぁ!?」ブグブグ

魔王(…海中!?くっ、側近!!はやく!)

騎士王(痛い痛い痛い痛い顔面が焼けてる!!!!)ジタバタ

魔王(馬鹿やってるな!水の中で焼けるか!!)

騎士王(は!そういえば苦しい!?なんだこれっ!?)

メイド姫(…っ!ふ…っ!?あれをっ)ユビサシ

「……」プクプク…


騎士王(姫ちゃん!今、助ける!)ザバザバッ
ギュッ・・・

208 : 生キャラメル - 2014/03/20 03:37:49 0Z.XWSlM 157/539


魔王(ちっ。ここは、天神があちらの姫を海中におとしたあの時か…)パチン!
シュパン!…

偽姫「…ほぇ?…ぶ、ごばっ!?」

魔王(あの娘のフリをしろ!おまえは今から姫だ!あの騎士王という男の女だ!俺が姫の姿から変えるまでは決してそのフリをやめるな!!)ギロリ

偽姫「っ」コクコクコクコク

魔王(わかったら返事!)

偽姫「わ゛か゛り゛ま゛っ…」ゴボッ

偽姫「…」コポ・・・


魔王(…あ)

メイド姫(…だめ、です…もう、私も・・・息が…)コポ・・・

魔王(ちっ…側近!)

騎士王(OK)コクリ

騎士王(移動魔法…天空宮殿の側へ…)

キンッ…

―――――――――――

209 : 生キャラメル - 2014/03/20 03:38:26 0Z.XWSlM 158/539


<天空宮殿近く、雲の上>
キンッ…

パッ

スタッ
魔王「ぷはっ!!姫、大丈夫か!?」

メイド姫「っ…」カハッ・・・

魔王「…水は出したな。が、気を失ってしまったか…」ソッ・・・


騎士王「姫ちゃんっ!!大丈夫か!?」

「……けほっ」


魔王「…最初から気を失っていたから、水を飲んでいない。そちらは大丈夫だろう・・・」ホッ

魔王「そうだ…海上の様子はどうなっている!?」

210 : 生キャラメル - 2014/03/20 03:39:18 0Z.XWSlM 159/539


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

<手荒な真似はしないんじゃなかったのかぁッ・・・!!

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

騎士王「…あー。あんな叫んで。可哀想な俺・・・偽者とも知らずに…」

メイド姫「……」クタ・・・

魔王「…無理をさせたな。 記憶もはっきりしない中で、よく着いてきてくれた・・・」ナデナデ

騎士王「・・・」ヘヘ


騎士王「はぁ…とりあえず、一安心したな・・・。でもさ、なんで偽物なんて…?」

魔王「歴史を変えてはいけないのだろう。俺たちはあの時、姫を海中から引き揚げた。替え玉くらい必要なはずだ」

騎士王「あぁ…なるほど」

211 : 生キャラメル - 2014/03/20 03:42:49 0Z.XWSlM 160/539


騎士王「つかなんか…やたら従順な魔物だったな…?」

魔王「…くくく。あれは代々魔王に伝わっている災厄さ」

魔王「特別な束縛が付いているからな、解放時に絶対命令をひとつだけさせられる。あれを天神にあてがってやる…!!」

騎士王「な、なんなんだよ、それ?」


魔王「…2代目魔王が封印した、初代魔王を自滅させた夜の悪魔、『リリス』だ」

魔王「全ての淫魔の母。最初の魔王の嫁。ヒトの世でも有名だが、その史実は実際とは違っているな」

魔王「そして、アレの血がはいってるから魔王は代々必ず性欲が強いのだとか言われる程の色欲を持つ」

騎士王「・・・」ゴクリ


魔王「解放するのは俺は2度目だが、あれはヤバいぞ。気を抜くと全てを吸いとられるくらいにな」ククク・・・

騎士王「…鬼畜色魔同士でお似合い…でもちょっとうらやましいような…・・・ん?」

魔王「くくく、滅びろ天神…!!」ハハハハ

騎士王「あ!」
ゲシッ!!!

212 : 生キャラメル - 2014/03/20 03:43:40 0Z.XWSlM 161/539


魔王「!?痛いぞ、何しやがる!!」

騎士王「ってかそれがまさに原因じゃねぇか!!おかしいとおもったわ、生娘の姫ちゃんがあんな淫乱なはずねぇだろ!」


魔王「…あ」

騎士王「…て…てめぇ…」イラ

魔王「…寝取られてなかったんだから良かったじゃないか」シレッ


騎士王「俺は何のために絶望までしてこんな苦労してんだよ!タイムパラドックスとかくそくらえだよ!」

魔王「…助けてやったのに変わりはないだろう。…姫には黙っていてくれたまえ?」

騎士王「偉そうに懇願すんな駄目魔王」イラ

213 : 生キャラメル - 2014/03/20 03:44:40 0Z.XWSlM 162/539


騎士王「はぁ・・・。とにかくいろいろ納得した。でも姫ちゃんがまだ昏睡だ。時空転移なんて無理をさせたら…」ハッ


騎士王「…そうだ。姫ちゃんは最初、天神に連れていかれそうになったとき、魂が抜けた…」

騎士王「普段の移動ではそんなことなかった! もしかしたらあいつは時空移動で隠れるのかも…!?」

魔王「…ふむ。ありうるな」


騎士王「…とにかく、このまましばらく、時をやりすごしてから帰ろう。確定じゃないけれど、リスクが高すぎる」

魔王「どこに留まるつもりだ?」

騎士王「俺達の気配が分散して気付かれたら厄介だな。灯台元暗し。このままこのあたりに留まるしかないか」

魔王「…ではあの、神事門兵のとこにでも行ってみるか?」

騎士王「そこまで堂々としちゃう!?」ガーン

・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・
・・・・

214 : 生キャラメル - 2014/03/20 03:50:00 0Z.XWSlM 163/539


<二日後 天空宮殿内 小部屋>

魔王「で、だ。そろそろ随分な時間がたつが・・・どうする?」

騎士王「…いまごろ、こっちの俺は絶望してるんだろうなぁ…変態淫魔みながら。…なんか今ブルーだわ」

魔王「ああ、じゃあそろそろこっちの俺が覚醒するな。震動に備えておけよ?・・・っくるぞ」


ドカーーン!!!!

グラグラグラ…
パラ…パラ…


騎士王「うわ・・・結構ゆれたな・・・」

魔王「よし、いまごろ俺のターン」グッ


「…ぅっ!!」モジ・・・

騎士王「!!姫ちゃんっ」

魔王「・・・今の衝撃で、ようやく眼が醒めたか。なかなかいい仕事だ、俺」ウム

メイド姫「はい。素晴らしいです、魔王様」ニッコリ

騎士王「魔王、俺が思ってた以上に結構ストレスたまってんだな・・・」ハァ

215 : 生キャラメル - 2014/03/20 03:51:27 0Z.XWSlM 164/539


「・・・・ふぁ、あ・・・あれ・・・?騎士王様…?」

「う・・・私、天神様に連れてかれそうになったはずじゃ…?」


騎士王「姫ちゃん!姫ちゃん、姫ちゃん、姫ちゃんっ!!」ギュウウッ

「ひゃっ///は、恥ずかしいですっ//どうしたんですかっ!?//」

騎士王「ああああ!!!俺の姫ちゃんが帰ってきたああああああああああ!!!!」ウワァァァン!!


