元旦 マミ家
マミ「はい、じゃあ今から『餅だおせちだ正月だ!~冬の大お食事会in元旦~』を開催します!」ドーン
まどか「わーっ」パチパチ
杏子「うぉおお食うぞおおお!」
QB「きゅっぷいきゅっぷい!」
さやか「お、おー……」
ほむら「……ちょっといいかしら、巴マミ」
元スレ
まどか「わぁーお餅お餅!……う゛っ」カフッ
http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1388756052/
マミ「ん?どうしたの暁美さん?……あ、黒豆を買い忘れちゃったことかしら!大丈夫よ代わりに栗きんとんをたくさんーーー」
ほむら「そういうことじゃないわ。まさかこのテーブルの上の料理を5人で食べるつもりなの?」
QB「6人だよほむら」
マミ「何か問題かしら?こんなの5人もいたらすぐ無くなっちゃうわよ」
QB「6人だよマミ」
杏子「そんなことより早く食おうぜー」グゥウウ
まどか「もうお腹ペコペコだよう」クー
マミ「そうね、じゃあ早いけど食べちゃいましょうか。いただきまーす!」
まど杏子QB「いただきまーす!」
ほむさや「いただきまーす……」
ーーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーー
ーー
杏子「うめぇええええ!」ガツガツ
まどか「マミさん、美味しいですっ」モクモク
QB「きゅっぷいきゅっぷい!」キュプイキュプイ
マミ「焦らなくてもまだまだあるわよ~」
さやか「美味しいけど……もう……」ゲプ
ほむら「……うぅ……」グッタリ
マミ「さぁ、そろそろメインに行きましょうか」
マミ「鏡っ、開きっ、なんてっ、待ってっ、られないわっ!」ガッガッガッガッバキャッ!
まどか「わーお餅だー」
杏子「正月といえば餅だよな」
QB「マミ、ストーブ持ってきたよ!」ヨッコラセ
マミ「ありがとうQB、そこにおいて頂戴」
ほむさや「」
マミ「よし、じゃあ各自好きな分だけ焼きなさい!」ドサドサ
まどか「うわぁお餅がいっぱい!」
杏子「取り敢えず5個ぐらいで……」ヒョイ
QB「僕と色が被っちゃってるじゃないか」ヒョイ
ほむら「あの食欲は一体どこから湧いてくるの……」
さやか「でもちょっと餅食べたくなってきちゃったな……。マミさん、あたしも2個!」
ほむら「あっずるいわよ美樹さやか!巴マミ、私にも1つ貰えるかしら?」
マミ「はいはい、心配しなくても餅は逃げませんよー?」
餅「」プクー
マミ「いい感じに焼けてきたわね」
まどか「わー膨らんでってるよ!」
杏子「何だかマミの腹みてーだな」
マミ「佐倉さん、今のはどういうことかしら?」プクー
QB「熱い熱い熱い!僕は餅じゃないよマミ!」ジュウウ
さやか「あっはははははは!」ジタバタ
ほむら「……くっ」プルプル
マミ「今年最初のティロ・フィナーレを貴方にお見舞いしてもいいのよ?」ゴゴゴ
杏子「わっ、ちょっと待てって冗談だよ!」
さやか「あはははははは!」ゴロゴロ
ほむら「ぶふっ」
まどか「ま、マミさん落ち着いて……」
QB「あっ、そろそろ餅が食べごろだよ!」
マミ「何ですって!?」バッ
マミ「はーい、熱いから火傷しないようにね」
まどか「美味しそうだねほむらちゃん!」
ほむら「え、ええ……」プクク
さやか「杏子、新年早々あんた最高!」ケラケラ
杏子「笑い事じゃねーよ……マジでビビったぜ」
QB「ふむ……この食感、米の甘さ。餅という料理は実に興味深いよ」キュプイキュプイ
まどか「あっ、キュゥべえずるいよ先に食べちゃうなんて!じゃあ私もいただきまーすっ」ハム
まどか「おいひーい」モクモク
まどか「……ゔっ」カフッ
まどか「」
ほむら「まどか!」
杏子「こ、こいつ息止まってんじゃねーか!」
さやか「まどか!?おーい!?」
マミ「一体何が……」
QB「餅が喉に詰まったんだ!早く助けないと大変なことになる!」
全員「!?」
さやか「餅が……えっ、えぇえ!?」
マミ「キュゥべえ、何とかして頂戴!」
QB「待って、今必死に助けを呼んでいるところだ!」ホワンホワン
杏子「どういうことだおい……」
ほむら「まどか!まどかぁあ!」
まどか「」
QB「くっ……早く来てくれ……!」ホワンホワン
さやか「キュゥべえ、もう救急車を読んだ方がっ……」
ピンポーン ガチャッ「オジャマシマース!」
さやほむマミ杏子「!?」
QB「間に合った!」
コンコン……ガチャッ!
