さやか「ほむらは間違いなくテレパシーが届くよね」
さやか「マミさんも届くかな?」
まどか「さやかちゃん、どうかしたの?」
さやか「いやーちょっと遊んでみようかと思って」
まどか「何をして?」
さやか「じゃあまどか、ほむらの方をじーっと見て」
まどか「うん」
さやか『ほむらーまどかがなんだかエロい表情で寝てるんだけど』
ほむら「!!」クルッ
まどか「あ、ほむらちゃんがこっち見た!なんで気がついたんだろう?」
先生「暁美さん、どうかしましたか?」
ほむら「あ、いえ…」
さやか『やーいだまされたー』
ほむら『お、覚えておきなさいさやか!』
元スレ
さやか「そうだ、テレパシーで授業中に暇を潰せるかも」
http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1353248624/
さやか『ごめんごめん、暇だったもんで』
ほむら『真面目に授業でも聞いていなさい』
さやか『ところでまどかがあんたを見つめてたって気がついた?』
ほむら『え?』
さやか『ずっとそっち見てるんだよねー』
ほむら『ほ、本当に?』
さやか『うん』
ほむら「……」チラッ
まどか「あ、またこっち見た、やっほー」フリフリ
ほむら『ま、まどかが手を振ったわ』
さやか『言ったじゃん、そっち見てるって』
先生「暁美さん、集中できていないようですが…」
ほむら「あ、ごめんなさい…」
さやか(面白いなぁほむら)
ほむら『二回も怒られたじゃない…』
さやか『まぁまぁ、まどかが見てたのは事実でしょ?』
ほむら『エロい表情で寝てはいなかったわ』
さやか『そんなにエロい表情で寝てて欲しかったの?』
ほむら『わ、私はあくまであなたが嘘をついたっていう話を…』
さやか『でも見たかったんだよね』
ほむら『…』
さやか『あ、まどかがほむらを見ながらため息ついてる…恋する乙女の表情で』
ほむら『もうだまされないわよ!』
さやか『ちぇー』
さやか『おーいほむらー』
ほむら「…」
さやか『ほーむーらー』
ほむら「…」
さやか「ううむ、へそを曲げてしまったかぁ」
まどか「へそ?」
さやか「え?あぁこっちの話こっちの話」
先生「美樹さん、鹿目さん、先程からお喋りが多いようですが…」
まどか「ご、ごめんなさい!」
さやか「す、すみません」
ほむら『いい気味ねさやか』
さやか『へーまどかも怒られたのにいい気味なんだ』
ほむら『まどかはあなたのせいで巻き込まれてかわいそうね』
さやか『もうちょっとさやかちゃんに優しくなろうよほむら』
ほむら『かなり優しいと思うんだけど?』
さやか(むーほむらめーそうだ!)
さやか『マミさーん、聞こえますかー』
マミ『え?美樹さん?授業中にどうしたの?』
さやか『なんだかほむらが眠そうにしてるんで起こしてあげられませんか?』
さやか『マミさんが話しかけたらなにか大切な用事があると思って起きると思うんで』
マミ『暁美さんが授業中にねぇ、わかったわ任せて』
さやか(どんな反応するのかなぁ)ワクワク
マミ(美樹さんは普通に話しかけたら起きると言っていたけど…)
マミ(やっぱり驚かせてあげたほうが起きるわよね!)
マミ(なんて暁美さんに言えば驚くかしら…)
マミ(うーん…)
マミ(一発ギャグ…とか?)
マミ『暁美さん!暁美さん!』
ほむら『え?な、何?どうかしたの?』ビクッ
さやか(あ、挙動不審になった…)
さやか(マミさんが話しかけはじめたんだね)
まどか(なんだか今日のほむらちゃんは様子が変だなぁ)
マミ『聞いて驚かないでね、暁美さん…』
ほむら『な、なにがあったのよ…』
マミ『先日のことよ、私がうっかり転びそうになった時』
ほむら『なんでいきなり先日の話なの?』
マミ『顔から転びそうになった私は何故か無傷だったの、どうしてだと思う?』
ほむら『え?えーと…』
マミ(こうやって考えさせることで頭を動かして目を覚まさせるのよ私!)
ほむら『お菓子の魔女の結界内でケーキの上に転んだとか?』
マミ『…違うわ』
マミ『正解は…』
ほむら『正解は?』
マミ『私の髪は実はバネで転んでも顔がビターンってなる前に跳ね上がるのよ!』
ほむら『…は?』
マミ『あ、あれ?い、一発ギャグだったのだけど』
ほむら『マミ…まず一発ギャグにすらなっていないわ、どこが面白いかすらわからない』
ほむら『あとなんで授業中に突然?もしかしてよっぽど面白いと思ったの?』
ほむら『悪いことは言わないわ、まどかやさやか、杏子の前では言わないほうがいいわよ』
マミ『うん…』
先生「巴さん?どうかしたの?」
マミ「なんでもないです…」ズーン
先生「で、でもとても顔色が…」
マミ「なんでもないんです…」ズーン
先生「ほ、本当に?保健室に行かなくていいの?」
マミ「はい、気にしないでください…」
先生「そ、そう…」
マミ(一人で思い切り泣きたいわ…)
マミ『美樹さん、ごめんなさい…私には無理だったわ』
さやか『え?でもほむらは起きましたよ?』
さやか(最初びっくりしてたし)
マミ『だめだったのよ…私には…』
さやか(な、なにがあったのか気になる…)
まどか「さやかちゃん、さっきから突然笑ったりしてるけどどうしたの?」
さやか「え?えーと気にしない気にしない」
まどか(気になるなぁ…)
さやか『おーいほむらー』
ほむら『なによ、あと10分ぐらい我慢しなさい』
さやか『マミさんとなにかあった?』
ほむら『もしかしてマミが突然話しかけてきたのはあなたのせい?』
さやか『い、いやーなんか落ち込んでたからさ』
ほむら『まぁ追求しても無駄だしいいわ』
さやか『それで、なにかあったの?』
ほむら『言えないわ』
さやか『え?』
ほむら『マミの名誉のためにも言えないわ』
さやか『そ、そっか』
さやか(気になるー)
まどか(さっきからさやかちゃんの動きが面白いなぁ)
さやか『マミさーん、マミさーん』
マミ『何かしら』
さやか『マミさんってさっき何をほむらに言ったんですか?』
マミ『聞かないで!』
さやか『す、すみません』
マミ『お願いだから聞かないで美樹さん…』
さやか(二人に隠されたらわからないし気になるー)
ほむら「授業中は良くもやってくれたわねさやか」
まどか「何かされたの?」
ほむら「えぇ、ちょっとね」
さやか「そ、それよりもさ、マミさんに何言われたの?」
ほむら「だから言ったでしょう?言えないって」
さやか「そこをなんとか!気になるじゃん」
ほむら「言えないわ、マミの気持ちを考えてあげなさい」
さやか「だから何言われたのさ!気になるって」
まどか「えと、どういうこと?」
ほむら「さぁ?」
さやか「ヒント!せめてヒント頂戴ほむら!」
ほむら「いやよ」
そんな日常もいいと思いますおやすみなさい
叛逆後もこんな気楽なやり取りしててくれないかなぁ……無理か…