魔王「しかし、なんだな…。アレな姫を見たあとだと、何かこう…今の姫が…」ムム

メイド姫「…」コホン

魔王(姫返ってきて気が抜けすぎてる!落ち着け俺!)コホン


・・・・・・・・・・・・
・・・・・・
・・

216 : 生キャラメル - 2014/03/20 03:52:22 0Z.XWSlM 165/539


かくかくしかじか


「…そ、そんなことが…?」


メイド姫「~♪」コポコポ

魔王「なかなかいい茶葉を置くな、天空宮殿は」

メイド姫「魔王様、おかわりは如何ですか?」

魔王「頂こう」


「…あ、あの…魔王様。そんなにリラックスされると今のお話の信憑性が…」ガックリ

騎士王「神事門兵も、女神を人質にしてあるっていったくらいで、よく部屋を1つ差し出したよな…」ハァ・・・

「そ、それで、このあとは一体…?」

217 : 生キャラメル - 2014/03/20 03:53:00 0Z.XWSlM 166/539


騎士王「うん…。悩むけれど・・・リスクを覚悟で、体調が回復次第、時空移動をするs

ドカァァァァァァァーン!!!!!!!


騎士王「っ!!!」

「…っきゃ!!」


魔王「ぐっ!?姫ッ」ダキッ

メイド姫「きゃぁぁっ!!!」ギュゥゥ



グラグラグラグラ・・・・

ヒュォォォ・・・・


騎士王「・・・っ、くっそ・・・なんなんだよ、今のは・・・?」クラクラ

魔王「ちっ・・・油断していた・・・。天空宮殿の結界を破ったんだったな・・・」

218 : 生キャラメル - 2014/03/20 03:54:23 0Z.XWSlM 167/539


「…あ、れ・・・?」

魔王「?」

「…痛い…?い、痛いっ!!」

騎士王「!大丈夫か!?どっか怪我を…!?」


「い、いたい!いたいです!!」

騎士王「どこだ!?どこを何した!?」


「産まれる!絶対出る!!絶対出ます!!!いたいいたいいたいっ!!!!」

騎士王「は!?ちょっ…」

魔王「・・・・陣痛・・・?」


「ううううううう!? はぅぅぅぅぅぅぅぅっ・・・」グゥゥ

騎士王「待って!お願い、それだけは産んだら嫌だ!!アレの子なんだ!!」

219 : 生キャラメル - 2014/03/20 03:56:02 0Z.XWSlM 168/539


「う~~~~~~~っ!!」
パァァァァァ…!!


メイド姫「神気が…神気が、すごい勢いで集まっていますっ!!!」

魔王「っ、結界だ!割れた結界は、宮殿の神気は、ここに集まっていたんだ・・・っ」


シュパァァァァァァァァァァァァァァ・・・ッ
フワ・・・・ストン


「は…ぁ…っ・・・はぁ、はぁ・・・嘘・・・ほんとに、おなかから・・・出た・・・?」

幼天神「…」チョコン


騎士王「……魔王…恨むぞ…ほんっとーーーーに恨むからな!!」

魔王「知らん!!まさかあの時、こんなことになってるとは知らなかったんだ!!」

騎士王「つかどうすんだよ!目の前に天神がまたでてきちまったじゃないか!!」

メイド姫「・・・この子、結構な量の神気をもっています!容姿は、子供のそれですが・・・」


幼天神「・・・? だれですか? あなたたち」キョトン

220 : 生キャラメル - 2014/03/20 03:56:56 0Z.XWSlM 169/539


魔王「・・・」

騎士王「・・・な、なんだ?性格は違うのか・・?」


「子供うんじゃった・・・っ!赤ちゃんじゃなくて子供うんじゃいました、どうしましょう!?」パニック

幼天神「!」スタタタタタ

「ひゃ!?こ、こっちにくる!?」

幼天神「・・・っ」ピタ


「・・・・・・っ!・・・?」

幼天神「・・・おかーさん・・・でしょ?僕のこと・・・嫌、なの・・・?」ウルウル

「・・・」

騎士王「・・・」

221 : 生キャラメル - 2014/03/20 03:58:36 0Z.XWSlM 170/539


魔王「・・・これは」

メイド姫「天神様と・・・同一人物のようには見えない・・・ですね」


「かわいいですっ//かわいいです、かわいいですかわいいですっ//」…ぎゅ

幼天神「うわっ、ぷ。おかーさん、びっくりするよ・・・」


魔王「また・・・どうやらこの姫には抱きつき癖でもあるようだな」

メイド姫「危険の無いものでしたら、よろしいのではないですか?」

幼天神「ニヤ」ピース

騎士王「おい、やっぱり絶対同一人物だって!!!子供になっただけだって!!離れろおおおお!!」ウァァ!

魔王「・・・」ハァ

メイド姫「危険・・・危険かどうか判断つかない場合は、どうなのでしょう・・・」

222 : 生キャラメル - 2014/03/20 03:59:32 0Z.XWSlM 171/539


「幼天神くんっ」ニッコリ

幼天神「はいっ、おかーさん!」ニッコリ

「かわいいいい♪」スリスリ

幼天神「おかーさんのほうが可愛いです!!」ムギュー

騎士王「姫ちゃん、あやうく自分がされそうだったことを教えてあげるからすぐに離れて!!」

魔王「ええいうるさい!おまえら、遊んでる場合じゃないぞ!どうするんだこの後は!!!」


騎士王「はっ!そうだった・・・ええと・・・天神は雲隠れ、俺たちは魔王城へ・・・だったよな」

魔王「俺たちがいないなら、少なくとも部屋は出て平気そうだな」ふぅ


メイド姫「・・・あの」

魔王「なんだ、姫」

メイド姫「このまま、ここに居てみませんか・・・?」

223 : 生キャラメル - 2014/03/20 04:01:02 0Z.XWSlM 172/539


騎士王「は?なんで・・・」

メイド姫「確信はできないのですが・・・天神様は、神気をかなり消耗していました」

メイド姫「それに子を無事に産ませるのが一番の目的であったと記憶しております」

魔王「・・・続けろ」

メイド姫「そんな方が、神気のあつまるこの宮殿を長く空けるとは思えないのです」

メイド姫「タイミングを見計らって、またご自身のお部屋へすぐにお戻りになるのではないかと・・・思われます」

騎士王「あー・・・あいつ、ちゃっかりしてるしな・・・」

224 : 生キャラメル - 2014/03/20 04:02:32 0Z.XWSlM 173/539


魔王「姫・・・。 記憶の混乱するおまえにこんなことを言うのは難かもしれぬが・・・」

メイド姫「っ、申し訳ありません、浅慮な事を申しました!」

魔王「違う、そうじゃなくて」


魔王「・・・俺以外の男に、そのように敬意を払った物言いをするな」

魔王「また、取られそうな気がして不愉快だ・・・」ギュ

メイド姫「ひゃ・・・は、はいっ//」ポー


騎士王「・・・・・・・魔王がデレた・・!?」

「メイドさんも・・・なにやら変わりました?表情が以前よりも豊かに・・・一体何が?」

騎士王(素直にならない、ダメなやつって罵られて、あんだけのことヤられてるからなぁ・・・)ハハ・・・


騎士王「つか、結局は天神もトラウマを植えつけてるんじゃねーか・・・マトモな奴がいねぇ・・・」ガックリ

「???」

・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・
・・・・・・
------------

225 : 生キャラメル - 2014/03/20 04:04:27 0Z.XWSlM 174/539


<天空宮殿最奥の間>

バターン!!
魔王「邪魔するぞ!戻ってきているか天神!!」


天神「!」ビク

聖女「んっ、ああんっ!やめちゃだめ!もっとして・・・奥まで、奥までいれてぇぇっ!!」アンアン


魔王「・・・・・」ハァ

騎士王「・・・・・・・いきなりこれかよ!!おまえらほんとにどうなってんだ!!」プルプル


「!?!?わ、わたしっ わたしが!?!!?」


魔王「身重とか気にしているそぶりが見えない」ハァ

「ひゃ!?やっ!!//魔王様見ちゃいやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!?!?//」


騎士王「残念!すっかり見慣れてるんだな、アレもコレも!!」

「~~~~~っ!?!?」ガーン

226 : 生キャラメル - 2014/03/20 04:05:10 0Z.XWSlM 175/539


「うううううううう・・・いやです!!いやですいやですこんな現実ぅぅぅ!!」ダッダダダダダダダバターン!
ミンナミンナワスレテクダサイイイイイイ!!!!ウワァァァァァン!!!


