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佐天「第四……波動……か」【前編】
佐天「第四……波動……か」【後編】

551 : ◆oDLutFYnAI - 2010/03/31(水) 01:04:17.32 yOCDN0ME0 253/1891

―――8月27日 夜

佐天「あーぁぁぁ……っと。もうあと三日で夏休みも終わりかー」


8月25日に私は退院した。
ちなみにあの23日には体はほとんど動くようになっていた。学園都市の医療技術の凄さを思い知る。
体が動くようになったので、病院の売店でお菓子買って上条さんのお見舞いがてら遊びに行った。
その時あの一方通行がどうだとか「佐天さんは無茶しすぎだ」「女の子なんだから」と言われたが、
上条さんの方がよっぽど無茶してると思う。私より重症だしね。
話をしているときにお医者さんが来たので、あの日私たちと一緒に病院に運ばれてきた人は
どうなったのか聞いたら、その日の朝に退院していったそうだ。
なんでも、殴られて殴られて意識が飛んだだけだから、そんなに大けがではないらしい。
それより私の怪我(全身の筋肉や関節への負担)を不思議がられたが、事情があるなら、と
詳しくは聞かれなかった。ありがたい。


そして退院してからは普通にいつも通りに初春達と遊び、能力の練習をして、
熱の勉強をして――――そして、今に至る。

554 : ◆oDLutFYnAI - 2010/03/31(水) 01:10:13.01 yOCDN0ME0 254/1891

左天≪よぉ涙子。精が出るな≫

佐天「まー今のままじゃこの前みたく熱切れでどうしようもありません、ってなりますからね。
    空気中や地面みたいなところからでも熱吸収できるようにならないと」

佐天「けどやっぱり難しいです……なんかコツとか無いですか?」

左天≪コツってもな……俺もひたすらに鍛錬積んできた能力だからな。学園都市の能力みたいに演算とやらをしてもしょうがないからな≫

左天≪だがな、誇っていいんだぜ?以前俺の能力を覚えた奴がいたが、そいつは最初は熱吸収すら使えなかったんだからな≫

左天≪それに比べりゃお前はセンスがあるんだよ≫

佐天「そっかなぁ」

左天≪ま、この能力はじゃじゃ馬だからな……気長にやんな≫

佐天「はーい(しかしじゃじゃ馬とは死語な)」

左天≪聞こえてるぞ≫

佐天「oh...」

556 : ◆oDLutFYnAI - 2010/03/31(水) 01:13:20.91 yOCDN0ME0 255/1891

佐天「んっ……そろそろ寝よっかな」

佐天「そういえば最近一日一回くらい起きてきますよね。どうしたんですか?」

左天≪さぁな。こればっかりは俺にもよくわからん……っと、こっちもそろそろみてぇだな≫

佐天「ん、じゃあおやすみなさーい」

左天≪ああ、しっかり寝ろよ。じゃあな≫

佐天「……むぅ。おやすみ、くらい言ってくれてもいいのになぁ」

560 : ◆oDLutFYnAI - 2010/03/31(水) 01:18:39.88 yOCDN0ME0 256/1891

―――8月28日 朝

佐天「―――――……ん」

佐天「(あれ……なんだろこれ……なんか硬いのがある)」

佐天「(あ……でもなんかあったかい……それにちょうどいい太さだ)」ギュッ

佐天「んんー……」すりすり

562 : ◆oDLutFYnAI - 2010/03/31(水) 01:23:22.38 yOCDN0ME0 257/1891



俺は左天。名前は捨てた。拾い直す気もない。
厄介な敵により学園都市とか言う別世界に転移され……その際にうけたダメージで瀕死になる。
それから色々あって佐天とかいう娘に能力をやったんだが・……俺の意識までそいつの頭ん中に残っちまった。
どういう理屈かわからんが、ミッシングリンクの能力を一度も成功しなかった「継承」によって移したのだから、色々あるのだろう。どうでもいい。
そして普段はその娘の意識の底で沈んでいるがたまに浮上し話をしていた。
そんなどうにもこうにもよくわからん状態の俺だったが――――


左天「……どうしてこうなった」


今、腕に佐天涙子が抱きついている。

569 : ◆oDLutFYnAI - 2010/03/31(水) 01:37:41.75 yOCDN0ME0 258/1891

佐天「ん……ふぅ……」

左天「……」

左天「……いや、ガキの趣味はねぇが」

そうだ。俺には別にガキを愛でる趣味はねぇ。あの神父はそうみたいだったが。
しかし。しかしだ。
ガキにしては発育のいい身体だったり衣服の生地の薄さだったり密着されたりすると、色々意識せざるを得ない部分もある。

左天「……あ?」

腕に抱きついている―――まあ、足も絡めてあらあらまあまあな状態ではあるが。
だからこそ気付いたが――――俺の腕に何もついていない。

左天「(……コイツに能力やったせいか?いや、だが……この感じ、俺の中に能力はある)」

左天「(どういうことかはわからんが……まあ、どうでもいいことか)」

そうだ。こんなこと、俺が今こうしてここに居るということに比べればどうでもいいことだ。
俺は確かに死んだ。しかし、今身体を持ち感覚があることは確かなことだ。

左天「(何が起きてるのか……)」

佐天「ふっ……んん……」ゴソゴソ

570 : ◆oDLutFYnAI - 2010/03/31(水) 01:40:14.71 yOCDN0ME0 259/1891

左天「……」

左天「(そういやまともにコイツの顔みたことなかったが……可愛い顔してんな)」

左天「(……悔むことは無いが。だが、しかし、)」

左天「(能力なんざ無けりゃ―――いちいち戦いの中に行くこともなかっただろうのによ)」

左天「(こんな普通のガキなんだ―――普通に、ふつうの生活を送ったほうが幸せだったろうな)」

左天「……ま、いいだがな。今更だ」

573 : ◆oDLutFYnAI - 2010/03/31(水) 01:46:12.91 yOCDN0ME0 260/1891

佐天「(んぁー……これなんだろ、ほんと気持ちいい……)」

佐天「ん……ふぅ……(すっごく落ち着く……このまま二度寝しちゃいたいなー)」

佐天「ふっ……んん……(う……なんか足ではさむと 変な気分になって……)」

佐天「……んん?(あれ……でも、けど、あれ?なんだろうこれ……)」








佐天「………………・・…・・…・・・」

左天「……よぉ、お目覚めかい」

575 : ◆oDLutFYnAI - 2010/03/31(水) 01:49:30.00 yOCDN0ME0 261/1891

佐天「きゃあああああああああああああああああああああああああああああああ
       あああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!」


左天「うぉう……いきなりだな、びっくりさせんなよ……」


佐天「は?え?はぁ!???!!?」

左天「オーケー、少し落ち着け、な?」

佐天「うぇえええええええええ!?!?!?!?!!」

左天「ほら、時計見てみろ。まだ7時だ。近所迷惑だろ?」

579 : ◆oDLutFYnAI - 2010/03/31(水) 01:54:46.23 yOCDN0ME0 262/1891

佐天「ふぁあああああああああ!!!」

ドタドタ バタン

左天「……俺、悪くないよね?」




佐天「(うええええええええ!!?!?!?!
     どういうことどういうことどういうこと!落ち着け佐天涙子どういうことなの!
    よしこういう時は偶数を数えよう、2、4、8、16、32、64、128、256、512……これ違う!)」

