記憶喪失って何でしたっけ?
上条「そーれやっちゃうぞー(笑)」
御坂「え゛っ!!!」
上条「こうやって走り回りながら・・・きゃははははは」
御坂「あ・ああああ・・・・あんた・・・」プルプル
上条「ん?」
御坂「////////// あ、あそこにいたの?」カアァァ
上条「あそこ?」
御坂「///////// あのスタジオ・・・・」
上条「いや」
御坂「はっ、冷静にならなきゃ、そもそも誰もいなかったんだから見られるわけが・・・」
上条「あのフリフリで水玉の水着な、似合ってたぞ?」
御坂「ぜったい見てるうううううう!!!!」
元スレ
上条「よう、フリフリ中学生」御坂「はあ?」
http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1344333485/
上条「白をベースにカラフルな水玉模様」
御坂「なんであんたが知ってるのよ・・・・」
上条「いや、歩いてたらビジョンに突然お前が移ってさ、一生懸命水遊びしてはしゃいでるんだよ」
御坂「ビジョンって・・・」
上条「ほら、あそこのあれだよ・・・」
御坂「マジで!?」
上条「マジだ」
御坂「じゃあ何よ、あたしたちがやってたことって全部学園都市中に放送されてたってこと?」
上条「いきなりビジョンが切り替わって御坂がはしゃぎだしたからそれはないんじゃないか?」
御坂「そっか、さすがにあれがずっと放送されてたら学校から注意くらいあるはずだし・・・」
上条「でも一人であれだけはしゃげるってことはあの水着相当気に入ったんだな」ニコニコ
御坂「わすれなさいよおおおおお!!!!」ビリビリ
上条「いやだ」パキーン
御坂「忘れて!!」ビリビリ
上条「いやだ」パキーン
御坂「お願いだから!!」ビリビリ
上条「いやだ」パキーン
御坂「このド馬鹿ああああ!!!!」上条「はい、ストップ」ギュッ
御坂「ふえっ!?」ドキッ
上条「また雷落とされたらたまんねーからな、このあたり一帯停電にするつもりか?」
御坂「う、うるさいわねこのセクハラ高校生!!あんたが忘れないのが悪いのよ!!」
上条「まあとりあえず順を追って聞かせてほしいんだけどさ」
御坂「な、なによ・・・」
上条「いや、いきなり御坂がはしゃぎだす映像が流れるなんて普通じゃありえねーからさ、気になっちまって」
御坂「ま、まあ気になるなら話してあげるけどさ、その前に手、放してくれる?」
上条「雷出さないって約束するならいいぞ」
御坂「わかたわよ、出さないわ」
上条「じゃあ」パッ
御坂「はあ、あれは水泳部の後輩に頼まれたのがきっかけだったのよ・・・」
上条「ほう」
御坂「水着のモデルになってくれってね」
上条「やりたかったのか?」
御坂「半ば泣き落としみたいなものだったわね」
上条「モデルって御坂以外にもいたのか?」
御坂「うん、黒子と黒子の友達と常盤台の子と黒子の先輩と・・・あたしも含めて八人ね」
上条「そんなにいたのか?」
御坂「そうよ、学園都市の技術でスタジオをさまざまな環境に変えられる設備が整ってたおかげでいろんな雰囲気を楽しめたわね」
上条「そうだったのか、ビジョンに映ったのが御坂だけだったから一人でやったとばかり思ってたぜ」
御坂「あたしだって一人じゃはずかしいからやらないわよ」
上条「やっぱりカメラマンの前でポーズ取ったりとかすんのか?」
御坂「ううん、スタジオ内に多数設置されたカメラが自動で撮影してくれるってやつだったから」
御坂「あたしたちはいろんな環境の中で遊んでただけよ」
上条「そりゃ便利だな」
御坂「あとカレー作ったりもしたわね」