騎士王「ああっ!本物はやっぱこうでなくちゃ!!大好きだ姫ちゃん!!!」グッ

メイド姫「そんな場合ではありません!姫様一人で離れられては危険です!!」ダッ・・・

幼天神「おかーさん!大丈夫、おかーさんのがちょっとカワイイおっぱいサイズだよ!!」スタタタ


魔王「おまえらいい加減にしろ」イラ


天神「・・・え?聖女・・・が、二人・・・・?」

魔王「残念だったな。そこの娘は偽者だ。いま飛び出して逃げたのが本物の姫だ」

天神「なっ!」

聖女「天神様ぁ♪あは、もっともっとぉー♪」


魔王「どうした。くくく・・・魂を確認しなくていいのか?本物を見たのだ、一目で区別はつくだろうけどな」

天神「っこんなの詐欺じゃないか!お前らはいつのまに、本当に何をしたって言うんだ!?」

騎士王「けっ!姫ちゃんの中身を全部浚ったからって油断してたのが運のツキだな」

227 : 生キャラメル - 2014/03/20 04:06:13 0Z.XWSlM 176/539


騎士王「おまえ・・・メイドちゃん取られた後、ソイツつれて時空移動して逃げただろう」

騎士王「一番最初はソレができなかったっていうのに・・・、違和感なかったのか?」

天神「・・・」ピク


天神「ふーん・・・どうして、『時空移動』なんて突飛な事を言い出したりするの?そんな無茶なこと・・・」

騎士王「無茶?よくいうぜ。まぁ、お前の専売特許じゃないってことだよ」

天神「・・・・まさか?!」

騎士王「過去にもどって、お前が海中に姫ちゃんを落としたときに、こっそりすり替えてやった」フフン


天神「~~~っ!馬鹿いうな!第一、それならばこの聖女は誰だというんだ!?」

魔王「俺が用意した、お前にお似合いの淫魔さ」

天神「ありえない!そんなことで騙されないよ!僕が魔物に触れたりするはずない!」

魔王「く・・・くっくっく」

騎士王「・・・・そういや、なんであの聖女は天神に弾かれないんだ・・?」

魔王「術を解いてやろう。種明かしだ」パチン

聖女「!」ボワン

228 : 生キャラメル - 2014/03/20 04:08:41 0Z.XWSlM 177/539


聖女リリス「きゃ♪やったぁ!解放されたよぉ♪じゃぁ今度は遠慮なくいただきまぁす♪」

天神「!? 淫魔・・・っていうか、これはまさか・・・・んむっ、むぅぅ!」バターンッ


聖女リリス「ん~♪やっぱり魔王様も良かったけど、神様のは神様のでたまらないよぉ♪久しぶりの味ぃ!」

天神「!?!?むっ、むぐぅ!?っぷは!詐欺だ!こんなの詐欺dっん~~~っ!」ジタバタ


騎士王「う、うわ・・・あの天神が・・・襲われてる・・・!?」

魔王「悪魔リリス。その正体は堕天使だ。元々が神気を持ち神に仕えた者だ。弾かれるわけあるまい」

騎士王「・・・ちなみに、なんで堕ちたか聞いていい・・・?」

229 : 生キャラメル - 2014/03/20 04:10:11 0Z.XWSlM 178/539


聖女リリス「んっ、はむ・・・んん・・俗世ではぁ、なんかっいろいろ言われてりゅけほぉ・・・」あむ、あむ、あむ

天神「~~っやめ、だめだっ!咥えて喋るんじゃない!」ック


聖女リリス「ぷはっ!んっとね、神様にコレしてみたら美味しくって止まらなくなっちゃったの♪」ペロペロペロ

聖女リリス「諦められ、にゃくれ、んっ・・ぁふ、ずっと、してたらっ・・チュパジュル・・・」ベロン

天神「っく、やば、なんだこれ・・・・っちょ!? まってなにこれなにこれなにこれ見たことないコトに!?」


魔王「・・・・・・・・」ハァ

騎士王「ごめん、なんかいろいろ集中できないから、そっち続けててもいいぞ・・・?」ドキドキ

230 : 生キャラメル - 2014/03/20 04:13:28 0Z.XWSlM 179/539


聖女リリス「あむ、もにゅ・・ほーぉ?んんん、んにゃちゅじゅけりゅへ・・・ジュポジュポジュポ・・・」

天神「ひっ!?う、うぁ、ちょ、吸い・・・吸いとられっ~~~っ!!!ぅぁ・・・と、とまらなっ!?」

天神「ひっ・・・あwせdrftgyふじこlp;@!!!!!」

チュポン・・・
聖女リリス「補給かんりょー☆ で・もー・・・♪ まだまだ出るんじゃないっ? あむっ」

天神「ひゃぅあっ!?ちょ!無理!まって無理だって!!! うぁぁあっ!?」

聖女リリス「ほら、無理じゃなかったよぉー♪じゃぁ今度はコッチの中で・・・か・け・て☆」

天神「!?!?!?」


騎士王「美人なのに・・・でもすげえ可愛いのに・・・なんだあの妙技・・・男を組み敷いて固めてヤってるぞ・・・?」

魔王「・・・前にあいつを解放したときの事思い出した。まずい、あんな目にあってもなお天神に同情してしまいそうだ」

騎士王(一体どれだけなんだろう・・・)ゴクリ


聖女リリス「とめらんない♪もーいっかい☆」

天神「うあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!?!!?!」

・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・

231 : 生キャラメル - 2014/03/20 04:16:10 0Z.XWSlM 180/539


聖女リリス「んー♪文字通り、お腹いーっぱい、あは☆」

天神「・・・・・・・・・・・・ぅ」ゲッソリ・・・


騎士王「こわいこわいこわいこわいこわいこわいこわい」ガタガタガタガタ

魔王「精魂どころか・・・神気も尽きてるな・・・この短時間に・・・」ゾクリ


ガチャ・・・
メイド姫「失礼します。姫様をようやく説得してきました・・・まさか4時間もかかるとは・・・遅くなって申し訳ありません」

幼天神「おかーさん、大丈夫だよ。ちゃんと身体はちょっとだけ違ったから!」

「うっうっうっ・・・お嫁に・・・お嫁にいけません、もう・・・」

騎士王「いや、絶対貰うし大丈夫だ!」グッ

「はぅ・・・//」シクシク


天神「ゴメンナサイもう勘弁してくださいちゃんとメイド姫の記憶も戻します跡継ぎだけはください」ガクガクブルブル

メイド姫「・・・・何があったのですか?」

魔王「天国の中に地獄をみたようだな」ハァ

232 : 生キャラメル - 2014/03/20 04:19:52 0Z.XWSlM 181/539


幼天神「・・・おとーさん?」

天神「ん・・・。ああ、そうだよ」

騎士王「馬鹿いうな、そんなん絶対みとめない。姫ちゃんは俺の嫁になってもらうんだ!」

天神「うん、もう・・・お嫁さんも諦める・・・リリス怖すぎるし・・・なんか嫁宣言してたから置いてきたし・・・」ハハ

魔王(すっかり人が変わったように!?)