佐天「(―――――よし、落ち着いてきた。時間の経過ってすばらしい。時は金なり光陰矢のごとし少年老い易く学成り難し)」

佐天「(あれは左天さんだ。あのすごい筋肉とでっかい身体と包帯顔は左天さんだ。間違いない。
    問題はなんで一緒に寝てたと言うことで――――)」

佐天「(……待て。待って待ってちょっと待って。
      ねえじゃああの時抱きついてたのって……)」


佐天「うわあああああああああああ///////////////////////」ジタバタジタバタ



583 : ◆oDLutFYnAI - 2010/03/31(水) 01:57:55.02 yOCDN0ME0 263/1891

左天「おーい、大丈夫か?」

佐天「あひゃいっ!?」

佐天「(どうしよう……恥ずかしい恥ずかしい恥ずかしい)」

佐天「(うわ……私パジャマで……ひぅ、ボタンちょっと外れてる
     だって昨夜は熱くて眠りづらかったもん……)」

佐天「(うううううう……どうしよねえどうしよぅ……)」

左天「おーい……俺としちゃ一体何が起きてるか話し合いたいんだが」

佐天「(というかなんで左天さんはそんなに普通なのさ!そんなに私に魅力ないですかそうですかううううううう・……)」

585 : ◆oDLutFYnAI - 2010/03/31(水) 02:04:22.18 yOCDN0ME0 264/1891

左天「……ったく。しょうがねぇ、このまま話進めるぞ」

左天「とりあえず、だ。目覚ましたらなんか知らんが身体があった。こりゃどうにも幻とかそんなんじゃ無いみてぇだな」

左天「意識はあるし感覚もあったし」


佐天「(感覚って何さ!感覚って何さ!私のですか?あれ?でもそれってちょっと嬉しい?
     いや恥ずかしいです!もうやだよぅ・……///////)」

左天「で、だ。一番重要なことだが……お前、能力使えるか?」

佐天「(あぅぅぅぅこっから出ていけない顔合わせたらどうしたら……え?能力?)」

左天「俺はさっき試してみたが使えた……かなり出力落ちてるがな」

佐天「(そっか……能力と一緒に左天さんも来たんだから、左天さんが今私の中にいないとしたら……)」

左天「おい、聞いてるか?大丈夫か?」

佐天「ふっ、ふぁいっ!?らいじょうぶでふ!!」

左天「……全然大丈夫じゃなさそうだが」

佐天「い、いえ、大丈夫です、はい・……濃緑ですね」

佐天「―――――ん、一応使えます。ちょっと上手くいきませんけど」

589 : ◆oDLutFYnAI - 2010/03/31(水) 02:09:07.32 yOCDN0ME0 265/1891

左天「そうか……あ、おい、腕輪出るか?金属のアレだが」

佐天「……なぜか、右腕にだけ出てます」

左天「ちなみに俺は左腕に出たが……あの金属は能力で出たりひっこんだりするもんじゃないんだがな……」

左天「……駄目だな、何がどうなってるかさっぱりだ」

左天「学園都市ってのはこういうことがよくあるのか?」

佐天「あるわけないじゃないですか……私も戸惑ってるんですから……」

590 : ◆oDLutFYnAI - 2010/03/31(水) 02:14:03.68 yOCDN0ME0 266/1891

左天「……しかたねぇ。今んとこ害は無さそうだし、この問題が保留にしとくか」

左天「さて、次の問題だが……そろそろ出てきたらどうだ?」

佐天「!」ビクーン

佐天「う……でも、その……///」

左天「……ガキの身体には興味ねえって、随分前に言っただろが」

佐天「む……なんですかそれ」

左天「名前を捨てた頃から走り続けてきたんだ……女にカマかけてる暇ァ無かったんだよ」

佐天「だから私には興味ないです、か?ふーんへーえ……」

左天「……(はぁ。やれやれ、だな。ガキのくせにマセやがって)」

左天「わかったよ、正直に言うさ。少しは欲情したさ。俺だって男だ」

591 : ◆oDLutFYnAI - 2010/03/31(水) 02:16:22.35 yOCDN0ME0 267/1891

佐天「よ、欲情って……そんな……///」テレテレ

左天「(めんどくせぇ……)」

左天「だからって、何もしねぇよ、だから出てこい、な?」

佐天「……でも、髪とか跳ねてるし……」

左天「(めんどくせぇー!)わかった!俺はベランダにいてやるから支度しろ。な?」

佐天「……見ないでくださいよ?」

595 : ◆oDLutFYnAI - 2010/03/31(水) 02:33:37.86 yOCDN0ME0 268/1891

そんなこんなで身なりを整えた佐天さんですが。

佐天「ど、どうも……」

左天「あぁ……なんでそんな改まってんだ?」

佐天「いや、だって……こうして正面に座って話すのって初めてだし」

左天「そういやそうか」

佐天「というか、今更ですけどすごい格好ですね……今は夏だから丁度いいんでしょうけど」

左天「あっちじゃロクに物資も入らなかったからな……全員きわどい格好してたぜ?
    今思うと変態の集まりだな」

佐天「(どういうことなの……)」

647 : ◆oDLutFYnAI - 2010/04/01(木) 00:55:43.98 Jv5AiACh0 269/1891

左天「ま、それはともかく、だ」

左天「不可解な現象に原因は不明、打つ手無しの八方塞がりなこの現状」

左天「こういう時は何をすればいいのか決まってるわけだが……わかるか?」

佐天「え?えっと、やっぱり外に出て情報収集とか……?」

左天「ぶっぶー。残念外れ。駄目だぜ?せっかくこんな平和な世界に生きていられんだからよ、
   そんなめんどくさい思考はやめちまいな」

佐天「ええー」

左天「答えは『今を楽しむ』だ。どうせどうしようもない、今んとこ害があるようにも
   見えねぇ。せっかく久々に戻った身体だ、せいぜい楽しませてもらうとするさ」

左天「さて、そういうわけだ。頼むぞ涙子」

佐天「私!?頼むって何を……はっ!まさか」

650 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします - 2010/04/01(木) 00:58:57.86 Jv5AiACh0 270/1891

左天「飯だよ、朝飯。こっちの食いもんってのがどんなもんか気になるからな」

佐天「……さうですか」


佐天「と言っても特別何かあるわけでもありませんでしたから……こんなもので」

左天「いや、旨そうだ。なんだ、将来良い嫁さんになるな」

佐天「……まぁ、いいですけどね」

佐天「それじゃさっさと食べちゃってくださいね」

652 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします - 2010/04/01(木) 01:01:49.88 Jv5AiACh0 271/1891

左天「あいごっそさん」

佐天「お粗末サマでした」

左天「しかし……何をするか悩むところだな」

佐天「あぁー……あっちにいた時は常日頃戦いばっかみたいだったですからね」

左天「そういうこった。平和な暇な、そんな時間なんてもう思い出せん。
    どうすっかね……」

佐天「私もこんな状況じゃ能力の練習も何もないしなぁ……」

佐天「(外に連れてくにもこんな恰好じゃ目立つし目立つし……うーん)」

653 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします - 2010/04/01(木) 01:04:52.79 Jv5AiACh0 272/1891

左天「よし、外行ってみるか」

佐天「って危惧した瞬間!?そんな格好じゃ目立ちます!駄目ですよ!」

左天「あー?じゃあ……よし、これでいいだろ」

佐天「上着脱いでタオル首にかけただけじゃないですか!」

左天「変装左天・モード『工事現場のおっさん』。どうだ?」

佐天「その顔の包帯をどうにかしてから言ってください……」

656 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします - 2010/04/01(木) 01:08:43.00 Jv5AiACh0 273/1891


左天「そんなわけで公園まで来たが」

左天「なんでお前も一緒なんだ」

佐天「いや、だって左天さん道知らないじゃないですか。迷子になって帰ってこれなくなっても
   知りませんよ?」

左天「んな心配するな……しかしよ」

佐天「はい?」

左天「ここの街の大人ってのは……仕事着を着たまま遊具で笑顔ふりまきながら遊ぶような人間なのか?」

佐天「……はい?」

左天「ん」ついっ

佐天「ん?」ふいっ



佐天「oh...」

658 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします - 2010/04/01(木) 01:10:51.10 Jv5AiACh0 274/1891

佐天「本当だ……スーツ来た中年のおやじさんがブランコで遊んでる……しかも笑顔いっぱいで」

左天「あとあれ」ついっ

佐天「……腰のまがったおばあちゃんがセミとりをしてる」

佐天「常盤台の制服来た子がタバコすってる!」

佐天「幼女が缶コーヒーをまとめ買いしてる!?」

左天「ブラックスポットもたいがいだったが……ここも中々じゃねえか」

佐天「いや、これは何かおかしいですよ絶対!」



661 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします - 2010/04/01(木) 01:18:00.68 Jv5AiACh0 275/1891

佐天「このあまりにおかしな超展開……」

佐天「……魔術?」

※佐天さんは直感とか凄いらしいです。wikiによると

左天「魔術?なんだそりゃ」

佐天「あー、そういや左天さんにはまだ説明してませんでしたね」

佐天「かくかくしかじかっ」

左天「まるうま。んなもんもあるのか」

663 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします - 2010/04/01(木) 01:23:58.31 Jv5AiACh0 276/1891

佐天「とりあえず上条さんに電話してみよう……」

pllllllpllllllll

上条『さっ、佐天さんか!?』

佐天「上条さんっ」

上条『よかった!佐天さんは佐天さんだ!』

佐天「……やっぱり、何か起きてるんですよねこれって?」

上条『何か?わからん!けど今はかなりやばい!後でまたかけ直す!』ピッ

佐天「え……きれちゃった」

673 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします - 2010/04/01(木) 01:43:27.14 Jv5AiACh0 277/1891

左天「収穫なしか」

佐天「そうですね……そだ、初春に電話してみよ」

plllllllpllllllllll

初春『あいもしもし佐天さん?一体なn』

佐天「……」

左天「おい、どうした?」

左天「なんか、アロハシャツとサングラスが似合うお兄ちゃんみたいな声がした……』

674 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします - 2010/04/01(木) 01:47:00.86 Jv5AiACh0 278/1891

佐天「いっ、いやいや!次は白井さんに……」

pllllllplllllllll

白井『どうしたんですの佐天さん朝k』

佐天「……」

左天「おい、どうした?」

佐天「……なんか、精神の弱い錬金術師みたいな声がした」

左天「なんだそりゃ」

676 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします - 2010/04/01(木) 01:49:09.93 Jv5AiACh0 279/1891

御坂「ん?あれって……」

御坂「おーい、佐天さーん」ふりふり

佐天「え……きゃああああああああああああ!!!!」

御坂「えっ」






御坂「……行っちゃった。なんか嫌われるようなことしたかな私」ぐすん

678 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします - 2010/04/01(木) 01:52:41.73 Jv5AiACh0 280/1891

佐天「はぁ……はあ……びっくりした……」

左天「俺はいきなり走りだしたお前に驚いたがな」

佐天「だって……第一位・一方通行が笑顔で手をふりながらこっちに来るんですよ!?怖いに決まってるじゃないですか!」

佐天「もう……何起こってるんだろ……」

682 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします - 2010/04/01(木) 02:04:04.62 Jv5AiACh0 281/1891

plllllllplllllllll

佐天「ひっ!?」

佐天「も……もしもし」

上条『ああ、佐天さんか』

佐天「かっ、上条さぁぁぁああああんんっ!なんだかすごくほっとしました!うぅぅぅ」

上条『?よくわかんないけど、今起きてることはわかったぞ』

佐天「本当ですかっ!?」

上条『ああ。ごにょごーにょごーにょごーにょ』
                       エンゼルフォール
佐天「ふむふーむふーむふーむ……天使堕し、と」

佐天「あれ……だったら、なんで上条さんは、っと、幻想殺しですか」

上条『まぁ、そうらしい。それより不思議なのは佐天さんがどうして影響受けてないのか、ってことだ』

佐天「あー、それは、たぶんですけど……」

684 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします - 2010/04/01(木) 02:09:36.71 Jv5AiACh0 282/1891