上条「スタジオの中で?」
御坂「うん、まあいろんなシチュエーションで撮影したかったんでしょ」
上条「なんだかよくわからないスタジオだな」
御坂「まあそれなりに楽しかったからよかったんだけど・・・」
上条「あの時御坂は一人だけだったのか?」
御坂「・・・そうよ、あの水着誰にも見られずにこっそりと着たかったの・・・」
上条「ああ、それで・・・」
御坂「だっていうのになんでよりにもよってあたし一人だけの時に放送されちゃうのよ・・・」
上条「みんなで楽しんでるところが放送されてもそれはそれで恥ずかしいんじゃないのか?」
御坂「たしかに恥ずかしいわよ?でもあれはもう別次元なのよ・・・・」
上条「あー、まあみんなと一緒にいる御坂がどんな感じなのかまったくわからないけど・・・」
上条「あんなに楽しそうにはしゃいでる御坂は始めて見たな」
御坂「///////// いわないでよっ!!」カァァァ
上条「まあなんで放送されたかはおいといてだ」
御坂「忘れてってば」
上条「あれだけ楽しそうにしてたんだ、プールいかねえか?」
御坂「プール?」
上条「そう、知り合いから新しくできたやつのチケットもらってさ、御坂が楽しそうにしてたの思い出したからどうかと思って」
御坂「え?それじゃまさか・・・」
上条「ああ、あの水着持ってこいよ」
御坂「嫌よ!」
上条「何でだ?」
御坂「は、恥ずかしいからに決まってるじゃないのこの変態!!」
上条「変態って・・・じゃあチケットやるから御坂が友達と行ってこいよ」
御坂「え?」
御坂(あれ?あたしこいつに誘われてて・・・・)
上条「まあ俺が邪魔なら一緒に行きたいやつ誰か誘って行ってくれ」
御坂(何かこいつと一緒にいけなくなりそうに・・・・)
御坂「だめよ!!あんたと一緒に行くの!!」
上条「は?」
御坂「あんたがもらったんだからあんたと行かないと意味ないじゃない!!」
上条「そうか、じゃあ水着は」
御坂「//////// あれは簡便して」
上条「いや、あの水着が着たかったからあんなに楽しそうにしてたんだろ?」
御坂「でもあの水着は恥ずかしいのよ・・・」
上条「そっか、じゃあ水着は好きなやつでいいからさ、一緒に行こうぜ?」
御坂「う、うん」
上条「残念だな、せっかく似合ってたのに」
御坂「えっ?」
上条「御坂がうれしそうにしてたのもあったからかな」
御坂「う・・・あう・・・・・」
上条「水着ひとつであれだけ楽しくなれるんだからそれを着て遊べばもっと楽しいだろ?」
御坂「それは・・・そうだけど・・・」
上条「せっかく一緒に行くんだから楽しくないと意味がないだろ?」
御坂「うん・・・」
上条「まあ俺は御坂が着たいやつ着てくれればいいからな」
御坂「・・・・わかったわ、考えとく」
上条「そうか、無理しなくていいからな?」
御坂「わかったわよ」
上条「あ、そうだ、ひとつ言っておくけどプールに行くんだからビリビリは禁止な?」
御坂「そうね、それは肝にめいじておくわ」
寮
御坂「はあ・・・・どうしよう・・・」
御坂「あの水着・・・あれがあいつに見られてたなんて・・・」
御坂「あんなにはしゃいでたところも・・・・」
御坂「ああああああ恥ずかしいいいいいい!!!!」ジタバタ
御坂「なんでよりによってあいつに見られてるのよおおおお!!!」ジタバタ
御坂「記憶喪失にしてやりたい・・・」ジタバタ
御坂「あっ、それだとあたしのことも忘れちゃうかも・・・・」
御坂「そうなったら・・・・あたしを見て誰だこいつ?なんていっちゃうのかしら・・・」
御坂「それは嫌だな・・・・」
ガチャ