天神「おいで、僕の子」

「・・・どうするつもりですか?」

天神「大丈夫だよ。神は常に一人であるべきなんだ。魔王みたいに神気を固定化もしないから子供でも平気」ニコ

幼天神「?」

天神「姫ちゃんは、お嫁さんにできなかったけど…まぁ、どっちみち最終的にはこうなるんだしね」ポンポン

魔王「・・・何か、ずいぶん諦めが良くないか。何を企んでいる」

天神「このままここにいて、残りの人生をリリスに吸われ続けるのだけは本当に嫌なんだ」キッパリ

233 : 生キャラメル - 2014/03/20 04:22:05 0Z.XWSlM 182/539


シュパァァ・・・・・

--(あーあ。もうすこし遊んでからいきたかったけど・・・仕方ないね)


魔王「・・・・天神が、神気になって・・・?」

騎士王「っ、子供のほうに吸い込まれていくぞ!」


--(僕の子、よろしくね 姫ちゃん)


パァァァ・・・・シュゥ・・・・
幼天神「・・・・・」


「どうなってるのですか・・・幼天神くん、大丈夫?」ギュ

幼天神「・・・・大丈夫だよぉ、おかーさん!」ギューーー♪

「ひゃ!?」


幼神「姫ちゃんっ!僕のおかーさんっ!」ぽふっ、もみもみもみ

「ひゃっ、ちょっきゃぁ!や、やめてぇ//」

234 : 生キャラメル - 2014/03/20 04:26:32 0Z.XWSlM 183/539


騎士王「ちょ、なんだ!? 中に天神がはいったのか!? 斬る! 幼体化するだけかよ!」

幼天神「ううん!僕は4代目だよ!おとーさんより素直でかわいいよ!」


メイド姫「・・・どうしてそのようなことががわかるのですか?」

幼天神「記憶をゴソっともらってるから♪ なんかいろいろ一瞬で悟っちゃったよ、クスクス」


幼天神「予定外のコトであんまり力はもらえなかったけどね・・・」

魔王「でも、何故そこまで世継ぎが必要だったのか」

幼天神「さすがに万年生きてると、同じ身体じゃ保てなかったんだって。 ”性欲減退”らしいよ!」

騎士王「あれで減退してたの!?」


幼天神「おかーさんおかーさんおかーーーさん♪」スリスリ

「ひゃ!かわいいけど、なんか、ちょっ、やぁぁん//スリスリしちゃだめぇ!//」

幼天神「おかーさんっだぁいすきだよー♪」モニュー


騎士王「くっ、複雑…ほぼ無力の子供を斬るのは・・・でもアイツの分身だし・・・」ぐぬぬ・・・

魔王「鬼畜天神が、ただの変態マザコン小僧に…」

235 : 生キャラメル - 2014/03/20 04:29:40 0Z.XWSlM 184/539


メイド姫「しかし・・・姫様はこれで正式に・・・神様の母上となられたわけですね?」

幼天神「そうだよ!おかーさんは創世以来、3人目だよ!」


メイド姫「しかし、それはかなりすごいことなのでは・・・世界最高峰ともいえる地位ですよ?」

魔王「いや、最低の変態の母という世界最底辺の地位ともいえるぞ」

「!? 完全に汚名ですー!!その変態という枕詞を私に被せないでください!!」

幼天神「ちがうよぉ、おかあさんっ!僕のおかーさんはこうよばれるんだ!今日からは・・・」


幼天神「姫ちゃんは、聖母姫になりました!」ニッコリ

243 : 生キャラメル ◆XksB4AwhxU - 2014/03/21 07:11:21 7nj2/Qpk 185/539


---------------------------
エピローグ
---------------------------

<魔王城玉座>

女神「・・・・・・・で。よ~やく帰ってきたと思ったら・・・ なにこれ、どういう状況?」


魔王「魔王に」ハァ・・・

メイド姫「女神・・・」ペコリ

騎士王「勇者に」ブスー

聖母姫「神の母」アハハ・・・

幼天神「あと神様と」ニッコリ

聖女リリス「あくまで天使!」エヘヘ


女神「・・・・なんなのこの豪華スペックメンバー・・・」ガックリ

魔王「…揃いも揃いやがって」ハァ…

244 : 生キャラメル ◆XksB4AwhxU - 2014/03/21 07:19:32 7nj2/Qpk 186/539

女神「いやね、いいのよ。最初はよかったのよ? みんな無事に帰ってきたしさ」

女神「でもさ、解散後しばらくして みんなもそれぞれ落ち着いただろうから」

女神「じゃぁ改めて、今回のことを話そうって召集かけて、話聞いてみたら・・・」

メイド姫「ようやく、この異常なスペックに気がついた、と」

騎士王「まーな。今、改めてまとめて説明したけど、なんかいろいろぶっとびすぎてるわ」

魔王「主にそこのクソガキと女神の責任だろうが、どう始末つける」イラ


女神「い、いや・・・どうなのよ てんじ・・・幼天神。 なにをどう考えるよ?」

幼天神「僕? このメンバーで集まるのが魔王城だと、世界の滅亡でも狙ってるのかって話になるなーって」

騎士王「いやまぁ、俺は王国に呼んでもいいけど、魔王は絶対に来ないじゃんか」

聖母姫「ですが、さすがに魔王城に集まっていては…確かに誤解じゃ済まないかもしれませんね?」


魔王「ただで済まない誤解をされるほど来るんじゃない!」

245 : 生キャラメル ◆XksB4AwhxU - 2014/03/21 07:20:18 7nj2/Qpk 187/539


魔王「まったく…俺は騒がしいのもトラブルも嫌いなんだ」フイッ

女神「いやいや、類友とかいうじゃんよー。集めてんのは魔王なんじゃなーい?」

魔王「そんな覚えはない。…はぁ、お前らももう来るな、いますぐ出てけ。おちおち寝てもいられないではないか」

騎士王「ははーん。…不機嫌だとおもったが、本心はそっちか。メイド姫ちゃんも寝かされてばっかで大変だな、オイ」ニヤニヤ

メイド姫「…魔王様でしたら毎日多くのご公務を済まされ、その後はきっちりとお部屋に戻られてお一人でご就寝なさってますよ」

騎士王「え?毎晩メイドちゃんを呼んで、じゃなくて?」

メイド姫「…ご帰城以来、そのような御用命は承っておりません」

魔王「ふん。俺を何だと思ってる」フイ


幼天神「おとーさんは、『歴代でも比類ない性犯罪魔王』と思ってたみたいだよー」

魔王「」イラ

246 : 生キャラメル ◆XksB4AwhxU - 2014/03/21 07:20:49 7nj2/Qpk 188/539


女神「え?トラウマメーカーだろ、こいつ?」

騎士王「ただのこじらせた変態に1票」

聖女リリス「ん~♪病魔っていうのがお気に入りだよぉ☆」

魔王「…」ハァ


メイド姫「あの、皆さん!魔王様は魔王様ですよ。魔王たりうる全てをお持ちなだけです!」

聖母姫「ふふ、フォローも大変ですね」


魔王「…」ジッ

聖母姫「…えっ?…も、もしかして私も言うんですか?」

魔王「…」ジ-ッ

聖母姫「え…ええっと……。…ぅっ//」

騎士王「なに?なんで照れたの今?卑猥な侮辱でもいうつもりだった?」

聖母姫「ち、ちがいますっ//別に貶めるような事は思ってないです//」

騎士王「なんだ…ちょっと卑猥なセリフを聞いてみたかったのに」チェー

247 : 生キャラメル ◆XksB4AwhxU - 2014/03/21 07:21:20 7nj2/Qpk 189/539


聖母姫「あ、あんまり見つめられたので、やっぱりかっこいいなって思っただけです! 何期待してるんですか、もうっ!」

騎士王「」ガーン

女神「姫ちゃん…彼氏になんて堂々とした浮気発言を…」

聖母姫「あっ…」

騎士王「…」ズーン

女神「効いてる効いてる、これは痛々しいなー、あはは」

魔王「…ハァ」


メイド姫「……」

魔王「…姫?」

メイド姫「はい、なんでしょうか魔王様」

魔王「…いや。なんでもないならよいのだが」


女神「…」ニヤニヤ

騎士王「ちっ、なんだよ女神。人が落ち込んでる時に、ニヤニヤしてんじゃねぇ」

248 : 生キャラメル ◆XksB4AwhxU - 2014/03/21 07:23:01 7nj2/Qpk 190/539


女神「ふっふっふ。メイド姫ちゃんの本音が聞いてみたい人ー?」

メイド姫「!?ちょ、女神さん、やめてください!?」

魔王「…」ノ

女神「ふふん♪素直でよろしい…耳かして?」チョイチョイ

魔王「」スッ・・・

メイド姫「だっ、だめです!だめですからね?!」


女神「」ゴニョゴニョ

魔王「……!」

メイド姫「ぅ…」


魔王「・・・悪いが、俺は部屋に帰る」
モヤ・・・ブンッ・・・


メイド姫「!?」


女神「…あれ??」ポリポリ

249 : 生キャラメル ◆XksB4AwhxU - 2014/03/21 07:23:37 7nj2/Qpk 191/539


メイド姫「…何を言ったのですか女神さん!」ガシッ

女神「え?え?あたしはちゃんと読んだ通りに言ったよ!?」

騎士王「何て言ったんだ?魔王がメイドちゃんをそのまま置いて部屋に帰るだなんて、よっぽどだぞ?」


女神「いや、『いくら姫様でも、魔王様だけは譲れないもん…』って」

メイド姫「~~~っ」プルプル

騎士王(うわ、かわいい)