上条『……なるほど?うーん、まあ、例外的な状況、ってことはわかった』

佐天「そうですね、正直私も何故だかさっぱりで」

上条『いや、実を言うとな、この術を発動したのが誰か、って話になって、影響を受けてない佐天さんをまっさき疑っちまったんだよ。ごめんな』

佐天「しょうがないですから別にいいですよそんなの」

上条『そっか。じゃあ、このことはこっちで処理しとくからさ』

佐天「そですか。また何かわかったら連絡くださいね」

上条『ああ、それじゃ』

687 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします - 2010/04/01(木) 02:14:27.09 Jv5AiACh0 283/1891

佐天「―――――、ということらしいです」

左天「なるほどな……つまり、あそこで玉遊びしてる赤ん坊も、実は普通の子供ってことか」

佐天「そういうことですね……」

佐天「けど天使なんてそんなの……信じにくいなあ」

左天「俺はキリストセカンドのクローンが上司にいたから割とすんなり納得できるところはあるがな」

691 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします - 2010/04/01(木) 02:18:52.53 Jv5AiACh0 284/1891

アウレオルス「お姉さまー!」

一方通行「ちょ、こら止めなさい!こんな道端でアンタは・・・!」

アウレオルス「ああん、今日も一段と激しいですわお姉さまっ♪」

一方通行「あああああうるさいわねぇ!……そういえば、佐天さンの様子がおかしかったのよ」

アウレオルス「佐天さんの……?そういえば私も、電話がかかってきたと思いましたらすぐ切られましたの」

一方通行「私なんて近づいたら逃げられた……どういうことなのよ」

694 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします - 2010/04/01(木) 02:24:05.51 Jv5AiACh0 285/1891

そしてこれを本人の口調に直すと

アウレオルス「僥倖、こんな所でお姉さまと出会うとは」抱きっ

一方通行「テメェ止めろつッてンだろォが!こンな道端でよォ」

アウレオルス「当然、今日も一段と麗しいな、我がお姉さま」

一方通行「うるせェ……ッと、そういやァ今日佐天さンの様子が変だったンだがよォ」

アウレオルス「疑問、佐天さんの様子がおかしいか。成程、そういえば私の時もすぐに電話を切られた」

一方通行「俺なンざ近づいただけで逃げられたぞ……ッチ、どォいうこった」

698 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします - 2010/04/01(木) 02:31:30.68 Jv5AiACh0 286/1891

土御門「おー、御二人さん今日もお熱いですにゃー」

アウレオルス「当然、お姉さまと私は常に赤い糸で結ばれている」

一方通行「何言ってンだテメェ……っと、そォいやテメェは佐天さンに何かあったか知ってンか?」

土御門「にゃー、わからんぜよ。俺もいきなり電話切られたしにゃー」

一方通行「いったいどォしたってンだァ・・・?(まさか、何かの事件に巻き込まれて・・・?)」

アウレオルス「解明、だいたいわかった。おそらく、欲求不満d」

一方通行「ンな理由で逃げますかァ?欲求不満はテメェの方だろォが!」

699 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします - 2010/04/01(木) 02:33:51.93 Jv5AiACh0 287/1891

佐天「今どっかで悪夢が展開された気がする」

左天「なんだいきなり」

佐天「いやはや……けど、どうしよ。こんな状況じゃ初春たちと普通に遊べないというか左天さんをどうしよう、って話だし」

左天「別に俺はほっといてくれりゃいいんだがなぁ」

佐天「えー。そんなこと言っても……こんな珍しい人、一人にしたらどうなるか」

佐天「不審者扱いされて警備員に捕まるかも」

755 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします - 2010/04/02(金) 00:06:29.36 Jv5AiACh0 288/1891

左天「そいつぁめんどくせぇな」

佐天「でしょー?……よし、今日はひきこもろう」

左天「俺としちゃこの街をもう少し見て回りたかったが……まあしかたねぇな」

佐天「それじゃ何かDVD借りてって家で見ましょうよ」」

左天「モニタを眺めるのは好きじゃねぇが……まあいいか」

757 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします - 2010/04/02(金) 00:10:17.18 mcRmtNqx0 289/1891

―――――レンタル店

佐天「さってっと……何かりよっかなー」

佐天「左天さんは何か見たいのあります?」

左天「いや……つーか映画だのなんだのってがよくわからんからな」

左天「ブラックスポットにはこんな娯楽はなかったからよ」

佐天「……なるほどっ。じゃあ、そうですね……よし、それじゃ左天さんなんでもいいから選んできてください」

左天「そりゃ構わねぇが……」

佐天「なんでもいいんですよ、なんでも」

左天「しょうがねぇな……」

759 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします - 2010/04/02(金) 00:13:40.19 mcRmtNqx0 290/1891

左天「つっても本当何が何やらさっぱり……アオリ見て決めるしかねぇか」

左天「『夢の希望の青だぬきが送る――――』興味ねぇな。
    『遥かなる蒼、ついに――――』興味ねぇな。
    『全く、夢もキボーも――――』興味ねぇな。
    なかなかいいの見つからねぇ―――ん?」





左天「『生きているのなら神様だって殺してみせる――――』ほぉ。なかなか洒落た殺し文句じゃねぇか。
    ……シリーズものか」

761 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします - 2010/04/02(金) 00:17:24.65 mcRmtNqx0 291/1891

佐天「あ、戻ってきた」

佐天「いっぱい持ってますね、シリーズ物ですか?」

左天「ああ、そうみてぇだな。これだ」

佐天「あ、これってちょっと前に話題になったアニメですね。左天さんって以外とこういうの好きなんだ」

左天「あー、中身わかんねぇからアオリ見て決めただけだ」

佐天「アオリ?……oh(このあふれ出る何か……何だろう、すごく、何だろう……)」

左天「なかなか洒落てるよな。『闇を視ろ。そして己が名を思い出せ―――』とかよ。いい言い回しだ」

佐天「そ、そうですね……」

765 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします - 2010/04/02(金) 00:25:15.40 mcRmtNqx0 292/1891

――――昼前。佐天宅。

佐天「さーて、それじゃ見ますかー」

佐天「そういや左天さんさっき『モニタを眺めるのは』って言ってましたけど、あっちでも何か見てたんですか?」

左天「俺は一応四天王とかやってたからな。監視もかねて基本モニタとにらめっこさ。
    まぁやることもなかったからな」

佐天「それは……毎日がいろんな意味で大変そうですね」

左天「ま、それが仕事ってもんだ。さ、んなことより見ようぜ」

佐天「そですねー、っと」


―――劇場版 空○境界

766 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします - 2010/04/02(金) 00:32:00.28 mcRmtNqx0 293/1891

―――第一幕 終了。

ホントーハーソラヲトベルートーシッテーイタカラー

佐天「(内容がちょっと難しかった……んー、まぁ、面白かったかな?)」

佐天「どうでした?左天さん」

左天「ああ、面白かったぜ。向こうじゃ娯楽にさく時間も金もなかったからな。新鮮だった」

左天「しかし、○、だったか?主人公……それから○子。なかなか台詞回しがかっこよかったな」

左天「アクションシーンのBGMもな。あぁ、アオリで決めたが、こいつはあたりみたいだな」

佐天「そ、そうですか。それはよかったです」

左天「ああ。さ、早く次をみようぜ」

767 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします - 2010/04/02(金) 00:38:23.57 mcRmtNqx0 294/1891

―――第二幕 終了。

アタータカーナカゼノナーカデー


佐天「(よくわかんなかったけど、主人公……えっと、コク○ー?が一途すぎてストーカーになってたことはわかった)」

佐天「うーん、これ原作あるらしいですけど、そっち読んでないとわかりにくいかもですね」

左天「そうか?俺は楽しめたがな」

佐天「それにしても主人公の男の人、やっぱり殺されると思ったら逃げるんですねー」

左天「まァそれが普通の反応だろうな。ある意味リアルに出来てるな」

769 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします - 2010/04/02(金) 00:41:40.60 mcRmtNqx0 295/1891

佐天「お、そろそろお昼ですね。私ちょっと買い物行ってきます」

左天「ん?もうそんな時間か。俺もついてくさ」

佐天「いやいや左天さんはここにいてください。半裸の人がうろつくもんじゃありません」

左天「だが待ってても暇なんだよ」

佐天「だったら……はい、これ読んでてください。漫画です」

左天「『夢○いメリー』……?」

佐天「あっちの本棚にまだありますから、それ読んで待っててくださいね。あ、力入れすぎて破かないでくださいよ?」

左天「そこまで不器用じゃねぇよ」

772 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします - 2010/04/02(金) 00:46:44.62 mcRmtNqx0 296/1891

佐天「さーて今日のお昼は何にしよっかなー、と」

佐天「うーん、左天さんもいるしなぁ……味より量?いやいや、安くておいしくてたくさん食べられる!それが一番!」

佐天「と、なると……パスタかなぁ。確か、この近くに業務用のが売ってるお店あったと思うけど」



佐天「あ、あったあった」

イラッシャーセー

佐天「さて……うわ、何これすごい安い」

佐天「うん、とりあえずこれを2袋と……ソースは売ってないかー。替わりにトマト缶と、ツナ缶と……あ、タカの爪も」


アリャーシター

佐天「よっし、これだけ飼えばいいよね」

佐天「……重たいな。よしっ……んっ」

佐天「看板から熱吸収っと。これで家までは持つよね」

773 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします - 2010/04/02(金) 00:51:10.03 mcRmtNqx0 297/1891