中沢「こちら餅フォース見滝原班!何があっーーーえっ、美樹に暁美に……鹿目?」
さやか「中沢!?」
ほむら「インキュベーター、これは……?」
QB「僕が近くの餅フォース隊員たちに呼び掛けたんだ」
さやか「餅フォース隊員?」
中沢「餅?……まさか、鹿目は餅が喉に詰まって呼吸困難に陥っているのか!?」
ほむら「そ、そうだけど……」
中沢「何をぼさっとしてる!?鹿目を横向きにして、胸と上腹部を大腿部で支えながら左右肩甲骨の間を続けて何度か叩け!」
マミ「わ、わかったわ!」
中沢「それでも駄目ならハイムリック法だ!」
さやか「は、ハイム……何?」
中沢「ハ・イ・ム・リ・ッ・ク・法だ!後ろから上半身を抱くようにして、こぶしをみぞおちにあてろ!そっから逆の手を添えた状態で力強く手前に引き上げて上腹部を圧迫するんだ!」
杏子「任せろ!さやか、ちょっと手伝ってくれ!」
さやか「う、うん」
ほむら「……何がどうなってるの……」
中沢「おい暁美、暇なら水を用意してくれ!あと万が一のために最寄りの病院の連絡先も確認頼む!急げ!」
ほむら「は、はいぃっ!」
ーーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーー
ーー
まどか「……っぷは!」
全員「!!」
ほむら「まどかっ!」
まどか「ほむら……ちゃん……」
中沢「ふぅ、どうにか間に合ったみたいだな」
マミ「誰だか知らないけど助かったわ、ありがとう」
中沢「礼には及ばない。……が、これからは以下のことに注意して餅を食べろ。1つ目は『餅を一口大に切ってから焼く』こと。2つ目は『喋りながら餅を食べない』こと。この2つを守っていれば餅が喉に詰まることはまず無い」
まどか「はい、今後気を付けます……」
中沢「じゃあ俺はこれで帰るけど、くれぐれもまた呼ぶようなことは……はいもしもし?え、2丁目の早乙女さんの喉に餅が?ええ、すぐ向かいます!」
中沢「じゃあ皆さん、良いお正月を!」ダッ
全員「……」
杏子「一体なんだったんだ……」
さやか「まぁ何はともあれ、良かった良かった!」
ほむら「まどか、大丈夫?」
まどか「うん……」
マミ「さて、残ったお餅も食べちゃいましょうか」
まどか「……」モクモク
ほむら「……まどか、少しくらい喋ってもいいのよ?」
まどか「……」モクモク
杏子「……いやーしかし、一時はマジで焦っちまったよなぁ」ムシャムシャ
マミ「そうよね、あの中沢って人がきてなかったらどうなってたことやら……」モグモグ
QB「君たち、あまり喋りながら食べない方が良いんじゃないかい?」
さやか「もー、心配し過ぎだってキュゥべえは!餅なんてそう簡単に詰まるわけ……ゔっ」カフッ
まどほむマミ杏子QB「!?」
おしまい
54 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2014/01/03(金) 23:29:54.13 O1KWbDkn0 21/21最後まで見てくれた人ありがとう
餅は気を付けて食えよ!