聖母姫「…あ、あの、メイドさん?私は別に…魔王様にそういった気持ちはないですよ…?」オズオズ

幼天神「…クスクス。みんなして…なんて可哀想な魔王さんだろう」

女神「?なんで魔王?メイドちゃんでしょ?」


メイド姫「……ぅー…」ポロポロ

騎士王「泣いちゃった!?」オロオロ

聖母姫「メイドさんっ、どうされたんですっ?大丈夫ですよ!?」

250 : 生キャラメル ◆XksB4AwhxU - 2014/03/21 07:24:29 7nj2/Qpk 192/539


女神「…えーっと…

『やっぱり魔王様に嫌われてしまったんでしょうか…他の方を主と間違え身を許すなんて、専属メイドとして失格』
『私はもう不要なのでしょう…。それなのにあんな、まるで所有願望があるような事まで聞かれて…!』

って・・・いや、まさか…そんなことないでしょ…?ないよね?」オロオロ


騎士王「おま…すぐに頭ん中を読むんじゃねぇよ…」ハァ

メイド姫「~~っ!焼却術っ!!」
ドゴオッ!!

女神「ちょっ!?」ボワァァァァァ!

メイド姫「~~~~~~っ!」ポロポロ
タタタタタ…バタンッ


女神「ぎゃぁぁぁぁ!やけっ、焼ける!!まじで焼けるっ!!自分も女神なんだって自覚してぇぇぇぇ!!」

幼天神「クスクス…ミディアムレアで止めてあげるよー♪」

251 : 生キャラメル ◆XksB4AwhxU - 2014/03/21 07:26:27 7nj2/Qpk 193/539


騎士王「・・・ったく。メイドちゃんも…魔王が、そんくらいでメイドちゃんを嫌うわけないだろーが…」ポリポリ

聖母姫「…でも、あれ以来ずっとそういったことがないなんて…」

聖母姫「負い目がある分、理由がわからないままでは不安になるのは分かる気がします…」ショボン


騎士王「そういや魔王はなんで、シてないんだ?」

幼天神「クスクス…そんなの、魔王さんを読むまでもなくわかることだよー」

騎士王「は?」

聖母姫「え?なんでか、わかるの、幼天神くん?」


騎士王「………あ…。俺わかったわ。さすが、変態魔王だ」ク、アハハ

幼天神「へぇ・・・君が気付くとは。魔王の側近だったっていうのは、本当みたいだね」クスクス

聖母姫「え??…魔王様は何故?」

252 : 生キャラメル ◆XksB4AwhxU - 2014/03/21 07:26:58 7nj2/Qpk 194/539


騎士王「ハハハハ、あいつ馬鹿だなー。ちょ、行ってくるか。女神とリリスはついてくんなよー?」

女神「行きたくても行けないっ!はやく消して天神!!」ゴウゴウ!

幼天神「だめー。女神はメイド姫さん泣かした張本人だもんっ、天罰だよ!」

女神「そもそもの原因はおまえみたいなもんだろ!?」

幼天神「おとーさんの罪は僕には関係ないでーす」クスクス


騎士王「ったく。憎たらしいガキだな・・・」

騎士王「姫ちゃん、メイドちゃん迎えにいってあげて?誤解だから平気だって伝えて、魔王の部屋に呼んでよ」アハハ

聖母姫「…?はい、わかりました…」

騎士王「あ、30分後ね」
キンッ…

パッ

253 : 生キャラメル ◆XksB4AwhxU - 2014/03/21 07:27:35 7nj2/Qpk 195/539


「なんなんでしょう…?とにかく、メイド姫さんの所へ…って、こんな状態で30分で説得できるのでしょうかっ!」
タタタタタ…


聖女リリス「あーんっ!リリスも行きたかったぁ~!」

幼天神「クスクス。リリスじゃ解決できても、メイド姫さんが余計に泣いちゃうから駄目だよー」


女神「いやぁぁぁぁ!服がとけたぁぁぁ!魔王城ストリップはかんべんしてぇぇぇ!!」

幼天神(それは見たくない)


・・・・・・・・・・・・・・・・・・

254 : 生キャラメル ◆XksB4AwhxU - 2014/03/21 07:28:34 7nj2/Qpk 196/539


<魔王の自室>

キンッ…

パッ

スタッ
騎士王「んー…居ないか?」キョロキョロ

騎士王「アッチかな」

キンッ…

パッ

-----------
< ? >

スタッ
騎士王「よっ、と」


魔王「…」ハァ

騎士王「おー…いや、相変わらずなんだな、この隠し部屋…」

魔王「!」ビクッ

騎士王「いやいや、どんだけ気を抜いてんだ魔王。来た時点で気付こうよ・・・」

255 : 生キャラメル ◆XksB4AwhxU - 2014/03/21 07:29:49 7nj2/Qpk 197/539


魔王「ちっ。こんなとこまで入ってくるとかありえない。『隠し部屋』の意味を考えろ」イラ

騎士王「しゃーないだろ。室内に居ないんだから?」


魔王「…うるさいやつらに乱入されたくないからそっちに居ないのだ。来たら意味がないだろ」

騎士王「いや、でもさ。メイドちゃん泣いてたから、急ぎ報告しとこーかなと」

魔王「何故泣かした!?」ガタッ

騎士王「俺じゃねぇよ。魔王の態度が原因だろ」


魔王「……何の事だ」

騎士王「『魔王様以外に身を許した私はもう不要なんだ、嫌われてしまったー』だってよ」

魔王「な…!」


騎士王「誤解しちゃったんだなー、当人はこんなにメイドちゃんのことばっか考えてんのに」ケケケ

魔王「…ハァ…」グター

256 : 生キャラメル ◆XksB4AwhxU - 2014/03/21 07:30:24 7nj2/Qpk 198/539


騎士王「メイドちゃん、30分したら姫ちゃんが部屋に連れてくるよ。居なかったらきっとまた泣くぜ?」

魔王「…ちっ」パチン
モワモワ・・・バシュッ!