佐天「ただいまー、っと」

左天「おぉ、御苦労よ、っと」

佐天「あ、ありがとうございます」

左天「やっぱり俺もいったほうがよかったんじゃねえか。重かったろ」

佐天「いやー、そこは能力でちょちょいと」

左天「半端にしかつかえねえんだからあんまり無理すんなよ。身体治ったばっかなんだからよ」

佐天「……へへっ。やさしいですね。何かいいことあったんですか?」

左天「女子供にゃやさしいのさ」

776 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします - 2010/04/02(金) 01:00:28.08 mcRmtNqx0 298/1891

佐天「それじゃ作りますから……40分くらい待っててくださいね」

佐天「そういえば漫画、どうでした?」

左天「なかなかだったな。こういうのは向こうでも見たが、ここまで洗練されたもんじゃなかった」

779 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします - 2010/04/02(金) 01:04:45.91 mcRmtNqx0 299/1891

佐天「トメィトゥ缶とーミンチとー玉ねぎでーミートソース!」

佐天「牛乳とーバターとー小麦粉でーホワイトソース!」

佐天「ツナ缶とーー塩胡椒とー醤油でー……和風ソース?」

佐天「さってさてさて、平麺と普通の麺を分けてー……」



左天「(ご機嫌だな……こいつぁ蟲の仕業か)」

781 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします - 2010/04/02(金) 01:07:06.56 mcRmtNqx0 300/1891

そんなこんなで

佐天「できましたー。三酒類作りましたから好きなの好きなだけとって食べてくださいねー」

左天「おー。なんだ、あんな短時間でよく作れたな」

佐天「まー結構大雑把に作りましたからね。麺ゆでてる間にできますし。この部屋、なぜかキッチンだけはかなりいいですし」

佐天「やっぱコンロが4つあると違いますよねー」


784 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします - 2010/04/02(金) 01:12:18.48 mcRmtNqx0 301/1891

佐天「それじゃご飯食べながらでも視ますか」

カチャ ヴーン

空の○界 第3幕  痛覚残留

ハッ ハッ ハハッ

佐天「ぶふぉぉっ!?」

左天「おいどうした、きたねぇぞ」

786 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします - 2010/04/02(金) 01:15:36.48 mcRmtNqx0 302/1891

佐天「(えええええええええ何このアニメ!こんなの劇場でやったの!?)」

佐天「(これは気まずいっ……)」チラッ

左天「(ミートソースうめぇなぁ)」ズズー

佐天「(えええええ無反応?!というか食い入るように視てる!!)」※そんなことないです

パンッ パンッ

左天「」ズズー

佐天「……」

佐天「(うぅ、沈黙がつらい……)」

789 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします - 2010/04/02(金) 01:18:04.94 mcRmtNqx0 303/1891

佐天「(あ、やっと切り替わった……はぁ)」

佐天「(それにしても……やっぱり左天さん、見慣れてるのかなああいうの。周りきわどい格好の人ばっかって言ってたし)」

佐天「(大人の余裕なのかなぁ……)」



左天「(和風とかいうのうめぇ)」

790 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします - 2010/04/02(金) 01:23:46.05 mcRmtNqx0 304/1891

――――第三幕 終了。

シズケーサーカラーウマーレテー

佐天「お、終わりましたね。どうでした?(最初のあれが衝撃的すぎて内容よくわかんなかった……)」

左天「よかったと思うぜ。台詞回しが特にな」

左天「しかし、あの敵さんが超能力とかつかってたが……同じようなもんなのか」

佐天「うぇ?……あー、あー、無能力者の私にはよくわかんないんですけど……言ってたことは合ってたと思いますよ?」

佐天「劇中で言ってた『チャンネル』ってのが、たぶん私達の言う『自分だけの現実』ってやつなんだと思います」

佐天「まぁ、だからこそ、よくわかんないんですけど」

左天「なるほどなぁ」

793 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします - 2010/04/02(金) 01:27:01.01 mcRmtNqx0 305/1891

佐天「ただ、『視るだけ』で現実に干渉するだとか、そういうところはやっぱりアニメだなあ、と思いますけどねー。演算も無しとか」

左天「んなこと言ったらこの能力だってそうだろ」

佐天「あ、そういえば」

佐天「てことは世の中にはあんな能力もあるんですかね?だとしたら最強じゃん……」

左天「つっても、見られなきゃいいだけの話だろうがよ。そういう時は離れるより近くのほうが視界に入りにくいからな」

佐天「なるほど……って、そんな戦闘知識使いませんよっ」

796 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします - 2010/04/02(金) 01:33:05.64 mcRmtNqx0 306/1891

――――第四幕 終了。

ガーラーンノーコノームネーニー

佐天「今気づいたんですが、これって時系列ばらばらなんですねぇ」

左天「みたいだな。しかし、魔術ねぇ?」

佐天「んー、それは私も思いましたけど……ルーンかぁ。ステイルさんとかも使ってたなあ。馬鹿にできない」

佐天「けど人一人を燃やすのってそんなに大変なんだ……ステイルさんって何気に凄い人なのかな?」

798 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします - 2010/04/02(金) 01:35:58.27 mcRmtNqx0 307/1891

佐天「さて、そろそろ良い時間なので」

左天「?まだ三時すぎだが」

佐天「だからですよ……はいっ、三時のおやつ」

左天「……なぁ、これって」

佐天「べ、別に劇中で食べてたから食べたくなったとかそんなんじゃないですよ?」

左天「いや、別にそんな必死に否定するこたねぇと思うが」

佐天「私はそこまで子供じゃないですっ」ふんす

左天「……(墓穴ほってるって気付いてんのか?)」

801 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします - 2010/04/02(金) 01:40:15.97 mcRmtNqx0 308/1891

――――第五幕 終了

左天「これは……」

左天「敵さんがかっこよすぎるな……負けた気分だ」

佐天「(えー……そして私は毎度毎度の如くよくわかんなかった)」

802 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします - 2010/04/02(金) 01:42:58.93 mcRmtNqx0 309/1891

――――第六幕 終了

佐天「よくってよ、って……コンゴウさん思い出しちゃった」

左天「誰だそりゃ」

佐天「御坂さんと同級生の人で……まーいかにもお嬢様な感じの人ですよ」

佐天「けど言葉通りに現実を歪めるなんて……そんなの聞くとやっぱりアニメだなー、って思いますね」

左天「まぁなぁ。んなことできりゃ最強だからな」







アウレオルス「なんでしょう……身に覚えのない寒気がしましたの」

803 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします - 2010/04/02(金) 01:45:33.34 mcRmtNqx0 310/1891

佐天「んっ……結構時間たっちゃいましたね。晩御飯の用意しないと」

左天「食わせてもらってばっかじゃ悪ぃな。なんか手伝うぜ」

佐天「いいですよ、好きでやってることですから(というか左天さんが来たら流石にキッチンが狭いです)」

佐天「ささっ、座っててくださいな」

807 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします - 2010/04/02(金) 01:59:26.91 mcRmtNqx0 311/1891

そんなこんなでご飯が終わりました。

左天「ごちそうさん」

佐天「はいっ、お粗末さま」

佐天「それじゃちゃちゃっと片付けちゃいますね」

左天「なら俺はちょっくら散歩でも」

佐天「だから一人で外いっちゃだめですってば」

左天「しかしよく視な。今は8時だ。つまり」

佐天「……つまり?」

左天「よっぱらって上半身裸のおにいさんで通せる」

佐天「どんな理屈ですかそれ……」

佐天「……まあ、そんなに外でたいならいいですけど、すぐ帰ってきてくださいね?」

左天「ああ、わかってる。まだDVD一本残ってるからな」

808 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします - 2010/04/02(金) 02:02:29.11 mcRmtNqx0 312/1891