黒子「ただいまもどりましたわお姉さまあ~ん」
黒子「黒子は・・・黒子はお姉さまに合えない時間そすごすという試練を今日も乗り越えてきましたのよ」
黒子「さあ、黒子のこの火照った体を燃え上がらせるためにまずはやさしく唇と唇を・・・・って」
御坂「あああもうどうしよおおおお!!!」モジモジ
御坂「あいつに見られちゃってたなんてすっごくはずかしいいい!!!」モジモジ
御坂「あの水着着て行ったらなんていうんだろ・・・・」
御坂「似合ってるって言ってくれるのかな・・・・」モジモジ
御坂「それとも・・・・それともかわいいって・・・」モジモジ
御坂「きゃああああああ!!!かわいい!!かわいいっていわれちゃったらどうしよおおおお!!!」ジタバタ
黒子「ベッドの上で何を身悶えてますのお姉さま・・・・」
御坂「それで・・・それでよ・・・・」モジモジ
御坂「一緒に遊んでる最中に水着がズレちゃったりとか・・・・」モジモジ
御坂「嫌ああああ!!!!だめよそんなのおおおお!!!!」ジタバタ
御坂「そ、そのまま迫られちゃったらどうしよう・・・・どうすればいいの・・・」モジモジ
御坂「だ、だめよあたしまだ中学生なんだしこういうことはもっとお互いの距離を縮めてからでないと・・・」モジモジ
御坂「で、でも・・・・でも・・・それでも・・・・」モジモジ
御坂「あいつが真剣な顔で迫ってきたら・・・・・」モジモジ
御坂「いやあああどおしよおおおおお!!!!誰か教えてええええ!!!」ジタバタ
黒子「あの・・・お姉さま?」
御坂「ああああだめよこんなの誰にも相談できない!!」ジタバタ
黒子「おねえさまー?」
御坂「も、もしもよ・・・もしも・・・・」モジモジ
御坂「いや、やっぱりだめよ・・・・」モジモジ
御坂「あ、あいつが・・・・あいつが・・・」モジモジ
黒子「先ほどから不愉快な男の顔が頭に浮かんでしょうがありませんわね」イライラ
御坂「あああああだめよおおおおお!!!!」ジタバタ
御坂「まだだめなんだからあああああ!!!」ジタバタ
御坂「でもっ、でも・・・どうしてもっていうなら・・・その・・・・」モジモジ
黒子「ここはこの黒子めがお姉さまに取り付いた邪気を祓ってさしあげますわ!!」ヒュンッ
御坂「やさしく・・・」黒子「やさしくですわねお姉さま」ンー
御坂「!!!!!!!」
御坂「何しようとしてんじゃごるああああああああ!!!!!!」ビリビリビリビリ
黒子「おごあごあgじょあごおおおおおおがおおがごあ!!!!!!!!!」
黒子「おね・・・さ・・・・ま・・・」プスプス
御坂「こ、この馬鹿黒子!!いきなりなんとことしようとするのよ!!」
御坂「それに帰ってきたなら声かけなさいよ!!」
御坂「おどろいちゃったじゃないの!!!!」
黒子「うっ・・・・」ヨロヨロ
御坂「あんたはいつもいつも唐突に人の事も考えずに変なことするんだから、ちょっとは配慮ってものを覚えなさい」
黒子「帰ってきたらお姉さまがベッドの上で・・・・」
御坂「え?」
黒子「かわいいっていわれちゃったらどうしよおおお!!! とか」
御坂「あうあう」パクパク
黒子「だ、だめよあたしまだ中学生なんだしこういうことはもっとお互いの距離を縮めてからでないと・・・ とか」
御坂「あ、あわわわわ」
黒子「あまつさえ ああああだめよおおおおまだだめなんだからあああ ですの」
御坂「見てたのね?」
黒子「ええ、ばっちりと」
御坂「忘れて?」
黒子「無理ですの」
御坂「どうしても?」
黒子「お姉さまが黒子を激しく愛していただけるのなら忘れることも」御坂「忘れなさい」
ビリビリビリビリ!!!!!