ギィ…

スタスタ…
騎士王「まったく、ほんとに変態魔王だよな。自室の壁の中に小部屋があるとか。しかし、流石にまだあるとは思わなかったけど」ハハハハ

テクテク・・・
魔王「うるさい、自分の城だ。文句ないだろ」

魔王「…まったく、なんのつもりだ? お前は姫をつれてきてどうしたいんだ」パチン
モワッ・・・ギィ・・・バタンッ。シュワ・・・


騎士王「ん?あー。あんま考えてなかったけど・・・」

魔王「…考えもなく俺の部屋に連れ込もうとすんな…」ハァ

騎士王「でもなんかあのまんまじゃ、メイドちゃんも魔王も可哀想な気がして。本当に余計だった?」

魔王「…ああもう、だまれ」

257 : 生キャラメル ◆XksB4AwhxU - 2014/03/21 07:31:52 7nj2/Qpk 199/539


魔王「お前は王にまでなって、勇者になっても相変わらずなんだな」ドサッ・・・

騎士王「当たり前だろ。俺は俺。誰かさんみたいに無理に変わろうとしないさ」

魔王「…ち」

トントン…
聖母姫「あの、魔王様、騎士王様…いらっしゃいますか?」


騎士王「早いな。さすがメイドちゃん、姫ちゃんに魔王が呼んでるとでも言われたのかな」クク

魔王「ああもう。…くそ、あいつこそ部屋に入れたくないのに、返せないではないか!」

騎士王「あきらめわるいぞー」ケラケラ
スタスタ

ガチャ
騎士王「はいっといで、二人とも」


聖母姫「…すみません、早すぎましたか?」

騎士王「うんにゃ、ナイスタイミングだ。さすが俺の姫ちゃん」ナデナデ

聖母姫「ひゃ//」

魔王「…ち」

258 : 生キャラメル ◆XksB4AwhxU - 2014/03/21 07:32:45 7nj2/Qpk 200/539


メイド姫「…あ、あの。魔王様…」

魔王「・・・」

メイド姫「先程は…大変な失礼をいたしまして…」

魔王「失礼?」

騎士王「『所有願望でもあるみたいな発言』のことだろ」

魔王「…なんだ、そんなことか。気にするな。それよりも、おい。その目・・・」


魔王「…ああもう。何故そんなに目を腫らすほど泣いたのだ…」

メイド姫「…っ、申し訳…ありません…」

魔王「…」


騎士王「魔王」

魔王「…くそ、気に入らん。何故、側近に促されなくちゃならんのだ」

騎士王「魔王が魔王らしくしないからだろ」

魔王「…知らんぞ、もう」ハァ・・・

259 : 生キャラメル ◆XksB4AwhxU - 2014/03/21 07:33:32 7nj2/Qpk 201/539


聖母姫「?」

メイド姫「…魔王様…?」


魔王「こちらにこい」

メイド姫「…」オズオズ

魔王「…あまり、そう泣くな」スッ・・・

メイド姫「……ぅ…」ポロポロ

魔王「泣くなと言われて泣く奴があるか」チュ

メイド「!」

魔王「…お、止まったな」ナデナデ


騎士王「あーあ、見せつけんなよ駄目魔王」

魔王「阿呆。お前が呼ぶからだ」

260 : 生キャラメル ◆XksB4AwhxU - 2014/03/21 07:34:23 7nj2/Qpk 202/539


聖母姫「…魔王様、やはりメイドさんの事嫌ってなんかないのですね。…よかった」

騎士王「あれ、姫ちゃんも本気でそう思ってたの?」

聖母姫「だ、だって…その、触れもしないと聞いたので…」

騎士王「なんだそれ」プッ


騎士王「溜まりすぎて触った瞬間にヤバいレベルで襲いそうだったとか?マヌケすぎるだろ魔王」アハハ

魔王「なっ!おい側近、なんてことを…!」

メイド姫「…そう…なのですか?」ジッ

魔王「う」


騎士王「抱きたすぎて、自分で止まらないのがわかるから抱けないとか、どんだけ変態なんだって話だよな」アハハ

聖母姫「…//」


魔王「側近、おまえ絶対に殺す!」ジャキン

魔王「それはもう魔王の歴史に残るほど残酷で非道な数多の手d  「抱いてください」 すぞ・・・って」

261 : 生キャラメル ◆XksB4AwhxU - 2014/03/21 07:34:56 7nj2/Qpk 203/539


魔王「………は?」

騎士王「わぉ」

聖母姫「…!//」


魔王「…あ…姫?…いま…なんと?」

メイド姫「抱いて、ください…」


魔王「あ。いや、その…」

メイド姫「駄目ですか…っ?」


騎士王「うーん…。これは破壊力抜群だな…。俺でもヤバいレベルかもしんない…」

魔王「いや、ていうか!そんなこと今まで言われたこと一度も…!」

メイド姫「…っ//」

魔王「」

262 : 生キャラメル ◆XksB4AwhxU - 2014/03/21 07:35:29 7nj2/Qpk 204/539


騎士王「…あ…えと…す、すまん。さすがに俺もこんな核弾頭みたいなの飛んでくるとは…」

魔王「」


騎士王「…あー…。ひ、姫ちゃん、ちょ、あの…い、行こう!!いつぞやよりヤバいの見せられる!俺は無理だ!!」

聖母姫「え?」キョトン

騎士王「魔王、俺たち帰るから!速攻帰るから!みんなも帰しとくから!じゃあな!落ち着いたら絶対連絡いれろよ!」ガシッ

聖母姫「ひゃ!?ちょ、騎士お

キンッ…



魔王「・・・あ・・・あいつ・・・」ボーゼン


メイド姫「…」

魔王「・・・あー」コホン

263 : 生キャラメル ◆XksB4AwhxU - 2014/03/21 07:36:22 7nj2/Qpk 205/539


魔王「…あ、その…なんだ、つまりだな…」

メイド姫「…本当に…嫌われたのだと思っていました…」

魔王「いや、ないだろ」キッパリ


メイド姫「違うときいて・・・嬉しいです。幸せです。…私も、堪えられそうにありません」

魔王「…姫…」

メイド姫「申し訳ありません…自分の欲を抑えられないなど…失格ですね。私は、魔王様のようにはやはり出来ないようです…」

魔王「いや、だからそれは・・・」

メイド姫「魔王様・・・」


メイド姫「…抱いてください。堪えないでください。溢れるほどにお与えください。…こんな私を、壊してください…っ」

魔王「…っ」グ

メイド姫「お願い…します」


魔王「…」ハァ…

264 : 生キャラメル ◆XksB4AwhxU - 2014/03/21 07:37:25 7nj2/Qpk 206/539


魔王「やめておけ。・・・本当に壊しかねない」

メイド「想うだけで壊れかけている私が悪いのです」


魔王「やめろと言われても、止まらないかもしれないんだ」

メイド姫「例えこの口がそう言ったとしても、私はやめてほしくなどありません。その時は素直でない私をお責めください」


魔王「…優しくなんてしてやれない。それどころか何をしてしまうかもわからないのに…」

メイド姫「本望です。魔王様の全てが知りたいのです…その欲望までもお教え頂けるならば光栄です」

魔王「…くそっ…なんなんだ…!」


メイド姫「……だめです、か?」


魔王「~~~~っ!!どうなっても知らぬぞ!!」グッ

メイド姫「!」

265 : 生キャラメル ◆XksB4AwhxU - 2014/03/21 07:38:02 7nj2/Qpk 207/539


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

華奢な腕を捕らえる。
強引に引き寄せたそのままに、唇を奪う。

「ん…む、んん…っ」

知らない感覚。
一方的な蹂躙ではなく、求めあい絡み合わせていくソレに一瞬で意識を奪われた。

「は…ぁっ…」

熱すぎる吐息。
見覚えのある蕩けた瞳の中に、今までと違う光。激しすぎる快楽への憧憬。

――…っ!

呑み込まれたい。
再び唇を奪う。奪われる。取り返す。引きずり込まれる。離せない。

「んん…っ」

捕らえたままのと逆の細腕が、蛇のように腰元にゆっくり絡み付いてきた。
軌跡を辿って這いよる情欲が、鎌首をもちあげる。

266 : 生キャラメル ◆XksB4AwhxU - 2014/03/21 07:39:09 7nj2/Qpk 208/539


塞がっている唇の代わりにと、自らの指先が彼女を舐めはじめていた。
細い首、薄い肩口、柔らかな肌を引き立てる対照的な固さの鎖骨。
今は脱がす手間すら惜しい。強引に引き下げ、その先まで露出させる。