―――――――。

左天「よ、っと」

佐天「おかえりなさい……ってなんですかその袋」

左天「ああ、ちょっと寄ったレンタルショップで目についてつい」

佐天「ええ?お金は?あとIDもないと借りれないんじゃ……」

左天「店員が親切でな……今回はいいんだとよ」

佐天「……ええー?」




店長「何?包帯だらけの筋肉マンに脅されたから貸しちまった?」
店員「すみませんすみません!」

845 : ◆oDLutFYnAI - 2010/04/02(金) 15:14:11.86 mcRmtNqx0 313/1891

佐天「なんかひっかかる言い方ですけど……何借りてきたんですか?」

左天「その映画と同じ原作者のな」

佐天「『夜に潜む運命~無限の剣は働きます~』?」

左天「なんでいちいち和訳すんだよ」

850 : ◆oDLutFYnAI - 2010/04/02(金) 15:26:05.30 mcRmtNqx0 314/1891

佐天「まぁ、明日一緒に返してきたらいっかぁ……それじゃ最後のみちゃいましょうか」



――――第七幕 殺人考察(後) 終了


佐天「……」

左天「……」

佐天「結局、この映画はなんだったんだろう……」

左天「まぁ内容があるかどうかと言やぁ……異常者の人生を描いた、って認識でいいんじゃねぇのか」

佐天「娯楽ですしね……うん、で、どうでした?」

左天「まぁ悪くなかったさ。台詞回しがぐっときたな」

851 : ◆oDLutFYnAI - 2010/04/02(金) 15:31:25.56 mcRmtNqx0 315/1891

左天「さて、じゃあ次はこいつを―――」

佐天「まあ待ってくださいよ、もう10時ですし、先にお風呂はいりましょう」

左天「そうか?」

佐天「そっちのほうがいいですよ。見終わったらすぐ眠れますし。ということで先にはいってきてください」

左天「あ?お前が先行ってきたほうがいいだろ」

佐天「いやー、左天さんが入ってる間に左天さんの寝巻買ってきますんで」

左天「んな気つかうな、これでいいんだよ」

佐天「駄目ですっ!ちゃんと洗濯しないと。ささ、早くいってきてください」


852 : ◆oDLutFYnAI - 2010/04/02(金) 15:35:50.70 mcRmtNqx0 316/1891

――――――。

左天「あがったぞー……って、まだ帰ってきてねぇのか」

左天「まァ夏だからな。湯ざめもするめぇ」

――――――。


佐天「どもーおそくなりましたわあああああああああっ!?」バタンッ

佐天「なんで全裸待機中なんですかっ!?」

左天「着るもんねえからだよ。つかタオルは巻いてるだろうが」

853 : ◆oDLutFYnAI - 2010/04/02(金) 15:39:20.99 mcRmtNqx0 317/1891

左天「別に変わんねえと思うがなぁタオルもズボンも」

佐天「気持ちの意味で変わるんですよ!もー……はい、これ」

左天「ああ、悪ぃな……なんだこりゃ」

佐天「何って、さむえですけど。外人用のお土産みたいな感じでおいてあったんで、サイズ的にもいいかなって」

左天「まぁ着心地はいいが……なんで学園都市にんなもんがるんだ」

佐天「さあ……」

854 : ◆oDLutFYnAI - 2010/04/02(金) 15:41:54.33 mcRmtNqx0 318/1891

佐天「あと、10時のおやつです」ガサガサ

左天「太るぞぉっぷぁっ」

佐天「女の子にむかって太るとか言っちゃ駄目ですよ?」

左天「いてぇ……いきなり叩くなよ」

佐天「叩いたんじゃなくて叩いたんです」

左天「わからねぇ」

857 : ◆oDLutFYnAI - 2010/04/02(金) 15:47:53.10 mcRmtNqx0 319/1891

佐天「それじゃ私お風呂はいってきますから、しばらくまっててください」

左天「ごゆっくりな」

―――――。

佐天「ねぇ左天さん、湯船入らなかったんですか?」

左天「俺が入ったら湯の半分があふれるだろうが」

佐天「変なとこで気をつかってくれる……まあいいけど」

左天「それよりはやく髪乾かしな。風邪ひくぞ」

佐天「はーい」

858 : ◆oDLutFYnAI - 2010/04/02(金) 15:50:05.54 mcRmtNqx0 320/1891

佐天「――――っと。はいっ、おまたせしましたー」

佐天「それじゃみましょうか」

左天「……ああ」

佐天「?どうかしましたか?」

左天「いや、別に」

左天「(風呂あがりの女の良い匂いにときめいたとか言えるかよ……あっちのやつらは全体的に血なまぐさかったからな)」

855 : ◆oDLutFYnAI - 2010/04/02(金) 15:44:56.40 mcRmtNqx0 321/1891

――――Fa○t/○ta○ n○○ht ○nl○l○mi○ed ○lad○ ○o○ks  開始

佐天「……」もそもそ

左天「……」うまうま

佐天「……なんというか、超展開ですね」

左天「理解できるが理解し辛いな」

861 : ◆oDLutFYnAI - 2010/04/02(金) 16:09:05.94 mcRmtNqx0 322/1891

---カワセ
?
タワケガ!カワセトイッタノダ!!


左天「たわけ、か……かっこいいじゃねえか」

佐天「……で、でも使いどころないですよね。『たわけ!かわせと言っている!」とか」

左天「まぁキャラじゃねぇしな」

863 : ◆oDLutFYnAI - 2010/04/02(金) 16:18:55.25 mcRmtNqx0 323/1891

――ウ、ア・・・
フフガンアバルワネ・・・ケドアスニハ


佐天「(な、なんでこういうちょっとえっちな場面はいるんだろ……)」

左天「(なんで服装着替えさせてんだ……あの蒼い服をビリビリにしたほうがいいだろうに)」


―――――――――

i am the bone of my sword...
テメェ・・・ナニモンダ


佐天「実際何物なんですかね、あのあかいの」

左天「案外ああいうやつはすぐ死ぬもんさ」

865 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします - 2010/04/02(金) 16:26:49.76 mcRmtNqx0 324/1891

シロウ、アナタノイキカタハヒドクイビツヨ・・・
ソンナコトナイサ

佐天「(何が歪なんだろ……)」

左天「(……)」

―――――――。

アハハハハ!オマエ、ボクノギルガメッシュミテブルッテンノ?

佐天「なにこのワカメうざい」

左天「ここまで小物だと逆に気持ちいいだろ」

866 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします - 2010/04/02(金) 16:29:45.89 mcRmtNqx0 325/1891

佐天「あ、ヒロインさらわれた」

左天「しかしさっぱりしてていい性格だよな、あのヒロイン」

佐天「まあくぁいいですよね」


867 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします - 2010/04/02(金) 16:32:58.28 mcRmtNqx0 326/1891

―――――――。

「アーチャー。お前、後悔してるのか」
「当然だ。衛宮士郎は、英霊になどなるべきではなかった」
「――――そうか。だったら、やっぱり俺達は別物だ」
「――――――何」
「俺は後悔なんてしないぞ。自分のしてきたことに、後悔だけは絶対にしない」
「―――それはつまりこの俺と戦うということか。わかっているだろうな。俺と戦うということは、剣製を競い合うということだと―――!」


佐天「おお、なんというびっくり展開」

左天「言われてみりゃそれらしい伏線はあった気もするがな」

佐天「けど、思ったものを実体化するなんて、そんなの本当にできるのかなぁ。今度インデックスちゃんに聞いてみよう」

873 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします - 2010/04/02(金) 16:38:36.90 mcRmtNqx0 327/1891

「そうだ、誰かを助けたいという願いが綺麗だったから憧れた!」
「故に、自身からこぼれおちた気持ちなどない。これを偽善と言わずなんという!」
「この身は誰かの為にならなければならないと、強迫観念につき動かされてきた」
「それが苦痛だと思う事も、破綻していると気付く間もなく、ただ走り続けた!」
「だが所詮は偽物だ。そんな偽善では何も救えない」
「否、もとより、何を救うべきかも定まらない―――!」




佐天「」ビクッ

左天「――――。」


875 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします - 2010/04/02(金) 16:41:51.53 mcRmtNqx0 328/1891

―――――――Unlimited Blade Works  終了

左天「……まぁ、なかなか展開早かったが、よかったな。特に台詞回しが」

佐天「――――そうですね」

佐天「(なんだろう――――これ。何か、心がざわつくというか―――)」

佐天「(―――ささくれだってる、っていうのかな。よくわかんないけど、あんまり気分よくない)」


878 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします - 2010/04/02(金) 16:44:18.49 mcRmtNqx0 329/1891

左天「―――言っとくが。作りもんは作りもんだ。あんま気にする必要はねぇからな」

佐天「……別に、気にしてなんてないですよっ」

左天「ならいいがな」

左天「さて、そろそろ良い時間だ。寝るとするか」

佐天「えぇーせっかくですしもう少しお話しましょうよ」

左天「いや、正直言うとかなり眠てぇんだよ。前ならこんなこたぁなかったんだがな」

879 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします - 2010/04/02(金) 16:54:43.35 mcRmtNqx0 330/1891

左天「ま、そもそもここに居ること自体が異常だ。どこがが壊れていても不思議じゃねえ」

左天「つーわけで先に眠らせてもらうぜ」

佐天「寝るって……でも、どこで?」

左天「床にでも寝るさ。むこうでは立ったまま寝てたこともあったからな、屋根壁ありゃそれだけで天国だよ」

佐天「えぇー……でも、身体休まりませんよ?」







佐天「……あの、よかったら一緒に寝ますか?」

882 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします - 2010/04/02(金) 17:02:47.62 mcRmtNqx0 331/1891

左天「マセたこと言ってんじゃねえ、俺は寝る」

佐天「(ニヤッ)マセたこと?私は『一緒に寝る』って言っただけで他意はありませんよ?そ・れ・と・も。
   まさか左天さんは中学生に欲情しちゃうような変態さんだったんですかー?」ニヤニヤ

左天「……ハッ、なんだなんだ、朝の仕返しかァ?」

佐天「へっへー、やられてばっかの佐天涙子じゃありませんよっ!」

左天「ま、俺も布団で寝られるならありがてえかなら。お言葉に甘えさせてもらうぜ」







佐天「……あれ?」

887 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします - 2010/04/02(金) 17:16:19.08 mcRmtNqx0 332/1891

そんなこんな。

左天「―――――すぅ」

佐天「(どうしたこうなったどうしてこうなったどうしてこうなった)」ドキドキドキドキ

佐天「(いやまあ原因はわかってるけどさ!わかってるけど!うおあーわけわかんない眠れないー!)」

佐天「(というか左天さんは爆睡ですか。いびきもかかずに。何さ、中学生には興味ないですか?あっても困るけど!)」

佐天「……なにさ」

889 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします - 2010/04/02(金) 17:24:28.28 mcRmtNqx0 333/1891

佐天「(けど……やっぱり左天さんおっきいなぁ。冬用の掛け布団ひっぱりだしてきてつなげないと入らなかった)」

佐天「(あ、ちなみにベットはこの前能力の練習してたら足おっちゃったので修理中です)」

佐天「……左天さーん」

左天「――――――」

佐天「さてんさぁーん……」つんつん

左天「―――――ぐぅ」

佐天「返事が無い完全に眠っているようだ」

891 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします - 2010/04/02(金) 17:32:07.49 mcRmtNqx0 334/1891