黒子「あおおっ!!はっ!げっ!!しすぎっ!!ますっ!!!のっ!!」
御坂「忘れて忘れてお願いだから忘れて本当に忘れてええええ!!!」ビリビリビリビリ
黒子「おねっ!!!さまっ1!!あっ!!!」
御坂「わすれてえええええええ!!!!」ビリビリビリビリ
そして時間は経ち
公園
御坂「はあ、どうしよう、結局決められなくてあの水着と別に授業で使うようなやつ持ってきちゃった・・・」
御坂「あー、緊張する・・・」
御坂「知り合いに見られたりしないわよね・・・」
御坂「髪とか変じゃないわよね・・・・」
上条「よう、待たせちまったか!」
御坂「にゃああああああああ!!!!!」ビクン
上条「おわっ!!」
御坂「あんたああああああ!!!!!」
上条「おいおいどうしちまったんだよ落ち着け御坂」
御坂「驚かせるんじゃないわよおおお!!!」
上条「俺かよ!」
御坂「あんた以外だれがいるっていうのよおおおお!!!」
上条「わかった、俺が悪かったから落ち着いてくれよ」
御坂「はーっ・・・はーっ・・・」
上条「おーい、落ち着いたかー?」
御坂「う、うん・・・」
上条「なんか驚かせちまったみたいだな?」
御坂「正直すっごくビックリしたわ」
上条「ああ、こんな御坂を見たのは始めてだ」
御坂「・・・ごめん」
上条「別にいいって、それじゃあ時間ももったいないからさっさと行こうぜ?」
御坂「うん」
黒子「やはり・・・あの類人猿がお姉さまを・・・」
黒子「し、か、も・・・・目的はプール!」
黒子「ここ最近のお姉さまときたらやたらと浴槽で水着をご試着なされてはああでもないこうでもないと」
黒子「身をもだえながらも脱いでは着なおし脱いではきなおし・・・」
黒子「水着を変えてみたりポーズを変えてみたりと試行錯誤・・・・」
黒子「もちろんこっそりとそしてばっちりと撮影させていただきましたが無論許せるわけがありませんわ・・・」
黒子「お姉さまとプールでキャッキャウフフなどと・・・」
黒子「それは私のポジションですの!!」
黒子「お姉さまのパートナー、お姉さまの露払い、お姉さまのルームメイト、そしてもちろんお姉さまの恋人として!!」
黒子「この計画、ぶち壊してみせますの・・・」
8/31なんてなかったんや
海原「今日もさりげなく偶然を装って御坂さんとご一緒しようと思ったんですよ」
海原「そしたらどうですか、見知らぬ男が御坂さんと待ち合わせをしてるじゃありませんか」
海原「どこに行くのかとおもってこっそりと聞き耳をたてていたら・・・」
海原「プールですと?」
海原「プール・・・ふっ・・・どこの馬の骨とも知らぬ男が御坂さんと・・・」
海原「これはもう許せませんね・・・」
海原「御坂さんのぬれた髪・・・・ぬれた体・・・・」
海原「あの男なんかに絶対晒させるものですかああああ!!!!」
黒子「正面から行ってはお姉さまに気づかれてしまいますわ・・・」
黒子「なのでここは私の能力テレポートで」
黒子「たとえばここにあります中身入りの缶ジュースをあの類人猿の足元へテレポートすれば!」
黒子「あの類人猿はずっこけてしまうというわけですわ」
黒子「よろめいた類人猿の頭上にこのバケツを落とせば!」
黒子「それはもうルンルン気分なお姉さまもあまりのドジっぷりに気を削がれ・・・」
黒子「ひっひっひっひっひ・・・そこから黒子がかっさらって差し上げますの・・・」
黒子「では早速・・・」
海原「許せません、許せませんあの男・・・」
海原「ですが御坂さんの目の前で大怪我をさせようものなら逆に進展してしまうかもしれない・・・」
海原「ここはもう御坂さんがとことんあきれるくらいの展開にするしかありませんね」
海原「そう、何もないところで何度も転ぶとか」
海原「衣服が破れてしまうとか」
海原「御坂さんが幻滅するように・・・」
海原「そして彼に幻滅した御坂さんを・・・・」
海原「やってやろうじゃありませんか」
上条「御坂ってどのくらい泳げるんだ?」
御坂「え?んー、どのくらいだろ、遠泳とかやったことないからわからないけど50mはいけるわよ?」
上条「そうか結構泳げるほうなんだな」
御坂「そういうもん?」
上条「ああ、俺なんて」
パンッ!!!!
上条「うわっ!!」
御坂「何!?」
上条「なんだ・・・なんでもないところで何か弾けたみたいだぞ?」
メキャッ!!!