「ぁぁ…っ」

繋がったままの咥内に忍ばされる嬌声が、媚薬に代わり俺を支配しようと脳を麻痺させた。
管制から離された指先は彼女の豊かな膨らみを舐めにかかる。

「んっ…ふ、ぁ…む…」

揺らし、ついばみ、掬いあげ。
指先が先端に僅かに届くと、またすぐに裾野から登り始める。

「あっ、ふぁ…っ!」

早くも崩れかける細い腰。それを支えると、そのまま抱き上げるようにして床の上に落とす。

「んんっ…む、あむ…っ」

彼女は息継ぎを忘れている。
この欲望は、生き物が持つべき生への反射行動すらも奪ってしまったらしい。

ゆっくりと舌をほどき、呼吸を促してやると、腕も足も力を失って崩れていく。
それは圧倒的な支配の前に服従する様子そのものだった。

267 : 生キャラメル ◆XksB4AwhxU - 2014/03/21 07:39:45 7nj2/Qpk 209/539


「…魔王…様…」

床の上だというのを忘れる程の淫靡な誘惑。
ねっとりとした質感すら抱く甘やかな声音。
抗うことなど不可能だ。
白い肌に吸い付く勢いそのままに、押し倒した。

「んっ…は、ぁぁっ…」

むしゃぶりつくように舐めあげる。
小さな頂を舌で溶かし、もう一方は掌で侵食を試みる。

「ぅ、んんっ!!」

俺の頭を抱えるようにして、しがみつく彼女。
身勝手な俺の動きを抑え込むためというより、さらなる快感を引き込む為としか思えない。
だが、

――駄目だな。

ビクリと震えて僅かに弛緩したその隙に、俺を抱えていた腕を強引にねじあげる。
頭上高くに揃えた腕を片手で押さえ、指を鳴らす。

赤紫の靄が表れ、まるで華のコサージュのように彼女の腕を飾りつけ、そのイメージそのままに具現化して固まる。

――駄目だ。僅かでも止められたくないんだ。

268 : 生キャラメル ◆XksB4AwhxU - 2014/03/21 07:40:38 7nj2/Qpk 210/539


拘束された彼女の服を片手で強引に脱がせる。

反対の手は彼女の頬を味わっている。
唇はまた唇を侵し始める。
何もかもが我が儘に彼女を求めようとする中で、脱がす手間は酷くもどかしい。
だが腕を挙げてしまった今では、もう服を引き下げて済ます訳にいかない。
…それで済む訳がない。

「ぁ…ん、んっ…」

その身じろぎひとつでさえ、ひどい淫夢のように見えた。
身体を芯から粟立たせるような感覚が走る。
これに抗い精を抑えることなど出来ない。

ひとしきり彼女の身体を弄んだ時点で、身体を起こす。
眼下に眺める彼女は艶かしい。
まだこれからだというのに、既に熱っぽい吐息を静かに繰り返し、
瞳を閉じてその余韻すらをも味わっているようだった。

拘束を少し緩め、腕をおろしてやる。
淫らな様相はそのままに、祈るような姿勢をとらされた彼女は背徳的な美しさで俺を魅了する。

――穢したい。

腹の底の暗闇から湧き出る歪みきった願望。

269 : 生キャラメル ◆XksB4AwhxU - 2014/03/21 07:41:17 7nj2/Qpk 211/539


彼女を抱き、ベッドの脇に背を預けて床に座る。
横向きで膝に乗せたまま、唇だけを軽く触れ合わせる。

それ以上の絡まりを求めようと身体をくねらせ顔を寄せる彼女。
僅かに触れあったままのその距離を保つ為に逃げ続ける俺。
彼女はハンティングに夢中になりながらも、捕まらない獲物に不満気な視線を寄越してくる。

――ああ。堪らない。

油断しきっていた秘部に指を沈めた。

「ぁふぁぁぁっ!」

それは、突然の圧迫感に苦しさを吐きだした声か
あるいは指と共に快感を吸い込んだ声か。

「あっ、あっ、んっ、やっ!!」

指の動きと同じリズムを奏でる卑猥な楽器。
天上の楽団でもこれほどの名器はもちあわせていないだろう。
先程まで積極的に狩りをしていた唇は、今度は獲物を楽しませるためだけの御馳走に代わってしまった。

「ん、んんっ、あ、ふゃあっ!あああっ…んん!」

特に馴れさせるまでもなく、充分にほどけて柔らかくなっている膣内で指先が踊る。
ようやく触れあうだけの唇から唇へ飛び移る、悩ましい吐息と甘美な歓声。

ひときわ甲高いそれを聞いた後、彼女の上半身だけをベッドにうつ伏せに置く。

270 : 生キャラメル ◆XksB4AwhxU - 2014/03/21 07:43:27 7nj2/Qpk 212/539


溶けた意識の中で朦朧と、されるがままになっている。
陶磁器のような美しい尻を抱え込み、膝立ちにさせる。
…動物が背後から覆い被さるそれそのままに、…自らを挿入した。

「ん~~~っ!!」

屈辱的な姿勢でありながらも、身を仰け反らせる。
溢れだして太股にまで垂れる蜜は、明らかな歓迎をしているとわかる。
それでありながらも膣内は狭く、押し出すような脈動で俺を締め上げてくる。

だが充分な湿りを帯びてしがみつき引き摺りだそうとするそれは、
ただ悪戯にこちらの嗜虐心をかきたてるばかりだ。

「う、んんんんっ」


乱雑なピストン。

舐めて味わうかのように緩やかに引き抜くのもよいし、
その感触を咀嚼するかのような早めの挿出も捨てがたい。
奥の奥まで突き立てて、ぐちゃぐちゃにかき混ぜるのも一興だ。

思うように、好きなように。

271 : 生キャラメル ◆XksB4AwhxU - 2014/03/21 07:44:37 7nj2/Qpk 213/539


「あ…ま、お…さまぁっ…」

言葉が吐息に取り込まれ、鼻にかかった声に変わる。
それは媚びておねだりをするために産まれたような響きを持って、終焉を促している。

「―――――!!」

快楽を味わうと、ずるり、と彼女から引きずり出す。
解き放った物は、彼女の持つ力によって全て払われてしまったようだ。
そのなんともいえない虚無感に、意識が覚醒する。

自らも彼女の横でベッドに腰掛ける。どうにかこのまま冷静を保つ努力をしてみようと、目を閉じた。

「…んっ」

可愛らしい声と刺激に驚いて、目を見開く。
よりにもよって、気を失いかけていた彼女にくわえられている。
油断すると落ちてくる瞼に必死に抵抗しながら、彼女は俺自身を舐めあげる。

――っせっかく…抑え込む機会が手にはいったのに…

チュパ、ピチャと水音をたてて、無言で舐めてくる。

正直、拙い。
だが当たり前だ、こんなことは初めてするはずなのだから。
四苦八苦しながら懸命に『清拭』しようとしている。
その愛らしくいじらしい様子そのものに発情してしまった。

272 : 生キャラメル ◆XksB4AwhxU - 2014/03/21 07:45:14 7nj2/Qpk 214/539


拘束を外し、ベッドに持ち上げ、上に乗る。
彼女の足を持ち上げて、事後でありながらも蜜だけが溢れるソコに口付けをする。

足を跳ねあげて、驚きと悦びを受け入れる。
続けて、蹂躙するような舌の動き。
爪先をピンとのばして、腰を浮かして、身を縮こませる。

「ひゃ、や、んうっ…」

湧き出す蜜を確認してから足を解放してやる。
目があったのて唇同士の口付けをひとつ。ふたつ。
髪を撫でて名をよぶと、甘い空気が空間を支配するのがわかった。
蕩けた瞳がにこやかに愛を囁く。

――俺も、止められないほど愛しているよ

そうして
何もかもが壊れるほどに、強く、早く、自身を打ち付けた。

273 : 生キャラメル ◆XksB4AwhxU - 2014/03/21 07:45:48 7nj2/Qpk 215/539


結局、彼女が気を失っても猛りは収まらなかった。

行為によって目覚めさせ、行為によって休憩をとらせ、
行為によって食事をし、
行為によって眠らせた。

それを繰り返していたら、
あるとき彼女に「おかえり」と伝え忘れていることに気付いて
ようやく冷静さを取り戻した。

火照りすぎて感覚を忘れた身体を落ち着かそうと窓を開ける。
暖かすぎる風が、季節が変わっている事を知らせていた。


俺は『魔王に禁欲などさせてはいけない』という法を作ることに決めた。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