佐天「けど、改めてみると……あっちで戦いばっかだったってのは、本当なんだろうな」

佐天「すごい筋肉、あと傷」

佐天「おおー、硬い硬い、すっごい硬い」つんつん

佐天「……のっかっても大丈夫かな」

もぞもぞ

佐天「おお……びくともしない」


894 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします - 2010/04/02(金) 17:35:38.12 mcRmtNqx0 335/1891

佐天「……あったかいな」

佐天「(まだ学園都市にきてからそんなにたってないけど……少し前までは、弟と一緒に寝てたからかな)」

佐天「(ひとりで寝るのが、ときどき寂しくなったりした時もあったっけ……)」

佐天「―――――――あ。そっか」

佐天「おっきくって、頼りがいあって、なんだかんだで私を助けてくれて…………きっと、お兄ちゃんがいたらこんな感じだったんだ」

佐天「……えへへ」ぎゅっ

895 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします - 2010/04/02(金) 17:40:08.96 mcRmtNqx0 336/1891

佐天「んっ……」ぎゅうっ

佐天「弟が出来て、物ごころがついてから、ずっと『お姉ちゃん』でいなくちゃならなくて」

佐天「女の子だから家事覚えて、しっかりモノになろうと努力して、ずっと走り続けてきて」

佐天「……なかなか甘えたりなんか、できなくて」じわっ…

佐天「ぐすっ……あれ……なんで涙出てきて……ふええええ」







左天「(……ありのまま今起こったことを話してぇ)」

897 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします - 2010/04/02(金) 17:47:36.69 mcRmtNqx0 337/1891

左天「(今は異郷のアークライトの旦那へ。身体に重さを感じて目を覚ましたら女の子が泣いてました。どうすりゃいいんですか)」

佐天「ぐすっ……」ぐしぐし

佐天「……久しぶりに甘えたらなんだか糸が切れちゃった。恥ずかしいなぁ……」かぁぁ

佐天「……左天さん、私、あなたの事好きだと思ってたんです」

左天「(oh...)」

佐天「けど、たぶん、この気持ちはそんなんじゃなかったんですよね」

佐天「私に力をくれて―――私を変えてくれて」

佐天「私を救ってくれたから。だから、私はあなたのことが好きになったんだと、思ってたんです」

898 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします - 2010/04/02(金) 17:52:04.49 mcRmtNqx0 338/1891

佐天「でもそうじゃなくて、うん……なんだろ、なにかな、よくわかんないけど」

佐天「でもこれは恋愛感情なんかじゃないって、今気づきました」

佐天「……これでいいんですよね。左天さん」


左天「(……)」
すっ なでなで

佐天「ふぅっ!?ささささささささてんさんおきててて!?」

左天「……それでいいんだよ。俺は死んだ人間だ。死人にんなキレイな感情抱くな」

左天「俺でよけりゃいつだって相談にのってやるさ……だから、今日はこのまま寝ろ」

佐天「―――――はいっ」じわっ……


899 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします - 2010/04/02(金) 17:56:39.72 mcRmtNqx0 339/1891

佐天「んっ……」スリスリ

左天「どうした?」なでなで

佐天「それ……頭なでられるの、すごく気持ちいいです」スリスリ

左天「そうか……こんな手だからよ、本当はお前に触れていいはずねぇんだがな」

佐天「……そんなこと、ないですよ」ぎゅっ

左天「――――ああ、本当、こんな幸福、手にする資格なんざないんだ」ぼそっ

佐天「?なにか言いました?」

左天「なんでもねぇさ」

904 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします - 2010/04/02(金) 18:32:34.98 mcRmtNqx0 340/1891

―――――8月29日 朝

佐天「ん……朝か」

佐天「あ……そっか。昨晩このままで――――」

佐天「……~~~~~~//////」じたばたじたばた

左天「あぁ……ああ、朝k」

佐天「待ってストップ!」ローキック!

左天「ごふぅっ」

906 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします - 2010/04/02(金) 18:41:05.34 mcRmtNqx0 341/1891

左天「いてぇ……過激すぎる。肋骨の間に入るとこだったぞ」

佐天「ごめんなさいごめんなさい!つい……」

左天「まぁいいが……」なでなで

佐天「Don't touch me!」ペシッ

左天「えっ」

佐天「あっ」

907 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします - 2010/04/02(金) 18:43:41.28 mcRmtNqx0 342/1891

左天「さすがに傷ついた……」

佐天「ごめんなさいごめんなさい!だっていきなり頭なでるから……」

左天「なんだよ……昨晩は気持ちいいって言ってくれたのになぁ」

佐天「うっ……昨晩は昨晩、今朝は今朝です!!/////」

左天「お兄ちゃんとか言って可愛かったんだがなぁ……」

佐天「Don't speak!」ゲシッ

左天「二度もくらわねぇよ」ペシッ

佐天「え?あ、足つかま―――きゃっ」ぱたんっ

908 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします - 2010/04/02(金) 18:45:55.00 mcRmtNqx0 343/1891

佐天「いてて……もー、足掴まないでくださいよ」

左天「え、なに、俺が悪いの?」

佐天「……お兄ちゃんは妹の全部を受け止めなきゃいけないんですっ」

左天「……oh」

左天「(俺は断じてロリコンじゃねぇがこういうのもアリかもしれない)」

佐天「さって!それじゃ朝食の準備しますね」

910 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします - 2010/04/02(金) 18:50:44.89 mcRmtNqx0 344/1891

――――そんなこんなで飯を食べおわったのだ。

佐天「それじゃDVD返しにいきますか。左天さんはその格好だったら特におかしくないですね」

左天「さっきテレビでやってた海の男みてぇだな」

佐天「あはは、そんな感じですね。焼きそばとか焼いてそうです」


――――――――。


佐天「店員さんほっとしてましたね。やっぱり普通じゃない借り方したんだ」

左天「俺ァ普通に「そこんとかなんとかなんねぇか?」って聞いただけなんだがなぁ」

912 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします - 2010/04/02(金) 18:59:25.21 mcRmtNqx0 345/1891

佐天「さーてーとー……今からどうしましょう」

左天「さてな。任せる」

佐天「なんと……じゃあゲーセン行きましょうか」

左天「ゲームか。それなら俺も得意だぜ?」

佐天「うぇ?むこうにゲームなんてあったんだ」

左天「少数だがな。幹部だったからな、一応持ってたんだよ」

左天「何度も言うが娯楽が少なかったからな……暇な時はひたすらやってたな」

佐天「えぇーじゃあ私がフルボッコにする作戦が台無しになっちゃうじゃないですか」

左天「しるかい」

913 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします - 2010/04/02(金) 19:02:24.12 mcRmtNqx0 346/1891

―――You Win!

左天「ざまぁねぇな」

佐天「うおおおおおおまさか3戦目にして負けるとは……!」

佐天「なら!精密動作を必要とするクレーンキャッチャーで!」


――――――ウィーン ガチャ

左天「はっはっは」

佐天「うおおおおおお見かけによらず繊細なボタンさばき!?てかこんなおっきな人がクレーンキャッチャーてなんかシュール!」

左天「忘れたのか?第四波動はあれでかなり繊細な能力なんだぜ?」

佐天「……関係ないですよ、それ」

914 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします - 2010/04/02(金) 19:05:24.41 mcRmtNqx0 347/1891

一方通行「あれ?佐天さんじゃない」

佐天「」ビクゥッ

アウレオルス「あら本当ですの。奇遇ですわね……そちらの方は?」

佐天「え、えっと……(うわぁ誰この人……たぶん喋り方で白井さんだと思うけど。てことは一方通行が御坂さん?ええー)」

佐天「この人は……(それはそれとてまずい……左天さんが誰かなんて、正直に言えないし……)」

佐天「…・…お兄ちゃんです!」

一方 アウレオルス「……お兄ちゃん?」

916 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします - 2010/04/02(金) 19:08:45.21 mcRmtNqx0 348/1891

佐天「は、はい!なんだか心配になって会いにきてくれたんですよーもー心配性な人ですよねー!」

一方通行「へェ……良い人じゃない」

アウレオルス「というか左天さんにお兄様がいらっしゃるなど知りませんでしたの」

左天「……なァ、涙k」

佐天(話合わせてください!外見替わってますがあれ私の友達で、かたっぽは風紀委員です。色々ばれると面倒なので!)