御坂「上っ!?」
ガシャーン!! ガランガランガラン
上条「なんだ・・・・鉄クズが振ってきた?」
御坂「ね、ねえ、大丈夫?」
上条「ああ、何か服にかかっちまったみたいだけど・・・」
御坂「何かしら・・・劇薬とかじゃないといいんだけど・・・」
上条「だとしたらかなりやばいんじゃないか?」
御坂「手で触っちゃだめよ?とりあえずそこの公園で水できちんと洗いましょ」
上条「水で洗っていいのか?」
御坂「とりあえず服を通して肌についちゃってるけど痛いとかないわよね?」
上条「ああ」
御坂「ならそこまで強いやつじゃないわ、流しても問題ないはずよ」
上条「それもそうか」
黒子「な、何が起こりましたの・・・・」
黒子「私が送り込んだジュースとバケツが・・・」
黒子「いまどき珍しい金属のバケツが・・・」
黒子「狙いは正確でしたわ・・・」
黒子「一体何がどうなれば破裂しますの?」
黒子「はっ、今はそんなことを考えている場合ではありませんわ、次なる一手を考えませんと・・・」
黒子「黒子は一度の失敗であきらめませんのよ!」
海原「どういうことなんですか・・・」
海原「彼の足元のタイルを破壊しようとしたら何かが破裂・・・」
海原「あのタイルの下には何かが仕掛けられていたのでしょうか?」
海原「そして二人の頭上に突如現れた物体・・・・」
海原「あれが爆発物でなかったのが幸いでしたが・・・・」
海原「まさか・・・・」
海原「彼か御坂さんのどちらかが狙われている・・・・」
海原「くっ、なんてことを・・・もし御坂さんを狙っているのだとしたら・・・」
海原「アステカの名にかけて許してはおけませんね」
バシャバシャ
御坂「とりあえず5分くらい水で流しておいて・・・」
上条「そうだな、何がかかったかわからないもんな」
御坂「湿疹とか腫れが出たら病院にいきましょ」
上条「なんか悪いな、俺の不幸にまきこんじまって」
御坂「別にこのくらいはいいわよ」
上条「なんか御坂頼もしいな」
御坂「でしょ?」
上条「ああ」
御坂「尊敬してもいいわよ?」
上条「そこまではなー」
御坂「けち」
上条「そういうもんか?」
黒子「ほう、あのジュースを薬品か何かと勘違いしているみたいですわね」
黒子「あの類人猿の足首のあたりにしかかからなかったみたいですが・・・」
黒子「お姉さまにかからなかったようで安心しましたの」
黒子「さて、次は・・・そうですわね」
黒子「あの類人猿が帰らざるをえない状況を作ってしまえば・・・・」
黒子「つまり、あの水着が入っているバッグに穴があいてしまったりとか・・・」
黒子「中のものが使い物にならなくなったりとか・・・・」
黒子「やりようはいくらでもありますわね」ニヤリ
海原「水で洗い流している・・・ということは薬物を使ったテロの可能性も・・・」
海原「くっ、どこの誰が御坂さんを!!」
海原「御坂さんを狙っていないにせよ御坂さんを巻き込むようであれば容赦しません!」
海原「ひとまず彼への攻撃は中断するとして御坂さんから目を離さないようにしなければ・・」
海原「相手の出方がわからない以上うかつに動くのは危険です・・」
海原「どうにかして彼を御坂さんから離すことができれば守りやすくもなるのですが・・・」
海原「考えていても仕方ありません、今は目の前に集中です」
御坂「もういいでしょ、なんともない?」
上条「ああ、どうやら取り越し苦労だったみたいだな」
御坂「まあいきなりあんなことになればしょうがないわよ」
上条「さて、それじゃあ気を取り直してプールに」ピシッ
上条「ん?」
御坂「どうかしたの?」
上条「いや、なんかこの蛇口のあたりから音がしたような」
御坂「音?」
上条「いや、気のせいか・・・」
海原「ん?蛇口のあたりをまじまじと・・・はっ!!」
海原「もしや水に関する能力!?」
海原「だとしたらあんなに蛇口に近づいている御坂さんも危ない!!」
海原「こうなったら二人の注意をどこかへそらすかそれとも・・・」