274 : 生キャラメル ◆XksB4AwhxU - 2014/03/21 07:47:16 7nj2/Qpk 216/539


------------------
・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・
・・・

<魔王城玉座 ×ヵ月後>

騎士王「…俺、連絡しろっていったよね?」イラ

魔王「だから連絡したではないか」フン

騎士王「何ヵ月たってるとおもってんだよ!何やってたんだ今まで!」

魔王「ナニしてた」シレッ

聖母姫「…ひっ!?」

騎士王「いやいや、嘘だろさすがに!信じるか!!」

魔王「事実を否定されてもな」

騎士王「何が事実だ、証拠もあるぞ!」

魔王「証拠?」

275 : 生キャラメル ◆XksB4AwhxU - 2014/03/21 07:48:40 7nj2/Qpk 217/539


騎士王「おもっっっきり、国を繁栄させやがって!なんだこれ、魔物が溢れてるじゃねぇか!」ドア、バンッ


ワイワイ…オーイ、ゴブリンシラネ?マチデ、パーティヤルッテ
マジカヨ、サキュバスノサソイドースンダ!!ワイワイ…


魔王「な。おかげて暫くは公務が大変そうなんだ。手伝っていけよ側近」

騎士王「ふざけんな!メイドちゃんの為に待ってやってたのに、なに魔王業に勤しんでる!」

魔王「いや、だから…俺はナニしかしてないんだ。あとはその片付けくらいだな。本当に」

聖母姫「で、ですが、この魔物達は一体…?」

魔王「あぁ…。つまりだな」カキカキ


やる→出る→神気に払われる→やる→出す→払われる→(中略)→やる→出す→払われる


騎士王「…中略って…つかバカバカしいこと書くな!」ビリビリビリ!!


魔王「で、終わって部屋を出てみたら、城中に踏み場も無いほど払われた瘴気が塊で落ちていてな」フゥ

魔王「仕方なく1つずつに魂いれて形をつくってたら、こうなった」キリッ

女神「なんて贅沢な天然避妊具。神気を堕とすなよ…」ハァ…

276 : 生キャラメル ◆XksB4AwhxU - 2014/03/21 07:49:25 7nj2/Qpk 218/539


聖母姫「え…そ、それってまさか…//」

騎士王「…魔物の数=ヤった回数…だと…!?」

魔王「いや、それは違うぞ?」


聖母姫「そうですよね!ありえませんよねそんなこと!」

魔王「作業がめんどくさくなったころ、思い付いて蟲に喰わせておいたから回数のが多い」シレッ

騎士王「変なもん餌にすんな!あとふざけんな!」

魔王「しかし効率よく片付いたぞ。ドラゴンが食べ過ぎて卵を産んでな。そいつも食べ初めてくれるようになってからは早かった」


騎士王「は!?…ドラゴン、親になったの?」

魔王「うむ。ほれ、窓から見えるぞ、庭園の奥だ」

聖母姫「わぁ!見たいですー、私ドラゴンは初めて見ます♪」テテテテ…


・・・・・・・・・・・・・・・・・・
<ドラゴン牧場>
ピィィ!!バッサバッサ…
ビュアアア!!ギャウー!!ピピピ!!
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

277 : 生キャラメル ◆XksB4AwhxU - 2014/03/21 07:50:27 7nj2/Qpk 219/539


騎士王「…群れ!?」

魔王「餌があるといくらでも増えるのな。観光名所にしようかと思っている」ウム

騎士王「伝説を安売りするんじゃねぇぇぇ!!」ドガシャァァ!!


女神「…魔王が女神に封印されているって噂、なんのこっちゃと思ってたらある意味でマジだったんだな…」

幼天神「あと半年はいけると思ったんだけどなぁー」←噂流した張本人

騎士王「あと半年いかれてたまるか!つかメイドちゃんはどうした!」

魔王「・・・・・・・・」フイ


聖母姫「こ、こわいです!メイドさんはどうされてるんですか!?」

魔王「いや、俺の部屋にいるように言ってあるだけだ…うん」

騎士王「はぁ?なんで…」

魔王「なんか…ちょっとアレでな。人前には今出せない」ハァ…

聖母姫「!?メイドさんが壊されたっ!?」

魔王「壊すか阿呆」

278 : 生キャラメル ◆XksB4AwhxU - 2014/03/21 07:51:21 7nj2/Qpk 220/539


魔王「・・・ああ、聖母姫だけ後で顔を見せてやってくれ。喜ぶ」

聖母姫「必ず参りますっ」


騎士王「何で姫ちゃんだけなんだよ…」

魔王「…ほんとになんか…ヤバくてな。無意識なんだろうが、淫魔が霞んで見える程の挑発してくるんだ。とても人前には…」ハァ…

聖女リリス「ぅんっ、わかるっ☆イキすぎてハイになってる時とかの女の子あるあるだよねそれっ♪」

騎士王「超見たい超見たい超見たい!!!」ダッ

魔王「お前はほんっっっと駄目だからな!!」ガシッ

聖母姫「…私自身は、会って大丈夫なのでしょうか…//」ドキドキ


聖女リリス「でもそっかぁ☆女神の加護どころか女神を独占してるのかぁー♪国が大繁栄するのもわかるよぉ☆」

魔王「なるほど」ポム

279 : 生キャラメル ◆XksB4AwhxU - 2014/03/21 07:51:53 7nj2/Qpk 221/539


騎士王「納得すんな!つかまじでこっちはどーすんだこんな状況!!王国でも滅ぼす気か!」

魔王「いや、別に…ナニの結果で滅ぼされる国とかあるの嫌だろう」

聖母姫「嫌ですよ、平和に統治して下さい。じゃあ…とりあえず、新世界でも創りますか?」

女神「さらっとすごいこといった!?さすが神の母!」

騎士王「新世界ってどんなんだよ…。変態の支配する世界か…?」ガックリ

聖母姫「そうですね…」ウーン

聖母姫「勇者も魔王も神も女神も悪魔も、みんなが平和に、集まって大騒ぎで楽しく暮らせるような世界ですっ!!」ニッコリ


・・・・・・・・・
・・・・・・
・・・

280 : 生キャラメル ◆XksB4AwhxU - 2014/03/21 07:53:20 7nj2/Qpk 222/539

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<千年後>

―――――――――
遠く昔、この世には勇者がいた。
勇者は魔王と争い、数千年の世を争いあっていた。
神と女神と天使はある時それに手を加え、
この世に大変革を起こさせた。
魔王と勇者は心を通わせ意気投合し、
世界に種族を越えた真の平和を実現させた。
こうして「新世界」は生まれたのだ。
――新・創世記第七章
―――――――――――

ペラ…ペラ…
女神「…なんでこう、俗世にはいつも変に美化された伝記ばっか伝わるかねぇ…」ハァ…

281 : 生キャラメル ◆XksB4AwhxU - 2014/03/21 07:55:44 7nj2/Qpk 223/539


トントン・・・ ガチャリ
天神(大人)「あ、またこんなところにいる。仕事しないとドラゴンの餌にするよ?」

女神「だってさー。この伝記かいたやつ、本気でこんなんだと思ってるのかなーと思ってさ」

天神(大人)「『新・創世記』?…ああ、ひどいよねこれ」クスクス

女神「でしょー?」フン


女神「よっしゃ、あたしが本当の事を書き記してやる!伊達にみんなの頭の中はみてきてないぞ!」

天神(大人)「…悪趣味すぎるんだよ女神は…」ドンビキ

女神「三部作の大長編にしてやる!燃えてきたー!」ウオリャァ!
ダダダダ…

天神(大人)「…まぁ、書くのはいいけどさ。出版はさせないよ」クス



天神(大人)「せっかく美談の裏に隠したのに。真実を語られたら、お父さんが可哀想だ」クスクス

――――――――――――――

「とりあえず、新世界でも創りましょうか?」

おしまい
このあとに番外編と後日談を投下します。

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