左天(……了解)「普段涙子が世話になってんな」


917 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします - 2010/04/02(金) 19:12:15.71 mcRmtNqx0 349/1891

一方通行「いやいや、こちらこそ御世話になってますよォ」

アウレオルス「けれど友達のスカートをまくる行為は注意してやってくださいまし」

左天「……お前そんなことしてんのか」

佐天「べ、別にいいもん!初春のだから!」

アウレオルス「初春が不憫ですの」

一方通行「それにしても佐天さんのお兄さんって凄い身体ねー」つんつん

アウレオルス「まあお姉さま!殿方の御身体にそんなに気安く触れないでくださいまし!」

左天「(なにこれきもちわるい)」

918 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします - 2010/04/02(金) 19:17:00.74 mcRmtNqx0 350/1891

左天「まあ、ともかくこれからも涙子のこと頼むわ……こいつ、これでも寂しがり屋だからよ」

佐天「あ、ちょっとさt……お兄ちゃんっ!」

左天「なんだ、別にいいじゃねえか。昨晩だって抱きついてきてベソかいt」佐天「そりゃあああ!」ハイキック


アウレオルス「随分と仲がよろしいようで」

一方通行「兄妹で……禁忌の愛……なるほど、そういうのも……」ブツブツ

アウレオルス「……黒子は何も聞いていませんの」

919 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします - 2010/04/02(金) 19:19:15.54 mcRmtNqx0 351/1891

今思い出したが一方通行とアウレオルスって常盤台の制服着てるんだよな……うげぇ


一方通行「あ、せっかくだし、初春さんも呼んで一緒にあそばない?」

佐天「え?あ、はぁ(ここで断ったら不自然……しかたないかぁ)」

佐天「そうですね、そうしましょう」

アウレオルス「では連絡しますわね」

plllllllllpllllllllllll


921 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします - 2010/04/02(金) 19:24:12.54 mcRmtNqx0 352/1891

―――――昼頃

土御門「すみませーんおまたせしましたー」

佐天「ぶほぅっ!?」

アウレオルス「ど、どうしましたの佐天さん?」

一方通行「だ、大丈夫?むせたの?」

佐天「げほっげほっ……あい、大丈夫です」

佐天「(まさかこんななかなかマッチョなチャラ男サングラスがふりふりの服着て現れるとは……!)」

土御門「もー何してるんですか佐天さん」スッ

佐天「ひぃっ」

922 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします - 2010/04/02(金) 19:27:22.75 mcRmtNqx0 353/1891

土御門「あれ?そっちの方は?」

アウレオルス「佐天さんのお兄様ですの」

土御門「へぇー佐天さんお兄さんなんていたんですね、知らなかったです」

一方通行「凄く仲いいのよ。昨晩も一緒に寝たって」

土御門「えぇ!?佐天さんって近親相姦とかしちゃう人だったんですか!?」

佐天「ぶふぉっ!?」

左天「涙子落ち着け」

アウレオルス「いきなり何言ってるんですの初春。そういう意味ではありませんわ」

土御門「まあ知ってますけど」

924 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします - 2010/04/02(金) 19:29:41.70 mcRmtNqx0 354/1891

一方通行「さて、初春さんも来たしどこ行こっか?」

土御門「はいはい!ちょっと服身に行きたいです!」

アウレオルス「まあ……そうですわね。今日は殿方もいますし、違う視点から意見を聞けるかもしれませんわ」

一方通行「それもそうね……じゃあ行きましょうか」



佐天「……あれ?これってもしかしたら地獄の始まりじゃ」

925 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします - 2010/04/02(金) 19:33:45.39 mcRmtNqx0 355/1891

佐天「それはまるで地獄が次々やってくるようでした」
佐天「やたら子供っぽい服を着た白髪細身赤目の悪魔。にこにこ笑っているのでしょうが、まるで獲物を見つけた殺人鬼です」
佐天「大人っぽい下着を試着したりきわどい服を着たりする高身長のオールバック緑髪。本来の白井さんのサイズから離れているので、
   余計にきわどい部分が見えそうでした」
佐天「そしてふりふりがたくさんついた服を好む金髪サングラスマッチョ。吐き気なんてもんじゃなかったです」
佐天「ちなみに左天さんは上手く褒めてましたが、包帯の下の顔はひきつっていたように見えました」


左天「どうした壁に向かってぶつぶつと」

佐天「なんでもないです……凄く疲れた」

932 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします - 2010/04/02(金) 20:03:00.87 mcRmtNqx0 356/1891

―――――夕暮れ前

アウレオルス「いろいろ着ましたけれど、イマイチピンとくるものが無かったですわね」

土御門「そうですねー。もう少し季節が秋に近づいたらまたいろいろいいの出るかもしれないです」

一方通行「わ、わたしはあの服とか可愛かったと思うんだけどな……」

アウレオルス「お姉さまはもう少し成長してくださいな。センス的な意味で」

佐天「ま、まぁまぁ、いいじゃないですか」

佐天「(正直今の御坂さん、表情の怖さをのぞいたら肌きれいだし細身だし綺麗な白髪だし、素材は悪くないから見ててちょっとときめいちゃった)」

左天「何、嬢ちゃん達はまだまだこれからだからな。今のうちにああいうの着といたほうがいいぜ?」

一方通行「ですよねっ!ほらみなさい黒子、お兄さんもこう言ってくれてるわ!」

アウレオルス「それは社交辞令というものですの……」

933 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします - 2010/04/02(金) 20:05:55.04 mcRmtNqx0 357/1891

一方通行「それじゃあまたね佐天さん!」フリフリ

アウレオルス「今日は新鮮な意見も聞けてよかったですわ、お兄様」

土御門「近親相姦はほどほどにしてくださいねー」

佐天「あははは、初春今度会ったら覚えておきなさいよ?」ばいばーい


――――夕暮れ時


左天「いい娘達じゃねえか。外見はアレだが」

佐天「まあ、外見は今はね……って、え、暗っ!?」

935 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします - 2010/04/02(金) 20:08:33.32 mcRmtNqx0 358/1891

佐天「何これ―――――ッ!この、感じ―――!」

左天「あぁ?いきなり夜になりやがったぞ……どうなってやがる」

佐天「これ、たぶん、魔術です……しかもかなり大規模な」

左天「?何でんなことわかる」

佐天「おかしな熱が肌nビリビリきます…・…しかもずっと遠くから。こんなに離れてるのに、ここまで感じられるなんて……」

佐天「……まさか、上条さんが何か……?」

936 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします - 2010/04/02(金) 20:12:02.74 mcRmtNqx0 359/1891

左天「(……コイツ、やっぱり)」

左天「まぁ、俺達が気にしてもしょうがねえこった」

佐天「そ、そりゃあそうですけど……」

左天「それより涙子。お前の能力のことだが」

佐天「!」

左天「前に言ったように、おそらく熱関係の何かだろうよ。だかそれが何かはわからん」

左天「が、今熱感知をしてるみてぇに、俺の第四波動とはまた違う性質のあるモンだ」

左天「正直俺にゃ熱を感じて魔術が発動しただのんなことはわからん」

左天「だから、おそらくその辺りが能力のカギになってくんじゃねえか」

938 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします - 2010/04/02(金) 20:16:11.51 mcRmtNqx0 360/1891

佐天「え、あ……でも、なんでいきなり」

左天「――――俺は感知能力なんざないがな。感覚は鋭いんだよ」

左天「―――楽しかったぜ、この二日間」

左天「まるで夢みてぇだった。こんな幻想が手に入るなんざ、思い描いたこともなかった」

佐天「――――一体、何を」

左天「俺は別にロリコンじゃねえしガキにゃ興味ねえが……それでも、お前みたいな妹がいたら、よかったと思った」

左天「お前みてえな妹と、いや、家族と――――幸せな、平穏な、そんな日常を送っていきたいと思った」

左天「だがな―――やっぱ、俺は死人で、人殺しだ。そんな明るい世界にゃいられねぇ」

佐天「――――何を、言って……あ」

940 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします - 2010/04/02(金) 20:18:36.58 mcRmtNqx0 361/1891

佐天「空が―――夕焼け空が戻ってきた」

左天「――――は。本当に」

左天「本当に―――――良い勘してるぜ、俺は」

佐天「え―――あ、え、左天さんっ身体が……!」

左天「あぁ……どうやら、この魔術が解けたみてぇだな。少しずつ感覚が無くなってきた」

佐天「ぅ、あ――――そんな」

943 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします - 2010/04/02(金) 20:22:19.80 mcRmtNqx0 362/1891

左天「……なんて顔してやがる」

左天「笑ってろ、涙子。別にいなくなるわけじゃねえ」

左天「たぶん、半分になった能力がお前に戻るように―――俺も、お前の意識に戻るだけだ」

佐天「う―――でも、」

左天「……ったく」ぽん

佐天「あ」



左天「ほら……もう泣くな」なでなで

佐天「う……うぅぅぅ……!」

佐天「…・…わかり、ましたっ!」ぐしっ

佐天「だから、また、すぐ出てきてくださいね!前みたいに眠りっぱなしとか止めてくださいね!―――お兄ちゃん」

左天「ああ――――」



左天「さよならだ」

944 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします - 2010/04/02(金) 20:26:52.50 mcRmtNqx0 363/1891

――――その後。 
      左天さんはその場から霧のように消えた。
      やけに夕焼けがにじんで見えたのはきっと気のせいで。
      最後の言葉が胸に残っているのも、思いすごしだと思っている。

御坂さん達も外見が戻り、『異常のない異常』は二日間で幕を閉じた。
上条さんも学園都市に戻ってきた。勿論、病院送りだったけれど。
お見舞いに行ったらあの金髪サングラスのヒトが居た。どうやら上条さんの友達で、魔術師だったようだ。
世間は狭いとも思いつつ、あの時の格好を思い出して噴き出す。
詳しく話すとサングラスの人―――土御門さんはうなだれて、上条さんは笑っていた。


そうして、私は夏休み最後の日を迎える。



第五幕 終了

957 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします - 2010/04/02(金) 21:56:51.45 mcRmtNqx0 364/1891

幕間  病院での土御門と上条と佐天より


上条「ひーっ……あーやべぇ、想像したら死にそうだったぜ。画像に残らないのが残念んだよなー」

土御門「残らなくて安心したぜよ……」

上条「そういや、他はどんな感じだったんだ?」

佐天「他ですか?えーと……」

958 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします - 2010/04/02(金) 21:59:35.73 mcRmtNqx0 365/1891

佐天「まず、一方通行さんがやたら子供っぽいかわいい服着てました」

上条「ぶふぉっ!!げほっ、ごほっ、うそだろ!?」

土御門「一方通行?……ああ、第一位だったか」

佐天「中身は御坂さんでしたよ」

上条「よりにもよって御坂か……なあ、どんな表情してた?」

佐天「ニマァァァっていうのか、トェェェェェイっていうのか……怖かったです」

上条「うわぁ……極悪面はかわってねえのか」

959 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします - 2010/04/02(金) 22:02:13.20 mcRmtNqx0 366/1891