海原「いや、まずは状況をしっかりと見極めないと」
海原「御坂さんにはかすり傷ひとつ負わせるものか!!」
黒子「ひっひっひっひっひ・・・・」シャカシャカ
黒子「見てますわ見てますわ・・・」シャカシャカ
黒子「私のテレポートであの蛇口の上に小石をテレポート、不振な音にまじまじとあの蛇口を見てしまう類人猿」シャカシャカ
黒子「さあ、もっとその蛇口に顔を近づけるのですわ類人猿・・・」シャカシャカ
黒子「その時が貴様の最期ですわ・・・」シャカシャカ
黒子「この先ほどから振って振って刺激を与え続けている炭酸水」シャカシャカ
黒子「これをあの類人猿の顔めがけて放てば・・・」シャカシャカ
黒子「お姉さまは類人猿を病院へ連れて行こうとするはず・・・」シャカシャカ
黒子「そうなればもうプールどころではありませんの!!完璧な計画ですわあああ!!!」シャカシャカ
黒子「もちろんたまたま通りがかった黒子が類人猿を病院に連れて行きますの、二人っきりになどさせるものですかああ!!」シャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカ
上条「なんか壊れたとかかな?」
御坂「うーん、蛇口が壊れるっていうのも考えにくいけどねえ」
上条「それもそうだよな、壊れるとしたら回らなくなるとかだし」
御坂「水が出なくなるとしたら断水とかだもんね」
上条「ちょっともう一回水だしてみるか」ソー
黒子「今ですわ!!ペットボトルの蓋以外をテレポートですの!!」ヒュン
ヒュンッ
上条「ん?ペット・・・」
御坂「え?」
海原「!!!何かがっ!!!」ピンッ
パァン!!!!!! ブシャッ!!!
上条「わっ!!」ビチョッ
御坂「きゃっ!!」ビチョッ
黒子「また破裂した!!なぜこんなことに!!」
海原「御坂さんが!!!いけない!!!すぐに水をかけてあげないと!!」ピンッ
海原「あっ・・・」
ミシッ ミシミシ ドオオオオオオオオオオオオオオン!!!!!
黒子「蛇口を支える水道管が破裂・・・・・これ私がやりましたの?」
海原「しまった・・・槍をしまう前に水道を破壊してしまった・・・・あふれた水が噴水のように・・・」
上条「おいおいおい、どうなっちまってんだこれ・・・・」グッショリ
御坂「何なのこれ・・・・」グッショリ
上条「御坂、とりあえず顔とか洗わないか?」
御坂「そうね、でも大丈夫じゃないかしら」
上条「何でだ?」
御坂「これ見て」ヒョイ
上条「ペットボトルのラベル?」
御坂「そう、たぶん水道が破裂する前にあたしたちにかかったのって炭酸水よ」
上条「じゃあ特に害はないわけか、それにしても誰が何のために・・」
御坂「これはあんたの目の前にいきなり現れたわ」
上条「ってことは」
御坂「ええ、あんたも知ってるやつの仕業じゃないかしら」
黒子「や、やばいですの・・・・何か感付かれた様子・・・」
海原「ほっ、御坂さんはなんともありませんか・・・それにしても一体誰がこんなことを・・・」
御坂「さーて、どんな言い訳をするのかしらねー?」ピッピッ
上条「うわあ・・・こりゃ乾くのに時間かかるぞ・・・」
黒子「これは急いでこの場を離れませんと・・・」クロコー♪クロコー♪クロコー♪クロコー♪
黒子「ああああああ!!!私の携帯がああああ!!!!」
御坂「みぃつけたぁ・・・」ニヤァ
黒子「あ、あらお姉さまご機嫌麗しゅう、黒子は風紀委員のお仕事でたまたまここに居合わせただけですのよ」
黒子「そんなことよりお姉さまそのようにずぶぬれでは透けてしまい」御坂「セーターのおかげで助かってるのよ?見てわかるわよねえ?」
黒子「はい・・・」
御坂「あんたの仕業かあああああああ!!!!!」ビリビリビリ
黒子「ちょっ!!わたっ!!!くし!!!そこまd!!!!」
御坂「ごめんね、あたしの後輩が迷惑かけちゃって・・・」
上条「ああ、まあお互い怪我がなくて良かったじゃねーか」
御坂「そうね、でもプールは・・・」
上条「ああ、今日はもうだめだな」