佐天「あとは……私の友達に風紀委員で白井さんって人がいるんですけど」

上条「白井……?あー、一度会ったことあるな。瞬間移動するちびっこだろ?」

佐天「そうですそうです。その人は、なんか緑いろの髪をオールバックにした背の高い人になってました」

上条「緑色オールバック……?」

土御門「高身長……?」

上条 土御門「……アウレオルス?」

960 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします - 2010/04/02(金) 22:04:35.73 mcRmtNqx0 367/1891

佐天「知ってる人ですか?」

上条「いや……まあ」

土御門「俺は直接の知り合いじゃないけどにゃー」

上条「しかしアウレオルスとは……」



963 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします - 2010/04/02(金) 22:17:55.06 mcRmtNqx0 368/1891

佐天「そういえば土御門さんも魔術師なんですね」

土御門 上条「ぶふぉうぅっ!?!?」

上条「なななななななんで佐天さんがそんなことをしっているのでせうか!?」

土御門「にゃにゃにゃにゃ・・・」

佐天「いや、まあ、さっき聞こえてて……盗み聞きって形になって申し訳ないんですけど」

964 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします - 2010/04/02(金) 22:20:53.86 mcRmtNqx0 369/1891

土御門「……あちゃー、やっちまったぜい」

上条「その割に飄々としてんなお前」

土御門「んー、まぁこっちは一応しってたからにゃー、佐天ちゃんのこと」

佐天「えっ、スとーかー?」

土御門「俺は舞華ひとすじ……じゃなくて、まーそれはいろいろと、な」

上条「(真面目口調になった……)」

佐天「……舞華って誰ですか?」ボソッ

上条「こいつの妹だよ。メイド学校に通ってる」

966 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします - 2010/04/02(金) 22:25:38.09 mcRmtNqx0 370/1891

佐天「妹にぞっこん……だと……!」

土御門「あまり聞かないでくれよ……」

佐天「いや、まあ、いいんですけど」

上条「それはそうと、土御門。じゃあ何だ、お前、佐天さんの能力知ってるのか?」

土御門「いやーそこまでは知らないんだぜい。どんな能力か興味あるにゃー」

967 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします - 2010/04/02(金) 22:27:52.41 mcRmtNqx0 371/1891

佐天「結構事情しってるみたいだし、教えちゃおうかなー」

上条「おいおいいいのか?コイツ口軽いぞ」

土御門「あーその点は心配ご無用ですたい。俺は一般人を危ない目にあわせないように日々駆け回ってるからにゃー」

上条「うさんくせぇ……」

968 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします - 2010/04/02(金) 22:30:41.39 mcRmtNqx0 372/1891

佐天「ん、それじゃ……」



土御門「なるほどなるほど。熱吸収熱放出熱感知……」

佐天「他にも私自身の能力もあるみたいなんだけど、それはまだよくわかんないんだよねー」

上条「けど無茶苦茶便利だよなぁ。特に吸収した熱で身体強化とかよ」

佐天「いやいや、けど無理するとこの前みたいに身体動かなくなるし。だから今身体鍛えてるんだけどねっ」

土御門「ま、何事にもリスクありってことかにゃー」


969 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします - 2010/04/02(金) 22:36:36.10 mcRmtNqx0 373/1891

佐天「ちなみに吸収し続けると凍結させたりできます。空気の熱を奪ったら、風も起こせるとかなんとか」

佐天「まあ今の私じゃまだまだ難しいんですけどね?」


青ピ「かっみやーん!風の噂で入院したて聞いたで見舞いにきたったでー?……死ねぇ!!!」

上条「いてえ!何すんだこの野郎!!」

青ピ「何するんはこっちの台詞やで!あのシスターさんやあの巫女さんやあの常盤台の子や……どんどん女の子の友達作って!この裏切り者!」

青ピ「やぁお嬢さんご機嫌麗しゅう、ボカァかみやんと土御門の親友やっとりますモノさかい以後お見知りおきを」

佐天「は、はぁ……」

青ピ「しかしホンマ羨ましいわぁこんな可愛い子捕まえてかみやんは……その制服は柵川中学やな?」

佐天「あ、はい、一年製ですけど……よくわかりましたね」

青ピ「そらぁボカァこの学園都市内の全ての学校の制服を把握しとるさかいなー」

佐天「あ、今わかったけどあなた変態ですね」

971 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします - 2010/04/02(金) 22:44:23.21 mcRmtNqx0 374/1891

青ピ「おぉう、JCから変態言われるのもこれまた……」


佐天「上条さんどうしよう、あの人本物の変態だ」ぼそぼそ

上条「言うな、俺だってまさか以前の上条さんがあんなのと知り合いってことに、驚きを隠せないんだよ」ぼそぼそ

青ピ「なんやなんやそんなに顔近付けて!くぅーっ羨ましいでーかみやん!」

土御門「まー俺は妹一筋だから問題ないけど、あんまり多くの女の子と知り合いってのは正直羨ましいにゃー」

973 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします - 2010/04/02(金) 22:48:40.91 mcRmtNqx0 375/1891

上条「あ、そうだ青髪ピアス。見舞いにきたんだったらなんか買ってきてくれたんだろ?」

青ピ「お、なかなかええ所に気づくやないかー。ほれ、これ」

上条「ぶふっ!これエロ本じゃねーか!」

佐天「oh////」

青ピ「骨折でもしてりゃと思って買って来たんだが無駄んなったなぁー。そして照れる佐天ちゃん萌え!」

上条「うるせえ死ね!師ねじゃなくて死ね!」

土御門「それにこの趣味はないぜよー。大学生onlyとか」

上条「お前もそこでひらけて見てるんじゃねえよちくしょう!」

佐天「へぇ、上条さんってこういう趣味だったんだ」

上条「違うから!確かに年上が好みだけどこれは違うんだ!やめてそんな目でみないで!」

975 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします - 2010/04/02(金) 23:01:40.93 mcRmtNqx0 376/1891

佐天「この前は妹さんのパンチラっていうかパンモロ?を見て鼻の下伸ばしてたのになー」

土御門「なん……」

青ピ「やて……」

上条「あ、そ、それはですね、あの、不可抗力というのがございまして……」

上条「って中学生がパンモロなんて言葉つかっちゃいけません!」

土御門「左天ちゃん、妹についてkwsk」

青ピ「その時のシチュエーションについてkwsk」

佐天「ええ、あれはですね――――」

上条「やめて!」

977 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします - 2010/04/02(金) 23:06:20.69 mcRmtNqx0 377/1891

佐天「―――というわけで」

青ピ「くそぅ!その手があったか!しかしこれはかみやん特有のフラグ能力ないと無理なんか!?」

土御門「妹って妹達か……反応して損したぜよ」

上条「うおおおおお……恨みますよ佐天さん……」

上条「頼む青ピ、土御門。学校では言いふらさないでくれ……」

青ピ「なら……わかっとるな?かみやん」

土御門「口止め料、ってやつだなにゃー」

上条「なっ……こんな貧乏学生にたかろうなんて……不幸だ」

979 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします - 2010/04/02(金) 23:10:51.06 mcRmtNqx0 378/1891

土御門「しかしもう夏休みも終わりだにゃー」

上条「上条さんはなんだか凄く忙しかった記憶しかございませんよ・・・?」

佐天「私が結構充実してたなー。宿題も早めに終わらせられたし!」

青ピ「ほー、真面目さんやなぁ佐天ちゃんは。ま、僕もすぐに終わらせたけどね?」



上条「…………しゅく、だい?」

980 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします - 2010/04/02(金) 23:15:20.10 mcRmtNqx0 379/1891

土御門「……おいおい、まさか」

青ピ「まさかまさか」

佐天「宿題……やってないんですか」


上条「……だってさ。この夏休み本当に忙しかったんだよ。3つくらい首つっこんでさ、腕を切られて身体をぼろぼろにされて今みたいに入院して……
   宿題なんてさぁ!やってる暇なかったんだよ!」

上条「……青ピ。頼む。写させてくれ」

佐天「駄目ですよっ!ちゃんと自分の力でクリアしないと」

青ピ「佐天ちゃんの言う通りやでーかみやん。それに、写したところで夏休み明けの試験でばれるに決まってるでー」

土御門「なーに、小萌先生なら喜んで補習してくれるぜよ。安心するにゃー」

上条「うおおおお……不幸だ……」

982 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします - 2010/04/02(金) 23:33:46.69 mcRmtNqx0 380/1891

pllllllllpllllllllllll

佐天「あ、電話だ。ちょっと失礼」

初春『あ、佐天さん!宿題終わりました?まだですよね?終わってないですよね?だったら今から一緒に――――』

佐天「ごめんね初春、もう全部おわっちゃってるんだー」

初春『え……?』

佐天「というわけで、ばいばーい」ピッ

佐天「ふぅ……安心してください、上条さん。宿題やってない人なんていっぱいいますよ」

上条「そういう問題じゃねぇーーー!」

986 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします - 2010/04/02(金) 23:39:10.66 mcRmtNqx0 381/1891

青ピ「そんじゃかみやんお大事にー」

土御門「まーせいぜい頑張ることだにゃー」

佐天「ダイジョーブ、宿題くらいで死にませんから」

パタン


上条「……なんてこった」



この時皆はまだ気づいていなかった。
次の日。8月31日に起こる、全てが変わる事件のことに――――


幕間 完

続き
佐天「第四……波動……か」【第六幕】

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