御坂「こんなにずぶ濡れじゃ外歩けないし・・・」
上条「風紀委員から色々話を聞かれるだろうしなあ」
黒子「私ここまではしておりませんの、この水道を破壊したのは」御坂「黙りなさい」
黒子「うぅ・・・」シュン
上条「まったく・・・冗談にしては度がすぎるぞ?マジであせったんだからな?」
黒子「ごめんなさいですの・・・」
海原「よかった・・・・御坂さんは狙われていたわけではなかったのですね・・・」
海原「そしてプールへ行くことも阻止できました・・・・」
海原「ちょっとやりすぎたかもしれませんが・・・」
海原「まあすぐに彼女がやったことではないことがわかるでしょう」
海原「疑いはすぐに晴れると思いますけど、少し辛抱してくださいね」
支部
御坂「災難だったわね」
上条「結局白井がやったことは軽いいたずらだけだったし」
御坂「あたしたちの広い心で反省文だけで済んでよかったわね?」
黒子「海よりも深く反省しますの」
上条「一応服も乾かしてもらえたからこれで帰れるな」
御坂「そうね」
黒子「私が送っていきたいところなのですがそちらの方はテレポートで運ぶことができませんので・・・」
上条「別にいいさ、歩いて帰るよ」
御坂「黒子、明日から一週間部屋の掃除は全部あんたがやるのよ?」
黒子「心得てますの」
初春「御坂さん、紅茶でよければ飲んでいってください」
御坂「あ、ありがと初春さん」
上条「お、あたたかいやつか」
初春「ええ、一応水をかぶってますから体をあたためておきませんと」
御坂「ん」コク
上条「ず・・」コク
御坂「あったまるわね」
上条「ああ、おいしい」
初春「お口にあってよかったです」
上条「それじゃあ帰るか」
御坂「そうね」
初春「お気をつけて」
上条「ああ、お茶ありがとうな」
初春「いえいえ」
御坂「またね、初春さん」
初春「はい」
黒子「うぅ、お姉さまぁ・・・」
固法「ほら、さっさと書く」
黒子「はい・・・・」
上条「何か何もしてないのにつかれちまったな」
御坂「そうね、待ち合わせて合流してから15分も経たないうちにあんなことになっちゃったもんね」
上条「時間がすごくもったいないな」
御坂「ほんと、散々だわ」
上条「なあ」
御坂「ん?」
上条「こういうこと聞くのもなんだけどさ、結局水着どんなのにしたんだ?」
御坂「わかんない」
上条「いや、わかんないって・・・」
御坂「えっと、一応あんたが見たやつと無難なやつと二つ用意してあるんだけどさ」
上条「ってーと?」
御坂「決められなかったのよ、どっちにしようか悩んだんだけどね」
上条「そっか、好きなの着ればよかったのに」
御坂「だから恥ずかしいんだってば」
上条「そんなにか?」
御坂「あたしとしてはそうなの!」
上条「まあ恥ずかしさのあまりに放電されてもこまるからなあ」
御坂「しない・・・っていえないのがちょっとつらい」
上条「まあその時はほら、俺が右手で抑えてやるよ」
御坂「・・・ずっと手握ってるってこと?」
上条「あっ、そうなる・・・・な・・・・」ハハハ
御坂「//////// で、できるわけないじゃない!!!」
上条「だな、俺もすごく恥ずかしい、それに手を離したらいけないっていうドキドキもあるな」
御坂「スリリングね」
上条「ま、まあだから俺はこの間のやつをまた見たいけどさ、御坂が恥ずかしくないやつを着てくれればいいからな」
御坂「やっぱり・・・・見たいの?」
上条「ああ、最初は何だ?って思ったけどよく見ると・・・かわいくてさ・・・」
御坂「////////////」パクパク
上条「//////// ちょっとドキっとしちまった」アハハ
御坂「//////// しょ、しょうがないわね、今度必ず着てあげる!!」ドキドキ
上条「無理しなくて」御坂「着るって言ってんのよ!」
上条「じゃあ、楽しみにしてる」
御坂「/////// 勘違いしないでよ、あたしが気に入ってるから着るだけなんだから!!」
上条「/////// おう」
おわり